JP5138538B2 - 相互接続可能な複数の無線端末間の経路制御方法、無線端末及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、相互接続可能な複数の無線端末間の経路制御方法、無線端末及びプログラムに関する。
近年、無線LAN(Local Area Network)に代表される無線端末及び無線ネットワークの発達に伴って、その通信エリアも広がりつつある。一方で、無線リンクが不安定で切断が生じやすい通信エリアへの更なる対応も必要となる。例えば、地下鉄や高速道路等の通信エリアへの対応である。このような通信エリアであっても、できる限り通信を可能とするために、DTN(Delay・Disruption・Disconnect Tolerant Network)(又はChallenged Network)の技術がある(例えば非特許文献1参照)。この技術は、適用される通信リンクが、常には利用可能でなく(途切れることが多く)且つ信頼性が低いことを想定している。
DTNの技術によれば、通信相手までのエンド−エンドパスが常に発見できとは限らないため、いわゆる蓄積運搬転送(Store - Carry- forward)方式が用いられている。この蓄積搬送転送方式を用いて、送信すべきデータを有する送信元無線端末は、直接的に宛先端末と通信できない場合、宛先端末との間に介在する中継無線端末へ、そのデータを送信することができる。このとき、データは、アプリケーションデータ単位(例えば、電子メール1通分、ドキュメントファイル1つ分のような単位)で送信される。中継無線端末は、受信したそのデータを移動によって持ち運ぶ。その後、中継無線端末は、他の中継無線端末へ、そのデータを送信する。このように、無線端末へのデータ転送を繰り返すことによって、最終的に、そのデータを宛先端末へ転送する。これは、AODV(Ad hoc On-Demand Distance Vector)のように、エンド−エンドで経路を構築した後、1パケットずつバケツリレーするものではない。
尚、DTNは、非特許文献1によれば、遅延耐性(Delay Tolerant)ネットワーク及び通信失敗耐性(Disruption Tolerant)ネットワークの意味も含んでいるが、ここでは、主として「リンク切断耐性ネットワーク」として用いる。
図1は、DTNにおける4つの経路制御方式の説明図である。
図1(a)は、送受間直接配信(Direct Source-Destination Delivery)方式を表す。この方式によれば、送信元無線端末は、中継無線端末にデータを配信しない。送信元無線端末が、空間的な移動に伴って、宛先端末又は基地局の通信エリア内に入った場合にのみ、データを配信する。
また、図1(b)は、感染型経路制御(Epidemic Routing)方式を表す。この方式によれば、送信元無線端末が、その通信エリア内にある全ての無線端末に対してデータを配信する。それら無線端末は、そのデータを一時的に蓄積する。更に、それら無線端末の各々は、その通信エリア内にある全ての無線端末に対してデータを配信する。このような配信を繰り返すことによって、データが宛先端末に届くことを期待する。
更に、図1(c)は、2ホップ転送(Two-hop Forwarding)方式を表す。この方式によれば、送信元無線端末が、その通信エリア内にある全ての無線端末に対してデータを配信する。それら無線端末は、そのデータを一時的に蓄積する。その後、各無線端末は、移動することによって、宛先端末の通信エリア内か否かを判定する。宛先端末の通信エリア内へ入らない限り、当該データを送信しない。
更に、図1(d)は、確率経路制御(Probabilistic Routing)方式を表す。この方式によれば、送信元無線端末は、その通信エリア内の無線端末数に、データ送信確率pを乗じて得られる数の無線端末だけに、データを送信する。転送されたデータを蓄積した無線端末も、同様の方式でデータを配信する。データ送信確率p=1である場合、図1(b)に示した感染型経路制御(Epidemic Routing)方式と同じになる。
森山敦文、「DTN(Delay Tolerant Network)におけるメッセージ転送技術の研究動向」、2008年2月1日、[online]、[平成20年10月12日検索]、インターネット<URL:http://www2.nict.go.jp/q/q261/kyushu/1_topic/data_t080201/moriyama.pdf>
前述した経路制御方式によれば、無線端末自体が、データを持ち運ぶと共に、相互に配信し合うことによって、最終的に宛先端末へデータを転送する。しかしながら、宛先端末へのデータ到達に寄与しない中継無線端末に対してもデータを転送するために、無線リソースを浪費することとなる。ここで、無線リソースとは、無線端末におけるデータバッファ及びバッテリ(データ送信に伴う消費電力)や、無線リンクにおける無線帯域である。これら無線リソースの浪費を抑制しながら、宛先端末へのデータ到達確率を向上させる必要性がある。
送受間直接配信方式(図1(a)参照)によれば、送信元無線端末が宛先端末の通信エリア内に入らない限り、そのデータはその宛先端末に到達しないために、データ到達確率は低くなる。
また、感染型経路制御方式(図1(b)参照)によれば、送信元無線端末は、その通信エリア内に存在する全ての無線端末へそのデータを配信するために、送信データのフラッディングが生じ、無線リソースの浪費が多くなる。
更に、2ホップ転送方式(図1(c)参照)によれば、送信元無線端末は、通信可能な全ての無線端末へそのデータを配信した後、それら無線端末が、宛先端末の通信エリア内に入らない限り、データは配信されない。そのため、データ到達確率は低くなる。この方式によれば、一般的に、送信元端末の通信エリア内に存在する無線端末が少なければ、送受間直接配信方式と同様に、データ到達確率が低下する。一方で、送信元無線端末の通信エリア内に存在する無線端末が多ければ、感染型経路制御方式と同様に、無線リソースが浪費される。
更に、確率経路制御方式(図1(d)参照)によれば、感染型経路制御方式ほど無線リソースを浪費せず、送受間直接配信方式ほどデータ到達確率も低くならない。しかしながら、データ送信確率pが小さければ、送受間直接配信方式と同様に、データ到達確率が低くなる。一方で、データ送信確率pが大きければ、データが配信される無線端末の数が増加し、感染型経路制御方式と同様に、無線リソースが浪費される。
そこで、本発明によれば、複数の無線端末が無線リンクを介して相互に接続されたネットワークシステムについて、宛先端末へのデータ到達に寄与しない無線端末に対するデータ転送をできる限り減らすことができる経路制御方法、無線端末及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明によれば、複数の無線端末が、無線リンクを介して相互に接続可能なDTN(Delay・Disruption・Disconnect Tolerant Network)に基づくネットワークシステムにおける経路制御方法において、
各無線端末が、所定電波における無線品質値を計測し、所定時間間隔の無線品質値における自側変動値を算出する変動値算出ステップと、
第1の無線端末が、第2の無線端末へデータを送信すべきか否かを、第1の無線端末が自ら計測した第1の自側変動値と、第2の無線端末が自ら計測した第2の自側変動値とを比較して決定する変動値比較ステップと
を有することを特徴とする。
本発明の経路制御方法における他の実施形態によれば、
変動値比較ステップについて、
第1の無線端末が、自ら計測した第1の自側変動値を含む通信開始要求を、第2の無線端末へ送信する第1のステップと、
第2の無線端末は、自ら計測した第2の自側変動値が、通信開始要求に含まれる相手側変動値(第1の自側変動値)よりも大きいか否かを比較する第2のステップと、
第2の自側変動値が相手側変動値よりも大きい場合、第2の無線端末が、自ら計測した第2の自側変動値を含む通信開始応答を、第1の無線端末へ返信する第3のステップと、
第1の無線端末が、第2の無線端末から通信開始応答を受信した際に、送信すべきデータを、第2の無線端末へ送信する第4のステップと
を有することも好ましい。
本発明の経路制御方法における他の実施形態によれば、
第3のステップについて、第3の無線端末が、第2の自側変動値を含む通信開始応答を検知した際に、自ら計測した第3の自側変動値が、第2の通信開始応答に含まれる相手側変動値(第2の自側変動値)よりも大きいか否かを比較し、第3の自側変動値が相手側変動値よりも大きい場合、第3の自側変動値を含む第3の通信開始応答を、第1の無線端末へ送信することも好ましい。
本発明の経路制御方法における他の実施形態によれば、
変動値比較ステップについて、
第1の無線端末が、通信開始要求を、第2の無線端末へ送信する第1のステップと、
第2の無線端末は、自ら計測した第2の自側変動値を含む通信開始応答を、第1の無線端末へ返信する第2のステップと、
第1の無線端末は、自ら計測した第1の自側変動値が、通信開始応答に含まれる相手側変動値(第2の自側変動値)よりも小さいか否かを比較する第3のステップと、
第1の自側変動値が相手側変動値よりも小さい場合、第1の無線端末が、送信すべきデータを、第2の無線端末へ送信する第4のステップと
を有することも好ましい。
本発明の経路制御方法における他の実施形態によれば、
第2のステップについて、第3の無線端末が、第2の自側変動値を含む通信開始応答を検知した際に、自ら計測した第3の自側変動値が、第2の通信開始応答に含まれる相手側変動値(第2の自側変動値)よりも大きいか否かを比較し、第3の自側変動値が相手側変動値よりも大きい場合、第3の自側変動値を含む第3の通信開始応答を、第1の無線端末へ送信することも好ましい。
本発明の経路制御方法における他の実施形態によれば、第1の無線端末は、複数の通信開始応答を受信した際に、該通信開始応答に含まれる相手側変動値を比較し、第1の自側変動値を基準にしてその差が大きい相手側変動値の無線端末へ、送信すべきデータを送信することも好ましい。
本発明の経路制御方法における他の実施形態によれば、
無線品質値は、所定電波における受信レベル又は信号対干渉波比であり、
変動値は、所定時間間隔の無線品質値における分散値、又は、最大値と最小値との間の差分値であるか、又は、
連続する複数の所定時間間隔の分散値又は差分値における単純平均値又は加重平均値と、最新に計測された分散値又は差分値と、の差であることも好ましい。
本発明の経路制御方法における他の実施形態によれば、所定電波は、放送局から放送される放送波、当該無線端末自身が送信した電波に対する反射波、又は、全地球測位システムにおける衛星から送信される電波であることも好ましい。
本発明によれば、複数の他の無線端末との間で、無線リンクを介して相互に接続可能なDTNに基づくネットワークシステムにおける無線端末において、
無線品質値を計測する無線品質値計測手段と、
所定時間間隔の無線品質値における自側変動値を算出する変動値算出手段と、
相手側無線端末へデータを送信すべきか否かを、自ら計測した自側変動値と、相手側無線端末における相手側変動値とを比較して決定する変動値比較手段と
を有することを特徴とする。
本発明によれば、複数の他の無線端末との間で、無線リンクを介して相互に接続可能なDTNに基づくネットワークシステムにおける無線端末に搭載されたコンピュータを機能させる経路制御プログラムにおいて、
無線品質値を計測する無線品質値計測手段と、
所定時間間隔の無線品質値における自側変動値を算出する変動値算出手段と、
相手側無線端末へデータを送信すべきか否かを、自ら計測した自側変動値と、相手側無線端末における相手側変動値とを比較して決定する変動値比較手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とする。
本発明の経路制御方法、無線端末及びプログラムによれば、複数の無線端末が無線リンクを介して相互に接続可能なネットワークシステムについて、当該無線端末の無線品質値の変動値よりも、大きく異なる無線品質値の変動値を有する中継無線端末に対してのみ、データを送信する。変動値が大きい中継無線端末は、移動に伴って、他の無線端末に遭遇する確率が増加することを意味し、宛先端末に対するデータ到達確率も増加することが期待される。これによって、本発明によれば、宛先端末へのデータ到達に寄与しない無線端末に対するデータ転送をできる限り減らすことができ、無線リソースの浪費を抑制すると共に、データ到達確率を高めることができる。
以下では、図面を用いて、本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
図2は、本発明における第1のシステム構成図である。
図2によれば、データの送信元となる第1の無線端末の通信エリア内に、複数の無線端末が存在している。しかしながら、そのデータの宛先端末は、第1の無線端末の通信エリア内に存在していない。
各無線端末は、経路制御機能を有し、他の中継無線端末を介して、宛先端末へ、データを転送しようとする。経路制御機能は、無線端末の通信エリア内に複数の無線端末が存在する場合、いずれの無線端末へデータを送信するかを決定する。本発明によれば、無線品質値の変動値に応じて、データを送信すべき無線端末を選択する。
各無線端末は、放送局3から放送波を受信し、その無線品質値を計測する。この計測波は、放送局からの放送波に限られず、当該無線端末自身が送信した電波に対する反射波であってもよいし、全地球測位システムの衛星から送信された電波であってもよい。ここで、無線品質値は、例えば、所定時間間隔における計測波の受信レベル又は信号対干渉波比である。
また、各無線端末は、所定時間間隔の無線品質値における自側変動値を算出する。本発明によれば、各無線端末が無線品質値の変動値を算出するために、その計測波は、全ての無線端末で同じであることが好ましく、更に、片方向であって且つ低周波数帯の電波であることが好ましい。
尚、送信されるデータ単位は、蓄積運搬転送方式によれば、アプリケーションデータ単位であるが、勿論、アプリケーションデータを分割したIP(Internet Protocol)パケット単位であってもよい。
図3は、図2に基づく第1のシーケンス図である。
(S301)データの送信元となる第1の無線端末は、通信開始要求を、その通信エリア内に存在する第2の無線端末へ送信する。通信開始要求には、第1の無線端末における第1の自側変動値V1が含まれる。当該通信開始要求は、最終宛先アドレスを含んでもよい。尚、通信開始要求は、ブロードキャスト(フラッディング)によって送信されることが好ましい。例えば、AODVにおけるRREQ(Route Request)と同様な送信形態である。
(S302)通信開始要求を受信した第2の無線端末は、自ら計測した無線品質値に基づく第2の自側変動値V2が、通信開始要求に含まれる第1の無線端末の自側変動値V1よりも大きいか否かを比較する。
(S303)ここで、第2の自側変動値V2が第1の自側変動値V1よりも大きい場合、第2の無線端末は、通信開始応答を第1の無線端末へ返信する。通信開始応答には、第2の無線端末における第2の自側変動値V2を含んでもよい。尚、第2の自側変動値V2が第1の自側変動値V1以下である場合は、通信開始否定応答を返信するか、又は何も返信しない。
(S304)第1の無線端末は、第2の無線端末から通信開始応答を受信した場合、第2の無線端末へ、送信すべきデータを送信する。
図4は、図2に基づく第2のシーケンス図である。
(S401)データの送信元となる第1の無線端末は、通信開始要求を、その通信エリア内に存在する第2の無線端末へ送信する。
(S402)通信開始要求を受信した第2の無線端末は、自ら計測した第2の自側変動値を含む通信開始応答を、第1の無線端末へ返信する。
(S403)第1の無線端末は、自ら計測した第1の自側変動値が、通信開始応答に含まれる相手側変動値(第2の自側変動値)よりも小さいか否かを比較する。
(S404)ここで、第1の自側変動値が相手側変動値よりも小さい場合、第1の無線端末が、送信すべきデータを、第2の無線端末へ送信する。
図3又は図4のシーケンスの後、第2の無線端末が、データを保持した状態で、アクセスポイント2の通信エリア内へ移動したとする。このとき、第2の無線端末は、保持していたデータを、アクセスポイント2へ送信する。これによって、そのデータは、アクセスポイント2から既存ネットワークを介して宛先端末へ送信される。
図5は、第1の無線端末の変動値と、第2の無線端末の変動値とを表すグラフである。
無線品質値は、所定電波における受信レベル又は信号対干渉波比である。変動値は、第1の所定時間間隔の無線品質値における分散値、又は、最大値と最小値との間の差分値であってもよい。また、変動値は、連続する複数の所定時間間隔の分散値又は差分値における単純平均値又は加重平均値と、最新に計測された分散値又は差分値と、の差であってもよい。図5によれば、時間的に連続して計測した電波の無線品質値の変動を表しているが、第2の所定時間間隔毎に、所定の連続時間だけ取得された電波の変動を、第1の所定時間間隔毎に比較してもよい。
図5によれば、第2の無線端末における分散値V2は、第1の無線端末における分散値V1よりも大きい。従って、第1の無線端末は、送信すべきデータを、第2の無線端末へ送信する。
図6は、本発明における第2のシステム構成図である。
図6によれば、第1の無線端末からブロードキャストによって送信される通信開始要求に対応して、第2の無線端末から送信される通信開始応答が、第3の端末によっても受信される。ここで、第2の無線端末の自側変動値V2よりも、第3の無線端末の自側変動値V3が大きい。
図7は、図6に基づく第1のシーケンス図である。
(S701)データの送信元となる第1の無線端末は、ブロードキャストによって、通信開始要求を、その通信エリア内に存在する第2の無線端末及び第3の無線端末へ送信する。通信開始要求には、第1の無線端末の自側変動値V1が含まれる。
(S702)通信開始要求を受信した第2の無線端末は、自ら計測した無線品質値に基づく第2の自側変動値V2が、通信開始要求に含まれる第1の無線端末の自側変動値V1よりも大きいか否かを比較する。ここで、第2の自側変動値V2は、第1の自側変動値V1よりも大きいとする。
(S703)同様に、第3の無線端末も、自ら計測した無線品質値に基づく第3の自側変動値V3が、通信開始要求に含まれる第1の無線端末の自側変動値V1よりも大きいか否かを比較する。ここで、第3の自側変動値V3は、第1の自側変動値V1よりも大きいとする。
(S704)第2の自側変動値V2が第1の自側変動値V1よりも大きいために、第2の無線端末は、通信開始応答を第1の無線端末へ返信する。通信開始応答には、第2の無線端末における第2の自側変動値V2が含まれる。図7によれば、第2の無線端末が、第3の無線端末に先んじて、応答メッセージの返信のタイミングを得たとする。この返信のタイミングは、例えば無線LANのCSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access / Collision Avoidance)のようなもので決定されるものであってもよい。
(S705)第3の無線端末は、第2の無線端末から送信されたその通信開始応答を受信する。
(S706)第3の無線端末は、自端末で計測した無線品質値に基づく第3の自側変動値V3が、その通信開始応答に含まれる変動値V2よりも大きいか否かを判定する。
(S707)変動値V3が変動値V2よりも大きい場合、第3の無線端末は、通信開始応答を、第1の無線端末へ送信する。その通信開始応答には、第3の無線端末の第3の自側変動値V3が含まれる。尚、第3の自側変動値V3が、第2の自側変動値V2よりも小さい場合、何もしない。
(S708)第1の無線端末は、第2の無線端末と第3の無線端末との両方から通信開始応答を受信する。このとき、第1の無線端末は、第2の相手側変動値V2と第3の相手側変動値とを比較する。
(S709)第1の無線端末は、第1の自側変動値を基準にしてその差が大きい相手側変動値の無線端末へ、送信すべきデータを送信する。図7によれば、V2<V3であるので、第1の無線端末は、第3の無線端末へ、送信すべきデータを送信する。即ち、第1の無線端末は、変動値が小さい第2の無線端末ではなく、変動値が大きい第3の無線端末へ、データを送信する。
図8は、図6に基づく第2のシーケンス図である。
(S801)データの送信元となる第1の無線端末は、ブロードキャストによって、通信開始要求を、その通信エリア内に存在する第2の無線端末及び第3の無線端末へ送信する。
(S802)通信開始要求を受信した第2の無線端末は、自ら計測した無線品質値に基づく第2の自側変動値V2を含む通信開始応答を、第1の無線端末へ返信する。図8によれば、第2の無線端末が、第3の無線端末に先んじて、応答メッセージの返信のタイミングを得たとする。
(S803)第3の無線端末は、第2の無線端末から送信されたその通信開始応答を受信する。
(S804)第3の無線端末は、自端末で計測した無線品質値に基づく第3の自側変動値V3が、その通信開始応答に含まれる変動値V2よりも大きいか否かを判定する。
(S805)変動値V3が変動値V2よりも大きい場合、第3の無線端末は、通信開始応答を、第1の無線端末へ送信する。その通信開始応答には、第3の無線端末の第3の自側変動値V3が含まれる。尚、第3の自側変動値V3が、第2の自側変動値V2よりも小さい場合、何もしない。
(S806)第1の無線端末は、第2の無線端末と第3の無線端末との両方から通信開始応答を受信する。このとき、第1の無線端末は、第2の相手側変動値V2と第3の相手側変動値とを比較する。
(S807)第1の無線端末は、第1の自側変動値を基準にしてその差が大きい相手側変動値の無線端末へ、送信すべきデータを送信する。図8によれば、V2<V3であるので、第1の無線端末は、第3の無線端末へ、送信すべきデータを送信する。
図8のシーケンスは、図7のシーケンスと比較して、通信開始要求のデータサイズを小さくすることができる。これは、通信開始要求を受信できる無線端末が、周囲に存在しない確率が高い場合、無線リソース(第1の無線端末の送信電力)の消費をできる限り少なくすることができる。
図7及び図8のシーケンスの後、第3の無線端末が、データを保持した状態で、アクセスポイント2の通信エリア内へ移動したとする。このとき、第3の無線端末は、保持していたデータを、アクセスポイント2へ送信する。これによって、そのデータは、アクセスポイント2から既存ネットワークを介して宛先端末へ送信される。
図9は、本発明における無線端末の機能構成図である。
図9によれば、無線端末1は、他の無線端末と通信する通信インタフェース部101を有する。通信インタフェース部101は、例えば無線LANにおけるアドホックモードの通信機能を有する。また、無線端末1は、計測波を送信する計測波送信部102と、計測波を受信する計測波受信部103とを有する。計測波受信部103は、放送局3からの放送波を計測波として受信するものであってもよい。この場合、計測波送信部102は不要となる。また、計測波送信部102から送信された計測波が、反射波として、計測波受信部103によって受信されるものであってもよい。更に、無線端末1は、中継無線端末としてデータを一時的に蓄積するバッファ部104と、他の無線端末との間でデータを送受信するアプリケーション部105とを有する。
無線端末1は、バッファ部104及びアプリケーション部105に加えて、以下の4つの機能に基づく機能構成部を有する。
(1)「無線品質計測機能」として、無線品質値計測部111と、変動値算出部112とを有する。
(2)「データ送信機能」として、通信開始要求送信部121と、通信開始応答受信部122と、データ送信部123と、送信側変動値比較部124とを有する。
(3)「データ受信機能」として、通信開始要求受信部131と、受信側変動値比較部132と、通信開始応答送信部133と、データ受信部134とを有する。
(4)「検知応答機能」として、通信開始応答検知部141と、検知側変動値比較部142とを有する。
これら機能構成部は、無線端末に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムを実行することによって実現される。
「無線品質計測機能」として、無線品質値計測部111は、計測波受信部103によって受信された電波信号から、受信レベル又は信号対干渉波比のような無線品質値を、所定時間間隔で継続して計測する。計測された無線品質値は、変動値算出部112へ出力される。
変動値算出部113は、所定時間間隔の無線品質値における自側変動値を算出する。変動値は、所定時間間隔の無線品質値における分散値、又は、最大値と最小値との間の差分値である。又は、変動値は、連続する複数の所定時間間隔の分散値又は差分値における単純平均値又は加重平均値と、最新に計測された分散値又は差分値と、の差である。
「データ送信機能」として、通信開始要求送信部121は、自側変動値を含む通信開始要求を、自側無線端末の通信エリア内に存在する相手側無線端末へ送信する。尚、通信開始要求は、ブロードキャストで送信されることが好ましい。
通信開始応答受信部122は、通信開始要求を送信した無線端末から、又は、通信開始要求がユニキャストの場合にはそれ以外の無線端末から、通信開始応答を受信する。複数の通信開始応答を受信した場合、又は、通信開始応答に相手側変動値が含まれている場合、送信側変動値比較部124へ、相手側変動値を出力する。そうでない場合、データ送信部123へ、データを送信するべく指示する。
データ送信部123は、通信開始応答受信部122又は送信側変動値比較部124の指示に応じて、送信すべきデータを相手側無線端末へ送信する。
送信側変動値比較部124は、複数の無線端末から複数の通信開始応答を受信した際に、その通信開始応答に含まれる相手側変動値を相互に比較する。そして、自側変動値を基準にしてその差が大きい相手側変動値となる1つ以上の無線端末へ、データを送信すべきことを、データ送信部123へ指示する。
「データ受信機能」として、通信開始要求受信部131は、送信元無線端末から通信開始要求を受信する。そして、通信開始要求に含まれる相手側変動値が取り出され、その相手側変動値は、受信側変動値比較部132へ出力される。
受信側変動値比較部132は、自ら計測した自側変動値が、通信開始要求に含まれる相手側変動値よりも大きいか否かを比較する。自側変動値の方が大きい場合は、通信開始応答を送信するべく通信開始応答送信部133へ指示する。そうでない場合、通信開始応答を送信しないか、又は、通信開始否応答を送信するべく、通信開始応答送信部133へ指示する。
通信開始応答送信部133は、受信側変動値比較部132又は検知側変動値比較部142の指示に応じて、通信開始応答を相手側無線端末へ返信する。通信開始応答には、自側変動値が含められる。
「検知応答機能」として、通信開始応答検知部141は、他の無線端末から送信された通信開始応答を検知した場合、その通信開始応答に含まれる変動値を取り出し、その変動値を検知側変動値比較部142へ出力する。
検知側変動値比較部142は、自ら計測した自側変動値が、通信開始応答検知部141から出力された相手側変動値よりも大きいか否かを比較する。自側変動値が大きい場合は、通信開始応答送信部133へ、通信開始応答の送信を指示する。
以上、詳細に説明したように、本発明の経路制御方法、無線端末及びプログラムによれば、複数の無線端末が無線リンクを介して相互に接続されたネットワークシステムについて、当該無線端末の無線品質値の変動値よりも、大きく異なる無線品質値の変動値を有する中継無線端末に対してのみ、データを送信する。変動値が大きい中継無線端末は、移動に伴って、他の無線端末に遭遇する確率が増加することを意味し、宛先端末に対するデータ到達確率も増加することが期待される。これによって、本発明によれば、宛先端末へのデータ到達に寄与しない無線端末に対するデータ転送をできる限り減らすことができ、無線リソースの浪費を抑制すると共に、データ到達確率を高めることができる。
無線品質値の変動値が大きい中継無線端末へデータを送信することによって、第1に、無線リンク状態が、例え短時間でも良い方向に変動する可能性がある。その時を捉えてデータを転送することによって、宛先端末に対するデータ到達確率の増加が期待される。第2に、無線端末の移動に伴って変動値が大きい場合、他の無線端末に遭遇する確率が増加することによって、宛先端末に対するデータ到達確率の増加が期待される。一方で、本発明によれば、無線品質値の変動値が相対的に小さい無線端末へデータを送信しないので、無線リソースの浪費を低減することが期待される。
前述した本発明の種々の実施形態について、本発明の技術思想及び見地の範囲の種々の変更、修正及び省略は、当業者によれば容易に行うことができる。前述の説明はあくまで例であって、何ら制約しようとするものではない。本発明は、特許請求の範囲及びその均等物として限定するものにのみ制約される。
DTNにおける4つの経路制御方式の説明図である。 本発明における第1のシステム構成図である。 図2に基づく第1のシーケンス図である。 図2に基づく第2のシーケンス図である。 第1の無線端末の変動値と、第2の無線端末の変動値とを表すグラフである。 本発明における第2のシステム構成図である。 図6に基づく第1のシーケンス図である。 図6に基づく第2のシーケンス図である。 本発明における無線端末の機能構成図である。
符号の説明
1 無線端末
101 通信インタフェース部
102 計測波送信部
103 計測波受信部
104 バッファ部
105 アプリケーション部
111 無線品質値計測部
112 変動値算出部
121 通信開始要求送信部
122 通信開始応答受信部
123 データ送信部
124 送信側変動値比較部
131 通信開始要求受信部
132 受信側変動値比較部
133 通信開始応答送信部
134 データ受信部
141 通信開始応答検知部
142 検知側変動値比較部
2 アクセスポイント
3 放送局

Claims (10)

  1. 複数の無線端末が、無線リンクを介して相互に接続可能なDTN(Delay・Disruption・Disconnect Tolerant Network)に基づくネットワークシステムにおける経路制御方法において、
    各無線端末が、所定電波における無線品質値を計測し、所定時間間隔の無線品質値における自側変動値を算出する変動値算出ステップと、
    第1の無線端末が、第2の無線端末へデータを送信すべきか否かを、第1の無線端末が自ら計測した第1の自側変動値と、第2の無線端末が自ら計測した第2の自側変動値とを比較して決定する変動値比較ステップと
    を有することを特徴とする経路制御方法。
  2. 前記変動値比較ステップについて、
    第1の無線端末が、自ら計測した第1の自側変動値を含む通信開始要求を、第2の無線端末へ送信する第1のステップと、
    第2の無線端末は、自ら計測した第2の自側変動値が、前記通信開始要求に含まれる相手側変動値(第1の自側変動値)よりも大きいか否かを比較する第2のステップと、
    第2の自側変動値が相手側変動値よりも大きい場合、第2の無線端末が、自ら計測した第2の自側変動値を含む通信開始応答を、第1の無線端末へ返信する第3のステップと、
    第1の無線端末が、第2の無線端末から前記通信開始応答を受信した際に、送信すべきデータを、第2の無線端末へ送信する第4のステップと
    を有することを特徴とする請求項1に記載の経路制御方法。
  3. 第3のステップについて、第3の無線端末が、第2の自側変動値を含む前記通信開始応答を検知した際に、自ら計測した第3の自側変動値が、第2の通信開始応答に含まれる相手側変動値(第2の自側変動値)よりも大きいか否かを比較し、第3の自側変動値が相手側変動値よりも大きい場合、第3の自側変動値を含む第3の通信開始応答を、第1の無線端末へ送信することを特徴とする請求項2に記載の経路制御方法。
  4. 前記変動値比較ステップについて、
    第1の無線端末が、通信開始要求を、第2の無線端末へ送信する第1のステップと、
    第2の無線端末は、自ら計測した第2の自側変動値を含む通信開始応答を、第1の無線端末へ返信する第2のステップと、
    第1の無線端末は、自ら計測した第1の自側変動値が、前記通信開始応答に含まれる相手側変動値(第2の自側変動値)よりも小さいか否かを比較する第3のステップと、
    第1の自側変動値が相手側変動値よりも小さい場合、第1の無線端末が、送信すべきデータを、第2の無線端末へ送信する第4のステップと
    を有することを特徴とする請求項1に記載の経路制御方法。
  5. 第2のステップについて、第3の無線端末が、第2の自側変動値を含む前記通信開始応答を検知した際に、自ら計測した第3の自側変動値が、第2の通信開始応答に含まれる相手側変動値(第2の自側変動値)よりも大きいか否かを比較し、第3の自側変動値が相手側変動値よりも大きい場合、第3の自側変動値を含む第3の通信開始応答を、第1の無線端末へ送信することを特徴とする請求項4に記載の経路制御方法。
  6. 第1の無線端末は、複数の通信開始応答を受信した際に、該通信開始応答に含まれる相手側変動値を比較し、第1の自側変動値を基準にしてその差が大きい相手側変動値の無線端末へ、送信すべきデータを送信することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の経路制御方法。
  7. 前記無線品質値は、所定電波における受信レベル又は信号対干渉波比であり、
    前記変動値は、所定時間間隔の無線品質値における分散値、又は、最大値と最小値との間の差分値であるか、又は、
    連続する複数の所定時間間隔の分散値又は差分値における単純平均値又は加重平均値と、最新に計測された分散値又は差分値と、の差である
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の経路制御方法。
  8. 前記所定電波は、放送局から放送される放送波、当該無線端末自身が送信した電波に対する反射波、又は、全地球測位システムにおける衛星から送信される電波であることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の経路制御方法。
  9. 複数の他の無線端末との間で、無線リンクを介して相互に接続可能なDTNに基づくネットワークシステムにおける無線端末において、
    無線品質値を計測する無線品質値計測手段と、
    所定時間間隔の前記無線品質値における自側変動値を算出する変動値算出手段と、
    相手側無線端末へデータを送信すべきか否かを、自ら計測した自側変動値と、相手側無線端末における相手側変動値とを比較して決定する変動値比較手段と
    を有することを特徴とする無線端末。
  10. 複数の他の無線端末との間で、無線リンクを介して相互に接続可能なDTNに基づくネットワークシステムにおける無線端末に搭載されたコンピュータを機能させる経路制御プログラムにおいて、
    無線品質値を計測する無線品質値計測手段と、
    所定時間間隔の前記無線品質値における自側変動値を算出する変動値算出手段と、
    相手側無線端末へデータを送信すべきか否かを、自ら計測した自側変動値と、相手側無線端末における相手側変動値とを比較して決定する変動値比較手段と
    してコンピュータを機能させることを特徴とする無線端末用の経路制御プログラム。
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