JP5148771B2 - Sciacと呼ばれる新規な金融用手段及び支払いカードのための異なる金利を有する預金及びクレジットを統合するための方法及びシステム - Google Patents

Sciacと呼ばれる新規な金融用手段及び支払いカードのための異なる金利を有する預金及びクレジットを統合するための方法及びシステム Download PDF

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Description

1.発明の分野
本発明の分野は、人(個人及び組織)が預金を行い、クレジット又はローンを獲得することを可能にするすべての種類の金融手段と、対応する会計システム及び金融数学の方法とを含む。預金及びクレジット商品とは異なる他の金融手段、例えば、先物及びオプションなどの何らかのデリバティブは、本発明の分野の一部ではない。従って、本文書における「金融」という語は、もっぱらセービング(saving、預金)及びクレジットのことを指す。
本発明は、米国特許分類の分類705、細分類1、16、17、18、30、33、34、35、36R、38、39、40、41、42、43、44、45、分類186、細分類37、分類235、細分類375、379に登録される特許に関係することができる。
本発明は、国際特許分類G06Q40/00に登録される特許に関係することができる。
2.従来技術の説明
2.1.金融手段の概念
取引を単一のアカウントに統合する能力に関して、すべての金融手段は、統合アカウント概念(IAC:Integrated Account Concept)又は元本オペレーション概念(POC:Principal Operation Concept)に分類されることができる。これらの概念は、本発明と既存の金融手段の間の相違を理解するために定義される。これらは、米国連邦規則集の表題12において定義されるオープン・エンド型及びクローズ・エンド型クレジット概念に類似しているが、これらは、預金手段にも適用され、複数の取引を単一アカウントに統合する際の能力及び柔軟性を強調し、それに対して、これらの概念の各々は利点及び制約を有する。
統合アカウント概念(IAC)の下で設計される金融手段は、それらのアカウント内では、預金の引出し又は負債の支払いばかりでなく、複数の預金又はクレジット取引が、単一の差引勘定(残高)に統合され得るという事実によって特徴付けられる。
典型的なIAC金融手段は、普通預金、クレジット・カード、クレジット・ライン、及びリボルビング・クレジットである。
元本オペレーション概念(POC)の下で設計される金融手段は、それらのアカウント内では、1つの預金又はクレジットの元本取引が、単一の残高に記入され、その後、1回又は複数回の預金の引出し又は負債の支払いが、そのアカウント残高に統合されるという事実によって特徴付けられる。
典型的なPOC金融手段は、為替手形、定期預金、約束手形、債券、抵当貸し、及び譲渡可能定期預金証書である。
各POC手段の特定の条件に応じて、裏書き、前払い、又は借換えによって、更に多くの金融取引を実施することが可能である。従って、POC手段も、2つ以上の金融取引を
統合することができるが、それにも関わらず、複数の取引を統合するそのような能力は、この手段の柔軟性の妨げとなる制約を有する。
2.2.IAC金融手段
一般に、IAC手段は、POC手段よりも現代的であり、市場の同じセグメントにおいて両方が使用される場合、POC手段は、IAC手段によって取って代わられる傾向にある。この良い例は、ほとんどすべての商業分野において、クレジット・カードが為替手形をいかに時代遅れにしたかである。
要約すると、POC手段に対するIAC手段の主要な利点は、以下のとおりであり、即ち、a)IAC手段は、POC手段よりも柔軟性があり、b)取引当たりのオペレーション・コストが、POC手段よりもIAC手段の方が低く、c)IAC手段は、POC手段よりも顧客に幅広いサービスを提供することができる。
これらの利点にも関わらず、IAC手段は、今のところ、幾つかの市場におけるその使用を制限する幾つかの制約を有する。
第1の制約は、単一アカウント残高に統合されるすべての預金及びクレジット取引に対して、同じ名目金利及び利子サイクルが適用されなければならないことである。
市場における金利はいつ何時でも変動することができるので、すべての知られたIAC金融手段は、残高(預金又は負債)に適用される名目金利が、それらの手段の規定に従って変化することを可能にする。名目金利を毎日、毎月、又は毎四半期ごとに変更することができるIAC手段が存在する。それ以上長く名目金利を固定しておくIAC手段はまれである。
第2の制約は、単一アカウント残高に統合されるすべての預金及びクレジット金融取引に対して、支払い及び引出しに対する同時条件が適用されなければならないことである。
2.3.POC金融手段
IAC手段の顕著な利点にも関わらず、長期及び中期市場においては、POC手段の置き換えは可能でなかった。これらの市場においては、POC手段は、固定及び変動の名目金利を使用する。
要約すると、IAC金融手段に対するPOC金融手段の主要な利点は、以下のとおりであり、即ち、a)POC金融手段は、名目金利が長期間にわたって固定されることを可能にし、b)POC金融手段は、市場情勢に従って異なる金利が取引ごとに定められることを可能にし、c)POC金融手段は、一連の支払いが、元本を支払うために(金額及び時期について)規定されることを可能にする。
ある条件下では、POC手段も、1つより多くのオペレーションを単一アカウントに統合することができる。それを理解するため、2つの異なる観点が今から説明される。
POC手段における統合を理解するための第1の観点は、すべての割賦金(賦払金)を、元本のアカウントに統合される、元本に類似したオペレーションとして扱うことである。そのため、元本は、アカウントの満期日まではクレジットであり、すべての割賦金は、そのアカウントの満期日までは預金と見なされる。アカウントの満期日が到来したとき、元本プラス利息は、各割賦金(預金)の合計プラスその利息に等しい。結果は、すべてのオペレーションが別々のアカウントで実施されても、又は単一アカウントで実施されても同じである。結果は、また、アカウントの満期日が1サイクル又はそれ以上延期された場
合も同じである。
POC手段における統合を理解するための第2の観点は、POC手段は、名目金利、アカウントの満期日、及び支払いプロフィールが同じである場合に統合されることができるという事実に基づいている。より正確には、残存期間の支払いプロフィールが共に同じ場合であるが、金額については必ずしも同じでなくてよい。このオペレーションは、幾つかの抵当貸しアカウントにおいて一般的である。そのような場合、臨時割賦償還を実施することによって、負債残高を減らすことができる。
2.4.Sciacカード金融手段
本発明の金融手段であるSciacカードは、統合アカウント概念(IAC)金融手段と元本オペレーション概念(POC)金融手段の両方の特徴及び利点を有する。Sciacカードは、複数の預金及びクレジット取引の単一アカウントへの統合を可能にするので、基本的にはIAC金融手段であるが、Sciacカード保有者が異なる実効金利で預金及びクレジット取引を実施することを可能にし、また各預金及びクレジットが定期支払い協定を有するので、POC金融手段の特徴も有し、支払協定がすべての取引について共通であっても、預金及びクレジットが統合されるSciacアカウントに対して個別の支払い協定を定めることが可能である。
発明の概要
Sciac(商標)(預金及びクレジット統合アカウント概念(Savings & Credits Integrated Account Concept)を表す頭字語)と呼ばれる本発明は、新しい金融手段及び支払いカード(Sciacカード)を操作するための方法(Sciac方式)及びシステム(Sciacシステム)であり、異なる期間で、任意の金額について実施され、異なる固定又は変動金利で合意され得る、同じ支払い計画に属する預金及びクレジット取引を、各預金及びクレジットの支払い条件を失うことなく、単一アカウントに統合する。
Sciacカードは、長期、中期、短期の預金及びクレジット金融取引を実施するために設計され、また任意の種類の価値を購入及び売却するための支払いカードとして設計されている。
Sciacシステムは、異なる支払い計画を管理し、支払い計画は、基本的に以下のパラメータ、即ち、固定割賦償還率と、固定又は変動名目金利と、支払いサイクルと、アカウントの単位価格とによって、そして場合によっては調整指数によって、定義される。
Sciacカードを用いる金融取引は、任意の関連金融機関に開設されたSciacアカウントを保有する2又はそれより多くのSciacカード保有者の間でのみ実施されることができる。
金融取引における振出人(借り手)と取得人(預金者)のSciacアカウント支払い計画は、同じでなければならない。
Sciacカードは、統合アカウント概念(IAC)金融手段と元本オペレーション概念(POC)金融手段の両方の特徴及び利点を有する。
本発明の目的は、任意の種類の取引において支払いカードとして使用され得る、統合的に管理される預金及びクレジットを実施するための簡単で柔軟性に富む金融手段を、市場
に出すことである。この新しい商品は、高額及び中程度の金額の取引のための長期及び中期金融市場において特に有用である。これらの市場において使用される金融手段と比較して、Sciacカードは、金融機関及び投資機関にとっての管理も簡単で柔軟性に富んでいる。
任意の金額について、異なる期間で実施される、同じ支払い計画に属する預金及びクレジットを単一アカウントへ統合することを可能にするSciac方式の一部である支払い条件は、割賦償還率方法(amortization rate method)であり、この方法は、最新の残高の固定パーセンテージとして、通常割賦金の定期的割賦償還を計算することにある。
異なる固定又は変動実効金利を用いて行われ、支払い計画において定められた固定又は変動名目金利と相違する、同じ支払い計画に属する預金及びクレジットの単一アカウントへの統合を可能にするSciac方式の一部である取引条件は、名目価格等価方法(nominal value equivalent method)の応用であり、この方法は、取引の実効価格に等価な預金及びクレジットの名目価格をアカウントに統合することにある。
金融取引の名目価格は、支払い計画で定められる名目金利及び割賦償還率、及び市場からの情報を考慮して合意される実効金利を与えると、名目価格を実効価格に関係付けるSciac方式を使用して、容易に計算され、自由に合意されることができる。
同じ支払い計画の預金及びクレジットが統合される各Sciacアカウントの残高(差引勘定)は、割賦償還率を適用する通常割賦償還によって定期的に割賦償還される。更に、残高は、残高に関して反対の金融取引から成るポジティブ臨時割賦償還によって、即ち、負債残高が存在する場合は預金取引によって、また預金残高が存在する場合はクレジット取引によって、部分的又は全体的に割賦償還され、それは、自発的なもの、合意されたもの、最低額に基づくもの、又は強制的なものとすることができる。
割賦償還率方法のため、Sciacカードを用いて実施されるすべての預金及びクレジットは、その残高を支払うための無限の償還期間を有する。しかし、アカウント残高は、預金又は負債残高と同額で実施される反対金融取引(opposite financial transaction)又は臨時割賦償還(extraordinary amortization)によって預金又は負債残高を清算することが可能であるので、金融機関又はカード保有者によっていつ何時でも終了させられ得る不確定の償還期間を有する。
Sciacカード保有者は、任意の人、個人又は組織とすることができ、異なる長期、中期、及び短期の支払い計画に属する、1以上のSciacアカウントを保有することができる。
金融機関は、その機関に開設されたすべてのSciacアカウントに関する未払い負債のリスクを引き受ける。金融機関は、担保、保険契約、及びSciacカード保有者の支払い能力を管理することによって、このリスクをコントロールし、低減しなければならない。更に、金融機関は、Sciacアカウントのすべての割賦金を預金残高によって支払う義務を負う。
Sciacカードを用いてクレジットを獲得するため、Sciacカード保有者は、各Sciacアカウントごとに定期的に決定される、十分な利用可能なクレジット・リミットを有する必要がある。
図1は、サイクルとパラメータの下付き文字とに関する規約を示す。 図2は、Sciacカード保有者と金融取引を示す。 図3は、Sciac金融取引における要素、役割、及び価値を示す。 図4は、金融取引後のSciacアカウントの残高を示す。 図5は、2つの異なるカード保有者の間の預金及びクレジットのオペレーションのプロセスのフロー図を示す。
1.定義
本発明において使用される主要な概念が、以下の一覧内で定義される。
用語: 実効金利
定義: 金融手段の支払い条件を考慮した、金融取引のための広く市場で進行中の金利。用語: 名目金利
定義: 各利子サイクルでアカウント残高の利子を計算するために使用される明示的な金利。固定又は変動とすることができる。Sciacでは、Sciacアカウント支払い計画において定義される。
用語: 実効価格(effective value、実行価値)
定義: 金融取引の現金価格。金融取引に対する市場の実効金利を使用して割引された、アカウントの単位価格で表現された支払いフローの現在価値でもある。
用語: 名目価格(nominal value、名目価値)
定義: 取引で使用される金融文書上に印刷又は記入された、金融取引の額面価格又は券面額。
用語: 利子サイクル
定義: 支払われる、又はアカウント残高に累積される利子を計算するために定義された規則的な時間間隔。
用語: 割賦償還サイクル
定義: 支払われ、アカウント残高から減算されなければならない割賦償還を計算するために定義された規則的な時間間隔。
用語: 支払いサイクル、又はサイクル
定義: 割賦償還または利子又はその両方を支払うために定義された規則的な時間間隔。Sciacでは、支払いサイクル、利子サイクル、及び割賦償還サイクルは、同じ規則的な時間間隔である。支払いサイクルは、Sciacアカウント支払い計画において定義される。
用語: 単位価格(unit value、単位価値)
定義: アカウントの価値の尺度として使用される単位。ある国の通貨単位、重み付けされた通貨単位の結果としての単位、又は特定の通貨単位を参照して定義される特別な物価スライド単位。単位価格は、Sciacアカウント支払い計画において定義される。
用語: 調整指数
定義: 消費者物価指数(CPI)などのような、各サイクルで、その価格を維持するため、または基準として使用される通貨単位と特別な単位価格との間の等価量を調整するための指数。Sciacでは、調整指数は、Sciacアカウント支払い計画において定義される。
用語: 割賦償還率
定義: 支払われなければならない通常割賦償還を計算するために、すべての割賦償還サイクルにおいて残高に適用される固定パーセンテージ。Sciacでは、割賦償還率は、Sciacアカウント支払い計画において定義される。
用語: 償還期間
定義: 取引日から満期日(支払期日)までの間隔。
用語: アカウント期限
定義: 金融手段のアカウントを開いた状態に維持する、金融機関によって定められた限界日付。
用語: 満期日(支払期日)
定義: 金融アカウントに対応する残高が完全に支払われなければならない日付。
用語: 取引日
定義: 金融取引が、その金融取引に関与する金融機関によって有効とされた日付。この日付は、購入及び売却オペレーション日付と同じか、又はそれより後とすることができる。
用語: サイクル期限
定義: 支払いサイクルの最終日付。
用語: 支払い日付
定義: 負債残高に対応する割賦金の支払いの支払い期日または最終日付、又は預金残高に対応する割賦金の支払い日付。これらの日付は、金融機関と合意される。
用語: カード保有者
定義: オペレーションでカードを使用する開設された金融アカウントを保有する法的主体、個人(自然人)又は組織(法人)。
用語: クレジット
定義: 借り手又は振出人によって受け取られ、そのアカウントの借方に記入され、負債残高を作成または増加させ、預金残高を減少または清算し、又は預金残高を負債残高に変更する、価値、金又はその等価物。
用語: 預金
定義: 預金者又は取得人によって与えられ、そのアカウントの貸方に記入され、預金残高を作成または増加させ、負債残高を減少または清算し、又は負債残高を預金残高に変更する、価値、金又はその等価物。
用語: 預金者又は取得人
定義: 金融取引において、金又は別の価値を売却したときに預金を実施し、その交換に金融文書を受け取る人(個人又は組織)。
用語: 借り手又は振出人
定義: 金融取引において、金又は別の価値を購入したときにクレジットを獲得し、その交換に金融文書を与える人(個人又は組織)。
用語: 金融文書
定義: それ自体で価値を表す、又は金融アカウント内の価値の移転の指図となる、金融取引で使用される文書。文書の記録は、電子的なもの、紙によるもの、又はその両方とすることができる。
サイクルとパラメータの下付文字とに関する以下の規約が、変数及び数式において使用される。下付文字「i」は、預金又はクレジットがその間に実施されるサイクルを識別し、「j」は、同じサイクル「i」において実施される預金又はクレジットを識別する。インデックス「k」は、任意のサイクルを識別する。
サイクルとパラメータの下付き文字とに関する規約については図1を参照されたい。
2.Sciac方式
Sciac方式は、任意の期間で、任意の金額について実施され、異なる固定又は変動実効金利で合意され、支払い計画において定められた固定又は変動名目金利と相違し、各預金及びクレジットの支払い条件を失うことなく、同じ支払い計画に属する預金及びクレジットの単一アカウントへの統合を可能にする。
Sciac方式は、支払い式(payment formula)と取引式(tran
saction formula)の2つの基本的な部分を有し、預金及びクレジットが単一Sciacアカウントに統合され得るためには、両方の式が、各預金及びクレジットに適用されなければならない。
割賦償還率方法は、任意の金額について、任意の期間に実施される、同じ支払い計画に属する預金及びクレジットの、単一アカウントへの統合を可能にする支払い方式である。この方法は、最新の残高の固定パーセンテージとして、通常割賦金の定期割賦償還を計算する。このパーセンテージは、Sciacアカウント支払い計画において定義される。
等価名目価格方法は、異なる固定又は変動実効金利で、支払い計画において定められた固定又は変動名目金利と相違して実施される、同じ支払い計画に属する預金及びクレジットの、単一アカウントへの統合を可能にする取引方式である。この方法は、取引の実効価格に等価な預金及びクレジットの名目価格を対応するアカウントに統合する。
名目価格は、支払い計画において定められた固定又は変動名目金利を用いて計算された名目価格の割賦金が、固定又は変動実効金利を用いて計算された実効価格の割賦金と同じである場合、実効価格と等価であると見なされる。
Sciacアカウント支払い計画は、以下のパラメータ、即ち、固定割賦償還率と、固定又は変動名目金利と、支払いサイクルと、アカウントの単位価格とによって、また場合によっては調整指数によって、定義される。加えて、支払い計画は、名目金利が、サイクルの取引日と期限日の間の最初のサイクルにおいて、比例して適用されるかどうかも定義する。
2.1.預金及びクレジットの支払い式
同じ支払い計画の預金及びクレジットが統合される各Sciacアカウントの残高は、割賦償還率を適用する通常割賦償還によって定期的に割賦償還される。また、残高は、残高に関して反対の金融取引から成るポジティブ臨時割賦償還によって、部分的又は全体的に割賦償還されることができ、それは、自発的なもの、合意されたもの、最低額に基づくもの、又は強制的なものとすることができる。
2.1.1.割賦償還率方法及び通常割賦償還
割賦償還率方法は、すべてのサイクル「k」について、最新の名目残高BNi,j k−1の固定パーセンテージP%として、すべての名目預金及びクレジットの定期的通常割賦償還ANi,j を計算する。
(1) ANi,j =P%・BNi,j k−1
同じ支払い計画の預金及びクレジットを単一残高に統合する場合、各預金及びクレジット残高の通常割賦償還を別々に計算することは可能でない。それにも関わらず、任意のサイクルにおける各預金及びクレジット残高の通常割賦償還の合計は、割賦償還率方法の数学的特性のため、Sciacアカウントに統合される預金及びクレジットの残高の通常割賦償還に等しいので、同じ求められる結果を獲得するためには、同じ割賦償還率方法を適用する統合された預金及びクレジットの残高の通常割賦償還を計算すれば十分である。
(2) A =P%・B k−1
この割賦償還方法は、任意のサイクルについて、支払いの償還期間及びプロフィールが、すべての預金及びクレジット残高について同じであり、また、それらが統合されるアカウント残高についても同じであるという特徴を有する。
この特徴は、複数の預金及びクレジットを単一アカウント残高へ統合することを、異なる期間で、任意の金額について、アカウント期間にわたって異なる固定又は変動実効金利を用いて、そのアカウントに統合される各預金及びクレジットの支払い条件を失うことなく、実施することを可能にする。この特性の数学的論証は、付録1において詳細に説明される。
この統合のため、同じSciacアカウント支払い計画に属するすべての実効預金及びクレジットは、等価名目価格で表されるアカウント残高に記入される必要がある。
2.1.2.臨時割賦償還(extraordinary amortizations)
Sciacアカウントの残高は、残高に関して反対の金融取引であるポジティブ臨時割賦償還によって、即ち、負債残高が存在する場合は預金取引によって、また預金残高が存在する場合はクレジット取引によって、部分的又は全体的に割賦償還されることもでき、それは、割賦金の支払いと一緒又は別個に実施されることができる。
通常割賦金の支払いに加えて実施される任意の支払いは、ポジティブ臨時割賦償還であり、それは、自発的なもの、又は、最低割賦金、合意割賦金、または強制割賦金の支払いの結果とすることができる。
割賦金の支払いにおいて実施される臨時割賦償還は、割賦金が負債残高に対するものか、それとも預金残高に対するものかに応じて、現金での実効預金又は実効クレジット金融取引である。実効預金又はクレジットは、Sciacアカウント残高に記入される前に、等価の名目預金又はクレジットに換算されなければならない。この金融取引の相手である、特別なSciacカード保有者としてのSciacカードを発行する金融機関は、規則及びSciacアカウント契約に従って、オペレーションの実効金利を定める。
割賦金の支払いとは別に、任意の他のSciacカード保有者と共に実施される、アカウント残高に関して反対の任意のSciac預金又はクレジット金融取引も、ポジティブ臨時割賦償還である。この場合、取引される価値は、カード保有者が負債残高をもつ場合は売却し、また、預金残高をもつ場合は購入する、現金又は任意の他の価値とすることができる。この場合、両当事者は、現在の実効金利を考慮して、取引の名目及び実効価格に合意する。
2.1.3.アカウント残高
各サイクル「i」における名目アカウント残高B は、直前のサイクル「i−1」の名目アカウント残高B i−1から、サイクル「i」の名目割賦償還A を減算し、獲得された名目クレジットCNi,jの合計を減算し、同じサイクル「i」で実施された名目預金SNi,jの合計を加算したものに等しい。
上記の方式は、クレジットはマイナス符号をもち、預金はプラス符号をもつとして、CNi,j及びSNi,jを両方にとって共通なVNi,jで置き換えることによって、以下のようになる。
Sciacアカウントに統合されるすべての名目預金及びクレジットVNi,jは、割賦償還率方法のため、「無限の償還期間」を有する。しかし、任意の後のサイクル「k」における負債又は預金残高B は、残高と同じ名目価格の名目預金又はクレジットVNk,lを用いて完全に支払われることができるので、Sciacアカウントの残高は「不確定の償還期間」を有する。
(7) VNk,l=−B
無限償還期間の問題に対するこの解決策は、任意のアカウント満期日が、規則及びSciacアカウント契約に従って定義されることを可能にする。アカウント満期日が更新されない場合、残高は、その時点で、残高に関して反対の金融取引によって清算されなければならない。アカウントは、同様にして、任意の時点で、カード保有者によって自発的に、又は金融機関によって強制的に閉鎖されることもできる。
表1は、Sciacアカウント閉鎖の一例である。この場合、500に等しいクレジットVNaの残高BNaに対応するSciacアカウントの残高Bは、477.94に等しい預金VNbの残高BNbによって、サイクル10において清算される。
2.1.4.利子
各預金及びクレジットVNi,jのサイクル「k−1」の名目残高BNi,j k−1は、サイクル「k」の間に名目利子INi,j を生む。この利子は、無限の償還期間中の固定又は変動名目金利I %に基づいて決定される。
(8) INi,j =I %・BNi,j k−1
それまでに実施されたすべての名目預金及びクレジットの任意のサイクル「k」における名目利子の合計は、すべての統合名目預金及びクレジットのそのサイクル「k」における名目利子I と等価である。そのような利子は、固定又は変動名目金利I %を、すべての統合名目預金及びクレジットの直前のサイクル「k−1」の名目残高B k−1で乗じることによって計算される。
(9) I =I %・B k−1
2.1.5.割賦金
割賦金は、通常又は臨時とすることができる。通常割賦金と異なる任意の割賦金は、臨時割賦金である。3つの特別なタイプの臨時割賦金が定義され、これらは、最低割賦金、合意割賦金、及び強制割賦金である。
2.1.5.1.通常割賦金
すべての統合名目預金及びクレジットの直前のサイクル「k−1」の名目残高B k−1に対する任意のサイクル「k」の通常割賦金Dは、割賦償還率P%と固定又は変動名目金利I %の和を直前のサイクル「k−1」の名目残高B k−1で乗じられたものとして計算される。
(10) D=(P%+I %)・B k−1
2.1.5.2.臨時割賦金
負債残高又は預金残高に対する臨時割賦金eDは、通常割賦金Dと異なる任意の割賦金である。任意の与えられたサイクル「k」において、臨時割賦金eDは、通常割賦金D、プラス、実効臨時割賦償還eA (即ち、通常割賦金Dと実効臨時割賦償還eA とを加算したもの)に等しい。臨時割賦金が絶対値で比較して通常割賦金より大きい場合、臨時割賦償還はポジティブ(正)であり、それは、通常割賦償還の後に臨時割賦償還が適用された場合に絶対値での残高が減少することを意味する。それと類似して、臨時割賦金が絶対値で比較して通常割賦金より小さい場合、臨時割賦償還はネガティブ(負)であり、それは、通常割賦償還の後に臨時割賦償還が適用された場合に絶対値での残高が増加することを意味する。
(11) eD=D+eA =(P%+I %)・B k−1+eA
支払われるポジティブ臨時割賦償還は、負債残高の場合は実効預金であり、預金残高の場合は実効クレジットである。支払われないネガティブ臨時割賦償還は、負債残高の場合は実効クレジットであり、預金残高の場合は実効預金である。現金での実効預金又はクレジット金融取引は、Sciacアカウント残高に記入される前に、等価の名目預金又はクレジットに換算されなければならない。この金融取引の相手は、規則及びSciacアカウント契約に従って、臨時割賦償還が正常(regular)か、それとも変則(irregular)かに応じて、オペレーションの実効金利を定める。
2.1.5.3.変則なネガティブ臨時割賦償還
ポジティブ臨時割賦償還は、常に正常(規則的)である。ネガティブ臨時割賦償還は、負債残高に対する割賦金の支払いが金融機関によって「認められた最低支払い」よりも低い場合に限って、部分的又は全体的に変則であり、最低支払いと実施された支払いの間の差が、ネガティブ臨時割賦償還の変則部分である。
変則なネガティブ臨時割賦償還は、以下の手続きの1つ又は複数によって、即ち、Sciacカード保有者が十分な保証されたクレジット・リミットを有するならば、変則的に獲得されたクレジットに対する金融機関による許可を獲得することによって、及び/又は、次のサイクルにおいて、強制臨時割賦金を支払うことによって、及び/又は、現金で預金取引を実施すること又は任意の種類の価値をSciacカードを用いて売却することによって、及び/又は、再評価することによって、及び/又はより多くの担保を提供することによって、正常化されなければならない。Sciacアカウントが、規則及びSciacアカウント契約に従って定められた期間内に正常化されない場合、金融機関は、担保を清算する権限が与えられる。
2.1.5.4.最低割賦金
金融機関は、小額の割賦金の高いオペレーション・コストを回避するため、すべてのSciac支払い計画に対して、最低割賦金|Dmin|を定める。絶対値で比較して通常割賦金|D|が最低割賦金|Dmin|よりも低い場合、割賦金は最低に合わされなければならず、これは、負債残高に対しては請求となり、預金残高に対しては支払いとなる。この場合に支払われる最低割賦金は、ポジティブ臨時割賦償還を有する臨時割賦金である。契約によって、割賦金が最低に達しない場合、預金残高の支払いについては、割賦金はゼロとすることもでき、その場合、臨時割賦償還はネガティブとなる。
2.1.5.5.強制割賦金
金融機関は、以下のような場合、即ち、a)Sciacアカウントの「保証されたクレジット・リミット」が何らかの理由でネガティブになり、ポジティブ又はゼロにしなければならない場合、およびb)割賦金の支払いが金融機関によっての「認められた最低支払い」よりも低いために、変則なネガティブ臨時割賦償還が生成された場合において、Sciacアカウントを正常化する必要があるときは、規則及びSciacアカウント契約に従って、強制割賦金を徴収する。両方の場合で、Sciacカード保有者は、2.1.5.3で述べられたようにSciacアカウントを正常化するためのより多くの代案を有する。
2.1.5.6.合意割賦金
金融機関は、割賦金|Dagr|又は割賦償還|Aagr|に対する特定の金額について、Sciacカード保有者と合意を交わすことができる。例えば、負債又は預金残高の支払いに関する、決められた期間にわたって均一の割賦金である。絶対値で比較して合意割賦金|Dagr|が通常割賦金|D|よりも大きい場合、Sciacカード保有者は、その差額に対してポジティブ臨時割賦金を実施する。状況がその反対である場合、Sciacカード保有者は、その差額に対してネガティブ臨時割賦償還を実施する。負債残高の支払いが、金融機関によっての「認められた最低支払い」よりも低い場合、最低支払いとの差額は、変則なネガティブ臨時割賦償還となる。
2.2.預金及びクレジットの取引式
2.2.1.名目価格(価値)等価方法(nominal value equivalent method)
Sciacアカウント支払い計画において定められた固定又は変動名目金利I %と相違する固定又は変動実効金利I i,j%を用いて実施される実効預金又はクレジットVEi,jを統合するため、等価名目価格方法が適用されなければならない。この方法は、預金又はクレジットの名目価格VNi,jを、現金で支払われるときの取引の財貨又はサービスの価格である取引の実効価格VEi,jと等価なアカウントへ、統合する。
取引の名目価格VNi,jは、実効価格VEi,jと、固定又は変動名目金利I %と、固定又は変動実効金利I i,j%と、割賦償還率P%とを与えて、以下の式を使用して計算できる。この方式は、付録2において論証される。
(12) VNi,j=VEi,j・(P%+I i,j%)/(P%+I %)
P%とI %が足し合わせて1%、例えば、月次支払いサイクルについて、P%=0.5%、I %=0.5%である場合、方式(12)はより簡単になる。この例では、I i,j%=0.6%、かつVEi,j=100であるならば、VNi,j=110である。
(13) VNi,j=VEi,j・(0.5%+I i,j%)・100
表2は、預金及びクレジット統合の一例である。この場合、各サイクルにおけるSciacアカウントの割賦金Dが、クレジットの割賦金VEaを預金の割賦金VEbに加えたものに等しいことが分かる。両方のオペレーションの実効利息IEa及びIEbは、それぞれの実効金利IEa%及びIEb%を使用して計算される。
2.2.2.任意の日付における名目価格
式は、金融取引及び支払いのフローを、サイクルの期限日においてのみ考えているので、サイクル内の任意の日付に取引が実施される場合、その名目価格は、取引の日付に補助アカウントに記入され、その後、新しいサイクルが開始するときにSciacアカウントへ移転される。
取引が、サイクルの期限前の時点「t」で実施された場合、その名目価格は、時点「t」における実効金利を考えるために調整されるべきである。「c」を日数で表された支払いサイクル、「t」をやはり日数で表されたサイクルの期限前の期間とすると、名目価格と実効価格とを関係付ける式は、以下のようになる。
(14) VNi,j=VEi,j・[1+(t/c)・I i,j%]・(P%+I i,j%)/(P%+I %)
この式は、支払い計画は期間「t」の間の名目利息の支払いを考えない、および割賦金の支払い日付は支払いサイクルの期限日と同じである、という定義に基づいており、さもなければ、それを正確にするためには、この方式を調整する必要がある。
2.2.3.変動実効及び名目金利
Sciac式では、任意のサイクル「k」における変動実効金利は、以下の式に従って、同じサイクルの変動名目金利に関係付けられ、この公式は、付録2において説明される。
(15) I i,j%=(VNi,j/VEi,j)・(I %−I %)+I i,j
2.2.4.実効利子と名目利子の差
実効及び名目割賦金は、Sciac式自体の定義によると、同じ期間においては等しいが、割賦償還と利子の割合は異なる。この相違は、ほとんどの場合には重要でないが、会計及び税金の理由で、ある組織や個人にとっては問題になることがある。
付録3において論証されるように、任意のサイクル「k」における実効利子と名目利子
の差は、同じサイクル「k」における名目価格と実効価格の差の残高の割賦償還に等しい。この関係は、それぞれの預金及びクレジット取引に対して有効であり、単一アカウントに統合された預金及びクレジット取引に対しても有効である。
(16) I i,j%・B k−1 i,j−I ・B k−1 i,j=P%・B(N−E) k−1 i,j
(17) B(N−E) k−1 i,j=(1−P%)k−i−1・(VNi,j−VEi,j
任意の期間において支払われる実効利子と名目利子の差を計算するため、Sciacシステムは、市場の公式実効金利を考慮して、実施される各預金及びクレジット取引の名目価格と実効価格の差を有するパラレルSciacアカウント残高(parallel Sciac account balance)を維持する。
表3は、実効価格と名目価格の差の残高の割賦償還の計算による、実効利子と名目利子の差の計算が、各個別オペレーションの実効利子の合計に一致することを示す例である。
3.Sciacシステム
3.1.Sciacシステムの構成要素
Sciacシステムは、任意のクレジット・カード・システムと同様の構成要素を有する。Sciacアカウント、Sciacカード、及びSciacバウチャが、金融手段の要素である。Sciacカード保有者は、この金融手段のユーザである。Sciacに関連する金融機関は、Sciacカードの発行者である。Sciacサービス・センタは、Sciacシステムの管理者である。
3.1.1.Sciacアカウント
Sciacアカウントは、関連金融機関における、Sciacカード保有者に対応する、実施された預金、クレジット、割賦償還、及び他の負債に関する残高を維持する記録である。Sciacアカウント・オペレーションは、金融手段の規則及びSciacカード保有者と金融機関の間で署名されたSciacアカウント契約に従って実施される。
各Sciacアカウントは、支払い計画に属する。P%が低い場合、アカウントの支払い計画は長期計画であり(最低のP%は0%とすることができる)、P%が高い場合、アカウントの支払い計画は短期計画である(最高のP%は100%とすることができる)。
3.1.2.Sciacカード
Sciacカードは、Sciacアカウント及びSciacカード保有者の情報を含む文書であり、預金及びクレジット取引を実施するために使用される。任意のクレジット・
カードのように、Sciacカードは、コンピュータ取引であるときを除いて、Sciacクレジットを獲得しようとする場合には常にSciacカード保有者によって提示されなければならず、コンピュータ取引であるときは、カード情報が入力され、少なくとも秘密のパスワードによって有効性が確認されなければならない。Sciacカードの基本情報は、そのアカウント番号と、カード保有者又は許可されたユーザの名前及び署名と、発行金融機関と、その失効日付である。
3.1.3.Sciacバウチャ
Sciacバウチャは、Sciacカード保有者の間の取引における価値として使用される場合の預金及びクレジットのオペレーションを記録する金融文書であり、裏書譲渡可能ではない。Sciacバウチャが差し入れられ、その有効性が確認されると、それは、取引の名目価格を振出人アカウントの借方に記入し、取得人アカウントの貸方に記入するように命じる、取引に参加するSciacアカウントの発行金融機関に対する指図となる。
Sciacバウチャに登録される基本情報は、振出人のSciacアカウント番号、その名前、及び(手書きによる又は電子的な)署名と、取得人のSciacアカウント番号、及びその名前と、Sciac支払い計画と、取引の日付及び名目価格である。Sciacバウチャには、異なる種類、例えば、(a)Sciacカード保有者が、購入及び売却オペレーションと同時に、金融取引を実施する際に記入される通常Sciacバウチャ、(b)購入及び売却オペレーションの完結に先立って金融機関によって取引情報が記入される特別評価済(special pre-valued)バウチャ、(c)金融機関によって振出人の取引情報が記入される、異なる金額の固定標準価値を有する標準評価済(standard pre-valued)バウチャなどが、存在することができる。
システムは、1又は複数の取得人アカウントと1又は複数の振出人アカウントの間での金融取引を可能にする。この場合、Sciacバウチャでは、取引の名目価格は、各アカウントごとに別々に示されなければならないが、取得人のSciacアカウントのすべての金額の合計は、振出人のSciacアカウントのすべての金額の合計に等しくなければならない。
3.1.4.Sciacカード保有者
Sciacカード保有者は、任意の人、個人(自然人)又は組織(法人)とすることができ、長期、中期、及び短期支払い計画の1又は複数のSciacアカウントを保有することができる。
金融機関、貯蓄貸付組合、及び保険会社と、年金ファンド、相互ファンド、及び投資ファンド機関と、株式、商品、証券、及び不動産ブローカと、オークション機関と、工業、商業、農業、鉱業、及び公益会社と、トレーダ及びディーラ会社と、教育及び保健機関と、公共及び政府機関となどを含む、任意のタイプの機関又は会社が、Sciacカード保有者になることができる。
Sciacカード保有者と金融取引については図2を参照されたい。
3.1.5.Sciac管理者
Sciacシステムは、国際クレジット・カードと同じように、Sciacカード保有者及びSciac関連金融機関にサービスを提供する、局地、地域、国内、及び国際Sciacカード・サービス・センタ・ネットワークを介して管理される。
Sciac関連金融機関は、預金残高割賦金の支払いに対して責任を負い、保険、担保
、及び偶発危険準備金によって、それを保証しなければならない。
契約によって、Sciacサービス・センタは、Sciacに関連する金融機関に対して、与えなければならない保証についても、引き受けなければならない保険についても、Sciacアカウント預金残高の支払いを確実にするために保有しなければならない準備金についても、同じくらいに厳格な統制を維持する。Sciacサービス・センタは、Sciacアカウント負債者の担保の質、利用可能なクレジット・リミット、保証されたクレジット・リミット、支払い能力クレジット・リミット、及び保険に対しても、厳格な統制を維持する。
3.2.Sciac取引
3.2.1.Sciac金融及び支払い取引
金融取引における振出人と取得人のSciacアカウント支払い計画は、同じでなければならない。
Sciacカード保有者は、金、又は任意の種類の商品、サービス、及び有価証券といった、任意の種類の価値を、Sciacカードを用いて購入及び売却することができる。Sciacカードを用いて価値を購入するSciacカード保有者は、クレジットを獲得し、Sciacカードを用いて価値を売却するSciacカード保有者は、預金を実施する。
交換価値が現金である場合、実効価格は知られており、従って、取引の名目価格は、進行中の市場の実効金利を考慮して計算できる。他の場合は、交換価値の実効価格は、売却者と購入者の間の取り決めの問題である。1つの選択肢は、事前に実効価格について合意を交わし、その後、取引の名目価格を決定するものである。他の選択肢は、交換価値の名目価格について直接的に合意を交わすものである。
図3は、Sciacカードを用いた典型的な取引の方式を示している。
Sciac金融取引における要素、役割、及び価値について図3を参照されたい。
システムの金融平衡のための理由で、Sciacカードを用いて実施される預金及びクレジット取引の名目価格は、関与するSciacカード保有者の間で合意されなければならず、そのためには、Sciacアカウント支払い計画のための金融市場の現在の実効金利、および交換される商品、サービス、又は有価証券の実効価格又は現金価格を考慮しなければならない。
3.2.2.取引後のSciacアカウント残高
振出人及び取得人のSciacアカウント残高は、取引の名目価格及びそれ以前の残高に従って、各オペレーションの後に変化する。振出人のSciacアカウント残高は、ゼロから負債、負債からより多くの負債、預金からゼロ、預金から負債、預金からより僅かな預金へと変化する。反対に、取得人のSciacアカウント残高は、図4に示されるように、ゼロから預金、預金からより多くの預金、負債からゼロ、負債から預金、又は負債からより少ない負債へと変化することができる。
金融取引後のSciacアカウントの残高について図4を参照されたい。
3.2.3.異なる支払い計画の間でのSciac取引
取引におけるSciacバウチャの振出人と取得人は、同じSciacアカウント支払い計画を使用しなければならない。しかし、異なる支払い計画のSciacアカウントの
間でSciac金融取引を実施することが可能である。この場合、2つの同時のSciac金融取引、即ち、一方は、振出人と、取得人としてのその振出人の金融機関との間の取引、他方は、取得人と、振出人としてのその取得人の金融機関との間の取引、を実施する必要がある。金融機関が各オペレーションにおいて異なる場合、追加の金融取引が金融機関の間で必要とされる。このオペレーションにおいては、年金ファンド機関や保険会社などのような投資家としての任意のSciacカード保有者が、金融機関の仲介役割を実施することができる。
3.2.4.異なる金融機関におけるSciacアカウントの間でのオペレーション
異なる金融機関のSciacカード保有者は、保有者どうしの間でSciac金融取引を実施することができる。これらの場合、清算機関が、清算アカウントを使用して、関与する金融機関の間で取引を決算するように機能することができ、又は代替例として、取引は、取引に関与する対応する金融機関に開設されたそれらの金融機関のSciacアカウントによって直接相殺されることができる。この後者の選択肢が、2つの異なる金融機関に開設されたSciacアカウント間でのオペレーションに関して、図5で詳しく説明されている。
金融機関は、金融機関どうしの間で預金及びクレジット取引を実施するために、相互リスク評価を考慮して、手数料について事前に合意する必要がある。
2つの異なるカード保有者の間の預金及びクレジットのオペレーションのプロセスのフロー図について図5を参照されたい。
3.3.担保及び負債管理
Sciacカード保有者は、Sciacアカウントに十分な「利用可能なクレジット・リミット」を有する場合、クレジットを獲得することができる。「利用可能なクレジット・リミット」は、「保証されたクレジット・リミット」と「支払い能力クレジット・リミット」のうちの小さい方である。「保証されたクレジット・リミット」は、a)担保の性質に基づいたそれぞれの価値低下を考慮した、現在及び将来のサイクルにおける、Sciacアカウントのために金融機関に与えられる担保の価値の合計と、b)現在処理中の、および現在及び将来のサイクルの通常割賦償還を考慮した、Sciacアカウント残高、補助Sciacアカウント残高、及びクレジット・リザーブの残高の合計と、c)担保に充てられるSciacバウチャの合計との関数として、各Sciacアカウントごとに決定される。「支払い能力クレジット・リミット」は、クレジットの時点及び将来におけるSciacカード保有者の支払い能力を考慮して決定され、その同じ時点において、Sciacカード保有者が支払わなければならない債務を引いたものである。
Sciacは、金融システムによって一般に受け入れられるすべての種類の担保を受け入れるが、特に、長期Sciacアカウント支払い計画におけるクレジット用に不動産抵当を受け入れる。
「保証されたクレジット・リミット」が何らかの理由でマイナスになった場合、取り決めにより、Sciacカード保有者は、以下のオペレーション、即ち、a)強制臨時割賦金又はSciac預金取引を通してSciacアカウントに現金を預金する、b)Sciacカードを用いて任意の価値を売却する、c)より高い価値へと担保を再評価する、又はd)新しい担保を差し入れるといったオペレーションのうちの1又は複数を実施すべきである。
これらのオペレーションの合計は、「保証されたクレジット・リミット」のマイナス値以上の金額となるべきである。さもなければ、金融機関は、規則及びSciacアカウン
ト契約に従って、担保の清算の処理を開始しなければならない。清算売却において、オプションとしてSciacカードを用いて、担保に対する支払いが行われてよい。
割賦金の支払いにおける高い有効性を促進及び保証するため、Sciac契約は、金融機関に、同じ金融機関に開設されたカード保有者のチェック・アカウントの借方又は貸方に、負債又は預金残高の割賦金を記入することを許可する。
負債残高の場合、Sciacカード保有者が、支払い期日前又は当日に割賦金を償還しない場合、償還が少ない場合、又は支払い期日後に償還した場合、通常割賦金に関して支払われなかった割賦金は、支払い期日にSciacクレジットを与えるよう義務付けられた金融機関によって融資されるべきである。融資された金額は、金融機関にとっては実効預金となり、支払わなかったSciacカード保有者にとっては実効クレジットとなり、それらは、対応するSciacアカウントの貸方及び借方に記入するために、等価の名目預金及びクレジットに換算されなければならない。金融機関は、規則及びSciacアカウント契約に従って、これらのオペレーションに、定められた実効金利及び手数料を適用する。割賦金の実施された支払い又は不払いが変則なネガティブ臨時割賦償還を生じる場合、項目2.1.5.3において説明された正常化手続きが行われなければならない。
預金残高の場合、Sciacカード保有者が、次のサイクルの支払い期日前に、金融機関における支払いのために利用可能な割賦金を引き出さない場合、及び割賦金をSciacカード保有者のチェック・アカウントの貸方に記入する指図が存在しない場合、割賦金は、Sciacアカウント契約に応じて、引き出しがあるまで特別なアカウントに置かれたままであるか、又は支払い期日の直後の日に実施された自発的預金と見なされる。預金金額は、割賦金を引き出さなかったSciacカード保有者にとっては実効預金となり、金融機関にとっては実効クレジットとなり、それらは、対応するSciacアカウントの貸方及び借方に記入するために、等価の名目預金及びクレジットに換算されなければならない。金融機関は、規則及びSciacアカウント契約に従って、これらのオペレーションに、定められた実効金利を適用する。
3.4.Sciacカードの手数料
この金融手段は預金とクレジットについて対称的であるので、名目金利I %は、同じ支払い計画のSciacアカウントの預金とクレジットについて同じである。このため、スプレッドの代わりに競争的手数料が、オペレーション費用及び損失を支払うため、投資を償還するため、利益を獲得するために、金融機関およびSciacカード・サービス・センタのために、Sciacシステムにおいて請求される。
複数の種類の手数料がSciacにおいて定義されることができ、適用されることが推奨されるそれらのうちの1つは、「取引手数料」である。これは、取引の名目価格の或るパーセンテージT%を手数料として請求するようにし、この手数料は、クレジットを獲得した者にのみ適用される。この手数料は、Sciacクレジットとして、振出人のSciacアカウントの借方に記入され、金融機関に対しては、Sciac預金として、貸方に記入される。従って、手数料は、Sciacアカウント支払い計画に従って、振出人によって支払われ、金融機関によって請求される。
取引手数料のパーセンテージは、金融機関によって自由に定義される。定義は、取引の金額、顧客の質、担保の質、「以前に支払われた手数料の利用可能マージン」、クレジットが負債残高となっているか預金残高となっているか、金融機関の手数料戦略、又は他の要因に依存する。
この種類の手数料は、システムのための資金を調達するために金融機関により大きな安
定性を与え、Sciacカード保有者が以下の公式を使用してクレジット・コストの分析を行うことを容易にする。
(19) VNi,j=VEi,j・[(P%+I i,j%)/(P%+I %)]・(1+T%)
手数料を伴うクレジットの金額はより高くなるという事実のため、このより高くなった金額を、その許可を獲得するために「利用可能なクレジット・リミット」と比較されなければならない。
3.5.割賦金支払いシステム
3.5.1.複数アカウントの割賦金支払い
Sciacシステムは、すべてのSciacカード保有者が、長期、中期、及び短期などとすることができる異なる支払い計画に属する、1より多くのアカウントを保有することを可能にする。
すべての支払いサイクルにおいて、システムは、アカウント残高が負債かそれとも預金かに応じて、徴収又は支払いが行われる割賦金を各アカウントごとに計算する。カード保有者が1より多くのアカウントを有する場合、システムは、各アカウントごとの割賦金の通知、及びすべての割賦金の合計を有する統合割賦金の通知を与える。この合計は、割賦金の値に応じて、徴収又は支払いが行われる価値(value、金額)である。この統合割賦金は、カード保有者が、単一(一回)の割賦金で支払いを受け取る又は行うことを可能にする。
カード保有者が、統合割賦金よりも少ない金額を支払った場合、又は支払いを行わない場合、金融機関は、統合された通常割賦金に関して支払われなかった差額について実効Sciacクレジットを与えるように義務付けられ、それは、異なるSciacアカウントに配分されるクレジット金額に従って、1又は複数の名目Sciacクレジットに換算されなければならない。これらの名目Sciacクレジットは、Sciacカード保有者によって、又は規則及びSciacアカウント契約に従ったデフォルトによって示されるように、Sciacアカウントの借方に記入される。
クレジットの金額が変則なネガティブ臨時割賦償還を生成した場合、又は「保証されたクレジット・リミット」が超過された場合、金融機関は、規則及びSciacアカウント契約に従って、Sciacアカウントを正常化し、必要に応じて担保を清算するために、例外手続きを適用する。
Sciacカード保有者が、統合割賦金よりも多くの金額を支払った場合、金融機関は、通常統合割賦金を上回る金額について、カード保有者に対してSciac預金を取得し、それは、Sciacカード保有者によって示されるように、又は規則及びSciacアカウント契約に従ったデフォルトによって示されるように、Sciacアカウントの貸方に記入される。金融機関は、定められた実効金利をSciacアカウントに適用する。
3.5.2.割賦金支払い日付
金融手段としてのSciacカードは、すべての割賦金支払いが、負債の割賦金についても、預金の割賦金についても、サイクルの期限において実施されると見なす。それにも関わらず、金融機関は、負債残高の割賦金の最終支払い日付についても、預金残高の割賦金の初回支払い日付についても、Sciacカード保有者と異なる支払い日付で合意することができる。何れの場合も、金融機関は、日数の差に対応する利子の徴収及び支払いをSciacカード保有者に対して行って、実際の支払い日付と対応する支払いサイクルの
期限との間の差に対して資金を供給しなければならない。
3.6.Sciacアカウント支払い計画の開始及び終了
3.6.1.Sciacアカウント支払い計画の開始
異なる長期、中期、及び短期のSciacアカウント支払い計画が、Sciacサービス・センタによって定義されることができ、Sciacサービス・センタは、Sciacに関連する金融機関の利息、市場の要求、及び施行中の国内又は国際規制を考慮する。これらの計画は、取り決めに従って、また必要ならば国の規制機関の承認を得て、関連する金融機関によって自由に開始され又は終了されることができる。
3.6.2.Sciacアカウント支払い計画の終了
支払い計画は、関連する金融機関によって、又は場合によってはSciacサービス・センタによって、終了されることができる。
金融機関において支払い計画を終了するには、その金融機関におけるすべてのアカウント残高を清算する必要があり、そのために、以下の一般的な手続きが考慮されている。即ち、a)負債残高又は預金残高の増大のために、前記の支払い計画が終了されることを、すべてのSciacカード保有者に伝達し、b)終了される支払い計画「Po」に属するSciacアカウント内の負債又は預金を、別の類似の支払い計画「Pn」に属する他のSciacアカウント内の等価の負債又は預金に変更することのオプションを、すべてのSciacカード保有者に提案する。この目的のため、金融機関は、新しい支払い計画の残高を終了される支払い計画の残高に関係付ける、利用可能な以下の式を有する。
(20) BNPn=BNPo・[(PPn%+INPn%)・(PPo%+IEPo%)]/[(PPn%+IEPn%)・(PPo%+INPo%)]
3.7.リザーブ規約及び担保としてのSciacバウチャ
リザーブ規約システムは、金融取引において売却を行うSciacカード保有者に、同じ金融取引において購入を行うSciacカード保有者が、オペレーションが完結するまでそのオペレーションに対して十分な「利用可能なクレジット・リミット」を有することを保証するメカニズムである。このメカニズムは、リザーブ規約が求める瞬間からオペレーションが完結するまで、取引の金額だけ「利用可能なクレジット・リミット」を一時的に減少させることに本質がある。「利用可能なクレジット・リミット」は、定められた時間の後又はオペレーションが指図によってキャンセルされたときに、金融機関によって自動的に回復される。
Sciacバウチャは、取引においてSciacカード保有者によって同意された場合、担保として使用されることができる。この場合、Sciacバウチャの価値は、担保のための特別のアカウントに維持され、これは振出人カード保有者の「利用可能なクレジット・リミット」を担保の金額だけ減少させる。担保は、当事者どうしの取り決めに従って保証された担保の執行に対する条件が満たされた場合に、金融取引として実行される。金融機関は、このオペレーションに対して特別な手数料を請求する。
3.8.Sciacシステムのサービス及びメカニズム
Sciacシステムは、コンピュータ・システムを使用してSciacカード金融手段を管理し、コンピュータ・システムによって、Sciacカード保有者の間の預金及びクレジット取引が実施され、Sciacアカウント残高が維持され、負債及び預金残高からの割賦金が計算され、他の金融及び支払いサービスが提供される。
3.8.1.Sciacシステムの金融及び支払いサービス
コンピュータ・システムは、以下のような、すべての種類の金融及び支払いサービスを考慮する。
1.Sciacアカウントの開設。
2.Sciacカード保有者の情報の管理。
3.Sciac関連金融機関の情報の管理。
4.Sciacカードを用いた預金及びクレジット金融取引。
5.Sciacカードを用いた購入及び売却取引。
6.手数料を伴う及び伴わない、取引の名目価格及び実効価格の計算。
7.実効利子と名目利子の間の差の計算。
8.残高、割賦償還、利子、及び手数料の計算を含むSciacアカウントの管理。
9.現在のサイクル内の任意の日に実施される預金及びクレジットを有する補助Sciacアカウントの管理。
10.最低、合意、及び強制の割賦金を含むSciacアカウントの通常及び臨時割賦金の決定。
11.複数アカウントの割賦金支払いを含む割賦金支払いの受け取りと、各Sciacアカウントごとの支払われるポジティブ及びネガティブ臨時割賦償還の計算。
12.Sciacカード保有者、Sciac関連金融機関、及びSciacサービス・センタの間での手数料の管理。
13.Sciacカード保有者及びSciac関連金融機関の質及びリスクの管理。
14.Sciac関連金融機関とSciacサービス・センタの間でのオペレーションの管理。
15.利用可能なクレジット・リミット、保証されるクレジット・リミット、支払い能力クレジット・リミット、認められた最低支払い、及び変則なネガティブ臨時割賦償還の計算及び報告。
16.処理中のSciac取引に対する利用可能なクレジット割当のリザーブの管理。
17.他の金融手段を用いたSciac金融取引の管理。
18.Sciacカード保有者の担保の登録及び引上げオペレーション、並びにSciacカード保有者の間での担保の移転の管理。
19.担保の評価及び減価、並びに担保のオークション・オペレーションの管理。
20.自発的及び契約による強制的なSciacアカウントの閉鎖の管理。
21.担保としてのSciacバウチャの管理。
22.国内及び国際金融取引の管理。
23.異なる金融機関にSciacアカウントを保有するSciacカード保有者の間での金融取引の管理。
24.異なる支払い計画の間での金融取引の管理。
25.預金残高及び負債残高の割賦金の支払いの差をカバーするための危険準備金の管理。
26.Sciacアカウント支払い計画の開始及び終了の管理。
Sciacシステムは、以下のような、他の製品又はサービスとの任意の種類の提携も管理する。
1.Sciacカードの使用に関する割引、ギフト、無料入場券、及び景品についての、任意の製品、サービス、又は会社とのブランド提携。
2.ウェブ・サイト、公衆電話端末、又は他の支払いシステムを介する、Sciacカードを用いた購入及び売却の取引を容易にするための、任意の種類の会社又は機関との協定。
3.関係団体が年金ファンド機関の代わりにSciacアカウントに預金を実施して、そのような預金が始めは負債を支払うために使用されることを可能にするが、そのScia
cカード関係団体のファンドの資金化を保証するための包括的クレジット・リミット管理を有する、Sciacを用いた年金ファンド・オペレーション。
4.住宅、健康、及び福祉のための国庫補助金のオペレーション。
3.8.2.Sciacシステムのメカニズム及びリソース
Sciacコンピュータ・システムでは、金融サービスを提供するための、以下のような、すべてのタイプの通信メカニズム及びリソースが考慮される。
1.インターネット。
2.固定及び移動電話。
3.ファックス。
4.電子メール。
5.有線及び無線の公衆及び私設の通信ネットワーク。
Sciacコンピュータ・システムでは、金融サービスを提供するために、最も適切なソフトウェア言語、オペレーティング・システム、及びデータベースの使用が考慮される。
Sciacコンピュータ・システムでは、述べられた様々な通信システムによって金融取引並びにすべての金融及び支払いサービスを実施するための、以下のような、すべてのタイプのセキュリティ・メカニズムが考慮される。
1.パスワード及び「デジパス(digipass)」などのような第2の可変パスワード。
2.電子メール・チェック。
3.電話チェック。
4.2重及び3重チェック。
5.ハッカー、ウイルスなどからの情報の保護。
6.物理的損傷からの情報の保護。
7.生体計測セキュリティ・システム。
付録1:預金及びクレジット統合のためのSciac方式の論証
1.1.論題
割賦償還率方法は、任意の金額について、任意のサイクルで実施され、そして、共通の固定又は変動名目金利I %を使用して等価の名目価格VNi,jで表現された異なる固定又は変動実効金利I i,j%で合意された、同じ支払い計画の実効預金及びクレジットVEi,jを単一Sciacアカウントへの統合することを、各実効預金及びクレジットの支払い条件に影響を与えずに、可能にする数学的特性を有する。
備考:「i」は、預金又はクレジットが実施されたサイクルを識別し、「j」は、同じサイクル「i」内で実施された異なる預金又はクレジット取引を識別する。
この特性は、「i」より大きい任意のサイクル「k」について独立に計算される、すべての実効預金及びクレジットVEi,jの通常割賦金D i,jの合計が、単一Sciacアカウントに統合された預金及びクレジットと等価のすべての名目価格VNi,jの名目残高B k−1の通常割賦金D に等しい場合、数学的に論証される。
1.2.定義
任意のサイクル「k」における実効預金又はクレジットの通常割賦金は、同じサイクル「k」における等価の名目預金又はクレジットの通常割賦金に等しい。
(1.2) D i,j=D i,j
任意のサイクル「k」における実効預金又はクレジットの通常割賦金は、直前のサイクル「k−1」における実効預金又はクレジットの残高に、割賦償還率P%と実効金利I i,j%の和を乗じたものに等しい。
(1.3) D i,j=(P%+I i,j%)・B k−1 i,j
任意のサイクル「k」における実効預金又はクレジットと等価の名目預金又はクレジットの通常割賦金は、直前のサイクル「k−1」における名目預金又はクレジットの残高に、割賦償還率P%と固定又は変動名目金利I %の和を乗じたものに等しい。
(1.4) D i,j=(P%+I %)・B k−1 i,j
名目預金又はクレジットが実施されたサイクル「i」における名目預金又はクレジットの名目残高は、それぞれの名目預金又はクレジットに等しい。
(1.5) B i,j=VNi,j
任意のサイクル「k」における名目預金又はクレジットの名目残高は、直前のサイクル「k−1」におけるその名目預金又はクレジットの名目残高から、直前のサイクル「k−1」における名目残高からの割賦償還を減算したものに等しい。
(1.6) B i,j=(1−P%)・B k−1 i,j
サイクル「1」におけるSciacアカウント残高は、Sciacアカウントが開設されたときのサイクル「1」において実施されるすべての名目預金及びクレジットの合計に等しい。
任意のサイクル「k」におけるSciacアカウント名目残高は、直前のサイクル「k−1」におけるSciacアカウント名目残高から、直前のサイクル「k−1」におけるSciacアカウント残高の割賦償還を減算し、そのサイクル「k」中に実施されるすべての預金及びクレジットの合計を加算したものに等しい。
1.3.論証
「k」以前のサイクルにおいて実施された実効預金及びクレジットの任意のサイクル「k」における通常割賦金の合計は、その同じサイクル「k」における等価の名目預金及び
クレジットの通常割賦金の合計に等しい。この等式は、定義(1.2)から得られる。
以下の等式は、定義(1.4)を式(1.9)へ導入した結果である。
以下で論証される論題は、数学的帰納法を用いて、「k−1」サイクルにおけるSciacアカウント名目残高B k−1が、サイクル「k」より前に実施されたすべての名目預金及びクレジットの、同じサイクル「k−1」におけるすべての名目残高の合計に等しいことを、最初に証明する。
サイクル「1」についての定義(1.5)を定義(1.7)に導入することで、以下の式を得る。
サイクル「2」についての定義(1.8)は、下記のようになる。
等式(1.13)において、式(1.12)及びサイクル「2」についての定義(1.5)による置き換えを行うことで、以下の式を得る。
(1.14)において、サイクル「2」についての定義(1.6)による置き換えを行うことで、以下の式を得る。
等式(1.11)は、数学的帰納法を用いて、この最後のプロセスをサイクル「k−1」まで繰り返すことによって論証される。
最後に、式(1.1)において示された論題の等式は、式(1.11)を式(1.10)へ導入することによって論証される。
付録2:名目価格及び実効価格の間の関係についてのSciac方式の論証
2.1.論題
固定又は変動名目金利I %、割賦償還率P%、単位価格「uv」、及び支払いサイクル「c」を有するある支払い計画についての等価の名目価格VNi,jであって、これと同じ支払い計画に合意するが固定又は変動実効金利I i,j%で合意された任意の預金又はクレジットの実効価格VEi,jに対応する、等価の名目価格VNi,jは、次のようである。すなわち、実効価格VEi,jに、割賦償還率P%とサイクル「i」の固定又は変動実効金利I i,j%との和を乗算し、割賦償還率P%と同じサイクル「i」の固定又は変動名目金利I %との和で除算したものと等しい。
下付文字「i」は、預金又はクレジットが実施されるサイクルを識別し、「j」は、同じサイクル「i」において実施される預金又はクレジットを識別する。
(2.1) VNi,j=VEi,j・(P%+I i,j%)/(P%+I %)
同じ等価性は、異なる変動名目金利I %と、それに対応する変動実効金利I i,j%を有する任意の他のサイクル「k」についても有効である。
(2.2) VNi,j=VEi,j・(P%+I i,j%)/(P%+I %)
2.2.定義
付録1の定義(1.2)、(1.3)、(1.4)、(1.5)及び以下の定義が考慮される。
実効預金及びクレジットが実施されるサイクル「i」における実効預金及びクレジットの残高は、それぞれの実効預金又はクレジットに等しい。
(2.3) B i,j=VEi,j
サイクル「k−1」における名目預金又はクレジットの名目残高は、直前のサイクル「k−2」における名目預金又はクレジットの名目残高から、直前のサイクル「k−2」の名目残高からの割賦償還を減算したものに等しい。
(2.4) B k−1 i,j=(1−P%)・B k−2 i,j
サイクル「k−1」における実効預金又はクレジットの実効残高は、直前のサイクル「k−2」における実効預金又はクレジットの実効残高から、直前のサイクル「k−2」の実効残高からの割賦償還を減算したものに等しい。
(2.5) B k−1 i,j=(1−P%)・B k−2 i,j
2.3.論証
定義(1.3)及び(1.4)を(1.2)に導入することで、以下の式を得る。
(2.6) B k−1 i,j・(P%+I %)=B k−1 i,j・(P%+I i,j%)
定義(2.4)を「k−2」、「k−3」などのように「i」まで変化させて同じ定義(2.4)に導入し、同様に、定義(2.5)を「k−2」、「k−3」などのように「i」まで変化させて同じ定義(2.5)に導入することで、以下を得る。
(2.7) B k−1 i,j=(1−P%)k−i―1・B i,j
(2.8) B k−1 i,j=(1−P%)k−i―1・B i,j
定義(1.5)を等式(2.7)に、定義(2.3)を等式(2.8)に導入することで、以下を得る。
(2.9) B k−1 i,j=(1−P%)k−i―1・VNi,j
(2.10) B k−1 i,j=(1−P%)k−i―1・VEi,j
式(2.9)及び(2.10)を式(2.6)に導入することで、以下の式を得る。
(2.11) (1−P%)k−i―1・VNi,j・(P%+I %)=(1−P%)k−i―1・VEi,j・(P%+I i,j%)
論題の式(2.2)は、式の両辺の第1項を消去して、並べ替えを行うことによって論証される。
預金又はクレジットが変動名目金利を用いて実施される場合、サイクル「i」の名目及び実効金利のみが知られ、名目価格の決定において考慮される。従って、任意の将来の実効金利は、本論題の式(2.1)及び(2.2)から演繹される以下の式に従って、サイクル「i」の名目及び実効金利に依存する。
(2.12) I i,j%=(V/V)・(I %−I %)+I i,j
付録3:名目利子及び実効利子の間の関係についてのSciac方式の論証
3.1.論題
任意のサイクルにおける任意の預金又はクレジットの実効利子IEi,j と名目利子INi,j の間の差は、割賦償還率P%に、同じサイクルにおける預金又はクレジットの名目価格と実効価格の間の差の残高を乗算したものに等しい。
任意のサイクル「k」におけるそれぞれの預金及びクレジットの実効利子と名目利子の間のすべての差の合計は、割賦償還率P%に、それぞれの預金及びクレジットの名目価格と実効価格の間のすべての差の合計の残高を乗算したものに等しい。
(3.1) I i,j%・B k−1 i,j−I %・B k−1 i,j=P%・B(N−E) k−1 i,j
3.2.定義
(3.3) B k−1 i,j=(1−P%)k−i―1・VEi,j
(3.4) B k−1 i,j=(1−P%)k−i―1・VNi,j
(3.5) B(N−E) k−1 i,j=(1−P%)k−i―1・(VNi,j−VEi,j
式(3.3)及び(3.4)は、付録2の式(2.10)及び(2.9)において論証され、式(3.5)は、同様に論証される。
(3.6) VNi,j・(P%+I %)=VEi,j・(P%+I i,j%)
式(3.6)は、付録2において論証される。
3.3.論証
等式(3.6)を並べ替えることで、以下の式を得る。
(3.7) I i,j%・VEi,j−I %・VNi,j=P%・(VNi,j−VEi,j
式(3.7)の両辺に(1−P%)k−i―1を乗算することで、下記を得る。
(3.8) I %・(1−P%)k−i―1・VEi,j−I %・(1−P%)k−i―1・VNi,j=P%・(1−P%)k−i―1・(VNi,j−VEi,j
論題の式(3.1)は、式(3.3)、(3.4)、(3.5)を(3.8)に導入することによって論証される。
論題の式(3.2)のために、実施されるすべての預金及びクレジットについて式(3.1)を足し合わせて、以下の式を得る。
付録1において論証された式(1.11)を預金又はクレジットの名目価格と実効価格の間の差に適用して、式(3.10)を得る。
この論題の式(3.2)は、式(3.10)を等式(3.9)に導入することによって論証される。

Claims (20)

  1. コンピュータで実施される方法であって、
    コンピュータ読取可能な記憶手段から複数のコンピュータ実行可能命令を読み出すステップと、
    少なくとも1つのコンピュータ処理手段で前記コンピュータ実行可能命令を実行し、コンピュータ・ハードウェアに動作を行わせるステップと
    を備え、前記コンピュータ・ハードウェアに行わせる前記動作は、
    複数の金融アカウントのそれぞれと、金融アカウント・カードとを関連付けするステップであって、各アカウントは支払い計画を有するものであり、異なる実効金利を持つクレジット取引と預金取引との双方を1つのアカウント残高へと統合する、ステップと、
    アカウント支払い計画を定めるステップであって、それぞれのアカウント支払い計画が、固定の割賦償還率と、固定又は調節可能の名目金利と、支払いサイクルと、アカウント単位価格と、調整指数と、取引日とサイクルの期限日との間の第1のサイクルにおいて前記名目金利が比例して適用されるかどうかを示す指標とを有するものである、ステップと、
    第1カード保有者アカウントにおいてクレジット取引として、および第2カード保有者アカウントにおいて預金取引として、名目価格の入力を開始するステップであって、
    前記第1カード保有者アカウントおよび前記第2カード保有者アカウントは、同じ支払い計画を共有するものであり、かつ同じ金融機関により発行されたものであり、
    前記入力はコンピュータにより支援されるものであり、
    クレジット取引は、負債残高を生成又は増加させるか、又は預金残高を負債残高へ変化させるか、又は預金残高を減少又は清算するものであり、
    預金取引は、預金残高を生成又は増加させるか、又は負債残高を預金残高へ変化させるか、又は負債残高を減少又は清算するものであり、
    前記第1カード保有者アカウントは、実効価格を有する商品、サービス、金、証券のうちの少なくとも1つのものの購入者に対応し、前記第2カード保有者アカウントは、実効価格を有する商品、サービス、金、証券のうちの少なくとも1つのものの売却者に対応するものであり、
    前記支払い計画のパラメータおよび現在の市場の実効金利または前記金融アカウント・カードの保有者により受け入れられた実効金利を考慮すると、前記預金取引および前記クレジット取引の前記名目価格は、金融的に前記実効価格と等しいものである、
    ステップと
    を備える、
    方法。
  2. 請求項1に記載のコンピュータで実施される方法であって、クレジット取引としての第1カード保有者アカウントへの前記名目価格の入力は次の支払いサイクルで発生し、前記名目価格は前記次の支払いサイクルまでクレジット取引として補助アカウントに保持される、方法。
  3. 請求項2に記載のコンピュータで実施される方法であって、前記支払い計画において前記補助アカウントが利息を得られる条件が設定されている場合、前記補助アカウントが利息を得る、方法。
  4. 請求項1に記載のコンピュータで実施される方法であって、預金取引としての第2カード保有者アカウントへの前記名目価格の入力は次の支払いサイクルで発生し、前記名目価格は前記次の支払いサイクルまで預金取引として補助アカウントに保持される、方法。
  5. 請求項4に記載のコンピュータで実施される方法であって、前記支払い計画において前記補助アカウントが利息を得られる条件が設定されている場合、前記補助アカウントが利息を得る、方法。
  6. 請求項1に記載のコンピュータで実施される方法であって、前記動作は、前記預金取引および前記クレジット取引を文書にするバウチャを作成するステップを更に備える、方法。
  7. 請求項2または4に記載のコンピュータで実施される方法であって、前記補助アカウントに前記名目価格を保持する前に、前記動作は、前記購入者がクレジットで購入した商品、サービス、金、または証券を受け取るために待つ必要があるときのような、前記預金取引および前記クレジット取引に時間が必要であり所与の条件を満たす必要がある場合、保証のためにリザーブのアカウントに前記名目価格を保持するステップを更に備える、方法。
  8. 請求項1に記載のコンピュータで実施される方法であって、負債アカウント残高に対しては、前記支払い計画に従って各支払いサイクルで通常の割賦償還が行われるものであり、預金取引を行うときには臨時割賦償還が行われるものであり、前記臨時割賦償還は、自発的な、または同意した、または最小の、または強制的な臨時割賦償還である、方法。
  9. 請求項1に記載のコンピュータで実施される方法であって、預金アカウント残高に対しては、前記支払い計画に従って各支払いサイクルで通常の割賦償還が行われるものであり、クレジット取引を行うときには臨時割賦償還が行われるものであり、前記臨時割賦償還は、自発的な、または同意した、または最小の、または強制的な臨時割賦償還である、方法。
  10. 請求項1に記載のコンピュータで実施される方法であって、各支払いサイクルでの負債アカウント残高の償還のための割賦金は、変動可能であり、通常の割賦金に臨時割賦金を加算したものまたは通常の割賦金から臨時割賦金を減算したものを含む、方法。
  11. 請求項1に記載のコンピュータで実施される方法であって、各支払いサイクルでの預金アカウント残高への払い戻しのための割賦金は、変動可能であり、通常の割賦金に臨時割賦金を加算したものまたは通常の割賦金から臨時割賦金を減算したものを含む、方法。
  12. 請求項1に記載のコンピュータで実施される方法であって、前記動作は、前記動作に関する資金の調達のために前記金融アカウント・カードの保有者により支払われる他の種類の手数料を管理するステップを更に含む方法。
  13. 請求項1に記載のコンピュータで実施される方法であって、
    第1カード保有者アカウントおよび第2カード保有者アカウントの前記支払い計画と前記金融機関との双方または一方が異なる場合、前記預金取引および前記クレジット取引は2つの取引を1つにしたものからなり、その第1の取引は、前記第1カード保有者アカウントと第3金融カード保有者アカウントとの間のものであり、第2の取引は前記第3金融カード保有者アカウントと前記第2カード保有者アカウントとの間のものであり、
    前記第1の取引における前記第1カード保有者アカウントおよび前記第3金融カード保有者アカウントは、同じ支払い計画を共有し、かつ同じ前記金融機関により発行されたものであり、
    前記第2の取引における前記第2カード保有者アカウントおよび前記第3金融カード保有者アカウントは、同じ支払い計画を共有するが、この支払い計画は前記第1の取引のものと異なるか又は同じであり、かつ、同じ前記金融機関により発行されたものであるが、この金融機関は前記第1の取引のものと異なるか又は同じであり、
    前記第1の取引の名目価格は前記第2の取引の名目価格とは異なり、これらの名目価格は、個々の前記支払い計画のパラメータおよび現在の市場の実効金利または前記金融アカウント・カードの保有者により受け入れられた実効金利を考慮すると、金融的に実効価格と等しいものである、
    方法。
  14. 請求項1に記載のコンピュータで実施される方法であって、前記動作は、同じカード保有者の全ての開設しているアカウントの負債の返済を確実なものとするために担保を管理するステップを更に備え、
    前記方法は、
    現在または将来のサイクルにおいて担保の評価のための価値の減価を行うことができ、
    使用可能なクレジット・リミットを計算および管理し、
    各サイクルにおいて前記カード保有者が負債残高に対して支払うことができる、前記金融機関により認められる最低支払いの値を決定および維持し、
    不規則な負債を管理し、
    前記負債に対しての支払いがない場合に、情報を提供し、前記担保の精算を促進させる、
    方法。
  15. 請求項1に記載のコンピュータで実施される方法であって、前記動作は、複数のデバイスを使用して支払取引および金融取引および関連する他のサービスを行うステップを更に含む、方法。
  16. 請求項1に記載のコンピュータで実施される方法であって、前記動作は、パスワード、電子メールおよび電話のチェック、暗号化データ、および生体計測セキュリティ・システムから選択される少なくとも1つのセキュリテイ機構を用いるステップを更に含む、方法。
  17. 請求項1に記載のコンピュータで実施される方法であって、前記動作は、前記金融アカウント・カードと、他の製品、サービス、機関、及び会社との提携を管理するステップを更に含む、方法。
  18. 請求項1に記載のコンピュータで実施される方法であって、前記アカウント残高の前記名目価格はまた、前記金融機関に関しての前記現在の市場の実効金利を考慮しての等価の実効価格で示される、方法。
  19. コンピュータで実施される方法であって、
    コンピュータ読取可能な記憶手段から複数のコンピュータ実行可能命令を読み出すステップと、
    少なくとも1つのコンピュータ処理手段で前記コンピュータ実行可能命令を実行し、コンピュータ・ハードウェアに動作を行わせるステップと
    を備え、前記コンピュータ・ハードウェアに行わせる前記動作は、
    複数の金融アカウントのそれぞれと、金融アカウント・カードとを関連付けするステップであって、各アカウントは支払い計画を有するものであり、異なる実効金利を持つクレジット取引と預金取引との双方を1つのアカウント残高へと統合する、ステップと、
    アカウント支払い計画を定めるステップであって、それぞれのアカウント支払い計画が、固定の割賦償還率と、固定又は調節可能の名目金利と、支払いサイクルと、アカウント単位価格と、調整指数と、取引日とサイクルの期限日との間の第1のサイクルにおいて前記名目金利が比例して適用されるかどうかを示す指標とを有するものである、ステップと、
    第1カード保有者アカウントにおいてクレジット取引として、および第2カード保有者アカウントにおいて預金取引として、名目価格の入力を開始するステップであって、
    前記第1カード保有者アカウントおよび前記第2カード保有者アカウントは、同じ支払い計画を共有するものであり、かつ同じ金融機関により発行されたものであり、
    前記入力はコンピュータにより支援されるものであり、
    クレジット取引は、負債残高を生成又は増加させるか、又は預金残高を負債残高へ変化させるか、又は預金残高を減少又は清算するものであり、
    預金取引は、預金残高を生成又は増加させるか、又は負債残高を預金残高へ変化させるか、又は負債残高を減少又は清算するものである、
    ステップ
    とを備え、
    各支払いサイクルでの負債アカウント残高についての償還のための割賦金は、変動可能であり、通常の割賦金に臨時割賦金を加算したものまたは通常の割賦金から臨時割賦金を減算したものを含み、
    前記通常の割賦金は、通常の割賦償還および金利を含み、これらは、前記支払い計画で定められた前記割賦償還率および前記名目金利を、それぞれ、最新のアカウント負債残高により乗算することにより決定されるものであり、
    前記臨時割賦金は、ゼロ、または預金取引として正、またはクレジット取引として負であり、前記金融機関が、相対するカード保有者アカウントであり、
    前記臨時割賦金の実効価格は、前記カード保有者アカウントへ入る前に名目価格へと変換されるものであり、
    前記通常の割賦償還および臨時割賦金が前記カード保有者アカウントへ入れられ、前記金利が前記金融機関へ支払われる場合、前記支払いサイクルの期限日の前に支払われた負債についての前記割賦金は、前記支払いサイクルの前記期限日まで、負債支払いアカウントに保持されるものであり、
    前記負債支払いアカウントにおける前記名目価格が利息を得るという条件が、パラメータとして設定されている場合、前記負債支払いアカウントにおける前記名目価格が利息を得るものである、
    方法。
  20. コンピュータで実施される方法であって、
    コンピュータ読取可能な記憶手段から複数のコンピュータ実行可能命令を読み出すステップと、
    少なくとも1つのコンピュータ処理手段で前記コンピュータ実行可能命令を実行し、コンピュータ・ハードウェアに動作を行わせるステップと
    を備え、前記コンピュータ・ハードウェアに行わせる前記動作は、
    複数の金融アカウントのそれぞれと、金融アカウント・カードとを関連付けするステップであって、各アカウントは支払い計画を有するものであり、異なる実効金利を持つクレジット取引と預金取引との双方を1つのアカウント残高へと統合する、ステップと、
    アカウント支払い計画を定めるステップであって、それぞれのアカウント支払い計画が、固定の割賦償還率と、固定又は調節可能の名目金利と、支払いサイクルと、アカウント単位価格と、調整指数と、取引日とサイクルの期限日との間の第1のサイクルにおいて前記名目金利が比例して適用されるかどうかを示す指標とを有するものである、ステップと、
    第1カード保有者アカウントにおいてクレジット取引として、および第2カード保有者アカウントにおいて預金取引として、名目価格の入力を開始するステップであって、
    前記第1カード保有者アカウントおよび前記第2カード保有者アカウントは、同じ支払い計画を共有するものであり、かつ同じ金融機関により発行されたものであり、
    前記入力はコンピュータにより支援されるものであり、
    クレジット取引は、負債残高を生成又は増加させるか、又は預金残高を負債残高へ変化させるか、又は預金残高を減少又は清算するものであり、
    預金取引は、預金残高を生成又は増加させるか、又は負債残高を預金残高へ変化させるか、又は負債残高を減少又は清算するものである、
    ステップと
    を備え、
    各支払いサイクルでの預金アカウント残高への払い戻しのための割賦金は、変動可能であり、通常の割賦金に臨時割賦金を加算したものまたは通常の割賦金から臨時割賦金を減算したものを含み、
    前記通常の割賦金は、通常の割賦償還および金利を含み、これらは、前記支払い計画で定められた前記割賦償還率および前記名目金利を、それぞれ、最新のアカウント預金残高により乗算することにより決定されるものであり、
    前記臨時割賦金は、ゼロ、またはクレジット取引に関して正、または預金取引に関して負であり、
    前記臨時割賦金の実効価格は、前記第1カード保有者アカウントまたは前記第2カード保有者アカウントへ入る前に名目価格へと変換されるものであり、
    前記支払いサイクルの期限日の後に支払われた預金についての前記割賦金は、それが支払われるまで預金支払いアカウントに保持されるものであり、
    前記通常の割賦償還および臨時割賦金は、前記支払いサイクルの前記期限日に前記第1カード保有者アカウントまたは前記第2カード保有者アカウントへ入れられ、利息が前記金融機関により支払われるものであり、
    前記預金支払いアカウントにおける前記名目価格が利息を得るという条件が、パラメータとして設定されている場合、前記預金支払いアカウントにおける前記名目価格が利息を得るものである、
    方法。
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