JP5114551B2 - 送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去を使用して一部既知の干渉を除去する方法および装置 - Google Patents

送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去を使用して一部既知の干渉を除去する方法および装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5114551B2
JP5114551B2 JP2010502974A JP2010502974A JP5114551B2 JP 5114551 B2 JP5114551 B2 JP 5114551B2 JP 2010502974 A JP2010502974 A JP 2010502974A JP 2010502974 A JP2010502974 A JP 2010502974A JP 5114551 B2 JP5114551 B2 JP 5114551B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmit diversity
transmitter
symbol
interference cancellation
interference
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010502974A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010524391A (ja
Inventor
アブドゥルラウフ ハフィーズ,
Original Assignee
テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル)
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) filed Critical テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル)
Publication of JP2010524391A publication Critical patent/JP2010524391A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5114551B2 publication Critical patent/JP5114551B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/02Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas
    • H04B7/04Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas
    • H04B7/06Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the transmitting station
    • H04B7/0613Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the transmitting station using simultaneous transmission
    • H04B7/0667Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the transmitting station using simultaneous transmission of delayed versions of same signal
    • H04B7/0669Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the transmitting station using simultaneous transmission of delayed versions of same signal using different channel coding between antennas
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/02Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas
    • H04B7/04Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas
    • H04B7/06Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the transmitting station
    • H04B7/0686Hybrid systems, i.e. switching and simultaneous transmission
    • H04B7/0689Hybrid systems, i.e. switching and simultaneous transmission using different transmission schemes, at least one of them being a diversity transmission scheme
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/26Systems using multi-frequency codes
    • H04L27/2601Multicarrier modulation systems

Description

本発明は、一般的にはセルラ通信ネットワークのような通信システムに関し、具体的には送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去(TDIC)を使用した一部既知の干渉を除去する方法と装置に関する。
無線通信ネットワークは、通常、ネットワーク容量を改善するため空間的再利用を採用する。空間的再利用で、地理的に分離した送信器が同じチャネライゼーション・リソース(即ち、拡散符号、周波数、および/または時間)を再利用して、各種の情報を異なるユーザに送信する。頻繁に、ある送信器の目標受信器が、別の送信器がそれと干渉するサービス・エリアに移動する。即ち、第1の送信器から希望シンボルの目標受信器の受信は、近くの、または隣接する第2の送信器からの干渉シンボルの受信により、干渉を受ける。
そのようなシナリオは、例えば、中継ベースの通信システムで起こり、第1の送信器が直接第1の目標受信器に送信し、第2の目標受信器のために所定の中継基地に送信情報を中継する。同様に、その中継基地は、第2の目標受信器に中継の送信情報を送信する。地形および第1の目標受信器の位置に依存して、中継基地からの送信は、第1の送信器からの希望の情報の受信と著しく干渉する可能性がある。もちろん、同じか類似の干渉シナリオは、非中継通信システムでも同様に起こり得る。
そのような干渉に有効な一つの仕組みには、干渉の可能性のある複数の送信器に亘る、またはそれらの間の送信時間を戦略的にスケジューリングすることを含む。しかしながら、明確にそうすることは、送信器間の協調を増す必要があるため、ネットワークに複雑さを追加することになる。また、幾つかの送信器は一つ以上のサポート受信器に戦略的時間で送信を先行させるので、そのような動作はネットワークのスペクトル効率を減少させる。
無線通信ネットワークでは、近接する干渉送信器からの関係のない送信のため、潜在的に重大な干渉が所定の目標受信器で生じる。本明細書で説明し、特許請求する教えによれば、干渉送信信号についての知識と、第1の送信器と目標受信器との間および干渉送信器と目標受信器との間の各チャネル利得比についての知識とのみを必要とする、送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去方法を使用して、第1の送信器は目標受信器で部分的に既知の干渉を除去する。干渉チャネルの位相についての知識を必要としないということで、送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去方法はチャネル推定誤差への反応はより少なく、必要とするフィードバックはより少ない。
それ故、第1の送信器が目標受信器に希望シンボルを送信し、第2の送信器が既知の干渉シンボルを送信する場合、第1の送信器における送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去法の一つの実施形態には、第1の送信器で目標受信器に関するスケール情報を受信することを備える。第2の送信器が第1および第2のシンボル期間における第1および第2の干渉シンボルをそれぞれ送信する場合、本方法にはさらに、第1のシンボル期間またはサブキャリア周波数において、第1の希望シンボルと第1の干渉シンボルとの第1の送信ダイバーシティ結合を第1の送信器から送信することと、第2のシンボル期間またはサブキャリア周波数において、第1の希望シンボルと第1の干渉シンボルとの第2の送信ダイバーシティ結合を第1の送信器から送信することとを含む。
これらの送信ダイバーシティ結合送信のサポートにおいては、第1の送信器は第1の希望シンボルおよび第2の干渉シンボルの共役として、第1の送信ダイバーシティ結合を形成するが、そのようなシンボルは両方とも、スケール情報によりスケーリングされている。同様に、第1の送信器は、第1の希望シンボルの共役およびスケール情報によりスケーリングした第1の干渉シンボルの共役として、第2の送信ダイバーシティ結合を形成する。当業者は理解するであろうが、送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去を実行するよう構成した一つ以上のプロセッサを含めることにより、本明細書が教える送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去についてのこの、または他の実施形態を第1の送信器、例えば、無線通信ネットワーク基地局に実装できる。
本明細書が教える送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去の上記および他の実施形態を補完して、目標受信器の一つ以上の実施形態には、希望シンボルからの干渉シンボルの影響を除去するためダイバーシティ結合を実行するよう構成した、一つ以上のプロセッサを含む。一つの実施形態では、受信器プロセッサには、第1および第2のチャネル・モデルおよび、一つ以上の実施形態では、雑音分散の関数として線形フィルタを決定することを含む、送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去をサポートする方法を実装する。第1および第2のチャネル・モデルは、それぞれ第1および第2の送信器への目標受信器に関し、第1の送信器は希望および干渉シンボル情報を持つ受信器へ送信ダイバーシティ結合信号を送信し、第2の送信器は干渉シンボル情報を持つ干渉信号を送信する。本方法にはさらに、第1および第2の受信信号として形成した受信信号にフィルタを適用して、希望シンボル情報を検出することを含む。
このコンテキストでは、第1の受信信号は第1のシンボル期間またはサブキャリアに対応し、第1の送信器は、第1の希望シンボルと第2の干渉シンボルから形成した第1の送信ダイバーシティ結合信号を送信し、第2の送信器は第1の干渉シンボルを送信した。同様に、第2の受信信号は第2のシンボル期間またはサブキャリアに対応し、第1の送信器は、第1の希望シンボルと第1の干渉シンボルから形成した第2の送信ダイバーシティ結合信号を送信し、第2の送信器は第2の干渉シンボルを送信した。
一つ以上の実施形態では、送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去方法では、送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去を条件とする通信リンクのチャネル容量を増加させるため、”事前符号化”を採用する。事前符号化での送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去方法にはさらに、複素事前符号化値を決定することと、上記のように送信した第1および第2の送信ダイバーシティ結合の各々に事前符号化した値を追加することとを含み、対応して、そのダイバーシティ結合ベースのシンボル検出の一部として事前符号化値を推定するよう、目標受信器を構成する。
加えて、上記または他の実施形態の何れにおいても、目標受信器での変化する受信条件に反応して、本明細書が教える送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去を選択的基準に基づき実行する。即ち、幾つかの受信条件および干渉シナリオの下では、送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去は、送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去なしの動作に比較して、より良好な性能を提供でき可能性があるか、または可能性がないかも知れない。一つの実施形態では、送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去がアクティブであると仮定する第1の場合、および送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去がアクティブでないと仮定する第2の場合において、目標受信器は受信性能メトリックを決定する。この基準で、受信性能は、送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去を有する方がより良好と推定するか、無しの方がより良好と推定するかどうかの指標に応じて、サポート送信器は、送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去を有してか、送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去無しでか、選択的に動作可能である。
もちろん、本発明は上記の特徴と利点に限定されない。実際、当業者は、以下の詳細な説明を読み、添付の図面を見て、追加の特徴と利点を認めるであろう。
無線通信ネットワークの一つの実施形態の部分ブロック図であり、本明細書が教える送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去のために、少なくとも一個の送信器と対応する目標受信器とを構成する。 続いて起こるペアの第1および第2のシンボル時間の図であり、目標受信器での望まないシンボル干渉の除去のため、希望および干渉シンボルの送信ダイバーシティ結合を送信してもよい。 OFDMチャネルにおけるような、続いて起こるペアの第1および第2のサブキャリアの図であり、目標受信器での望まないシンボル干渉の除去のため、希望および干渉シンボルの送信ダイバーシティ結合を送信してもよい。 送信器での送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去の一つの実施形態の論理フロー図である。 続いて起こるペアの第1および第2のシンボル時間またはサブキャリアにおける図4の送信器から送信する、対応の送信ダイバーシティ結合を示す図である。 目標受信器で結合する送信ダイバーシティの一つの実施形態の論理フロー図であり、サポート送信器での送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去を補完する。 送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去用に構成した送信器の一つの実施形態のブロック図である。 送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去で事前符号化値を使用する送信器の実施形態におけるプロセッサ詳細の、対応のブロック図である。 送信ダイバーシティ結合用に構成した受信器の一つの実施形態のブロック図であり、そのサポート送信器での対応する送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去に対する補完である。 事前符号化値で動作するよう構成した受信器の実施形態におけるプロセッサ詳細のための、対応のブロック図である。 送信ダイバーシティ結合で動作することが、それ無しで動作することに比較して、受信性能利点を生み出すかどうかを決定するため、目標受信器で動作可能な処理論理の一つの実施形態の論理フロー図である。 送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去が現在の受信条件に望ましいかどうかの表示に応じて、送信器での送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去を選択的にアクティブ化および非アクティブ化する一つの実施形態の論理フロー図である。
議論を援ける非制限的な例として、図1に無線通信ネットワーク8を部分的に示し、そこには、目標受信器12(”M1”で示す)に送信する第1の送信器10(”T1”で示す)を含み、さらに、また目標受信器16(”M2”で示す)に送信する第2の送信器14(”T2”で示す)を含む。送信器10と14および受信器12と16にはそれぞれ、広帯域符号分割多重接続(WCDMA)ネットワークのような無線通信ネットワークにおいて無線基地局およびモバイル基地局を備えてもよい。それ故、送信器10と14には、WCDMAネットワークにおけるノードBエレメントおよび/または無線ネットワーク制御装置エレメントを備えてもよく、受信器12と16には、セルラ無線電話機、モバイル・ページャ、無線モデム/ネットワーク・カードまたはモジュール、PDA(携帯情報端末)、または基本的に任意の無線通信システムまたはデバイスを備えてもよい。
この議論のために、本明細書が教える送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去の一つ以上の実施形態により、少なくともT1およびM1を送信および受信用に対応して構成する、というように仮定してもよい。そのため、T1からM1への送信は、T1からM1に伝わる希望および干渉シンボルと、T2からM2に伝わるがM1によって望まないが”漏れ聞こえる”干渉シンボルとの送信ダイバーシティ結合を表わす。このコンテキストでは、T1を、その目標受信器であるM1に希望の第1のシンボル情報(例えば、シンボルs11、s12、s13およびs14)を送信する第1の送信器と見なしてもよく、T2を、干渉する第2のシンボル情報(例えば、シンボルs21、s22、s23およびs24)を送信する干渉送信器と見なしてもよい。
即ち、T1は、T2が送信する干渉シンボルの知識を持つ、と仮定してもよい。例えば、T2は、T1経由でそれに中継するシンボル情報を送信する中継ノードであってもよい。その場合には、T1は、M1に送信し、M2に送信するシンボル情報を受信する。M1はT1のサービス・エリア内にあり、M2はT2のサービス・エリア内にあり、T2によりM2に送信するため、M2用に意図したシンボルをT2に直接的または間接的に中継し、M1用にシンボル情報を直接的に送信する、と仮定する。同等に、T1は、T2が使用する対応の送信情報を直接的または間接的に中継して、干渉シンボルを生成する。どちらの場合においても、T1は、任意の所定のシンボル期間またはサブキャリア周波数で(例えば、OFDM応用で)T2が送信するシンボル情報を知っている。
もちろん、T1は、他の仕組みにより干渉シンボル情報についての知識を獲得してもよい。非制限的な例により、シンボル情報を送信する前にそのシンボル情報を共有するよう、T1およびT2を構成することができ、および/または、より高い層のネットワーク制御装置は、T2(および/または他の隣接送信器)が送信するシンボル情報について、T1に知識を与えることができる。それ故、T1は、T2が送信するより前に干渉シンボルを受信し、T1での送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去方法を実行するのに必要なように、それらをバッファに格納してもよい。少なくとも一つのそのような実施形態では、これには、干渉パケット・データを送信するT2より前に、T1で希望および干渉パケット・データを受信することを備える。
全ての場合で、T2は連続するシンボル期間または(OFDM)サブキャリア内で干渉シンボルを送信すること、および、これらのシンボルの送信は、希望シンボルの回復に対してM1の受信干渉の原因となること、を仮定してもよい。第1および第2のシンボル期間を繰り返すこと、または(例えば、OFDM”チャネル”を備えるOFDMサブキャリアの所定のセットまたはサブセットの中で)第1および第2のサブキャリアを繰り返すことのように、T2からの継続する送信をコンセプトにしてもよい。図2は第1および第2のシンボル期間を繰り返すことを示し、一方図3は、所定のOFDM”チャネル”内のOFDMサブキャリアのセットまたはサブセットの中でのように、第1および第2のサブキャリアを繰り返すことを示す。
さらに詳細には、図2を参照して、T2は、第1のシンボル期間で第1の干渉シンボルs21を送信し、対応する第2のシンボル期間で第2の干渉シンボルs22を送信する。同様に、次の繰り返しの第1および第2のシンボル期間で、干渉シンボルs23とs24をそれぞれ送信する。図3には、干渉シンボルs21、s22、s23およびs24の同じように連続する送信を示すが、繰り返しの第1および第2のサブキャリア周波数において送信する。単純化した議論のため、連続するシンボル期間に適用するよう、本明細書における送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去への参照は全て、別に注意しない限り、連続するサブキャリアにも等しく適応する、と仮定してもよい。また、連続するシンボル期間に適用するよう、本明細書における送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去への参照は全て、非連続のシンボル期間または、チャネル・モデルが同じを維持するサブキャリアにも等しく適応する、と仮定してもよい。
T2からの干渉シンボルの送信によって起こる干渉を補償するため、M1がダイバーシティ結合を通して干渉シンボルから生じる干渉を除去するよう、T1は、同じシンボル期間またはサブキャリアでの希望および干渉シンボルの送信ダイバーシティ結合を対応して送信する。即ち、M1で受信するT1からの信号が、T2から受信するM1での干渉シンボルを除去する傾向があるよう、T1は、希望シンボルと干渉シンボル(継続中の基準で)の送信ダイバーシティ結合を形成する。干渉シンボル(即ち、任意の所定の時間または周波数でT2から送信したもの)の知識と、M1とT1間およびM1とT2間の各チャネル利得の比の知識とのみを必要とする、送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去の形成を有利にT1は実行する。
さらに詳細には、目標受信器12は、第1の送信器から希望シンボルと第2の送信器14から干渉シンボルとを受信する。この場合、目標受信器12におけるベースバンド受信信号は、
Figure 0005114551
ここで、”n”は所定のシンボル期間(またはサブキャリア周波数)を示し、”c”および”d”は第1の送信器10および第2の送信器14から目標受信器12へのチャネル・パルス応答をそれぞれ示し、s’は、第1の送信器10から送信される、希望シンボルと干渉シンボルの送信ダイバーシティ結合を示し、iは、同じシンボル期間またはサブキャリア周波数において第2の送信器14が送信する干渉シンボルを示し、wは、既知の干渉シンボルiから生じる受信干渉以外の全てを説明するのに使用する可能性のある雑音項(例えば、バックグラウンド/熱雑音)を示す。
それ故、本明細書が教える送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去の一つの側面は、n番目のシンボル期間またはサブキャリアのために適切な送信ダイバーシティ結合としてs’を形成するよう構成した一つ以上のプロセッサを有する、第1の送信器10を実装することに関する。図4は、本明細書が教える送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去方法の実施形態を大まかに示し、理解すべきことであるが、ハードウエア、ソフトウエアまたはそれらの任意の組合せでそのような処理を実装してもよい。少なくとも一つの実施形態では、第1の送信器10には、一つ以上のプロセッサ(例えば、特別なまたは汎用のマイクロプロセッサ、デジタル・シグナル・プロセッサ、ASIC、FPGA、または他のデジタル処理ロジック)を含み、本プロセッサは、コンピュータ読取可能媒体に実施したコンピュータ・プログラム命令を実行し、それらの命令には、本明細書が教える送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去方法の一つ以上の実施形態を備える。
さらに図4に関して、図の処理は直列的、逐次的処理を暗示すると理解すべきであるが、これは議論のための非制限的例であると理解すべきである。少なくとも図の処理の幾つかの側面を並列に実行して、一つ以上の処理ステップを(可能な所で)同時に実行してもよく、バックグラウンドまたはサポート処理におけるように、一つ以上の処理ステップを継続中の基準で実行してもよい。最終的には、幾つかのまたは全ての処理ステップを希望するだけ繰り返すまたはループしてもよく、継続の通信処理過程の一部またはより大きなセットとして実行してもよい、ということに注意すべきである。
上記の注意と限定で、目標受信器12を第1および第2の送信器10および14にそれぞれ関係する、第1および第2のチャネル・モデルを含むかそれに基づくフィードバックのように、図4の図示する処理は、目標受信器12に関連するスケール情報を受信する第1の送信器10から”開始”する(ステップ100)。例えば、幾つかの実施形態では、目標受信器は、第1および第2のチャネル・モデルを、例えば、目標受信器が第1および第2の送信器10および14にそれぞれ関係する第1および第2のチャネル利得を決定し、第1の送信器10が送信ダイバーシティ結合の形式でそれが送信する、希望および干渉シンボルをスケーリングする場合に使用するため、第1の送信器10がスケール情報を決定するスケール情報として、チャネル・モデル情報を送り返す。他の実施形態では、目標受信器12は適当なスケール情報を計算し、第1の送信器10で使用するスケール情報として、スケール情報を送り返す。
いかなる場合でも、上記のコンテキストでは、第2の送信器14は、第1および第2のシンボル期間または第1および第2のサブキャリア周波数で、第1および第2の干渉シンボルをそれぞれ送信する。例えば、送信器14は、第1および第2のペアのシンボル期間で、s21およびs22を送信する(図3参照)。
第1のシンボル期間では、第1の希望シンボル(s11)と第2の干渉シンボル(s22)との第1の送信ダイバーシティ結合を形成/送信することで、第1の送信器10での処理を継続する(ステップ102)。続く第2のシンボル期間では、第1の希望シンボル(s11)と第1の干渉シンボル(s21)との第2の送信ダイバーシティ結合を形成/送信する第1の送信器10で、処理を継続する(ステップ104)。第1の送信ダイバーシティ結合と同様に、スケール情報により、第2の送信ダイバーシティ結合の希望および干渉シンボルをスケーリングする。
第1および第2のシンボル期間のこれらの繰り返しペアを、偶数および奇数ペアのシンボル期間(または、同様に、所定のセットまたはサブセットのOFDMサブキャリア内の偶数および奇数ペアのサブキャリア)として考えてもよい。それ故、偶数シンボル期間では、第1の送信器10は、対応する奇数シンボル期間からの希望シンボルと干渉シンボルの結合を送信する。その対応する奇数シンボル期間では、第1の送信器10は、偶数シンボル期間からの同じ希望シンボルと干渉シンボルの結合を送信する。
言い返れば、第1(奇数)の時間では、送信ダイバーシティ結合には、希望シンボルと偶数期間干渉シンボルとの結合を含み、一方、第2(偶数)の時間では、送信ダイバーシティ結合には、希望シンボルと奇数期間干渉シンボルとの結合を含む。一般的提案としては、続いて起こる任意の番号の第1の希望シンボルと続いて起こる対応のペアの第1および第2の干渉シンボルに対して、続いて起こる第1および第2の送信ダイバーシティ結合を形成し、第1の送信器での送信ダイバーシティ方法の継続で、続いて起こる第1および第2の送信ダイバーシティ結合を送信することにより、第1の送信器10は継続の送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去を実行する。それ故、必要に応じて、第1/第2のシンボル期間(サブキャリア)送信を実行することができる。
この方法で、第1および第2の干渉シンボルに関する干渉を除去するため、第1(奇数)および第2(偶数)のシンボル期間で受信した信号のダイバーシティ結合を実行するよう、目標受信器12を構成する、ということを当業者は理解するであろう。そのような動作が意味するところは、第1の送信器10と目標受信器12との間のシンボル速度は、第2の送信器14とその目標受信器16との間の速度の半分であるが、目標受信器12での受信は、第2の送信器14からの送信によって生じる干渉からは実質的には影響を受けない、ということである。
もっと詳細には、第1の送信器10は希望シンボルs11、s12、s13およびs14を送信することであり、第2の送信器10は干渉シンボルs21、s22、s23およびs24を送信することであると仮定すると、図5は、連続するシンボル期間での第2の送信器14による干渉シンボルの送信と、それらの同じシンボル期間で第1の送信器10が形成し送信する対応の送信ダイバーシティ結合とを示す。
第2の送信器14がs21を送信するのと同じ期間で、第1の送信器10は、次式を備える第1の送信ダイバーシティ結合信号を送信する。
Figure 0005114551
同様に、第2の送信器14がs22を送信する時、第1の送信器10は次式を備える第1の送信ダイバーシティ結合信号を送信する。
Figure 0005114551
当業者は理解するであろうが、スケール情報βがスケーリングする第1の希望シンボル(s11)およびスケール情報αがスケーリングする第2の干渉シンボルの共役(s 22)として、送信器10は第1の送信ダイバーシティ結合を形成し、第1および第2の送信器10と14に対する目標受信器12に関する第1および第2のチャネル利得の比のように、一つの実施形態におけるスケール情報はチャネル・モデルに関する。対応して、スケール情報βがスケーリングする第1の希望シンボルの共役(s 11)およびスケール情報αがスケーリングする第1の干渉シンボルの共役(s 21)として、送信器10は第2の送信ダイバーシティ結合を形成する。同様に、第2の送信器14が連続するペアの第1および第2のシンボル期間でs22とs24をそれぞれ送信する場合、第1の送信器10はβs12−αs 24およびβs 12−αs 23をそれぞれ送信する。
もっと一般的には、第1および第2のシンボル期間の間に第2の送信器14から送信する任意の干渉シンボルiとiに対して、第1の送信器10は、希望シンボルsに対する第1および第2の送信ダイバーシティ結合を、
Figure 0005114551
および
Figure 0005114551
として形成する。従って、目標受信器12では、第1および第2のシンボル期間に対する受信信号を次式のように表現してもよい。
Figure 0005114551
目標受信器12での瞬時信号対干渉比(SIR)の逆平方根、即ち、
Figure 0005114551
であるとαを定義すると、式(6)の干渉マトリックスはランク落ちする。即ち、マトリックスの行列式
Figure 0005114551
はゼロに等しい。別な言い方では、干渉は受信器で完全に除去できる。α<1では、全送信電力を”1”に制約するよう、
Figure 0005114551
と設定できる。図6の処理を実行することにより、またはその処理の変形を実行することにより、希望シンボルを獲得するように目標受信器を構成することができる。図4の処理ロジックと同様に、図6は必ずしも逐次処理を暗示しない;図の処理の幾つかは並列に、またはバックグラウンド処理の一部として実行可能である。さらに、図6の処理を繰り返して、または必要があればループにして実行でき、より大きなまたは受信器処理動作のより高度なセットとして実行してもよい。
いずれの場合でも、図示の処理は、目標受信器12が第1および第2のチャネル・モデルの関数としてフィルタを決定することから開始し(ステップ110)、それは、チャネル利得等を推定することにより決定してもよい。少なくとも一つの実施形態では、さらに目標受信器は、そのフィルタの決定を雑音分散に基づいている、ということに注意されたい。第1の送信器10が送信する送信ダイバーシティ結合に含む希望および干渉シンボルにスケール情報を応用する用途のため、第1の送信器に送信するためのスケール情報を決定する際に、そのような処理を使用してもよい、ということにも注意されたい。即ち、目標受信器12が推定するような第1および第2のチャネル・モデルの関数として、目標受信器12は、第1の送信器10にフィードバックするためのスケール情報を決定してもよい。それ故、目標受信器12は、処理の一部として、周期的のような継続中の基準で、第1の送信器10にスケール情報を送信してもよく、その結果、その送信ダイバーシティ結合を形成するために第1の送信器10が使用するスケール情報は、目標受信器12で変化する受信条件を反映するよう更新する、ということが理解されるであろう。
目標受信器12が、第1のシンボル期間(またはサブキャリア)に対応する第1の受信信号および第2のシンボル期間(またはサブキャリア)に対応する第2の受信信号として、その(結合)受信信号を形成することに処理は続く(ステップ112)。この受信信号形成で、目標受信器12は、整合フィルタを第1および第2の受信信号の結合に適用して、希望シンボル情報を検出する(ステップ114)、即ち、目標受信器12での干渉シンボルの受信に関連する干渉が実質的にはない、希望シンボル情報を獲得するため、第1および第2の受信信号のダイバーシティ結合を実行するよう目標受信器12を構成する。
さらに詳細には、少なくとも一つの実施形態では、
Figure 0005114551
として(第1および第2の)受信信号にフィルタをかけるよう目標受信器12を構成する。ここでfは次式が与える2タップ・フィルタである。
Figure 0005114551
θ=arg{c}−arg{d}は、目標受信器12と第1の送信器10間のチャネルのチャネル・インパルス応答係数と、目標受信器12と第2の送信器14間のチャネルのチャネル・インパルス応答係数との間の位相差を表わす。フィルタ信号は、
Figure 0005114551
で与えられ、uは次式の分散
Figure 0005114551
を有するフィルタ雑音であり、Nは雑音の電力スペクトル密度である。当業者は直ちに理解するであろうが、受信信号形成は、式(6)に示す干渉シンボルiとiからの干渉がない。別の言い方では、上記のフィルタリングの決定と適用により、第2の送信器14からの干渉シンボルの受信に原因のある、目標受信器12での干渉を除去できる。
フィルタリングの後、希望シンボルsを検出するため、目標受信器12で簡単な閾値検出器を使用することができる。目標受信器12でのその希望シンボルを検出するため、SNR(信号対雑音比)は、
Figure 0005114551
で与えられる。
特に、第1の送信器10での送信ダイバーシティ結合の形成は、チャネル位相情報に独立であり、必要とするチャネル・フィードバックはより少なくてよく、本明細書が教えるような送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去は、チャネル位相推定を必要とするなら起こるかも知れない誤りに感じ易くない、ということを意味する。しかしながら、理解されるであろうが、本明細書が教える送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去の効果は、希望および干渉チャネルcおよびd間の瞬時位相差に依存する。位相が整列する場合では送信ダイバーシティ結合は希望シンボル情報を除去するが、希望および干渉チャネル間の非相関フェージングを仮定すれば、実際の動作ではそのような場合は稀にしか起こらないであろう。
非相関フェージングを仮定すれば、平均SNRは、
Figure 0005114551
で与えられる。送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去がアクティブであり、式(13)の形成を持つと仮定すれば、第1の送信器10と目標受信器12との間のチャネルのチャネル容量は、次式で与えられるということを示すことができる。
Figure 0005114551
1/2の係数が式(15)において生じているが、これは、干渉シンボルを送信する速度の半分で、送信器10が希望シンボルを目標受信器12に送信するためである。
さらに関心のあることであるが、希望シンボルの送信に完全に割当てるというよりむしろ干渉シンボル送信にために送信器10からの送信電力の一部を使用するため、、式(15)の分子における差の項が生じる。
正規化する単純化では、第1および第2の送信器10および14の両方に対して、送信電力は1であると仮定できる。あるいは、対応するチャネル電力に各送信電力を含むと仮定できる。いかなる場合でも、式(15)の容量形成は、第1の送信器10と目標受信器12との間の誤り無し通信は、瞬時SIRが0dBより大きい場合のみ可能である、ということを暗示する。
第1の送信器10と第2の送信器14に対して同じ送信電力を有するシステムでは、この暗示は、第1の送信器10のチャネル利得cは第2の送信器14のチャネル利得dより高くなければならない、ということを意味する。
それ故、第1の送信器10での送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去と目標受信器12での補完送信ダイバーシティ受信との一つ以上の実施形態は、チャネル容量における改善を生み出す傾向のある修正を考慮している。一つのそのような実施形態では、干渉シンボルを送信するのに使用する電力量を削減するため、事前符号化を採用するよう、追加して送信器10をさらに構成する。これにより、送信器が、希望シンボルを送信するため、固定全電力と比較してもっと多くの電力を割当てることが可能となる。
もっと詳細には、式(4)および式(5)に戻って参照して、希望シンボル変調アルファベットにおける任意のペアのシンボル間の最小距離としてδを有するM−PAM(パルス振幅変調)またはM−QAM(直交振幅変調)に対して、第1の送信器10は、
Figure 0005114551
で与えられる送信ダイバーシティ結合を第1のシンボル期間において送信し、
Figure 0005114551
で与えられる送信ダイバーシティ結合を第2のシンボル期間で送信する。式(16)および式(17)で与えられる形成では、
Figure 0005114551
であり、”x”項は次式が与える複素事前符号化値を表わす。
Figure 0005114551
xの複素値の同相(I)と直角位相(Q)成分はそれぞれ、
Figure 0005114551
および
Figure 0005114551
で与えられる。式(19)および式(20)では、”round”は最も近い整数に丸めることを示し、”Re”および”Im”はそれぞれ、複素数の実数部および虚数部を示す。
上記の事前符号化で、第1および第2のシンボル期間のための受信信号は次式で表現できる。
Figure 0005114551
対応して、送信ダイバーシティ結合のためのこれらの受信信号を、次式のようにフィルタするよう目標受信器12を構成できる。
Figure 0005114551
ここで、
Figure 0005114551
である。
少なくとも一つの実施形態では、目標受信器12にはダイバーシティ結合をサポートする一つ以上のプロセッサを含み、
Figure 0005114551
として事前符号化値の”ブラインド”検出を実行するよう、これらの一つ以上のプロセッサを構成する。ここで、
Figure 0005114551
および
Figure 0005114551
である。
式(22)を考慮して、目標受信器12は、
Figure 0005114551
のようなそのフィルタ出力から、xを含む項を差し引くことができる。式(27)が与える検出統計値を、目標受信器12が希望シンボルsを検出するために使用できる。もしフィルタ雑音u’の同相と直角位相成分がMδより小さいなら、式(24)、式(25)および式(26)から、xを正しく検出し、従って、第1の送信器10が送信する送信ダイバーシティ結合に対するその追加は、目標受信器12での希望シンボルの検出に全く影響を持たない。他方、同相または直角位相雑音成分のどちらかがMδより大きいなら、目標受信器12は不正確にxを検出し、従って希望シンボルsを不正確に検出する。しかしながら、その大きな雑音では、式(11)で実施している基本的仕組みを有しても、目標受信器12は希望シンボルsを正しく検出しないであろうということは、ありそうなことである。
事前符号化を使用する場合、平均して、第1の送信器10が送信ダイバーシティ結合(式(16)および式(17))を送信するために使用する全送信電力は、両方のシンボル期間に対して1に近い、ということを示してもよい。この場合におけるチャネル容量は、
Figure 0005114551
として推定してもよい。式(28)が与える容量表現を式(15)が与えるそれと比較すると、事前符号化の使用は、少しより複雑な送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去と受信動作という犠牲を払って、改善したチャネル容量を生み出す、ということを明らかにしている。
上記の処理を考慮して、図7に第1の送信器10の実施形態を示すが、そこには、通信と制御処理を実行するための制御/処理回路20と、目標受信器12へ無線送信し、そこから受信するための送受信回路22と、制御/処理回路20の一部であってもよく、本明細書が教える送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去の一つ以上の実施形態のために構成する一つ以上のプロセッサ24とを備える。対応して、図8に、少なくとも部分的にプロセッサ24を示すが、それは、本明細書で述べる送信ダイバーシティ結合を形成し、送信する一部として、事前符号化値xを利用する実施形態である。図8(および図10)で使用する添字”o”および”e”は、奇数および偶数の時間指標をそれぞれ示す。このもっと一般的な参照は、”1”および”2”の添字を使用して本明細書でも示す、第1および第2の時間期間に対応する。さらに、注意すべきことは、図8と10に示す”丸め(ROUND)”動作は、式(25)と式(26)で詳細に示した丸め動作を示す。
同様に、図9に目標受信器12の実施形態を示すが、そこには、通信と制御処理を実行するための制御/処理回路30と、第1の送信器10へ無線送信し、そこから受信するための送受信回路32と、制御/処理回路30の一部であってもよく、本明細書が教える送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去の一つ以上の実施形態のために構成する一つ以上のプロセッサ34とを備える。対応して、図10に、少なくとも部分的にプロセッサ34を示すが、それは、本明細書で述べる送信ダイバーシティ結合のため受信信号を形成する一部として、事前符号化値xを利用する実施形態である。
第1の送信器10と目標受信器12においてプロセッサのプログラム可能性および/または構成可能性を仮定すれば、実質的に任意の数の希望の変形に従い、送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去を実行してもよい、ということは理解されるであろう。例えば、注意してもよいことであるが、目標受信器12での瞬時SIRが−3dBより少ない場合、送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去は望ましくないか、可能性がない。一般的に、当業者は理解するであろうが、目標受信器12で動的に変化する受信条件は、送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去が性能上の利点を生み出すか、生み出さないかどうかに、影響するであろう。代替手段は単に、第2の送信器14が干渉シンボル(例えば、s21、s22、s23、s24等)を送信するのと同じ速度で、第1の送信器10が希望シンボル(例えば、s11、s12、s13、s14等)を目標受信器12に送信するだけである。
先の提示から、もし事前符号化値xを使用していないなら式(15)により、または、もし事前符号化値xを使用しているなら式(28)により、第1の送信器10と目標受信器12との間のリンクに対するチャネル容量を推定できる。対照的に、送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去がアクティブでない時に対しては、次式のようにチャネル容量を推定してもよい。
Figure 0005114551
それ故、本明細書が教える送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去方法は、送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去無しの動作に比較して、その使用により容量改善を生み出すかどうかに依存して、送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去を選択的に実行する実施形態を意図している。一つの例は、目標受信器12が第2の送信器14からの強い影響が存在する状態にある場合、送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去を使用しているであろうし、目標受信器が第2の送信器14からの送信で弱い影響を受けるのみである場合、送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去を使用していないであろう。
一般的に、送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去の選択的使用を”適応的”仕組みと理解してもよく、その達成可能な容量は、
Figure 0005114551
であり、w/TDCは送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去がアクティブであることを示し(送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去で動作)、w/oTDCは送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去がアクティブでないことを示す(送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去無しで動作)。
上記の適応的動作を考慮して、図11に、希望シンボルを目標受信器12に送信するのに、送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去の使用があるか、ないかを決定する基準として、例えば、目標受信器12で実行してもよい処理を示す。送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去が第1の送信器10でアクティブであると仮定して、受信性能メトリックを推定する(例えば、式(15)または式(28)による容量推定)ことから、処理は開始する(ステップ120)。次に、送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去は第1の送信器10でアクティブでないという仮定で、同じ性能メトリックの推定(例えば、式(29)による容量推定)に処理は続く(ステップ122)。送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去を有する動作に対して決定した性能メトリックと、送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去無しの動作に対して決定した性能メトリックとの比較(例えば、Cw/TDCとCw/oTDCとの比較)に、処理は続く(ステップ124)。送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去を使用すべきか、使用すべきでないかの対応する指標を生成するため、この比較を使用する。
上記の性能比較を、例えば、周期的にまたは継続中のバックグラウンド処理として実行するよう、そして、第1の送信器10に対応する指標を送信するよう、目標受信器12における単一(複数)のプロセッサ34を構成することができる。その動作を補完して、送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去を選択的にアクティブ化し、非アクティブ化する基準として、第1の送信器10で実装してもよい処理ロジックを、図12に示す。
図示の処理は、まず、第1の送信器10でアクティブな送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去を有し、そして有さない受信性能の指標を、第1の送信器10が受信することから開始する。例えば、アクティブ化または非アクティブ化へのどちらの送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去かを示す第1の送信器10に、単純なフラグ(例えば、ビット・インジケータ)を提供してもよい(ステップ130)。それ故、処理は第1の送信器10が指標を評価することに続く(ステップ132)。もしその評価が送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去を望むということを示せば、処理は送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去をアクティブ化する(または、それアクティブのままであることを許可する)ことに続く(ステップ134)。逆に、もしその評価が送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去を望まないと示せば、処理は送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去を非アクティブ化する(または、それを非アクティブのままであることを許可する)ことに続く(ステップ136)。
理解されるであろうが、所望の速度でアクティブ化/非アクティブ化の決定を行うことができ、送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去希望可能性の指標を、生成または、そうでなければ、希望の速度で更新することができる。理解すべきことであるが、もう一つのポイントとして、所定の範囲のサブキャリア周波数または所定の範囲のシンボル期間で、送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去を使用するか使用しないかの決定を行わなければならないという場所に、送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去を有する動作を仮定し、そして送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去無しの動作を仮定する性能判定基準の決定を、さらに含めてもよい。
例えば、目標受信器12で動的に変化する受信条件の機能として、第1の送信器10で送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去方法を選択的に動作させることには、所定の複数のOFDMサブキャリアに対して、送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去がアクティブであると仮定し、また、送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去がアクティブでないと仮定して、その複数のOFDMサブキャリアに亘って平均した受信性能メトリックの決定に基づいて、第1の送信器10で送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去方法を有する、または有しない動作とするかどうかを決定することを備える。即ち、OFDMサブキャリアの範囲に亘る周波数選択性のため、各サブキャリアに対して個別のチャネル容量を計算することができる(送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去を有する動作を仮定し、送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去無しの動作を仮定して)。関心のあるサブセット全体のOFDMサブキャリアに亘って(送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去を有する、およびそれ無しの)個別のチャネル容量を加算し、それによって比較のために平均チャネル容量を決定することができる。シンボル期間の範囲に対して、同じような方法を使用できる。
平均することを性能メトリック推定に使用しようがしまいが、送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去がチャネル利得推定における更新に反応するということは、理解されるであろう。即ち、それぞれ、第1の送信器10と目標受信器12との間のチャネル利得であり、第2の送信器14と目標受信器12との間のチャネル利得であるcおよびdでの更新に反応して必要な時に、送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去に使用するスケジューリング値、例えばα、を更新する。
理解可能なことであるが、雑音および相対的チャネル位相θに完全に関係なく干渉を除去するよう、式(10)(または、事前符号化を採用する場合は式(23))が与える受信フィルタを設計する。幾つかのシナリオでは、雑音は支配的な障害である可能性があり、一方、他のシナリオでは、干渉を除去することはまた、結果的には希望シンボルを除去することになるというように、相対的チャネル位相はなる可能性がある。そのようなシナリオでは、干渉を除去するように試みる受信フィルタは最適から遠い。最適フィルタはMSE(平均二乗誤差)を最小化する。事前符号化の場合における受信器でのMMSE(最小平均二乗誤差)は次式で与えられることを示すことが可能である。
Figure 0005114551
事前符号化の場合に対する最小平均二乗誤差(MMSE)受信フィルタは次式で表わすことが可能である。
Figure 0005114551
ここで、式(31)および式(32)ではα<2である。式(31)に対応するチャネル容量は、
Figure 0005114551
で与えられる。式(7)が与えるαに対して、上記の容量の表現は、
Figure 0005114551
に約分する、ということに注意されたい。理解可能なことであるが、受信器で完全な干渉除去を可能とするため、スケール係数αを選択した。あるいは、受信器でのMSEを最小化するよう、スケール係数を選択することができる。しかしながら、式(31)が与えるMMSEは相対的位相θに依存するため、そのようなスケール係数は相対的位相に依存する。送信器に相対的位相情報のフィードバックを回避するため、平均MSE、即ち、相対的位相の全ての可能な値に亘って平均したMSEを最小化するよう、スケール係数を設計してもよい。この場合における受信フィルタは、依然として、上記のMSEを最小化することに基づくことが可能である。
もちろん、MSEまたは平均MSEの最小化に基づこうが基づかなかろうが、少なくともスケール係数αを計算し、スケール情報フィードバックとして第1の送信器10が使用するスケール係数の計算値を返すよう、目標受信器12を構成してもよい。この様にして、第1の送信器10は、目標受信器12から受信するかフィードバックにより更新したスケール情報を適用できる。もっと一般的には、第1の送信器10は目標受信器12に対するスケール情報を受信し、それには、第1の送信器10が送信する送信ダイバーシティ結合における希望および干渉シンボルをスケーリングする場合に使用する実際のスケール情報と、または、第1の送信器10が適当なスケール情報をそこから決定できる情報とを備えてもよい。そのような情報には、説明したように、目標受信器に対する受信条件フィードバック、例えば、第1および第2のチャネル利得を例えば示すチャネル・モデル情報をそなえる。
少なくとも一つの実施形態では、受信条件フィードバックには、第1および第2のチャネル利得と追加の受信情報との比の関数として(第1の送信器10が)スケール情報を決定するよう、第1および第2の送信器10および14に目標受信器12を関係付ける相対的チャネル位相情報の少なくとも一つを備える追加の受信情報と、目標受信器12での受信信号雑音分散を示す雑音分散情報とを含む。これにより、例えば、目標受信器12でMSE最小化のためのスケール情報の最適な決定が可能となる。即ち、αおよびβのスケール情報は、第1の送信器10および第2の送信器14に目標受信器12を関係付けるチャネル利得の比に基づいてもよく、および/または第1の送信器10と第2の送信器14とに目標受信器12を関係付ける相対的チャネル位相情報に基づいてもよく、および/または目標受信器12での受信信号に対する雑音分散に基づいてもよい。好ましくは、スケール情報はチャネル利得の比を考慮し、相対的なチャネル位相および/または受信信号雑音分散を選択的に考慮する。
また、理解すべきことであるが、上述の議論は、議論を容易にする例として、一つの干渉送信器14を使用した。即ち、本明細書が教える送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去は、任意の数の干渉送信器にも応用可能である。例えば、任意の数の追加の干渉送信器に対して、送信ダイバーシティ結合の一部として追加の既知の第1および第2の干渉シンボルを送信するよう、第1の送信器10を構成してもよい。その目的のため、第1の送信器10は、目標受信器12に関連する追加のスケール情報を受信する。追加のスケール情報には、例えば、追加の干渉送信器に目標受信器12をそれぞれ関係付ける追加のチャネル利得を示すチャネル利得フィードバックを備えてもよく、および/または、追加の相対的チャネル位相情報を備えてもよい。
追加のスケール情報で、第1の送信器10は対応するスケール情報を必要に応じて決定し、それらの対応するスケール情報がスケーリングした追加の第2の干渉シンボルの共役を追加して含むように、第1の送信ダイバーシティ結合を形成し、それらの対応するスケール情報がスケーリングした追加の第1の干渉シンボルの共役を追加して含むように、第2の送信ダイバーシティ結合を形成する。例えば、そのシンボルi(1)およびi(2)が希望のユーザ送信器で既知である2個の干渉波について考察する。この場合、送信器は第1のシンボル期間で信号
Figure 0005114551
を、第2のシンボル期間で信号
Figure 0005114551
を送信することができ、ここでαおよびβはスケール情報である。d(1)およびd(2)を2個の干渉波に対するチャネル応答であるとすると、(第1の2個のシンボル期間に対する)受信信号ベクトルは、
Figure 0005114551
で与えられる。両方の干渉波から生じる干渉を除去するため、スケール係数α
Figure 0005114551
と選択でき、スケール係数β
Figure 0005114551
と選択できる。
上述の例の一つ以上について単一の送信および受信アンテナに対して説明したが、当業者には明らかであろうが、本明細書で提示した教えは、多数の送信および受信アンテナの場合の使用に対して、容易に修正できる。このおよび他の変化を考慮して、当業者は理解するであろうが、上述の説明および添付の図面は、送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去のために本明細書が教える方法と装置について、非制限的例を示す。したがって、本発明は上述の説明および添付の図面によって制限されない。代わりに、以下の特許請求の範囲とその合法的等価物によってのみ、本発明は制限を受ける。

Claims (28)

  1. 第1の送信器(10)が目標受信器(12)に希望シンボルを送信し、第2の送信器(14)が既知の干渉シンボルを送信する状況で、前記第1の送信器(10)における送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去の方法であって、
    前記第1の送信器(10)において前記目標受信器(12)に関係するスケール情報を受信するステップと、
    第1および第2のシンボル期間または第1および第2のサブキャリア周波数において前記第2の送信器(14)が第1および第2の干渉シンボルをそれぞれ送信する状況で、第1の希望シンボルと前記第2の干渉シンボルとの第1の送信ダイバーシティ結合を前記第1のシンボル期間またはサブキャリア周波数において前記第1の送信器(10)から送信し、前記第1の希望シンボルと前記第1の干渉シンボルとの第2の送信ダイバーシティ結合を前記第2のシンボル期間またはサブキャリア周波数において前記第1の送信器(10)から送信するステップと、
    前記第1の送信器(10)において、双方が前記スケール情報に従ってスケーリングされた前記第1の希望シンボルおよび前記第2の干渉シンボルの共役としての前記第1の送信ダイバーシティ結合を形成し、双方が前記スケール情報に従ってスケーリングされた前記第1の希望シンボルの共役および前記第1の干渉シンボルの共役としての前記第2の送信ダイバーシティ結合を形成するステップと、
    を含み、
    前記第1の送信器(10)において前記目標受信器(12)に関係するスケール情報を受信する前記ステップは、前記第1および第2の送信ダイバーシティ結合の中の前記希望シンボルおよび干渉シンボルのスケーリングに使用される受信スケール値を受信するか、または、前記希望シンボルおよび干渉シンボルのスケーリングに使用される前記スケール値の決定のために前記目標受信器(12)に対する受信状況フィードバックを受信する
    ことを特徴とする方法。
  2. 前記目標受信器(12)が前記第1の送信器(10)による送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去を要求するか否かを示す指標に応答して、前記第1の送信器(10)における前記送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去の方法の使用の有無を選択的に作動するステップを更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去がアクティブと仮定した第1のケースと、送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去が非アクティブと仮定した第2のケースと、についての前記第1の送信器(10)により送信された直交周波数分割多重(OFDM)の複数のサブキャリアにわたって平均した受信性能メトリックの決定、および、当該2つの仮定に対する受信性能メトリックの比較に応答して、前記第1の送信器(10)における前記送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去の方法の使用の有無を選択的に作動するステップを更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記第1の送信器の送信の前に前記第1の送信器において前記第2の送信器(14)による干渉シンボルを受信するステップと、前記第1の送信器(10)における送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去の実施の必要に応じて前記干渉シンボルをバッファリングするステップと、を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 任意数の後続の第1の所望のシンボルと対応する後続の第1および第2の干渉シンボルのペアとに対する後続の第1および第2の送信ダイバーシティ結合を形成するステップと、前記第1の送信器(10)における送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去に続けて前記後続の第1および第2の送信ダイバーシティ結合を送信するステップと、を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 追加の既知の第1および第2の干渉シンボルを送信する任意数の追加の干渉送信器のために、前記方法は、追加のスケール情報を受信するステップと、前記追加のスケール情報に従ってスケーリングされた前記追加の第2の干渉シンボルの共役を追加的に含めて前記第1の送信ダイバーシティ結合を形成するステップと、前記追加のスケール情報に従ってスケーリングされた前記追加の第1の干渉シンボルの共役を追加的に含めて前記第2の送信ダイバーシティ結合を形成するステップと、を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. 前記希望シンボルおよび干渉シンボルのスケーリングに使用される前記スケール値の決定のために前記目標受信器(12)に対する受信状況フィードバックを受信する前記ステップは、前記目標受信器(12)と前記第1および第2の送信器(10,14)とをそれぞれ関連付ける第1および第2のチャネル利得の比を示す情報を受信するステップを含み、前記第1および第2のチャネル利得の前記比の関数として前記スケール値を決定するステップを更に含むことを特徴とする請求項に記載の方法。
  8. 前記受信状況フィードバックは、前記目標受信器(12)と前記第1および第2の送信器(10,14)とを関連付ける少なくとも1つの相対的チャネル位相情報を含む追加の受信状況情報と、前記目標受信器(12)における受信信号の雑音分散を示す雑音分散情報とを含み、前記追加の受信状況情報の関数として前記スケール値を決定するステップを更に含むことを特徴とする請求項に記載の方法。
  9. Figure 0005114551
    としての前記スケール情報に基づいて、前記第1の送信器(10)において前記干渉シンボルをスケーリングするためのスケール値αを決定するステップを更に含み、ここで、cは、前記第1の送信器(10)と前記目標受信器(12)とを関連付ける第1のチャネル利得を表し、dは、前記第2の送信器(14)と前記目標受信器(12)とを関連付ける第2のチャネル利得を表すことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  10. α<1に対して
    Figure 0005114551
    としての前記スケール情報に基づいて、前記第1の送信器(10)において前記希望シンボルをスケーリングするための他のスケール値βを決定するステップを更に含むことを特徴とする請求項に記載の方法。
  11. 前記第1の送信ダイバーシティ結合を形成するステップは、
    βs11−αs22
    の形成を含み、前記第2の送信ダイバーシティ結合を形成するステップは、
    βs11 −αs21
    の形成を含み、ここで、”*”は共役を表し、s11は前記第1の希望シンボルを表し、s21は前記第1の干渉シンボルを表し、s22は前記第2の干渉シンボルを表すことを特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. 前記第1および第2の送信ダイバーシティ結合の送信に使用される合計送信電力に対する、前記第1および第2の送信ダイバーシティ結合の中の前記第1の送信器(10)からの前記干渉シンボルの送信に使用される電力の量を低減するために、事前符号化を使用するステップを更に含み、事前符号化を使用する前記ステップは、前記第1および第2の送信ダイバーシティ結合の一部としての送信に対する複素事前符号化値を計算するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  13. αに対して
    Figure 0005114551
    としての前記スケール情報に基づいて、前記第1の送信器(10)において前記希望シンボルをスケーリングするためのスケール値β’を決定するステップを更に含み、ここで、αは、前記第1の送信器(10)において前記スケール情報に基づいて不要シンボルに対して決定される他のスケール値を表すことを特徴とする請求項12に記載の方法。
  14. 前記複素事前符号化値を
    x=x+x
    として表されるxとして決定するステップを更に含み、xの複素値の同相(I)要素および直交(Q)要素は、それぞれ、
    Figure 0005114551
    および
    Figure 0005114551
    により与えられ、ここで、Mは変調次数であり、δは前記希望シンボルの変調アルファベット内のコンステレーション点間の最小距離であり、s11は前記第1の希望シンボルを表し、i21は前記第1の干渉シンボルを表し、i22は前記第2の干渉シンボルを表し、前記第1の送信ダイバーシティ結合にβ’xの項を加算し、前記第2の送信ダイバーシティ結合にβ’xの項を加算するステップを更に含むことを特徴とする請求項13に記載の方法。
  15. 第1の送信器(10)が目標受信器(12)に希望シンボルを送信し、第2の送信器(14)が既知の干渉シンボルを送信する状況で使用するための送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去回路(24)であって、該送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去回路(24)は、送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去を前記第1の送信器(10)において提供し、
    前記目標受信器(12)に関係するスケール情報を受信し、
    双方が前記スケール情報に従ってスケーリングされた前記第1の希望シンボルおよび前記第2の干渉シンボルの共役としての第1の送信ダイバーシティ結合を形成し、双方が前記スケール情報に従ってスケーリングされた前記第1の希望シンボルの共役および前記第1の干渉シンボルの共役としての第2の送信ダイバーシティ結合を形成し、
    前記第2の送信器(14)が前記第1の干渉シンボルを送信する前記第1のシンボル期間またはサブキャリア周波数において前記第1の送信ダイバーシティ結合を送信し、前記第2の送信器(14)が前記第2の干渉シンボルを送信する前記第2のシンボル期間またはサブキャリア周波数において前記第2の送信ダイバーシティ結合を送信する、
    ように構成された1以上のプロセッサを含み、
    前記送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去回路(24)は、前記スケール情報を、前記第1および第2の送信ダイバーシティ結合の中の前記希望シンボルおよび干渉シンボルのスケーリングに使用される受信スケール値として受信するか、または、前記希望シンボルおよび干渉シンボルのスケーリングに使用される前記スケール値の決定のために前記目標受信器(12)に対する受信状況フィードバックとして受信する
    ことを特徴とする送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去回路(24)。
  16. 前記送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去回路(24)は、前記目標受信器(12)が前記第1の送信器(10)による送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去を要求するか否かを示す指標に応答して、送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去を選択的に実行するまたは実行しないよう更に構成されていることを特徴とする請求項15に記載の送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去回路(24)。
  17. 前記送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去回路(24)は、送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去がアクティブと仮定した第1のケースと、送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去が非アクティブと仮定した第2のケースと、についての前記第1の送信器(10)により送信された直交周波数分割多重(OFDM)の複数のサブキャリアにわたって平均した受信性能メトリックの決定、および、当該2つの仮定に対する受信性能メトリックの比較に応答して、送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去の方法を選択的に実行するまたは実行しないよう更に構成されていることを特徴とする請求項15に記載の送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去回路(24)。
  18. 前記第1の送信器の送信の前に前記第1の送信器は前記第2の送信器(14)による干渉シンボルを受信し、前記送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去回路(24)は、前記第1の送信器(10)における送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去の実施の必要に応じて前記干渉シンボルをバッファするよう更に構成されていることを特徴とする請求項15に記載の送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去回路(24)。
  19. 前記送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去回路(24)は、前記第1の送信器(10)における送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去の方法に続く後続の第1および第2の送信ダイバーシティ結合の送信のために、任意数の後続の第1の所望のシンボルと対応する後続の第1および第2の干渉シンボルのペアとに対する前記後続の第1および第2の送信ダイバーシティ結合を形成するよう更に構成されていることを特徴とする請求項15に記載の送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去回路(24)。
  20. 追加の既知の第1および第2の干渉シンボルを送信する任意数の追加の干渉送信器のために、前記送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去回路(24)は、追加のスケール情報を受信し、前記追加のスケール情報に従ってスケーリングされた前記追加の第2の干渉シンボルの共役を追加的に含めて前記第1の送信ダイバーシティ結合を形成し、前記追加のスケール情報に従ってスケーリングされた前記追加の第1の干渉シンボルの共役を追加的に含めて前記第2の送信ダイバーシティ結合を形成するよう更に構成されていることを特徴とする請求項15に記載の送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去回路(24)。
  21. 前記目標受信器(12)に対する受信状況フィードバックの受信は、前記目標受信器(12)と前記第1および第2の送信器(10,14)とをそれぞれ関連付ける第1および第2のチャネル利得の比を示す情報を含み、前記送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去回路(24)は、前記第1および第2のチャネル利得の前記比の関数として前記スケール値を決定するよう更に構成されていることを特徴とする請求項15に記載の送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去回路(24)。
  22. 前記受信状況フィードバックは、前記目標受信器(12)と前記第1および第2の送信器(10,14)とを関連付ける少なくとも1つの相対的チャネル位相情報を含む追加の受信状況情報と、前記目標受信器(12)における受信信号の雑音分散を示す雑音分散情報とを含み、前記送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去回路(24)は、前記追加の受信状況情報の関数として前記スケール値を決定するよう更に構成されていることを特徴とする請求項21に記載の送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去回路(24)。
  23. 前記送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去回路(24)は、
    Figure 0005114551
    としての前記スケール情報に基づいて、前記干渉シンボルをスケーリングするためのスケール値αを決定するよう更に構成され、ここで、cは、前記第1の送信器(10)と前記目標受信器(12)とを関連付ける第1のチャネル利得を表し、dは、前記第2の送信器(14)と前記目標受信器(12)とを関連付ける第2のチャネル利得を表すことを特徴とする請求項15に記載の送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去回路(24)。
  24. 前記送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去回路(24)は、α<1に対して
    Figure 0005114551
    としての前記スケール情報に基づいて、前記希望シンボルをスケーリングするための他のスケール値βを決定するよう更に構成されることを特徴とする請求項23に記載の送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去回路(24)。
  25. 前記送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去回路(24)は、前記第1の送信ダイバーシティ結合を
    βs11−αs22
    として形成し、前記第2の送信ダイバーシティ結合を
    βs11 −αs21
    として形成するよう更に構成され、ここで、”*”は共役を表し、s11は前記第1の希望シンボルを表し、s21は前記第1の干渉シンボルを表し、s22は前記第2の干渉シンボルを表すことを特徴とする請求項24に記載の送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去回路(24)。
  26. 前記送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去回路(24)は、前記第1および第2の送信ダイバーシティ結合の送信に使用される合計送信電力に対する、前記第1および第2の送信ダイバーシティ結合の中の前記第1の送信器(10)からの前記干渉シンボルの送信に使用される電力の量を低減するために、事前符号化を使用するよう更に構成され、前記事前符号化は、前記第1および第2の送信ダイバーシティ結合の一部としての送信に対する複素事前符号化値を計算を含むことを特徴とする請求項15に記載の送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去回路(24)。
  27. 前記送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去回路(24)は、αに対して
    Figure 0005114551
    としての前記スケール情報に基づいてスケール値β’を決定するよう更に構成されており、ここで、αは、前記送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去回路(24)により決定され、前記スケール情報に基づいて不要シンボルに対して決定される他のスケール値を表すことを特徴とする請求項26に記載の送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去回路(24)。
  28. 前記送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去回路(24)は、前記複素事前符号化値を
    x=x+x
    として表されるxとして決定するよう更に構成されており、xの複素値の同相(I)要素および直交(Q)要素は、それぞれ、
    Figure 0005114551
    および
    Figure 0005114551
    により与えられ、ここで、Mは変調次数であり、δは前記希望シンボルの変調アルファベット内のコンステレーション点間の最小距離であり、s11は前記第1の希望シンボルを表し、i21は前記第1の干渉シンボルを表し、i22は前記第2の干渉シンボルを表し、前記第1の送信ダイバーシティ結合にβ’xの項を加算し、前記第2の送信ダイバーシティ結合にβ’xの項を加算するよう更に構成されることを特徴とする請求項27に記載の送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去回路(24)。
JP2010502974A 2007-04-10 2008-04-04 送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去を使用して一部既知の干渉を除去する方法および装置 Expired - Fee Related JP5114551B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US11/733,333 2007-04-10
US11/733,333 US8000419B2 (en) 2007-04-10 2007-04-10 Method and apparatus for cancellation of partially known interference using transmit diversity based interference cancellation
PCT/SE2008/050390 WO2008123828A1 (en) 2007-04-10 2008-04-04 Method and apparatus for cancellation of partially known interference using transmit diversity based interference cancellation

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010524391A JP2010524391A (ja) 2010-07-15
JP5114551B2 true JP5114551B2 (ja) 2013-01-09

Family

ID=39831201

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010502974A Expired - Fee Related JP5114551B2 (ja) 2007-04-10 2008-04-04 送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去を使用して一部既知の干渉を除去する方法および装置

Country Status (4)

Country Link
US (2) US8000419B2 (ja)
EP (1) EP2135416A4 (ja)
JP (1) JP5114551B2 (ja)
WO (1) WO2008123828A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9755705B2 (en) * 2008-08-07 2017-09-05 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for supporting multi-user and single-user MIMO in a wireless communication system
US9294160B2 (en) 2008-08-11 2016-03-22 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for supporting distributed MIMO in a wireless communication system
KR102029208B1 (ko) * 2013-06-04 2019-11-08 삼성전자주식회사 중계 장치, 수신 장치 및 그 제어 방법
WO2015078016A1 (zh) * 2013-11-30 2015-06-04 华为技术有限公司 一种信道估计方法及装置、设备
US10027466B2 (en) 2014-04-08 2018-07-17 Empire Technology Development Llc Full duplex radio communication
WO2015160333A1 (en) * 2014-04-15 2015-10-22 Empire Technology Development Llc Self interference cancellation

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5768254A (en) * 1995-09-29 1998-06-16 Lucent Technologies Inc. Multiple access cellular communication with signal cancellation to reduce co-channel interference
KR100493152B1 (ko) * 2000-07-21 2005-06-02 삼성전자주식회사 이동 통신 시스템에서의 전송 안테나 다이버시티 방법 및이를 위한 기지국 장치 및 이동국 장치
JP3875042B2 (ja) * 2001-05-25 2007-01-31 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 干渉除去システム及び干渉除去方法
US7218692B2 (en) * 2001-06-15 2007-05-15 Texas Instruments Incorporated Multi-path interference cancellation for transmit diversity
US7720130B2 (en) * 2002-08-28 2010-05-18 Texas Instruments Incorporated Efficient receiver architecture for transmit diversity techniques
US7397864B2 (en) * 2002-09-20 2008-07-08 Nortel Networks Limited Incremental redundancy with space-time codes
US20050048933A1 (en) * 2003-08-25 2005-03-03 Jingxian Wu Adaptive transmit diversity with quadrant phase constraining feedback
US20050135517A1 (en) * 2003-12-22 2005-06-23 Texas Instruments Incorporated Increasing effective number of data tones in a multi-antenna multi-tone communication system
TW200945850A (en) * 2004-01-13 2009-11-01 Interdigital Tech Corp Code division multiple access (CDMA) method and apparatus for protecting and authenticating wirelessly transmitted digital information

Also Published As

Publication number Publication date
WO2008123828A1 (en) 2008-10-16
US20110235736A1 (en) 2011-09-29
EP2135416A1 (en) 2009-12-23
US8265213B2 (en) 2012-09-11
JP2010524391A (ja) 2010-07-15
US8000419B2 (en) 2011-08-16
EP2135416A4 (en) 2016-04-13
US20080253490A1 (en) 2008-10-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100375408C (zh) 在多信道接收机中选择权值的方法
RU2404511C2 (ru) Система ofdm mimo с управляемой диаграммой направленности сниженной сложности
JP5215317B2 (ja) 無線通信システムにおけるアンテナダイバーシティの提供
US6504506B1 (en) Method and device for fixed in time adaptive antenna combining weights
CN102447656B (zh) 用于处理被接收ofdm数据符号的方法和ofdm基带接收器
JP4911780B2 (ja) 無線通信システム、受信装置及び受信方法
US7526042B2 (en) OFDM system receiver apparatus suppressing inter-symbol interference
US8619744B2 (en) Reception method and receiver
US6445342B1 (en) Method and device for multi-user frequency-domain channel estimation
JP5114551B2 (ja) 送信ダイバーシティ・ベースの干渉除去を使用して一部既知の干渉を除去する方法および装置
CN104272632A (zh) 无线通信网络中的方法和节点
MX2007011097A (es) Sistemas y metodos para la formacion de haz y control de velocidad en un sistema de comunicacion de entradas multiples y salidas multiples.
JP2006054840A (ja) 伝搬路推定方法及び推定装置
US7173991B2 (en) Methods and apparatus for spectral filtering channel estimates
JP4680036B2 (ja) 受信装置および受信方法
WO2014058375A2 (en) Channel estimation in a multi-antenna wireless communications system
Şenol et al. Rapidly time-varying channel estimation for full-duplex amplify-and-forward one-way relay networks
TW200835203A (en) Intersymbol interference mitigation
JP5282042B2 (ja) マルチアンテナ受信機におけるインペアメント相関評価の方法と装置
US20210359727A1 (en) Wireless communication system, wireless communication method, transmitting station device and receiving station device
JP2015201804A (ja) 受信装置、受信方法、送信装置、送信方法、及び、無線通信システム
JP7431950B2 (ja) 干渉を動的に低減するためのデバイスおよび方法
JPWO2007015317A1 (ja) 送信機、受信機、通信方法及び送受信システム
JP6683643B2 (ja) 無線通信システムおよび受信装置
JP7318708B2 (ja) 無線受信装置、無線通信システム及び無線受信方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110304

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120606

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120611

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120822

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120918

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121015

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151019

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees