JP5142455B2 - 発光装置およびそれを用いた電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、発光装置に係るものであり、ガラス、プラスチックなどの透明基板上に形成した薄膜トランジスタを用いた発光装置に関する。また、発光装置を用いた電子機器に関する。
近年、通信技術の発展によって、携帯電話が普及している。今後はさらに動画の電送や、より多量の情報伝達が予想される。一方パーソナルコンピュータもその軽量化によって、モバイル対応の製品が生産されている。電子手帳にはじまったパーソナルデジタルアシスタント(PDA)と呼ばれる情報機器も多数生産され、普及しつつある。表示装置などの発展により、それらの携帯情報機器にはほとんどのものにフラットパネルディスプレイが装備されている。また、テレビジョンにおいても従来のCRTを用いたテレビジョンセットからフラットパネルディスプレイを用いたセットに変わりつつある。
さらに最近の技術では、それらに使用される表示装置としてアクティブマトリクス型表示装置を使用する方向に向かっている。
アクティブマトリクス型表示装置は、画素の一つに対して、薄膜トランジスタ(以下TFT)を配置し、そのTFTによって、画面を制御している。この様なアクティブマトリクス型表示装置はパッシブマトリクス型表示装置と比較して、高精細化が可能である、画質の向上が可能である、動画対応が可能であるなどの長所を持っている。それ故に今後は携帯情報機器の表示装置はパッシブマトリクス型からアクティブマトリクス型に変化していくと思われる。
図12に、アクティブマトリクス型発光装置の画素部の構成の例を示す。ゲート信号線駆動回路から選択信号を入力するゲート信号線(G1〜Gy)は、各画素が有するスイッチング用TFT1201のゲート電極に接続されている。また、各画素が有するスイッチング用TFT1201のソース領域とドレイン領域は、一方がソース信号線駆動回路から信号を入力するソース信号線(S1〜Sx)に、他方が発光素子駆動用TFT1202のゲート電極及び各画素が有するコンデンサ1203の一方の電極に接続されている。コンデンサ1203のもう一方の電極は、電源供給線(V1〜Vx)に接続されている。各画素の有する発光素子駆動用TFT1202のソース領域とドレイン領域の一方は、電源供給線(V1〜Vx)に、他方は、各画素が有する発光素子1204の一方の電極に接続されている。
発光素子1204は、陽極と、陰極と、陽極と陰極の間に設けられた発光層とを有する。発光素子1204の陽極が発光素子駆動用TFT1202のソース領域またはドレイン領域と接続している場合、発光素子1204の陽極が画素電極、陰極が対向電極となる。逆に、発光素子1204の陰極が発光素子駆動用TFT1202のソース領域またはドレイン領域と接続している場合、発光素子1204の陰極が画素電極、陽極が対向電極となる。
対向電極の電位を対向電位と呼び、対向電極に対向電位を与える電源を対向電源と呼ぶ。画素電極の電位と対向電極の電位の電位差が駆動電圧であり、この駆動電圧が発光素子1204に印加される。
このような構造の画素においては、発光素子に流れる電流がTFTの特性バラツキの影響を受けやすく、TFTの特性ムラがそのまま表示ムラになってしまうという問題があった。よって、このような信号電圧を画素に入力するのではなく、信号電流を画素に入力するような電流プログラミング方式が開発されている(例えば特許文献1参照。)。
図6に示すのは電流入力型の電流プログラム方式を用いた従来の画素の例である。以下に図6の説明をおこなう。図6に示す画素はソース信号線601、ゲート信号線602、電源供給線610、スイッチ用TFT603、604、電流電圧変換用TFT605、電圧電流変換用TFT606、保持容量607、画素電極608、発光素子609からなっている。
以下に動作を説明する。まず電流プログラム時においてはゲート信号線602がアクティブとなり、スイッチ用TFT603、604がオンとなる。スイッチ用TFT603、604がオンとなると、ソース信号線601から信号電流がスイッチ用TFT603、604を介して流れ、電流電圧変換用TFT605、電圧電流変換用TFT606のゲート端子、保持容量607を充電する。これによって、電流電圧変換用TFT605、電圧電流変換用TFT606はオンし、それらのドレイン端子からソース端子に電流が流れる。そしてその電流は画素電極608を介して、発光素子609に流れる。
次に、非電流プログラム時には、ゲート信号線602がノンアクティブとなり、スイッチ用TFT603、604はオフとなる。これによって電流電圧変換用TFT605のドレイン端子がフローティングとなるため、電流電圧変換用TFT605には電流が流れないが、電圧電流変換用TFT606のゲート端子は保持容量607によって電位が保持されているため、電圧電流変換用TFT606には電流が流れ続け、発光素子609は発光を続ける。
電流電圧変換用TFT605と電圧電流変換用TFT606の特性がそろっていれば、それぞれに流れる電流もそろうため、前述した図12の従来例のような表示ムラが発生することは少ない(特許文献2参照。)。
特開2001−147659号公報 特開2003−162254号公報
しかしながら、このような画素構成では、ソース信号線より電流を画素部に流し込み、電流プログラミングをおこなうときに、その電流値は点灯時の電流より十分大きくする必要があった。これはソース信号線が大きな寄生容量を持っているため、必要な電位を確保するまでの間に寄生容量を充放電する必要があるためである。
そのため、電流プログラミング時にはソース信号線601〜スイッチ用TFT603〜電流電圧変換用TFT605〜発光素子609という経路で電流が流れていた。これによって、電流プログラム期間においては発光素子がその電流で発光してしまうという課題があった。この発光があることで、電流プログラミング後の本来の発光量と異なる発光が生じ、本来求められている輝度と異なる輝度が発生し、正しい階調が得られていなかった。
そこで本発明は、発光素子を用いた表示装置において、画面内の表示ムラを低減し、且つ、本来の階調表示を確保することを課題とする。
本発明は、複数の画素と複数のソース信号線と複数のゲート信号線と複数の電源線がマトリクス状に配置され、画素は、一端がソース信号線に接続され、他端が電流電圧変換素子に接続された第一のスイッチと、一端が電流電圧変換素子に接続され、他端が保持手段と電圧電流変換素子に接続された第二のスイッチと、電流電圧変換素子および電圧電流変換素子に接続された画素電極と、一端が画素電極に接続され、多端が電源線に接続された第三のスイッチと、画素電極を一方の電極とする発光素子とを含んでいる。
本発明は、複数の画素と複数のソース信号線と複数のゲート信号線と複数の電源線がマトリクス状に配置され、画素は、一端がソース信号線に接続され、他端が第一の薄膜トランジスタのドレイン端子に接続された第一のスイッチと、一端が第一の薄膜トランジスタのドレイン端子に接続され、他端が第一の薄膜トランジスタのゲート端子と保持手段と第二の薄膜トランジスタのゲート端子に接続された第二のスイッチと、第一の薄膜トランジスタのソース端子および第二の薄膜トランジスタのソース端子に接続された画素電極と、一端が画素電極に接続され、多端が電源線に接続された第三のスイッチと、画素電極を一方の電極とする発光素子とを含んでいる。
本発明は、複数の画素と複数のソース信号線と複数のゲート信号線と複数の電源線がマトリクス状に配置され、画素は、一端がソース信号線に接続され、他端が第一の薄膜トランジスタのドレイン端子とゲート端子に接続された第一のスイッチと、一端が第一の薄膜トランジスタのドレイン端子とゲート端子に接続され、他端が保持手段と第二の薄膜トランジスタのゲート端子に接続された第二のスイッチと、第一の薄膜トランジスタのソース端子、および第二の薄膜トランジスタのソース端子に接続された画素電極と、一端が画素電極に接続され、他端が電源線に接続された第三のスイッチと、画素電極を一方の電極とする発光素子とを含んでいる。
従来の画素では、電圧を電流に変換していたが、素子の変換効率のバラツキによって、同じ電圧を入力しても異なる電流が得られていた。本発明では、電流を入力し、それを電圧に変換し、変換した電圧を保持し、それを再電流変換して電流を得ている。電流プログラム時においては、プログラミング電流をスイッチを介して、電源線に流し、発光素子には流さないようにしているため、従来の課題であった正しい階調が得られないという問題を解消することができる。また、電源線の電位は任意に設定できるので、発光素子に逆バイアスを印加することも容易であり、発光素子の劣化の進行を緩和することができる。また、小さい画素領域中に電流電圧変換素子と電圧電流変換素子とを近接して作製することによって、素子の特性をそろえ、変換・逆変換のバラツキを低減することができる。よって、得られる電流の精度が向上し、表示ムラの低減が可能である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。但し、本発明は多くの異なる態様で実施することが可能であり、本発明の趣旨及びその範囲から逸脱することなくその形態及び詳細を様々に変更し得ることは当業者であれば容易に理解される。従って、本実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。
図1は本発明の構成を示したものである。本発明では、画素領域にソース信号線101とゲート信号線102と、ゲート信号線102によって制御され一端がソース信号線101に他端が電流電圧変換素子105に接続した第1のスイッチ103と、一端が電流電圧変換素子105に、他端が電圧保持手段107と電圧電流変換素子106に接続された第2のスイッチ104と、電流電圧変換素子105および電圧電流変換素子106に接続された画素電極108と画素電極108を陽極または陰極とした発光素子109と、電源線111と、一端が画素電極108と電流電圧変換素子105と電圧電流変換素子106に接続され、他端が電源線111に接続され、ゲート信号線102によって制御される第3のスイッチ110を有している。
以下その動作について、具体的に説明をおこなう。画素に信号を書き込む電流プログラミングの場合は、ソース信号線101より信号に応じた所定の電流を入力する。ゲート信号線102がアクティブになり、画素が選択されている場合、第1のスイッチ103、第2のスイッチ104および第3のスイッチ110はオンになる。電流は電流電圧変換素子105に流れ、第3のスイッチ110を介して電源線111に流れる。従来例のように、発光素子109に信号電流が流れることはないため、発光素子109は発光しない。また電流プログラミング時には、第2のスイッチ104を介して、電流電圧変換素子105の出力電圧が保持手段107と電圧電流変換素106に入力される。その電圧によって電圧電流変換素子106が動作し、電源から第3のスイッチ110を介して電源線111に流れるため発光には寄与しない。ここで、電源線の電位を発光素子109がオンしない電位に設定しておくことによって、発光素子109に逆バイアスを印加することも容易であり、素子の劣化の進行を緩和することができる。
次に電流プログラミングが終了すると、ゲート信号線102はノンアクティブとなり、第1のスイッチ103、第2のスイッチ104および第3のスイッチ110はオフになり、ソース信号線101から画素への信号電流の流入はなくなる。電流電圧変換素子105に電流供給はされなくなるが、電圧保持手段107には電圧が保持されているため、電圧電流変換素子106はずっとオン状態のままになる。よって、電圧電流変換素子106がオンしている間、電源より電流は画素電極108を介して発光素子109に流れつづけ、点灯がおこなわれる。この動作は次の電流プログラミングがおこなわれるまで継続される。
ここで、発光素子109に流れる電流はソース信号線によって入力される値によって制御される。電流電圧変換素子105と電圧電流変換素子106に流れる電流は比例関係に設定することができる。2つの素子特性がそろっていれば、異なる画素において、素子特性が異なっていても、発光素子に流れる電流をほぼ一定の値に保つことができる。例えば、大型基板内でゲート絶縁膜がばらつきを持った場合でも画素内の至近距離であれば、ゲート絶縁膜の差は小さいので、1つの画素内部での差は小さいといえる。よって、ソース信号線101から流れる電流に対して誤差の少ない電流を発光素子109に流すことができる。以上によって、従来技術では問題であった、均一性を改良でき良好な画面均一性を得ることができ、且つ、階調が本来表示すべき階調と異なるという問題点を解消することが可能になる。
ここで発光素子とは、一重項励起子からの発光(蛍光)を利用するものと、三重項励起子からの発光(燐光)を利用するものとの両方を含むものとする。本明細書では発光素子の例としてエレクトロルミネッセンス素子をあげているが他の発光素子を用いてもかまわない。
発光素子は一対の電極(陰極と陽極)の間に有機層がはさまれる形で構成され、通常積層構造をとっている。これ以外にも(正孔注入層・正孔輸送層・発光層・電子輸送層)または(正孔注入層・正孔輸送層・発光層・電子輸送層・電子注入層)の順に積層する構造がある。本発明においては、どれを採用しても良いし、また、発光層に対して蛍光性色素をドーピングしてもよい。本明細書においては陽極と陰極の間に設けられるすべての層を総称して有機エレクトロルミネッセンス層と呼ぶ。よっての正孔注入層、正孔輸送層、発光層、電子輸送層、電子注入層はすべてエレクトロルミネッセンス層に含まれる。
図2は本発明の一実施例であって、TFTで画素領域を構成するものである。この例では電流電圧変換素子、電圧電流変換素子、第1、第2、第3のスイッチをTFTで、保持手段を薄膜容量で構成している。
本実施例では、画素領域にソース信号線201とゲート信号線202とゲート信号線202によって制御され一端がソース信号線201に他端がTFT205のドレイン端子に接続した第1のスイッチ用TFT203と、一端がTFT205のドレイン端子に、他端がTFT205のゲート端子と電圧保持容量207とTFT206のゲート端子に接続された第2のスイッチ用TFT204と、TFT205のソース端子およびTFT206ソース端子に接続された画素電極208と画素電極208を陽極または陰極とした発光素子209と、一端がTFT205、206のソース端子に接続され、他端が電源線212に接続された第3のスイッチ用TFT211を有している。
以下その動作について、具体的に説明をおこなう。画素に信号を書き込む電流プログラミングの場合は、ソース信号線201より所定の信号電流を入力する。画素が選択されている場合はゲート信号線202がアクティブになり、第1のスイッチ用TFT203および第2のスイッチ用TFT204はオンになる。信号電流はTFT205に流れ、第3のスイッチ用TFT211を介して電源線212に流れる。同時に第2のスイッチ用TFT204を介して、TFT205のゲート電圧が電圧保持容量207とTFT206のゲート端子に入力される。その電圧によってTFT206が動作し、電源線210からTFT206、第3のスイッチ用TFT211を介して電源線212へ電流が流れる。ここで電源線212の電位を発光素子209がオンしない電圧に設定しておけば、電流は全て電源線212に流れ、発光素子209は点灯しない。電位を任意に設定することで、発光素子209に逆バイアスを印加することも容易であり、発光素子の劣化の進行を遅くすることができる。
次に電流プログラミングが終了すると、ゲート信号線202がノンアクティブになり第1のスイッチ用TFT203および第2のスイッチ用TFT204はオフになり、ソース信号線201からの電流の流入はなくなる。TFT205には電流は流れなくなるが、電圧保持容量207には電圧が保持されているため、TFT206はずっとオン状態のままになる。また、第3のスイッチ用TFT211もオフとなり電流は流れない。よって、TFT206がオンしている間、電源より電流は画素電極208を介して発光素子209に流れつづけ、点灯がおこなわれる。この動作は電流プログラミングがおこなわれるまで継続される。
このように本実施例では電流プログラミング時において、信号電流はスイッチ用TFTを介して電源線212に流れるため、発光には寄与しない。よって、発光素子209は本来の発光のみとなり、正確な階調を得ることが可能になる。
ここで、発光素子209に流れる電流はソース信号線201によって入力される値によって制御される。TFT205とTFT206に流れる電流は比例関係に設定することができる。それぞれのゲート幅を任意の比率に設定することで、電流比を設定することが可能になる。2つの素子特性がそろっていれば、異なる画素において、素子特性が異なっていても、発光素子に流れる電流をほぼ一定の値に保つことができる。例えば、大型基板内でゲート絶縁膜がばらつきを持った場合でも画素内の至近距離であれば、ゲート絶縁膜の差は小さいので、1つの画素内部での差は小さいといえる。よって、ソース信号線201から流れる電流に対して誤差の少ない電流を発光素子209に流すことができる。以上によって、従来技術では問題であった、均一性を改良でき良好な画面均一性を得ることができ、且つ、階調が本来表示すべき階調と異なるという問題点を解消することが可能になる。
特にN型(Nチャネル型)のTFTを使用した単極性プロセスを用いる場合に本発明は特に有効である。N型(Nチャネル型)は、P型(Pチャネル型)に比べて移動度が大きく回路を形成する上で有利である。また、アモルファスTFTや、セミアモルファスTFTでは通常Nチャネル型のみを使用することができる。一方、発光素子を形成する上では、TFTにつながる画素電極を陽極とするほうが、陰極とするよりも製造がしやすい。画素電極を陽極とする場合、電流はTFTから流れ出ることが必要である。特開2001−147659号公報に開示される電流入力型方式では、画素電極を駆動するTFTはP型であり、特開2001−147659号公報を用いて、単極性表示装置を構成する場合、駆動回路もP型を使わねばならず、動作が不利となる。また、特開平11−282419号公報によって開示される電流入力方式では、TFTはN型であるが、発光素子をドレインに接続しているため、画素電極は陰極にしなければならず、発光素子を形成するのが困難であった。本発明では、N型を用いて、かつ画素電極を陽極にすることができるため、単極性パネルを構成した場合、ドライバー動作と、発光素子の作りやすさを同時に満足できるという利点がある。
図3は実施例1に示した画素のスイッチの接続を変えたものである。
本実施例では、画素領域にソース信号線301とゲート信号線302とゲート信号線302によって制御され一端がソース信号線301に他端がTFT305のドレイン端子、ゲート端子に接続した第1のスイッチ用TFT303と、一端がTFT305のドレイン端子、ゲート端子に、他端が電圧保持容量307とTFT306のゲート端子に接続された第2のスイッチ用TFT304と、TFT305のソース端子およびTFT306ソース端子に接続された画素電極308と画素電極308を陽極または陰極とした発光素子309を有している。
以下その動作について、具体的に説明をおこなう。画素に信号を書き込む電流プログラミングの場合は、ソース信号線301より所定の信号電流を入力する。画素が選択されている場合スイッチ用TFT303、304、311はオンになっているので信号電流はTFT303、305、TFT311を介して電源線312に流れる。同時に第2のスイッチ用TFT304を介して、TFT305のゲート電圧が保持容量307とTFT306のゲート端子に入力される。その電圧によってTFT306が動作し、電源線310からTFT306、311を介して電源線312へ電流が流れる。電源線312の電位を発光素子309がオンしない電圧に設定しておけば、電流は全て電源線312に流れ、発光素子309は点灯しない。
次に電流プログラミングが終了すると、スイッチ用TFT303、304、311はオフになり、ソース信号線301からの電流の流入はなくなる。TFT305はオフ状態になるが、保持容量307には電圧が保持されているため、TFT306はずっとオン状態のままになる。よって、TFT306がオンしている間、電源より電流は画素電極308を介して発光素子309に流れつづけ、点灯がおこなわれる。この動作は次の書き込みがおこなわれるまで継続される。
このように本実施例では電流プログラミング時において、信号電流はスイッチ薄膜用TFTを介して電源線312に流れるため、発光には寄与しない。よって、発光素子309は本来の発光のみとなり、正確な階調を得ることが可能になる。
図4は第1のスイッチ用TFT403と第2のスイッチ用TFT404を異なるゲート信号線で制御したものである。このように2つのゲート信号線を使うことによって、スイッチのオンオフのタイミングをずらし、より制御性を向上させることが可能になる。ここでは、第2のスイッチ用TFT403のゲート端子をゲート信号線402に接続しているが、411に接続しても良いし、新たに別の配線を設けても良い。
本実施例では、画素領域にソース信号線401とゲート信号線402とゲート信号線402によって制御され一端がソース信号線401に他端がTFT405のドレイン端子に接続した第1のスイッチ用TFT403と、一端がTFT405のドレイン端子に、他端がTFT405のゲート端子と電圧保持容量407とTFT406のゲート端子に接続された第2のスイッチ用TFT404と、TFT405のソース電極およびTFT406ソース電極に接続された画素電極408と画素電極408を陽極または陰極とした発光素子409と、一端がTFT405、406のソース電極に接続され、他端が電源線413に接続された第3のスイッチ用TFT412を有している。
以下その動作について、具体的に説明をおこなう。画素に信号を書き込む電流プログラミングの場合は、ソース信号線401より所定の信号電流を入力する。画素が選択されている場合はゲート信号線402、411がアクティブになり、第1のスイッチ用TFT403および第2のスイッチ用TFT404はオンになる。信号電流はTFT405に流れ、第3のスイッチ用TFT412を介して電源線413に流れる。同時に第2のスイッチ用TFT404を介して、TFT405のゲート電圧が保持容量407とTFT406のゲート端子に入力される。その電圧によってTFT406が動作し、電源線410からTFT406、第3のスイッチ用TFT412を介して電源線413へ電流が流れる。ここで電源線413の電位を発光素子409がオンしない電圧に設定しておけば、電流は全て電源線413に流れ、発光素子409は点灯しない。
次に電流プログラミングが終了すると、ゲート信号線402、411がノンアクティブになり第1のスイッチ用TFT403および第2のスイッチ用TFT404はオフになり、信号線401からの電流の流入はなくなる。TFT405には電流は流れなくなるが、保持容量407には電圧が保持されているため、TFT406はずっとオン状態のままになる。また、第3のスイッチ用TFT412もオフとなり電流は流れない。よって、TFT406がオンしている間、電源より電流は画素電極408を介して発光素子409に流れつづけ、点灯がおこなわれる。この動作は電流プログラミングがおこなわれるまで継続される。
このように本実施例では電流プログラミング時において、信号電流はスイッチ薄膜用TFTを介して電源線413に流れるため、発光には寄与しない。よって、発光素子409は本来の発光のみとなり、正確な階調を得ることが可能になる。
また実施例2で示したようなスイッチ接続を取ることも可能である。
図5はTFT505およびTFT506のソース電極と画素電極の間に抵抗を入れたものである。このように抵抗をはさむことによって、よりTFT505および506の電流相対比を向上させることが可能になる。
本実施例では、画素領域にソース信号線501とゲート信号線502とゲート信号線502によって制御され一端がソース信号線501に他端がTFT505のドレイン端子に接続した第1のスイッチ用TFT503と、一端がTFT505のドレイン端子に、他端がTFT505のゲート端子と電圧保持容量507とTFT506のゲート端子に接続された第2のスイッチ用TFT504と、TFT505のソース端子に接続された抵抗511およびTFT506ソース端子に接続された抵抗512、画素電極508と画素電極508を陽極または陰極とした発光素子509と、一端がTFT505、506のソース電極に接続され、他端が電源線514に接続された第3のスイッチ用TFT513を有している。
以下その動作について、具体的に説明をおこなう。画素に信号を書き込む電流プログラミングの場合は、ソース信号線501より所定の信号電流を入力する。画素が選択されている場合はゲート信号線502がアクティブになり、第1のスイッチ用TFT503および第2のスイッチ用TFT504はオンになる。信号電流はTFT505に流れ、抵抗511、第3のスイッチ用TFT513を介して電源線513に流れる。同時に第2のスイッチ用TFT504を介して、TFT505のゲート電圧が保持容量507とTFT506のゲート端子に入力される。その電圧によってTFT506が動作し、電源線510からTFT506、抵抗512、第3のスイッチ用TFT513を介して電源線514へ電流が流れる。ここで電源線514の電位を発光素子509がオンしない電圧に設定しておけば、電流は全て電源線514に流れ、発光素子509は点灯しない。
次に電流プログラミングが終了すると、ゲート信号線502がノンアクティブになり第1のスイッチ用TFT503および第2のスイッチ用TFT504はオフになり、ソース信号線501からの電流の流入はなくなる。TFT505には電流は流れなくなるが、保持容量507には電圧が保持されているため、TFT506はずっとオン状態のままになる。また、第3のスイッチ用TFT513もオフとなり電流は流れない。よって、TFT506がオンしている間、電源線510より電流は画素電極508を介して発光素子509に流れつづけ、点灯がおこなわれる。この動作は電流プログラミングがおこなわれるまで継続される。
このように本実施例では電流プログラミング時において、信号電流はスイッチ用TFTを介して電源線514に流れるため、発光には寄与しない。よって、発光素子509は本来の発光のみとなり、正確な階調を得ることが可能になる。
また、実施例2で示したスイッチ接続法、実施例3で示した2つのゲート信号線でスイッチを制御する方法と組みあわせることも可能である。
図7に単極性トランジスタを用いるシフトレジスタの実施例を示す。単極性トランジスタを使用した回路では、ブートストラップと呼ばれる回路を用いて、出力の電位を高く持ち上げる方法が採用されることが多い。本実施例もブートストラップを用いたものである。
ここではNチャネル型を想定して説明をおこなう。Pチャネル型の場合は信号が逆となるが基本動作は変わらない。図7はシフトレジスタ1段分の回路である。図7において、UD、UDbは操作方向を切り換える信号であり、それらの信号によって、TFT701〜704が動作し、LIN1、LIN2、RIN1、RIN2より、シフトレジスタ本体に入力される信号が選択される。
シフトレジスタ本体はTFT705〜708、710、711によって構成され、シフトした出力を出力端子OUTに出力する。RESET信号は初期設定をおこなうためのものでTFT709によっておこなわれる。このシフトレジスタがOUTをハイとするとき、容量714に蓄えられた電荷は放電経路が無いため、保持される。すなわちTFT710のゲートソース間電圧は変化しないまま、出力端子OUTがハイすなわち電源電位まで上昇する。TFT710のゲート電位は高電位電源713より高くなる。712は電源線を示す。
このようにして、パルスを順次シフトしていくことができる。このようなものには特開2001−306015号公報に記載されている技術を使用することができる。
図8に単極性信号線駆動回路のバッファ回路部を示す。これはシフトレジスタの信号を緩衝させ、ゲート信号線を駆動するものである。図8のバッファ回路は3つの段(1段目バッファ回路826、2段目バッファ回路827、3段目バッファ回路828)によって構成されている。1段目バッファ回路826は入力端子801から入力された信号を反転するインバータ(TFT806、807で構成)と、TFT808、810、811、容量809で構成されるブートストラップ回路、2段目回路827を駆動するTFT812、813によって構成される。2段目回路827はTFT814、816、817、容量815によって構成されるブートストラップ回路、3段目バッファ回路828を駆動するTFT818、819によって構成される。3段目バッファ回路828はTFT820、822、823、容量821によって構成されるブートストラップ回路、出力端子802を駆動するTFT824、825によって構成される。これらの3段のバッファ回路はいずれも同じ電源電位803に接続される。805は電源線を示す。
このようなバッファ回路をシフトレジスタの出力に接続することによって、ゲート信号線を駆動することができる。単極性の回路を構成することによって、画素部、信号線駆動回路部を単一の種類のトランジスタで形成することができ、製造工程を簡略化し、コストを低減することが可能になる。
図9は本発明の発光装置にICを実装する場合の実施例である。図9はICの周りを拡大してある。ここでICは単結晶シリコンウエハより切り出されたチップでもかまわないし、また、ガラス上に薄膜トランジスタを形成し、それをスティック状に切り出したものであってもかまわない。
図9はIC901、発光装置のTFT基板902、発光装置の対向基板903、回路配線904、引き出し配線905、IC電極906、バンプ907、導電粒子908、FPC(フレキシブル・プリント・サーキット)909より構成されている。TFT基板902上に表示エリア内から引き出された回路配線904、FPC909用の引き出し配線905を形成し、その上にIC電極906、バンプ907を形成したIC901を実装する。
IC901と回路配線904、引き出し配線905の接続は導電粒子908を介しておこなう。導電粒子908は加熱および加圧がおこなわれると導電性を示す粒子である。
まず、TFT基板902上の配線付近に導電粒子908を含んだ異方性導電ペーストを塗布する。次にバンプ907を形成したIC901を接続すべき位置に設置する。そしてTFT基板902とIC901の間で、加圧、加熱をおこなう。IC901の電極906上にはバンプ907が形成され、非電極部分とは高さに差があるため、バンプ907の無いところにある導電粒子は加圧されない。したがって、バンプ907以外のところにある導電粒子908は導電性を示さず絶縁性が確保される。
このようにして、加熱、加圧された導電粒子のみ導電性を示し、回路配線904、引き出し配線905とバンプ907の間で導電性が確保される。この導電粒子を用いた実装方法は加熱温度が120℃程度で済むため、半田のような200℃以上の加熱は必要ない。したがって、TFT基板やICが熱に弱い材料・素子を使用したものであっても実装することが可能になる。
ここでは導電粒子を用いた実装方法を述べたが、実装はこの方法に限定されるものではない。
図10は本発明の発光装置にスティック状のICを実装する例である。スティック状ICは基板を単結晶シリコンウエハではなく、ガラス基板上にTFTを形成したものである。このようなものは特開平11−160734号公報に開示されている。
TFT基板1002、対向基板1001で構成された本発明の発光装置にスティック状IC1003を実装している。実装方法は実施例6の方法が使用できる。スティック状IC1003はソース信号線駆動回路、ゲート信号線駆動回路、またはコントローラなどでも良い。
図10(B)はスティック状ICを使用した場合のバスライン(信号線)の引き出しの例である。図10(B)はTFT基板1004、対向基板1005、バスライン1006、画素1007を示している。スティック状ICではその長さを画素部分の長さと同じにすることが可能であるため、画素ピッチとスティックICの端子ピッチdを同じにすることができる。一般に単結晶ICチップを用いたものではICチップの大きさが2〜3cm程度であり、その長さに多数の端子をだすため、ICのピッチは50μm程度となり、画素のピッチより狭くなるのが普通である。このため、TFT基板上の配線引き回し面積が大きくなるという欠点があるが、スティック状ICではこの問題は生じない。
図11に本発明の画素部を示す。図11は画素部1101、画素1102の周囲に保護素子1103、1104が設置されている。このような保護素子を作りこむことによって、静電気に対する保護をおこなうことができる。この保護素子は画素を構成するTFTと同じ工程によって形成する。図11に記載した保護素子はコモン配線と各信号線との間に配置されているが、図14に示すように各信号線間に保護素子1401、1402を配置しても良い。
本実施例について、図16〜図17を参照して説明する。まず、ゲート電極とソース・ドレイン配線の作製に本発明を適用した、チャネル保護型の薄膜トランジスタを有する発光表示装置の作製方法について、図16、図17を用いて説明する。
基板1600の上に、下地前処理として密着性を向上させる下地膜1601を形成する。基板1600は、バリウムホウケイ酸ガラス、アルミノホウケイ酸ガラス等からなるガラス基板、石英基板、シリコン基板、金属基板、ステンレス基板又は本作製工程の処理温度に耐えうる耐熱性を有するプラスチック基板を用いることができる。
下地膜1601は、液滴吐出法によるパターンのその形成領域との密着性を上げるために、接着材として機能するような膜を形成すると良い。例えば、チタン、バナジウム、クロムなどの酸化物、若しくは有機材料系の物質を形成すると良い。有機材料(有機樹脂材料)(ポリイミド、アクリル)やシリコン(Si)と酸素(O)との結合で骨格構造が構成され、置換基に少なくとも水素を含む材料、もしくは置換基にフッ素、アルキル基、または芳香族炭化水素のうち少なくとも1種を有する材料を用いてもよい。
次いで、次に、導電性材料を含む組成物を吐出して、後にゲート電極として機能する導電層1602、1603を形成する。この工程に用いることのできる液滴吐出装置の一態様は図18に示されている。液滴吐出手段とは、組成物の吐出口を有するノズルや、1つ又は複数のノズルを具備したヘッド等の液滴を吐出する手段を有するものの総称とする。
液滴吐出手段1803の個々のヘッド1805は制御手段1807に接続され、それがコンピュータ1810で制御することにより予めプログラミングされたパターンを描画することができる。描画するタイミングは、例えば、基板1800上に形成されたマーカー1811を基準に行えば良い。或いは、基板1800の縁を基準にして基準点を確定させても良い。これをCCDなどの撮像手段1804で検出し、画像処理手段1809にてデジタル信号に変換したものをコンピュータ1810で認識して制御信号を発生させて制御手段1807に送る。勿論、基板1800上に形成されるべきパターンの情報は記憶媒体1808に格納されたものであり、この情報を基にして制御手段1807に制御信号を送り、液滴吐出手段1803の個々のヘッド1805を個別に制御することができる。一つのヘッドで、導電材料や有機、無機材料などをそれぞれ吐出し、描画することができ、層間膜のような広領域に描画する場合は、スループットを向上させるため複数のノズルより同材料を同時に吐出し、描画することができる。大型基板を用いる場合、ヘッド1805は基板上を、自在に走査し、描画する領域を自由に設定することができ、同じパターンを一枚の基板に複数描画することができる。
液滴吐出手段1803が具備するノズルの径は、0.02〜100μm(好適には30μm以下)に設定し、該ノズルから吐出される組成物の吐出量は0.001pl〜100pl(好適には10pl以下)に設定する。吐出量は、ノズルの径の大きさに比例して増加する。また、被処理物とノズルの吐出口との距離は、所望の箇所に滴下するために、出来る限り近づけておくことが好ましく、好適には0.1〜3mm(好適には1mm以下)程度に設定する。
吐出口から吐出する組成物は、導電性材料を溶媒に溶解又は分散させたものを用いる。導電性材料とは、Ag、Au、Cu、Ni、Pt、Pd、Ir、Rh、W、Al等の金属、Cd、Znの金属硫化物、Fe、Ti、Si、Ge、Si、Zr、Baなどの酸化物、ハロゲン化銀の微粒子又は分散性ナノ粒子に相当する。また、透明導電膜として用いられるインジウム錫酸化物(ITO)、インジウム錫酸化物と酸化珪素からなるITSO、有機インジウム、有機スズ、酸化亜鉛、窒化チタン等に相当する。但し、吐出口から吐出する組成物は、比抵抗値を考慮して、金、銀、銅のいずれかの材料を溶媒に溶解又は分散させたものを用いることが好適であり、より好適には、低抵抗な銀、銅を用いるとよい。但し、銀、銅を用いる場合には、不純物対策のため、合わせてバリア膜を設けるとよい。バリア膜としては、窒化珪素膜やニッケルボロン(NiB)を用いるとことができる。
また、導電性材料の周りに他の導電性材料がコーティングされ、複数の層になっている粒子でも良い。例えば、銅の周りにニッケルボロン(NiB)がコーティングされ、その周囲に銀がコーティングされている3層構造の粒子などを用いても良い。溶媒は、酢酸ブチル、酢酸エチル等のエステル類、イソプロピルアルコール、エチルアルコール等のアルコール類、メチルエチルケトン、アセトン等の有機溶剤等を用いる。組成物の粘度は50cp以下が好適であり、これは、乾燥が起こることを防止したり、吐出口から組成物を円滑に吐出できるようにしたりするためである。また、組成物の表面張力は、40mN/m以下が好適である。但し、用いる溶媒や、用途に合わせて、組成物の粘度等は適宜調整するとよい。一例として、ITOや、有機インジウム、有機スズを溶媒に溶解又は分散させた組成物の粘度は5〜50mPa・S、銀を溶媒に溶解又は分散させた組成物の粘度は5〜20mPa・S、金を溶媒に溶解又は分散させた組成物の粘度は10〜20mPa・Sに設定するとよい。
また、導電層は、複数の導電性材料を積層しても良い。また、始めに導電性材料として銀を用いて、液滴吐出法で導電層を形成した後、銅などでめっきを行ってもよい。めっきは電気めっきや化学(無電界)めっき法で行えばよい。めっきは、めっきの材料を有する溶液を満たした容器に基板表面を浸してもよいが、基板を斜め(または垂直)に立てて設置し、めっきする材料を有する溶液を、基板表面に流すように塗布してもよい。基板を立てて溶液を塗布するようにめっきを行うと、工程装置が小型化する利点がある。
各ノズルの径や所望のパターン形状などに依存するが、ノズルの目詰まり防止や高精細なパターンの作製のため、導電体の粒子の径はなるべく小さい方が好ましく、好適には粒径0.1μm以下が好ましい。組成物は、電解法、アトマイズ法又は湿式還元法等の公知の方法で形成されるものであり、その粒子サイズは、一般的に約0.01〜10μmである。但し、ガス中蒸発法で形成すると、分散剤で保護されたナノ分子は約7nmと微細であり、またこのナノ粒子は、被覆剤を用いて各粒子の表面を覆うと、溶剤中に凝集がなく、室温で安定に分散し、液体とほぼ同じ挙動を示す。従って、被覆剤を用いることが好ましい。
組成物を吐出する工程は、減圧下で行うと、組成物を吐出して被処理物に着弾するまでの間に、該組成物の溶媒が揮発し、後の乾燥と焼成の工程を省略することができる。また、減圧下で行うと、導電体の表面に酸化膜などが形成されないため好ましい。また、組成物を吐出後、乾燥と焼成の一方又は両方の工程を行う。乾燥と焼成の工程は、両工程とも加熱処理の工程であるが、例えば、乾燥は100度で3分間、焼成は200〜350度で15分間〜30分間で行うもので、その目的、温度と時間が異なるものである。乾燥の工程、焼成の工程は、常圧下又は減圧下で、レーザ光の照射や瞬間熱アニール、加熱炉などにより行う。なお、この加熱処理を行うタイミングは特に限定されない。乾燥と焼成の工程を良好に行うためには、基板を加熱しておいてもよく、そのときの温度は、基板等の材質に依存するが、一般的には100〜800度(好ましくは200〜350度)とする。本工程により、組成物中の溶媒の揮発、又は化学的に分散剤を除去するとともに、周囲の樹脂が硬化収縮することで、ナノ粒子間を接触させ、融合と融着を加速する。
ゲート電極層となる導電層1602、1603を形成した後、表面に露出している下地膜を下記の2つの工程のうちどちらかの工程を行って処理することが望ましい。
第一の方法としては、導電層1602、1603と重ならない下地膜1601を絶縁化して、絶縁体層を形成する工程である。つまり、導電層1602、1603と重ならない下地膜1601を酸化して絶縁化する。このように、下地膜1601を酸化して絶縁化する場合には、当該下地層1601を0.01〜10nmの厚さで形成しておくことが好適であり、そうすると容易に酸化させることができる。なお、酸化する方法としては、酸素雰囲気下に晒す方法を用いてもよいし、熱処理を行う方法を用いてもよい。
第2の方法としては、導電層1602、1603をマスクとして、下地膜1601をエッチングして除去する工程である。この工程を用いる場合には下地膜1601の厚さに制約はない。
また、下地前処理の他の方法として、形成領域(被形成面)に対してプラズマ処理を行う方法がある。プラズマ処理の条件は、空気、酸素又は窒素を処理ガスとして用い、圧力を数十Torr〜1000Torr(133000Pa)、好ましくは100(13300Pa)〜1000Torr(133000Pa)、より好ましくは700Torr(93100Pa)〜800Torr(106400Pa)、つまり大気圧又は大気圧近傍の圧力となる状態で、パルス電圧を印加する。このとき、プラズマ密度は、1×1010〜1×1014-3、所謂コロナ放電やグロー放電の状態となるようにする。空気、酸素又は窒素の処理ガスを用いプラズマ処理を用いることにより、材質依存性なく、表面改質を行うことができる。その結果、あらゆる材料に対して表面改質を行うことができる。
次に、導電層1602、1603の上にゲート絶縁膜を形成する(図16(A)参照。)。ゲート絶縁膜としては、珪素の酸化物材料又は窒化物材料等の公知の材料で形成すればよく、積層でも単層でもよい。例えば、窒化珪素膜、酸化珪素膜、窒化珪素膜3層の積層でも、また、酸化窒化珪素膜の単層、2層からなる積層でも良い。本実施の形態では、絶縁層1604に窒化珪素膜を絶縁層1605に窒化酸化珪素膜を用いる。好適には、緻密な膜質を有する窒化珪素膜を用いるとよい。また、液滴吐出法で形成される導電層に銀や銅などを用いる場合、その上にバリア膜として窒化珪素膜やNiB膜を形成すると、不純物の拡散を防ぎ、表面を平坦化する効果がある。なお、低い成膜温度でゲートリーク電流に少ない緻密な絶縁膜を形成するには、アルゴンなどの希ガス元素を反応ガスに含ませ、形成される絶縁膜中に混入させると良い。
続いて、ゲート絶縁膜上に選択的に、導電性材料を含む組成物を吐出して、導電層(第1の電極ともいう)1606を形成する(図16(B)参照。)。導電層1606は、基板1600側から光を放射する場合、または透過型の発光装置を作製する場合には、インジウム錫酸化物(ITO)、酸化珪素を含むインジウム錫酸化物(ITSO)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化スズ(SnO2)などを含む組成物により所定のパターンを形成し、焼成によって形成しても良い。
また、好ましくは、スパッタリング法によりインジウム錫酸化物(ITO)、酸化珪素を含むインジウム錫酸化物(ITSO)、酸化亜鉛(ZnO)などで形成する。より好ましくは、ITOに酸化珪素が2〜10重量%含まれたターゲットを用いてスパッタリング法で酸化珪素を含む酸化インジウムスズを用いる。この他、酸化珪素を含み酸化インジウムに2〜20%の酸化亜鉛(ZnO)を混合した酸化物導電性材料を用いても良い。スパッタリング法で第1の電極1606を形成した後は、液滴吐出法を用いてマスク層を形成しエッチングにより、所望のパターンに形成すれば良い。本実施の形態では、導電層1606は、透光性を有する導電性材料により液滴吐出法を用いて形成し、具体的には、インジウム錫酸化物、ITOと酸化珪素から構成されるITSOを用いて形成する。図示しないが、導電層1606を形成する領域に導電層1602、1603を形成する時と同様に、光触媒物質を形成してもよい。光触媒物質によって、密着性が向上し、所望なパターンに細線化して導電層1606を形成する事ができる。この導電層1606は画素電極として機能する第1の電極となる。
本実施の形態では、ゲート絶縁層は窒化珪素からなる窒化珪素膜、酸化窒化珪素膜(酸化珪素膜)、窒化珪素膜を3層積層した例を前述した。好ましい構成として、酸化珪素を含む酸化インジウムスズで形成される第1の電極1606は、ゲート絶縁層1605に含まれる窒化珪素からなる絶縁層と密接して形成され、それにより電界発光層で発光した光が外部に放射される割合を高めることが出来るという効果を発現させることができる。
また、発光した光を基板1600側とは反対側に放射させる構造とする場合には、Ag(銀)、Au(金)、Cu(銅))、W(タングステン)、Al(アルミニウム)等の金属の粒子を主成分とした組成物を用いることができる。他の方法としては、スパッタリング法により透明導電膜若しくは光反射性の導電膜を形成して、液滴吐出法によりマスクパターンを形成し、エッチング加工を組み合わせて第1の電極層1606を形成しても良い。
第1の電極1606は、その表面が平坦化されるように、CMP法、ポリビニルアルコール系の多孔質体で拭浄し、研磨しても良い。またCMP法を用いた研磨後に、第1の電極1606の表面に紫外線照射、酸素プラズマ処理などを行ってもよい。
半導体層は公知の手段(スパッタ法、LPCVD法、またはプラズマCVD法等)により成膜すればよい。半導体層の材料に限定はないが、好ましくはシリコン又はシリコンゲルマニウム(SiGe)合金などで形成すると良い。
半導体層は、アモルファス半導体(代表的には水素化アモルファスシリコン)、結晶性半導体(代表的にはポリシリコン)を素材として用いている。ポリシリコンには、800℃以上のプロセス温度を経て形成される多結晶シリコンを主材料として用いた所謂高温ポリシリコンや、600℃以下のプロセス温度で形成される多結晶シリコンを主材料として用いた所謂低温ポリシリコン、また結晶化を促進する元素などを添加し結晶化させた結晶シリコンなどを含んでいる。
また、他にもセミアモルファス半導体又は半導体層の一部に結晶相を含む半導体を用いることもできる。セミアモルファス半導体とは、非晶質と結晶構造(単結晶、多結晶を含む)の中間的な構造の半導体であり、自由エネルギー的に安定な第3の状態を有する半導体であって、短距離秩序を持ち格子歪みを有して結晶構造を含むものである。典型的にはシリコンを主成分として含み、格子歪みを伴って、ラマンスペクトルが520cm-1よりも低波数側にシフトしている半導体層である。また、未結合手(ダングリングボンド)の中和剤として水素またはハロゲンを少なくとも1原子%またはそれ以上含ませている。ここでは、このような半導体をセミアモルファス半導体(以下「SAS」と呼ぶ。)と呼ぶ。このSASは所謂微結晶(マイクロクリスタル)半導体(代表的には微結晶シリコン)とも呼ばれている。
このSASは珪化物気体をグロー放電分解(プラズマCVD)することにより得ることができる。代表的な珪化物気体としては、SiH4であり、その他にもSi26、SiH2Cl2、SiHCl3、SiCl4、SiF4などを用いることができる。また、GeF4、F2を混合してもよい。この珪化物気体を水素、若しくは水素とヘリウム、アルゴン、クリプトン、ネオンから選ばれた一種又は複数種の希ガス元素で希釈して用いることでSASの形成を容易なものとすることができる。珪化物気体に対する水素の希釈率は、例えば流量比で2倍〜1000倍とすることが好ましい。勿論、グロー放電分解によるSASの形成は、減圧下で行うことが好ましいが、大気圧における放電を利用しても形成することができる。代表的には、0.1Pa〜133Paの圧力範囲で行えば良い。グロー放電を形成するための電源周波数は1MHz〜120MHz、好ましくは13MHz〜60MHzである。高周波電力は適宜設定すれば良い。基板加熱温度は300℃以下が好ましく、100〜200℃の基板加熱温度でも形成可能である。ここで、主に成膜時に取り込まれる不純物元素として、酸素、窒素、炭素などの大気成分に由来する不純物は1×1020cm-3以下とすることが望ましく、特に、酸素濃度は5×1019cm-3以下、好ましくは1×1019cm-3以下となるようにすることが好ましい。また、ヘリウム、アルゴン、クリプトン、ネオンなどの希ガス元素を含ませて格子歪みをさらに助長させることで安定性が増し良好なSASが得られる。また半導体層としてフッ素系ガスより形成されるSAS層に水素系ガスより形成されるSAS層を積層してもよい。
半導体層に、結晶性半導体層を用いる場合、その結晶性半導体層の作製方法は、公知の方法(レーザー結晶化法、熱結晶化法、またはニッケルなどの結晶化を助長する元素を用いた熱結晶化法等)を用いれば良い。結晶化を助長する元素を導入しない場合は、非晶質珪素膜にレーザ光を照射する前に、窒素雰囲気下500℃で1時間加熱することによって非晶質珪素膜の含有水素濃度を1×1020atoms/cm3以下にまで放出させる。これは水素を多く含んだ非晶質珪素膜にレーザ光を照射すると膜が破壊されてしまうからである。
非晶質半導体層への金属元素の導入の仕方としては、当該金属元素を非晶質半導体層の表面又はその内部に存在させ得る手法であれば特に限定はなく、例えばスパッタ法、CVD法、プラズマ処理法(プラズマCVD法も含む)、吸着法、金属塩の溶液を塗布する方法を使用することができる。このうち溶液を用いる方法は簡便であり、金属元素の濃度調整が容易であるという点で有用である。また、このとき非晶質半導体層の表面の濡れ性を改善し、非晶質半導体層の表面全体に水溶液を行き渡らせるため、酸素雰囲気中でのUV光の照射、熱酸化法、ヒドロキシラジカルを含むオゾン水又は過酸化水素による処理等により、酸化膜を成膜することが望ましい。
また、非晶質半導体層の結晶化は、熱処理とレーザ光照射による結晶化を組み合わせてもよく、熱処理やレーザ光照射を単独で、複数回行っても良い。
半導体として、有機材料を用いる有機半導体を用いてもよい。有機半導体としては、低分子材料、高分子材料などが用いられ、有機色素、導電性高分子材料などの材料も用いることが出来る。
本実施例では、半導体として、非晶質半導体を用いる。非晶質半導体層1607を形成し、チャネル保護膜1609、1610を形成するため、例えば、プラズマCVD法により絶縁膜を形成し、所望の領域に、所望の形状となるようにパターニングする。このとき、ゲート電極をマスクとして基板の裏面から露光することにより、チャネル保護膜1609、1610を形成することができる。またチャネル保護膜は、液滴吐出法を用いてポリイミド又はポリビニルアルコール等を滴下してもよい。その結果、露光工程を省略することができる。その後、プラズマCVD法等により一導電型を有する半導体層、例えばN型半導体層1608を形成する。(図16(C)参照。)。一導電型を有する半導体層は必要に応じて形成すればよい。
チャネル保護膜としては、無機材料(酸化珪素、窒化珪素、酸化窒化珪素、窒化酸化珪素など)、感光性または非感光性の有機材料(有機樹脂材料)(ポリイミド、アクリル、ポリアミド、ポリイミドアミド、レジスト、ベンゾシクロブテンなど)、低誘電率であるLow k材料などの一種、もしくは複数種からなる膜、またはこれらの膜の積層などを用いることができる。また、シリコン(Si)と酸素(O)との結合で骨格構造が構成され、置換基に少なくとも水素を含む材料、もしくは置換基にフッ素、アルキル基、または芳香族炭化水素のうち少なくとも1種を有する材料を用いてもよい。作製法としては、プラズマCVD法や熱CVD法などの気相成長法やスパッタリング法を用いることができる。また、液滴吐出法や、印刷法(スクリーン印刷やオフセット印刷などパターンが形成される方法)を用いることもできる。塗布法で得られるTOF膜やSOG膜なども用いることができる。
続いて、レジストやポリイミド等の絶縁体からなるマスク1611、1612を形成し、該マスク1611、1612を用いて、非晶質半導体層1607、N型半導体層1608を同時にパターン加工する。
次に、レジストやポリイミド等の絶縁体からなるマスク1613、1614を液滴吐出法を用いて形成する(図16(D)参照。)。そのマスク1613、1614を用いて、エッチング加工によりゲート絶縁層1605、1604の一部に貫通孔1618を形成して、その下層側に配置されているゲート電極層として機能する導電層1603の一部を露出させる。エッチング加工はプラズマエッチング(ドライエッチング)又はウエットエッチングのどちらを採用しても良いが、大面積基板を処理するにはプラズマエッチングが適している。エッチングガスとしては、CF4、NF3、Cl2、BCl3、などのフッ素系又は塩素系のガスを用い、HeやArなどの不活性ガスを適宜加えても良い。また、大気圧放電のエッチング加工を適用すれば、局所的な放電加工も可能であり、基板の全面にマスク層を形成する必要はない。
マスク1613、1614を除去した後、導電性材料を含む組成物を吐出して、導電層1715、1716、1717を形成し、該導電層1715、1716、1717をマスクとして、N型半導体層をパターン加工して、N型半導体層1608を形成する(図17(A)参照)。なお、図示しないが、導電層1715、1716、1717を形成する前に、導電層1715、1716、1717がゲート絶縁膜1605と接する部分に選択的に光触媒物質などを形成する、前述の下地前処理工程を行っても良い。そうすると、導電層は密着性よく形成できる。
また、液滴吐出法を用いて形成する導電層の下地前処理として、前述した下地膜を形成する工程を行い、かつ、この処理工程は、導電層を形成した後にも行っても良い。この工程により、層間の密着性が向上するため、発光表示装置の信頼性も向上することができる。
導電層1717は、ソース、ドレイン配線層として機能し、前に形成された第1の電極1606に電気的に接続するように形成される。また、ゲート絶縁層1605に形成した貫通孔1718において、ソース及びドレイン配線層1716とゲート電極層である導電層1603とを電気的に接続させる。この配線層を形成する導電性材料としては、Ag(銀)、Au(金)、Cu(銅)、W(タングステン)、Al(アルミニウム)等の金属の粒子を主成分とした組成物を用いることができる。また、透光性を有するインジウム錫酸化物(ITO)、インジウム錫酸化物と酸化珪素からなるITSO、有機インジウム、有機スズ、酸化亜鉛、窒化チタンなどを組み合わせても良い。
ゲート絶縁層1605、1604の一部に貫通孔1718を形成する工程を、配線層1715、1716、1717形成後に、該配線層1715、1716、1717をマスクとして用いて貫通孔1718を形成してもよい。そして貫通孔1718に導電層を形成し配線層1716とゲート電極層である導電層1603を電気的に接続する。
続いて、土手(隔壁ともよばれる)となる絶縁層1720を形成する。また、図示しないが、絶縁層1720の下に薄膜トランジスタを覆うように全面に窒化珪素若しくは窒化酸化珪素の保護層を形成してもよい。絶縁層1720は、スピンコート法やディップ法により全面に絶縁層を形成した後、エッチング加工によって図17(B)に示すように開孔を形成する。また、液滴吐出法により絶縁層1720を形成すれば、エッチング加工は必ずしも必要ない。液滴吐出法を用いて、絶縁層1720など広領域に形成する場合、液滴吐出装置の複数のノズル吐出口から組成物を吐出し、複数の線が重なるように描画し形成すると、スループットが向上する。
絶縁体層1720は、第1の電極1721に対応して画素が形成される位置に合わせて貫通孔の開口部を備えて形成される。この絶縁層1720は、酸化珪素、窒化珪素、酸化窒化珪素、酸化アルミニウム、窒化アルミニウム、酸窒化アルミニウムその他の無機絶縁性材料、又はアクリル酸、メタクリル酸、及びこれらの誘導体、又はポリイミド(polyimide)、芳香族ポリアミド、ポリベンゾイミダゾール(polybenzimidazole)などの耐熱性高分子、又はシロキサン系材料を出発材料として形成された珪素、酸素、水素からなる化合物のうちSi−O−Si結合を含む無機シロキサン、珪素上の水素がメチルやフェニルのような有機基によって置換された有機シロキサン系の絶縁材料で形成することができる。アクリル、ポリイミド等の感光性、非感光性の材料を用いて形成すると、その側面は曲率半径が連続的に変化する形状となり、上層の薄膜が段切れせずに形成されるため好ましい。
以上の工程により、基板1600上にボトムゲート型(逆スタガ型ともいう。)のチャネル保護型TFTと第1の電極(第1電極層)が接続されたEL表示パネル用のTFT基板が完成する。
電界発光層1721を形成する前に、大気圧中で200℃の熱処理を行い絶縁層1720中若しくはその表面に吸着している水分を除去する。また、減圧下で200〜400℃、好ましくは250〜350℃に熱処理を行い、そのまま大気に晒さずに電界発光層1721を真空蒸着法や、減圧下の液滴吐出法で形成することが好ましい。
電界発光層1721として、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の発光を示す材料を、それぞれ蒸着マスクを用いた蒸着法等によって選択的に形成する。赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の発光を示す材料はカラーフィルタ同様、液滴吐出法により形成することもでき(低分子または高分子材料など)、この場合マスクを用いずとも、RGBの塗り分けを行うことができるため好ましい。電界発光層1721上に第2の電極である導電層1722を積層形成して、発光素子を用いた表示機能を有する発光表示装置が完成する(図17(B)参照。)。
図示しないが、第2の電極1722を覆うようにしてパッシベーション膜を設けることは有効である。パッシベーション膜としては、窒化珪素(SiN)、酸化珪素(SiO2)、酸化窒化珪素(SiON)、窒化酸化珪素(SiNO)、窒化アルミニウム(AlN)、酸化窒化アルミニウム(AlON)、窒素含有量が酸素含有量よりも多い窒化酸化アルミニウム(AlNO)または酸化アルミニウム、ダイアモンドライクカーボン(DLC)、窒素含有炭素膜(CNX)を含む絶縁膜からなり、該絶縁膜を単層もしくは組み合わせた積層を用いることができる。例えば窒素含有炭素膜(CNX)、及び窒化珪素(SiN)のような積層、また有機材料を用いることも出来、スチレンポリマーなど高分子の積層でもよい。また、シリコン(Si)と酸素(O)との結合で骨格構造が構成され、置換基に少なくとも水素を含む材料、もしくは置換基にフッ素、アルキル基、または芳香族炭化水素のうち少なくとも1種を有する材料を用いてもよい。
以上示したように、本実例では、フォトマスクを利用した光露光工程を用いないことにより、工程を省略することができる。また、液滴吐出法を用いて基板上に直接的に各種のパターンを形成することにより、1辺が1000mmを超える第5世代以降のガラス基板を用いても、容易に発光装置を製造することができる。
図15は本発明の発光装置の画素部分の断面図である。図15には発光素子として、エレクトロルミネッセンス素子を用いた場合の例を示している。TFT基板1501上に画素TFT1506を構成し、そのドレイン電極と接続する電極1502を形成する。その後、絶縁膜1507を成膜、パターニングし、電極部分1502の開口をおこなう。次に発光部となる有機材料1501を成膜し、電極1504を形成する。これらの有機材料、電極材料は公知のものを使用することができる。材料の組み合わせによって、発光方向を、上面発光、下面発光、または両面発光とすることが可能である。電極1504の上方領域1505は外界と遮断され、封止がおこなわれる。この封止によって、外部の水分などが入り込むのを防止し、EL材料が劣化するのを防止する。
上記実施例1〜10で説明した発光装置を表示媒体として組みこんで完成する各種電子機器について、図13を参照して説明する。ただし、本発明の電子機器は、図13に例示されるものに限定されず、その形態及び詳細を様々に変更し得ることは当業者であれば容易に理解される。従って、本実施例の記載内容に限定して解釈されるものではない。
その様な電子機器としては、テレビジョン、ビデオカメラ、デジタルカメラ、ヘッドマウントディスプレイ(ゴーグル型ディスプレイ)、ゲーム機、カーナビゲーション、パーソナルコンピュータ、などが挙げられる。それらの一例を図13に示す。
図13(A)はテレビジョンであり、筐体3001、支持台3002、表示部3003、スピーカー部3004、ビデオ入力端子3005等を含む。本発明の表示装置を表示部3003に用いることで、テレビジョンを構成することができる。
図13(B)はノートパソコンであり、本体3101、筐体3102、表示部3103、キーボード3104、外部接続ポート3105、ポインティングマウス3106等を含む。本発明の表示装置を表示部3103に使用することで小型軽量のノートパソコンを構成することができる。
図13(C)は記録媒体を備えた画像再生装置(具体的にはDVD再生装置)であり、本体3201、筐体3202、CD、LDまたはDVD等の記録媒体読込部3205、操作スイッチ3206、表示部A3203、表示部B3204等を含む。表示部A3023は主として画像情報を表示し、表示部B3024は主として文字情報を表示するが、本発明の表示装置は主として記録媒体を備えた画像再生装置の表示部A3023に用いることができる。なお、記録媒体を備えた画像再生装置としては、CD再生装置、ゲーム機器などに本発明を用いることで小型軽量な画像再生装置を構成することができる。
以上の様に、本発明の適用範囲は極めて広く、あらゆる分野の電子機器に適用することが可能である。また、本実施例の電子機器は実施形態、実施例1〜10のどのような組み合わせからなる構成を用いても実現することができる。
本発明の発光装置の画素の構成を示すブロック図。 本発明の発光装置の画素の回路構成を示す図。 本発明の発光装置の画素の回路構成を示す図。 本発明の発光装置の画素の回路構成を示す図。 本発明の発光装置の画素の回路構成を示す図。 従来の発光装置の画素の回路構成を示す図。 単極性シフトレジスタ回路の回路図。 単極性バッファ回路の回路図。 本発明の発光装置の駆動回路実装を示す図。 本発明の発光装置の駆動回路実装を示す図。 本発明の発光装置の画素部保護回路を示す図。 従来の発光装置の画素の回路構成を示す図。 本発明の発光装置を使用した電子機器。 本発明の発光装置の画素部保護回路を示す図。 本発明の発光装置の画素部断面を示す図。 本発明の製造に液滴吐出装置を用いた場合の工程を示す図。 本発明の製造に液滴吐出装置を用いた場合の工程を示す図。 液滴吐出装置の概要を示す図。
符号の説明
101 ソース信号線
102 ゲート信号線
103 第1のスイッチ
104 第2のスイッチ
105 電流電圧変換素子
106 電圧電流変換素子
107 電圧保持手段
108 画素電極
109 発光素子
110 第3のスイッチ
111 電源線
201 ソース信号線
202 ゲート信号線
203 第1のスイッチ用TFT
204 第2のスイッチ用TFT
205 TFT
206 TFT
207 電圧保持容量
208 画素電極
209 発光素子
210 電源線
211 第3のスイッチ用TFT
212 電源線
301 ソース信号線
302 ゲート信号線
303 第1のスイッチ用TFT
304 第3のスイッチ用TFT
305 TFT
306 TFT
307 電圧保持容量
308 画素電極
309 発光素子
312 電源線
401 ソース信号線
402 ゲート信号線
403 第1のスイッチ用TFT
404 第2のスイッチ用TFT
405 TFT
406 TFT
407 電圧保持容量
408 画素電極
409 発光素子
411 ゲート信号線
412 第3のTFT
413 電源線
501 ソース信号線
502 ゲート信号線
503 第1のスイッチ用TFT
504 第2のスイッチ用TFT
505 TFT
506 TFT
507 電圧保持容量
508 画素電極
509 発光素子
510 電源線
511 抵抗
512 抵抗
513 第3のTFT
514 電源線
601 ソース信号線
602 ゲート信号線
603 スイッチ用TFT
604 スイッチ用TFT
605 電流電圧変換用TFT
606 電圧電流変換用TFT
607 保持容量
608 画素電極
609 発光素子
610 電源供給線
701〜711 TFT
713 高電位電源
714 容量
801 入力端子
802 出力端子
803 電源電位
806〜808 TFT
809 容量
810〜814 TFT
815 容量
816〜820 TFT
821 容量
822〜825 TFT
826 1段目バッファ回路
827 2段目バッファ回路
828 3段目バッファ回路
901 IC
902 TFT基板
903 対向基板
904 回路配線
905 引き出し配線
906 IC電極
907 バンプ
908 導電粒子
909 FPC
907 バンプ
1002 TFT基板
1001 対向基板
1003 スティック状IC
1004 TFT基板
1005 対向基板
1006 バスライン
1007 画素
1101 画素部
1102 画素
1103 保護素子
1104 保護素子
1201 スイッチング用TFT
1202 発光素子駆動用TFT
1203 コンデンサ
1204 発光素子
1401 素子
1402 素子
1501 TFT基板
1502 電極
1504 電極
1505 上方領域
1506 画素TFT
1507 絶縁膜
1510 有機材料
1600 基板
1601 下地膜
1602 導電層
1603 導電層
1604 絶縁層
1605 絶縁層
1606 導電層
1607 非晶質半導体層
1608 N型半導体層
1609 チャネル保護膜
1610 チャネル保護膜
1611〜1614 マスク
1618 貫通孔
1715〜1717 導電層
1718 貫通孔
1720 絶縁層
1721 電界発光層
1722 導電層
1800 基板
1803 液滴吐出手段
1804 撮像手段
1805 ヘッド
1807 制御手段
1808 記憶媒体
1809 画像処理手段
1810 コンピュータ
1811 マーカー
3001 筐体
3002 支持台
3003 表示部
3004 スピーカー部
3005 ビデオ入力端子
3101 本体
3102 筐体
3103 表示部
3104 キーボード
3105 外部接続ポート
3106 ポインティングマウス
3201 本体
3202 筐体
3203 表示部(a)
3204 表示部(b)
3205 記録媒体読込部
3206 操作スイッチ




Claims (13)

  1. 複数の画素と複数のソース信号線と複数のゲート信号線と複数の電源線とがマトリクス状に配置された画素部と、前記複数のソース信号線の各ソース信号線間にそれぞれ配置される第三の薄膜トランジスタ及び第四の薄膜トランジスタと、を有し、
    前記複数の画素のそれぞれは、
    一端が前記複数のソース信号線のいずれか一に電気的に接続され、他端が第一の薄膜トランジスタのドレインに電気的に接続された第一のスイッチと、
    ソース又はドレインの一方が前記第一の薄膜トランジスタのドレインに電気的に接続され、ソース又はドレインの他方第1の導電層と前記第1の導電層をマスクとして形成された貫通孔に形成された第2の導電層とを介して前記第一の薄膜トランジスタのゲートと保持手段と第二の薄膜トランジスタのゲートとに電気的に接続された第五の薄膜トランジスタと、
    前記第一の薄膜トランジスタのソースと前記第二の薄膜トランジスタのソース又はドレインの一方とに電気的に接続された画素電極と、
    一端が前記画素電極に電気的に接続され、他端が前記複数の電源線のいずれか一に電気的に接続された第のスイッチと、
    前記画素電極を一方の電極とする発光素子と、を有し、
    前記第三の薄膜トランジスタは、ソース又はドレインの一方が前記複数のソース信号線のうち隣り合う二本のソース信号線の一方に電気的に接続され、ゲートが前記第三の薄膜トランジスタのソース又はドレインの一方に電気的に接続され、
    前記第四の薄膜トランジスタは、ソース又はドレインの一方が前記第三の薄膜トランジスタのソース又はドレインの他方に電気的に接続され、ソース又はドレインの他方が前記二本のソース信号線の他方に電気的に接続され、ゲートが前記第四の薄膜トランジスタのソース又はドレインの他方に電気的に接続されることを特徴とする発光装置。
  2. 複数の画素と複数のソース信号線と複数のゲート信号線と複数の電源線とがマトリクス状に配置された画素部と、前記複数のソース信号線の各ソース信号線間にそれぞれ配置される第三の薄膜トランジスタ及び第四の薄膜トランジスタとを有し、
    前記複数の画素のそれぞれは、
    一端が前記複数のソース信号線のいずれか一に電気的に接続され、他端が第一の薄膜トランジスタのドレインと前記第一の薄膜トランジスタのゲートとに電気的に接続された第一のスイッチと、
    ソース又はドレインの一方が前記第一の薄膜トランジスタのゲートに電気的に接続され、ソース又はドレインの他方第1の導電層と前記第1の導電層をマスクとして形成された貫通孔に形成された第2の導電層とを介して保持手段と第二の薄膜トランジスタのゲートとに電気的に接続された第五の薄膜トランジスタと、
    前記第一の薄膜トランジスタのソースと前記第二の薄膜トランジスタのソース又はドレインとに電気的に接続された画素電極と、
    一端が前記画素電極に電気的に接続され、他端が前記複数の電源線のいずれか一に電気的に接続された第のスイッチと、
    前記画素電極を一方の電極とする発光素子と、を有し、
    前記第三の薄膜トランジスタは、ソース又はドレインの一方が前記複数のソース信号線のうち隣り合う二本のソース信号線の一方に電気的に接続され、ゲートが前記第三の薄膜トランジスタのソース又はドレインの一方に電気的に接続され、
    前記第四の薄膜トランジスタは、ソース又はドレインの一方が前記第三の薄膜トランジスタのソース又はドレインの他方に電気的に接続され、ソース又はドレインの他方が前記二本のソース信号線の他方に電気的に接続され、ゲートが前記第四の薄膜トランジスタのソース又はドレインの他方に電気的に接続されることを特徴とする発光装置。
  3. 請求項又は請求項において、
    前記第一のスイッチ、前記第二のスイッチおよび前記第五の薄膜トランジスタのそれぞれは、前記第一の薄膜トランジスタ、前記第二の薄膜トランジスタ、前記第三の薄膜トランジスタおよび前記第四の薄膜トランジスタと同じ工程で形成された薄膜トランジスタであることを特徴とする発光装置。
  4. 請求項乃至請求項に記載のいずれか一項において、
    前記第一の薄膜トランジスタのソースは、第1の抵抗素子を介して前記画素電極に電気的に接続され、
    前記第二の薄膜トランジスタのソース又はドレインの一方は第2の抵抗素子を介して前記画素電極に電気的に接続されていることを特徴とする発光装置。
  5. 請求項乃至請求項に記載のいずれか一項において、
    前記第一の薄膜トランジスタおよび前記第二の薄膜トランジスタは異なるゲート幅を有することを特徴とする発光装置。
  6. 請求項乃至請求項に記載のいずれか一項において、
    前記第一の薄膜トランジスタおよび前記第二の薄膜トランジスタは同一の極性を持つことを特徴とする発光装置。
  7. 請求項乃至請求項に記載のいずれか一項において、
    前記第一の薄膜トランジスタおよび前記第二の薄膜トランジスタはN型薄膜トランジスタであり、且つ、前記画素電極は前記発光素子の陽極であることを特徴とする発光装置。
  8. 請求項乃至請求項に記載のいずれか一項において、
    前記第一の薄膜トランジスタおよび前記第二の薄膜トランジスタはセミアモルファス薄膜トランジスタであることを特徴とする発光装置。
  9. 請求項乃至請求項に記載のいずれか一項において、
    前記第一の薄膜トランジスタおよび前記第二の薄膜トランジスタはアモルファス薄膜トランジスタであることを特徴とする発光装置。
  10. 請求項1乃至請求項に記載のいずれか一項において、
    前記第一のスイッチ、前記第二のスイッチおよび前記第五の薄膜トランジスタは、前記複数のゲート信号線のうちの同一のゲート信号線によって制御されることを特徴とする発光装置。
  11. 請求項1乃至請求項に記載のいずれか一項において、
    前記第一のスイッチおよび前記第五の薄膜トランジスタは、前記複数のゲート信号線のうちの互いに異なるゲート信号線によって制御されることを特徴とする発光装置。
  12. 請求項1乃至請求項1のいずれか一項において、
    前記複数のゲート信号線を駆動するバッファ回路部と、出力端子が前記バッファ回路部と電気的に接続されたシフトレジスタ回路と、を有し、
    前記シフトレジスタ回路及び前記バッファ回路部のそれぞれは、前記第一の薄膜トランジスタ及び前記第二の薄膜トランジスタと同じ極性である複数の薄膜トランジスタによって構成されていることを特徴とする発光装置。
  13. 請求項1乃至請求項1のいずれか一項の発光装置が表示媒体として組み込まれた電子機器。
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