JP5115420B2 - 無線通信装置および無線通信方法 - Google Patents

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Description

この発明は、無線通信チャネルのスロットフォーマットを処理する無線通信装置および無線通信方法に関する。
W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)通信における高速閉ループパワー制御に関し、次のような技術が知られている。局が少なくとも1つのユーザと通信するダウンリンク通信チャネルからなるパケットスイッチ通信システムが提供され、このダウンリンク通信チャネルは、複数のフレームへと分割される。各フレームは複数のデータパケットを備え、各データパケットは、所定のユーザに送られ、そのユーザの伝送パワー制御情報を備える。そして、各フレームにおける少なくとも1のデータパケットがこの通信システムの少なくとも1の他のユーザの伝送パワー制御情報を備える(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−91987号公報
ところで、3GPP(3rd Generation Partnership Project、第3世代移動体通信システムの標準化プロジェクト)では、そのリリース6において、拡散率SF(Spreading Factor)が256でTPC(送信電力制御、Transmission Power Control)ビットのみを送信するF−DPCH(Fractional Dedicated Physical Channel)という新しいスロットフォーマットが規定されている。また、リリース7において、F−DPCHは、TPCビットの送信タイミングが異なる10個のスロットフォーマットを持つように拡張されており、最大で10個のユーザ端末(UE:User Equipment)に対して同じコードでTPCビットを多重送信することができるようになっている。従来技術では、リリース6やリリース7に対応するためには、F−DPCHのスロットフォーマットを処理する専用の回路が必要となるため、回路規模の増大、消費電力の増大および発熱量の増大などの種々の不都合を招くという問題点がある。
この無線通信装置および無線通信方法は、回路規模の増大を防ぐことを目的とする。また、この無線通信装置および無線通信方法は、消費電力の増大を防ぐことを目的とする。さらに、この無線通信装置および無線通信方法は、発熱量の増大を防ぐことを目的とする。
この無線通信装置および無線通信方法は、移動局宛ての送信電力制御情報のみを送信するチャネルのスロットフォーマットを処理する際に、所定の個別チャネルのスロットフォーマットのフィールド情報を選択し、そのフィールド情報の各フィールドのうち、前記移動局宛ての送信電力制御情報のみを送信するチャネルのスロットフォーマットの未使用フィールドに対応するデータをマスクする。
従って、個別チャネルのスロットフォーマットを処理する装置で、移動局宛ての送信電力制御情報のみを送信するチャネルのスロットフォーマットを処理することができるので、個別チャネルのスロットフォーマットを処理する装置と移動局宛ての送信電力制御情報のみを送信するチャネルのスロットフォーマットを処理する装置を別々に設けずに済む。
この無線通信装置および無線通信方法によれば、個別チャネルのスロットフォーマットと移動局宛ての送信電力制御情報のみを送信するチャネルのスロットフォーマットを同じ装置で処理することができるので、それらを別々に設ける場合と比べて、回路規模の増大を防ぐことができる。また、回路規模の増大を防ぐことによって、消費電力の増大や発熱量の増大を防ぐことができる。
以下に添付図面を参照して、この無線通信装置および無線通信方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(概略)
実施の形態にかかる無線通信装置および無線通信方法は、所定の個別チャネルであるDPCH(Dedicated Physical Channel)スロットフォーマットの各フィールドのうち、F−DPCHスロットフォーマットの未使用フィールドに対応するフィールドのデータをマスクすることにより、3GPPのリリース6で追加されたF−DPCHスロットフォーマットをDPCHスロットフォーマット処理装置で処理するものである。また、所定のDPCHスロットフォーマットの一部のフィールドのデータをマスクし、異なるオフセットを付加することにより、3GPPのリリース7で拡張されたF−DPCHスロットフォーマットをDPCHスロットフォーマット処理装置で処理するものである。
図1は、DPCHスロットフォーマットを示す説明図である。図1に示すように、DPCHは、1無線フレーム(Tf=10ms)において、15スロット(Slot)に分割されている。各スロットは、Data1フィールド、TPCフィールド、TFCIフィールド、Data2フィールドおよびPilotフィールドを含んでいる。ただし、Data1フィールドまたはTFCIフィールドがないこともある。図1において、括弧内に示されたNdata1、NTPC、NTFCI、Ndata2およびNpilotは、各フィールドのビット数である。
図2および図3は、DPCHスロットフォーマットのフィールド情報の一覧を示す説明図である。図2に示すように、例えば、スロットフォーマット番号が2であるDPCHスロットフォーマットの場合、最初の2ビットがData1フィールドであり、その後の2ビットがTPCフィールドであり、その後の14ビットがData2フィールドであり、その後の2ビットがPilotフィールドとなる20ビットのフレームである。TFCIフィールドはない。以下、スロットフォーマット番号がiであるスロットフォーマットをスロットフォーマット#iと表記する。同様に、後述するスロットフォーマットグループの番号がiである場合、スロットフォーマットグループ#iと表記する。
図4は、F−DPCHスロットフォーマットを示す説明図である。F−DPCHスロットフォーマットは、3GPPのリリース6で追加されたフォーマットである。図4に示すように、F−DPCHは、1無線フレーム(Tf=10ms)において、15スロットに分割されている。各スロットは、NTPCビットのTPCフィールドのみを有する。TPCフィールドの前のNOFF1ビットおよびTPCフィールドの後のNOFF2ビットは、データを送信しないビットである。図4において、括弧で括られたTxOFFは、データを送信しないことを表している。
図5は、F−DPCHスロットフォーマットのフィールド情報の一覧を示す説明図である。図5に示すように、例えば、F−DPCHスロットフォーマット#0の場合は、最初の2ビットはTxOFFであり、その後の2ビットがTPCフィールドであり、その後の16ビットがTxOFFとなる20ビットのフレームである。
図6は、DPCHスロットフォーマット#2とF−DPCHスロットフォーマット#0との比較を示す説明図である。図6に示すように、DPCHスロットフォーマット#2とF−DPCHスロットフォーマット#0とでは、TPCビットの位置が同じである。従って、DPCHスロットフォーマット#2を用いて、Data1フィールド、Data2フィールドおよびPilotフィールドの各データがユーザ端末で受信されないようにすれば、F−DPCHスロットフォーマット#0を用いてデータを送信することを実現することができる。ここで、これらのフィールドのデータがユーザ端末で受信されないようにするには、これらのフィールドのデータをオフにする、すなわち送信しないようにするか、またはこれらのフィールドのデータを送信する際の送信電力を割り当てないようにすればよい。
図7は、3GPPのリリース7において拡張されたF−DPCHスロットフォーマットを示す説明図である。図7に示すように、スロットフォーマット#0〜#9では、TPCビットの送信位置のみが異なる。従って、DPCHスロットフォーマット#2を用い、適当なオフセットを付加して、Data1フィールド、Data2フィールドおよびPilotフィールドの各データがユーザ端末で受信されないようにすれば、スロットフォーマット#0だけでなく、スロットフォーマット#1〜#9についても、それぞれデータの送信を実現することができる。
図8は、DPCHスロットフォーマット#2にオフセットを付加したスロットフォーマットを示す説明図である。図7および図8に示すように、DPCHスロットフォーマット#2に、オフセットとして256チップ、512チップ、768チップ、1024チップ、1280チップ、1536チップ、1792チップ、2048チップまたは2304チップを付加することにより、それぞれのTPCビットの送信位置が、F−DPCHのスロットフォーマット#1、スロットフォーマット#2、スロットフォーマット#3、スロットフォーマット#4、スロットフォーマット#5、スロットフォーマット#6、スロットフォーマット#7、スロットフォーマット#8またはスロットフォーマット#9のTPCビットの送信位置と同じになる。
図9は、DPCHスロットフォーマットグループを示す説明図である。図2および図3に示すように、DPCHスロットフォーマットにおいて、各フィールドのチップ数が全く同じになるスロットフォーマットが存在する。例えば、DPCHのスロットフォーマット#2およびスロットフォーマット#2Aでは、拡散率SFが256であり、Ndata1、Ndata2、NTPC、NTFCIおよびNpilotがそれぞれ2ビット/スロット、14ビット/スロット、2ビット/スロット、0ビット/スロットおよび2ビット/スロットである。従って、Data1フィールド、Data2フィールド、TPCフィールド、TFCIフィールドおよびPilotフィールドの各チップ数は、それぞれ256、1792、256、0および256となる。また、スロットフォーマット#2Bでは、拡散率SFが128であり、Ndata1、Ndata2、NTPC、NTFCIおよびNpilotがそれぞれ4ビット/スロット、28ビット/スロット、4ビット/スロット、0ビット/スロットおよび4ビット/スロットであるので、Data1フィールド、Data2フィールド、TPCフィールド、TFCIフィールドおよびPilotフィールドの各チップ数は、それぞれ256、1792、256、0および256となる。従って、DPCHのこれら3つのスロットフォーマット#2、#2Aおよび#2Bは、各フィールドのチップ数が全く同じであるので、同一のグループに属する。このような観点から、全てのDPCHスロットフォーマットをグループ化したものが図9に示す表である。図9に示すように、DPCHスロットフォーマットを処理する際のスロットフォーマットの種類が49種類から25種類に削減される。ただし、スロットフォーマット#12Bは、4倍の処理速度で処理される。それ以外のBのつくスロットフォーマット、並びに12および14Aのスロットフォーマットは、2倍の処理速度で処理される。
図10は、基地局から移動局への下り方向の共通チャネルであるS−CCPCH(Secondary Common Control Physical Channel)のスロットフォーマットを示す説明図である。図10に示すように、S−CCPCHは、1無線フレーム(Tf=10ms)において、15スロット(Slot)に分割されている。各スロットは、TFCIフィールド、DataフィールドおよびPilotフィールドを含んでいる。ただし、TFCIフィールドまたはPilotフィールドがないこともある。Dataフィールドのビット数をNdata1とする。
図11は、S−CCPCHスロットフォーマットのフィールド情報の一覧を示す説明図である。図11に示すように、S−CCPCHスロットフォーマットにおいて、各フィールドのチップ数が全く同じになるスロットフォーマットが存在する。例えば、S−CCPCHのスロットフォーマット#6では、拡散率SFが128であり、Ndata1、NpilotおよびNTFCIがそれぞれ38ビット/スロット、0ビット/スロットおよび2ビット/スロットである。従って、Dataフィールド、PilotフィールドおよびTFCIフィールドの各チップ数は、それぞれ2432、0および128となる。また、スロットフォーマット#10では、拡散率SFが32であり、Ndata1、NpilotおよびNTFCIがそれぞれ152ビット/スロット、0ビット/スロットおよび8ビット/スロットであるので、Dataフィールド、PilotフィールドおよびTFCIフィールドの各チップ数は、それぞれ2432、0および128となる。さらに、スロットフォーマット#19では、拡散率SFが128であり、Ndata1、NpilotおよびNTFCIがそれぞれ76ビット/スロット、0ビット/スロットおよび4ビット/スロットである。スロットフォーマット#19は、16QAM変調時に使用されるので、Dataフィールド、PilotフィールドおよびTFCIフィールドの各チップ数は、それぞれ2432、0および128となる。従って、S−CCPCHのこれら3つのスロットフォーマット#6、#10および#19は、各フィールドのチップ数が全く同じであるので、同一のグループに属する。このような観点から、全てのS−CCPCHスロットフォーマットをグループ化したものが図12に示す表である。ただし、スロットフォーマット#4は、2倍の処理速度で処理される。8、10および20のスロットフォーマットは、4倍の処理速度で処理される。
図12は、S−CCPCHスロットフォーマットグループを示す説明図である。図12に示すように、S−CCPCHスロットフォーマットを処理する際のスロットフォーマットの種類が24種類から18種類に削減される。このS−CCPCHスロットフォーマットグループの処理、および上述したDPCHスロットフォーマットグループ処理は、グループ化されたスロットフォーマットで処理速度を統一することによって実現可能である。
ここで、QPSK変調時の各フィールドのチップ数は、次の(1)式から求められる。また、16QAM変調時の各フィールドのチップ数は、次の(2)式から求められる。
チップ数=(SF値)×(各フィールドのビット/スロット値)/2 ・・・(1)
チップ数=(SF値)×(各フィールドのビット/スロット値)/4 ・・・(2)
図13は、SF4またはSF8のDPCHスロットフォーマットのチップ数を示す説明図である。図14は、SF4またはSF8のS−CCPCHスロットフォーマットのチップ数を示す説明図である。図2および図3に示すDPCHスロットフォーマット、並びに図11に示すS−CCPCHスロットフォーマットにおいて、拡散率SFが16〜512であるスロットフォーマットは、各フィールドのデータ長が16チップの倍数である。また、図13または図14に示すように、DPCHスロットフォーマットまたはS−CCPCHスロットフォーマットにおいて、拡散率SFが4または8である場合でも、各フィールドのデータ長は16チップの倍数となる。従って、DPCHスロットフォーマットまたはS−CCPCHスロットフォーマットを16チップ単位で処理することができる。
(実施の形態1)
図15は、実施の形態1にかかる無線通信装置の構成を示す説明図である。図15に示すように、無線通信装置は、スロットフォーマット処理装置1を備えている。スロットフォーマット処理装置1は、フィールド情報出力部2、入力データ振り分け部3、マスク部4、付加部5、加算部6およびオフセット量選択部7を備えている。
フィールド情報出力部2は、チャネル種別がF−DPCHである場合、DPCHスロットフォーマットグループ#3(図9参照)のフィールド情報を出力する。その理由は、F−DPCHスロットフォーマット#0の代わりに用いられるDPCHスロットフォーマット#2がDPCHスロットフォーマットグループ#3に属するからである。また、フィールド情報出力部2は、チャネル種別がDPCHである場合、スロットフォーマット番号に基づいて、そのスロットフォーマット番号が属するDPCHスロットフォーマットグループ(図9参照)のフィールド情報を出力する。また、フィールド情報出力部2は、チャネル種別がS−CCPCHである場合、スロットフォーマット番号に基づいて、そのスロットフォーマット番号が属するS−CCPCHスロットフォーマットグループ(図12参照)のフィールド情報を出力する。さらに、フィールド情報出力部2は、チャネル種別がF−DPCH、DPCHおよびS−CCPCHのいずれでもない場合、チャネル種別とスロットフォーマット番号に応じたスロットフォーマットのフィールド情報を出力する。
入力データ振り分け部3は、チャネル種別に基づいて、入力データがF−DPCHのデータであるか否かを判断する。入力データ振り分け部3は、F−DPCHの入力データである場合には、その入力データをマスク部4へ送る。入力データ振り分け部3は、F−DPCH以外の入力データである場合には、その入力データを付加部5へ送る。
マスク部4は、フィールド情報出力部2から出力されたフィールド情報に基づいて、入力データ振り分け部3から渡された入力データのDataフィールド、TFCIフィールドおよびPilotフィールドに対応する各データをマスクする処理を行う。これらのフィールドのデータをマスクするには、該当するフィールドのデータをオフにしてもよいし、該当するフィールドのデータを送信する際の送信電力を割り当てないようにしてもよい。マスク処理のされたデータは、付加部5へ送られる。
加算部6は、F−DPCHのチップオフセット値を生成する。図16に、F−DPCHのチップオフセット値を示す。図16に示すように、F−DPCHのチップオフセット値は、スロットフォーマット番号にチップオフセット設定(設定:0〜9)を加算し、その結果にさらに1を加算し、その結果が10以上の数であれば10を減算することにより求められる。加算部6で生成されたチップオフセット値は、オフセット量選択部7へ送られる。
オフセット量選択部7は、チャネル種別がF−DPCHである場合、加算部6で生成されたチップオフセット値を付加部5へ送る。一方、オフセット量選択部7は、チャネル種別がF−DPCH以外である場合、チップオフセット値として、既存のチップオフセット設定をそのまま付加部5へ送る。
付加部5は、入力データ振り分け部3またはマスク部4から渡された入力データに、オフセット量選択部7から渡されたチップオフセット値を付加する。チップオフセット値が付加されたデータは、付加部5から図示しない後段のデータ処理ブロックへ出力される。前記フィールド情報出力部2は、スロットフォーマット振り分け部11、個別チャネル変換部であるDPCH変換部12、S−CCPCH変換部13、生成部14、速度決定部15、テーブル16、カウンタ17、変換部18およびフィールドデータ選択部19を備えている。
スロットフォーマット振り分け部11は、チャネル種別がDPCHまたはF−DPCH(以下、DPCH/F−DPCHと表記する)である場合、スロットフォーマット番号をDPCH変換部12へ送る。また、スロットフォーマット振り分け部11は、チャネル種別がS−CCPCHである場合、スロットフォーマット番号をS−CCPCH変換部13へ送る。さらに、スロットフォーマット振り分け部11は、チャネル種別がDPCH/F−DPCHおよびS−CCPCHのいずれでもない場合、スロットフォーマット番号を生成部14へ送る。
DPCH変換部12は、スロットフォーマット振り分け部11から渡されたスロットフォーマット番号を、図9に示す対応表に従って、DPCHスロットフォーマットグループ番号に変換する。変換されたDPCHスロットフォーマットグループ番号は、DPCH変換部12から生成部14へ送られる。図9に示す対応表は、DPCH変換部12に格納されている。
S−CCPCH変換部13は、スロットフォーマット振り分け部11から渡されたスロットフォーマット番号を、図12に示す対応表に従って、S−CCPCHスロットフォーマットグループ番号に変換する。変換されたS−CCPCHスロットフォーマットグループ番号は、S−CCPCH変換部13から生成部14へ送られる。図12に示す対応表は、S−CCPCH変換部13に格納されている。
生成部14は、チャネル種別およびスロットフォーマット番号に基づいて、DPCH変換部12から渡されたDPCHスロットフォーマットグループ番号、S−CCPCH変換部13から渡されたS−CCPCHスロットフォーマットグループ番号、またはスロットフォーマット振り分け部11から渡されたスロットフォーマット番号を整理し、テーブル16を格納するメモリをアクセスするためのアドレスを生成する。
速度決定部15は、チャネル種別がDPCH/F−DPCHである場合、図2および図3に示す表に従って、スロットフォーマット番号に対応する処理速度(レート情報)を決定する。一方、速度決定部15は、チャネル種別がS−CCPCHである場合、図11に示す表に従って、スロットフォーマット番号に対応する処理速度を決定する。図2および図3、並びに図11に示す表、あるいはそれら各表の全体ではなく、少なくとも各表のスロットフォーマット番号と処理速度との対応関係を表す表は、速度決定部15に格納されている。
テーブル16は、DPCHスロットフォーマットグループごとに、またS−CCPCHスロットフォーマットグループごとに、フィールド情報を格納している。図17に、テーブル16のデータ構成の一部を示す。特に限定しないが、図17に示す例では、スロットフォーマットグループ番号がアドレスになっている。この場合、生成部14は、スロットフォーマットグループ番号と同じアドレスを生成する。速度決定部15で決定された処理速度に基づいて、テーブル16の、生成部14で生成されたアドレスで特定される領域に格納されているフィールドデータが抜き出される。図17に示すテーブル構成において、Data1、Data2、TPC、TFCIおよびPilotの各フィールドには、2ビットのコード「00」、「01」、「10」または「11」が格納される。
カウンタ17は、12ビットの2560進カウンタであり、1チップごとにインクリメントされ、2560チップ、すなわち1スロット分のチップ数をカウントすると初期値0に戻る。カウンタ17の値は、変換部18へ送られる。
変換部18は、速度決定部15で決定された処理速度に基づいて、カウンタ17の値の下位ビットを切り捨てる。切り捨てる下位ビットのビット数によって、テーブル16におけるシンボルの位置が決まる。図18に、カウンタ17の値と各処理速度におけるシンボルとの関係を示す。図18に示すように、拡散率SFが4、8、16、32、64、128、256または512である場合には、それぞれ下位2ビット、下位3ビット、下位4ビット、下位5ビット、下位6ビット、下位7ビット、下位8ビットまたは下位9ビットを切り捨てることにより、カウンタ17の値とシンボルとの対応関係が得られる。例えば、拡散率SFが256である場合、0〜255チップが0シンボル目、256〜511チップが1シンボル目、・・・、2304〜2559チップが9シンボル目というように変換される。
フィールドデータ選択部19は、テーブル16から抜き出されたフィールドデータ(128ビット)の中から、0シンボル目、1シンボル目、2シンボル目というように、1シンボル分のフィールドデータ(2ビット)を順次選択する。その際、フィールドデータ選択部19は、カウンタ17の値の、変換部18によって下位ビットが切り捨てられたあとに残る上位ビットに基づいて、該当する1シンボル分のフィールドデータを選択する。図17に示すテーブル構成において、0シンボル目は、ビット[1:0]、1シンボル目はビット[3:2]、・・・というように対応する。これにより、望むシンボルでのフィールドデータを得ることができる。1シンボル分のフィールドデータは、順次、フィールド情報としてマスク部4へ送られる。
図19は、実施の形態1にかかる無線通信方法の処理手順を示すフローチャートである。図19に示すように、無線通信処理が開始されると、まず、スロットフォーマット振り分け部11により、チャネル種別を判断し、チャネル種別に応じてスロットフォーマット番号を振り分ける(ステップS1)。チャネル種別がDPCH/F−DPCHである場合にはDPCH変換部12により、図9に示す対応表に従って、またチャネル種別がS−CCPCHである場合にはS−CCPCH変換部13により、図12に示す対応表に従って、それぞれスロットフォーマット番号をスロットフォーマットグループ番号に変換する(ステップS2)。ステップS1でチャネル種別がその他(DPCH/F−DPCHおよびS−CCPCH以外)である場合には、次のステップS3へ進む。
次いで、生成部14により、DPCHまたはS−CCPCHのスロットフォーマットグループ番号、およびステップS1でその他であるとされたチャネル種別を整理し、テーブル16をアクセスするためのアドレスを生成する(ステップS3)。次いで、速度決定部15により、チャネル種別およびスロットフォーマット番号に基づいて、図2、図3および図11に示す表から処理速度(レート情報)を求める。その処理速度でテーブル16からフィールドデータを抜き出す。そして、処理速度に応じてカウンタ17の値の下位ビットを切り捨て、残りの上位ビットに基づいて、テーブル16から抜き出されたフィールドデータの1シンボル分のフィールドデータを選択する(ステップS4)。
次いで、入力データ振り分け部3により、入力データのチャネル種別を判断し、チャネル種別に応じて入力データを振り分ける(ステップS5)。チャネル種別がF−DPCHである場合には、マスク部4により、ステップS4で決定されたフィールド情報に基づいてData、TFCIおよびPilotの各フィールドデータに対してマスク処理を行う(ステップS6)。また、加算部6により、スロットフォーマット番号にチップオフセット設定を加算し、それにさらに1を加算し、その結果が10以上の数になる場合にはその数から10を減算して、図16に示すチップオフセット値を求める。そして、オフセット量選択部7により、その求められた値を選択する(ステップS7)。
一方、ステップS5でチャネル種別が、F−DPCH以外である場合には、オフセット量選択部7により、そのチャネル種別に応じた既存のチップオフセット設定を選択する(ステップS8)。そして、付加部5により、オフセット量選択部7により選択されたオフセット値を入力データに付加する(ステップS9)。このようにして、後段の処理ブロックへ出力されるデータができ上がり、スロットフォーマット処理が終了する。
後段の処理ブロックは、例えばスロットフォーマット処理装置1が無線通信装置である場合、スロットフォーマット処理装置1の出力データに対して拡散および変調を行う。スロットフォーマット処理装置を備えた無線通信装置の構成を説明する。
図20は、無線通信装置の全体の構成を示す説明図である。図20に示すように、無線通信装置100は、スロットフォーマット処理部101、拡散・変調部102、送信ダイバシチ処理部103および多重部104を備えている。上述したスロットフォーマット処理装置1は、スロットフォーマット処理部101に用いられる。拡散・変調部102には、DPCH、F−DPCHおよびS−CCPCH以外にも、種々のチャネルのスロットフォーマットを処理する処理部(図示省略)が接続される。各チャネルのスロットフォーマット処理部から出力されたデータは、拡散・変調部102により拡散および変調処理され、送信ダイバシチ処理部103によりダイバシチ処理され、多重部104により多重されて送信用のデータとして出力される。
実施の形態1によれば、スロットフォーマット処理装置1は、DPCHのスロットフォーマットとF−DPCHのスロットフォーマットの両方を処理することができるので、3GPPのリリース6やリリース7のF−DPCHに対応するために、新たにF−DPCHスロットフォーマットを処理する専用の装置を設けずに済む。従って、DPCHスロットフォーマット処理装置とF−DPCHスロットフォーマット処理装置とを別々に設ける場合と比べて、回路規模の増大を防ぐことができる。また、回路規模の増大を防ぐことによって、消費電力の増大や発熱量の増大を防ぐことができる。さらに、スロットフォーマットのグループ化によってDPCHおよびS−CCPCHのそれぞれのスロットフォーマット数を減らすことができるので、より一層、回路規模の増大を防ぐことができ消費電力の増大や発熱量の増大を防ぐことができる。
(実施の形態2)
図21は、実施の形態2にかかる無線通信装置の構成を示す説明図である。図21に示すように、実施の形態2の無線通信装置が実施の形態1と異なるのは、スロットフォーマット処理装置51において、フィールド情報出力部52がスロットフォーマットのフィールド情報の組み立て処理を16チップ単位で行うことである。従って、フィールド情報出力部52において、カウンタ67の構成、生成部64でのアドレスの生成の仕方、テーブル66のデータ構成、およびフィールドデータ選択部69でのフィールドデータの選択の仕方が実施の形態1と異なる。その他の構成は、実施の形態1と同様である。実施の形態1と同様の構成については、実施の形態1と同じ符号を付して説明を省略する。
カウンタ67は、8ビットの160進カウンタであり、無線フレームの基準タイミングに同期してカウント動作を開始し、16チップごとにインクリメントされる。従って、カウンタ67は、1スロット分の2560チップで初期値0に戻る。カウンタ67の値のうち、上位3ビット([7:5])が生成部64へ送られ、下位5ビット([4:0])がフィールドデータ選択部69へ送られる。
生成部64は、チャネル種別、スロットフォーマット番号およびカウンタ67の値の上位3ビット([7:5])に基づいて、DPCH変換部12から渡されたDPCHスロットフォーマットグループ番号、S−CCPCH変換部13から渡されたS−CCPCHスロットフォーマットグループ番号、またはスロットフォーマット振り分け部11から渡されたスロットフォーマット番号を整理し、テーブル66を格納するメモリをアクセスするためのアドレスを生成する。生成部64は、DPCHスロットフォーマットグループごと、またS−CCPCHスロットフォーマットグループごとに、アドレスを生成する。例えば、DPCHスロットフォーマット番号が1である場合、生成部64は、DPCHスロットフォーマット#1Bと同じスロットフォーマットグループ#2(図9参照)としてアドレスを生成し、テーブル66に対してアクセスする。
テーブル66は、DPCHスロットフォーマットグループごとに、またS−CCPCHスロットフォーマットグループごとに、フィールド情報を格納している。図22に、テーブル66のデータ構成の一部を示す。特に限定しないが、図22に示す例では、カウンタ67の値の上位3ビット([7:5])は、アドレスの一部を構成しており、各スロットフォーマットグループにおいて0〜4の各行を指定する。この各行には、例えば0〜31の32個のフィールドが設けられている。
フィールドデータ選択部69は、カウンタ67の値の下位5ビット([4:0])に基づいて、テーブル66の、アドレスにより指定された行のフィールドを選択する。例えば、チャネル種別がDPCHであり、スロットフォーマット番号が1であり、カウンタ67の値が0である場合、図22において、スロットフォーマット番号が1および1Bのグループのカウンタ67の値の上位3ビット([7:5])が0であり、カウンタ67の値の下位5ビット([4:0])の値が0であるシンボルのTPCフィールドが選択される。また、チャネル種別がDPCHであり、スロットフォーマット番号が1であり、カウンタ67の値が140である場合、図22において、スロットフォーマット番号が1および1Bのグループのカウンタ67の値の上位3ビット([7:5])が4であり、カウンタ67の値の下位5ビット([4:0])の値が12であるシンボルのPilotフィールドが選択される。このようにして、望むシンボルでのフィールドデータを得ることができる。1シンボル分のフィールドデータは、順次、フィールド情報としてマスク部4へ送られる。
図22に示す例では、テーブル66において、TPC、Data、TFCIおよびPilotの各フィールドが2ビットで構成されているので、カウンタ67の値が0であるときのビットの割り当てが[1:0]となり、カウンタ67の値が1であるときのビットの割り当てが[3:2]となる。従って、フィールドデータ選択部69は、テーブル66の最下位ビットを切り取り、カウンタ67の下位5ビットと比較することによって、カウンタ67の上位3ビット([7:5])の値により指定される行のフィールドデータ(64ビット)の中から、望むシンボルでのフィールドデータ(2ビット)を選択することができる。例えば、テーブル66の下位ビットが「・・・000100」または「・・・000101」である場合、それらの最下位ビットを切り取った「・・・00010」は、カウンタ67の下位5ビットの値が2であるフィールドに該当する。
図23は、実施の形態2にかかる無線通信方法の処理手順を示すフローチャートである。図23に示すように、無線通信処理が開始されると、まず、実施の形態1のステップS1およびステップS2と同様に、チャネル種別に応じてスロットフォーマット番号を振り分け(ステップS21)、DPCH/F−DPCHまたはS−CCPCHのスロットフォーマット番号をスロットフォーマットグループ番号に変換する(ステップS22)。
次いで、生成部64により、DPCHまたはS−CCPCHのスロットフォーマットグループ番号、およびステップS21でその他(DPCH/F−DPCHおよびS−CCPCH以外)であるとされたチャネル種別を整理し、カウンタ67の上位3ビット([7:5])の値に基づいて、テーブル66をアクセスするためのアドレスを生成する(ステップS23)。次いで、生成されたアドレスに基づいてテーブル66にアクセスし、フィールドデータ選択部69により、カウンタ67の下位5ビット([4:0])の値に基づいて、テーブル66に格納されているフィールドデータの1シンボル分のビットを選択する(ステップS24)。
次いで、実施の形態1のステップS5〜ステップS9と同様に、チャネル種別に応じて入力データを振り分け(ステップS25)、チャネル種別がF−DPCHである場合には、Data、TFCIおよびPilotの各フィールドデータに対してマスク処理を行う(ステップS26)。また、スロットフォーマット番号とチップオフセット設定に基づいて図16に示すチップオフセット値を求め、その値をチャネル種別がF−DPCHである場合のチップオフセット値として選択する(ステップS27)。一方、チャネル種別がF−DPCH以外である場合には、既存のチップオフセット設定を選択する(ステップS28)。次いで、選択されたオフセット値を入力データに付加して(ステップS29)、スロットフォーマット処理を終了する。
実施の形態2によれば、実施の形態1と同様の効果に加えて、フィールド情報の組み立て処理を16チップ単位で行うことにより、DPCHやS−CCPCHのスロットフォーマットごとに専用の回路を設ける必要がないので、回路規模を削減することができる。また、DPCHやS−CCPCHのスロットフォーマット処理を簡素化することができる。例えば、スロットフォーマットごとで、かつシンボル単位で無線フレームの組み立て処理を行う場合、図2および図3、図11、並びに前記(1)式および前記(2)式より、DPCHでは4275シンボル分のフィールド情報が必要であり、S−CCPCHでは3230シンボル分のフィールド情報が必要となる。従って、テーブル66には、それらの合計で7505シンボル分のフィールド情報が必要となる。さらに処理速度ごとにシンボルカウンタが必要となるため、回路が複雑となる。それに対して、実施の形態2では、160進のカウンタ67を設けるだけでよい。また、上述したように、1つのスロットフォーマットグループが160シンボルで構成され、DPCHとS−CCPCHを合わせてスロットフォーマットグループが43種類あるので、テーブル66には、全部で6880シンボル分のフィールド情報があればよい。従って、容易に回路を簡素化することができる。
なお、実施の形態1または2において、種々の設定値は一例であり、それ以外の値でもよい。また、実施の形態1において、DPCHスロットフォーマットを用いてF−DPCHスロットフォーマットを処理する構成と、DPCHスロットフォーマットやS−CCPCHのスロットフォーマットをグループ化してスロットフォーマットの種類を削減する構成の両方が設けられている必要はなく、いずれか一方の構成のみが設けられていてもよい。また、実施の形態2において、DPCHスロットフォーマットを用いてF−DPCHスロットフォーマットを処理する構成と、DPCHスロットフォーマットやS−CCPCHのスロットフォーマットをグループ化してスロットフォーマットの種類を削減する構成と、DPCHスロットフォーマットやS−CCPCHのスロットフォーマットを16チップ単位で処理する構成の全てが設けられている必要はなく、いずれか一つまたは二つの構成のみが設けられていてもよい。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)複数の個別チャネルのスロットフォーマットのフィールド情報を有するテーブルと、チャネル種別が移動局宛ての送信電力制御情報のみを送信するチャネルであるときに、該移動局宛ての送信電力制御情報のみを送信するチャネルのスロットフォーマット番号に基づいて前記テーブルから選択された所定の個別チャネルのスロットフォーマットの各フィールドのうち、前記移動局宛ての送信電力制御情報のみを送信するチャネルのスロットフォーマットの未使用フィールドに対応するデータをマスクするマスク部と、を備えることを特徴とする無線通信装置。
(付記2)前記マスク部は、マスク対象フィールドのデータをオフにすることを特徴とする付記1に記載の無線通信装置。
(付記3)前記マスク部は、マスク対象フィールドのデータに送信電力を割り当てないことを特徴とする付記1に記載の無線通信装置。
(付記4)前記テーブルから選択された所定の前記個別チャネルのスロットフォーマットにオフセットを付加する付加部、をさらに備えることを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載の無線通信装置。
(付記5)前記テーブルは、前記個別チャネルのスロットフォーマットのフィールド情報として、処理速度およびフィールド情報に基づいてグループ化された個別チャネルのスロットフォーマットグループのフィールド情報を有し、前記個別チャネルのスロットフォーマットを、その処理速度およびフィールド情報に基づいて前記個別チャネルのスロットフォーマットグループに変換する個別チャネル変換部、をさらに備えることを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の無線通信装置。
(付記6)前記テーブルは、基地局から移動局への下り方向の共通チャネルのスロットフォーマットのフィールド情報として、処理速度およびフィールド情報に基づいてグループ化された基地局から移動局への下り方向の共通チャネルのスロットフォーマットグループのフィールド情報をさらに有し、前記基地局から移動局への下り方向の共通チャネルのスロットフォーマットを、その処理速度およびフィールド情報に基づいて前記基地局から移動局への下り方向の共通チャネルのスロットフォーマットグループに変換する共通チャネル変換部、をさらに備えることを特徴とする付記5に記載の無線通信装置。
(付記7)前記テーブルは、16チップ単位で前記フィールド情報を有することを特徴とする付記1〜6のいずれか一つに記載の無線通信装置。
(付記8)チャネル種別が移動局宛ての送信電力制御情報のみを送信するチャネルであるときに、該移動局宛ての送信電力制御情報のみを送信するチャネルのスロットフォーマット番号に基づいて所定の個別チャネルのスロットフォーマットのフィールド情報を選択する第1ステップと、前記第1ステップで選択された前記フィールド情報の各フィールドのうち、前記移動局宛ての送信電力制御情報のみを送信するチャネルのスロットフォーマットの未使用フィールドに対応するデータをマスクする第2ステップと、を含むことを特徴とする無線通信方法。
(付記9)前記第2ステップでは、マスク対象フィールドのデータをオフにすることを特徴とする付記8に記載の無線通信方法。
(付記10)前記第2ステップでは、マスク対象フィールドのデータに送信電力を割り当てないことを特徴とする付記8に記載の無線通信方法。
(付記11)前記第2ステップの後に、所定の前記個別チャネルのスロットフォーマットにオフセットを付加する第3ステップ、をさらに含むことを特徴とする付記8〜10のいずれか一つに記載の無線通信方法。
(付記12)前記個別チャネルのスロットフォーマットは、処理速度およびフィールド情報に基づいて予め個別チャネルのスロットフォーマットグループにグループ化されており、前記第1ステップでは、前記個別チャネルのスロットフォーマットを、その処理速度およびフィールド情報に基づいて前記個別チャネルのスロットフォーマットグループに変換し、変換された前記個別チャネルのスロットフォーマットグループのフィールド情報を選択することを特徴とする付記8〜11のいずれか一つに記載の無線通信方法。
(付記13)基地局から移動局への下り方向の共通チャネルのスロットフォーマットは、処理速度およびフィールド情報に基づいて予め基地局から移動局への下り方向の共通チャネルのスロットフォーマットグループにグループ化されており、前記第1ステップでは、チャネル種別が基地局から移動局への下り方向の共通チャネルであるときに基地局から移動局への下り方向の共通チャネルのスロットフォーマットを、その処理速度およびフィールド情報に基づいて前記基地局から移動局への下り方向の共通チャネルのスロットフォーマットグループに変換し、変換された前記基地局から移動局への下り方向の共通チャネルのスロットフォーマットグループのフィールド情報を用いて前記基地局から移動局への下り方向の共通チャネルのスロットフォーマットを構成することを特徴とする付記8〜12のいずれか一つに記載の無線通信方法。
(付記14)16チップ単位で前記フィールド情報を構成することを特徴とする付記8〜13のいずれか一つに記載の無線通信方法。
DPCHスロットフォーマットを示す説明図である。 DPCHスロットフォーマットのフィールド情報の一覧を示す説明図である。 DPCHスロットフォーマットのフィールド情報の一覧を示す説明図である。 F−DPCHスロットフォーマットを示す説明図である。 F−DPCHスロットフォーマットのフィールド情報の一覧を示す説明図である。 DPCHスロットフォーマット#2とF−DPCHスロットフォーマット#0との比較を示す説明図である。 3GPPリリース7におけるF−DPCHスロットフォーマットを示す説明図である。 DPCHスロットフォーマット#2にオフセットを付加したスロットフォーマットを示す説明図である。 DPCHスロットフォーマットグループを示す説明図である。 S−CCPCHスロットフォーマットを示す説明図である。 S−CCPCHスロットフォーマットのフィールド情報の一覧を示す説明図である。 S−CCPCHスロットフォーマットグループを示す説明図である。 SF4またはSF8のDPCHスロットフォーマットのチップ数を示す説明図である。 SF4またはSF8のS−CCPCHスロットフォーマットのチップ数を示す説明図である。 実施の形態1にかかる無線通信装置の構成を示す説明図である。 F−DPCHのチップオフセット値を示す説明図である。 実施の形態1におけるテーブルのデータ構成を示す説明図である。 実施の形態1におけるカウンタ値とシンボルとの関係を示す説明図である。 実施の形態1にかかる無線通信方法の処理手順を示すフローチャートである。 実施の形態1にかかる無線通信装置の全体の構成を示す説明図である。 実施の形態2にかかる無線通信装置の構成を示す説明図である。 実施の形態2におけるテーブルのデータ構成を示す説明図である。 実施の形態2にかかる無線通信方法の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1,51 スロットフォーマット処理装置
4 マスク部
5 付加部
12 DPCH変換部
13 S−CCPCH変換部
16,66 テーブル
100 無線通信装置

Claims (6)

  1. 複数の個別チャネルのスロットフォーマットのフィールド情報を有するテーブルと、
    チャネル種別が移動局宛ての送信電力制御情報のみを送信するチャネルであるときに、該移動局宛ての送信電力制御情報のみを送信するチャネルのスロットフォーマット番号に基づいて前記テーブルから選択された所定の個別チャネルのスロットフォーマットの各フィールドのうち、前記移動局宛ての送信電力制御情報のみを送信するチャネルのスロットフォーマットの未使用フィールドに対応するデータをマスクするマスク部と、
    を備えることを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記マスク部は、マスク対象フィールドのデータに送信電力を割り当てないことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記テーブルから選択された所定の前記個別チャネルのスロットフォーマットにオフセットを付加する付加部、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の無線通信装置。
  4. 前記テーブルは、前記個別チャネルのスロットフォーマットのフィールド情報として、処理速度およびフィールド情報に基づいてグループ化された個別チャネルのスロットフォーマットグループのフィールド情報を有し、
    前記個別チャネルのスロットフォーマットを、その処理速度およびフィールド情報に基づいて前記個別チャネルのスロットフォーマットグループに変換する個別チャネル変換部、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の無線通信装置。
  5. 前記テーブルは、16チップ単位で前記フィールド情報を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の無線通信装置。
  6. チャネル種別が移動局宛ての送信電力制御情報のみを送信するチャネルであるときに、該移動局宛ての送信電力制御情報のみを送信するチャネルのスロットフォーマット番号に基づいて所定の個別チャネルのスロットフォーマットのフィールド情報を選択する第1ステップと、
    前記第1ステップで選択された前記フィールド情報の各フィールドのうち、前記移動局宛ての送信電力制御情報のみを送信するチャネルのスロットフォーマットの未使用フィールドに対応するデータをマスクする第2ステップと、
    を含むことを特徴とする無線通信方法。
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