JP5154353B2 - 照明装置、電気光学装置及び電子機器 - Google Patents

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本発明は、電気光学装置に用いて好適な照明装置に関する。
現在、携帯電話機、携帯情報端末機、コンピュータディスプレイなどの電子機器において、映像を表示するために液晶装置などの電気光学装置が広く用いられている。
このような液晶装置では、液晶表示パネルを背面側から照明して透過表示を行うために、その液晶表示パネルの背面側にバックライト装置(照明装置)が設けられる。
かかる照明装置として、例えば、発光ダイオードに代表される光源と、光源からの光を液晶表示パネルに向けて導く導光板と、導光板の外周部を支持する枠状のフレームとを有するサイドライト方式の照明装置が知られている。
このような照明装置では、枠状のフレーム及び導光板は、一般的に、樹脂を成形加工することで作製される。このとき、枠状のフレーム及び導光板の成形加工の精度によっては、枠状のフレームの内周面と導光板の外周面との間にクリアランスが生じてしまう。かかるクリアランスにバラツキがあると、これに伴って、光源と導光板の入光面との間の距離にもバラツキが生じてしまう。
ここで、照明装置の輝度を高めるためには、光源と導光板の入光面との距離のバラツキを最小限に抑えることが望ましい。しかし、このようなクリアランスを0にすることは製造技術上困難であり、かかるクリアランスのバラツキにより、光源と導光板の入光面との間の距離にバラツキが生じてしまうと、導光板の入光面における、光源から導光板内への導光率も不均一となり、その結果、照明装置の輝度特性が不均一になってしまうといった課題がある。
この点に関し、特許文献1には、光源の発光面が導光板に安定して密着し、照明光の輝度分布にむらが生じることのない照明装置が記載されている。
特許文献1に記載の照明装置では、かかる目的を達成するため、LEDを発光面とは反対側の背面の平面部のみを、フレームに形成されたバネ部材により導光板の入射面側へ押圧することで、LEDの発光面を導光板の入射面に密着させるようにしている。
なお、特許文献2には、FPCに実装された発光素子を導光板の側方に位置付けることが可能な液晶表示装置用バックライト構造が記載されている。
特開2007−258043号公報 特開2003−90993号公報
ところで、上記の特許文献1に記載の照明装置では、照明光の輝度分布にむらを防止するために、LEDの発光面を導光板の入射面に密着させているが、かかる構成を実現するためには、フレームに対して複雑な形状を有するバネ部材を設けなければならず、フレームの加工工数が増加してしまうといった課題がある。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、導光板及び導光板を収容する枠体の構造に工夫を凝らすことにより、枠体の加工工数を増加させることなく、光源と導光板のクリアランス(隙間)を小さくして輝度の向上等を図ることが可能な照明装置、及びそれを用いた電気光学装置並びに電子機器を提供することを課題とする。
本発明の1つの観点では、照明装置は、光源と、前記光源の出光側と対向する入光面を有する導光板と、前記導光板の縁辺に沿う側壁を具備した前記導光板を収容する枠体と、を備え、前記導光板の前記入光面とは逆側の反入光面には突出部が設けられ、前記突出部に対応する前記枠体の側壁には、弾性変形による反発力により前記突出部を前記光源側に押圧する弾性変形部を備えている。
上記の照明装置は、光源と、光源の出光側と対向する入光面を有する導光板と、導光板の縁辺に沿う側壁を具備した当該導光板を収容する枠体と、を備えている。光源としては、例えば発光ダイオードが挙げられる。
そして、この照明装置では、導光板の入光面とは逆側の反入光面には突出部が設けられ、導光板の突出部に対応する枠体の側壁には、弾性変形による反発力により突出部を光源側に押圧する弾性変形部を備えている。
この構成によれば、枠体と導光板との間にクリアランス(隙間)のバラツキがあったとしても、弾性変形部の弾性変形による反発力により突出部を光源側に押圧することで、導光板の入光面と光源の出光側の面(発光面又は出光面)のクリアランスを縮めることができる。その結果、光源から導光板内への光の入射効率を向上させることができ、照明装置の輝度を向上させることができる。
また、この構成によれば、枠体の形状が複雑にならなくてすむので、その加工工数が増加することを防止できる。
好適な例では、弾性変形部を弾性変形させ易くするために、枠体は、プラスチックなどの樹脂素材により形成されていることが好ましい。
上記の照明装置の一つの態様では、前記枠体は、前記突出部に対向する位置に設けられた貫通孔を有し、前記弾性変形部は、前記貫通孔と前記枠体の前記導光板が収容される開口との間に位置する前記側壁の内周面側の部分である。これにより、弾性変形部は、両端梁構造を有し、突出部を光源側へ押圧する。
上記の照明装置の他の態様では、前記突出部の中心は、前記弾性変形部及び前記貫通孔の中心と略一致している。
これにより、突出部は、最も撓み易い弾性変形部の中心により、十分な弾性反発力で光源側へ押圧される。
上記の照明装置の他の態様では、前記突出部の厚さは、前記導光板の厚さに等しい。これにより、枠体の開口の適切な位置に導光板を配置した場合に、突出部を的確に弾性変形部に当接させることができる。
上記の照明装置の他の態様では、前記導光板は、矩形状の平面形状を有し、前記光源は、前記入光面に対向する位置に複数配置され、前記突出部は、前記反入光面側の2隅の近傍位置に各々設けられ、前記弾性変形部は、前記突出部の各々に対応する位置に設けられている。
この態様によれば、光源の発光面と導光板の入光面との距離を一定に保持しつつ、それらの間のクリアランスを縮めることができる。その結果、照明装置の輝度特性の均一化と、その輝度の向上とを両立させることができる。
本発明の他の観点では、一対の基板間に電気光学層を挟持してなる電気光学パネルと、電気光学パネルの一方の面側に配置された上記の何れかの照明装置と、を備える電気光学装置を構成することができる。
本発明の更に他の観点では、上記の電気光学装置を表示部として備える電子機器を構成することができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。
[液晶装置の構成]
まず、図1乃至図3を参照して、本発明の実施形態に係る電気光学装置の一例としての液晶装置100の構成について説明する。
図1は、本実施形態に係る液晶装置100をその表示側から見た概略平面図を示す。図2は、図1の切断線A−A’に沿った液晶装置100の構成を示す要部断面図を示す。図3(a)は、第2の支持部材17の構成を示す平面図である。図3(b)は、第2の支持部材17による導光板12の支持構造を示す平面図である。なお、図3(b)では、光源13と、導光板12及び第2の支持部材17との位置関係についての理解を容易とするため、光源13も図示することにしている。
液晶装置100は、電気光学パネルの一例としての液晶表示パネル50と、一対の偏光板5、6と、液晶表示パネル50の表示側とは逆側に配置され、液晶表示パネル50を照明する照明装置51と、を備える。
液晶表示パネル50は、第1の基板1と第2の基板2とを枠状のシール材3を介して貼り合わせ、シール材3で区画される領域内に、電気光学層の一例としての液晶層4を狭持して構成される。なお、本発明では、液晶表示パネル50は、以下の構成に限定されず、周知の種々の構成を採り得る。
第1の基板1は、第2の基板2の一端2eから外側に張り出す張り出し領域1hを有する。張り出し領域1hの第2の基板2側の面には、例えばドライバIC(Integrated Circuit)7及び配線基板たるFPC(Flexible Printed Circuit)8が実装され、さらに複数の接続端子21などが実装又は形成されている。ドライバIC7は、複数の入力端子7a及び複数の出力端子7bを有している。各接続端子21は、ドライバIC7の各入力端子7aとFPC8とを電気的に接続している。
また、実装領域1hの第2の基板2側の面から、第1の基板1の液晶層4側の面にかけて複数の信号線22が形成されている。各信号線22は、ドライバIC7の各出力端子7bに電気的に接続されている。なお、信号線22には、表示内容に応じたデータが供給されるデータ線、走査信号が供給される走査線、及び基準電位(例えば0[V]など)が供給される共通配線などが含まれる。
その他、液晶表示パネル50の液晶層4側の面上には、図示を省略するが、例えばブラックマトリックス、カラーフィルタ、電極その他の多くの構成要素がマトリクス状(格子状)又はストライプ状(線状)に形成されている。そして、液晶表示パネル50におけるシール材3の内側には、画像を表示するための表示領域が形成される。また、第1の基板1の液晶層4側とは逆側の面には偏光板5が配置されていると共に、第2の基板2の液晶層4側とは逆側の面には偏光板6が配置されている。偏光板5の透過軸は、例えば偏光板6の透過軸に対して略90[°]に設定されている。
照明装置51は、第1の支持部材10と、反射シート11と、導光板12と、光源13と、光学シート群と、第2の支持部材17と、遮光テープ18と、を備える。ここで、光学シート群には、周知の光学シート、例えば、拡散シート14、第1のプリズムシート15及び第2のプリズムシート16が含まれる。
第1の支持部材10は、箱状の形状を有し、照明装置51の各構成部材、一対の偏光板5、6及び液晶表示パネル50等を支持する。
反射シート11は、光を反射するシート状の部材であり、第1の支持部材10の液晶表示パネル50と対向する面に配置されている。
導光板12は、透明性を有する素材にて形成され、例えば矩形状の平面形状を有する。本例では、導光板12は、縁辺12sL、12sU、12sR、12sDを備える。なお、以下では、導光板12の縁辺12sDを「入光面12a」、また、縁辺12sUを「反入光面12b」とも表記する。ここで、縁辺12sLと縁辺12sR、及び、縁辺12sUと縁辺12sDは、それぞれ平行をなしていると共に、縁辺12sL及び縁辺12sRは、それぞれ縁辺12sU及び縁辺12sDと直交又は交差している。導光板12は、反射シート11の第1の支持部材10側とは逆側に且つ反射シート11と対向する位置に配置されている。導光板12は、その一端面(以下、「入光面」と称する)12aと対面する位置に配置された光源13から発光された光Lを拡散シート14側に向けて導く役割を有する。ここで、光源13としては、例えば発光ダイオードなどが挙げられる。
拡散シート14は、導光板12の反射シート11側とは逆側に且つ導光板12と対向する位置に配置され、導光板12から出光された光Lを第1のプリズムシート15に向けて拡散させる役割を有する。
第1のプリズムシート15は、拡散シート14の導光板12側とは逆側の面に重ねて配置され、拡散シート14から出光された光Lを第2のプリズムシート16に向けて集光させる役割を果たす。
第2のプリズムシート16は、第1のプリズムシート15の拡散シート14側とは逆側に重ねて配置され、第1のプリズムシート15から出光された光Lを液晶表示パネル50側に向けて集光させる役割を果たす。なお、第2のプリズムシート16のプリズムの稜線の延在方向は、図示を省略するが、第1のプリズムシート15のプリズムの稜線の延在方向と略直交する方向に延在するように構成することができる。
第2の支持部材17は、枠状の形状を有する枠体であり、導光板12の縁辺12sL、12sU、12sR、12sDに沿う側壁17sL、17sU、17sR、17sDをそれぞれ具備している。そして、第2の支持部材17は、導光板12を収容している。なお、第2の支持部材17の特徴的な構成、及び第2の支持部材17による導光板12の特徴的な支持構造については後述する。
遮光テープ18は、枠状の形状を有し、光学シート群より外側であって、且つ液晶表示パネル50の外周部と平面的に重なる位置(本例では、第1の基板1の第2の基板2側とは逆側の実装領域1hの面)に配置されている。遮光テープ18は、照明装置51からの不要な漏れ光を遮光して、液晶表示パネル50の表示品位に悪影響を与えるのを防止する役割を有する。
以上の構成を有する液晶装置100では、光源13から出射された光Lは、図2の矢印に示すように導光板12内を伝播して、その伝播した光Lは導光板12の拡散シート14側の面から出光する。なお、導光板12内を伝播した光Lのうち一部の光は反射シート11側の面から出光して反射シート11により反射され、その反射光は導光板12内に戻される。そして、導光板12から拡散シート14に向けて出光した光Lは、光学シート群を通過して、さらに液晶表示パネル50の表示領域に向けて進行する。この際、液晶表示パネル50において液晶層4の液晶分子の配向が制御されて、所望の表示画像が観察者によって視認される。
(照明装置の輝度向上構造)
次に、図3乃至図5を参照して、本実施形態に係る照明装置51の輝度向上構造について詳述する。
図4(a)は、図3(b)の破線領域A1を拡大した要部平面図を示し、特に、導光板12が規定のサイズより若干小さかった場合における、第2の支持部材17による導光板12の支持構造を示す。図4(b)は、図4(a)に対応する要部平面図を示し、特に、導光板12が規定のサイズより若干大きかった場合における、第2の支持部材17による導光板12の支持構造を示す。図4(c)は、図3(b)の破線領域A2を拡大した要部平面図を示し、光源13付近における、第2の支持部材17による導光板12の支持構造を示す。図5は、図4(a)の切断線B−B’に沿った第2の支持部材17による導光板12の支持構造を示す要部断面図である。
本実施形態では、第2の支持部材17及び導光板12の構造に工夫を凝らすことにより、光源13の発光面13aと導光板12の入光面12aとのクリアランス(隙間、間隙又は距離)を小さくして、光源13から導光板12内への光の入射効率を向上させることで、照明装置51の輝度の向上を図る。そこで、その目的を実現する具体的な構成について、以下では、第2の支持部材17及び導光板12の特徴的な構成、並びに第2の支持部材17による導光板12の特徴的な支持構造について順に説明する。
まず、第2の支持部材17の特徴的な構造は以下の通りである。
第2の支持部材17は、上記したように枠体であり、側壁17sL、17sU、17sR、17sDと、開口17aと、凹部17bと、貫通孔17cと、弾性変形部17dと、を有する。
開口17aは、導光板12と略同一の平面形状を有し、側壁17sL、17sU、17sR、17sDに取り囲まれる位置に形成されている。開口17aには、導光板12が配置される。
凹部17bは、第2の支持部材17の側壁17sDの内周面に複数設けられ、当該内周面から外周面に向けて窪む形状を有する。各凹部17bには、各光源13が配置される。
貫通孔17cは、第2の支持部材17の側壁17sUを貫通することで形成されており、第2の支持部材17の側壁17sD側とは逆側である側壁17sUの2隅(17sa、17sb)の近傍位置に夫々設けられている。各貫通孔17cは、後述する弾性変形部17dを所定の方向に弾性変形させる役割を果たす。
弾性変形部17dは、第2の支持部材17の各貫通孔17cに対向する位置に設けられた第2の支持部材17の側壁17sUの内周面側の部分(破線にて囲まれる部分)である。各弾性変形部17dは、貫通孔17c側に弾性変形可能に構成された両端梁構造を有する。ここで、両端梁構造とは、弾性変形部17dの両端が第2の支持部材17に固定されている構造をいう。
次に、導光板12の特徴的な構造は以下の通りである。
導光板12は、上記したように矩形状の平面形状を有し、その入光面12a側とは逆側に位置する反入光面12bから外側に向けて突出する突出部(突起)12cを有する。本例では、突出部12cは複数設けられ、各突出部12cは、導光板12の反入光面12b側の2隅の近傍位置に夫々設けられている。導光板12の厚さt1方向に対応する各突出部12cの厚さ(長さ)は、例えば、図5に示すように、当該導光板12の厚さt1と略同一の厚さとされる。
次に、第2の支持部材17による導光板12の特徴的な支持構造は以下の通りである。
導光板12は、その縁辺12sL、12sU、12sR、12sDが夫々第2の支持部材17の側壁17sL、17sU、17sR、17sDに沿った状態で且つ第2の支持部材17の開口17a内に配置された状態で、当該第2の支持部材17に収容される。そして、導光板12の各突出部12cは、第2の支持部材17の各弾性変形部17d及び各貫通孔17cに対向する位置に配置されている。本例では、導光板12の各突出部12cは、図4(a)に示すように、その各突出部12cの中心を通る中心線CL1が、第2の支持部材17の各弾性変形部17d及び各貫通孔17cの各中心を通る中心線CL2と略一致した状態で、各弾性変形部17dの内周面に当接するように配置されている。
各光源13は、例えば、その出光側の面(以下、「出光面」又は「発光面」)13aが導光板12の入光面12aと対向するように、第2の支持部材17の凹部17b内に配置される。このとき、光源13の発光面13aと、それと対向する導光板12の入光面12aとのクリアランスd1が少ないほど導光板12への光の入射効率を向上させることができる。
以上の構成を有する第2の支持部材17による導光板12の支持構造によれば、以下に述べる比較例と比較して有利な作用効果を有する。以下、この点について説明する。
まず、図6を参照して、比較例に係る第2の支持部材による導光板の支持構造、及びその課題について説明する。
図6(a)は、図4(a)に対応する、比較例に係る第2の支持部材17xによる導光板12xの支持構造を示す。図6(b)は、図4(c)に対応する、比較例に係る第2の支持部材17xによる導光板12xの支持構造を示す。
比較例では、上記の実施形態と比較して、第2の支持部材に対して貫通孔17c及び弾性変形部17dを設けていない点、及び、導光板に突出部12cを設けていない点のみが異なっている。このような構成を有する比較例では、次のような課題が生じる。
即ち、第2の支持部材17x及び導光板12xの製造時には、その技術上、その両者のサイズに誤差が生じる。これに伴って、光源13の発光面13aと導光板12xの入光面12aとのクリアランスd2が大きくなり、光源13から導光板12x内への光の入射効率が低下してしまう。
この点、本実施形態に係る照明装置51では、導光板12の入光面12aとは逆側の反入光面12bには突出部12cが設けられており、導光板12の突出部12cに対応する第2の支持部材17の側壁17sUには、貫通孔17c側に弾性変形する際の反発力(弾性反発力又は弾性付勢力)により、突出部12cを光源13側に押圧する弾性変形部17dを備えている。
この構成によれば、各弾性変形部17dの弾性変形による反発力により各突出部12cを光源13側に押圧することで、導光板12の入光面12aと光源13の発光面13aとのクリアランスd1を縮めることができる。好適な例では、導光板12の入光面12aと光源13の発光面13aとのクリアランスd1を0とすることができる。その結果、光源13から導光板12内への光の入射効率を向上させることができ、照明装置51の輝度を向上させることができる。
例えば、第2の支持部材17の開口17aの大きさに対して、導光板12の大きさが若干小さかった場合には、図4(a)に示すように、各突出部12cが各弾性変形部17dを変形させることなく当該各弾性変形部17dに当接した状態で、導光板12が開口17a内に配置される。このため、各突出部12cにより、光源13の発光面13aと導光板12の入光面12aとのクリアランスをできる限り小さくすることができる。
一方、第2の支持部材17の開口17aの大きさと導光板12の大きさがほぼ等しい場合には、図4(b)に示すように、各突出部12cが各弾性変形部17dを各貫通孔17c側に押圧した状態、即ち各弾性変形部17dが各突出部12cにより各貫通孔17c側に弾性変形させられた状態で、導光板12が開口17a内に配置される。これにより、図4(b)及び(c)の矢印Y1に示すように、各突出部12cは各弾性変形部17dからの反発力を受けるため、導光板12の入光面12aと光源13の発光面13aとのクリアランスd1が小さくなる。その結果、光源13から導光板12内への光の入射効率を向上させることができ、照明装置51の輝度を高めることができる。
また、この構成によれば、第2の支持部材17の形状が複雑にならなくてすむので、その分、その加工工数が増加することを防止できる。
好適な例では、各弾性変形部17dを弾性変形させ易くするために、第2の支持部材17は、プラスチックなどの樹脂素材により形成されていることが好ましい。
また、この照明装置51では、各突出部12cの中心を通る中心線CL1は、第2の支持部材17の各弾性変形部17d及び各貫通孔17cの各中心を通る中心線CL2と略一致している。これにより、各突出部12cは、最も撓み易い各弾性変形部17dの中心を各貫通孔17c側に押圧することになる。そのため、各突出部12cは、各弾性変形部17dの最大の弾性反発力により導光板12に押し付けられる。よって、十分な弾性反発力により光源13の発光面13aと導光板12の入光面12aとのクリアランスd1を縮めることができる。
また、この照明装置51では、導光板12の厚さt1方向に対応する各突出部12cの厚さ(長さ)は、例えば、導光板12の厚さt1に略等しい。これにより、第2の支持部材12の開口17aの適切な位置に導光板12を配置した場合に、各突出部12cを、対応する各弾性変形部17dに的確に当接させることができる。
また、この照明装置51では、導光板12は矩形状の平面形状を有し、光源13は、導光板12の入光面12aに対向する位置に適宜の間隔をおいて複数配置され、各突出部12cは、導光板12の反入光面12b側の2隅の近傍位置に各々設けられ、各弾性変形部17dは、各突出部12cに対応する位置に設けられている。
これにより、各突出部12cは、導光板12の入光面12aと第2の支持部材17の側壁17sDの内周面とを略平行な状態に保った上で、各弾性変形部17dからの反発力を受ける。そのため、光源13の発光面13aと導光板12の入光面12aとのクリアランスd1を一定に保持しつつ、当該クリアランスを縮めることができる。
[変形例]
本発明に係る照明装置は、上記の実施形態に係る照明装置51の構成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の変形をすることが可能である。
例えば、上記の実施形態では、各弾性変形部17dは両端梁構造を有していたが、これに限らず、本発明では、各弾性変形部17dは片端梁構造を有していても構わない。ここで、片端梁構造とは、弾性変形部17dの両端のうち、何れか一方の片端が第2の支持部材17の側壁17sUに固定され、他方の片端が第2の支持部材17の側壁17sUに対して開放されている構造をいう。
また、本発明では、各突出部12cは、導光板12の反入光面12b側の2隅の近傍位置に各々設けられ、各弾性変形部17d及び各貫通孔17cは、各突出部12cに対応する位置に設けられていたが、本発明では、各突出部12cは、導光板12の反入光面12b側のどの位置に設けられていてもよく、各弾性変形部17d及び各貫通孔17cは、各突出部12cに対応する位置であれば、第2の支持部材17のどの位置に設けられていてもよい。
例えば、図7(a)は、導光板12pの反入光面12bの略中央部に対して突出部12cを1つ設け、また、第2の支持部材17pにおいて、突出部12cに対応する側壁17cUに対して弾性変形部17d及び貫通孔17cを1つ設けた構成例を示す。図7(a)は、図3(b)に対応する、変形例に係る第2の支持部材17pによる導光板12pの支持構造を示す平面図である。また、図7(b)は、導光板12qの反入光面12bの略中央部及び当該反入光面12b側の2隅の近傍位置に各々設けられ、また、第2の支持部材17qにおいて、各突出部12cに対応する側壁17cUに対して弾性変形部17d及び貫通孔17cを各々設けた構成例を示す。図7(b)は、図3(b)に対応する、変形例に係る第2の支持部材17qによる導光板12qの支持構造を示す平面図である。
このように、本発明では、導光板12に設ける突出部12cの数や、第2の支持部材17に設ける弾性変形部17d及び貫通孔17cの数について制限はない。但し、第2の支持部材17の強度向上を図るためには、第2の支持部材17に設ける弾性変形部17d及び貫通孔17cの数はできる限り少ないことが望ましい。
また、本発明では、導光板12に設ける突出部12cの形状や、第2の支持部材17に設ける弾性変形部17d及び貫通孔17cの形状についても限定はない。
また、上記の実施形態では、弾性変形部および貫通穴を利用した両端梁構造により構成している。その代わりに、弾性変形部をゴムなどの弾性体を用いて構成してもよい。具体的には、図3(a)に示す弾性変形部17bの位置に、貫通穴17cの代わりに凹部17bの如き形状の凹部を設け、その凹部にゴムなどの弾性体を配置すればよい。
上記の実施例では、第2の支持部材17の側壁17sU側に弾性変形部を設けて導光板を光源側に押し付ける構造としているが、これに加えて、各光源を導光板側に押し付ける構造を設けてもよい。例えば、光源13の導光板12と逆側に突出部を設けるとともに、当該突出部と対向する位置において第2の支持部材17の凹部17bの位置に弾性変形部を設ける。これにより、弾性変形部が光源13を導光板へ押し付けることにより、導光板の入光面と光源の発光面とのクリアランスをさらに小さくすることができる。
また、本発明では、第2の支持部材17は、樹脂素材より形成されている必要はなく、弾性変形部17dを弾性変形させることができれば、第2の支持部材17は、どのような素材により形成されていてもよい。
また、本発明では、光源13は発光ダイオードに限定されず、冷陰極管(CCFL:Cold Cathode Fluorescent Lamp)等の蛍光ランプであってもよい。
[電子機器]
次に、上記した実施形態に係る照明装置51を有する液晶装置100、或いは上記した変形例に係る照明装置を有する液晶装置のうちの何れかの液晶装置(以下、代表して「液晶装置1000」と称する)を備える電子機器の具体例について図8を参照して説明する。
まず、本発明に係る液晶装置1000を、可搬型のパーソナルコンピュータ(いわゆるノート型パソコン)の表示部に適用した例について説明する。図8(a)は、このパーソナルコンピュータの構成を示す斜視図である。同図に示すように、パーソナルコンピュータ710は、キーボード711を備えた本体部712と、本発明に係る液晶装置1000を適用した表示部713とを備えている。
続いて、本発明に係る液晶装置1000を、携帯電話機の表示部に適用した例について説明する。図8(b)は、この携帯電話機の構成を示す斜視図である。同図に示すように、携帯電話機720は、複数の操作ボタン721のほか、受話口722、送話口723とともに、本発明に係る液晶装置1000を適用した表示部724を備える。
なお、本発明に係る液晶装置1000を適用可能な電子機器としては、図8(a)に示したパーソナルコンピュータや図8(b)に示した携帯電話機の他にも、液晶テレビ、ビューファインダ型・モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、ディジタルスチルカメラなどが挙げられる。
本発明の実施形態に係る照明装置を有する液晶装置の平面図。 図1の切断線A−A’に沿った液晶装置の要部断面図。 第2の支持部材及び第2の支持部材と導光板の構造体に係る各平面図。 第2の支持部材と導光板の構造体に係る各要部拡大平面図。 図4(a)の切断線B−B’に沿った要部断面図。 比較例に係る、第2の支持部材と導光板の構造体に係る各要部拡大平面図。 各変形例に係る第2の支持部材と導光板の構造体に係る各平面図。 本発明の液晶装置を備える電子機器の斜視図。
符号の説明
12、12p、12q 導光板、 12a 入光面、 12b 反入光面、 12c 突出部、 12sL、12sU、12sR、12sD 縁辺、 13 光源、 13a 発光面、 17、17p、17q、17r 第2の支持部材(支持部材)、 17b 凹部、 17c 貫通孔、 17d 弾性変形部、 17sL、17sU、17sR、17sD 側壁、 50 液晶表示パネル(電気光学パネル)、 51 照明装置、 100 液晶装置(電気光学装置)

Claims (7)

  1. 光源と、
    前記光源の出光側と対向する入光面を有する導光板と、
    前記導光板の縁辺に沿う側壁を具備した前記導光板を収容する枠体と、を備え、
    前記導光板の前記入光面とは逆側の反入光面には突出部が設けられ、
    前記突出部に対応する前記枠体の側壁には、弾性変形による反発力により前記突出部を前記光源側に押圧する弾性変形部を備えており、
    前記弾性変形部は、前記突出部に対向する位置の前記側壁に設けた貫通孔と前記枠体の前記導光板が収容される開口との間に位置する前記側壁の内周面側の部分である
    照明装置。
  2. 前記突出部の中心は、前記弾性変形部及び前記貫通孔の中心と略一致している請求項1記載の照明装置。
  3. 前記突出部の厚さは、前記導光板の厚さに等しい請求項1又は2に記載の照明装置。
  4. 前記導光板は、矩形状の平面形状を有し、
    前記光源は、前記入光面に対向する位置に複数配置され、
    前記突出部は、前記反入光面側の2隅の近傍位置に各々設けられ、
    前記弾性変形部は、前記突出部の各々に対応する位置に設けられている請求項1乃至3のいずれか一項に記載の照明装置。
  5. 前記枠体は樹脂素材により形成されている請求項1乃至4のいずれか一項に記載の照明装置。
  6. 一対の基板間に電気光学層を挟持してなる電気光学パネルと、前記電気光学パネルの一方の面側に配置された請求項1乃至5のいずれか一項に記載の照明装置と、を備える電気光学装置。
  7. 請求項6に記載の電気光学装置を表示部として備える電子機器。
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