JP5128410B2 - 画像記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は画像記録装置に関するもので、より詳細には、画像記録装置における記録部と媒体搬送機構との間隔を可変可能とする昇降機構の改良に関するものである。
インクジェット記録装置の印字速度を高速化するために、ライン型インクジェットプリンタが提案されている。
ライン型インクジェットプリンタは、記録媒体の搬送方向と直交する方向に1つ、または複数のヘッドを記録媒体の幅以上となるように固定し、搬送される記録媒体に対して、いわゆる1パスで画像記録を行っている。これにより、短いヘッドを記録媒体の幅方向に往復運動をさせながら画像記録を行う、シリアル型インクジェットプリンタよりも格段に印字速度が速くなる。
ところで、インクジェット記録装置に於いて、高品位な画像記録を行うためには、記録位置でヘッドと記録媒体を搬送する搬送機構との間隔を、常に所定の間隔に設定する必要がある。しかし、前述したライン型インクジェットプリンタでは、例えば、ヘッドのクリーニングを行うために、ヘッドと搬送機構との間に空間を形成する必要がある。
そのため、特許文献1のような画像記録装置が提案されている。この画像記録装置では、プラテン昇降機構によって記録媒体を搬送するプラテンをヘッドと対向した状態で記録位置から非記録位置まで下降させる。そして、クリーニングが終わるとプラテンを非記録位置から記録位置まで上昇させる。この時、ヘッドを支持する支持部に設けられた位置合わせ突起とプラテンに設けられた位置合わせ孔とが係合することで、ヘッドとプラテンとの間隔を正確に設定している。
ここで、プラテンを昇降させる昇降機構として、構成を簡素化できる点からワイヤによって昇降させることが考えられる。例えば、特許文献2には、ワイヤによって物体を昇降させる技術が記載されている。この特許文献2に記載されている技術を特許文献1に記載されている画像記録装置に適用すると、ワイヤでプラテンを昇降させる際、ワイヤを巻き取るプーリの夫々にトルクリミッタを設けているため、ある1箇所の位置合わせ突起と位置合わせ孔とが先に係合したとしても、係合した箇所のプーリには、所定値以上の負荷がかかるため、トルクリミッタによってプーリの回転が止まる。この状態で、更にワイヤを巻き取ることで、全ての位置合わせ突起と位置合わせ孔とを係合させることができる。
特開2005−14334号公報 実開平5−40727号公報
しかしながら、ユーザ等が誤ってプラテン(搬送機構)を押し下げてしまったときなどは、搬送機構が極端に傾いてしまう。この傾いた状態で、ワイヤを巻き取っても、搬送機構を上昇させることはできるが、位置決めを行うための部材に対して搬送機構を正確な位置に突き当てることができない。
つまり、搬送機構は、本来突き当たるべき箇所に突き当たらず、別の箇所に突き当たった状態でプーリの回転は停止するため、ヘッド(画像記録部)と搬送機構とが正確な位置に位置決めされていない状態で画像記録を行うことになる。よって、高品質な画像記録を行うことができない。
したがって本発明は、前記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、搬送機構をワイヤで昇降させる画像記録装置に於いて、搬送機構に外部から力が加わったとしても、搬送機構が極端に傾くことなく、画像記録部と搬送機構とを正確に位置決めのすることのできる画像記録装置を提供することである。
すなわち本発明の画像記録装置は、記録媒体に画像を記録する画像記録部と、画像記録部と対向配置され、記録媒体を搬送する搬送機構と、搬送機構を画像記録位置と非画像記録位置とに昇降可能とする昇降機構と、搬送機構を画像記録位置まで上昇させた際、画像記録部と搬送機構との位置を規制する規制部と、を備え、昇降機構は、駆動源によって回転可能な巻き取り軸と、巻き取り軸に設置され、少なくともトルクリミッタと連結部を有するプーリとで構成される巻き取り部と、一端側が巻き取り部に固定され、他端側が搬送機構に固定されるワイヤと、を有し、巻き取り軸に4つ以上の巻き取り部を配置し、且つ少なくとも2つ以上の巻き取り部を隣接するよう配置し、該隣接配置された巻き取り部は、連結部によって所定のガタを有した状態で連結されることを特徴とする。
また本発明の画像記録装置は、記録媒体に画像を記録する画像記録部と、画像記録部と対向配置され、記録媒体を搬送する搬送機構と、搬送機構を画像記録位置と非画像記録位置とに昇降可能とする昇降機構と、搬送機構を画像記録位置まで上昇させた際、画像記録部と搬送機構との位置を規制する規制部と、を備え、昇降機構は、駆動源によって回転可能な巻き取り軸と、巻き取り軸に設置され、少なくともトルクリミッタと連結部を有するプーリとで構成される巻き取り部と、一端側が巻き取り部に固定され、他端側が搬送機構に固定されるワイヤと、を有し、巻き取り部は、巻き取り軸に3つ隣接配置され、それぞれの巻き取り部は、連結部によって互いに所定のガタを有した状態で連結されることを特徴とする。
本発明によれば、搬送機構をワイヤで昇降させる画像記録装置に於いて、搬送機構に外部から力が加わったとしても、搬送機構が極端に傾くことなく、画像記録部と搬送機構とを正確に位置決めのすることのできる画像記録装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
先ず、図1乃至図10を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像記録装置の構成を示すもので、(a)は画像記録装置の画像記録位置の状態を示す概略側面図、(b)は画像記録装置の非記録位置の状態を示す概略側面図である。図2は、画像記録部及び搬送機構の構造を示す斜視図である。図3(a)はヘッド保持部の構造を示す斜視図、(b)は(a)の位置決め部材に対応する嵌合孔を示すプラテンを上方より見た平面図である。図4(a)はヘッド保持部及び昇降機構を示した平面図、(b)は間隔調整部材を通過するワイヤの詳細を拡大して示した図である。図5は搬送機構の構造を示したもので、(a)は上面図、(b)は側面図である。図6(a)は図5(a)の当てつけ部の周辺を示す拡大図、(b)は(a)に於ける側面図である。図7(a)、(b)及び図8(a)、(b)は昇降機構に於ける巻き取り部の詳細を示した図である。図9は昇降機構によって搬送機構を記録位置へと上昇させた状態で、間隔調整部材に当てつけ部が当接する状態を説明するための図である。図10(a)〜(c)は昇降機構に於ける巻き取り部の動作を説明するための図である。
尚、本実施形態に於いては、記録媒体の搬送方向をX方向とし、該X方向と直交する方向をY方向または幅方向とし、X方向及びY方向に直交する方向をZ方向または上下方向と称するものとする。
画像記録装置10は、大別すると、供給系11と、画像記録部12と、搬送機構13と、昇降機構14と、収納系15と、に分けて構成されている。
供給系11は、記録媒体21を収容する給紙台22と、給紙ローラ23と、レジストローラ対24とを有して構成される。
給紙ローラ23はピックアップローラとも称されるもので、給紙台22に収容されている記録媒体21と接触して、該記録媒体21を1枚単位で順次画像記録部12に取り出す。
レジストローラ対24は、上下一対のレジストローラ24a、24bで構成されるもので、下方のレジストローラ24bの上面が記録媒体21の搬送経路延長線上と略同一面となるように配置されている。また、レジストローラ24bの上方には、該レジストローラ24bを下方に押圧するように、図示されないばねによって付勢されているレジストローラ24aが設けられている。
このレジストローラ24aとレジストローラ24bとは、支持軸が略平行となっている。更に、このレジストローラ対24は、記録媒体21の先端が、該レジストローラ対24のニップ部に当接した際に、記録媒体21の搬送方向(X軸方向)に対する傾き(斜行)を補正する機能を有している。
次に画像記録部12について説明する。
画像記録部12は、本実施形態では、例えば、4色(シアン(C)、ブラック(B)、マゼンタ(M)、イエロー(Y))のインクを吐出するヘッド部31(31C、31K、31M、31Y)と、このヘッド部31を保持するヘッド保持部材32と、間隔調整部材33(33a、33b、33c、33d)と、位置決め部材37(37a、37b)と、を有して構成されている。
図3及び図4に示されるように、ヘッド保持部材32には、複数の開口35が設けられている。この開口35に、記録ヘッド(図示せず)を位置決めして、固定する。これにより、記録媒体21の幅方向における画像記録が行われる記録領域と同等、またはそれ以上となるライン型のヘッド部31を構成している。
尚、本実施形態では、6個の記録ヘッドをY方向に配置することでヘッド部31が構成されている。勿論、記録ヘッドの数はこれに限られずに、1個の長尺な記録ヘッドによってヘッド部31を構成するようにしてもよい。
ヘッド部31(31C〜31Y)は、図示されないインク供給系からそれぞれ供給された各色インクを、記録媒体21に吐出して画像を記録する。また、間隔調整部材33は、ヘッド保持部材32の、後述する搬送機構13と対向する対向面32aに設けられている。具体的には、対向面32aに於ける搬送方向上流側(ヘッド部31より搬送方向上流側)に間隔調整部材33a及び33cが設けられ、搬送方向下流側(ヘッド部31より搬送方向下流側)に間隔調整部材33b及び33dが設けられている。
この間隔調整部材33(33a〜33d)は、搬送機構13に向けて突出されて形成されたピンであり、記録ヘッド31のノズル面より僅かに突出する長さを有している。本実施形態では、間隔調整部材33の先端を記録ヘッド31のノズル面より1.5mm突出させている。尚、間隔調整部材33は、図示されない突出量調整部材によって、記録ヘッド(図示せず)のノズル面から突出させる量を可変可能となっている。
また、画像記録部12と搬送機構13とのXY平面における位置決めを行うために、ヘッド保持部材32には、搬送機構13と対向する方向に突出して形成された位置決め部材37a、37bが設けられている。そして、後述するプラテン43には、位置決め部材37a、37bと対応する位置に、嵌合孔48a、48bが設けられている。尚、嵌合孔48aは長孔形状に、嵌合孔48bは円形状に形成されている。
つまり、昇降機構14によって搬送機構13を記録位置まで上昇させ、嵌合孔48a、48bに位置決め部材37a、37bを嵌合させることで、搬送ベルト42によって搬送される記録媒体21の搬送方向が、ヘッド部31に対して直交する。これにより、正確な記録を行うことができる。
また、間隔調整部材33は、図4(b)に示されるように、軸方向に貫通孔39が設けられており、この貫通孔39に後述するワイヤ52(図4(b)に於いては52a)が通されている。
次に、搬送機構13について説明する。
搬送機構13は、供給系11の搬送方向下流側に配置され、画像記録部12と対向配置されている。この搬送機構13は、吸引ファン41と、搬送ベルト42と、プラテン43と、駆動ローラ44と、従動ローラ45と、テンションローラ46(46a、46b)と、搬送フレーム47とで構成されている。
搬送ベルト42は、無端で帯状に形成され、且つ、その表面に多数の孔が設けられている。この搬送ベルト42は、駆動ローラ44、従動ローラ45及びテンションローラ46によってテンションが掛けられた状態で保持されている。
駆動ローラ44、従動ローラ45及びテンションローラ46は、回転可能に搬送フレーム47に保持されている。尚、駆動ローラ44には、モータ49が接続されており、該モータ49が駆動されることによって、搬送ベルト42が所定方向に回転する。
また、搬送ベルト42の下方には、プラテン43が設けられている。このプラテン43も、搬送フレーム47によって保持されている。
プラテン43は、少なくとも画像記録部12と対向する領域が平面となるように加工されており、多数の孔が形成されている。このプラテン43には、図5(a)に示されるように、前述した間隔調整部材33と対応する位置に、当てつけ部50(50a、50b、50c、50d)が設けられている。この当てつけ部50には、間隔調整部材33の先端が当接し、画像記録部12と搬送機構13との間隔を所定の値に設定している。つまり、間隔調整部材33と当てつけ部50とは、画像記録部12と搬送機構13とのZ方向の位置決めを行っている。尚、前述した位置決め部材37a、37b及び嵌合孔48a、48b、間隔調整部材33及び当てつけ部50は、画像記録部12と搬送機構13との位置を規制する規制部としての機能を有している。
図6(a)は当てつけ部50を構成するうちの1つの当てつけ部50aを拡大して示した図、図6(b)は(a)の当てつけ部50aの下方に位置する固定部51aを拡大して示した図である。
図6(a)に示されるように、当てつけ部50aには、切り欠き50a1 が形成されている。この切り欠き50a1 には、図6(b)に示されるように、ワイヤ52aが挿通されている。尚、本実施形態では、当てつけ部50aに切り欠き50a1 が形成されているが、ワイヤ52aが当てつけ部50a(プラテン43)を通り抜けることが可能であれば、どのような形状であってもよい。また、当てつけ部50a以外の当てつけ部50b、50c、50dについても、切り欠き50a1 と同様に、切り欠き50b1 、50c1 、50d1 が形成されている。
当てつけ部50の下方には、図5(b)に示されるように、その一端側が昇降機構14に取り付けられているワイヤ52の他端側を固定するための固定部51(51a、51b、51c、51d)が設けられている。尚、固定部51c、51dは、同図では見えないが、それぞれ当てつけ部50c、50dの下方に設けられている。
尚、固定部51a以外の固定部51b、51c、51dについては、固定部51aと同様であるため、説明は省略する。
図6(b)に示されるように、固定部51aは、搬送フレーム47に設けられている。この固定部51aには、当てつけ部50aの切り欠き50a1 と対応する位置に切り欠き51a1 が形成されている。この切り欠き51a1 の幅は、ワイヤ52の他端側に設けられた球52a1 の直径より小さくなっている。これにより、ワイヤ52aによって搬送機構13を昇降させる際、固定部51の切り欠き51a1 が球52a1 のストッパの役目を果たし、搬送機構13が脱落することなく、搬送機構13を昇降させることができる。
つまり、球52a1 と切り欠き51a1 によって、ワイヤ52の他端側は、搬送機構13に固定されている。尚、ワイヤ52の他端側の固定方法は、これに限られるものではなく、搬送機構13を昇降させた際に、脱落することなく昇降させることができれば、例えば、ワイヤ52aの他端側を、搬送フレーム47に直接固定してもよい。
また、吸引ファン41は、プラテン43の下方に配置されて、搬送フレーム47によって保持されている。この吸引ファン41は、前述したように、搬送べルト42に形成された多数の孔からプラテン43の多数の孔を通して、エアーを吸引する。これにより、レジストローラ対24から搬送された記録媒体21は、搬送ベルト42上に吸着され、所定の搬送速度で下流側へと搬送される。
次に、昇降機構14について説明する。
昇降機構14は、図4(a)に示されるように、4本のワイヤ52(52a、52b、52c、52d)と、駆動源としてのモータ54と、ワイヤ52(52a、52b、52c、52d)を巻き取る巻き取り部53(531 、532 、533 、534 )と、モータ54の駆動力を巻き取り部53(531 、532 、533 、534 )に伝達する巻き取り軸55、及びギア群56とで構成されている。
各ワイヤ52a、52b、52c、52dは、その一端側は巻き取り部53(531 、532 、533 、534 )で固定され、他端側は、前述した搬送機構13に固定されている。つまり、巻き取り部531 はワイヤ52cを巻き取り、巻き取り部532 は、ワイヤ52aを巻き取る。同様に、巻き取り部533 及び534 は、それぞれワイヤ52b及び52dを巻き取る。
ワイヤ52aは、巻き取り部532 から、複数のプーリ60a、60b及び60cを介して、図4(b)に示されるように、間隔調整部材33aに設けられた貫通孔39を通って、他端側が搬送機構13に固定されている。ワイヤ52bは、巻き取り部533 から、複数のプーリ61a、61b及び61cを介して、間隔調整部材33cに設けられた貫通孔39を通って、他端側が搬送機構13に固定されている。ワイヤ52c及び52dについても、同様に、それぞれ巻き取り部531 及び534 から、それぞれプーリ62a、62b、及び63a、63bを介して、間隔調整部材33b、及び33dを通り、他端側が搬送機構13に固定されている。
このようにして、ワイヤ52は、画像記録部12に対して搬送機構13を吊り下げた状態としている。
モータ54は、図4(a)に示されるように、ヘッド保持部材32に取り付けられており、ギア群56を介して、搬送方向に延存する巻き取り軸55を回転させる。この巻き取り軸55には、各ワイヤ52a、52b、52c、52dを巻き上げるための、前述した4個の巻き取り部531 、532 、533 及び534 が取り付けられている。
ここで、この巻き取り部53について、図7及び図8を参照して、詳細に説明する。なお、図7(a)及び(b)は、巻き取り部53を詳細に示した図であるが、その他の巻き取り部532 、533 及び534 も同様な構成をしているため説明は省略する。
巻き取り部531 は、プーリ64とトルクリミッタ65によって構成されている。
プーリ64には、搬送機構13を吊り下げたワイヤ52cの一端側が固定されている。また、プーリ64の一方の側面には、凸部531 a及び531 bが形成され、他方の側面には凸部531 c及び531 dが形成されている。一方の側面に形成された凸部531 a及び531 bは、巻き取り軸55を挟んで向かい合うように形成されている。つまり、凸部531 a及び531 bは、対称となるような位置関係で形成されている。同様に、他方の側面に形成された凸部531 c及び531 dも向かい合うように形成されている。なお、凸部531 c及び531 dは、他方の側面において凸部531 a及び531 bが形成された位置に対して略90°回転した位置に形成されている。
トルクリミッタ65は、プーリ64の内部に内蔵されている。このトルクリミッタ65は、その外側部分65aと内側部分65bが、ある一定以上のトルクがかかると滑るように構成されている。そして、この外側部分65aとプーリ64は、圧入等により一体に構成されている。また、内側部分65bは、巻き取り軸55と平行ピン66によって互いに回転しないように構成されている。
このように構成された巻き取り部531 、532 、533 及び534 は、図8(a)に示すように、巻き取り軸55に連接される。ここで、図8(b)は、巻き取り部531
及び532 の連結部分を拡大し、詳細に示した図である。なお、巻き取り部532 のプーリ64は、図を見やすくするため省略している。
図8(b)に示すように、巻き取り部531 のプーリ64に形成された凸部531 a、532 bと巻き取り部532 のプーリ64に形成された凸部532 c、532 dがある一定のガタ(ガタ部)を有して連結されている。つまり、凸部531 aと凸部532 cとの間にはガタ部711 が形成され、凸部531 aと凸部532 dとの間にはガタ部712 が形成されている。同様に、凸部531 bと凸部532 dとの間にはガタ部713 が形成され、凸部531 bと凸部532 cとの間にはガタ部714 が形成されている。このように、巻き取り部531 及び532 は、連結部としての凸部によってある一定以上のガタを有して連結されている。尚、図示された4個の巻き取り部53(531 、532 、533 、534 )の全てに於いて、同様に連結されている。
そして、モータ54によって巻き取り軸55が図8(a)の矢印A1 方向に回転すると、巻き取り部531 、532 、533 、534 も巻き取り軸55の回転に従って回転する。このとき、各ワイヤ52a、52b、52c、52dは、各ワイヤ52a、52b、52c、52dに一定以上の力がかかるまでは、図示矢印B1 方向に同時に巻き取られる。つまり、昇降機構14は、搬送機構13を上昇させる。また、この状態に於いては、トルクリミッタ65は滑らない。
また、モータ54の回転を逆回させることで、巻き取り軸55が、前述した回転方向とは逆方向に回転する。これにより、巻き取り部531 、532 、533 、534 は、各ワイヤ52a、52b、52c、52dを同時に繰り出して、搬送機構13を下降させる。このとき、トルクリミッタ65は滑らない状態である。
次に、収納系15について説明する。
収納系15は、搬送機構13の搬送方向下流に配置されている。この収納系15は、排紙ローラ対81と、ストッカ82とを有している。排紙ローラ対81は、画像記録済みの記録媒体21を搬送機構13から排出する役目をなすものである。ストッカ82は、画像記録済みの記録媒体21をストックする役目をなしている。
次に、この画像記録装置10の全体動作の概要と、本昇降機構14の動作について説明する。
尚、画像記録装置10が画像記録を行う際は、図1(a)に示されるように、昇降機構14によって搬送機構13を記録位置へと上昇させている。この時、図9に示されるように、間隔調整部材33に当てつけ部50が当接することで、画像記録部12と搬送機構13との間隔は、画像記録を行うのに最適な値となる。また、図示はしないが位置決め部材37a、37bが嵌合孔48a、48bに嵌合することで、画像記録部12と搬送機構13とのXY平面における位置決めが行われている。
画像記録装置10では、先ず、記録媒体21の取り出しに係る動作が、次のようにして行われる。
図示されない制御部から駆動力伝達系に駆動命令が出されて、給紙ローラ23が回転駆動される。給紙ローラ23によって、給紙トレイ22から記録媒体21がピックアップされると、このピックアップされた記録媒体21が記録媒体搬送方向に沿って、レジストローラ対24に搬送される。
尚、制御部では、内部のROMに記憶されている記録媒体の種類情報が取得され、給紙ローラ23の駆動時間が設定される。これは、記録媒体21の表面の摩擦係数に応じて、給紙ローラ23の記録媒体の取り出し時間に差が出るためである。
給紙ローラ23によって記録媒体21が取り出されると、レジストローラ対24によって、記録媒体21の搬送時の姿勢が整えられる。そして、レジストローラ対24によって記録媒体21は、搬送機構13に搬送される。
記録媒体21が搬送機構13に搬送されると、続いて、画像記録部12による画像記録に係る動作が、次のようにして行われる。
先ず、制御部により、給紙部11から記録媒体21が搬送される前に、吸引ファン41に駆動命令が出される。これと共に、制御部により、駆動モータ49に駆動命令が出されて、搬送ベルト42が駆動される。これにより、記録媒体21は、搬送ベルト42に密着保持され、記録媒体搬送方向に沿って所定速度で移動される。
記録媒体21は、ヘッド部31と対向する位置に搬送される前に、図示されない画像幅検知手段によって、幅寸法が読み取られる。制御部では、読み取られた幅寸法により、幅方向に於いて記録媒体21に対する画像の記録範囲が設定される。これにより、記録媒体21の幅を超えて画像が記録されることが、防止される。言い換えると、幅方向に於いて、記録媒体21から画像がはみ出ることが防止される。
続いて、記録媒体21の先端がヘッド部31と対向する位置まで搬送されると、制御部から画像記録命令が出される。これにより、ヘッド部31の各記録ヘッド(図示せず)は、記録媒体21に対してインクの吐出が開始される。ヘッド部31は、記録媒体21の幅全体に渡って延出されているため、一度の吐出で、幅全体に渡って画像を記録し得る。そして、記録媒体21の後端が全てのヘッド部31の画像記録エリアを通過して画像記録が完了すると、記録媒体21は排紙ローラ対81によって排紙トレイ82に排出されることになる。
ここで、これらの動作の途中に記録媒体21が詰まることがある(紙詰まりの発生)。この時、制御部から記録媒体21の搬送の中止指令が出され、昇降機構14により搬送機構13が、図1(b)に示されるような、非画像記録位置まで下降される。この際、記録媒体21の吸引動作は継続して行われており、この動作により、記録媒体21が記録ヘッドに接触することを防いでいる。
そして、搬送機構13が非画像記録位置まで下降すると、制御部により、紙詰まりの発生がオペレーションパネル(図示せず)等によってユーザに告知される。すると、ユーザによって、図示されない画像記録装置の扉が開かれて、内部の記録媒体21を取り除く作業が行われることとなる。この時、例えば、ユーザが記録媒体21を取り除く際に、搬送機構13に対して大きな力をかけてしまい、その力がトルクリミッタ65の規格値を超えてしまうと、搬送機構13は傾いてしまうことになる。
また、紙詰まり等が発生していないときに、扉を開けたユーザ等が、搬送機構13に手をかけて引き下げようとしてしまったとき等も同じことが発生してしまう。この傾きは、ある程度までは許容することが可能であるが、一定値以上の傾きを超えると、例えば、搬送機構13の周辺に設置されたセンサ、ガイド、その他の周辺部品と搬送機構13から飛び出した部分が干渉してしまう。すると、ユーザでは修復不可能な状態となり、サービスマンによる修理が必要となる虞がある。
このため、本実施形態では、上記一定の傾き以上に搬送機構13を傾けないようにするため、前述したように構成された巻き取り部53が、図10に示されるように動作する。
通常状態に於いて、巻き取り部53は、図8(b)及び図10(a)に示されるように、互いに一定のガタ(ガタ部71、72、73)を有している。すなわち、巻き取り部531 と巻き取り部532 とが連結された際、それぞれの凸部531 a、531 b、532 c、532 dは互いにガタ部71(711 、712 、713 、714 )を有して連結されている。同様に、巻き取り部532 と巻き取り部533 とは、ガタ部72(721 、722 、723 、724 )を有して連結され、巻き取り部533 と巻き取り部534 とは、ガタ部73(731 、732 、733 、734 )を有して連結されている。そして、ガタ部71、72、73を維持した状態のまま、搬送機構13の上昇、下降動作を行う。
つまり、下降する時にはトルクリミッタ65は動作しないため、巻き取り部531 、532 、533 、534の位置関係、即ち、各巻き取り部531 、532 、533 、534 における各凸部(531 a〜534 d)の位置関係は崩れないまま搬送機構13は下降を行う。
一方、上昇する時に於いては、ほぼ同時に間隔調整部材33が当てつけ部50(プラテン43)に突き当たり、ほぼ同時にトルクリミッタ65が動作して、各巻き取り部531 、532 、533 、534 のプーリ64が滑ることとなる。そのため、巻き取り部531 、532 、533 、534 の位置関係、即ち、各巻き取り部531 、532 、533 、534 における各凸部(531 a〜534 d)の位置関係は崩れない。
次に、ユーザ等が誤ってプラテン43を押し下げてしまった際の巻き取り部53の動作について説明する。
通常状態において、各巻き取り部531 、532 、533 、534 は、図10(a)に示すように、ガタ部71、72、73を有している。この状態から、例えば、ワイヤ52cに吊り下げられている部分のプラテン43(搬送機構13)に所定以上の押し下げる力が与えられると巻き取り部531 は、図10(b)に示すように動作する。つまり、図10(b)に示されるように、ワイヤ52cに図示矢印C方向の力が加わり、この力がトルクリミッタ65の定格力量(一定以上の力)を超えると、巻き取り部531 のプーリ64は、図示矢印D方向に回転する。これにより、ワイヤ52cはプーリ64から巻き出され、搬送機構13のワイヤ52cに関わる部分が下降する。ここで、プーリ64の側面には凸部531 a及び531 bが形成されている。そのため、プーリ64が矢印D方向に回転することにより、凸部531 a及び531 bも巻き取り部532 の凸部532 c及び532 dと当接する方向に回転する。つまり、凸部531 a及び531 bは、図8(b)に示す、ガタ部711 及び713 が無くなる方向に移動し、最終的には、凸部531 a及び531 bは、図10(c)に示すように、巻き取り部532 の凸部532 c及び532 dと当接する。
そして、この状態でワイヤ52cにさらに矢印C方向に力が加わった場合、巻き取り部531 の凸部531 a及び531 bと巻き取り部532 の凸部532 c及び532 dとが当接しているため、巻き取り部532 には、トルクリミッタ65の定格力量(一定以上の力)の力が加わり、巻き取り部532 のプーリ64が図示矢印E方向に回転し始める。これにより、ワイヤ52aは、ワイヤ52cと同じ巻き出し量で図示矢印F方向に繰り出される。そして、搬送機構13のワイヤ52aに関わる部分が下降し始めることとなる。
同様の動作により、巻き取り部533 、534 についても、搬送機構13を下降させる方向にワイヤ53b、53dが繰り出されていくこととなり、搬送機構13は一定以上の傾きにはならないまま、下降していくこととなる。
また、上述の状態で搬送機構13を上昇させた際は、最初に間隔調整部材33と当てつけ部50(プラテン43)とが当接した箇所の巻き上げ部53によるワイヤ52の巻き上げがトルクリミッタ65により停止され、順次、巻き上げ部53によるワイヤ52の巻き上げが停止される。そして、最後に間隔調整部材33と当てつけ部50(プラテン43)とが当接した箇所の巻き上げ部53によるワイヤ52の巻き上げが停止されると、図10(a)に示す状態となる。つまり、各巻き取り部531 、532 、533 、534 の凸部(531 a〜534 d)は、図10(a)に示す所定の位置に戻り、ガタ部71、72、73を形成する。
このように、通常状態の搬送機構13にトルクリミッタ65の定格値を超えた下方向への力が加えられると、力が加えられた位置の巻き取り部53(巻き取り部531 、532 、533 、534 の何れか)のプーリ64が、巻き取り軸55に対して回転し、搬送機構13が下降し始める。しかし、プーリ64が回転し始めた巻き取り部53と、これに隣接する巻き取り部53の連結部(凸部)のガタ分がなくなると、隣接する巻き取り部53のプーリ64も回転し始め、その位置の搬送機構13も下降し始める。すなわち、隣り合った巻き取り部53全てが連結部によってガタを有した状態で連接されることにより、搬送機構13は、一定以上の傾きにはならずに下降させることができる。
なお、搬送機構13の傾き量(範囲)は、前述した規制部によって画像記録部12と搬送機構13とが正確に位置決めできる範囲となるようにガタ部71、72、73の範囲が設定されている。また、ガタ部71、72、73を有しているため、各ワイヤ52a〜52dの長さに多少のばらつきが生じたとしても、各ワイヤ52a〜52dを画像記録部12と搬送機構13とを位置決めする位置まで確実に巻き上げることができる。
以上のように本実施形態では、ユーザや若しくはサービスマンが、搬送機構13を誤って傾けてしまうことがあっても、その傾きは、画像記録装置10本体の通常の動作に影響を及ぼすことの無い傾き以内に抑えることができる。それ故、画像記録装置10は、経時的に高印字性能を維持すると共に、ユーザやサービスマンによる取り扱いによって重大な不具合の発生しない、信頼性の高い画像記録装置を提供することができる。
また、搬送機構13を上昇させて、嵌合孔48a、48bに位置決め部材37a、37bを嵌合させようとした際、搬送機構13がある一定以上傾いていると、それぞれの位置が定まらずに嵌合させることができない虞れがある。しかしながら、本実施形態では、前述したしたように、巻き取り部53によって搬送機構13は、ある一定以上傾かないようになっているので、確実に嵌合孔48a、48bに位置決め部材37a、37bを嵌合させることができる。
尚、本実施形態では、間隔調整部材33をヘッド保持部材32に設け、当てつけ部50をプラテン43に設けた例で説明したが、これに限られるものではない。例えば、間隔調整部材33をプラテン43に設け、当てつけ部50をヘッド保持部材32に設けるようにしてもよい。また、本実施形態では、位置決め部材37をヘッド保持部材32に設け、嵌合孔48をプラテン43に設けたが、これに限られるものではない。位置決め部材37をプラテン43に設け、嵌合孔48をヘッド保持部材32に設けてもよい。
更に、画像記録部12と搬送機構13との位置決めを行う機構としては、図11に示されるような構成でもよい。
図11に於いて、間隔調整部材を段付きピン33′とし、当てつけ部50aに段付ピン33′の先端と嵌合する孔75が設けられている。これにより、間隔調整部材(段つきピン33′)は、その先端が孔75と嵌合し、段差部分は当てつけ部50aの表面と当接するようになる。このようにして、位置決めを行ってもよい。
(第1の変形例)
次に、本発明の一実施形態に於ける第1の変形例について説明する。
前述した実施形態では、ワイヤ52を巻き取る巻き取り部53を、連接した4個の巻き取り部53(531 、532 、533 、534 )で構成した例で説明したが、これに限られるものではない。
例えば、図12に示されるように、巻き取り部53を、連接した2個ずつの巻き取り部531 及び532 と、533 及び534 とで構成してもよい。
図12は、第1の変形例に於けるヘッド保持部及び昇降機構を示した平面図である。
この場合、2個ずつの巻き取り部531 及び532 と、巻き取り部533 及び534 とが、所定距離離間して巻き取り軸55に取り付けられている。巻き取り部532 と巻き取り部533 の間隔は、間隔調整部材33cと間隔調整部材33dの間隔により決定される。
ワイヤ52aは、巻き取り部531 から、プーリ91を介し、図4(b)に示されるように、間隔調整部材33aに設けられた貫通孔39を通って、他端側が搬送機構13に固定されている。また、ワイヤ52bは、巻き取り部532 から、プーリを介さずに、間隔調整部材33cに設けられた貫通孔39を通って、他端側が搬送機構13に固定されている。同様に、ワイヤ52cは、巻き取り部533 から、プーリを介さずに、間隔調整部材33dに設けられた貫通孔39を通って、他端側が搬送機構13に固定されている。更に、ワイヤ52dは、同様に、それぞれ巻き取り部534 から、プーリ92を介して、間隔調整部材33bを通り、他端側が搬送機構13に固定されている。
このように昇降機構14を構成しても、搬送機構13を誤って傾けた場合でも、その傾きは、画像記録装置10本体の通常の動作に影響を及ぼすことの無い傾き以内に抑えることができる。
しかも、前述した実施形態に比べて、プーリの数を減らすことができるので、コストの面でも有利である。
(第2の変形例)
次に、本発明の一実施形態に於ける第2の変形例について説明する。
前述した実施形態では、ワイヤ52を巻き取る巻き取り部53を、連接した4個の巻き取り部53(531 、532 、533 、534 )で構成した例で説明したが、これに限られるものではない。
例えば、図13に示されるように、巻き取り部53を、連接した3個の巻き取り部531 、532 及び533 とで構成してもよい。
図13は第2の変形例に於けるヘッド保持部及び昇降機構を示した平面図、図14は第2の変形例に於ける画像記録部及び搬送機構の構造を示す斜視図である。
この場合、ワイヤ52aは、巻き取り部531 から、プーリ91a、91b及び91cを介し、図4(b)に示されるように、間隔調整部材33aに設けられた貫通孔39を通って、他端側が搬送機構13に固定されている。また、ワイヤ52bは、巻き取り部532 から、プーリを介さずに、図14には示されないが、間隔調整部材に設けられた貫通孔を通って、他端側が搬送機構13(プラテン43)に固定されている。更に、ワイヤ52cは、巻き取り部533 から、プーリ92a、92b及び92cを介して、間隔調整部材33bを通り、他端側が搬送機構13に固定されている。
このように昇降機構14を構成しても、搬送機構13を誤って傾けた場合でも、その傾きは、画像記録装置10本体の通常の動作に影響を及ぼすことの無い傾き以内に抑えることができる。
しかも、前述した実施形態に比べて、プーリの数を減らすことができるので、コストの面でも有利である。
また、前述した実施形態及び変形例では、巻き取り部の数を4個或いは3個の例について説明したが、これに限られるものではない。また、大型の画像記録装置の場合、搬送機構を吊り下げるワイヤの数に応じて巻き取り部の数を増やしたりしてもよい。
尚、連結部として巻き取り部のプーリに設けられた凸部は、それぞれ対向する面で2つずつの例で説明したが、これに限られるものではなく、その形状も凸部形状に限られない。また、連結部の大きさに応じて、搬送機構の傾きの範囲が決定されるので、例えば、前述した凸部の大きさ(凸部の円周方向の長さ)や、その個数を変えることで、所望の傾き範囲を決定することができる。
本発明の一実施形態に係る画像記録装置の構成を示すもので、(a)は画像記録装置の画像記録位置の状態を示す概略側面図、(b)は画像記録装置の非記録位置の状態を示す概略側面図である。 図1に示された画像記録部及び搬送機構の構造を示す斜視図である。 (a)はヘッド保持部の構造を示す斜視図、(b)は(a)の位置決め部材に対応する嵌合孔を示すプラテンを上方より見た平面図である。 (a)はヘッド保持部及び昇降機構を示した平面図、(b)は間隔調整部材を通過するワイヤの詳細を拡大して示した図である。 搬送機構の構造を示したもので、(a)は上面図、(b)は側面図である。 図5(a)の当てつけ部の周辺を示す拡大図、(b)は(a)に於ける側面図である。 昇降機構に於ける巻き取り部の詳細を示した図である。 昇降機構に於ける巻き取り部の詳細を示した図である。 昇降機構によって搬送機構を記録位置へと上昇させた状態で、間隔調整部材に当てつけ部が当接する状態を説明するための図である。 昇降機構に於ける巻き取り部の動作を説明するための図である。 画像記録部12と搬送機構13との位置決めを行う機構の他の例を説明するための断面図である。 本発明の一実施形態に於ける第1の変形例について説明するもので、ヘッド保持部及び昇降機構を示した平面図である。 本発明の一実施形態に於ける第2の変形例について説明するもので、ヘッド保持部及び昇降機構を示した平面図である。 本発明の一実施形態の第2の変形例に於ける画像記録部及び搬送機構の構造を示す斜視図である。
符号の説明
10…画像記録装置、11…供給系、12…画像記録部、13…搬送機構、14…昇降機構、15…収納系、21…記録媒体、22…給紙台、23…給紙ローラ、24…レジストローラ対、24a、24b…レジストローラ、31、31K、31C、31M、31Y…ヘッド部、32…ヘッド保持部材、32a…対向面、33、33a、33b、33c、33d…間隔調整部材、35…開口、37a、37b…位置決め部材、39…貫通孔、41…吸引ファン、42…搬送ベルト、43…プラテン、44…駆動ローラ、45…従動ローラ、46…テンションローラ、47…搬送フレーム、48a、48b…嵌合孔、50、50a、50b、50c、50d…当てつけ部、50a1 、50b1 、50c1 、50d1 …切り欠き、51、51a、51b、51c、51d…固定部、52、52a、52b、52c、52d…ワイヤ、52a1 …球、53、531 、532 、533 、534 …巻き取り部、533 a、533 b、534 a、534 b…凸部、54…モータ、55…巻き取り軸、56…ギア群、60a、60b、60c、61a、61b、61c、62a、62b、63a、63b、64…プーリ、65…トルクリミッタ、65a…外側部分、65b…内側部分、66…平行ピン、681 、682 、683 、684 …ガタ(ガタ部)、81…排紙ローラ対、82…ストッカ。

Claims (6)

  1. 記録媒体に画像を記録する画像記録部と、
    前記画像記録部と対向配置され、前記記録媒体を搬送する搬送機構と、
    前記搬送機構を画像記録位置と非画像記録位置とに昇降可能とする昇降機構と、
    前記搬送機構を前記画像記録位置まで上昇させた際、前記画像記録部と前記搬送機構との位置を規制する規制部と、
    を備え、
    前記昇降機構は、駆動源によって回転可能な巻き取り軸と、前記巻き取り軸に設置され、少なくともトルクリミッタと連結部を有するプーリとで構成される巻き取り部と、一端側が前記巻き取り部に固定され、他端側が前記搬送機構に固定されるワイヤと、を有し、
    前記巻き取り軸に4つ以上の前記巻き取り部を配置し、且つ少なくとも2つ以上の前記巻き取り部を隣接するよう配置し、該隣接配置された巻き取り部は、前記連結部によって所定のガタを有した状態で連結されることを特徴とする画像記録装置。
  2. 記録媒体に画像を記録する画像記録部と、
    前記画像記録部と対向配置され、前記記録媒体を搬送する搬送機構と、
    前記搬送機構を画像記録位置と非画像記録位置とに昇降可能とする昇降機構と、
    前記搬送機構を前記画像記録位置まで上昇させた際、前記画像記録部と前記搬送機構との位置を規制する規制部と、
    を備え、
    前記昇降機構は、駆動源によって回転可能な巻き取り軸と、前記巻き取り軸に設置され、少なくともトルクリミッタと連結部を有するプーリとで構成される巻き取り部と、一端側が前記巻き取り部に固定され、他端側が前記搬送機構に固定されるワイヤと、を有し、
    前記巻き取り部は、前記巻き取り軸に3つ隣接配置され、それぞれの巻き取り部は、前記連結部によって互いに所定のガタを有した状態で連結されることを特徴とする画像記録装置。
  3. 前記巻き取り軸に配置されたすべての前記巻き取り部を隣接配置し、前記連結部によって互いに所定のガタを有した状態で連結させることを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  4. 前記搬送機構に前記トルクリミッタの定格力量を超える力が加えられると、前記力が加えられた位置の前記巻き取り部の前記プーリ及び前記連結部が前記巻き取り軸に対して回転し、これにより前記力が加えられた位置の前記巻き取り部の前記連結部と前記隣接配置された巻き取り部の前記連結部とが当接し、前記隣接配置された巻き取り部の前記プーリ及び前記連結部も前記巻き取り軸に対して回転を始めることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像記録装置。
  5. 前記力が加えられた位置の前記巻き取り部の前記連結部と前記隣接配置された巻き取り部の前記連結部とが当接した状態で前記搬送機構を前記画像記録位置まで上昇させた際、前記力が加えられた位置の前記巻き取り部の前記連結部及び前記隣接配置された巻き取り部の前記連結部は、前記ガタを有する所定の状態まで回転して戻ることを特徴とする請求項4に記載の画像記録装置。
  6. 前記搬送機構は、前記ガタの大きさに応じて、前記画像記録部に対する傾き範囲が決定されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像記録装置。
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