JP5149169B2 - 流体組成物用のアプリケータ - Google Patents

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Description

本発明は、1回分の用量の流体組成物用のアプリケータに関する。流体組成物は特に、歯科用組成物であることができる。本発明は、本発明のアプリケータを準備する方法にも関する。さらに、本発明は、本発明の複数の使い捨てアプリケータを有するシステムに関する。歯科用流体組成物は、歯科用接着剤、歯科用プライマ、歯科用シーラント、歯科用エッチング液、歯科用ワニス、複合材料、虫歯がある硬質組織用の染色液、又は局部麻酔剤から選択されてもよい。
歯科の分野において、流動性を有する歯科用組成物は、瓶、欧州特許公開第1153579号、米国特許第6,685,013号及び米国特許公開第2003/0,146,117号に開示されているような密封貯蔵容器、PCT国際公開WO03/061508号に開示されているようなアプリケータ装置、又は米国特許第6,503,084号又は米国特許公開2003/0198918号に開示されているようなカートリッジに入れて提供される。
歯又は歯科用修復物等の塗布部位への歯科用組成物の直接的な塗布は、瓶又は欧州特許第1153579号、米国特許第6,685,013号又は米国特許公開第2003/0146117号に開示されている密封容器から行うことができない。したがって、歯科用組成物を塗布部位に塗布するために、ブラシ等の追加の塗布装置が必要である。米国特許第6,685,013号は、別体の物質及びアプリケータ部分を有するアプリケータで物質を塗布するための用量パッケージ(dose package)を開示している。一実施形態では、物質をアプリケータ上に分配するために、物質ウェルを絞る。米国特許公開第2003/0146117号は、歯科用組成物の貯蔵及び塗布を行うための装置であって、第1の物質を受け取る少なくとも1つの第1の室と、第1の物質を引き出すための、その室から分離したパウチとを画定する第1のフィルム及び第2のフィルムを有する、装置を開示している。米国特許公開第2003/0146117号の装置は、剛性をまったく有していない。
それぞれPCT国際公開WO03/061508号及び米国特許第6,503,084号に開示されているアプリケータ装置及びカートリッジは、歯科用組成物を塗布部位に直接的に塗布することができるようにする。しかしながら、PCT国際公開WO03/061508号のアプリケータ装置は、弁と、比較的複雑な制御及び分配機構とを備える装置であり、したがって、大量の歯科用組成物が、アプリケータ装置のタンク内に貯蔵される。米国特許第6,503,084号に開示されているカートリッジは、歯科用充填材料等の、高い粘性及びわずかな低い流動性を有するペースト状又は蜂蜜状の歯科用組成物用に設計されている。さらに、歯科用組成物をカートリッジから塗布部位へ押し出すために、欧州特許公開第0744161号に開示されているような比較的複雑な塗布エジェクタ装置も必要である。さらに、PCT国際公開WO03/061508号のアプリケータ装置及び米国特許第6,503,084号のカートリッジを使用する場合、流動性を有する歯科用組成物の薄い層を塗布することができない。さらに、既知のアプリケータ装置と、カートリッジ及び塗布エジェクタ装置のシステムとによって、塗布部位の表面上に塗布物質の薄い層を均一に分散させることはできない。特に、既知のアプリケータ装置と、カートリッジ及び塗布エジェクタのシステムとによって、歯科用組成物を塗布部位に擦り込むことができない。さらに、既知のアプリケータ装置及びカートリッジを実際に使用して、これらの容器が溶剤を通さない構造ではないことがわかった。米国特許第2003/0198918号は、吐出端部に接続された、多孔質又は発泡型透過アプリケータを有すると共に、低粘性歯科用組成物を収容する本体部分を有する歯科用組成物容器を開示している。吐出オリフィス及び取り付けられた透過アプリケータを通して歯科用組成物を押し出すために、本体部分内にプランジャ又はピストンが設けられている。米国特許第2003/0198918号から既知の容器は、プランジャ又はピストンを移動させるために特殊な工具を必要とする。米国特許第2003/0198918号は、絞り可能な密封歯科用容器又はアンプルも開示している。
さらに、少量の液体、たとえば1回使用分の液体の貯蔵及び分配を行う装置が、単一要素材料について米国特許第6,105,761号に、多要素材料についてPCT国際公開WO01/64544号に開示されている。本明細書において、単一要素材料は、1つ又は複数の成分から成る材料であって、それにより、その材料が1つのコンパートメント内に収容される材料を意味する。多要素材料は、少なくとも2つのコンパートメント内に貯蔵された少なくとも2つの成分から成る材料を意味する。米国特許第6,105,761号及びPCT国際公開WO01/64544号に開示されているような、少量の液体の貯蔵及び分配を行うための1回使用の装置は、多数回使用の貯蔵及び塗布システムに比べて、衛生面の点から好ましい。さらに、米国特許第6,105,761号及びPCT国際公開WO01/64544号に開示されている1回使用の装置は、溶剤を通さない。さらに、PCT国際公開WO01/64544号は、流体物質の貯蔵及び分配用の装置が、物質の分配用に開放端部式ポケットを有し、それにより、ポケットをカニューレ(cannula)として形成する場合、ポケットが塗布装置の働きをしてもよいことを開示している。しかしながら、PCT国際公開WO01/64544号に開示された装置は、2枚のシートから成り、そのため、ポケットは、流体物質を直接的に塗布するためのカニューレとして形成されたときでも、低い剛性を有するだけである。したがって、ポケットは、歯科用組成物を塗布部位に擦り込むことができるだけの十分な安定性を有していない。さらに、PCT国際公開WO01/64544号は、流体物質の繰り返し塗布のために、ブラシ等の追加の塗布器具を使用することだけを開示している。したがって、流体物質を薄い層に塗布するには、ブラシをポケット内に浸漬することによって、より多くのステップを必要とする。すなわち、そのようなブラシは、ポケット内に使用中に設けられる流体物質内にブラシを浸漬することだけが記載されている。さらに、PCT国際公開WO01/64544号は、貯蔵中、及びポケット内への流体物質の分配中に、塗布用具をポケット内に保管することを教示している。したがって、PCT国際公開WO01/64544号は、流体物質に流れ抵抗を与え、それにより、流体物質がそのタンクからポケット内へ流れる間、流体物質がポケットから噴出することを防止するようにした貯蔵及び塗布装置の提供を開示していない。PCT国際公開WO01/64544号は、流体物質がタンクからポケット内へ流れる間、それに適当な流れ抵抗を与えることについては言及していない。反対に、ポケット内に保管されているブラシを十分に濡らすために、流体物質の流れ抵抗を、それがタンクからポケット内へ流れる間に減少させれば、PCT国際公開WO01/64544号の装置にとって好都合であろう。しかしながら、歯科用組成物に流れ抵抗を与えることなく、PCT国際公開WO01/64544号に開示されている装置のカニューレとして形成された開放端部型ポケットを用いる場合、カニューレとして形成されたポケットの遠位端から流体物質が噴出するという重大な問題が生じる。したがって、歯科の分野では、流体物質の直接塗布は、流体物質が患者の喉内へ、又は塗布部位の周囲の敏感な組織上に不都合にこぼれることを招くであろう。
英国補正特許明細書第842,965号は、少量の薬剤を比較的小さい限定された、且つ/又は届きにくい領域に塗布するために使用することができる液体薬剤用のアプリケータを開示している。アプリケータは、キャップで覆われた吐出オリフィスを備える遠位端を有する可撓管を備える。管は、液体薬剤を収容している。使用するには、管の近位端を大気圧に開き、それにより、液体がウィック(wick)を設けた吐出オリフィスを通って放出されるようにする。
PCT国際公開WO99/05987号は、歯科用ホワイトニング液を保持する密閉された脆弱な容器を開示している。脆弱な容器は、閉鎖端部及び開放端部を備える可撓バイアル内に封入される。バイアルの開放端部は、ウィッキング(wicking)アプリケータ物質を収容している。
PCT国際公開WO01/62177号は、チップを有するアプリケータと、最初はチップの上方に延在して、アプリケータに取り外し可能に接続されるキャップとを備えるアプリケータアセンブリを開示している。アプリケータは、キャップの取り外し時に弧状に曲げることができる可撓部を備える。
本発明の目的は、流動性を有する組成物、特に歯科用組成物を、溶剤がそれに含有されている場合でも、確実に貯蔵することができると共に、アプリケータを片手だけで操作する場合でも、少量の流体組成物を塗布部位に簡単、確実、迅速、衛生的且つ安全に塗布することができる貯蔵及び塗布装置を提供することである。
したがって、本発明は、1回分の用量の流体組成物用の使い捨てアプリケータであって、
(a)近位端及び遠位端を有する剛直な細長部材、
(b)剛直な細長部材の側面上に設けられて、貯蔵コンパートメントの壁を画定する可撓性フィルム、及び
(c)貯蔵コンパートメント内に収容された流体組成物
を備える、使い捨てアプリケータを提供する。
流体組成物は、歯科用組成物であってもよい。本発明は、1回分の用量の流体組成物用の使い捨てアプリケータであって、剛直な細長部材及び可撓性フィルムを備え、それらを組み合わせて流体組成物の貯蔵及び吐出を可能にする、使い捨てアプリケータを提供するという概念に基づく。剛直な細長部材は、アプリケータに寸法安定性を与え、それにより、アプリケータの取り扱い特性を向上させる。剛直な細長部材は、製造中のアプリケータ内への流体組成物の導入中の流体組成物の案内、及び塗布中の流体組成物の案内を行うためのチャネル機構を有する。したがって、剛直な細長本体は、少なくとも1つの塗布チャネルと、アプリケータ内への組成物の充填中の空気抜きに使用されるチャネルとを有する。
アプリケータは、単一の貯蔵コンパートメントを備えてもよい。アプリケータは、2つ以上の貯蔵コンパートメントを備え、それにより、剛直な細長部材の側面上に設けられた可撓性フィルムが、少なくとも1つの貯蔵コンパートメントの壁を画定するようにしてもよい。好ましくは、可撓性フィルムは、すべての貯蔵コンパートメントの壁を画定する。
好ましくは、アプリケータは、専ら流体組成物をアプリケータに充填するために使用される追加のチャネルを備える。剛直な細長部材によって設けられるチャネルは、孔であってもよく、又はチャネルは、アプリケータのさらなる部材によって補完される開放型ダクトであってもよい。好ましくは、剛直な細長部材は、好ましくはポリアミド、ポリオレフィン、ポリカーボネート及びポリエステルから選択される高分子を有する。
可撓性フィルムは、剛直な細長部材の側面、好ましくは実質的に平坦な側面上に設けられて、流体組成物用の貯蔵コンパートメントの湾曲した側壁を与える。剛直な細長部材上の可撓性フィルムの輪郭は、貯蔵コンパートメントが内部に設けられる貯蔵部を画定する。貯蔵コンパートメントを外側から圧縮すると、貯蔵コンパートメント内の圧力が増加して、貯蔵コンパートメントと剛直な細長部材内の、先に密封されているチャネルとの間が流体連通し、流体組成物がアプリケータから押し出される。貯蔵中、流体連通は密封された部分によって防止される。密封された部分は好ましくは、貯蔵部内に設けられる。好ましくは、シールは、剛直な細長部材上に設けられた受け取りオリフィスを密封する可撓性フィルムによって行われる。貯蔵コンパートメントは、剛直な細長本体の、操作者がアプリケータを握る部分に設けられる。したがって、貯蔵コンパートメントに外側から圧力を加えることにより、アプリケータの操作者の握りが改善されて、アプリケータ全体の制御が向上する。貯蔵コンパートメントは、好ましくは剛直な細長部材の長手軸に沿った向きの実質的に管状の形状を有する。好ましくは、フィルムは、貯蔵コンパートメントの3側部を与え、第4の側部は剛直な細長部材によって与えられる。
さらなる実施の形態において、可撓性フィルムは、複数の貯蔵コンパートメントを有してもよい。したがって、組成物を導入するため、及び空気抜きを行うための対応数の孔が、貯蔵部の適当な場所に設けられる。好ましくは、第1の貯蔵コンパートメント及び第2の貯蔵コンパートメント及び対応の孔が設けられる。第1の貯蔵コンパートメントは好ましくは、第2の貯蔵コンパートメントより近位の位置に設けられる。貯蔵中、第1の貯蔵コンパートメント及び第2の貯蔵コンパートメントは、可撓性フィルムによって、任意であるが、剛直な細長部材との協働で、分離される。第1の貯蔵コンパートメントに圧力を加えると、第1の貯蔵コンパートメント及び第2の貯蔵コンパートメント間が流体連通する。可撓性フィルムを剛直な細長部材から選択的に取り外し、それにより、追加のチャネルを第1の貯蔵コンパートメント及び第2の貯蔵コンパートメント間に形成することにより、流体連通させてもよい。したがって、第1の貯蔵コンパートメントの中身が、第2の貯蔵コンパートメントに追加される。さらに、貯蔵コンパートメントに加えられる圧力は、貯蔵コンパートメントと剛直な細長部材内のチャネルとの間も流体連通させ、それにより、組み合わされた流体組成物が、アプリケータから押し出されるようにしてもよい。貯蔵中、密封される部分によって流体連通が防止される。密封された部分は好ましくは、細長部材の側面の、可撓性フィルムの輪郭によって画定された貯蔵部内に設けられる。好ましくは、シールは、剛直な細長部材上に設けられた受け取りオリフィスを密封する可撓性フィルムによって行われる。本実施の形態は、長時間にわたって同一貯蔵コンパートメント内に貯蔵することができない反応成分を含有する流体組成物用に使用されることができる。以下では、単一の貯蔵コンパートメントを有する実施の形態を参照する。しかしながら、以下の開示は、複数の貯蔵コンパートメント、特に2つの貯蔵コンパートメントを有する実施の形態にも等しく当てはまる。
可撓性フィルムは、可撓性フィルムによって少なくとも部分的に画定された貯蔵コンパートメント内に受け取られるべき流体組成物用の拡散防止壁を与える。フィルムは、高分子層及び金属層を有する複合フォイルであってもよい。高分子物質は、好ましくはポリアミド、ポリエステル、Topas(登録商標)等の多環式オレフィン、及び/又はポリオレフィンを有する。金属層は、好ましくはアルミニウムを有する。好ましくは、複合フォイルは、冷間成形に適する深絞り特性を有する。さらに好ましくは、複合フォイルは、高分子物質として、多環式オレフィンを有するラミネートである。深絞り特性を有する複合フォイルであって、好ましくはTopas(登録商標)の多環式オレフィン層、アルミニウム層及びポリオレフィン層を基材にした、好ましくはポリエチレンのフィルムを使用する実施の形態が、特に好ましい。アルミニウム層とポリエチレン層との間に、ポリエチレンテレフタレート層を設けてもよい。
好適な実施の形態では、アプリケータは、シール部材をさらに備える。シール部材は、剛直な細長部材の、好ましくは貯蔵コンパートメントと反対側の側面に設けられる。シール部材は好ましくは、剛直な細長部材の孔に係合する突起を有する剛直体である。シール部材は、貯蔵コンパートメントから長手軸に垂直に、剛直な細長部材に貫設された貫通孔に係合してそれを密封する1つ又は複数の突起を有してもよい。
可撓性フィルムは、ホットシール又は接着等の任意の適当な技法によって剛直な細長部材に取り付けられてもよい。取り付けは好ましくは、1つ又は複数の貯蔵コンパートメントに外側から圧力を加えるとき、フィルムの選択的な取り外しが可能であるように調節される。選択的な取り外しは、1つ又は複数の貯蔵コンパートメント及び受け取りオリフィス間を流体連通させなければならず、それにより、1つ又は複数の貯蔵コンパートメントと剛直な細長部材のチップ(先端、tip)部の分配オリフィスとの間が、受け取りオリフィスを介して流体連通される。貯蔵コンパートメントの圧縮時に選択的に取り外すことができるシール部は、可撓性フィルム上に設けられてもよい。ホットシールの場合、シール部を、貯蔵コンパートメントの圧縮時に取り外されない他の部分に比べて低温処理することにより、シール部を設けてもよい。さらなる実施の形態によれば、剥離フィルムの粒子又はチップ(chip)、或いはフィルムの粘着性を低下させる他の異物粒子又はチップ(chip)を組み込むことにより、シール部を設けてもよい。
好ましくは、貯蔵部内であるが、すべての貯蔵コンパートメントから外れた位置で剛直な細長部材に受け取りオリフィスが設けられる。受け取りオリフィスは、流体組成物の貯蔵中、可撓性フィルムによって密封されてもよい。受け取りオリフィスのシールを、可撓性フィルムによって画定された1つ又は複数の貯蔵コンパートメントに圧力を加えることによって破り、それにより、孔を介して貯蔵コンパートメント及び分配オリフィス間を流体連通させてもよい。
好適な実施の形態では、受け取りオリフィスは、流体組成物が、細長部材の長手軸に実質的に垂直な第1のチャネル内へ流入できるようにし、第1のチャネルは、流体組成物を長手軸に実質的に平行な第2のチャネルへ案内し、さらに流体組成物を分配オリフィスへ案内する。さらなる好適な実施の形態では、第2のチャネルは、シール部材によって密封された部分を有する。
本発明によるアプリケータは、貯蔵部から遠位にチップ部をさらに備えてもよい。チップ部は、剛直な細長本体に一体状に接続されたカニューレ又は針であってもよい。チップ部はまた、たとえば、アプリケータ内に貯蔵された局部麻酔剤の塗布用に、中空注射針を受け取るようになっていてもよい。アプリケータは、貯蔵部の受け取りオリフィスとチップ部の分配オリフィスとの間を流体連通させるチャネルを備える。チャネルは、剛直な細長本体によって画定されてもよい。しかしながら、貯蔵コンパートメントの開口を設けるチャネルの壁を画定するために、さらにシール部材を使用してもよい。チップ部はまた、塗布チップと貯蔵部との間に位置する可撓部を有してもよい。可撓部は、指の圧力によってその降伏点を超えて、多数の角度向きのいずれか1つに変形可能であり、また、一旦曲げられると、その最初のまっすぐな向きに戻ることなく、曲がった向きにほぼ自己残留するであろう。
可撓部は、シャフトの曲がりを容易にする働きをする1つ又は複数の溝によって設けられてもよい。
本発明のアプリケータは、流体組成物に流れ抵抗を与え、それにより、組成物が遠位端から噴出するのを防止できるようにしている。これは、たとえばチャネルの寸法、特にチャネルの長さ、及び/又はチャネルの内径、及び/又は使い捨て(1回使用)の貯蔵及び塗布装置内に収容される流体組成物の量を適合させることによって達成されてもよい。したがって、カニューレの通路内を流れる流体組成物の速度が調節されるであろう。特に、チャネルは、5mm〜80mm、好ましくは10mm〜60mmの長さを有してもよい。さらに、チャネルは、0.1mm〜1mm、好ましくは0.3mm〜0.7mmの内径を有してもよい。さらに、チップ部は、0.5mm〜2.5mm、好ましくは0.5mm〜1.5mmの外径を有してもよい。
特定の実施の形態では、アプリケータは好ましくは、流体組成物の塗布をより良好に制御するために、繊維、剛毛、多孔質物質、ウィック又は繊維を有する塗布チップを備えてもよい。本発明のこの実施の形態によれば、塗布チップの透過性及び収容能力を調節することにより、流体組成物が遠位端の塗布チップから噴出するのを防止できるように、流体組成物に流れ抵抗を与える。塗布チップは、スポンジ、剛毛、フリース、繊維材料、繊維及び/又はフィラメントを有してもよい。好ましくは、以下の処理に従って、カニューレに吸水性材料を付着させることができる。塗布チップの外面を活性化するために、好ましくは高分子材料の剛直な細長部材をプラズマで処理してもよい。次に、活性化した表面に接着剤を塗布することができる。活性化は、接着剤の接着性を向上させるであろう。その後、空気又は不活性ガスを塗布チップ内に吹いて、好ましくは高分子材料の、さらに好ましくは高分子発泡体の繊維、フィラメント及び/又はチップ(chip)を付着させる。材料の透過性及び収容能力を容易に調節することができるので、この実施の形態は特に好ましい。
本発明のさらなる実施の形態によれば、流体組成物が上記遠位端から噴出するのを防止できるように、当該流体組成物に流れ抵抗を与えてもよい。
さらなる実施の形態によれば、アプリケータは、剛直な細長部材に一体状に接続されてもよいか、又は使用前にアプリケータに取り付けられてもよい注射針を備える。注射針は、金属材料又は高分子材料から成ってもよい。
さらに、1回使用分の流体組成物の量は、流体組成物の目的によって決まる。特に、歯科用組成物は、接着剤、シーラー、エッチングジェル、ワニス、複合流体、局部麻酔剤又は虫歯がある組織の染色液であってもよい。
使い捨ての貯蔵及び塗布装置内の流体組成物の量は、50μl〜1.0ml、好ましくは75μl〜750μl、より好ましくは100μl〜500μlであってもよい。アプリケータは、好ましくは一人の患者に1回の使用又は塗布を行うのに十分な量の流体組成物を収容する。
アプリケータは、流体組成物をチャネルに通して押し出すために、貯蔵コンパートメントに圧力を加えるための手段をさらに備えてもよい。当該手段は、好ましくは貯蔵コンパートメントの外側に設けられる。当該手段は、貯蔵コンパートメントから近位の位置で細長本体に回動式に取り付けられ、それにより、その手段は、圧力を当該手段に加えたとき、可撓性フィルムによって画定された貯蔵コンパートメントに圧力を加えることができる。この手段は、貯蔵コンパートメントを画定する可撓性フィルム用の保護カバーであってもよい。
本発明はまた、アプリケータを準備する方法であって、
(a)近位端及び遠位端を有する剛直な細長部材を設けること、
(b)貯蔵コンパートメントの壁を画定するために剛直な細長部材の側面上に可撓性フィルムを設けること、
(c)流体組成物を貯蔵コンパートメント内に貫通孔を介して導入すること、及び
(d)アプリケータを提供するために貫通孔をシール部材で密封すること、密封すること
を含む、アプリケータを準備する方法を提供する。
好適な実施の形態では、流体組成物は、貯蔵コンパートメントから細長部材の長手軸に垂直に延びる孔を介して、貯蔵コンパートメント内へ導入される。好ましくは、少なくとも2つの孔が設けられ、それにより、組成物を1つの孔から貯蔵コンパートメント内へ導入するとき、貯蔵コンパートメント内に捕らえられている空気を別の孔から逃がすようにする。
本発明はまた、本発明による、1回分の用量の流体組成物用の複数の使い捨てアプリケータを有するアプリケータシステムを提供する。好ましくは、流体組成物は、歯科用接着剤、歯科用プライマ、歯科用シーラント、歯科用エッチング液、歯科用ワニス、複合材料、虫歯がある硬質組織用の染色液、又は局部麻酔剤から選択される歯科用流体組成物である。
本発明は、歯構造体に歯科用組成物を塗布する方法も対象とする。本方法は、本発明によるアプリケータを設けるステップを含む。本方法は、チップ部に流体連通させるために、貯蔵コンパートメントに圧力を加えるステップ、及びチップ部を歯構造体及び/又は柔軟組織と接触させ、それにより、組成物の少なくとも一部分を歯構造体及び/又は柔軟組織に移すようにするステップを含む。
好ましくは、相互汚染の問題を回避するために、アプリケータは、1回の使用後に廃棄される。アプリケータはまた、大気又は周囲光に晒されたときに急速に硬化する組成物等の、長時間にわたってバルク容器からうまく分配することができない組成物の分配及び塗布に有利に使用されるであろう。
次に、添付図面を参照しながら、本発明をさらに詳細に説明する。異なる図面に示す本発明の対応する要素又は同等の要素には同一の参照符号を付ける。
図1a〜図1fは、本発明による使い捨てアプリケータであって、アプリケータの長手軸A−A’にほぼ平行に延びるチャネル内に流体組成物を導入する受け取りオリフィスを特徴とする使い捨てアプリケータの第1の実施形態を示す。
本発明によるアプリケータを参照符号1で示す。図1aに示すように、アプリケータ1は、近位端101及び遠位端102を有する剛直な細長部材10を備える。アプリケータは、剛直な細長部材10の側面上に設けられた可撓性フィルム20をさらに備える。可撓性フィルムは、その輪郭により、細長部材10の側面上に貯蔵部を画定する。可撓性フィルム20は、貯蔵コンパートメント201の壁も画定する。流体組成物30が、貯蔵コンパートメント201内に収容される。貯蔵部103は、貯蔵部に近位のハンドル部105と、貯蔵部103から遠位のチップ部104とを分離する。貯蔵部103は同時に、操作者がアプリケータ1を保持するグリップ部として働いてもよい。
図1bは、本発明の第1の実施形態によるアプリケータ1の上面図である。アプリケータ1は、近位端101から遠位端102まで延びる長手軸A−A’を有する。ハンドル部105及びチップ部104は、実質的に円筒形又は円錐形である一方、貯蔵部は、実質的に平坦である側面を有する。アプリケータチップ60は、流体組成物を塗布すべき表面全体に塗布しやすくする物質を含む。その物質については、それが組成物と相性がよいと共に、組成物を受け取り面全体に分散させるように機能する限り、特段の制限はない。適当な物質は、ブラシとして機能すると共に塗布チップ60の全体又は一部分だけに付着する小さい剛毛又は繊維である。フロック加工処理によって繊維を塗布チップ60に付着させてもよい。フロック加工は、任意の適当な技法によって実施することができる。繊維は好ましくは、表面が不規則的、凹凸状又は平滑であるかに関係なく、表面全体に組成物を均一に付着することができると共に、ブラシが行うのと同じやり方で組成物を塗布する。別法として、表面全体に組成物を広げやすくするために、多孔質物質、ウィック又は織地等の他の種類の物質を塗布チップ60に付着させてもよい。そのような他の物質の具体的な例として、ポリウレタンフォーム又は合成スポンジ等のオープンセル(open cell、連続気泡)フォーム材料が含まれる。適当な物質のさらなる例は、織布及び不織布又はガーゼである。塗布チップ60の一部として一体状に形成された微細構造面(micro−structured surfaces)を含む微細構造面も使用してもよい。
図1cで示すように、平坦な側面は、実質的に長手軸A−A’の平面上に延在するリセスをベースにして得られる。第1の実施形態によれば、受け取りオリフィス51は、貯蔵部103の遠位端に設けられる。受け取りオリフィスは、長手軸A−A’に実質的に平行に受け取りオリフィス51から分配オリフィス52まで延在するチャネル50内へ流体組成物30を導入する働きをする。
図1dは、流体組成物30を収容している貯蔵コンパートメント201を含む貯蔵部103の一部の拡大側部断面図である。可撓性フィルム20は、貯蔵部103の上方に延在して、貯蔵コンパートメント201を形成する。流体組成物30が、貯蔵コンパートメントからまったく拡散されることなく貯蔵されるように、可撓性フィルム20が剛直な細長部材10に取り付けられる。
図1dは、流体組成物30の貯蔵及び輸送中、受け取りオリフィス51が可撓性フィルム20によって密封されることを示す。さらに、シール部材40が、剛直な細長部材10の、貯蔵コンパートメント201と反対側の側面上に設けられる。シール部材40は、貯蔵部と反対側のリセス部内に受け取られる。シール部材40は、長手軸A−A’に実質的にほぼ垂直に、剛直な細長部材に貫設された孔内に係合する突起41及び突起42を有する。
図1eで示すように、シール部材は、剛直な細長部材10の外側輪郭内に組み込まれることができる。シール部材40の主要な機能は、貯蔵コンパートメント201に流体組成物30を充填した後、剛直な細長本体10内の貫通孔に係合してそれを密封することである。アプリケータ1の保管、輸送及び使用中、シール部材40は、剛直な細長本体の安定性を高める構造要素として働く。したがって、シール部材40は好ましくは、剛直な細長本体10に永久的に取り付けられる。
図1fは、剛直な細長部材の貫通孔に係合するシール部材の突起42の位置での貯蔵部の断面図である。
本発明の第2の実施形態を図2に分解図で示し、この場合、アプリケータ1は、剛直な細長部材10、可撓性フィルム20及びシール部材40を備える。本発明による使い捨てアプリケータの第2の実施形態は、アプリケータの長手軸A−A’に実質的に垂直に延びる第1のチャネル部内へ流体組成物を導入する受け取りオリフィスであって、受け取りオリフィス51と貯蔵コンパートメントの充填に使用される貫通孔とが同一平面上にあるようにした、受け取りオフィスを特徴とする。流体組成物は、第1のチャネル部から、分配オリフィスまで延びる第2のチャネル部へ案内される。
図3aに示すように、アプリケータ1は、近位端101及び遠位端102を有する剛直な細長部材10を備える。
図3bは、本発明の第2の実施形態によるアプリケータ1の上面図である。アプリケータ1は、近位端101から遠位端102まで延びる長手軸A−A’を有する。ハンドル部105及びチップ部104は、実質的に円筒形又は円錐形である一方、貯蔵部103は、実質的に平坦な表面を有する。塗布チップ60は、流体組成物30を塗布すべき表面全体に塗布しやすくする物質を含む。その物質については、それが流体組成物と相性がよいと共に、組成物を受け取り面全体に分散させるように機能する限り、特段の制限はない。本発明の第1の実施形態で使用したものと同一の材料を使用してもよい。
図3c及び図3dは、剛直な細長部材10の側面上に取り付けるべき可撓性フィルム20を示す。可撓性フィルム20は、その輪郭により、細長部材10の側面上に対応の貯蔵部103を画定する。可撓性フィルム20は、貯蔵コンパートメント201の壁も画定する。可撓性フィルム20を剛直な細長本体に取り付けるとき、流体組成物30が、貯蔵コンパートメント201内に収容される。貯蔵部103は、貯蔵部に近位のハンドル部105と、貯蔵部103から遠位のチップ部104とを分離する。貯蔵部103は同時に、操作者がアプリケータ1を保持するグリップ部として働いてもよい。
図3eで示すように、側面は、第1の実施形態の場合のように、実質的に長手軸A−A’の平面上に延在するリセスをベースにして得られる。しかしながら、第2の実施形態によれば、受け取りオリフィス51が、貯蔵部の遠位端で側面の平面上に設けられる。受け取りオリフィス51は、長手軸A−A’に実質的に垂直に受け取りオリフィス51から分配オリフィス52まで延在するチャネル50内へ流体組成物30を導入する働きをする。
図3f及び図3gは、剛直な細長部材10の、貯蔵コンパートメント201と反対側の側面上に嵌められるシール部材40を示す。シール部材40は、貯蔵部103と反対側のリセス部内に受け取られる。シール部材40は、第2の実施形態によれば、2つの機能部401及び機能部402を有する。機能部401は、第1の実施形態のシール部に対応し、実質的に長手軸A−A’に垂直に、剛直な細長部材10に貫設された孔内に係合する突起41及び突起42を有する。機能部402は、流体組成物30を受け取りオリフィス51から分配オリフィス52へ案内するチャネルの壁を与える。したがって、シール部材40の主要な機能は、貯蔵コンパートメントに流体組成物30を充填した後、剛直な細長本体内の貫通孔に係合してそれを密封すること、及び使用中に流体組成物30を案内することである。機能部401及び機能部402は、剛直な細長本体の適当なシールリセスに係合するシール突起410、420を有してもよい。シール部材40は、剛直な細長部材10の外側輪郭に組み込まれることができる。アプリケータ1の保管、輸送及び使用中、シール部材40は、剛直な細長本体10の安定性を高める構造要素として働く。したがって、シール部材40は好ましくは、剛直な細長本体10に永久的に取り付けられる。
本発明によるアプリケータの第1の実施形態を示す図である。 本発明によるアプリケータの第1の実施形態を示す図である。 本発明によるアプリケータの第1の実施形態を示す図である。 本発明によるアプリケータの第1の実施形態を示す図である。 本発明によるアプリケータの第1の実施形態を示す図である。 本発明によるアプリケータの第1の実施形態を示す図である。 本発明によるアプリケータの第2の実施形態の分解図である。 本発明によるアプリケータの第2の実施形態を示す図である。 本発明によるアプリケータの第2の実施形態を示す図である。 本発明によるアプリケータの第2の実施形態を示す図である。 本発明によるアプリケータの第2の実施形態を示す図である。 本発明によるアプリケータの第2の実施形態を示す図である。 本発明によるアプリケータの第2の実施形態を示す図である。 本発明のアプリケータの貯蔵部の詳細を示す図である。 本発明のアプリケータの貯蔵部の詳細を示す図である。 本発明のアプリケータの貯蔵部の詳細を示す図である。 本発明のアプリケータの貯蔵部の詳細を示す図である。 本発明のアプリケータの貯蔵部の詳細を示す図である。 本発明のアプリケータの貯蔵部の反対側の詳細を示す図である。 本発明のアプリケータの貯蔵部の反対側の詳細を示す図である。 本発明のアプリケータの貯蔵部の反対側の詳細を示す図である。 本発明のアプリケータの貯蔵部の反対側の詳細を示す図である。 本発明のアプリケータの貯蔵部の反対側の詳細を示す図である。 本発明のアプリケータの貯蔵部の反対側の詳細を示す図である。

Claims (16)

  1. 1回分の用量の流体組成物(30)用の使い捨てアプリケータ(1)を準備する方法であって、
    位端(101)及び遠位端(102)を有する剛直な細長部材(10)を設け
    前記剛直な細長部材(10)に、該剛直な細長部材(10)の長手軸(A−A’)に垂直に延在する少なくとも2つの貫通孔を設け
    蔵コンパートメント(201)の壁を画定するために前記剛直な細長部材(10)の側面上に可撓性フィルム(20)を設け、
    体組成物(30)を前記貫通孔の1つから前記貯蔵コンパートメント(201)内に導入しながら、該貯蔵コンパートメント内の空気を他の前記貫通孔から逃がし、
    前記少なくとも2つの貫通孔をシール部材(40)で密封する、
    こと含む、使い捨てアプリケータを準備する方法
  2. 前記少なくとも2つの貫通孔をシール部材(40)で密封することは、前記剛直な細長部材(10)の、前記貯蔵コンパートメント(201)の反対側の側面上に設けられたシール部材(40)によって前記少なくとも2つの貫通孔を密封することである、請求項1に記載の使い捨てアプリケータを準備する方法
  3. 前記剛直な細長部材(10)は、該剛直な細長部材(10)上に設けられた前記可撓性フィルム(20)によって画定された貯蔵部(103)を有する、請求項1又は2に記載の使い捨てアプリケータを準備する方法
  4. 前記貯蔵部(103)から遠位にチップ部(104)をさらに備える、請求項3に記載の使い捨てアプリケータを準備する方法
  5. 前記貯蔵部(103)の位置の受け取りオリフィス(51)と前記チップ部(104)の位置の分配オリフィス(52)との間を流体連通させるチャネル(50)を備える、請求項4に記載の使い捨てアプリケータを準備する方法
  6. 前記受け取りオリフィス(51)は、前記流体組成物(30)の貯蔵中、前記可撓性フィルム(20)によって密封される、請求項5に記載の使い捨てアプリケータを準備する方法
  7. 前記受け取りオリフィス(51)のシールは、前記可撓性フィルム(20)によって画定された前記貯蔵コンパートメント(201)に圧力を加えることによって破られ、それにより、該貯蔵コンパートメント(201)及び前記分配オリフィス(52)間が前記チャネル(50)を介して流体連通される、請求項5又は6に記載の使い捨てアプリケータを準備する方法
  8. 前記少なくとも2つの貫通孔をシール部材(40)密封することは、前記少なくとも2つの貫通孔に係合して密封する突起(41、42)によって前記少なくとも2つの貫通孔を密封することである、請求項2に記載の使い捨てアプリケータを準備する方法
  9. 前記アプリケータは、繊維、剛毛、多孔質材料、ウィック、織地、スポンジ、フリース及び/又はフィラメントを有する塗布チップ(60)を備える、請求項1〜8のいずれか1項に記載の使い捨てアプリケータを準備する方法
  10. 前記チップ部は、中空針を有する、請求項5〜のいずれか1項に記載の使い捨てアプリケータを準備する方法
  11. 前記流体組成物(30)を前記チャネル(50)に通して押し出すために、前記貯蔵コンパートメント(201)に外側から圧力を加えるための手段を備える、請求項に記載の使い捨てアプリケータを準備する方法
  12. 前記手段は、前記貯蔵コンパートメント(201)から近位の位置で前記細長本体に回動式に取り付けられ、それにより、前記手段は、圧力が前記手段に加えられたとき、前記可撓性フィルム(20)によって画定された前記貯蔵コンパートメント(201)に圧力を加えることができる、請求項11に記載の使い捨てアプリケータを準備する方法
  13. 前記手段は、前記貯蔵コンパートメントを画定する前記可撓性フィルム用の保護カバーである、請求項11に記載の使い捨てアプリケータを準備する方法
  14. 前記受け取りオリフィス(51)は、前記細長部材(10)の長手軸に垂直な第1のチャネル部(510)内へ前記流体組成物が流入できるようにし、前記第1のチャネルは、前記流体組成物を、該第1のチャネル部に垂直な第2のチャネル部(520)へ案内し、さらに前記流体組成物を前記分配オリフィス(52)へ案内する、請求項1〜13に記載の使い捨てアプリケータを準備する方法
  15. 前記第2のチャネル部(520)は、前記シール部材によって密封された部分(521)を有する、請求項14に記載の使い捨てアプリケータを準備する方法
  16. 少なくとも2つの貯蔵コンパートメントを備える、請求項1〜15のいずれか1項に記載の使い捨てアプリケータを準備する方法
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