JP2003289561A - 無線通信装置および無線通信方法、無線通信システム、記録媒体、並びにプログラム - Google Patents

無線通信装置および無線通信方法、無線通信システム、記録媒体、並びにプログラム

Info

Publication number
JP2003289561A
JP2003289561A JP2002091361A JP2002091361A JP2003289561A JP 2003289561 A JP2003289561 A JP 2003289561A JP 2002091361 A JP2002091361 A JP 2002091361A JP 2002091361 A JP2002091361 A JP 2002091361A JP 2003289561 A JP2003289561 A JP 2003289561A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
wireless communication
frequency channel
controlling
timing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002091361A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasunari Maejima
康徳 前島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2002091361A priority Critical patent/JP2003289561A/ja
Publication of JP2003289561A publication Critical patent/JP2003289561A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハンドオーバ処理にかかる時間を短縮する。 【解決手段】 アクセスポイント1乃至4は、それぞれ
のMACフレームの送出タイミングを、所定の時間ずつ
ずらす。アクセスポイント1のMACフレームの先頭の
BCHの送出時刻をt1とした場合、アクセスポイント
2のBCHの送出時刻t2、アクセスポイント3のBC
Hの送出時刻t3、および、アクセスポイント4のBC
Hの送出時刻t4が、それぞれ、BCHの送出時間より
も長い所定の時間Tだけずれ、かつ、いずれかのアクセ
スポイントから送出されるBCHとも重ならないよう
に、その送出時刻が制御される。移動端末装置は、アク
セスポイント1乃至4のそれぞれが送出するMACフレ
ームのBCHの送出タイミングに同期して、自分自身の
受信する周波数チャネルを変更させる。本発明は、例え
ば、移動通信端末と、移動通信端末と無線で通信するア
クセスポイントに適用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信装置およ
び無線通信方法、無線通信システム、記録媒体、並びに
プログラムに関し、特に、移動端末装置を用いて無線通
信を行う場合に用いて好適な無線通信装置および無線通
信方法、無線通信システム、記録媒体、並びにプログラ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、5GHz帯の周波数を使う無線方式
で、伝送速度は最大54MbpsであるHIPERLAN(HIgh PErfo
rmance Radio Local Area network)/2のようなセル方
式による移動通信システムでは、移動通信ネットワーク
を構成するノードである移動端末装置(MT:Mobile t
erminal)が情報の授受を行いながら、複数のセルを横
断して移動することがある。移動端末装置の位置が変化
することによって、移動端末装置の受信電波の状況が変
化し、通信が途切れるようなことを防ぐため、ハンドオ
ーバという技術が用いられている。
【0003】ハンドオーバとは、移動端末装置のセル間
移動に伴ってサービス中のセルから新しいセルにそのサ
ービスを手渡すことである。セル単位で移動端末装置に
サービスを提供する装置は、無線LAN(Local Area n
etwork)ではアクセスポイント(AP:Access Point)
であり、携帯電話の通話サービスでは基地局(BTS:
Base Transceiver Station)である。また、移動端末装
置の移動によるセルの切り替えのみならず、例えば、干
渉波によって、送受信する電波が妨害を受けるような場
合にも、妨害の少ない無線チャネルを選択して接続チャ
ネルを切り替える「干渉チャネル切り替え」が行われる
場合もある。
【0004】LANに接続されたコンピュータは個々に
物理アドレス(MAC(Media Access Control)アドレ
ス)が割当てられており、MACフレーム毎に、データ
が送受信される。ハンドオーバを行う移動端末装置は、
受信電波の周波数チャネルを切り替えながら、MACフ
レームの先頭のBCH(Broadcast Channel:報知チャ
ネル)の受信を試みることにより、新たなセル、例え
ば、アクセスポイントを探索する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現在接
続中のアクセスポイントとの通信状況が悪くなり、異な
るアクセスポイントに接続しなければいけない場合、移
動端末装置は、次にどのアクセスポイントに接続するべ
きであるか、そのアクセスポイントはどの周波数チャネ
ルで電波を送受信しているのかを、事前に知ることがで
きないので、複数の候補を探索することによって、変更
先のアクセスポイントを探さなければならない。
【0006】したがって、移動端末装置が新たなアクセ
スポイントを探索する場合、MACフレームの先頭のB
CHを検出するために、候補となるそれぞれの周波数チ
ャネル毎に、MACフレーム周期以上の時間だけ、電波
を受信してみなければならなかった。すなわち、一時的
に周波数チャネルを変更しなければならないため、現在
行っている通信を一旦中断しなければならず、候補とな
る周波数チャネルが多い場合、通信の中断時間も長くな
ってしまうという課題があった。
【0007】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、移動端末装置が、できるだけ短い時間で次
の接続先(アクセスポイントや、基地局など)を探索で
きるようにするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の無線通信
装置は、固定無線通信装置のうちのいずれかと所定の周
波数チャネルで情報を授受する情報授受手段と、複数の
固定無線通信装置のそれぞれが送出するデータフレーム
に含まれる第1の情報の送出タイミングと、複数の固定
無線通信装置のそれぞれが情報の授受に用いる周波数チ
ャネルとの関係を示す第2の情報を記憶する記憶手段
と、情報授受手段が情報を授受する周波数チャネルの設
定の切り替えを制御する周波数チャネル制御手段と、周
波数チャネル制御手段により制御される周波数チャネル
の設定を切り替えるタイミングを制御するタイミング制
御手段とを備え、周波数チャネル制御手段は、記憶手段
により記憶されている第2の情報に従って、周波数チャ
ネルの設定の切り替えを制御し、タイミング制御手段
は、記憶手段により記憶されている第2の情報に従っ
て、周波数チャネルの設定を切り替えるタイミングを制
御することを特徴とする。
【0009】複数の固定無線通信装置のそれぞれが送出
するデータフレームとは、所定の周期を有する時分割フ
レームであるものとすることができ、所定の周期を有す
る時分割フレームに含まれる第1の情報とは、同報チャ
ネルであるものとすることができる。
【0010】本発明の第1の無線通信方法は、固定無線
通信装置のうちのいずれかとの所定の周波数チャネルで
の情報の授受を制御する情報授受制御ステップと、複数
の固定無線通信装置のそれぞれが送出するデータフレー
ムに含まれる第1の情報の送出タイミングと、複数の固
定無線通信装置のそれぞれが情報の授受に用いる周波数
チャネルとの関係を示す第2の情報の記憶を制御する記
憶制御ステップと、情報授受制御ステップの処理により
情報の授受が制御される場合の、周波数チャネルの設定
の切り替えを制御する周波数チャネル制御ステップと、
周波数チャネル制御ステップの処理により制御される周
波数チャネルの設定を切り替えるタイミングを制御する
タイミング制御ステップとを含み、周波数チャネル制御
ステップの処理では、記憶制御ステップの処理により記
憶が制御されている第2の情報に従って、周波数チャネ
ルの設定の切り替えを制御し、タイミング制御ステップ
の処理では、記憶ステップの処理により記憶が制御され
ている第2の情報に従って、周波数チャネルの設定を切
り替えるタイミングを制御することを特徴とする。
【0011】本発明の第1の記録媒体に記録されている
プログラムは、固定無線通信装置のうちのいずれかとの
所定の周波数チャネルでの情報の授受を制御する情報授
受制御ステップと、複数の固定無線通信装置のそれぞれ
が送出するデータフレームに含まれる第1の情報の送出
タイミングと、複数の固定無線通信装置のそれぞれが情
報の授受に用いる周波数チャネルとの関係を示す第2の
情報の記憶を制御する記憶制御ステップと、情報授受制
御ステップの処理により情報の授受が制御される場合
の、周波数チャネルの設定の切り替えを制御する周波数
チャネル制御ステップと、周波数チャネル制御ステップ
の処理により制御される周波数チャネルの設定を切り替
えるタイミングを制御するタイミング制御ステップとを
含み、周波数チャネル制御ステップの処理では、記憶制
御ステップの処理により記憶が制御されている第2の情
報に従って、周波数チャネルの設定の切り替えを制御
し、タイミング制御ステップの処理では、記憶ステップ
の処理により記憶が制御されている第2の情報に従っ
て、周波数チャネルの設定を切り替えるタイミングを制
御することを特徴とする。
【0012】本発明の第1のプログラムは、固定無線通
信装置のうちのいずれかとの所定の周波数チャネルでの
情報の授受を制御する情報授受制御ステップと、複数の
固定無線通信装置のそれぞれが送出するデータフレーム
に含まれる第1の情報の送出タイミングと、複数の固定
無線通信装置のそれぞれが情報の授受に用いる周波数チ
ャネルとの関係を示す第2の情報の記憶を制御する記憶
制御ステップと、情報授受制御ステップの処理により情
報の授受が制御される場合の、周波数チャネルの設定の
切り替えを制御する周波数チャネル制御ステップと、周
波数チャネル制御ステップの処理により制御される周波
数チャネルの設定を切り替えるタイミングを制御するタ
イミング制御ステップとを含み、周波数チャネル制御ス
テップの処理では、記憶制御ステップの処理により記憶
が制御されている第2の情報に従って、周波数チャネル
の設定の切り替えを制御し、タイミング制御ステップの
処理では、記憶ステップの処理により記憶が制御されて
いる第2の情報に従って、周波数チャネルの設定を切り
替えるタイミングを制御することを特徴とする。
【0013】本発明の第2の無線通信装置は、所定の周
波数チャネルで、移動無線通信装置と情報を授受する情
報授受手段と、情報授受手段により送出されるデータフ
レームの出力タイミングを制御するための制御情報を取
得する取得手段と、取得手段により取得された制御情報
に従って、情報授受手段が送出するデータフレームの送
出タイミングを制御する制御手段とを備え、制御手段
は、予め定められた複数の無線通信装置の中で、データ
フレームに含まれる所定の情報の送出タイミングが重な
ることがないように、所定の時間だけずらして送出され
るように、データフレームの送出タイミングを制御する
ことを特徴とする。
【0014】取得手段には、予め定められた複数の無線
通信装置のうちのいずれかが送出した制御情報を取得さ
せるようにすることができる。
【0015】予め定められた複数の無線通信装置のうち
のいずれかが送出したデータフレームを受信する受信手
段と、受信手段により受信されたデータフレームの送出
タイミングを基に、制御情報を生成する生成手段とを更
に備えさせるようにすることができ、取得手段には、生
成手段により生成された制御情報を取得させるようにす
ることができる。
【0016】データフレームは、所定の周期を有する時
分割フレームであるものとすることができ、所定のデー
タは、同報チャネルであるものとすることができる。
【0017】本発明の第2の無線通信方法は、所定の周
波数チャネルでの、移動無線通信装置との情報の授受を
制御する情報授受制御ステップと、情報授受制御ステッ
プの処理により送出が制御されるデータフレームの出力
タイミングを制御するための制御情報の取得を制御する
取得制御ステップと、制御取得ステップの処理により取
得が制御された制御情報に従って、情報授受制御ステッ
プの処理により送出が制御されるデータフレームの送出
タイミングを制御する制御ステップとを含み、制御ステ
ップの処理では、予め定められた複数の無線通信装置の
中で、データフレームに含まれる所定の情報の送出タイ
ミングが重なることがないように、所定の時間だけずら
して送出されるように、データフレームの送出タイミン
グを制御することを特徴とする。
【0018】本発明の第2の記録媒体に記録されている
プログラムは、所定の周波数チャネルでの、移動無線通
信装置との情報の授受を制御する情報授受制御ステップ
と、情報授受制御ステップの処理により送出が制御され
るデータフレームの出力タイミングを制御するための制
御情報の取得を制御する取得制御ステップと、制御取得
ステップの処理により取得が制御された制御情報に従っ
て、情報授受制御ステップの処理により送出が制御され
るデータフレームの送出タイミングを制御する制御ステ
ップとを含み、制御ステップの処理では、予め定められ
た複数の無線通信装置の中で、データフレームに含まれ
る所定の情報の送出タイミングが重なることがないよう
に、所定の時間だけずらして送出されるように、データ
フレームの送出タイミングを制御することを特徴とす
る。
【0019】本発明の第2のプログラムは、所定の周波
数チャネルでの、移動無線通信装置との情報の授受を制
御する情報授受制御ステップと、情報授受制御ステップ
の処理により送出が制御されるデータフレームの出力タ
イミングを制御するための制御情報の取得を制御する取
得制御ステップと、制御取得ステップの処理により取得
が制御された制御情報に従って、情報授受制御ステップ
の処理により送出が制御されるデータフレームの送出タ
イミングを制御する制御ステップとを含み、制御ステッ
プの処理では、予め定められた複数の無線通信装置の中
で、データフレームに含まれる所定の情報の送出タイミ
ングが重なることがないように、所定の時間だけずらし
て送出されるように、データフレームの送出タイミング
を制御することを特徴とする。
【0020】本発明の無線通信システムは、固定無線通
信装置が、所定の周波数チャネルで、移動無線通信装置
と情報を授受する第1の情報授受手段と、第1の情報授
受手段により送出されるデータフレームの出力タイミン
グを制御するための第1の制御情報を取得する取得手段
と、取得手段により取得された第1の制御情報に従っ
て、情報授受手段が送出するデータフレームの送出タイ
ミングを制御する制御手段とを備え、制御手段は、複数
の固定無線通信装置の中で、データフレームに含まれる
所定の情報の送出タイミングが重なることがないよう
に、所定の時間だけずらして送出されるように、データ
フレームの送出タイミングを制御し、移動無線通信装置
が、固定無線通信装置のうちのいずれかと所定の周波数
チャネルで情報を授受する第2の情報授受手段と、複数
の固定無線通信装置のそれぞれが送出するデータフレー
ムに含まれる所定の情報の送出タイミングと、複数の固
定無線通信装置のそれぞれが情報の授受に用いる周波数
チャネルとの関係を示す第2の制御情報を記憶する記憶
手段と、第2の情報授受手段が情報を授受する周波数チ
ャネルの設定の切り替えを制御する周波数チャネル制御
手段と、周波数チャネル制御手段により制御される周波
数チャネルの設定を切り替えるタイミングを制御するタ
イミング制御手段とを備え、周波数チャネル制御手段
は、記憶手段により記憶されている第2の制御情報に従
って、周波数チャネルの設定の切り替えを制御し、タイ
ミング制御手段は、記憶手段により記憶されている第2
の制御情報に従って、周波数チャネルの設定を切り替え
るタイミングを制御することを特徴とする。
【0021】本発明の第1の無線通信装置および無線通
信方法、並びにプログラムにおいては、固定無線通信装
置のうちのいずれかと所定の周波数チャネルで情報が授
受され、複数の固定無線通信装置のそれぞれが送出する
データフレームに含まれる第1の情報の送出タイミング
と、複数の固定無線通信装置のそれぞれが情報の授受に
用いる周波数チャネルとの関係を示す第2の情報が記憶
され、第2の情報に従って、固定無線通信装置と情報を
授受する場合の周波数チャネルの設定が切り替えられ、
第2の情報に従って、周波数チャネルの設定を切り替え
るタイミングが制御される。
【0022】本発明の第2の無線通信装置および無線通
信方法、並びにプログラムにおいては、所定の周波数チ
ャネルで、移動無線通信装置と情報が授受され、送出さ
れるデータフレームの出力タイミングを制御するための
制御情報が取得され、制御情報に従って、予め定められ
た複数の無線通信装置の中で、データフレームに含まれ
る所定の情報の送出タイミングが重なることがないよう
に、所定の時間だけずらして送出されるように、データ
フレームの送出タイミングが制御される。
【0023】本発明の無線通信システムにおいては、固
定無線通信装置で、所定の周波数チャネルで、移動無線
通信装置と情報が授受され、送出されるデータフレーム
の出力タイミングを制御するための第1の制御情報が取
得され、第1の制御情報に従って、複数の固定無線通信
装置の中で、データフレームに含まれる所定の情報の送
出タイミングが重なることがないように、所定の時間だ
けずらして送出されるように、データフレームの送出タ
イミングが制御される。また、移動無線通信装置で、固
定無線通信装置のうちのいずれかと所定の周波数チャネ
ルで情報が授受され、複数の固定無線通信装置のそれぞ
れが送出するデータフレームに含まれる所定の情報の送
出タイミングと、複数の固定無線通信装置のそれぞれが
情報の授受に用いる周波数チャネルとの関係を示す第2
の制御情報が記憶され、第2の制御情報に従って情報を
授受する周波数チャネルの設定が切り替えられ、第2の
制御情報に従って周波数チャネルの設定を切り替えるタ
イミングが制御される。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して、本発明の実
施の形態について説明する。
【0025】図1に示されるように、アクセスポイント
(AP)1乃至アクセスポイント4は、それぞれ固定ネ
ットワーク5に接続され、情報の授受が可能なようにな
されている。固定ネットワーク5は、例えば、インター
ネットや、公衆電話回線などの広域ネットワーク、ある
いは、LANなどの所定の範囲内のネットワークであっ
ても良い。また、固定ネットワーク5とアクセスポイン
ト1乃至アクセスポイント4とは、有線で接続されてい
ても、無線で接続されていてもかまわない。
【0026】移動端末装置(MT)6は、アクセスポイ
ント1乃至アクセスポイント4のうち、最も通信状態の
良いアクセスポイントを探索し、そのアクセスポイント
と、無線を介して情報を授受することが可能なようにな
されている。移動端末装置6は、移動しながらアクセス
ポイント1乃至アクセスポイント4のいずれかと通信す
ることが可能である。
【0027】アクセスポイント1乃至4は、それぞれ、
異なる周波数チャネルを用いて、移動端末装置6と通信
する。
【0028】移動端末装置6は、具体的には、例えば、
携帯型電話機、PDA(Personal Digital(Data) Ass
istants )、カーナビゲーション装置、あるいは、汎用
のパーソナルコンピュータなど、アクセスポイント1乃
至アクセスポイント4と、無線を介して情報の送受信が
可能な装置であれば、いずれの装置であってもかまわな
い。また、図1においては、アクセスポイントを、アク
セスポイント1乃至アクセスポイント4の4つ図示して
説明しているが、アクセスポイントの数は、4つに限ら
れないことは言うまでもない。
【0029】移動端末装置6は、例えば、図1におい
て、図中実線で記載されている現在位置において、アク
セスポイント1と無線を介して通信している。そして、
移動端末装置6は、その位置から、例えば、図中右方向
に、図中MT6’として記載されている位置に移動して
いる間も、アクセスポイント1と通信を行うことができ
るが、このような移動によってアクセスポイント1から
遠ざかるにしたがって、通信状態が悪くなる。移動端末
装置6は、通信を連続して行うため、ハンドオーバによ
り、新たな接続先のアクセスポイントを探索する処理を
実行する。
【0030】図2は、アクセスポイント1の構成を示す
ブロック図である。
【0031】制御部11は、CPU(Central Processi
ng Unit),ROM(Read only memory),およびRA
M(Random Access Memory)で構成され、アクセスポイ
ント1が実行する処理を制御するものである。ネットワ
ークインターフェース12は、固定ネットワーク5と情
報を授受する。
【0032】データ処理部13は、ネットワークインタ
ーフェース12を介して、固定ネットワーク5から入力
されたデータに対して、例えば、エラーチェックコード
の付加、スクランブル処理、符号化処理、インターリー
ブ処理などの所定の処理を施して、送信処理部14およ
びアンテナ15を介して、移動端末装置6に送信可能な
フォーマットのデータに変換する。
【0033】図3に示されるように、アクセスポイント
1と移動端末装置6とで送受信されるデータは、2ms
毎に区切られたMACフレームで構成されている。MA
Cフレームは、トランスポートチャネルであるBCH
(Broadcast Channel)、FCH(Frame Channel)、A
CH(Access feedback Channel)、およびRCH(Ran
dom Channel)、並びに、アクセスポイント1乃至アク
セスポイント4のいずれかが移動端末装置6に宛てて情
報を伝送するDL Phase、および、移動端末装置6がアク
セスポイント1乃至アクセスポイント4のいずれかに宛
てて情報を伝送するUL Phaseで構成されている。
【0034】MACフレームには、その先頭から、BC
H,FCH,およびACHのトランスポートチャネルが
配され、続いて、DL Phase、および、UL Phaseが配さ
れ、最後に、トランスポートチャネルであるRCHと、
空き領域が配されている。
【0035】送信処理部14は、データ処理部13で生
成されたMACフレームを、制御部11により制御され
るタイミングで、アンテナ15を介して、移動端末装置
6に送信する。
【0036】受信処理部17は、アンテナ16を介し
て、移動端末装置6から、MACフレームを受信する。
データ処理部13は、アンテナ16および受信処理部1
7を介して受信した、MACフレームで構成されている
データに対して、例えば、復調処理、デインターリーブ
処理、デスクランブル処理、エラーチェック処理などの
所定の処理を施して、ネットワークインターフェース1
2を介して、固定ネットワーク5に送信可能なデータに
変換する処理を実行する。
【0037】また、制御部11には、必要に応じてドラ
イブ18が接続され、磁気ディスク21、光ディスク2
2、光磁気ディスク23、あるいは半導体メモリ24な
どが適宜装着され、情報が授受される。
【0038】なお、図1のアクセスポイント2乃至アク
セスポイント4も、図2を用いて説明したアクセスポイ
ント1の構成と同様の構成を有するので、その説明は省
略する。
【0039】ここで、アクセスポイント1乃至アクセス
ポイント4は、それぞれのMACフレームの送出タイミ
ングを、所定の時間だけずらして行うようになされてい
る。
【0040】すなわち、図4に示されるように、アクセ
スポイント1のMACフレームの先頭のBCHの送出時
刻をt1とした場合、アクセスポイント2のMACフレ
ームの先頭のBCHの送出時刻t2、アクセスポイント
3のMACフレームの先頭のBCHの送出時刻t3、お
よび、アクセスポイント4のMACフレームの先頭のB
CHの送出時刻t4が、それぞれ、BCHの送出にかか
る時間よりも長い所定の時間Tだけずれるように、か
つ、いずれかのアクセスポイントのBCH送出のタイミ
ングと重ならないように、その送出時刻が制御される。
【0041】ここでは、アクセスポイント1乃至アクセ
スポイント4の4つのアクセスポイントで、BCHの送
出タイミングがずれるように制御されるものとして説明
したが、このようにBCHの送出タイミングが制御され
るアクセスポイントのグループ(以下、BCH送出タイ
ミング制御グループと称する)に含まれるアクセスポイ
ント数は、4つに限るものではなく、2つ以上のいずれ
の数であっても良いことは言うまでもない。
【0042】なお、BCH送出タイミング制御グループ
に含まれる複数のアクセスポイント間で、時間差を維持
しながらMACフレームを送出させるためのアクセスポ
イント間の同期方法は、どのような方法をとってもかま
わない。例えば、BCH送出タイミング制御グループ内
の、いずれかのアクセスポイントが、BCH送出タイミ
ング制御グループに含まれるそれぞれのアクセスポイン
トにおけるBCH送出タイミングを算出し、固定ネット
ワーク5を介して、他のアクセスポイントに対して、制
御信号を送信するようにしても良い。また、それぞれの
アクセスポイントが、BCH送出タイミング制御グルー
プ内の近隣アクセスポイントが送信する電波を受信する
ことが可能である場合、その受信電波のBCHの送出タ
イミングに基づいて、自分自身のBCH送出タイミング
を決定するようにしても良い。
【0043】図5は、図1の移動端末装置6の構成を示
すブロック図である。
【0044】制御部31は、CPU(Central Processi
ng Unit),ROM(Read only memory),およびRA
M(Random Access Memory)で構成され、移動端末装置
6が実行する処理を制御するものである。
【0045】入力部33は、例えば、ボタン、キーボー
ド、マイク、CCD(Charge Coupled Device)カメラ
などで構成され、ユーザの操作により、テキスト、音
声、もしくは画像などのデータの入力を受け、データ処
理部32に出力する。
【0046】データ処理部32は、入力部33から入力
されたデータに対して、例えば、エラーチェックコード
の付加、スクランブル処理、符号化処理、インターリー
ブ処理などの所定の処理を施して、送信処理部34およ
びアンテナ35を介して、アクセスポイント1乃至アク
セスポイント4のいずれかに送信可能なMACフレーム
を生成する。送信処理部34は、データ処理部32で生
成されたMACフレームを、アンテナ35を介して、ア
クセスポイント1乃至アクセスポイント4のいずれかに
送信する。
【0047】受信処理部37は、アンテナ36を介し
て、アクセスポイント1乃至アクセスポイント4のいず
れかから、MACフレームを受信する。また、受信処理
部37は、受信する周波数チャネルの変更と、そのタイ
ミングの切り替えを、制御部31の制御に基づいて行
う。
【0048】すなわち、制御部31は、現在通信を行っ
ているアクセスポイントとの通信状態が悪くなってきた
場合(例えば、受信電波の強度を所定の閾値と比較し
て、受信電波の強度が閾値よりも小さい値であるような
場合)、次に接続するアクセスポイントを探索するた
め、図4を用いて説明した、同一のBCH送出タイミン
グ制御グループに含まれるアクセスポイント1乃至アク
セスポイント4のそれぞれが送出するMACフレームの
BCHの送出タイミングに同期して、自分自身の受信す
る周波数チャネルを、図4を用いて説明したように、所
定の時間Tずつずらしたタイミングt1乃至t4で変更
させるための制御信号を生成し、受信処理部37に出力
する。
【0049】また、BCH送出タイミング制御グループ
に含まれるアクセスポイント1乃至アクセスポイント4
のそれぞれが送出するMACフレームのBCHの送出タ
イミングの時間差Tと、周波数チャネルとの関係を示す
制御情報は、BCH送出タイミング制御グループに含ま
れるアクセスポイント1乃至アクセスポイント4と、移
動端末装置6との間で共有されている。その制御情報の
共有方法は、いかなる方法であってもかまわない。
【0050】例えば、全てのBCH送出タイミング制御
グループにおいて、周波数の大きな、あるいは、小さな
アクセスポイントから、順番に、所定の時間Tだけずれ
て、MACフレームのBCHが送出されるように、周波
数チャネルと、BCH送出タイミングとの関係が、予め
定められているようにしても良い。図4に示されている
ように、例えば、周波数チャネルがf1であるアクセス
ポイント(ここでは、アクセスポイント1)は、タイミ
ングt1でBCHを送出し、周波数チャネルがf2であ
るアクセスポイント(ここでは、アクセスポイント2)
は、タイミングt2でBCHを送出し、以下、周波数チ
ャネルf3、およびf4であるアクセスポイントにおけ
る場合も、BCH送出タイミングを、同様に予め定める
ようにすることができる。
【0051】移動端末装置6の制御部31は、予め定め
られている時間差Tと周波数チャネルとの関係を示す制
御情報を、内部のRAMに記憶しておき、アクセスポイ
ントの探索時には、その制御情報を読み出して、受信処
理部37を制御する。例えば、移動端末装置6が、現
在、周波数チャネルf2のアクセスポイント2と通信し
ている状態で、その通信状況が悪化してきた場合、周波
数チャネルf2に対応するBCHの送出タイミングt2
を基準とし、所定の時間Tだけずらして、次の周波数チ
ャネルf3を受信し、更に、所定の時間Tだけずらし
て、次の周波数チャネルf4を受信し、以下、同様に、
予め定められている時間差にしたがって、周波数チャネ
ルを変更しながら、次に接続するアクセスポイントを探
索する。
【0052】また、それぞれのBCH送出タイミング制
御グループが、MACフレームのBCHの送出タイミン
グの時間差と、周波数チャネルとの関係を、独自に定め
るようにしても良い。その場合、移動端末装置6は、新
たなBCH送出タイミング制御グループとの情報の授受
を始めるにあたって、初めに通信を開始したアクセスポ
イント1乃至アクセスポイント4のうちのいずれかか
ら、そのアクセスポイントが所属しているBCH送出タ
イミング制御グループが定めているBCHの送出タイミ
ングの時間差Tの値と、周波数チャネルとの関係(それ
ぞれの時間差および周波数チャネルの順番などの必要な
情報)を示す制御情報を受信するものとする。換言すれ
ば、アクセスポイント1乃至アクセスポイント4は、通
信相手の移動端末装置6に対して、所属しているBCH
送出タイミング制御グループが定めているBCHの送出
タイミングの時間差Tと、周波数チャネルとの関係を示
す制御情報を送信することができるものとする。
【0053】移動端末装置6の制御部31は、受信した
時間差Tと周波数チャネルとの関係を示す制御情報を、
内部のRAMに記憶しておき、アクセスポイントの探索
時には、その制御情報を読み出して、受信処理部37を
制御する。例えば、移動端末装置6が、現在、周波数チ
ャネルf2のアクセスポイント2と通信している状態
で、その通信状況が悪化してきた場合、周波数チャネル
f2に対応するBCHの送出タイミングt2を基準と
し、その読み出した制御情報に基づいて、受信処理部3
7が受信する周波数チャネルとそのタイミングを制御し
て、次に接続するアクセスポイントを探索する。
【0054】データ処理部32は、アンテナ36および
受信処理部37を介してアクセスポイント1乃至アクセ
スポイント4のいずれかから受信した、MACフレーム
で構成されているデータに対して、例えば、復調処理、
デインターリーブ処理、デスクランブル処理、エラーチ
ェック処理などの所定の処理を施して、出力部38に出
力する。
【0055】出力部38は、例えば、LCD(Liquid C
rystal Display)などの表示装置や、スピーカなどの音
声出力装置より構成され、データ処理部32から入力さ
れたデータを出力する。
【0056】移動端末装置6に代わって、例えば、図6
に示される移動端末装置51を用いるようにしても良
い。
【0057】なお、図6の移動端末装置51において
は、図5を用いて説明した移動端末装置6と対応する部
分には同一の符号を付してあり、その説明は適宜省略す
る。
【0058】すなわち、高周波スイッチ61は、送信処
理部34から入力される信号を、送受信アンテナ62か
ら送信し、送受信アンテナ62により受信された信号
を、受信処理部37に供給する。
【0059】次に、図7のフローチャートを参照して、
移動端末装置のアクセスポイント探索処理について説明
する。ここでは、移動端末装置6の処理として説明する
が、移動端末装置51においても、同様の処理が実行可
能であることは言うまでもない。
【0060】ステップS1において、移動端末装置6の
制御部31は、例えば、受信電波の強度を所定の閾値と
比較することなどにより、現在接続中のアクセスポイン
トとの接続状態が悪化したか否かを判断する。ステップ
S1において、現在接続中のアクセスポイントとの接続
状態が悪化していないと判断された場合、接続状態が悪
化したと判断されるまで、現在接続中のアクセスポイン
トとの通常のデータ送受信処理を実行しながら、ステッ
プS1の処理が繰り返される。
【0061】ステップS1において、現在接続中のアク
セスポイントとの接続状態が悪化したと判断された場
合、ステップS2において、制御部31は、現在接続中
のアクセスポイントの周波数チャネルと、そのMACフ
レームの先頭に配置されているBCHの送出タイミング
を基準とし、受信処理部37が、アンテナ36を介して
受信する周波数チャネルを、所定の時間差Tで変更し
て、現在接続中のアクセスポイント以外のアクセスポイ
ントが送出しているMACフレームのBCHの受信を試
みる。
【0062】上述したように、BCH送出タイミング制
御グループに含まれるアクセスポイント1乃至アクセス
ポイント4のそれぞれが送出するMACフレームのBC
Hの送出タイミングの時間差Tと、周波数チャネルとの
関係を示す制御情報は、BCH送出タイミング制御グル
ープに含まれるアクセスポイント1乃至アクセスポイン
ト4と、移動端末装置6との間で共有されている。その
制御情報の共有方法は、いかなる方法であってもかまわ
ない。制御部31は、自分自身の内部に有するRAMに
記憶している制御情報を読み出して、その制御情報に従
って、受信処理部37の受信周波数チャネルの切り替え
タイミングを、図4を用いて説明したように制御する。
受信処理部37は、良い通信状態で、新たなBCHを受
信することができた場合、制御部31に、そのことを通
知する。
【0063】ステップS3において、制御部31は、受
信処理部37から入力される信号を基に、次に接続する
のに適当なアクセスポイントから送出されたBCHを受
信したか否かを判断する。ステップS3において、BC
Hを受信していないと判断された場合、処理は、ステッ
プS2に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0064】ステップS3において、BCHを受信した
と判断された場合、ステップS4において、制御部31
は、良い通信状態で受信することができたBCHを送出
したアクセスポイントを、新たな接続先とし、その周波
数チャネルを新たな通信周波数チャネルとして、探索さ
れたアクセスポイントとの接続を確立し、処理を終了す
る。
【0065】以上説明した処理により、ハンドオーバ処
理において、従来、MACフレームの先頭のBCHを検
出するために、それぞれの周波数チャネル毎に、MAC
フレーム周期以上の時間だけ、電波を受信する必要があ
った場合と比較して、非常に短い時間で、現在通信中の
アクセスポイント以外が送出するMACフレームの先頭
のBCHを、効率よく検出することができる。すなわ
ち、ハンドオーバ処理において、一時的に周波数チャネ
ルを変更し、現在行っている通信を一旦中断する時間を
短縮することができる。
【0066】なお、図7を用いて説明した処理において
は、ハンドオーバ中の接続の中断時間を短くするため
に、最初に良い通信状態で受信することができたBCH
を送出したアクセスポイントを、新たな接続先とし、そ
の周波数チャネルを新たな通信周波数チャネルとして、
探索されたアクセスポイントとの接続を確立するものと
して説明したが、複数の周波数チャネルのBCHを受信
し、その中で、最も接続状態の良いアクセスポイント
を、新たな接続先とし、その周波数チャネルを新たな通
信周波数チャネルとするようにしても良い。このよう
に、複数の周波数チャネルに対する接続状態を確認する
ような場合、本発明を適用することにより、候補となる
周波数チャネルが多いほど、通信の中断時間を、従来の
ハンドオーバよりも大幅に短縮することが可能である。
【0067】図7を用いた処理では、通信中に次のアク
セスポイントを探索するハンドオーバ処理について説明
したが、移動端末装置6、もしくは移動端末装置51
が、いずれのアクセスポイントとも接続していない状態
から、接続状態の良いアクセスポイントを探索し、通信
を確立する場合にも、本発明を適用することができる。
【0068】図8のフローチャートを参照して、移動端
末装置のアクセスポイント接続処理について説明する。
ここでは、移動端末装置6の処理として説明するが、移
動端末装置51においても、同様の処理が実行可能であ
ることは言うまでもない。
【0069】ステップS21において、移動端末装置6
の制御部31は、入力部33から入力されるユーザの操
作入力を基に、固定ネットワーク5に接続して情報を授
受するために、アクセスポイント1乃至4のいずれかと
の接続が指令されたか否かを判断する。ステップS21
において、アクセスポイント1乃至4のいずれかとの接
続が指令されていないと判断された場合、アクセスポイ
ント1乃至4のいずれかとの接続が指令されたと判断さ
れるまで、ステップS1の処理が繰り返される。
【0070】ステップS21において、アクセスポイン
ト1乃至4のいずれかとの接続が指令されたと判断され
た場合、ステップS22において、制御部31は、ある
周波数チャネルで、通信を開始し、MACフレームの先
頭に配置されているBCHの受信を試みる。
【0071】ステップS23において、制御部31は、
MACフレームの周期以上の時間、ステップS22にお
いて通信を開始した周波数チャネルの電波を受信したか
否かを判断する。ステップS23において、MACフレ
ームの周期以上の時間、その周波数チャネルの電波を受
信していないと判断された場合、処理は、ステップS2
2に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0072】ステップS23において、MACフレーム
の周期以上の時間、その周波数チャネルの電波を受信し
たと判断された場合、ステップS24において、制御部
31は、その受信期間中に、BCHを受信したか否かを
判断する。
【0073】ステップS24において、BCHを受信し
ていないと判断された場合、ステップS25において、
制御部31は、ステップS22で受信した周波数チャネ
ルと異なる周波数チャネルで、MACフレームの先頭に
配置されているBCHの受信を試みる。ステップS25
の処理の終了後、処理は、ステップS23に戻り、それ
以降の処理が繰り返される。
【0074】ステップS24において、BCHを受信し
たと判断された場合、ステップS26において、制御部
31は、内部のRAMから、MACフレームのBCHの
送出タイミングの時間差Tと、周波数チャネルとの関係
を示す制御情報を読み出して、ステップS24でBCH
を受信したと判断されたアクセスポイントの周波数チャ
ネルと、そのMACフレームの先頭に配置されているB
CHの送出タイミングを基準とし、受信処理部37が、
アンテナ36を介して受信する周波数チャネルを、所定
の時間差Tで変更して、現在接続中のアクセスポイント
以外のアクセスポイントが送出しているMACフレーム
のBCHの受信を試みる。
【0075】上述したように、BCH送出タイミング制
御グループに含まれるアクセスポイント1乃至アクセス
ポイント4のそれぞれが送出するMACフレームのBC
Hの送出タイミングの時間差Tと、周波数チャネルとの
関係を示す制御情報は、BCH送出タイミング制御グル
ープに含まれるアクセスポイント1乃至アクセスポイン
ト4と、移動端末装置6との間で共有されているので、
制御部31は、自分自身の内部に有するRAMに記憶し
ている制御情報を読み出して、その制御情報に従って、
受信処理部37の受信周波数チャネルの切り替えタイミ
ングを制御する。受信処理部37は、良い通信状態で、
新たなBCHを受信することができた場合、制御部31
に、そのことを通知する。
【0076】ステップS27において、制御部31は、
所定の時間差Tで周波数チャネルを変更することによ
り、接続可能な全ての周波数チャネルにおいて、BCH
の送出タイミングに対応する所定のタイミングでの電波
の受信が終了したか否かを判断する。ステップS27に
おいて、全ての周波数チャネルの受信が終了していない
と判断された場合、処理は、ステップS26に戻り、そ
れ以降の処理が繰り返される。
【0077】ステップS26およびステップS27の処
理を繰り返すことにより、複数の周波数チャネルにおい
て、BCHが受信される場合がある。
【0078】ステップS27において、全ての周波数チ
ャネルの受信が終了したと判断された場合、ステップS
28において、制御部31は、ステップS22乃至ステ
ップS27の処理において、最も良い通信状態で受信す
ることができたBCHを送出したアクセスポイントを、
新規の接続先とし、その周波数チャネルを新たな通信周
波数チャネルとして、探索されたアクセスポイントとの
接続を確立し、処理を終了する。
【0079】例えば、ステップS26およびステップS
27の処理を繰り返すことにより、ステップS22の処
理により初めに探索された周波数チャネル以外の複数の
周波数チャネルにおいて、BCHが受信された場合、初
めに探索された周波数チャネルと、新たに探索された複
数の周波数チャネルのうち、最も良い通信状態で受信す
ることができたBCHを送出したアクセスポイントが、
新たな接続先とされる。また、ステップS26およびス
テップS27の処理を繰り返しても、ステップS22の
処理により初めに探索された周波数チャネル以外の周波
数チャネルにおいて、BCHが受信されなかった場合、
ステップS22の処理により初めに探索された周波数チ
ャネルのアクセスポイントが、新規の接続先とされる。
【0080】移動端末装置6、もしくは移動端末装置5
1が、いずれのアクセスポイントとも接続していない状
態から、接続状態の良いアクセスポイントを探索し、通
信を確立する場合、候補となる接続可能なアクセスポイ
ントが送出するMACフレームの先頭のBCHを全て検
出して、その中で最も接続状態の良いアクセスポイント
を検出するために、従来では、ある周波数チャネルの電
波をMACフレーム周期以上の時間受信する処理を、候
補となるアクセスポイントの数だけ繰り返す必要があっ
た。図8を用いて説明した処理により、従来における場
合と比較して、複数のアクセスポイントのうち、最も通
信状態の良いアクセスポイントを検出する処理にかかる
時間を短縮することができる。特に、候補となる周波数
チャネルが多い場合、接続するアクセスポイントの探索
時間を大幅に短縮することが可能である。
【0081】以上説明した処理においては、移動端末装
置6、もしくは移動端末装置51が、アクセスポイント
1乃至アクセスポイント4が送信したMACフレームの
BCHを検出することにより、接続状態の良いアクセス
ポイントを探索する場合について説明したが、本発明
は、MACフレーム以外のデータフレームを送受信する
場合においても適用可能であることは言うまでもない。
【0082】MACフレーム以外のデータフレームが送
受信される場合においては、アクセスポイント1乃至ア
クセスポイント4が、そのデータフレームに含まれる所
定のデータの送出タイミングが重ならないように、デー
タフレームの送出タイミングを制御する。そして、移動
端末装置6もしくは移動端末装置51が、アクセスポイ
ント1乃至アクセスポイント4が所定のデータを送出す
るタイミングと同期させて周波数チャネルを切り替える
ことにより、データフレームに含まれた所定のデータを
短時間で検出することができるので、移動端末装置6も
しくは移動端末装置51は、接続状態の良いアクセスポ
イントを、短い時間で探索することができる。
【0083】上述した一連の処理は、ソフトウェアによ
り実行することもできる。そのソフトウェアは、そのソ
フトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェ
アに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプ
ログラムをインストールすることで、各種の機能を実行
することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュー
タなどに、記録媒体からインストールされる。
【0084】この記録媒体は、図2に示すように、コン
ピュータとは別に、ユーザにプログラムを提供するため
に配布される、プログラムが記録されている磁気ディス
ク21(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク2
2(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD
(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク
23(MD(Mini-Disk)(商標)を含む)、もしくは半
導体メモリ24などよりなるパッケージメディアなどに
より構成される。
【0085】また、本明細書において、記録媒体に記録
されるプログラムを記述するステップは、記載された順
序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずし
も時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に
実行される処理をも含むものである。
【0086】なお、本明細書において、システムとは、
複数の装置により構成される装置全体を表すものであ
る。
【0087】
【発明の効果】以上のように、第1の本発明によれば、
固定無線通信装置と通信を行うことができる。
【0088】また、第1の本発明によれば、通信状態の
良い固定無線通信装置を、短い時間で探索することがで
きる。
【0089】第2の本発明によれば、移動無線通信装置
と通信を行うことができる。
【0090】また、第2の本発明によれば、データフレ
ームを所定のタイミングで送出するので、移動無線通信
装置が、通信状態の良い固定無線通信装置を、短い時間
で探索することができる。
【0091】第3の本発明によれば、固定無線通信装置
と移動無線通信装置とが通信を行うことができる。
【0092】また、第3の本発明によれば、固定無線通
信装置が、データフレームを所定のタイミングで送出
し、移動無線通信装置は、所定のタイミングでデータフ
レームを受信するので、移動無線通信装置は、通信状態
の良い固定無線通信装置を、短い時間で探索することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】移動端末装置とアクセスポイントとの接続につ
いて説明する図である。
【図2】図1のアクセスポイントの構成を説明するブロ
ック図である。
【図3】MACフレームについて説明する図である。
【図4】複数のアクセスポイントのBCHの送出タイミ
ングと、移動端末装置が受信する周波数チャネルについ
て説明する図である。
【図5】図1の移動端末装置の構成を説明するブロック
図である。
【図6】移動端末装置の図5とは異なる構成を説明する
ブロック図である。
【図7】移動端末装置のハンドオーバ処理について説明
するフローチャートである。
【図8】移動端末装置のアクセスポイント接続処理につ
いて説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1乃至4 アクセスポイント, 5 固定ネットワー
ク, 6 移動端末装置, 11 制御部, 12 ネ
ットワークインターフェース, 13 データ処理部,
14 送信処理部, 15,16 アンテナ, 17
受信処理部,31 制御部, 32 データ処理部,
33 入力部, 34 送信処理部,35,36 ア
ンテナ, 37 受信処理部, 38 出力部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の固定無線通信装置のうちのいずれ
    かと移動しながら通信可能な無線通信装置において、 前記固定無線通信装置のうちのいずれかと所定の周波数
    チャネルで情報を授受する情報授受手段と、 複数の前記固定無線通信装置のそれぞれが送出するデー
    タフレームに含まれる第1の情報の送出タイミングと、
    複数の前記固定無線通信装置のそれぞれが情報の授受に
    用いる前記周波数チャネルとの関係を示す第2の情報を
    記憶する記憶手段と、 前記情報授受手段が前記情報を授受する前記周波数チャ
    ネルの設定の切り替えを制御する周波数チャネル制御手
    段と、 前記周波数チャネル制御手段により制御される前記周波
    数チャネルの設定を切り替えるタイミングを制御するタ
    イミング制御手段とを備え、 前記周波数チャネル制御手段は、前記記憶手段により記
    憶されている前記第2の情報に従って、前記周波数チャ
    ネルの設定の切り替えを制御し、 前記タイミング制御手段は、前記記憶手段により記憶さ
    れている前記第2の情報に従って、前記周波数チャネル
    の設定を切り替えるタイミングを制御することを特徴と
    する無線通信装置。
  2. 【請求項2】 複数の前記固定無線通信装置のそれぞれ
    が送出するデータフレームとは、所定の周期を有する時
    分割フレームであり、 前記所定の周期を有する時分割フレームに含まれる前記
    第1の情報とは、同報チャネルであることを特徴とする
    請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 【請求項3】 複数の固定無線通信装置のうちのいずれ
    かと移動しながら通信可能な無線通信装置の無線通信方
    法において、 前記固定無線通信装置のうちのいずれかとの所定の周波
    数チャネルでの情報の授受を制御する情報授受制御ステ
    ップと、 複数の前記固定無線通信装置のそれぞれが送出するデー
    タフレームに含まれる第1の情報の送出タイミングと、
    複数の前記固定無線通信装置のそれぞれが情報の授受に
    用いる前記周波数チャネルとの関係を示す第2の情報の
    記憶を制御する記憶制御ステップと、 前記情報授受制御ステップの処理により前記情報の授受
    が制御される場合の、前記周波数チャネルの設定の切り
    替えを制御する周波数チャネル制御ステップと、 前記周波数チャネル制御ステップの処理により制御され
    る前記周波数チャネルの設定を切り替えるタイミングを
    制御するタイミング制御ステップとを含み、 前記周波数チャネル制御ステップの処理では、前記記憶
    制御ステップの処理により記憶が制御されている前記第
    2の情報に従って、前記周波数チャネルの設定の切り替
    えを制御し、 前記タイミング制御ステップの処理では、前記記憶ステ
    ップの処理により記憶が制御されている前記第2の情報
    に従って、前記周波数チャネルの設定を切り替えるタイ
    ミングを制御することを特徴とする無線通信方法。
  4. 【請求項4】 複数の固定無線通信装置のうちのいずれ
    かと移動しながら通信可能な無線通信装置用のプログラ
    ムであって、 前記固定無線通信装置のうちのいずれかとの所定の周波
    数チャネルでの情報の授受を制御する情報授受制御ステ
    ップと、 複数の前記固定無線通信装置のそれぞれが送出するデー
    タフレームに含まれる第1の情報の送出タイミングと、
    複数の前記固定無線通信装置のそれぞれが情報の授受に
    用いる前記周波数チャネルとの関係を示す第2の情報の
    記憶を制御する記憶制御ステップと、 前記情報授受制御ステップの処理により前記情報の授受
    が制御される場合の、前記周波数チャネルの設定の切り
    替えを制御する周波数チャネル制御ステップと、 前記周波数チャネル制御ステップの処理により制御され
    る前記周波数チャネルの設定を切り替えるタイミングを
    制御するタイミング制御ステップとを含み、 前記周波数チャネル制御ステップの処理では、前記記憶
    制御ステップの処理により記憶が制御されている前記第
    2の情報に従って、前記周波数チャネルの設定の切り替
    えを制御し、 前記タイミング制御ステップの処理では、前記記憶ステ
    ップの処理により記憶が制御されている前記第2の情報
    に従って、前記周波数チャネルの設定を切り替えるタイ
    ミングを制御することを特徴とするコンピュータが読み
    取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。
  5. 【請求項5】 複数の固定無線通信装置のうちのいずれ
    かと移動しながら通信可能な無線通信装置を制御するコ
    ンピュータが実行可能なプログラムであって、 前記固定無線通信装置のうちのいずれかとの所定の周波
    数チャネルでの情報の授受を制御する情報授受制御ステ
    ップと、 複数の前記固定無線通信装置のそれぞれが送出するデー
    タフレームに含まれる第1の情報の送出タイミングと、
    複数の前記固定無線通信装置のそれぞれが情報の授受に
    用いる前記周波数チャネルとの関係を示す第2の情報の
    記憶を制御する記憶制御ステップと、 前記情報授受制御ステップの処理により前記情報の授受
    が制御される場合の、前記周波数チャネルの設定の切り
    替えを制御する周波数チャネル制御ステップと、 前記周波数チャネル制御ステップの処理により制御され
    る前記周波数チャネルの設定を切り替えるタイミングを
    制御するタイミング制御ステップとを含み、 前記周波数チャネル制御ステップの処理では、前記記憶
    制御ステップの処理により記憶が制御されている前記第
    2の情報に従って、前記周波数チャネルの設定の切り替
    えを制御し、 前記タイミング制御ステップの処理では、前記記憶ステ
    ップの処理により記憶が制御されている前記第2の情報
    に従って、前記周波数チャネルの設定を切り替えるタイ
    ミングを制御することを特徴とするプログラム。
  6. 【請求項6】 移動しながら通信が可能な移動無線通信
    装置と情報を通信する、位置が固定された無線通信装置
    において、 所定の周波数チャネルで、前記移動無線通信装置と情報
    を授受する情報授受手段と、 前記情報授受手段により送出されるデータフレームの出
    力タイミングを制御するための制御情報を取得する取得
    手段と、 前記取得手段により取得された前記制御情報に従って、
    前記情報授受手段が送出するデータフレームの送出タイ
    ミングを制御する制御手段とを備え、 前記制御手段は、予め定められた複数の無線通信装置の
    中で、前記データフレームに含まれる所定の情報の送出
    タイミングが重なることがないように、所定の時間だけ
    ずらして送出されるように、前記データフレームの送出
    タイミングを制御することを特徴とする無線通信装置。
  7. 【請求項7】 前記取得手段は、前記予め定められた複
    数の無線通信装置のうちのいずれかが送出した前記制御
    情報を取得することを特徴とする請求項6に記載の無線
    通信装置。
  8. 【請求項8】 前記予め定められた複数の無線通信装置
    のうちのいずれかが送出した前記データフレームを受信
    する受信手段と、 前記受信手段により受信された前記データフレームの送
    出タイミングを基に、前記制御情報を生成する生成手段
    とを更に備え、前記取得手段は、前記生成手段により生
    成された前記制御情報を取得することを特徴とする請求
    項6に記載の無線通信装置。
  9. 【請求項9】 前記データフレームは、所定の周期を有
    する時分割フレームであり、 前記所定のデータは、同報チャネルであることを特徴と
    する請求項6に記載の無線通信装置。
  10. 【請求項10】 移動しながら通信が可能な移動無線通
    信装置と情報を通信する、位置が固定された無線通信装
    置の無線通信方法において、 所定の周波数チャネルでの、前記移動無線通信装置との
    情報の授受を制御する情報授受制御ステップと、 前記情報授受制御ステップの処理により送出が制御され
    るデータフレームの出力タイミングを制御するための制
    御情報の取得を制御する取得制御ステップと、 前記制御取得ステップの処理により取得が制御された前
    記制御情報に従って、前記情報授受制御ステップの処理
    により送出が制御されるデータフレームの送出タイミン
    グを制御する制御ステップとを含み、 前記制御ステップの処理では、予め定められた複数の無
    線通信装置の中で、前記データフレームに含まれる所定
    の情報の送出タイミングが重なることがないように、所
    定の時間だけずらして送出されるように、前記データフ
    レームの送出タイミングを制御することを特徴とする無
    線通信方法。
  11. 【請求項11】 移動しながら通信が可能な移動無線通
    信装置と情報を通信する、位置が固定された無線通信装
    置用のプログラムであって、 所定の周波数チャネルでの、前記移動無線通信装置との
    情報の授受を制御する情報授受制御ステップと、 前記情報授受制御ステップの処理により送出が制御され
    るデータフレームの出力タイミングを制御するための制
    御情報の取得を制御する取得制御ステップと、 前記制御取得ステップの処理により取得が制御された前
    記制御情報に従って、前記情報授受制御ステップの処理
    により送出が制御されるデータフレームの送出タイミン
    グを制御する制御ステップとを含み、 前記制御ステップの処理では、予め定められた複数の無
    線通信装置の中で、前記データフレームに含まれる所定
    の情報の送出タイミングが重なることがないように、所
    定の時間だけずらして送出されるように、前記データフ
    レームの送出タイミングを制御することを特徴とするコ
    ンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されてい
    る記録媒体。
  12. 【請求項12】 移動しながら通信が可能な移動無線通
    信装置と情報を通信する、位置が固定された無線通信装
    置を制御するコンピュータが実行可能なプログラムであ
    って、 所定の周波数チャネルでの、前記移動無線通信装置との
    情報の授受を制御する情報授受制御ステップと、 前記情報授受制御ステップの処理により送出が制御され
    るデータフレームの出力タイミングを制御するための制
    御情報の取得を制御する取得制御ステップと、 前記制御取得ステップの処理により取得が制御された前
    記制御情報に従って、前記情報授受制御ステップの処理
    により送出が制御されるデータフレームの送出タイミン
    グを制御する制御ステップとを含み、 前記制御ステップの処理では、予め定められた複数の無
    線通信装置の中で、前記データフレームに含まれる所定
    の情報の送出タイミングが重なることがないように、所
    定の時間だけずらして送出されるように、前記データフ
    レームの送出タイミングを制御することを特徴とするプ
    ログラム。
  13. 【請求項13】 複数の固定無線通信装置と、 複数の前記固定無線通信装置のうちのいずれかと移動し
    ながら通信可能な移動無線通信装置とで構成される無線
    通信システムにおいて、 前記固定無線通信装置は、 所定の周波数チャネルで、前記移動無線通信装置と情報
    を授受する第1の情報授受手段と、 前記第1の情報授受手段により送出されるデータフレー
    ムの出力タイミングを制御するための第1の制御情報を
    取得する取得手段と、 前記取得手段により取得された前記第1の制御情報に従
    って、前記情報授受手段が送出するデータフレームの送
    出タイミングを制御する制御手段とを備え、 前記制御手段は、複数の前記固定無線通信装置の中で、
    前記データフレームに含まれる所定の情報の送出タイミ
    ングが重なることがないように、所定の時間だけずらし
    て送出されるように、前記データフレームの送出タイミ
    ングを制御し、 前記移動無線通信装置は、 前記固定無線通信装置のうちのいずれかと所定の周波数
    チャネルで情報を授受する第2の情報授受手段と、 複数の前記固定無線通信装置のそれぞれが送出する前記
    データフレームに含まれる前記所定の情報の送出タイミ
    ングと、複数の前記固定無線通信装置のそれぞれが情報
    の授受に用いる前記周波数チャネルとの関係を示す第2
    の制御情報を記憶する記憶手段と、 前記第2の情報授受手段が前記情報を授受する前記周波
    数チャネルの設定の切り替えを制御する周波数チャネル
    制御手段と、 前記周波数チャネル制御手段により制御される前記周波
    数チャネルの設定を切り替えるタイミングを制御するタ
    イミング制御手段とを備え、 前記周波数チャネル制御手段は、前記記憶手段により記
    憶されている前記第2の制御情報に従って、前記周波数
    チャネルの設定の切り替えを制御し、 前記タイミング制御手段は、前記記憶手段により記憶さ
    れている前記第2の制御情報に従って、前記周波数チャ
    ネルの設定を切り替えるタイミングを制御することを特
    徴とする無線通信システム。
JP2002091361A 2002-03-28 2002-03-28 無線通信装置および無線通信方法、無線通信システム、記録媒体、並びにプログラム Withdrawn JP2003289561A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002091361A JP2003289561A (ja) 2002-03-28 2002-03-28 無線通信装置および無線通信方法、無線通信システム、記録媒体、並びにプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002091361A JP2003289561A (ja) 2002-03-28 2002-03-28 無線通信装置および無線通信方法、無線通信システム、記録媒体、並びにプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003289561A true JP2003289561A (ja) 2003-10-10

Family

ID=29236461

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002091361A Withdrawn JP2003289561A (ja) 2002-03-28 2002-03-28 無線通信装置および無線通信方法、無線通信システム、記録媒体、並びにプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003289561A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007110601A (ja) * 2005-10-17 2007-04-26 Hitachi Ltd 通信システム
JP2009182549A (ja) * 2008-01-30 2009-08-13 Fujitsu Ltd 無線通信システムにおけるハンドオーバ方法、移動端末、及び無線通信システム
JP2009542064A (ja) * 2006-06-20 2009-11-26 アルカテル−ルーセント 無線通信ネットワークにおけるハンドオーバー方法および基地局
JP2010011445A (ja) * 2008-05-02 2010-01-14 Ind Technol Res Inst 無線通信の方法および装置
KR100937873B1 (ko) 2007-03-21 2010-01-21 한국전자통신연구원 서로 다른 무선접속 기술을 사용하는 무선통신 시스템 간의핸드오버 방법 및 이를 위한 순방향 동기신호 전송방법

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007110601A (ja) * 2005-10-17 2007-04-26 Hitachi Ltd 通信システム
JP4481915B2 (ja) * 2005-10-17 2010-06-16 株式会社日立製作所 通信システム
JP2009542064A (ja) * 2006-06-20 2009-11-26 アルカテル−ルーセント 無線通信ネットワークにおけるハンドオーバー方法および基地局
US8755803B2 (en) 2006-06-20 2014-06-17 Alcatel Lucent Handover method and base station for a radio communication network
KR100937873B1 (ko) 2007-03-21 2010-01-21 한국전자통신연구원 서로 다른 무선접속 기술을 사용하는 무선통신 시스템 간의핸드오버 방법 및 이를 위한 순방향 동기신호 전송방법
JP2009182549A (ja) * 2008-01-30 2009-08-13 Fujitsu Ltd 無線通信システムにおけるハンドオーバ方法、移動端末、及び無線通信システム
US8457065B2 (en) 2008-01-30 2013-06-04 Fujitsu Limited Handover method in wireless communication system, mobile station, and wireless communication system
JP2010011445A (ja) * 2008-05-02 2010-01-14 Ind Technol Res Inst 無線通信の方法および装置
US8432878B2 (en) 2008-05-02 2013-04-30 Industrial Technology Research Institute Method and apparatus for wireless communication

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2459387C1 (ru) Способы и устройства для обеспечения системы управления передачей обслуживания, ассоциативно связанной с сетью беспроводной связи
JP4801646B2 (ja) アクセスポイント支援の高速ハンドオフのためのハンドオフ支援方法、アクセスポイント、端末及びシステム
US7936725B2 (en) Passive probing for handover in a local area network
CN105409289B (zh) 用于发现无线局域网的方法和装置
EP3166356B1 (en) Methods for performing radio measurements and mobile terminal devices
JP4200149B2 (ja) 無線ローカルエリアネットワークにおけるハンドオーバを遂行する移動端末装置及びハンドオーバ遂行方法
KR101141805B1 (ko) 기준 링크를 선택하기 위한 통신 회로 및 방법
US20160183181A1 (en) Scan channel reduction to improve wi-fi system power
JP2009514454A (ja) 無線通信ネットワークにおけるシームレスな周波数間ハンドオフ
JP4690467B2 (ja) 間欠通信システム、基地局装置及び移動局装置
EP2930960B1 (en) Method for setting communication channel of device, method for setting communication channel between a plurality of devices, and device
JP2008530892A (ja) 分散型無線ネットワークのためのビーコン期間(bp)の調整的マージ
JP2012522407A (ja) セル測定装置及びセル測定プロセス
WO2016068521A1 (en) Method and apparatus for multiuser beamforming in wireless communication systems
JP2001231062A (ja) 携帯電話システム及びそのハンドオーバ方法
JP6598616B2 (ja) 通信装置、制御方法、及びプログラム
JP2019062330A (ja) 移動通信装置、チャネルスキャン方法およびプログラム
JP2003061158A (ja) セルラ電話装置及びそれに用いるセルサーチ方法
JP2003289561A (ja) 無線通信装置および無線通信方法、無線通信システム、記録媒体、並びにプログラム
JP5267562B2 (ja) 移動端末、基地局装置および移動通信システム
WO2008050559A1 (fr) Terminal de communication radio et procédé de sélection de station de base
JPH114470A (ja) 移動端末の通信方式と通信方法
JP2006304317A (ja) ハンドオーバ処理方法及び無線通信用携帯端末装置
JP5650282B2 (ja) 無線中継装置および無線中継方法
WO2023046190A1 (zh) 一种通信方法及通信装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050607