JP5155491B1 - 果樹棚用支柱 - Google Patents

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Abstract

【課題】
果樹棚を建設する場合に、アンカーを埋設するための掘削作業を伴わず、かつ、果樹棚を所定範囲内の任意の高さに容易に設置可能な果樹棚用支柱を提供することを課題とする。
【解決手段】
内パイプ(1)と外パイプ(2)からなり、内パイプ(1)と外パイプ(2)とで入れ子式に構成され、軸方向へ伸縮自在かつ略軸芯を中心とする周方向へ回動可能な果樹棚用支柱(P1)であって、内パイプ(1)の上端部側(10)に配置される受け部(3)と内パイプ(1)の下端部側(11)に有する雄ねじ(51)と外パイプ(2)の上端部側(20)に有する雌ねじ(52)とで構成されるスクリュージャッキ(5)と外パイプ(2)の下端部側(21)に形成されるラセン杭(4)とを備え、スクリュージャッキ(5)を操作することにより、地面(G)から果樹園管理者が希望される高さに果樹棚(Fs)を簡単に設置可能な果樹棚用支柱(P1)が提供される。
【選択図】図1

Description

本発明は、果樹園において、最適な作業空間を形成して肥培管理作業の効率を高めるため、梨、びわ、桃、林檎等の樹木および枝又は葡萄、キウイフルーツ等の蔓を金属パイプおよびワイヤー等により構成される果樹棚に沿わせて栽培される果樹棚を肥培管理作業に好適な高さに建設するなどの必要があり、経験豊富な施工職人の技術を伴う労力と、果樹園栽培地を掘削してアンカーを埋設するのにパワーショベルなどの機械力を必要とされ、果樹棚建設費の高騰が避けられないものとなっている。
このような果樹棚の建設工事を簡便化して、これらの建設に伴う作業費を軽減しようとするものに関する。
従来から地上約1,5〜2,0メートルの好適な位置に略水平方向に誘引延伸させて育成される果樹の枝或は蔓に垂下させて栽培される果実と、耕作地表面との間に肥培管理作業(トラクターによる耕運作業およびスピードスプレイヤーによる農薬の散布または自走式除草機および肥料或は収穫果実などの運搬車両の移動を円滑に行なうのに必要とされる作業空間を確保するため形成される果樹棚がみられる。 (特許文献1および2)
〔特許文献1の技術〕
特許文献1には、地中に埋設されたアンカーに立設される固定式中柱の頂部にワイヤーを戴置し、これら「ワイヤーを地上から任意の高さにかつ碁盤目状に架設される」技術が記載されている。
〔特許文献1の課題〕
果樹園を囲周するように立設される側柱および隅柱とワイヤーの垂下りを防ぐ中柱とで形成される果樹棚のワイヤーには常に大きな張力が作用している。
さらに、これらのワイヤーに支持される、梨、桃等の枝又は葡萄、キウイフルーツ等の蔓の重量と、収穫期を迎えたこれらの梨、桃等の枝および葡萄、キウイフルーツ等の蔓に実った果実の重量も加えられる。このためワイヤーには長時間大きな張力が作用しており、ワイヤーは金属疲労により延びて果樹棚は緩く架設された状態となる。このため、これらのワイヤーに支持される果樹および枝又は蔓に実った果実は強風に煽られた場合に落果が懸念されるため、地上と果樹棚の位置を調整するなどしてワイヤーの張力を定期的に修正する必要がある。 (課題1)
〔特許文献2の技術〕
特許文献2には、地中に埋設されるトライアングルベースおよびアンカーベースに立設された「アンカーポールに支持されワイヤーで形成される果樹棚に果樹の枝或は蔓を懸架させて栽培される」技術が記載されている。
〔特許文献2の課題〕
栽培地を掘削してトライアングルベースおよびアンカーベースを埋設する工事および果樹棚の高さを好適な位置に設置する作業は、専門技術と長時間を伴う重労働が強いられるため果樹棚建設費用の増加が懸念される。 (課題2)
特許公報(B2)平1―49991 特許公報(B2)平1―43530
本発明が解決しようとする課題は、上記(課題1)および(課題2)を解消すると共に下記の(ニーズ1)および(ニーズ2)に応えようと鑑みてなされたものである。
従来技術である特許文献1を踏まえると、ワイヤーの張力を最良に調節するため果樹棚の地上からの高さを最適位置に微調整可能な果樹棚用の支柱が求められている。
(ニーズ1)
また、特許文献2を踏まえると、アンカーを埋設する場合に、地面を掘削する作業を必要としない果樹棚用支柱が求められている。 (ニーズ2)
上記課題(1)および(2)を解決し、上記ニーズ(1)および(2)に応えようと以下の手段を用いた。
請求項1記載の発明は、内パイプ(1)と外パイプ(2)からなり、前記内パイプ(1)と、前記外パイプ(2)とで入れ子式に構成され、軸方向へ伸縮自在かつ略軸芯を中心とする周方向へ回動可能な果樹棚用支柱であって、前記内パイプ(1)の上端部側(10)に配置される受け部(3)と、前記内パイプ(1)の下端部側(11)に有する雄ネジ(51)と、前記外パイプ(2)の上端部側(20)に有する雌ネジ(52)と、前記外パイプ(2)の下端部側(21)に形成されるラセン杭(4)とを備え、前記受け部(3)を地上から所定範囲内の任意の位置に保持可能であることを特徴とする果樹棚用支柱。
請求項2記載の発明の前記受け部(3)は、前記内パイプ(1)に対して周方向に回動自在にかつ、前記内パイプ(1)の上端部(10)に配置されることを特徴とする。
請求項3記載の発明の前記ラセン杭(4)は、前記外パイプ(2)の下端部(21)近傍の外側にラセン部材(40)を固着され、前記外パイプ(2)の下端部(21)内の近傍まで前記雄ネジ(51)を抜き差し可能に形成されていることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、前記内パイプ(1)および前記外パイプ(2)を略軸心を中心とする周方向に回動する場合に用いるパイプレンチ(12)、(22)に備える係合ピン(14)、(24)を係合可能な係合孔(13)、(23)を前記内パイプ(1)および前記外パイプ(2)の周部に有することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、前記内パイプ(1)の下端部側(11)近傍の外周側に直接形成される雄ネジ(61)と、前記外パイプ(2)の上端部側(20)近傍の内周側に直接形成される雌ネジ(62)とを有することを特徴とする。
上記発明によれば、果樹用の棚を建設する場合に、従来は果樹栽培地を掘り起こして埋設されるアンカーを基礎に支柱を立設して果樹棚を建設されていたため、アンカー埋設工事にかなりの労力と時間を要していたため果樹棚建設費用の増加が営農に不利益を及ぼしていた。
この問題を改善すべく果樹棚用支柱(P)の上部に受け部(3)を備え下部にラセン杭(4)を装着される果樹棚用支柱(P1)を果樹栽培地の所定位置にねじ込むのみで容易に立設可能なため、大幅な果樹棚建設費用の軽減が実現される。
また、果樹棚用支柱(P1)の中間部に備えるスクリュージャッキ(5)により、段差が存在する栽培地に果樹棚を建設する場合に、果樹棚の高低差を容易に調節可能である。
さらに、果樹棚(Fs)の経年変化に伴うワイヤー(W)の緩み、および地盤沈下などに伴う果樹棚(Fs)の凸凹をスクリュージャッキ(5)または(6)の操作により簡単に補正できる。
本発明の果樹棚用支柱(P1)を配置した側断面図である。 (a)果樹棚用支柱(P1)を伸長した状態の側断面図である。(b)果樹棚用支柱(P1)を縮小した状態の側断面図である。 図1および図2に示す受け部(3)の拡大側断面図である。 図1および図2に示すスクリュージャッキ(5)の拡大側断面図である。 図1および図2に示すアンカー(4)の拡大側断面図である。 (a)図2に示すパイプレンチ(12)の拡大側断面図である。(b)図6(a)に示すA−A線に沿う断面図ある。(c)図2に示すパイプレンチ(22)の拡大側断面図である。(d)図6(c)に示すB−B線に沿う断面図である。 (a)第二実施例の果樹棚用支柱(P2)の側断面図である。(b)図7(a)に示す第二実施例の果樹棚用支柱(P2)に形成されるスクリュージャッキ(6)の拡大側断面図である。
以下本発明の果樹棚用支柱(P1)、(P2)の実施例を示す図1〜図7(b)を参照しながら説明する。なお、複数の実施例において、先の実施例と後の実施例とで実質的に同一の部材、或は同一の部分があるときには、互いに同一の符号を用い後の実施例において詳細な説明を省略することとする。
「実施例1の構成」
図1にみられるものは、内パイプ(1)の上端部(10)に配置される受け部(3)により果樹棚の構成部材である横架パイプ(SP)が支持され、外パイプ(2)の下端部(21)に装着さるラセン杭(4)が地中(Ue)にねじ込まれ自立した果樹棚用支柱(P1)および主柱(CP)と横架パイプ(SP)或はワイヤー(W)などの果樹棚構成部材によって果樹棚が形成され、地面(G)と果樹棚(FS)の間に果樹肥培管理用の空間(S)が形成された状態を示している。
そして、図2(a)および図2(b)と拡大して示す図(3)にみられるように内パイプ(1)の上端部に戴置される受け部(3)は、内パイプ(1)に対して該内パイプ(1)の略軸心を中心とする周方向に回動自在に嵌合され、内パイプ(1)の上端部(10)に有する開口部から異物が浸入するのを防ぐようにキャップ(30)を構成している。
該キャップ(30)の下端部に膨出させて形成されるフランジ(34)の内側の内パイプ(1)に固着形成される鍔(33)を回動自在に内包し、フランジ(34)の下方端部に設置されるボルト(35)によって、内パイプ(1)からキャップ(30)が離脱するのを防ぐと共に後述する果樹棚(Fs)の上下動を防ぐように構成されている。
図2(b)にみられるように、外パイプ(2)の下端部(21)近傍に形成されるラセン杭(4)の先端部近傍の内部まで、内パイプ(1)の下端部(11)に固着される雄ネジ(51)が移動可能である。これにより果樹棚用支柱(P1)を最伸張させた状態の軸方向寸法に比べ果樹棚用支柱(P1)を最縮小された状態の軸方向寸法が約60%以下に縮小されるため、例えば工場で果樹棚用支柱(P1)を製造され保管する場合の省スペース又は車両に積載して配送する場合にコンパクト化され容積効率が向上する。
図3にみられるものは、受け部(3)を拡大して示すもので通常のパイプを軸方向に二等分に分割し長手方向の適宜寸法にカット形成された円弧状の受け部(3)が形成される。
図1に示す果樹棚(Fs)を構成する横架パイプ(SP)を、図3に示す留め金具(32)により受け部(3)に固縛される。
また、受け部(3)に横架パイプ(SP)を固縛する手段としては上述の方法に限定されることなく針金又はバンドおよびボルトなどを用いても良い。
図4にみられるように、スクリュージャッキ(5)部分を拡大して示すもので、内パイプ(1)の下端部(11)に装着される雄ネジ(ボルト)(51)と外パイプ(2)の上端部(20)に装着される雌ネジ(ナット)(52)によってスクリュージャッキ(5)が構成されている。
図5に示すものは、ラセン杭(アンカー)(4)部分を拡大して示すもので、外パイプ(2)の下端部(21)近傍にラセン部材(40)を固着され、該ラセン部材(40)の上端部近傍の外パイプ(2)の外周部に安定板(41)が固定される。さらに、外パイプ(2)と安定板(41)との接続強化を図る補強部材(42)が固着される。
図6(a)に示すように、内パイプ(1)の好適な位置に形成される係合孔(13)にパイプレンチ(12)の先端側に備える係合ピン(14)が係合孔(13)に嵌合している。
そしてパイプレンチ(12)を用いてアンカーの機能を果たすラセン杭(4)を地中(Ue)にねじ込む場合に内パイプ(1)に対して大きなトルクを発生させてラセン杭(4)のねじ込み作業を容易にするための柄(15)が好適な長さに形成され、パイプレンチ(12)の基端部側に把持部(16)が形成されている。
図6(b)に示すものは、図6(a)のA−A線に沿う断面図であり、内パイプ(1)に形成される係合孔(13)にパイプレンチ(12)の先端部側に備える係合ピン(14)が嵌合されている状態を示している。
図6(c)に示すものは、外パイプ(2)の回動作業を好適にできる位置に形成される係合孔(23)にパイプレンチ(12)の先端側に備える係合ピン(24)が係合孔(23)に嵌合している。
そしてパイプレンチ(22)を用いてアンカーの機能を果たすラセン杭(4)を地中(Ue)にねじ込む場合に外パイプ(2)に対して大きなトルクを発生させてラセン杭(4)をねじ込む作業を容易ならしめる柄(25)が形成され、パイプレンチ(22)の基端部側に把持部(16)が形成される。
図6(d)に示すものは、図6(c)のB−B線に沿う断面図であり、外パイプ(2)の好適な位置に形成される係合孔(23)にパイプレンチ(22)の先端側に備える係合ピン(24)が嵌合されている状態を示している。
「実施例1の機能」
図1にみられるような、果樹棚(Fs)の構成部材であるワイヤー(W)および横架パイプ(SP)を果樹棚用支柱(P)により支持して果樹棚(Fs)を建設形成する作業行程と果樹棚用支柱(P)の構成部材のそれぞれの機能と作用に付いて具体的に図面を参照しながら説明する。
図1と図2(a)および図5にみられる果樹棚用支柱(P1)の下端部に備える先端(43)を果樹棚(Fs)を建設するのに果樹棚用支柱(P1)が必要とされる所定位置に粗垂直に配置する。また、果樹栽培地面の形状或は果樹棚(Fs)と果樹棚用支柱(P1)との位置関係などにより場合によっては適宜傾斜させて配置してもよい。
上記の状態において、図2(a)および図6(C)と図6(D)にみられる外パイプ(2)に形成される係合孔(23)にパイプレンチ(22)の先端に備える係合ピン(24)を嵌合させ把持部(26)を把持し、図2(a)に果樹棚用支柱(P1)の回動方向を示す(RD)即ち右方向に回動する。
これにより図5にみられるような右ネジ向きのラセン部材(40)の掘進作用によりアンカー(4)および外パイプ(2)のアンカー部分が図1にみられるように地中(Ue)にねじ込まれ外パイプ(2)および内パイプ(1)受け部(3)とが果樹栽培地面(G)に自立配置される。
このようにして自立される外パイプ(2)に存在する内パイプ(1)を把持して上方に引き上げ、雄ネジスクリュー(51)の上端部を雌ネジスクリュー52の下端部に当接させた状態で図2(a)にみられるように内パイプ(1)を(Ld)方向即ち左向きに回動すると雄ネジスクリュー(51)の下端部と雌ネジスクリュー52の上端部が嵌合され外パイプ(2)と内パイプ(1)とが接続された状態となる。
この状態でさらに、パイプレンチ(12)を介して内パイプ(1)を(Ld)方向に回動すると、内パイプ(1)の上端部に回動自在に装着される受け部(3)が果樹棚(Fs)の構成部材である横架パイプ(SP)又はワイヤー(W)に接近される。これにより受け部(3)に横架パイプ(SP)又はワイヤー(W)のいずれかを収容して固縛可能となる。
上述したような作業工程に従って外パイプ(2)と内パイプ(1)とが接続された状態を保ちながら図3に示すように受け部(3)に横架パイプ(SP)を収容しかつ止め金(32)の一端部を係止部(31)に係合させると共に他端部をキャップ(30)に固縛される。これにより果樹棚(Fs)の上下動を防ぐことができるため、台風などの強風に煽られて果樹棚(Fs)に実った果実が落果するなどの被害を抑制され、果樹園の生産性が向上する。
図2(a)および図6(a)にみられる内パイプ(1)に形成される係合孔(13)に係合ピン(14)を嵌合させ図2(a)にみられる(Ld)方向にパイプレンチ(12)を介して内パイプ(1)を回動すると横架パイプ(SP)が上昇する。また、内パイプ(1)を逆向きに回動すると横架パイプ(SP)は下降する。
尚、本実施例で述べたラセン杭(4)およびスクリュージャッキ(5)の回動方向に付いて説明したがこれに限定されるものではなく、ラセン杭(4)およびスクリュージャッキ(5)に形成される左右いずれかのネジの向きでラセン杭(4)およびスクリュージャッキ(5)の作動方向と回動方向が決定される。
このように簡便な果樹棚用支柱(P1)の建立作業工程を経て、果樹棚(Fs)を果樹園管理者が所望される高さに達したらパイプレンチ(12)の回動を中止し、内パイプ(1)からパイプレンチ(12)を取り外し回収すると果樹棚用支柱(P)の立設工事が終了される。
また、上述の実施例では横架パイプ(SP)を受け部(3)に収容して固縛され果樹棚(Fs)が建設される実施例についてのみ述てきたが、ワイヤー(W)を受け部(3)に收縛可能な形状(図省略)に変更してワイヤー(W)或は果樹の枝又は蔓を支持するようにしてもよい。
「実施例2の構成」
図7(a)にみられように、実施例1の内パイプ(1)および外パイプ(2)の肉厚に比べ実施例2の内パイプ(1)および外パイプ(2)の肉厚を厚くして内パイプ(1)の下端部から上端部側に向く適宜範囲に雄ネジ(61)が直接形成される。そして対を成す、外パイプ(2)の上端部から下端部側に向く適宜範囲に雌ネジ(62)が直接形成される。
図7(b)にみられるように、これら内パイプ(1)に形成される雄ネジ(61)と外パイプ(2)に形成される雌ネジ(62)とが互いに係合しスクリュージャッキ(6)が構成される。
「実施例2の機能」
実施例1の果樹棚用支柱(P1)を製造する場合に、内パイプ(1)の下端部(11)に雄ネジ(51)および外パイプ(2)の上端部(10)に雌ネジ(52)を接続するのに溶接またはプレスによる圧着加工が不可欠であるが、実施例2の果樹棚用支柱(P2)を製造する場合は内パイプ(1)の下端部(21)近傍に雄ネジ(61)を、外パイプ(2)の上端部(20)近傍に雌ネジ(62)を夫々直接形成されるので実施例1の果樹棚用支柱(P1)を製造する場合に必要とされる、溶接又は圧着加工が省略でき、実施例1の果樹棚用支柱(P1)を製造する場合コストに比べ、実施例2の果樹棚用支柱(P2)製造する場合の製造コストの方が軽減できる。
厚肉の内パイプ(1)に直接形成される雄ネジ(61)と外パイプ(2)に直接形成される雌ネジ(62)とで形作られる実施例2の果樹棚用支柱(P)によれば、質量と製品コストは増加するものの、果樹棚用支柱(P)が果樹棚(Fs)を支持可能な負荷容量は格段に増大する。
このように負荷容量が増大した果樹棚用支柱(P2)によれば、果樹棚(Fs)に台風などの大きな外力が作用する頻度が多い地域、又は果樹(Ft)と果樹棚(Fs)に積雪が多く果樹棚用支柱(P2)に大きな荷重が作用する豪雪地帯などに設置されると有効に機能する。
以上に説明したように、果樹棚を建設する場合に、所定位置にラセン杭(4)をねじ込むだけで果樹棚用支柱(P1)および(P2)を立設できると共に、スクリュージャッキ(5)を操作することにより、果樹棚(Fs)を果樹園管理者が希望される高さに簡単に設置でき、好適に利用される。
また、その他本発明は、上述した実施例に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で構成の付加、削除および各部材などの組み換えが可能である。
1 内パイプ
2 外パイプ
3 受け部
4 ラセン杭
5 スクリュージャッキ
6 スクリュージャッキ
10 上端部
11 下端部
12 パイプレンチ
13 係合孔
14 係合ピン
15 柄
16 把持部
20 上端部
21 下端部
22 パイプレンチ
23 係合孔
24 係合ピン
25 柄
26 把持部
30 キャップ
31 係止部
32 留め金
33 鍔
34 フランジ
35 ボルト
40 ラセン部材
41 安定版
42 補強版
43 先端
51 雄ネジ
52 雌ネジ
61 雄ネジ
62 雌ネジ
CP 中柱
F 果実
Fs 果樹棚
Ft 果樹
G 地面
Ld 左回動
S 作業空間
SP 横架パイプ
P1 果樹棚用支柱 (実施例1)
P2 果樹棚用支柱 (実施例2)
Rd 右回動
Ue 地中
W ワイヤー

Claims (5)

  1. 内パイプ(1)と、
    外パイプ(2)からなり、
    前記内パイプ(1)と、前記外パイプ(2)とで入れ子式に構成され、軸方向へ伸縮自在かつ略軸芯を中心とする周方向へ回動可能な果樹棚用支柱であって、
    前記内パイプ(1)の上端部側(10)に配置される受け部(3)と、
    前記内パイプ(1)の下端部側(11)に有する雄ねじ(51)と、
    前記外パイプ(2)の上端部側(20)に有する雌ねじ(52)と、
    前記外パイプ(2)の下端部側(21)に形成されるラセン杭(4)とを備え、
    前記受け部(3)を地面(G)から所定範囲内の任意の高さに保持可能であることを特徴とする果樹棚用支柱。
  2. 前記受け部(3)は、前記内パイプ(1)に対して周方向に回動自在にかつ、前記内パイプ(1)の上端部(10)に配置されることを特徴とする請求項1記載の果樹棚用支柱。
  3. 前記ラセン杭(4)は、前記外パイプ(2)の下端部(21)近傍の外側にラセン部材(40)を固着され、前記外パイプ(2)内の下端部(21)の近傍まで前記雄ねじ(51)を抜き差し可能に形成されていることを特徴とする請求項2記載の果樹棚用支柱。
  4. 前記内パイプ(1)および前記外パイプ(2)を略軸心を中心とする周方向に回動する場合に用いるパイプレンチ(12)、(22)に備える係合ピン(14)、(24)を係合可能な係合孔(13)、(23)を前記内パイプ(1)および前記外パイプ(2)の周部に有することを特徴とする請求項3記載の果樹棚用支柱。
  5. 前記内パイプ(1)の下端部側(11)近傍の外周側に直接形成される雄ねじ(61)と、
    前記外パイプ(2)の上端部側(20)近傍の内周側に直接形成される雌ねじ(62)とを有することを特徴とする請求項4記載の果樹棚用支柱。
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