JP5149039B2 - ウイルスチェック用装置とこれを用いたデータ通信方法 - Google Patents

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本発明はウイルスチェック用装置とこれを用いたデータ通信方法に関し、より詳細には、ウイルスチェックソフトをインストールすることができないにも拘らず、可搬式記憶媒体の接続が可能に設けられた接続対象装置に用いて好適なウイルスチェック用装置とこれを用いたデータ通信方法に関する。
近年の工作機械は、外部のパーソナルコンピュータ(以下、PCという)において作成した加工用数値データを入力することにより工作物の加工を行うことが多い。このような数値データに基づいて加工物を加工することにより、均一の寸法制度を有する加工物を製作することができるため好適に用いられている。
このような加工用の数値データは、工作機械の外部装置である一般的なPCにより生成され、半導体メモリ等に代表される可搬記憶媒体を介してPCと工作機械との間でデータの通信が行われている。また、工作機械等のメンテナンスのために、工作機械に可搬記憶媒体を接続し、メンテナンスに必要なソフトウェアやデータをインストールする場合もある。
PCはインターネットに接続された状態で用いられることが大半であり、インターネットからウイルスに感染するおそれが極めて高い状態にあるといえる。また、インターネットに接続されていないPCであっても、可搬記憶媒体を介してウイルスに感染するおそれもある。以上のような環境におかれているPCに対しては、非特許文献1,2,3のそれぞれに開示されているようなウイルス対策ソフトが広く提供されている。
トレンドマイクロ "トップページ ウイルスバスター2008"、[online]、[平成20年2月19日検索]、インターネット<URL/http://jp.trendmicro.com/jp/products/personal/vb2008/index.html> シマンテックストア [online]、[平成20年2月19日検索]、インターネット<URL/http://www.symantecstore.jp/products/package/norton_lineup.asp> マカフィートータルプロテクション[online]、[平成20年2月19日検索]、インターネット<URL/ http://www.mcafee.com/japan/mcafee/2008/total_protection.asp
通常、PCには上記非特許文献1〜3のそれぞれに開示されているようなウイルス対策ソフトがインストールされているので、ウイルスに感染されている心配はないが、ソフトウエア使用ライセンスが無効になっている場合や、パターンファイルが古い場合があるため、PCがウイルスに感染する可能性を完全に否定することはできない。
ウイルスに感染している状態のPCにより加工用数値データを生成した場合、加工用数値データを可搬式記憶媒体に移すことにより、可搬記憶媒体がウイルスに感染する。ウイルスに感染した可搬記憶媒体を工作機械に接続して加工用データを通信させることにより、工作機械にもウイルスが感染してしまうといった課題がある。
このような事態を回避すべく、加工用データを生成したPCにおいて記憶媒体のウイルスチェックの実行や、可搬記憶媒体を工作機械等に接続する前に可搬記憶媒体のウイルス感染の有無について、ウイルスチェック機能を有する他のPC上で確認することが強く推奨されているものの、実際は可搬記憶媒体のウイルスチェックを行わないまま工作機械に接続することがほとんどであり、加工用データを外部生成している工作機械はウイルス感染しやすい環境にあるといえる。
また、ひとたび工作機械がウイルスに感染してしまうと、工作機械からウイルスを駆除するためには多大な労力を要することに加え、工作機械の稼働率が大幅に低下し、生産性が悪化するといった課題がある。
そこで本願発明は、工作機械のように、ウイルス対策ソフトがインストールすることができない装置に可搬記憶媒体を接続してデータ通信を行う際において、工作機械に接続する可搬記憶媒体がウイルスに感染していたとしても、可搬記憶媒体から工作機械側にウイルスを感染させないようにすることが可能なウイルスチェック用装置と、これを用いたデータ通信方法の提供を目的としている。
本発明は、可搬記憶媒体と、該可搬記憶媒体の接続対象装置との間に装着して用いられるウイルスチェック用装置であって、前記可搬記憶媒体の接続端子に接続する第1の接続端子と、前記接続対象装置の接続端子に接続する第2の接続端子と、前記可搬記憶媒体と前記接続対象装置との相互間に通信させようとするデータを一時的に記憶するデータバッファ部と、ウイルスのパターンファイルが予め記憶されているパターンファイル記憶部と、を有する記憶手段と、前記パターンファイルに基づいて前記データバッファ部内のデータが前記パターンファイルのいずれかに該当するか否かを判断するチェック手段と、前記チェック手段により前記データバッファ部に記憶されているデータが前記パターンファイルのいずれかに該当すると判断された場合には、前記データバッファ部と前記第1の接続端子および前記第2の接続端子のうち少なくとも一方におけるデータ通信を無効にする処理を実行し、前記チェック手段により前記データバッファ部に記憶されているデータが前記パターンファイルのいずれにも該当しないと判断された場合には、前記データバッファ部と前記第1および第2の接続端子間のデータ通信を有効にする処理を実行する制御部と、を有し、前記制御部は、前記パターンファイル記憶部に記憶されているパターンファイルの最終更新日と現在の日付の差を比較し、前記記憶部に記憶されている閾値を超える日付の差であった場合には、前記第1の接続端子と前記第2の接続端子のうちの少なくとも一方のデータ通信を無効にする処理を実行することを特徴とするウイルスチェック用装置である。
また、前記チェック手段による判断結果に応じて、外部に判断結果を表示する表示手段をさらに有していることを特徴とする。これにより、可搬記憶媒体から出力しようとしているデータまたは可搬記憶媒体に入力されようとしているデータがウイルスに感染しているか否かを直ちに確認することができる。
また、前記チェック手段が前記データバッファ部に記憶されているデータが前記パターンファイルのいずれかに該当すると判断した場合には、前記制御部は、前記データバッファ部に記憶されているデータを消去することを特徴とする。これにより、ウイルス感染しているデータの可搬記憶媒体と接続対象装置との間のデータ通信を無効にすることができるので、ウイルス感染を防止することができる。
また、可搬記憶媒体と、該可搬記憶媒体が接続される接続対象装置との間におけるデータ通信方法の発明として、上記のうちのいずれかに記載のウイルスチェック用装置とを接続し、前記可搬記憶媒体と前記接続対象装置との相互間において通信させようとするデータを前記データバッファ部に一時記憶させた後、前記制御部は、前記パターンファイル記憶部に記憶されているパターンファイルの最終更新日と現在の日付の差を比較し、前記記憶部に記憶されている閾値を超える日付の差であった場合には、前記第1の接続端子と前記第2の接続端子のうちの少なくとも一方のデータ通信を無効にする処理を実行し、前記チェック手段が、前記パターンファイル記憶部内のパターンファイルに基づいて前記データバッファ部内に記憶されているデータが前記パターンファイルのいずれかに該当するか否かを判断し、前記チェック手段が前記データバッファ部に記憶されているデータが前記パターンファイルのいずれかに該当すると判断した場合には、制御部が前記データバッファ部と前記第1の接続端子および前記第2の接続端子のうちの少なくとも一方におけるデータ通信を無効にする処理を実行し、前記チェック手段が前記データバッファ部に記憶されているデータが前記パターンファイルのいずれにも該当しないと判断した場合には、前記制御部が前記データバッファ部と前記第1および第2の接続端子間のデータ通信を有効にする処理を実行することを特徴とするデータ通信方法がある。
また、前記可搬記憶媒体は、上記のうちのいずれかに記載のウイルスチェック用装置が装着されている状態においてのみ、データバッファ部および接続端子によるデータ通信が有効となる状態で用いられていることを特徴とするデータ通信方法とすることもできる。
さらには、前記可搬記憶媒体は、上記いずれかのウイルスチェック用装置が装着されている状態においてのみ、データバッファ部および接続端子によるデータ通信が有効となるセキュア領域と、上記いずれかのウイルスチェック用装置が非装着状態においてのみ、接続端子によるデータ通信が有効となる非セキュア領域と、をそれぞれ具備させた状態で用いられていることを特徴とする。
本発明にかかるウイルスチェック用装置およびこれを用いたデータ通信方法を採用することにより、ウイルス対策ソフトがインストールされていない接続対象装置や、ウイルス対策ソフトがインストールできない接続対象装置に可搬記憶媒体を接続する際において、可搬記憶媒体と接続対象装置との間のデータ通信を行う前に、通信対象のデータの一部を確認するだけで可搬記憶媒体に記憶されているデータがウイルスに感染しているか否かを容易にチェックすることが可能になる。
本発明にかかるウイルスチェック用装置は、市販の可搬記憶媒体の接続端子と接続対象装置の接続端子との間に装着するだけでよく、駆動電源も接続対象装置の接続端子から得ることができるため、使用方法も極めて簡単であり、構造もシンプルにすることができる。
以下、本発明にかかるウイルスチェック用装置の実施形態について、図面に基づいて説明する。本実施形態においては、可搬記憶媒体の一例としてUSBメモリを、接続対象装置としてNC盤を、接続端子としてUSB端子を、それぞれ例示するが、本発明における可搬記憶媒体、接続対象装置、接続端子のそれぞれは、USBメモリ、NC盤、USB端子に限定されるものではない。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態におけるUSBメモリとNC盤との間にウイルスチェック用装置を装着した場合における概略構成図である。
本実施形態におけるウイルスチェック用装置10は、可搬記憶媒体であるUSBメモリ20と可搬記憶媒体の接続対象装置であるNC盤30のそれぞれが具備する接続端子であるUSB端子22,32にそれぞれ接続可能な第1の接続端子12と第2の接続端子14とを具備している。
また、ウイルスチェック用装置10は、半導体メモリ等により構成された記憶部40と、記憶部40に記憶されたウイルスチェック手段による通信対象データのウイルスチェック結果に基づいて、第1の接続端子12と第2の接続端子14とにおけるそれぞれのデータ通信状態を設定する制御部50と、を有している。
記憶部40は、ウイルス感染の有無を判断するためのデータであるパターンファイルを記憶するパターンファイル記憶部42と、USBメモリ20の記憶領域24とNC盤30の記憶領域34との間において、通信させようとする通信対象データの一部を一時的に記憶するデータバッファ部44と、パターンファイル記憶部42に記憶されているパターンファイルに基づいて、通信対象となる数値データ等のウイルス感染の有無を判断するためのチェック手段であるウイルスチェックプログラムを記憶するプログラム記憶部46とを有している。
パターンファイル記憶部42と、データバッファ部44と、プログラム記憶部46は、それぞれに独立の記憶手段を配設してもよいし、ひとつの記憶手段の記憶領域を区分して用いてもよい。
パターンファイル記憶部42に記憶されているパターンファイルは、ウイルスチェック用装置10の第2の接続端子14をインターネットに接続可能なPCのUSB端子に接続して、パターンファイル提供業者からパターンファイル記憶部42にダウンロードすることにより、既に記憶されているパターンファイルを最新のパターンファイルに更新することができる。
パターンファイル記憶部42に記憶されているパターンファイルが古い状態で使用されることを防ぐため、制御部50がパターンファイル記憶部42に記憶されているパターンファイルの最終更新日と現在の日付の差を比較し、プログラム記憶部46に記憶されている閾値(予めユーザにより設定される)を超える日付の差であった場合には、第1の接続端子12と第2の接続端子14のうちの少なくとも一方のデータ通信を無効にする処理を実行するように設定しておくこともできる。
ウイルスチェックプログラムは、ユーザにより選択された後、データバッファ部44に記憶された通信対象となる数値データ等(以下、通信対象データという)の一部と、パターンファイル記憶部42に記憶されているパターンファイルとを比較し、通信対象データが既知のウイルスに感染しているか否かを判断する。通信対象データの一部とは通信対象データの特定部分(例えばヘッダ部分)におけるパケットを意味している。
ウイルスチェックプログラムは、通信対象データのウイルス感染有無の判断結果を制御部50に送信する。通信対象データの一部(ヘッダ部分のパケット)とパターンファイルとの比較方法は公知の方法を採用することができるので、ここでの詳細な説明は省略する。
制御部50は、ウイルスチェックプログラムが、通信対象データをウイルスに感染されたものであると判断した場合、第1の接続端子12および第2の接続端子14のうち少なくとも一方におけるデータ通信を無効にする処理を実行する。第1,2の接続端子12,14のデータ通信のうちのいずれかを無効にするかについての選択は、通信対象データがUSBメモリ20の記憶領域24からNC盤30が具備する記憶領域34へ送信されるものである場合には、少なくともNC盤30に直接接続されている第2の接続端子14におけるデータ通信を無効にする処理を実行し、通信対象データがNC盤30に具備されている記憶領域34からUSBメモリ20の記憶領域24へ送信されるものである場合には、USBメモリ20に直接接続されている第1の接続端子12におけるデータ通信を無効にする処理を実行する。
制御部50は以上に説明した処理の他にも、ウイルスチェックプログラムにより通信対象データがウイルスに感染していると判断された場合、第1の接続端子12と第2の接続端子14の両方のデータ通信を無効にするように処理してもよいのはもちろんである。
制御部50は、以上に説明した第1,2の接続端子12,14におけるデータ通信を有効にする処理または無効にする処理を選択する処理に加え、ウイルスチェックプログラムにより通信対象データが既知のウイルスに感染していると判断した場合には、データバッファ部44に記憶されている通信対象データの一部を消去する処理も実行する。また、ウイルスチェック用装置10がライトやブザー等の表示部60(警告手段)を具備している場合には、制御部50は、ウイルスチェック用装置10のライトやブザーにより通信対象データが既知のウイルスに感染していることの警告をユーザに対して発する処理を行うこともできる。
本実施形態によれば、工作機械のようにウイルス対策ソフトがインストールすることができないNC盤30と、USBメモリ20との間でデータの送受信を行う際に、ウイルスチェック用装置10を両者の間に介在させた状態でデータ通信を実行することにより、送受信の対象となる通信対象データは、必ずウイルスチェック用装置10内のウイルスチェックプログラムによるウイルスチェックを経た後に、一方から他方へ送受信されることになるため、USBメモリ20のような可搬記憶媒体を介して、ウイルス対策がなされていない接続対象装置のウイルスの感染を好適に防止することができる。
(第2実施形態)
本実施形態においては、ウイルスチェック用装置10に装着して用いるUSBメモリ20の設定について説明する。図2〜図4は本実施形態において設定したUSBメモリをNC盤に接続した状態を示す構成図である。
本実施形態においては、PCを用いたウイルスチェック用装置10の設定について説明する。
PCが具備する記憶装置(共に図示せず)には、本発明にかかるウイルスチェック用装置10を用いる上でのユーティリティソフトが予めインストールされている。このユーティリティソフトがインストールされているPCのUSB端子にUSBメモリ20のUSB端子22を接続し、ユーティリティソフトにより記憶領域24の初期化を行ったUSBメモリ20は、ウイルスチェック用装置10を装着した状態でなければ、NC盤30等の接続対象装置がUSBメモリ20を認識することができないように、USB端子22によるデータ通信機能の可否を設定することができる(これを第1の設定とする)。
したがって、ユーティリティソフトがインストールされているPCにより初期化が行われたUSBメモリ20は、図2に示すように、ウイルスチェック用装置10を装着しない状態でNC盤30のUSB端子32に自らのUSB端子22を直接接続したとしても、NC盤30によるUSBメモリ20の認識(接続状態の検出)がなされないため、USBメモリ20がウイルスに感染していたとしても、NC盤30はウイルスに感染することはないのである。
また、上記のユーティリティソフトが予めインストールされているPCによりUSBメモリ20を初期化する際には、本発明にかかるウイルスチェック用装置10を装着した状態でUSBメモリ20をNC盤30に接続しなければ、NC盤30等の接続対象装置が認識することができないUSBメモリ20内の記憶領域をセキュア領域に、ウイルスチェック用装置10が装着されていない状態であってもNC盤30により認識することができるUSBメモリ20内の記憶領域を非セキュア領域に、それぞれ設定することもできる(これを第2の設定とする)。
この場合、NC盤30は、図3に示すようにUSBメモリ20のセキュア領域を認識した場合には、非セキュア領域の認識はできないようになっている。これに対して、図4に示すように、NC盤30がUSBメモリ20の非セキュア領域を認識した場合には、セキュア領域を認識することができないように設定されている。
以上の設定を可能にしたことにより、USBメモリ20は、ウイルスチェック用装置10を用いずに使用することも可能になるため、USBメモリ20を専用品にする必要がなくなるため好都合である。
本実施形態で説明したUSBメモリ20とウイルスチェック用装置10を用いたデータ通信方法については、第1実施形態および通常のUSBメモリ20によるデータ通信方法と同様であるため、ここでの詳細な説明は省略する。
PCのユーティリティソフトは、USBメモリ20を上記に説明した第1の設定と第2の設定のいずれかの設定を任意に選択することができ、一方の設定を選択したとしても、改めて初期化を行う際に他方の設定を選択することもできる。また、第2の設定を選択した場合、USBメモリ20内の記憶領域におけるセキュア領域と非セキュア領域の割合も任意に設定可能になっている。
以上に本願発明を実施形態に基づいて詳細に説明したが、本願発明は以上に説明した実施形態に限定されるものではないのはもちろんである。
例えば、可搬記憶媒体としてはSDカード等を用いることができる。
また、第1実施形態においては、ウイルスチェックプログラムにより、既知のウイルスに感染していると判断された場合には、制御部50によりデータバッファ部44内に記憶されている通信対象データを消去する処理について説明しているが、この処理形態に限定されるものではない。例えば、通信対象データが既知のウイルスに感染していると判断した場合に、制御部50が、ウイルスチェック用装置10に警告部(表示部)にウイルス感染データの存在を警告した後、ユーザに通信対象データの処理をどのようにするかを選択させることも可能である。このような形態を採用する場合には、ウイルスチェック用装置10に外部入力手段が配設されているか、接続対象装置に表示手段、入力手段のうちの少なくとも一方が設けられていればより好適である。
また、以上の実施形態においては、可搬記憶媒体であるUSBメモリ20と、接続対象装置であるNC盤30との間で送受信を行おうとする通信対象データの一部を、ウイルスチェック用装置10のデータバッファ部44に一時記憶させた状態とし、ウイルスチェックプログラムにより通信対象データのパケットパターンと、パターンファイルのパターンとの比較をすることにより通信対象データのウイルス感染の有無を判断しているが、データバッファ部44の記憶容量が十分に確保されている場合には、通信対象データのすべてをデータバッファ部44にコピーをして、ウイルスチェックプログラムにより、通信対象データのすべてとパターンファイルとを比較した後、ウイルスに感染していないと判断された通信対象データを可搬記憶媒体と接続対象装置とに設けられている記憶領域間で送受信させる形態を採用することもできる。この形態によれば、より厳密に通信対象データのウイルス感染の有無を判断することができる。
第1実施形態におけるUSBメモリとNC盤との間にウイルスチェック用装置を装着した場合における概略構成図である。 第2実施形態において、第1の設定をしたUSBメモリをNC盤に接続した状態を示す構成図である。 第2実施形態において、第2の設定をしたUSBメモリをNC盤に直接接続した状態を示す構成図である。 第2実施形態において、第2の設定をしたUSBメモリにウイルスチェック用装置を介してNC盤に接続した状態を示す構成図である。
符号の説明
10 ウイルスチェック用装置
12 第1の接続端子
14 第2の接続端子
20 USBメモリ(可搬記憶媒体)
22 USB端子(接続端子)
24 記憶領域
30 NC盤(接続対象装置)
32 USB端子(接続端子)
34 記憶領域
40 記憶部
42 パターンファイル記憶部
44 データバッファ部
46 プログラム記憶部
50 制御部
60 表示部

Claims (6)

  1. 可搬記憶媒体と、該可搬記憶媒体の接続対象装置との間に装着して用いられるウイルスチェック用装置であって、
    前記可搬記憶媒体の接続端子に接続する第1の接続端子と、前記接続対象装置の接続端子に接続する第2の接続端子と、
    前記可搬記憶媒体と前記接続対象装置との相互間に通信させようとするデータを一時的に記憶するデータバッファ部と、ウイルスのパターンファイルが予め記憶されているパターンファイル記憶部と、を有する記憶手段と、
    前記パターンファイルに基づいて前記データバッファ部内のデータが前記パターンファイルのいずれかに該当するか否かを判断するチェック手段と、
    前記チェック手段により前記データバッファ部に記憶されているデータが前記パターンファイルのいずれかに該当すると判断された場合には、前記データバッファ部と前記第1の接続端子および前記第2の接続端子のうち少なくとも一方におけるデータ通信を無効にする処理を実行し、前記チェック手段により前記データバッファ部に記憶されているデータが前記パターンファイルのいずれにも該当しないと判断された場合には、前記データバッファ部と前記第1および第2の接続端子間のデータ通信を有効にする処理を実行する制御部と、を有し、
    前記制御部は、前記パターンファイル記憶部に記憶されているパターンファイルの最終更新日と現在の日付の差を比較し、前記記憶部に記憶されている閾値を超える日付の差であった場合には、前記第1の接続端子と前記第2の接続端子のうちの少なくとも一方のデータ通信を無効にする処理を実行することを特徴とするウイルスチェック用装置。
  2. 前記チェック手段による判断結果に応じて、外部に判断結果を表示する表示手段をさらに有していることを特徴とする請求項1記載のウイルスチェック用装置。
  3. 前記チェック手段が前記データバッファ部に記憶されているデータが前記パターンファイルのいずれかに該当すると判断した場合には、前記制御部は、前記データバッファ部に記憶されているデータを消去することを特徴とする請求項1または2記載のウイルスチェック用装置。
  4. 可搬記憶媒体と、該可搬記憶媒体が接続される接続対象装置との間におけるデータ通信方法であって、
    請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載のウイルスチェック用装置を介して可搬記憶媒体と接続対象装置とを接続し、
    前記可搬記憶媒体と前記接続対象装置との相互間において通信させようとするデータを前記データバッファ部に一時記憶させた後、
    前記制御部は、前記パターンファイル記憶部に記憶されているパターンファイルの最終更新日と現在の日付の差を比較し、前記記憶部に記憶されている閾値を超える日付の差であった場合には、前記第1の接続端子と前記第2の接続端子のうちの少なくとも一方のデータ通信を無効にする処理を実行し、
    前記チェック手段が、前記パターンファイル記憶部内のパターンファイルに基づいて前記データバッファ部内に記憶されているデータが前記パターンファイルのいずれかに該当するか否かを判断し、
    前記チェック手段が前記データバッファ部に記憶されているデータが前記パターンファイルのいずれかに該当すると判断した場合には、制御部が前記データバッファ部と前記第1の接続端子および前記第2の接続端子のうちの少なくとも一方におけるデータ通信を無効にする処理を実行し、
    前記チェック手段が前記データバッファ部に記憶されているデータが前記パターンファイルのいずれにも該当しないと判断した場合には、前記制御部が前記データバッファ部と前記第1および第2の接続端子間のデータ通信を有効にする処理を実行することを特徴とするデータ通信方法。
  5. 前記可搬記憶媒体は、請求項1〜3のうちのいずれかに記載のウイルスチェック用装置が装着されている状態においてのみ、データバッファ部および接続端子によるデータ通信が有効となる状態で用いられていることを特徴とする請求項4記載のデータ通信方法。
  6. 前記可搬記憶媒体は、請求項1〜3のうちのいずれかに記載のウイルスチェック用装置が装着されている状態においてのみ、データバッファ部および接続端子によるデータ通信が有効となるセキュア領域と、
    請求項1〜3のうちのいずれかに記載のウイルスチェック用装置が非装着状態においてのみ、データバッファ部および接続端子によるデータ通信が有効となる非セキュア領域と、をそれぞれ具備させた状態で用いられていることを特徴とする請求項4記載のデータ通信方法。
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