JP5138448B2 - 位置検出システム及び方法並びに船員位置管理システム - Google Patents

位置検出システム及び方法並びに船員位置管理システム Download PDF

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Description

本発明は、無線端末の位置を特定するための端末無線情報の誤り度演算器、誤り度演算器を備えた中継機、位置検出システム及び方法に関し、特にその位置の特定精度向上を図る技術に関するものである。
従来、路上局と移動局との間で相互に通信を行う移動通信システムにおいて、前記移動局は、前記路上局が送信する通信波の電界強度を検出する電界強度検出手段と、該電界強度検出手段の出力波の包絡線波形を所定の時定数を用いて検出する包絡線波形検出手段と、該包絡線波形検出手段により検出された包絡線波形を該移動局の移動速度を前記通信波の波長で除算した値より高い周波数にてサンプリングするサンプリング手段と、該サンプリング手段の出力に基づいて前記電界強度の最大値を検出し、該最大値に基づいて該移動局の位置を求める信号処理手段とを有し、路上局に対する自車位置を検出するものが開示されている(例えば、特許文献1。)。
1の基地局から複数回にわたって送信される信号の受信時間を複数ある他の基地局が各々のクロックにより測定し、前記複数ある他の基地局が各々のクロックにより端末からの信号の受信時間を測定し、上記基地局信号の各受信時間と、各基地局の位置とから上記各基地局のクロック速度比を推定し、上記端末信号の各受信時間に含まれるクロック誤差を上記推定されたクロック速度比に基づいて補正し、上記補正された端末信号の各受信時間と、各基地局の位置とから上記端末の位置を検出する位置検出方法が開示されている(例えば、特許文献2。)。
この場合、路上局は受信電波強度のみを測定すればよく、簡便に位置を検出することが可能である。
しかしながら、特許文献1に記載のものを、船舶内等のように鋼板に囲まれた稼働環境に適用する場合、電波伝播経路の反射において周囲の鋼板による電波の吸収が少なく、移動局(端末装置)と中継機(路上局)の距離に対する電波強度の低下の度合いが少ない場合、複数の中継機が検出する電波強度の格差が小さいため、演算精度が低く、特定した位置の誤差が大きくなるという問題がある。
また、特許文献2に記載のものの場合、各基地局(中継機)間で計測する電波到達時刻差を精密に計測するために、各基地局間の時刻同期手段と、到達時刻計測手段が必要となり、システム構成が複雑となる、もしくは高価となる。
さらには、船舶内等のように鋼板に囲まれた稼働環境に適用する場合、電波伝播経路に複雑な反射が生じ、時間差を生じて複数の経路からの到達波を受信することにより、電波到達時刻の計測に誤差が生じ、演算精度が低下し、特定した位置の誤差が大きくなるという問題がある。
特許第2881024号公報 特許第3801123号公報
本発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので、船舶内等のように鋼板に囲まれ、電波伝播経路の反射において電波の吸収が少ない、もしくは多数の到達経路が生じる稼働環境下においても、位置演算精度を高め、特定した位置の誤差を小さくすべく、端末装置から送信された端末無線情報の誤り度を算出する端末無線情報の誤り度演算器を提供することを目的とする。
また、この誤り度を用いて、端末装置と中継器との推定距離を推定する位置検出システム及び方法を提供することを目的とする。
また、このような端末無線情報の誤り度演算器、誤り度演算器を備えた中継機、位置検出システム及び方法を用いることにより、船舶内での船員の所在を具体的かつリアルタイムに把握することができ、これら情報に基づいた平常時における業務指示及び緊急事態発生時に的確な判断、指示を迅速に行うことができるようにした、誤り度演算器を備えた中継機或いは位置演算装置、位置検出システム及び方法を提供することを目的とする。
上記の問題点に対し本発明は、以下の各手段を以って課題の解決を図る。
の手段の位置検出方法は、
端末装置から通信速度を含む端末無線情報を中継機により受信し、
前記端末無線情報からその受信強度及び受信状態を抽出し、
前記受信状態に応じて得られた最新の重み値と少なくとも1個以上の過去に受信した端末無線情報の過去の受信状態に応じて得られた過去の重み値とを加算して誤り度を算出し、
前記通信速度が遅くなるに従い大きくなり、受信強度が強くなるに従い小さくなり、誤り度が大きくなるに従い大きくなる前記端末装置と前記中継機との間の推定距離を推定することを特徴とする。
の手段は、第の手段の位置検出方法において、
前記過去の重み値は前記最新の重み値より小さい値であることを特徴とする。
の手段は、第又はの手段の位置検出方法において、
前記誤り度は、前記最新の受信状態或いは過去の受信状態が異常のときは最新の重み値或いは過去の重み値を加算し、正常のときは加算しないものであることを特徴とする。
の手段の位置検出システムは、
端末無線情報を発信する端末装置と、
端末装置から送信された端末無線情報を受信する中継機と、
前記端末装置の位置を推定する位置演算装置と、
前記端末装置の位置を表示する表示装置とを備え、
前記中継機は、
受信した前記端末無線情報から受信強度、通信速度、端末装置アドレス及び受信状態を抽出する無線受信器と、
前記無線受信器から前記受信状態を受信し、最新の受信状態に応じて得られた最新の重み値と少なくとも1個以上の過去に受信した過去の受信状態に応じて得られた過去の重み値とを加算して誤り度を算出する誤り度演算器と、
前記端末装置アドレス、前記通信速度、前記受信強度、前記誤り度及び中継機アドレスからなる受信状態通知情報を送信する受信状態通知器とを有し、
前記位置演算装置は、
複数の前記中継機の座標が記憶された中継機位置テーブルと、
前記中継機から前記受信状態通知情報を受信し、前記受信状態通知情報に受領時刻を加えたデータを受信状態格納部に格納する受信状態受領器と、
前記受信状態格納部に格納されたデータを読み出すと共に前記中継機アドレスに基づき前記中継機位置テーブルから前記中継機の座標を読み出し、前記通信速度、前記受信強度及び前記誤り度に基づいて、前記通信速度が遅くなるに従い大きくなり、受信強度が強くなるに従い小さくなり、誤り度が大きくなるに従い大きくなるように、前記端末装置と前記中継機との推定距離を推定し、前記中継機の座標及び前記推定距離から前記端末装置の座標を推定し、前記端末装置アドレス、前記端末装置の座標、前記中継機の座標からなる端末装置位置情報を送信する端末位置演算器とを有し、
表示装置は、
各位置検出対象領域の見取図が登録された見取図格納部と、
前記位置演算装置から前記端末装置位置情報を受信し、前記見取図格納部から前記中継機の座標に対応する見取図を読み出し、前記見取図と前記端末装置とを重畳した重畳表示レイヤーを作成する描画作成器と、
前記重畳表示レイヤーを表示する表示器とを有している
ことを特徴とする。
の手段の位置検出システムは、
端末無線情報を発信する端末装置と、
端末装置から送信された端末無線情報を受信する中継機と、
前記端末装置の位置を推定する位置演算装置と、
前記端末装置の位置を表示する表示装置とを備え、
前記中継機は、
受信した前記端末無線情報から受信強度、通信速度、端末装置アドレス及び受信状態を抽出する無線受信器と、
前記端末装置アドレス、前記通信速度、前記受信強度、前記受信状態及び中継機アドレスからなる受信状態通知情報を送信する受信状態通知器とを有し、
前記位置演算装置は、
複数の前記中継機の座標が記憶された中継機位置テーブルと、
前記中継機から前記受信状態通知情報を受信し、受信した前記受信状態通知情報の最新の受信状態に応じて得られた最新の重み値と少なくとも1個以上の過去に受信した前記受信状態通知情報の過去の受信状態に応じて得られた過去の重み値とを加算して誤り度を算出する誤り度演算器と、
前記中継機から前記受信状態通知情報を受信し、前記誤り度演算器から前記誤り度を受信し、前記端末装置アドレス、前記通信速度、前記受信強度、前記誤り度、中継機アドレス及び受領時刻のデータを受信状態格納部に格納する受信状態受領器と、
前記受信状態格納部に格納されたデータを読み出すと共に前記中継機アドレスに基づき前記中継機位置テーブルから前記中継機の座標を読み出し、前記通信速度、前記受信強度及び前記誤り度に基づいて、前記通信速度が遅くなるに従い大きくなり、受信強度が強くなるに従い小さくなり、誤り度が大きくなるに従い大きくなるように、前記端末装置と前記中継機との推定距離を推定し、前記中継機の座標及び前記推定距離から前記端末装置の座標を推定し、前記端末装置アドレス、前記端末装置の座標、前記中継機の座標からなる端末装置位置情報を送信する端末位置演算器とを有し、
表示装置は、
各位置検出対象領域の見取図が登録された見取図格納部と、
前記位置演算装置から前記端末装置位置情報を受信し、前記見取図格納部から前記中継機の座標に対応する見取図を読み出し、前記見取図と前記端末装置とを重畳した重畳表示レイヤーを作成する描画作成器と、
前記重畳表示レイヤーを表示する表示器とを有している
ことを特徴とする。
の手段の船員位置管理システムは、第4又は5の手段の位置検出システムを船舶に搭載すると共に、前記端末装置を船員に携帯させたことを特徴とする。
第7の手段の位置検出システムは、第4又は5の手段の位置検出システムにおいて、
前記過去の重み値は前記最新の重み値より小さい値であることを特徴とする。
第8の手段の位置検出システムは、第4又は5の手段の位置検出システムにおいて、
前記誤り度は、前記最新の受信状態或いは過去の受信状態が異常のときは最新の重み値或いは過去の重み値を加算し、正常のときは加算しないものであることを特徴とする。
特許請求の範囲に記載の各請求項に係る発明は、上記の各手段を採用しており、
電波伝播経路の反射において電波の吸収が少ない、もしくは多数の到達経路が生じる環境であっても適正な端末装置と前記中継機との推定距離を推定するために必要な誤り度を得ることができる。
また、この誤り度を用いて適正な端末装置と前記中継機との推定距離を推定できる位置検出システム或いは方法を得ることができる。
また、電波吸収度合いが異なる環境に応じ、電波強度と誤り度の重み付けを変化させることにより、設置環境によらず端末装置の位置の特性精度を高め、環境に応じ演算基準を設定する手間の煩雑さも生じない。
また、位置検出システム等を船舶に用いることにより、船舶内での船員の所在を具体的かつリアルタイムに把握することができ、これら情報に基づいた平常時における業務指示及び緊急事態発生時に的確な判断、指示を迅速に行うことができるようになる。
以下、本発明の実施の形態に係る中継機、位置演算装置、位置検出システム及び方法につき説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る位置検出システムの全体構成図である。
図2は、図1における端末装置のブロック構成図である。
図3は、図1における中継装置のブロック構成図である。
図4は、図3における加重平均演算器での誤り度演算テーブルの一例を示す図である。
図5は、図1における位置演算装置のブロック構成図である。
図6は、図5における受信状態格納部に記憶された受信状態テーブルの一例を示す図である。
図7は、図5における演算部での受信状態−距離変換テーブルを示す図である。
図8は、図5における中継機位置格納部に記憶された中継機位置テーブルの一例を示す図である。
図9は、図5に図示の端末位置演算部において位置検出対象領域内の中継機が一台の場合の端末装置の位置を検出する例を示す図である。
図10は、図5に図示の端末位置演算部において位置検出対象領域内の中継機が2台の場合の端末装置の位置を検出する例を示す図である。
図11は、図5に図示の端末位置演算部において位置検出対象領域内の中継機が3台の場合の端末装置の位置を検出する例を示す図である。
図12は、図5における表示装置のブロック構成図である。
図13は、図12に図示の表示器において位置検出対象領域の見取り図レイヤーの一例を示す図である。
図14は、図12に図示の表示器において端末装置の位置をマーカー表示するレイヤーの一例を示す図である。
図15は、図12に図示の表示器おいて各レイヤーを重畳表示した一例を示す図である。
図16は、図12に図示の表示器おいて警告表示を重畳表示した一例を示す図である。
図17は、本発明の第2の実施の形態に係る位置検出システムにおける中継装置のブロック構成図である。
図18は、本発明の第2の実施の形態に係る位置検出システムにおける位置演算装置のブロック構成図である。
<<本発明の第1の実施の形態に係る位置検出システム>>
先ず、図1に基づき、本発明の第1の実施の形態に係る位置検出システムの全体の構成につき説明する。
図1に図示のように、本発明の第1の実施の形態に係る位置検出システム1は主に、複数の端末装置2と、複数の中継機3と、位置演算装置4と、表示装置5と、これらの各装置及び機器を結ぶイーサーネット6とから構成されている。
なお、位置検出システムを船舶に適用した場合、携帯式の端末装置2は、40〜50台程度用意され、固定の中継機3は、1フロアー当たり数台、合計30〜40台程度船内に設置される。
端末装置2は、IEEE802.11b無線フレームの端末無線情報FLAを送信するための装置であり、乗組員、或いは乗客等の被位置検知対象者が端末装置2を常時携帯する。
各中継機3は、位置検出対象領域に設置される装置であり、端末装置2が送信した端末無線情報FLAを受信し、それを元に受信状態通知情報FLBを生成しイーサーネット6に送信する。
各中継機3が送信した受信状態通知情報FLBは、イーサーネット6を経由して、位置演算装置4に送信される。
位置演算装置4は、受信状態通知情報FLBを元に各端末装置2の位置を推定演算して端末装置位置情報FLCを作成し、端末装置位置情報FLCを表示装置5に送信する。
表示装置5は、各端末装置2からの端末装置位置情報FLCを元に、各端末装置2を携帯する被位置検知対象者の所在位置を、表示器53(図12参照)上に表示する。
なお、位置演算装置4から送信される端末装置位置情報FLCには、各中継機3が送信する受信状態通知情報FLBが途絶えたことを検出する等の該当端末装置2についての異常発生情報も含まれている。
表示装置5は、異常発生情報を元に異常発生表示を行うこともできる。
<端末装置の構成>
次に、図2に基づき、端末装置2の構成につき説明する。
図2に図示のように、端末装置2は、無線送信機21及びアンテナ22から構成されている。
無線送信機21は、IEEE802.11b規格のフレーム(端末無線情報FLA)を送信する機能を有する。
無線送信機21には、個体識別情報として端末装置2毎に重複しないユニークなID(Identification)であるMAC(Media Access Control)アドレス(端末装置アドレスIDT(i=1〜m))、IEEE802.11bで定められた11Mbps、5.5Mbps、2Mbps、1Mbpsのいずれかの通信速度SSがあらかじめ登録されている。
なお、通信速度SSは、端末装置2において、IEEE802.11b規格等の制限内で任意に変更可能である。
各端末無線情報FLA(フレーム)は、周知のごとく通信速度SS、端末装置アドレスIDT、送信データ(通話データも含む)、IEEE802.11bで定められたフレームチェック情報FCS(Frame Check Sequence)により構成されている。
なお、各端末無線情報FLAは、IEEE802.11bで定められた変調方式を採用している。
そして、各端末装置2は、通信速度SS、端末装置アドレスIDT、フレームチェック情報FCSを含む端末無線情報FLA(フレーム)を所定の間隔(数秒ピッチ、例えば2秒ピッチ)で送信、或いは、端末無線情報FLAを発信した後、所望の時間間隔以内にこれに続けて次の端末無線情報FLAを送信するようになっている。
また、端末装置2は、汎用の携帯電話を使用することができ、この場合、周知の図示略の無線受信器、送受話器、振動機能、カメラ、発光機能等が備えられ、端末無線情報FLAには、音声信号、画像信号等のその他の信号も含まれる。
<中継機の構成>
次に、図3、図4に基づき、中継機3の構成につき説明する。
図3に図示のように、各中継機3は、無線受信器31、受信状態通知器32、アンテナ33、メモリ34、強度計測器35、誤り度演算器36等から構成されている。
なお、図3では、メモリ34、強度計測器35及び誤り度演算器36を無線受信器31と別の回路として図示しているが、通常は、無線受信器31内に一体的(回路、或いは、演算プログラムの一部)に組み込まれている。
また、中継機3は、汎用の携帯電話用の中継機として使用することができ、この場合、周知の図示略の無線送信機等も備えている。
無線受信器31は、図1、2に図示の端末装置2から送信されたIEEE802.11b規格の、通信速度SS、端末装置アドレスIDT、フレームチェック情報FCSを含む端末無線情報FLAを受信する機能を有する。
無線受信器31は、端末無線情報FLAを受信して、通信速度SS及び端末装置アドレスIDTを抽出し、後述する受信状態通知器32に送信する。
強度計測器35は、無線受信器31にて受信した端末無線情報FLAの電波の受信強度SDを計測し、検出した受信強度SDを後述する受信状態通知器32に送信する。
メモリ34には、中継機3(j=1〜n)毎に重複しないユニークなID(Identification)であるMAC(Media Access Control)アドレスとしての中継機アドレスIDR(j)が登録されている。
また、無線受信器31は、端末無線情報FLAを受信する毎に、端末無線情報FLA、フレームチェック情報FCS及びその他の受信データを誤り度演算器36に送信する。
誤り度演算器36は、図4に図示の誤り度演算テーブルに基づき処理、演算を行ない、誤り度SERを演算し、演算した誤り度SERを受信状態通知器32に送信する。
図4において、受信時刻Txは、端末無線情報FLAを受信した最新の時刻を「0」とした、過去のt秒毎の時刻である。
例えば、t=2秒とした場合、「−t」、「−2t」「−3t」とは、各々、2、4、6秒前の過去のものを意味する。
なお、受信時刻Txは、必ずしも等間隔である必要はない。
各受信状態CNDは、受信した最新の或いは過去の端末無線情報FLAのデータ毎の正常「OK」或いは異常「NG」を表すものである。
即ち、最新の或いは過去の端末無線情報FLA毎に、端末装置アドレスIDT及びその他の通信データにより算出された加算値(FCS値)とフレームチェック情報FCSとが比較されて、両者が一致しておれば、正常受信「OK」(又は「0」)と判断される。
両者が一致していなければ「NG」(又は「1」)と判断される。
その結果は、図4に図示のように、最新の或いは過去の受信時刻Tx毎(端末無線情報FLA毎)に、受信状態CNDが記憶される。
なお、受信状態CNDの各値は、初期値は全て「NG」(又は「1」)にセットされている。
また、数分間、無受信の状態が継続しても全て「NG」(又は「1」)にセットされる。
即ち、一番最初に受信したときは、受信時刻Tx=0の受信状態CNDが「OK」(又は「0」)であったとしても、過去の受信状態CNDは全て「NG」であるため、以下にて説明する誤り度SERは、0.6となる。
そして、正常な受信回数が増加するに従い、誤り度SERが減少して行くようになっている。
各重み値Wは、各計測時刻につき重みを与えるものである。
図4に図示のものは、4回のデータの例であり、最新(受信時刻Tx=0)の重み値Wを0.4、一つ前(受信時刻Tx=−t)の重み値Wは0.3、その前(受信時刻Tx=−2t)の重み値Wは0.2、最古(受信時刻Tx=−3t)の重み値Wは0.1に設定されている。
また、この重み値Wの合計は「1.0」になるようになっている。
なお、図4に図示のものは、4回(最新のもの及び過去の3回)のデータの例であるが、これに限定されるものではなく、少なくとも2個以上の複数のデータを用いることができる。
例えば、2個の場合、最新(受信時刻Tx=0)の重み値Wを0.7、一つの過去の(受信時刻Tx=−t)の重み値Wを0.3としても良い。
要するに、重み値Wの合計値は1.0であり、過去に行く重み値Wほど小さくなるような値とする。
次に、受信状態CNDと重み値Wとの理論積に基づき、加算値SERXを算出する。
即ち、受信状態CND=「NG」のときは、加算値SERX=重み値Wとし、受信状態CND=「OK」のときは、加算値SERX=0とする。
そして、すべての加算値SERXを合計して、誤り度SERを演算する。
演算された誤り度SERは、受信状態通知器32に送信される。
なお、受信状態CNDの各値が、「NG」又は「OK」ではなく、「1」または「0」である場合には、誤り度SERは、次式により求めることができる。
加算値SERX=受信状態CND×重み値W
誤り度SER=Σ(加算値SERX)
即ち、
誤り度SER=Σ(受信状態CND×重み値W)
要するに、誤り度SERは、最新の受信状態CND或いは過去の受信状態CNDが異常のときは最新の重み値W或いは過去の重み値Wが加算され、正常のときは加算されない。
このように、誤り度演算器36は、受信した端末無線情報FLAの最新の受信状態CNDに応じて得られた最新の重み値Wと少なくとも1個以上の過去に受信した端末無線情報FLAの過去の受信状態CNDに応じて得られた過去の重み値Wとを加算して誤り度SERを算出する。
図3に戻り、受信状態通知器32は、無線受信器31から受信した端末装置アドレスIDT、メモリ34からの中継機アドレスIDR、無線受信器31から受信した通信速度SS、強度計測器35から受信した受信強度SD、誤り度演算器36から受信した誤り度SER、及びその他の受信データにより、受信状態通知情報FLBを作成する。
そして、受信状態通知器32は、作成した受信状態通知情報FLBを、イーサーネット6を経由して位置演算装置4に送信する。
<位置演算装置の構成>
次に、図5〜図11に基づき、位置演算装置4の構成につき説明する。
図5に図示のように、位置演算装置4は、受信状態受領器41、受信状態格納部42、端末位置演算器43、中継機位置格納部44、時計45、イベントテキストデータ格納部46等から構成されている。
受信状態受領器41は、中継機3内の受信状態通知器32から受信した、受信状態通知情報FLB(端末装置アドレスIDT、中継機アドレスIDR、通信速度SS、受信強度SD、誤り度SER、その他の受信データ)に、時計45から入手したデータ受領時の受領時刻Tを加えて、受信状態格納部42に記憶する。
図6に、受信状態格納部42に記憶された受信状態テーブルの一例を示す。
図6に図示の例では、通信速度SSをキーとして4組の受信状態通知情報FLBが記憶されている。
なお、図6に図示の端末装置アドレスIDT欄の数値列において、上位8桁はベンダーID、次の2桁は端末装置2の機種ID、最後の4桁は端末装置2のシリアルIDである。
同様に、中継機アドレスIDR欄の数値列において、上位8桁はベンダーID、次の2桁は中継機3の機種ID、最後の4桁は中継機3のシリアルIDである。
例えば、1行目には、受領時刻T=0時10分15秒(0:10:15)、計測対象端末装置2の番号=1、経由した中継機3の番号=1、通信速度SS=11Mbps、受信強度SD=−65dBm、誤り度SER=0.7の受信状態通知情報FLBのデータが記憶、格納されている。
図8に、中継機位置格納部44に記憶された中継機位置テーブルの一例を示す。
図8に図示の例では、中継機3毎の中継機アドレスIDR(図6に図示のものに同じ)、船舶の各フロアーにおける中継機のx座標xj、y座標yj、z座標zj(或いは、見取図レイヤー番号、各中継機3が配設されたフロアー名、等)及び固定座標FIXjが記憶、格納されている。
例えば、1行目のデータは、シリアル番号が1の中継機3が、UPP.DK(上甲板)の船尾から1m、左舷から8mの位置に配置され、端末装置2のy座標Pyは固定(即ち、端末装置2のx座標Pxのみ自由度がある)であることを意味する。
なお、イベントテキストデータ格納部46には、端末装置2の状態を表す各種のテキストデータが記憶されている。
例えば、「CAUTION」、「作業員異常」等の文字列のデータが記憶されている。
端末位置演算器43は、図6に図示の受信状態テーブルが更新されると、受信状態格納部42に記憶された端末装置アドレスIDT、中継機アドレスIDR、通信速度SS、受信強度SD、誤り度SER、受領時刻Tを読み出し、図7に図示の受信状態−距離変換テーブルを参照して、中継機3から端末装置2迄の推定距離rを推定する。
図7に図示の受信状態−距離変換テーブルには、通信速度SS、及び通信速度SS毎の受信強度SDをキーとして、各誤り度SERにおける、中継機3から端末装置2迄の推定距離rが記憶、格納されている。
図7に図示の受信状態−距離変換テーブルは、中継機3と端末装置2間との特定の距離において、電波強度SDと誤り度SERが、通信する環境での電波吸収度合いにより、異なることを勘案しあらかじめ作成、記憶されたものである。
また、図7に図示のように、端末装置2と中継機3との間の推定距離rは、通信速度SSが11Mbps、5.5Mbpsと遅くなるに従い大きくなり、受信強度SDが−40dBm、−46dBm、−52dBm、・・・と強くなるに従い小さくなり、誤り度SERが0.0、0.2、・・・と大きくなるに従い大きくなる。
たとえば、受信した最新の端末無線情報FLA(通信速度SS=11Mbps、受信強度SD=−40dBm)において、最新の受信状態CNDが「正常/OK」であっても、過去に受信した端末無線情報FLAの過去の受信状態CNDが「異常/NG」であれば、誤り度SERは0.2、0.4、・・・と大きくなるため、推定距離rは、2m、4m、・・・と大きくなる。
なお、計測した受信強度SDが、図7に図示の受信状態−距離変換テーブルの受信強度SDの間にある場合は、通信速度が合致する欄のなかで、受信強度SDが最も近い値を示す項目から推定距離rを読み出す。
或いは、推定距離rを読み出す際、次に近い項の推定距離rを参照し補完をかけるのもよい。
端末位置演算器43は、受信状態格納部42から入手した通信速度SS、受信強度SD、誤り度SERに基づき、図7に図示の受信状態−距離変換テーブルを参照して、図9〜図11に示すように、中継機3から端末装置2迄の推定距離rを演算推定する。
図9は、位置検出対象領域が船首尾方向(移動できる自由度はx座標方向のみ、y座標=一定)の通路状の環境の配下に、中継機3が一台のみ設置されている場合の、端末装置2の船舶における位置を検出する例を示す。
端末位置演算器43は、上記のごとく、中継機3から端末装置2迄の推定距離rを演算推定する。
次に、図8に図示の中継機位置テーブルより、中継機3のx座標xj、y座標yjを入手する。
例えば、中継機3が、図8の3番目の中継機アドレスIDR=22:03(図9には、IDR=3と図示)の場合、x座標xj=20m、y座標yj=16m(j=3)というデータを入手する。
なお、図8に図示の中継機位置テーブルにおいて、固定座標FIXj(j=3)のデータは「y」であるので、y座標Pyは固定であり、x座標Pxのみ自由度がある。
そして、中継機3(IDR=22:03)に基づく、端末装置2の船舶における位置(x座標Px=20+r、y座標Py=16)を算出する。
図10は、位置検出対象領域が船首尾方向(移動できる自由度はx座標方向のみ、y座標=一定)の通路状の環境の配下に、中継機が2台設置されている場合の、端末装置2の船舶における位置を検出する例を示す。
端末位置演算器43は、上記のごとく、それぞれの中継機3から端末装置2迄の推定距離r1、r2を推定する。
次に、図8に図示の中継機位置テーブルより、それぞれの中継機3の各々のx座標xj、y座標yj(j=1、2)を入手する。
例えば、中継機3が、図8の1番目の中継機アドレスIDR=22:01(図10には、IDR=1と図示)の場合、x座標xj=1m、y座標yj=8m(j=1)というデータを入手する。
また、中継機3が、図8の2番目の中継機アドレスIDR=22:02(図10には、IDR=2と図示)の場合、x座標xj=10m、y座標yj=8m(j=2)というデータを入手する。
なお、図8に図示の中継機位置テーブルにおいて、固定座標FIXj(j=1、2)のデータは共に「y」であるので、y座標Pyは固定であり、x座標Pxのみ自由度がある。
そして、中継機3(IDR=22:01)に基づく、端末装置2の船舶における位置(x座標Px=1+r1、y座標Py=8)を演算推定する。
また、中継機3(IDR=22:02)に基づく、端末装置2の船舶における位置(x座標Px=10−r2、y座標Py=8)を演算推定する。
そして、両者を平均して、端末装置2の船舶における位置(x座標Px、y座標Py)を算出する。
図11は、位置検出対象領域が部屋状の環境の配下に、中継機3が3台設置されている場合、端末装置2の船舶における位置を検出する例を示す。
端末位置演算器43は、上記のごとく、それぞれの中継機3(IDR=j、j+1、j+3)と端末装置2間の距離r1、r2、r3を推定する。
なお、図8に図示の中継機位置テーブルにおいて、例示していないが、固定座標FIXjにデータが無い場合は、x座標Px、y座標Py共に自由度がある。
そして、幾何学的手法を用い、各中継機3の位置座標を中心として推測した距離r1、r2、r3を半径とする3個の円弧を描いた時に3個の円弧が重なる座標を、端末装置2の船舶における位置(x座標Px、y座標Py)として算出する。
3個の円弧が重なならい場合、距離に応じた係数を考慮し位置を平均化して特定してもよい。
また、受信状態格納部42に記憶されたデータの状態に応じて、イベントテキストデータ格納部46から、対応するイベントEVT(テキストデータ)を入手する。
例えば、端末装置2の推定位置が数分間変化しなかった場合には、端末装置2を保持している作業員に異常事態が生じたと推定して、「CAUTION」というイベントEVTを入手する。
そして、上記の各種のデータに基づき、端末位置演算器43にて端末装置位置情報FLC(端末装置アドレスIDT、端末装置のx座標Px、端末装置のy座標Py、中継機のz座標zj、イベントEVT、受領時刻T)が作成され、作成された端末装置位置情報FLCは、表示装置5に送信される。
<表示装置の構成>
次に、図12〜図16に基づき、表示装置5の構成につき説明する。
図12に図示のように、表示装置5は、描画作成器51、見取図格納部52、表示器53から構成されている。
見取図格納部52には、予め、中継機z座標zj(或いは、見取図レイヤー番号、各中継機3が配設されたフロアー名、等)に対応する各位置検出対象領域の見取図(船舶における位置関係の情報も含む)が登録、記録、設定されている。
描画作成器51は、図5に図示の端末位置演算器43より、端末装置位置情報FLC(端末装置アドレスIDT、端末装置のx座標Px、端末装置のy座標Py、中継機のz座標zj、イベントEVT、受領時刻T)を受信する機能を有する。
描画作成器51は、端末装置位置情報FLCを受信して、中継機のz座標zに基づき、見取図格納部52からz座標zjに対応して、例えば図13に図示のような見取図を抽出し、見取図レイヤー(画像データ)を作成するようになっている。
また、端末装置2のx座標Px、端末装置のy座標Pyのデータに基づき、例えば、図14に図示のような、端末装置2を表すマーカーが表示された端末装置位置表示レイヤー(画像データ)を作成する。
そして、見取図レイヤー(画像データ)及び端末装置位置表示レイヤー(画像データ)を重畳し、図15に図示のような重畳表示レイヤー(画像データ)を作成する。
また、イベントEVTにデータがある場合には、図16に図示のように、更にイベントEVTを重畳し、警告表示のある表示レイヤー(画像データ)を作成する。
作成された表示レイヤー(画像データ)は、表示器53に送信され表示される。
これにより、図15に図示のように、見取図上に被位置検知対象である端末装置2の位置が表示され、どこに所在するかを一目で把握できる。
また、図16に図示のように異常が発生した場合は、イベントEVTのエリアに警告を表示し、注意を喚起できる。
さらに、見取図レイヤーを複数枚使用し、位置検出対象領域の立体構造を斜視した結果を画面に投影した形態でもよい。
その場合、複数枚の見取図レイヤーは、三次元的に同じ座標系に投影する。
これにより、立体的に端末装置2の位置を把握することができる。
表示器53の画面上には、同時に複数の端末装置2の位置を表示してもよい。
ここのマーカーの近傍に端末装置2を所有する被位置検知対象名を表示することにより、各被位置検知対象を識別することが可能である。
さらに、異常発生通知の発生した端末装置2の位置を示すマーカーを点滅させるなどにより、異常時の識別性を高めることができる。
<位置検出システムの機能>
次に、本発明の第1の実施の形態に係る位置検出システムの機能(位置検出方法)につき説明する。
先ず、図1、図2に図示の端末装置2は、通信速度SS、端末装置アドレスIDT、フレームチェック情報FCSのデータを含む端末無線情報FLAを、所定間隔(数秒ピッチ、例えば2秒ピッチ)で送信、或いは、端末無線情報FLAを発信した後、所望の時間間隔以内にこれに続けて次の端末無線情報FLAを送信する。
中継機3において、端末無線情報FLAの受信を開始すると、中継機3の無線受信器31により、端末無線情報FLAから通信速度SS及び端末装置アドレスIDTが抽出される。
また、中継機3の無線受信器31にて、受信した端末無線情報FLAの電波の受信強度SDが計測される。
更に、中継機3の無線受信器31により、受信した端末無線情報FLAのデータが正常「OK」か、異常「NG」かが判断される。
正常であれば、受信状態CNDのデータを「OK」とし、異常であれば受信状態CNDのデータを「NG」とする。
この受信状態CND(「OK」又は「NG」)のデータは、図4に図示の誤り度演算テーブルに、受信時刻Tx毎(端末無線情報FLA毎)に記憶される。
その後、中継機3の誤り度演算器36により、記憶された受信状態CNDと予め設定された重み値Wとの理論積に基づき、受信した端末無線情報FLAの加算値SERXが算出される。
そして、受信した端末無線情報FLAの加算値SERXと以前に受信した端末無線情報FLAの加算値SERXとが合計されて、誤り度SERが演算される。
その後、中継機3の受信状態通知器32において、抽出された端末装置アドレスIDT、中継機3固有の中継機アドレスIDR、抽出された通信速度SS、計測された受信強度SD、及び演算された誤り度SERにより、受信状態通知情報FLB(フレーム)が作成される。
中継機3にて作成された受信状態通知情報FLBは、位置演算装置4に送信される。
位置演算装置4の受信状態受領器41において、受信状態通知情報FLBを受信すると、受領した受領時刻Tを受信状態通知情報FLBに加えて、端末装置アドレスIDT、中継機アドレスIDR、通信速度SS、受信強度SD、誤り度SER及び受領時刻Tからなるデータ群(図6参照)を受信状態格納部42に記憶、格納する。
位置演算装置4の端末位置演算器43において、中継機アドレスIDRに基づき、中継機位置格納部44から該当する中継機3のx座標xj、y座標yj、z座標zj及び固定座標FIXjが抽出される。
そして、端末位置演算器43において、通信速度SS、受信強度SD及び誤り度SERに基づき、図7に図示の受信状態−距離変換テーブルにより、端末装置2と中継機3との間の推定距離rが演算推定される。
その後、端末位置演算器43において、中継機3のx座標xj、y座標yj、z座標zj、固定座標FIXj及び推定距離rに基づき、端末装置2のx座標Px及びy座標Pyが演算推定される。
また、受信状態−距離変換テーブルに記憶されたデータに異常があれば、必要に応じて、イベントテキストデータ格納部46から、イベントEVTを抽出する。
その後、端末装置アドレスIDT、端末装置2のx座標Px及びy座標Py、中継機3のz座標zj、イベントEVT、受領時刻Tからなるフレーム(端末装置位置情報FLC)は、表示装置5に送信される。
表示装置5の描画作成器51では、受信した端末装置位置情報FLCに基づき、見取図格納部52から中継機3のz座標zjに該当する見取図が抽出され、図13に図示のような見取図レイヤー(画像データ)が作成される。
また、端末装置2のx座標Px及びy座標Pyに基づき、図14に図示のような端末装置位置表示レイヤー(画像データ)が作成される。
そして、見取図レイヤーと端末装置位置表示レイヤーとは重畳されて、図15に図示のような重畳表示レイヤーが作成される。
また、必要に応じて、図15に図示のように、重畳表示レイヤーにイベントEVTのデータが書き込まれる。
<<本発明の第2の実施の形態に係る位置検出システム>>
次に、図17、図18に基づき、本発明の第2の実施の形態に係る位置検出システムにつき説明する。
本発明の第1の実施の形態に係る位置検出システムと異なる点は、誤り度演算器36を、中継機3ではなく、位置演算装置4に設けた点にある。
その他の、端末装置2、中継機3における誤り度演算器36以外の構成、位置演算装置4、表示装置5については、本発明の第1の実施の形態に係る位置検出システムと同様のものを備えている。
即ち、図17に図示のように、本発明の第2の実施の形態に係る位置検出システムにおいて、中継機3の無線受信器31は、本発明の第1の実施の形態のものと同様に受信状態CNDを判定する。
そして、判定された受信状態CNDは、受信状態通知器32に送信される。
受信状態通知器32では、無線受信器31から受信した端末装置アドレスIDT、端末装置アドレスIDT、無線受信器31から受信した通信速度SS、強度計測器35から受信した受信強度SD、無線受信器31から受信した、受信状態CND、及びその他の受信データによる受信状態通知情報FLBaを作成する。
そして、受信状態通知器32は、作成した受信状態通知情報FLBaを、イーサーネット6を経由して位置演算装置4に送信する。
位置演算装置4は、端末装置2毎に図4に図示の演算を行う誤り度演算器36を備えている。
位置演算装置4の受信状態受領器41は、受信状態通知情報FLBaを受信した後、受信状態CNDに基づき、図4に図示の演算処理を行い、加算値SERXを算出する。
そして、受信状態受領器41は、本発明の第1の実施の形態のものと同様に、端末装置アドレスIDT、中継機アドレスIDR、通信速度SS、受信強度SD、誤り度SER、データ受領時の受領時刻T、その他の受信データを、受信状態格納部42に記憶する。
その後、位置演算装置4の端末位置演算器43、表示装置5等において、本発明の第1の実施の形態のものと同様の演算処理が行われ、図15或いは図16に図示のように、表示装置5の表示器53に重畳表示レイヤーが表示される。
本発明の第2の実施の形態に係る位置検出システムによれば、本発明の第2の実施の形態のものと同様の作用効果を奏する。
これに加えて、誤り度演算器36を位置演算装置4内に設けたため、中継機3は、市販のものを何等改造することなくそのまま使用できるという効果がある。
<<その他の実施の形態>>
以上、本発明の各実施の形態について説明したが、本発明は上記の各実施の形態に限定されず、本発明の範囲内で種々の変更を加えてよいことは言うまでもない。
また、本発明の各実施の形態に係る位置検出システムを船員位置管理システムに適用する場合、船員位置管理システムには、船員が携帯する端末装置2と、居住区域、機関区域、貨物区域、甲板区域などに配置される中継機3、位置演算装置4、表示装置5及び船内に敷設されたイーサーネット6とから構成される。
表示装置5の描画作成器51にて作成された重畳表示レイヤーは、表示器53に表示するに留まらず、重畳表示レイヤーのデータを、イーサーネット6、中継機3を経由して端末装置2に送信し、端末装置2の画面に表示することも可能である。
また、表示装置5は、操舵室、機関制御室、荷役制御室など、業務の形態により任意に配置することができる。
また、音声、振動又は発光による通信機能を備えることで、緊急通報が可能になると共に、緊急時には他船員と連絡を取りながら適切な指示を受けることができる。
また、位置演算装置4は、端末装置2毎にテーブル更新頻度を監視し、所望の時間が経過してもテーブル更新が発生しなかった端末装置2について、異常が発生したと判断し異常発生通知をイベントEVTデータにより、表示装置5に通知することもできることから、船員が例えば海中に落下した場合の早期発見へ役立てることもできる。
以上のように、位置検出システムを船員位置管理システムに適用する場合、船員が携帯する端末装置2により船内における船員の所在を把握することができ、平常時における業務指示及び座礁、火災、海賊による襲撃などの緊急事態発生時において迅速なサポートを実施することができる。
また、最新及び過去の各重み値Wは、必ずしも重み値Wの合計が1となるような1以下の値とする必要は無い。
例えば、図4において、各重み値Wを、40(%)、30、20、10とすることができる。
この場合、図7の受信状態−距離変換テーブルにおいて、横軸の誤り度SERの値は、0(%)、20、40、60、80となる。
また、本発明及び各実施の形態において、受信状態通知器32、強度計測器35、誤り度演算器36、受信状態受領器41、端末位置演算器43等の各種の演算器、処理器は、個々の電子回路の形態のものに限定されるものではなく、コンピュータにおける(サブ)プログラム、シーケンサー等、各種の形態のものとすることができる。
この場合、受信状態格納部42、中継機位置格納部44、イベントテキストデータ格納部46等は、コンピュータにおけるメモリーの形態をなす。
本発明の第1の実施の形態に係る位置検出システムの全体構成図である。 図1における端末装置のブロック構成図である。 図1における中継装置のブロック構成図である。 図3における加重平均演算器での誤り度演算テーブルの一例を示す図である。 図1における位置演算装置のブロック構成図である。 図5における受信状態格納部に記憶された受信状態テーブルの一例を示す図である。 図5における演算部での受信状態−距離変換テーブルを示す図である。 図5における中継機位置格納部に記憶された中継機位置テーブルの一例を示す図である。 図5に図示の端末位置演算部において位置検出対象領域内の中継機が一台の場合の端末装置の位置を検出する例を示す図である。 図5に図示の端末位置演算部において位置検出対象領域内の中継機が2台の場合の端末装置の位置を検出する例を示す図である。 図5に図示の端末位置演算部において位置検出対象領域内の中継機が3台の場合の端末装置の位置を検出する例を示す図である。 図5における表示装置のブロック構成図である。 図12に図示の表示器において位置検出対象領域の見取り図レイヤーの一例を示す図である。 図12に図示の表示器において端末装置の位置をマーカー表示するレイヤーの一例を示す図である。 図12に図示の表示器おいて各レイヤーを重畳表示した一例を示す図である。 図12に図示の表示器おいて警告表示を重畳表示した一例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る位置検出システムにおける中継装置のブロック構成図である。 本発明の第2の実施の形態に係る位置検出システムにおける位置演算装置のブロック構成図である。
符号の説明
1 位置検出システム
2 端末装置
3 中継機
4 位置演算装置
5 表示装置
6 イーサーネット
21 無線送信機
22 アンテナ
31 無線受信器
32 受信状態通知器
33 アンテナ
34 メモリ
35 強度計測器
36 誤り度演算器
41 受信状態受領器
42 受信状態格納部
43 端末位置演算器
44 中継機位置格納部
45 時計
46 イベントテキストデータ格納部
51 描画作成器
52 見取図格納部
53 表示器
CND 受信状態
EVT イベント
FCS フレームチェック情報
FIXj 固定座標
FLA 端末無線情報
FLB、FLBa 受信状態通知情報
FLC 端末装置位置情報
IDT 端末装置アドレス
IDR 中継機アドレス
Px (端末装置の)x座標
Py (端末装置の)y座標
SD 受信強度
SER 誤り度
SERX 加算値
SS 通信速度
T 受領時刻
Tx 受信時刻
W 重み値
xj (中継機の)x座標
yj (中継機の)y座標
zj (中継機の)z座標
i 端末装置番号
j 中継機番号
r(r1、r2、r3) 推定距離

Claims (8)

  1. 端末装置から通信速度を含む端末無線情報を中継機により受信し、
    前記端末無線情報からその受信強度及び受信状態を抽出し、
    前記受信状態に応じて得られた最新の重み値と少なくとも1個以上の過去に受信した端末無線情報の過去の受信状態に応じて得られた過去の重み値とを加算して誤り度を算出し、
    前記通信速度が遅くなるに従い大きくなり、受信強度が強くなるに従い小さくなり、誤り度が大きくなるに従い大きくなる前記端末装置と前記中継機との間の推定距離を推定することを特徴とする位置検出方法。
  2. 前記過去の重み値は前記最新の重み値より小さい値であることを特徴とする請求項に記載の位置検出方法。
  3. 前記誤り度は、前記最新の受信状態或いは過去の受信状態が異常のときは最新の重み値或いは過去の重み値を加算し、正常のときは加算しないものであることを特徴とする請求項又はに記載の位置検出方法。
  4. 端末無線情報を発信する端末装置と、
    端末装置から送信された端末無線情報を受信する中継機と、
    前記端末装置の位置を推定する位置演算装置と、
    前記端末装置の位置を表示する表示装置とを備え、
    前記中継機は、
    受信した前記端末無線情報から受信強度、通信速度、端末装置アドレス及び受信状態を抽出する無線受信器と、
    前記無線受信器から前記受信状態を受信し、最新の受信状態に応じて得られた最新の重み値と少なくとも1個以上の過去に受信した過去の受信状態に応じて得られた過去の重み値とを加算して誤り度を算出する誤り度演算器と、
    前記端末装置アドレス、前記通信速度、前記受信強度、前記誤り度及び中継機アドレスからなる受信状態通知情報を送信する受信状態通知器とを有し、
    前記位置演算装置は、
    複数の前記中継機の座標が記憶された中継機位置テーブルと、
    前記中継機から前記受信状態通知情報を受信し、前記受信状態通知情報に受領時刻を加えたデータを受信状態格納部に格納する受信状態受領器と、
    前記受信状態格納部に格納されたデータを読み出すと共に前記中継機アドレスに基づき前記中継機位置テーブルから前記中継機の座標を読み出し、前記通信速度、前記受信強度及び前記誤り度に基づいて、前記通信速度が遅くなるに従い大きくなり、受信強度が強くなるに従い小さくなり、誤り度が大きくなるに従い大きくなるように、前記端末装置と前記中継機との推定距離を推定し、前記中継機の座標及び前記推定距離から前記端末装置の座標を推定し、前記端末装置アドレス、前記端末装置の座標、前記中継機の座標からなる端末装置位置情報を送信する端末位置演算器とを有し、
    表示装置は、
    各位置検出対象領域の見取図が登録された見取図格納部と、
    前記位置演算装置から前記端末装置位置情報を受信し、前記見取図格納部から前記中継機の座標に対応する見取図を読み出し、前記見取図と前記端末装置とを重畳した重畳表示レイヤーを作成する描画作成器と、
    前記重畳表示レイヤーを表示する表示器とを有している
    ことを特徴とする位置検出システム。
  5. 端末無線情報を発信する端末装置と、
    端末装置から送信された端末無線情報を受信する中継機と、
    前記端末装置の位置を推定する位置演算装置と、
    前記端末装置の位置を表示する表示装置とを備え、
    前記中継機は、
    受信した前記端末無線情報から受信強度、通信速度、端末装置アドレス及び受信状態を抽出する無線受信器と、
    前記端末装置アドレス、前記通信速度、前記受信強度、前記受信状態及び中継機アドレスからなる受信状態通知情報を送信する受信状態通知器とを有し、
    前記位置演算装置は、
    複数の前記中継機の座標が記憶された中継機位置テーブルと、
    前記中継機から前記受信状態通知情報を受信し、受信した前記受信状態通知情報の最新の受信状態に応じて得られた最新の重み値と少なくとも1個以上の過去に受信した前記受信状態通知情報の過去の受信状態に応じて得られた過去の重み値とを加算して誤り度を算出する誤り度演算器と、
    前記中継機から前記受信状態通知情報を受信し、前記誤り度演算器から前記誤り度を受信し、前記端末装置アドレス、前記通信速度、前記受信強度、前記誤り度、中継機アドレス及び受領時刻のデータを受信状態格納部に格納する受信状態受領器と、
    前記受信状態格納部に格納されたデータを読み出すと共に前記中継機アドレスに基づき前記中継機位置テーブルから前記中継機の座標を読み出し、前記通信速度、前記受信強度及び前記誤り度に基づいて、前記通信速度が遅くなるに従い大きくなり、受信強度が強くなるに従い小さくなり、誤り度が大きくなるに従い大きくなるように、前記端末装置と前記中継機との推定距離を推定し、前記中継機の座標及び前記推定距離から前記端末装置の座標を推定し、前記端末装置アドレス、前記端末装置の座標、前記中継機の座標からなる端末装置位置情報を送信する端末位置演算器とを有し、
    表示装置は、
    各位置検出対象領域の見取図が登録された見取図格納部と、
    前記位置演算装置から前記端末装置位置情報を受信し、前記見取図格納部から前記中継機の座標に対応する見取図を読み出し、前記見取図と前記端末装置とを重畳した重畳表示レイヤーを作成する描画作成器と、
    前記重畳表示レイヤーを表示する表示器とを有している
    ことを特徴とする位置検出システム。
  6. 請求項4又は5に記載の位置検出システムを船舶に搭載すると共に、前記端末装置を船員に携帯させたことを特徴とする船員位置管理システム。
  7. 前記過去の重み値は前記最新の重み値より小さい値であることを特徴とする請求項4又は5に記載の位置検出システム。
  8. 前記誤り度は、前記最新の受信状態或いは過去の受信状態が異常のときは最新の重み値或いは過去の重み値を加算し、正常のときは加算しないものであることを特徴とする請求項4又は5に記載の位置検出システム。
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