JP5136275B2 - 電気接続箱 - Google Patents

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Description

本発明は、電気接続箱に関する。
従来より、例えば車両に搭載されて、ランプ、オーディオ機器等の車載電装品の通電、及びその制御を実行する電気接続箱の一例として、特許文献1に記載のものが知られている。文献に記載の電気接続箱は、電子部品を実装してなる回路基板をケーシング内に収容させており、その下部に、相手側コネクタを嵌合させる嵌合口を下に向けてコネクタを取り付けている。
特開2006−50814公報
この種の電気接続箱は、洗車等を行う際に水が降りかかることがある。例えば、コネクタに降りかかった場合、その水滴は、コネクタの壁面を伝ってゆき、最終的にはコネクタ下端に達する。このとき、嵌合口たるコネクタ下端部に水滴が残ってしまうと、嵌合口からコネクタ内に水滴が入り込むことも考えられ、これに対処する必要があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、電気接続箱に降りかかる水滴を、コネクタに入り込ませないようにする。
本発明は、所定の取付箇所に回路基板を上下に向けて配置される電気接続箱であって、前記回路基板を内部に収容するケーシングと、相手側コネクタを嵌合可能とする筒型に形成される共に、相手側コネクタを受け入れる嵌合口を下に向けて前記ケーシングに取り付けられたコネクタと、前記コネクタの下端部において、外向きに広がるように形成された水切り部と、を備える。
この発明の実施実施態様として、以下の構成とすることが好ましい。
・水切り部を、外側に向かって下降傾斜する形状とする。このようにしておけば、嵌合状態にある相手側コネクタと水切り部との間に隙間が出来るので、それだけ、水滴がコネクタ内に入り込み難くなる。
・前記コネクタは、前記ケーシングの下部に設けられたコネクタ取り付け部に固定されるロアコネクタである。
・前記ケーシングの下端よりも下側に前記ロアコネクタを突出させ、かつ、前記ケーシングの下端面に前記ロアコネクタとの間にギャップを形成する開口を設ける。このようにしておけば、ケーシングを伝う水滴を、ロアコネクタを外した経路で排水できる。よって、ロアコネクタに、水滴自体が集まり難くなる。
・コネクタの内壁、或いはこのコネクタに嵌合する相手側コネクタの外壁の内、いずれか一方側に、相手側の壁面との間に空隙を形成する凹部を設ける。このようにしておけば、両コネクタの壁面間を、毛細管現象により水が吸い上げられない、或いは吸い上げられる水の水量を、減らすことが可能となる。よって、より一層、水が入り込み難くなる。
・コネクタの上壁に端子を挿通させる端子挿通孔を複数個併設させると共に、これら各端子挿通孔間に仕切り壁を設けて、隣接する各端子挿通孔を仕切るようにする。このようにしておけば、隣接する端子同士が、水で浸るのを防止(端子間のリーク防止)できる。
本発明によれば、コネクタの外面を伝いながら垂下する水滴は、コネクタの下端部に達すると、そこに設けられた水切り部により切られる(自然落下する)。よって、垂下する水滴が、コネクタの内側に入り込み難くなる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図11を参照して説明する。図1に示す符号10は電気接続箱である。電気接続箱10は、回路基板15を放熱機能を有するケーシング20内に収容したものであり、自動車のエンジンルーム(所定の取付箇所の一例)内において縦向き(回路基板15を上下にした向き)に配置される構成となっている。
そして、ケーシング20の上部にはヒューズブロック70及びアッパコネクタ80が取り付けられ、ケーシング20の下部にはロアコネクタ100が取り付けられており、これら各コネクタ80、100に対して下から、電源、電装品等に連なる各相手側コネクタ200が装着されると、電源から供給される電力が電気接続箱10を通じて各電装品に分配、供給され、またこれら電力供給の切り替え等を電気接続箱10にて制御できる。
以下、電気接続箱10を構成する各部品、すなわち回路基板15、ケーシング20、ヒューズブロック70、アッパコネクタ80、ロアコネクタ100の構成を順に説明してゆく。
回路基板15は、平板状をなすプリント基板の表面側(図2では左側)に電子部品Bを実装し、裏面側(図2では右側)に金属板材からなるバスバー(電力用導電路)16を絶縁性の接着剤を用いて貼り合わせたものである。係る回路基板15の正面側から見たときの形状は、図3にて示すように、左側部が対向する縁に向かって傾斜する略5角形をなす。尚、この回路基板15はゲル状のポッティング剤で被覆されることにより、防水されている。
ケーシング20は、枠体30と、金属製の放熱板50と、カバー60とを備えている。枠体30は合成樹脂等の絶縁材料からなる。図3にて示すように、枠体30は、正面側から見ると、左側部が対向する縁に向かって傾斜するような略5角形の枠型をしており、その大きさは回路基板15より一回り大きく設定してある。これにより、回路基板15を枠体内部に嵌め合わすことが出来る。
枠体30の上部は、図3にて示すように左右方向に真っ直ぐに延びており、図4にて示すように嵌合溝33と、取付座36R、36Lが形成されている。嵌合溝33はU字型をして上向きに開放している。この嵌合溝33は、枠体30の幅方向の全長に亘って形成されている。この嵌合溝33にはヒューズブロック70に設けられるL字型の嵌合片73が嵌合される構成となっている。
取付座36R、36Lは、嵌合溝33の左右両端の下方部に設けられている。左右の取付座36R、36Lは、上下方向に長い縦長な形状をなすと共に、その先端面(表側端面)にはねじ孔37が形成されている。また、両取付座36R、36Lは、枠体30の表面側に突き出ており、嵌合溝33の外壁との間に、ヒューズブロック70の下面を受ける段差部39を形成している。
枠体30には、右側の取付座36Rの下部に連続して右周壁31Rが形成され、左側の取付座36Lの下部に連続して左周壁31Lが形成されている。これら両周壁31R、31Lは一定高さとしてあり、枠体30の下部に向かって枠体30の形状に沿って延びている。これら両周壁31R、31Lの終端は、枠体30の下部表面側に形成される締め込み座45R、45Lにそれぞれ連続している。
両締め込み座45R、45Lは一定距離(ロアコネクタ100の横幅)空けて設けられており、両間に、ロアコネクタ100を取り付けるためのコネクタ取り付け部48を形成している。また、これら各締め込み座45R、45Lの先端面には、それぞれボス46が形成されている。
また、枠体30には、上縁を除く周囲三方に、板状のフランジFが設けられている。このフランジFは、電気接続箱10を車体に対して取り付けるときに、取り付け先となる相手部品(不図示)に形成される差込溝(不図示)に挿通されるものである。
図2に戻って説明を続けると、放熱板50は、回路基板15よりも一回り大きい形状の本体51と、本体51の上端縁から裏面側上方へ段差状に延出する板状のブラケット55とを一体形成したものである。この放熱板50は枠体30の裏側(図2の右側)の面に回路基板15と密着した状態で取り付けられ、回路基板15に生ずる熱を放熱させる放熱機能と、枠体30の裏面を閉止する機能を担っている。
カバー60は合成樹脂製であって、枠体30の表面側を閉止可能な大きさとされると共に、外周に内向き(図1の紙面奥方)に屈曲する側壁65R、65Lを形成している。係るカバー60は、ヒューズブロック70とロアコネクタ100を取り付けた枠体30の表面に、側壁65R、65Lを周壁31R、31Lの外側に嵌めあわすように被せ付けられて、枠体30の表面を閉止する機能を担うものである。
尚、カバー60は枠体30に対して二重に止められる構造となっている。第一には、枠体30の周壁31R、31Lに形成されるロック爪32が、カバー側壁65R、65Lのロック受け(不図示)に係止し、第二には、後述するヒューズブロック70の取付部77R、77Lに、カバー上縁部に形成される締め付け片66R、66Lがねじ止めされる構成となっている。
また、カバー60の下部には段差部67が形成されている。段差部67は、図2にて示すように、カバー60の他の面より一段高く、ロアコネクタ100の外面壁100Fと面一をなす。そして、段差部67の下端はL字型に屈曲してあり、その屈曲端67Aをロアコネクタ100の上壁111に突き当てている。
このようにカバー下部に段差部67を設けて、回路基板15との距離を広く確保してあるのは、ロアコネクタ100の上壁111から引き出される雄型端子170の配置スペースを確保する必要があるからである。
尚、段差部67は図1に示すように、ロアコネクタ100の上方のみならず、ロアコネクタ100の左右両側を囲うように下向きに延びているが、その詳細形状については、ロアコネクタ100の説明と併せて後に行う。
ヒューズブロック70は合成樹脂製であって、図1、図2にて示すように、幅方向に長いブロック型(枠体の上部とほぼ同じ幅のブロック型)をなす。ヒューズブロック70は、枠体上部に重ねた状態で取り付けられている。このヒューズブロック内には、ヒューズ室71が形成してあり、アッパコネクタ80の備えるバスバー端子85の先端部85Aと、回路基板15の裏面に貼りあわされたバスバー60の先端部16Aが、室内に下側から引き込まれている。
図5には、ヒューズブロック70の正面図が示されている。同図に示すように、ヒューズブロック70の左右両側には、下向きに延びる締め付け片76R、76Lを形成させている。両締め付け片76R、76Lは、枠体30の上部に形成される取付座36R、36Lにそれぞれ対応している。係る締め付け片76R、76Lは枠体30の取付座36R、36Lに重ねた状態でねじ止めされる構成となっており、ヒューズブロック70を枠体30の上部に固定する固定部としての機能を担っている。
また、図5に示す符号75は弾性ロック部である。この弾性ロック部75は、相手側コネクタ(不図示)を嵌合させる嵌合口81を下に向けて、カバー60の表面上部に取り付けられたアッパコネクタ80に係止するものである。
さて、図1、図2に示すように、枠体30の下部には、ロアコネクタ100が相手側コネクタ200を受け入れる嵌合口121を下に向けて取り付けられている。そして、カバー60の下部に形成された段差部67は、ロアコネクタ100の配置スペース分を切り欠いてあり、ロアコネクタ100は、外壁面100Fがケーシング外に露出される構成となっている。そして、外壁面100Fの下部中央には下方に開口する導入部102が形成されている。この導入部102には、ロアコネクタ100に対して、下から組みつけられる相手側コネクタ200の操作部215が導入される構成となっている。
係るロアコネクタ100は、相手側コネクタ200を嵌合可能とする角筒型をなす合成樹脂製のコネクタハウジング110と、導電性の金属板材をL字型に折り曲げた雄型端子170とを備える。図2に示すように、雄型端子170は、コネクタハウジング110の内部に先端のタブ171を突出させる一方、後端部は枠体30の内部に納められた回路基板15の挿通孔に挿通され、回路基板15の導電路に半田付けされている。そして、ロアコネクタ100の内壁には、相手側コネクタ200のロックアーム210を係止させるロック爪123が形成され、更に、ロック爪123が形成された内壁を除く他の3つの内壁には、凹部161〜164が形成されている。具体的には、図6に示す下側の内壁には、2つの凹部161、162が左右に並んで形成され、また、図6に示す右側の内壁には凹部163が形成され、また図6に示す左側の内壁には凹部164が形成されている。
これら各凹部161〜164は一定幅、一定深さをもって形成されており、相手側コネクタ200を受け入れる嵌合口121を始端として嵌合方向(図2では上方向)に延びており、その終端は奥面111Aに達している。係る凹部161〜164は、相手側コネクタ200を嵌合させた際に、相手側コネクタ200の外壁との間に空隙AGを形成させるものである(図7参照)。
また、図8には、ロアコネクタ100(端子金具は省略)の斜視図が示されている。ロアコネクタ100の上壁111には、2列の突条113、114と、その外側に位置して突条113、114よりも高い防水壁117が形成されている。突条113、114は、ロアコネクタ100の幅方向に沿って形成されている。
各突条113、114には複数の圧入孔(本発明の「端子挿通孔」に相当)115が横並び状に複数個併設されている。これら各圧入孔115はロアコネクタ100の上壁111を貫通して内部に連通しており、そこに、雄型端子170のタブが圧入される構成となっている。また、各突条113、114の上面には、隣接する圧入孔115の間に位置して、仕切り壁116がそれぞれ形成してある。これら各仕切り壁116は、隣接する雄型端子170間を左右に仕切って、隣接する雄型端子170同士が水で浸るのを防止(端子間のリーク防止)する機能を担っている。
防水壁117は、突条113、114を取り囲むようなL字型をしており、ロアコネクタ100の幅方向の全長に渡って形成されている。このような防水壁117を設けることで、カバー60とロアコネクタ100との合わせ(図2参照)Gの間を伝って、内部に入り込む水を遮断できる。
また、ロアコネクタ100のうち、図8に示す手前側の外壁面100Bの上部側には、嵌合ボス118が設けられている。嵌合ボス118は大ボス118Aと、その両側に設けられる一対の小ボス118Bとから構成されている。これら両嵌合ボス118は、回路基板15側に設けられる受け部18に凹凸嵌合する構成となっている。
また、ロアコネクタ100の両外壁面(幅方向両側の外壁面)100R、100Lには、一対の延設部130R、130Lが設けている。これら延設部130R、130Lは、中央にねじ挿通孔131を形成している。係る延設部130R、130Lは枠体30に設けられる締め込み座45R、45Lに重ねた状態でねじ止めされる構成となっており、ロアコネクタ100を枠体30のコネクタ取り付け部48に固定する固定部としての機能を担っている。
そして、図8中に示すように、延設部130R、130Lの上下両端部には、内向きに屈曲する位置決め壁133〜139が一体的に形成されている。これら延設部130R、130Lに設けられる各位置決め壁133〜139は、枠体30に設けられる締め込み座45R、45Lの壁面を上下両側から挟み込む構成となっている。このような構成とすることで、ロアコネクタ100を枠体30に対して上下方向に位置決めすることが可能となり、上述したねじ止め作業を手間なく行うことが可能となる。
さて、本実施形態では、図1にて示すように、カバー60の下部に形成された段差部67のうち、ロアコネクタ100の右側を下向きに延びる右段差部67Rと、ロアコネクタ100の左側を下向きに延びる左段差部67Lはいずれも、下端がロアコネクタ100の下端よりも上側の位置にて終端(より具体的には、右段差部67Rはロアコネクタ100の下端やや上側の位置で終端しているのに対して、左側の段差部67Lはより高い位置にて終端)しており、ロアコネクタ100がカバー60、引いてはケーシング20より下方に突き出る構成としてある。
そして、ロアコネクタ100の下端部(突き出た先端)には、水切り部150が形成されている。係る水切り部150は、ロアコネクタ100の四つの外壁面の下端部、具体的には図1に示す左側の外壁面100Rの下端部の全範囲、右側の外壁面の100Lの下端部の全範囲、図2に示す裏側の外壁面100Bの下端部の全範囲、図2に示す表側の外壁面(導入部102の形成箇所は除く)100Fの下端部にそれぞれ形成されている。
上記した水切り部150は、図8、図9にて示すように、外向きに(相手側コネクタ200から遠ざかるように)開いている。言い換えれば、内周151側、外周152側共に下側外方に下降傾斜している。このような構成としておけば、洗車など行った際に、ロアコネクタ100の外壁面100F、100B、100R、100Lに直接水滴が降りかかったとしても、降りかかった水滴Wは最終的にはロアコネクタ下端で、水切り部150にて切られる(図10参照、自重で落下)。
特に、本構造では、水切り部150と相手側コネクタ200との間に三角形状の空隙Uが形成されているので(図9参照)、水滴Wがロアコネクタ100の内壁側に入り込む心配がほぼない。ここで、仮に、水滴Wがロアコネクタ100の内壁側に入り込むと、その後、毛細管現象により壁面間の隙間Qを吸い上げられた水滴Wが、コネクタ同士の嵌合面Rに達して、隣接する端子間をショートさせる恐れがあるが、本実施形態の構成であれば、このような事態を未然に回避できる(図11参照)。尚、本実施形態のものは、図10に示す右側の水切り部150を、左側のそれに比べて、外側に大きく張り出させている。
また、本実施形態のものは、ロアコネクタ100の内壁と相手側コネクタ200の外壁間に空隙AGを形成(図7参照)してあるので、毛細管現象自体が起き難い構成となっており、この点も、効果的である。
また、水滴Wはカバー60の表面にも無論付着する。この場合、カバー60の表面に付着した水滴Wの大部分は、段差部67の外周に沿って図10の矢印(a)の経路で排水されるが、そのうちの一部は、段差部67の下端面(本発明の「ケーシングの下端面」に相当)68からロアコネクタ100の外面壁100R、100L側に、図10中の一点鎖線の経路で伝ってゆく可能性がある。
この点に関し、本実施形態のものは、図6にて示すように、右側段差部67Rの下端面68に、ロアコネクタ100の右外壁面100Rとの間にギャップD1を形成する開口68Rを設け、又左側段差部67Lの下端面68に、ロアコネクタ100の左外壁面100Lとの間にギャップD2を形成する開口68Lを設けてある。
このようにロアコネクタ100との間にギャップD1、D2を設定しておけば、カバーの下端面68でも、水を切ることが可能となり、図10中に示す一点鎖線の経路でロアコネクタ100側に伝ってゆく水量が大幅に少なくなる。しかも、ロアコネクタ100の左右の外壁面100R、100Lの下端部は、段差部67の下端面68の下端から下方に突出されており、その突き出た先には、無論水切り部150が形成されている。そのため、カバー60側からロアコネクタ100の左右の外壁面100R、100Lに上記した一点鎖線の経路で水滴が伝っていったとしても、最終的には、水切り部150にて、それを切ることが可能となる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、嵌合する両コネクタ間に空隙を形成する凹部をフード部の内壁側に形成する例を示したが、構成を反転させ、相手側コネクタの外壁を凹ませる、或いは双方を凹ませることも可能である。
本発明の一実施形態に適用された電気接続箱の正面図 図1中のA−A線断面図 枠体及び、回路基板の正面図 枠体の斜視図 ヒューズブロックの正面図 電気接続箱を下から見た図 ロアコネクタに相手側コネクタを嵌合させた状態を示す。 ロアコネクタ(コネクタハウジング)の斜視図 図1中のB部を断面で示した図 水滴が切られる様子を示す図 ロアコネクタに相手側コネクタが嵌合した状態を示す断面図
符号の説明
10…電気接続箱
15…回路基板
20…ケーシング
30…枠体
50…放熱板
60…カバー
100…ロアコネクタ
110…コネクタハウジング
150…水切り部

Claims (6)

  1. 所定の取付箇所に回路基板を上下に向けて配置される電気接続箱であって、
    前記回路基板を内部に収容するケーシングと、
    相手側コネクタを嵌合可能とする筒型に形成される共に、相手側コネクタを受け入れる嵌合口を下に向けて前記ケーシングに取り付けられたコネクタと、
    前記コネクタの下端部において、外向きに広がるように形成された水切り部と、を備えることを特徴とする電気接続箱。
  2. 前記水切り部は、外側に向かって下降傾斜する形状であることを特徴とする請求項1に記載の電気接続箱。
  3. 前記コネクタは、前記ケーシングの下部に設けられたコネクタ取り付け部に固定されるロアコネクタであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電気接続箱。
  4. 前記ケーシングの下端よりも下側に前記ロアコネクタを突出させ、かつ、前記ケーシングの下端面に前記ロアコネクタとの間にギャップを形成する開口を設けたことを特徴とする請求項3に記載の電気接続箱。
  5. 前記コネクタの内壁、或いはこのコネクタに嵌合する相手側コネクタの外壁の内、いずれか一方側に、相手側の壁面との間に空隙を形成する凹部を設けたことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の電気接続箱。
  6. 前記コネクタの上壁に端子を挿通させる端子挿通孔を複数個併設させると共に、これら各端子挿通孔間に仕切り壁を設けて、隣接する各端子挿通孔を仕切るようにしたことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の電気接続箱。
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