JP5148518B2 - ラムジェットロケットエンジンのポートカバー構造及びポート開口方法 - Google Patents
ラムジェットロケットエンジンのポートカバー構造及びポート開口方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5148518B2 JP5148518B2 JP2009012365A JP2009012365A JP5148518B2 JP 5148518 B2 JP5148518 B2 JP 5148518B2 JP 2009012365 A JP2009012365 A JP 2009012365A JP 2009012365 A JP2009012365 A JP 2009012365A JP 5148518 B2 JP5148518 B2 JP 5148518B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- port cover
- port
- air introduction
- introduction duct
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Toys (AREA)
- Testing Of Engines (AREA)
Description
図1は、本発明の第1の実施形態に係るラムジェットロケットエンジンを示す。ラムジェットロケットエンジンは、例えば、飛しょう体に搭載される。ラムジェットロケットエンジンは、燃焼室10と、ノズル60と、複数の空気導入ダクト50を備える。燃焼室10内にはブースタ推進薬15が設けられる。ノズル60は、燃焼室10の後部に設けられている。燃焼室10の側面には、複数のポート11が形成されている。空気導入ダクト50とポート11は同数である。複数の空気導入ダクト50は、複数のポート11にそれぞれ接続されている。図1には、一組のポート11及び空気導入ダクト50のみが示されている。なお、ラムジェットロケットエンジンは、ポート11及び空気導入ダクト50を一組だけ備えてもよい。
図3を参照して、本発明の第2の実施形態に係るポートカバー構造70は、貫通孔33の形状を除いて第1の実施形態に係るポートカバー構造70と同じである。第1の実施形態において貫通孔33は丸孔であるが、本実施形態において貫通孔33は円筒部32の中心軸38の方向に長い長孔である。したがって、せん断ピン40がせん断する前においても、ポートカバー20は、押さえリング30に対して中心軸38の方向に一定の範囲で移動自在である。したがって、ラム圧力以外の力がポートカバー20に作用してせん断ピン40がせん断することが防止される。例えば、燃焼室10の変形によりせん断ピン40がせん断することが防止される。
図5を参照して、本発明の第3の実施形態に係るポートカバー構造70は、第2部分23の形状を除いて第2の実施形態に係るポートカバー構造70と同じである。第2部分23は、穴25が形成された外側面23aを備える。外側面23aは、周縁部21が円筒部32の内側に配置された状態で円筒部32の内側面32aの方向を向く。外側面23aと中心軸28との距離(外側面23a上の点から中心軸28におろした垂線の長さ)は、第1部分22側から空気導入ダクト50側に向かって小さくなる。このように第2部分23に逃げ部が形成されているため、こじりの発生が防止される。逃げ部は、面取り部とも称される。
11…ポート
15…ブースタ推進薬
20…ポートカバー
20a…凹面
20b…凸面
21…周縁部
22…第1部分
23…第2部分
23a…外側面
24…溝
25…穴
27…Oリング
28…中心軸
30…押さえリング
31…張出部
32…円筒部
32a…内側面
33…貫通孔
34…溝
37…Oリング
38…中心軸
40…せん断ピン
45…接着剤
50…空気導入ダクト
60…ノズル
70…ポートカバー構造
90…枠
Claims (6)
- ラムジェットロケットエンジンの燃焼室と空気導入ダクトとを連通するポートを塞ぐポートカバーと、
前記ポートカバーが前記ポートから前記空気導入ダクト側に外れることを防止する押さえリングと、
前記ポートカバーを前記押さえリングに係止するせん断ピンと
を具備し、
前記押さえリングは、円筒部を備え、
前記円筒部に内側から外側に貫通する貫通孔が形成され、
前記ポートカバーは、前記円筒部の内側に配置される周縁部を備え、
前記周縁部は、
前記円筒部と前記周縁部の間を密封するOリングが配置される溝が形成された第1部分と、
前記第1部分より前記空気導入ダクト側の第2部分と
を備え、
前記せん断ピンは前記貫通孔と前記第2部分に形成された穴とに配置され、
前記第2部分の外側面と前記ポートカバーの中心軸との距離は、前記第1部分側から前記空気導入ダクト側に向かって減少する
ポートカバー構造。 - 前記貫通孔は、前記円筒部の中心軸方向に長い長孔である
請求項1のポートカバー構造。 - 前記ポートカバーを前記押さえリングに固定する接着剤を更に具備する
請求項2のポートカバー構造。 - 前記ポートカバーを前記押さえリングに係止する偶数個のせん断ピンを更に具備し、
前記せん断ピン及び前記偶数個のせん断ピンは、3以上の奇数個のせん断ピンを構成し、
前記3以上の奇数個のせん断ピンは、前記押さえリングの周方向に沿って等角度間隔で配置される
請求項1乃至3のいずれか1項に記載のポートカバー構造。 - 燃焼室と、
空気導入ダクトと、
前記燃焼室及び前記空気導入ダクトを連通するポートを塞ぐポートカバーと、
前記ポートカバーが前記ポートから前記空気導入ダクト側に外れることを防止する押さえリングと、
前記ポートカバーを前記押さえリングに係止するせん断ピンと
を具備し、
前記押さえリングは、円筒部を備え、
前記円筒部に内側から外側に貫通する貫通孔が形成され、
前記ポートカバーは、前記円筒部の内側に配置される周縁部を備え、
前記周縁部は、
前記円筒部と前記周縁部の間を密封するOリングが配置される溝が形成された第1部分と、
前記第1部分より前記空気導入ダクト側の第2部分と
を備え、
前記せん断ピンは前記貫通孔と前記第2部分に形成された穴とに配置され、
前記第2部分の外側面と前記ポートカバーの中心軸との距離は、前記第1部分側から前記空気導入ダクト側に向かって減少する
ラムジェットロケットエンジン。 - ラムジェットロケットエンジンの燃焼室内でブースタ推進薬が燃焼するステップと、
前記燃焼室と空気導入ダクトとを連通するポートを開口するステップと、
前記空気導入ダクトから前記ポートを通って前記燃焼室内に導入される空気を用いてラムジェット燃料が燃焼するステップと
を具備し、
前記ブースタ推進薬が燃焼する前記ステップにおいて、前記ポートはポートカバーによって塞がれ、前記ポートカバーは押さえリングによって前記ポートから前記空気導入ダクト側に外れることが防止され、及び、前記ポートカバーは前記押さえリングにせん断ピンで係止され、
前記押さえリングは、円筒部を備え、
前記円筒部に内側から外側に貫通する貫通孔が形成され、
前記ポートカバーは、前記円筒部の内側に配置される周縁部を備え、
前記周縁部は、
前記円筒部と前記周縁部の間を密封するOリングが配置される溝が形成された第1部分と、
前記第1部分より前記空気導入ダクト側の第2部分と
を備え、
前記せん断ピンは前記貫通孔と前記第2部分に形成された穴とに配置され、
前記第2部分の外側面と前記ポートカバーの中心軸との距離は、前記第1部分側から前記空気導入ダクト側に向かって減少し、
前記ポートを開口する前記ステップにおいて、前記ポートカバーに作用するラム圧力により前記せん断ピンがせん断する
ポート開口方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009012365A JP5148518B2 (ja) | 2009-01-22 | 2009-01-22 | ラムジェットロケットエンジンのポートカバー構造及びポート開口方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009012365A JP5148518B2 (ja) | 2009-01-22 | 2009-01-22 | ラムジェットロケットエンジンのポートカバー構造及びポート開口方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010168999A JP2010168999A (ja) | 2010-08-05 |
JP5148518B2 true JP5148518B2 (ja) | 2013-02-20 |
Family
ID=42701371
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009012365A Active JP5148518B2 (ja) | 2009-01-22 | 2009-01-22 | ラムジェットロケットエンジンのポートカバー構造及びポート開口方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5148518B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115523056B (zh) * | 2022-10-31 | 2024-06-04 | 北京中科宇航技术有限公司 | 一种卡环连接的固体火箭发动机 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2584456B1 (fr) * | 1985-07-03 | 1987-10-02 | Poudres & Explosifs Ste Nale | Dispositif de fermeture temporaire d'un orifice interne d'un propulseur |
JPH0341079Y2 (ja) * | 1986-01-31 | 1991-08-29 | ||
JPH04148052A (ja) * | 1990-10-08 | 1992-05-21 | Nissan Motor Co Ltd | ラムロケット |
JP3007174B2 (ja) * | 1991-03-01 | 2000-02-07 | 防衛庁技術研究本部長 | ラムロケット |
JP2691084B2 (ja) * | 1991-05-29 | 1997-12-17 | 三菱重工業株式会社 | ラムジェットエンジンのポートカバー |
JPH05288119A (ja) * | 1992-04-08 | 1993-11-02 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | ラムジェットエンジンのポートカバー |
JP3951026B2 (ja) * | 2003-10-21 | 2007-08-01 | 防衛省技術研究本部長 | ポートカバー機構及びこれを備えた高圧作動燃焼器 |
-
2009
- 2009-01-22 JP JP2009012365A patent/JP5148518B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010168999A (ja) | 2010-08-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8397486B2 (en) | Two-pulse rocket motor | |
US7762195B2 (en) | Slow cook off rocket igniter | |
EP1805474B1 (en) | An initiator including a zone of weakness | |
US6619029B2 (en) | Rocket motors with insensitive munitions systems | |
US6352218B1 (en) | Method and device for a fin-stabilized base-bleed shell | |
US7578121B2 (en) | Thrust termination device for solid rocket motor | |
JP5809496B2 (ja) | 固体ロケットモータ | |
JP5148518B2 (ja) | ラムジェットロケットエンジンのポートカバー構造及びポート開口方法 | |
US20110023743A1 (en) | Projectile | |
JP2006226201A (ja) | 二段推力ロケットモータ | |
JP3916010B2 (ja) | 多段ロケットモータ | |
US20110192136A1 (en) | Solid-propellant motor | |
US20100294160A1 (en) | Projectile | |
JP2006226202A (ja) | 二段推力ロケットモータ | |
EP0461095A1 (en) | Improvements to primers | |
US10690091B2 (en) | Fragmenting nozzle system | |
JP5036853B2 (ja) | 飛翔体の切り離し構造及び切り離し方法 | |
GB2068090A (en) | Closure for ram-jets | |
KR20190043294A (ko) | 포 발사 적용을 위한 점화보조물질이 도포된 램제트 고체연료 | |
KR101063793B1 (ko) | 추진기관 | |
KR102718200B1 (ko) | 폭발파 방호벽, 폭발파 방호벽을 포함하는 미사일 | |
EP1440233B1 (en) | Rocket motors with insensitive munitions systems | |
JP6883817B2 (ja) | ロケットモータ | |
JPH0385356A (ja) | 2段推力型ロケットモータ | |
US3070958A (en) | Programmed output energy solid fuel gas genenrator |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110322 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120302 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120307 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120427 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20121108 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20121128 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5148518 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151207 Year of fee payment: 3 |