JP5115304B2 - 画像形成装置およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は,トナーを用いて有形媒体上に画像を形成する画像形成装置およびその製造方法に関する。さらに詳細には,トナー担持体に接触するクリーニング部材を有する画像形成装置であって,クリーニング部材の位置を精密に調整できるもの,およびその製造プロセスにおける調整方法に関するものである。
従来から,トナーで画像を形成する画像形成装置では,トナーを担持して回転するトナー担持体を用いている。そして,このトナー担持体上に付着したトナーを所定の位置で掻き取るクリーニング部材が設けられている。トナー担持体上にトナーが付着したままとなると,画像品質の劣化を招き好ましくないからである。なお,ここでいうトナー担持体とは,主として感光体ドラムのことであるが,転写部材や定着部材も該当しうる。
ここで,クリーニング部材のトナー担持体への圧接圧力や接触角度,接触位置は,クリーニング性能を担保する上できわめて敏感な因子である。このため画像形成装置の製造において,これらを非常に厳密に管理する必要がある。その厳格さの程度は,部品の工作精度より厳しいほどである。このため,組み付け時に個々に微調整することが不可欠である。このような微調整をできるようにした従来技術として,特許文献1が挙げられる。特許文献1に記載の技術では,クリーニング部材の位置をその短手方向に調整することで,その微調整をするようになっている([0050]〜[0053])。
特開2000−75753号公報
しかしながら,前記した従来の技術には,次のような問題点があった。それは,調整により,シール性やクリーニング性能が悪くなる場合があることである。これを図11により説明する。図11は,この種の一般的な画像形成装置における,感光体ドラム90とクリーニングブレード91との位置関係を説明する断面図である。
図11においては,クリーニングブレード91は,支持板92に取り付けられている。クリーニングブレード91と支持板92とは,ハウジング93に対して一体的に,図11中左右方向に位置調整される。これが特許文献1にいう短手方向の移動による位置調整に相当する。ここで一般的に,感光体ドラム90から見たクリーニングブレード91の裏面側には,スポンジ状のシール部材94が配置される。シール部材94は,支持板92に圧接されており,トナーを外部にこぼさないようにしている。
シール性の問題点は,位置調整によりシール部材94が捩れてしまうことにより起こる。すなわち,位置調整に伴う支持板92の左右方向の移動に引きずられて,シール部材94が図11中で少し回転してしまう。これがシール部材94の捩れである。この捩れのために,支持板92とシール部材94との圧接が不十分な箇所ができ,シール性が悪くなるのである。
クリーニング性能の問題点は,位置調整により,クリーニングブレード91の先端と感光体ドラム90との接触点が,本来の位置からずれてしまうことにより起こる。感光体ドラム90の中心軸から見た接触点の角度位置が,本来の角度と違う角度になってしまうのである。わずかな違いではあるが,これがクリーニング性能に影響するのである。このことがまた,クリーニングブレード91や感光体ドラム90の寿命にも影響している。接触状況の違いにより摩耗が大きくなっているからである。
本発明は,前記した従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,クリーニング部材の位置調整をしてもその先端とトナー担持体との接触位置があまり変わらず,このためにクリーニング性能やシール性の問題が生じない画像形成装置およびその製造方法を提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされた本発明の画像形成装置は,トナーを担持して回転する複数のトナー担持体を用いて,有形媒体上にトナーによる画像を形成する装置であって,複数のトナー担持体のうち少なくとも1つに対して設けられ,その表面に接触してトナーを掻き取るクリーニング部材と,クリーニング部材を保持する固定部材と,クリーニング部材と固定部材との間に配置された調整部材とを有し,調整部材と固定部材との間の第1接触部と,調整部材とクリーニング部材との間の第2接触部との少なくとも一方が傾斜しているとともにが互いに非平行であるものである。
この画像形成装置では,クリーニング部材とその固定部材との間に,調整部材が配置されている。そして,調整部材と固定部材との間の第1接触部と,調整部材とクリーニング部材との間の第2接触部とが互いに傾斜している。このため,固定部材に対するクリーニング部材の高さは,調整部材の位置により影響される。よって,調整部材を,固定部材と支持部材との間で移動させることにより,固定部材に対するクリーニング部材の高さを調整できる。その移動の方向は,第1接触部と第2接触部との間の傾斜の方向である。
本発明の画像形成装置においては,クリーニング部材および固定部材における,調整部材が存在しうる範囲以外の位置に,クリーニング部材の固定部材に対する高さ方向の移動を許容しつつ,その高さ方向と垂直な面内の方向では互いの位置決めをする位置決め形状および被位置決め形状が形成されている。そして調整部材は,第1接触部と第2接触部との間の傾斜の方向への移動により,クリーニング部材を固定部材に対する高さ方向に移動させるようになっている。これにより,前述の調整のための調整部材の移動にかかわらず,クリーニング部材と固定部材との,高さ方向に垂直な面内における位置関係が正しく維持される。
本発明の画像形成装置においてはまた,クリーニング部材に,調整部材を露出させる露出部が形成されていることが望ましい。この露出部により,前述の高さ調整のために調整部材を移動させる操作を行うことができる。
この場合にさらに,露出部が,第1接触部と第2接触部との間の傾斜の方向に形成されたスリットであることが望ましい。そして,調整部材に,スリットから突出する突起部が形成されていることが望ましい。これにより,スリット内で突起部を移動させることにより,前述の高さ調整ができる。
さらにこの場合に,調整部材と固定部材とにおける,第1接触部の少なくとも一方の端部にそれぞれ,調整部材がクリーニング部材および固定部材に対して移動できる範囲を,突起部とスリットとにより規制される範囲より狭く限定する段差が設けられていることが望ましい。こうすると,調整部材を調整のために移動させる際,少なくとも片側において,突起部とスリットの端部とが当接するより先に,段差の衝突により移動が規制される。このため,突起部とスリットの端部との当接の衝撃がクリーニング部材に掛かることがない。なお,固定部材は一般的にクリーニング部材より大きくて丈夫なので,当接の衝撃が掛かっても差し支えない。あるいは本発明は,トナーを担持して回転する複数のトナー担持体を用いて,有形媒体上にトナーによる画像を形成する画像形成装置であって,複数のトナー担持体のうち少なくとも1つに対して設けられ,その表面に接触してトナーを掻き取るクリーニング部材と,クリーニング部材を保持する固定部材と,クリーニング部材と固定部材との間に配置された調整部材とを有し,調整部材と固定部材との間の溝およびリブ状の突起部である第1接触部と,調整部材とクリーニング部材との間に形成されている第2接触部との少なくとも一方が傾斜しているとともに互いに非平行であり,クリーニング部材に,調整部材を露出させるスリットが,第1接触部と第2接触部との間の傾斜の方向に形成されており,前記溝およびリブ状の突起部は,スリットと平行な方向に形成されており,調整部材に,スリットから突出するとともに,クリーニング部材の固定部材に対する高さ方向の移動を許容しつつ,クリーニング部材のスリットに交差する方向への移動を禁止する突起部が形成されており,調整部材は,スリットの方向への移動により,クリーニング部材を固定部材に対する高さ方向に移動させるものであってもよい。
本発明の画像形成装置の製造方法では,本発明の画像形成装置の製造プロセスにおける,固定部材へのクリーニング部材の取り付けに際し,固定部材に対して調整部材とクリーニング部材とを配置して,位置決め形状と被位置決め形状とが挿入された状態とし,その状態で調整部材をスリットまたは溝の方向に移動させることにより,クリーニング部材の固定部材からの高さを調節し,その調節された状態で,固定部材と調部材とクリーニング部材とを固定する。これにより,クリーニング部材の固定部材に対する高さが正確に調整された状態とされる。
本発明によれば,クリーニング部材の位置調整をしてもその先端とトナー担持体との接触位置があまり変わらず,このためにクリーニング性能やシール性の問題が生じない画像形成装置およびその製造方法が提供されている。
以下,本発明を具体化した最良の形態に係る画像形成装置について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態の画像形成装置は,図1に示すように構成されている。図1の画像形成装置は,いわゆるタンデム型のフルカラープリンタである。
図1のフルカラープリンタは,排紙トレイ58と,定着装置22と,転写ベルト30と,露光器10と,給紙カセット44とを有している。転写ベルト30の下側には,4つの感光体ドラム4が配置されている。これらは,図中左から順に,イエロー,マゼンタ,シアン,ブラック,の各色用のものである。各感光体ドラム4の周囲には,帯電ローラ8,現像器18,1次転写ローラ14,クリーニングブレード16が配置されている。このうち1次転写ローラ14は,転写ベルト30の内側に配置されている。転写ベルト30の上側には,各色のトナーホッパ20が設けられている。
転写ベルト30の左端には,クリーニングブレード42が設けられている。転写ベルト30の右端には,2次転写ローラ40が設けられている。給紙カセット44の出口には,給紙ローラ52が設けられている。給紙ローラ52と2次転写ローラ40との間には,搬送ローラ54が配置されている。排紙トレイ58の脇には,排紙ローラ56が設けられている。
上記の構成により,給紙カセット44から給紙された紙に画像が形成されて排紙トレイ58上に排出されるようになっている。すなわち,4つの感光体ドラム4上にそれぞれの色のトナー像が形成される。これら4色のトナー像が,転写ベルト30上に重ね合わせられる。そして,この重ねトナー像が2次転写ローラ40により紙上に転写されるのである。紙上に担持されたトナー像は,定着装置22を通過する時に,紙上に定着される。
このうちのクリーニングブレード16について説明する。クリーニングブレード16は,図2に示すようにして保持されている。図2は,クリーニングブレード16の取り付けカートリッジ12を示す断面図である。取り付けカートリッジ12の主要部をなしているのは,固定部材15である。図2において,クリーニングブレード16は支持部材17に取り付けられて一体をなしている。クリーニングブレード16と支持部材17との全体が,請求項にいうクリーニング部材に相当する。
また,支持部材17は,固定部材15に取り付けられている。さらに,支持部材17と固定部材15との間には,調整部材13が設けられている。調整部材13の役割は,固定部材15へのクリーニングブレード16および支持部材17の取り付け過程において,固定部材15に対するクリーニングブレード16の高さ(矢印Aの方向)を調節することである。その詳細は後述する。なお図2では,破線で示す感光体ドラム4が存在すべき領域に対して,クリーニングブレード16の先端がやや食い込んでいるように見える。実際には,クリーニングブレード16は感光体ドラム4の表面に倣って少し撓むことになる。図2中のクリーニングブレード16は撓んでいない状態で描かれている。
クリーニングブレード16の取り付けカートリッジ12を上方から見た平面図を図3に示す。図3は,クリーニングブレード16等を図2中の矢印Aの逆向きに見た図である。図2は,図3中のB−B位置の断面図である。取り付けカートリッジ12の長手方向の断面図を図4に示す。図4は,図3中のC−C位置の断面図である。図4から,取り付けカートリッジ12における左右両端部付近に調整部材13,13が設けられていることが分かる。クリーニングブレード16およびその支持部材17は,調整部材13,13を介して固定部材15に取り付けられている。
図4中に矢印Dで示す辺りの付近を拡大して図5に示す。このうちの固定部材15のみを図6に示す。調整部材13のみの断面図と平面図を図7に示す。支持部材17のみの断面図と平面図とを図8に示す。
図5,図6に示すように,固定部材15には,調整部材13を収納する凹部11が形成されている。凹部11の底には,調整部材13と接触する接触面11A,11Bが形成されている。そして,接触面11Aと接触面11Bとの間には段差11Cが形成されている。接触面11Aと接触面11Bとは平行であり,図6中の水平方向に対して右下がりに傾斜している。図7に示すように調整部材13にも,接触面11Aに接触する接触面13Aと,接触面11Bに接触する接触面13Bとが形成されている。接触面13Aと接触面13Bとの間には,段差13Cが形成されている。接触面13Aと接触面13Bとは平行である。なお,図2に示されるように,接触面11Bと接触面13Bとは,実際には溝およびリブ状の突起部となっており,面とはいってもその溝およびリブの範囲内の幅の面である。
これにより,調整部材13が固定部材15の凹部11の中で,図5中の矢印Fの方向に移動できるようになっている。そしてその移動可能範囲は,調整部材13と固定部材15との当接により規制されている。すなわち,移動範囲の右限は,調整部材13の端部13Gと固定部材15の凹部11の壁面11Gとの当接により規制されている。左限は,調整部材13の段差13Cと固定部材15の段差11Cとの当接により規制されている。
一方,調整部材13と支持部材17との接触面21は,図5から明らかなように図5中水平である。すなわち,固定部材15と調整部材13との接触面(11A,11B,13A,13B)と,調整部材13と支持部材17との接触面21とは,互いに傾斜しているのである。
調整部材13にはまた,図5,図7に示すように,断面図中上方へ向けて突起部13Hが形成されている。さらに,断面図中上下方向に貫通する穴13Jが形成されている。穴13Jは,取り付けカートリッジ10の長手方向に長い長穴である。この長穴13Jが設けられている位置に,図5,図6に示すように固定部材15にネジ穴15Jが形成されている。固定部材15にはまた,凹部11の外部の位置に,断面図中上方へ向けて突出する突起部15Lが形成されている。
また,図8に示すように,支持部材17には,端から順に,穴17J,スリット17H,穴17Lが形成されている。穴17Jは,固定部材15の穴15Jと同心上に位置し,図5中のネジ19を通すための穴である。スリット17Hは,調整部材13の突起部13Hを突出させるためのスリットである。スリット17Hの幅は,突起部13Hの直径とほぼ同じかそれよりわずかに大きい程度である。スリット17Hの方向は,取り付けカートリッジ12の長手方向と平行な方向である。穴17Lは,固定部材15の突起部15Lを隙間なく突出させるためのである。よって穴17Lの直径は,突起部15Lの直径とほぼ同じである。なお,図4中に矢印Eで示す辺りも,図5〜図8に示したのと対称の構造である。
かかる構造において,取り付けカートリッジ12の組み立ては,次の手順で行われる。まず,固定部材15の凹部11に,調整部材13を収納する。このとき,調整部材13の接触面13A,13Bが下向きになるようにする。これにより,固定部材15の接触面11Aと調整部材13の接触面13Aとが接触する。また,固定部材15の接触面11Bと調整部材13の接触面13Bとも接触する。この状態で,調整部材13の突起部13Hが,固定部材15の突起部15Lと並んで上を向いた状態になる。
そしてその上から,支持部材17およびクリーニングブレード16を取り付ける。支持部材17とクリーニングブレード16とは,あらかじめ一体化されている。この取り付けの際,固定部材15の突起部15Lが支持部材17の穴17Lに挿入されるとともに,調整部材13の突起部13Hが支持部材17のスリット17Hに挿入されるようにする。これにより,図5に示した状態となる。
この状態では,スリット17Hの部分で調整部材13が露出している。また,スリット17Hから突起部13Hが上方に突出しており,穴17Lから突起部15Lが上方に突出している。この状態ではさらに,支持部材17およびクリーニングブレード16が,固定部材15に対して,図5中の高さ方向と垂直な面内で位置決めされている。穴17Lと突起部15Lとの間に隙間がないからである。ただし図5中の高さ方向には,支持部材17が固定部材15に対して移動可能である。この状態でのスリット17Hの方向は,接触面11B,13Bのリブおよび溝と平行である。この状態ではまた,固定部材15のネジ穴15J上に同軸に,支持部材17の穴17Jが位置している。これらの穴はまた,調整部材13の長穴13Jの範囲内にある。
なお,接触面11B,13B等が幅広である場合には,スリット17Hの方向は,接触面の傾斜の等高線の方向(図7中の矢印Kの方向)と交差する方向であればよい。
この状態ではさらに,調整部材13が,図5中の矢印Fの方向に移動可能である。矢印Fの方向は,接触面11A,11Bの方向と平行である。すなわち調整部材13は,図5中右に行くほど下がり,左に行くほど上がるのである。このため,調整部材13のこの移動により,支持部材17およびクリーニングブレード16の,固定部材15に対する高さを調整できる。むろん,この高さ調整をしても,支持部材17およびクリーニングブレード16の面内位置は一定である。
そこで,調整部材13のこの動きにより,支持部材17およびクリーニングブレード16の高さ調整をする。具体的には,図5中の突起部13Hをつまんでスリット17H内で左右に移動させればよい。そして,支持部材17およびクリーニングブレード16の高さが所望通りとなったところで突起部13Hを停止させるのである。このときの支持部材17等の高さの検知は,レーザ高さ計やアールゲージ等の公知の手段を用いて行えばよい。これにより,各部品の工作精度よりはるかに高い精度で,クリーニングブレード16の高さを調整することができる。すなわち,部品の工作精度内での各部の寸法(支持部材17の厚さなど)のばらつきを,調整部材13の調整により吸収するのである。むろん反対側,つまり図4中の矢印Eのところも同様に調整する。
ここで,調整部材13が移動しうる範囲は前述のように,左右いずれも,固定部材15と調整部材13との当接により規制されている。このため,上記の調整をしているときに,突起部13Hがスリット17Hの端部に衝突することがない。よって,支持部材17に衝撃が掛かることがない。
なお,調整部材13の図7中の矢印Kの方向の移動は禁止されている。突起部13Hの直径がスリット17Hの幅とほぼ同じだからである。また,図2から分かるように,接触面11Bの溝と接触面13Bの畝の幅とがほぼ同じだからである。すなわち,調整部材13の表裏両方で,矢印Kの方向の移動が禁止されているのである。ただし,表裏いずれか一方だけでこの禁止を行うようにしてもよい。
調整部材13の移動による高さ調整ができたら,図5中のネジ19を,固定部材15のネジ穴15Jにねじ込む。これにより,固定部材15と調整部材13と支持部材17とを固定し,以後動かないようにする。このとき前述のように,ネジ穴15Jと支持部材17の穴17Jとは同軸上に位置する。また,調整部材13における該当位置には長穴13Jが形成されている。このため,調整のための調整部材13の移動に関わらず,ネジ19のねじ込みに支障はない。むろん反対側,つまり図4中の矢印Eのところも同様にネジ止めする。こうして,支持部材17およびクリーニングブレード16の固定部材15に対する高さが正確に調整された状態で,取り付けカートリッジ12が組み立てられる。図3に示したのは,ネジ19の締め込みまで済んだ状態の平面図である。図4はネジ19のない状態を示している。
次に,上記の取り付けカートリッジ12に取り付けられたクリーニングブレード16によるクリーニング性能について説明する。クリーニングブレード16と,そのクリーニングの対象物である感光体ドラム4との接触状況の概略を,図9の概念図に示す。図9中,クリーニングブレード16の下側の面が,支持部材17に取り付けられる面である。すなわち,固定部材15等は,図9中に書き込むとすれば,クリーニングブレード16より下側に位置することになる。また,「Q」は感光体ドラム4の軸心位置を示し,「S」はクリーニングブレード16の先端と感光体ドラム4との接点を示し,「R」は軸心Qと接点Sとを結ぶ半径である。
図9中の一点鎖線Mで囲んだ部分を拡大して図10に示す。図9でも図10でも,便宜上,クリーニングブレード16の撓みは無視して描いている。図10中の「16」は,理想的な個体におけるクリーニングブレード16の位置を示している。「41」は,同様に理想的な個体における感光体ドラム4の表面を示している。この理想的な個体におけるクリーニングブレード16の先端と感光体ドラム4との接点が「S1」である。軸心Qと接点S1とを結ぶ半径が「R1」である。この理想的な個体における,感光体ドラム4の表面の,接点S1を通過した後の逃げ角が,「φ1」である。本形態の画像形成装置も含めて,一般的な画像形成装置では,φ1は45°より小さい。
ある個体において,クリーニングブレード16の理想位置を基準にしたときの感光体ドラム4の表面が,「42」で表される位置にあったとする。この場合にはクリーニングブレード16の位置を調整して,クリーニングブレード16と感光体ドラム4とが正しい圧接力で接するようにしなければならない。
ここで,本形態の取り付けカートリッジ12の前述の調整機能でこの調整をした場合を考える。この場合には,クリーニングブレード16の位置は図10中,矢印Vで示したように縦の移動により調整される。すなわち,クリーニングブレード16の上面が「161」の位置に来る。この状態でのクリーニングブレード16の先端と感光体ドラム4との接点を「S2」とする。軸心Qと接点S2とを結ぶ半径が「R2」である。この状態での逃げ角が「φ2」である。
一方,図11に示したような従来の装置でこの調整をした場合を考える。この場合には,クリーニングブレード16の位置は図10中,矢印Tで示すように水平の移動により調整される。すなわち,クリーニングブレード16の先端面が「162」の位置に来る。この状態でのクリーニングブレード16の先端と感光体ドラム4との接点を「S3」とする。軸心Qと接点S3とを結ぶ半径が「R3」である。この状態での逃げ角が「φ3」である。
ここでこの2通りの調整を比較してみる。すると,次のことが分かる。
(1)半径R1と半径R2との間の角度θ1よりも,半径R1と半径R3との間の角度θ2の方が大きい。
これは,軸心Qから見て,調整による接点Sの移動が,本形態の取り付けカートリッジ12の場合には従来技術の場合よりも小さいことを示している。これより,次のこともいえる。
(2)逃げ角φ3よりも逃げ角φ2の方が,理想状態での逃げ角φ1に近い。
これは,逃げ角の理想値からの調整による変化が,本形態の取り付けカートリッジ12の場合には従来技術の場合よりも小さいことを示している。逃げ角はクリーニングブレード16のクリーニング性能に大きく影響する因子である。このため本形態の取り付けカートリッジ12の場合には従来技術の場合よりも,調整によるクリーニング性能の低下が少なくてすむ。
なお,上記の実施の形態では,クリーニングブレード16を支持部材17に取り付けて一体とするとともに,支持部材17に穴17J,スリット17H,穴17Lを設けている。しかしこれに限らず,支持部材17を用いず,クリーニングブレード16そのものに穴17J,スリット17H,穴17Lに相当する穴を形成する構成も可能である。その場合,クリーニングブレード16を固定部材15に直接取り付けることになる。
また,上記の実施の形態では,調整のための調整部材13の移動可能範囲を,一方は調整部材13と固定部材15との段差同士の当接で規制し,もう一方は調整部材13の端部とクリーニングブレード16の壁面との当接で規制している。しかしこれに限らず,段差を2箇所に設けることによって双方とも段差同士の当接で規制する構成も可能である。逆に,段差を設けず,双方とも調整部材13の端部と固定部材15の壁面との当接で規制する構成も可能である。あるいは,この規制を,突起部13Hとスリット17Hの端部との当接で行う構成も考えられる。
また,上記の実施の形態では,調整のための調整部材13の移動の操作を,突起部13Hを摘んで行うこととしている。しかしこれに限らず,図5中の上方から何らかの工具を差し込んで調整部材13を移動させることも可能である。その場合,突起部13Hは不要であり,工具が引っ掛かる形状が調整部材13に形成されていればよい。
上記の実施の形態ではまた,支持部材17と調整部材13との接触面は傾斜面とせず,調整部材13と固定部材15との接触面を傾斜面としている。しかしこれに限らない。逆に,支持部材17と調整部材13との接触面を傾斜面とし,調整部材13と固定部材15との接触面を非傾斜面としてもよい。あるいは,双方ともに傾斜面であっても,互いに非平行であればよい。
以上詳細に説明したように本形態によれば,クリーニングブレード16と一体である支持部材17と,取り付けカートリッジ12の主要部である固定部材15との間に,調整部材13を配置している。そして,調整部材13と支持部材17との接触面21に対して,固定部材15と調整部材13との接触面11A,11B,13A,13Bを傾斜させた構成としている。これにより,固定部材15および支持部材17の間で調整部材13を移動させることで,クリーニングブレード16の位置を高さ方向に調整できるようにしている。
本形態ではまた,支持部材17にスリット17Hを設けるとともに調整部材13の突起部13Hがそこから突出するようにしている。これにより,調整のための調整部材13の移動の操作が容易にできるようになっている。さらに,支持部材17に穴17Lを形成するとともに固定部材1の突起部1Lがそこから突出するようにしている。これにより,クリーニングブレード16の面内位置を固定している。さらに,高さ調整後にネジ19により支持部材17等を固定するようにしている。
これにより,クリーニングブレード16の位置を面内方向でなく高さ方向に移動することで,クリーニングブレード16と感光体ドラム4との接触状況を理想の状態に調整できる画像形成装置およびその製造方法が実現されている。これにより,クリーニングブレード16の先端位置を,各部品の工作精度より高い精度で調整できる。また,図11に示したシール部材94を有する機種の場合でも,調整によりシール部材94をねじることがない。このため,シール性を悪化させることがない。また,クリーニングブレード16と感光体ドラム4との接触状況が理想に近いことから,それらの過度な摩耗も防止されている。これにより,長寿命化を期待できるようになっている。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,本実施の形態では,クリーニングブレード16によりクリーニングされる対象物を,感光体ドラム4とした。しかしこれに限らず,転写ベルト30や,2次転写ローラ40,定着装置22のローラ等をクリーニングの対象物とすることもできる。
実施の形態に係る画像形成装置の構造を示す断面図である。 クリーニングブレードの取り付けカートリッジを示す断面図である。 クリーニングブレードの取り付けカートリッジを示す平面図である。 クリーニングブレードの取り付けカートリッジを示す長手方向の断面図である。 図4の要部を拡大して示す断面図である。 図5中の固定部材のみを示す断面図である。 図5中の調整部材のみを示す断面図である。 図5中の支持部材のみを示す断面図である。 感光体ドラムとクリーニングブレードとの接触状況を示す概念図である。 図9中の要部の拡大図である。 一般的な画像形成装置における,感光体ドラムとクリーニングブレードとの位置関係を説明する断面図である。
符号の説明
4 感光体ドラム
11B,13B 調整部材と固定部材との接触面
11C,13C 段差
13 調整部材
13H 突起部
15 固定部材
15L,17L 突起部と穴(位置決め形状および被位置決め形状)
16 クリーニングブレード
17H スリット
21 調整部材と支持部材との接触面
22 定着装置
30 転写ベルト
40 2次転写ローラ

Claims (6)

  1. トナーを担持して回転する複数のトナー担持体を用いて,有形媒体上にトナーによる画像を形成する画像形成装置において,
    前記複数のトナー担持体のうち少なくとも1つに対して設けられ,その表面に接触してトナーを掻き取るクリーニング部材と,
    前記クリーニング部材を保持する固定部材と,
    前記クリーニング部材と前記固定部材との間に配置された調整部材とを有し,
    前記調整部材と前記固定部材との間の第1接触部と,前記調整部材と前記クリーニング部材との間の第2接触部との少なくとも一方が傾斜面であるとともに互いに非平行であり,
    前記クリーニング部材および前記固定部材における,前記調整部材が存在しうる範囲以外の位置に,前記クリーニング部材の前記固定部材に対する高さ方向の移動を許容しつつ,その高さ方向と垂直な面内の方向では互いの位置決めをする位置決め形状および被位置決め形状が形成されており,
    前記調整部材は,前記第1接触部と前記第2接触部との間の傾斜の方向への移動により,前記クリーニング部材を前記固定部材に対する高さ方向に移動させるものであることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において,
    前記クリーニング部材に,前記調整部材を露出させる露出部が形成されていることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2に記載の画像形成装置において,
    前記露出部は,前記第1接触部と前記第2接触部との間の傾斜の方向に形成されたスリットであり,
    前記調整部材に,前記スリットから突出する突起部が形成されていることを特徴とする画像形成装置。
  4. トナーを担持して回転する複数のトナー担持体を用いて,有形媒体上にトナーによる画像を形成する画像形成装置において,
    前記複数のトナー担持体のうち少なくとも1つに対して設けられ,その表面に接触してトナーを掻き取るクリーニング部材と,
    前記クリーニング部材を保持する固定部材と,
    前記クリーニング部材と前記固定部材との間に配置された調整部材とを有し,
    前記調整部材と前記固定部材との間の溝およびリブ状の突起部である第1接触部と,前記調整部材と前記クリーニング部材との間の第2接触部との少なくとも一方が傾斜面であるとともに互いに非平行であり,
    前記クリーニング部材に,前記調整部材を露出させるスリットが,前記第1接触部と前記第2接触部との間の傾斜の方向に形成されており,
    前記溝およびリブ状の突起部は,前記スリットと平行な方向に形成されており,
    前記調整部材に,前記スリットから突出するとともに,前記クリーニング部材の前記固定部材に対する高さ方向の移動を許容しつつ,前記クリーニング部材の前記スリットに交差する方向への移動を禁止する突起部が形成されており,
    前記調整部材は,前記スリットの方向への移動により,前記クリーニング部材を前記固定部材に対する高さ方向に移動させるものであることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項3または4に記載の画像形成装置において,
    前記調整部材と前記固定部材とにおける,前記第1接触部の少なくとも一方の端部にそれぞれ,前記調整部材が前記クリーニング部材および前記固定部材に対して移動できる範囲を,前記突起部と前記スリットとにより規制される範囲より狭く限定する段差が設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  6. トナーを担持して回転する複数のトナー担持体を用いて,有形媒体上にトナーによる画像を形成するとともに,前記複数のトナー担持体のうち少なくとも1つに対して,その表面に接触してトナーを掻き取るクリーニング部材が設けられている画像形成装置の製造方法において,
    前記画像形成装置は,
    前記クリーニング部材を固定して保持する固定部材と,
    前記クリーニング部材と前記固定部材との間に配置された調整部材とを有し,
    前記調整部材と前記固定部材との間の第1接触部と,前記調整部材と前記クリーニング部材との間の第2接触部との少なくとも一方が傾斜面であるとともに互いに非平行であり,
    前記クリーニング部材および前記固定部材における,前記調整部材が存在しうる範囲以外の位置に,前記クリーニング部材の前記固定部材に対する高さ方向の移動を許容しつつ,その高さ方向と垂直な面内の方向では互いの位置決めをする位置決め形状および被位置決め形状が形成されており,
    前記調整部材は,前記第1接触部と前記第2接触部との間の傾斜の方向への移動により,前記クリーニング部材を前記固定部材に対する高さ方向に移動させるものであり,
    前記固定部材への前記クリーニング部材の取り付けに際し,
    前記固定部材に対して前記調整部材と前記クリーニング部材とを配置して,
    前記位置決め形状と前記被位置決め形状とが挿入された状態とし,
    その状態で前記調整部材を前記第1接触部と前記第2接触部との間の傾斜の方向に移動させることにより,前記クリーニング部材の前記固定部材からの高さを調節し,
    その調節された状態で,前記固定部材と前記調整部材と前記クリーニング部材とを固定することを特徴とする画像形成装置の製造方法。
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