JP5127303B2 - 給送ロールおよびそれを用いた粉粒体供給装置 - Google Patents

給送ロールおよびそれを用いた粉粒体供給装置 Download PDF

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Description

本発明は、食料品などの粉粒体を一定量ずつ容器に供給するための定量供給用の給送ロールおよびそれを用いた粉粒体供給装置に関するものである。特に、カップ麺の具のような粉粒体を計量充填する給送ロール、およびこの給送ロールを用いた粉粒体供給装置に関する。
例えば、カップ麺の具や粉末スープなどの粉粒体を一定量ずつ容器に供給するための粉粒体充填装置としては、充填ステーションを通過する間欠駆動容器搬送コンベヤと、充填ステーションに、コンベヤ搬送経路と立体交差するように配置されている水平給送ロールと、この水平給送ロールの上方に配置されている粉粒体ホッパと、間欠駆動容器搬送コンベヤと水平給送ロールの間に配置されている充填シュートとを備えているものが知られている。
特許文献1には、図10に示すように、円筒状のロール本体26の外周部に複数の凹部26aを形成し、凹部26a中に粉粒体を一定量ずつ充填して供給するための給送ロール20が開示されている。なお、図中21は軸芯であり、25はエッジ部である。
この給送ロールは、図9の断面図に示すように、樹脂からなるロール本体26の中心に金属製の軸芯21を備え、このロール本体26の外周部に複数の凹部26aを、軸芯21に対して対称な位置に二列形成したものであった。なお、図中27は調整板である。
この定量供給ロールである給送ロール20を使用する場合は、図6(a)に示すように、粉粒体12を入れたホッパ11の下に、給送ロール20を配置しておいて、図6(b)に示すように、給送ロール20を回転させると、凹部26aに充填された粉粒体12が取り出され、給送ロール20の下方に配置した容器(不図示)内に粉粒体12を供給することができた。
このように、給送ロール20を回転させるだけで、次々と凹部26aによって、粉粒体12を一定量ずつ供給することができるが、このとき、凹部26aとロール本体26の外周面との境界は鋭いエッジ部25となっているので、このエッジ部25によって、ホッパ11内の粉粒体12をすり切るようにしていた。
ところが、給送ロール20は、樹脂製であるため磨耗しやすく、特にエッジ部25とホッパ11の下端との間に粉粒体12を噛み込むため、エッジ部25が大きく磨耗しやすかった。このエッジ部25が磨耗すると、ホッパ11の下端との間に隙間が発生し、この隙間から粉粒体12が散乱してしまうという問題があった。
また、エッジ部25が磨耗すると、すり切り作用が悪くなり、粉粒体12を定量供給することができなくなるという問題もあった。さらに、エッジ部25の磨耗粉が異物として粉粒体12に混入するため、特に食料品を供給する場合は衛生面の問題があった。
そこで、特許文献2では、外周に複数の凹部を形成し、該凹部中に粉粒体を一定量ずつ充填して供給するための給送ロールにおいて、少なくとも前記凹部と外周面との境界エッジ部をジルコニアセラミックスで形成したものを紹介している。
特許文献2では、図7の断面図で示すように、給送ロール30に形成した凹部35aと外周面との境界エッジ部35をジルコニアセラミックスで形成している。給送ロール30の外周を形成するスリーブ36の材質として、アルミナ,ジルコニア,炭化珪素,窒化珪素などのさまざまなセラミックスを用いていた。なお、図中31は軸芯、32は中間フランジ、33はパイプ、34は端面フランジ、37は調整板である。
この給送ロール30は、境界エッジ部35の耐磨耗性が高く、かつ割れや欠けの発生を防止することができるため、給送ロール30を長期間良好に使用することができるだけでなく、境界エッジ部35の磨耗粉の粉粒体への混入を防止できる。これにより、特に食料品の供給の場合は衛生的であるなどの優れた効果を得るものであった。
また、特許文献2の他の例として、図8に示すように、給送ロール30は、中心に金属製の軸芯31を備えた樹脂製のロール本体38の外周面に、ジルコニアセラミックスからなるカップを接着して凹部35aを形成したものである。この給送ロール30も、凹部35aと外周面の境界のエッジ部35がジルコニアセラミックスからなるため、欠け,割れが発生しにくく、耐磨耗性にも優れたものであった。
実用新案登録第2578684号公報 実開平4−100401号公報
しかしながら、特許文献2に開示されている給送ロール30では、粉粒体を供給する容器が、給送ロール30の軸方向に平行な配置で、金属製あるいは樹脂製で、高さ調節自在な刃状の粉粒体供給部材を配置しているが、この粉粒体供給部材は、給送ロールの全周に対して常に接触するよう微調整する必要がある。その際、境界エッジ部35とスリーブ36との境界では、段差が生じないようにすることが重要であった。
このような段差が生じる場合、例えば、境界エッジ部35をジルコニアセラミックスで形成し、スリーブ36の材質をアルミナ等のセラミック部材で形成した場合では、境界エッジ部35が凸になると、前記粉粒体供給部材が、回転時に引っかかって使用できなかったり、セラミックスが欠けたりした。また、前記粉粒体供給部材と給送ロール30に隙間が生じて、これにより粉粒体が漏れるという課題があった。
このように粉粒体が漏れた場合、次工程で不具合が発生することがあった。例えば、粉粒体が充填される容器の縁にこぼれた場合には、容器へのシール材を圧着する工程において、粉粒体と一緒に圧着してしまい、シール部に隙間が生じ、その結果、気密性が確保できない。さらに、前記粉粒体供給部材が偏磨耗しやすい。
逆に境界エッジ部が凹になると、前記粉粒体供給部材の引っかかりは解消できるものの、セラミックスからなるスリーブ36に前記粉粒体供給部材が偏磨耗される。前記粉粒体供給部材が偏磨耗すると、調整を頻繁に実施する必要があり、場合によっては交換を早期に実施するなどの必要があり、効率のよいものではなかった。そのため、セラミックス同士で、スリーブ36と境界エッジ部35を形成する場合の給送ロール30では、同一面で仕上げる必要があった。なお、硬さの異なる異材質にした場合、研削や研磨にて同一面にすることは困難であり、厳密には段差が生じやすい。また、材質を同一にする必要があり、ジルコニアで全て製作すると大変高価なものになり、そのうえ重量が大となる。
また、特許文献2に開示されている図8に示す構造の給送ロール30を用いた場合、給送ロールは長尺で製作され、複数個の供給部を設けて使用されることが多いが、ロール本体38が樹脂で形成されているので剛性が得られず、給送ロール自体の振れが生じ、精度が得られずたわんでしまう。その結果、前記粉粒体供給部材との間に隙間が生じやすい。また、樹脂によっては硬度や剛性もさまざまであり、前記粉粒体供給部材に対して、大変偏磨耗しやすい。
さらに、樹脂に供給部を形成するためや軸芯31を挿入するために、貫通孔を設ける必要があるが、長尺な樹脂に貫通孔を設けるのは困難であり、また精度が得られず、対向するように配置したい供給部もずれてしまう。さらに、軸芯31が容易に挿入できない。
そこで、本発明では、上記従来の諸問題を解消するために、粉粒体を供給するための給送ロールにおいて、長寿命な給送ロールとするだけでなく、粉粒体の漏れを防止するとともに、粉粒体供給部材の偏磨耗を極力防止し、さらに異物の混入をもなくす優れた給送ロールおよびそれを用いた粉粒体供給装置を提供することを目的とする。
以上の課題を鑑み、本発明の給送ロールは、1)粉粒体供給部材に連設される円柱状の本体の外周面に凹部を形成してなり、該凹部中に前記粉粒体供給部材から排出される粉粒体を入れて、前記本体を回転させることにより前記凹部中の前記粉粒体を落下排出させるための給送ロールであって、前記本体は、前記粉粒体供給部材に連設される外周面を形成する、前記凹部に対応する位置に孔が形成されたスリーブと、前記孔に配された、前記凹部を有するカップとを備え、該カップは、前記孔中で前記凹部と前記本体の外周面との境界に位置する、セラミックスで形成された境界エッジ部を有し、前記スリーブは、前記セラミックスよりヤング率が低い樹脂で形成されており、前記境界エッジ部は、前記本体の前記スリーブで形成された外周面から凹下している(凹んでいる)ことを特徴とする。
また、2)上記1)において、前記本体は、外周面で前記スリーブを内側から支持する、前記凹部に対応する孔が形成された金属製のパイプをさらに備えていることを特徴とする。
また、3)上記)において、前記凹部における前記本体の外周面との前記境界エッジ部をジルコニアで形成し、前記本体における前記粉粒体供給部材に連設される外周面となる前記スリーブをポリアミド系樹脂で形成したことを特徴とする。
また、4)上記)において、前記境界エッジ部を前記本体の外周面から0.01mm以上0.10mm以下の範囲で凹下させたことを特徴とする。
また、5)上記3)において、前記ポリアミド系樹脂はナイロン6またはナイロン66であることを特徴とする。
また、6)上記3)において、前記ジルコニアは3.3質量%以上3.8質量%以下の範囲でマグネシア(MgO)を含有することを特徴とする。
さらに、本発明の粉粒体供給装置は、7)粉粒体供給部材と、該粉粒体供給部材に連設された上記1)〜6)のいずれかの給送ロールと、該給送ロールから落下供給された粉粒体を受ける部材とを備えてなることを特徴とする。
また、8)上記7)において、前記粉粒体供給部材がジルコニアで形成されていることを特徴とする。
本発明の給送ロールによれば、粉粒体供給部材に連設される円柱状の本体の外周面に凹部を形成してなり、該凹部中に前記粉粒体供給部材から排出される粉粒体を入れて、前記本体を回転させることにより前記凹部中の前記粉粒体を落下排出させるための給送ロールであって、前記本体は、前記粉粒体供給部材に連設される外周面を形成する、前記凹部に対応する位置に孔が形成されたスリーブと、前記孔に配された、前記凹部を有するカップとを備え、該カップは、前記孔中で前記凹部と前記本体の外周面との境界に位置する、セラミックスで形成された境界エッジ部を有し、前記スリーブは、前記セラミックスよりヤング率が低い樹脂で形成されており、前記境界エッジ部は、前記本体の前記スリーブで形成された外周面から凹下しているので、供給部に設置された粉粒体供給部材が、給送ロール全体を押圧するようにして、境界エッジ部の位置で粉粒体供給部材を微調整すれば、ヤング率の低い樹脂面を押圧することが可能となり、絶えず粉粒体供給部材がシールすることとなり、粉粒体の漏れのない粉粒体供給装置を得ることができる。
また、前記本体は、外周面で前記スリーブを内側から支持する、前記凹部に対応する孔が形成された金属製のパイプをさらに備えているので、前記スリーブの剛性を補完し、充分な剛性を得ることができる。
また、前記凹部における前記本体の外周面との境界エッジ部をジルコニアで形成し、前記本体における前記粉粒体供給部材に連設される外周面となるスリーブをポリアミド系樹脂で形成したので、前記凹部周縁の耐磨耗が向上し、前記粉粒体供給部材に対して、自己潤滑性がよく、摺動性に優れた給送ロールを得ることができる。
また、前記境界エッジ部を前記本体の外周面から0.01mm以上0.10mm以下の範囲で凹下させたので、粉粒体が前記境界エッジ部の上面に堆積することなく、最適にシールすることが可能となる。
さらに、前記ポリアミド系樹脂がナイロン6またはナイロン66であるので、最適な材質の組合せとなり、適度な弾性と硬さを備え、自己潤滑性もあり、耐磨耗性に優れたスリーブとすることができ、さらに、これらの材質が若干の吸湿効果もあることから、スリーブが粉粒体の湿気を吸湿する効果も得られるので、粉粒体を乾燥させやすくなる。
またさらに、本発明の給送ロールは、前記ジルコニアが3.3質量%以上3.8質量%以下の範囲でマグネシア(MgO)を含有するので、前記ジルコニアが100℃以上の蒸気に曝されても、前記ジルコニアが相変態せずに、材料特性が劣化することなく、また、相変態による膨張がないので寸法変化がなく、長期間の使用を可能とし、蒸気洗浄することも可能となり、食品や医療関係の粉粒体を供給するための、粉粒体供給装置として、衛生面でも優れたものとすることができる。
次に、粉粒体供給部材と、該粉粒体供給部材に連設された前記いずれかに記載の給送ロールと、該給送ロールから落下供給された粉粒体を受ける部材とを備えてなるので、優れた粉粒体供給装置とすることができる。
また、前記粉粒体供給部材がジルコニアで形成されているので、耐磨耗に優れ、微調整などのメンテナンスに時間がかからず、取り扱いが容易で、長寿命な粉粒体供給装置を得ることができる。
以下に、本発明の最良の実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
<給送ロールの実施形態1>
図1〜3は、本発明の給送ロールの第1の実施形態である実施形態1を説明する図面である。図1は給送ロールの一部における断面図であり、図2は中間部分を省略した全体斜視図である。なお、図2は中間部分の省略のために、図中に破断線を入れている。図3は本発明に係る給送ロールの一部における分解斜視図を示すものである。また、図5は本発明に係る給送ロールを用いた粉粒体供給装置の透視斜視図を示すものである。
本発明の給送ロール10は円柱状の本体を備え、その外周表面に、粉粒体12が入ったホッパ11の下端部に設けられた1対の細長い板状の粉粒体供給部材13に連設される。給送ロール10の本体の外周には本体の外表面から陥没した凹部5aが形成されており、この凹部5a中に粉粒体供給部材13から排出される粉粒体12が一定量ずつ入れられて、これを落下排出するようにしている。つまり、前記本体を回転させることにより凹部5a中の粉粒体12を効率よく落下排出させるために、凹部5aは軸芯1に対してほぼ対称位置に形成されている。
また、凹部5aにおける前記本体の外周面との境界エッジ部5をセラミックスで形成し、かつ、前記本体における粉粒体供給部材13に連設される外周面を、前記セラミックスよりヤング率が低い材質で形成し、前記セラミックスで形成された境界エッジ部5を前記本体の外周面から本体の中心部に向かって凹下させている。
また、給送ロール10を貫通する金属製の軸芯1の外周に複数の中間フランジ2を溶接し、軸芯1の両端部には端面フランジ4を溶接して、これらフランジ2,4を軸芯1に固定してある。そしてこれら中間フランジ2の外側に金属製のパイプ3をかぶせて溶接し、さらに該パイプ3の外側に前記セラミックスよりヤング率が低い材質を挿入し、両端の端面フランジ4により固定してある。
なお、上記ヤング率の評価は、例えばナノインデンテーション法(ダイヤモンド圧子を試料に押し込みながら圧子の侵入量を測定し、得られた荷重−侵入量の関係から評価する方法)等により容易に行うことが可能である。
給送ロール10の構成について、さらに具体的に説明する。前記中間フランジ2には、軸芯1に対して互いに対称な位置に2つの切欠2aを形成してあり、パイプ3,スリーブ6の前記切欠2aに対応する位置にはそれぞれ孔3a,6aが形成されている。この孔6a,3a中にジルコニアセラミックスからなるカップを挿入して、このカップを中間フランジ2の切欠2aにボルト(不図示)で固定してある。また、前記カップの凹部5a内には上下動可能な調整板7が備えられ、凹部5aの容量を調整できるように構成されている。
そして、内部に空間を設けることで、全体の重量を低減し、給送ロール10自体の自重による変形(たわみ)を改善することが可能となる。また、軸芯1の周囲を樹脂で製作するのに対し、金属製のパイプ3が存在することで、スリーブ6の剛性を補完し、充分な剛性を得ることが可能となる。
この給送ロール10によれば、凹部5aと本体外周面の境界のエッジ部5がジルコニアセラミックスからなるため、強度,耐磨耗性に優れており、長期使用しても欠けや磨耗が発生しにくい。また、給送ロール10の外周面が、境界エッジ部5を形成しているセラミックスよりもヤング率の低い材質で形成しているために、境界エッジ部5の位置で粉粒体供給部材を微調整すれば、ヤング率の低い材質面を押圧することが可能となり、絶えず粉粒体供給部材がシールすることとなり、粉粒体の漏れのない粉粒体供給装置を得ることができる。
また、本発明の給送ロール10は、前記本体における粉粒体供給部材13に連設される外周面となるスリーブ6を樹脂で形成することが好ましい。なぜなら、境界エッジ部5よりも充分にヤング率を小さくすることができ、凹下させることで、回転時に粉粒体12を最適にシールすることができるからである。
また、本発明の給送ロール10は、凹部5aにおける前記本体の外周面との境界エッジ部5をジルコニアで形成することが好ましく、さらに、スリーブ6をポリアミド系樹脂で形成することが好ましい。なぜなら、凹部5a周縁の耐磨耗が向上し、粉粒体供給部材13に対して、自己潤滑性がよく、摺動性に優れた給送ロール10を得ることができるからである。
ところで、ジルコニアとしては、ZrOを主成分とし、CaO、MgO、Yなどの安定化剤を1種以上含む部分安定化ジルコニアを用いればよい。例えば、3mol%〜9mol%のイットリア(Y)で部分安定化したジルコニア(ZrO)や、9mol%〜26mol%のマグネシア(MgO)で部分安定化したジルコニア(ZrO)、あるいは8mol%〜12mol%のカルシア(CaO)で部分安定化したジルコニア(ZrO)や8mol%〜16mol%のセリア(CeO)で部分安定化したジルコニア(ZrO)を所望の形状に成形した後、大気雰囲気中或いは真空雰囲気中にて1400℃〜1700℃の温度で焼成したものを用いればよい。特に、2〜5モル%のYを含有し、正方晶の結晶が80%以上で、平均結晶粒子径が1μm以下のものを用いれば耐摩耗性に優れ、高強度、高硬度、高破壊靭性に優れた材質を提供することが可能となるので好適である。さらに、このジルコニアにHIP(熱間静水圧プレス)処理を行うことで、高強度で高硬度なジルコニアを得ることが可能となるので、さらに好適となる。
また、境界エッジ部5を前記本体の外周面から本体の中心部に向かって0.01mm以上0.10mm以下の範囲で凹下させることが好ましい。その理由について以下に説明する。本体の外周面から本体の中心部に向かって0.01mmから0.10mmの範囲としたのは、0.10mmよりも大きくなると、粉粒体12が境界エッジ部5の上面に堆積することがあり、継続して使用していると、古い粉粒体12が回転時に落下するなど、品質面での問題があるからである。また、堆積された粉粒体12はさらに粉粒体12を堆積することがあり、粉粒体供給部材13が給送ロール10に噛み込むことが発生する。そのため、0.10mmよりも小さくする必要がある。また、0.01mmよりも小さくする場合、問題は生じにくいが、スリーブ6が、粉粒体供給部材13によって押圧されて変形することを考慮すると、0.01mmより小さくした場合、境界エッジ部5の端面よりも低くなることが懸念されるので、0.01mm以上であることが必要である。以上の点から、境界エッジ部5を前記本体の外周面から0.01mmから0.10mmの範囲で凹下させることが好ましい。
ところで、ポリアミド系樹脂とは、アミド結合によって多数のモノマーが結合してできたポリマーであり、一般的に脂肪族骨格を含むポリアミドをナイロン(Nylon)と総称し、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン46、ナイロン11、ナイロン610、ナイロン612などが含まれる。
また、前記ポリアミド系樹脂は特にナイロン6またはナイロン66とすることが好ましく、これにより最適な材質の組合せとなり、適度な弾性と硬さを備え、自己潤滑性もあり、耐磨耗性に優れたスリーブとすることができる。さらに、これらの材質が若干の吸湿効果もあることから、スリーブが粉粒体の湿気を吸湿する作用効果も得られるので、粉粒体を乾燥させやすくなる、といった利点もある。
さらに、前記ジルコニアが、3.3質量%以上3.8質量%以下の範囲でマグネシア(MgO)を含有することが好ましく、前記ジルコニアが100℃以上の蒸気に曝されても、前記ジルコニアが相変態せずに、材料特性が劣化することなく、また、相変態による膨張がないので寸法変化がなく、長期間の使用を可能とし、蒸気洗浄することも可能となり、食品や医療関係の粉粒体を供給するための、粉粒体供給装置として、衛生面でも優れたものとすることができる。
3.3質量%〜3.8質量%の範囲でマグネシア(MgO)を添加し部分安定化したジルコニア(ZrO)は、破壊靭性値(KC)が6MPa√m以上で、耐熱衝撃性△Tが400℃以上で、3点曲げ強度が高強度で700MPa以上の高強度となり、100℃以上の水蒸気に曝された条件下でも使用に耐えることが可能となる。
この場合、マグネシア(MgO)の含有量を3.3質量%〜3.8質量%としたのは、3.3質量%未満であると単斜晶系ジルコニア結晶の総量が25mol%よりも多くなって曲げ強度や破壊靭性の低下が生じるからであり、逆にマグネシア(MgO)の含有量を3.8質量%よりも多くすると単斜晶系ジルコニア結晶の総量が10mol%よりも極端に少なくなって、破壊靭性及び耐熱衝撃性が低下するためであり、高温水蒸気に曝された場合でのジルコニアの腐食を防ぐことができなくなってしまうからである。
特に、Yを含む正方ジルコニア多結晶体の場合、高温水蒸気の条件下において、Zr−O−Zrの切断による水酸基の生成によってマイクロクラックが形成される。そして、このマイクロクラックの形成によって、ジルコニアの結晶相が正方晶から単斜晶への変態が生じ、体積膨張が生じて、表面に微細な亀裂が発生し、内部へ劣化が進行しやすい状態となってしまう。従って、単斜晶系ジルコニア結晶が10mol%〜25mol%の範囲になっていることが好ましく、この範囲とするためにマグネシア(MgO)の含有量を3.3質量%〜3.8質量%の範囲にすることが好ましい。
<給送ロールの実施形態2>
次に、図4の断面図を用いて第2の実施形態である実施形態2について説明する。
図4に示す給送ロール10は、軸芯1が貫通しない構造としており、両側の端面フランジ4に軸芯1を溶接やボルト締結などで固定している。他の構成は実施形態1と同様である。この構造を採用すれば、給送ロールの内部をさらに中空にすることができ、よりいっそうの軽量化,小型化等を実現させることが可能となる。
<粉粒体供給装置について>
次に、粉粒体供給装置について詳細に説明する。
図5に示すように、本発明の粉粒体供給装置100は、充填ステーションSを通って前向きに延びた間欠駆動容器搬送コンベヤ15と、充填ステーションSに、コンベヤ搬送経路と立体交差するように配置され左右方向にのびた水平給送ロール(不図示)と、給送ロール10の上方に配置されている粉粒体ホッパ11と、間欠駆動容器搬送コンベヤ15と給送ロール10の間に配置されている充填シュート14とを備えている。なお、図中14aはシュート入口であり、14bはシュート出口である。
容器搬送コンベヤ15は、複数列の搬送経路を有するスラットコンベヤであって、充填ステーションSで2つずつのスラット18が順次停止させられるように間欠的に駆動される。スラット18には、容器搬送経路の列数に対応する数の容器保持孔19がスラット18長さ方向に間隔をおいてあけられている。
給送ロール10、軸芯1(不図示)と、これにはめ被せられた合成樹脂製ドラム32とよりなる。給送ロール10には、1つずつの容器搬送経路に対し、周方向に180度の間隔をおいて2つずつの左右計量ポケットとなる供給部が軸芯の軸方向に間隔をおいて設けられている。
各供給部の底にはねじ孔が設けられており、調整板7が回転自在に動き、上下の深さ方向に調節自在に挿入されている。
粉粒体ホッパ11は、給送ロール10の長さにほぼ相当する幅をもつ箱型のものであって、上端に上向き投入口を、下端に下向き排出口をそれぞれ有している。投入口には蓋などの覆いが被せられている。
排出口の前後縁部には、高さ調節自在な前後の粉粒体供給部材13がそれぞれ先端部を給送ロール10外周面にそれぞれ当接させるように取付けられている。
また、ホッパ11内の下部にはブロッキング防止用攪拌棒17が備えられている。
充填シュート14は、給送ロール10の前下半部を被覆しかつ給送ロール10の長さにほぼ相当する幅をもつ上部シュート本体と、シュート本体の下部に連なりかつ1つの容器搬送経路に対し一対ずつ備えられた複数対の左右分岐シュート14とよりなる。分岐シュートの入口は、対応する2つずつの供給部に接続され、その出口は、各容器搬送経路列の2つの容器Cの後側の容器Cに上方より臨まされている。
粉粒体ホッパ11には粉粒体12が収容されている。
給送ロール10は、図5中の矢印で示すように時計方向に180度ずつ間欠的に回転駆動される。上向きになった供給部がホッパ11の排出口を通過する間に、それぞれ投入される。
以上説明したように、本発明の粉粒体供給装置100は、粉粒体供給部材13と、粉粒体供給部材13に連設された前記いずれかに記載の給送ロール10と、給送ロール10から落下供給された粉粒体12を受ける分岐シュート14からなる部材とを備えてなるので、優れた粉粒体供給装置100とすることができる。
ここで、粉粒体供給部材13がジルコニアにて形成されていると、高強度で高硬度となることで、耐磨耗に優れ、微調整などのメンテナンスに時間がかからず、取り扱いが容易で、しかも長寿命の粉粒体供給装置100を得ることができる。
次に、本発明をより具体化した実施例について説明する。図1,図2に示す実施形態1の給送ロールを用いて、使用試験を行った。
給送ロール10の本体の大きさは、直径180mm、長さ1370mmとし、凹部5aは合計40個形成した。また、凹部5aの直径は40mmとした。
また、境界エッジ部5は京セラZ201N製のジルコニアセラミックスにより形成し、スリーブ6は6ナイロンにより形成した。
さらに、比較例として、前記と同様で、従来の給送ロールである図7のものを用意し、境界エッジ部を京セラZ201N製のジルコニアセラミックスにより形成し、スリーブ36はアルミナセラミックスにて形成したものを用意した。
粉粒体は小麦粉15gずつ供給する試験を実施した。
そして、1年後に、各定量供給ロールのエッジ部の磨耗の度合い、粉粒体の漏れの有無、供給量のばらつきなどを調べた。なお、供給量のばらつきとは、定められた供給重量と実際の供給重量との差の平均値である(この場合のn数は、凹部の数量の40とした)。
結果は表1に示す通りであった。
Figure 0005127303
表1に示すように、比較例は、1年間の使用でエッジ部に磨耗がほとんど生じなかったが、粉粒体供給部材の磨耗が顕著であり、偏磨耗が生じた。さらに、粉粒体の漏れがあり、粉粒体の供給量にバラツキ(0.02g)があった。
一方、本発明の給送ロールではエッジ部に磨耗がほとんど生じなかったうえに、粉粒体の漏れがなく、しかも粉粒体の供給量のバラツキはなかった。これにより、信頼性を維持したまま長期間の使用が可能であることがわかった。
なお、前記実施例において、定量供給ロールとしての給送ロールは食料品の供給に用いたものを示したが、本発明の給送ロールは、食料品に限らず、さまざまな粉粒体の供給に使用できることはいうまでもない。
本発明の給送ロールの一実施形態を説明する図であり、給送ロールの一部における一部断面図である。 本発明の給送ロールの一実施形態を示す斜視図である。 本発明の給送ロールの一実施形態を説明する図であり、給送ロールの一部における分解斜視図である。 本発明の給送ロールの他の実施形態を説明する図であり、給送ロールの一部における一部断面図である。 本発明の粉粒体供給装置の一実施形態を説明する一部透視斜視図である。 粉粒体を入れたホッパの下に給送ロールを連設した様子を模式的に示した図であり、(a),(b)はそれぞれ給送ロールの回転前後の様子を示す断面図である。 従来の給送ロールの例を説明する図であり、給送ロールの一部における一部断面図である。 従来の給送ロールの例を説明する図であり、給送ロールの一部における一部断面図である。 従来の給送ロールの例を説明する図であり、給送ロールの一部における一部断面図である。 従来の給送ロールの例を示す斜視図である。
符号の説明
1,21,31・・・軸芯
2,32・・・中間フランジ
3,33・・・パイプ
4,34・・・端面フランジ
5,35・・・境界エッジ部
6,36・・・スリーブ
7,27,37・・・調整板
10,20,30・・・給送ロール
11・・・ホッパー
12・・・粉粒体
13・・・粉粒体供給部材
14・・・分岐シュート
15・・・容器搬送コンベア
17・・・ブロッキング防止用攪拌棒
5a,25,35a・・・エッジ部
C・・・容器
S・・・充填ステーション

Claims (8)

  1. 粉粒体供給部材に連設される円柱状の本体の外周面に凹部を形成してなり、該凹部中に前記粉粒体供給部材から排出される粉粒体を入れて、前記本体を回転させることにより前記凹部中の前記粉粒体を落下排出させるための給送ロールであって、
    前記本体は、前記粉粒体供給部材に連設される外周面を形成する、前記凹部に対応する位置に孔が形成されたスリーブと、前記孔に配された、前記凹部を有するカップとを備え、該カップは、前記孔中で前記凹部と前記本体の外周面との境界に位置する、セラミックスで形成された境界エッジ部を有し、
    前記スリーブは、前記セラミックスよりヤング率が低い樹脂で形成されており、
    前記境界エッジ部は、前記本体の前記スリーブで形成された外周面から凹下していることを特徴とする給送ロール。
  2. 前記本体は、外周面で前記スリーブを内側から支持する、前記凹部に対応する孔が形成された金属製のパイプをさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の給送ロール。
  3. 前記凹部における前記本体の外周面との前記境界エッジ部をジルコニアで形成し、前記本体における前記粉粒体供給部材に連設される外周面となる前記スリーブをポリアミド系樹脂で形成したことを特徴とする請求項に記載の給送ロール。
  4. 前記境界エッジ部を前記本体の外周面から0.01mm以上0.10mm以下の範囲で凹下させたことを特徴とする請求項に記載の給送ロール。
  5. 前記ポリアミド系樹脂はナイロン6またはナイロン66であることを特徴とする請求項3に記載の給送ロール。
  6. 前記ジルコニアは3.3質量%以上3.8質量%以下の範囲でマグネシアを含有することを特徴とする請求項3に記載の給送ロール。
  7. 粉粒体供給部材と、該粉粒体供給部材に連設された請求項1乃至6のいずれかに記載の給送ロールと、該給送ロールから落下供給された粉粒体を受ける部材とを備えてなることを特徴とする粉粒体供給装置。
  8. 前記粉粒体供給部材がジルコニアで形成されていることを特徴とする請求項7に記載の
    粉粒体供給装置。
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