JP5136090B2 - 無線通信システムにおけるハンドオーバ方法、移動端末、及び無線通信システム - Google Patents

無線通信システムにおけるハンドオーバ方法、移動端末、及び無線通信システム Download PDF

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Description

本発明は、無線通信システムにおけるハンドオーバ方法、移動端末、及び無線通信システムに関する。
移動端末向けの通信規格である「WiMAX」では、基地局の切り替え手順(以下、ハンドオーバ)として、主に「Controlled HO」と「Uncontorlled HO」の2つの種類を規定する(例えば、以下の非特許文献1)。
Controlled HOは、移動端末(MS:Mobile Station)が移動する際に現在接続中の基地局(BS:Base Station)に対してネゴシエーションした上で基地局(BS)を切り替えるようにしたハンドオーバ手順である。
すなわち、移動端末(MS)はハンドオーバ先の隣接基地局(NBS:Neighbor BS)を決定するとき、現在接続中の基地局(SBS:Service BS)から隣接BS情報(MOB_NBR‐ADV)を定期的に受信し(例えば、30秒間隔)、隣接情報に含まれる隣接基地局(NBS)の識別情報(BSID)に基づいて隣接基地局(NBS)の電波強度を測定する。そして、移動端末(MS)は、隣接基地局(NBS)の電波強度及びサービスレベル(SLP:Service Level Prediction)に基づき、最終的にハンドオーバ先の隣接基地局(NBS)を決定する。サービスレベルは、サービスフローの引継ぎ可否を示す情報、すなわち、ハンドオーバ先の基地局(BS)で現在のサービスフローを引き継ぐことが可能かどうかを示す情報であり、HO−REQ/RSPシーケンスで接続基地局(SBS)から得られるパラメータである。図12はサービスレベル(SLP)の例を示す図である。
一方、Uncontrolled HOは、移動端末(MS)がControlled HO手順の完了前に接続基地局(SBS)との通信が切れた場合の緊急リカバリ手順であり、接続基地局(SBS)との間でHOシーケンスを行うことなく、電波強度から接続可能な基地局(BS)に接続するハンドオーバ手順である。Uncontrolled HOにおいて、移動端末(MS)は、HO−REQ/RSPシーケンスを実行しないため、サービスレベルの情報を利用することはできない。
例えば、図11に示すように、移動端末(MS)100がある基地局(BS#1)200‐1にハンドオーバし、30秒程度で当該基地局(BS#1)200‐1の通信可能範囲(セル)から抜けた場合を考える。
図13はかかる動作のシーケンス例を示す図である。基地局(BS#1)200‐1は隣接BS情報(MOB_NBR−ADV)をブロードキャストする(S101)。しかし、移動端末(MS)100は基地局(BS#1)200‐1とは未接続のため隣接BS情報を受信できない。
その後、移動端末(MS)100は基地局(BS#1)200‐1のセル範囲に移動し、接続手順を実行する(S102)。移動端末(MS)100は、基地局(BS#1)200‐1の電波強度が低下するとハンドオーバを行おうとするが、接続BS情報を受信していないため隣接基地局(NBS)の識別情報がなくHO−REQ/REPシーケンス(S103)を実行できない。移動端末(MS)100は、電波強度に基づいて隣接基地局(BS#2)200‐2を見つけ、Uncontrolled HOを実施する(S104、S106〜S109)。
移動端末(MS)100は、接続先の基地局(BS#2)200‐2からサービスレベルを引き継ぐことができない情報(「SLP=0」)を受信すると(S109)、接続先の基地局(BS#2)との間で新しくサービスフローを再登録する(設定し直す)ためのシーケンスを実行する(S110〜S112)。
IEEE 802.16e-2005
しかしながら、Uncontrolled HO手順が実行されても、接続先の基地局(BS#2)200‐2は、必ずしも接続元の基地局(BS#1)200‐1でのサービスフローを引き継げるとは限らない。一方、移動端末(MS)100は、サービスフローを引き継げるか否かはハンドオーバした後でなければ確認できない(S106〜S109)。移動端末(MS)100は、サービスフローを引き継げない情報(SLP=0)を得たとき、サービスフローの再登録を行うため(S110〜S112)、ハンドオーバに時間がかかる。
また、移動端末(MS)100は、Contorolled HOにより、接続基地局(BS#1)200‐1との間でHO−REQ/RESシーケンスを実行し(S103)、サービスレベルの情報を受信した場合でも、接続先の基地局(BS#2)のサービスレベルがサービスフローを引き継げないとき(SLP=0のとき)には、サービスフローの再登録を行う。
このように、Uncontrolled HOの場合は、ハンドオーバ先の基地局(BS#2)が接続元の基地局(BS#1)との間で行っていたサービスフローを引き継げないと、移動端末(MS)100はサービスフローの再登録を行う。このため、ハンドオーバに時間がかかるという問題がある。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものでその目的は、ハンドオーバ時間を短縮するようにした、無線通信システムにおけるハンドオーバ方法、移動端末、及び無線通信システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の一実施態様によれば、移動端末と複数の基地局とを有する無線通信システムにおいて前記移動端末が接続基地局から隣接基地局にハンドオーバするハンドオーバ方法であって、前記移動端末において、前記隣接基地局に関する隣接基地局情報を前記接続基地局から受信せず、かつ、前記接続基地局からの電波の電波強度が閾値より低いときに、隣接基地局情報未受信ハンドオーバであると判定する判定ステップと、前記移動端末において、前記判定ステップが前記隣接基地局情報未受信ハンドオーバであると判定したとき、テーブルに記憶された周波数に基づいて接続可能な前記隣接基地局を探索する探索ステップと、前記移動端末において、前記接続可能な隣接基地局から当該隣接基地局の識別情報を取得する識別情報取得ステップと、前記移動端末において、前記取得した識別情報を含むハンドオーバ要求を前記接続基地局に送信するハンドオーバ要求送信ステップと、前記ハンドオーバ要求を受信した前記接続基地局において、前記隣接基地局が前記接続基地局からどの程度サービスフローを引き継げるかの情報を示すサービスレベル情報を、ハンドオーバ応答に含めて前記移動端末に送信するハンドオーバ応答送信ステップと、前記移動端末において、前記ハンドオーバ応答から前記サービスレベル情報を取得し、前記サービスレベル情報に基づいてハンドオーバ先を決定する決定ステップとを備える。
また、上記目的を達成するために、本発明の他の実施態様によれば、接続基地局から隣接基地局にハンドオーバする移動端末において、前記隣接基地局に関する隣接基地局情報を前記接続基地局から受信せず、かつ、前記接続基地局からの電波の電波強度が閾値より低いときに、隣接基地局情報未受信ハンドオーバであると判定する隣接基地局情報未受信ハンドオーバ判定部と、前記隣接基地局情報未受信ハンドオーバ判定部により前記隣接基地局情報未受信ハンドオーバであると判定されたとき、テーブルに記憶された周波数に基づいて接続可能な前記隣接基地局を探索するスキャン処理部と、前記接続可能な隣接基地局から当該隣接基地局の識別情報を取得する識別情報取得部と、前記取得した識別情報を含むハンドオーバ要求を前記接続基地局に送信し、前記隣接基地局が前記接続基地局からどの程度サービスフローを引き継げるかの情報を示すサービスレベル情報を含むハンドオーバ応答を前記接続基地局から受信して、前記サービスレベル情報に基づいてハンドオーバ先を決定するハンドオーバ処理部とを備える。
さらに、上記目的を達成するために、本発明の他の実施態様によれば、移動端末と複数の基地局とを有する無線通信システムにおいて、前記移動端末は、前記隣接基地局に関する隣接基地局情報を前記接続基地局から受信せず、かつ、前記接続基地局からの電波の電波強度が閾値より低いときに、隣接基地局情報未受信ハンドオーバであると判定する隣接基地局情報未受信ハンドオーバ判定部と、前記隣接基地局情報未受信ハンドオーバ判定部により前記隣接基地局情報未受信ハンドオーバであると判定されたとき、テーブルに記憶された周波数に基づいて接続可能な前記隣接基地局を探索するスキャン処理部と、前記接続可能な隣接基地局から当該隣接基地局の識別情報を取得する識別情報取得部と、前記取得した識別情報を含むハンドオーバ要求を前記接続基地局に送信し、前記隣接基地局が前記接続基地局からどの程度サービスフローを引き継げるかの情報を示すサービスレベル情報を含むハンドオーバ応答を前記接続基地局から受信して、前記サービスレベル情報に基づいてハンドオーバ先を決定するハンドオーバ処理部とを備え、前記接続基地局は、前記ハンドオーバ応答に前記サービスレベル情報を含めて前記移動端末に送信するハンドオーバ応答送信部を備える。
さらに、上記目的を達成するために、本発明の他の実施態様によれば、隣接基地局に関する情報を間欠的に報知する基地局に無線接続している移動局が、該基地局から該隣接基地局に関する情報を受信する前に、該移動局について該基地局から他の基地局へハンドオーバ処理を実行する際の該移動局における処理方法において、前記隣接基地局から送信される信号を受信して、該隣接基地局の識別情報を受信し、該識別情報を該接続先の基地局に送信し、該接続先の基地局から、該識別情報に対応する該隣接基地局に関する情報を受信し、該隣接基地局に関する情報に基づいて、ハンドオーバ先を決定する。
本発明によれば、ハンドオーバ時間を短縮するようにした、無線通信システムにおけるハンドオーバ方法、移動端末、及び無線通信システムを提供することができる。
本発明を実施するための最良の形態について以下説明する。
図1は無線通信システム1の構成例を示す図である。無線通信システム1は複数の基地局(BS#0〜BS#3)10‐0〜10‐3と移動端末(MS)20とを備える。図1は、移動端末(MS)20が第0の基地局(BS#0)10‐0から第1の基地局(BS#1)10‐1に接続した後、例えば30秒経過せずに第2の基地局(BS#2)10‐2のセル範囲に移動する例を示す。尚、点線は各基地局(BS#0〜BS#3)10‐0〜10‐3のセル範囲を示す。また、本実施例において、移動端末(MS)20と基地局(BS#0〜BS#3)10‐0〜10‐3との間は、IEEE802.16eの仕様に基づいて通信が行われる。
次に基地局(BS)10と移動端末(MS)20の構成例を説明する。図2は基地局(BS)10、図3は移動端末(MS)20の夫々構成例を示す図である。尚、図1の各基地局(BS#0〜BS#3)10‐0〜10‐3は図2の基地局(BS)10と同一の構成である。
図2に示すように、基地局(BS)10は、エア(Air)区間送受信処理部11と、ネットワークエントリ(Network Entry)処理部12と、ハンドオーバ(HO)処理部13と、バックボーン送受信部14、及び隣接BS情報広告部15とを備える。
エア区間送受信処理部11は、各処理部12,13,15から出力された各種メッセージを電波に変換して移動端末(MS)20に送信し、移動端末(MS)20から電波を受信してメッセージを取り出し各処理部12,13,15に出力する。
ネットワークエントリ処理部12は、移動端末(MS)20が基地局(BS)10と接続するための登録手続きプロトコルを処理するための処理部である。ネットワークエントリ処理部12は、移動端末(MS)20と制御メッセージを交換するためにエア区間送受信処理部11に制御メッセージを出力したり、移動端末(MS)20からの制御メッセージをエア区間送受信処理部11から受信する。また、ネットワークエントリ処理部12は、登録手続き完了後も移動端末(MS)20の存在を確認するため、定期的にメッセージを移動端末(MS)20との間で交換する。
ハンドオーバ処理部13は、移動端末(MS)20との間でハンドオーバを開始した場合に、移動端末(MS)20に送信するハンドオーバ用の制御メッセージをエア区間送受信処理部11に出力したり、移動端末(MS)20から送信されたハンドオーバ用の制御メッセージを、エア区間送受信処理部11を介して受信する。また、ハンドオーバ処理部13は、移動端末(MS)20との間でハンドオーバを開始した場合、ハンドオーバ先の基地局に移動端末(MS)20に関する情報(以下、コンテキスト)をバックボーン送受信部14に出力する。さらに、ハンドオーバ処理部13は、基地局(BS)10がハンドオーバ先の基地局の場合、ネットワークエントリ処理部12から移動端末(MS)20が新しく登録されたことを通知されたとき接続基地局(SBS)に移動端末(MS)20のコンテキストの要求メッセージをバックボーン送受信部14に出力する。
バックボーン送受信部14は、他の基地局(BS)とバックボーンネットワークを介してメッセージを送受信する。
隣接BS情報広告部15は、バックボーン送受信部14を介して収集した他の基地局(BS)に関する情報(BSIDなど)を含むメッセージ(以下、隣接BS情報)を、エア区間送受信処理部11を介して送信する。
移動端末(MS)20は、図3に示すように、エア区間送受信処理部21と、隣接情報受信部22と、隣接情報テーブル23と、電波強度計算部24と、BSID検出部25と、BSIDテーブル26と、ハンドオーバ(HO)処理部27と、スキャン(SCAN)処理部28と、隣接情報未受信ハンドオーバ(HO)判定部29、及び周波数テーブル30を備える。
エア区間送受信処理部21は、接続した基地局(BS)10からのフレームに同期してフレームの送受信を行うとともに、受信フレームの電波強度を測定する。また、エア区間送受信処理部21は、各処理部27,28からの制御メッセージを電波に変換して基地局(BS)10に送信したり、基地局(BS)10から受信した制御メッセージを各処理部22,25等に出力する。
隣接情報受信部22は、接続基地局(SBS)10が定期的に送信する隣接BS情報を、エア区間送受信処理部21を介して受信し、隣接情報テーブル23に記憶する。
隣接情報テーブル23は、接続基地局(SBS)10から受信した隣接BS情報を記憶するテーブルである。
電波強度計算部24は、エア区間送受信処理部21が測定したフレームごとの電波強度から平均値を計算したり、電波強度の加工等を行う。
BSID検出部25は、基地局(BS)10からDL‐MAPを受信し、DL‐MAPに含まれるBSIDを検出する。BSID検出部25は、検出したBSIDをBSIDテーブル26に出力する。
BSIDテーブル26は、BSIDを格納するテーブルである。
ハンドオーバ処理部27は、ハンドオーバが必要になった場合に接続基地局(SBS)10との間でHO‐REQ/RSPシーケンスを実行し、エア区間受信処理部21にハンドオーバ先基地局(BS)10への切り替えを指示する。
スキャン処理部28は、接続基地局(SBS)10との間でスキャンメッセージ(SCN‐REQ/RSPメッセージなど)を交換し、エア区間送受信処理部21へスキャン先の基地局へ切り替えを指示する。
隣接情報未受信HO判定部29は、隣接情報テーブル23に記憶された隣接BS情報と、電波強度計算部24から出力された電波強度とから、隣接BS情報を受信しないままハンドオーバを行う(以下、隣接情報未受信ハンドオーバ)か否かを判定する。例えば、隣接情報未受信HO判定部29は、隣接情報受信部22が隣接BS情報を受信しておらず(隣接情報テーブル23に隣接BS情報が記憶されず)、かつ、接続基地局(SBS)10の電波強度がハンドオーバを要する強度まで低下したことを検出したとき、隣接情報未受信ハンドオーバを行うと判定する。また、隣接情報未受信ハンドオーバ判定部29は、隣接情報未受信ハンドオーバが必要を判定したときスキャン処理部28に対してスキャン要求を送信するよう指示する。詳細は後述する。
周波数テーブル30は、基地局(BS)10の中心周波数を格納したテーブルである。例えば、スキャン処理部28は隣接情報未受信ハンドオーバを実行するとき周波数テーブル30から各基地局(BS)10の中心周波数を読み出し順次スキャンする。
次に無線通信システム1の動作について説明する。本動作は、図4に示す隣接情報未受信ハンドオーバ検出フェーズと、図5に示すBSID検出フェーズと、図8に示すハンドオーバフェーズとが順次実行される。
尚、以下に示す動作は、図1に示すように移動端末(MS)20が第0の基地局(BS#0)10‐0から第1の基地局(BS#1)10‐1にハンドオーバし、第1の基地局(BS#1)10‐1のセルを高速(例えば、約30秒)で抜けて、第2の基地局(BS#2)10‐2にハンドオーバする場合の例で説明する。
図4に示すように、隣接情報未受信ハンドオーバ検出フェーズでは、第1の基地局(BS#1)10‐1は隣接BS情報を定期的にブロードキャストする(S101)。隣接BS情報広告部15が、隣接BS情報としてMOB_NBR‐ADVメッセージを作成して、エア区間送受信処理部11を介して定期的(例えば、30秒)に送信する。移動端末(MS)20は、この段階で第1の基地局(BS#1)10‐1と接続しておらず隣接BS情報を受信しない。
そして、移動端末(MS)20は電波強度が低下し、第1の基地局(BS#1)10‐1の電波を検出すると(S10)とネットワークエントリ手順を実行する(S11)。例えば、第1の基地局(BS#1)10‐1のネットワークエントリ処理部12と、移動端末(MS)20のハンドオーバ処理部27との間でエア区間送受信処理部11,21を夫々介してネットワークエントリ手順が実行される。
移動端末(MS)20は、ネットワークエントリ手順を終了すると第1の基地局(BS#1)10‐1との間で接続を完了する(S12)。
次いで、移動端末(MS)20は、隣接BS情報の待ち受けを開始する(S13)。
また、移動端末(MS)20は、接続基地局(SBS)である第1の基地局(BS#1)10‐1からの受信電波の電波強度を常に測定する(S14,S15)。
次いで、移動端末(MS)20は、移動によって、第1の基地局(BS#1)10‐1からの電波強度の低下を検出する(S16)。そして、移動端末(MS)20は低下した電波強度がある閾値より低くなったことを検出すると、隣接BS情報の受信を確認することで、隣接情報未受信ハンドオーバを実行するか否かを判定する(S17)。
かかる判定は以下のようにして行う。すなわち、電波強度の測定はエア区間送受信処理部21で行い、電波強度計算部24で電波強度の計算し、その結果を隣接情報未受信ハンドオーバ判定部29に出力する。隣接情報未受信ハンドオーバ判定部29は、電波強度が閾値より低くなったか否かを検出し、低くなったとき隣接情報テーブル23にアクセスし隣接BS情報が記憶されているか否かを確認する。そして、隣接情報未受信ハンドオーバ判定部29は、隣接BS情報が隣接情報テーブル23に記憶されていないことを検出すると、隣接情報未受信ハンドオーバが必要と判定する。
移動端末(MS)20は隣接情報未受信ハンドオーバが必要と判定したとき、BSID検出フェーズに移行する(図5)。
BSID検出フェーズでは、まず、移動端末(MS)20はスキャン要求(MOB_SCN‐REQメッセージ)を第1の基地局(BS#1)10‐1に送信する(S18)。これは、第1の基地局(BS#1)10‐1から移動端末(MS)20に対してユーザデータの送信を一時的に中断させ、移動端末(MS)20が他の基地局(BS#2等)の電波強度を測定する時間を確保するためである。スキャン要求はスキャン処理部28で生成され、エア区間送受信処理部21を介して送信される。隣接情報未受信ハンドオーバ判定部29は隣接情報未受信ハンドオーバが必要と判定したときにスキャン処理部28にスキャン要求の送信を指示することで、スキャン処理部28はスキャン要求を生成し送信する。尚、このスキャン要求には中断時間を含む。
第1の基地局(BS#1)10‐1はスキャン要求を受信すると、スキャン応答(MOB_SCN‐RSP)を移動端末(MS)20に送信する(S102)。スキャン応答は、例えばハンドオーバ処理部13からエア区間送受信処理部11を介して送信される。
移動端末(MS)20は、スキャン応答を受信すると、周波数テーブル30を参照し、予め記憶された中心周波数に順次切り替える(S19,S23)。
図6は周波数テーブル30の例を示す図である。周波数テーブル30は中心周波数と、バンド幅と、実際の中心周波数値の各項目を有する。例えば、中心周波数「FA1」の項目では、バンド幅は「5」(MHz)、実際の中心周波数は「2498.5」(Mhz)である。本実施例では、中心周波数「FA1」は第1の基地局(BS#1)10‐1の中心周波数、「FA2」は第2の基地局(BS#2)10‐2の中心周波数、「FA3」は第3の基地局(BS#3)10‐3の中心周波数とする。
例えば、スキャン処理部28がスキャン応答を受信して、その情報を隣接情報未受信ハンドオーバ判定部29に出力し、隣接情報未受信ハンドオーバ判定部29は、周波数テーブル30から中心周波数(「2498.5Mhz」など、以下では説明の容易のため項目「FA2」等を実際の中心周波数とする)を順次読み出す。そして、隣接情報未受信ハンドオーバ判定部29は、周波数の切り替えを、スキャン処理部28を介してエア区間送受信処理部21に指示し、エア区間送受信処理部21で周波数が切り替えられる。以下では、順次「FA2」、「FA3」と切り替えるものとする。
移動端末(MS)20は、中心周波数を「FA2」に切り替え(S19)、フレームのプリアンブル(Preamble)部分の電波強度を測定する。移動端末(MS)20は、中心周波数「FA2」で電波強度が一定値以上の隣接基地局を検出して接続可能な隣接基地局を探索する。例えば、電波強度の測定と計算は夫々エア区間送受信処理部21と電波強度計算部24で行われ、隣接情報未受信ハンドオーバ判定部29で接続可能な隣接基地局の探索が行われる。
移動端末(MS)20は、中心周波数「FA2」で電波強度を測定した結果、第2の基地局(BS#2)10‐2を接続可能な隣接基地局とする(S20)。
このとき、移動端末(MS)20は第2の基地局(BS#2)10‐2に同期して(S21)、DL‐MAP(フレームの制御情報や、フレーム内におけるダウンリンク方向の各種メッセージ配置情報を示す情報)を受信し、DL‐MAPから第2の基地局(BS#2)10‐2のBSIDを取得する(S22)。BSID検出部25は、DL‐MAPからBSIDを取得し、BSIDテーブル26に記憶する。移動端末(MS)20は第2の基地局(BS#2)10‐2からのフレームを覗き見して、当該基地局10‐2のBSIDを取得する。
次いで、移動端末(MS)20は中心周波数を「FA3」に切り替え(S23)、プリアンブル部分の電波強度を測定し、中心周波数「FA3」で電波強度が一定値以上の隣接基地局を検出する。移動端末(MS)20は中心周波数「FA3」において第3の基地局(BS#3)10‐3の電波強度を検出したとする(S24)。
移動端末(MS)20は第3の基地局(BS#3)10‐3に同期して(S25)、第3の基地局(BS#3)10‐3からフレームを受信する。そして、移動端末(MS)20は、フレーム中に含まれるDL‐MAPから、第3の基地局(BS#3)10‐3のBSIDを取得する(S26)。BSID検出部25は取得したBSIDをBSIDテーブル26に記憶する。移動端末(MS)20は第3の基地局(BS#3)10‐3からのフレームを覗き見して当該基地局10‐3のBSIDを取得する。
そして、移動端末(MS)20は、周波数テーブル30に記憶された中心周波数の分だけ切り替えが終わると、中心周波数を元の接続基地局(BS#1)10‐1に戻して接続を再開する(S27)。例えば、隣接情報未受信ハンドオーバ判定部29が周波数テーブル30に記憶されたすべての周波数の探索が終了すると、スキャン処理部28に対して元の接続基地局(BS#1)10‐1への切り替えを指示し、スキャン処理28からの指示に基づきエア区間送受信処理部21が周波数を接続基地局(BS#1)10‐1のものに切り替える。
図7はBSIDテーブル26の例を示す図である。BSIDテーブル26は、BSID、サービスレベル情報(SLP:Service Level Prediction)、中心周波数、プリアンブルインデックス(Preamble Index)の各項目を有する。BSIDテーブル26に記憶されたBSIDは、ハンドオーバ候補の基地局の識別情報である。また、SLPはハンドオーバ先を決定するときに必要は情報であり、中心周波数とプリアンブルインデックスはハンドオーバ先を決めた後、実際にハンドオーバするときに必要な情報である。
尚、サービスレベル情報は後述するハンドオーバフェーズのとき(図8のS31)にBSIDテーブル26に記憶される。また、プリアンブルインデックスは基地局10ごとに異なる識別情報を示し、プリアンブル測定(S19,S24)またはDL‐MAP受信(S22,S26)時にフレーム又はフレームのプリアンブルから取得する。
次いで、移動端末(MS)20はハンドオーバフェーズに移行する(図8参照)。
ハンドオーバフェーズに移行すると、移動端末(MS)20は接続基地局(BS#1)10‐1の電波強度を測定し、ハンドオーバのトリガ条件を満たすか否かを判定する(S28,S29)。ハンドオーバのトリガ条件は、例えば、接続基地局(BS#1)10‐1の電波強度が低下してその測定値が閾値αHOより小さいか否かである。エア区間送受信処理部21が電波強度を測定し、例えば、隣接情報未受信ハンドオーバ判定部29がトリガ条件を判定する。尚、隣接情報未受信ハンドオーバ判定部29はトリガ条件を満たすまで本処理を繰り返す(S29でnoのループ)。
そして、移動端末(MS)20は、ハンドオーバトリガ条件を満たすと(S29でYes)、ハンドオーバ要求(MOB_MSHO‐REQメッセージ)を接続基地局(BS#1)10‐1に送信する(S30)。このとき、ハンドオーバ処理部27は、BSIDテーブル26に記憶したBSIDを読み出してこのBSIDを要求に含めて送信する。
例えば、隣接情報未受信ハンドオーバ判定部29がトリガ条件を満たすと判定するとハンドオーバ処理部27にハンドオーバ要求の生成と送信を指示し、ハンドオーバ処理部27はこの指示に基づいて当該要求を送信する。
接続基地局である第1の基地局(BS#1)10‐1は、ハンドオーバ要求を受信すると、当該要求に含まれるBSIDに基づいて、第2及び第3の基地局(BS#2,BS#3)10‐2,10‐3にバックボーンネットワーク経由でハンドオーバ要求(HO_Request)を送信する(S103,S104)。この要求には、自身が保持するコンテキストも含まれる。例えば、ネットワークエントリ手順(S11)時に取得したSFID(サービスフローID)や、QoS(Quality of Service)などの情報が含まれる。
第2及び第3の基地局(BS#2,BS#3)10‐2,10‐3は、ハンドオーバ要求を受信すると、ハンドオーバ要求に対する応答(HO_Response)をバックボーンネットワーク経由で接続基地局(BS#1)10‐1に送信する(S201,S301)。この応答には、各基地局(BS#2,BS#3)10‐2,10‐3が引き継ぎ可能なサービスフローを示すサービスレベル情報(SLP)が含まれる。
第1の基地局(BS#1)10‐1は、隣接基地局(BS#2,BS#3)10‐2,10‐3から応答を受信すると、ハンドオーバ応答(MOB_BSHO‐RSPメッセージ)を移動端末(MS)20に送信する(S105)。この応答には、各隣接基地局(BS#2,BS#3)10‐2,10‐3から受信したサービスレベル情報が含まれる。ハンドオーバ処理部13がバックボーン送受信部14を介して受信したサービスレベル情報を保持し、本処理でこの情報をハンドオーバ応答に含めるように生成し送信すればよい。
移動端末(MS)20は、ハンドオーバ応答を受信してサービスレベル情報を取得する(S31)。例えば、ハンドオーバ処理部27で取得し、エア区間送受信処理部21やBSID検出部25を経由してBSIDテーブル26に記憶される。図7に示すBSIDテーブル26の「SLP」の項目にサービスレベル情報が記憶される。
次いで、移動端末(MS)20は、BSIDテーブル26を参照して、現在接続基地局(BS#1)10‐1との間で設定しているサービスフローを最も多く引き継げ、かつ、最も電波強度の強い隣接基地局をハンドオーバ先として決定する(S32)。本処理は、上述したControlled HOと同じ処理である。
例えば、移動端末(MS)20のハンドオーバ処理部27がBSIDテーブル26を参照して、ハンドオーバ先の基地局の中から最もSLPの値が高い基地局(図7の例では、第2の基地局(BS#2)10‐2)をハンドオーバ先に決定する。
移動端末(MS)20は、接続基地局(BS#1)10‐1にハンドオーバ先のBSIDを含むメッセージ(MOB_HO‐IND)を送信する(S32)。
接続基地局(BS#1)10‐1は、ハンドオーバ先であることを第2の基地局(BS#2)10‐2にバックボーンネットワーク経由で通知する(S106)。
次いで、移動端末(MS)20は中心周波数を第2の基地局(BS#2)10‐2に切り替える(S33)。また、第2の基地局(BS#2)10‐2は、接続基地局(BS#1)10‐1がMOB_BSHO‐RSPメッセージに予め指定したレンジングのタイミングで移動端末(MS)20にレンジングを要求し(S202)、そのためFast Ranging IEをDL‐MAPに含めて移動端末(MS)20に送信する。
以後、移動端末(MS)20は第2の基地局(BS#2)10‐2との間でネットワークエントリを開始し(S34)、レンジングメッセージ(RNG‐REQ,RNG‐RSP)等のメッセージの送受信を行う。そして、移動端末(MS)20は第2の基地局(BS#2)10‐2との間でユーザデータが送受信でき、通信が再開される。
このように、本実施例では、移動端末(MS)20が接続基地局(BS#1)10‐1との間で電波強度の低下を検出し、隣接BS情報を受信しなくても(MOB_NBR‐ADVを受信しなくても)、中心周波数を切り替えて隣接基地局(BS#2,BS#3)10‐2,10‐3からBSIDを取得し(覗き見し)、以後移動端末(MS)20は接続基地局(BS#1)10‐1との間でハンドオーバシーケンス(S30からS32の処理など)を実行する。移動端末(MS)20は、通常のハンドオーバシーケンスの実行によりサービスレベル情報を取得できるため、ハンドオーバ候補の基地局(BS#2,BS#3)10‐2,10‐3の中からサービスフローを引き継ぐことが最適な基地局(BS#2,BS#3)10‐2,10‐3)を選択できる。中心周波数を切り替えた(S33)後、S205の処理が終了してユーザデータが送受信できるまで間、サービスフローの再登録の処理(図13のS110〜S112)がないため、その分、本実施例ではハンドオーバ時間の短縮を図ることができる。また、本実施例では、同様の理由で、ハンドオーバ処理の際の制御メッセージ量を削減し、エア帯域の使用を削減できる。
上述した例では、隣接情報未受信ハンドオーバを実行するときの判定基準は、移動端末(MS)20が隣接BS情報を受信しておらず、かつ、接続基地局(BS#1)10‐1からの電波強度の低下を検出したときであった。それ以外にも、電波強度から接続基地局(BS#1)10‐1のセルの大きさdと現在の移動速度vとに基づいて、移動端末(MS)20が接続基地局(BS#1)10‐1のセル範囲から抜けると予想されるときに、隣接情報未受信ハンドオーバを実行するようにしてもよい。以下詳細に説明する。
一般に、移動端末(MS)20の受信電力[W]をPとすると、以下の関係が成り立つ。
Figure 0005136090
ここで、Aerは移動端末(MS)20の受信アンテナの実効面積(移動端末(MS)20で固有の値)、Gは移動端末(MS)20の送信アンテナの利得、P[W]は送信アンテナの供給電力、d[m]は基地局(SBS)10‐1から移動端末(MS)20までの距離、を夫々示す。
また、実効輻射電力EIRP(Effective Isotropic Radiated Power)は、ネットワークエントリ処理(S11)の際に接続基地局(SBS)10‐1からのDCDメッセージに含まれており、一般に次の関係がある。
Figure 0005136090
数2を数1に代入すると、基地局(SBS)10‐1のアンテナからの距離dは以下で示される。
Figure 0005136090
ここで、受信電力Pの値として、セル境界において信号とノイズとが見分けがつかなくなる電力値「10−10mW(約−100dBm)」を代入する。このとき、Aerは固有値、EIRPは接続基地局(SBS)10‐1から受信する値であるため、移動端末(MS)20は、数3からセル境界の半径を推定できる。
一方、現在の移動速度vは、移動端末(MS)20が搭載された車の速度メータ等から取得できる。また、次の隣接BS情報の広告時刻は、接続基地局(SBS)10‐1から受信したDL‐MAP(S11など)にBroadcast Control Pointer IEが含まれ、この中に次の隣接BS情報(MOB_NBR‐ADV)の送信時刻(フレーム番号)が含まれる。
移動端末(MS)20は、基地局毎に異なるEIRPから数3に基づいてセルの大きさを推定し、速度メータ等から移動速度を検出し、DL‐MAPに含まれる隣接BS情報の送信時刻から次の隣接BS情報が送信されるまでの時間を取得できる。
そして、例えば、移動端末(MS)20は移動速度と次の隣接BS情報が送信されるまでの時間を積算して、次の隣接BS情報を受信するときの移動端末(MS)20の位置を計算し、当該位置が推定したセルの大きさを超えると、セル範囲から外に出ると予想し、隣接情報未受信ハンドオーバを実行する。
移動端末(MS)20が隣接情報未受信ハンドオーバを実行するか否かは、移動端末(MS)20が接続基地局(SBS)10‐1から隣接BS情報を受信することなく、接続基地局(SBS)10‐1のセル範囲の外に出ることを検出等したときに行えばよい。上述した他の例は、セルの大きさdと移動速度vと隣接BS情報の送信時刻とから判断している。
例えば、隣接情報受信部22はDL‐MAPから次の隣接BS情報の広告時刻を抽出して隣接情報テーブル23に記憶する。また、電波強度計算部24はネットワークエントリ時のDCDメッセージで受信したEIRPの値からセルの大きさdを計算する(推定する)。さらに、隣接情報未受信ハンドオーバ判定部29は移動端末(MS)20の速度を検出する。そして、隣接情報未受信ハンドオーバ判定部29は、隣接情報テーブル23から読み出した広告時刻と、電波強度計算部24からのセルの大きさdと、検出した移動速度とから、上記判定を行う。
また、上述した例では、移動端末(MS)20はスキャン要求(MOB_SCN‐REQ)を送信して接続基地局(BS#1)10‐1とのフレームの送信を一時的に中断するようにした(S18,S102)。例えば、移動端末(MS)20は2つのエア区間送受信処理部を備え、一方で接続基地局(BS#1)10‐1と通信を継続し、他方で中心周波数を切り替えて隣接基地局(BS#2,BS#3)10‐2,10‐3のBSIDを取得するようにしてもよい。図10はかかる場合の移動端末(MS)20の構成例を示す図である。第1のエア区間送受信処理部21‐1では中心周波数を切り替えて隣接基地局(BS#2,BS#3)10‐2,10‐3からDL‐MAPを受信して、BSID検出部25がBSIDを取得する(覗き見する)。第2のエア区間送受信処理部21‐2は接続基地局(BS#1)10‐1の中心周波数のまま継続して通信を行う。移動端末(MS)20は接続基地局(BS#1)10‐1と通信を継続しつつ他の基地局(BS#2,BS#3)10‐2,10‐3から各々BSIDを取得できる。
さらに、上述した例では、フレームの送受信を一時的に中断するために、スキャン要求(MOB_SCN‐REQ)を送信した。それ以外にも、例えば移動端末(MS)20がスリープ要求を送信するようにしてもよい。接続基地局(BS#1)10‐1はこの要求を受信すると、移動端末(MS)20がスリープモードに移行したこと検出し、フレームを一時的に送信しなくなるからである。
以上説明した実施例を1側面から捉えると、隣接基地局(BS#2,BS#3)10‐2,10‐3に関する情報を間欠的に報知する基地局(ServingBS#1)10‐1に無線接続している移動局(MS)20が、基地局(BS#1)10‐1から隣接基地局に関する情報を受信する前に、移動局(MS)20について基地局(BS#1)10‐1から他の基地局へハンドオーバ処理を実行する際の移動局(MS)20における処理方法において、隣接基地局(BS#2,BS#3)10‐2,10‐3から送信される信号を受信して、隣接基地局(BS#2,BS#3)10‐2,10‐3の識別情報(BSID)を受信して、識別情報を接続先の基地局(BS#1)10‐1に送信し、接続先の基地局(BS#1)10‐1から、識別情報に対応する隣接基地局(BS#2,BS#3)10‐2,10‐3に関する情報を受信し、隣接基地局(BS#2,BS#3)10‐2,10‐3に関する情報に基づいて、ハンドオーバ先を決定するのである。
これによれば、間欠的に報知される隣接基地局(BS#2,BS#3)10‐2,10‐3に関する情報(例えば、隣接基地局がサービス可能な情報)を移動局(MS)20が受信する前であっても、移動局(MS)20は、隣接基地局(BS#2,BS#)10‐2,10‐3の識別情報を受信して、接続先の基地局(BS#1)10‐1から隣接基地局(BS#2,BS#3)10‐2,10‐3の情報を取得して、ハンドオーバ先の決定に用いることができる。好ましくは、隣接基地局(BS#2,BS#3)10‐2,10‐3は、その隣接基地局の識別情報を毎フレーム毎等といったように比較的頻繁に送信する。一方、その隣接基地局(BS#2,BS#3)10‐2,10‐3は、その隣接基地局に関する情報(例えば、その隣接基地局が提供するサービスの内容を示すサービス情報)は、識別情報に比べて比較的頻度少なく送信される。
言い換えると、移動局(MS)20は、識別情報を取得後、対応する隣接基地局(BS#2,BS#3)10‐2,10‐3からその隣接基地局に関する情報を直接取得することも考えられる。しかし、本実施例にように接続基地局(BS#1)10‐1から隣接基地局(BS#2,BS#3)10‐2,10‐3に関する情報を取得する場合の方が、隣接基地局(BS#2,BS#3)10‐2,10‐3から直接取得する場合と比較して、処理を早くしてハンドオーバ時間を短縮できる。その理由は、移動局(MS)20は、接続基地局(BS#1)10‐1の方が隣接基地局(BS#2,BS#3)10‐2,10‐3よりも距離が近いため、隣接基地局に関する情報を取得するのに時間がかからないからである。また、移動局(MS)20は接続基地局(BS#1)10‐1に接続されていればよく、隣接基地局(BS#2,BS#3)10‐2,10‐3毎に中心周波数を切り替えて接続する必要がないからである。
以上まとめると付記のようになる。
(付記1)
移動端末と複数の基地局とを有する無線通信システムにおいて前記移動端末が接続基地局から隣接基地局にハンドオーバするハンドオーバ方法であって、
前記移動端末において、前記隣接基地局に関する隣接基地局情報を前記接続基地局から受信せず、かつ、前記接続基地局からの電波の電波強度が閾値より低いときに、隣接基地局情報未受信ハンドオーバであると判定する判定ステップと、
前記移動端末において、前記判定ステップが前記隣接基地局情報未受信ハンドオーバであると判定したとき、テーブルに記憶された周波数に基づいて接続可能な前記隣接基地局を探索する探索ステップと、
前記移動端末において、前記接続可能な隣接基地局から当該隣接基地局の識別情報を取得する識別情報取得ステップと、
前記移動端末において、前記取得した識別情報を含むハンドオーバ要求を前記接続基地局に送信するハンドオーバ要求送信ステップと、
前記ハンドオーバ要求を受信した前記接続基地局において、前記隣接基地局が前記接続基地局からどの程度サービスフローを引き継げるかの情報を示すサービスレベル情報を、ハンドオーバ応答に含めて前記移動端末に送信するハンドオーバ応答送信ステップと、
前記移動端末において、前記ハンドオーバ応答から前記サービスレベル情報を取得し、前記サービスレベル情報に基づいてハンドオーバ先を決定する決定ステップと、
を備えるハンドオーバ方法。
(付記2)
前記判定ステップは、前記接続基地局からの電波強度から推定したセルの大きさと、前記移動端末の移動速度と、前記隣接基地局情報の送信間隔とに基づいて、前記移動端末が前記隣接基地局情報を受信せずに前記接続基地局の前記セルの外に移動すると計算されるとき、前記隣接基地局情報未受信ハンドオーバであると判定する付記1記載のハンドオーバ方法。
(付記3)
さらに、前記移動端末において、前記接続基地局に対して前記移動端末へのフレームの送信を一時中断するよう要求する中断要求を送信する中断要求送信ステップを備え、
前記識別情報取得ステップは、前記中断要求により前記接続基地局から前記フレームの送信が中断しているときに、前記接続可能な隣接基地局から前記識別情報を取得する付記1記載のハンドオーバ方法。
(付記4)
前記移動端末において、前記判定ステップが前記隣接基地局情報未受信ハンドオーバであると判定したとき、前記接続基地局と前記フレームを送受信しつつ、前記識別情報取得ステップを行う付記1記載のハンドオーバ方法。
(付記5)
前記中断要求はスキャン要求またはスリープ要求である付記3記載のハンドオーバ方法。
(付記6)
前記識別情報取得ステップは、前記接続可能な隣接基地局からのフレーム構成情報を受信して、前記フレーム構成情報に含まれる当該接続可能な隣接基地局の前記識別情報を抽出することで前記識別情報を取得する付記1記載のハンドオーバ方法。
(付記7)
前記決定ステップは、前記サービスレベル情報から前記接続基地局とのサービスフローを最も多く引き継げ、かつ、電波強度の最も強い前記隣接基地局を前記ハンドオーバ先の基地局として決定する付記1記載のハンドオーバ方法。
(付記8)
接続基地局から隣接基地局にハンドオーバする移動端末において、
前記隣接基地局に関する隣接基地局情報を前記接続基地局から受信せず、かつ、前記接続基地局からの電波の電波強度が閾値より低いときに、隣接基地局情報未受信ハンドオーバであると判定する隣接基地局情報未受信ハンドオーバ判定部と、
前記隣接基地局情報未受信ハンドオーバ判定部により前記隣接基地局情報未受信ハンドオーバであると判定されたとき、テーブルに記憶された周波数に基づいて接続可能な前記隣接基地局を探索するスキャン処理部と、
前記接続可能な隣接基地局から当該隣接基地局の識別情報を取得する識別情報取得部と、
前記取得した識別情報を含むハンドオーバ要求を前記接続基地局に送信し、前記隣接基地局が前記接続基地局からどの程度サービスフローを引き継げるかの情報を示すサービスレベル情報を含むハンドオーバ応答を前記接続基地局から受信して、前記サービスレベル情報に基づいてハンドオーバ先を決定するハンドオーバ処理部と、
を備える移動端末。
(付記9)
移動端末と複数の基地局とを有する無線通信システムにおいて、
前記移動端末は、
前記隣接基地局に関する隣接基地局情報を前記接続基地局から受信せず、かつ、前記接続基地局からの電波の電波強度が閾値より低いときに、隣接基地局情報未受信ハンドオーバであると判定する隣接基地局情報未受信ハンドオーバ判定部と、
前記隣接基地局情報未受信ハンドオーバ判定部により前記隣接基地局情報未受信ハンドオーバであると判定されたとき、テーブルに記憶された周波数に基づいて接続可能な前記隣接基地局を探索するスキャン処理部と、
前記接続可能な隣接基地局から当該隣接基地局の識別情報を取得する識別情報取得部と、
前記取得した識別情報を含むハンドオーバ要求を前記接続基地局に送信し、前記隣接基地局が前記接続基地局からどの程度サービスフローを引き継げるかの情報を示すサービスレベル情報を含むハンドオーバ応答を前記接続基地局から受信して、前記サービスレベル情報に基づいてハンドオーバ先を決定するハンドオーバ処理部とを備え、
前記接続基地局は、
前記ハンドオーバ応答に前記サービスレベル情報を含めて前記移動端末に送信するハンドオーバ応答送信部を備える無線通信システム。
(付記10)
隣接基地局に関する情報を間欠的に報知する基地局に無線接続している移動局が、該基地局から該隣接基地局に関する情報を受信する前に、該移動局について該基地局から他の基地局へハンドオーバ処理を実行する際の該移動局における処理方法において、
前記隣接基地局から送信される信号を受信して、該隣接基地局の識別情報を受信し、
該識別情報を該接続先の基地局に送信し、
該接続先の基地局から、該識別情報に対応する該隣接基地局に関する情報を受信し、
該隣接基地局に関する情報に基づいて、ハンドオーバ先を決定する、
ことを特徴する処理方法。
(付記11)
隣接基地局に関する情報を間欠的に放置する基地局に無線接続している移動局が、該基地局から該隣接基地局に関する情報を受信する前に、該移動局について該基地局から他の基地局へハンドオーバ処理を実行する際の該移動局において、
前記隣接基地局から送信される信号を受信して、該隣接基地局の識別情報を受信する識別情報受信部と、
該識別情報を該接続先の基地局に送信する送信部と、
該接続先の基地局から、該識別情報に対応する該隣接基地局に関する情報を受信する隣接基地局情報受信部と、
該隣接基地局に関する情報に基づいて、ハンドオーバ先を決定する決定部と、
を備えることを特徴とする移動局。
(付記12)
隣接基地局に関する情報を間欠的に報知する基地局に無線接続している移動局が、該基地局から該隣接基地局に関する情報を受信する前に、該基地局から他の基地局へハンドオーバ処理を実行するようになされた無線通信システムにおいて、
前記移動局は、
前記隣接基地局から送信される信号を受信して、該隣接基地局の識別情報を受信する識別情報受信部と、
該識別情報を該接続先の基地局に送信する送信部と、
該接続先の基地局から、該識別情報に対応する該隣接基地局に関する情報を受信する隣接基地局情報受信部と、
該隣接基地局に関する情報に基づいて、ハンドオーバ先を決定する決定部とを備え、
前記接続先の基地局は、
該移動局から送信された該識別情報に基づいて、該識別情報に対応する該隣接基地局に関する情報を送信する隣接基地局情報送信部を備える、
ことを特徴とする無線通信システム。
図1は無線通信システムの構成例を示す図である。 図2は基地局の構成例を示す図である。 図3は移動端末の構成例を示す図である。 図4は隣接情報未受信HO検出フェーズのシーケンス例を示す図である。 図5はBSID検出フェーズのシーケンス例を示す図である。 図6は周波数テーブルの例を示す図である。 図7はBSIDテーブルの例を示す図である。 図8はHOフェーズのシーケンス例を示す図である。 図9はセルの大きさと移動速度との関係を示す概念図である。 図10は移動端末の他の構成例を示す図である。 図11は移動端末がセルを高速に通過するときの例を示す図である。 図12はSLPの値の例を示す図である。 図13は移動端末が高速に移動する場合のHOシーケンスの例を示す図である。
符号の説明
1:無線通信システム 10(10‐0〜10‐3):基地局(BS)
11:エア(Air)区間送受信処理部
12:ネットワークエントリ(Network Entry)処理部
13:ハンドオーバ(HO)処理部 14:バックボーン送受信部
15:隣接BS情報広告部 20:移動端末(MS)
21:エア区間送受信処理部 21‐1:第1のエア区間送受信処理部
21‐2:第2のエア区間送受信処理部 22:隣接情報受信部
23:隣接情報テーブル 24:電波強度計算部
24‐1:第1の電波強度計算部 24‐2:第2の電波強度計算部
25:BSID検出部 26:BSIDテーブル
27:ハンドオーバ(HO)検出部 28:スキャン(SCAN)処理部
29:隣接情報未受信ハンドオーバ(HO)判定部
30:周波数テーブル
MS:Mobile Station BS:Base Station
SBS:接続基地局(Serving BS)
NBS:隣接基地局(Neighbor BS)

Claims (10)

  1. 移動端末と複数の基地局とを有する無線通信システムにおいて前記移動端末が接続基地局から隣接基地局にハンドオーバするハンドオーバ方法であって、
    前記移動端末において、前記隣接基地局に関する隣接基地局情報を前記接続基地局から受信する前に、前記接続基地局からの電波の電波強度が閾値より低いときに、隣接基地局情報未受信ハンドオーバであると判定する判定ステップと、
    前記移動端末において、前記判定ステップが前記隣接基地局情報未受信ハンドオーバであると判定したとき、テーブルに記憶された周波数に基づいて接続可能な前記隣接基地局を探索する探索ステップと、
    前記移動端末において、前記接続可能な隣接基地局から当該隣接基地局の識別情報を取得する識別情報取得ステップと、
    前記移動端末において、前記取得した識別情報を含むハンドオーバ要求を前記接続基地局に送信するハンドオーバ要求送信ステップと、
    前記ハンドオーバ要求を受信した前記接続基地局において、前記隣接基地局が前記接続基地局からどの程度サービスフローを引き継げるかの情報を示すサービスレベル情報を、ハンドオーバ応答に含めて前記移動端末に送信するハンドオーバ応答送信ステップと、
    前記移動端末において、前記ハンドオーバ応答から前記サービスレベル情報を取得し、前記サービスレベル情報に基づいてハンドオーバ先を決定する決定ステップと、
    を備えるハンドオーバ方法。
  2. 前記判定ステップは、前記接続基地局からの電波強度から推定したセルの大きさと、前記移動端末の移動速度と、前記接続基地局から受信する前記隣接基地局情報の送信間隔とに基づいて、前記移動端末が前記隣接基地局情報を受信せずに前記接続基地局の前記セルの外に移動すると計算されるとき、前記隣接基地局情報未受信ハンドオーバであると判定する請求項1記載のハンドオーバ方法。
  3. さらに、前記移動端末において、前記接続基地局に対して前記移動端末へのフレームの送信を一時中断するよう要求する中断要求を送信する中断要求送信ステップを備え、
    前記識別情報取得ステップは、前記中断要求により前記接続基地局から前記フレームの送信が中断しているときに、前記接続可能な隣接基地局から前記識別情報を取得する請求項1記載のハンドオーバ方法。
  4. 前記移動端末において、前記判定ステップが前記隣接基地局情報未受信ハンドオーバであると判定したとき、前記接続基地局と前記フレームを送受信しつつ、前記識別情報取得ステップを行う請求項1記載のハンドオーバ方法。
  5. 前記中断要求はスキャン要求またはスリープ要求である請求項3記載のハンドオーバ方法。
  6. 前記識別情報取得ステップは、前記接続可能な隣接基地局からのフレーム構成情報を受信して、前記フレーム構成情報に含まれる当該接続可能な隣接基地局の前記識別情報を抽出することで前記識別情報を取得する請求項1記載のハンドオーバ方法。
  7. 前記決定ステップは、前記サービスレベル情報から前記接続基地局とのサービスフローを最も多く引き継げ、かつ、電波強度の最も強い前記隣接基地局を前記ハンドオーバ先の基地局として決定する請求項1記載のハンドオーバ方法。
  8. 接続基地局から隣接基地局にハンドオーバする移動端末において、
    前記隣接基地局に関する隣接基地局情報を前記接続基地局から受信する前に、前記接続基地局からの電波の電波強度が閾値より低いときに、隣接基地局情報未受信ハンドオーバであると判定する隣接基地局情報未受信ハンドオーバ判定部と、
    前記隣接基地局情報未受信ハンドオーバ判定部により前記隣接基地局情報未受信ハンドオーバであると判定されたとき、テーブルに記憶された周波数に基づいて接続可能な前記隣接基地局を探索するスキャン処理部と、
    前記接続可能な隣接基地局から当該隣接基地局の識別情報を取得する識別情報取得部と、
    前記取得した識別情報を含むハンドオーバ要求を前記接続基地局に送信し、前記隣接基地局が前記接続基地局からどの程度サービスフローを引き継げるかの情報を示すサービスレベル情報を含むハンドオーバ応答を前記接続基地局から受信して、前記サービスレベル情報に基づいてハンドオーバ先を決定するハンドオーバ処理部と、
    を備える移動端末。
  9. 移動端末と複数の基地局とを有する無線通信システムにおいて、
    前記移動端末は、
    前記隣接基地局に関する隣接基地局情報を前記接続基地局から受信する前に、前記接続基地局からの電波の電波強度が閾値より低いときに、隣接基地局情報未受信ハンドオーバであると判定する隣接基地局情報未受信ハンドオーバ判定部と、
    前記隣接基地局情報未受信ハンドオーバ判定部により前記隣接基地局情報未受信ハンドオーバであると判定されたとき、テーブルに記憶された周波数に基づいて接続可能な前記隣接基地局を探索するスキャン処理部と、
    前記接続可能な隣接基地局から当該隣接基地局の識別情報を取得する識別情報取得部と、
    前記取得した識別情報を含むハンドオーバ要求を前記接続基地局に送信し、前記隣接基地局が前記接続基地局からどの程度サービスフローを引き継げるかの情報を示すサービスレベル情報を含むハンドオーバ応答を前記接続基地局から受信して、前記サービスレベル情報に基づいてハンドオーバ先を決定するハンドオーバ処理部とを備え、
    前記接続基地局は、
    前記ハンドオーバ応答に前記サービスレベル情報を含めて前記移動端末に送信するハンドオーバ応答送信部を備える無線通信システム。
  10. 隣接基地局に関する情報を間欠的に報知する基地局に無線接続している移動局が、該基地局から該隣接基地局に関する情報を受信する前に、該移動局について該基地局から他の基地局へハンドオーバ処理を実行する際の該移動局における処理方法において、
    前記隣接基地局から送信される信号を受信して、該隣接基地局の識別情報を受信し、
    該識別情報を該接続先の基地局に送信し、
    該接続先の基地局から、該識別情報に対応する該隣接基地局に関する情報を受信し、
    該隣接基地局に関する情報に基づいて、ハンドオーバ先を決定する、
    ことを特徴する処理方法。
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