JP5148518B2 - ラムジェットロケットエンジンのポートカバー構造及びポート開口方法 - Google Patents

ラムジェットロケットエンジンのポートカバー構造及びポート開口方法 Download PDF

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本発明は、ロケットエンジンとして機能した後にラムジェットエンジンとして機能するラムジェットロケットエンジンに関する。
ラムジェットロケットエンジンを備えた飛しょう体が知られている。ラムジェットロケットエンジンは、空気導入ダクトと、燃焼室とを備える。空気導入ダクトは燃焼室のポートに接続され、ポートはポートカバーで塞がれる。燃焼室内にはブースタ推進薬が設けられる。ブースタ推進薬は、空気中の酸素を用いずに燃焼可能である。はじめに、ラムジェットロケットエンジンをロケットエンジンとして機能させて必要なラム圧力が得られるまで飛しょう体を加速する。その後、ラムジェットロケットエンジンをラムジェットエンジンとして機能させて飛しょう体の飛行を継続する。
ロケットエンジンとして機能中のラムジェットロケットエンジンにおいて、ブースタ推進薬の燃焼により推進力が提供される。ラムジェットロケットエンジンをラムジェットエンジンとして機能させるため、ポートを開口する。ラムジェットエンジンとして機能中のラムジェットロケットエンジンにおいて、燃焼室に供給されたラムジェット燃料が空気導入ダクトからポートを介して燃焼室に導入された空気によって燃焼し、推進力が提供される。
特許文献1は、ポートを開口する方法を開示している。この方法によれば、ポートカバーは空気導入ダクト側から燃焼室側に向かって凸な形状をしており、ポートカバーの表面に導爆線が装着される。導爆線は火薬をそなえる。ポートカバーは導爆線により粉々に爆砕され、その破片は燃焼室内を通って燃焼ガスの噴出口から排出される。ポートカバーがセラミック製である場合、ポートカバーの爆砕が容易である。
ただし、セラミックは靭性が低く割れやすいため、燃焼室の変形により望んでいないタイミングでポートカバーが割れてしまう恐れがある。しかし、変形を抑制するために燃焼室を厚肉化すると重量が増加してしまう。更に、ポートカバーを爆砕するためには、導爆線に点火するための点火装置や点火のタイミングを制御するための制御装置が必要である。これらの装置は、飛しょう体の重量及びコストの増加を招く。
特開2005−127141号公報
本発明の目的は、燃焼室の軽量化が図られるポートカバー構造、ラムジェットロケットエンジン、及びポート開口方法を提供することである。
以下に、(発明を実施するための形態)で使用される番号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号は、(特許請求の範囲)の記載と(発明を実施するための形態)との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号を、(特許請求の範囲)に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明によるポートカバー構造(70)は、ラムジェットロケットエンジンの燃焼室(10)と空気導入ダクト(50)とを連通するポート(11)を塞ぐポートカバー(20)と、ポートカバー(20)がポート(11)から空気導入ダクト(50)側に外れることを防止する押さえリング(30)と、ポートカバー(20)を押さえリング(11)に係止するせん断ピン(40)とを具備する。
押さえリング(30)は、円筒部(32)を備える。円筒部(32)に内側から外側に貫通する貫通孔(33)が形成される。ポートカバー(20)は、円筒部(32)の内側に配置される周縁部(21)を備える。周縁部(21)は、円筒部(32)と周縁部(21)の間を密封するOリング(27)が配置される溝(24)が形成された第1部分(22)と、第1部分(22)より空気導入ダクト(50)側の第2部分(23)とを備える。せん断ピン(40)は貫通孔(33)と第2部分(23)に形成された穴(25)とに配置される。第2部分(23)の外側面(23a)とポートカバー(20)の中心軸(28)との距離は、第1部分(22)側から空気導入ダクト(55)側に向かって減少する。
貫通孔(33)は、円筒部(32)の中心軸(38)方向に長い長孔である。
ポートカバー構造(70)は、ポートカバー(20)を押さえリング(30)に固定する接着剤(45)を更に具備する。
押さえリング(30)は、円筒部(32)を備える。円筒部(32)に内側から外側に貫通する貫通孔(33)が形成される。ポートカバー(20)は、円筒部(32)の内側に配置される周縁部(21)を備える。周縁部(21)は、円筒部(32)と周縁部(21)の間を密封するOリング(27)が配置される溝(34)が形成された第1部分(22)と、前記第1部分(22)より前記空気導入ダクト(50)側の第2部分(23)とを備える。せん断ピン(40)は貫通孔(33)と第2部分(23)に形成された穴(25)とに配置される。貫通孔(33)は、円筒部(32)の中心軸(38)方向に長い長孔である。
ポートカバー構造(70)は、ポートカバー(20)を押さえリング(30)に係止する偶数個のせん断ピン(40)を更に具備する。せん断ピン(40)及び偶数個のせん断ピン(40)は、3以上の奇数個のせん断ピン(40)を構成する。3以上の奇数個のせん断ピン(40)は、押さえリング(30)の周方向に沿って等角度間隔で配置される。
本発明によるラムジェットロケットエンジンは、燃焼室(10)と、空気導入ダクト(50)と、燃焼室(10)及び空気導入ダクト(50)を連通するポート(11)を塞ぐポートカバー(20)と、ポートカバー(20)がポート(11)から空気導入ダクト(50)側に外れることを防止する押さえリング(30)と、ポートカバー(20)を押さえリング(30)に係止するせん断ピン(40)とを具備する。
本発明によるポート開口方法は、ラムジェットロケットエンジンの燃焼室(10)内でブースタ推進薬(15)が燃焼するステップと、燃焼室(10)と空気導入ダクト(50)とを連通するポート(11)を開口するステップと、空気導入ダクト(50)からポート(11)を通って燃焼室(10)内に導入される空気を用いてラムジェット燃料が燃焼するステップとを具備する。ブースタ推進薬(15)が燃焼するステップにおいて、ポート(11)はポートカバー(20)によって塞がれ、ポートカバー(20)は押さえリング(30)によってポート(11)から空気導入ダクト(50)側に外れることが防止され、及び、ポートカバー(20)は押さえリング(30)にせん断ピン(40)で係止される。ポート(11)を開口するステップにおいて、ポートカバー(20)に作用するラム圧力によりせん断ピン(40)がせん断する。
本発明によれば、燃焼室の軽量化が図られるポートカバー構造、ラムジェットロケットエンジン、及びポート開口方法が提供される。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るラムジェットロケットエンジンの部分断面図である。 図2は、第1の実施形態に係るポートカバー構造の断面図である。 図3は、本発明の第2の実施形態に係るポートカバー構造の断面図である。 図4は、第2の実施形態に係るポートカバー構造においてこじりが発生した状態を示す断面図である。 図5は、本発明の第3の実施形態に係るポートカバー構造の断面図である。
添付図面を参照して、本発明によるポートカバー構造、ラムジェットロケットエンジン、及びポート開口方法を実施するための形態を以下に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係るラムジェットロケットエンジンを示す。ラムジェットロケットエンジンは、例えば、飛しょう体に搭載される。ラムジェットロケットエンジンは、燃焼室10と、ノズル60と、複数の空気導入ダクト50を備える。燃焼室10内にはブースタ推進薬15が設けられる。ノズル60は、燃焼室10の後部に設けられている。燃焼室10の側面には、複数のポート11が形成されている。空気導入ダクト50とポート11は同数である。複数の空気導入ダクト50は、複数のポート11にそれぞれ接続されている。図1には、一組のポート11及び空気導入ダクト50のみが示されている。なお、ラムジェットロケットエンジンは、ポート11及び空気導入ダクト50を一組だけ備えてもよい。
図2を参照して、ポート11は、燃焼室10と空気導入ダクト50とを連通している。ラムジェットロケットエンジンは、ポートカバー構造70を備える。ポートカバー構造70は、ポートカバー20と、押さえリング30と、せん断ピン40と、Oリング27と、Oリング37を備える。ポートカバー20は、ポート11を塞いでいる。押さえリング30は、燃焼室10に固定されている。せん断ピン40は、ポートカバー20を押さえリング30に係止する。
ポートカバー20は、湾曲円板形状を有し、空気導入ダクト50側を向く凹面20aと、燃焼室10側を向く凸面20bとを備える。ポートカバー20の周縁部21は、第1部分22と、第2部分23を備える。第2部分23は、第1部分22より空気導入ダクト50側に配置される。第1部分22の外側に溝24が形成されている。溝24にOリング27が配置される。第2部分23の外側に穴25が形成されている。
押さえリング30は、張出部31と、円筒部32を備える。張出部31は円筒部32から内側に張り出している。張出部31は、第2部分23の空気導入ダクト50側に配置される。円筒部32を内側から外側に貫通する貫通孔33が形成されている。円筒部32の外側に溝34が形成されている。溝34にOリング37が配置される。貫通孔33は溝34より空気導入ダクト50側に配置される。
周縁部21は円筒部32の内側に配置される。Oリング37は燃焼室10と円筒部323の間を密封する。Oリング27は円筒部32と周縁部21の間を密封する。せん断ピン40は、貫通孔33と穴25とに配置される。
以下、本実施形態に係るポート開口方法を説明する。はじめに、ラムジェットロケットエンジンはロケットエンジンとして機能し、必要なラム圧力が得られるまでラムジェットロケットエンジンを搭載した飛しょう体を加速する。ラムジェットロケットエンジンをラムジェットエンジンとして機能させるため、ポート11を開口する。その後、ラムジェットロケットエンジンはラムジェットエンジンとして機能し、飛しょう体が飛行を継続するための推進力を提供する。
ロケットエンジンとして機能中のラムジェットロケットエンジンにおいて、ブースタ推進薬15が燃焼室10内で燃焼し、発生した燃焼ガスはノズル60から噴出する。このとき、ポートカバー20は、凸面20bに作用するブースタ推進薬15の燃焼圧力に耐えてポート11を閉塞する。燃焼圧力によってポートカバー20が空気導入ダクト50側に押されるため、第2部分23は張出部31に突き当たる。張出部31は、ポートカバー20が燃焼圧力によってポート11から空気導入ダクト50側に外れることを防止する。Oリング27は燃焼ガスがせん断ピン40に当たることを防止する。せん断ピン40はポートカバー20を押さえリング30に係止する。
凹面20aに作用するラム圧力が増加してせん断ピン40に作用するせん断応力がせん断強度を上回ると、ラム圧力によりせん断ピン40がせん断してポート11が開口する。ポートカバー20は、燃焼室10内を通ってノズル60から排出される。
ポート11が開口することにより、空気導入ダクト50からポート11を通って燃焼室10内に空気が導入される。図示されない燃料供給器によって燃焼室10内に供給されたラムジェット燃料が導入された空気によって燃焼し、発生した燃焼ガスはノズル60から噴出する。
本実施形態によれば、ポート11を開口するためにポートカバー20を爆砕する必要がないため、ポートカバー20に靭性の高い金属材料を適用できる。例えば、ポートカバー20はアルミニウム合金材で形成される。ポートカバー20が湾曲した形状を有することで、更にポートカバー20の靭性が高くなる。したがって、燃焼室10を圧肉化する必要がなく、燃焼室10が軽量化される。また、ポートカバー20を爆砕するための点火装置が必要ないため、飛しょう体の重量増加及びコスト増加が抑制される。
本実施形態によれば、ラム圧力によるせん断ピン40のせん断を利用してポート11を開口するため、適切なタイミングでポート11を開口することが可能であり、複数のポート11を同時に開口させることが可能である。したがって、開口のタイミングを制御する制御装置が必要ない。制御装置が必要ないため、飛しょう体の重量増加及びコスト増加が抑制される。
(第2の実施形態)
図3を参照して、本発明の第2の実施形態に係るポートカバー構造70は、貫通孔33の形状を除いて第1の実施形態に係るポートカバー構造70と同じである。第1の実施形態において貫通孔33は丸孔であるが、本実施形態において貫通孔33は円筒部32の中心軸38の方向に長い長孔である。したがって、せん断ピン40がせん断する前においても、ポートカバー20は、押さえリング30に対して中心軸38の方向に一定の範囲で移動自在である。したがって、ラム圧力以外の力がポートカバー20に作用してせん断ピン40がせん断することが防止される。例えば、燃焼室10の変形によりせん断ピン40がせん断することが防止される。
輸送中の振動によるポートカバー20のガタつきを防止するため、ポートカバー20は押さえリング30に接着剤45で固定される。接着剤45による接着力は、開口特性に影響がないように調節される。
図3においては、ポートカバー20の中心軸28と中心軸38とは重なっている。しかし図4に示すように、ラム圧力によりせん断ピン40がせん断したときに中心軸28が中心軸38に対して傾くと、枠90で示した箇所にこじりが発生し、ポートカバー20が押さえリング30から外れなくなるおそれがある。こじり対策を以下に説明する。
(第3の実施形態)
図5を参照して、本発明の第3の実施形態に係るポートカバー構造70は、第2部分23の形状を除いて第2の実施形態に係るポートカバー構造70と同じである。第2部分23は、穴25が形成された外側面23aを備える。外側面23aは、周縁部21が円筒部32の内側に配置された状態で円筒部32の内側面32aの方向を向く。外側面23aと中心軸28との距離(外側面23a上の点から中心軸28におろした垂線の長さ)は、第1部分22側から空気導入ダクト50側に向かって小さくなる。このように第2部分23に逃げ部が形成されているため、こじりの発生が防止される。逃げ部は、面取り部とも称される。
本実施形態に係る第2部分23の形状を第1の実施形態に係る第2部分23に適用することも可能である。
上記各実施形態に係るポートカバー構造70は、複数のせん断ピン40を備える場合が一般的である。複数のせん断ピン40は、ポートカバー20を押さえリング30に係止する。複数のせん断ピン40のうちの180度の位相差を有する2つのせん断ピン40だけがせん断しないで残った場合、ポートカバー20が残ったせん断ピン40を軸として回転してしまい押さえリング30から外れないおそれがある。上記各実施形態に係るポートカバー構造70が、3以上の奇数個のせん断ピン40を備え、これらが押さえリング30の周方向に沿って等角度間隔で配置される場合、180度の位相差を有する2つのせん断ピン40だけがせん断しないで残ってしまうことが防がれる。
10…燃焼室
11…ポート
15…ブースタ推進薬
20…ポートカバー
20a…凹面
20b…凸面
21…周縁部
22…第1部分
23…第2部分
23a…外側面
24…溝
25…穴
27…Oリング
28…中心軸
30…押さえリング
31…張出部
32…円筒部
32a…内側面
33…貫通孔
34…溝
37…Oリング
38…中心軸
40…せん断ピン
45…接着剤
50…空気導入ダクト
60…ノズル
70…ポートカバー構造
90…枠

Claims (6)

  1. ラムジェットロケットエンジンの燃焼室と空気導入ダクトとを連通するポートを塞ぐポートカバーと、
    前記ポートカバーが前記ポートから前記空気導入ダクト側に外れることを防止する押さえリングと、
    前記ポートカバーを前記押さえリングに係止するせん断ピンと
    を具備し、
    前記押さえリングは、円筒部を備え、
    前記円筒部に内側から外側に貫通する貫通孔が形成され、
    前記ポートカバーは、前記円筒部の内側に配置される周縁部を備え、
    前記周縁部は、
    前記円筒部と前記周縁部の間を密封するOリングが配置される溝が形成された第1部分と、
    前記第1部分より前記空気導入ダクト側の第2部分と
    を備え、
    前記せん断ピンは前記貫通孔と前記第2部分に形成された穴とに配置され、
    前記第2部分の外側面と前記ポートカバーの中心軸との距離は、前記第1部分側から前記空気導入ダクト側に向かって減少する
    ポートカバー構造。
  2. 前記貫通孔は、前記円筒部の中心軸方向に長い長孔である
    請求項1のポートカバー構造。
  3. 前記ポートカバーを前記押さえリングに固定する接着剤を更に具備する
    請求項2のポートカバー構造。
  4. 前記ポートカバーを前記押さえリングに係止する偶数個のせん断ピンを更に具備し、
    前記せん断ピン及び前記偶数個のせん断ピンは、3以上の奇数個のせん断ピンを構成し、
    前記3以上の奇数個のせん断ピンは、前記押さえリングの周方向に沿って等角度間隔で配置される
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載のポートカバー構造。
  5. 燃焼室と、
    空気導入ダクトと、
    前記燃焼室及び前記空気導入ダクトを連通するポートを塞ぐポートカバーと、
    前記ポートカバーが前記ポートから前記空気導入ダクト側に外れることを防止する押さえリングと、
    前記ポートカバーを前記押さえリングに係止するせん断ピンと
    を具備し、
    前記押さえリングは、円筒部を備え、
    前記円筒部に内側から外側に貫通する貫通孔が形成され、
    前記ポートカバーは、前記円筒部の内側に配置される周縁部を備え、
    前記周縁部は、
    前記円筒部と前記周縁部の間を密封するOリングが配置される溝が形成された第1部分と、
    前記第1部分より前記空気導入ダクト側の第2部分と
    を備え、
    前記せん断ピンは前記貫通孔と前記第2部分に形成された穴とに配置され、
    前記第2部分の外側面と前記ポートカバーの中心軸との距離は、前記第1部分側から前記空気導入ダクト側に向かって減少する
    ラムジェットロケットエンジン
  6. ラムジェットロケットエンジンの燃焼室内でブースタ推進薬が燃焼するステップと、
    前記燃焼室と空気導入ダクトとを連通するポートを開口するステップと、
    前記空気導入ダクトから前記ポートを通って前記燃焼室内に導入される空気を用いてラムジェット燃料が燃焼するステップと
    を具備し、
    前記ブースタ推進薬が燃焼する前記ステップにおいて、前記ポートはポートカバーによって塞がれ、前記ポートカバーは押さえリングによって前記ポートから前記空気導入ダクト側に外れることが防止され、及び、前記ポートカバーは前記押さえリングにせん断ピンで係止され、
    前記押さえリングは、円筒部を備え、
    前記円筒部に内側から外側に貫通する貫通孔が形成され、
    前記ポートカバーは、前記円筒部の内側に配置される周縁部を備え、
    前記周縁部は、
    前記円筒部と前記周縁部の間を密封するOリングが配置される溝が形成された第1部分と、
    前記第1部分より前記空気導入ダクト側の第2部分と
    を備え、
    前記せん断ピンは前記貫通孔と前記第2部分に形成された穴とに配置され、
    前記第2部分の外側面と前記ポートカバーの中心軸との距離は、前記第1部分側から前記空気導入ダクト側に向かって減少し、
    前記ポートを開口する前記ステップにおいて、前記ポートカバーに作用するラム圧力により前記せん断ピンがせん断する
    ポート開口方法
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