JP5140270B2 - 所有物監視システム - Google Patents

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本発明は、監視対象の物品に無線タグを貼付し、無線タグの存在を監視することにより物品の盗難・紛失を検出する所有物監視システムに関する。
昨今、RFID技術の発展に伴い、様々な分野でRFIDの利用が検討されている。セキュリティ分野においても、貴重品等の所有物に無線タグを貼付し、所有物の盗難や紛失を監視するシステムが提案されている。
例えば特許文献1には、RFIDを利用して留守中の盗難監視を行う留守宅モニターシステムが開示されている。この留守宅モニターシステムでは、監視したい貴重品のそれぞれに無線タグ(RFIDタグ)を貼り、無線タグの情報を読み取るタグリーダを備えた携帯電話を用いて貴重品の盗難監視を行う。携帯電話は、検出できない無線タグが存在する場合に異常と判断し、利用者へ異常発生を自動通知する。これによって、万一貴重品が盗難された場合であっても、利用者に対して迅速に異常発生を通知可能としている。
特開2005−151200号公報
盗難・紛失を監視したい所有物の中には、金融機関のキャッシュカードやクレジットカード等、他者に不正使用される虞がある物も存在する。よって、これらキャッシュカード等を紛失した際には、該当する金融機関等の管理会社に対して直ちに紛失届けの連絡を行う必要がある。
しかしながら、従来の留守宅モニターシステムは、盗難や紛失等の異常が発生したことを利用者がオフィスで使用しているパーソナルコンピュータに通知するものであるため、利用者が異常通知に気付かなかった場合には管理会社への紛失届けが為されない。よって、異常発生を検出しているにも拘らず、悪意ある他者に不正使用される危険性を放置してしまう状況が発生し得る。
また、利用者に代わって、監視システムを運用する警備会社等が管理会社への紛失届けを代行する場合においては、紛失届けを円滑に行うために警備会社等が所有者の個人情報を把握している必要がある。例えば、クレジットカードの紛失届けを円滑に行うためには、名義人氏名以外にも、カード番号、有効期限等の情報が必要である。しかしながら、これらの情報は秘匿性が高い個人情報であり、他者に対して通知しておくことは少なからず情報漏洩のリスクを生じる。
本発明は、上記問題点を解決するために為されたものであり、クレジットカードやキャッシュカード等の重要物品の盗難・紛失を検出した場合に、金融機関等の管理機関に対して適切に紛失届けを行うことができる所有物監視システムの提供を目的とする。また、重要物品に関する個人情報の秘匿性を確保しつつ、管理機関への紛失届けの代行を実現可能とする所有物管理システムの提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の所有物監視システムは、監視対象の各物品に付された無線タグの検知状況に基づいて物品の紛失を検出する監視装置と、紛失を検出した前記無線タグの識別コードを前記監視装置から通信網を介して受信するセンタ装置とからなり、 前記センタ装置は、前記監視対象の物品に付された前記無線タグの識別コードを記憶するとともに、前記監視対象の物品のうち特定物品に付された前記無線タグの識別コードに対応させて当該特定物品の管理機関への紛失届けに要する紛失通知情報を記憶する記憶部と、 前記監視装置にて紛失を検出した前記無線タグの識別コードが前記特定物品を示す場合、当該特定物品に対応する紛失通知情報を表示器へ表示可能とする表示制御部と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、管理機関への紛失届けが必要である特定物品について監視装置が紛失を検出した場合には、その特定物品の紛失届けに必要な情報である紛失通知情報をセンタ装置にて表示出力することができる。したがって、監視センタの監視員は、紛失届けが必要な物品の紛失を検出したこと、及び紛失届けに必要な情報を直ちに認識することができ、管理機関への紛失届けを迅速且つ適切に行うことができる。
特定物品とは、例えば、キャッシュカード、クレジットカード、パスポート、免許証、会員証、携帯電話、出入管理用の認証カード等、管理機関への届出を要する様々な物品である。また、紛失通知情報とは、管理機関への紛失届けを行う際に必要な情報であり、例えばクレジットカードであれば、クレジットカードを管理する金融機関を特定する情報(金融機関名、紛失届け窓口の連絡先等)、クレジットカード自体を特定する情報(名義人氏名、カード番号、有効期限等)である。
また、上記所有物監視システムの好適な態様としては、前記紛失通知情報は前記特定物品を撮影した画像であり、前記表示制御部は、前記特定物品の紛失を検出していないときは当該特定物品の画像の少なくとも一部がマスク処理された画像を表示出力し、前記特定物品の紛失を検出しているときは前記マスク処理されていない当該特定物品の画像を表示出力するように構成する。
紛失通知情報には、通常は所有者以外が知る必要がない秘密情報が含まれている。例えばクレジットカードであれば、クレジットカード自体を特定する情報(名義人氏名、カード番号、有効期限等)である。
上記態様によれば、秘密情報が一部に写った物品画像を、いつでも監視員が参照できるようにするのではなく、紛失を検出した場合にのみ視認可能に表示させることができる。このため、所有者本人以外に対する秘密情報の閲覧可能状態を最小限に抑え、秘匿性を確保しつつ監視員による紛失届けの代行を実現することができる。
本発明の所有物監視システムによれば、クレジットカードやキャッシュカード等の特定物品の盗難・紛失を検出した場合には、金融機関等の管理機関に対して適切に紛失届けを行うことができる。また、重要物品に関する秘密情報の秘匿性を確保しつつ、管理機関への紛失届けの代行を実現可能である。
以下、本発明の一実施形態として、無線タグ(RFIDタグ)を監視対象の物品(所有物)に貼付し、宅内における監視対象の物品の存否を監視する所有物監視システムについて、図面を参照して説明する。
まず、本実施形態の所有物監視システムの概要について説明する。図1は、本実施形態の所有物監視システムの全体構成を示す図である。
本実施形態の所有物監視システムは、主に、監視対象である利用者の所有物1a〜1cのそれぞれに貼付された無線タグ2a〜2c、宅内に存在する無線タグ2を検出するタグリーダ3、タグリーダ3から受信する無線タグ2の検知情報に基づき、宅内からの所有物1の消失を検出する異常監視処理を実行する監視装置4、監視センタに設けられ、通信網5を介して監視装置4との間で情報を送受可能なセンタ装置6、を含んで構成される。
監視装置4は、宅内における所有物1の消失を検出すると、通信網5を介して異常信号をセンタ装置6へ送信する。センタ装置6は、監視装置4から異常信号を受信すると、紛失した所有物1の画像(物品画像)とともに異常発生をモニタ表示する。センタ装置6は、通信網5及び携帯電話基地局7を介して利用者が携行する携帯電話等の携帯端末8と通信可能であり、異常発生時には監視員の操作に応じて該当する利用者の携帯端末8へ異常発生内容(何を紛失したか等)を通知する。なお、センタ装置6は、複数の監視装置4を統括的に管理する。
ここで、紛失した所有物1がキャッシュカードやクレジットカード等、第三者に不正使用される虞がある重要物品である場合は、その重要物品を管理・運用している金融機関等の管理機関9に対して早急に紛失届けを行う必要がある。そこで、本実施形態の所有物監視システムでは、監視対象の所有物1a〜1cの中で、紛失時に管理機関9への紛失届けを要する重要物品である所有物1aに付された無線タグ2aを、他の無線タグ2b及び2cと区別し特定所有物として登録しておく。そして、特定所有物1aの紛失を検出した際、センタ装置6にて管理機関9への紛失届けに必要な情報である紛失通知情報をモニタ表示させることで、それを見た監視員が迅速に管理機関9への紛失届けを行うことができるものとする。なお、紛失通知情報とは、例えば特定所有物1aがクレジットカードであれば、名義人氏名、カード番号、有効期限といった情報であり、具体的にはクレジットカードの表面を撮影した画像を用いることができる。
以上において本発明の一実施形態の所有物監視システムについて概要を説明したが、上記システム構成に代えて、例えば、タグリーダ3及び監視装置4を一体化させて監視用携帯端末を構成し、屋外において利用者の携行品を監視するシステムとすることもできる。また、特定所有物の対象はキャッシュカードやクレジットカード等のカード類に限られるものではなく、パスポート、免許証、会員証、携帯電話等、管理機関への紛失届けを要する種々の重要物品を対象とする。
次に、本実施形態の所有物監視システムを構成するタグリーダ3、監視装置4、センタ装置6について、図面を参照して詳細に説明する。
まず、図2及び図3を参照して、監視端末4の構成及び動作について説明する。図2は、宅内に設置されたタグリーダ3及び監視端末4の概略構成を示す機能ブロック図である。
タグリーダ3は、監視領域である宅内全域をカバーするように宅内の随所に必要な数だけ設置され、所定周波数の搬送波を周囲に出力する。監視対象の所有物1に貼られた無線タグ2は、自己を識別する識別コード(タグID)を記憶し、タグリーダ3から所定周波数の搬送波を受信すると、この搬送波を自己のタグIDに基づいて変調した応答波を送出する。タグリーダ3は、出力した搬送波に対して無線タグ2が発した応答波を受信し、応答波を復調して得られたタグIDを含む検知情報を、有線又は無線で接続された監視装置4へ送信する。なお、無線タグ2の種類は特に限定されるものではないが、システムの運用上、非接触式のパッシブ型タグであるのが好ましい。小型で電源を必要としないパッシブ型の無線タグであれば、様々な形態の物品に対して容易に貼付することができる。
監視装置4は、タグリーダからの検知情報に基づいて監視対象の所有物1の紛失を検出する機能、監視対象の所有物を登録する機能を有し、通信部41、リーダI/F42、操作部43、表示部44、登録用リーダ45、撮像部46、記憶部47、制御部48を含んで構成される。
通信部41は、通信網5を介してセンタ装置6と通信する手段である。
リーダI/F42は、タグリーダ3からの検知情報を有線又は無線の通信により入力するインターフェースである。
操作部43は、監視対象とする所有物1に関する物品情報を登録する際などに、利用者が各種入力操作を行うための手段であり、複数の押ボタン等で構成される。
表示部44は、操作部43による操作内容や登録された物品画像等を表示する手段であり、液晶モニタ等で構成される。なお、表示部44を液晶タッチパネルディスプレイで構成し、操作部43と兼用する構成としてもよい。
登録用リーダ45は、新たな物品を監視対象の所有物として登録する際に、所有物1に付された無線タグ2を読み取る手段であり、タグリーダ3と同様の機能を持つ。
撮像部46は、新たな物品を監視対象の所有物として登録する際に、所有物1を撮影して物品画像を取得する手段であり、AF機能を備えたCCDカメラやCMOSカメラ等のカラーカメラで構成される。
記憶部47は、各種制御プログラムの他、監視対象として登録された所有物1毎に、登録用リーダ45で読み取った無線タグ2のタグIDと撮像部46で撮影した物品画像とを対応付けて記憶する。また、クレジットカード等の重要物品である特定所有物については、後述する制御部48にて生成されたマスクキーがタグID及び物品画像と対応付けて記憶される。
制御部48は、監視装置の各部を制御して所有物の登録処理及び監視処理を実行する手段であり、MPU等で構成される。
(登録処理)
監視装置4における監視対象の所有物の登録処理について説明する。図3は、登録処理における監視装置4の動作フローを示す図である。
監視装置4は、新たに物品を監視対象として登録するための登録モードと、監視対象の所有物の紛失を監視する監視モードとの、少なくとも2つのモードを有する。利用者は、新たに物品を監視対象として登録する際、操作部43を操作して監視装置4を登録モードへ移行させる。
監視装置4は、利用者による登録モードへの移行操作が入力されると監視モードから登録モードへ移行し、登録用リーダ45を駆動して記憶部47に登録されていない無線タグ2の検出を試行する(S100)。利用者が無線タグ2を貼った登録対象の物品を登録用リーダ45の検知範囲に翳し、新規なタグIDを持つ無線タグ2を検出した場合は、表示部44にて新規無線タグ検出の旨を表示し、撮像部46を駆動するとともに物品を撮影するよう利用者に促す(S102)。利用者は、登録対象の物品を撮像部46の撮影範囲に移動させて操作部43にて撮像操作を行う。監視装置4は、撮像操作が入力されると(S104)、撮像範囲を撮影して登録対象の物品画像を取得する(S106)。
続いて、登録しようとしている物品を、紛失届けの対象である特定所有物として登録することを指定する入力操作を待機する(S108)。利用者は、登録対象の物品が管理機関9への紛失届けを要するキャッシュカード等の重要物品である場合は特定所有物である旨を指定する。監視装置4は、特定所有物に指定する操作がない場合は(S108のNo)、取得したタグID及び物品画像を記憶部47に監視対象として登録するとともに(S110)、該タグID及び物品画像を通信部からセンタ装置6へ送信する(S112)。
ここで、登録対象の物品が特定所有物である場合には、取得した物品画像には物品の所有者個人を特定する秘密情報(例えばクレジットカードであれば、カード番号、有効期限といった秘匿性が高い個人情報)が写されてしまう。そのため、撮影した物品画像をそのままセンタ装置6へ送ってしまうことは、個人情報の漏洩に繋がる危険性が高まることになり好ましくない。したがって、本実施形態の所有物監視システムにおいては、特定所有物の物品画像については、マスク処理を施して物品画像をぼかし、秘密情報を視認できないようにした上でセンタ装置6へ画像(マスク物品画像)を送信する。
一方、特定所有物が盗難された場合には、管理機関9への紛失届けを行うためにこれらの秘密情報が必要となる。したがって、異常発生時にはセンタ装置6でも秘密情報を視認可能な物品画像(非マスク処理)を閲覧可能としなければならない。そこで、本実施形態の所有物監視システムにおいては、物品画像に対してマスクキー(暗証コード)を用いた限定的な可逆性マスク処理(例えばCPマスク処理等の公知の技術を適用)を施し、異常発生時にセンタ装置6へマスクキーを与えることでマスク処理を除去できるようにする。
図3のフローに戻り、登録対象の物品を特定所有物に指定する操作があった場合には(S108のYes)、可逆性のマスク処理に用いるマスクキー(暗証コード)を生成し(S114)、タグID及び物品画像と生成したマスクキーとを対応付けて記憶部47に新規登録する(S116)。マスクキーは、特定所有物ごとに固有なものとするべくランダム生成する。続いて、生成したマスクキーを用いて物品画像にマスク処理を施してマスク物品画像を生成し(S118)、タグID及びマスク物品画像を通信部からセンタ装置6へ送信する(S120)。
なお、マスク処理の処理対象は、物品画像の全体とせず秘密情報が写された領域のみとしてもよい。この場合は、利用者が操作部43にてマスク処理する領域を指定する。また、物品画像に対するマスク処理は、画像中の物品が何であるか大まかに把握でき、且つ文字等の詳細部分が認識できない程度にぼかすのが好ましい。
以上のようにして、監視装置4はタグIDと物品画像又はマスク物品画像をセンタ装置6へ送信した後、利用者の操作に応じて登録モードを終了する。
(監視処理)
監視装置4における監視対象の所有物1の紛失監視処理について説明する。
監視装置4は、監視モードにおいて、タグリーダ3からの無線タグ2の検知情報に基づいて宅内における所有物1a〜1cの存否を監視する。制御部48には、リーダI/F42を介してタグリーダ3から常時若しくは所定周期で無線タグ2の検知情報が入力される。制御部48は、検知情報に含まれる検知中のタグIDと記憶部47に登録されたタグIDとを比較して、非検出無線タグの有無を監視する。そして、非検出無線タグが存在する場合は、その無線タグ2を付した所有物1が特定所有物に指定されているかを確認し、特定所有物でない場合は、非検出無線タグのタグIDを含む異常信号を通信部41からセンタ装置6へ送信する。一方、特定所有物である場合は、非検出無線タグのタグID及び対応するマスクキーを含む異常信号をセンタ装置6へ送信する。これにより、センタ装置6ではマスクキーを用いて紛失された特定所有物の物品画像に施されたマスク処理を除去することができる。センタ装置6の動作については後述する。
図4及び図5を参照して、監視センタに設置されたセンタ装置6の構成及び動作について説明する。図4は、センタ装置6の概略構成を示す機能ブロック図である。
センタ装置6は、監視装置4から異常信号を受信した際に、異常情報をモニタ表示することで監視員に適切な対処を遂行させる機能を有し、通信部61、記憶部62、操作部63、表示部64、制御部65を含んで構成される。
で構成される。
通信部61は、通信網5を介して監視装置4、利用者が携帯する携帯端末8、特定所有物を管理・運用する管理機関9と通信を行う手段である。
記憶部62は、各種プログラムの他、利用者を特定する利用者情報(ユーザーコード、携帯端末8の連絡先アドレス等)、監視装置4から受信した所有物1に関する物品情報(無線タグ2のタグID、物品画像)を記憶する。特定所有物の物品情報には、固有のマスクキーでマスク処理されたマスク物品画像が登録され、また特定所有物であることを識別可能とする識別フラグが登録されている。
操作部63は、センタ装置6を操作する監視員が各種操作を行うための手段であり、キーボードやマウス等で構成される。監視員は、操作部63を操作して記憶部62へ登録されたデータを参照・編集することができる。
表示部64は、異常発生時や監視員による操作に応じて記憶部62に登録された利用者情報や物品画像等を表示するための手段であり、液晶モニタ等で構成される。
制御部65は、センタ装置6の各部を制御する手段であり、MPU等で構成される。制御部65は、監視員による操作及び監視装置4からの異常信号の受信に応じて記憶部62の記憶内容を表示部64へ表示出力する制御を実行する。しかし、特定所有物として登録された物品に関する秘密情報(秘匿性が高い個人情報)については、監視員が無条件に閲覧できないようにする必要がある。そこで、制御部65は、管理機関9への紛失通知に必要な情報であって秘密情報を含む紛失通知情報については、監視員による表示操作に対しては表示不可とするよう制御し、監視装置4から特定所有物の紛失による異常信号を受信したときのみ表示可能に制御する。本実施形態においては、具体的に、秘密情報が写された物品画像を紛失通知情報とし、通常時の監視員による操作に対しては物品画像にマスク処理が施されたマスク物品画像しか表示させず、秘密情報を視認可能な物品画像は表示させないこととする。そして、特定所有物の紛失異常検出時にのみ監視装置4から固有のマスクキーを取得してマスク処理を除去した物品画像(紛失通知情報)を表示可能とする。
(異常表示処理)
センタ装置6における異常信号受信時の異常表示処理について詳細に説明する。図5は、監視装置4から異常信号を受信したときのセンタ装置6の動作フローを示す図である。
センタ装置6は、通信部61を介して監視装置4から異常信号を受信すると、異常信号に含まれている紛失した所有物1に係るタグIDを抽出し、記憶部62を参照してキャッシュカード等の特定所有物の紛失による異常信号であるか否かを判定する(S200)。この判定は、異常信号に含まれているタグIDについて、特定所有物を示す識別フラグを参照することで判断する。なお、異常信号にマスクキーが含まれているか否かで判断することもできる。
異常信号が特定所有物によるものではない場合(S200のNo)は、利用者が所持する携帯端末8の連絡先アドレス等の利用者情報とともに、記憶部62に登録された物品画像を表示部64に表示する(S202)。
監視員は、表示内容を確認して利用者の携帯端末8に対して異常情報を送信した後、操作部63にて処理終了の操作を入力する。なお、携帯端末8への異常情報の送信については、センタ装置6が自動で行うようにしてもよい。センタ装置6は、終了操作が入力されると(S208のYes)、異常情報の表示を終了させて異常表示処理を終了する(S210)。
一方、異常信号が特定所有物によるものである場合(S200のYes)は、異常信号に含まれているマスクキーを用いて、記憶部62に登録されたマスク物品画像のマスクを解除し(S204)、利用者情報とともにマスク解除後の物品画像を表示部64に表示する(S206)。このとき、センタ装置6は、特定所有物に関する異常発生である旨が判るように表示する。上記S204及びS206の処理により、センタ装置6は管理機関9への紛失通知情報を表示させる。また、特定所有物でない場合と同様に携帯端末8に対する異常通報を行う。
ここで、特定所有物のマスク解除後の物品画像は、特定所有物に関する秘密情報を視認可能な画像である。よって、センタ装置6がマスク解除後の物品画像を紛失通知情報として表示することで、監視員は特定所有物を管理・運用する管理機関9に対して紛失届けを行うことができる。
監視員は、紛失届けを行った後、操作部63にて処理終了の操作を入力する。センタ装置6は、終了操作が入力されると(S208のYes)、マスク解除後の物品画像を含む異常情報の表示を終了させる(S210)。また、表示用として記憶部62に一時記憶していたマスク解除後の物品画像及びマスクキーを消去した上で、異常表示処理を終了する(S212)。このように、管理機関9への紛失届けが完了した後は速やかにマスク解除画像及びマスクキーを消去することにより、物品画像に写っている秘密情報の閲覧可能状態を最小限に抑え、漏洩を防止することができる。
以上に説明したように、本実施形態の所有物監視システムによれば、紛失を検出した監視対象の所有物1が、管理機関9への紛失届けを要する特定所有物(キャッシュカード等)である場合には、センタ装置6にて紛失届けに必要な紛失通知情報がモニタ表示されるため、監視員は管理機関9への紛失届けを迅速且つ適切に行うことができる。また、特定所有物の紛失異常を検出した場合にのみセンタ装置6にて当該特定所有物の紛失通知情報を表示可能としているため、紛失通知情報に含まれる秘密情報(名義人氏名、カード番号、有効期限等の個人情報)を必要時以外は監視員にも閲覧させないようにすることができる。よって、所有者本人以外に対する秘密情報の閲覧可能状態を最小限に抑え、秘匿性を確保しつつ監視員による紛失届けの代行を実現することができる。
特に、本実施形態の所有物監視システムにおいては、紛失通知情報として特定所有物(キャッシュカード等)を撮影した物品画像を用いている。そして、センタ装置6にはマスク処理により秘密情報がぼかされたマスク物品画像を登録しておき、特定所有物の紛失を検出した場合に監視装置4からマスク解除用のマスクキーを取得することで、初めて秘密情報を視認可能な物品画像を表示させることができることとしている。このため、監視員に対し、通常はマスク物品画像を見ることによって特定所有物の種類を把握可能な程度に留め、一方紛失異常検出時には紛失届けに必要な情報を把握可能とすることができる。
本実施形態の所有物監視システムの全体構成を示す図である。 タグリーダ3及び監視端末4の概略構成を示す機能ブロック図である。 監視装置4における登録処理の動作フローを示す図である。 センタ装置6の概略構成を示す機能ブロック図である。 センタ装置6における異常表示処理の動作フローを示す図である。
符号の説明
2・・・無線タグ
3・・・タグリーダ
4・・・監視装置
6・・・センタ装置
7・・・携帯電話基地局
8・・・携帯端末
9・・・管理機関

Claims (1)

  1. 監視対象の各物品に付された無線タグの検知状況に基づいて物品の紛失を検出する監視装置と、紛失を検出した前記無線タグの識別コードを前記監視装置から通信網を介して受信するセンタ装置とからなる所有物監視システムにおいて、
    前記センタ装置は、
    前記監視対象の物品に付された前記無線タグの識別コードを記憶するとともに、前記監視対象の物品のうち紛失した際に管理機関に対して紛失届けの連絡を行う必要がある特定物品に付された前記無線タグの識別コードに対応させて当該特定物品の管理機関へ紛失届けを行うに要する前記管理機関が前記特定物品を特定可能な紛失通知情報を記憶する記憶部と、
    前記監視装置にて紛失を検出した前記無線タグの識別コードが前記特定物品を示す場合、当該特定物品に対応する紛失通知情報を表示器へ表示可能とする表示制御部と、
    を備え
    前記紛失通知情報は前記特定物品を撮影した画像であり、
    前記表示制御部は、前記特定物品の紛失を検出していないときは当該特定物品の画像の少なくとも一部がマスク処理された画像を表示出力し、前記特定物品の紛失を検出しているときは前記マスク処理されていない当該特定物品の画像を表示出力する所有物監視システム。
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