JP5120512B2 - 湿式画像形成装置 - Google Patents
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1. キャリヤ液にトナー粒子を分散させた現像液を用いてトナー現像を行う湿式の現像装置を備えた湿式画像形成装置において、上記現像液を貯蔵または回収する貯蔵槽と、上記現像液を上記貯蔵槽から上記現像装置、及び上記現像装置から上記貯蔵槽に導くための現像剤流路と、上記現像剤流路内の圧力を、上記現像装置側と上記貯蔵槽側とで異ならせるための圧力変更手段と、上記現像剤流路の上記現像装置側に配置された経路変更手段と、を有し、画像形成動作の休止時に、上記経路変更手段により、上記現像剤流路の上記現像装置との間の経路を切断して、上記圧力変更手段と接続し、上記圧力変更手段により、上記現像剤流路の上記現像装置側の圧力をより高くすることで、上記現像剤流路内の現像液を上記貯蔵槽側に回収することを特徴とする湿式画像形成装置。
ことを特徴とする1から3のいずれかに記載の湿式画像形成装置。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る湿式画像形成装置の概略構成例を示す構成図である。図1を参照して第1の実施形態に係る湿式画像形成装置の主要構成について説明する。
まず画像形成に関わる主要構成要素とその機能の概略を説明する。
本実施形態の湿式画像形成装置における現像液の流れの概略について、同じく図1を参照して説明する。
<現像液の流れの制御>
図2は、図1の湿式画像形成装置の制御系統の構成例を示すブロック図である。次に図2を参照して、第1の実施形態に係る湿式画像形成装置における現像液の供給と回収の流れを制御する機構を説明する。
本実施形態における現像液の流れの制御の主要点としては、画像形成を終了して、装置として休止状態に入るときに、上記の現像液の供給と回収のために現像液を循環させていた各現像剤流路から、現像液を回収して、現像剤流路を空にすることである。
図3は、本実施形態に係る湿式画像形成装置における現像液の流れを制御する手順を示すフローチャートである。図3を用いて、本実施形態に係る湿式画像形成装置における画像形成とその休止状態に入るときの現像液の流れを制御する手順を説明する。また適時、図1、図2も参照する。
図3において、まず湿式画像形成装置の電源部40に電源を投入する(ステップS11)。
まず図4(a)を参照して画像形成開始の工程(ステップS20)の手順を説明する。
画像形成部32を作動させて(ステップS32)、感光体1上に出力する画像データの潜像を形成し、現像ローラ2上の現像液29の薄層により現像を行う。さらに現像によるトナー像の中間転写体10への一次転写、記録媒体13への二次転写を行う。
次に図4(b)を参照して画像形成の工程(ステップS30)の手順を説明する。
<画像形成終了の工程>
次に図5(a)を参照して画像形成終了の工程(ステップS40)の手順を説明する。
現像供給ポンプ18の駆動を停止させる(ステップS48)。現像回収ポンプ21の駆動を停止させる(ステップS49)。
次に図5(b)を参照して休止判定の工程(ステップS50)の手順を説明する。
長期の装置休止を示す終了信号の入力を判定する(ステップS54)、終了信号は、例えば操作者が、操作部34より入力するようにしてもよい。
図3に戻り、装置が休止状態に入るに際しての、現像剤流路から現像液を回収する工程の手順を説明する。
図6は、本発明の第2の実施形態に係る湿式画像形成装置の概略構成例を示す構成図である。図6を参照して第2の実施形態に係る湿式画像形成装置の主要構成について説明する。
第2の実施形態の湿式画像形成装置における現像液の流れの概略についても、第1の実施形態の場合とほぼ同様であり、同じく図6を参照して図1と異なる部分のみ説明する。
図7は、図6の第2の実施形態に係る湿式画像形成装置の制御系統の構成例を示すブロック図である。第2の実施形態に係る湿式画像形成装置における現像液の供給と回収の流れも、第1の実施形態の場合とほぼ同様であり、異なる部分についてのみ説明する。
図8は、本実施形態に係る湿式画像形成装置における現像液の流れを制御する手順を示すフローチャートである。図8を用いて、第2の実施形態に係る湿式画像形成装置における画像形成とその休止状態に入るときの現像液の流れを制御する手順を説明する。また適時、図6、図7も参照する。
装置駆動開始のステップS11からステップS16までは、図3の第1の実施形態の場合と同様であり、説明は省略する。
<現像剤流路から現像液を回収する工程>
図8を参照し、装置が休止状態に入るに際しての、現像剤流路から現像液を回収する工程の手順を説明する。但し、図3の第1の実施形態と同様のステップは説明を略す。
図9は、本発明の第3の実施形態に係る湿式画像形成装置の概略構成例を示す構成図である。図9を参照して第3の実施形態に係る湿式画像形成装置の主要構成について説明する。
第3の実施形態の湿式画像形成装置における現像液の流れの概略についても、第1の実施形態の場合とほぼ同様であり、同じく図9を参照して図1と異なる部分のみ説明する。
<現像液の流れの制御>
図10は、図9の第3の実施形態に係る湿式画像形成装置の制御系統の構成例を示すブロック図である。第3の実施形態に係る湿式画像形成装置における現像液の供給と回収の流れも、第1の実施形態の場合とほぼ同様であり、異なる部分は次の点のみである。
図11は、本実施形態に係る湿式画像形成装置における現像液の流れを制御する手順を示すフローチャートである。図11を用いて、第3の実施形態に係る湿式画像形成装置における画像形成とその休止状態に入るときの現像液の流れを制御する手順を説明する。また適時、図9、図10も参照する。
装置駆動開始のステップS11からステップS16までは、図3の第1の実施形態の場合と同様であり、説明は省略する。
<現像剤流路から現像液を回収する工程>
図11を参照し、装置が休止状態に入るに際しての、現像剤流路から現像液を回収する工程の手順を説明する。但し、図3の第1の実施形態と同様のステップは説明を略す。
図12は、本発明の第4の実施形態に係る湿式画像形成装置の概略構成例を示す構成図である。図12を参照して第4の実施形態に係る湿式画像形成装置の主要構成について説明する。
第4の実施形態の湿式画像形成装置における現像液の流れの概略についても、第1の実施形態の場合とほぼ同様であり、同じく図12を参照して図1と異なる部分のみ説明する。
<現像液の流れの制御>
図13は、図12の第4の実施形態に係る湿式画像形成装置の制御系統の構成例を示すブロック図である。第4の実施形態に係る湿式画像形成装置における現像液の供給と回収の流れも、第1の実施形態の場合とほぼ同様であり、異なる部分についてのみ説明する。
なお、各ポンプは、しごきローラを、現像剤流路を変形させない位置にするなど現像剤流路内に障害物がない設定が可能なチューブポンプを使用することが望ましい。
図14は、本実施形態に係る湿式画像形成装置における現像液の流れを制御する手順を示すフローチャートである。図14を用いて、本実施形態に係る湿式画像形成装置における画像形成とその休止状態に入るときの現像液の流れを制御する手順を説明する。また適時、図12、図13も参照する。
まず湿式画像形成装置の電源部40に電源を投入する(ステップS11)。
<現像剤流路から現像液を回収する工程>
図14を参照し、装置が休止状態に入るに際しての、現像剤流路から現像液を回収する工程の手順を説明する。但し、図3の第1の実施形態と同様のステップは説明を略す。
上記の実施形態及びその変形例の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下に限定されるものではない。
キャリヤ液にトナー粒子を分散させた現像液を用いてトナー現像を行う湿式の現像装置を備えた湿式画像形成装置において、
上記現像液を貯蔵または回収する貯蔵槽と、
上記現像液を上記貯蔵槽から上記現像装置、及び上記現像装置から上記貯蔵槽に導くための現像剤流路と、を有し、
画像形成動作の休止時に上記現像剤流路内の現像液を上記貯蔵槽側に回収することを特徴とする湿式画像形成装置。
上記現像剤流路中に配置され、上記現像剤流路内の圧力を上記現像装置側と上記貯蔵槽側とで異ならせるための圧力変更手段を有し、
上記圧力変更手段により、上記貯蔵槽側の圧力を上記現像装置側より低くすることで、上記現像剤流路内の現像液を上記貯蔵槽側に回収することを特徴とする付記1に記載の湿式画像形成装置。
上記圧力変更手段は、回転方向により加圧と減圧の変更が可能なポンプであり、
上記ポンプを加圧から減圧に変えることで、上記現像剤流路内の上記貯蔵槽側の圧力を上記現像装置側より低くすることを特徴とする付記2に記載の湿式画像形成装置。
上記現像剤流路内の圧力を、上記現像装置側と上記貯蔵槽側とで異ならせるための圧力変更手段と、
上記現像剤流路の上記現像装置側に配置された経路変更手段と、を有し、
上記経路変更手段により、上記現像剤流路の上記現像装置側を切断して、上記圧力変更手段と接続し、
上記圧力変更手段により、上記現像装置側の圧力をより高くすることで、上記現像剤流路内の現像液を上記貯蔵槽側に回収することを特徴とする付記1に記載の湿式画像形成装置。
上記圧力変更手段は、空気を圧縮して高圧を発生させる空気圧縮ポンプであり、
上記経路変更手段は、切換弁であることを特徴とする付記4に記載の湿式画像形成装置。
上記現像液を上記貯蔵槽から上記現像装置、及び上記現像装置から上記貯蔵槽に導くための現像剤流路間をバイパス流路で接続し、上記現像装置を経由しない経路を形成する経路変更手段と、
上記現像剤流路中に設置された圧力変更手段と、を有し、
上記経路変更手段により形成された上記現像装置を経由しない経路において、上記圧力変更手段により上記現像剤流路と上記バイパス流路内の現像液を貯蔵槽に回収することを特徴とする付記1に記載の湿式画像形成装置。
上記圧力変更手段は、上記現像装置から上記貯蔵槽に導くための現像剤流路中に設置されたポンプであり、
上記経路変更手段は、切換弁であることを特徴とする付記6に記載の湿式画像形成装置。
上記現像剤流路中において、上記現像装置側、上記貯蔵槽側の両側より流路が低くなっているU字形状の底の部分に設けた、上記現像剤流路を開放するための経路変更手段と、
該経路変更手段の下方に設けた、上記現像液を回収する回収槽と、を有し、
上記経路変更手段を開放することで、上記現像剤流路内の現像液を上記回収槽に回収することを特徴とする付記1に記載の湿式画像形成装置。
上記経路変更手段はバルブであり、該バルブを開放することで、重力により上記現像剤流路内の現像液が流出していくように、上記現像剤流路中に配置されていることを特徴とする付記8に記載の湿式画像形成装置。
Claims (5)
- キャリヤ液にトナー粒子を分散させた現像液を用いてトナー現像を行う湿式の現像装置を備えた湿式画像形成装置において、
前記現像液を貯蔵または回収する貯蔵槽と、
前記現像液を前記貯蔵槽から前記現像装置、及び前記現像装置から前記貯蔵槽に導くための現像剤流路と、
前記現像剤流路内の圧力を、前記現像装置側と前記貯蔵槽側とで異ならせるための圧力変更手段と、
前記現像剤流路の前記現像装置側に配置された経路変更手段と、を有し、
画像形成動作の休止時に、
前記経路変更手段により、前記現像剤流路の前記現像装置との間の経路を切断して、前記圧力変更手段と接続し、
前記圧力変更手段により、前記現像剤流路の前記現像装置側の圧力をより高くすることで、前記現像剤流路内の現像液を前記貯蔵槽側に回収する
ことを特徴とする湿式画像形成装置。 - 前記現像剤流路内の現像液を前記貯蔵槽側に回収した後、前記経路変更手段により、前記現像剤流路の前記圧力変更手段との間の経路を切断して、前記現像装置との間の経路を再度接続する
ことを特徴とする請求項1に記載の湿式画像形成装置。 - 前記経路変更手段により前記現像剤流路の前記圧力変更手段との間の経路を切断して、前記現像装置との間の経路を再度接続した後、前記経路変更手段により再度、前記現像剤流路の前記現像装置との間の経路を切断して、前記圧力変更手段と接続し、
前記圧力変更手段により、再度前記現像剤流路の前記現像装置側の圧力をより高くすることで、前記現像剤流路内の現像液を前記貯蔵槽側に回収する
ことを特徴とする請求項2に記載の湿式画像形成装置。 - 前記圧力変更手段は、空気を圧縮して高圧を発生させる空気圧縮ポンプである
ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の湿式画像形成装置。 - 前記経路変更手段は、切換弁である
ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の湿式画像形成装置。
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