JP5121292B2 - 形状測定方法及び装置 - Google Patents

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Description

本発明は、工作物のような被測定物と測定プローブとを接触させ被測定物の形状を測定する形状測定方法及び測定装置に関する。
工作機械により加工された工作物(ワーク)などは、所望の形状に加工されているか否かを確認するために、その3次元寸法を測定する必要がある。工作物の寸法測定の際には、工作物の表面の所定の位置の3次元座標を測定し、測定された3次元座標値に基づいて工作物の寸法を測定する。このような物体の表面の3次元座標を測定する場合には、3次元的に変位可能に測定ヘッドに支持された測定子の先端に球部(以下測定球と呼ぶ)が設けられており、3次元座標系における測定ヘッドに対する測定球の変位量を検出可能になっている測定プローブを用いることが一般的である。
従来の3次元座標測定では、被測定物の表面に接触すると被測定物の表面から抗力を受けてその抗力の方向に変位する測定球を備えた測定プローブを用い、被測定物の表面の所望の点にその法線方向から測定プローブをアプローチさせて被測定物に接触させることにより、測定ヘッドに対して測定球を変位させ、接触点を通る被測定物の表面の法線の延長上に実際の測定球の中心と変位していないと仮定したきの測定球の中心とが位置していると仮定して、測定ヘッドの基準点の3次元座標と、測定ヘッドの基準点と測定子の先端の測定球の中心との相対位置(相対座標)と、測定ヘッドの基準点に対する測定球の中心の変位量及び方向と、測定球の半径とから、接触点における被測定物の表面の3次元座標を求めている。
上述の3次元座標測定方法では、測定ヘッドに対する測定球の変位方向すなわち測定球が被測定物の表面から受ける抗力の方向が法線方向に一致していることが重要となる。一方、測定プローブの測定球が被測定物の表面に接触した後、その表面に沿って移動すると、被測定物の表面と測定球との間に摩擦力が生じ、この摩擦力の影響によって、測定球に対する抗力が接触点における被測定物の表面の法線方向に向かなくなる。したがって、被測定物の表面と測定球との間に摩擦を生じさせることなく正確に接触点の3次元座標を測定するためには、測定球が被測定物との接触後に被測定物の表面に沿って移動しないように、被測定物の表面の所望の点にその法線方向から正確にアプローチさせる必要がある。
このように法線方向からのアプローチを実現して正確な3次元座標の測定を行うために、例えば、特許文献1は、XYZ方向に等しい変位‐荷重特性を有し被測定物の表面から受けた抗力の方向に変位をする測定球を備えた測定プローブを用い、被測定物の斜面から受ける抗力の方向に測定球が変位することを前提として、接触点において測定球が受ける抗力の方向ベクトルを求め、求めた抗力の方向ベクトルに基づいてこの接触点に摩擦力の影響を減ずる方向からのアプローチを繰り返して前回アプローチ終了時との変位量の差が予め定められた範囲内になったときに、摩擦力の影響がなくなってこのときの抗力の方向ベクトルが接触点における法線ベクトルに一致するようになったとみなして、測定球の変位量と測定プローブの位置とから接触点の座標を求める方法を開示している。
詳細には、第1の測定手順として、1軸固定で被測定物に測定プローブをアプローチさせ、測定プローブの測定球を被測定物の表面に沿って移動させてXYZ方向の変位を合成した合成変位量が予め設定された基準値に達したときにアプローチを停止させ、接触点の斜面からの抗力の方向ベクトルを求め、第2の測定手順として、摩擦が生じない方向から第1の測定手順で求めた前回アプローチ終了点へ測定球を位置決めし、測定球の変位量を読み取り、この変位量から演算によって斜面からの抗力の方向ベクトルを求め、第3の測定手順として、前回アプローチ終了時の変位量と今回アプローチ終了時の変位量とを比較してその差が予め定められた範囲内に入るまで第2の測定手順を繰り返し、最終的なアプローチ終了時の変位量を取り込み、第3の測定手順で得た最終アプローチ時のアプローチ方向を接触点における法線方向として、接触点の座標を求めている。
特公平2−29965号公報
従来の3次元座標測定方法では、XYZ方向に等しい変位‐荷重特性を有し被測定物の表面から受けた抗力の方向に変位をする測定球を備えた測定プローブが使用されていた。しかしながら、このような測定プローブは高価であり、被測定物の表面から受けた抗力の方向に変位しない安価なタイプの測定プローブを用いた場合でも、正確な3次元座標測定を行えるようにすることが望まれる。また、特許文献1の測定方法では、第1の測定手順におけるアプローチ終了点における抗力の方向を求めることになるので、被測定物上の所望点における3次元座標の測定が困難であるという問題もある。
本発明は前述の問題点を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、被測定物の表面から受けた抗力の方向に変位しないタイプの測定プローブを用いた場合でも、目標点の3次元座標の正確な測定を可能にすることにある。
前述の目的を達成するため、測定ヘッドに対して3次元変位可能に測定球を支持しており3次元座標系における前記測定ヘッドに対する測定球の変位量を検出可能になっている測定プローブを用い、当該測定プローブと被測定物とを相対移動させて前記測定球を被測定物に接触させることにより、被測定物の形状を測定する形状測定方法であって、(a)前記測定プローブと前記被測定物とを相対移動させることにより、前記測定プローブを予め定められた姿勢で任意の方向から目標点に向けてアプローチさせ、前記測定プローブの測定球を前記被測定物と接触させて前記測定ヘッドに対して変位させるステップと、(b)前記アプローチの方向と前記測定ヘッドに対する前記測定球の変位の方向との差が予め定められた範囲内か否かを判定するステップと、(c)前記アプローチの方向と前記測定ヘッドに対する前記測定球の変位の方向との差が前記予め定められた範囲外のとき、前記測定プローブを前記予め定められた姿勢で前記測定球の変位の方向から前記目標点に向けて再度アプローチさせ、前記測定プローブの測定球を前記被測定物と接触させて前記測定ヘッドに対して変位させるステップと、(d)前記ステップ(c)における前記アプローチの方向と前記測定ヘッドに対する前記測定球の変位の方向との差が前記予め定められた範囲内になるか又はアプローチ回数が所定回数になるまで前記ステップ(b)及び(c)を繰り返すステップと、(e)前記アプローチの方向と前記測定ヘッドに対する前記測定球の変位の方向との差が前記予め定められた範囲内になったときの前記アプローチによる前記測定ヘッドに対する前記測定球の変位量と前記測定ヘッドの3次元座標位置とに基づいて接触点における前記被測定物の3次元座標を求めるステップとを含む形状測定方法が提供される。
前記ステップ(e)は、前記アプローチの方向と前記測定ヘッドに対する前記測定球の変位の方向との差が前記予め定められた範囲内になった後、前記測定ヘッドに対する前記測定球の変位量の変化が予め定められた範囲内になるか又はアプローチ回数が所定回数になるまで、当該アプローチ方向と同じ方向から前記目標点に向けた所定移動量の前記測定プローブのアプローチを複数回繰り返すステップと、前記測定ヘッドに対する前記測定球の変位量の変化が前記予め定められた範囲内になったときの前記測定球の変位量と前記測定ヘッドの3次元座標位置とに基づいて接触点における前記被測定物の3次元座標を求めるステップとでなることが好ましい。
さらに、前述の目的を達成するために、被測定物と測定球を接触させて、被測定物の形状を測定する形状測定装置であって、測定ヘッドに対して3次元変位可能に測定球を支持しており3次元座標系における前記測定ヘッドに対する測定球の変位量を検出可能になっている測定プローブと、前記測定プローブと被測定物とをX、Y及びZ軸方向に相対移動させ、前記測定プローブを予め定められた姿勢で任意の方向から目標点にアプローチさせ、前記測定プローブの前記測定球を前記被測定物と接触させて前記測定ヘッドに対して変位させる移動装置と、前記測定プローブの前記測定ヘッドに対する前記測定球の変位量を検出する変位検出部と、前記変位検出部によって検出された前記測定球の変位量から前記測定球の変位方向を求める変位方向検出部と、前記アプローチの方向と前記変位方向検出部によって求められた前記測定球の変位方向との差を演算する誤差演算部と、前記誤差演算部によって演算された差が予め定められた範囲内になるまで、前記変位方向検出部によって求められた前記測定球の変位方向と逆の方向を次のアプローチ方向に設定するアプローチ方向補正部と、前記アプローチ方向補正部によって設定されたアプローチ方向から前記測定プローブを前記目標点に向けてアプローチさせ、前記測定プローブの測定球を前記被測定物に接触させて前記測定ヘッドに対して変位させるアプローチ指令部と、前記アプローチの方向と前記測定ヘッドに対する前記測定球の変位の方向との差が予め定められた範囲内になったときの前記アプローチによる前記測定ヘッドに対する前記測定球の変位量と前記測定ヘッドの3次元座標位置とに基づいて接触点における前記被測定物の3次元座標を求める座標演算部とを具備する形状測定装置が提供される。
前記アプローチの方向と前記測定ヘッドに対する前記測定球の変位の方向との差が予め定められた範囲内になった後、前記測定ヘッドに対する前記測定球の変位量の変化が予め定められた範囲内になるか又はアプローチ回数が所定回数になるまで、当該アプローチ方向と同じ方向から前記目標点に向けた所定移動量の前記測定プローブのアプローチを複数回繰り返し、前記測定球の変位量の変化が予め定められた範囲内にあるか否かを判定する変位量安定判定部をさらに具備し、前記座標演算部は、前記変位量安定判定部により前記測定球の変位量の変化量が前記予め定められた範囲内にあると判定されたときに、前記変位検出部によって検出された前記測定球の変位量と前記測定ヘッドの3次元座標位置とに基づいて接触点における前記被測定物の3次元座標を求めることが好ましい。
接触点の3次元座標を測定するためには、測定球が被測定物の表面と接触した後に測定球が被測定物の表面に沿って移動することを防止することが重要となる。本発明によれば、被測定物の表面から受けた抗力の方向に変位しないタイプの測定プローブを用いた場合でも、測定プローブを被測定物の表面に接触させたときに測定プローブの測定球が変位する方向を測定プローブ及び測定球のアプローチ方向と概略一致させることができるので、測定球は被測定物と接触した後に測定球のアプローチ方向に変位し、測定球が被測定物の表面に沿って移動することはなくなる。また、測定子が測定ヘッドに対して変位するときに測定球が被測定物の表面に沿って移動しないので、変位していないと仮定した場合の測定球の中心から変位方向に延びる線分上に接触点と変位後の測定球の中心とが位置することになる。したがって、接触点と測定球の中心との距離が測定球の半径に等しいことを利用して、測定ヘッドの3次元座標と測定ヘッドに対する測定球の変位量とから接触点の3次元座標を求めることができる。
また、測定プローブには、同じ位置に同じ方向からアプローチした場合でも最初の数回は、得られる測定球の変位量が安定しない場合がある。本発明のように、測定球の変位方向が安定した後に同じ方向からアプローチを繰り返し、得られる変位量が安定していることを確認すれば、より正確に接触点の3次元座標を測定することができる。
本発明によれば、測定プローブの測定球の変位方向が測定球のアプローチ方向と概略一致させることができるので、測定球は被測定物と接触した後も測定球のアプローチ方向に変位し、測定球が被測定物の表面に沿って移動することがない。よって、被測定物上の所望の点に測定球を接触させることができ、所望する点の3次元座標を正確に測定することが可能になる。
また、測定プローブの測定ヘッドに対して変位するときに測定球が被測定物の表面に沿って移動しないので、測定ヘッドに対して変位していないと仮定した場合の測定球の位置から変位方向に延びる線分上に接触点と変位後の測定球とが位置することになる。このため、接触点と測定球の中心との距離が測定球の半径に等しいことを利用して、測定ヘッドの3次元座標位置と測定ヘッドに対する測定球の変位量とから接触点の3次元座標を求めることができる。したがって、被測定物の表面から受けた抗力の方向に変位しないタイプの測定プローブを用いた場合でも、接触点の3次元座標を正確に測定することが可能となる。
本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の実施の形態を示す形状測定装置の機能ブロック図、図2は本発明による形状測定方法の手順を示すフローチャート、図3は本発明による3次元座標測定原理を説明するための説明図、図4は測定球が被測定物に接触してからアプローチ方向に測定プローブを押し込む距離が測定球の半径に等しくなるようにした場合の位置関係を示す図である。
最初に、図1を参照して、本発明の好ましい実施の形態による形状測定装置11の全体構成を説明する。形状測定装置11は、被測定物13との接触を検出するための測定プローブ15と、被測定物13と測定プローブ15とを相対移動させるための移動装置17と、移動装置17の動作を制御し測定プローブ15による測定結果と測定プローブ15の3次元座標とに基づいて被測定物13の形状を求める制御演算装置19とを備える。
図1に示されている実施の形態では、移動装置17として、ワークを加工するための工作機械が使用されている。工作機械は、ワークを戴置しY軸方向(図1の紙面に垂直な方向)に移動可能であるテーブル21と、ベッド23上に設置されたコラム25と、コラム25上にX軸方向(図1の左右方向)及びZ軸方向(図1の上下方向)に移動可能に支持された主軸27とを備える。工作機械の主軸27には、工具に代えて、測定プローブ15が装着されており、テーブル21上に被測定物13として戴置されたワークと測定プローブ15とをX軸、Y軸及びZ軸方向に相対移動させることができるようになっている。工作機械又は移動装置17は、被測定物13と測定プローブ15とをX軸、Y軸及びZ軸方向に相対移動できるようになっていれば、上記構成に限定される必要はなく、例えば、コラム25上の主軸27がX軸、Y軸及びZ軸方向に移動可能になっていてもよい。また、移動装置17として、工作機械ではなく、専用の装置を使用してもよい。
測定プローブ15は、移動装置17の主軸27などに装着される測定ヘッド29と、測定ヘッド29に対して3次元変位可能に支持された測定子31の先端に設けられた測定球33と、X軸、Y軸及びZ軸からなる3次元座標系における測定ヘッド29に対する測定球33の変位量を検出する変位量測定部35とを備え、初期位置における測定ヘッド29の基準点と測定球33の中心との相対位置関係は既知になっている。
制御演算装置19は、変位検出部37と、変位方向検出部39と、誤差演算部41と、誤差判定部43と、アプローチ方向補正部45と、アプローチ指令部47と、座標演算部49とを備える。
変位検出部37は、測定プローブ15の測定球33が測定ヘッド29に対して移動すると、測定プローブ15の変位量測定部35からの出力に基づいて、測定ヘッド29の基準点に対する測定球33の中心の位置の変化量として、X軸方向変位量εX、Y軸方向変位量εY及びZ軸方向変位量εZを検出する。また、変位方向検出部39は、変位検出部37によって検出された測定ヘッド29に対する測定球33のX軸方向変位量εX、Y軸方向変位量εY及びZ軸方向変位量εZから変位方向を演算により求める。変位方向を表す単位ベクトルをθ(θX、θY、θZ)とすると、単位ベクトルθは以下の式(1)により定められる。
Figure 0005121292
誤差演算部41は、被測定物13に対する測定プローブ15のアプローチの方向と変位方向検出部39によって求められた測定ヘッド29に対する測定球33の変位方向との差を両者の誤差として演算により求める。また、誤差判定部43は、誤差演算部41によって演算された差が予め定められた範囲内にあるか否かを判定する。さらに、アプローチ方向補正部45は、誤差判定部43において誤差演算部41によって演算された差が予め定められた範囲内になったと判定されるまで、変位方向検出部39によって検出された測定ヘッド29に対する測定球33の変位方向の逆向きを次のアプローチの方向として設定する。アプローチ指令部47は、移動装置17に移動指令を発して、アプローチ方向補正部45によって設定されたアプローチ方向から目標点へ向かって測定プローブ15をアプローチさせ、測定プローブ15の測定球33を被測定物13の表面に接触させてから所定距離だけアプローチ方向に測定プローブ15を押し込ませ、測定プローブ15の測定ヘッド29に対して測定球33を変位させる。
座標演算部41は、誤差判定部43において、被測定物13に測定球33をアプローチさせた方向と測定ヘッド29に対する測定球33の変位の方向との差が予め定められた範囲内になったと判定されると、変位検出部37によって検出されたこのときのアプローチによる測定ヘッド29に対する測定球33の変位量と測定ヘッド29の3次元座標とに基づいて、接触点における被測定物13の3次元座標を演算により求める。また、所定の回数測定を繰り返しても、アプローチ方向と変位方向との差が予め定められた範囲内に入らない場合、測定装置に異常が発生したと判断して、測定を終了し、アラームを出す。なお、説明において、測定ヘッド29に対する測定球33の変位量とは、測定ヘッド29に対する測定球33の中心の変位量を意味し、測定ヘッド29の3次元座標とは、測定ヘッド29の基準点の3次元座標を意味するものとする(以下、同様)。測定ヘッド29の3次元座標は、測定ヘッド29の位置を検出するために別に設けられた測定ヘッド位置検出装置(図示せず)からの出力から求めてもよく、アプローチ指令部47から移動装置17に発せられた移動指令から求めてもよい。
好ましい実施の形態では、制御演算装置19は、変位量安定判定部51をさらに備える。変位量安定判定部51は、誤差判定部43において、被測定物13に測定プローブ15及びその測定球33をアプローチさせた方向と測定ヘッド29に対する測定球33の変位の方向との差が予め定められた範囲内になったと判定された後、すなわち被測定物13に測定球33をアプローチさせる方向と測定球33の変位の方向が概略一致した後、そのアプローチ方向と同じ方向から同じ目標点に向けて測定球33をアプローチさせ、測定球33が被測定物13に接触した後も測定ヘッド29をそのアプローチ方向に予め定められた距離だけ移動させて測定プローブ15を被測定物13に向けて押し込み、変位検出部37によって測定ヘッド29に対する測定球33の変位量を検出することを複数回繰り返す。そして、変位検出部37によって検出された測定ヘッド29に対する測定球33の変位量の変化量、すなわち直近のアプローチのときの測定ヘッド29に対する測定球33の変位量とその前のアプローチのときの測定ヘッド29に対する測定球33の変位量との差が、予め定められた範囲内になると、変位量が安定したと判定し、直近のアプローチ時に変位検出部37によって検出された測定ヘッド29に対する測定球33の変位量を正確な測定球33の変位量として変位検出部37から座標演算部49に入力させ、入力された変位量に基づいて座標演算部49に接触点の3次元座標を演算させる。また、所定の回数測定を繰り返しても変位量が安定しない場合、測定装置に異常が発生したと判断して測定を終了し、アラームを出す。なお、測定プローブ15の測定球33が被測定物13の表面に接触してからアプローチ方向に測定プローブ15を押し込む距離は測定球33の半径に等しくなるように定められることが好ましい。
次に、図2を参照して、図1に示されている3次元座標測定装置11を用いて工作機械で加工したワークを被測定物13としてその3次元座標を測定する方法を説明する。
まず、方向θnから予め定められた姿勢で被測定物13に測定プローブ15をアプローチさせ、測定プローブ15の測定球33と被測定物13の表面との接触により測定プローブ15の測定ヘッド29に対して測定球33を変位させる(ステップS101)。最初のアプローチの方向θ0は、任意の方向とすることができるが、通常は、移動装置17の1軸固定自動アプローチ機能を用いて、例えばZ軸方向に行う(θ0=(0,0,1))。
アプローチの際、移動装置17は、被測定物13であるワークの加工データに基づいて被測定物13の表面があると予測される位置から予め定められた距離だけ先の位置を目標点として、その目標点に測定球33を到達させるように測定プローブ15の測定ヘッド29を移動させ、測定球33が被測定物13に接触してから被測定物13に向かって予め定められた距離だけ測定プローブ15を押し込ませる。また、測定球33が被測定物13に接触してからアプローチ方向に予め定められた距離だけ被測定物13に向かって測定プローブ15の測定ヘッド29を移動させて被測定物13に向かって測定プローブ15を押し込ませるようにしてもよい。後者の場合、変位検出部37によって検出される測定ヘッド29に対する測定球33の合成変位量E(=√(εX 2+εY 2+εZ 2))が予め定められた距離になるときの測定ヘッド29の位置を目標点として、この目標点に到達するまでアプローチ方向への測定ヘッド29の移動を継続させればよい。測定球33が被測定物13に接触してからアプローチ方向に測定プローブ15を押し込む距離は、測定球33の半径に等しくすることが好ましい。
目標位置へのアプローチが完了すると、変位検出部37によってX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向についての測定ヘッド29に対する測定球33の変位量εn(εX,n,εY,n,εZ,n)が検出され、変位方向検出部39が、変位検出部37によって検出された変位量εn(εX,n,εY,n,εZ,n)から変位方向を演算により求める。例えば、変位方向を表す単位ベクトルθn+1(θX,n+1,θY,n+1,θZ,n+1)が以下の式(2)により求められる(ステップS103)。
Figure 0005121292
次に、誤差演算部41が、変位方向検出部39によって求められた変位方向θn+1とこれを検出したときのアプローチの方向θnとの誤差を求め、誤差判定部43が、誤差演算部41によって求められた誤差(=|−θn+1−θn|)が予め定められた範囲θC内にあるか否かを判定する(ステップS105)。変位方向θn+1とアプローチの方向θnとは向きが逆であることを考慮して、例えば、以下の式が満たされるときに誤差が予め定められた範囲内であると判定する。
|−θX,n+1−θX,n|≦θX,C
|−θY,n+1−θY,n|≦θY,C
|−θZ,n+1−θZ,n|≦θZ,C
ここで、θX,C、θY,C、θZ,Cは何れも正の定数である。
ステップS105において、誤差演算部41によって求められた誤差が予め定められた範囲外であると判定されたときには、誤差演算部41によって求められた誤差が予め定められた範囲内であると判定されるまで、測定球33の変位方向θn+1を次のアプローチ方向θn+1(−θX,n+1,−θY,n+1,−θZ,n+1)として(変位の方向とは逆の方向で)、ステップS101〜ステップS105を繰り返す(ステップS107)。一方、ステップS105において、誤差演算部41によって求められた誤差が予め定められた範囲内にあると判定されたときには、測定ヘッド29に対する測定球33の変位方向に延びる軸線が被測定物13に対する測定プローブ15及びその測定球33のアプローチの方向に延びる軸線と概略一致したことになる。この状態では、測定球33が被測定物13の表面に接触してからさらに測定ヘッド29が被測定物13に向かって押し込まれても、測定球33は、測定ヘッド29に対して測定プローブ15のアプローチ方向に延びる軸線に沿って移動し、接触点から移動しない。したがって、測定球33は、被測定物13の表面に沿って移動することがない。よって、被測定物13の表面上の所望の位置に測定球33を接触させることができ、摩擦力の影響を排除してその接触点の3次元座標の正確な測定を行えるようになる。
変位検出型の測定プローブ15には、被測定物13の表面上の同じ点に向かって同じ方向から測定プローブ15をアプローチさせ、被測定物13と接触させた後に同じ距離だけ測定プローブ15を被測定物13に向かって押し込んだときでも、測定ヘッド29に対する測定球33の変位量が安定しないものがあることが分かっている。このように測定ヘッド29に対する測定球33の変位量が安定していない状態のときの変位量を使用すると、接触点の3次元座標を正確に求めることができない。そこで、以下のように、測定ヘッド29に対する測定球33の変位方向が被測定物13に対する測定プローブ測定球33のアプローチの方向と概略一致するようになった後に、測定ヘッド29に対する測定球33の変位量が安定していることを確認するステップを行うことが好ましい。
誤差判定部43によって、測定ヘッド29に対する測定球33の変位方向θn+1が被測定物13に対する測定球33のアプローチの方向θnと概略一致するようになったと判定されると、変位量安定判定部51は、方向θn+1から目標点に向かって測定プローブ15をアプローチさせて被測定物13に接触させ、変位検出部37によって測定ヘッド29に対する測定球33のX軸、Y軸及びZ軸方向についての変位量εn+1(εX,n+1,εY,n+1,εZ,n+1)を検出させる(ステップS109)。次に、変位量安定判定部51は、直近のアプローチによる測定球33の変位量εn+1と前回のアプローチによる測定球33の変位量εnとを比較し、その変位量の変化が予め定められた範囲εC内にあるか否かを判定する(ステップS111)。例えば、以下の式が満たされるときに変位量の変化が予め定められた範囲内であると判定する。
|εX,n+1−εX,n|≦εX,C
|εY,n+1−εY,n|≦εY,C
|εZ,n+1−εZ,n|≦εZ,C
ここで、εX,C、εY,C、εZ,Cは何れも正の定数である。
ステップS111において、変位量の変化が予め定められた範囲外であると判定されたときには、変位量の変化が予め定められた範囲内であると判定されるまで、直近のアプローチによる変位量εn(εX,n,εY,n,εZ,n)から上記式(2)により求められた方向を次のアプローチの方向θn+1(−θX,n+1,−θY,n+1,−θZ,n+1)として(変位の方向とは逆の方向にして)、ステップS109〜ステップS111を繰り返す(ステップS113)。一方、ステップS111において、変位量の変化が予め定められた範囲内にあると判定されたときには、測定プローブ15の測定ヘッド29に対する測定球33の変位量εが安定した判断し、座標演算部49が、直近のアプローチのときの測定ヘッド29の3次元座標と直近のアプローチによる測定ヘッド29に対する測定球33の変位量εn+1に基づいて、接触点の3次元座標を求める(ステップS115)。なお、同じ位置に同じ方向からアプローチさせたときの測定ヘッド29に対する測定球33の変位量が安定していることが分かっている変位検出型測定プローブを使用する場合には、ステップS109〜S113を行わずに、ステップS105から直接ステップS115に移行して、直近のアプローチのときの測定ヘッド29の3次元座標と直近のアプローチによる測定ヘッド29に対する測定球33の変位量εnに基づいて、接触点の3次元座標を求めてもよい。
次に、図3を参照して、座標演算部49が、直近のアプローチのときの測定ヘッド29の3次元座標と直近のアプローチによる測定ヘッド29に対する測定球33の変位量εnに基づいて、接触点の3次元座標を求める原理を説明する。
測定ヘッド29に対する測定球33の位置が変化しない(すなわち、測定ヘッド29に対して測定球33が変位しない)と仮定すれば、測定プローブ15のアプローチが完了したときに、測定球33は図3に点線で示された位置に移動しているはずである。また、ステップS105において、誤差演算部41によって求められた誤差が予め定められた範囲内にあると判定されたときには、測定ヘッド29に対する測定球33の変位方向が被測定物13に対する測定プローブ15及びその測定球33のアプローチの方向と概略一致している。したがって、実際には、測定球33は、図3に実線で示されている被測定物13の表面に接触した状態からさらに測定ヘッド29が被測定物13に向かって押し込まれても、一点鎖線によって示されたアプローチ方向に延びる軸線53に沿って測定ヘッド29に対して変位するので、測定プローブ15のアプローチが完了したときに、図3に実線で示されている最初の接触点から移動しない。
アプローチのときの測定プローブ15の姿勢が予め定められていることから、静止時(測定ヘッド29に対して測定球33が変位していないとき)における測定ヘッド29の基準点に対する測定球33の中心の相対位置(相対座標)は既知であり、3次元座標系における測定ヘッド29の基準点の座標は、移動装置17に対する移動指令や別に設けられた測定ヘッド位置検出装置の検出結果から求めることができる既知の座標である。したがって、アプローチ完了後の測定ヘッド29の基準点の座標から図3において点線で示される仮想測定球33の中心O´の3次元座標(x0,y0,z0)を求めることができる。また、測定プローブ15において測定ヘッド29に対する測定球33の変位量として検出されるのは、仮想測定球33の中心O´から実際の測定球33の中心Oへの変位量である。したがって、仮想測定球33の中心O´の3次元座標と測定プローブの出力である測定ヘッド29に対する測定球33の変位量ε(εX,εY,εZ)から実際の測定球33の中心Oの3次元座標(x1,y1,z1)との関係は以下のようになる。
x1=x0+εX
y1=y0+εY
z1=z0+εZ
さらに、接触点は、中心O及びO´を通りアプローチ方向θに延びる軸線上にあることから、測定球33の半径をRとすると、接触点の3次元座標(x,y,z)は以下の式(3)により求められる。
Figure 0005121292
特に、測定球33が被測定物13に接触してからアプローチ方向に測定プローブ15を押し込む距離が測定球33の半径Rに等しくなるようにした場合には、図4に示されているように接触点と仮想測定球33の中心O´の位置が一致するので、仮想測定球33の中心O´の3次元座標を接触点の3次元座標とすることができる。
以上、図示されている実施の形態に基づいて、本発明を説明したが、本発明は図示される実施の形態に限定されるものではない。例えば、図示される実施の形態では、変位の方向などをベクトルによって表しているが、検出された変位量から三角関数の逆関数を利用して角度として求めてもよい。
本発明の実施の形態を示す形状測定装置の機能ブロック図である。 本発明による形状測定方法の手順を示すフローチャートである。 本発明による3次元座標測定原理を説明するための説明図である。 測定球が被測定物に接触してからアプローチ方向に測定プローブを押し込む距離が測定球の半径に等しくなるようにした場合の位置関係を示す図である。
符号の説明
11 形状測定装置
13 被測定物
15 測定プローブ
19 制御演算装置
29 測定ヘッド
33 測定球
37 変位検出部
39 変位方向演算部
41 誤差演算部
45 アプローチ方向補正部
47 アプローチ指令部
49 座標演算部
51 変位量安定判定部

Claims (4)

  1. 測定ヘッドに対して3次元変位可能に測定球を支持しており3次元座標系における前記測定ヘッドに対する測定球の変位量を検出可能になっている測定プローブを用い、当該測定プローブと被測定物とを相対移動させて前記測定球を被測定物に接触させることにより、被測定物の形状を測定する形状測定方法であって、
    (a)前記測定プローブと前記被測定物とを相対移動させることにより、前記測定プローブを予め定められた姿勢で任意の方向から目標点に向けてアプローチさせ、前記測定プローブの測定球を前記被測定物と接触させて前記測定ヘッドに対して変位させるステップと、
    (b)前記アプローチの方向と前記測定ヘッドに対する前記測定球の変位の方向との差が予め定められた範囲内か否かを判定するステップと、
    (c)前記アプローチの方向と前記測定ヘッドに対する前記測定球の変位の方向との差が前記予め定められた範囲外のとき、前記測定プローブを前記予め定められた姿勢で前記測定球の変位の方向から前記目標点に向けて再度アプローチさせ、前記測定プローブの測定球を前記被測定物と接触させて前記測定ヘッドに対して変位させるステップと、
    (d)前記ステップ(c)における前記アプローチの方向と前記測定ヘッドに対する前記測定球の変位の方向との差が前記予め定められた範囲内になるか又はアプローチ回数が所定回数になるまで前記ステップ(b)及び(c)を繰り返すステップと、
    (e)前記アプローチの方向と前記測定ヘッドに対する前記測定球の変位の方向との差が前記予め定められた範囲内になったときの前記アプローチによる前記測定ヘッドに対する前記測定球の変位量と前記測定ヘッドの3次元座標位置とに基づいて接触点における前記被測定物の3次元座標を求めるステップと、
    を含むことを特徴とした形状測定方法。
  2. 前記ステップ(e)は、前記アプローチの方向と前記測定ヘッドに対する前記測定球の変位の方向との差が前記予め定められた範囲内になった後、前記測定ヘッドに対する前記測定球の変位量の変化が予め定められた範囲内になるか又はアプローチ回数が所定回数になるまで、当該アプローチ方向と同じ方向から前記目標点に向けた所定移動量の前記測定プローブのアプローチを複数回繰り返すステップと、前記測定ヘッドに対する前記測定球の変位量の変化が前記予め定められた範囲内になったときの前記測定球の変位量と前記測定ヘッドの3次元座標位置とに基づいて接触点における前記被測定物の3次元座標を求めるステップとでなる請求項1に記載の形状測定方法。
  3. 被測定物と測定球を接触させて、被測定物の形状を測定する形状測定装置であって、
    測定ヘッドに対して3次元変位可能に測定球を支持しており3次元座標系における前記測定ヘッドに対する測定球の変位量を検出可能になっている測定プローブと、
    前記測定プローブと被測定物とをX、Y及びZ軸方向に相対移動させ、前記測定プローブを予め定められた姿勢で任意の方向から目標点にアプローチさせ、前記測定プローブの前記測定球を前記被測定物と接触させて前記測定ヘッドに対して変位させる移動装置と、
    前記測定プローブの前記測定ヘッドに対する前記測定球の変位量を検出する変位検出部と、
    前記変位検出部によって検出された前記測定球の変位量から前記測定球の変位方向を求める変位方向検出部と、
    前記アプローチの方向と前記変位方向検出部によって求められた前記測定球の変位方向との差を演算する誤差演算部と、
    前記誤差演算部によって演算された差が予め定められた範囲内になるまで、前記変位方向検出部によって求められた前記測定球の変位方向と逆の方向を次のアプローチ方向に設定するアプローチ方向補正部と、
    前記アプローチ方向補正部によって設定されたアプローチ方向から前記測定プローブを前記目標点に向けてアプローチさせ、前記測定プローブの測定球を前記被測定物に接触させて前記測定ヘッドに対して変位させるアプローチ指令部と、
    前記アプローチの方向と前記測定ヘッドに対する前記測定球の変位の方向との差が予め定められた範囲内になったときの前記アプローチによる前記測定ヘッドに対する前記測定球の変位量と前記測定ヘッドの3次元座標位置とに基づいて接触点における前記被測定物の3次元座標を求める座標演算部と、
    を具備することを特徴とした形状測定装置。
  4. 前前記アプローチの方向と前記測定ヘッドに対する前記測定球の変位の方向との差が前記予め定められた範囲内になった後、前記測定ヘッドに対する前記測定球の変位量の変化が予め定められた範囲内になるか又はアプローチ回数が所定回数になるまで、当該アプローチ方向と同じ方向から前記目標点に向けた所定移動量の前記測定プローブのアプローチを複数回繰り返し、前記測定球の変位量の変化が予め定められた範囲内にあるか否かを判定する変位量安定判定部をさらに具備し、前記座標演算部は、前記変位量安定判定部により前記測定球の変位量の変化量が前記予め定められた範囲内にあると判定されたときに、前記変位検出部によって検出された前記測定球の変位量と前記測定ヘッドの3次元座標位置とに基づいて接触点における前記被測定物の3次元座標を求める請求項3に記載の形状測定装置。
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