JP5124989B2 - ストレージシステム及びデータ保護方法とプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、ストレージシステムに関し、特に、データ保護を行うストレージシステム及びデータ保護方法とプログラムに関する。
可用性、耐障害性が要求されるストレージシステムにおいては、システム障害時に、修復データの整合性や復旧時間の短縮化等が求められている。すなわち、障害の発生時、障害発生前のデータへのリカバリ(復旧)が行われるが、リカバリ時間(RTO)、及び、どれだけ直前の地点にまで遡れるかを示す指標であるリカバリポイント目標(RPO)がともに短いデータ保護手法が求められている。
バックアップ手法は、データ全体、又は変更分をデータやディスクに例えば定期的にバックアップするものである。しかしながら、1日一回、例えば午前零時にバックアップするという運用形態において、午後に障害が発生した時、12時間以上前の午前零時でのバックアップ時点にまで遡らなければならない。
一方、スナップショットは、ディスク内のデータの位置を示すポインタ情報を記録するものであり、実データを記録せず、要する時間も短時間である。このため、スナップショットの実行の間隔を狭めることで、RPOを短縮できる。ただし、秒単位でデータを遡ることは運用上、困難である。
このように、過去のデータにアクセスすることを可能とするデータ保護手法の典型例として、
(a)ファイルやブロックが更新された時に、その更新情報をログ(差分管理機構)に記録するものと、
(b)過去のある時点でのスナップショットを記録するもの、
がある。
上記(a)の手法として、
CDP(Continuous Data Protection;継続的データ保護)制御ソフトウエア、
データベースソフトウエア、
ジャーナリングファイルシステム
がある。
CDPは、データが更新されるたびに、その変更内容を時系列的に保存してゆくデータ保護手法であり、ストレージに対するデータ書き込みをトラッキング、キャプチャし、データ更新が発生したとき、その変更内容を、二次ストレージ(変更履歴データベース)にジャーナリングしていく。これにより、過去のどの時点のデータも再現することができ(Any Point In Time(APIT)Recovery)、データ損失を回避することができる。これは、秒単位で追加バックアップを取り続けることに相等する。スナップショットでは、データは数十分のオーダでしか復元できないが、CDPでは、数秒レベルでデータの復旧地点を設定することができる。なお、データの変更履歴の記録だけからは、実データ全体を復元することはできないため、スタート地点として、ボリューム全体のレプリケーションを行い、このレプリケーションに対する変更履歴を時系列で記録していく構成とされる(非特許文献1、2参照)。CDPのタイプとして、ブロック型、ファイル型、アプリケーション型がある。ブロック型は物理ディスク又はロジカルボリュームレベルのブロック単位でデータ変更をトラックする。ファイル型はファイル・レベルでデータ変更をトラックする。アプリケーション型はログ情報やAPIにより特定のアプリケーションの動きを認識し、ファイル更新やイベント単位でトラックする。トラック頻度は、ブロック単位の場合、例えば秒単位以上、ファイル型、アプリケーション型は、例えばファイル・イベント更新毎を最小単位とする。二次ストレージへの書き込みは同期型、非同期型がある。なお、CDPソフトウエアとしてはTimeSpring社の「TimDataTM」等が市販されている。
また、上記(b)の手法として、MicroSoft社の VSSTM(Virtual Shadow copy Service)がある。VSSTMは、データのバックアップに使用できるスナップショットを作成することにより、ファイルシステムとアプリケーションデータの整合性要求を満たすようにサービスを提供する。なお、MicroSoft社は、CDPに近い技術としてVSSを用いたDPMTM(Data Protection Manager)を提供している。
自由な地点へとデータをリカバリできる最新のデータ保護技術「Continuous Data Protection」、インターネット<URL:http://enterprise.watch.impress.co.jp/cda/storage/2005/03/07/4771.html> CDP(Continuous Data Protection)〜Any Point In Time Recovery:過去のどの時点にも復旧可能な技術〜 インターネット<URL:http://www.tel.co.jp/cn/magazine/vol18/it_trend2.html>
上記(a)の手法の場合、図11(A)に示すように、過去データ(欲しい契機のデータ)にアクセスするには、過去に採取したバックアップあるいは現在のデータから、ログ(差分データ)を用いて、リストア(復元)する。この場合、バックアップから、ログを用いて復元するには、ログのリストア処理(ロールバック、又はロールフォーワード)が必要になる。このため、処理に時間がかかる。
リストア処理を行わずに、過去データ(欲しい契機のデータ)をアクセス要求元へ高速に提供するためには、例えば図11(B)に示すように、過去のあらゆる時点の完全なバックアップ(高速に応答可能なバックアップ)を保持しておく必要がある。しかしながら、この手法では、データの保存容量は膨大となり、膨大なディスク容量が必要とされる。
この問題を解決するため、図11(B)において、データの保存間隔を拡げることも考えられる。しかしながら、その場合、あらゆるタイミングのデータをアクセス要求元へ提供することができない。
もともと、図11(B)においては、スナップショットの取得にも、数秒程度の時間を要し、時系列的に保持されるバックアップデータ(スナップショット)の時間間隔には、スナップショット取得時間による制約があり、秒単位でのデータの復元は困難である。すなわち、データの保存間隔を最小限に狭めた場合であっても、秒単位でのデータの復元は困難である。
したがって、ユーザや上位アプリケーションが任意のあらゆる時点のデータにアクセスすることを可能とするシステムの実現が望まれている。
さらに、上位のユーザ等が要求した時点における、ストレージの状態を要求に対する応答として返すシステムの場合、アプリケーションによっては、中途半端なタイミングでデータをストレージから受け取っても、そのままでは利用できない場合がある(図7参照)。図7の場合、ストレージへのある契機へのアクセス要求に対する応答として、データ更新時におけるデータが前記ある契機のファイルとして返される。この場合、アプリケーション側で利用可能な状態に復旧してから利用する必要がある。これは、ユーザが指定した過去の時点は、アプリケーションにとって都合のよいタイミングではないためである。例えばMicroSoft社のWordTMでは、アプリケーションが不測のタイミングで停止した場合、一時的に保持されたデータから復元する修復機能を具備している。図7に示す例の場合、このような修復機能を用いて、ストレージから受け取ったデータをアプリケーション側で復元する必要がある。これは、アプリケーション側の負担となる。
したがって、ストレージ側でアプリケーションにとって都合の良いタイミング(ユーザによっても都合のよいタイミング)のデータを応答する機能を具備したシステムが望まれる。
上記の如く、本発明の目的は、任意の過去データにアクセス可能とし、高速応答を可能とするシステム、方法、プログラムを提供することにある。
本発明の別の目的は、ストレージがアプリケーションにとって都合の良いタイミング(ユーザによっても都合のよいタイミング)の過去データを応答可能とするシステム、方法、プログラムを提供することにある。
本願で開示される発明は、前記課題を解決するため、概略以下の構成とされる。
本発明の1つのアスペクト(側面)に係るストレージシステムは、データの更新が発生したとき、変更内容をログとして時系列的に記録していくことで、過去の時点のデータを復元自在としてなる、データ保護機能を具備したストレージシステムであって、所定の契機に対応するデータを、前記ストレージに記憶保持されているデータとログ情報とから作成し、該作成したデータを、前記所定の契機に対応したデータとして、前記ストレージに記憶する手段を備えている。
本発明においては、データの更新が発生したとき、変更内容をログとして時系列的に記録していくことで、過去の時点のデータを復元自在としてなる、データ保護機能を具備したストレージシステムであって、ストレージへのアクセスの履歴情報の解析結果、又は、外部から通知された情報に基づき、データのアクセスに関する所定の契機を抽出する手段と、前記抽出された所定の契機に対応するデータを、前記ストレージに記憶保持されているデータとログ情報とから作成し、該作成したデータを、前記所定の契機に対応したデータとして、前記ストレージに記憶する手段と、を備えている。
本発明において、前記ストレージへのアクセス要求が、前記所定の契機に対応するデータへのアクセス要求である場合、データの復元は行わず、予め作成された、前記所定の契機に対応したデータを、前記アクセス要求の応答とし、一方、前記所定の契機のデータが前記ストレージに記憶されていない場合には、前記ストレージに記憶保持されているデータとログ情報からデータを復元し、前記アクセス要求に対する応答として返す制御を行う手段を備えている。
本発明においては、前記所定の契機は、前記ストレージへのアクセスの履歴情報から導出される、頻繁なアクセスが行われるか、又は頻繁なアクセスが予想される時点を含む。あるいは、前記所定の契機は、前記ストレージシステム外部から前記ストレージシステムに通知される。
本発明においては、前記ストレージでは、所定の時間間隔で互いに離間しているそれぞれの時点での過去データが前記時点に関連付けて記憶保持され、前記過去データが格納されない期間内に発生したデータ更新については、変更内容が差分情報にて前記ログとして時系列的に記録され、前記アクセス要求で指定された時点のデータが、前記ストレージに過去データとして格納されているか探索し、前記指定された時点の過去データが存在する場合、前記指定された時点の過去データを、アクセス要求に対する応答として返す手段を備え、前記アクセス要求で指定された時点の過去データが前記ストレージに記憶されていない場合には、前記指定時点に近隣の過去データを取得し、前記近隣の過去データと指定時点の差に対応するログ情報を取得し、前記近隣の過去データと前記ログ情報とから、指定時点に対応するデータを復元して、アクセス要求に対する応答として返す手段を備えている。
本発明の他のアスペクトに係るシステムは、データの更新が発生したとき、変更内容をログとして時系列的に記録していくことで、過去の時点のデータを復元自在としてなる、データ保護機能を具備したストレージシステムが、データの静止点を検出する手段を備え、ストレージに対するアクセス要求に対して、静止点に対応するデータを応答として返す制御を行う手段を備えている。
本発明の他のアスペクトに係るシステムは、応答用の過去データを保持する応答用過去データ保護手段と、継続的なデータ保護を行う継続的データ保護手段と、前記応答用過去データ保護手段及び前記継続的データ保護手段のデータから、データを合成するデータ合成手段と、を備えたストレージと、所定の契機に対応するデータを予め作成する過去データ更新手段と、を備え、前記過去データ更新手段は、前記応答用過去データ保護手段の応答用の過去データを、前記継続的データ保護手段のデータを参照して、前記所定の契機に対応するデータを事前に復元し、前記応答用過去データ保護手段に格納し、前記データ合成手段は、前記所定の契機のデータへのアクセス要求に対して、前記応答用過去データ保護手段に記憶保持されているデータを応答として返し、前記所定の契機以外のデータのアクセス要求に対しては、前記応答用過去データ保護手段と前記継続的データ保護手段のデータから合成したデータを応答として返す、ことを特徴とする。
本発明においては、ストレージへのアクセスログの解析結果又は外部から通知された情報に基づき、前記契機を前記過去データ更新手段に伝達する契機伝達手段とを備えている。
本発明においては、前記継続的データ保護手段は、ストレージに対するデータ書き込みをトラックし、データ更新が発生したとき、その差分をログとしてストレージにジャーナリングしていく構成としてもよい。
本発明においては、前記契機伝達手段が、前記過去データ更新手段に対して、過去データについて保持すべき時刻を通知し、前記過去データ更新手段は、過去データから指定時刻の近隣データを取り出し、前記継続的データ保護手段から、指定時刻の近隣データと、指定された時刻のデータの差分情報を得、データと差分情報から、指定時刻に対応するデータを合成し、合成したデータを応答用過去データ保護手段に保存する。
本発明においては、前記契機伝達手段が、前記過去データ更新手段に対して、過去データとして不要なデータを通知し、前記過去データ更新手段は、通知された過去データを、応答用過去データから削除する。
本発明においては、前記契機伝達手段は、アクセスログを解析し、アクセスが集中している時刻とアクセス対象データを前記過去データ更新手段に通知し、前記応答用過去データ保護手段で利用されない過去データの削除を前記過去データ更新手段に通知する。
本発明においては、時刻指定付のリード要求を受けた前記データ合成手段は、前記応答用データ保護手段内に指定された時刻の応答用の過去データが存在するか探索し、指定された時刻のデータが存在する場合、前記データ合成手段は、前記応答用データ保護手段から指定された時刻の応答用データを取り出し、一方、指定された時刻のデータが存在しない場合、前記データ合成手段は、前記応答用データ保護手段から、指定された時刻の近隣データを取り出し、前記継続的データ保護手段から、取り出された近隣データと、指定された時刻の差分情報を得、近隣データと差分情報から指定時刻のデータを合成する構成としてもよい。
本発明の他のアスペクトに係るシステムにおいては、応答用の過去データを保持する応答用過去データ保護手段と、継続的なデータ保護を行う継続的データ保護手段と、前記応答用過去データ保護手段と前記継続的データ保護手段のデータからデータを合成するデータ合成手段と、アプリケーションの静止点を検出して管理する静止点管理手段と、を備え、ストレージに対して要求データの時刻指定付のアクセス要求を受け、前記静止点管理手段は、要求された時刻に最も近い対象データの静止点の情報を得、静止点情報を、ストレージのデータ合成手段に通知し、前記データ合成手段は、前記応答用過去データ保護手段内に、前記静止点管理手段で得られた静止点に対応する時刻の応答用の過去データがあるか否か探索し、静止点に対応する時刻のデータが存在する場合には前記応答用過去データ保護手段から該当データを取り出し、一方、静止点に対応する時刻のデータが存在しない場合、前記データ合成手段は、前記応答用過去データ保護手段から指定された時刻に近隣のデータを取り出し、前記継続的データ保護手段から、取り出された近隣データと、指定された時刻の差分情報を得、前記近隣データと前記差分情報から、前記時刻のデータを合成し応答として返す。
本発明の他のアスペクトに係る方法においては、データの更新が発生したとき、変更内容をログとして時系列的に記録していくことで、過去の時点のデータを復元自在としてなるデータ保護機能を具備したストレージシステムのデータ保護方法であって、
所定の契機に対応するデータを、前記ストレージに記憶保持されているデータとログ情報とから作成し、該作成したデータを、前記所定の契機に対応したデータとして前記ストレージに記憶する工程を含む。
本発明の他のアスペクトに係る方法においては、データの更新が発生したとき、変更内容をログとして時系列的に記録していくことで、過去の時点のデータを復元自在としてなるデータ保護機能を具備したストレージシステムのデータ保護方法であって、
ストレージへのアクセスの履歴情報の解析結果、及び/又は、外部から通知された情報に基づき、データのアクセスに関する所定の契機を抽出する工程と、
前記抽出された所定の契機に対応するデータを、前記ストレージに記憶保持されているデータとログ情報とから作成し、該作成したデータを、前記所定の契機に対応したデータとして、前記ストレージに記憶する工程と、を含む。
本発明に係る方法によれば、前記ストレージへのアクセス要求が、前記所定の契機に対応するデータへのアクセス要求である場合、データの復元は行わず、予め作成された、前記所定の契機に対応したデータを、前記アクセス要求の応答とし、一方、前記所定の契機のデータが前記ストレージに記憶されていない場合には、前記ストレージに記憶保持されているデータとログ情報からデータを復元し、前記アクセス要求に対する応答として返す制御を行う工程を含む。
本発明に係る方法において、前記所定の契機は、前記ストレージにアクセスログから導出される、頻繁なアクセスが行われるか、又は頻繁なアクセスが予想される時点を含む。あるいは、前記所定の契機は、前記ストレージシステム外部から前記ストレージシステムに通知される。
本発明に係る方法において、前記ストレージでは、所定の時間間隔、離間しているそれぞれの時点での過去データが前記時点に関連付けて記憶保持され、
前記過去データが格納されない期間内に発生したデータ更新については、変更内容が差分情報にて前記ログとして時系列的に記録され、
前記アクセス要求で指定された時点のデータが、前記ストレージに過去データとして格納されているか探索し、前記指定された時点の過去データが存在する場合、前記指定された時点の過去データを、アクセス要求に対する応答として返し、
前記アクセス要求で指定された時点の過去データが前記ストレージに記憶されていない場合には、前記指定時点に近隣の過去データと、前記近隣の過去データと指定時点の差分に対応するログ情報を取得し、前記近隣の過去データとログ情報とから、指定時点に対応するデータを復元して、アクセス要求に対する応答として返す、ことを特徴とする。
本発明の他のアスペクトに係る方法は、データの更新が発生したとき、変更内容をログとして時系列的に記録していくことで、過去の時点のデータを復元自在としてなる、データ保護機能を具備したストレージシステムのデータ保護方法であって、
データの静止点を検出する工程と、
ストレージに対するアクセス要求に対して、静止点に対応するデータを応答として返す制御を行う工程と、を含む。
本発明に係るコンピュータプログラムは、データの更新が発生したとき、変更内容をログとして時系列的に記録していくことで、過去の時点のデータを復元自在としてなるデータ保護機能を具備したストレージシステムを構成するコンピュータに、
所定の契機に対応するデータを、前記ストレージに記憶保持されているデータとログ情報とから作成し、該作成したデータを、前記所定の契機に対応したデータとして前記ストレージに記憶する処理を実行させるプログラムよりなる。
本発明に係るコンピュータプログラムは、データの更新が発生したとき、変更内容をログとして時系列的に記録していくことで、過去の時点のデータを復元自在としてなるデータ保護機能を具備したストレージシステムを構成するコンピュータに、
ストレージへのアクセスの履歴情報の解析結果、及び/又は、外部から通知された情報に基づき、データのアクセスに関する所定の契機を抽出する処理と、
前記抽出された所定の契機に対応するデータを、前記ストレージに記憶保持されているデータとログ情報とから作成し、該作成したデータを、前記所定の契機に対応したデータとして、前記ストレージに記憶する処理と、を実行させるプログラムよりなる。
本発明は、
応答用の過去データを保持する応答用過去データ保護手段と、
継続的なデータ保護を行う継続的データ保護手段と、を備え、
所定の契機に対応するデータを予め作成する過去データ更新処理と、
前記応答用過去データ保護手段と前記継続的データ保護手段のデータからデータを合成するデータ合成処理と、を備えたストレージシステムを構成するコンピュータに、
前記過去データ更新処理は、前記応答用過去データ保護手段の過去データを、前記継続的データ保護手段のデータを参照して、前記所定の契機に対応するデータを事前に復元し、前記応答用過去データ保護手段に格納し、
前記データ合成処理は、前記所定の契機のデータへのアクセス要求に対して、前記応答用過去データ保護手段に記憶保持されているデータを応答として返し、
前記所定の契機以外のデータのアクセス要求に対しては、前記応答用過去データ保護手段と前記継続的データ保護手段のデータから合成したデータを応答として返す、
前記過去データ更新処理と前記データ合成処理を、実行させるプログラムよりなる。
本発明に係るプログラムにおいて、アクセスログの解析結果又は外部から通知された情報に基づき、前記契機を前記過去データ更新処理に伝達する契機伝達処理を前記コンピュータに実行させるプログラムを含む。
本発明に係るプログラムにおいて、前記契機伝達処理が、前記過去データ更新処理に対して、過去データについて保持すべき時刻を通知し、
前記過去データ更新処理は、過去データから指定時刻の近隣データを取り出し、前記継続的データ保護手段から、指定時刻の近隣データと指定された時刻のデータの差分情報を得、データと差分情報から、指定時刻に対応するデータを合成し、合成したデータを応答用過去データ保護手段に保存する。
本発明に係るプログラムにおいて、前記契機伝達処理が、前記過去データ更新手段に対して、過去データとして不要なデータを通知し、前記過去データ更新手段は、通知された過去データを、応答用過去データから削除する。
本発明に係るプログラムにおいて、前記契機伝達処理は、アクセスログを解析し、アクセスが集中している時刻とアクセス対象データを前記過去データ更新処理に通知し、
前記応答用過去データ保護手段で利用されない過去データの削除を前記過去データ更新処理に通知する。
本発明に係るプログラムにおいて、時刻指定付のリード要求を受けた前記データ合成処理は、前記応答用データ保護手段内に指定された時刻の応答用の過去データが存在するか探索し、指定された時刻のデータが存在する場合、前記データ合成処理は、前記応答用データ保護手段から指定された時刻の応答用データを取り出し、一方、指定された時刻のデータが存在しない場合、前記データ合成手段は、前記応答用データ保護手段から、指定された時刻の近隣データを取り出し、前記継続的データ保護手段から、取り出された近隣データと、指定された時刻の差分情報を得、近隣データと差分情報から指定時刻のデータを合成する、ことを特徴とするプログラムよりなる。
本発明に係るコンピュータは、
応答用の過去データを保持する応答用過去データ保護手段と、
継続的なデータ保護を行う継続的データ保護手段と、
前記応答用過去データ保護手段と前記継続的データ保護手段のデータからデータを合成するデータ合成処理と、
アプリケーションの静止点を検出して管理する静止点管理処理と、
を備えたストレージシステムを構成するコンピュータに、
ストレージに対して要求データの時刻指定付リード要求を受け、前記静止点管理処理は、要求された時刻に最も近い対象データの静止点の情報を得、静止点情報は、ストレージのデータ合成処理に通知し、
前記データ合成処理は、応答用過去データ保護手段内に、得られた静止点の応答用の過去データがあるか否か探索し、
指定された時刻のデータが存在する場合には、前記応答用過去データ保護手段から該当データを取り出し、
一方、指定された時刻のデータが存在しない場合、前記データ合成処理は、前記応答用過去データ保護手段から指定された時刻に近隣のデータを取り出し、前記継続的データ保護手段から、取り出された近隣データと、指定された時刻のデータの差分情報を得、データと差分情報から、指定時刻のデータを合成し応答として返す処理を行うものであり、前記静止点管理処理と前記データ合成処理を実行させるプログラムよりなる。
本発明によれば、アクセス要求が予想される時点での過去データを事前に作成しておき、該過去データに関しては差分データによる合成復元処理を要しなくしたため、過去データへのアクセスを高速化することができる。
また、本発明によれば、ストレージシステムは、静止点のデータを応答として返すようにしたことにより、アプリケーション側でのデータの復元処理が不要となり、過去データへのアクセスを高速化することができる。
上記した本発明についてさらに詳細に説述すべく添付図面を参照して以下に説明する。本発明においては、頻繁にアクセスされるか、又は、頻繁にアクセスされそうな時点の過去データ、あるいは、外部から指示された契機に対応する過去データを、予め作成しておき、ストレージに、他の高速応答用の過去データとともに、例えば時系列的に記憶する等、契機に関連付けて記憶しておく。そして、これらの過去データの間の期間におけるデータ更新は、差分情報を、ログとして保持しておく。
すなわち、本発明の基本構成として、定期的にデータをバックアップし、バックアップの間は差分情報(ログ)を時系列的に保持する。図1は、ストレージに保持される情報を時系列に示した模式図である。図1(A)に示すように、ストレージデータを、時点t1、t2、t3、・・・の各時点において、データ1、2、3・・・として、それぞれバックアップする。そして、データのバックアップが行われる時点t1、t2の間、及び時点t2とt3の間の各期間に行われたデータの変更を、ログ(差分情報)として保持する。なお、図1(A)では、単に簡単のため、時点t1とt2、t2とt3の間の期間に、ログが1つ記憶される(データ更新が一回ある)構成が示されているが、それぞれの期間に、複数のログが時系列的に保持される構成としてもよいことは勿論である。また、ログとして、データ変更点(差分情報)のほか、発生したトランザクションを記録したジャーナリングを用いてもよいことは勿論である。
かかる構成により、応答を比較的速くすることができるとともに、記憶容量を比較的小さく保つことができる。
ユーザが欲する契機のデータ間のデータ(例えば時点tAのデータ)については、データ1と対応するログとの合成により、復元したデータAを応答として返す。以上は、継続的データ保護機能に対応する。
本発明の主たる特徴の1つは、ストレージへの過去のアクセス履歴を保持するアクセスログ等に基づき、例えば、ある時点でのアクセス頻度が高いことが判明した場合、定期的なデータのかわりに、該アクセス頻度の高い契機(時点t1’)に対応するデータ(図1(B)のデータ1’)を、事前に作成し、該契機に関連付けて記憶保持しておく。すなわち、該作成したデータ1’は、時点t2、t3でそれぞれ定期的なバックアップにより作成されるデータ2、3とともに、時系列的に記憶保持される。より詳しくは、時点t1のデータとログから、時点t1’に対応して作成されたデータ1’には、時点t1と時点t2の間のデータであるという時刻情報と関連付けて記憶保持される。
そして、アクセス頻度が高い時点t1’でのデータ1’と、次の時点t2でのデータ2の間の期間におけるデータの変更は、差分(ログ)を保持する。なお、特に制限されないが、図1(B)では、時点t1において定期的なバックアップにより作成されたデータ1(図1(A)参照)は、データ1’を作成したあと、削除されている。
時点t1での定期的なバックアップにより作成されるデータ1(図1(A)参照)は、時点t1’のデータ1’の作成時に削除してもよいし、あるいは、アクセス頻度の分析結果等から削除してもよい。あるいは、ストレージ容量に余裕がある場合、図1(B)の時点t1において定期的なバックアップにより作成されるデータ1を残しておいてもよいことは勿論である。
本発明においては、アクセス頻度が高い時点t1’のデータ1’へのアクセス要求に対して、ストレージは、データ1’を応答として返す。なお、時点t2、t3のデータ2、3へのアクセスである場合には、定期的にバックアップされたデータ2、3をそれぞれ応答として返すことは勿論である。
また、本発明において、データ1’とデータ2の間のデータは、保持データ1’とログに基づき合成し、応答として返す。この場合、データとログのリストア処理が入るため、応答時間はデータ1’単体を返す場合よりも遅くなる。しかしながら、データ1’とデータ2の間のデータ、データ2とデータ3の間のデータは、そのアクセス頻度が、データ1’よりも低いことから、全体のスループットの低下への影響は抑制される。換言すれば、頻繁にアクセスされるデータ1’の応答時間を短縮することで、全体のスループットを向上させている。
本発明は、別の実施の形態として、アプリケーションの静止点におけるデータをユーザからの要求に対する応答として返す制御を行う。以下、実施例に即して説明する。
図2は、本発明の第1の実施例の構成を示す図である。図2を参照すると、本実施例において、ストレージ101は、単数、複数のファイルやオブジェクトの過去データを高速に応答できるバックアップ(スナップショット)として保持する記憶部を含む高速応答用過去データ保護手段111と、継続的なデータ保護(CDP)を行う継続的データ保護手段112と、高速応答用過去データ保護手段111と継続的データ保護手段112とからデータを合成するデータ合成手段113と、を備えている。バックアップに要する時間の縮減、及び、ディスク容量の縮減の観点からは、好ましくは、高速応答用過去データ保護手段111には、スナップショットが記憶される。
継続的データ保護手段112は、ストレージ101に対するデータ書き込みをトラックし、データ更新が発生したとき、その変更内容を、別のストレージ(不図示)にジャーナリングしていくもので、ログや差分管理機構を具備する。
データ合成手段113は、高速応答用過去データ保護手段111に保持されるデータ(高速応答用過去データ)と、継続的データ保護手段112のログ等に基づき、要求された契機に対応するデータを合成して作成し、ユーザからのアクセス要求に対する応答とする。このデータ合成手段113の処理は、例えば図1(B)において、データ1’とログから、あるいは、データ2とログから、所定の契機のデータを合成する処理に対応する。
本実施例は、過去データ更新手段102と、契機伝達手段103とをさらに備え、例えば頻繁にアクセスされるか、頻繁にアクセスされそうな時点でのデータ、あるいは外部から通知されて契機に対応するデータを予め作成しておく。
過去データ更新手段102は、データ合成手段113での応答処理におけるデータ合成処理を縮減するか零とするために、高速応答用過去データを、継続的データ保護手段112のデータ(ログ等)を参照して事前に復元することで、よくアクセスされる時点でのデータに更新する。例えば図1(B)のデータ1’は、過去データ更新手段102によって作成され、高速応答用過去データ保護手段111に格納される高速応答用過去データに対応する。なお、よくアクセスされる時点でのデータ1’は、例えばファイルであってもよいし、ボリュームのスナップショットであってもよい。
データアクセス部105は、アクセス要求108を受付け、該アクセス要求をデータ合成手段113に受け渡す。アクセス要求を受けたデータ合成手段113は、高速応答用過去データ保護手段111と、継続的データ保護手段112のデータを用いて指定されたタイミングでのデータを合成し、合成したデータを、データアクセス部105に返す。
データアクセス部105は、データ合成手段113で合成されたデータを受け取り、アクセス結果109としてユーザに返す。データアクセス部105は、ストレージ101と通信接続する入出力装置であってもよいし、サーバ、コントローラであってもよい。
契機伝達手段103は、指示情報提供手段107からの指示又は情報を受け、あるいは、ストレージ101のアクセス履歴を保持するアクセスログ106に基づき、実際にアクセス要求が予想される時点(契機)を導出し、導出結果に基づき、過去データ更新手段102に対して、過去データ作成の契機を与える。特に制限されないが、指示情報提供手段107は、Eメール・システム、あるいは業務フロー管理システムから構成され、Eメールによる指示の提供、又は、業務フロー管理システムからの情報が契機伝達手段103に入力される。指示情報提供手段107は、契機伝達手段103に指示等を与えることができさえすればよく、ストレージシステムとは別のシステムとして設ける構成としてもよい。
本実施例においては、アクセス要求として、リード要求の場合、欲しいデータを特定する時点(指定時刻)が設定される。アクセスログ106には、リード要求の場合、データの指定時刻が保持される。なお、アクセス要求にデータの指定時刻が、コマンドのパラメータとして、設定されていない場合、デフォルトとして最も最新のバックアップデータ(又はログとの合成)を応答として返すようにしてもよい。
なお、図2において、アクセスログ106、指示情報提供手段107等にオプション(option)と記したのは、これらが、取捨自在のオプション機能であることを表している。本発明は、アクセスログ106、Eメールによる指示や業務フロー管理システムの指示情報提供手段107の構成に限定されず、他のシステム、情報等を用いてもよいことは勿論である。また、契機伝達手段103には、システム管理者等の管理端末(コンソール卓等)からの入力によって、契機を通知してもよいことは勿論である。
以下では、過去データの作成となる契機として、時刻が用いられる例を説明するが、予め規定されたイベントの発生等であってもよい。これらのイベント発生の検出は、例えば、指示情報提供手段107を構成する業務フロー管理システムやジョブ・スケジューラ(不図示)等で行い、契機伝達手段103に対してイベント通知を行うようにしてもよい。
図2において、指示情報提供手段107を、例えばストレージ101に関する運用業務の処理フローを管理する業務フロー管理システムで構成した場合、業務分析の結果から、ストレージ101へアクセスを行う業務の実行時間等を抽出し、ストレージ101へのアクセス集中時間等を分析して契機伝達手段103に通知する。
あるいは、契機伝達手段103は、データ合成手段113からの合成情報に基づき、データ合成手段113におけるバックアップデータとログとの合成した履歴(回数)に基づき、頻繁に合成が行われる時点でのデータを用意しておく構成としてもよい。データ合成手段113からの合成情報に基づく解析は、蓄積データに依存する実際のデータ合成結果に基づくものである。すなわち、アクセスログ106には、アクセス要求の履歴が保持されるが、応答の履歴(データの合成履歴等)をトランザクションの履歴としてジャーナルに保持するようにしてもよい。
ストレージ外部の指示情報提供手段107からの通知に応答するか、アクセスログ106から検出した契機に応じて、契機伝達手段103は、過去データ更新手段102に対して、該契機に対応する、過去データの更新を指示する。
過去データ更新手段102は、高速応答用過去データ保護手段111の高速応答用過去データ(バックアップデータ又はスナップショット)と、継続的データ保護手段112のログ情報とに基づき、契機伝達手段103によって指示された契機(時点)のデータを、予め復元しておく。
過去データ更新手段102によって作成される高速応答用過去データは、実際にアクセスが要求される時点でのデータであることが望ましい。この場合、該アクセス要求に対して、データの復元処理は不要である。
そして、高速応答用過去データが、実際にアクセスが要求される時点のデータとわずかに異なっている場合であっても、そのリストア処理の高速化に貢献する場合もある。すなわち、定期的にバックアップされる2つの時点(図1(B)の時点t1とt2)の間の期間(図1(B)のt1’)のデータを、高速応答用過去データとして予め作成しておくことで、バックアップの間隔を短縮した区間が発生する(図1(B)の時点t1’とt2の間の時間区間)。バックアップ間隔を短縮することで、例えば目的の時点のデータへ、記憶保持されるデータと1つのログを用いてリストアできる場合、その処理時間は、該データと複数の時系列ログを用いてリストア(ロールバック/ロールフォワード)する場合よりも、短時間となる。このため、高速応答用過去データ(例えば図1(B)のデータ1’)と次の定期的バックアップデータ(図1(B)のデータ2)との間の時点におけるデータに対して、そのリストア処理が高速化される場合がある。
本実施例によれば、ユーザによって使われる頻度の高い過去データを予め作成して記憶保持しているため、過去データへのアクセスを高速化することができる。特に制限されないが、本実施例によれば、アクセス履歴等の情報から、ユーザが使いそうなタイミングを抽出して該タイミングに対応する過去データを作成することができる。
本実施例によれば、契機伝達手段103を、例えば業務フロー管理システムと結合することで、業務フローから保護すべきデータを抽出することができる。
なお、図2のストレージ101は、複数のディスクを備えた構成としてもよく、RAID(Redundant Array of Inexpensive Disks)等の冗長構成であってもよい。あるいは、ネットワークを介してホスト(クライアント)と通信するNAS(Network Attached Storage)、SAN(Storage Area Network)等のネットワークストレージシステムであってもよい。また継続的データ保護手段112が変更履歴を記憶する二次ストレージは、ストレージ101内に含まれるものとする。
また図2における、過去データ更新手段102、契機伝達手段103は、コンピュータ又はコントローラ上で実行されるコンピュータ・プログラムでその処理機能を実現してもよく、データ合成手段113における処理、及び、高速応答用過去データ保護手段111、継続的データ保護手段112における処理は、ストレージ101を構成するコンピュータ又はコントローラ上で実行されるコンピュータ・プログラムでその処理機能を実現してもよい。ファイル・サーバシステムとして構成する場合、過去データ更新手段102、契機伝達手段103はサーバコンピュータ上で動作するコンピュータ・プログラムとして実装される。
図3(A)と図3(B)は、本発明の一実施例の処理手順を示す流れ図である。まず、図3(A)を参照して、本実施例における高速応答用過去データの更新手順を説明する。
契機伝達手段103が、過去データ更新手段102に対して、高速応答用過去データを保持すべき契機(時刻)を通知する(ステップS101)。時刻としては、秒まで含んでもよい。なお、契機伝達手段103は、前述したように、アクセスログ106の解析結果、あるいは、指示情報提供手段107からの通知に基づき、契機を検出する。
なお、本実施例では、高速応答用過去データ生成の契機(トリガー)として、時刻を用いているが、契機伝達手段103が、過去データ更新手段102に対して、高速応答用過去データを保持すべき契機としては、時刻のほか、特定のイベント等であってもよい。あるいは、時刻とイベント(何時以降にクライアントからの特定のアクセス要求発生)との組み合わせであってもよい。
契機伝達手段103からの契機(時刻)の通知を受けた過去データ更新手段102は、高速応答用過去データから指定時刻の近隣データを取り出す(ステップS102)。指定時刻に近いデータは、例えば、データの属性情報である、タイムスタンプ情報(更新時刻)を参照して、検索して取得する。
過去データ更新手段102は、継続的データ保護手段112から、契機伝達手段103より通知された契機(時刻)の近隣データと指定時刻のデータとの差分情報(ログ)を得る(ステップS103)。
過去データ更新手段102は、近隣データと、差分情報とに基づき、指定時刻に対応するデータを合成する(ステップS104)。近隣データの時刻と指定時刻との間に、複数の差分情報が時系列で存在する場合、過去データ更新手段102は、近隣データに対して複数の差分情報を用いて、指定時刻に対応するデータを合成する。
過去データ更新手段102は、合成したデータを高速応答用過去データ保護手段111に保存する(ステップS105)。
次に、図3(B)を参照して、本実施例における高速応答用過去データの削除の手順を説明する。
契機伝達手段103は、過去データ更新手段102に対して、高速応答用過去データとして不要なデータを通知する(ステップS111)。なお、契機伝達手段103は、アクセスログ106の解析結果、アクセス頻度が所定の閾値よりも低い不要な高速応答用過去データを検出するか、あるいは、指示情報提供手段107からの通知により、不要な高速応答用過去データを認識し過去データ更新手段102に通知する。
過去データ更新手段102は、通知された過去データを、高速応答用過去データから削除する(ステップS112)。
次に、図4(A)を参照して、本実施例において、契機伝達手段103がアクセスログ106から契機を抽出する手順について説明する。
契機伝達手段103は、ストレージ101のアクセスログ106を走査する(ステップS201)。アクセスログ106で保持するアクセスの履歴の長さ(過去のどの時点まで遡って履歴を保持するか)、アクセス頻度の閾値等は、適宜設定される。
アクセスされるデータの時刻に、ピーク等の偏りがある場合(ステップS202のYES分岐)、契機伝達手段103は、アクセスが集中する時刻と、アクセス対象のデータを、過去データ更新手段102に通知する(ステップS203)。
図4(B)を参照して、本実施例における契機伝達手段103の別の動作について説明する。
契機伝達手段103は、ストレージ101のアクセスログ106を走査する(ステップS211)。
利用されない高速応答用過去データがある場合(ステップS212のYES分岐)、契機伝達手段103は、過去データ更新手段102に、利用されない高速応答用過去データの削除要求を発行する(ステップS213)。なお、アクセスログ106で保持するアクセスの履歴の長さ(過去のどの時点まで遡って履歴を保持するか)、契機伝達手段103で利用されていないと判断するアクセス頻度の閾値等は、適宜設定される。
なお、高速応答用過去データの削除は、高速応答用過去データを保存したとき、不要な過去データを削除するようにしてもよい。こうすることで、データ保持容量の増大が抑制される。
次に図5を参照して、本実施例における、アクセス要求(READ要求)に対するデータの読み出し動作について説明する。
アクセス要求(READ要求)108を受けたデータアクセス部105から、ストレージ101に対してREAD要求(要求するデータの時刻も要求で指定する)が発行される(ステップS301)。
データ合成手段113は、高速応答用過去データ保護手段111内に指定された時刻の高速応答用過去データが存在するか否かを探索する(ステップS302)。
探索の結果、高速応答用過去データ保護手段111内に、指定された時刻のデータが存在する場合には(ステップS303のYES分岐)、データ合成手段113は、高速応答用過去データ保護手段111から指定された時刻の高速応答用過去データを取り出す(ステップS307)。データ合成手段113は、高速応答用過去データをデータアクセス部105に返し、データアクセス部105は、該データを、要求元に対して、アクセス要求(READ要求)108に対するアクセス結果109として返す(ステップS308)。
ステップS303の探索の結果、高速応答用過去データ保護手段111内に、指定された時刻のデータ(高速応答用過去データ)が存在しない場合(ステップS303のNO分岐)、データ合成手段113は、高速応答用過去データ保護手段111から指定された時刻の近隣データ(高速応答用過去データ)を取り出す(ステップS304)。
つづいて、データ合成手段113は、継続的データ保護手段112を参照して、高速応答用過去データ保護手段111から取り出された近隣データ(高速応答用過去データ)と指定された時刻の差分情報(ログ)を得る(ステップS305)。
データ合成手段113は、近隣データと差分情報から指定時刻のデータを合成する(ステップS306)。
次に、本発明において、契機伝達手段103における、高速応答用過去データを作成するための契機を検出する一手法について説明する。
本実施例では、ある時刻(時間)tの過去データに対するアクセスが閾値x回以上要求された場合、tの過去データを残す、という、閾値によるポリシー設定により、データを高速応答用過去データ保護手段111に残す契機を検出するようにしてもよい。
あるいは、アクセスされた過去データの時刻と、それに対するアクセス頻度の統計データから、残すべきデータ契機を算出しても良い。ここで、アクセスされた過去データの時刻とは、ある時点tにおけるデータが要求された場合、その時間tを指す。
図6は、要求された過去データの時刻と、そのアクセス頻度のヒストグラムの一例を示す図である。横軸は、アクセスされた過去データの時刻であり、縦軸はアクセス頻度である。アクセス頻度のグラフ(ヒストグラム)から、ピークの時間を検出して、その時点のデータを残すべき契機とする。図6の例の場合、t1,t2,t3,t4,t5,t6の時点のデータを残すこととなる。あるいは、より厳しいストレージ容量制限がある場合には、t1,t3,t5のみを残すようにしてもよい。なお、図6では、アクセス頻度の解析として、時間領域での解析を示したが、周波数領域(フーリエ変換等)で解析を行いアクセスの周期性等を解析するようにしてもよい。
次に、本発明の別の実施例を説明する。図7を参照して説明したように、指定した時点に対応して中途半端なタイミングでデータをストレージから受け取った場合、アプリケーション側で利用可能な状態に復旧してから利用する必要がある。
そこで、本発明の第2の実施例では、図8に示すように、アクセス要求のタイミングが、データ更新等、静止点でない場合には、ストレージシステム側で、アプリケーションの静止点のデータを応答として返すようにしたことにより、アプリケーション側でのデータの復元処理が不要となり、過去データへのアクセスを高速化することができる。
図9は、本発明の第2の実施例の構成を示す図である。図9を参照すると、本実施例において、ストレージ101は、前記第1の実施例と同一の構成とされ、単数、複数のファイルやオブジェクトの過去データを高速に応答できるバックアップ(スナップショット)として保持する記憶部を含む高速応答用過去データ保護手段111と、継続的なデータ保護を実現する手段(ログ、差分管理機構)を備えた継続的データ保護手段112と、高速応答用過去データ保護手段111のデータと継続的データ保護手段112のデータを参照し要求された契機のデータを合成するデータ合成手段113’を備えている。
本発明は、アプリケーション110の静止点を管理し、アプリケーションの静止点をストレージ101に通知する静止点管理手段104を備えている。静止点管理手段104は、アプリケーション110等のAPIからの通知、あるいは、ストレージに対するアクセスログ106に基づき、アプリケーション110の静止点を検出する。
ストレージ101は、前記第1の実施例と同様、あらゆる過去の時点のデータを、現在保持しているデータから復元するか抽出して応答する機能を具備している。
本実施例では、ユーザが要求する契機のデータに対して、静止点管理手段104から通知された契機のデータを応答として返す。
静止点管理手段104で管理する静止点の選択方法には、
・ユーザの要求する契機に最も近い静止点のデータ(過去現在未来、時間はとわない)、
・ユーザの要求する契機に最も近い過去の静止点のデータ、
がある。
本発明によれば、静止点管理手段104により通知させた契機のデータをストレージが応答するため、高速に過去データを利用することができる。
図10は、本発明の第2の実施例におけるREAD動作を説明する流れ図である。
データアクセス部105からストレージ101に対してREAD要求を発行する(要求するデータの時刻も指定する)(ステップS401)。
静止点管理手段104は、要求された時刻に最も近い対象データの静止点(最も近い過去でもよい)の情報を得る(ステップS402)。静止点管理手段104で得られた静止点情報は、ストレージ101のデータ合成手段113’に通知される。
データ合成手段113’は、高速応答用過去データ保護手段111内に、静止点管理手段104で得られた静止点の高速応答用過去データがあるか否か探索する(ステップS403)。
高速応答用過去データ保護手段111内に、指定された時刻のデータが存在する場合(ステップS404のYES分岐)、データ合成手段113’は、高速応答用過去データ保護手段111から該当データを取り出す。
高速応答用過去データ保護手段111内に、指定された時刻のデータが存在しない場合(ステップS404のNO分岐)、データ合成手段113’は、高速応答用過去データ保護手段111から、指定された時刻に近隣のデータを取り出す(ステップS405)。
データ合成手段113’は、継続的データ保護手段112から、取り出された近隣データと、指定された時刻のデータの差分情報を得る(ステップS406)。
データ合成手段113’は、指定された時刻に近隣のデータと差分情報から、指定時刻のデータを合成する(ステップS407)。
データ合成手段113’は、ステップS407又はS408で得られたデータを、データアクセス部105に渡し、データアクセス部105は、アクセス要求(READ要求)108に対するアクセス結果109として要求元に返す(ステップS409)。
ところで、本発明やCDP技術を用いて、過去データを作成する場合、そのままの状態では、作成した過去データが現在の名前空間内に混在してしまい、現在のデータと判別が付かなくなる場合が生じ得る。
例えば、あるディレクトリA配下に存在するファイルBの過去データにアクセスすると、ディレクトリAの配下に過去のファイルBが出現する。この過去のファイルBが、現在のファイルBと同じファイル名であった場合には、ディレクトリA以下でファイルBの名称の競合が発生し、ユーザは、現在のファイルと過去のファイルのいずれを参照しているか判別できない。
そこで、本実施例では、この問題を解決するため、過去のデータのファイル名を変更する。上記の例の場合、ファイルBのファイル名が“ファイルB.doc”であるものとすると、過去のファイルBのファイル名を、“ファイルB_20050201.doc”のように、規則的、かつ、ユニークな名前となるように、過去のデータのファイル名を変更する。
この場合、名称と拡張子の間に“_日付”(年月日)を自動的に挿入したファイル名としている。すなわち、“/A/ファイルB.doc”を“/A/ファイルB_20050201.doc”としている。
また、別の解決手段として、過去のデータを保持するディレクトリを別途用意し、そのディレクトリ以下に、過去データを配置するようにしてもよい。
例えば、過去のある日時におけるデータを、“/.snapshot/yyyy/mm/dd/”配下に配置するというルールで運用した場合、上記の例におけるファイルBは、“/.snapshot/2005/02/01/A/ファイルB.doc”としてユーザに提示される。
また、本発明やCDP技術を用いることにより、過去データにアクセスが可能になると、ある過去の時点と同一の名前空間としてアクセスできなければ、アプリケーションの動作に不具合が生じる場合がある。例えば、複数のファイルにアクセスするアプリケーションの場合、複数の過去データが過去の時点と同じように、アクセスできなければならない。
そこで、本実施例では、この問題を解決するために、ストレージ側で過去の時点を再現したディレクトリを作成し、クライアント側は、当該ディレクトリを、マウント(mount)して利用する。例えば、ある過去の時点である「2005年2月1日」時点のデータにアクセスしたい場合、ストレージは、その時点のデータを、“/.snapshot/2005/02/01/”以下に、過去の時点のディレクトリ構造をそのまま再現する。
そして、クライアント側は、この“/.snapshot/2005/02/01/”ディレクトリを適当な名称でマウントして利用する。
すると、クライアント側は、過去の「2005年2月1日」時点のディレクトリ構造を過去の時点と同様にアクセスすることが可能になる。
以上前記第1及び第2の実施例を説明したが、本発明において、前記第1の実施例の契機伝達手段103、及び過去データ更新手段102と、前記第2の実施例の静止点管理手段104とを併せて含むシステム構成としてもよいことは勿論である。
以上、本発明を上記実施例に即して説明したが、本発明は上記実施例の構成にのみ制限されるものでなく、本発明の範囲内で当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
本発明の一実施形態の動作原理を説明するための図である。 本発明の第1の実施例の構成を示す図である。 (A)、(B)は本発明の第1の実施例の動作を説明するための流れ図である。 (A)、(B)は本発明の第1の実施例の動作を説明するための流れ図である。 本発明の第1の実施例のREAD動作を説明するための流れ図である。 本発明の第1の実施例においてアクセスログに基づく契機の検出を説明するための図である。 静止点以外(データ更新時)での契機のファイル取得動作を説明する図である。 本発明の別の実施形態において、アクセスに対して静止点での契機のファイル取得動作を説明する図である。 本発明の第2の実施例の構成を示す図である。 本発明の第2の実施例のREAD動作を説明するための流れ図である。 (A)、(B)は、CDP手法、スナップショットを説明するための図である。
符号の説明
101 ストレージ
102 過去データ更新手段
103 契機伝達手段
104 静止点管理手段
105 データアクセス部
106 アクセスログ
107 指示情報提供手段
108 アクセス要求
109 アクセス結果
111 高速応答用過去データ保護手段
112 継続的データ保護手段
113、113’ データ合成手段

Claims (20)

  1. データの更新が発生したとき、変更内容をログとして時系列的に記録していくことで、過去の時点のデータを復元自在としてなる、データ保護機能を具備したストレージシステムであって、
    ストレージへのアクセスの履歴情報の解析結果、及び/又は、外部から通知された情報に基づき、データ・アクセスに関する所定の契機を抽出する手段と、
    前記抽出された所定の契機に対応するデータを、前記ストレージに記憶保持されているデータとログ情報とから作成し、該作成したデータを、前記所定の契機に対応したデータとして、前記ストレージに記憶する手段と、
    を備え、
    前記ストレージでは、所定の時間間隔をもって互いに離間しているそれぞれの時点での過去データが、前記時点に関連付けて記憶保持され、
    前記過去データが格納されない時間区間内に発生したデータ更新については、変更内容が差分情報にてログとして時系列的に記録され、
    アクセス要求で指定された時点のデータが、前記ストレージに過去データとして格納されているか探索し、前記指定された時点の過去データが存在する場合、前記指定された時点の過去データを、前記アクセス要求に対する応答として返す手段を備え、
    前記アクセス要求で指定された時点の過去データが前記ストレージに記憶されていない場合には、前記指定時点に近隣の過去データを取得し、さらに前記近隣の過去データと指定時点のデータの差分に対応するログ情報を取得し、前記近隣の過去データと前記ログ情報とから、指定時点に対応するデータを復元して、前記アクセス要求に対する応答として返す手段を備えている、ことを特徴とするストレージシステム。
  2. 前記ストレージへのアクセス要求が、前記所定の契機に対応するデータへのアクセス要求である場合、データの復元は行わず、予め作成された、前記所定の契機に対応したデータを、前記アクセス要求の応答とし、
    一方、前記所定の契機のデータが前記ストレージに記憶されていない場合には、前記ストレージに記憶保持されているデータとログ情報からデータを復元し、前記アクセス要求に対する応答として返す制御を行う手段を備えている、ことを特徴とする請求項1記載のストレージシステム。
  3. 応答用の過去データを保持する応答用過去データ保護手段と、
    継続的なデータ保護を行う継続的データ保護手段と、
    前記応答用過去データ保護手段及び前記継続的データ保護手段のデータから、データを合成するデータ合成手段と、
    を備えたストレージと、
    所定の契機に対応するデータを予め作成する過去データ更新手段と、
    前記ストレージへのアクセスの履歴情報の解析結果、又は、外部から通知された情報に基づき、前記契機を前記過去データ更新手段に伝達する契機伝達手段と、
    を備え、
    前記過去データ更新手段は、前記応答用過去データ保護手段の応答用の過去データと、前記継続的データ保護手段のデータとを参照して、前記所定の契機に対応するデータを事前に復元し、復元したデータを前記所定の契機に対応させて前記応答用過去データ保護手段に格納し、
    前記データ合成手段は、前記所定の契機のデータへのアクセス要求に対して、前記応答用過去データ保護手段に記憶保持されている、前記所定の契機に対応するデータを応答として返し、前記所定の契機以外のデータのアクセス要求に対しては、前記応答用過去データ保護手段及び前記継続的データ保護手段のデータから合成したデータを応答として返す、ことを特徴とするストレージシステム。
  4. 前記継続的データ保護手段は、前記ストレージに対するデータ書き込みをトラックし、データ更新が発生したとき、その差分をログとして、ストレージにジャーナリングしていく、ことを特徴とする請求項記載のストレージシステム。
  5. 前記契機伝達手段が、前記過去データ更新手段に対して、過去データについて保持すべき時刻を通知し、
    前記過去データ更新手段は、前記応答用過去データ保護手段の応答用として保持される過去データから、前記契機伝達手段から通知された時刻の近隣データを取り出し、前記継続的データ保護手段から、前記通知された時刻の近隣データと前記時刻のデータの差分情報を得、
    前記近隣データと前記差分情報とから、前記通知された時刻に対応するデータを合成し、合成したデータを前記応答用過去データ保護手段に保存する、ことを特徴とする請求項記載のストレージシステム。
  6. 前記契機伝達手段が、前記過去データ更新手段に対して、過去データとして不要なデータを通知し、前記過去データ更新手段は、通知された過去データを、前記応答用過去データ保護手段の応答用の過去データから削除する、ことを特徴とする請求項記載のストレージシステム。
  7. 前記契機伝達手段は、前記ストレージへのアクセスの履歴情報を解析し、アクセスが集中している時刻とアクセス対象データを前記過去データ更新手段に通知し、
    前記応答用過去データ保護手段で利用されない過去データの削除を、前記過去データ更新手段に通知する、ことを特徴とする請求項記載のストレージシステム。
  8. 前記過去データ更新手段が、合成したデータを前記応答用過去データ保護手段に保存したとき、前記応答用過去データ保護手段に保存される過去データを削除する、ことを特徴とする請求項記載のストレージシステム。
  9. 時刻指定付のリード要求を受けた前記データ合成手段は、前記応答用データ保護手段内に指定された時刻の応答用の過去データが存在するか探索し、
    指定された時刻のデータが存在する場合、前記データ合成手段は、前記応答用データ保護手段から指定された時刻の応答用データを取り出し、
    一方、指定された時刻のデータが存在しない場合、前記データ合成手段は、前記応答用データ保護手段から、指定された時刻の近隣データを取り出し、前記継続的データ保護手段から、取り出された近隣データと、指定された時刻の差分情報を得、近隣データと差分情報から指定時刻のデータを合成する、ことを特徴とする請求項記載のストレージシステム。
  10. 応答用の過去データを保持する応答用過去データ保護手段と、
    継続的なデータ保護を行う継続的データ保護手段と、
    前記応答用過去データ保護手段と前記継続的データ保護手段のデータからデータを合成するデータ合成手段と、
    を備えたストレージと、
    アプリケーションの静止点を検出して管理する静止点管理手段と、
    を備え、
    ストレージに対して要求データの時刻指定付リード要求を受け、前記静止点管理手段は、要求された時刻に最も近い対象データの静止点の情報を得、前記静止点の情報を、ストレージの前記データ合成手段に通知し、
    前記データ合成手段は、前記応答用過去データ保護手段内に、前記静止点管理手段で得られた前記静止点に対応する時刻の応答用の過去データが存在するか否か探索し、前記時刻のデータが存在する場合には、前記応答用過去データ保護手段から該当データを取り出し、
    一方、前記静止点に対応する時刻のデータが存在しない場合には、前記データ合成手段は、前記応答用過去データ保護手段から、前記時刻に近隣のデータを取り出し、前記継続的データ保護手段から、取り出された近隣データと指定された時刻のデータの差分情報を得、前記近隣データと前記差分情報とから、前記時刻のデータを合成し応答として返す、ことを特徴とするストレージシステム。
  11. データの更新が発生したとき、変更内容をログとして時系列的に記録していくことで、過去の時点のデータを復元自在としてなる、データ保護機能を具備したストレージシステムのデータ保護方法であって、
    ストレージへのアクセスの履歴情報の解析結果、及び/又は、外部から通知された情報に基づき、データ・アクセスに関する所定の契機を抽出する工程と、
    前記抽出された所定の契機に対応するデータを、前記ストレージに記憶保持されているデータとログ情報とから作成し、該作成したデータを、前記所定の契機に対応したデータとして、前記ストレージに記憶する工程と、
    を含み、
    前記ストレージでは、所定の時間間隔をもって互いに離間しているそれぞれの時点での過去データが前記時点に関連付けて記憶保持され、
    前記過去データが格納されない時間区間内に発生したデータ更新については、変更内容が差分情報にて前記ログとして時系列的に記録され、
    アクセス要求で指定された時点のデータが、前記ストレージに過去データとして格納されているか探索し、前記指定された時点の過去データが存在する場合、前記指定された時点の過去データを、前記アクセス要求に対する応答として返し、
    前記アクセス要求で指定された時点の過去データが前記ストレージに記憶されていない場合には、前記指定時点に近隣の過去データを取得するとともに、前記近隣の過去データと指定時点のデータの差分に対応するログ情報を取得し、前記近隣の過去データと前記ログ情報とから、指定時点に対応するデータを復元して、前記アクセス要求に対する応答として返す、ことを特徴とするデータ保護方法。
  12. 前記ストレージへのアクセス要求が、前記所定の契機に対応するデータへのアクセス要求である場合、データの復元は行わず、予め作成された、前記所定の契機に対応したデータを、前記アクセス要求の応答とし、
    一方、前記所定の契機のデータが前記ストレージに記憶されていない場合には、前記ストレージに記憶保持されているデータとログ情報からデータを復元し、前記アクセス要求に対する応答として返す制御を行う工程を含む、ことを特徴とする請求項1記載のデータ保護方法。
  13. データの更新が発生したとき、変更内容をログとして時系列的に記録していく処理を実行することで、過去の時点のデータを復元自在としてなる、データ保護機能を具備したストレージシステムを構成するコンピュータに、
    ストレージへのアクセスの履歴情報の解析結果、及び/又は、外部から通知された情報に基づき、データ・アクセスに関する所定の契機を抽出する処理と、
    前記抽出された所定の契機に対応するデータを、前記ストレージに記憶保持されているデータとログ情報とから作成し、該作成したデータを、前記所定の契機に対応したデータとして、前記ストレージに記憶する処理と、
    前記ストレージに、所定の時間間隔をもって互いに離間しているそれぞれの時点での過去データを前記時点に関連付けて記憶保持する処理と、
    前記過去データが格納されない時間区間内に発生したデータ更新については、変更内容を差分情報にて前記ログとして時系列的に記録する処理と、
    アクセス要求で指定された時点のデータが、前記ストレージに過去データとして格納されているか探索し、前記指定された時点の過去データが存在する場合、前記指定された時点の過去データを、前記アクセス要求に対する応答として返す処理と、
    前記アクセス要求で指定された時点の過去データが前記ストレージに記憶されていない場合には、前記指定時点に近隣の過去データを取得するとともに、前記近隣の過去データと指定時点のデータの差分に対応するログ情報を取得し、前記近隣の過去データと前記ログ情報とから、指定時点に対応するデータを復元して、前記アクセス要求に対する応答として返す処理と、
    を実行させるプログラム。
  14. 請求項13記載のプログラムにおいて、
    前記ストレージへのアクセス要求が、前記所定の契機に対応するデータへのアクセス要求である場合、データの復元は行わず、予め作成された、前記所定の契機に対応したデータを、前記アクセス要求の応答とし、
    一方、前記アクセス要求に対応する契機のデータが前記ストレージに記憶されていない場合には、前記ストレージに記憶保持されているデータとログ情報からデータを復元し、前記アクセス要求に対する応答として返す制御を行う処理を実行させるプログラム。
  15. 応答用の過去データを保持する応答用過去データ保護手段と、
    継続的なデータ保護を行う継続的データ保護手段と、
    を備え、
    所定の契機に対応するデータを予め作成する過去データ更新処理と、
    前記応答用過去データ保護手段と前記継続的データ保護手段のデータからデータを合成するデータ合成処理と、
    を備えたストレージシステムを構成するコンピュータに、
    前記過去データ更新処理は、前記応答用過去データ保護手段の過去データを、前記継続的データ保護手段のデータを参照して、前記所定の契機に対応するデータを事前に復元し、前記応答用過去データ保護手段に格納し、
    前記データ合成処理は、前記所定の契機のデータへのアクセス要求に対して、前記応答用過去データ保護手段に記憶保持されているデータを応答として返し、
    前記所定の契機以外のデータのアクセス要求に対しては、前記応答用過去データ保護手段と前記継続的データ保護手段のデータから合成したデータを応答として返す処理を行い、
    前記過去データ更新処理と前記データ合成処理と、
    ストレージへのアクセスの履歴情報の解析結果又は外部から通知された情報に基づき、前記契機を前記過去データ更新処理に伝達する契機伝達処理と、を、実行させるプログラム。
  16. 請求項15記載のプログラムにおいて、
    前記契機伝達処理が、前記過去データ更新処理に対して、過去データについて保持すべき時刻を通知し、
    前記過去データ更新処理は、過去データから指定時刻の近隣データを取り出し、前記継続的データ保護手段から、指定時刻の近隣データと、指定された時刻のデータの差分情報を得、データと差分情報から、指定時刻に対応するデータを合成し、合成したデータを応答用過去データ保護手段に保存する、ことを特徴とするプログラム。
  17. 請求項15記載のプログラムにおいて、
    前記契機伝達処理が、前記過去データ更新手段に対して、過去データとして不要なデータを通知し、前記過去データ更新手段は、通知された過去データを、応答用過去データから削除する、ことを特徴とするプログラム。
  18. 請求項15記載のプログラムにおいて、
    前記契機伝達処理は、ストレージへのアクセスの履歴情報を解析し、アクセスが集中している時刻とアクセス対象データを前記過去データ更新処理に通知し、
    前記応答用過去データ保護手段で利用されない過去データの削除を前記過去データ更新処理に通知する、ことを特徴とするプログラム。
  19. 請求項15記載のプログラムにおいて、
    時刻指定付のリード要求を受けた前記データ合成処理は、前記応答用データ保護手段内に指定された時刻の応答用の過去データが存在するか探索し、
    指定された時刻のデータが存在する場合、前記データ合成処理は、前記応答用データ保護手段から指定された時刻の応答用データを取り出し、
    一方、指定された時刻のデータが存在しない場合、前記データ合成処理は、前記応答用データ保護手段から、指定された時刻の近隣データを取り出し、前記継続的データ保護手段から、取り出された近隣データと、指定された時刻の差分情報を得、近隣データと差分情報から指定時刻のデータを合成する、ことを特徴とするプログラム。
  20. 応答用の過去データを保持する応答用過去データ保護手段と、
    継続的なデータ保護を行う継続的データ保護手段と、
    前記応答用過去データ保護手段と前記継続的データ保護手段のデータからデータを合成するデータ合成処理と、
    アプリケーションの静止点を検出して管理する静止点管理処理と、
    を備えたストレージシステムを構成するコンピュータに、
    ストレージに対して要求データの時刻指定付リード要求を受け、前記静止点管理処理は、要求された時刻に最も近い対象データの静止点の情報を得、静止点の情報を、ストレージのデータ合成処理に通知し、
    前記データ合成処理は、応答用過去データ保護手段内に、前記静止点管理処理で得られた静止点に対応する時刻の応答用の過去データが存在するか否か探索し、
    前記静止点に対応する時刻のデータが存在する場合には、前記応答用過去データ保護手段から該当データを取り出し、
    一方、前記静止点に対応する時刻のデータが存在しない場合、前記データ合成処理は、前記応答用過去データ保護手段から、指定された時刻に近隣のデータを取り出し、前記継続的データ保護手段から、取り出された近隣データと、指定された時刻のデータの差分情報を得、前記近隣データと前記差分情報とから、指定された時刻のデータを合成し応答として返す処理を行い、
    前記静止点管理処理と前記データ合成処理を実行させるプログラム。
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