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<実施形態1の概要>
本実施形態は、携帯端末装置が一の領域に入った場合に、部分コンテンツ配信装置からその領域に対応付けられた部分情報を送信することを特徴とするコンテンツ利用システムに関するものである。そして、携帯端末装置においては受信した部分情報を用いてコンテンツの一部を利用したり、あるいは、部分情報を複数集めて一のコンテンツを全て利用することができる。
図2に本実施形態における機能ブロックの一例を示す。図2に示す本実施形態の「コンテンツ利用システム」(200)は、「部分コンテンツ配信装置」(210)と、「携帯端末装置」(220)と、からなる。部分コンテンツ配信装置210は、「部分情報保持部」(211)と、「部分情報送信部」(212)と、を有する。携帯端末装置220は、「部分情報受信部」(221)と、「コンテンツ利用部」(222)と、を有する。
図7は、実施形態1での処理の流れの一例を示したものである。本実施形態における処理は、以下に示すステップよりなる。なお、以下に示す処理の流れは、計算機に実行させるためのプログラム、またはそのプログラムが記録された読み取り可能な記録媒体として実施されうる(以下、本明細書における処理の流れの記載についても同様である)。
次に、実施形態1におけるコンテンツの利用例について説明する。以下では、受信した部分情報を結合してコンテンツを利用する例について説明する。図8は、実施形態1におけるコンテンツを利用する際の利用構成例の一例を示したブロック図である。図8で示す「コンテンツ利用システム」(800)は、「部分コンテンツ配信装置」(810)と、「携帯端末装置」(820)と、からなる。部分コンテンツ配信装置810は、「部分情報保持部」(811)と、「部分情報送信部」(812)と、を有する。携帯端末装置820は、「部分情報受信部」(821)と、「コンテンツ利用部」(822)と、を有する。コンテンツ利用部822は、「部分情報結合手段」(823)を有する。部分情報結合手段823を除く各構成については既に説明したものと同様である。
図10は、部分情報を結合する際の携帯端末装置における処理の流れの一例を示す図である。携帯端末装置においては、部分コンテンツ配信装置から部分情報を受信する(S1001)。その後、S1001にて受信した部分情報である部分コンテンツを、他の受信した部分コンテンツと結合する(S1002)。そして、結合した結果得られる部分コンテンツ及び/又は一のコンテンツを利用する(S1003)。
図11は、本実施形態におけるコンテンツ利用システムの具体的構成態様の一例を示す図である。図11(a)は、部分コンテンツ配信装置の一例を示す図である。部分コンテンツ配信装置は、部分情報保持部としてのHD(ハードディスク)1103や、部分情報送信部としてのCPU1101、RAM1102、I/O1104や、システムバス1105などから構成されるサーバ装置が該当する。そして、例えばRAMの所定アドレスに格納されている常駐プログラムをCPUが起動している場合において、携帯端末装置が領域に入ったとの情報がI/Oを介して通知されると、CPUはRAMの所定のアドレスに格納されているプログラムを参照以下で述べる各種の命令を出力する。まず、CPUは、HDの所定アドレスに格納されている領域データテーブルをRAMに一時的に記憶させて参照し、携帯端末装置が入った領域に関するテーブルを検索する。そして、CPUは、その領域と対応する部分情報が格納されているHDの所定アドレスを取得し、当該部分情報をHDから読み出してRAMに一時的に記憶させる。そして、CPUは、RAMに記憶したその部分情報をI/Oを介して携帯端末装置に対して送信する命令を出力する。
実施形態1に記載のコンテンツ利用システムは、携帯端末装置が一の領域に入ってきたときに、複数の領域にそれぞれ対応付けられた部分情報のうち、その領域に対応付けられている部分情報を送信することで、携帯端末装置の利用者にとっては娯楽性の高いコンテンツ利用システムを提供することが可能となる。また、コンテンツを配信する側にとっても、利用者を所定の領域に誘導することが可能となるため、付随的な様々サービスを提供することが可能となる。
<実施形態2の概要>
実施形態2は、受信した部分情報そのものを利用して部分コンテンツを利用可能なコンテンツ利用システムに関するものである。
図12に本実施形態における機能ブロックの一例を示す。図12に示す本実施形態の「コンテンツ利用システム」(1200)は、「部分コンテンツ配信装置」(1210)と、「携帯端末装置」(1220)と、からなる。部分コンテンツ配信装置1210は、「部分情報保持部」(1211)と、「部分情報送信部」(1212)と、を有する。携帯端末装置1220は、「部分情報受信部」(1221)と、「コンテンツ利用部」(1222)と、を有する。コンテンツ利用部1222は、「部分コンテンツ利用手段」(1223)を有する。部分コンテンツ利用手段1223を除く各構成については実施形態1で説明したものと同様であるため、ここでの説明は省略する。
図14は、実施形態2における携帯端末装置における処理の流れの一例を示す図である。まず、コンテンツ配信装置から送信される部分情報を受信する(S1401)。そして、受信した部分情報単位で部分コンテンツを利用する(S1402)。なお、S1401の後に即座にS1402を実行してもよいし、所定の操作処理をトリガーにしてS1402を実行してもよい。例えば、部分コンテンツを受信した場合には、その部分コンテンツを即座に利用(視聴等)せずに、一時的に記憶装置などに記憶させておき、ユーザからの利用指示をトリガーにしてその記憶した部分コンテンツを利用してもよい。
実施形態2においては、携帯端末装置が受信した部分情報単位で部分コンテンツを利用可能であるため、利用者にとっては娯楽性や遊戯性の向上が期待でき、また、コンテンツ提供者にとっては利用者の所定の領域への誘導の促進が期待できる。
<実施形態3の概要>
実施形態3は、実施形態2と異なり、受信する部分情報がコンテンツを利用するためのキー情報である点が特徴である。
図15に本実施形態における機能ブロックの一例を示す。図15に示す本実施形態の「コンテンツ利用システム」(1500)は、「部分コンテンツ配信装置」(1510)と、「携帯端末装置」(1520)と、からなる。部分コンテンツ配信装置1510は、「部分情報保持部」(1511)と、「部分情報送信部」(1512)と、を有する。部分情報送信部1512は、「部分キー情報送信手段」(1513)を有する。携帯端末装置1520は、「部分情報受信部」(1521)と、「コンテンツ利用部」(1522)と、を有する。コンテンツ利用部1522は、「キー解除コンテンツ利用手段」(1523)を有する。「部分キー情報送信手段」(1513)と、「キー解除コンテンツ利用手段」(1523)と、を除く各構成については実施形態1で説明したものと同様であるため、ここでの説明は省略する。
なお、実施形態3は次のような態様として構成されていてもよい。コンテンツ配信装置においては、部分情報保持部に代えて、携帯端末装置にて一のコンテンツを利用するために用いられ、複数の領域にそれぞれ対応付けられた複数の部分情報として、携帯端末装置にて一のコンテンツ及び/又は一のコンテンツの部分である部分コンテンツを利用するためのキー情報である部分キー情報を保持する部分キー情報保持部を有してもよい。また、部分情報送信部に代えて、携帯端末装置が前記領域のいずれか一の領域に入った場合に前記保持されている部分キー情報のうちその領域に対応付けられている部分キー情報をその携帯端末装置に対して送信する部分キー情報送信部を有してもよい。また、携帯端末装置においては、一のコンテンツ及び/又は部分コンテンツを保持するコンテンツ保持部を有してもよい。そして、部分情報受信部に代えて、部分キー情報送信部から送信される部分キー情報を受信する部分キー情報受信部を有してもよい。また、コンテンツ利用部に代えて、受信した部分キー情報によって、保持されている一のコンテンツ及び/又は部分コンテンツを利用するためのキー解除コンテンツ利用部を有してもよい。すなわち、実施形態3の他の態様としては、あらかじめ携帯端末装置にコンテンツが全て保持されており、その状態において部分コンテンツ配信装置から部分キー情報が送信される態様である。これにより、携帯端末装置においては、部分キー情報を受信することによって、自身があらかじめ保持している各コンテンツを利用することができる。
図17は、実施形態3における処理の流れの一例を示す図である。最初に部分コンテンツ配信装置における処理の流れを説明する。S1711に関しては実施形態1で説明したものと同様である。S1712においては、その領域に対応付けられている部分情報として、部分キー情報を取得する。そして、S1713においては、取得した部分キー情報をその携帯端末装置に対して送信する。携帯端末装置においては、部分コンテンツ配信装置から送信される部分キー情報を受信する(S1721)。そして、受信した部分キー情報によって一のコンテンツ及び/又は部分コンテンツを利用する(S1722)。
本実施形態においては部分情報としてキー情報を部分コンテンツ配信装置から携帯端末に対して送信することにより、コンテンツ配信時の負荷を低減させることができる。すなわち、コンテンツ自体については事前又は事後にネットワーク経由や、記録媒体経由、放送波経由などによって取得しておくことによって、部分情報としてのキー情報を送信する場合の負荷を低減させることが可能となり、安定した部分情報の送信処理を実現することができる。
<実施形態4の概要>
実施形態4は、受信した部分情報の履歴情報を利用することによって、部分情報が適切な順番で受信されなければコンテンツの利用をすることができないことを特徴とするコンテンツ利用システムに関するものである。
図18に本実施形態における機能ブロックの一例を示す。図18に示す本実施形態の「コンテンツ利用システム」(1800)は、「部分コンテンツ配信装置」(1810)と、「携帯端末装置」(1820)と、からなる。部分コンテンツ配信装置1810は、「部分情報保持部」(1811)と、「部分情報送信部」(1812)と、を有する。携帯端末装置1820は、「部分情報受信部」(1821)と、「コンテンツ利用部」(1822)と、を有する。コンテンツ利用部1822は、「受信履歴保持手段」(1823)と、「判断手段」(1824)と、「利用許可手段」(1825)と、を有する。「受信履歴保持手段」(1823)と、「判断手段」(1824)と、「利用許可手段」(1825)と、を除く各構成については実施形態1で説明したものと同様であるため、ここでの説明は省略する。また、実施形態2又は3を基本として「受信履歴保持手段」(1823)と、「判断手段」(1824)と、「利用許可手段」(1825)とを有する構成をとることもできる。
図19は、実施形態4の携帯端末装置における処理の流れの一例を示した図である。S1901については実施形態1で説明したものと同様である。S1902においては、部分情報を受信した履歴情報を受信履歴保持手段としての記録媒体へ書き込む。そして、S1903では、S1902にて追記された履歴情報を読み出す。そして、S1904において、履歴情報が所定条件を満たすか否かの判断を行う。履歴情報が所定条件を満たすと判断した場合には、S1905に進み、一のコンテンツ及び/又は部分コンテンツの利用を許可する。そして、S1906にて、実施形態1で説明したようにコンテンツを利用する。一方、S1904において履歴情報が所定条件を満たさないと判断した場合には、その後の処理を行わない。
図20は、実施形態4における携帯端末装置の具体的構成態様の一例を示す図である。携帯端末装置は、部分情報受信部としてのI/O2004や、コンテンツ利用部の受信履歴保持手段としてのHD2003や、コンテンツ利用部の判断部、利用許可手段としてのCPU2001、RAM2002や、システムバス2005などから構成されるコンピュータ装置である。そして、例えばRAMの所定アドレスに格納されている常駐プログラムをCPUが起動している場合において、I/Oを通じて部分情報を受信した場合には、その部分情報をRAMやHDの所定アドレスに格納するようにCPUが命令するとともに、部分情報のヘッダに含まれるシーケンス番号をRAMやHDの別個のアドレスに格納する。そして、コンテンツを利用する場合には、RAMやHDの所定のアドレスに格納されている受信順序を記載したテーブルを参照して、シーケンス番号の並び順とテーブルに記載されている所定条件とが一致するかをCPUが判断する。そして、条件と一致した場合には、RAMやHDの所定アドレスに格納されている部分情報を利用して部分コンテンツ又は一のコンテンツを利用することができる。具体的には、CPUが図外のディスプレイへ部分情報を表示させるための命令を出力したり、あるいは、図外のスピーカーを介して音声データを出力させるための命令を出力したりする。
本実施形態においては、部分情報を受信した履歴についての情報を保持しておき、その履歴情報が所定条件を満たしているかによってコンテンツの利用の可否を決定することができる。このため、利用者は適切な順序にて所定の領域に入る必要が生じるため、娯楽性や遊戯性をより一層向上させることができる。また、コンテンツ提供者にとっては、利用者の移動順序を特定することが可能となるため、より一層の付加サービスを提供することが可能となる。
<実施形態5の概要>
実施形態5は、部分情報を受信する際に、適切な順序などで部分情報が受信されなければ部分情報の受信処理自体が正常に行われないことを特徴とするコンテンツ利用システムに関するものである。
図21に本実施形態における機能ブロックの一例を示す。図21に示す本実施形態の「コンテンツ利用システム」(2100)は、「部分コンテンツ配信装置」(2110)と、「携帯端末装置」(2120)と、からなる。部分コンテンツ配信装置2110は、「部分情報保持部」(2111)と、「部分情報送信部」(2112)と、を有する。携帯端末装置2120は、「部分情報受信部」(2121)と、「コンテンツ利用部」(2122)と、「受信履歴情報保持部」(2123)と、「許容部分情報データ保持部」(2124)と、「部分情報受信制御部」(2125)を有する。「受信履歴保持部」(2123)と、「許容部分情報データ保持部」(2124)と、「部分情報受信制御部」(2125)とを除く各構成については実施形態1で説明したものと同様であるため、ここでの説明は省略する。また、「受信履歴保持部」(2123)については、実施形態4で説明した受信履歴保持手段と同様の機能を備えたものであるため、ここでの説明は省略する。なお、実施形態2又は3を基本として、「受信履歴保持部」(2123)と、「許容部分情報データ保持部」(2124)と、「部分情報受信制御部」(2125)と、を有する構成をとることもできる。
図23は、実施形態5における携帯端末装置における処理の流れの一例を示す図である。まず、部分コンテンツ配信装置から送信される部分情報を受信する(S2301)。次に、S2301にて受信した部分情報が許容される受信すべき部分情報であるかを判断する(S2302)。S2302にて、受信すべき部分情報でないと判断した場合には、そのS2301にて受信した部分情報を破棄し(S2303)、その後の処理を終了する。一方、S2302にて、受信すべき部分情報であると判断した場合にはS2304に進みその後の処理を実行する。なお、S2304以降の処理の流れについては実施形態4で説明したものと同様であるため、ここでの説明は省略する。
図24は、実施形態5における携帯端末装置の具体的構成態様の一例を示す図である。受信履歴保持部や、許容部分情報データ保持部としてのHD2403や、部分情報受信制御部としてCPU2401、RAM2402を除く各部の具体的構成態様については実施形態4で説明したものと同様である(実施形態4に相当する部分については図示を省略する)。I/Oを通じて部分情報を受信した場合には、CPUは、部分情報のヘッダに含まれるシーケンス番号をRAMの所定アドレスに書き込む。そして、HDからRAMに読み出された許容部分情報データ、履歴情報などと、シーケンス番号との比較処理を実行し、受信許容フラグが立っている場合には、その部分情報をRAMやHDなどの所定の領域に格納する。一方、受信許容フラグが立っていない場合には、その部分情報を破棄してRAMやHDなどの所定の領域に格納しない。また、その後のコンテンツの利用処理の実行も行わない。
本実施形態においては、部分情報受信部にて受信すべき部分情報の属性を定めた情報である許容部分情報データに基づいて部分情報受信部を制御することにより、受信した部分情報が適切な受信順序でない場合には、その部分情報の受信処理自体を正常に完了させないようにすることが可能となる。このため、利用者にとっては一の領域に入る順序を間違えたことを容易に判断することが可能となるため、娯楽性や遊戯性をより一層向上させたコンテンツ利用システムを提供することが可能となる。
<実施形態6の概要>
実施形態6は、どの部分情報を受信して、どの部分情報をまだ受信していないかを視覚的に表示することを可能にしたことにより、利用者が未受信の部分情報を容易に把握することが可能となる。
図25に本実施形態における機能ブロックの一例を示す。図25に示す本実施形態の「コンテンツ利用システム」(2500)は、「部分コンテンツ配信装置」(2510)と、「携帯端末装置」(2520)と、からなる。部分コンテンツ配信装置2510は、「部分情報保持部」(2511)と、「部分情報送信部」(2512)と、を有する。携帯端末装置2520は、「部分情報受信部」(2521)と、「コンテンツ利用部」(2522)と、「受信済部分表示部」(2523)と、を有する。「受信済部分表示部」(2523)を除く各構成については実施形態1で説明したものと同様であるため、ここでの説明は省略する。また、実施形痛2から5を基本として「受信済部分表示部」(2523)を有する構成をとることも可能である。
図27は、実施形態6における携帯端末装置の処理の流れの一例を示した図である。まず、部分コンテンツ配信装置から送信される部分情報を受信する(S2701)。そして、受信した部分情報と、一のコンテンツを利用するために必要な全ての部分情報との相対的関係を視覚的に表示する(S2702)。その後S2703のようにコンテンツの利用を行うことも可能である。
図28は、実施形態6における携帯端末装置の具体的構成態様の一例を示す図である。受信済部分表示部を除く各構成態様については実施形態1で説明したものと同様であるため、ここでの説明は省略する。携帯端末装置は受信済部分表示部としてのグラフィックコントローラ2806を有している。グラフィックコントローラは、CPUからの表示命令を受けて図外のディスプレイに対して表示処理を実行する。
本実施形態においては、受信した部分情報と、一のコンテンツを利用するために必要な全ての部分情報との相対的関係を視覚的に表示することを可能としたことにより、利用者にとっては、全体コンテンツを利用するために必要な未受信の部分情報を視覚的に容易に把握することが可能となるため、娯楽性をより一層向上させることが可能となる。また、未受信の部分情報が容易に把握することができるため、利用者が既に情報を受信済みの領域に繰り返し侵入することを防止することが可能となるため、部分情報送信時のトラフィックの軽減が期待できる。
<実施形態7の概要>
実施形態7は、実施形態6で説明した視覚的な表示を行うためには視覚化キーを必要とするコンテンツ利用システムに関するものである。
図29に本実施形態における機能ブロックの一例を示す。図29に示す本実施形態の「コンテンツ利用システム」(2900)は、「部分コンテンツ配信装置」(2910)と、「携帯端末装置」(2920)と、からなる。部分コンテンツ配信装置2910は、「部分情報保持部」(2911)と、「部分情報送信部」(2912)と、を有する。携帯端末装置2920は、「部分情報受信部」(2921)と、「コンテンツ利用部」(2922)と、「受信済部分表示部」(2923)と、「視覚化キー取得部」(2924)と、を有する。受信済部分表示部2923は、「キー依存受信済部分情報表示手段」(2925)を有する。「視覚化キー取得部」(2924)と、「キー依存受信済部分情報表示手段」(2925)と、を除く各構成については実施形態6で説明したものと同様であるため、ここでの説明は省略する。
図30は、実施形態7における携帯端末装置の処理の流れの一例を示した図である。まず、部分コンテンツ配信装置から部分情報を受信する(S3001)。そして、受信した部分情報から視覚化キーを取得する(S3002)。次に、S3002にて取得した視覚化キーを利用して受信した部分情報と、一のコンテンツを利用するために必要な全ての部分情報との相対的関係を視覚的に表示する(S3003)。なお、S3004以降の処理の流れについては実施形態6で説明したものと同様であるため、ここでの説明は省略する。
図31は、実施形態7における携帯端末装置の具体的構成態様の一例を示す図である。視覚化キー取得部を除く各構成態様については実施形態6で説明したものと同様であるため、ここでの説明は省略する。携帯端末装置は、視覚化キー取得部としてのCPU3101や、RAM3102を有する。CPUは、I/Oを通じて受信して所定のRAMのアドレスに格納した部分情報から視覚化キーを読出して、RAMの他の所定アドレスに格納する。そして、RAMに格納されている部分情報についての表示を行う場合にRAMの所定のアドレスに格納されている視覚化キーを読み出して、その視覚化キーによって部分情報を表示させるか否かの判断を行う。そして、視覚化キーによって部分情報の表示を行う場合にはCPUは、グラフィックコントローラに対して命令を出力して図外のディスプレイに部分情報の表示をさせる。
実施形態7は、部分情報の相対的関係を視覚的に表示する際に視覚化キーを利用することによって、部分情報の表示それ自体をも利用者に対して娯楽性を提供することができる。
<実施形態8の概要>
実施形態8は、一の領域に入った携帯端末装置からの送信要求があった場合にのみ、携帯端末装置に対して部分情報を送信する部分コンテンツ配信装置を有することを特徴とするコンテンツ利用システムに関するものである。
図32に本実施形態における機能ブロックの一例を示す。図32に示す本実施形態の「コンテンツ利用システム」(3200)は、「部分コンテンツ配信装置」(3210)と、「携帯端末装置」(3220)と、からなる。部分コンテンツ配信装置3210は、「部分情報保持部」(3211)と、「部分情報送信部」(3212)と、「要求情報受信部」(3213)と、「部分情報送信制御部」(3214)と、を有する。携帯端末装置3220は、「部分情報受信部」(3221)と、「コンテンツ利用部」(3222)と、「要求情報送信部」(3223)と、を有する。「要求情報受信部」(3213)と、「部分情報送信制御部」(3214)と、「要求情報送信部」(3223)と、を除く構成については実施形態1で説明したものと同様であるため、ここでの説明は省略する。また、実施形態2から7を基本として「要求情報受信部」(3213)と、「部分情報送信制御部」(3214)と、「要求情報送信部」(3223)と、を有する構成をとることもできる。
図33は、実施形態8における処理の流れの一例を示す図である。まず、携帯端末装置から部分コンテンツ配信装置に対して部分情報の送信を要求する(S3321)。そして、部分コンテンツ配信装置においては、要求情報を受信したかを判断する(S3311)。要求情報を受信していない場合には、部分コンテンツ配信装置においてはその後の処理は行わない。一方、S3311にて要求情報を受信したと判断した場合には、その領域に対応する部分情報を要求情報を送信した携帯端末装置に対して送信する(S3312)。なお、以降の部分コンテンツ配信装置の処理と、携帯端末装置の処理については実施形態1で説明したものと同様であるため、ここでの説明は省略する。
図34は、実施形態8における具体的構成態様の一例を示す図である。図34(a)は、部分コンテンツ配信装置の具体的構成態様を示した図である。要求情報受信部と、部分情報送信制御部とを除く各構成については実施形態1で説明したものと同様であるため、ここでの説明は省略する。部分コンテンツ配信装置は、要求情報受信部や部分情報送信制御部としてのCPU3401、RAM3402、I/O3402などを有している。ここで、I/Oを通じて要求情報を受信した場合には、CPUは、その要求情報をRAMに一時的に格納し、要求情報に含まれている携帯端末装置の識別情報や、送信元の領域を示す情報を読み出して、RAMの所定アドレスに一時的に書き込む。そして、CPUは、RAMやHDに格納されている部分情報を、送信元の携帯端末装置に対して送信するための命令を出力する。
実施形態8においては、部分コンテンツ配信装置は、携帯端末装置からの部分情報の要求を受けた場合に限り、部分情報の送信を行うため、本システムを利用しないユーザが領域内に入った場合に無条件で部分情報を送信することを防止することが可能となるため、トラフィックを低減させることができる。また、利用者にとっても各領域を移動している途中で本コンテンツ利用システムの利用を中止したい場合には、単に利用者が端末操作を行わなければよいため、ユーザビリティを向上させることができる。
210 部分コンテンツ配信装置
211 部分情報保持部
212 部分情報送信部
220 携帯端末装置
221 部分情報受信部
222 コンテンツ利用部
Claims (8)
- 領域に対応付けられた部分情報を受信する部分情報受信部と、
受信した部分情報を用いてコンテンツを利用するためのコンテンツ利用部と、を有し、
前記コンテンツ利用部は、
部分情報受信部が部分情報を受信した履歴情報を保持する受信履歴保持手段と、
部分情報を受信した履歴情報が所定条件を満たしているか判断する判断手段と、
判断結果が所定条件を満たしているとの判断結果である場合に前記コンテンツの利用を許可する利用許可手段と、
を有する携帯端末装置。 - 前記所定条件とは、部分情報の受信順番について定めた条件である請求項1に記載の携帯端末装置。
- 前記コンテンツ利用部は、受信した部分情報を結合してコンテンツを利用するための部分情報結合手段を有する請求項1又は2に記載の携帯端末装置。
- 前記コンテンツ利用部は、部分情報として受信した、コンテンツを利用するためのキー情報である部分キー情報によって前記コンテンツを利用するキー解除コンテンツ利用手段を有する請求項1から3のいずれか一に記載の携帯端末装置。
- 前記部分情報受信部にて受信していない部分情報を、どの領域で受信できるかを視覚的に表示する表示部をさらに有する請求項1から4のいずれか一に記載の携帯端末装置。
- 前記部分情報受信部は、
自端末の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
前記位置情報を部分情報の送信元に送信する位置情報送信手段と、
前記位置情報に対応付けられた部分情報を受信する位置部分情報受信手段と、
を有する請求項1から5のいずれか一に記載の携帯端末装置。 - 領域に対応付けられた部分情報を受信する部分情報受信ステップと、
受信した部分情報を用いてコンテンツを利用するためのコンテンツ利用ステップと、を携帯端末装置に実行させるためのプログラムであって、
前記コンテンツ利用ステップは、
部分情報受信ステップが部分情報を受信した履歴情報を記録する受信履歴記録サブステップと、
部分情報を受信した履歴情報が所定条件を満たしているか判断する判断サブステップと、
判断結果が所定条件を満たしているとの判断結果である場合に前記コンテンツの利用を許可する利用許可サブステップと、
を有するプログラム。 - 領域に対応付けられた部分情報を受信する部分情報受信ステップと、
受信した部分情報を用いてコンテンツを利用するためのコンテンツ利用ステップと、を有し、
前記コンテンツ利用ステップは、
部分情報受信ステップが部分情報を受信した履歴情報を記録する受信履歴記録サブステップと、
部分情報を受信した履歴情報が所定条件を満たしているか判断する判断サブステップと、
判断結果が所定条件を満たしているとの判断結果である場合に前記コンテンツの利用を許可する利用許可サブステップと、
を有する携帯端末装置の動作方法。
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