JP5147123B2 - 無線通信システム、基地局装置、移動局装置及び無線通信方法 - Google Patents
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Description
このうちアップリンク物理チャネルは、ランダムアクセスを行うランダムアクセスチャネル(PRACH)、基地局装置100のスケジュール管理にしたがってアップリンクデータの送信を行うアップリンクシェアドチャネル(PUSCH)、ダウンリンク信号に関連する制御信号等の送信を行うアップリンク制御チャネル(PUCCH)から構成される。
また、αはセルで決まる0から1の範囲の係数であり、PLは移動局装置200で計算される伝搬路損失であり、ΔMCS(MCS(i))は適応変調符号化パラメータに対応する補正値であり、f(i)はTPC(Transmission Power Control:送信電力制御)コマンドの絶対値または積算値を用いた補正値である。
移動局装置は、複数の送信アンテナと少なくとも1つの送信RF(Radio Frequency:無線周波数)回路を持ち、送信アンテナを切り替えて基地局装置に信号を送信する。移動局装置は、基地局装置からの指示信号に基づいて複数の送信アンテナから送信に用いるアンテナを決定する。
3GPP TS36.201 LTE Physical layer − General Description v8.1.0 3GPP TS36.213 EUTRA Physical layer procedure v8.1.0
これは、アンテナの実装上の形状や指向性によるもの、およびユーザが移動局装置を握るなどによる実使用環境の変化の影響で生じるものであり、複数のアンテナ間で10dB以上の差が生じることもある。
この場合、伝搬路損失の大きいほうのアンテナは送信アンテナとしてあまり有効に活用できない。すなわち、ダイバーシティの効果が薄くなる。また、アンテナ選択送信ダイバーシティ(ASTD)の制御によって送信アンテナを切り替えた場合に基地局装置に到達する信号電力が急激に変化することがある。
本発明では、基地局装置において、受信電力測定部が、移動局装置の各アンテナから送信される信号の受信電力を測定し、電力制御情報生成部が、受信電力測定部が測定した各アンテナの受信電力に基づいて移動局装置の各アンテナから送信する信号の送信電力を制御する電力制御情報を生成し、電力制御情報生成部が生成した電力制御情報を移動局装置に送信するようにした。
そして、移動局装置において、送信電力決定部が、電力制御情報送信部が送信した電力制御情報に基づいて各アンテナから基地局装置に送信する信号の送信電力を決定し、送信電力制御部が、送信電力決定部が決定した送信電力を用いて各アンテナから基地局装置に信号を送信するようにした。
これにより、移動局装置の複数のアンテナから送信された信号の基地局装置での受信電力に応じて、移動局装置の各アンテナから基地局装置に送信する信号の送信電力を、各アンテナ毎に制御することができるため、例えば、基地局装置での受信電力の小さいアンテナから送信する信号の送信電力を上げたり、基地局装置での受信電力の大きいアンテナから送信する信号の送信電力を下げたりすることができる。
本発明では、基地局装置の電力制御情報生成部が、受信電力測定部が測定する受信電力が小さいアンテナほど送信電力を大きくするようにしたため、基地局装置での受信電力が小さい移動局装置のアンテナほど、基地局装置への信号の送信電力を大きくすることができ、移動局装置の複数のアンテナから基地局装置に送信する信号の受信品質にばらつきが生じるのを防ぐことができる。
これにより、アンテナ選択送信ダイバーシティ(ASTD)の制御に対応して、移動局装置におけるアンテナ毎の送信電力の制御が可能になり、基地局装置での受信信号電力の変動をなくすとともに、ダイバーシティの効果を高めることができる。
本発明の第1の実施形態による無線通信システムは、基地局装置100aと移動局装置200aとを備えている。図1を参照して基地局装置100aを説明するとともに、図2を参照して移動局装置200aについて説明する。
また、送信部12aは、TPCコマンド生成部121a、送信処理部122a、制御情報生成部123aを備えている。また、受信部13aは、受信処理部130a、測定部131a、演算部132a、記憶部133aを備えている。
TPCコマンド生成部121aは、基地局装置100aが移動局装置200aの各アンテナ21a−1、21a−2から受信した信号の受信電力を記憶部133aから読み出し、それらの受信電力に基づいてTPCコマンドを生成し、送信処理部122aに出力する。
例えば、TPCコマンド生成部121aは、移動局装置200aのアンテナ21a−1から受信した信号の受信電力が、基地局装置100aが希望する受信電力よりも小さい場合には、移動局装置200aのアンテナ21a−1から基地局装置100aに送信する信号の送信電力を上げるように移動局装置200aに指示するTPCコマンドを生成する。
また、例えば、TPCコマンド生成部121aは、移動局装置200aのアンテナ21a−2から受信した信号の受信電力が、基地局装置100aが希望する受信電力よりも大きい場合には、移動局装置200aのアンテナ21a−2から基地局装置100aに送信する信号の送信電力を下げるように移動局装置200aに指示するTPCコマンドを生成する。
例えば、TPCコマンドに、移動局装置200aの各アンテナ21a−1、21a−2から基地局装置100aに送信する信号の送信電力を上げるか下げるかを移動局装置200aに指示する情報とともに、送信電力をどの程度、上下させるかを指示する情報を含めるようにしても良い。
制御情報生成部123aは、移動局装置200aに対するリソース割り当てに関する制御情報を生成して、送信処理部122aに出力する。この制御情報には、自基地局装置100aが移動局装置200aから受信する信号の希望受信電力、自基地局装置100aが移動局装置200aと通信する際に用いる周波数帯域、自基地局装置100aが移動局装置200aと通信する際に用いる変調方式等が含まれている。
測定部131aは、移動局装置200aから送信された信号を、受信処理部130aから受け取る。そして、測定部131aは、移動局装置200aの各アンテナ21a−1、21a−2から基地局装置100aに送信された信号の受信強度を測定し、その測定結果を演算部132aに出力する。
演算部132aは、測定部131aから出力される測定結果であって移動局装置200aの各アンテナ21a−1、21a−2から基地局装置100aに送信された信号の受信強度と、基地局装置100aが移動局装置200aの各アンテナ21a−1、21a−2から送信される信号の希望受信電力とに基づいて、各アンテナ21a−1、21a−2ごとの受信強度と希望受信電力との差を算出する。
記憶部133aは、メモリを備えており、演算部132aの演算結果などを記憶する。また、記憶部133aは、記憶している情報を、TPCコマンド生成部121aに出力する。
受信部22aは、記憶部223a、受信処理部224a、制御情報抽出部225a、TPCコマンド抽出部226aを備えている。また、送信部23aは、アンテナ切替部231a、送信電力増幅部232a、送信電力制御部233a、アンテナ切替制御部234a、送信処理部235aを備えている。
また、アンテナ21a−2は、基地局装置100aから送信される無線信号を受信し、受信処理部224aに出力する。また、アンテナ21a−2は、アンテナ切替部231aから出力される信号を、無線信号として、基地局装置100aに送信する。
また、記憶部223aは、記憶している制御情報やTPCコマンドを送信電力制御部233aに出力する。
受信処理部224aは、アンテナ21a−1、21a−2が基地局装置100aから受信した信号に対して、復調の処理やダウンコンバートの処理を行い、それらの処理後の信号を制御情報抽出部225a、TPCコマンド抽出部226aに出力する。
制御情報抽出部225aは、アンテナ21a−1、21a−2が基地局装置100aから受信した信号から、希望受信電力、周波数帯域、変調方式などの制御情報を抽出し、その制御情報を記憶部223aに記録する。
アンテナ切替部231aは、移動局装置200aから基地局装置100aに信号を送信する際に、アンテナ21a−1とアンテナ21a−2のどちらのアンテナから基地局装置100aに信号を送信するかを、アンテナ切替制御部234aの制御に基づいて切り替える。
なお、アンテナ切替制御部234aは、基地局装置100aから受信する指示信号に基づいて、アンテナ21a−1とアンテナ21a−2のどちらのアンテナから信号を送信するかを切り替えるのではなく、所定時間ごとにアンテナ21a−1とアンテナ21a−2を切り替えて、移動局装置200aから基地局装置100aに信号を送信するようにしても良い。
例えば、送信電力制御部233aは、制御情報の内容が、アンテナ21a−1の送信電力を上げるように指示するものである場合には、アンテナ21a−1から基地局装置100aへの信号の送信電力を、現状の送信電力より所定量(例えば、1dB)だけ上げることを決定する。
送信電力増幅部232aは、送信電力制御部233aから出力される送信電力に基づいて、アンテナ切替部231aに供給する電力を制御することにより、アンテナ21a−1、21a−2から基地局装置100aに送信する信号の送信電力を制御する。
送信処理部235aは、基地局装置100aに送信するデータを取得し、そのデータに対して、アップコンバートの処理や変調の処理をすることにより、送信処理を行い、その処理した信号を送信電力増幅部232aに出力する。
そして、基地局装置100aの測定部131a(受信電力測定部とも称する)は、移動局装置200aの各アンテナ21a−1、21a−2から送信される信号の受信電力を測定する(ステップS101)。
そして、送信処理部122a(電力制御情報送信部とも称する)は、TPCコマンド生成部121aで生成するTPCコマンドなどを、アンテナ11aを介して無線信号として、移動局装置200aに送信する(ステップS103)。
移動局装置200aの送信電力制御部233a(送信電力決定部とも称する)は、ステップS103で基地局装置100aの送信処理部122aが送信した信号に含まれるTPCコマンドに基づいて、各アンテナ21a−1、21a−2から基地局装置100aに送信する信号の送信電力を決定する(ステップS104)。
そして、移動局装置200aの送信電力増幅部232a(送信電力制御部とも称する)は、ステップS104で送信電力制御部233aが決定した送信電力を用いて、各アンテナ21a−1、21a−2から基地局装置100aに信号を送信する(ステップS105)。
これにより、アンテナ選択送信ダイバーシティ(ASTD)の制御に対応して、移動局装置200aにおけるアンテナ21a−1、21a−2毎の送信電力の制御が可能になり、基地局装置100aでの受信信号電力の変動をなくすとともに、ダイバーシティの効果を高めることができる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態が第1の実施形態と同様の構成を取る部分や、同様の処理を行う部分については、それらの説明を省略する。第2の実施形態による無線通信システムは、基地局装置100bと移動局装置200bを備えている。
また、送信部12bは、TPCコマンド生成部121b、送信処理部122b、制御情報生成部123bを備えている。また、受信部13bは、受信処理部130b、測定部131b、演算部132b、記憶部133bを備えている。
基地局装置100bの各部は、第1の実施形態による基地局装置100a(図1)の各部とほぼ同様の処理を行うので、以下の説明では、異なる部分についてのみ説明する。
また、制御情報生成部123bは、制御情報として、移動局装置200bの端末クラスによって決まる最大送信電力PMAXと、基準電力P0と、係数αを生成して、送信処理部122bに出力する。
受信部22bは、記憶部223b、受信処理部224b、制御情報抽出部225b、TPCコマンド抽出部226b、測定部227bを備えている。また、送信部23bは、アンテナ切替部231b、送信電力増幅部232b、送信電力制御部233b、アンテナ切替制御部234b、送信処理部235bを備えている。
第2の実施形態による移動局装置200bの測定部227bは、アンテナ21b−1、21b−2が基地局装置100bから受信する信号の受信強度を測定することにより、各アンテナ21b−1、21b−2と基地局装置100bとの間の伝搬路損失PLを測定する。本実施形態では、伝搬路損失PLとして、アンテナ21b−1における伝搬路損失PL1と、アンテナ21b−2における伝搬路損失PL2とから、(PL1+PL2)/2の式により伝搬路損失PLを求めている。
測定部227bは、測定した伝搬路損失を、記憶部223bに記録する。
また、記憶部223bは、移動局装置200bの端末クラスによって決まる最大送信電力PMAXと、基準電力P0と、係数αを記憶している。
また、記憶部223bは、図6に示すテーブルを記憶している。
例えば、変調方式がQPSK(Quadri−Phase Shift Keying:4相位相偏移変調)であって、符号化率が1/3である場合には、ΔMCS(MCS(i))は−0.6となる。また、変調方式が16QAM(16 Quadrature Amplitude Modulation:16値直交振幅変調)であって、符号化率が1/2である場合には、ΔMCS(MCS(i))は7.2となる。
また、送信電力制御部233bは、記憶部223bに記録されている情報と、以下の式(3)とを用いて、アンテナ21b−2から基地局装置100bに信号を送信する際の送信電力P2(i)を決定する。
係数αは、伝搬路損失にかかる係数である。ΔMCS()は、変調符号化パラメータを電力に対応させる関数であり、図6に示すようなテーブルの形式で記憶部223bに記録されている。
または、PLは移動局装置200bのアンテナ21b−1の伝搬路損失PL1とアンテナ21b−2の伝搬路損失PL2のうち、小さい値であってもよい。
または、PLは移動局装置200bのアンテナ21b−1の伝搬路損失PL1とアンテナ21b−2の伝搬路損失PL2のうち、大きい値であってもよい。
または、PLは移動局装置200bのアンテナ21b−1の伝搬路損失PL1とアンテナ21b−2の伝搬路損失PL2のいずれか一方の値であってもよい。
f1(i)はTPCコマンドの絶対値または積算値を用いたアンテナ21b−1のクローズドループ電力制御補正値であり、f2(i)はTPCコマンドの絶対値または積算値を用いたアンテナ21b−2のクローズドループ電力制御補正値である。
始めに、測定部131bは、アンテナ11bが移動局装置200bの各アンテナ21b−1、21b−2から受信する信号の受信電力を測定する(ステップS11)。
測定部131bは、ステップS11で受信した信号が、移動局装置200bのアンテナ21b−1から送信された信号であるか否かについて判定する(ステップS12)。
そして、TPCコマンド生成部121bは、ステップS11で測定した受信電力に基づいて、移動局装置200bのアンテナ21b−1から基地局装置100bに信号を送信する際の送信電力を指示するTPCコマンドを更新する(ステップS13)。
そして、TPCコマンド生成部121bは、ステップS11で測定した受信電力に基づいて、移動局装置200bのアンテナ21b−2から基地局装置100bに信号を送信する際の送信電力を指示するTPCコマンドを更新する(ステップS14)。
始めに、移動局装置200bのアンテナ21b−1、21b−2は、基地局装置100bから送信される信号を受信し、その信号に含まれるTPCコマンドをTPCコマンド抽出部226bが取得する(ステップS21)。
TPCコマンドによる送信電力制御の対象が、アンテナ21b−1である場合には、送信電力制御部233bは、ステップS22で「YES」と判定し、ステップS23に進む。そして、送信電力制御部233bは、ステップS21で受信したTPCコマンドに基づいて、上述した式(4)を用いることによりf1(i)を更新し、そのf1(i)を記憶部223bに記録する(ステップS23)。
ここでは、TPCコマンドによる制御対象がアンテナ21b−1、または21b−2の1つである場合について述べたが、それぞれのアンテナを対象とするTPCコマンドを同時に送信しても良い。
そして、基地局装置100bの測定部131b(受信電力測定部とも称する)は、移動局装置200bの各アンテナ21b−1、21b−2から送信される信号の受信電力を測定する(ステップS201)。
本実施形態では、制御情報生成部123bは、ステップS201で測定部131bが測定した受信電力に基づいて、リソースブロック数M(i)と、変調符号化パラメータMCS(i)とを含む制御情報を生成する。
例えば、制御情報生成部123bは、測定部131bが測定した受信電力が所定値よりも大きい場合には、所定値よりも小さい場合に比べて、リソースブロック数M(i)や変調符号化パラメータMCS(i)を大きい値に設定する。
そして、移動局装置200bのTPCコマンド抽出部226bは、基地局装置100bから送信された信号からTPCコマンドを抽出する。また、移動局装置200bの制御情報抽出部225bは、基地局装置100bから送信された信号から制御情報を抽出する。
具体的には、送信電力制御部233bは、制御情報に含まれるリソースブロック数M(i)と変調符号化パラメータMCS(i)を用いて、式(4)又は式(5)により、電力制御補正値を算出し、さらに、式(2)又は式(3)により、アンテナ21b−1から基地局装置100bに送信する信号の送信電力P1(i)、又は、アンテナ21b−2から基地局装置100bに送信する信号の送信電力P2(i)を決定する。
これにより、アンテナ選択送信ダイバーシティ(ASTD)の制御に対応して、移動局装置200bにおけるアンテナ21b−1、21b−2毎の送信電力の制御が可能になり、基地局装置100bでの受信信号電力の変動をなくすとともに、ダイバーシティの効果を高めることができる。
Claims (5)
- 基地局装置と複数のアンテナを備える移動局装置とを備える無線通信システムであって、
前記基地局装置は、
前記移動局装置の各アンテナから送信される信号の受信電力を測定する受信電力測定部と、
前記受信電力測定部が測定した各アンテナの受信電力に基づいて前記移動局装置の各アンテナから送信する信号の送信電力を制御する電力制御情報を生成する電力制御情報生成部と、
前記電力制御情報生成部が生成した電力制御情報を前記移動局装置に送信する電力制御情報送信部とを備え、
前記移動局装置は、
前記電力制御情報送信部が送信した電力制御情報に基づいて各アンテナから前記基地局装置に送信する信号の送信電力を決定する送信電力決定部と、
前記送信電力決定部が決定した送信電力を用いて各アンテナから前記基地局装置に信号を送信する送信電力制御部と、
を備えることを特徴とする無線通信システム。 - 前記電力制御情報生成部は、
前記受信電力測定部が測定する受信電力が小さいアンテナほど送信電力を大きくすることを前記移動局装置に指示する電力制御情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。 - 複数のアンテナを備える移動局装置と通信する基地局装置であって、
前記移動局装置の各アンテナから送信される信号の受信電力を測定する受信電力測定部と、
前記受信電力測定部が測定した各アンテナの受信電力に基づいて前記移動局装置の各アンテナから送信する信号の送信電力を制御する電力制御情報を生成する電力制御情報生成部と、
前記電力制御情報生成部が生成した電力制御情報を前記移動局装置に送信する電力制御情報送信部と、
を備えることを特徴とする基地局装置。 - 基地局装置と通信する複数のアンテナを備える移動局装置であって、
前記基地局装置が、測定した各前記アンテナの受信電力に基づいて生成し、送信する制御情報であって、各前記アンテナから送信する信号の送信電力を制御する制御情報に基づいて各アンテナから前記基地局装置に送信する信号の送信電力を決定する送信電力決定部と、
前記送信電力決定部が決定した送信電力を用いて各アンテナから前記基地局装置に信号を送信する送信電力制御部と、
を備えることを特徴とする移動局装置。 - 基地局装置と複数のアンテナを備える移動局装置とを用いた無線通信方法であって、
前記基地局装置は、
前記移動局装置の各アンテナから送信される信号の受信電力を測定する受信電力測定過程と、
前記受信電力測定過程で測定した各アンテナの受信電力に基づいて前記移動局装置の各アンテナから送信する信号の送信電力を制御する電力制御情報を生成する電力制御情報生成過程と、
前記電力制御情報生成過程で生成した電力制御情報を前記移動局装置に送信する電力制御情報送信過程とを有し、
前記移動局装置は、
前記電力制御情報送信過程で送信した電力制御情報に基づいて各アンテナから前記基地局装置に送信する信号の送信電力を決定する送信電力決定過程と、
前記送信電力決定過程で決定した送信電力を用いて各アンテナから前記基地局装置に信号を送信する送信電力制御過程と、
を有することを特徴とする無線通信方法。
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