JP5134467B2 - スタンドを有する刈払機 - Google Patents
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Description
本発明は、上記の事象を鑑み、スタンドによる電気コードの損電を防止することができる刈払機を提供する。
この構成によると、電気コードがスタンドの内部を通過していくので、刈払機を地面に載置した際に、地面とスタンドによって電気コードが挟まれることがない。
この構成によると、コード通過部を形成したことに伴うスタンドの強度低下を抑制することができる。
この構成によると、刈払機の製造時や修理後の再組立時に、電気コードをコード通過部により配置しやすい。
(形態1)スタンドは、本体ユニットの下部に設けられていることが好ましい。正確に言えば、刈刃の回転軸及び伝達シャフトの回転軸を鉛直面内に位置させるとともに、伝達シャフトの回転軸を水平面内に位置させたときに、本体ユニットの鉛直下方部分に設けられていることが好ましい。
(形態2)操作棹には、利用者が把持するためのハンドルが設けられていることが好ましい。この場合、ハンドルは、一対の左ハンドル及び右ハンドルを有することが好ましい。
(形態3)コード通過部がスタンドの接地面から本体ユニットに向かって伸びる切欠形状である場合、スタンドの接地面に向かってコード通過部の幅が拡大していることが好ましい。言い換えれば、スタンドの接地面から本体ユニットに向かってコード通過部の幅が縮小していることが好ましい。
(形態5)モータから刈刃へのトルク伝達経路には、モータ側に接続されている駆動側連結シャフトと、駆動側連結シャフトに対して軸方向に隣接するとともに刈刃側に接続されている従動側連結シャフトと、駆動側連結シャフトと従動側連結シャフトの両者に跨って巻き回されているコイルバネが設けられていることが好ましい。この場合、コイルバネの駆動側連結シャフトから従動側連結シャフトに向かう巻き方向は、駆動側連結シャフトの回転方向と同一方向であることが好ましい。この構成によると、モータの起動時や、刈刃に過大な外力が負荷されたときに、モータから刈刃へ伝達されるトルクを制限することができる。
図1に示すように、刈払機10は、操作棹30と、操作棹30の前端30aに設けられている刈刃ユニット20と、操作棹30の後端30bに設けられている本体ユニット40を備えている。操作棹30は、中空のパイプ形状を有しており、直線状に伸びている。刈刃ユニット20には、刈刃12を回転可能に取り付けられている。本体ユニット40には、刈刃12を駆動するためのモータ46(図2参照)が収容されている。また、本体ユニット40には、モータ46に電力を供給する電池パック70が着脱可能に取り付けられている。操作棹30の内部には、伝達シャフト32が回転可能に収容されている。伝達シャフト32は、本体ユニット40から刈刃ユニット20まで伸びており、本体ユニット40から刈刃ユニット20へモータ46の出力トルクを伝達する。
本体ユニット40には、スタンド66が設けられている。スタンド66は、本体ユニット40から突出するように設けられている。スタンド66は、刈払機10が地面に載置された際に、地面に当接して刈払機10を支持する。
スタンド66にコード通過部68が形成されていると、刈払機10を地面に載置した際に、スタンド66の接地面66aと地面によって電気コード36が挟まれることを防止することができる。コード通過部68の形状は、本実施例のように切欠形状としてもよいし、スタンド66を貫通する孔形状としてもよい。ただし、コード通過部68を切欠形状とすると、刈払機10の製造時や修理後の再組立時に、電気コード36をコード通過部68に配置しやすい。特に、コード通過部68の幅がその開口側に向かって拡大していると、電気コード36をコード通過部68に配置する作業がより簡単になる。また、切欠形状のコード通過部68がスタンド66の接地面66aから本体ユニット40に向かって伸びていると、コード通過部68を形成したことに伴うスタンド66の強度低下を抑制することができる。
また、本実施例の刈払機10では、電池パック装着部64における電池パック70の取り付け時のスライド方向が下方を向き、電池パック装着部64における電池パック70の取り外し時のスライド方向が上方を向くように構成されている。それにより、スタンド66を利用し、刈払機10を地面に載置した状態で電池パック70を着脱する際に、電池パック70やそれを把持する利用者の手が地面に干渉するようなことがない。
棹固定部56の棹挿入穴58は、スリーブ38が固定された操作棹30に対応する形状を有している。図6に示すように、棹挿入穴58には、操作棹30が直接的に挿入される第1部分58aと、操作棹30がスリーブ38と共に挿入される第2部分58cと、第1部分58aと第2部分58cの間に形成された段部58bが設けられている。第1部分58aは、操作棹30の形状に対応するように、軸方向に沿ってその径が一定となっている。第2部分58cは、スリーブ38の形状に対応するように、軸方向に沿ってその径が変化するテーパ形状を有している。
上記の問題に対し、本実施例の刈払機10では、操作棹30にスリーブ38を設けておくことによって、操作棹30が他の機種へ組み付けられることを防止している。このように、単純な形状を有する操作棹30に、特有の形状を有するスリーブ38を設けておくことによって、操作棹30が他の機種に組み付けられることを防止することができる。このとき、スリーブ38は、操作棹30を棹挿入穴58に適合させるアダプタ部材として機能する。なお、操作棹30を2つの機種で共通に採用する場合は、一方の機種ではスリーブ38を必要とする構造とし、他方の機種ではスリーブ38を不要とする構造とするとよい。本実施例に関して言えば、操作棹30を共通に用いるエンジンタイプの刈払機では、スリーブ38を不要とする構造となっている。従って、スリーブ38を取り付けた状態では、そのエンジンタイプの刈払機に操作棹30を組み付けることができなくなっている。
一方、駆動側連結シャフト54aよりも従動側連結シャフト54bの回転速度が速いと、コイルバネ55の内径は縮小し、両者は強く連結されるようになる。従って、モータ46が停止した後に、刈刃12が惰性で回転し続けるといったことが防止される。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項に記載の組合せに限定されるものではない。本明細書または図面に例示した技術は複数の目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
12:刈刃
20:刈刃ユニット
24:棹挿入穴
30:操作棹
32:伝達シャフト
36:電気コード
38:スリーブ
40:本体ユニット
46:モータ
48:出力シャフト
64:電池パック装着部
66:スタンド
68:コード通過部
70:電池パック
Claims (5)
- 操作棹と、
前記操作棹の前端に設けられており、刈刃を回転可能に支持する刈込ユニットと、
前記操作棹の後端に設けられており、前記刈刃を駆動するモータを内蔵する本体ユニットと、
操作棹の内部に設けられており、前記本体ユニットから前記刈刃ユニットへ前記モータの出力トルクを伝達する伝達シャフトと、
前記本体ユニット又は操作棹に設けられており、地面に当接するための接地面を有するスタンドと、
前記本体ユニットから前記スタンドを越えて前記操作棹へと配索されている電気コードを備え、
前記スタンドには、前記電気コードを通過させるコード通過部が形成されていることを特徴とする刈払機。 - 前記コード通過部は、前記スタンドの周縁から伸びる切欠形状であることを特徴とする請求項1に記載の刈払機。
- 前記切欠形状のコード通過部は、前記スタンドの接地面から前記本体ユニットに向かって伸びていることを特徴とする請求項2に記載の刈払機。
- 前記切欠形状のコード通過部は、前記スタンドの接地面の中央から前記本体ユニットに向かって伸びていることを特徴とする請求項3に記載の刈払機。
- 前記切欠形状のコード通過部は、前記スタンドの周縁に向かってその幅が拡大していくことを特徴とする請求項2から4のいずれか一項に記載の刈払機。
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JP2008206926A JP5134467B2 (ja) | 2008-08-11 | 2008-08-11 | スタンドを有する刈払機 |
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JP2008206926A JP5134467B2 (ja) | 2008-08-11 | 2008-08-11 | スタンドを有する刈払機 |
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Family Applications (1)
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