JP5123033B2 - 水処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、処理装置に関する。
従来から、水道等に取り付けて用いる水処理装置が広く提供されている。水処理装置の流路中には、活性炭や中空糸膜を内蔵した水処理カートリッジを交換可能に装着しており、水処理カートリッジが劣化して寿命に至ると、これを通知して交換を促すようになっている(特許文献1参照)。通知にしたがって水処理カートリッジを新品に交換することで、引き続き、高い水処理性能を発揮することができる。
使用済みの水処理カートリッジは廃棄することが一般的であるが、環境負荷を軽減する必要性等を考慮すれば、この水処理カートリッジについてもリサイクル処理を行うことが好ましい。ところが、一口に使用済みの水処理カートリッジといっても、どの程度劣化しているのかは様々である。
したがって、リサイクル処理に際しては、各水処理カートリッジの劣化具合に応じた手順でリサイクルを行うことが更に好ましい。しかし、従来の水処理カートリッジには劣化具合を記録しておく術がないので、全ての使用済みのカートリッジに対して同一のリサイクル処理を行っていくことになり、環境負荷の面やコスト面で問題がある。
また、水処理装置のメーカ等にとっては、地域毎の水質データを入手したいという要望がある。地域毎の水質データは、例えば積算処理量の割に劣化が著しい場合には水質が悪いといったように、使用しているカートリッジの劣化具合を基にして判断することができる。しかし、水処理装置ごと回収して劣化具合のデータを収集することは非常に困難であるという問題がある。
特開2001−70943号公報
本発明は上記問題点に鑑みて発明したものであって、水処理カートリッジ毎に最適なリサイクル処理を行うことができ、また、地域毎の水質データを収集することも可能な処理装置を提供することを、課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明を、カートリッジ固有情報を記憶させた記憶手段9を具備する水処理カートリッジ4を、流路中に着脱自在に装着する水処理装置であって、流路2中に配置した少なくとも流量センサ14を含むカートリッジ劣化検知手段11と、カートリッジ劣化検知手段11が検知したカートリッジ劣化情報を前記記憶手段9に書き込むための書き込み手段と、前記記憶手段9の記憶情報を読み込む読み込み手段41と、カートリッジ劣化情報を基にして、水処理カートリッジ4の累積流量を検知するとともに水処理カートリッジ4の劣化具合を推定し、その累積流量と劣化具合とを書き込み手段41を介して記憶手段9に記憶させる制御装置15とを備え、カートリッジ劣化検知手段9は、導電率センサ12による導電率の検知、圧力センサ13による濾過圧の検知、濁りセンサによる濁りの検知うち少なくとも1つと、流量センサ14による瞬時流量の検知を実施して前記カートリッジ劣化情報を取得する。このようにすることで、本発明の水処理装置に装着した水処理カートリッジ4を回収してリサイクル処理するに際しては、記憶手段9に記録してあるカートリッジ劣化情報を読み取ることで、その水処理カートリッジ4に応じた最適なリサイクル処理を行うことが可能となる。したがって、全ての使用済みの水処理カートリッジ4に対して同一のリサイクル処理を行うような場合に比べて、環境負荷やコストを大幅に抑制することができる。また、水処理装置のメーカ等にとっては、リサイクルの際に水処理カートリッジ4だけを回収し、記憶手段9に記憶させてあるカートリッジ劣化情報を読み取ることで、水質等に関する各種のデータ収集を行うことができる。また、記憶手段9がカートリッジ固有情報を記憶させたものであることで、使用中に追記したカートリッジ劣化情報とカートリッジ固有情報を基にして、水処理カートリッジ4の劣化具合や使用環境の水質を更に正確に判断することができる。
また、水処理カートリッジ4の記憶情報を読み込む読み込み手段41を具備することで、他の水処理装置で用いていた水処理カートリッジ4を装着した際には、読み込み手段41を介してカートリッジ劣化情報等を読み込んで使用することができる。したがって、例えば付け替えた水処理カートリッジ4が既に寿命に達している場合には、寿命であることを速やかに使用者に通知することや、使用を禁止する等の安全性確保の対応が可能になる。
また、導電率センサ12、圧力センサ13、濁りセンサのうち少なくとも一つと、流量センサ14とを用いて、水処理能力の低下を正確に把握することができる。更に、これらセンサを用いて水処理装置の異常を検知することも可能であるため、非常に高い信頼性をもった水処理装置となる。
更にこのとき、カートリッジ劣化検知手段11は、水処理カートリッジ4の上流側および下流側に配置した導電率センサ12を含むことが好適である。このようにすることで、水処理カートリッジ4を通過する前後の水の導電率を常時検知して比較し、水処理能力の低下を非常に正確に把握することが可能となる。加えて、水処理カートリッジ4の破損等の異常によって水質が悪化した場合でも、これを正確に検知することが可能である。
また、水処理カートリッジ4の上流側に供給ポンプ31を配置し、水処理カートリッジ4の下流側には、排水用分岐流路32と、該排水用分岐流路32を開閉する開閉弁34とを設けることも好適である。このようにすることで、逆浸透膜30を用いた水処理カートリッジ4を装着して用いる場合において、供給ポンプ31の出力を変化させて処理流量や供給圧力を変更することや、開閉弁34の開度を変化させて排水の濃縮率を変更することが可能となる。
更にこのとき、カートリッジ劣化検知手段11として、供給ポンプ31の電流値を検知する電流センサを用いることも好適である。電流センサの検知する電流値が所定値を超えた場合には、水処理カートリッジ4に詰まりが生じたと判断することができるので、これを利用して劣化具合を検知することが可能となる。
また、カートリッジ劣化検知手段11が検知したカートリッジ劣化情報を外部に発信する通信装置18を具備することも好適である。このようにすることで、水処理カートリッジ4が劣化して寿命に達するような場合に、これを使用者等に速やかに通知してカートリッジ交換、メンテナンス等の対応をとることができる。更に、水処理カートリッジ4を販売、設置した後にロット不良等が発見された場合には、通信装置18を用いて何処にどれぐらいの水処理装置や水処理カートリッジ4が使用されているかを速やかに把握して対策を講じることができる。
また、カートリッジ劣化情報を表示する情報表示部27を、水処理カートリッジ4を装着する水処理装置本体1とは別体に備えることも好適である。このようにすることで、水処理装置本体1はキッチンのシンク下等に設置しておくことができ、邪魔にならず見栄えのよい収納が可能となる。
更にこのとき、情報表示部27は、携帯電話26の画面を用いたものであることが好適である。このようにすることで、水処理装置本体1の製造コストを低減させることができる。しかも、使用者は情報を得るために水処理装置本体1の近くにいる必要はなく、外出先等のどの場所にいても確実に情報を得て速やかに対処することが可能となる。
本発明は、カートリッジ固有情報を記憶させた記憶手段を具備する水処理カートリッジを、流路中に着脱自在に装着する水処理装置であって、流路中に配置した少なくとも流量センサを含むカートリッジ劣化検知手段と、カートリッジ劣化検知手段が検知したカートリッジ劣化情報を前記記憶手段に書き込むための書き込み手段と、前記記憶手段の記憶情報を読み込む読み込み手段と、カートリッジ劣化情報を基にして、水処理カートリッジの累積流量を検知するとともに水処理カートリッジの劣化具合を推定し、その累積流量と劣化具合とを書き込み手段を介して記憶手段に記憶させる制御装置とを備え、カートリッジ劣化検知手段は、導電率センサによる導電率の検知、圧力センサによる濾過圧の検知、濁りセンサによる濁りの検知のうち少なくとも一つと、前記流量センサによる瞬時流量の検知とを実施して前記カートリッジ劣化情報を取得するものである。したがって、水処理カートリッジをリサイクル処理するための環境負荷やコストを大幅に抑制することができるという効果や、水処理カートリッジだけを回収することで水質等に関する各種のデータを収集することができるという効果を奏する。また、記憶手段がカートリッジ固有情報を記憶させたものであることで、水処理カートリッジの劣化具合や使用環境の水質を更に正確に判断することができるという効果を奏する。
また水処理カートリッジの記憶情報を読み込む読み込み手段を具備したことで他の水処理装置で用いていた水処理カートリッジを装着した際に、その水処理カートリッジの記憶情報を基にして速やかに且つ正確に劣化具合を判定することができるという効果を奏する。
また、導電率センサ、圧力センサ、濁りセンサのうち少なくとも一つと、流量センサとを用いて、水処理能力の低下を正確に把握するとともに、これらセンサを用いて水処理装置の異常を検知することもできるという効果を奏する。
また、カートリッジ劣化検知手段が、水処理カートリッジの上流側および下流側に配置した導電率センサを含むことで、上述の効果に加えて、水処理能力の低下を非常に正確に把握することが可能になるとともに、水処理カートリッジの破損等の異常によって水質が悪化した場合でも、これを正確に検知することができるという効果を奏する。
また水処理カートリッジの上流側に供給ポンプを配置し、水処理カートリッジの下流側には、排水用分岐流路と、該排水用分岐流路を開閉する開閉弁とを設けたことで、上述の効果に加えて、逆浸透膜を用いた水処理カートリッジを装着して用いる場合において、供給ポンプの出力を変化させて処理流量や供給圧力を変更することや、開閉弁の開度を変化させて排水の濃縮率を変更することが可能になるという効果を奏する。
またカートリッジ劣化検知手段として、供給ポンプの電流値を検知する電流センサを用いたことで、上述の効果に加えて、電流センサの検知する電流値が所定値を超えた場合には、水処理カートリッジに詰まりが生じたと判断することができるという効果を奏する。
またカートリッジ劣化検知手段が検知したカートリッジ劣化情報を外部に発信する通信装置を具備したことで、上述の効果に加えて、水処理カートリッジが寿命に達した場合に速やかにカートリッジ交換、メンテナンス等の対応をとることが可能になるという効果や、水処理カートリッジを販売、設置した後にロット不良等が発見された場合には、通信装置を用いて水処理カートリッジの使用状況を速やかに把握して対策を講じることができるという効果を奏する。
またカートリッジ劣化情報を表示する情報表示部を、水処理カートリッジを装着する水処理装置本体とは別体に備えたことで、上述の効果に加えて、水処理装置本体は邪魔にならず見栄えのよい場所に収納しておくことが可能になるという効果を奏する。
また情報表示部が携帯電話の画面を用いたものであることで、上述の効果に加えて、水処理装置本体の製造コストを低減させるとともに、使用者は外出先等のどの場所にいても確実に情報を得て速やかに対処することができるという効果を奏する。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。図1には、本発明の実施形態における一例の水処理装置の構成を概略的に示している。水処理装置本体1内には、原水配管から供給される原水を通過させて処理水として供給するための流路2を貫通形成している。流路2中には、濾過材3を内蔵した水処理カートリッジ4を着脱自在に装着している。
水処理カートリッジ4は、図2に示すように、原水流入口5aおよび処理水流出口5bを有する筒型のカートリッジハウジング5内に、濾過材3を成すメッシュフィルタ24、活性炭6および中空糸膜7を充填した構造である。中空糸膜7は、カートリッジハウジング5内の中空糸膜固定部8を介して固定してある。そして、カートリッジハウジング5の外周面上に、本発明の記憶手段9を成すICチップ10を埋め込み固定している。
更に、水処理装置本体1の流路2中には、流路2中を流れる水の状態を検知することで水処理カートリッジ4の劣化具合(残り寿命)を検知することのできるカートリッジ劣化検知手段11を配置している。カートリッジ劣化検知手段11として具体的には、水処理カートリッジ4の上流側および下流側に配置される導電率センサ12と、水処理カートリッジ4の上流側に配置される圧力センサ13と、水処理カートリッジ4の下流側に配置される流量センサ14とを配置している。上記各センサ12,13,14は、水処理装置本体1に内蔵してある制御装置15に対してその検知情報を入力するようになっている。流路2の上記各センサ12,13,14よりも上流側の位置には、水処理カートリッジ4を異物から保護するためのフィルタ25を配置している。
流路2の上記各センサ12,13,14よりも下流側の位置には、電磁弁から成る開閉弁16を介在させている。開閉弁16は制御装置15に電気接続させており、制御装置15からの指令に基づいて開弁および閉弁を切換える。また、水処理装置本体1内に所定姿勢で装着される水処理カートリッジ4のICチップ10と対向する位置には、ICチップ10に対して各種情報の書き込みや読み込みを行うためのリーダライタ部17を配置している。リーダライタ部17は制御装置15に電気接続させている。このリーダライタ部17が、後述のカートリッジ劣化情報をICチップ10に書き込むための書き込み手段40と、ICチップ10の記憶情報を読み込む読み込み手段41とを成すようになっている。
上記構成の水処理カートリッジを装着した水処理装置によれば、流路2内に流入してきた原水は、水処理カートリッジ4内を通過する際に活性炭6や中空糸膜7によって浄化処理され、処理水となったうえで流路2から装置外に供給される。なお、運転中において開閉弁16は開弁した状態に保持される。
このとき、流路2に取り付けた上流側の導電率センサ12が原水の導電率を検知するとともに、下流側の導電率センサ12が処理水の導電率を検知し、各導電率センサ12は検知結果を制御装置15に送信する。圧力センサ13は、水処理装置の動作時において水処理カートリッジ4にかかる濾過圧を検知し、検知結果を制御装置15に送信する。流量センサ14は、運転時の瞬時流量を検知し、検知結果を制御装置15に送信する。
制御装置15は、上流側および下流側の導電率センサ12の検知結果を比較することで、水処理カートリッジ4による水質変化の割合を分析し、水処理カートリッジ4の劣化具合を推定する。ここで得たカートリッジ劣化情報は、リーダライタ部17を介して水処理カートリッジ4のICチップ10に書き込んでいく。カートリッジ劣化情報とは、即ち水処理カートリッジ4がどの程度劣化して寿命に近づいているのかに関する情報であり、例えば、残りどの程度の通水量や使用時間でその水処理カートリッジ4が寿命に達するか、等の各種情報である。
そして、導電率センサ12の検知結果を基にして水質が所定水準にまで向上していないと推定される場合には、制御装置15は、水処理カートリッジ4が寿命にまで達したというカートリッジ劣化情報を、水処理カートリッジ4のICチップ10に書き込むとともに、開閉弁16を閉弁させて水質の安全性を確保する。
また、制御装置15は、圧力センサ13による濾過圧の検知結果を、初期運転状態での検知結果や設定値と比較することで、水処理カートリッジ4の劣化具合を推定する。ここで得たカートリッジ劣化情報は、リーダライタ部17を介して水処理カートリッジ4のICチップ10に書き込んでいく。そして、圧力センサ13で検知した濾過圧が所定値以上に達した場合には、制御装置15は、水処理カートリッジ4が寿命にまで達したというカートリッジ劣化情報を、水処理カートリッジ4のICチップ10に書き込むとともに、開閉弁16を閉弁させて水質の安全性を確保する。
更に、制御装置15は、流量センサ14による瞬時流量の検知結果を基にして水処理カートリッジ4の累積流量を検知する。制御装置15は、検知した累積流量が一定量に達するたびに、その一定量に達したことを、リーダライタ部17を介して水処理カートリッジ4のICチップ10に書き込んでいく。そして、検知した累積流量が所定量以上に達した場合には、制御装置15は、水処理カートリッジ4が寿命にまで達したというカートリッジ劣化情報を、水処理カートリッジ4のICチップ10に書き込むとともに、開閉弁16を閉弁させて水質の安全性を確保する。
本例ではカートリッジ劣化検知手段11として、導電率センサ12、圧力センサ13、流量センサ14を用いているが、その他にも、濁りセンサを用いて水処理カートリッジ4の上流側および下流側の水質を検知するといった手段を用いてもよい。ここでの導電率センサ12、圧力センサ13、流量センサ14、濁りセンサ等の各センサは、少なくとも一つを備えていればよい。また、カートリッジ劣化情報として、使用開始日や使用経過時間をICチップ10に追記してもよい。
上記のようにカートリッジ劣化情報が追記されるICチップ10には、予めカートリッジ固有情報を記憶させている。カートリッジ固有情報は、各水処理カートリッジ4に固有な製品情報であって、例えば水処理カートリッジ4の製造日、製造工場、製造ロット、適応機種、性能情報等である。制御装置15は、リーダライタ部17を介して、ICチップ10に予め記録してある上記カートリッジ固有情報や、運転中に追記したカートリッジ劣化情報を適宜読み取ることができる。
したがって、本例の水処理カートリッジ4を回収してリサイクル処理するに際しては、ICチップ10に記録してあるカートリッジ固有情報やカートリッジ劣化情報を読み取ることで、その水処理カートリッジ4に応じた最適なリサイクル処理を行うことができる。これにより、全ての使用済みの水処理カートリッジ4に対して100パーセントのリサイクル処理を行うような場合に比べて、環境負荷やコストを大幅に抑制することができる。
また、水処理装置のメーカにとっては、リサイクルの際に水処理カートリッジ4だけを回収し、ICチップ10のカートリッジ固有情報やカートリッジ劣化情報を読み取ることで、水質等に関する各種のデータ収集を行うことができる。
更に、水処理カートリッジ4を別の水処理装置に付け替えた際には、この別の水処理装置においてICチップ10のカートリッジ固有情報やカートリッジ劣化情報を読み込んだうえで、引き続きICチップ10にカートリッジ劣化情報を書き込んでいくことができる。付け替えた水処理カートリッジ4が既に寿命に達しているものであれば、この別の水処理装置は寿命情報を読み取って速やかに使用者に通知するとともに、開閉弁16を閉弁して水質の安全性を確保する。
更に、例えばICチップ10を備えない模造品の水処理カートリッジ4を装着した場合には、リーダライタ部17を通じてこれを検知した制御装置15が模造品である旨を使用者に通知して開閉弁16を閉弁させるように設定することも可能である。これにより、模造品の使用を禁止して、水質の安全性を確保することができる。また、停電が生じる等して水処理装置本体1がリセットされた場合であっても、カートリッジ劣化情報はICチップ10に記憶させてあるので、引き続き、水処理カートリッジ4の劣化具合を正確に把握しながら使用することができる。
次に、本発明における他例の水処理装置について、図3および図4に基づいて説明する。なお、本例の基本的な構成は上記した一例の構成と同様であるから、以下においては、一例と同様の構成については同一符号を付して詳しい説明を省略し、一例とは相違する特徴的な構成についてのみ詳述する。
図3および図4に示すように、本例の水処理装置本体1には、外部サーバとの間で情報通信を行うための通信装置18を設け、CPUから成る制御装置15に通信装置18を電気接続させている。通信装置18は、携帯電話、PHS、無線LAN装置等を用いたワイヤレス通信装置であってもよいし、或いは、有線通信装置であってもよい。
図4に示すように、上記通信装置18は、外部のASP(アプリケーション・サービス・プロバイダ)サーバ19との間で情報の送受信を行う。通信装置18を通じて水処理装置本体1からASPサーバ19に通知する管理情報は、カートリッジ劣化情報や、メンテナンス情報、異常管理情報、消耗品切れ情報、ボトル水切れ情報、各使用状態情報等である。
そして、本例の水処理装置においては、使用者が所有する携帯電話26の画面を、水処理装置本体1とは別体に設けた情報表示部27として用いている。つまり、使用者のものとして登録してある携帯電話26に対して、APSサーバ19から消耗品交換、異常、警報、運転状態、履歴、寿命残、新商品情報等の使用者宛の情報がメールで通知され、使用者はこのメール情報を携帯電話26の画面上に表示させることができる。更に、携帯電話26に通知された情報を、SDカード等の記憶媒体28を介して、テレビ等の他の電化製品29の画面上に表示させてもよい。
情報を通知された使用者は、携帯電話26のメール機能を用いて、APSサーバ19に対して消耗品交換、メンテナンス対応、ボトル水の発注等のユーザ依頼情報を返信する。このユーザ依頼情報を受けたAPSサーバ19は、メンテナンス会社20に対する修理依頼や、複数社あるボトル水メーカ21のいずれかに対する注文や、データセンタ22に対する使用情報の提供を行う。メーカ23は、メンテナンス会社20、ボトル水メーカ21、データセンタ22等と契約を結んでおり、部品収入、APS収入、リベート収入、次期開発アイデアの蓄積、CS(顧客満足度)向上等が得られるようになっている。
このように携帯電話26を活用することで、水処理装置本体1に情報表示部27を別途設置する必要がなくなる。したがって、水処理装置本体1の製造コストを低減するとともに、装置全体をコンパクト化することができる。また、使用者が情報を視認できる箇所に水処理装置本体1を設置する必要がないので、例えばキッチンのシンク下に設置する等の設置自由度が非常に高くなる。そのうえ、使用者が何処にいても携帯電話26を通じて情報を知ることができるという利点がある。なお、携帯電話26の画面の代わりに、使用者のPC等の他のモバイル端末の画面を利用してもよい。
次に、本発明の実施形態における更に他例の水処理装置について、図5および図6に基づいて説明する。なお、本例の基本的な構成は上記した一例や他例の構成と同様であるから、以下においては、一例や他例と同様の構成については同一符号を付して詳しい説明を省略し、一例や他例とは相違する特徴的な構成についてのみ詳述する。
本例の水処理カートリッジ4は、濾過材3として逆浸透膜30を用いたものであり、原水を浄化する場合に、処理水と同時に原水が濃縮された排水がカートリッジハウジング5の排水流出口5cから排出される構造になっている。また、水処理装置本体1の流路2においては、水処理カートリッジ4の上流側に供給ポンプ31を配置するとともに、水処理カートリッジ4の下流側には、排水流出口5cに連通する排水用分岐流路32と、該排水用分岐流路32中に配置される導電率センサ33と、該排水用分岐流路32を開閉する電磁弁から成る開閉弁34とを設けている。
ところで、逆浸透膜30を用いた水処理カートリッジ4においては、排水の濃縮率が高すぎると、逆浸透膜30の表面でカルシウムやマグネシウム、シリカ等の硬度成分が濃縮して析出し、水処理カートリッジ4を閉塞させる原因となる。一方、濃縮率が低すぎると、無駄な排水が大量に排出されることになるため、水道代や電気代が余分にかかる原因となる。したがって、濃縮率は適切な範囲内に設定する必要がある。
これに対して、本例の水処理装置では、排水用分岐流路32中の導電率センサ33が排水側の導電率を検知し、制御装置15に検知結果を送信する。原水の導電率は、上流側の導電率センサ12が検知して制御装置15に送信する。制御装置15は、上流側の導電率センサ12が検知する原水の導電率と、導電率センサ33が検知する排水側の導電率とを基に、水処理カートリッジ4での濃縮率を算出する。更に、制御装置15は算出した濃縮率を所定の上限閾値と対比し、濃縮率が所定閾値を越える高い水準にあると判定した場合には、開度を増す方向に開閉弁34を制御することで、濃縮率を下げることができる。或いは、供給ポンプ31の回転数を下げて供給圧力を低下させることでも、濃縮率を下げることができる。
逆に、制御装置15は、濃縮率が所定の下限閾値を下回る低い水準にあると判定した場合には、開度を減ずる方向に開閉弁34を制御することで、濃縮率を上げることができる。或いは、供給ポンプ31の回転数を上げて供給圧力を上昇させることでも、濃縮率を上げることができる。
そして、本例の制御装置15は、上流側および下流側の導電率センサ12、圧力センサ13、流量センサ14等の検知結果を基にして逆浸透膜30の劣化具合を判断する。逆浸透膜30の劣化具合が一定以上進行したと判断した場合には、制御装置15は、処理水用の開閉弁16を閉弁させるとともに排水用の開閉弁34を開弁させた状態を保持しながら、供給ポンプ31を一定時間駆動させる。これにより、逆浸透膜30の表面に堆積した不純物成分を排水内に流し、性能を回復させることができる。このとき、薬品等を上流側から通水することで、より確実に回復させることも可能である。
なお、本例の水処理装置においては、カートリッジ劣化検知手段11として、供給ポンプ31の電流値を検知する電流センサ(図示せず)を用いることも好適である。電流センサの検知する電流値が所定値を超えた場合には、水処理カートリッジ4に詰まりが生じたと判断することができるので、これを利用して劣化具合を検知することが可能となる。
本発明の実施形態における一例の水処理装置を示す概略構成図である。 同上の水処理装置に装着する水処理カートリッジの断面図である。 本発明の実施形態における他例の水処理装置を示す概略構成図である。 同上の水処理装置の通信ネットワークを用いた水周りサービスを示す概略構成図である。 本発明の実施形態における更に他例の水処理装置を示す概略構成図である。 同上の水処理装置に装着する水処理カートリッジの断面図である。
符号の説明
1 水処理装置本体
2 流路
4 水処理カートリッジ
9 記憶手段
10 ICチップ
11 カートリッジ劣化手段
12 導電率センサ
13 圧力センサ
14 流量センサ
15 制御装置
18 通信装置
26 携帯電話
27 情報表示部
31 供給ポンプ
32 排水用分岐流路
34 開閉弁
40 書き込み手段
41 読み込み手段

Claims (7)

  1. カートリッジ固有情報を記憶させた記憶手段を具備する水処理カートリッジを、流路中に着脱自在に装着する水処理装置であって、
    流路中に配置した少なくとも流量センサを含むカートリッジ劣化検知手段と、
    カートリッジ劣化検知手段が検知したカートリッジ劣化情報を前記記憶手段に書き込むための書き込み手段と、
    前記記憶手段の記憶情報を読み込む読み込み手段と、
    カートリッジ劣化情報を基にして、水処理カートリッジの累積流量を検知するとともに水処理カートリッジの劣化具合を推定し、その累積流量と劣化具合とを書き込み手段を介して記憶手段に記憶させる制御装置とを備え
    前記カートリッジ劣化検知手段は、
    導電率センサによる導電率の検知、圧力センサによる濾過圧の検知、濁りセンサによる濁りの検知のうち少なくとも一つと、前記流量センサによる瞬時流量の検知とを実施して前記カートリッジ劣化情報を取得することを特徴とする水処理装置。
  2. カートリッジ劣化検知手段は、水処理カートリッジの上流側および下流側に配置した導電率センサを含むことを特徴とする請求項1に記載の水処理装置。
  3. 水処理カートリッジの上流側に供給ポンプを配置し、水処理カートリッジの下流側には、排水用分岐流路と、該排水用分岐流路を開閉する開閉弁とを設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の水処理装置。
  4. カートリッジ劣化検知手段として、供給ポンプの電流値を検知する電流センサを用いることを特徴とする請求項に記載の水処理装置。
  5. カートリッジ劣化検知手段が検知したカートリッジ劣化情報を外部に発信する通信装置を具備することを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の水処理装置。
  6. カートリッジ劣化情報を表示する情報表示部を、水処理カートリッジを装着する水処理装置本体とは別体に備えたことを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の水処理装置。
  7. 情報表示部は、携帯電話の画面を用いたものであることを特徴とする請求項に記載の水処理装置
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