JP5118507B2 - 移動体及び移動体の制御方法 - Google Patents

移動体及び移動体の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、移動体及びその制御方法に関し、特に自律走行する移動体及びその制御方法に関する。
特許文献1は、目的地に向かって設定経路上を自律走行する移動体を開示している。移動体は、設定経路上に障害物を検出すると、障害物を回避するように所期の設定経路から外れた回避経路上を走行して目的地に向かう。移動体は、設定経路から離れるほど、より低速で走行する。走行速度が低ければ、回避経路上の障害物を回避することが容易になる。
しかしながら、移動体の設計最高速度を速くすると、障害物を回避し難い状況が発生する。設計最高速度が速い場合には、障害物を検知した際により応答性の高い減速を移動体に行わせる必要がある。
このため、移動体の設計最高速度を向上させるためには、障害物を回避するための移動体の速度制御を更に改良する必要がある。
特開2005−310043号公報
本発明の目的は、障害物を回避可能な移動体において、その速度が向上した場合に障害物の回避機能を高めるため、移動体をより応答性高く減速させたり、走行環境の状況に応じて走行速度の制御規則を柔軟に変更することが可能な移動体及び移動体の制御方法を提供することである。
本発明の他の目的は、走行速度の制御規則を柔軟に変更することが可能な移動体及び移動体の制御方法を提供することである。
以下に、(発明を実施するための最良の形態)で使用される番号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号は、(特許請求の範囲)の記載と(発明を実施するための最良の形態)との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号を、(特許請求の範囲)に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明の第1の観点に係る移動体の制御方法は、移動体(1)を走行させるべき経路RXを評価した重み値W1(WX)から関数を用いて指令速度VCを計算するステップ(S23、S24)と、前記移動体が前記経路RXを走行するときの走行速度を前記指令速度VCに制御するステップ(S3)とを具備する。前記関数は、所定の下限値WLL、所定の上限値WUL及び所定の指数nvをパラメータとして含む。
本発明によれば、下限値WLL、上限値WUL又は指数nvを変更することで、走行速度の制御規則を柔軟に変更することが可能である。本発明において、重み値W1は、その対象となる経路RXに対する移動体(1)の通過し易さを示す。例えば、重み値W1が大きいほど、その対象となる経路RXを移動体(1)が通過し易いことを示す。この場合、重み値W1が小さいと、その対象となる経路RX上に障害物が存在する確率が高い。したがって、小さい重み値は、移動体が低速で走行する必要があることを示す。
前記指令速度VCを計算する前記ステップは、前記重み値W1から減速度係数KVを計算するステップと、前記減速度係数KVから前記指令速度VCを計算するステップとを含むことが好ましい。前記減速度係数KVは、前記重み値W1、前記下限値WLL、前記上限値WUL及び前記指数nvを用いて下記式で表される。
Figure 0005118507
前記指令速度VCは、前記減速度係数KV及び所定の速度V0を用いて下記式で表される。
Figure 0005118507
本発明によれば、下限値WLL、上限値WUL又は指数nvを変更することで、走行速度の減速の程度に関わる制御規則を柔軟に変更することが可能である。
上記移動体の制御方法は、前記経路RXを評価した重み値W0(WX)を求めるステップ(S13)と、前記重み値W0の値が所定の上限値ZULより大きい場合、前記値を前記上限値ZULと同じ値に修正するステップ(S14)と、前記重み値W0から前記重み値W1を計算するステップ(S22)とを具備することが好ましい。前記重み値W1は、前記重み値W0、1より大きい実数k及び前記上限値ZULを用いて下記式で表されることが好ましい。
Figure 0005118507
このときの修正量k(ZUL−W0)は、重み値W0が小さいほど大きい。本発明によれば、重み値W0が予想以上に小さい場合に移動体の走行速度を大きく減少させるように調整することが可能である。
上記移動体の制御方法では、障害物センシング(S11)を行って移動体(1)が移動する周辺環境の地図に障害物情報を書き込んだ後(S12)、移動体は選択可能な複数の候補経路R(経路RXを含む)の重み値W(経路RXの重み値W0を含む)を計算する(S13)。重み値Wの値が所定の上限値ZULより大きい場合は重み値Wの値を上限値ZULと同じ値に修正し、重み値Wの値が所定の下限値ZLLより小さい場合は重み値Wの値を下限値ZLLと同じ値に修正する(S14)。全ての候補経路Rについて評価が完了したら(S15)、最終的に重み値W0が重み値Wの中で最大となった候補経路RXを選択する。そして、選択された候補経路RXで評価された重み値W0を修正して重み値W1を求める(S22)。
上記移動体の制御方法においては、前記移動体が具備する加速度センサ(3)が第1加速度を検出した場合と前記第1加速度と異なる第2加速度を検出した場合とで、前記上限値WUL、前記下限値WLL又は前記指数nvの値を変更可能であることが好ましい。
本発明においては、加速度センサが検出する加速度から移動体が走行する走行面の状態を把握し、走行面の状態に合うように上限値WUL、下限値WLL又は指数nvの値を変更することが可能である。
本発明の第2の観点に係る移動体(1)は、演算装置(5)と、走行装置(7)とを具備する。前記演算装置は、前記移動体を走行させるべき経路RXを評価した重み値W1(W0)から関数を用いて指令速度VCを計算する。前記走行装置は、前記移動体が前記経路RXを走行するときの走行速度を前記指令速度VCに制御する。前記関数は、所定の下限値WLL、所定の上限値WUL及び所定の指数nvをパラメータとして含む。
本発明によれば、下限値WLL、上限値WUL又は指数nvを変更することで、走行速度の制御規則を柔軟に変更することが可能である。
前記演算装置は、前記重み値W1から減速度係数KVを計算し、前記減速度係数KVから前記指令速度VCを計算することが好ましい。前記減速度係数KVは、前記重み値W1、前記下限値WLL、前記上限値WUL及び前記指数nvを用いて下記式で表される。
Figure 0005118507
前記指令速度VCは、前記減速度係数KV及び所定の速度V0を用いて下記式で表される。
Figure 0005118507
本発明によれば、下限値WLL、上限値WUL又は指数nvを変更することで、走行速度の減速の程度に関わる制御規則を柔軟に変更することが可能である。
前記演算装置は、前記経路RXを評価した重み値W0(WX)を求め、前記重み値W0の値が所定の上限値ZULより大きい場合に前記値を前記上限値ZULと同じ値に修正し、前記重み値W0から前記重み値W1を計算することが好ましい。前記重み値W1は、前記重み値W0、1より大きい実数k及び前記上限値ZULを用いて下記式で表されることが好ましい。
Figure 0005118507
このときの修正量k(ZUL−W0)は、重み値W0が小さいほど大きい。本発明によれば、重み値W0が予想以上に小さい場合に移動体の走行速度を大きく減少させるように調整することが可能である。
上記移動体は、障害物センシング(S11)を行って移動体(1)が移動する周辺環境の地図に障害物情報を書き込んだ後(S12)、選択可能な複数の候補経路R(経路RXを含む)の重み値W(経路RXの重み値W0を含む)を計算する(S13)。重み値Wの値が所定の上限値ZULより大きい場合は重み値WX’の値を上限値ZULと同じ値に修正し、重み値WX’の値が所定の下限値ZLLより小さい場合は重み値WX’の値を下限値ZLLと同じ値に修正する(S14)。全ての候補経路について評価が完了したら(S15)、最終的に重み値W0が重み値Wの中で最大となった候補経路RXを選択する。そして、選択された候補経路RXで評価された重み値W0を修正して重み値W1を求める(S22)。
上記移動体は、加速度センサを具備することが好ましい。前記加速度センサが第1加速度を検出した場合と前記第1加速度と異なる第2加速度を検出した場合とで、前記上限値WUL、前記下限値WLL又は前記指数nvの値を変更可能であることが好ましい。
本発明においては、加速度センサが検出する加速度から移動体が走行する走行面の状態を把握し、走行面の状態に合うように上限値WUL、下限値WLL又は指数nvの値を変更することが可能である。
本発明によれば、走行速度の制御規則を柔軟に変更することが可能な移動体及び移動体の制御方法が提供される。
添付図面を参照して、本発明による移動体及び移動体の制御方法を実施するための最良の形態を以下に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る移動体1を示している。移動体1は、例えば、ショールームや美術館のような不特定多数の来場者がいる屋内を移動し、情報提供のようなサービスを行うサービスロボットや、屋外を走行する無人走行車輛のような移動体である。移動体1は、環境認識センサ2と、加速度センサ3と、インターフェース4と、演算装置5と、記憶装置6と、走行装置7とを備える。環境認識センサ2、加速度センサ3、インターフェース4、記憶装置6及び走行装置7の各々は、インターフェース4を介して演算装置5に接続されている。環境認識センサ2は、障害物8までの距離と方向とから障害物8の位置を検出する。環境認識センサ2としては、赤外線センサ、超音波センサ、レーザレンジファインダが例示される。演算装置5は、環境認識センサ2が検出する障害物8の位置と、加速度センサ3が検出する加速度とに基づき、指令速度VCを計算する。走行装置7は、移動体1を指令速度VCで走行させる。記憶装置6は、演算装置5が指令速度VCを計算するために用いるデータを記憶している。移動体1がサービスロボットの場合、走行装置7は、車輪と、車輪を駆動するモータと、モータの回転速度を制御するモータドライバとを備える。移動体1が無人走行車輛の場合、走行装置7は、車輪と、車輪を駆動する熱機関と、熱機関への燃料の供給を制御するアクセル機構と、車輪の回転を抑制するブレーキ機構と、アクセル機構及びブレーキ機構を駆動するモータと、モータの回転位置・速度などを制御するモータドライバとを備える。加速度センサ3は移動体1が走行する走行面の状態と相関の高い加速度を検出することが好ましい。走行面の状態とは、例えば、走行面の凹凸や滑りやすさである。記憶装置6は、上限値ZULと、下限値ZLLと、指数nvと、上限値WULと、下限値WLLと、速度V0とを記憶している。上限値ZULは、下限値ZLLより大きい。上限値WULは、下限値WLLより大きい。上限値ZULと上限値WULとは、等しくても異なっていてもよい。下限値ZLLと下限値WLLとは、等しくても異なっていてもよい。
図2は、第1の実施形態に係る移動体1の制御方法を示している。移動体1の制御方法は、移動体1が障害物を回避するための制御方法である。移動体1の制御方法は、ステップS1と、ステップS2と、ステップS3とを備えている。ステップS1において、演算装置5は、移動体1が走行すべき経路を選択する。ステップS2において、演算装置5は、移動体1がステップS1において選択した経路を走行するときの速度を示す指令速度VCを計算する。ステップS3において、走行装置7は、移動体1がステップS1において選択された経路を走行するときの走行速度を指令速度VCに制御する。
図3は、ステップS1を示している。ステップS1は、ステップS11と、ステップS12と、ステップS13と、ステップS14と、ステップS15と、ステップS16とを備えている。
ステップS11において、環境認識センサ2は、障害物8を検出し、障害物8の位置を示す障害物位置信号を演算装置5へ出力する。
ステップS12において、演算装置5は、図4に示されるように、移動体1の周囲を表した地図10を生成し、この地図10に障害物8の情報を書き込む。地図10は、複数のグリッド11に分割されている。グリッド11は、グリッド11aと、グリッド11bとを含んでいる。グリッド11aは、障害物8が検出された第1位置に対応している。グリッド11bは、障害物8が検出されていない第2位置に対応している。演算装置5は、障害物位置信号に基づき、障害物8が存在することを示す第1数値をグリッド11aに対応付け、障害物8が存在しないことを示す第2数値をグリッド11bに対応付ける。第1数値は、第2数値より小さい。第2数値は、第1位置と第2位置との距離に応じて異なる。第1位置と第2位置とが近いほど、第2数値は小さい。
ステップS13において、演算装置5は、候補経路Rの重み値Wを計算する。候補経路Rは、移動体1が走行すべき経路の候補である。重み値Wは、候補経路Rの評価を示す。地図10上に、移動体1の現在位置を示す移動体現在位置12と、候補経路Rの始点を示す掃引領域の始点13と、掃引領域の始点13から延びる掃引領域14(2本の破線の内側の領域)が示されている。掃引領域の始点13は、移動体1の現在速度と移動体1の現在位置とに基づいて決定される。掃引領域14が延びる方向は、候補経路Rが延びる方向に対応している。候補経路Rが延びる方向は、移動体1の前方向を中心に、左右に分布している。掃引領域14が延びる方向は、図4中の0度の方向を中心に、左右に分布している。掃引領域14の幅(2本の破線の間隔)は、移動体1の幅に相当したものとなっている。演算装置5は、掃引領域14に含まれるグリッド11に対応付けられた数値を合計して候補経路Rの重み値Wを求める。
ステップS14において、演算装置5は、重み値Wと記憶装置6に記憶された上限値ZUL及び下限値ZLLとを比較する。演算装置5は、重み値Wが下限値ZLLより小さいとき、重み値Wの値が下限値ZLLの値と等しくなるように重み値Wを修正する。演算装置5は、重み値Wが上限値ZULより大きいとき、重み値Wの値が上限値ZULの値と等しくなるように重み値Wを修正する。演算装置5は、重み値Wが下限値ZLLより小さくなく、重み値Wが上限値ZULより大きくないとき、重み値Wを修正しない。
ステップS15において、複数の候補経路Rの全てについてステップS13及びステップS14が完了している場合はステップS16に進む。そうでない場合はステップS13に戻り、残りの候補経路RについてステップS13及びステップS14を繰り返す。
ステップS16において、演算装置5は、重み値Wが最大の候補経路Rを移動体1が走行すべき経路として選択する。以下、移動体1が走行すべき経路として選択された候補経路Rを経路RXとし、その重み値Wを重み値WXとする。
図5は、ステップS2を示している。ステップS2は、ステップS21と、ステップS23と、ステップS24とを備えている。
ステップS21において、演算装置5は、指数nvと、上限値WULと、下限値WLLとを、記憶装置6から取得する。
ステップS23において、演算装置5は、下記式を用いて重み値WXから減速度係数KVを計算する。
Figure 0005118507
演算装置5は、上記式で表される減速度係数KVが1より大きいとき、減速度係数KVを1とする。演算装置5は、上記式で表される減速度係数KVが0より小さいとき、減速度係数KVを0とする。
図6は、減速度係数KVと重み値WXの関係を表すグラフを示している。図6の縦軸は減速度係数KVを示し、図6の横軸は重み値WXを示している。曲線15は、WUL=1.0、WLL=−0.2、nv=1の場合について、減速度係数KVと重み値WXの関係を表している。曲線16は、WUL=1.8、WLL=−0.2、nv=10の場合について、減速度係数KVと重み値WXの関係を表している。
ステップS24において、演算装置5は、下記式を用いて減速度係数KVと記憶装置6が記憶している速度V0とから指令速度VCを計算する。
Figure 0005118507
ステップS3において、走行装置7は、移動体1が経路RXを走行するときの走行速度を指令速度VCに制御する。
図7は、第1の実施形態に係る速度制御の例を示している。図7には、横軸としてX軸が示され、第1の縦軸としてY軸が示され、第2の縦軸としてV軸が示されている。X座標及びY座標は、平面上の位置を表している。V座標は、移動体1の走行速度を示している。出発地21は、移動体1が走行を開始する位置を示している。目的地22は、移動体1が到達すべき位置を示している。設定経路23は、出発地21を出発する前に移動体1に与えられた移動体1が走行すべき経路を示している。障害物8としての障害物8aは、設定経路23の近くに配置されている。障害物8としての障害物8bは、設定経路23上に配置されている。実際の経路24は、移動体1が実際に走行した経路を示している。移動体1が障害物8a及び障害物8bを回避したため、実際の経路24は設定経路23と異なった。走行速度変化25は、移動体1の走行速度の変化を示している。走行速度は、実際の経路24に沿う速度である。移動体1は、出発地21を出発した後、加速しながら障害物8aを回避した。移動体1は、走行速度VPで実際の経路24上の位置Pを通過した。移動体1は、前方向に障害物8bを検出したため、減速した。走行速度が低下したため、障害物8bに衝突するリスクが低下した。移動体1は、走行速度VQで実際の経路24上の位置Qを通過した。移動体1が位置Qにおいて向きを変えたため、移動体1は前方向に障害物8bを検出しなくなった。そのため、移動体1は、加速しながら障害物8bの横を通過した。
本実施形態においては、減速度係数KVと重み値WXとの関係が関数で表されている。そのため、関数のパラメータである上限値WUL、下限値WLL、指数nvの値を調節することで、減速度係数KVと重み値WXとの対応関係を容易に変更することが可能である。したがって、環境認識センサ2や走行装置7の性能に応じて減速度係数KVと重み値WXとの関係を最適化することが容易である。
なお、ステップS21において、演算装置5は、加速度センサ3が検出する加速度に応じて異なる指数nv、上限値WUL、下限値WLLを記憶装置6から取得することが好ましい。そのため、記憶装置6は、加速度と、指数nv、上限値WUL及び下限値WLLとを対応付けたテーブルを記憶していることが好ましい。加速度センサ3が検出する加速度が大きい場合、移動体1が走行する走行面の状況が悪く、移動体1の走行制御が難しいと考えられる。したがって、加速度センサ3が検出する加速度が大きい場合、記憶装置6は、ステップS21において、大きい指数nv、大きい上限値WUL、大きい下限値WLLのいずれか又はこれらの組み合わせを演算装置5に出力することが好ましい傾向がある。例えば、記憶装置6は、加速度が閾値より小さい場合、曲線15に対応する指数nv、上限値WUL及び下限値WLLを演算装置5に出力する。記憶装置6は、加速度が閾値より大きい場合、曲線16に対応する指数nv、上限値WUL及び下限値WLLを演算装置5に出力する。本実施形態においては、走行面の状態に応じて走行速度の制御規則(減速特性)を移動体1の走行中に変更することが可能である。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係る移動体1は、第1の実施形態に係る移動体1と同様、環境認識センサ2と、加速度センサ3と、インターフェース4と、演算装置5と、記憶装置6と、走行装置7とを備える。本実施形態に係る移動体1の制御方法は、第1の実施形態に係る移動体1の制御方法と同様、ステップS1と、ステップS2と、ステップS3とを備えている。本実施形態に係るステップS2は、図8に示すように、ステップS21と、ステップS22と、ステップS23と、ステップS24とを備えている。ここで、ステップS21、ステップS23、ステップS24は、第1の実施形態と同様である。
ステップS22において、演算装置5は、下記式を用いて重み値WXを修正する。
Figure 0005118507
ここで、感度係数kは、1より大きい実数である。
ステップS22において、重み値WXはより小さい値に修正される。このときの修正量δは、重み値WXが小さいほど大きい。したがって、重み値WXの減少に対応して移動体1の走行速度が大きく減少する。
ステップS23において、演算装置5は、修正後の重み値WXを用いて減速度係数KVを計算する。
図9は、本実施形態に係る速度制御の例を示している。図9には、横軸としてX軸が示され、第1の縦軸としてY軸が示され、第2の縦軸としてV軸が示されている。X座標及びY座標は、平面上の位置を表している。V座標は、移動体1の走行速度を示している。出発地31は、移動体1が走行を開始する位置を示している。目的地32は、移動体1が到達すべき位置を示している。設定経路33は、出発地31を出発する前に移動体1に与えられた移動体1が走行すべき経路を示している。障害物8としての障害物8cは、設定経路33上に配置されている。実際の経路34は、移動体1が実際に走行した経路を示している。ここで、条件:WUL=1.2、WLL=−0.2、vn=2.0が与えられた。移動体1が障害物8cを回避したため、実際の経路34は設定経路33と異なった。走行速度変化35は、移動体1の走行速度の変化を示している。走行速度は、実際の経路34に沿う移動体1の速度である。移動体1は、出発地31を出発した後、加速しながら実際の経路34に沿って走行した。移動体1は、走行速度VRで実際の経路34上の位置Rを通過した。移動体1は、前方向に障害物8cを検出したため、急激に減速した。移動体1は、走行速度VSで実際の経路34上の位置Sを通過した。その後、移動体1は、加速しながら障害物8cの横を通過した。
本実施形態に係る移動体1は、重み値WXを修正しているため、第1の実施形態に係る移動体1よりも急激に減速する。したがって、移動体1は、速度V0が大きい場合であっても、障害物8cを検出した際に障害物8cを回避可能な速度まで急激に減速する。また、本実施形態においては、測定可能な距離が短い安価なセンサを環境認識センサ2に用いることが可能である。
上記実施形態においては、重み値Wが小さいことと移動体1の走行速度を小さくすることとが対応している場合について説明した。これとは逆に、重み値Wが大きいことと移動体1の走行速度を小さくすることとが対応していてもよい。この場合、グリッド11aに対応付けられる第1数値はグリッド11bに対応付けられる第2数値より大きく、第2数値は第1位置と第2位置とが近いほど大きい。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る移動体のブロック図である。 図2は、第1の実施形態に係る移動体の制御方法を示す流れ図である。 図3は、第1の実施形態に係る経路選択ステップを示す流れ図である。 図4は、経路選択ステップにおいて生成される地図を示す。 図5は、第1の実施形態に係る指令速度計算ステップを示す流れ図である。 図6は、経路選択ステップで求められた重み値と減速度係数との関係を示すグラフである。 図7は、移動体が障害物を回避するときの速度制御の一例を示す図である。 図8は、本発明の第2の実施形態に係る指令速度計算ステップを示す流れ図である。 図9は、移動体が障害物を回避するときの速度制御の他の例を示す図である。
符号の説明
1…移動体
2…環境認識センサ
3…加速度センサ
4…インターフェース(バス)
5…演算装置
6…記憶装置
7…走行装置
8(8a、8b、8c)…障害物
10…地図
11(11a、11b)…グリッド
12…移動体現在位置
13…掃引領域の始点
14…掃引領域
15、16…曲線
21…出発地
22…目的地
23…設定経路
24…実際の経路
25…走行速度変化
31…出発地
32…目的地
33…設定経路
34…実際の経路
35…走行速度変化

Claims (6)

  1. 移動体を走行させるべき経路RXを評価した重み値W1から関数を用いて指令速度VCを計算するステップと、
    前記移動体が前記経路RXを走行するときの走行速度を前記指令速度VCに制御するステップと
    を具備し、
    前記関数は、所定の下限値WLL、所定の上限値WUL及び所定の指数nvをパラメータとして含み、
    前記指令速度VCを計算する前記ステップは、
    前記重み値W1から減速度係数KVを計算するステップと、
    前記減速度係数KVから前記指令速度VCを計算するステップと
    を含み、
    前記減速度係数KVは、前記重み値W1、前記下限値WLL、前記上限値WUL及び前記指数nvを用いて下記式で表され、
    Figure 0005118507
    前記指令速度VCは、前記減速度係数KV及び所定の速度V0を用いて下記式で表され、
    Figure 0005118507
    前記指数nVの値を調節するステップを更に具備する
    移動体の制御方法。
  2. 前記指数nVの値を調節するステップにおいて、前記移動体が走行する走行面の状態に応じて前記移動体の走行中に前記指数nVの値を調節する
    請求項1の移動体の制御方法。
  3. 前記移動体が具備する加速度センサが第1加速度を検出した場合と前記第1加速度と異なる第2加速度を検出した場合とで、前記指数nVの値が異なる
    請求項1又は2の移動体の制御方法。
  4. 演算装置と、
    走行装置と
    を具備する移動体であって、
    前記演算装置は、前記移動体を走行させるべき経路RXを評価した重み値W1から関数を用いて指令速度VCを計算し、
    前記走行装置は、前記移動体が前記経路RXを走行するときの走行速度を前記指令速度VCに制御し、
    前記関数は、所定の下限値WLL、所定の上限値WUL及び所定の指数nvをパラメータとして含み、
    前記演算装置は、前記重み値W1から減速度係数KVを計算し、前記減速度係数KVから前記指令速度VCを計算し、
    前記減速度係数KVは、前記重み値W1、前記下限値WLL、前記上限値WUL及び前記指数nvを用いて下記式で表され、
    Figure 0005118507
    前記指令速度VCは、前記減速度係数KV及び所定の速度V0を用いて下記式で表され、
    Figure 0005118507
    前記指数nVの値が調節される
    移動体
  5. 前記移動体が走行する走行面の状態に応じて前記移動体の走行中に前記指数nVの値が調節される
    請求項4の移動体。
  6. 加速度センサを具備し、
    前記加速度センサが第1加速度を検出した場合と前記第1加速度と異なる第2加速度を検出した場合とで、前記指数nvの値が異なる
    請求項4又は5の移動体。
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