JP5120100B2 - 半導体装置の製造方法及びレチクルの形成方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法及びレチクルの形成方法 Download PDF

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本発明は、ダブルパターニングによりパターンを形成する工程を有する半導体装置の製造方法及びこれに用いるレチクルの形成方法に関する。
半導体装置の微細化に対する要求は絶え間なく続いており、近年では、半導体装置の製造プロセスで用いられる露光装置の解像限界よりも小さな微細ピッチのパターンを形成することが要求されている。
これに伴い、近時では、ダブルパターニング等の手法を用い、微細ピッチのパターンを形成するためのプロセスの構築が行われるようになってきている。
ダブルパターニングでは、微細ピッチを有する回路パターンを形成する場合において、回路パターンを、より大きなピッチを有する2つの部分パターンに分割する。分割した2つの部分パターンがそれぞれ形成された2枚のレチクルを用いたパターニング工程を繰り返すことにより、回路パターンを基板上に形成する。形成すべき回路パターンの微細ピッチが露光装置の解像限界よりも小さい場合においては、回路パターンを、露光装置の解像限界以上の大きなピッチを有する部分パターンに分割する。こうして、ダブルパターニングによれば、既存の露光装置を用いて、その解像限界よりも小さい微細ピッチの回路パターンを形成することができる。
図19は、ダブルパターニングにおける回路パターンの分割の一例を示す平面図である。図19(a)は、ダブルパターニングにより形成すべき回路パターンを示している。ダブルパターニングでは、図19(a)に“FUJITSU”で示される回路パターン200を、図19(b)に示す第1の部分パターン200aと、図19(c)に示す第2の部分パターン200bとに分割する。
一方、半導体装置におけるパターンの微細化の進行に伴い、化学的機械的研磨(CMP:Chemical Mechanical Polishing)法を代表とする平坦化技術が不可欠なものとなってきている。
CMP法により導電膜が埋め込まれる回路パターンを形成するためのレチクルにおいては、回路パターンとともに、CMPダミーと称されるダミーパターンを導入することが行われている。かかるレチクルを用いて、回路パターンとともにCMPダミーを露光することにより、基板上に転写されるパターン密度の平均化を図っている。こうしてダミーパターンによりパターン密度の平均化を図ることで、CMP法による平坦化後の基板の平坦性を向上することができる。
図20は、回路パターンに対するCMPダミーの発生の一例を示す平面図である。図20(a)に示す“FUJITSU”で示される回路パターン200に対して、CMPダミー202は、図20(b)に示すように、回路パターン200を囲む帯状の領域に一律に配置される。
特開2003−248296号公報 C. Hedlund, H.-O. Blom, and S. Berg , J. Vac. Sci. Technol. A 12, 1962 (1994)
ダブルパターニングにおいては、回路パターンを分割した部分パターンが形成された複数枚のレチクルが用いられる。
このようなダブルパターニングにおいて、CMPダミー等のようなダミーパターンを複数枚のレチクルのいずれに導入するかによって、複数枚のレチクルのパターン領域のパターン占有率に差異が生じることになる。パターン占有率に差異がある複数枚のレチクルを用いたダブルパターニングにより基板上に回路パターンを形成すると、形成される回路パターンの線幅やエッチング後の断面形状が大きな影響を受けるものと考えられる。すなわち、用いたレチクルによって基板上に形成される回路パターンの線幅が大きく変動する場合があると考えられる。また、エッチングにより回路パターンを基板上に形成する際に、アンダーエッチングやオーバーエッチングが発生する場合があると考えられる。
本発明の目的は、ダブルパターニングにより回路パターンを基板上に形成する場合において、回路パターンの線幅を均一にするとともに、アンダーエッチング及びオーバーエッチングの発生を防止し得る半導体装置の製造方法及びこれに用いるレチクルの形成方法を提供することにある。
本発明の一観点によれば、回路パターンを第1の部分パターンと第2の部分パターンとに分割し、前記回路パターンに対して発生させたダミーパターンを第1のダミーパターンと第2のダミーパターンとに分割し、前記第1の部分パターンと前記第1のダミーパターンとが形成された第1のレチクルと、前記第2の部分パターンと前記第2のダミーパターンとが形成された第2のレチクルとを用いて、前記回路パターンと前記ダミーパターンとを基板上に転写する半導体装置の製造方法であって、前記第1の部分パターンと前記第1のダミーパターンとが形成された第1のパターン領域を有する前記第1のレチクルを用いて、前記第1の部分パターンと前記第1のダミーパターンとを前記基板上に転写する工程と、前記第2の部分パターンと前記第2のダミーパターンとが形成された第2のパターン領域を有する前記第2のレチクルを用いて、前記第2の部分パターンと前記第2のダミーパターンとを前記基板上に転写する工程とを有し、前記第1のパターン領域と前記第2のパターン領域とは、パターン占有率が互いにほぼ等しくなっており、前記第1のダミーパターン及び/又は前記第2のダミーパターンの大きさは、前記第1のパターン領域と前記第2のパターン領域のパターン占有率が互いにほぼ等しくなるように、前記ダミーパターンに比べて縮小又は拡大されていることを特徴とする半導体装置の製造方法が提供される。
また、本発明の他の観点によれば、2回のパターニング工程を繰り返すことにより回路パターンを形成する際に用いられる第1のレチクル及び第2のレチクルを形成するレチクルの形成方法であって、前記回路パターンを第1の部分パターンと第2の部分パターンとに分割し、前記回路パターンに対して発生させたダミーパターンを第1のダミーパターンと第2のダミーパターンとに分割し、前記第1の部分パターンと前記第1のダミーパターンとを前記第1のレチクルの第1のパターン領域に形成し、前記第2の部分パターンと前記第2のダミーパターンとを前記第2のレチクルの第2のパターン領域に形成し、前記第1のパターン領域と前記第2のパターン領域のパターン占有率を互いにほぼ等しくし、前記第1のダミーパターン及び/又は前記第2のダミーパターンの大きさは、前記第1のパターン領域と前記第2のパターン領域のパターン占有率が互いにほぼ等しくなるように、前記ダミーパターンに比べて縮小又は拡大されていることを特徴とするレチクルの形成方法が提供される。
本発明によれば、2回のパターニング工程を繰り返して回路パターンを形成する場合において、第1回目のパターニング工程と第2回目のパターニング工程との間で、エッチングシフト及び基板面に垂直な方向のエッチングレートを互いにほぼ等しくすることができる。したがって、本発明によれば、基板上に形成される回路パターンの線幅を均一にするとともに、アンダーエッチング及びオーバーエッチングの発生を防止することができる。
[本発明の原理]
半導体装置の製造プロセスにおいて、トランジスタ形成後の配線工程を中心としたBEOL(Back End of Line)プロセスでは、CMP法による平坦化技術が早くから導入されている。
CMP法による平坦化技術を用いて導電膜が埋め込まれる回路パターンに対しては、回路パターンとともにCMPダミーと称されるダミーパターンを形成することが行われている。CMPダミーは、パターンレイアウトにおけるパターン占有面積を均一にするために用いられるものである。CMPダミーは、通常、回路パターンを囲む領域に、パターン占有面積が均一になるように配置される。
従来のダブルパターニングを必要としない世代の製造プロセスにおいては、回路パターンを囲む領域に、ダミーパターンの発生ルールに従って一律にCMPダミーを配置していた。かかる世代のプロセスにおいては、評価用単体素子群であるTEG(Test Element Group)間の配線密度の相違により、特定のTEGを用いて条件出しを行ったプロセス条件を流用することが不可能となる問題が存在していた。すなわち、配線密度の相違が存在すると、ウェハ面内におけるエッチングが不足するアンダーエッチングや、エッチングが過剰となるオーバーエッチングが発生することになる。この結果、半導体装置の製造歩留まりが低下することになる。
ダブルパターニングでは、露光工程及びエッチング工程を含む2回のパターニング工程が繰り返される。このため、上記と同様のアンダーエッチングやオーバーエッチングが発生したのでは、大きく製造歩留まりが低下すると考えられる。
また、ダブルパターニングにおいては、形成すべき回路パターンが分割された2つの部分パターンがそれぞれ形成された2枚のレチクルが用いられる。このようなダブルパターニングにおいては、ダミーパターンをいずれのレチクルに配置するかによって、回路パターンの線幅の変動が生じることになると考えられる。また、アンダーエッチング或いはオーバーエッチングが発生することになると考えられる。これらダミーパターンにおける線幅の変動、アンダーエッチングやオーバーエッチングは、ダミーパターンの配置に伴って2枚のレチクル間に生じるパターン領域のパターン占有率の差異に起因する。
ここで、レチクルのパターン領域のパターン占有率と、エッチングシフト及び基板面に垂直な方向のエッチングレートとの関係について図1乃至図3を用いて説明する。図1は、エッチングシフトを説明する図である、図2は、パターン占有率とエッチングシフトとの関係を示すグラフである。図3は、パターン占有率と基板面に垂直な方向のエッチングレートとの関係を示すグラフである。
まず、パターン占有率とエッチングシフトとの関係について説明する。
図1(a)は、露光工程及び現像工程によりレチクルからフォトレジスト膜100に転写されたパターン102を示す平面図である。図示するように、フォトレジスト膜100には、線幅Aのパターン102が転写されている。
これに対して、図1(b)は、図1(a)に示すフォトレジスト膜100をマスクとするエッチングにより基板104上に形成されたパターン106を示す平面図である。図示するように、図1(a)に示すフォトレジスト膜100をマスクとするエッチングにより、基板104上には、線幅Bのパターン106が形成されている。
エッチングシフトは、フォトレジスト膜100に転写されたパターン102の線幅Aと、フォトレジスト膜100をマスクとするエッチングにより基板104上に形成されたパターン106の線幅Bとの差A−Bとして定義される。
このようなエッチングシフトは、使用するレチクルのパターン領域のパターン占有率に依存して変化する。図2は、パターン占有率とエッチングシフトとの関係の一例として、パターン占有率の増加に伴ってエッチングシフトが増加する場合を示している。
このように、エッチングシフトは、レチクルのパターン領域のパターン占有率に依存して変化する。このため、ダブルパターニングでは、使用する2枚のレチクルのパターン領域のパターン占有率が互いに異なると、回路パターンの線幅の変動が生じることになる。
次に、レチクルのパターン領域のパターン占有率と基板面に垂直な方向のエッチングレートとの関係について説明する。
基板面に垂直な方向のエッチングレートも、レチクルのパターン領域のパターン占有率に依存して変化する。図3は、パターン占有率と基板面に垂直な方向のエッチングレートとの関係の一例として、パターン占有率の増加に伴って基板面に垂直な方向のエッチングレートが減少する場合を示している。
このように、基板面に垂直な方向のエッチングレートも、レチクルのパターン領域のパターン占有率に依存して変化する。このため、ダブルパターニングでは、使用する2枚のレチクルのパターン領域のパターン占有率が互いに異なると、回路パターンの線幅の変動のみならず、アンダーエッチングやオーバーエッチングが発生することになる。
ダブルパターニングにおいて使用する2枚のレチクルのうちの一方のみにダミーパターンを発生させた場合、両レチクルのパターン領域のパターン占有率は互いに異なってしまう。このため、ダミーパターンを発生させたレチクルを用いたパターニング工程と、ダミーパターンを発生させていないレチクルを用いたパターニング工程とでは、エッチングシフト及び基板面に垂直な方向のエッチングレートが異なってしまう。
使用する2枚のレチクルのうちの一方のみにダミーパターンを発生させた場合のダブルパターニングについて図4を用いて説明する。
図4は、回路パターンを分割した第1の部分パターン及び第2の部分パターンをそれぞれ第1のレチクル及び第2のレチクルに形成し、第1のレチクルにのみダミーパターンを発生させた場合のダブルパターニングを示している。
まず、第1回目のパターニング工程では、その露光工程において、“FUJITSU”で示される回路パターンを分割した第1の部分パターンとダミーパターンとが形成された第1のレチクルを用いる。かかる第1のレチクルを用いて、図4(a)に示すように、基板108上に、第1の部分パターン110aとダミーパターン112とを形成する。
次に、第2回目のパターニング工程では、その露光工程において、“FUJITSU”で示される回路パターンを分割した第2の部分パターンのみが形成された第2のレチクルを用いる。かかる第2のレチクルを用いて、図4(b)に示すように、基板108上に、第2の部分パターン110bを形成する。
こうして、ダブルパターニングにより、図4(c)に示すように、基板108上に、第1の部分パターン110a及び第2の部分パターン110bから成る“FUJITSU”で示される回路パターン110と、ダミーパターン112とが形成される。
図4に示すダブルパターニングにおいて、ダミーパターンが形成された第1のレチクルと、ダミーパターンが形成されていない第2のレチクルとでは、パターン領域のパターン占有率が互いに異なっている。このため、第1のレチクルを用いた第1回目のパターニング工程と、第2のレチクルを用いた第2回目のパターニング工程とでは、エッチングシフト及び基板面に垂直な方向のエッチングレートが互いに異なる。
この結果、基板108上に形成された回路パターン110においては、線幅が均一ではなく、互いに異なる2種類の線幅が存在する虞がある。また、アンダーエッチングやオーバーエッチングが発生している虞がある。このような線幅の変動は、配線容量や配線抵抗の差の原因となり、回路特性に影響を与える。また、アンダーエッチングはオープン不良の原因となり、オーバーエッチングにより下地の層間絶縁膜や配線層が損傷を受ける。
このように、ダミーパターンを2枚のレチクルのうちの一方のみに形成したのでは、線幅の変動が生じたり、アンダーエッチングやオーバーエッチングが生じ、半導体装置の特性が劣化する虞があると考えられる。
他方、使用する2枚のレチクルの双方に単に同様のダミーパターンを発生させた場合には、ダミーパターンにおいてオーバーエッチングが発生し、下地の層間絶縁膜や配線層が損傷を受けると考えられる。
使用する2枚のレチクルの双方に単に同様のダミーパターンを発生させた場合のダブルパターニングについて図5を用いて説明する。
図5は、回路パターンを分割した第1の部分パターン及び第2の部分パターンをそれぞれ第1のレチクル及び第2のレチクルに形成し、第1のレチクル及び第2のレチクルのそれぞれに単に同様のダミーパターンを発生させた場合のダブルパターニングを示している。
まず、第1回目のパターニング工程では、その露光工程において、“FUJITSU”で示される回路パターンを分割した第1の部分パターンとダミーパターンとが形成された第1のレチクルを用いる。かかる第1のレチクルを用いて、図5(a)に示すように、基板108上に、第1の部分パターン110aとダミーパターン112とを形成する。
次に、第2回目のパターニング工程では、その露光工程において、“FUJITSU”で示される回路パターンを分割した第2の部分パターンとダミーパターンとが形成された第2のレチクルを用いる。かかる第2のレチクルを用いて、図5(b)に示すように、基板108上に、第2の部分パターン110bを形成する。
こうして、ダブルパターニングにより、図5(c)に示すように、基板108上に、第1の部分パターン110a及び第2の部分パターン110bから成る“FUJITSU”で示される回路パターン110と、ダミーパターン112とが形成される。
図5に示すダブルパターニングにおいて、第2のレチクルには、第1のレチクルと同様のダミーパターンが形成されている。このため、第1回目のパターニング工程により基板108上に既に形成されているダミーパターン112の開口部内が、第2回目のパターニング工程において更にエッチングされる。このため、ダミーパターン112において、オーバーエッチングが発生し、下地の層間絶縁膜や配線層が損傷を受けてしまうと考えられる。
本願発明者は、鋭意検討した結果、第1のレチクルと第2のレチクルのパターン領域のパターン占有率が互いにほぼ等しくなるように、ダミーパターンをも分割し、分割したダミーパターンを第1のレチクルと第2のレチクルとに形成することに想到した。このようにパターン占有率をほぼ等しくすることにより、第1回目のパターニング工程と第2回目のパターニング工程のエッチングシフト及びエッチングレートを互いにほぼ等しくすることが可能となる。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態による半導体装置の製造方法及びレチクルの形成方法について図6乃至図12を用いて説明する。図6は、本実施形態による半導体装置の製造方法の露光工程で用いられる露光装置を示す概念図である。図7は、本実施形態による半導体装置の製造方法のダブルパターニングで用いられるレチクルを説明する平面図である。図8は、本実施形態による半導体装置の製造方法のダブルパターニングを示す平面図である。図9は、本実施形態による半導体装置の製造方法のダブルパターニングに用いるレチクルの製造方法を示すフローチャートである。図10乃至図12は、本実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図である。
本実施形態による半導体装置の製造方法は、露光工程及びエッチング工程を含むパターニング工程を2回繰り返すダブルパターニングにより、回路パターンとともにCMPダミーを基板上に形成するものである。
まず、本実施形態による露光工程で用いられる露光装置について図1を用いて説明する。
図1に示すように、光源1としては、例えばArFエキシマレーザが用いられており、図1においては光源1が模式的に示されている。
光源1の下方には、光源1から発せられる光を同じ方向に揃えるためのフライアイ2が設けられている。
フライアイ2の下方には、開口絞り3が設けられている。
開口絞り3の下方には、レチクル4が配される。レチクル4には、基板6上に転写すべき回路パターン及びダミーパターンが形成された例えば正方形状のパターン領域4aが形成されている。パターン領域4aを周辺領域は、遮光膜が形成された遮光帯領域4bとなっている。
本実施形態では、後述する2枚のレチクルを用意し、それぞれを用いた露光工程を含む2回のパターニング工程を行うダブルパターニングにより、基板上に回路パターン及びダミーパターンを形成する。
レチクル4の下方には、投影レンズ5が配される。
投影レンズ5の下方には、半導体基板(半導体ウェハ)等の基板6が配される。
このような露光装置を用いて露光を行うと、レチクル4上に形成されたパターンが基板6上に転写されることとなる。
次に、本実施形態によるダブルパターニングに用いる2枚のレチクル及びその形成方法について図7を用いて説明する。
図7(a)は、ダブルパターニングにより形成すべき回路パターン及びダミーパターンを示す平面図である。
図7(a)に示すように、形成すべき回路パターン10は、便宜上、紙面横方向に配置された“FUJITSU”で示されるものとする。回路パターン10は、例えば、使用する露光装置の解像限界よりも小さいピッチのパターンを含むものである。なお、一般に、露光装置の解像限界を示す解像度Rは、露光波長をλ、投影レンズの開口数をNA、露光後の現像プロセス等によって定まるプロセス定数をk1として、レーリー(Rayleigh)の式R=k1×(λ/NA)で表される。
回路パターン10を囲む帯状の領域には、CMPダミーとして、正方形状のダミーパターン12が配置される。ダミーパターン12は、例えば、回路パターン10を囲む帯状の領域において、行方向(紙面横方向)及び列方向(紙面縦方向)に所定のピッチで配置され、隣接する行間で互いに半ピッチずれた千鳥格子状に配置される。
本実施形態では、図7(a)に示す回路パターン10及びダミーパターン12を、第1回目のパターニング工程で使用する第1のレチクルのパターン領域及び第2回目のパターニング工程で使用する第2のレチクルのパターン領域に分割して形成する。
図7(b)及び図7(c)は、それぞれ第1のレチクルのパターン領域及び第2のレチクルのパターン領域に形成されるパターンを示している。
まず、回路パターン10を、図7(b)及び図7(c)に示すように、第1の部分パターン10aと第2の部分パターン10bとに分割する。すなわち、第1の部分パターン10aは、第1のレチクルのパターン領域に形成する。第2の部分パターン10bは、第2のレチクルのパターン領域に形成する。第1の部分パターン10a及び第2の部分パターン10bは、例えば、使用する露光装置の解像限界以上のピッチをそれぞれ有するものとする。
さらに、本実施形態では、ダミーパターン12を、図7(b)及び図7(c)に示すように、第1のダミーパターン12aと第2のダミーパターン12bとに分割する。すなわち、第1のダミーパターン12aは、第1のレチクルのパターン領域に形成する。第2のダミーパターン12bは、第2のレチクルのパターン領域に形成する。
ダミーパターン12は、第1のレチクルと第2のレチクルのパターン領域のパターン占有率が互いにほぼ等しくなるように、第1のダミーパターン12aと第2のダミーパターン12bとに分割する。換言すると、ダミーパターン12は、第1のレチクルと第2のレチクルのパターン領域の開口率が互いにほぼ等しくなるように、第1のダミーパターン12aと第2のダミーパターン12bとに分割する。例えば、図7(a)に示す千鳥格子状に配置されたダミーパターン12を、図7(b)及び図7(c)に示すように、列方向(紙面縦方向)の一列おきに、第1のダミーパターン12aと第2のダミーパターン12bとに分割する。
なお、ダミーパターン12の分割は、第1のレチクルと第2のレチクルのパターン領域のパターン占有率が互いに完全に等しくなるように行う必要はない。例えば、第1のレチクルのパターン領域のパターン占有率をa、第2のレチクルのパターン領域のパターン占有率をbとして、0.95a≦b≦1.05aの関係、好ましくは0.97a≦b≦1.03aの関係を満足するように、ダミーパターン12を分割すればよい。
このように、本実施形態では、第1のレチクルと第2のレチクルのパターン領域のパターン占有率が互いにほぼ等しくなるように、ダミーパターン12を第1のダミーパターン12aと第2のダミーパターン12bとに分割する。これにより、第1のレチクルを用いた第1回目のパターニング工程と、第2のレチクルを用いた第2回目のパターニング工程との間で、エッチングシフト及び基板面に垂直な方向のエッチングレートを互いにほぼ等しくすることができる。したがって、基板上に形成される回路パターン10の線幅を均一にするとともに、アンダーエッチング及びオーバーエッチングの発生を防止することができる。
次に、上述した第1のレチクル及び第2のレチクルを用いたダブルパターニングによる回路パターンの形成方法について図8を用いて説明する。
まず、第1のレチクルを用いた露光工程により第1の部分パターン10a及び第1のダミーパターン12aをフォトレジスト膜に転写し、続いて、フォトレジスト膜を現像する。次いで、このフォトレジスト膜をマスクとするエッチング工程を行う。こうして、第1回目のパターニング工程により、図8(a)に示すように、基板14上に、第1の部分パターン10a及び第1のダミーパターン12aを形成する。
次に、第2のレチクルを用いた露光工程により第2の部分パターン10b及び第2のダミーパターン12bをフォトレジスト膜に転写し、続いて、フォトレジスト膜を現像する。次いで、このフォトレジスト膜をマスクとするエッチング工程を行う。こうして、第2回目のパターニング工程により、図8(b)に示すように、基板14上に、第2の部分パターン10b及び第2のダミーパターン12bを形成する。
こうして、2回のパターニング工程を繰り返す。これにより、図8(c)に示すように、第1の部分パターン10a及び第2の部分パターン10bから成る回路パターン10と、第1のダミーパターン12a及び第2のダミーパターン12bから成るダミーパターン12が基板14上に形成される。
本実施形態では、第1のレチクルと第2のレチクルのパターン領域のパターン占有率が互いにほぼ等しくされている。したがって、第1のレチクルを用いた第1回目のパターニング工程と第2のレチクルを用いた第2回目のパターニング工程の間で、エッチングシフト及び基板面に垂直な方向のエッチングレートをほぼ等しくすることができる。こうして、本実施形態によれば、ダブルパターニングにより形成される回路パターン10の線幅を均一にするとともに、アンダーエッチングやオーバーエッチングの発生を防止することができる。
次に、上述した第1のレチクル及び第2のレチクルの製造方法について図9を用いて説明する。図9は、本実施形態によるダブルパターニングに用いるレチクルの製造方法を示すフローチャートである。
まず、回路パターンの設計データを作成する(ステップS11)。回路パターンのデータを作成する際には、予め設定された規定のデザインルールを満たすことに留意する。
次に、作成された回路パターンの設計データが、規定のデザインルールを満たすか否かを検証する(ステップS12)。
作成された回路パターンの設計データが、規定のデザインルールを満たさない場合には、回路パターンの設計データを修正する(ステップS13)。
そして、修正された回路パターンの設計データが、規定のデザインルールを満たすか否かの検証を再度行う(ステップS12)。このような操作は、回路パターンの設計データが規定のデザインルールを満たすようになるまで繰り返し行われる。
作成された回路パターンの設計データが規定のデザインルールを満たすようになった場合には、分割パラメータに従って、回路パターンのデータを分割する(ステップS14)。
次に、分割された回路パターンのデータが、規定のデザインルールを満たすか否かを検証する(ステップS15)。
分割された回路パターンのデータが、規定のデザインルールを満たさない場合には、回路パターンのデータの分割に用いた分割パラメータを修正する(ステップS16)。
そして、修正された分割パラメータに従って、回路パターンのデータを再度分割する(ステップS14)。続いて、分割された回路パターンのデータが、規定のデザインルールを満たすか否かを再度検証する(ステップS15)。このような操作は、分割された回路パターンのデータが規定のデザインルールを満たすようになるまで繰り返し行われる。
分割された回路パターンのデータが規定のデザインルールを満たすようになった場合には、回路パターンに対してダミーパターンを発生させる(ステップS17)。
次に、発生させたダミーパターンのデータを、分割パラメータに従って分割する(ステップS18)。
次に、分割されたダミーパターンのデータが、規定のデザインルールを満たすか否かを検証する(ステップS19)。
分割されたダミーパターンのデータが、規定のデザインルールを満たさない場合には、ダミーパターンのデータの分割に用いた分割パラメータを修正する(ステップS20)。
そして、修正された分割パラメータに従って、ダミーパターンのデータを再度分割する(ステップS18)。続いて、分割されたダミーパターンのデータが規定のデザインルールを満たすか否かを再度検証する(ステップS19)。このような操作は、分割されたダミーパターンのデータが規定のデザインルールを満たすようになるまで繰り返し行われる。
こうして、分割された回路パターン及びダミーパターンのデータが規定のデザインルールを満たすようになった場合には、光近接効果補正(OPC:Optical Proximity effect Correction)を行う(ステップS21)。光近接効果補正は、第1のレチクルのパターン領域に形成するパターン及び第2のレチクルのパターン領域に形成するパターンのそれぞれについて行う。
次に、光近接効果補正による結果が、リソグラフィーのデザインルールを満たすか否かを検証する(ステップS22)。
光近接効果補正による結果がリソグラフィーのデザインルールを満たさない場合には、光近接効果補正の補正パラメータを修正する(ステップS23)。
そして、修正された光近接効果補正の補正パラメータを用いて、光近接効果補正を再度行う(ステップS16)。続いて、光近接効果補正による結果がリソグラフィーのデザインルールを満たすか否かを再度検証する(ステップS22)。このような操作は、光近接効果補正による結果がリソグラフィーのデザインルールを満たすようになるまで繰り返し行われる。
光近接効果補正による結果がリソグラフィーのデザインルールを満たすようになった場合には、第1のレチクル及び第2のレチクルのそれぞれにパターンを描画することにより、第1のレチクル及び第2のレチクルを形成する(ステップS24)。
こうして、回路パターン及びダミーパターンが分割されたパターンがそれぞれ形成された第1のレチクル及び第2のレチクルが製造される。
次に、本実施形態によるダブルパターニングを用いた半導体装置の製造方法について図10乃至図12を用いて説明する。
まず、図10(a)に示すように、半導体基板18を用意する。半導体基板18上には、層間絶縁膜20が形成されている。層間絶縁膜20上には、シリコン酸化膜やシリコン窒化膜等よりなるハードマスク22が形成されている。ハードマスク22上には、フォトレジスト膜24が形成されている。なお、ハードマスク22とフォトレジスト膜24との間には、BARC(Bottom Antireflective Coating)と称される反射防止膜を形成することもあるが、図10においては省略されている。
次に、図10(b)に示すように、露光装置を用いて、上述した第1のレチクルに形成された第1の部分パターン及び第1のダミーパターンをフォトレジスト膜24に転写する。
次に、図10(c)に示すように、フォトレジスト膜24を現像する。
次に、図10(d)に示すように、例えばハロゲン化炭素等のエッチングガスを用いたドライエッチングにより、フォトレジスト膜24をマスクとしてハードマスク22をエッチングする。こうして、ハードマスク22に、第1の部分パターン及び第1のダミーパターンが形成される。
次に、図10(e)に示すように、フォトレジスト膜24を剥離する。
次に、図11(a)に示すように、全面に、フォトレジスト膜26を形成する。なお、ハードマスク22とフォトレジスト膜26との間には、BARCと称される反射防止膜を形成することもあるが、図11においては省略されている。
次に、図11(b)に示すように、露光装置を用いて、上述した第2のレチクルに形成された第2の部分パターン及び第2のダミーパターンをフォトレジスト膜26に転写する。
次に、図11(c)に示すように、フォトレジスト膜26を現像する。
次に、図11(d)に示すように、例えばハロゲン化炭素等のエッチングガスを用いたドライエッチングにより、フォトレジスト膜26をマスクとしてハードマスクをエッチングする。こうして、ハードマスク22に、第2の部分パターン及び第2のダミーパターンが形成される。
次に、図11(e)に示すように、フォトレジスト膜26を剥離する。
こうして、第1のレチクルを用いたパターニング工程、及び第2のレチクルを用いたパターニング工程を繰り返すことにより、第1の部分パターン及び第2の部分パターンから成る回路パターンがハードマスク22に形成される。また、第1のダミーパターン及び第2のダミーパターンから成るダミーパターンがハードマスク22に形成される。
次に、図12(a)に示すように、ハードマスク22をマスクとして層間絶縁膜20をエッチングする。こうして、回路パターン及びダミーパターンが層間絶縁膜20に形成される。
次に、図12(b)に示すように、全面に、銅膜等の導電膜28を形成する。
次に、図12(c)に示すように、CMP法により、ハードマスク22の表面が露出するまで導電膜28を研磨する。こうして、回路パターン内及びダミーパターン内に導電膜28が埋め込まれる。
こうして本実施形態による半導体装置が製造される。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態による半導体装置の製造方法及びレチクルの形成方法について図13乃至図16を用いて説明する。図13は、本実施形態による半導体装置の製造方法のダブルパターニングで用いられるレチクルを説明する平面図である。図14は、ダミーパターンに対するサイジング処理を説明する平面図である。図15は、ダミーパターンに対するサイジング処理によるパターン占有率の調整方法を説明する図である。図16は、本実施形態による半導体装置の製造方法のダブルパターニングを示す平面図である。なお、第1実施形態による半導体装置の製造方法と同一の構成要素には、同一の符号を付して説明を省略または簡潔にする。
本実施形態では、第1のレチクルと第2のレチクルのパターン領域のパターン占有率が互いにほぼ等しくなるように、第2のレチクルのパターン領域に形成する第2のダミーパターンに対して、その大きさを縮小又は拡大するサイジング処理を行う場合について説明する。
図13(a)は、ダブルパターニングにより形成すべき回路パターン及びダミーパターンを示す平面図である。
図13(a)に示すように、形成すべき回路パターン10は、第1実施形態と同様に、説明の便宜上、“FUJITSU”で示されるものとする。回路パターン10は、例えば、使用する露光装置の解像限界よりも小さいピッチのパターンを含むものである。
回路パターン10を囲む帯状の領域には、第1実施形態と同様に、CMPダミーとして、正方形状のダミーパターン12が千鳥格子状に配置される。なお、後述するように、ダミーパターン12のうち第2のレチクルのパターン領域に形成されるものに対しては、その大きさを縮小又は拡大するサイジング処理が行われる。
図13(a)及び図13(b)は、それぞれ第1のレチクルのパターン領域及び第2のレチクルのパターン領域に形成されるパターンを示している。
まず、第1実施形態と同様に、回路パターン10を、図13(b)及び図13(c)に示すように、第1の部分パターン10aと第2の部分パターン10bとに分割する。すなわち、第1の部分パターン10aは、第1のレチクルのパターン領域に形成する。第2の部分パターン10bは、第2のレチクルのパターン領域に形成する。第1の部分パターン10a及び第2の部分パターン10bは、例えば、使用する露光装置の解像限界以上のピッチをそれぞれ有するものとする。
また、本実施形態では、ダミーパターン12を、図13(b)及び図13(c)に示すように、第1のダミーパターン12aと第2のダミーパターン12b′とに分割する。すなわち、第1のダミーパターン12aは、第1のレチクルのパターン領域に形成する。第2のダミーパターン12b′は、第2のレチクルのパターン領域に形成する。
さらに、本実施形態では、第2のレチクルのパターン領域に形成する第2のダミーパターン12b′に対して、その大きさを縮小又は拡大するサイジング処理を行う。すなわち、第2のダミーパターン12b′の大きさを、元のダミーパターン12の大きさ、すなわち第1のダミーパターン12aの大きさに比べて縮小又は拡大する。
図14は、第2のダミーパターン12b′に対するサイジング処理を示す平面図である。図14(a)に示すダミーパターン12を基準として、図14(b)に示すように、第2のダミーパターン12b′の大きさを縮小又は拡大する。
こうして、第2のダミーパターン12b′に対してサイジング処理を行うことにより、第2のレチクルのパターン領域のパターン占有率が、第1のレチクルのパターン領域のパターン占有率とほぼ等しくなるように調整する。
図15は、第2のダミーパターン12b′に対するサイジング処理によるパターン占有率の調整方法を説明する図である。図15では、パターン領域のパターン占有率と基板面に垂直な方向のエッチングレートとの関係を示すグラフ上に、第1のレチクルのパターン領域のパターン占有率、及び調整前後の第2のレチクルのパターン領域のパターン占有率を示している。図中、●印は、第1のレチクルのパターン領域のパターン占有率を示している。点線及び実線の○印は、それぞれ調整前後の第2のレチクルのパターン領域のパターン占有率を示している。
第2のダミーパターン12b′に対するサイジング処理を行うことにより、図15に示すように、第2のレチクルのパターン領域のパターン占有率を調整する。これにより、第2のレチクルのパターン領域のパターン占有率を、第1のレチクルのパターン領域のパターン占有率とほぼ等しくする。
なお、第2のダミーパターン12b′に対するサイジング処理は、第2のレチクルのパターン領域のパターン占有率が、第1のレチクルのパターン領域のパターン占有率と完全に等しくなるように行う必要はない。例えば、第1のレチクルのパターン領域のパターン占有率をa、第2のレチクルのパターン領域のパターン占有率をbとして、0.95a≦b≦1.05aの関係、好ましくは0.97a≦b≦1.03aの関係を満足するように、第2のダミーパターン12b′に対するサイジング処理を行えばよい。
このように、本実施形態では、第2のレチクルのパターン領域のパターン占有率が、第1のレチクルのパターン領域のパターン占有率とほぼ等しくなるように、第2のレチクルのパターン領域に形成する第2のダミーパターン12b′に対してサイジング処理を行う。これにより、第1のレチクルを用いた第1回目のパターニング工程と、第2のレチクルを用いた第2回目のパターニング工程との間で、エッチングシフト及び基板面に垂直な方向のエッチングレートを互いにほぼ等しくすることができる。したがって、基板上に形成される回路パターン10の線幅を均一にするとともに、アンダーエッチング及びオーバーエッチングの発生を防止することができる。
次に、上述した第1のレチクル及び第2のレチクルを用いたダブルパターニングによる回路パターンの形成方法について図16を用いて説明する。
まず、第1のレチクルを用いた露光工程により第1の部分パターン10a及び第1のダミーパターン12aをフォトレジスト膜に転写し、続いて、フォトレジスト膜を現像する。次いで、このフォトレジスト膜をマスクとするエッチング工程を行う。こうして、第1回目のパターニング工程により、図16(a)に示すように、基板14上に、第1の部分パターン10a及び第1のダミーパターン12aを形成する。
次に、第2のレチクルを用いた露光工程により第2の部分パターン10b及びサイジング処理された第2のダミーパターン12b′をフォトレジスト膜に転写し、続いて、フォトレジスト膜を現像する。次いで、このフォトレジスト膜をマスクとするエッチング工程を行う。こうして、第2回目のパターニング工程により、図16(b)に示すように、基板14上に、第2の部分パターン10b及びサイジング処理された第2のダミーパターン12b′を形成する。
こうして、2回のパターニング工程を繰り返す。これにより、図16(c)に示すように、第1の部分パターン10a及び第2の部分パターン10bから成る回路パターン10と、第1のダミーパターン12a及び第2のダミーパターン12b′から成るダミーパターン12が基板14上に形成される。
本実施形態では、第2のダミーパターン12b′に対してサイジング処理を行うことにより、第1のレチクルと第2のレチクルのパターン領域のパターン占有率を互いにほぼ等しくする。したがって、本実施形態によっても、第1実施形態と同様に、第1のレチクルを用いた第1回目のパターニング工程と第2のレチクルを用いた第2回目のパターニング工程の間で、エッチングシフト及び基板面に垂直な方向のエッチングレートをほぼ等しくすることができる。こうして、本実施形態によっても、ダブルパターニングにより形成される回路パターン10の線幅を均一にするとともに、アンダーエッチングやオーバーエッチングの発生を防止することができる。
なお、上記では、サイジング処理によりパターン占有率を調整する場合について説明したが、第2のダミーパターン12b′の平面形状をダミーパターン12の平面形状から変更することにより、パターン占有率を調整してもよい。例えば、第2のダミーパターン12b′を中抜き状にすることで、第2のレチクルのパターン領域のパターン占有率を、第1のレチクルのパターン領域のパターン占有率とほぼ等しくしてもよい。
図17は、第2のレチクル上に形成する第2のダミーパターンを中抜き状にした場合を示す平面図である。図17(a)に示す正方形状のダミーパターン12に対して、図17(b)に示すように、第2のダミーパターン12b′を正方形の中抜きパターンとしてもよい。
このように、第2のダミーパターン12b′を中抜き状にすることにより、第2のレチクルのパターン領域のパターン占有率を調整する。こうして、第2のレチクルのパターン領域のパターン占有率を、第1のレチクルのパターン領域のパターン占有率とほぼ等しくしてもよい。
また、上記では、第2のレチクルについてのみパターン領域のパターン占有率を調整する場合について説明したが、第1のレチクルについても、第2のレチクルと同様にパターン領域のパターン占有率を調整してもよい。
図18は、第1のレチクル及び第2のレチクルについてパターン領域のパターン占有率を調整する場合の調整方法を説明する図である。図18では、パターン領域のパターン占有率と基板面に垂直な方向のエッチングレートとの関係を示すグラフ上に、調整前後の第1及び第2のレチクルのパターン領域のパターン占有率を示している。図中、点線及び実線の◇印は、それぞれ調整前後の第1のレチクルのパターン領域のパターン占有率を示している。点線及び実線の○印は、調整前後の第2のレチクルのパターン領域のパターン占有率を示している。
この場合、第2のレチクルについて、上記と同様にして、第2のダミーパターンの大きさを縮小若しくは拡大し、又は第2のダミーパターンの平面形状を変更する。これにより、図18に示すように、第2のレチクルのパターン領域のパターン占有率を調整して既存のプロセス等に基づき定められる所定の値に設定する。
また、第1のレチクルについても、第2のレチクルと同様にして、第1のダミーパターンの大きさを縮小若しくは拡大し、又は第1のダミーパターンの平面形状を変更する。これにより、第1のレチクルのパターン領域のパターン占有率を調整する。こうして、第1のレチクルについても、図18に示すように、パターン領域のパターン占有率を既存のプロセス等に基づき定められる所定の値に設定する。
こうして、第1のレチクル及び第2のレチクルのそれぞれについてパターン領域のパターン占有率を調整することにより、第1のレチクルと第2のレチクルのパターン領域のパターン占有率をほぼ等しくしてもよい。
また、上記では、第2のレチクルについてのみパターン領域のパターン占有率を調整する場合について説明したが、第2のレチクルに代えて第1のレチクルについてのみ、第2のレチクルと同様にパターン領域のパターン占有率を調整してもよい。この場合、第1のレチクルのパターン領域のパターン占有率を調整して第2のレチクルのパターン領域のパターン占有率と等しくする。
[変形実施形態]
本発明は上記実施形態に限らず種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、2枚のレチクルを用いるダブルパターニングについて本発明を適用する場合を例について説明したが、本発明は、2枚以上のレチクルを用いたパターニング工程を繰り返して行う場合について広く適用することができる。
また、上記実施形態では、正方形状のダミーパターンを千鳥格子状に配置する場合を例に説明したが、ダミーパターンの形状及び配置の態様はこれらに限定されるものではない。
また、上記実施形態では、CMPダミーとしてのダミーパターンを形成する場合を例に説明したが、その他の目的でダミーパターンを形成する場合についても本発明を適用することができる。
以上詳述した通り、本発明の特徴をまとめると以下のようになる。
(付記1)
回路パターンを第1の部分パターンと第2の部分パターンとに分割し、前記回路パターンに対して発生させたダミーパターンを第1のダミーパターンと第2のダミーパターンとに分割し、前記第1の部分パターンと前記第1のダミーパターンとが形成された第1のレチクルと、前記第2の部分パターンと前記第2のダミーパターンとが形成された第2のレチクルとを用いて、前記回路パターンと前記ダミーパターンとを基板上に転写する半導体装置の製造方法であって、
前記第1の部分パターンと前記第1のダミーパターンとが形成された第1のパターン領域を有する前記第1のレチクルを用いて、前記第1の部分パターンと前記第1のダミーパターンとを前記基板上に転写する工程と、
前記第2の部分パターンと前記第2のダミーパターンとが形成された第2のパターン領域を有する前記第2のレチクルを用いて、前記第2の部分パターンと前記第2のダミーパターンとを前記基板上に転写する工程とを有し、
前記第1のパターン領域と前記第2のパターン領域とは、パターン占有率が互いにほぼ等しくなっている
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記2)
付記1記載の半導体装置の製造方法において、
前記ダミーパターンは、前記第1のパターン領域と前記第2のパターン領域のパターン占有率が互いにほぼ等しくなるように、前記第1のダミーパターンと前記第2のダミーパターンとに分割されている
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記3)
付記1記載の半導体装置の製造方法において、
前記第1のダミーパターン及び/又は前記第2のダミーパターンの大きさは、前記第1のパターン領域と前記第2のパターン領域のパターン占有率が互いにほぼ等しくなるように、前記ダミーパターンに比べて縮小又は拡大されている
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記4)
付記1記載の半導体装置の製造方法において、
前記第1のダミーパターン及び/又は前記第2のダミーパターンの平面形状は、前記第1のパターン領域と前記第2のパターン領域のパターン占有率が互いにほぼ等しくなるように、前記ダミーパターンの平面形状から変更されている
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記5)
付記1乃至4のいずれかに記載の半導体装置の製造方法において、
前記第1のパターン領域のパターン占有率aと前記第2のパターン領域のパターン占有率bとは、0.95a≦b≦1.05aの関係を有する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記6)
付記1乃至5のいずれかに記載の半導体装置の製造方法において、
前記回路パターンは、前記第1の部分パターン及び前記第2の部分パターンの転写に用いる露光装置の解像限界よりも小さなピッチのパターンを含む
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記7)
2回のパターニング工程を繰り返すことにより回路パターンを形成する際に用いられる第1のレチクル及び第2のレチクルを形成するレチクルの形成方法であって、
前記回路パターンを第1の部分パターンと第2の部分パターンとに分割し、
前記回路パターンに対して発生させたダミーパターンを第1のダミーパターンと第2のダミーパターンとに分割し、
前記第1の部分パターンと前記第1のダミーパターンとを前記第1のレチクルの第1のパターン領域に形成し、
前記第2の部分パターンと前記第2のダミーパターンとを前記第2のレチクルの第2のパターン領域に形成し、
前記第1のパターン領域と前記第2のパターン領域のパターン占有率を互いにほぼ等しくする
ことを特徴とするレチクルの形成方法。
エッチングシフトを説明する図である。 レチクルのパターン領域のパターン占有率とエッチングシフトとの関係を示すグラフである。 レチクルのパターン領域のパターン占有率と基板面に垂直な方向のエッチングレートとの関係を示すグラフである。 使用する2枚のレチクルのうちの一方のみにダミーパターンを発生させた場合のダブルパターニングを示す平面図である。 使用する2枚のレチクルの双方に単に同様のダミーパターンを発生させた場合のダブルパターニングを示す平面図である。 本発明の第1実施形態による半導体装置の製造方法の露光工程で用いる露光装置を示す概念図である。 本発明の第1実施形態による半導体装置の製造方法のダブルパターニングで用いられるレチクルを説明する平面図である。 本発明の第1実施形態による半導体装置の製造方法のダブルパターニングを示す平面図である。 第1実施形態による半導体装置の製造方法のダブルパターニングで用いられるレチクルの製造方法を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その1)である。 本発明の第1実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その2)である。 本発明の第1実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その3)である。 本発明の第2実施形態による半導体装置の製造方法のダブルパターニングで用いられるレチクルを説明する平面図である。 ダミーパターンに対するサイジング処理を説明する平面図である。 ダミーパターンに対するサイジング処理によるパターン占有率の調整方法を説明する図である。 本発明の第2実施形態による半導体装置の製造方法のダブルパターニングを示す平面図である。 本発明の第2実施形態による半導体装置の製造方法の変形例におけるダミーパターンを示す平面図である。 本発明の第2実施形態による半導体装置の製造方法の変形例におけるパターン占有率の調整方法を説明する図である。 ダブルパターニングにおける回路パターンの分割の一例を説明する平面図である。 回路パターンに対するCMPダミーの発生の一例を示す平面図である。
符号の説明
1…光源
2…フライアイ
3…開口絞り
4…レチクル
4a…パターン領域
4b…遮光帯領域
5…投影レンズ
6…基板
10…回路パターン
10a…第1の部分パターン
10b…第2の部分パターン
12…ダミーパターン
12a…第1のダミーパターン
12b、12b′…第2のダミーパターン
14…基板
18…半導体基板
20…層間絶縁膜
22…ハードマスク
24、26…フォトレジスト膜
28…導電膜
100…フォトレジスト膜
102…パターン
104…基板
106…パターン
108…基板
110…回路パターン
110a…第1の部分パターン
110b…第2の部分パターン
112…ダミーパターン
200…回路パターン
202…ダミーパターン

Claims (3)

  1. 回路パターンを第1の部分パターンと第2の部分パターンとに分割し、前記回路パターンに対して発生させたダミーパターンを第1のダミーパターンと第2のダミーパターンとに分割し、前記第1の部分パターンと前記第1のダミーパターンとが形成された第1のレチクルと、前記第2の部分パターンと前記第2のダミーパターンとが形成された第2のレチクルとを用いて、前記回路パターンと前記ダミーパターンとを基板上に転写する半導体装置の製造方法であって、
    前記第1の部分パターンと前記第1のダミーパターンとが形成された第1のパターン領域を有する前記第1のレチクルを用いて、前記第1の部分パターンと前記第1のダミーパターンとを前記基板上に転写する工程と、
    前記第2の部分パターンと前記第2のダミーパターンとが形成された第2のパターン領域を有する前記第2のレチクルを用いて、前記第2の部分パターンと前記第2のダミーパターンとを前記基板上に転写する工程とを有し、
    前記第1のパターン領域と前記第2のパターン領域とは、パターン占有率が互いにほぼ等しくなっており、
    前記第1のダミーパターン及び/又は前記第2のダミーパターンの大きさは、前記第1のパターン領域と前記第2のパターン領域のパターン占有率が互いにほぼ等しくなるように、前記ダミーパターンに比べて縮小又は拡大されている
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第1のダミーパターン及び/又は前記第2のダミーパターンの平面形状は、前記第1のパターン領域と前記第2のパターン領域のパターン占有率が互いにほぼ等しくなるように、前記ダミーパターンの平面形状から変更されている
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 2回のパターニング工程を繰り返すことにより回路パターンを形成する際に用いられる第1のレチクル及び第2のレチクルを形成するレチクルの形成方法であって、
    前記回路パターンを第1の部分パターンと第2の部分パターンとに分割し、
    前記回路パターンに対して発生させたダミーパターンを第1のダミーパターンと第2のダミーパターンとに分割し、
    前記第1の部分パターンと前記第1のダミーパターンとを前記第1のレチクルの第1のパターン領域に形成し、
    前記第2の部分パターンと前記第2のダミーパターンとを前記第2のレチクルの第2のパターン領域に形成し、
    前記第1のパターン領域と前記第2のパターン領域のパターン占有率を互いにほぼ等しくし、
    前記第1のダミーパターン及び/又は前記第2のダミーパターンの大きさは、前記第1のパターン領域と前記第2のパターン領域のパターン占有率が互いにほぼ等しくなるように、前記ダミーパターンに比べて縮小又は拡大されてい
    ことを特徴とするレチクルの形成方法。
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