JP5132967B2 - インピーダンス整合装置 - Google Patents
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Description
インピーダンス変換部10は、図4に示すように、例えば、第1の可変コンデンサC1、第2の可変コンデンサC2、およびインダクタL1によって構成される。また、図4とは異なり、可変インダクタが設けられることもある。なお、このような可変コンデンサ等を備えたインピーダンス整合装置3としては、特許文献1に示すようなものがある。
この図5に示すように、可変コンデンサの可動部30が、ボルト部31とナット部32とによって構成されているものがある。そして、図示しない駆動部によってナット部32が回転され、その回転によって、ボルト部31の位置が変位するようになっている。なお、駆動部は、例えば、ステッピングモータ、サーボモータ等のモータが用いられる。
また、ボルト部31は、可変コンデンサの電極20に連結されており、ボルト部31の位置を変位させることによって、可変コンデンサのキャパシタンスが変更できるようになっている。すなわち、可動部30(詳細には可動部30を構成するボルト部31)の位置を変位させることによって、可変インピーダンス素子の電気的特性を変更できるようになっている。
なお、可変コンデンサの電極20の構造が様々であるため、ここでは詳細を省略するが、可動部30の位置を変位させることによって、電極の対向面積が変わり、それによってキャパシタンスが変更されるようになっている。
例えば、図5(a)のように、ボルト部31をナット部32から突出する方向に、ボルト部31の位置を変位させると、キャパシタンスが大になり、図5(b)のように、ボルト部31をナット部32の中に入り込ませる方向に、ボルト部31の位置を変位させると、キャパシタンスが小になる。なお、図5(b)では、可変コンデンサの電極20を省略している。
なお、この可動範囲は、負荷の状態などによって変わるため、例えば、「300」〜「450」(全可動範囲の15%)、「600」〜「650」(全可動範囲の5%)の範囲など、様々である。
なお、図5に示すように、ボルト部31およびナット部32が接触している部分は、ある程度の幅があるので、上記で例示した割合は、全可動範囲のうちで、ボルト部31およびナット部32が接触している部分の割合を示すものではない。
例えば、上述したように、可変コンデンサの可動部30の位置(詳細には可動部30を構成するボルト部31)が、1000段階に変位可能である場合、「1」〜「1000」の範囲(全範囲)で、可変コンデンサの可動部30を往復動作させればよい。
または、グリースが枯渇したボルト部31の範囲が、上記例のように「200」〜「300」であると思われる場合は、上記範囲が含まれ、かつリグリース動作の効果が得られると思われる範囲(例えば、「0」〜「500」)で、可変コンデンサの可動部30を往復動作させればよい。また、このリグリース動作における往復回数は、1回よりも複数回の方が望ましい。また、往復させなくてもよい場合もある。
高周波電力を出力する高周波電源装置と負荷との間に設けられ、内部に設けた可変インピーダンス素子のインピーダンスを変更することにより、前記高周波電源装置と負荷のインピーダンス整合を行うインピーダンス整合装置において、
素子のインピーダンスを変更できるようにボルト部とナット部との相対位置が変位可能に構成された可動部を有し、前記ボルト部と前記ナット部との接触面にグリースが塗布された可変インピーダンス素子を少なくとも1つ設けたインピーダンス変換部と、
前記可変インピーダンス素子に対応して設けられており、前記ボルト部と前記ナット部との相対位置を変位させるために、前記ボルト部又は前記ナット部の位置を変位させる駆動部と、
前記可変インピーダンス素子用に予め定めた判定基準を満たしたと判定したときに対応する前記駆動部を制御することによって、予め定めた範囲内で前記ボルト部と前記ナット部との相対位置を変位させる動作を行わせ、この動作によって前記予め定めた範囲内に残っているグリースを前記予め定めた範囲内の他の箇所に再塗布するリグリース機能を有する制御部とを備え、
前記予め定めた判定基準は、前記可変インピーダンス素子が1つの場合は、その1つの可変インピーダンス素子に対して定められ、前記可変インピーダンス素子が複数の場合は、それぞれの可変インピーダンス素子に対して定められたものであることを特徴としている。
入力端において、前記高周波電源装置から出力される高周波電力に関する情報を含むインピーダンス整合に必要な情報を検出する入力端情報検出部を更に備え、
前記制御部は、前記入力端情報検出部で検出した情報に基づいて前記高周波電源装置から高周波電力が出力されているか否かを判別する機能を更に有するとともに、
前記制御部は、前記可変インピーダンス素子毎に前記判定基準を満たしたか否かを判定するものであって、前回のリグリース機能の実行終了時を基準として下記(1)〜(3)のうちのいずれか1つの情報が夫々の情報に対して予め定めた基準値を超えたときに、前記判定基準を満たしたと判定することを特徴としている。
(1)前記高周波電源装置から高周波電力が出力された累積時間
(2)前記可変インピーダンス素子の可動部の累積変位量
(3)前記可変インピーダンス素子の可動部の累積往復数
また、第3の発明によって提供されるインピーダンス整合装置は、
入力端において、前記高周波電源装置から出力される高周波電力に関する情報を含むインピーダンス整合に必要な情報を検出する入力端情報検出部を更に備え、
前記制御部は、前記入力端情報検出部で検出した情報に基づいて前記高周波電源装置から高周波電力が出力されているか否かを判別する機能を更に有するとともに、
前記制御部は、前記可変インピーダンス素子毎に前記判定基準を満たしたか否かを判定するものであって、前回のリグリース機能の実行終了時を基準として下記(1)〜(3)のうちのいずれか2つの情報が夫々の情報に対して予め定めた基準値を超えたときに、前記判定基準を満たしたと判定することを特徴としている。
(1)前記高周波電源装置から高周波電力が出力された累積時間
(2)前記可変インピーダンス素子の可動部の累積変位量
(3)前記可変インピーダンス素子の可動部の累積往復数
また、第4の発明によって提供されるインピーダンス整合装置は、
入力端において、前記高周波電源装置から出力される高周波電力に関する情報を含むインピーダンス整合に必要な情報を検出する入力端情報検出部を更に備え、
前記制御部は、前記入力端情報検出部で検出した情報に基づいて前記高周波電源装置から高周波電力が出力されているか否かを判別する機能を更に有するとともに、
前記制御部は、前記可変インピーダンス素子毎に前記判定基準を満たしたか否かを判定するものであって、前回のリグリース機能の実行終了時を基準として下記(1)〜(3)の3つの情報が夫々の情報に対して予め定めた基準値を超えたときに、前記判定基準を満たしたと判定することを特徴としている。
(1)前記高周波電源装置から高周波電力が出力された累積時間
(2)前記可変インピーダンス素子の可動部の累積変位量
(3)前記可変インピーダンス素子の可動部の累積往復数
前記制御部が、前記高周波電源装置から高周波電力が出力されていない状態のときに、前記リグリース機能を実行することを特徴としている。
前記制御部が、前記可変インピーダンス素子用に予め定めた判定基準を満たしたと判定したときに、外部にリグリース機能を実行させる必要があることを示す信号を出力する機能を更に有するとともに、外部からリグリース機能を実行することを許可する許可信号が入力され、かつ、前記高周波電源装置から高周波電力が出力されていない状態のときに、前記リグリース機能を実行することを特徴としている。
前記制御部が、前記リグリース機能を実行中のときに、装置の外部に、リグリース機能を実行中であることを示す信号を出力する機能を、更に有することを特徴している。
前記制御部が、前記リグリース機能を実行中に、前記高周波電源装置から高周波電力が出力されたことを検知した場合は、前記リグリース機能の実行を中止し、高周波電源装置と負荷のインピーダンスを整合させる動作を行うことを特徴としている。
前記ボルト部と前記ナット部とが取り得る全ての可動範囲又は予め設定された一部の可動範囲を、前記予め定めた範囲とすることを特徴としている。
前記制御部が、予め設定された速度で前記ボルト部と前記ナット部との相対位置を変位させるように、前記駆動部を制御することを特徴としている。
前記制御部が、前記可変インピーダンス素子が複数の場合に、いずれかの前記可変インピーダンス素子でリグリース機能を実行すると判定したときに、当該可変インピーダンス素子に対してリグリース機能を実行し、他の可変インピーダンス素子に対してはリグリース機能を実行しないことを特徴としている。
また、第12の発明によって提供されるインピーダンス整合装置は、
前記制御部が、前記可変インピーダンス素子が複数の場合に、いずれかの前記可変インピーダンス素子でリグリース機能を実行すると判定したときに、当該可変インピーダンス素子に対してリグリース機能を実行するだけでなく、他の可変インピーダンス素子に対してもリグリース機能を実行することを特徴としている。
前記判定基準に関するものであって、前記判定基準は、リグリース機能を実行した回数に関係なく同一とするか、リグリース機能を実行した回数が増加するに従い、下記(1)〜(3)のように変更するかを選択できることを特徴としている。
(1)前記高周波電源装置から高周波電力が出力された累積時間を短くする。
(2)前記可変インピーダンス素子の可動部の累積変位量を少なくする。
(3)前記可変インピーダンス素子の可動部の累積往復数を少なくする。
そのため、従来のように、手動にてリグリース動作を行なっている最中に高周波電力が供給されてしまい、その結果、製品に悪影響を与えたり、高周波電源装置を破損させたりする恐れがなくなる。
また、自動でリグリース動作を行なうために、高周波電力供給システム自体を停止させる必要がない。そのため、手動でリグリース動作を行なう場合に比べて、工場の生産性を向上させることができる。
なお、インピーダンス変換部10は、図4に示したものと同じであるので、説明を省略する。また、第1の可変コンデンサC1および第2の可変コンデンサC2の可動部周辺の構造については、両者とも図5と同様であるので、以下の説明においては、第1の可変コンデンサC1と第2の可変コンデンサC2で区別することなく、便宜上、図5で示した符号を用いる。
前述したように、第1の可変コンデンサC1、第2の可変コンデンサC2は、インピーダンス整合装置3において、インピーダンスを調整するために用いられる。そのために、高周波電源装置1から負荷に電力が供給されている状態で、インピーダンス整合を行うために、負荷のインピーダンスに合わせて、キャパシタンスが変更される。このとき、可変コンデンサの可動部30は、可動範囲の全範囲で位置が変位するのではなく、負荷のインピーダンスに合わせて、限られた範囲内で位置が変位することが多い。
(1)高周波電源装置1から高周波電力が出力された累積時間、
(2)可変インピーダンス素子(この実施形態では、可変コンデンサ)の可動部30の累積変位量、
(3)可変インピーダンス素子(この実施形態では、可変コンデンサ)の可動部30の累積往復数、
の3つのうちの少なくとも1つの情報が、夫々に対して予め定めた基準値を超えたときに、リグリースが必要であると判定するものである。また、これらの判定基準は、実験や稼働状況の実績等に基づいて適切な数値を設定すればよい。また、本明細書では、上記3つの情報を、「判定情報」という。
(a)上記(1)〜(3)の3つの情報全てが、夫々に対して予め定めた基準値を超えたときに、リグリースが必要であると判定するようにしてもよい。すなわち、3つのAND(論理積)で判定するようにしてもよい。
(b)上記(1)〜(3)のいずれか1つだけの情報に基づいて、リグリースが必要であるか否かを判定するようにしてもよい。例えば、上記(2)の情報だけで判定する場合は、たとえ上記(1)の情報が、予め定めた基準値を超えたとしても、リグリースが必要であると判定しない。
(c)上記(1)〜(3)のいずれか2つの情報に基づいて、リグリースが必要であるか否かを判定するようにしてもよい。この場合は、さらに、OR(論理和)で判定するようにしてもよいし、AND(論理積)で判定するようにしてもよい。
この機能は、入力端情報検出部40で検出した情報に基づいて、簡単に実現できる。例えば、高周波電源装置1から高周波電力が出力されると、入力電圧Vinや入力電流Iinが、「0」ではなくなるので、高周波電力が出力されたか否かが判別できる。そのため、高周波電力が出力された時間を計測することができる。また、高周波電源装置1から高周波電力を出力したことを示す信号(図1の「高周波ON信号」)を受け取り、この信号に基づいて、高周波電力が出力された時間を計測することもできる。また、インピーダンス整合装置3の出力端側に電圧等を検出する検出器を設け、この検出器の検出値に基づいて、高周波電力が出力された時間を計測することもできる。
上述したように、制御部70は、それぞれの可変コンデンサの可動部30の位置制御を行っている。そのため、可動部30の位置がどれだけ変位したかの累積量、すなわち、可動部30の累積変位量が分かる。したがって、それぞれの可変コンデンサの可動部30の累積変位量を計測することができる。また、上記の累積変位量とは、前回のリグリース動作が完了したときからの累積変位量である。なお、インピーダンス整合装置3を新規製作したときや、可変コンデンサを交換したときは、前回のリグリース動作がないので、第1回目に関しては、インピーダンス整合装置3を新規製作や可変コンデンサを交換したときからの累積変位量となる。
可変コンデンサの可動部30の累積変位量と同様に、制御部70は、それぞれの可変コンデンサの可動部30の位置制御を行っている。そのため、可動部30がこれまでに何回往復したのか、すなわち、可動部30の累積往復数が分かる。したがって、それぞれの可変コンデンサの可動部30の累積往復数を計測することができる。
この場合は、予め判定基準を定めておけばよい。例えば、高周波電源装置1から高周波電力が出力された累積時間を計測する場合は、「1000時間」、「2000時間」、「3000時間」・・・・というように設定すればよい。なお、時間の間隔は、等間隔にする必要はなく、例えば、リグリース動作が完了した回数に応じて、より厳しくなる方向に変更するようにしてもよい。累積変位量、累積往復数の場合も同様であるので、累積変位量、累積往復数の場合の説明を省略する。
このようにする理由は、リグリース動作中に、高周波電源装置1から高周波電力が出力されないようにするためである。しかし、何らかの異常で、リグリース動作中に、高周波電源装置1から高周波電力が出力されてしまった場合は、リグリース動作を中止し、高周波電源装置1と負荷のインピーダンスを整合させる動作を行うようにすればよい。
図2は、リグリース動作の処理手順を示すフローチャートである。
(1)高周波電源装置1から高周波電力が出力された累積時間、
(2)可変インピーダンス素子(この実施形態では、可変コンデンサ)の可動部30の累積変位量、
(3)可変インピーダンス素子(この実施形態では、可変コンデンサ)の可動部30の累積往復数、
なお、前述したように、外部からリグリース動作を行うことを許可する許可信号が入力され、かつ前記高周波電源装置1から高周波電力が出力されていない状態のときにリグリースを行える状態とする場合は、制御部70から外部にリグリースが必要であることを示す信号を出力する。
リグリース動作が行える状態の場合(Yes)は、ステップ6に進むが、リグリース動作が行える状態でない場合(No)は、リグリース動作が行える状態になるまで、ステップ5を繰り返す。
高周波電力が出力されたことを検知した場合(Yes)は、ステップ8に進む。高周波電力が出力されていない場合(No)は、ステップ9に進む。
リグリース動作が完了していない場合(No)は、ステップ7に戻り、リグリース動作が完了するまで処理を繰り返す。リグリース動作が完了した場合(Yes)は、リグリース動作が完了した状態であるため、ステップ1に戻り、判定情報をリセットした上で、次回のリグリース動作を行うために処理を繰り返す。
2 伝送線路
3 インピーダンス整合装置3
4 負荷接続部
5 負荷(プラズマ処理装置)
10 インピーダンス変換部
20 電極
21 固定側電極
21 可動側電極
30 可動部
31 ボルト部
32 ナット部
40 入力端情報検出部
41 電圧検出部
42 電流検出部
43 位相差検出部
51 第1駆動部
52 第2駆動部
61 第1位置検出部
62 第2位置検出部
70 制御部
C1 第1の可変コンデンサ
C2 第2の可変コンデンサ
L1 インダクタ
Claims (13)
- 高周波電力を出力する高周波電源装置と負荷との間に設けられ、内部に設けた可変インピーダンス素子のインピーダンスを変更することにより、前記高周波電源装置と負荷のインピーダンス整合を行うインピーダンス整合装置において、
素子のインピーダンスを変更できるようにボルト部とナット部との相対位置が変位可能に構成された可動部を有し、前記ボルト部と前記ナット部との接触面にグリースが塗布された可変インピーダンス素子を少なくとも1つ設けたインピーダンス変換部と、
前記可変インピーダンス素子に対応して設けられており、前記ボルト部と前記ナット部との相対位置を変位させるために、前記ボルト部又は前記ナット部の位置を変位させる駆動部と、
前記可変インピーダンス素子用に予め定めた判定基準を満たしたと判定したときに対応する前記駆動部を制御することによって、予め定めた範囲内で前記ボルト部と前記ナット部との相対位置を変位させる動作を行わせ、この動作によって前記予め定めた範囲内に残っているグリースを前記予め定めた範囲内の他の箇所に再塗布するリグリース機能を有する制御部とを備え、
前記予め定めた判定基準は、前記可変インピーダンス素子が1つの場合は、その1つの可変インピーダンス素子に対して定められ、前記可変インピーダンス素子が複数の場合は、それぞれの可変インピーダンス素子に対して定められたものであることを特徴とするインピーダンス整合装置。 - 入力端において、前記高周波電源装置から出力される高周波電力に関する情報を含むインピーダンス整合に必要な情報を検出する入力端情報検出部を更に備え、
前記制御部は、前記入力端情報検出部で検出した情報に基づいて前記高周波電源装置から高周波電力が出力されているか否かを判別する機能を更に有するとともに、
前記制御部は、前記可変インピーダンス素子毎に前記判定基準を満たしたか否かを判定するものであって、前回のリグリース機能の実行終了時を基準として下記(1)〜(3)のうちのいずれか1つの情報が夫々の情報に対して予め定めた基準値を超えたときに、前記判定基準を満たしたと判定することを特徴とする請求項1に記載のインピーダンス整合装置。
(1)前記高周波電源装置から高周波電力が出力された累積時間
(2)前記可変インピーダンス素子の可動部の累積変位量
(3)前記可変インピーダンス素子の可動部の累積往復数 - 入力端において、前記高周波電源装置から出力される高周波電力に関する情報を含むインピーダンス整合に必要な情報を検出する入力端情報検出部を更に備え、
前記制御部は、前記入力端情報検出部で検出した情報に基づいて前記高周波電源装置から高周波電力が出力されているか否かを判別する機能を更に有するとともに、
前記制御部は、前記可変インピーダンス素子毎に前記判定基準を満たしたか否かを判定するものであって、前回のリグリース機能の実行終了時を基準として下記(1)〜(3)のうちのいずれか2つの情報が夫々の情報に対して予め定めた基準値を超えたときに、前記判定基準を満たしたと判定することを特徴とする請求項1に記載のインピーダンス整合装置。
(1)前記高周波電源装置から高周波電力が出力された累積時間
(2)前記可変インピーダンス素子の可動部の累積変位量
(3)前記可変インピーダンス素子の可動部の累積往復数 - 入力端において、前記高周波電源装置から出力される高周波電力に関する情報を含むインピーダンス整合に必要な情報を検出する入力端情報検出部を更に備え、
前記制御部は、前記入力端情報検出部で検出した情報に基づいて前記高周波電源装置から高周波電力が出力されているか否かを判別する機能を更に有するとともに、
前記制御部は、前記可変インピーダンス素子毎に前記判定基準を満たしたか否かを判定するものであって、前回のリグリース機能の実行終了時を基準として下記(1)〜(3)の3つの情報が夫々の情報に対して予め定めた基準値を超えたときに、前記判定基準を満たしたと判定することを特徴とする請求項1に記載のインピーダンス整合装置。
(1)前記高周波電源装置から高周波電力が出力された累積時間
(2)前記可変インピーダンス素子の可動部の累積変位量
(3)前記可変インピーダンス素子の可動部の累積往復数 - 前記制御部は、前記高周波電源装置から高周波電力が出力されていない状態のときに、前記リグリース機能を実行することを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載のインピーダンス整合装置。
- 前記制御部は、前記可変インピーダンス素子用に予め定めた判定基準を満たしたと判定したときに、外部にリグリース機能を実行させる必要があることを示す信号を出力する機能を更に有するとともに、外部からリグリース機能を実行することを許可する許可信号が入力され、かつ、前記高周波電源装置から高周波電力が出力されていない状態のときに、前記リグリース機能を実行することを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載のインピーダンス整合装置。
- 前記制御部は、前記リグリース機能を実行中のときに、装置の外部に、リグリース機能を実行中であることを示す信号を出力する機能を、更に有することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のインピーダンス整合装置。
- 前記制御部は、前記リグリース機能を実行中に、前記高周波電源装置から高周波電力が出力されたことを検知した場合は、前記リグリース機能の実行を中止し、高周波電源装置と負荷のインピーダンスを整合させる動作を行うことを特徴とする請求項2〜7のいずれかに記載のインピーダンス整合装置。
- 前記ボルト部と前記ナット部とが取り得る全ての可動範囲又は予め設定された一部の可動範囲を、前記予め定めた範囲とすることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のインピーダンス整合装置。
- 前記制御部は、予め設定された速度で前記ボルト部と前記ナット部との相対位置を変位させるように、前記駆動部を制御することを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のインピーダンス整合装置。
- 前記制御部は、前記可変インピーダンス素子が複数の場合に、いずれかの前記可変インピーダンス素子でリグリース機能を実行すると判定したときに、当該可変インピーダンス素子に対してリグリース機能を実行し、他の可変インピーダンス素子に対してはリグリース機能を実行しないことを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載のインピーダンス整合装置。
- 前記制御部は、前記可変インピーダンス素子が複数の場合に、いずれかの前記可変インピーダンス素子でリグリース機能を実行すると判定したときに、当該可変インピーダンス素子に対してリグリース機能を実行するだけでなく、他の可変インピーダンス素子に対してもリグリース機能を実行することを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載のインピーダンス整合装置。
- 前記判定基準は、リグリース機能を実行した回数に関係なく同一とするか、リグリース機能を実行した回数が増加するに従い、下記(1)〜(3)のように変更するかを選択できることを特徴とする請求項2〜12のいずれかに記載のインピーダンス整合装置。
(1)前記高周波電源装置から高周波電力が出力された累積時間を短くする。
(2)前記可変インピーダンス素子の可動部の累積変位量を少なくする。
(3)前記可変インピーダンス素子の可動部の累積往復数を少なくする。
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