JP5159266B2 - 表示装置、複合表示装置および複合表示装置の映像状態調整方法 - Google Patents

表示装置、複合表示装置および複合表示装置の映像状態調整方法 Download PDF

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Description

本発明は、遠隔端末装置から送信された操作信号を受信する複数の操作受信部を備える表示装置、このような表示装置を複数並置して構成した複合表示装置、このような複合表示装置の映像状態調整方法に関する。
液晶表示装置に代表されるように、表示装置の大型化が進んでいる。また、表示装置の操作性を向上させるために遠隔操作端末器(リモートコントローラ。いわゆるリモコン)を適用して操作する形態とされることが多い。特に、表示装置の大型化に伴い、操作性の向上が求められることから、ほとんどの表示装置は遠隔操作端末器による操作によって制御される形態としてある。
遠隔操作端末器は、表示装置に設けた操作受信部に例えば赤外信号光を送信することによって操作信号を送信し表示装置を操作する形態としてある。また、遠隔操作端末器からの送信信号である赤外信号光は周囲への影響、操作の高精度化などを考慮して指向性を持たせてある。したがって、表示装置の表示画面の大型化に伴い、操作受信部の配置が表示装置の全体に対して相対的に限定された状態となり遠隔操作端末器による操作性が低下する状況が生じている。
図22は、従来の表示装置での操作受信部の配置状態を示し、(A)は2箇所に操作受信部を配置した状態、(B)は4箇所に操作受信部を配置した状態を示す正面図である。
2箇所に操作受信部を配置した場合(同図(A))、表示装置101は、表示部112の周囲に額縁状枠体を備え、額縁状枠体に例えば右上に右上操作受信部150RU、右下に右下操作受信部150RDを備える。
また、4箇所に操作受信部を配置した場合(同図(B))、表示装置101は、額縁状枠体に例えば右上に右上操作受信部150RU、右下に右下操作受信部150RD、左上に左上操作受信部150LU、左下に左下操作受信部150LDを備える。以下、右上操作受信部150RU、右下操作受信部150RD、左上操作受信部150LU、左下操作受信部150LDを区別する必要が無い場合は、単に操作受信部150とすることがある。
このように、1台の表示装置101に対して複数の操作受信部150を配置することによって、遠隔操作端末器からの操作信号の受信範囲を拡大して遠隔操作端末器による操作性を向上させている。
図23は、従来の表示装置を複数(4台)並置して構成した複合表示装置を示す正面図である。
それぞれの表示装置101は、例えば4隅に操作受信部150を配置してある。つまり、図22(B)で示したように、右上に右上操作受信部150RU、右下に右下操作受信部150RD、左上に左上操作受信部150LU、左下に左下操作受信部150LDを備える。
したがって、表示装置101が相互に隣接する辺では、操作受信部150も近接した状態となる。例えば、複合表示装置101MCの中央の縦方向では、4隅(4箇所)の内、2箇所ずつが対向、近接する状態となる。
したがって、複合表示装置101MCの右下に配置された表示装置101に対して操作を施す意図のもとで、遠隔操作端末器190から操作信号(赤外信号光IR)を送信した場合、複合表示装置101MCの右下に配置された表示装置101の左下操作受信部150LDだけが受信すれば良いときであっても、複合表示装置101MCの左下に配置された表示装置101の右下操作受信部150RDが同様に操作信号を受信することが有る。つまり、操作する必要の無い複合表示装置101MCの左下の表示装置101での右下操作受信部150RDが意図に反して誤作動してしまうという問題が生じる。
従来は、このような問題に対応するために、操作受信部150の表面を被覆して遮蔽し遠隔操作端末器190からの操作信号を受け付けない状態としたり、また、遠隔操作端末器190を表示装置101に近接させて指向性の範囲を縮小して操作することによって対応していた。したがって、操作性が低下するという問題があった。
なお、表示装置を複数並置して複合表示装置を構成した例として、例えば特許文献1が知られている。
特開2006−337482号公報
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、無線により遠隔操作端末器から送信された操作信号を受信する複数の操作受信部を備える表示装置であって、操作受信部のそれぞれに対応して接続され操作受信部の有効状態/無効状態を設定する設定部を備えることにより、操作受信部の有効状態/無効状態を容易かつ確実に設定することができ、複数の操作受信部を備える表示装置を複数並置して複合表示装置とした場合に操作受信部の混同による誤作動の発生を確実に防止することが可能な表示装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、表示装置を複数配置して構成した複合表示装置であって、表示装置を本発明に係る表示装置で構成することにより、操作受信部の有効状態/無効状態を容易かつ確実に設定することが可能で、遠隔操作端末器による操作性が良く、操作受信部の混同による誤動作の生じない複合表示装置を提供することを他の目的とする。
また、本発明は、表示装置を複数並置して構成した複合表示装置の映像状態を調整する映像状態調整方法であって、設定部を機能させて操作受信部それぞれの有効状態/無効状態を設定する操作受信部状態設定過程と、有効状態に設定された操作受信部に対して遠隔操作端末器から操作信号を送信することによって映像状態を調整する映像状態調整過程とを備えることにより、複数配置された操作受信部の有効状態/無効状態を容易かつ確実に設定でき、操作受信部の有効状態/無効状態を設定した後に映像状態の調整を実行できることから、操作受信部の混合による誤動作を防止することが可能となり、容易かつ正確に映像状態の調整を実行することができる複合表示装置の映像状態調整方法を提供することを他の目的とする。
本発明に係る表示装置は、映像信号を処理して表示部に表示させる映像処理部と、無線により遠隔操作端末器から送信された操作信号を受信する複数の操作受信部と、該操作受信部で受信した操作信号により前記映像処理部を制御する制御部とを備える表示装置であって、前記操作受信部のそれぞれに対応して接続され前記操作受信部の有効状態/無効状態を設定する設定部を備え、前記設定部は、前記操作受信部のそれぞれに対応させて配置され隣接する他の表示装置の存在を検出する隣接検出部と、該隣接検出部の検出結果に対応させて前記操作受信部の有効状態/無効状態を設定する隣接対応制御信号を発生する隣接対応制御信号発生部とを備えることを特徴とする。
この構成により、操作受信部の有効状態/無効状態を容易かつ確実に設定することができることから、複数の操作受信部を備える表示装置を複数並置して複合表示装置とした場合に操作受信部の混同による誤作動の発生を確実に防止することが可能となる。また、隣接検出部によって容易かつ確実に隣接する表示装置を検出し、それぞれの操作受信部の有効状態/無効状態を自動的に設定することが可能となることから、複数の操作受信部を備える表示装置を複数並置して複合表示装置とした場合に、隣接する表示装置相互間での操作受信部の混同による誤動作を防止することができる。
また、本発明に係る表示装置では、前記検出結果によって前記操作受信部の全てが無効状態とされる場合に、前記設定部は、前記操作受信部の少なくとも一つを特定して有効状態に設定する構成としてあることを特徴とする。
この構成により、上下左右の全方向に表示装置が隣接して配置された場合に、少なくとも一つの操作受信部を有効状態にできることから、周囲を表示装置に囲まれた表示装置の操作受信部を確実に機能させることが可能となり、操作性の良い表示装置とすることができる。
また、本発明に係る複合表示装置は、表示装置を複数並置して構成した複合表示装置であって、前記表示装置は、本発明に係る表示装置であることを特徴とする。
この構成により、操作受信部の有効状態/無効状態を容易かつ確実に設定することが可能で、遠隔操作端末器による操作性が良く、操作受信部の混同による誤動作の生じない複合表示装置とすることが可能となる。
また、本発明に係る複合表示装置の映像状態調整方法は、映像信号を処理して表示部に表示させる映像処理部と、無線により遠隔操作端末器から送信された操作信号を受信する複数の操作受信部と、該操作受信部のそれぞれに対応して接続され前記操作受信部の有効状態/無効状態を設定する設定部と、前記映像処理部、前記操作受信部、前記設定部を制御する制御部とを備え、前記設定部は、前記操作受信部のそれぞれに対応させて配置され隣接する他の表示装置の存在を検出する隣接検出部と、該隣接検出部の検出結果に対応させて前記操作受信部の有効状態/無効状態を設定する隣接対応制御信号を発生する隣接対応制御信号発生部とを備える表示装置を複数並置して構成した複合表示装置の映像状態を調整する映像状態調整方法であって、前記設定部を機能させて前記操作受信部それぞれの有効状態/無効状態を設定する操作受信部状態設定過程と、有効状態に設定された前記操作受信部に対して前記遠隔操作端末器から操作信号を送信することによって映像状態を調整する映像状態調整過程とを備えることを特徴とする。また、前記操作受信部状態設定過程では、前記隣接検出部によって隣接する他の表示装置の存在が検出されたとき前記操作受信部は無効状態とされる。
この構成により、複数配置された操作受信部の有効状態/無効状態を容易かつ確実に設定でき、操作受信部の有効状態/無効状態を設定した後に映像状態の調整を実行できることから、操作受信部の混合による誤動作を防止することが可能となり、容易かつ正確に映像状態の調整を実行することができる。また、複数の操作受信部を備える表示装置を複数並置して複合表示装置とした場合に、隣接する表示装置相互間での操作受信部の混同による誤動作を防止することができる。
本発明に係る表示装置によれば、無線により遠隔操作端末器から送信された操作信号を受信する複数の操作受信部を備える表示装置であって、前記操作受信部のそれぞれに対応して接続され前記操作受信部の有効状態/無効状態を設定する設定部を備えることことから、操作受信部の有効状態/無効状態を容易かつ確実に設定することができ、複数の操作受信部を備える表示装置を複数並置して複合表示装置とした場合に操作受信部の混同による誤作動の発生を確実に防止することが可能となるという効果を奏する。
また、本発明に係る複合表示装置によれば、表示装置を複数並置して構成した複合表示装置であって、前記表示装置は、本発明に係る表示装置とすることから、操作受信部の有効状態/無効状態を容易かつ確実に設定することが可能で、遠隔操作端末器による操作性が良く、操作受信部の混同による誤動作の生じない複合表示装置とすることが可能となるという効果を奏する。
また、本発明に係る複合表示装置の映像状態調整方法によれば、無線により遠隔操作端末器から送信された操作信号を受信する複数の操作受信部と、該操作受信部のそれぞれに対応して接続され前記操作受信部の有効状態/無効状態を設定する設定部とを備える表示装置を複数並置して構成した複合表示装置の映像状態を調整する映像状態調整方法であって、前記設定部を機能させて前記操作受信部それぞれの有効状態/無効状態を設定する操作受信部状態設定過程と、有効状態に設定された前記操作受信部に対して前記遠隔操作端末器から操作信号を送信することによって映像状態を調整する映像状態調整過程とを備えることから、複数配置された操作受信部の有効状態/無効状態を容易かつ確実に設定でき、操作受信部の有効状態/無効状態を設定した後に映像状態の調整を実行できることから、操作受信部の混合による誤動作を防止することが可能となり、容易かつ正確に映像状態の調整を実行することができるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
<実施の形態1>
図1ないし図4に基づいて、実施の形態1に係る表示装置について説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る表示装置の外観概要を示す正面図である。
図2は、本発明の実施の形態1に係る表示装置のブロック構成概略を示すブロック図である。
本実施の形態に係る表示装置1は、基本的な構成として、映像信号を処理して表示部12に表示させる映像処理部11と、無線により遠隔操作端末器90から送信された操作信号(例えば赤外信号光IR)を受信する複数の操作受信部50と、操作受信部50で受信した操作信号により映像処理部11を制御する制御部10とを備える。また、表示装置1は、操作受信部50のそれぞれに対応して接続され操作受信部50の有効状態/無効状態を設定する設定部30を備える。
したがって、操作受信部50の有効状態/無効状態を容易かつ確実に設定することができることから、複数の操作受信部50を備える表示装置1を複数並置して複合表示装置1MC(実施の形態3、図10参照)とした場合に操作受信部50の混同による誤作動の発生を確実に防止することが可能となる。
なお、複数の操作受信部50は、表示装置1を正面から見た状態で、矩形状の表示装置1の例えば四隅に配置してある。四隅に配置することで、効率的に遠隔操作端末器90からの操作信号を受信することが可能となる。
つまり、操作受信部50は、表示装置1の正面の右上隅部に配置された右上操作受信部50RU、右下隅部に配置された右下操作受信部50RD、左上隅部に配置された左上操作受信部50LU、左下隅部に配置された左下操作受信部50LDで構成してある。複数の操作受信部50は、例えば4箇所に配置した場合を例示するがこれに限るものではない。
右上操作受信部50RU、右下操作受信部50RD、左上操作受信部50LU、左下操作受信部50LDをそれぞれ区別する必要がない場合は、単に操作受信部50と記載することがある。
表示装置1は、表示部12で映像を表示することから、映像処理部11に対応させてキャラクタージェネレーション部13、ビデオスイッチ部14、映像入力端子部15、フレームメモリー部16を備える。これらは、一般的に知られている表示装置が備えるものであるので、詳細な説明は省略する。
映像処理部11は、バスBSを介して制御部10に接続され、必要に応じて信号処理を実行する構成としてある。
表示装置1は、複合表示装置1MCとされたときに、隣接する表示装置1を検出する隣接検出部40を操作受信部50に対応させて備える。隣接検出部40は、操作受信部50に対応させて配置してある。したがって、表示装置1を正面から見た状態で、右上隅部に配置され右上操作受信部50RUに対応する右上隣接検出部40RU、右下隅部に配置され右下操作受信部50RDに対応する右下隣接検出部40RD、左上隅部に配置され左上操作受信部50LUに対応する左上隣接検出部40LU、左下隅部に配置され左下操作受信部50LDに対応する左下隣接検出部40LDで構成してある。複数の隣接検出部40は、操作受信部50に対応させて、例えば4箇所に配置した場合を例示する。
また、隣接検出部40の動作を容易かつ確実に実行させるために、表示装置1を相互に隣接配置させたときに対向する位置に隣接検出部40を駆動する隣接検出部駆動手段41mが配置してある。例えば、隣接検出部40をリードスイッチで構成した場合、表示装置1を相互に隣接させたとき、リードスイッチに対向する位置にリードスイッチを駆動する磁石を隣接検出部駆動手段41mとして配置してある。リードスイッチおよび磁石による検出を行なうことから、表示装置1を相互に隣接した場合に、相互間の位置が多少ずれたときでも高精度に隣接検出部40を機能させることが可能である。
なお、磁石によって駆動されるリードスイッチ以外の検出部品によって隣接検出部40を構成した場合は、隣接検出部駆動手段41mを必要としない場合もある。
表示装置1は、制御部10にバスBSを介して接続される記憶部20を備える。記憶部20には、制御部10に設定部30、隣接検出部40、操作受信部50を制御させるために必要なコンピュータプログラムが予めインストールしてある。
また、記憶部20は、データを一時的に記憶する記憶手段としても機能し、各種データ(隣接検出部40および操作受信部50の配置情報、表示装置1を複数並置した場合の自機の全体に対する配置情報、設定部30、隣接検出部40、実施の形態3で設定する設定パターン(図9(C)参照)、実施の形態4で検出する隣接検出部の検出結果(図16、図17参照)、操作受信部50相互の関係を規定する情報など)を記憶させてある。
図3は、本発明の実施の形態1に係る表示装置で実行する操作受信部の有効状態/無効状態を設定する場合の適用シーケンスの選択フローを示すフローチャートである。
本実施の形態に係る表示装置1では、ステップS101ないしステップS106で示すとおり、3種類のシーケンスで操作受信部50の有効状態/無効状態を設定、制御することが可能である。
ステップS101:
操作受信部50を無効状態にするか否かを判断する。無効状態とする場合(ステップS101:YES)は、ステップS102へ移行する。例えば、表示装置1を複数配置した場合、異なる表示装置1の操作受信部50が近接して遠隔操作端末器90からの操作信号に対して誤動作を生じるときなどに操作受信部50を無効状態として設定する必要がある。
なお、無効状態としない場合(ステップS101:NO)は、処理を終了する。
ステップS102:
第1番目のシーケンスとしての外付け設定手段SW(図4、実施の形態2参照)による設定を行なうか否かを判断する。外付け設定手段SWによる設定を適用する場合(ステップS102:YES)は、ステップS104へ移行する。外付け設定手段SWによる設定を適用しない場合(ステップS102:NO)はステップS103へ移行する。
ステップS103:
第2番目のシーケンスとしての設定パターン(実施の形態3参照)による設定を行なうか否かを判断する。設定パターンによる設定を適用する場合(ステップS103:YES)は、ステップS105へ移行する。設定パターンによる設定を適用しない場合(ステップS103:NO)は、ステップS106へ移行する。
ステップS104:
外付け設定手段SWによる操作受信部50の有効状態/無効状態の設定を実行する(実施の形態2参照)。
ステップS105:
設定パターンによる操作受信部50の有効状態/無効状態の設定を実行する(実施の形態3参照)。
ステップS106:
第3番目のシーケンスとしての隣接検出部40による操作受信部50の有効状態/無効状態の設定を実行する(実施の形態4参照)。
図4は、本発明の実施の形態1に係る表示装置で操作受信部の有効状態/無効状態を設定する設定部を説明する説明図であり、(A)は設定部の概略構成ブロックを示すブロック図、(B)は設定部での信号状況を示す信号図表である。
設定部30は、スリーステートバッファで構成した設定ゲート31と、設定ゲート31の制御端子31tに制御信号Csを印加する制御信号発生部33と、制御端子31tを強制的に例えば接地電位に固定する外付け設定手段SWとを備える。
なお、上述したとおり、操作受信部50は、例えば4箇所に配置してあることから、設定部30もそれぞれに対応して接続されるが、いずれも同様に動作するので操作受信部50の配置位置に関係なく一つとして説明する。
操作受信部50からの信号は、設定ゲート31の入力端に入力され、設定ゲート31の出力端から出力され制御部10に伝達される。したがって、設定ゲート31を開閉(オンオフ)することによって、操作受信部50からの信号を通過させる状態(有効状態)と通過させない状態(無効状態)とに切り替えることが可能である。設定ゲート31の開閉は、制御端子31tに印加する信号によって制御される。
制御端子31tは、バイアス抵抗32を介して電源電圧Vccに接続され、また、制御信号発生部33、外付け設定手段SWに接続されている。つまり、制御信号発生部33、外付け設定手段SWから設定ゲート31の制御端子31tに印加される信号によって、設定ゲート31の開閉を制御する構成としてある。
つまり、本実施の形態では、操作受信部50からの信号が設定ゲート31を通過して制御部10に伝達される状態とすることによって操作受信部50を有効状態に設定し、操作受信部50からの信号が設定ゲート31を通過できない状態とすることによって操作受信部50を無効状態に設定する。
外付け設定手段SWは、例えば機構的に端子間接続のオンオフを切り替えることが可能なスイッチであり、4箇所の操作受信部50に対応するものをまとめて例えばDIPスイッチで構成してある。外付け設定手段SWは、実施の形態2で示す態様で操作受信部50を有効状態とする場合にオンとされる。
つまり、外付け設定手段SWをオンすることによって、制御端子31tは、接地電位に固定されL(Low)状態となる。したがって、設定ゲート31は、操作受信部50からの信号を通過させることが可能な状態とされる。したがって、外付け設定手段SWをオンすることによって、制御信号CSの状態に関係なく、外部から機構的に操作受信部50を有効状態に設定することができる(同図(B)参照)。
制御信号発生部33は、設定パターン対応制御信号発生部33p、隣接対応制御信号発生部33nを備える。隣接対応制御信号発生部33nは、隣接する他の表示装置1の存在を検出する隣接検出部40の検出結果を入力する構成としてある。
設定パターン対応制御信号発生部33pは、予め設定された設定パターンに対応させて操作受信部50の有効状態/無効状態を設定する設定パターン対応制御信号CSpを発生する(実施の形態3参照)。隣接対応制御信号発生部33nは、隣接する他の表示装置1の存在を検出する隣接検出部40の検出結果に対応させて操作受信部50の有効状態/無効状態を設定する隣接対応制御信号CSnを発生する(実施の形態4参照)。なお、設定パターン対応制御信号CSpと隣接対応制御信号CSnを区別する必要が無い場合には、単に制御信号CSとすることがある。
制御信号CS(設定パターン対応制御信号CSpまたは隣接対応制御信号CSn)がL(Low)状態の信号のときは、上述した外付け設定手段SWがオンの場合と同様に制御端子31tは、L(Low)状態となる。したがって、設定ゲート31は操作受信部50からの信号を制御部10へ伝達できる状態となる。つまり、操作受信部50は有効状態に設定されたこととなる(同図(B)参照)。
制御信号CS(設定パターン対応制御信号CSpまたは隣接対応制御信号CSn)がH(High)状態の信号のときは、上述した場合と異なり、制御端子31tは、H(High)状態となる。したがって、設定ゲート31は操作受信部50からの信号を制御部10へ伝達できない状態となる。つまり、操作受信部50は無効状態に設定されたこととなる(同図(B)参照)。
<実施の形態2>
図5ないし図7に基づいて、実施の形態2に係る表示装置1について説明する。
本実施の形態は、上述したとおり、操作受信部50の有効状態/無効状態の設定を外付け設定手段SWによって実行する形態としたものである。
図5は、本発明の実施の形態2に係る表示装置で外付け設定手段を適用して操作受信部の有効状態/無効状態を設定する設定部のブロック構成概略を示すブロック図である。
設定部30は、操作受信部50と制御部10との間に接続され操作受信部50の有効状態/無効状態を外部から機構的に設定する外付け設定手段SWを備える。なお、設定部30に配置された設定ゲート31は、外付け設定手段SWによって制御され、操作受信部50を有効状態とした場合は、操作受信部50からの信号の単なる経路として動作し、また、操作受信部50を無効状態とした場合は、操作受信部50からの信号を停止するように動作することから図示を省略してある。
操作受信部50は、上述したとおり、右上操作受信部50RU、右下操作受信部50RD、左上操作受信部50LU、左下操作受信部50LDとして配置してある。また、右上操作受信部50RU、右下操作受信部50RD、左上操作受信部50LU、左下操作受信部50LDのそれぞれに対応させて、右上外付け設定手段SW・RU、右下外付け設定手段SW・RD、左上外付け設定手段SW・LU、左下外付け設定手段SW・LDが接続してある。
したがって、端子間の経路を機構的にオンオフするDIPスイッチで設定部30を構成することから、操作受信部50の有効状態/無効状態を外部から機構的に容易かつ確実に設定することが可能となり、操作受信部の誤作動の発生を容易に防止することができる。
つまり、操作受信部50を有効状態にしたい場合は、外付け設定手段SWをオンして制御端子31tの電位をL(Low:接地状態)とし、操作受信部50を無効状態にしたい場合は、外付け設定手段SWをオフして制御端子31tの電位をH(High:電源電位状態)とする。
図6は、本発明の実施の形態2に係る表示装置で外付け設定手段を適用して操作受信部の有効状態/無効状態を設定する場合での外付け設定手段と操作受信部の相関状態を概念的に示す正面図である。
ステップS104(図3参照)の選択の後、例えば、左上に配置された左上操作受信部50LUのみを有効状態に設定し、他の操作受信部50(右上操作受信部50RU、右下操作受信部50RD、左下操作受信部50LD)を無効状態とした状態を示す。有効状態を「丸」印で、無効状態を「×」印で示してある。
操作受信部50を上述した状態にするために、設定部30に配置され外部から機構的に設定された外付け設定手段SWの状態を示してある。左上外付け設定手段SW・LUのみがスイッチオン状態とされ、他の外付け設定手段SW(右上外付け設定手段SW・RU、右下外付け設定手段SW・RD、左下外付け設定手段SW・LD)はスイッチオフ状態としてある。
外付け設定手段SWは、例えば、表示装置1の裏側の適宜に位置に外部から制御することができる状態で露出させて設けることが可能である。なお、操作性を向上させるため、4つの外付け設定手段SWをまとめたDIPスイッチとすることが望ましい。
図7は、本発明の実施の形態2に係る表示装置で外付け設定手段を適用して操作受信部の有効状態/無効状態を設定する場合の処理フローを示すフローチャートである。
先ず、表示装置1の外部から外付け設定手段SWに対する操作がなされ、外付け設定手段SWは、オンオフいずれかの状態に設定される(操作受信部状態設定過程)。この状態のもとで、次のステップS210ないしステップS213の処理フローが制御部10の制御によって実行され、結果は記憶部20に操作受信部50の設定状態として一時記憶される。
ステップS201:
外付け設定手段SWの状態を読み込む。つまり、外付け設定手段SWがオンオフいずれの状態に設定されているのかの読み込みを開始する。
ステップS202:
右上外付け設定手段SW・RUはオンか否かを判断する。オン状態の場合(ステップS202:YES)は、ステップS203へ移行する。オン状態でない、つまりオフ状態の場合(ステップS202:NO)は、ステップS204へ移行する。
ステップS203:
右上操作受信部50RUは、有効状態とされている。
ステップS204:
右上操作受信部50RUは、無効状態とされている。
ステップS205:
右下外付け設定手段SW・RDはオンか否かを判断する。オン状態の場合(ステップS205:YES)は、ステップS206へ移行する。オン状態でない、つまりオフ状態の場合(ステップS205:NO)は、ステップS207へ移行する。
ステップS206:
右下操作受信部50RDは、有効状態とされている。
ステップS207:
右下操作受信部50RDは、無効状態とされている。
ステップS208:
左上外付け設定手段SW・LUはオンか否かを判断する。オン状態の場合(ステップS208:YES)は、ステップS209へ移行する。オン状態でない、つまりオフ状態の場合(ステップS208:NO)は、ステップS210へ移行する。
ステップS208:
左上外付け設定手段SW・LUはオンか否かを判断する。オン状態の場合(ステップS208:YES)は、ステップS209へ移行する。オン状態でない、つまりオフ状態の場合(ステップS208:NO)は、ステップS210へ移行する。
ステップS209:
左上操作受信部50LUは、有効状態とされている。
ステップS210:
左上操作受信部50LUは、無効状態とされている。
ステップS211:
左下外付け設定手段SW・LDはオンか否かを判断する。オン状態の場合(ステップS211:YES)は、ステップS212へ移行する。オン状態でない、つまりオフ状態の場合(ステップS211:NO)は、ステップS213へ移行する。
ステップS212:
左下操作受信部50LDは、有効状態とされている。
ステップS213:
左下操作受信部50LDは、無効状態とされている。
なお、上述したとおり、外付け設定手段SWの設定状態がそのままステップS201ないしステップS213の処理フローに対応する。外付け設定手段SWの設定状態を制御部10で把握することによって、操作受信部50からの信号に対する処理を実行することとなる。
また、本実施の形態に係る表示装置1を複数並置して複合表示装置1MC(例えば、図10参照)を構成することが可能である。
<実施の形態3>
図8ないし図14に基づいて、実施の形態3に係る表示装置1、複合表示装置1MCについて説明する。
本実施の形態は、上述したとおり、操作受信部50の有効状態/無効状態の設定を予め設定した設定パターンに対応させて実行する形態としたものである。
図8は、本発明の実施の形態3に係る表示装置でオンスクリーンディスプレイを適用して設定パターンを選択して操作受信部の有効状態/無効状態を設定する場合の処理フローを示すフローチャートである。
図9は、図8に示したフローチャートに伴う処理状態を説明する説明図であり、(A)はマルチ画面構成を選択するマルチ画面構成選択メニュー画面、(B)は設定対象表示装置を選択する設定対象表示装置選択メニュー画面、(C)は設定対象表示装置に対する操作受信部の有効状態/無効状態を選択させる設定パターン指定メニュー画面、(D)は設定パターンに基づいて有効状態/無効状態を設定された表示装置を示す正面図である。
ステップS105(図3参照)の選択の後、次のステップS301ないしステップS305に基づいてオンスクリーンディスプレイ(OSD)を適用した設定パターンの選択が実行される。なお、図8の各ステップの説明に併せて対応する図9の説明を行なう。
ステップS301:
先ず、表示装置1が有するOSD機能を起動させ、OSDメニューを表示させる。
ステップS302:
表示されたOSDメニューの中からマルチ画面構成の選択がなされたか否かを判断する。マルチ画面構成の選択がなされた場合(ステップS302:YES)は、マルチ画面構成選択メニュー画面DM1(図9(A)参照)が表示される。したがって、マルチ画面構成状況を入力することとなる。
例えば、縦構成はM行、横構成はN列として入力される。つまり、「M行×N列」のマトリックス構成の複合表示装置1MC(図10参照)が制御の対象であることが確定される。マルチ画面構成選択メニュー画面DM1への入力がされた後、ステップS303へ移行する。選択と数値入力は、遠隔操作端末器90を適用して画面上のポインタなどを適宜制御して実行することが可能である。
マルチ画面構成の選択がされなかった場合(ステップS302:NO)は、ステップS304へ移行する。
ステップS303:
マルチ画面の構成が「M行×N列」として確定されたことから、制御対象としての表示装置1に対してマトリックス上の位置が割り当てられた設定対象表示装置選択メニュー画面DM2(図9(B)参照)が表示される。つまり、マトリックス上の位置を表す「行番号・列番号」を付与された状態の表示装置1が明示される。したがって、操作受信部50の有効状態/無効状態を設定する対象としての表示装置1を選択することが可能となる。なお、「行番号・列番号」ではなく、一連の連続番号を付与する形態とすることも可能である(例えば、図10参照)。ここでは、マトリックス上の配置との関係を明確にするために「行番号・列番号」として例示したに過ぎない。
設定対象表示装置が選択されたか否かを判断する。設定対象表示装置が選択された場合(ステップS303:YES)は、ステップS305へ移行する。図9(B)では、行列位置が「2×2」に対応する表示装置1を設定対象として選択した状態を例示してある。
設定対象表示装置が選択されなかった場合(ステップS303:NO)は、処理を終了する。
ステップS304:
設定対象表示装置が選択されたことから、設定パターン指定メニュー画面DM3(図9(C)参照)が表示される。設定パターン指定メニュー画面DM3には、制御対象としての操作受信部50とオンオフの選択スイッチ34が画面上にボタンスイッチとして配置されている。
選択された表示装置1(例えば、上述した行列「2×2」の位置に対応する表示装置1)に対して、操作受信部50(右上操作受信部50RU、右下操作受信部50RD、左上操作受信部50LU、左下操作受信部50LD)の有効状態/無効状態を設定する。
図9(C)では、左上操作受信部50LUに対応する選択スイッチ34をオンして、左上操作受信部50LUを有効状態とし、右上操作受信部50RU、右下操作受信部50RD、左下操作受信部50LDに対応する選択スイッチ34をオフして、右上操作受信部50RU、右下操作受信部50RD、左下操作受信部50LDを無効状態とした状態を示してある。
つまり、設定パターン指定メニュー画面DM3の状態で設定パターン(左上操作受信部50LUを有効状態とし、右上操作受信部50RU、右下操作受信部50RD、左下操作受信部50LDを無効状態とした設定パターン)が予め指定された状態となる。なお、設定パターンは、次回の更新がなされるまで、適宜記憶部20に一時記憶させておくことが可能である。
ステップS305:
設定パターン指定メニュー画面DM3で指定された設定パターンに基づいて、操作受信部50の有効状態/無効状態が設定される(操作受信部状態設定過程)。つまり、設定パターン対応制御信号発生部33pは、設定パターンに対応させて、設定パターン対応制御信号CSpを発生する。
設定パターン対応制御信号CSpのH(High)、L(Low)を設定パターンに対応させて制御することによって、設定ゲート31の開閉を制御し、操作受信部50からの信号を通過させる状態(有効状態)と通過させない状態(無効状態)とに切り替える。
つまり、右上操作受信部50RUに対応する設定パターン対応制御信号CSpは、右上操作受信部50RUを無効状態とする必要があることから、H(High)状態とされる(図4(B)参照)。右下操作受信部50RDに対応する設定パターン対応制御信号CSpは、右下操作受信部50RDを無効状態とする必要があることから、H(High)状態とされる。左上操作受信部50LUに対応する設定パターン対応制御信号CSpは、左上操作受信部50LUを有効状態とする必要があることから、L(Low)状態とされる(同前)。左下操作受信部50LDに対応する設定パターン対応制御信号CSpは、左下操作受信部50LDを無効状態とする必要があることから、H(High)状態とされる。
設定パターン対応制御信号発生部33pからの設定パターン対応制御信号CSpによって、設定ゲート31は設定パターンのとおりに制御され、操作受信部50の有効状態/無効状態を制御することが可能となる。つまり、図9(D)に示すように、左上操作受信部50LUのみを有効状態とし、他を無効状態として設定することが可能となる。
本実施の形態では、複合表示装置1MCを構成する表示装置1それぞれを個別に指定(図9(B)参照)して設定パターン(操作受信部50の有効状態/無効状態の設定)を形成したが、マルチ画面構成(マルチ画面構成選択メニュー画面DM1参照)に対応させてそれぞれの表示装置1が有する操作受信部50に対してオンオフを予め割り当てておくことも可能である。つまり、マルチ画面構成(複合表示装置1MC)での位置に対応させて、右上操作受信部50RU、右下操作受信部50RD、左上操作受信部50LU、左下操作受信部50LDに対するオンオフを予め設定しておくことも可能である。
図10は、本発明の実施の形態3に係る表示装置を行列2×2で構成した複合表示装置での操作受信部の有効状態/無効状態の設定例を示す正面図であり、(A)は複合表示装置の四隅に対応する各表示装置の操作受信部を有効状態として設定した場合であり、(B)は(A)の状態に加えて複合表示装置の中央部に対応する各表示装置の操作受信部を有効状態として設定した場合を示す。
なお、以下では、表示装置1を区別する必要がある場合に、複合識別番号DN−nを用いて表し、例えば表示装置DNー1、DN−2、・・・のように記載することがある。
本実施例では、複合表示装置1MCは、表示装置1を行列2×2で並置してあり、複合表示装置1MCの四隅に位置する表示装置DN−1の左上操作受信部50LU、表示装置DN−2の右上操作受信部50RU、表示装置DN−3の左下操作受信部50LD、表示装置DN−4の左上操作受信部50RDが有効状態としてある。
したがって、それぞれの表示装置1は、隣接する他の表示装置1に対して反対側に離れた位置に配置された操作受信部50を有効状態として設定していることから、遠隔操作端末器90からの個々の表示装置1に対する操作信号を重複して受信することは無く、操作受信部50の混同による誤作動の発生を確実に防止することが可能である。
また、同図(B)の場合は、複合表示装置1MCの四隅の操作受信部50に加えて、複合表示装置1MCの中央部に配置された操作受信部50のいずれも有効状態としてある。つまり、表示装置DN−1の右下操作受信部50RD、表示装置DN−2の左下操作受信部50LD、表示装置DN−3の右上操作受信部50RU、表示装置DN−4の左上操作受信部50LUが有効状態としてある。したがって、遠隔操作端末器90からの操作信号を複合表示装置1MCの中央部へ送信することにより、4台の表示装置1に対して同時に共通の制御、調整を施すことが可能となり、個別の制御、調整に加えて全体の制御、調整を効率的に実行することが可能となる。
図11は、本発明の実施の形態3に係る表示装置を行列3×3で構成した複合表示装置での操作受信部の有効状態/無効状態の設定例を示す正面図である。
本実施例では、複合表示装置1MCは、表示装置1を行列3×3で並置してあり、各表示装置1は、いずれも同じ位置に配置された左上操作受信部50LUのみを有効状態としてある。
したがって、それぞれの表示装置1で有効状態とされた操作受信部50(左上操作受信部50LU)は、隣接する他の表示装置1で有効状態とされて操作受信部50(左上操作受信部50LU)に対して互いに可能な範囲で最大距離を維持して配置されていることから、遠隔操作端末器90からの個々の表示装置1に対する操作信号を重複して受信することは無く、操作受信部50の混同による誤作動の発生を確実に防止することが可能である。
図12は、本発明の実施の形態3に係る表示装置を行列4×4で構成した複合表示装置での操作受信部の有効状態/無効状態の設定例を示す正面図である。
本実施例は、複合表示装置1MCを構成する表示装置1を行列4×4で構成した点が図11と異なる。行列数が異なるのみで、その他は図11の場合と同様である。また、行列をさらに増やして、行列5×5とする場合なども同様とすることが可能であるので詳細な説明は省略する。
図13は、本発明の実施の形態3に係る表示装置を行列1×2で構成した複合表示装置での操作受信部の有効状態/無効状態の設定例を示す正面図であり、(A)は複合表示装置の両端に対応する各表示装置の操作受信部を有効状態として設定した場合であり、(B)は(A)の状態に加えて複合表示装置の中央部に対応する各表示装置の操作受信部を有効状態として設定した場合を示す。
本実施例では、複合表示装置1MCは、表示装置1を行列1×2で並置してあり、複合表示装置1MCの両端に位置する表示装置DN−1の左上操作受信部50LU、表示装置DN−2の右上操作受信部50RUが有効状態としてある。
したがって、それぞれの表示装置1は、隣接する他の表示装置1に対して反対側に離れた位置に配置された操作受信部50を有効状態として設定していることから、遠隔操作端末器90からの個々の表示装置1に対する操作信号を重複して受信することは無く、操作受信部50の混同による誤作動の発生を確実に防止することが可能である。
また、同図(B)の場合は、複合表示装置1MCの両端の操作受信部50に加えて、複合表示装置1MCの中央部に配置された操作受信部50のいずれも有効状態としてある。つまり、表示装置DN−1の右下操作受信部50RD、表示装置DN−2の左下操作受信部50LDが有効状態としてある。したがって、遠隔操作端末器90からの操作信号を複合表示装置1MCの中央部へ送信することにより、4台の表示装置1に対して同時に共通の制御、調整を施すことが可能となり、個別の制御、調整に加えて全体の制御、調整を効率的に実行することが可能となる。
図14は、本発明の実施の形態3に係る表示装置を行列1×3で構成した複合表示装置での操作受信部の有効状態/無効状態の設定例を示す正面図であり、(A)は各表示装置の同じ位置に配置された操作受信部を有効状態として設定した場合であり、(B)は各表示装置の同じ位置と異なる位置に配置された操作受信部を有効状態として設定した場合を示す。
表示装置DN−1と表示装置DN−2は、同じ位置に配置された左上操作受信部50LUを有効状態とし、表示装置DN−3は、右上操作受信部50RUを有効状態とした場合である。
したがって、それぞれの表示装置1は、隣接する他の表示装置1に対して離れた位置に配置された操作受信部50を有効状態として設定していることから、図10ないし図13と同様な作用効果を奏することが可能となる。また、複合表示装置1MCの設置場所に応じた操作受信部50の設定が可能となる。
上述したとおり、本実施の形態に係る表示装置1では、設定部30は、予め設定された設定パターンに対応させて操作受信部50の有効状態/無効状態を設定する設定パターン対応制御信号CSpを発生する設定パターン対応制御信号発生部33pを備える。
したがって、外付け設定手段SW、隣接検出部40(隣接対応制御信号発生部33n)を適用せずに、予め設定した設定パターンに応じて操作受信部50の有効状態/無効状態を設定できることから、設定パターンに応じた自由度の高い設定を操作受信部50に対して容易に施すことが可能となる。
<実施の形態4>
図15ないし図21に基づいて、実施の形態4に係る表示装置1、複合表示装置1MCについて説明する。
本実施の形態は、上述したとおり、操作受信部50の有効状態/無効状態の設定を隣接検出部40によって検出した表示装置1の配置状態に対応させて実行する形態としたものである。
図15は、本発明の実施の形態4に係る表示装置でオンスクリーンディスプレイを適用して隣接検出部適用メニューを選定させる隣接検出部適用メニュー画面を示す説明図である。
ステップS106(図3参照)の選択の後、オンスクリーンディスプレイ(OSD)を適用して隣接検出部適用メニュー画面DM4により、隣接検出部適用メニューの選定が実行される。つまり、表示された隣接検出部適用メニュー画面DM4で、隣接検出部適用メニューの選択を実行するため画面上に配置された選択スイッチ35のYESを選択した状態を示してある。なお、上述したとおり、外付け設定手段SWが優先して適用されること、また、隣接検出部40を有効にするためには、外付け設定手段SWをオフに設定することが必要であることが注意的に表示される。
図16は、本発明の実施の形態4に係る表示装置で適用される隣接検出部の機能を説明する説明図表であり、(A)は隣接検出部の位置と検出対象となる表示装置の隣接位置、検出時にオフとする操作受信部との相関を示し、(B)は隣接する表示装置の有無に対する隣接検出部の出力状態および隣接対応制御信号の出力状態の相関を示す。
隣接検出部40は、操作受信部50に対応させて4箇所に配置してある(図1参照)。つまり、表示装置1は、右上隣接検出部40RU、右下隣接検出部40RD、左上隣接検出部40LU、左下隣接検出部40LDを備える。
同図(A)に示すとおり、右上隣接検出部40RUが検出する検出対象となる表示装置1は、自機に対して右側(正面視で右側。以下同様である。)に配置された表示装置1である。したがって、検出時にオフ対象とする操作受信部50は、右上操作受信部50RUである。
同様に、右下隣接検出部40RDが検出する検出対象となる表示装置1は、自機に対して下側に配置された表示装置1である。したがって、検出時にオフ対象とする操作受信部50は、右下操作受信部50RDである。
同様に、左上隣接検出部40LUが検出する検出対象となる表示装置1は、自機に対して上側に配置された表示装置1である。したがって、検出時にオフ対象とする操作受信部50は、左上操作受信部50LUである。
同様に、左下隣接検出部40LDが検出する検出対象となる表示装置1は、自機に対して左側に配置された表示装置1である。したがって、検出時にオフ対象とする操作受信部50は、左下操作受信部50LDである。
同図(B)に示すとおり、隣接する表示装置1の有無に対して、隣接検出部40の検出結果、隣接対応制御信号CSnの出力状態は次のとおりである。
つまり、表示装置1が有る場合は、隣接検出部40はオン(検出)状態となり、隣接対応制御信号CSnは、H(High)状態とされる。したがって、操作受信部50は、無効状態に設定される。表示装置1が無い場合は、隣接検出部40はオフ(非検出)状態となり、隣接対応制御信号CSnは、L(Low)状態とされる。したがって、操作受信部50は、有効状態に設定される。
図17は、本発明の実施の形態4に係る表示装置で隣接検出部を適用して操作受信部の有効状態/無効状態を設定した場合の処理フローを示すフローチャートである。
図18Aは、図17で示したフローチャートに伴う操作受信部の設定状態を説明する説明図であり、右上操作受信部を無効状態とした場合を示す正面図である。
図18Bは、図17で示したフローチャートに伴う操作受信部の設定状態を説明する説明図であり、右下操作受信部を無効状態とした場合を示す正面図である。
図18Cは、図17で示したフローチャートに伴う操作受信部の設定状態を説明する説明図であり、左上操作受信部を無効状態とした場合を示す正面図である。
図18Dは、図17で示したフローチャートに伴う操作受信部の設定状態を説明する説明図であり、左下操作受信部を無効状態とした場合を示す正面図である。
なお、図18Aないし図18Dでは、理解の容易さを考慮して隣接する表示装置1は、単一の方向(上下左右の内いずれか一つ)のみに配置された場合を想定して説明する。
表示装置1が複数並置されて複合表示装置1MCが形成され、隣接検出部40による操作受信部50の有効状態/無効状態の設定が選択される(図15参照)と、次のステップS401ないしステップS411の処理フローが制御部10の制御によって実行される。つまり、表示装置1が備える隣接検出部40によって、隣接する表示装置1が検出される。隣接検出部40の検出結果に基づいて操作受信部50は有効状態/無効状態を設定される(操作受信部状態設定過程)。なお、図17の各ステップの説明に併せて対応する図18Aないし図18Dの説明を行なう。
ステップS401:
隣接検出部40の検出結果を読み込む。つまり、隣接検出部40がオンオフいずれの状態となったかの読み込みを開始する。
ステップS402:
右上隣接検出部40RUはオンか否かを判断する。オン状態の場合(ステップS402:YES)は、ステップS403へ移行する。オン状態でない場合、つまり隣接する表示装置1が無く、オフ状態の場合(ステップS402:NO)は、ステップS404へ移行する。
ステップS403:
右側に隣接する表示装置1が存在することから右上操作受信部50RUは無効状態に設定される。つまり、隣接検出部駆動手段41mに駆動された右上隣接検出部40RUはオン状態となる。これに伴い、隣接対応制御信号発生部33nは、発生する隣接対応制御信号CSnをH(High)状態として設定ゲート31を閉状態とし、右上隣接検出部40RUに対応する右上操作受信部50RUを無効状態に設定する。
したがって、図18Aに示すとおり、右上操作受信部50RUは無効状態とされ、隣接検出部40によって隣接する表示装置1が検出されていない他の操作受信部50は有効状態とされる。
ステップS404:
右下隣接検出部40RDはオンか否かを判断する。オン状態の場合(ステップS404:YES)は、ステップS405へ移行する。オン状態でない場合、つまり隣接する表示装置1が無く、オフ状態の場合(ステップS404:NO)は、ステップS406へ移行する。
ステップS405:
下側に隣接する表示装置1が存在することから右下操作受信部50RDは無効状態に設定される。つまり、隣接検出部駆動手段41mに駆動された右下隣接検出部40RDはオン状態となる。これに伴い、隣接対応制御信号発生部33nは、発生する隣接対応制御信号CSnをH(High)状態として設定ゲート31を閉状態とし、右下隣接検出部40RDに対応する右下操作受信部50RUを無効状態に設定する。
したがって、図18Bに示すとおり、右下操作受信部50RDは無効状態とされ、隣接検出部40によって隣接する表示装置1が検出されていない他の操作受信部50は有効状態とされる。
ステップS406:
左上隣接検出部40LUはオンか否かを判断する。オン状態の場合(ステップS406:YES)は、ステップS407へ移行する。オン状態でない場合、つまり隣接する表示装置1が無く、オフ状態の場合(ステップS406:NO)は、ステップS408へ移行する。
ステップS407:
上側に隣接する表示装置1が存在することから左上操作受信部50LUは無効状態に設定される。つまり、隣接検出部駆動手段41mに駆動された左上隣接検出部40LUはオン状態となる。これに伴い、隣接対応制御信号発生部33nは、発生する隣接対応制御信号CSnをH(High)状態として設定ゲート31を閉状態とし、左上隣接検出部40LUに対応する左上操作受信部50LUを無効状態に設定する。
したがって、図18Cに示すとおり、左上操作受信部50LUは無効状態とされ、隣接検出部40によって隣接する表示装置1が検出されていない他の操作受信部50は有効状態とされる。
ステップS408:
左下隣接検出部40LDはオンか否かを判断する。オン状態の場合(ステップS408:YES)は、ステップS409へ移行する。オン状態でない場合、つまり隣接する表示装置1が無く、オフ状態の場合(ステップS408:NO)は、ステップS410へ移行する。
ステップS409:
左側に隣接する表示装置1が存在することから左下操作受信部50LDは無効状態に設定される。つまり、隣接検出部駆動手段41mに駆動された左下隣接検出部40LDはオン状態となる。これに伴い、隣接対応制御信号発生部33nは、発生する隣接対応制御信号CSnをH(High)状態として設定ゲート31を閉状態とし、左下隣接検出部40LDに対応する左下操作受信部50LDを無効状態に設定する。
したがって、図18Dに示すとおり、左下操作受信部50LDは無効状態とされ、隣接検出部40によって隣接する表示装置1が検出されていない他の操作受信部50は有効状態とされる。
ステップS410:
全ての隣接検出部40(右上隣接検出部40RU、右下隣接検出部40RD、左上隣接検出部40LU、左下隣接検出部40LD)がオンか否かを判断する。全ての隣接検出部40がオンの場合(ステップS410:YES)は、ステップS411へ移行する。
ステップS411:
全ての隣接検出部40が隣接する表示装置1を検出した状態であり、上下左右の周囲全てに表示装置1が配置してある状態となっている。この状態では、全ての操作受信部50は無効状態となっている。しかし、そのままでは操作受信部50に対して遠隔操作端末器90による操作を実行することができない状態となる。
したがって、全ての操作受信部50が無効状態となっている場合には、隣接検出部40による設定を解除して特定された操作受信部50(例えば、左上操作受信部50LU)を強制的に有効状態に設定する。
上述したとおり、本実施の形態に係る表示装置1では、設定部30は、操作受信部50のそれぞれに対応させて配置され隣接する他の表示装置1の存在を検出する隣接検出部40と、隣接検出部40の検出結果に対応させて操作受信部50の有効状態/無効状態を設定する隣接対応制御信号CSnを発生する隣接対応制御信号発生部33nとを備える。
したがって、隣接検出部40によって容易かつ確実に隣接する表示装置1を検出し、それぞれの操作受信部50の有効状態/無効状態を自動的に設定することが可能となることから、複数の操作受信部50を備える表示装置1を複数並置して複合表示装置1とした場合に、隣接する表示装置1相互間での操作受信部50の混同による誤動作を防止することができる。
また、本実施の形態に係る表示装置1では、隣接検出部40による検出結果によって操作受信部50の全てが無効状態とされる場合に、設定部30は、操作受信部50の少なくとも一つを特定して有効状態に設定する構成としてある。
したがって、上下左右の全方向に表示装置1が隣接して配置された場合に、少なくとも一つの操作受信部50を有効状態にできることから、周囲を表示装置1に囲まれた表示装置1の操作受信部50を確実に機能させることが可能となり、操作性の良い表示装置1とすることができる。
図19は、本発明の実施の形態4に係る表示装置を行列2×2で構成した複合表示装置での操作受信部の有効状態/無効状態の設定例を示す正面図である。
表示装置1を2行2列で並置して複合表示装置1MCを構成したものである。
表示装置DN−1では、右側、下側に隣接する表示装置1の存在によって隣接検出部40(右上隣接検出部40RU、右下隣接検出部40RD)による検出がなされることから、操作受信部50(右上操作受信部50RU、右下操作受信部50RD)が無効状態に設定される。つまり、左上操作受信部50LU、左下操作受信部50LDが有効状態に設定される。
表示装置DN−2では、左側、下側に隣接する表示装置1の存在によって隣接検出部40(左下隣接検出部40LD、右下隣接検出部40RD)による検出がなされることから、操作受信部50(左下操作受信部50LD、右下操作受信部50RD)が無効状態に設定される。つまり、左上操作受信部50LU、右上操作受信部50RUが有効状態に設定される。
表示装置DN−3では、右側、上側に隣接する表示装置1の存在によって隣接検出部40(右上隣接検出部40RU、左上隣接検出部40LU)による検出がなされることから、操作受信部50(右上操作受信部50RU、左上操作受信部50LU)が無効状態に設定される。つまり、左下操作受信部50LD、右下操作受信部50RDが有効状態に設定される。
表示装置DN−4では、左側、上側に隣接する表示装置1の存在によって隣接検出部40(左下隣接検出部40LD、左上隣接検出部40LU)による検出がなされることから、操作受信部50(左下操作受信部50LD、左上操作受信部50LU)が無効状態に設定される。つまり、右上操作受信部50RU、右下操作受信部50RDが有効状態に設定される。
したがって、隣接する表示装置1相互間で、有効状態とされた操作受信部50が隣接することは無くなる。つまり、複数の操作受信部50を備える表示装置1を複数並置して複合表示装置1とした場合に、隣接する表示装置1相互間での操作受信部50の混同による誤動作を防止することができる。
図20は、本発明の実施の形態4に係る表示装置を行列2×3で構成した複合表示装置での操作受信部の有効状態/無効状態の設定例を示す正面図である。
表示装置1を2行3列で並置して複合表示装置1MCを構成したものである。
表示装置DN−1、表示装置DN−3、表示装置DN−4、表示装置DN−6は、図19での表示装置DN−1、表示装置DN−2、表示装置DN−3、表示装置DN−4と同様の状態となっているので説明は省略する。
表示装置DN−2では、右側、左側、下側に隣接する表示装置1の存在によって隣接検出部40(右上隣接検出部40RU、右下隣接検出部40RD、左下隣接検出部40LD)による検出がなされることから、操作受信部50(右上操作受信部50RU、右下操作受信部50RD、左下操作受信部50LD)が無効状態に設定される。つまり、左上操作受信部50LUが有効状態に設定される。
表示装置DN−5では、右側、左側、上側に隣接する表示装置1の存在によって隣接検出部40(右上隣接検出部40RU、左下隣接検出部40LD、左上隣接検出部40LU)による検出がなされることから、操作受信部50(右上操作受信部50RU、左下操作受信部50LD、左上操作受信部50LU)が無効状態に設定される。つまり、右下操作受信部50RDが有効状態に設定される。
したがって、隣接する表示装置1相互間で、有効状態とされた操作受信部50が隣接することは無くなる。つまり、複数の操作受信部50を備える表示装置1を複数並置して複合表示装置1とした場合に、隣接する表示装置1相互間での操作受信部50の混同による誤動作を防止することができる。
図21は、本発明の実施の形態4に係る表示装置を行列3×3で構成した複合表示装置での操作受信部の有効状態/無効状態の設定例を示す正面図である。
表示装置1を3行3列で並置して複合表示装置1MCを構成したものである。
表示装置DN−1ないし表示装置DN−3、表示装置DN−7ないし表示装置DN−9は、図20での表示装置DN−1ないし表示装置DN−3、表示装置DN−4ないし表示装置DN−6と同様の状態となっているので説明は省略する。
表示装置DN−4では、右側、上側、下側に隣接する表示装置1の存在によって隣接検出部40(右上隣接検出部40RU、左上隣接検出部40LU、右下隣接検出部40RD)による検出がなされることから、操作受信部50(右上操作受信部50RU、左上操作受信部50LU、右下操作受信部50RD)が無効状態に設定される。つまり、左下操作受信部50LDが有効状態に設定される。
表示装置DN−5では、周囲を全て表示装置1で囲まれていることから、全ての操作受信部50は無効状態とされる。しかし、上述したとおり、特定の操作受信部50を有効状態として設定した状態を示す。つまり、左上操作受信部50LUを有効状態としてある。したがって、表示装置DN−5に対しても遠隔操作端末器90による操作信号に基づく操作を実行することが可能となる。
表示装置DN−6では、左側、上側、下側に隣接する表示装置1の存在によって隣接検出部40(左下隣接検出部40LD、左上隣接検出部40LU、右下隣接検出部40RD)による検出がなされることから、操作受信部50(左下操作受信部50LD、左上操作受信部50LU、右下操作受信部50RD)が無効状態に設定される。つまり、右上操作受信部50RUが有効状態に設定される。
なお、実施の形態3の場合と同様、本実施の形態でも行列数をさらに増やすことが可能であり、行列5×5とする場合なども同様とすることが可能である。この場合でも、隣接検出部40、操作受信部50の状態は図21の場合と同様であるので詳細な説明は省略する。
<実施の形態5>
本実施の形態は、実施の形態1ないし実施の形態4で開示した表示装置1を複数適用して構成した複合表示装置1MCで映像状態を調整する映像状態調整方法に関する。
つまり、本実施の形態に係る映像状態調整方法は、映像信号を処理して表示部12に表示させる映像処理部11と、無線により遠隔操作端末器90から送信された操作信号を受信する複数の操作受信部50と、操作受信部50のそれぞれに対応して接続され操作受信部50の有効状態/無効状態を設定する設定部30と、映像処理部11、操作受信部50、設定部30を制御する制御部10とを備える表示装置1を複数並置して構成した複合表示装置1MCの映像状態を調整する映像状態調整方法である。
また、本実施の形態に係る映像状態調整方法では、設定部30を機能させて操作受信部50それぞれの有効状態/無効状態を設定する操作受信部状態設定過程(例えば、実施の形態2での図7の処理フロー、実施の形態3での図8のステップS305、実施の形態4での図17の処理フロー参照。)と、有効状態に設定された操作受信部50に対して遠隔操作端末器90から操作信号を送信することによって映像状態を調整する映像状態調整過程とを備える。
したがって、複数配置された操作受信部50の有効状態/無効状態を設定した後に映像状態の調整を実行することから、操作受信部50の混合による誤動作を防止することが可能となることから、容易かつ正確に映像状態の調整を実行することができる。
なお、映像状態の調整例として、例えば1台ごとの画質調整、色調整などが有る。
本発明の実施の形態1に係る表示装置の外観概要を示す正面図である。 本発明の実施の形態1に係る表示装置のブロック構成概略を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る表示装置で実行する操作受信部の有効状態/無効状態を設定する場合の適用シーケンスの選択フローを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る表示装置で操作受信部の有効状態/無効状態を設定する設定部を説明する説明図であり、(A)は設定部の概略構成ブロックを示すブロック図、(B)は設定部での信号状況を示す信号図表である。 本発明の実施の形態2に係る表示装置で外付け設定手段を適用して操作受信部の有効状態/無効状態を設定する設定部のブロック構成概略を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2に係る表示装置で外付け設定手段を適用して操作受信部の有効状態/無効状態を設定する場合での外付け設定手段と操作受信部の相関状態を概念的に示す正面図である。 本発明の実施の形態2に係る表示装置で外付け設定手段を適用して操作受信部の有効状態/無効状態を設定する場合の処理フローを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係る表示装置でオンスクリーンディスプレイを適用して設定パターンを選択して操作受信部の有効状態/無効状態を設定する場合の処理フローを示すフローチャートである。 図8に示したフローチャートに伴う処理状態を説明する説明図であり、(A)はマルチ画面構成を選択するマルチ画面構成選択メニュー画面、(B)は設定対象表示装置を選択する設定対象表示装置選択メニュー画面、(C)は設定対象表示装置に対する操作受信部の有効状態/無効状態を選択させる設定パターン指定メニュー画面、(D)は設定パターンに基づいて有効状態/無効状態を設定された表示装置を示す正面図である。 本発明の実施の形態3に係る表示装置を行列2×2で構成した複合表示装置での操作受信部の有効状態/無効状態の設定例を示す正面図であり、(A)は複合表示装置の四隅に対応する各表示装置の操作受信部を有効状態として設定した場合であり、(B)は(A)の状態に加えて複合表示装置の中央部に対応する各表示装置の操作受信部を有効状態として設定した場合を示す。 本発明の実施の形態3に係る表示装置を行列3×3で構成した複合表示装置での操作受信部の有効状態/無効状態の設定例を示す正面図である。 本発明の実施の形態3に係る表示装置を行列4×4で構成した複合表示装置での操作受信部の有効状態/無効状態の設定例を示す正面図である。 本発明の実施の形態3に係る表示装置を行列1×2で構成した複合表示装置での操作受信部の有効状態/無効状態の設定例を示す正面図であり、(A)は複合表示装置の両端に対応する各表示装置の操作受信部を有効状態として設定した場合であり、(B)は(A)の状態に加えて複合表示装置の中央部に対応する各表示装置の操作受信部を有効状態として設定した場合を示す。 本発明の実施の形態3に係る表示装置を行列1×3で構成した複合表示装置での操作受信部の有効状態/無効状態の設定例を示す正面図であり、(A)は各表示装置の同じ位置に配置された操作受信部を有効状態として設定した場合であり、(B)は各表示装置の同じ位置と異なる位置に配置された操作受信部を有効状態として設定した場合を示す。 本発明の実施の形態4に係る表示装置でオンスクリーンディスプレイを適用して隣接検出部適用メニューを選定させる隣接検出部適用メニュー画面を示す説明図である。 本発明の実施の形態4に係る表示装置で適用される隣接検出部の機能を説明する説明図表であり、(A)は隣接検出部の位置と検出対象となる表示装置の隣接位置、検出時にオフとする操作受信部との相関を示し、(B)は隣接する表示装置の有無に対する隣接検出部の出力状態および隣接対応制御信号の出力状態の相関を示す。 本発明の実施の形態4に係る表示装置で隣接検出部を適用して操作受信部の有効状態/無効状態を設定した場合の処理フローを示すフローチャートである。 図17で示したフローチャートに伴う操作受信部の設定状態を説明する説明図であり、右上操作受信部を無効状態とした場合を示す正面図である。 図17で示したフローチャートに伴う操作受信部の設定状態を説明する説明図であり、右下操作受信部を無効状態とした場合を示す正面図である。 図17で示したフローチャートに伴う操作受信部の設定状態を説明する説明図であり、左上操作受信部を無効状態とした場合を示す正面図である。 図17で示したフローチャートに伴う操作受信部の設定状態を説明する説明図であり、左下操作受信部を無効状態とした場合を示す正面図である。 本発明の実施の形態4に係る表示装置を行列2×2で構成した複合表示装置での操作受信部の有効状態/無効状態の設定例を示す正面図である。 本発明の実施の形態4に係る表示装置を行列2×3で構成した複合表示装置での操作受信部の有効状態/無効状態の設定例を示す正面図である。 本発明の実施の形態4に係る表示装置を行列3×3で構成した複合表示装置での操作受信部の有効状態/無効状態の設定例を示す正面図である。 従来の表示装置での操作受信部の配置状態を示し、(A)は2箇所に操作受信部を配置した状態、(B)は4箇所に操作受信部を配置した状態を示す正面図である。 従来の表示装置を複数(4台)並置して構成した複合表示装置を示す正面図である。
符号の説明
1 表示装置
1MC 複合表示装置
10 制御部
11 映像処理部
12 表示部
20 記憶部
30 設定部
31 設定ゲート
31t 制御端子
32 バイアス抵抗
33 制御信号発生部
33n 隣接対応制御信号発生部
33p 設定パターン対応制御信号発生部
34 選択スイッチ
35 選択スイッチ
40 隣接検出部
40RU 右上隣接検出部
40RD 右下隣接検出部
40LU 左上隣接検出部
40LD 左下隣接検出部
41m 隣接検出部駆動手段
50 操作受信部
50RU 右上操作受信部(操作受信部)
50RD 右下操作受信部(操作受信部)
50LU 左上操作受信部(操作受信部)
50LD 左下操作受信部(操作受信部)
90 遠隔操作端末器
BS バス
CS 制御信号
CSn 隣接対応制御信号
CSp 設定パターン対応制御信号
DM1 マルチ画面構成選択メニュー画面
DM2 設定対象表示装置選択メニュー画面
DM3 設定パターン指定メニュー画面
DM4 隣接検出部適用メニュー画面
IR 赤外信号光
SW 外付け設定手段
SW・RU 右上外付け設定手段(外付け設定手段)
SW・RD 右下外付け設定手段(外付け設定手段)
SW・LU 左上外付け設定手段(外付け設定手段)
SW・LD 左下外付け設定手段(外付け設定手段)

Claims (5)

  1. 映像信号を処理して表示部に表示させる映像処理部と、無線により遠隔操作端末器から送信された操作信号を受信する複数の操作受信部と、該操作受信部で受信した操作信号により前記映像処理部を制御する制御部とを備える表示装置であって、
    前記操作受信部のそれぞれに対応して接続され前記操作受信部の有効状態/無効状態を設定する設定部を備え
    前記設定部は、前記操作受信部のそれぞれに対応させて配置され隣接する他の表示装置の存在を検出する隣接検出部と、該隣接検出部の検出結果に対応させて前記操作受信部の有効状態/無効状態を設定する隣接対応制御信号を発生する隣接対応制御信号発生部とを備えること
    を特徴とする表示装置。
  2. 請求項1に記載の表示装置であって、
    前記検出結果によって前記操作受信部の全てが無効状態とされる場合に、前記設定部は、前記操作受信部の少なくとも一つを特定して有効状態に設定する構成としてあること
    を特徴とする表示装置。
  3. 表示装置を複数並置して構成した複合表示装置であって、前記表示装置は、請求項1または請求項2に記載の表示装置であること
    を特徴とする複合表示装置。
  4. 映像信号を処理して表示部に表示させる映像処理部と、無線により遠隔操作端末器から送信された操作信号を受信する複数の操作受信部と、該操作受信部のそれぞれに対応して接続され前記操作受信部の有効状態/無効状態を設定する設定部と、前記映像処理部、前記操作受信部、前記設定部を制御する制御部とを備え、前記設定部は、前記操作受信部のそれぞれに対応させて配置され隣接する他の表示装置の存在を検出する隣接検出部と、該隣接検出部の検出結果に対応させて前記操作受信部の有効状態/無効状態を設定する隣接対応制御信号を発生する隣接対応制御信号発生部とを備える表示装置を複数並置して構成した複合表示装置の映像状態を調整する映像状態調整方法であって、
    前記設定部を機能させて前記操作受信部それぞれの有効状態/無効状態を設定する操作受信部状態設定過程と、
    有効状態に設定された前記操作受信部に対して前記遠隔操作端末器から操作信号を送信することによって映像状態を調整する映像状態調整過程と
    を備えることを特徴とする映像状態調整方法。
  5. 前記操作受信部状態設定過程では、前記隣接検出部によって隣接する他の表示装置の存在が検出されたとき前記操作受信部は無効状態とされること
    を特徴とする請求項4に記載の映像状態調整方法。
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