JP5118185B2 - 移動機、通信制御装置及びハンドオーバ制御方法 - Google Patents

移動機、通信制御装置及びハンドオーバ制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、第1無線通信システムと、第1無線通信システムと異なる第2無線通信システムとに接続可能な移動機移動機、通信制御装置及びハンドオーバ制御方法に関する。
3G(Wideband-CDMA)システム(以下、3G)、及びLong Term Evolutionシステム(以下、LTE)など、使用する無線アクセス技術(RAT)が異なる複数の無線通信システムに接続可能な移動機に関して、当該複数の無線通信システム間のハンドオーバ(Inter-RAT Handover)方法が種々規定されている(例えば、非特許文献1)。
例えば、Inter-RAT PS HANDOVERでは、LTE側において設定された単数または複数の無線アクセスベアラ(RAB)のうち、3G側において引き継ぐRABを決定するとともに、RRC: HANDOVER TO UTRAN COMMANDを生成し、生成した当該COMMANDを移動機に通知する。
また、Single Radio Voice Call Continuity(SR-VCC)では、Voice over IP(VoIP)ベアラを、回線交換(CS)ベアラに置換するとともに、RRC: HANDOVER TO UTRAN COMMANDを生成し、生成した当該COMMANDを移動機に通知する。
3GPP TS 25.331, Technical Specification Group Radio Access Network; Radio Resource Control (RRC);Protocol specification Section 8.3.6 Inter-RAT handover to UTRAN
上述したSR-VCCでは、RRC: HANDOVER TO UTRAN COMMANDを用いて、LTE側において設定されていたRABの引き継ぎ、及びRABの置換(VoIPベアラからCSベアラ)を行うことが可能である。しかしながら、ハンドオーバ先の3G側において必要な無線リソースを捕捉できなかった場合や、複数RABの設定に対応していない場合など、移動機との間で設定されている何れかのRABを解放する必要がある場合、移動機に対してRABの解放を指示するRRC: RADIO BEARER RELEASEをRRC: HANDOVER TO UTRAN COMMANDとは別個に送信しなければならない。
このため、無線リソースの使用量が増大するとともに、移動機のハンドオーバ時における接続遅延の原因となり得る問題がある。
そこで、本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、移動機が使用する無線アクセス技術が異なる複数の無線通信システム間のハンドオーバを実行する場合における無線リソースの使用量の抑制と接続遅延の削減とを実現し得る移動機、通信制御装置及びハンドオーバ制御方法の提供を目的とする。
本発明の第1の特徴は、第1無線通信システム(例えば、LTEシステム10)と、前記第1無線通信システムと異なる第2無線通信システム(例えば、3Gシステム20)とに接続可能な移動機(UE300)であって、前記移動機が前記第1無線通信システムから前記第2無線通信システムへのハンドオーバを実行する際に、前記移動機と前記第1無線通信システムとの間に設定された無線アクセスベアラ(RAB500a, RAB500b)の前記第2無線通信システムへの引き継ぎ指示、または前記無線アクセスベアラの形式の置換指示を受信する指示受信部(メッセージ受信部303)と、前記指示受信部が受信した前記引き継ぎ指示または前記置換指示において指定されていない非指定無線アクセスベアラ(例えば、RAB500b)が設定されている場合、前記非指定無線アクセスベアラを解放する無線アクセスベアラ設定部(無線アクセスベアラ設定部305)とを備えることを要旨とする。
上述した本発明の第1の特徴において、前記無線アクセスベアラ設定部は、前記非指定無線アクセスベアラを解放する能力を有することを示す情報要素を、前記第1無線通信システムまたは第2無線通信システムの少なくとも何れかに通知してもよい。
本発明の第2の特徴は、第1無線通信システムと、前記第1無線通信システムと異なる第2無線通信システムとに接続可能な移動機を制御する通信制御装置(RNC210)であって、前記移動機が前記第1無線通信システムから前記第2無線通信システムへのハンドオーバを実行する際に、前記移動機と前記第1無線通信システムとの間に設定された無線アクセスベアラの前記第2無線通信システムへの引き継ぎ指示、または前記無線アクセスベアラの形式の置換指示において指定されていない非指定無線アクセスベアラが前記移動機において設定されている場合、前記非指定無線アクセスベアラを解放する能力を前記移動機が有すること示す情報要素を取得する取得部(情報要素取得部211)と、前記取得部によって前記情報要素が取得された場合、前記非指定無線アクセスベアラの解放を指示する解放指示の送信を中止するメッセージ制御部(メッセージ制御部213)とを備えることを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、第1無線通信システムと、前記第1無線通信システムと異なる第2無線通信システムとに接続可能な移動機を制御する通信制御装置(MME120)であって、前記移動機が前記第1無線通信システムから前記第2無線通信システムへのハンドオーバを実行する際に、前記移動機と前記第1無線通信システムとの間に設定された無線アクセスベアラの前記第2無線通信システムへの引き継ぎ指示、または前記無線アクセスベアラの形式の置換指示において指定されていない非指定無線アクセスベアラが、前記移動機において設定されている場合、前記非指定無線アクセスベアラを解放する能力を前記移動機が有すること示す情報要素を取得する取得部(情報要素取得部121)と、前記取得部によって取得された前記情報要素を、前記非指定無線アクセスベアラの解放を指示する解放指示の前記移動機への送信を中止するか否かを判定する他の通信制御装置(RNC210)に転送するメッセージ転送部(メッセージ転送部123)とを備えることを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、第1無線通信システムと、前記第1無線通信システムと異なる第2無線通信システムとに接続可能な移動機のハンドオーバを制御するハンドオーバ制御部(ハンドオーバ制御部219)を備える通信制御装置(RNC210)であって、前記移動機が前記第1無線通信システムから前記第2無線通信システムへのハンドオーバを実行する際に、前記移動機と前記第1無線通信システムとの間に設定された無線アクセスベアラの前記第2無線通信システムへの引き継ぎ指示、または前記無線アクセスベアラの形式の置換指示を取得する指示取得部(指示取得部217)を備え、前記ハンドオーバ制御部は、前記指示取得部が受信した前記引き継ぎ指示または前記置換指示において指定されていない非指定無線アクセスベアラが、前記移動機において設定されている場合、前記非指定無線アクセスベアラの解放を指示する情報要素を設定し、前記移動機と前記第2無線通信システムとの間において、前記引き継ぎ指示または前記置換指示の対象となっている無線アクセスベアラを設定し、設定した前記情報要素を用いて前記非指定無線アクセスベアラを解放することを要旨とする。
本発明の第5の特徴は、第1無線通信システムと、前記第1無線通信システムと異なる第2無線通信システムとに接続可能な移動機のハンドオーバを制御するハンドオーバ制御部(ハンドオーバ制御部113)を備える通信制御装置(eNodeB110)であって、前記移動機が前記第1無線通信システムから前記第2無線通信システムへのハンドオーバを実行する際に、前記移動機と前記第1無線通信システムとの間に設定された無線アクセスベアラの前記第2無線通信システムへの引き継ぎ指示、または前記無線アクセスベアラの形式の置換指示に対する応答を前記移動機から受信する応答受信部(応答受信部111)を備え、前記ハンドオーバ制御部は、前記応答受信部が前記応答を受信できない場合であって、前記引き継ぎ指示または前記置換指示において指定されていない非指定無線アクセスベアラが前記移動機において設定されている場合、前記非指定無線アクセスベアラの解放を指示する無線信号を送信することを要旨とする。
本発明の第6の特徴は、第1無線通信システム、前記第1無線通信システムと異なる第2無線通信システムとに接続可能な移動機のハンドオーバ制御方法であって、前記移動機が前記第1無線通信システムから前記第2無線通信システムへのハンドオーバを実行する際に、前記移動機と前記第1無線通信システムとの間に設定された無線アクセスベアラの前記第2無線通信システムへの引き継ぎ指示、または前記無線アクセスベアラの形式の置換指示を受信するステップと、受信した前記引き継ぎ指示または前記置換指示において指定されていない非指定無線アクセスベアラが設定されている場合、前記非指定無線アクセスベアラを解放するステップとを備えることを要旨とする。
本発明の特徴によれば、移動機が使用する無線アクセス技術が異なる複数の無線通信システム間のハンドオーバを実行する場合における無線リソースの使用量の抑制と接続遅延の削減とを実現し得る移動機、通信制御装置及びハンドオーバ制御方法を提供することができる。
本発明の実施形態に係る無線通信システムの全体概略構成図である。 本発明の実施形態に係るUE300の機能ブロック構成図である。 本発明の実施形態に係るRNC210の機能ブロック構成図である。 本発明の実施形態に係るMME120の機能ブロック構成図である。 本発明の実施形態に係るUE300がLTEシステム10から3Gシステム20へのハンドオーバを実行する際における通信シーケンスを示す図である。 本発明の変更例に係るeNodeB110の機能ブロック構成図である。
次に、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。
したがって、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
(1)無線通信システムの全体概略構成
図1は、本実施形態に係る無線通信システムの全体概略構成図である。図1に示すように、本実施形態に係る無線通信システムは、LTEシステム10と、3Gシステム20とによって構成される。
LTEシステム10(第1無線通信システム)は、LTE方式に従った無線通信システムである。3Gシステム20(第2無線通信システム)は、3G方式(W-CDMA)に従った無線通信システムである。すなわち、LTEシステム10と3Gシステム20とでは、使用する無線通信技術(RAT)が異なっている。
具体的には、LTEシステム10は、PS(Packet Switching)ドメインによって構成される。一方、3Gシステム20は、PSドメインと、CS(Circuit Switching)ドメインとによって構成される。
LTEシステム10には、eNodeB110(基地局)、MME120(Mobility Management Entity)、MGW130(Media Gateway)及びSGW140(Signaling Gateway)が含まれる。MGW130は、PSドメイン(IP網)とCSドメイン(回線交換網)とのメディア変換を実行する。また、SGW140は、回線交換網の信号をIPで伝送する。
3Gシステム20には、RNC210、NodeB220(基地局)、SGSN230(Serving GPRS Support Node)及びMSC240(Mobile-services Switching Center)が含まれる。SGSN230は、パケット・アクセス制御ノードであり、ユーザトラフィックを転送する。MSC240は、音声通話呼の呼制御などを実行する。
LTEシステム10及び3Gシステム20を構成する各装置は、コアネットワーク30を介して通信可能に接続されている。また、コアネットワーク30には、IMS150(IP Multimedia Subsystem)が接続される。IMS150は、音声などのリアルタイム・アプリケーションをIP網上で提供する。
UE300(移動機)は、LTEシステム10及び3Gシステム20に無線により接続可能である。具体的には、UE300は、eNodeB110と無線通信を実行し、LTEシステム10に接続する。また、UE300は、NodeB220と無線通信を実行し、3Gシステム20に接続する。
UE300は、LTEシステム10と複数の無線アクセスベアラ(RAB)を設定し、当該RABを用いて無線通信を実行する。例えば、UE300は、LTEシステム10とRAB500a,RAB500bを設定することができる。RAB500aは音声通話呼の処理に用いられるVoIPベアラであり、RAB500bは音声通話呼以外の処理に用いられるベアラである。
すなわち、UE300は、LTEシステム10と、3Gシステム20とに接続可能であり、LTEシステム10と3Gシステム20との間におけるハンドオーバ(Inter-RAT Handover)を実行することができる。
(2)無線通信システムの機能ブロック構成
次に、上述した無線通信システムを構成する装置のうち、主な装置の機能ブロック構成について説明する。図2は、UE300の機能ブロック構成図である。図3は、RNC210の機能ブロック構成図である。図4は、MME120の機能ブロック構成図である。
(2.1)UE300
図2に示すように、UE300は、無線通信部301、メッセージ受信部303、無線アクセスベアラ設定部305及びハンドオーバ実行部307を備える。
無線通信部301は、LTEシステム10のeNodeB110または3Gシステム20のNodeB220と無線通信を実行する。
メッセージ受信部303は、UE300のLTEシステム10から3Gシステム20へのハンドオーバに際して、LTEシステム10から所定のメッセージを受信する。
具体的には、メッセージ受信部303は、UE300がLTEシステム10から3Gシステム20へのハンドオーバを実行する際に、UE300とLTEシステム10との間に設定されたRAB500a,RAB500bの3Gシステム20への引き継ぎ指示、またはRAB500a,RAB500bの形式の置換指示を受信する。本実施形態において、メッセージ受信部303は、指示受信部を構成する。
例えば、VoIPベアラであるRAB500aについては、回線交換(CS)ベアラへの置換指示がLTEシステム10から送信される。また、RAB500bについては、3Gシステム20への引き継ぎ指示がLTEシステム10から送信される。
無線アクセスベアラ設定部305は、LTEシステム10または3Gシステム20とRABを設定する。特に、無線アクセスベアラ設定部305は、メッセージ受信部303が受信した引き継ぎ指示または置換指示において指定されていないRAB(非指定無線アクセスベアラ)が設定されている場合、当該RABを解放する。
すなわち、無線アクセスベアラ設定部305は、引き継ぎ指示または置換指示の何れの対象でもないRABについては、LTEシステム10から3Gシステム20へのハンドオーバを実行に際して当該無線アクセスベアラをハンドオーバ対象にしない処理を実行する。
ハンドオーバ実行部307は、メッセージ受信部303が受信したRABの引き継ぎ指示またはRABの形式の置換指示に基づいて、無線アクセスベアラ設定部305にRABの設定を指示するとともに、設定されたRABを用いてLTEシステム10から3Gシステム20へのハンドオーバを実行する。
(2.2)RNC210
RNC210は、本実施形態において、UE300を制御する通信制御装置を構成する。図3に示すように、RNC210は、情報要素取得部211、メッセージ制御部213及びメッセージ送信部215を備える。
情報要素取得部211は、LTEシステム10または3Gシステム20を構成する装置から、UE300のハンドオーバの制御に必要となる情報要素(IE)を取得する。
具体的には、情報要素取得部211は、UE300がLTEシステム10から3Gシステム20へのハンドオーバを実行する際に、UE300とLTEシステム10との間に設定されたRABの3Gシステム20への引き継ぎ指示、またはRABの形式の置換指示において指定されていないRAB(非指定無線アクセスベアラ)が設定されている場合、当該RABを解放する能力をUE300が有すること示す情報要素を取得する。
メッセージ制御部213は、所定メッセージのUE300への送信を制御する。具体的には、メッセージ制御部213は、RABの3Gシステム20への引き継ぎ指示、またはRABの形式の置換指示において指定されていないRAB(非指定無線アクセスベアラ)を解放する解放指示を、メッセージ送信部215を介してUE300に送信する。
また、メッセージ制御部213は、当該RABを解放する能力をUE300が有すること示す情報要素が情報要素取得部211によって取得された場合、当該RAB、すなわち非指定無線アクセスベアラの解放を指示する解放指示のUE300への送信を中止する。
メッセージ送信部215は、メッセージ制御部213による制御に基づいて、解放指示などの所定メッセージをUE300に向けて送信する。
(2.3)MME120
MME120は、本実施形態において、移動機を制御する通信制御装置を構成する。図4に示すように、MME120は、情報要素取得部121及びメッセージ転送部123を備える。
情報要素取得部121は、LTEシステム10または3Gシステム20を構成する装置から、UE300のハンドオーバの制御に必要となる情報要素(IE)を取得する。情報要素取得部121は、上述したRNC210の情報要素取得部211と同様の機能を備える。
具体的には、情報要素取得部121は、UE300がLTEシステム10から3Gシステム20へのハンドオーバを実行する際に、UE300とLTEシステム10との間に設定されたRABの3Gシステム20への引き継ぎ指示、またはRABの形式の置換指示において指定されていないRAB(非指定無線アクセスベアラ)がLTEシステム10と設定されている場合、当該RABを解放する能力をUE300が有すること示す情報要素を取得する。
メッセージ転送部123は、情報要素取得部121によって取得された所定のメッセージをLTEシステム10または3Gシステム20内の他の通信制御装置に転送する。具体的には、メッセージ転送部123は、情報要素取得部121によって取得された情報要素を、非指定無線アクセスベアラの解放を指示する解放指示の送信を中止するか否かを判定する他の通信制御装置(RNC210)に転送する。
(3)無線通信システムの動作
次に、図5を参照して、上述した無線通信システムの動作について説明する。図5
は、UE300がLTEシステム10から3Gシステム20へのハンドオーバを実行する際における通信シーケンスを示す。図4に示す例では、UE300が、Single Radio Voice Call Continuity(SR-VCC)手順に従ってLTEシステム10から3Gシステム20へのハンドオーバを実行する。また、UE300は、音声通話用のVoIPベアラであるRAB500aと、別の通信用としてRAB500bとを、LTEシステム10(eNodeB110)と設定しているものとする。
eNodeB110は、UE300における無線品質の測定結果の報告(Measurement Reports)に基づいて、UE300のLTEシステム10から3Gシステム20へのハンドオーバを実行することを決定する(ステップS10〜S40)。
MME120は、RAB500aを、3Gシステム20において音声通話に用いられるCSベアラに置換するSR-VCC(置換指示)を設定する(ステップS51〜S53及びステップS81〜S83)。
また、MME120は、RAB500bを、3Gシステム20においてPSベアラとして設定するForward Reloc Req.(引き継ぎ指示)を設定する(ステップS61〜S62及びS71〜S72)。
ここで、当該PSベアラの設定が何らかの理由(例えば、3Gシステム20における無線リソース不足)で失敗した場合、UE300は、LTEシステム10及び3Gシステム20から何ら解放指示を受信しなくても、引き継ぎ指示(または置換指示)において指定されていないRAB500bを自律的に解放する(ステップS140及びS150)。
具体的には、UE300は、RAB500bに関するRAB subflowを解放するとともに、RAB500bに関するPDCP及びRLCのentityを解放する。また、UE300は、“variable ESTABLISHED RABS”の中から、RAB500bに関する情報を削除する。
なお、上述した以外のステップは、SR-VCC手順に従った従来のハンドオーバと同様であるため、その説明を省略する。
SR-VCC手順に従った従来のハンドオーバでは、ステップS140において、RRC: HANDOVER TO UTRAN COMMANDにSR-VCCのみを設定しても、従来のUE300は、RAB500bを解放せずに保持してしまう。このため、RNC210は、UE300にRAB500bを解放させるため、RADIO BEARER RELEASE(解放指示)を送信する必要があった(ステップS191〜S192)。
本実施形態では、上述したようにUE300が引き継ぎ指示または置換指示において指定されていないRABを自律的に解放するため、RNC210がRADIO BEARER RELEASEを送信する必要がない。
(4)作用・効果
以上説明した本実施形態に係る無線通信システムによれば、上述したように、引き継ぎ指示または置換指示において指定されていない非指定無線アクセスベアラ(例えば、RAB500b)がLTEシステム10と設定されている場合、当該非指定無線アクセスベアラがUE300によって自律的に解放される。
このため、非指定無線アクセスベアラを解放するために、別個にRRC: RADIO BEARER RELEASEを送信する必要がなく、無線リソースの使用量を抑制できる。また、非指定無線アクセスベアラはUE300によってRRC: RADIO BEARER RELEASEを待つことなく解放されるため、UE300のハンドオーバ時における接続遅延を削減できる。
(5)その他の実施形態
上述したように、本発明の一実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態が明らかとなろう。
例えば、RNC210は、以下のような機能を有してもよい。具体的には、図3において点線で示すように、RNC210は、指示取得部217及びハンドオーバ制御部219を備えてもよい。
指示取得部217は、UE300がLTEシステム10から3Gシステム20へのハンドオーバを実行する際に、UE300とLTEシステム10との間に設定されたRABの3Gシステム20への引き継ぎ指示、またはRABの形式の置換指示を取得する。
ハンドオーバ制御部219は、UE300のハンドオーバを制御する。ハンドオーバ制御部219は、指示取得部217が受信した引き継ぎ指示または置換指示において指定されていないRAB(非指定無線アクセスベアラ)が、UE300とLTEシステム10との間において設定されている場合、当該RABの解放を指示する情報要素を設定する。また、ハンドオーバ制御部219は、UE300と3Gシステム20との間において、引き継ぎ指示または置換指示の対象となっているRABを設定する。さらに、ハンドオーバ制御部219は、設定した情報要素を用いて非指定無線アクセスベアラを解放する。
すなわち、UE300ではなく、RNC210の主導により非指定無線アクセスベアラを解放してもよい。
また、eNodeB110は、以下のような機能を有してもよい。図6は、本変更例に係るeNodeB110の機能ブロック構成図である。図6に示すように、eNodeB110(通信制御装置)は、応答受信部111及びハンドオーバ制御部113を備える。
応答受信部111は、UE300がLTEシステム10から3Gシステム20へのハンドオーバを実行する際に、UE300とLTEシステム10との間に設定されたRABの3Gシステム20への引き継ぎ指示、またはRABの形式の置換指示に対する応答をUE300から受信する。
ハンドオーバ制御部113は、応答受信部111が応答を受信できない場合であって、引き継ぎ指示または置換指示において指定されていない非指定無線アクセスベアラがUE300とLTEシステム10との間において設定されている場合、当該RABの解放を指示する無線信号をUE300に向けて送信する。
すなわち、非指定無線アクセスベアラがUE300とLTEシステム10との間において設定されている場合、eNodeB110が当該RABの解放を指示する無線信号を直接UE300に送信してもよい。
また、上述した実施形態では、LTEシステム10と3Gシステム20とを例に説明したが、本発明は、他の無線通信システム(例えば、3GとGSM)にも勿論適用可能である。
このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態などを含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
10…LTEシステム
20…3Gシステム
30…コアネットワーク
110…eNodeB
111…応答受信部
113…ハンドオーバ制御部
120…MME
121…情報要素取得部
123…メッセージ転送部
130…MGW
140…SGW
150…IMS
210…RNC
211…情報要素取得部
213…メッセージ制御部
215…メッセージ送信部
217…指示取得部
219…ハンドオーバ制御部
220…NodeB
230…SGSN
240…MSC
300…UE
301…無線通信部
303…メッセージ受信部
305…無線アクセスベアラ設定部
307…ハンドオーバ実行部
500a,500b…RAB

Claims (6)

  1. 第1無線通信システムと、前記第1無線通信システムと異なる第2無線通信システムとに接続可能な移動機であって、
    前記移動機が前記第1無線通信システムから前記第2無線通信システムへのハンドオーバを実行する際に、前記移動機と前記第1無線通信システムとの間に設定された無線アクセスベアラの前記第2無線通信システムへの引き継ぎ指示、または前記無線アクセスベアラの形式の置換指示を受信する指示受信部と、
    前記指示受信部が受信した前記引き継ぎ指示または前記置換指示において指定されていない非指定無線アクセスベアラが設定されている場合、前記非指定無線アクセスベアラを解放する無線アクセスベアラ設定部と
    を備える移動機。
  2. 前記無線アクセスベアラ設定部は、前記非指定無線アクセスベアラを解放する能力を有することを示す情報要素を、前記第1無線通信システムまたは第2無線通信システムの少なくとも何れかに通知する請求項1に記載の移動機。
  3. 第1無線通信システムと、前記第1無線通信システムと異なる第2無線通信システムとに接続可能な移動機を制御する通信制御装置であって、
    前記移動機が前記第1無線通信システムから前記第2無線通信システムへのハンドオーバを実行する際に、前記移動機と前記第1無線通信システムとの間に設定された無線アクセスベアラの前記第2無線通信システムへの引き継ぎ指示、または前記無線アクセスベアラの形式の置換指示において指定されていない非指定無線アクセスベアラが前記移動機において設定されている場合、前記非指定無線アクセスベアラを解放する能力を前記移動機が有すること示す情報要素を取得する取得部と、
    前記取得部によって前記情報要素が取得された場合、前記非指定無線アクセスベアラの解放を指示する解放指示の前記移動機への送信を中止するメッセージ制御部と
    を備える通信制御装置。
  4. 第1無線通信システムと、前記第1無線通信システムと異なる第2無線通信システムとに接続可能な移動機を制御する通信制御装置であって、
    前記移動機が前記第1無線通信システムから前記第2無線通信システムへのハンドオーバを実行する際に、前記移動機と前記第1無線通信システムとの間に設定された無線アクセスベアラの前記第2無線通信システムへの引き継ぎ指示、または前記無線アクセスベアラの形式の置換指示において指定されていない非指定無線アクセスベアラが、前記移動機において設定されている場合、前記非指定無線アクセスベアラを解放する能力を前記移動機が有すること示す情報要素を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された前記情報要素を、前記非指定無線アクセスベアラの解放を指示する解放指示の送信を中止するか否かを判定する他の通信制御装置に転送するメッセージ転送部と
    を備える通信制御装置。
  5. 第1無線通信システムと、前記第1無線通信システムと異なる第2無線通信システムとに接続可能な移動機のハンドオーバを制御するハンドオーバ制御部を備える通信制御装置であって、
    前記移動機が前記第1無線通信システムから前記第2無線通信システムへのハンドオーバを実行する際に、前記移動機と前記第1無線通信システムとの間に設定された無線アクセスベアラの前記第2無線通信システムへの引き継ぎ指示、または前記無線アクセスベアラの形式の置換指示に対する応答を前記移動機から受信する応答受信部を備え、
    前記ハンドオーバ制御部は、
    前記応答受信部が前記応答を受信できない場合であって、前記引き継ぎ指示または前記置換指示において指定されていない非指定無線アクセスベアラが前記移動機において設定されている場合、
    前記非指定無線アクセスベアラの解放を指示する無線信号を送信する通信制御装置。
  6. 第1無線通信システム、前記第1無線通信システムと異なる第2無線通信システムとに接続可能な移動機のハンドオーバ制御方法であって、
    前記移動機が前記第1無線通信システムから前記第2無線通信システムへのハンドオーバを実行する際に、前記移動機が、前記移動機と前記第1無線通信システムとの間に設定された無線アクセスベアラの前記第2無線通信システムへの引き継ぎ指示、または前記無線アクセスベアラの形式の置換指示を受信するステップと、
    受信した前記引き継ぎ指示または前記置換指示において指定されていない非指定無線アクセスベアラが設定されている場合、前記移動機が、前記非指定無線アクセスベアラを解放するステップと
    を備えるハンドオーバ制御方法。
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