JP5117600B2 - 燃料電池の構造体 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池の構造体に関する。
従来より、「ガス流路が内部に形成された電子伝導性を有さない多孔質の支持基板」と、「前記支持基板の表面における互いに離れた複数の箇所にそれぞれ設けられ、燃料極、固体電解質、及び空気極が積層されてなる複数の発電素子部」と、「1組又は複数組の隣り合う前記発電素子部の間にそれぞれ設けられ、隣り合う前記発電素子部の一方の内側電極と他方の外側電極とを電気的に接続する電子伝導性を有する1つ又は複数の電気的接続部」とを備えた固体酸化物形燃料電池の構造体が知られている(例えば、特許文献1、2を参照)。このような構成は、「横縞型」とも呼ばれる。
以下、支持基板の形状に着目する。特許文献1に記載の「横縞型」の固体酸化物形燃料電池の構造体では、支持基板が円筒状を呈している。円筒状の支持基板の表面(円筒面)には、燃料極を埋設するための複数の「環状溝」が軸方向の複数の箇所においてそれぞれ形成されている(図3を参照)。従って、支持基板において「環状溝」が形成された部分の外径が小さくなっている。このことに起因して、この構造体は、支持基板に曲げ方向やねじり方向の外力が加えられた場合に変形し易い構造であるといえる。
また、特許文献2に記載の「横縞型」の固体酸化物形燃料電池の構造体では、支持基板が長手方向を有する平板状を呈している。平板状の支持基板の主面(平面)には、燃料極等を埋設するための「長手方向に延び且つ長手方向に開放された長溝」が形成されている(図3(b)を参照)。従って、支持基板において「長溝」が形成された部分の厚さが小さくなっている。
加えて、「長溝」は、長手方向に直交する幅方向の両端部において長手方向に延びる側壁を有する一方で、長手方向の両端部において幅方向に延びる側壁を有していない。即ち、「長溝」は、その周方向に閉じた側壁を有していない。従って、支持基板において「長溝」を囲む枠体が形成されていない。これらのことに起因して、この構造体は、特に支持基板にねじり方向の外力が加えられた場合に変形し易い構造であるといえる。以上のことから、長手方向を有する「横縞型」の燃料電池の構造体において、支持基板が外力を受けた場合における支持基板の変形を抑制することが望まれていたところである。
特開平8−106916号公報 特開2008−226789号公報
本発明は、長手方向を有する「横縞型」の燃料電池の構造体であって、支持基板が外力を受けた場合において支持基板が変形し難いものを提供することを目的とする。
本発明に係る燃料電池の構造体は、ガス流路が内部に形成された長手方向を有する電子伝導性を有さない多孔質の支持基板と、前記平板状の支持基板の表面における互いに離れた複数の箇所にそれぞれ設けられ「少なくとも内側電極、固体電解質、及び外側電極が積層されてなる複数の発電素子部」と、1組又は複数組の隣り合う前記発電素子部の間にそれぞれ設けられ、隣り合う前記発電素子部の一方の内側電極と他方の外側電極とを電気的に接続する電子伝導性を有する1つ又は複数の電気的接続部とを備える。即ち、この構造体は、「横縞型」の燃料電池の構造体である。
本発明に係る燃料電池の構造体の特徴は、前記平板状の支持基板の表面における前記複数の箇所に、底壁と周方向に閉じた側壁とを有する凹部がそれぞれ形成されていて、前記各凹部に、対応する前記発電素子部の内側電極(の全体)がそれぞれ埋設されたことにある。
このように、本発明に係る長手方向を有する「横縞型」の燃料電池の構造体では、内側電極を埋設するための各凹部が周方向に閉じた側壁を有している。換言すれば、支持基板において各凹部を囲む枠体がそれぞれ形成されている。従って、この構造体は、長手方向を有する支持基板が外力を受けた場合に変形し難い構造であるといえる。
ここにおいて、前記凹部の平面形状(支持基板の主面に垂直の方向からみた場合の形状)は、例えば、長方形、正方形、円形、楕円形である。前記内側電極及び前記外側電極はそれぞれ、空気極及び燃料極であってもよいし、燃料極及び空気極であってもよい。また、前記燃料極は、前記固体電解質に接する燃料極活性部と、前記燃料極活性部以外の残りの部分である燃料極集電部とから構成され得る。また、前記複数の凹部は、長手方向に沿って所定の間隔をおいて配置され得る。
上記本発明に係る燃料電池の構造体では、前記支持基板の表面において前記長手方向に亘って前記凹部が存在しない直線状の部分が存在するように構成されることが好適である。この場合、前記複数の凹部が前記長手方向に対して垂直の方向に沿って所定の間隔をおいて配置され、前記複数の凹部がそれぞれ前記長手方向に延びた形状を有することが好ましい。
これによれば、前記直線状の部分が所謂「リブ」として機能し得る。従って、上述した「凹部を囲む枠体」に基づく剛性の向上作用に加えて「リブ」に基づく剛性向上作用が働くことにより、支持基板が外力を受けた場合により一層変形し難い構造が得られる。
また、前記凹部における前記底壁と前記側壁とのなす角度は、90°であってもよいが、例えば、90〜135°であってもよい。或いは、前記凹部における前記底壁と前記側壁とが交差する部分が円弧状になっている場合、前記凹部の深さに対する円弧の半径の割合は、例えば、0.01〜1である。また、前記支持基板の主面に垂直な方向からみたときにおいて前記凹部の周囲に角部が存在する場合、前記角部は、半径が0.05〜1.0mmの円弧状になっていてもよい。
また、上記本発明に係る燃料電池の構造体では、前記ガス流路は前記長手方向に延びていて、前記複数の発電素子部間を流れる電流の向きが前記長手方向に対して垂直であってもよい。この構成による作用・効果については後述する。
上記本発明に係る燃料電池の構造体では、前記支持基板が平板状を呈している場合、前記平板状の支持基板の互いに平行な両側の主面に前記複数の凹部がそれぞれ形成され、前記支持基板の両側の主面の前記各凹部に、対応する前記発電素子部の内側電極がそれぞれ埋設されて、前記支持基板の両側の主面に前記複数の発電素子部がそれぞれ設けられていることが好ましい。これにより、前記支持基板の片側の主面のみに前記複数の発電素子部がそれぞれ設けられている場合に比して、構造体中における発電素子部の数を多くでき、燃料電池の発電出力を高めることができる。
本発明に係る燃料電池の構造体を示す斜視図である。 図1に示す燃料電池の構造体の2−2線に対応する断面図である。 図1に示す燃料電池の構造体の作動状態を説明するための図である。 図1に示す燃料電池の構造体の作動状態における電流の流れを説明するための図である。 図1に示す支持基板を示す斜視図である。 図1に示す燃料電池の構造体の製造過程における第1段階における図2に対応する断面図である。 図1に示す燃料電池の構造体の製造過程における第2段階における図2に対応する断面図である。 図1に示す燃料電池の構造体の製造過程における第3段階における図2に対応する断面図である。 図1に示す燃料電池の構造体の製造過程における第4段階における図2に対応する断面図である。 図1に示す燃料電池の構造体の製造過程における第5段階における図2に対応する断面図である。 図1に示す燃料電池の構造体の製造過程における第6段階における図2に対応する断面図である。 図1に示す燃料電池の構造体の製造過程における第7段階における図2に対応する断面図である。 本発明に係る燃料電池の構造体の第1変形例の図2に対応する断面図である。 本発明に係る燃料電池の構造体の第2変形例の図2に対応する断面図である。 本発明に係る燃料電池の構造体の第3変形例の図2に対応する断面図である。 本発明に係る燃料電池の構造体の第4変形例の図1に対応する斜視図である。 本発明に係る燃料電池の構造体の第4変形例の図2に対応する断面図である。 本発明に係る燃料電池の構造体の第4変形例の図5に対応する斜視図である。 本発明に係る燃料電池の構造体の第4変形例の図3に対応する図である。 本発明に係る燃料電池の構造体の第4変形例の図4に対応する図である。 本発明に係る燃料電池の構造体の第5変形例の図1に対応する斜視図である。 本発明に係る燃料電池の構造体の第5変形例の図5に対応する斜視図である。 本発明に係る燃料電池の構造体の第5変形例の図3に対応する図である。 本発明に係る燃料電池の構造体の第6変形例の図2に対応する断面図である。 本発明に係る燃料電池の構造体の第7変形例の図2に対応する断面図である。 本発明に係る燃料電池の構造体の第8変形例の図2に対応する断面図である。 本発明に係る燃料電池の構造体の第9変形例の図17に対応する断面図である。 図22に示す支持基板の凹部に埋設された燃料極及びインターコネクタの状態を示した平面図である。
(構成)
図1は、本発明の実施形態に係る固体酸化物形燃料電池(SOFC)の構造体を示す。このSOFCの構造体は、長手方向を有する平板状の支持基板10の上下面(互いに平行な両側の主面(平面))のそれぞれに、電気的に直列に接続された複数(本例では、4つ)の同形の発電素子部Aが長手方向において所定の間隔をおいて配置された、所謂「横縞型」と呼ばれる構成を有する。
このSOFCの構造体の全体を上方からみた形状は、例えば、長手方向の辺の長さが5〜50cmで長手方向に直交する幅方向の長さが1〜10cmの長方形である。このSOFCの構造体の全体の厚さは、1〜5mmである。このSOFCの構造体の全体は、厚さ方向の中心を通り且つ支持基板10の主面に平行な面に対して上下対称の形状を有する。以下、図1に加えて、このSOFCの構造体の図1に示す2−2線に対応する部分断面図である図2を参照しながら、このSOFCの構造体の詳細について説明する。図2は、代表的な1組の隣り合う発電素子部A,Aのそれぞれの構成(の一部)、並びに、発電素子部A,A間の構成を示す部分断面図である。その他の組の隣り合う発電素子部A,A間の構成も、図2に示す構成と同様である。
支持基板10は、電子伝導性を有さない多孔質の材料からなる平板状の焼成体である。後述する図5に示すように、支持基板10の内部には、長手方向に延びる複数(本例では、6本)の燃料ガス流路11(貫通孔)が幅方向において所定の間隔をおいて形成されている。本例では、各凹部12は、周方向に閉じた4つの側壁と、底壁とで画定された直方体状の窪みである。
支持基板10は、例えば、CSZ(カルシア安定化ジルコニア)から構成され得る。或いは、NiO(酸化ニッケル)とYSZ(8YSZ)(イットリア安定化ジルコニア)とから構成されてもよいし、NiO(酸化ニッケル)とY(イットリア)とから構成されてもよいし、MgO(酸化マグネシウム)とMgAl(マグネシアアルミナスピネル)とから構成されてもよい。支持基板10の厚さは、1〜5mmである。以下、この構造体の形状が上下対称となっていることを考慮し、説明の簡便化のため、支持基板10の上面側の構成についてのみ説明していく。支持基板10の下面側の構成についても同様である。
図2に示すように、支持基板10の上面(上側の主面)に形成された各凹部12には、燃料極20の全体が隙間なく埋設(充填)されている。燃料極20は、電子伝導性を有する多孔質の材料からなる焼成体である。燃料極20は、後述する固体電解質膜40に接する燃料極活性部22と、燃料極活性部22以外の残りの部分である燃料極集電部21とから構成される。燃料極活性部22を上方からみた形状は、凹部12が存在する範囲に亘って幅方向に延びる長方形である。
燃料極20の上面(外側面)と支持基板10の主面とにより、1つの平面(凹部12が形成されていない場合の支持基板10の主面と同じ平面)が構成されている。即ち、燃料極20の上面と支持基板10の主面との間で段差が形成されていない。
燃料極活性部22は、例えば、NiO(酸化ニッケル)とYSZ(8YSZ)(イットリア安定化ジルコニア)とから構成され得る。或いは、NiO(酸化ニッケル)とGDC(ガドリニウムドープセリア)とから構成されてもよい。燃料極集電部21は、例えば、NiO(酸化ニッケル)とYSZ(8YSZ)(イットリア安定化ジルコニア)とから構成され得る。或いは、NiO(酸化ニッケル)とY(イットリア)とから構成されてもよいし、NiO(酸化ニッケル)とCSZ(カルシア安定化ジルコニア)とから構成されてもよい。燃料極活性部22の厚さは、5〜30μmであり、燃料極集電部21の厚さ(即ち、凹部12の深さ)は、50〜500μmである。
各燃料極20(より具体的には、各燃料極集電部21)の上面の所定箇所には、インターコネクタ30が形成されている。インターコネクタ30は、電子伝導性を有する緻密な材料からなる焼成体である。インターコネクタ30を上方からみた形状は、燃料極20が存在する範囲に亘って幅方向に延びる長方形である。インターコネクタ30は、例えば、LaCrO(ランタンクロマイト)から構成され得る。或いは、(Sr,La)TiO(ストロンチウムチタネート)から構成されてもよい。インターコネクタ30の厚さは、10〜100μmである。
複数の燃料極20が埋設された状態の支持基板10における長手方向に延びる外周面において複数のインターコネクタ30が形成された部分を除いた全面は、固体電解質膜40により覆われている。固体電解質膜40は、イオン伝導性を有し且つ電子伝導性を有さない緻密な材料からなる焼成体である。固体電解質膜40は、例えば、YSZ(8YSZ)(イットリア安定化ジルコニア)から構成され得る。或いは、LSGM(ランタンガレート)から構成されてもよい。固体電解質膜40の厚さは、3〜50μmである。
即ち、複数の燃料極20が埋設された状態の支持基板10における長手方向に延びる外周面の全面は、インターコネクタ30と固体電解質膜40とからなる緻密層により覆われている。この緻密層は、緻密層の内側の空間を流れる燃料ガスと緻密層の外側の空間を流れる空気との混合を防止するガスシール機能を発揮する。
なお、図2に示すように、本例では、固体電解質膜40が、燃料極20の上面及び支持基板10の主面を覆っている。ここで、上述したように、燃料極20の上面と支持基板10の主面との間で段差が形成されていない。従って、固体電解質膜40が平坦化されている。この結果、固体電解質膜40に段差が形成される場合に比して、応力集中に起因する固体電解質膜40でのクラックの発生が抑制され得、固体電解質膜40が有するガスシール機能の低下が抑制され得る。
固体電解質膜40における各燃料極活性部22と接している箇所の上面には、反応防止膜50を介して空気極60が形成されている。反応防止膜50は、緻密な材料からなる焼成体であり、空気極60は、電子伝導性を有する多孔質の材料からなる焼成体である。反応防止膜50及び空気極60を上方からみた形状は、燃料極活性部22と略同一の長方形である。
反応防止膜50は、例えば、GDC=(Ce,Gd)O(ガドリニウムドープセリア)から構成され得る。反応防止膜50の厚さは、3〜50μmである。空気極60は、例えば、LSCF=(La,Sr)(Co,Fe)O(ランタンストロンチウムコバルトフェライト)から構成され得る。或いは、LSF=(La,Sr)FeO(ランタンストロンチウムフェライト)、LNF=La(Ni,Fe)O(ランタンニッケルフェライト)、LSC=(La,Sr)CoO(ランタンストロンチウムコバルタイト)等から構成されてもよい。また、空気極60は、LSCFからなる第1層(内側層)とLSCからなる第2層(外側層)との2層によって構成されてもよい。空気極60の厚さは、10〜100μmである。
なお、反応防止膜50が介装されるのは、SOFC作製時又は作動中のSOFC内において固体電解質膜40内のYSZと空気極60内のSrとが反応して固体電解質膜40と空気極60との界面に電気抵抗が大きい反応層が形成される現象の発生を抑制するためである。
ここで、燃料極20と、固体電解質膜40と、反応防止膜50と、空気極60とが積層されてなる積層体が、「発電素子部A」に対応する(図2を参照)。即ち、支持基板10の上面には、複数(本例では、4つ)の発電素子部Aが、長手方向において所定の間隔をおいて配置されている。
各組の隣り合う発電素子部A,Aについて、一方の(図2では、左側の)発電素子部Aの空気極60と、他方の(図2では、右側の)発電素子部Aのインターコネクタ30とを跨ぐように、空気極60、固体電解質膜40、及び、インターコネクタ30の上面に、空気極集電膜70が形成されている。空気極集電膜70は、電子伝導性を有する多孔質の材料からなる焼成体である。空気極集電膜70を上方からみた形状は、長方形である。
空気極集電膜70は、例えば、LSCF=(La,Sr)(Co,Fe)O(ランタンストロンチウムコバルトフェライト)から構成され得る。或いは、LSC=(La,Sr)CoO(ランタンストロンチウムコバルタイト)から構成されてもよい。或いは、Ag(銀)、Ag−Pd(銀パラジウム合金)から構成されてもよい。空気極集電膜70の厚さは、50〜500μmである。
このように各空気極集電膜70が形成されることにより、各組の隣り合う発電素子部A,Aについて、一方の(図2では、左側の)発電素子部Aの空気極60と、他方の(図2では、右側の)発電素子部Aの燃料極20(特に、燃料極集電部21)とが、電子伝導性を有する「空気極集電膜70及びインターコネクタ30」を介して電気的に接続される。この結果、支持基板10の上面に配置されている複数(本例では、4つ)の発電素子部Aが電気的に直列に接続される。ここで、電子伝導性を有する「空気極集電膜70及びインターコネクタ30」が、「電気的接続部」に対応する。
以上、説明した「横縞型」のSOFCの構造体に対して、図3に示すように、支持基板10の燃料ガス流路11内に燃料ガス(水素ガス等)を流すとともに、支持基板10の上下面(特に、各空気極集電膜70)を「酸素を含むガス」(空気等)に曝す(或いは、支持基板10の上下面に沿って酸素を含むガスを流す)ことにより、固体電解質膜40の両側面間に生じる酸素分圧差によって起電力が発生する。更に、この構造体を外部の負荷に接続すると、下記(1)、(2)式に示す化学反応が起こり、電流が流れる(発電状態)。
(1/2)・O+2e→O2− (於:空気極60) …(1)
+O2−→HO+2e
(於:燃料極20) …(2)
発電状態においては、図4に示すように、各組の隣り合う発電素子部A,Aについて、電流が、矢印で示すように流れる。この結果、図3に示すように、このSOFCの構造体全体から(具体的には、図3において最も手前側の発電素子部Aのインターコネクタ30と最も奥側の発電素子部Aの空気極60とを介して)電力が取り出される。図3、図4に示すように、電流は支持基板10の長手方向に沿って流れる。これは、上述のように、隣り合う発電素子部A,Aが「電気的接続部」(空気極集電膜70及びインターコネクタ30)によって長手方向において電気的に接続されている(図2等を参照)ことに基づく。
(製造方法)
次に、図1に示した「横縞型」のSOFCの構造体の製造方法の一例について図5〜図12を参照しながら簡単に説明する。図5〜図12において、各部材の符号の末尾の「g」は、その部材が「焼成前」であることを表す。
先ず、図5に示す形状を有する支持基板の成形体10gが作製される。この支持基板の成形体10gは、例えば、支持基板10の材料(例えば、CSZ)の粉末にバインダー等が添加されて得られるスラリーを用いて、押し出し成形、切削等の手法を利用して作製され得る。以下、図5に示す6−6線に対応する部分断面を表す図6〜図12を参照しながら説明を続ける。
図6に示すように、支持基板の成形体10gが作製されると、次に、図7に示すように、支持基板の成形体10gの上下面における各凹部に、燃料極の成形体(21g+22g)が埋設・形成される。各燃料極の成形体(21g+22g)は、例えば、燃料極20の材料(例えば、NiとYSZ)の粉末にバインダー等が添加されて得られるスラリー用いて、印刷法等を利用して埋設・形成される。
次に、図8に示すように、各燃料極の成形体21gの外側面の所定箇所に、インターコネクタの成形膜30gが形成される。各インターコネクタの成形膜30gは、例えば、インターコネクタ30の材料(例えば、LaCrO)の粉末にバインダー等が添加されて得られるスラリーを用いて、印刷法等を利用して形成される。
次に、図9に示すように、複数の燃料極の成形体(21g+22g)が埋設・形成された状態の支持基板の成形体10gにおける長手方向に延びる外周面において複数のインターコネクタの成形体30gが形成された部分を除いた全面に、固体電解質膜の成形膜40gが形成される。固体電解質膜の成形膜40gは、例えば、固体電解質膜40の材料(例えば、YSZ)の粉末にバインダー等が添加されて得られるスラリーを用いて、印刷法、ディッピング法等を利用して形成される。
次に、図10に示すように、固体電解質膜の成形体40gにおける各燃料極の成形体22gと接している箇所の外側面に、反応防止膜の成形膜50gが形成される。各反応防止膜の成形膜50gは、例えば、反応防止膜50の材料(例えば、GDC)の粉末にバインダー等が添加されて得られるスラリーを用いて、印刷法等を利用して形成される。
そして、このように種々の成形膜が形成された状態の支持基板の成形体10gが、空気中にて1500℃で3時間焼成される。これにより、図1に示したSOFCの構造体において空気極60及び空気極集電膜70が形成されていない状態の構造体が得られる。
次に、図11に示すように、各反応防止膜50の外側面に、空気極の成形膜60gが形成される。各空気極の成形膜60gは、例えば、空気極60の材料(例えば、LSCF)の粉末にバインダー等が添加されて得られるスラリーを用いて、印刷法等を利用して形成される。
次に、図12に示すように、各組の隣り合う発電素子部について、一方の発電素子部の空気極の成形膜60gと、他方の発電素子部のインターコネクタ30とを跨ぐように、空気極の成形膜60g、固体電解質膜40、及び、インターコネクタ30の外側面に、空気極集電膜の成形膜70gが形成される。各空気極集電膜の成形膜70gは、例えば、空気極集電膜70の材料(例えば、LSCF)の粉末にバインダー等が添加されて得られるスラリーを用いて、印刷法等を利用して形成される。
そして、このように成形膜60g、70gが形成された状態の支持基板10が、空気中にて1050℃で3時間焼成される。これにより、図1に示したSOFCの構造体が得られる。以上、図1に示したSOFCの構造体の製造方法の一例について説明した。
(作用・効果)
以上、説明したように、上記本発明の実施形態に係る「横縞型」のSOFCの構造体では、支持基板10の上下面に形成されている、燃料極20を埋設するための複数の凹部12のそれぞれが、周方向に閉じた側壁を有している。換言すれば、支持基板10において各凹部12を囲む枠体がそれぞれ形成されている。従って、この構造体は、支持基板10が外力を受けた場合に変形し難い。
また、上記実施形態では、図5に直線L−Lで示すように、支持基板10の表面(主面)において長手方向に亘って凹部12が存在しない直線状の部分が存在する(本例では、上下面あわせて4箇所)。この「直線状の部分」は、所謂「リブ」として機能し得る。従って、上述した「凹部12を囲む枠体」に基づく剛性の向上作用に加えて「リブ」に基づく剛性向上作用が働くことにより、支持基板10が外力を受けた場合により一層変形し難い。
また、上記実施形態では、平板状の支持基板10の上下面のそれぞれに、複数の発電素子部Aが設けられている。これにより、支持基板の片側面のみに複数の発電素子部が設けられる場合に比して、構造体中における発電素子部の数を多くでき、燃料電池の発電出力を高めることができる。
また、上記実施形態では、固体電解質膜40が、燃料極20の外側面及び支持基板10の主面を覆っている。ここで、燃料極20の外側面と支持基板10の主面との間で段差が形成されていない。従って、固体電解質膜40が平坦化されている。この結果、固体電解質膜40に段差が形成される場合に比して、応力集中に起因する固体電解質膜40でのクラックの発生が抑制され得、固体電解質膜40が有するガスシール機能の低下が抑制され得る。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。例えば、上記実施形態では、図5等に示すように、支持基板10に形成された凹部12の平面形状(支持基板10の主面に垂直の方向からみた場合の形状)が、長方形になっているが、例えば、正方形、円形、楕円形等であってもよい。
また、上記実施形態において、凹部12における底壁と側壁とのなす角度θが90°になっているが、図13に示すように、角度θが90〜135°となっていてもよい。また、上記実施形態においては、図14に示すように、凹部12における底壁と側壁とが交差する部分が半径Rの円弧状になっていて、凹部12の深さに対する半径Rの割合が0.01〜1となっていてもよい。
また、上記実施形態においては、平板状の支持基板10の上下面のそれぞれに複数の凹部12が形成され且つ複数の発電素子部Aが設けられているが、図15に示すように、支持基板10の片側面のみに複数の凹部12が形成され且つ複数の発電素子部Aが設けられていてもよい。
また、上記実施形態においては、燃料極20が燃料極集電部21と燃料極活性部22との2層で構成されているが、燃料極20が燃料極活性部22に相当する1層で構成されてもよい。加えて、上記実施形態においては、「内側電極」及び「外側電極」がそれぞれ燃料極及び空気極となっているが、逆であってもよい。
また、上記実施形態では、支持基板10が長手方向を有する平板状を呈しているが、支持基板は、長手方向を有し且つ内部にガス流路を有する限りにおいてどのような形状(例えば、円筒形状)を有していてもよい。
以上、説明した各種実施形態では、電気的に直列に接続された複数の発電素子部Aが支持基板10の長手方向において所定の間隔をおいて配置されていた。これに対し、図16、及び、図16に示す17−17線に対応する部分断面図である図17に示すように、電気的に直列に接続された複数の発電素子部Aが支持基板10の長手方向に対して垂直の方向において所定の間隔をおいて配置されていてもよい。
図16、図17に示す実施形態では、図18に示す平板状の支持基板10が使用される。図18に示すように、この支持基板10では、複数の凹部12(この例では、上下面にそれぞれ3つ)が支持基板10の長手方向に対して垂直の方向に沿って所定の間隔をおいて配置され、且つ、複数の凹部12がそれぞれ前記長手方向に延びた形状(この例では、直方体状)を有する。各凹部12に燃料極20がそれぞれ埋設されている。
図16、図17に示す実施形態では、前記発電状態において、図19、図20に示すように、電流は支持基板10の長手方向に対して垂直の方向に沿って流れる。これは、隣り合う発電素子部A,Aが「電気的接続部」(空気極集電膜70及びインターコネクタ30)によって長手方向に対して垂直の方向において電気的に接続されている(図17等を参照)ことに基づく。
図16、図17に示す実施形態においても、上述した各種実施形態と同様、燃料極20を埋設するための複数の凹部12のそれぞれが周方向に閉じた側壁を有し、並びに、図18に直線L−Lで示すように支持基板10の表面(主面)において長手方向に亘って凹部12が存在しない直線状の部分が存在する(本例では、上下面あわせて8箇所)。従って、上述した各種実施形態と同様、「凹部12を囲む枠体」に基づく剛性の向上作用に加えて「リブ」に基づく剛性向上作用が働くことにより、支持基板10が外力を受けた場合により一層変形し難い。
加えて、図16、図17に示す実施形態では、電流が流れる方向(長手方向に対して垂直)が、燃料ガスが流れる方向(長手方向)と垂直になっている。即ち、燃料ガスの流れ方向に対して垂直の方向に複数の発電素子部Aが所定間隔をおいて配列されている。さらに言えば、支持基板10の長手方向に延びた形状を有する複数の発電素子部Aが、燃料ガスの流れ方向に対して垂直の方向に所定間隔をおいて配列されている。このことによる作用・効果について以下に述べる。
上述した各種実施形態では、複数の発電素子部Aが、燃料ガスの流れ方向に所定間隔をおいて配列されている。即ち、燃料ガスの流れ方向と発電素子部Aの配列方向とが一致している。この構成では、燃料ガスの下流側(図3では、右上側)に位置する発電素子部Aに供給される水素量は、燃料ガスの上流側(図3では、左下側)に位置する発電素子部Aに供給される水素量より少なくなる。これは、上流側の発電素子部Aによって燃料ガス中の水素が消費されることに起因して下流側ほど燃料ガスに含まれる水素量が減少することに基づく。このため、下流側の発電素子部Aでは、水素量が不足する現象(以下、「水素不足現象」と呼ぶ)が生じ易くなる。
他方、発電素子部Aは、水素の供給量が或る閾値を下回ると、その起電力が急激に低下する特性を有する。従って、下流側の発電素子部Aでは、「水素不足現象」に起因してその発電能力が急激に低下し得る(電流が流れる経路が確保され難くなる)。上述のように、複数の発電素子部Aは、電気的に直列に接続されている。従って、複数の発電素子部Aのうちの一部の発電素子部Aの発電能力が低下する(電流が流れる経路が確保され難くなる)ことは、燃料電池全体の発電能力の低下に繋がる。以上の問題は、燃料ガスの流れ方向と発電素子部Aの配列方向とが一致していることに起因する。
これに対し、上述のように、図16、図17に示す実施形態では、燃料ガスの流れ方向と発電素子部Aの配列方向とが直交している。即ち、支持基板10の長手方向に延びた形状を有する複数の発電素子部Aが、燃料ガスの流れ方向に対して垂直の方向に所定間隔をおいて配列されている。従って、各発電素子部Aにおける下流側に位置する部分において「水素不足現象」により発電能力が部分的に低下しても、各発電素子部Aにおける下流側以外の部分にて電流が流れる経路が確実に確保され得る。従って、上述した各種実施形態と比べて、燃料電池全体の発電能力が低下し難い。
以上、図16、図17に示す実施形態について説明した。図16、図17に示す実施形態では、各発電素子部Aが支持基板10の長手方向に延びた細長形状(この例では、直方体状)を有していたが、図21に示すように、各発電素子部Aが、支持基板10の長手方向において所定の間隔をおいて配列された複数の部分(この例では、3つ)に分割されていてもよい。
図21に示す実施形態では、図22に示す平板状の支持基板10が使用される。図21に示す実施形態では、前記発電状態において、図16、図17に示す実施形態と同様、図23に示すように、電流は支持基板10の長手方向に対して垂直の方向に沿って流れる。
図21に示す実施形態においても、図16、図17に示す実施形態と同様、燃料極20を埋設するための複数の凹部12のそれぞれが周方向に閉じた側壁を有し、並びに、図22に直線L−Lで示すように支持基板10の表面(主面)において長手方向に亘って凹部12が存在しない直線状の部分が存在する(本例では、上下面あわせて8箇所)。従って、図16、図17に示す実施形態と同様、「凹部12を囲む枠体」に基づく剛性の向上作用に加えて「リブ」に基づく剛性向上作用が働くことにより、支持基板10が外力を受けた場合により一層変形し難い。加えて、燃料ガスの流れ方向と発電素子部Aの配列方向とが直交していることにより、図16、図17に示す実施形態と同様、燃料電池全体の発電能力が低下し難い。
図16、図17(或いは、図21)に示した実施形態において、凹部12における底壁と側壁とのなす角度θが90°になっているが、図24示すように、角度θが90〜135°となっていてもよい。また、図25に示すように、凹部12における底壁と側壁とが交差する部分が半径Rの円弧状になっていて、凹部12の深さに対する半径Rの割合が0.01〜1となっていてもよい。
また、図16、図17(或いは、図21)に示した実施形態においては、平板状の支持基板10の上下面のそれぞれに複数の凹部12が形成され且つ複数の発電素子部Aが設けられているが、図26に示すように、支持基板10の片側面のみに複数の凹部12が形成され且つ複数の発電素子部Aが設けられていてもよい。
また、図16、図17(或いは、図21)に示した実施形態においては、燃料極20が燃料極集電部21と燃料極活性部22との2層で構成されているが、燃料極20が燃料極活性部22に相当する1層で構成されてもよい。加えて、上記実施形態においては、「内側電極」及び「外側電極」がそれぞれ燃料極及び空気極となっているが、逆であってもよい。
また、図16、図17(或いは、図21)に示した実施形態においては、支持基板10が長手方向を有する平板状を呈しているが、支持基板は、長手方向を有し且つ内部にガス流路を有する限りにおいてどのような形状(例えば、円筒形状)を有していてもよい。
また、上述した図16〜図26に示す各実施形態(即ち、燃料ガスの流れ方向と発電素子部Aの配列方向(=電流の向き)とが直交する形態)では、インターコネクタ30が燃料極20の外側面に形成(積層)されているが、図27及び図28に示すように、インターコネクタ30が燃料極20の外側面に形成された凹部内に埋設されていてもよい。図27及び図28に示す形態は、燃料ガスの流れ方向と発電素子部Aの配列方向(=電流の向き)とが直交する点では上述した図16〜図26に示す各実施形態と共通する。以下、上述した図16〜図26に示す各実施形態に対する、図27及び図28に示す形態の主たる相違点について簡単に説明する。
図27及び図28に示す形態では、支持基板10の主面(上下面)には、複数の凹部12が支持基板10の長手方向に対して垂直の方向(幅方向)に沿って所定の間隔をおいて配置され、且つ、複数の凹部12がそれぞれ前記長手方向に延びた形状(この例では、直方体状)を有する。各凹部12は、支持基板10の材料からなる底壁と、全周に亘って支持基板10の材料からなる周方向に閉じた側壁(長手方向に沿う2つの側壁と幅方向に沿う2つの側壁)と、で画定された直方体状の窪みである。各凹部12には、燃料極集電部21の全体が埋設(充填)されている。従って、各燃料極集電部21は直方体状を呈している。
各燃料極集電部21の上面(外側面)には、凹部21aが形成されている。各凹部21aは、燃料極集電部21の材料からなる底壁と、周方向に閉じた側壁(長手方向に沿う2つの側壁と幅方向に沿う2つの側壁)と、で画定された直方体状の窪みである。周方向に閉じた側壁のうち、幅方向に沿う2つの側壁は支持基板10の材料からなり、長手方向に沿う2つの側壁は燃料極集電部21の材料からなる。
各凹部21aには、燃料極活性部22の全体が埋設(充填)されている。従って、各燃料極活性部22は直方体状を呈している。燃料極集電部21と燃料極活性部22とにより燃料極20が構成される。燃料極20(燃料極集電部21+燃料極活性部22)は、電子伝導性を有する多孔質の材料からなる焼成体である。各燃料極活性部22の幅方向に沿う2つの側面と底面とは、凹部21a内で燃料極集電部21と接触している。
各燃料極集電部21の上面(外側面)における凹部21aを除いた部分には、凹部21bが形成されている。各凹部21bは、燃料極集電部21の材料からなる底壁と、全周に亘って燃料極集電部21の材料からなる周方向に閉じた側壁(長手方向に沿う2つの側壁と、幅方向に沿う2つの側壁)と、で画定された直方体状の窪みである。
各凹部21bには、インターコネクタ30が埋設(充填)されている。従って、各インターコネクタ30は直方体状を呈している。インターコネクタ30は、電子伝導性を有する緻密な材料からなる焼成体である。各インターコネクタ30の4つの側壁(長手方向に沿う2つの側壁と、幅方向に沿う2つの側壁)と底面とは、凹部21b内で燃料極集電部21と接触している。
燃料極20(燃料極集電部21及び燃料極活性部22)の上面(外側面)と、インターコネクタ30の上面(外側面)と、支持基板10の主面とにより、1つの平面(凹部12が形成されていない場合の支持基板10の主面と同じ平面)が構成されている。即ち、燃料極20の上面とインターコネクタ30の上面と支持基板10の主面との間で、段差が形成されていない。
燃料極活性部22は、例えば、NiO(酸化ニッケル)とYSZ(8YSZ)(イットリア安定化ジルコニア)とから構成され得る。或いは、NiO(酸化ニッケル)とGDC(ガドリニウムドープセリア)とから構成されてもよい。燃料極集電部21は、例えば、NiO(酸化ニッケル)とYSZ(8YSZ)(イットリア安定化ジルコニア)とから構成され得る。或いは、NiO(酸化ニッケル)とY(イットリア)とから構成されてもよいし、NiO(酸化ニッケル)とCSZ(カルシア安定化ジルコニア)とから構成されてもよい。燃料極活性部22の厚さは、5〜30μmであり、燃料極集電部21の厚さ(即ち、凹部12の深さ)は、50〜500μmである。
このように、燃料極集電部21は、電子伝導性を有する物質を含んで構成される。燃料極活性部22は、電子伝導性を有する物質と酸化性イオン(酸素イオン)伝導性を有する物質とを含んで構成される。燃料極活性部22における「気孔部分を除いた全体積に対する酸化性イオン伝導性を有する物質の体積割合」は、燃料極集電部21における「気孔部分を除いた全体積に対する酸化性イオン伝導性を有する物質の体積割合」よりも大きい。
インターコネクタ30は、例えば、LaCrO(ランタンクロマイト)から構成され得る。或いは、(Sr,La)TiO(ストロンチウムチタネート)から構成されてもよい。インターコネクタ30の厚さは、10〜100μmである。
燃料極20及びインターコネクタ30がそれぞれの凹部12に埋設された状態の支持基板10における長手方向に延びる外周面において複数のインターコネクタ30が形成されたそれぞれの部分の長手方向中央部を除いた全面は、固体電解質膜40により覆われている。固体電解質膜40は、イオン伝導性を有し且つ電子伝導性を有さない緻密な材料からなる焼成体である。固体電解質膜40は、例えば、YSZ(8YSZ)(イットリア安定化ジルコニア)から構成され得る。或いは、LSGM(ランタンガレート)から構成されてもよい。固体電解質膜40の厚さは、3〜50μmである。
即ち、燃料極20がそれぞれの凹部12に埋設された状態の支持基板10における長手方向に延びる外周面の全面は、インターコネクタ30と固体電解質膜40とからなる緻密層により覆われている。この緻密層は、緻密層の内側の空間を流れる燃料ガスと緻密層の外側の空間を流れる空気との混合を防止するガスシール機能を発揮する。
図27に示すように、この例では、固体電解質膜40が、燃料極20の上面、インターコネクタ30の上面における長手方向の両側端部、及び支持基板10の主面を覆っている。ここで、上述したように、燃料極20の上面とインターコネクタ30の上面と支持基板10の主面との間で段差が形成されていない。従って、固体電解質膜40が平坦化されている。この結果、固体電解質膜40に段差が形成される場合に比して、応力集中に起因する固体電解質膜40でのクラックの発生が抑制され得、固体電解質膜40が有するガスシール機能の低下が抑制され得る。
固体電解質膜40における各燃料極活性部22と接している箇所の上面には、反応防止膜50を介して空気極60が形成されている。反応防止膜50は、緻密な材料からなる焼成体であり、空気極60は、電子伝導性を有する多孔質の材料からなる焼成体である。反応防止膜50及び空気極60を上方からみた形状は、燃料極活性部22と略同一の長方形である。
反応防止膜50は、例えば、GDC=(Ce,Gd)O(ガドリニウムドープセリア)から構成され得る。反応防止膜50の厚さは、3〜50μmである。空気極60は、例えば、LSCF=(La,Sr)(Co,Fe)O(ランタンストロンチウムコバルトフェライト)から構成され得る。或いは、LSF=(La,Sr)FeO(ランタンストロンチウムフェライト)、LNF=La(Ni,Fe)O(ランタンニッケルフェライト)、LSC=(La,Sr)CoO(ランタンストロンチウムコバルタイト)等から構成されてもよい。また、空気極60は、LSCFからなる第1層(内側層)とLSCからなる第2層(外側層)との2層によって構成されてもよい。空気極60の厚さは、10〜100μmである。
なお、反応防止膜50が介装されるのは、SOFC作製時又は作動中のSOFC内において固体電解質膜40内のYSZと空気極60内のSrとが反応して固体電解質膜40と空気極60との界面に電気抵抗が大きい反応層が形成される現象の発生を抑制するためである。
ここで、燃料極20と、固体電解質膜40と、反応防止膜50と、空気極60とが積層されてなる積層体が、「発電素子部A」に対応する(図27を参照)。即ち、支持基板10の上面には、複数(本例では、4つ)の発電素子部Aが、長手方向において所定の間隔をおいて配置されている。
各組の隣り合う発電素子部A,Aについて、一方の(図27では、左側の)発電素子部Aの空気極60と、他方の(図27では、右側の)発電素子部Aのインターコネクタ30とを跨ぐように、空気極60、固体電解質膜40、及び、インターコネクタ30の上面に、空気極集電膜70が形成されている。空気極集電膜70は、電子伝導性を有する多孔質の材料からなる焼成体である。空気極集電膜70を上方からみた形状は、長方形である。
空気極集電膜70は、例えば、LSCF=(La,Sr)(Co,Fe)O(ランタンストロンチウムコバルトフェライト)から構成され得る。或いは、LSC=(La,Sr)CoO(ランタンストロンチウムコバルタイト)から構成されてもよい。或いは、Ag(銀)、Ag−Pd(銀パラジウム合金)から構成されてもよい。空気極集電膜70の厚さは、50〜500μmである。
このように各空気極集電膜70が形成されることにより、各組の隣り合う発電素子部A,Aについて、一方の(図27では、左側の)発電素子部Aの空気極60と、他方の(図27では、右側の)発電素子部Aの燃料極20(特に、燃料極集電部21)とが、電子伝導性を有する「空気極集電膜70及びインターコネクタ30」を介して電気的に接続される。この結果、支持基板10の上面に配置されている複数(本例では、4つ)の発電素子部Aが電気的に直列に接続される。ここで、電子伝導性を有する「空気極集電膜70及びインターコネクタ30」が、前記「電気的接続部」に対応する。
なお、インターコネクタ30は、前記「電気的接続部」における前記「緻密な材料で構成された第1部分」に対応し、気孔率は10%以下である。空気極集電膜70は、前記「電気的接続部」における前記「多孔質の材料で構成された第2部分」に対応し、気孔率は20〜60%である。
以上、図27及び図28に示す形態では、上記実施形態と同様、燃料極20を埋設するための複数の凹部12のそれぞれが、全周に亘って支持基板10の材料からなる周方向に閉じた側壁を有している。換言すれば、支持基板10において各凹部12を囲む枠体がそれぞれ形成されている。従って、この構造体は、支持基板10が外力を受けた場合に変形し難い。
また、支持基板10の各凹部12内に燃料極20及びインターコネクタ30等の部材が隙間なく充填・埋設された状態で、支持基板10と前記埋設された部材とが共焼結される。従って、部材間の接合性が高く且つ信頼性の高い焼結体が得られる。
また、インターコネクタ30が、燃料極集電部21の外側面に形成された凹部21bに埋設され、この結果、直方体状のインターコネクタ30の4つの側壁(長手方向に沿う2つの側壁と、幅方向に沿う2つの側壁)と底面とが凹部21b内で燃料極集電部21と接触している。従って、燃料極集電部21の外側平面上に直方体状のインターコネクタ30が積層される(接触する)構成が採用される場合に比べて、燃料極20(集電部21)とインターコネクタ30との界面の面積を大きくできる。従って、燃料極20とインターコネクタ30との間における電子伝導性を高めることができ、この結果、燃料電池の発電出力を高めることができる。
また、上記実施形態では、平板状の支持基板10の上下面のそれぞれに、複数の発電素子部Aが設けられている。これにより、支持基板の片側面のみに複数の発電素子部が設けられる場合に比して、構造体中における発電素子部の数を多くでき、燃料電池の発電出力を高めることができる。
また、上記実施形態では、固体電解質膜40が、燃料極20の外側面、インターコネクタ30の外側面における長手方向の両側端部、及び支持基板10の主面を覆っている。ここで、燃料極20の外側面とインターコネクタ30の外側面と支持基板10の主面との間で段差が形成されていない。従って、固体電解質膜40が平坦化されている。この結果、固体電解質膜40に段差が形成される場合に比して、応力集中に起因する固体電解質膜40でのクラックの発生が抑制され得、固体電解質膜40が有するガスシール機能の低下が抑制され得る。
10…支持基板、11…燃料ガス流路、12…凹部、20…燃料極、21…燃料極集電部、21a,21b…凹部、22…燃料極活性部、30…インターコネクタ、40…固体電解質膜、50…反応防止膜、60…空気極、70…空気極集電膜、A…発電素子部

Claims (6)

  1. ガス流路が内部に形成された長手方向を有する平板状の多孔質の支持基板と、
    前記平板状の支持基板の主面における互いに離れた複数の箇所にそれぞれ設けられ、少なくとも内側電極、固体電解質、及び外側電極が積層されてなる複数の発電素子部と、
    1組又は複数組の隣り合う前記発電素子部の間にそれぞれ設けられ、隣り合う前記発電素子部の一方の内側電極と他方の外側電極とを電気的に接続する1つ又は複数の電気的接続部と、
    を備えた燃料電池の構造体において、
    前記平板状の支持基板の主面における前記複数の箇所に、前記支持基板の材料からなる底壁と全周に亘って前記支持基板の材料からなる周方向に閉じた側壁とを有する凹部がそれぞれ形成され、
    前記各凹部に、対応する前記発電素子部の内側電極がそれぞれ埋設され、
    前記複数の凹部が前記長手方向に対して垂直の方向に沿って所定の間隔をおいて配置され、
    前記複数の凹部がそれぞれ前記長手方向に延びた形状を有し、
    前記ガス流路は前記長手方向に延びていて、
    前記複数の発電素子部間を流れる電流の向きが前記長手方向に対して垂直である、燃料電池の構造体。
  2. 請求項1に記載の燃料電池の構造体において、
    前記凹部における前記底壁と前記側壁とのなす角度は90〜135°である、燃料電池の構造体。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の燃料電池の構造体において、
    前記凹部における前記底壁と前記側壁とが交差する部分が円弧状になっていて、前記凹部の深さに対する円弧の半径の割合は0.01〜1である、燃料電池の構造体。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の燃料電池の構造体において、
    前記平板状の支持基板の互いに平行な両側の主面に前記複数の凹部がそれぞれ形成されていて、
    前記支持基板の両側の主面の前記各凹部に、対応する前記発電素子部の内側電極がそれぞれ埋設されて、前記支持基板の両側の主面に前記複数の発電素子部がそれぞれ設けられた、燃料電池の構造体。
  5. 請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の燃料電池の構造体において、
    前記内側電極及び前記外側電極はそれぞれ、燃料極及び空気極であり、
    前記燃料極は、前記固体電解質に接する燃料極活性部と、前記燃料極活性部以外の残りの部分である燃料極集電部とから構成された、燃料電池の構造体。
  6. ガス流路が内部に形成された長手方向を有する平板状の多孔質の支持基板と、
    前記平板状の支持基板の主面における互いに離れた複数の箇所にそれぞれ設けられ、少なくとも内側電極、固体電解質、及び外側電極が積層されてなる複数の発電素子部と、
    1組又は複数組の隣り合う前記発電素子部の間にそれぞれ設けられ、隣り合う前記発電素子部の一方の内側電極と他方の外側電極とを電気的に接続する1つ又は複数の電気的接続部と、
    を備えた燃料電池の構造体において、
    前記各電気的接続部は、緻密な材料で構成された第1部分と、前記第1部分と接続され且つ多孔質の材料で構成された第2部分とで構成され、
    前記平板状の支持基板の主面における前記複数の箇所に、前記支持基板の材料からなる底壁と全周に亘って前記支持基板の材料からなる周方向に閉じた側壁とを有する第1凹部がそれぞれ形成され、
    前記各第1凹部に、対応する前記発電素子部の内側電極がそれぞれ埋設され、
    前記埋設された各内側電極の外側面に形成された第2凹部に、対応する前記電気的接続部の前記第1部分がそれぞれ埋設され、
    対応する前記電気的接続部の第1部分が埋設された前記各第2凹部は、前記内側電極の材料からなる底壁と、全周に亘って前記内側電極の材料からなる周方向に閉じた側壁とを有し、
    前記複数の第1凹部が前記長手方向に対して垂直の方向に沿って所定の間隔をおいて配置され、
    前記複数の第1凹部がそれぞれ前記長手方向に延びた形状を有し、
    前記ガス流路は前記長手方向に延びていて、
    前記複数の発電素子部間を流れる電流の向きが前記長手方向に対して垂直である、燃料電池の構造体。
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