JP2019062501A - アドホックネットワーク経路構築システム、ノード、センターノード及びアドホックネットワーク経路構築方法 - Google Patents

アドホックネットワーク経路構築システム、ノード、センターノード及びアドホックネットワーク経路構築方法 Download PDF

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Abstract

【課題】リアルタイム且つ短時間で、アドホックネットワークの経路を新規に構築する。【解決手段】センターノードは、センターノードのMACアドレス及び位置情報を記述したデータ部と、生存時間として正の整数値を記述したヘッダ部とを含むリクエストパケットを生成し、センターノードと通信可能なエリアに位置する1以上のネクストホップノードに、リクエストパケットを送信し、各ネクストホップノードは、リクエストパケットを受信し、リクエストパケットのヘッダ部に記述された生存時間の値が0であると判断すると、受信したリクエストパケットのデータ部に記述された全てのMACアドレス及び全ての位置情報を記述したデータ部を含むリプライパケットを生成し、受信したリクエストパケットの送信元であるリクエスト送信元ノードに、リプライパケットを送信する。【選択図】図4

Description

本開示は、1個のセンターノード及び複数のノード(ネクストホップノード)を有するアドホックネットワーク経路構築システム、上記ノード(ネクストホップノード)、上記センターノード及び上記アドホックネットワーク経路構築方法に関する。
1個のセンターノード及び複数のネクストホップノードを有するアドホックネットワーク経路構築システムが知られている(特許文献1乃至特許文献4)。
特開2006−211200号公報 国際公開WO2008/105039号公報 特開2017−85648号公報 特開2017−102627号公報
アドホックネットワーク経路構築システムにおいては、経路探索のパケットを複数回フラッディングする。従って、ネットワークに掛かる負荷を軽減することが望ましい。また、アドホックネットワークは、専用の基地局を含むインフラに依存しないネットワークであるため、短時間で、アドホックネットワークの経路を新規に構築することが望ましい。
以上のような事情に鑑み、本開示の目的は、アドホックネットワーク経路構築システムにおいて、ネットワークに掛かる負荷を軽減するとともに、リアルタイム且つ短時間で、アドホックネットワークの経路を新規に構築することにある。
本開示の一形態に係るアドホックネットワーク経路構築システムは、
1個のセンターノードと、
複数のネクストホップノードと
を具備するアドホックネットワーク経路構築システムであって、
前記センターノードは、
前記センターノードのMAC(Media Access Control)アドレス及び位置情報を記述したデータ部と、生存時間として正の整数値を記述したヘッダ部とを含むリクエストパケットを生成し、
前記センターノードと通信可能なエリアに位置する1以上のネクストホップノードに、前記リクエストパケットを送信し、
各前記ネクストホップノードは、
前記リクエストパケットを受信し、
前記リクエストパケットの前記ヘッダ部に記述された前記生存時間の値が0であると判断すると、
前記受信したリクエストパケットの前記データ部に記述された全ての前記MACアドレス及び全ての前記位置情報を記述したデータ部を含むリプライパケットを生成し、
前記受信したリクエストパケットの送信元であるリクエスト送信元ノードに、前記リプライパケットを送信し、
前記リプライパケットの送信元である前記ネクストホップノードを除く各前記ネクストホップノードは、さらに、
前記リクエスト送信先ノードから、前記リプライパケットを受信し、
前記リクエスト送信元ノードに、前記受信したリプライパケットを送信し、
前記センターノードは、さらに、
1以上の前記リクエスト送信先ノードから、前記リプライパケットを受信すると、
前記受信した1以上のリプライパケットの前記データ部に記述された前記全てのMACアドレス及び前記全ての位置情報に基づき、定期的に、ルーティングテーブルを作成する。
本形態によれば、ネクストホップノードは、受信したリクエストパケットの生存時間の値が0のとき、センターノードに向けてリプライパケットを送信する。また、センターノードは、リプライパケットを最初に受信すると、ルーティングテーブルを定期的に作成する。これにより、センターノードがリプライパケットを最初に受信するまでの時間が短くなり、センターノードがリプライパケットを受信する頻度が高くなり、ルーティングテーブルを最初に作成するまでの時間が短くなる。これにより、センターノードは、リアルタイムに、短時間に、アドホックネットワークの経路を新規に構築することができる。
本形態によれば、さらに、センターノードがルーティングテーブルを作成する。これにより、センターノードだけが、経路を構築する際に必要な情報を格納する。そのため、各ネクストホップノードが消費するリソースを軽減することができる。また、ネットワーク内で送受信されるパケット量が抑えられ、ネットワークに掛かる負荷が軽減される。
各前記ネクストホップノードは、
前記リクエストパケットの前記ヘッダ部に記述された前記生存時間の値が0であると判断すると、さらに、
前記リクエストパケットの送信先となるリクエスト送信先ノードの有無を判断し、
前記リクエスト送信先ノードが有ると判断すると、前記受信したリクエストパケットの前記データ部に前記ネクストホップノード自身のMACアドレス及び位置情報を追加的に記述し、前記受信したリクエストパケットの前記ヘッダ部の前記生存時間をリセットしたリクエストパケットを、前記リクエスト送信先ノードに送信する。
さらに、本形態によれば、ネクストホップノードは、受信したリクエストパケットの生存時間の値が0のとき、センターノードに向けてリプライパケットを送信し、且つ、リクエストパケットの生存時間をリセットして終端ノードに向けてリクエストパケットを送信する。これにより、センターノードに向けてリプライパケットを送信したネクストホップノードから先のネクストホップノードにも、経路を構築することができる。
各前記ネクストホップノードは、
前記リクエストパケットの前記ヘッダ部に記述された前記生存時間の値が0でないと判断すると、
前記リクエストパケットの送信先となるリクエスト送信先ノードの有無を判断し、
前記リクエスト送信先ノードが有ると判断すると、前記受信したリクエストパケットの前記データ部に前記ネクストホップノード自身のMACアドレス及び位置情報を追加的に記述し、前記受信したリクエストパケットの前記ヘッダ部に前記生存時間として記述された値をデクリメントしたリクエストパケットを、前記リクエスト送信先ノードに送信する
アドホックネットワーク経路構築システム。
さらに、本実施形態によれば、ネクストホップノードは、受信したリクエストパケットの生存時間の値が0でないとき、リクエストパケットの生存時間をデクリメントして、ネクストホップノードにリクエストパケットを送信する。リクエストパケットの生存時間をデクリメントすることで、リクエストパケットが生存時間を持たない(即ち、終端ノードだけがリプライパケットを生成する)と仮定した場合に比べて、センターノードがリプライパケットを最初に受信するまでの時間が短くなり、センターノードがリプライパケットを受信する頻度が高くなり、ルーティングテーブルを最初に作成するまでの時間が短くなる。これにより、センターノードは、リアルタイムに、短時間に、アドホックネットワークの経路を新規に構築することができる。
各前記ネクストホップノードは、
前記リクエスト送信先ノードが無いと判断すると、前記ネクストホップノード自身を終端ノードと判断し、
前記終端ノードは、
前記受信したリクエストパケットの前記データ部に記述された全ての前記MACアドレス及び全ての前記位置情報を記述したデータ部を含むリプライパケットを生成し、
前記受信したリクエストパケットの送信元であるリクエスト送信元ノードに、前記リプライパケットを送信する
アドホックネットワーク経路構築システム。
本形態によれば、センターノードがルーティングテーブルを作成する。これにより、センターノードだけが、経路を構築する際に必要な情報を格納する。そのため、各ネクストホップノードが消費するリソースを軽減することができる。また、ネットワーク内で送受信されるパケット量が抑えられ、ネットワークに掛かる負荷が軽減される。
各前記ネクストホップノードは、
前記リクエスト送信先ノードの有無を判断する際、
前記リクエスト送信元ノードの位置情報を、前記受信したリクエストパケットの前記データ部から読み出し、
前記リクエスト送信元ノードの位置情報及び前記ネクストホップノード自身の位置情報に基づき、前記リクエスト送信元ノードの位置から離れた位置にあるリクエスト送信先ノードの有無を判断する。
本形態によれば、全てのネクストホップノードは、リクエスト送信元ノードの位置から離れた位置にあるリクエスト送信先ノードにのみ、リクエストパケットを送信する。これにより、各ネクストホップノードが多数のネクストホップノードからリクエストパケットを受信する可能性を減らすことができる。
各前記ネクストホップノードは、
前記リクエスト送信先ノードの有無を判断する際、
前記リクエスト送信元ノードの位置と前記ネクストホップノード自身の位置とを結んだ線分と直交し且つ前記ネクストホップノード自身の前記位置を通過する直線で、前記ネクストホップノード自身が通信可能なエリアを分断し、前記分断した通信可能なエリアのうち前記リクエスト送信元ノードの位置を含まないエリアに位置するリクエスト送信先ノードの有無を判断する。
本形態によれば、全てのネクストホップノードは、通信可能エリアのうちの一部に位置するネクストホップノードにのみ、リクエストパケットを送信する。これにより、各ネクストホップノードが多数のネクストホップノードからリクエストパケットを受信する可能性を減らすことができる。
各前記ネクストホップノードは、
複数のリクエスト送信元ノードから前記リクエストパケットを受信した場合、
何れか1つの前記受信したリクエストパケットの前記データ部に前記ネクストホップノード自身のMACアドレス及び位置情報を追加的に記述し、前記記述したリクエストパケットを、前記リクエスト送信先ノードに送信する。
本形態によれば、全てのネクストホップノードは、リクエストパケットを1回しか送信しない。これにより、各ネクストホップノードが多数のネクストホップノードからリクエストパケットを受信する可能性を減らすことができる。
各前記ネクストホップノードは、
前記リクエスト送信先ノードの有無を判断する際、
前記ネクストホップノード自身と通信可能なエリアに位置する1以上の別のネクストホップノードに、HELLOパケットを送信し、
前記HELLOパケットに対する応答パケットとして、応答元である別のネクストホップノードの位置情報を追加的に記述した応答パケットを要求し、
前記1以上の別のネクストホップノードから、前記別のネクストホップノードの位置情報を追加的に記述した応答パケットを受信し、
前記受信した応答パケットに追加的に記述された前記別のネクストホップノードの位置情報に基づき、前記リクエスト送信先ノードの有無を判断する。
本形態によれば、ネクストホップノードは、1以上の別のネクストホップノードに、HELLOパケットに対する応答パケットとして、応答元である別のネクストホップノードの位置情報を追加的に記述した応答パケットを要求する。これにより、ネクストホップノードは、リクエストパケットを送信する前に、別のネクストホップノードの位置情報を取得することができるので、リクエストパケットを送信する対象を確実に絞り込むことができる。
本開示の一形態に係るノード(ネクストホップノード)は、
1個のセンターノードと、複数のノードとを有するアドホックネットワーク経路構築システムに含まれる各ノードであって、
前記センターノードから、前記センターノードのMAC(Media Access Control)アドレス及び位置情報を記述したデータ部と、生存時間として正の整数値を記述したヘッダ部とを含むリクエストパケットを受信し、
前記リクエストパケットの前記ヘッダ部に記述された前記生存時間の値が0であると判断すると、
前記受信したリクエストパケットの前記データ部に記述された全ての前記MACアドレス及び全ての前記位置情報を記述したデータ部を含むリプライパケットを生成し、
前記受信したリクエストパケットの送信元であるリクエスト送信元ノードに、前記リプライパケットを送信する
パケット制御部を具備する。
前記パケット制御部は、
前記リクエストパケットの前記ヘッダ部に記述された前記生存時間の値が0であると判断すると、さらに、
前記リクエストパケットの送信先となるリクエスト送信先ノードの有無を判断し、
前記リクエスト送信先ノードが有ると判断すると、前記受信したリクエストパケットの前記データ部に前記ノード自身のMACアドレス及び位置情報を追加的に記述し、前記受信したリクエストパケットの前記ヘッダ部の前記生存時間をリセットしたリクエストパケットを、前記リクエスト送信先ノードに送信する。
前記パケット制御部は、
前記リクエストパケットの前記ヘッダ部に記述された前記生存時間の値が0でないと判断すると、
前記リクエストパケットの送信先となるリクエスト送信先ノードの有無を判断し、
前記リクエスト送信先ノードが有ると判断すると、前記受信したリクエストパケットの前記データ部に前記ネクストホップノード自身のMACアドレス及び位置情報を追加的に記述し、前記受信したリクエストパケットの前記ヘッダ部に前記生存時間として記述された値をデクリメントしたリクエストパケットを、前記リクエスト送信先ノードに送信する。
前記パケット制御部は、
前記リクエスト送信先ノードが無いと判断すると、前記ノード自身を終端ノードと判断し、
前記終端ノードと判断すると、
前記受信したリクエストパケットの前記データ部に記述された全ての前記MACアドレス及び全ての前記位置情報を記述したデータ部を含むリプライパケットを生成し、
前記受信したリクエストパケットの送信元であるリクエスト送信元ノードに、前記リプライパケットを送信する。
本開示の一形態に係るセンターノードは、
1個のセンターノードと、
複数のネクストホップノードと
を具備するアドホックネットワーク経路構築システムであって、
前記センターノードは、
前記センターノードのMAC(Media Access Control)アドレス及び位置情報を記述したデータ部と、生存時間として正の整数値を記述したヘッダ部とを含むリクエストパケットを生成し、
前記センターノードと通信可能なエリアに位置する1以上のネクストホップノードに、前記リクエストパケットを送信し、
各前記ネクストホップノードは、
前記リクエストパケットを受信し、
前記リクエストパケットの前記ヘッダ部に記述された前記生存時間の値が0であると判断すると、
前記受信したリクエストパケットの前記データ部に記述された全ての前記MACアドレス及び全ての前記位置情報を記述したデータ部を含むリプライパケットを生成し、
前記受信したリクエストパケットの送信元であるリクエスト送信元ノードに、前記リプライパケットを送信し、
前記リプライパケットの送信元である前記ネクストホップノードを除く各前記ネクストホップノードは、さらに、
前記リクエスト送信先ノードから、前記リプライパケットを受信し、
前記リクエスト送信元ノードに、前記受信したリプライパケットを送信し、
前記センターノードは、さらに、
1以上の前記リクエスト送信先ノードから、前記リプライパケットを受信すると、
前記受信した1以上のリプライパケットの前記データ部に記述された前記全てのMACアドレス及び前記全ての位置情報に基づき、定期的に、ルーティングテーブルを作成する
アドホックネットワーク経路構築システム
に含まれる。
本開示の一形態に係る経路構築方法は、
1個のセンターノードと、
複数のネクストホップノードと
を具備するアドホックネットワーク経路構築方法であって、
前記センターノードは、
前記センターノードのMAC(Media Access Control)アドレス及び位置情報を記述したデータ部と、生存時間として正の整数値を記述したヘッダ部とを含むリクエストパケットを生成し、
前記センターノードと通信可能なエリアに位置する1以上のネクストホップノードに、前記リクエストパケットを送信し、
各前記ネクストホップノードは、
前記リクエストパケットを受信し、
前記リクエストパケットの前記ヘッダ部に記述された前記生存時間の値が0であると判断すると、
前記受信したリクエストパケットの前記データ部に記述された全ての前記MACアドレス及び全ての前記位置情報を記述したデータ部を含むリプライパケットを生成し、
前記受信したリクエストパケットの送信元であるリクエスト送信元ノードに、前記リプライパケットを送信し、
前記リプライパケットの送信元である前記ネクストホップノードを除く各前記ネクストホップノードは、さらに、
前記リクエスト送信先ノードから、前記リプライパケットを受信し、
前記リクエスト送信元ノードに、前記受信したリプライパケットを送信し、
前記センターノードは、さらに、
1以上の前記リクエスト送信先ノードから、前記リプライパケットを受信すると、
前記受信した1以上のリプライパケットの前記データ部に記述された前記全てのMACアドレス及び前記全ての位置情報に基づき、定期的に、ルーティングテーブルを作成する。
本開示によれば、アドホックネットワーク経路構築システムにおいて、ネットワークに掛かる負荷を軽減するとともに、リアルタイム且つ短時間で、アドホックネットワークの経路を新規に構築することができる。
なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
情報処理装置のハードウェア構成を示す。 アドホックネットワーク経路構築システムの機能的構成を示す。 センターノードの動作フローを示す。 ネクストホップノードの動作フローを示す。 センターノード及びネクストホップノード(終端ノードを含む)の動作シーケンスを示す。 SFRREQパケットを示す。 既存のRREQパケットのヘッダを示す。 リクエスト送信エリア及びリクエスト送信不可エリアを模式的に示す。 SFRREPパケットを示す。 既存のRREPパケットのヘッダを示す。 センターノード及びネクストホップノード(生存時間ゼロノードを含む)の動作シーケンスを示す。
以下、図面を参照しながら、本開示の実施形態を説明する。
1.アドホックネットワーク経路構築システムの概要
アドホックネットワークは、専用の基地局を含むインフラに依存しないネットワークである。具体的には、アドホックネットワークは複数のノードを含み、複数のノードは、Wi-Fi(登録商標)やBluetooth(登録商標)やZigBee(登録商標)による端末装置(ノード)自体の中継機能を利用することにより相互に接続される。
典型的に、アドホックネットワークの経路を新規に構築するためには、複数の端末装置(ノード)のうち、特定の(任意の)1個のノードをセンターノードとする。センターノードは、センターノードと通信可能なエリアに位置する複数のノード(ネクストホップノード)に、経路探索のためのリクエストパケットをフラッディングする。
リクエストパケットを受信したノードは、ノード自身の端末情報を、受信したリクエストパケット内のバッファに追加的に記述する。ノードは、記述したリクエストパケットを、通信可能なエリアに位置する複数のノード(ネクストホップノード)にフラッディングする。このフラッディングの工程がホップの度に何度も繰り返される。
リクエストパケットを受信したノードは、ネクストホップノードが存在しない場合、ノード自身が終端ノードであると判断する。終端ノードは、リクエストパケットのバッファに蓄積された端末情報(リクエストパケット送信時に経由した複数のノード全ての端末情報)を記述したリプライパケットを生成する。終端ノードは、リプライパケットを、複数のネクストホップノード(リクエストパケット送信時に経由した複数のノードと同じ)を経由して、センターノードに送信する。
センターノードは、受信したリプライパケットに記述された、各ノードの端末情報に基づき、各ノード間の経路を計算し、ルーティングテーブル(経路表)を作成する。センターノードは、作成したルーティングテーブルをフラッディングし、全てのノードに供給する。各ノードはルーティングテーブルに基づき経路(ルート)を構築する。
このように、典型的に、アドホックネットワークの経路を新規に構築するためには、リクエストパケットをフラッディングする工程を何度も繰り返すため、ネットワークに掛かる負荷が高い。以上に鑑み、本実施形態によれば、アドホックネットワーク経路構築システムにおいて、ネットワークに掛かる負荷の軽減を図る。また、専用の基地局を含むインフラに依存しないアドホックネットワークは、例えば災害時などに用いられ得る。従って、リアルタイムに、短時間に、アドホックネットワークの経路を新規に構築することが望まれる。以上に鑑み、本実施形態によれば、短時間に、アドホックネットワークの経路の新規構築を図る。
2.情報処理装置のハードウェア構成
図1は、情報処理装置のハードウェア構成を示す。
ノードは、Wi-Fi(登録商標)やBluetooth(登録商標)やZigBee(登録商標)による中継機能を有する情報処理装置であり、典型的には、屋内設置型(モバイルで無い)の端末装置である。例えば、情報処理装置は、例えばデスクトップタイプのパーソナルコンピューター、MFP(Multifunction Peripheral)等の画像形成装置、ファクシミリ、テレビジョン受像機、家電機器等である。
ノードとしての情報処理装置10は、制御部11と、制御部11とバス17を介して接続された表示部12、ネットワークインターフェース13、操作部15、記憶部16及び位置情報取得装置14とを有する。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)等を含む。制御部11のCPU(Central Processing Unit)は、コンピューター読み取り可能な非一過性の記憶媒体の一例であるROM(Read Only Memory)に記録されたプログラムをRAM(Random Access Memory)にロードして実行する。
記憶部16は、ROM(Read Only Memory)と、RAMと、HDD(Hard Disk Drive)などの大容量の記憶装置とを含む。ROMは、制御部11が実行するプログラムやデータなどを固定的に格納する。RAMには、ROMに格納されたプログラムがロードされる。
表示部12は、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electroluminescence)ディスプレイ等を含む。表示部12は、制御部11から受け取った情報に基づいて演算処理を行い、生成した画像信号を画面に表示する。表示部12は外付けの表示装置でもよい。
操作部15は、キーボード、マウス、タッチパネル及び/又は各種スイッチ等を含む。操作部15は、ユーザーからの操作を検出して制御部11に出力する。
ネットワークインターフェース13は、Wi-Fi(登録商標)やBluetooth(登録商標)やZigBee(登録商標)を介して他の情報処理装置10(ノード)と通信するためのインタフェースである。
位置情報取得装置14は、情報処理装置10自身の現在の位置情報を取得する。例えば、位置情報取得装置14は、複数の無線LAN(Local Area Network)アクセスポイントから送信されるWi-Fi(登録商標)の電波が情報処理装置10に到達する周期をもとに、三角測量を用いて、情報処理装置10の位置を計測する。あるいは、位置情報取得装置14は、Bluetooth(登録商標)発信機(ビーコン)の電波が情報処理装置10に到達する周期をもとに、情報処理装置10の位置を計測する。また、位置情報取得装置14は、GPS(Global Positioning System)により、情報処理装置10の位置を計測してもよい。
3.アドホックネットワーク経路構築システムの機能的構成
図2は、アドホックネットワーク経路構築システムの機能的構成を示す。
以下の説明において、センターノードとしての情報処理装置10を「センターノード10C」と称する。アドホックネットワークに含まれる複数のノードのうち、センターノード10C以外の複数のノード10を、センターノードと区別する目的で便宜的に、「ネクストホップノード10N」と称することがある。すなわち、アドホックネットワーク経路構築システム1は、1個のセンターノード10Cと、複数のネクストホップノード10Nとを具備する。
センターノード10Cは、ユーザー(管理者)が任意に決めることができる。パーソナルコンピューター等の端末装置(図示せず)は、ユーザーからの操作を受け付け、Wi-Fi(登録商標)やBluetooth(登録商標)やZigBee(登録商標)を介して、任意の情報処理装置10にセンターノードとして機能するよう要求する。
センターノード10Cは、コンピューター読み取り可能な非一過性の記憶媒体の一例であるROMに記憶された情報処理プログラムをRAMにロードして実行することで、パケット制御部101C及び構築経路管理部102Cとして機能する。
ネクストホップノード10Nは、コンピューター読み取り可能な非一過性の記憶媒体の一例であるROMに記憶された情報処理プログラムをRAMにロードして実行することで、パケット制御部101N及び構築経路管理部102Nとして機能する。
センターノード10Cのパケット制御部101Cは、センターノード10CのMACアドレス及び位置情報を記述したデータ部と、生存時間として正の整数値を記述したヘッダ部とを含むSFRREQパケットを生成する。パケット制御部101Cは、センターノード10Cと通信可能なエリアに位置する1以上のネクストホップノード10Nに、SFRREQパケットを送信(フラッディング)する。
ネクストホップノード10Nのパケット制御部101Nは、SFRREQパケットを受信し、SFRREQパケットのヘッダ部に記述された生存時間の値が0であるか否かを判断する。パケット制御部101Nは、生存時間の値が0でないと判断すると、SFRREQパケットの送信先となるネクストホップノード10N(リクエスト送信先ノード)の有無を判断する。パケット制御部101Nは、リクエスト送信先ノードが有ると判断すると、受信したSFRREQパケットのデータ部にネクストホップノード10N自身のMACアドレス及び位置情報を追加的に記述し、ヘッダ部に前記生存時間として記述された値をデクリメントしたSFRREQパケットを、ネクストホップノード10N(リクエスト送信先ノード)に送信する。パケット制御部101Nは、リクエスト送信先ノードが無いと判断すると、ネクストホップノード10N自身を終端ノードと判断する。終端ノードと判断すると、ネクストホップノード10Nは、受信したSFRREQパケットのデータ部に記述された全てのMACアドレス及び全ての位置情報を記述したデータ部を含むSFRREPパケットを生成し、受信したSFRREQパケットの送信元であるリクエスト送信元ノードに、SFRREPパケットを送信する。終端ノードを除くネクストホップノード10Nは、リクエスト送信先ノードから、SFRREPパケットを受信し、リクエスト送信元ノードに、受信したSFRREPパケットを送信する。
ネクストホップノード10Nのパケット制御部101Nは、SFRREQパケットのヘッダ部に記述された生存時間の値が0であると判断すると、SFRREPパケットを生成し、リクエスト送信元ノードに、SFRREPパケットを送信する。さらに、パケット制御部101Nは、リクエスト送信先ノードが有ると判断すると、受信したSFRREQパケットのデータ部にネクストホップノード10N自身のMACアドレス及び位置情報を追加的に記述し、ヘッダ部に前記生存時間として記述された値をリセットしたSFRREQパケットを、ネクストホップノード10N(リクエスト送信先ノード)に送信する。
センターノード10Cのパケット制御部101Cは、1以上のネクストホップノード10Nから、SFRREPパケットを受信する。
センターノード10Cの構築経路管理部102Cは、受信した1以上のSFRREPパケットのデータ部に記述された全てのMACアドレス及び全ての位置情報に基づき、定期的に、ルーティングテーブルを作成する。構築経路管理部102Cは、作成したルーティングテーブルを、定期的に、ネクストホップノード10Nに供給する。
ネクストホップノード10Nの構築経路管理部102Nは、センターノード10Cが作成したルーティングテーブルを取得する。
4.センターノード及びネクストホップノードの動作フロー
図3は、センターノードの動作フローを示す。図4は、ネクストホップノードの動作フローを示す。図5は、センターノード及びネクストホップノード(終端ノードを含む)の動作シーケンスを示す。
センターノード10Cの制御部11Cは、ネットワークインターフェース13Cを介して、通信可能な全てのネクストホップノード10Nに、HELLOパケットを送信する(ステップS101)。以下便宜的に、センターノード10CがHELLOパケットを送信した送信先のネクストホップノード10Nを、「第1のネクストホップノード10N1」と称する。
各第1のネクストホップノード10N1の制御部11Nは、ネットワークインターフェース13Nを介して、センターノード10CからHELLOパケットを受信する。HELLOパケットを受信した第1のネクストホップノード10N1の制御部11Nは、ネットワークインターフェース13Nを介して、センターノード10Cに、HELLOパケットを送信する。
センターノード10Cの制御部11Cは、ネットワークインターフェース13Cを介して、複数の第1のネクストホップノード10N1から、HELLOパケットを受信する(ステップS102、YES)。
HELLOパケットを受信すると、センターノード10Cのパケット制御部101Cは、リクエストパケットとしてSFRREQパケットを生成する。センターノード10Cのパケット制御部101Cは、生成したSFRREQパケットを、受信したHELLOパケットの送信元である複数の第1のネクストホップノード10N1(リクエスト送信先ノード)全てに対し、ネットワークインターフェース13Cを介してユニキャストで送信する(ステップS103)。SFRREQパケットの送信後、センターノード10Cは、SFRREPパケット(後述)の受信待ち状態となる。
ここで「SFRREQパケット」について説明する。「SFRREQパケット」は、AODV(Ad hoc On-Demand Distance Vector)プロトコルで用いられる既存のRREQ(Route Request)パケットを改良した本実施形態特有のパケットであり、「Smart Flooding Route Requestパケット」の意味である。「SFRREQパケット」は、アドホックネットワークの経路を構築のために必要な情報を蓄積する。
図6は、SFRREQパケットを示す。図7は、既存のRREQパケットのヘッダを示す。
本実施形態のSFRREQパケットのヘッダ(SFRREQヘッダ)(図6)において、既存のRREQパケットのヘッダ(RREQヘッダ)(図7)からの変更点は、以下の通りである。即ち、本実施形態のSFRREQヘッダには、既存のRREQヘッダの「送信先IPアドレス」、「送信先シーケンス番号」、「送信元IPアドレス」及び「送信元シーケンス番号」の代わりに、「送信先MACアドレス」、「送信元MACアドレス」及び「生存時間2(TTL2)」が記述されている。「送信先MACアドレス」は、SFRREQパケットの送信先であるノードのMACアドレスである。「送信元MACアドレス」は、SFRREQパケットの送信元であるノードのMACアドレスである。ステップS103の場合、「送信元MACアドレス」として、センターノード10CのMACアドレスが記述される。「生存時間2(TTL2)」は、正の整数値(例えば「3」)を記述する。「生存時間2(TTL2)」の値は、ホップ毎に変更される(後で説明する)。
SFRREQパケットのデータ部は、RREQ IDと、MACアドレスバッファと、位置情報バッファとを含む。「RREQ ID」は、SFRREQパケットを固有に識別するためのID(identifier)である。「MACアドレスバッファ」は、このSFRREQパケットの送信元のノードのMACアドレスが蓄積(ホップの度に追加的に記述)される。ステップS103の場合、センターノード10CのMACアドレスが記述される。「位置情報バッファ」には、このSFRREQパケットの送信元のノードの位置情報(位置情報取得装置14が取得した情報)が蓄積(ホップの度に追加的に記述)される。ステップS103の場合、位置情報取得装置14Cが取得した、センターノード10Cの位置情報が記述される。
動作フローの説明に戻る。センターノード10CにHELLOパケットを送信した各第1のネクストホップノード10N1(リクエスト送信先ノード)のパケット制御部101Nは、ネットワークインターフェース13Nを介して、センターノード10CからSFRREQパケットを受信する(ステップS201、YES)。SFRREQパケットを受信すると、第1のネクストホップノード10N1のパケット制御部101Nは、今までにSFRREQパケットを送信したことが有るか否かを判断する(ステップS202)。第1のネクストホップノード10N1のパケット制御部101Nは、今までにSFRREQパケットを送信したことが無いと判断する(ステップS202、NO)。この場合、第1のネクストホップノード10N1の制御部11Nは、ネットワークインターフェース13Nを介して、通信可能な全てのネクストホップノード10Nに、HELLOパケットを送信する。以下便宜的に、第1のネクストホップノード10N1がHELLOパケットを送信した送信先のネクストホップノード10Nを、「第2のネクストホップノード10N2」と称する。このとき、第1のネクストホップノード10N1の制御部11Nは、HELLOパケットに対する応答HELLOパケットとして、応答元である第2のネクストホップノード10N2の位置情報を追加的に記述した応答HELLOパケットを要求する(ステップS203)。以下「応答HELLOパケット」は、応答元であるノードの位置情報を追加的に記述したHELLOパケットを意味する。
なお、第1のネクストホップノード10N1のパケット制御部101Nは、今までにSFRREQパケットを送信したことが有ると判断する(ステップS202、YES)。この場合、第1のネクストホップノード10N1は、HELLOパケットを送信することなく、処理を終了する。言い換えれば、各ネクストホップノード10Nは、SFRREQパケットを1回しか送信しない。これにより、各ネクストホップノード10Nが多数のネクストホップノード10NからSFRREQパケットを受信する可能性を減らすことができ、ネットワークに掛かる負荷を軽減することができる。
各第1のネクストホップノード10N1のパケット制御部101Nは、HELLOパケットを送信してから応答HELLOパケットを受信するまでの待機時間を利用し、以下の処理を行う。即ち、第1のネクストホップノード10N1のパケット制御部101Nは、センターノード10Cから受信(ステップS201、YES)したSFRREQパケットのデータ部のMACアドレスバッファ内に、既に記述されているセンターノード10CのMACアドレスに続いて、第1のネクストホップノード10N1自身のMACアドレスを追加的に記述する。さらに、第1のネクストホップノード10N1のパケット制御部101Nは、SFRREQパケットのデータ部の位置情報バッファ内に、既に記述されているセンターノード10Cの位置情報に続いて、第1のネクストホップノード10N1自身の位置情報を追加的に記述する。
第1のネクストホップノード10N1のパケット制御部101Nは、SFRREQパケットのヘッダ部にTTL2として記述された値を読み出す。パケット制御部101Nは、TTL2が0であるか否かを判断する(ステップS206)。パケット制御部101Nは、TTL2が0でないと判断すると(ステップS206、NO)、SFRREQパケットのヘッダにTTL2として記述された値をデクリメントする(ステップS207)。一方、パケット制御部101Nは、TTL2が0であると判断すると(ステップS206、YES)、TTL2として正の整数値(例えば「3」)を新たに記述(TTL2をリセット)する(ステップS208)。TTL2として記述する値は、センターノード10Cが生成するSFRREQパケット(ステップS103)のTTL2の値と同じでもよいし異なってもよい。
このように、第1のネクストホップノード10N1のパケット制御部101Nは、HELLOパケットを送信してから応答HELLOパケットを受信するまでの待機時間を利用し、SFRREQパケットを更新する。
以下、(1)TTL2が0でない場合(ステップS206、NO)、(2)TTL2が0である場合(ステップS206、YES)に分けて説明する。
(1)TTL2が0でない場合(ステップS206、NO)
第1のネクストホップノード10N1のパケット制御部101Nは、SFRREQパケットのデータ部の位置情報バッファ内に記述されているセンターノード10Cの位置情報と、第1のネクストホップノード10N1の位置情報とに基づき、第1のネクストホップノード10N1のリクエスト送信エリア及びリクエスト送信不可エリアを算出する。単純に言えば、第1のネクストホップノード10N1のパケット制御部101Nは、センターノード10Cの位置情報と、第1のネクストホップノード10N1の位置情報とに基づき、SFRREQパケットの送信元であるセンターノード10Cの位置から離れた位置にあるノード10を、リクエスト送信先ノードとする。リクエスト送信エリア及びリクエスト送信不可エリアの算出方法を以下に説明する。
図8は、リクエスト送信エリア及びリクエスト送信不可エリアを模式的に示す。
通信可能エリアA1は、第1のネクストホップノード10N1の電波の届く距離範囲である(同図では、模式的に、単に円形で示す)。第1のネクストホップノード10N1のパケット制御部101Nは、SFRREQパケットの送信元であるセンターノード10Cの位置と第1のネクストホップノード10N1の位置とを結んだ線分L1と直交し且つ第1のネクストホップノード10N1自身の位置を通過する直線L2で、第1のネクストホップノード10N1自身が通信可能なエリアA1を、2つのエリアA2、A3に分断する。第1のネクストホップノード10N1のパケット制御部101Nは、通信可能なエリアA1を分断した2つのエリアA2、A3のうち、SFRREQパケットの送信元であるセンターノード10Cの位置を含まないエリアをリクエスト送信エリアA2とし、センターノード10Cの位置を含むエリアをリクエスト送信不可エリアA3とする。
動作フローの説明に戻る。各第2のネクストホップノード10N2の制御部11Nは、ネットワークインターフェース13Nを介して、第1のネクストホップノード10N1からHELLOパケットを受信する(ステップS201でNO、ステップS204でYES)。HELLOパケットを受信した第2のネクストホップノード10N2の制御部11Nは、HELLOパケットに第2のネクストホップノード10N2自身の位置情報(位置情報取得装置14Nが取得した情報)を追加的に記述した応答HELLOパケットを生成する。第2のネクストホップノード10N2の制御部11Nは、応答HELLOパケットを、ネットワークインターフェース13Nを介して、第1のネクストホップノード10N1に送信する(ステップS205)。
第1のネクストホップノード10N1の制御部11Nは、各第2のネクストホップノード10N2から、ネットワークインターフェース13Nを介して、応答HELLOパケットを受信する(又は、既に受信している)(ステップS209、YES)。
第1のネクストホップノード10N1のパケット制御部101Nは、各応答HELLOパケットに記述された、第2のネクストホップノード10N2自身の位置情報を読み出す。第1のネクストホップノード10N1の制御部11Nは、各第2のネクストホップノード10N2が、上記算出したリクエスト送信エリアA2及びリクエスト送信不可エリアA3の何れに位置するかを判断する(ステップS210)。
第1のネクストホップノード10N1の制御部11Nは、リクエスト送信エリアA2に位置する全ての第2のネクストホップノード10N2(リクエスト送信先ノード)に対し(ステップS210、YES)、ネットワークインターフェース13Nを介してユニキャストで、上記更新後のSFRREQパケットを送信する(ステップS211)。なお「更新後のSFRREQパケット」は、第1のネクストホップノード10N1自身のMACアドレス及び位置情報を追加的に記述し、TTL2の値をデクリメント(ステップS207)したSFRREQパケットである。
各第2のネクストホップノード10N2(リクエスト送信先ノード)のパケット制御部101Nは、ネットワークインターフェース13Nを介して、第1のネクストホップノード10N1からSFRREQパケットを受信する(ステップS201、YES)。SFRREQパケットを受信すると、第2のネクストホップノード10N2自身がリクエスト送信元ノードとなり、ステップS202以下の処理を繰り返す。
なお、第2のネクストホップノード10N2は、以下の様に、SFRREQパケットを更新する。第2のネクストホップノード10N2のパケット制御部101Nは、第1のネクストホップノード10N1から受信(ステップS201、YES)したSFRREQパケットのデータ部のMACアドレスバッファ内に、既に記述されているセンターノード10CのMACアドレス及びそれに続く第1のネクストホップノード10N1のMACアドレスに続いて、第2のネクストホップノード10N2自身のMACアドレスを追加的に記述する。さらに、第2のネクストホップノード10N2のパケット制御部101Nは、SFRREQパケットのデータ部の位置情報バッファ内に、既に記述されているセンターノード10Cの位置情報及びそれに続く第1のネクストホップノード10N1の位置情報に続いて、第2のネクストホップノード10N2自身の位置情報を追加的に記述する。第2のネクストホップノード10N2のパケット制御部101Nは、SFRREQパケットのヘッダ部のTTL2の値をデクリメント(ステップS207)又はリセット(ステップS208)する。
なお、第2のネクストホップノード10N2は、以下の様に、リクエスト送信エリア及びリクエスト送信不可エリアを算出する。第2のネクストホップノード10N2のパケット制御部101Nは、SFRREQパケットの送信元である第1のネクストホップノード10N1の位置と第2のネクストホップノード10N2の位置とを結んだ線分L1と直交し且つ第2のネクストホップノード10N2自身の位置を通過する直線L2で、第2のネクストホップノード10N2自身が通信可能なエリアA1を、2つのエリアA2、A3に分断する。第2のネクストホップノード10N2のパケット制御部101Nは、通信可能なエリアA1を分断した2つのエリアA2、A3のうち、SFRREQパケットの送信元である第1のネクストホップノード10N1の位置を含まないエリアをリクエスト送信エリアA2とし、第1のネクストホップノード10N1の位置を含むエリアをリクエスト送信不可エリアA3とする。
一方、ネクストホップノード10Nの制御部11Nは、HELLOパケットを送信したが(ステップS203)、別のネクストホップノード10Nから応答HELLOパケットを何ら受信しないこともある(ステップS209、NO)。あるいは、ネクストホップノード10Nの制御部11Nは、リクエスト送信エリアA2に位置する別のネクストホップノード10Nが無いと判断することもある(ステップS210、NO)。これらの場合、SFRREQパケットの送信先となるノードが無いことを意味する。従って、ネクストホップノード10Nの制御部11Nは、ネクストホップノード10Nが終端ノードと判断する。以下便宜的に、終端ノードであるネクストホップノード10Nを、「終端ノード10N3」と称する。
終端ノード10N3のパケット制御部101Nは、リプライパケットとしてSFRREPパケットを生成する(ステップS212)。
ここで「SFRREPパケット」について説明する。「SFRREPパケット」は、AODVプロトコルで用いられる既存のSFRREP(Route Reply)パケットを改良した本実施形態特有のパケットであり、「Smart Flooding Route Replyパケット」の意味である。「SFRREPパケット」は、アドホックネットワークの経路を構築のために必要な情報を蓄積する。
図9は、SFRREPパケットを示す。図10は、既存のRREPパケットのヘッダを示す。
本実施形態のSFRREPパケットのヘッダ(SFRREPヘッダ)(図9)において、既存のRREPパケットのヘッダ(RREPヘッダ)(図10)からの変更点は、以下の通りである。即ち、本実施形態のSFRREPヘッダには、既存のRREPヘッダの「送信先IPアドレス」、「送信先シーケンス番号」及び「送信元IPアドレス」の代わりに、「送信元MACアドレス」が記述されている。「送信元MACアドレス」は、SFRREPパケットの送信元である終端ノード10N3のMACアドレスである。
SFRREPパケットのデータ部は、終端ノード10N3が取得したSFRREQパケットのデータ部と完全に同一である。即ち、SFRREPパケットのデータ部は、RREQ IDと、MACアドレスバッファと、位置情報バッファとを含む。「RREQ ID」は、終端ノード10N3が取得したSFRREQパケットを固有に識別するためのIDある。「MACアドレスバッファ」には、センターノード10Cから終端ノード10N3までの各ノードのMACアドレスが、ホップ順に蓄積される。「位置情報バッファ」には、センターノード10Cから終端ノード10N3までの各ノードの位置情報が、ホップ順に蓄積される。
動作フローの説明に戻る。終端ノード10N3のパケット制御部101Nは、生成したSFRREPパケットを、MACアドレスバッファにホップ順に蓄積されたMACアドレスを参照し、MACアドレスバッファに蓄積された順が新しい順(ホップ順)に、複数のネクストホップノード10Nを遡ることで、センターノード10Cまで送信する(ステップS213)。
具体的には、終端ノード10N3のパケット制御部101Nは、生成したSFRREPパケットを、受信したSFRREQの送信元であるネクストホップノード10N(例えば、第2のネクストホップノード10N2)(リクエスト送信元ノード)に、SFRREPパケットを送信する。第2のネクストホップノード10N2のパケット制御部101Nは、SFRREPパケットを、終端ノード10N3(リクエスト送信先ノード)から受信し、第1のネクストホップノード10N1(リクエスト送信元ノード)に送信する。第1のネクストホップノード10N1のパケット制御部101Nは、SFRREPパケットを、第2のネクストホップノード10N2(リクエスト送信先ノード)から受信し、センターノード10C(リクエスト送信元ノード)に送信する。
(2)TTL2が0である場合(ステップS206、YES)
TTL2が0である場合とは、SFRREQパケットが何回かホップされたことを意味する。TTL2が0であるSFRREQパケットを受信したネクストホップノードを、便宜的に、「生存時間ゼロノード10N4」と称する。生存時間ゼロノード10N4のパケット制御部101Nは、リプライパケットとしてSFRREPパケット(図9)を生成する(ステップS212A)。SFRREPパケットのヘッダ(SFRREPヘッダ)に記述されている「送信元MACアドレス」は、SFRREPパケットの送信元である生存時間ゼロノード10N4のMACアドレスである。SFRREPパケットのデータ部は、生存時間ゼロノード10N4が取得したSFRREQパケットのデータ部と完全に同一である。「RREQ ID」は、生存時間ゼロノード10N4が取得したSFRREQパケットを固有に識別するためのIDある。「MACアドレスバッファ」には、センターノード10Cから生存時間ゼロノード10N4までの各ノードのMACアドレスが、ホップ順に蓄積される。「位置情報バッファ」には、センターノード10Cから生存時間ゼロノード10N4までの各ノードの位置情報が、ホップ順に蓄積される。
図11は、センターノード及びネクストホップノード(生存時間ゼロノードを含む)の動作シーケンスを示す。
図11のステップS101乃至S103と、ステップS201及びS202とは、図5の各ステップと同様なので図示を省略する。
生存時間ゼロノード10N4のパケット制御部101Nは、生成したSFRREPパケットを、MACアドレスバッファにホップ順に蓄積されたMACアドレスを参照し、MACアドレスバッファに蓄積された順が新しい順(ホップ順)に、複数のネクストホップノード10Nを遡ることで、センターノード10Cまで送信する(ステップS213A)。その方法はステップS213で説明した方法と同様である。
ところで、生存時間ゼロノード10N4の制御部11Nは、各第2のネクストホップノード10N2から、ネットワークインターフェース13Nを介して、応答HELLOパケットを受信する(又は、既に受信している)(ステップS209A、YES)。
生存時間ゼロノード10N4のパケット制御部101Nは、各応答HELLOパケットに記述された、第2のネクストホップノード10N2自身の位置情報を読み出す。生存時間ゼロノード10N4の制御部11Nは、各第2のネクストホップノード10N2が、上記算出したリクエスト送信エリアA2及びリクエスト送信不可エリアA3の何れに位置するかを判断する(ステップS210A)。その方法はステップS210で説明した方法と同様である。
生存時間ゼロノード10N4の制御部11Nは、リクエスト送信エリアA2に位置する全ての第2のネクストホップノード10N2(リクエスト送信先ノード)に対し(ステップS210A、YES)、ネットワークインターフェース13Nを介してユニキャストで、上記更新後のSFRREQパケットを送信する(ステップS211A)。なお「更新後のSFRREQパケット」は、生存時間ゼロノード10N4自身のMACアドレス及び位置情報を追加的に記述し、TTL2の値をリセット(ステップS208)したSFRREQパケットである。
各第2のネクストホップノード10N2(リクエスト送信先ノード)のパケット制御部101Nは、ネットワークインターフェース13Nを介して、第1のネクストホップノード10N1からSFRREQパケットを受信する(ステップS201、YES)。SFRREQパケットを受信すると、第2のネクストホップノード10N2自身がリクエスト送信元ノードとなり、ステップS202以下の処理を繰り返す。
図3を再び参照し、センターノード10Cのパケット制御部101CがSFRREPパケットを受信するときの動作を説明する。
センターノード10Cのパケット制御部101Cは、ネットワークインターフェース13Cを介して、SFRREQパケットの送信先である複数の第1のネクストホップノード10N1(リクエスト送信先ノード)全てから、SFRREPパケットを受信する(ステップS104、ステップS105)。具体的には、センターノード10Cのパケット制御部101Cは、最初にSFRREPパケットを受信してから特定時間(任意の時間長)以内に、複数の第1のネクストホップノード10N1から、SFRREPパケットを受信する。センターノード10Cのパケット制御部101Cは、受信したSFRREPパケットを、構築経路管理部102Cに供給する。
センターノード10Cの構築経路管理部102Cは、受信した複数のSFRREPパケットを、到着した順にキューに入れ、各SFRREPパケットに記述された情報を、SFRREPパケット毎に、順に記憶部16Cに蓄積する。具体的には、構築経路管理部102Cは、各SFRREPパケットのデータ部に含まれる、MACアドレスバッファに記述された全てのMACアドレスと、位置情報バッファに記述された全ての位置情報とを、記憶部16Cの受信データ格納部104Cに蓄積する(ステップS106)。
続いて、センターノード10Cの構築経路管理部102Cは、受信データ格納部104Cに蓄積したMACアドレス及び位置情報に基づき、ルーティングテーブルを作成する。具体的には、構築経路管理部102Cは、各ネクストホップノード10NのMACアドレス毎に、各ネクストホップノード10NにIPアドレスを割り振り、ルーティングテーブルを作成する(ステップS107)。ルーティングテーブルは、各ノード10同士の繋がりを示す。構築経路管理部102Cは、作成したルーティングテーブルを、記憶部16Cの構築経路格納部103Cに蓄積する。
センターノード10Cの構築経路管理部102Cは、作成したルーティングテーブルの経路情報に基づき、各ネクストホップノード10Nに向けて、IPアドレスとルーティングテーブルとを含んだパケットを送信する(ステップS108)。
各ネクストホップノード10Nの構築経路管理部102Nは、ネットワークインターフェース13Nを介して、IPアドレスとルーティングテーブルとを含んだパケットを受信する。構築経路管理部102Nは、受信したパケットに含まれる、IPアドレスとルーティングテーブルとを、記憶部16Nの受信データ格納部105Nに蓄積する。各ネクストホップノード10Nは、IPアドレスとルーティングテーブルとに基づき、データリンクを確立し、アドホックネットワークを構築する。
センターノード10Cのパケット制御部101Cは、定期的に(ステップS109のLOOP)、新たに受信したSFRREPパケット(ステップS104、ステップS105)に基づき、ルーティングテーブルを作成する(ステップS107)。センターノード10Cのパケット制御部101Cは、定期的に(ステップS109のLOOP)、各ネクストホップノード10Nに向けて、IPアドレスとルーティングテーブルとを含んだパケットを送信する(ステップS108)。
5.まとめ
典型的に、アドホックネットワークの経路を新規に構築するため、各ノードが、周囲のネクストホップノードに向けて、無差別にブロードキャストしてパケットを送信する技術が知られている。この技術によれば、ノードの数が増加するに従って、ネットワークに掛かる負荷やメモリリソースの消費が増大する。また、通信経路を探索するために、人間による手入力が必要であるとすれば、ノードのが増加するに従って、人的な手間も掛かる。
これに対して、本実施形態によれば、センターノード10Cを除き、全てのネクストホップノード10Nは、SFRREQパケットを1回しか送信しない(ステップS202、S203)。これにより、各ネクストホップノード10Nが多数のネクストホップノード10NからSFRREQパケットを受信する可能性を減らすことができる。
また、本実施形態によれば、センターノード10Cを除き、全てのネクストホップノード10Nは、通信可能エリアA1のうちの一部(リクエスト送信エリアA2)に位置するネクストホップノード10Nにのみ、SFRREQパケットを送信する(ステップS210、S211)。これにより、各ネクストホップノード10Nが多数のネクストホップノード10NからSFRREQパケットを受信する可能性をさらに減らすことができる。
具体的には、本実施形態によれば、ネクストホップノード10Nは、1以上の別のネクストホップノード10Nに、HELLOパケットに対する応答パケットとして、応答元である別のネクストホップノード10Nの位置情報を追加的に記述した応答HELLOパケットを要求する(ステップS203)。これにより、ネクストホップノード10Nは、SFRREQパケットを送信する前に、別のネクストホップノード10Nの位置情報を取得することができるので、SFRREQパケットを送信する対象を確実に絞り込むことができる。
また、本実施形態によれば、センターノード10Cが、各ネクストホップノード10NにIPアドレスを割り振り、ルーティングテーブルを作成する(ステップS107)。これにより、センターノード10Cだけが、経路を構築する際に必要な情報を格納する構築経路格納部103Cを有し、各ネクストホップノード10Nは有しない。そのため、各ネクストホップノード10Nが消費するリソースを軽減することができる。また、ネットワーク内で送受信されるパケット量が抑えられ、ネットワークに掛かる負荷が軽減される。
以上のように、本実施形態によれば、ネットワークに掛かる負荷を軽減し、各ノードのメモリリソースの消費を抑え、人的な作業をなくすことができる。
さらに、本実施形態によれば、ネクストホップノードは、受信したリクエストパケットの生存時間の値が0のとき、センターノードに向けてリプライパケットを送信し、且つ、リクエストパケットの生存時間をリセットして終端ノードに向けてリクエストパケットを送信する。また、センターノードは、リプライパケットを最初に受信すると、ルーティングテーブルを定期的に作成する。これにより、リクエストパケットが生存時間を持たない(即ち、終端ノードだけがリプライパケットを生成する)と仮定した場合に比べて、センターノードがHELLOパケットを送信してからリプライパケットを最初に受信するまでの時間が短くなり、センターノードがリプライパケットを受信する頻度が高くなる。従って、センターノードがHELLOパケットを送信してからルーティングテーブルを最初に作成するまでの時間が短くなる。これにより、センターノードは、リアルタイムに、短時間に、アドホックネットワークの経路を新規に構築することができる。専用の基地局を含むインフラに依存しないアドホックネットワークは、例えば災害時などに用いられ得るが、災害時などに、リアルタイムに、短時間に、アドホックネットワークの経路を新規に構築することは有益である。
さらに、本実施形態によれば、ネクストホップノードは、受信したリクエストパケットの生存時間の値が0でないとき、リクエストパケットの生存時間をデクリメントして、ネクストホップノードにリクエストパケットを送信する。リクエストパケットの生存時間をデクリメントすることで、リクエストパケットが生存時間を持たない(即ち、終端ノードだけがリプライパケットを生成する)と仮定した場合に比べて、センターノードがHELLOパケットを送信してからリプライパケットを最初に受信するまでの時間が短くなり、センターノードがリプライパケットを受信する頻度が高くなる。従って、センターノードがHELLOパケットを送信してからルーティングテーブルを最初に作成するまでの時間が短くなる。
本技術の各実施形態及び各変形例について上に説明したが、本技術は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
1…アドホックネットワーク経路構築システム
10…情報処理装置(ノード)
10C…センターノード
10N…ネクストホップノード
10N1…第1のネクストホップノード
10N2…第2のネクストホップノード
10N3…終端ノード
10N4…生存時間ゼロノード
101C、101N…パケット制御部
102C、102N…構築経路管理部
103C…構築経路格納部
104C、105N…受信データ格納部

Claims (14)

  1. 1個のセンターノードと、
    複数のネクストホップノードと
    を具備するアドホックネットワーク経路構築システムであって、
    前記センターノードは、
    前記センターノードのMAC(Media Access Control)アドレス及び位置情報を記述したデータ部と、生存時間として正の整数値を記述したヘッダ部とを含むリクエストパケットを生成し、
    前記センターノードと通信可能なエリアに位置する1以上のネクストホップノードに、前記リクエストパケットを送信し、
    各前記ネクストホップノードは、
    前記リクエストパケットを受信し、
    前記リクエストパケットの前記ヘッダ部に記述された前記生存時間の値が0であると判断すると、
    前記受信したリクエストパケットの前記データ部に記述された全ての前記MACアドレス及び全ての前記位置情報を記述したデータ部を含むリプライパケットを生成し、
    前記受信したリクエストパケットの送信元であるリクエスト送信元ノードに、前記リプライパケットを送信し、
    前記リプライパケットの送信元である前記ネクストホップノードを除く各前記ネクストホップノードは、さらに、
    前記リクエスト送信先ノードから、前記リプライパケットを受信し、
    前記リクエスト送信元ノードに、前記受信したリプライパケットを送信し、
    前記センターノードは、さらに、
    1以上の前記リクエスト送信先ノードから、前記リプライパケットを受信すると、
    前記受信した1以上のリプライパケットの前記データ部に記述された前記全てのMACアドレス及び前記全ての位置情報に基づき、定期的に、ルーティングテーブルを作成する
    アドホックネットワーク経路構築システム。
  2. 請求項1に記載のアドホックネットワーク経路構築システムであって、
    各前記ネクストホップノードは、
    前記リクエストパケットの前記ヘッダ部に記述された前記生存時間の値が0であると判断すると、さらに、
    前記リクエストパケットの送信先となるリクエスト送信先ノードの有無を判断し、
    前記リクエスト送信先ノードが有ると判断すると、前記受信したリクエストパケットの前記データ部に前記ネクストホップノード自身のMACアドレス及び位置情報を追加的に記述し、前記受信したリクエストパケットの前記ヘッダ部の前記生存時間をリセットしたリクエストパケットを、前記リクエスト送信先ノードに送信する
    アドホックネットワーク経路構築システム。
  3. 請求項1又は2に記載のアドホックネットワーク経路構築システムであって、
    各前記ネクストホップノードは、
    前記リクエストパケットの前記ヘッダ部に記述された前記生存時間の値が0でないと判断すると、
    前記リクエストパケットの送信先となるリクエスト送信先ノードの有無を判断し、
    前記リクエスト送信先ノードが有ると判断すると、前記受信したリクエストパケットの前記データ部に前記ネクストホップノード自身のMACアドレス及び位置情報を追加的に記述し、前記受信したリクエストパケットの前記ヘッダ部に前記生存時間として記述された値をデクリメントしたリクエストパケットを、前記リクエスト送信先ノードに送信する
    アドホックネットワーク経路構築システム。
  4. 請求項2に記載のアドホックネットワーク経路構築システムであって、
    各前記ネクストホップノードは、
    前記リクエスト送信先ノードが無いと判断すると、前記ネクストホップノード自身を終端ノードと判断し、
    前記終端ノードは、
    前記受信したリクエストパケットの前記データ部に記述された全ての前記MACアドレス及び全ての前記位置情報を記述したデータ部を含むリプライパケットを生成し、
    前記受信したリクエストパケットの送信元であるリクエスト送信元ノードに、前記リプライパケットを送信する
    アドホックネットワーク経路構築システム。
  5. 請求項2乃至4の何れか一項に記載のアドホックネットワーク経路構築システムであって、
    各前記ネクストホップノードは、
    前記リクエスト送信先ノードの有無を判断する際、
    前記リクエスト送信元ノードの位置情報を、前記受信したリクエストパケットの前記データ部から読み出し、
    前記リクエスト送信元ノードの位置情報及び前記ネクストホップノード自身の位置情報に基づき、前記リクエスト送信元ノードの位置から離れた位置にあるリクエスト送信先ノードの有無を判断する
    アドホックネットワーク経路構築システム。
  6. 請求項5に記載のアドホックネットワーク経路構築システムであって、
    各前記ネクストホップノードは、
    前記リクエスト送信先ノードの有無を判断する際、
    前記リクエスト送信元ノードの位置と前記ネクストホップノード自身の位置とを結んだ線分と直交し且つ前記ネクストホップノード自身の前記位置を通過する直線で、前記ネクストホップノード自身が通信可能なエリアを分断し、前記分断した通信可能なエリアのうち前記リクエスト送信元ノードの位置を含まないエリアに位置するリクエスト送信先ノードの有無を判断する
    アドホックネットワーク経路構築システム。
  7. 請求項6に記載のアドホックネットワーク経路構築システムであって、
    各前記ネクストホップノードは、
    複数のリクエスト送信元ノードから前記リクエストパケットを受信した場合、
    何れか1つの前記受信したリクエストパケットの前記データ部に前記ネクストホップノード自身のMACアドレス及び位置情報を追加的に記述し、前記記述したリクエストパケットを、前記リクエスト送信先ノードに送信する
    アドホックネットワーク経路構築システム。
  8. 請求項7に記載のアドホックネットワーク経路構築システムであって、
    各前記ネクストホップノードは、
    前記リクエスト送信先ノードの有無を判断する際、
    前記ネクストホップノード自身と通信可能なエリアに位置する1以上の別のネクストホップノードに、HELLOパケットを送信し、
    前記HELLOパケットに対する応答パケットとして、応答元である別のネクストホップノードの位置情報を追加的に記述した応答パケットを要求し、
    前記1以上の別のネクストホップノードから、前記別のネクストホップノードの位置情報を追加的に記述した応答パケットを受信し、
    前記受信した応答パケットに追加的に記述された前記別のネクストホップノードの位置情報に基づき、前記リクエスト送信先ノードの有無を判断する
    アドホックネットワーク経路構築システム。
  9. 1個のセンターノードと、複数のノードとを有するアドホックネットワーク経路構築システムに含まれる各ノードであって、
    前記センターノードから、前記センターノードのMAC(Media Access Control)アドレス及び位置情報を記述したデータ部と、生存時間として正の整数値を記述したヘッダ部とを含むリクエストパケットを受信し、
    前記リクエストパケットの前記ヘッダ部に記述された前記生存時間の値が0であると判断すると、
    前記受信したリクエストパケットの前記データ部に記述された全ての前記MACアドレス及び全ての前記位置情報を記述したデータ部を含むリプライパケットを生成し、
    前記受信したリクエストパケットの送信元であるリクエスト送信元ノードに、前記リプライパケットを送信する
    パケット制御部を具備する
    ノード。
  10. 請求項9に記載のノードであって、
    前記パケット制御部は、
    前記リクエストパケットの前記ヘッダ部に記述された前記生存時間の値が0であると判断すると、さらに、
    前記リクエストパケットの送信先となるリクエスト送信先ノードの有無を判断し、
    前記リクエスト送信先ノードが有ると判断すると、前記受信したリクエストパケットの前記データ部に前記ノード自身のMACアドレス及び位置情報を追加的に記述し、前記受信したリクエストパケットの前記ヘッダ部の前記生存時間をリセットしたリクエストパケットを、前記リクエスト送信先ノードに送信する
    ノード。
  11. 請求項9又は10に記載のノードであって、
    前記パケット制御部は、
    前記リクエストパケットの前記ヘッダ部に記述された前記生存時間の値が0でないと判断すると、
    前記リクエストパケットの送信先となるリクエスト送信先ノードの有無を判断し、
    前記リクエスト送信先ノードが有ると判断すると、前記受信したリクエストパケットの前記データ部に前記ネクストホップノード自身のMACアドレス及び位置情報を追加的に記述し、前記受信したリクエストパケットの前記ヘッダ部に前記生存時間として記述された値をデクリメントしたリクエストパケットを、前記リクエスト送信先ノードに送信する
    ノード。
  12. 請求項10に記載のノードであって、
    前記パケット制御部は、
    前記リクエスト送信先ノードが無いと判断すると、前記ノード自身を終端ノードと判断し、
    前記終端ノードと判断すると、
    前記受信したリクエストパケットの前記データ部に記述された全ての前記MACアドレス及び全ての前記位置情報を記述したデータ部を含むリプライパケットを生成し、
    前記受信したリクエストパケットの送信元であるリクエスト送信元ノードに、前記リプライパケットを送信する
    ノード。
  13. 1個のセンターノードと、
    複数のネクストホップノードと
    を具備するアドホックネットワーク経路構築システムであって、
    前記センターノードは、
    前記センターノードのMAC(Media Access Control)アドレス及び位置情報を記述したデータ部と、生存時間として正の整数値を記述したヘッダ部とを含むリクエストパケットを生成し、
    前記センターノードと通信可能なエリアに位置する1以上のネクストホップノードに、前記リクエストパケットを送信し、
    各前記ネクストホップノードは、
    前記リクエストパケットを受信し、
    前記リクエストパケットの前記ヘッダ部に記述された前記生存時間の値が0であると判断すると、
    前記受信したリクエストパケットの前記データ部に記述された全ての前記MACアドレス及び全ての前記位置情報を記述したデータ部を含むリプライパケットを生成し、
    前記受信したリクエストパケットの送信元であるリクエスト送信元ノードに、前記リプライパケットを送信し、
    前記リプライパケットの送信元である前記ネクストホップノードを除く各前記ネクストホップノードは、さらに、
    前記リクエスト送信先ノードから、前記リプライパケットを受信し、
    前記リクエスト送信元ノードに、前記受信したリプライパケットを送信し、
    前記センターノードは、さらに、
    1以上の前記リクエスト送信先ノードから、前記リプライパケットを受信すると、
    前記受信した1以上のリプライパケットの前記データ部に記述された前記全てのMACアドレス及び前記全ての位置情報に基づき、定期的に、ルーティングテーブルを作成する
    アドホックネットワーク経路構築システム
    に含まれる
    センターノード。
  14. 1個のセンターノードと、
    複数のネクストホップノードと
    を具備するアドホックネットワーク経路構築方法であって、
    前記センターノードは、
    前記センターノードのMAC(Media Access Control)アドレス及び位置情報を記述したデータ部と、生存時間として正の整数値を記述したヘッダ部とを含むリクエストパケットを生成し、
    前記センターノードと通信可能なエリアに位置する1以上のネクストホップノードに、前記リクエストパケットを送信し、
    各前記ネクストホップノードは、
    前記リクエストパケットを受信し、
    前記リクエストパケットの前記ヘッダ部に記述された前記生存時間の値が0であると判断すると、
    前記受信したリクエストパケットの前記データ部に記述された全ての前記MACアドレス及び全ての前記位置情報を記述したデータ部を含むリプライパケットを生成し、
    前記受信したリクエストパケットの送信元であるリクエスト送信元ノードに、前記リプライパケットを送信し、
    前記リプライパケットの送信元である前記ネクストホップノードを除く各前記ネクストホップノードは、さらに、
    前記リクエスト送信先ノードから、前記リプライパケットを受信し、
    前記リクエスト送信元ノードに、前記受信したリプライパケットを送信し、
    前記センターノードは、さらに、
    1以上の前記リクエスト送信先ノードから、前記リプライパケットを受信すると、
    前記受信した1以上のリプライパケットの前記データ部に記述された前記全てのMACアドレス及び前記全ての位置情報に基づき、定期的に、ルーティングテーブルを作成する
    アドホックネットワーク経路構築方法。
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