JP5113597B2 - 波形鋼板耐震壁 - Google Patents

波形鋼板耐震壁 Download PDF

Info

Publication number
JP5113597B2
JP5113597B2 JP2008099249A JP2008099249A JP5113597B2 JP 5113597 B2 JP5113597 B2 JP 5113597B2 JP 2008099249 A JP2008099249 A JP 2008099249A JP 2008099249 A JP2008099249 A JP 2008099249A JP 5113597 B2 JP5113597 B2 JP 5113597B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
corrugated steel
bolt
plate
steel plate
steel sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008099249A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009249917A (ja
Inventor
満 竹内
義弘 太田
秀幸 成田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takenaka Corp
Original Assignee
Takenaka Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takenaka Corp filed Critical Takenaka Corp
Priority to JP2008099249A priority Critical patent/JP5113597B2/ja
Publication of JP2009249917A publication Critical patent/JP2009249917A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5113597B2 publication Critical patent/JP5113597B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)

Description

本発明は、架構を構成する周辺部材に波形鋼板を取り付けて構成された波形鋼板耐震壁に関する。
構造物における耐震壁としては、特許文献1に示すように、波形に加工した波形鋼板を、波形の折筋の向きを水平方向として架構の構面に配置して構成した波形鋼板耐震壁が提案されている。この波形鋼板耐震壁は、垂直方向にアコーディオンのように伸縮するため鉛直力を負担しないが、水平せん断力に対しては抵抗可能であり、せん断剛性・せん断耐力を確保しつつ優れた変形性能を有している。更に、せん断剛性及び強度については、鋼板の材質強度、板厚、重ね合わせ枚数、波形のピッチ、波高等を変えることにより調整可能であり、剛性及び設計強度の自由度が高い耐震壁を実現している。
ところで、このように耐震性能に優れた波形鋼板耐震壁は、板厚を薄く抑えることが可能であるため、一般的な鉄筋コンクリート造の耐震壁に比べて、その設置幅を小さく抑えることができる。更に、板厚を薄く抑えることで一般的なプレス機を用いて鋼板を波形に加工できるため、経済性が向上する。しかしながら、板厚を薄くした場合には、せん断座屈を防止するための手段を講じることが望ましい。
せん断座屈を防止する手段としては、波形鋼板に複数の補剛リブを溶接することが考えられる。しかしながら、この溶接作業には熟練を要し、更に、溶接熱によって波形鋼板が歪み、波形鋼板耐震壁の寸法誤差が大きくなる場合がある。
一方、建物に波形鋼板耐震壁を設置する場合、波形鋼板の表面を、石膏ボード等の仕上げ材で覆うことが多い。具体的には、波形鋼板を設置する梁又はスラブに墨出しを行ってライナーを敷設する位置を決め、この墨出しに従って上下に2つのライナーを敷設する。次に、2つのライナーの間に所定の間隔でスタッドを立設し、このスタッドに仕上げ材を取り付ける。このように、波形鋼板の表面を仕上げ材で覆うには、墨出しやライナーの敷設等の煩雑な作業が必要となり、工期が長期化していた。
工期を短縮する手段として、波形鋼板耐震壁に直接仕上げ材を取り付けることが考えられる。即ち、波形鋼板耐震壁に直接仕上げ材を取り付けることで、墨出し作業やライナーの敷設作業が不要となる。しかしながら、波形鋼板に仕上げ材を一体的に取り付けると、波形鋼板のせん断変形(面内変形)に仕上げ材が追従し、仕上げ材の破損やクロスのひび割れ等の問題が生じる。
特開2005−264713号公報
本発明は、上記の事実を考慮し、波形鋼板のせん断座屈を防止すると共に仕上げ材の破損、損傷を防止できる、波形鋼板耐震壁を提供することを目的とする。
請求項1に記載の波形鋼板耐震壁は、架構を構成する周辺部材に取り付けられた波形鋼板と、前記波形鋼板の一面に対向して配置され、又は両面に対向して配置された板材と、前記波形鋼板の表面に前記板材を接触させて接合し、前記波形鋼板の面内方向の相対変位を許容する接合手段と、を備えることを特徴とする。
上記の構成によれば、接合手段によって、波形鋼板の一面又は両面に板材を対向して配置し、波形鋼板と板材とを接触させた状態で接合する。そのため、波形鋼板の面外方向の変形に対し、波形鋼板と板材とが協同して抵抗する。従って、波形鋼板の面外方向の変形に対する剛性が大きくなり、せん断座屈が防止される。
一方、接合手段は、板材に対する波形鋼板の面内方向の相対変位を許容する。従って、波形鋼板のせん断変形に対して板材が追従することがなく、板材の破損、損傷が防止される。
請求項2に記載の波形鋼板耐震壁は、架構を構成する周辺部材に取り付けられた波形鋼板と、前記波形鋼板の一面に対向して配置され、又は両面に対向して配置された板材と、前記波形鋼板と前記板材とに挟まれた潤滑材と、前記波形鋼板に前記板材を接合し、前記波形鋼板の面内方向の相対変位を許容する接合手段と、を備えることを特徴とする。
上記の構成によれば、波形鋼板と板材とで潤滑材を挟んで、波形鋼板に板材を接合する。そのため、波形鋼板の面外方向の変形に対し、波形鋼板と板材とが協同して抵抗する。従って、波形鋼板の面外方向の変形に対する剛性が大きくなり、せん断座屈が防止される。
一方、波形鋼板と板材との間に設けた潤滑材により、波形鋼板と板材の接合部の摩擦係数が小さくなる。そのため、波形鋼板と板材とが直に接触する場合と比較して、板材の破損、損傷が防止される。
請求項3に記載の波形鋼板耐震壁は、請求項1又は請求項2に記載の波形鋼板耐震壁において、前記周辺部材に、複数の前記波形鋼板を取り付け、対向する前記波形鋼板同士を接合したことを特徴とする。
上記の構成によれば、複数の波形鋼板を架構に取り付ける共に、対向する波形鋼板同士を接合する。そのため、波形鋼板耐震壁の断面積が大きくなる。また、断面2次モーメントが大きくなるため、波形鋼板耐震壁の曲げ剛性(面外方向の剛性)が向上する。従って、各波形鋼板のせん断座屈が防止される。
また、複数の波形鋼板を取り付けることで、一枚一枚の波形鋼板の板厚を薄く抑えることができる。従って、波形の加工が容易となるため、波形鋼板の生産性が向上し、また、波形鋼板の運搬や架構への取り付けが容易となるため、施工性が向上する。更に、規格化されたデッキプレート等を流用できるため、経済性が向上する。
請求項4に記載の波形鋼板耐震壁は、請求項1〜3の何れか1項に記載の波形鋼板耐震壁において、前記接合手段が、前記波形鋼板に形成された第1ボルト孔と、前記板材に形成された第2ボルト孔と、前記第1ボルト孔及び前記第2ボルト孔を貫通するボルトと、前記ボルトがねじ込まれるナットと、を有し、前記第1ボルト孔及び前記第2ボルト孔の少なくとも一方が前記ボルトの水平方向の変位を許容する長孔とされていることを特徴とする。
上記の構成によれば、波形鋼板に第1ボルト孔を形成し、板材に第2ボルト孔を形成する。そして、第1ボルト孔、第2ボルト孔にボルトを貫通させてナットで締め付けることで、波形鋼板と板材とを接合する。そのため、波形鋼板の面外方向の変形に対し、波形鋼板と板材とが協同して抵抗する。従って、波形鋼板の面外方向の変形に対する剛性が大きくなり、せん断座屈が防止される。
更に、第1ボルト孔及び第2ボルト孔の少なくとも一方が長孔とされているため、第1ボルト孔及び第2ボルト孔を貫通したボルトが水平方向に変位可能となっている。そのため、波形鋼板のせん断変形に板材が追従しない。従って、板材が破損、損傷することなく、波形鋼板のせん断座屈を防止できる。
本発明は、上記の構成としたので、波形鋼板のせん断座屈を防止すると共に仕上げ材の破損、損傷を防止できる、波形鋼板耐震壁を提供することを目的とする。
以下、図面を参照して本発明の第1の実施形態に係る波形鋼板耐震壁について説明する。図1は、波形鋼板耐震壁10を示す正面図であり、図2は、波形鋼板耐震壁10の断面図である。
先ず、図1、図2に示すように、鉄筋コンクリート造の柱12、14及び鉄筋コンクリート造の梁16、18に囲まれた架構20の構面には、波形に加工された波形鋼板22が折り筋の向きを水平方向として配置されている。波形鋼板22の外周部には、接合用フレーム枠24が溶接され、接合用フレーム枠24を介して波形鋼板22が、後述する接合方法によって柱12、14及び梁16、18と接合されている。また、2枚の仕上材26、28が、波形鋼板22の両面に対向して設置され、波形鋼板22が面外方向の両側から仕上材26、28で挟まれている。更に、波形鋼板22と仕上材26、28とは、ボルト30及び長ナット32によって接合されている。
仕上材26、28と左右の柱12、14との間、及び仕上材26、28と上下の梁16、18との間には、隙間やシール材等(不図示)が設けられており、仕上材26、28と架構20とが縁切りされている。仕上材26、28としては、石膏ボード、ALCパネル、押出し成型セメントパネル等のコンクリートパネルが使用される。
図3は、図2の拡大断面図であり、図4は、波形鋼板22の断片を示す正面図である。波形鋼板22は、面外方向に突出する山部22A、22Bが交互に連続する波形とされ、各山部22A、22Bには、仕上材26、28が接触した状態で接合されている。仕上材26と山部22Bとの間に形成された空間34には、円筒形の長ナット32が配置されている。仕上材26には、ボルト30が貫通するボルト孔36及びボルト30の頭部と係合するザグリ部38が形成され、仕上材26の面外方向からボルト30が、ザグリ部38、ボルト孔36を貫通して空間34に配置された長ナット32にねじ込まれている。一方、仕上材28には、ボルト30が貫通するボルト孔36及びボルト30の頭部と係合するザグリ部38が形成されている。また、波形鋼板22には、ボルト孔36と対応するボルト孔40が形成され、仕上材28の面外方向からボルト30が、ザグリ部38、ボルト孔36、ボルト孔40を貫通して空間34に配置された長ナット32にねじ込まれている。そして、長ナット32の両端部からねじ込まれたボルト30を締め付けることで、長ナット32の両端部が仕上材26及び山部22Bに当接して波形鋼板22と仕上材26、28とが面外方向に一体化されている。
空間34と同様に、仕上材28と山部22Aとの間に形成された空間42には長ナット32が配置され、長ナット32の両端部からねじ込まれたボルト30を締め付けることで、長ナット32の両端部が仕上材28及び山部22Aに当接して波形鋼板22と仕上材26、28とが面外方向に一体化されている。なお、長ナット32は、波形鋼板22と仕上材26、28とを接合する前に、波形鋼板22の山部22B又は山部22Aに溶接等で固定しても良いし、仕上材26、28にボルト30で固定しても良い。
一方、図4に示すように、波形鋼板22には、山部22A、22Bの長手方向に沿って所定の間隔でボルト孔40が形成され、このボルト孔40は、水平方向に延びた長円状とされている。そのため、ボルト孔40の長手方向(矢印A)に沿ってボルト30が移動可能となっている。即ち、波形鋼板22と仕上材26、28とは、ボルト30及び長ナット32によって面外方向に一体化されているが、ボルト孔40によって水平方向に縁切りされ、ボルト孔40が許容する範囲内で、波形鋼板22が仕上材26、28から独立して水平方向に変位可能となっている。
次に、架構20と波形鋼板22との接合方法の例について説明する。なお、第1の実施形態における接合方法について説明するが、本接合方法は、全ての実施形態に適用可能である。
図5に示すように、接合用フレーム枠24には、せん断力伝達要素としてのスタッド44が溶接等によって取り付けられている。そして、架構20の施工時に、柱12、14及び梁16、18の内部にスタッド44を埋め込むことで、架構20と波形鋼板22とが一体的に接合される。このため、波形鋼板22に作用するせん断力(地震荷重)がスタッド44を介して、架構20に伝達される。
なお、本実施形態では、接合用フレーム枠24にスタッド44を取り付け、このスタッド44を左右の柱12、14及び上下の梁16、18の内部に埋め込んで接合したが、これに限られず、波形鋼板22に作用するせん断力を架構20に伝達できれば良い。例えば、柱12、14及び梁16、18の内周部にスタッド44等のせん断力伝達要素を備えた接合用プレートを埋め込み、接合用プレートと波形鋼板22に取り付けられた接合用フレーム枠24とをボルト又は溶接によって接合しても良い。更に、柱12、14及び梁16、18にせん断力を伝達可能なナット等のジョイント部材を、柱12、14及び梁16、18の内周部に埋め込み、このジョイント部材に波形鋼板22に取り付けられた接合用フレーム枠24を貫通するボルト等をねじ込んで定着させても良い。更に、波形鋼板22は、必ずしも柱12、14及び梁16、18の全てに接合する必要はなく、設計強度に応じて柱12、14又は梁16、18と接合しても良い。
次に、本発明の第1の実施形態に係る波形鋼板耐震壁の作用及び効果について説明する。
図6のように、波形鋼板耐震壁10に地震荷重(せん断力)が作用すると、波形鋼板22がせん断変形(矢印B)を繰り返しながら地震エネルギーを吸収すると共に、波形鋼板22が負担するせん断力を架構20(図1参照)に伝達する。このような場合、波形鋼板22が面外方向(矢印C)にはらみ出す恐れがある。しかし、波形鋼板22と仕上材26、28とを接触させてボルト30及び長ナット32で面外方向に一体化し、いわゆるサンドイッチ構造とすることで、面外方向の変形に対して波形鋼板22と仕上材26、28とが協同して抵抗する。そのため、波形鋼板耐震壁10の面外方向の剛性が大きくなり、波形鋼板22が大きく湾曲するせん断座屈(全体せん断座屈)が防止される。また、空間34又は空間42に長ナット32を配置して仕上材26と山部22B、若しくは仕上材28と山部22Aとを連結しているため、山部22B又は山部22Aが局部的に内側(仕上材26側又は仕上材28側)に湾曲するせん断座屈(局部せん断座屈)が防止される。このように仕上材26、28を波形鋼板22の座屈補剛材として兼用することで、波形鋼板22の板厚を増したり、補剛リブを溶接する等の補剛手段を省略できるため、波形鋼板22の生産性、施工性の向上を図ることができる。更に、波形鋼板22の繰り返しせん断変形による地震エネルギー吸収性能は、波形鋼板22のせん断座屈耐力とせん断降伏耐力との比で決定されるところ、波形鋼板耐震壁10のせん断座屈を防止し、せん断座屈耐力を大きくすることで、地震エネルギー吸収性能(変形性能)を高めることができる。
一方、波形鋼板22と仕上材26、28とは、水平方向には縁切りされ、ボルト孔40が許容する範囲で波形鋼板22が仕上材26、28から独立して水平方向に移動可能となっている。従って、波形鋼板22のせん断変形に仕上材26、28が追従することがなく、仕上材26、28の破損、損傷が防止される。
次に、長ナット32に替えて軽鉄スタッド46で、波形鋼板22と仕上材26、28とを面外方向に一体化した第1の実施形態の変形例について説明する。
図7に示すように、軽鉄スタッド46は、リップ溝48を有する断面C型の長手材とされ、リップ溝48を下に向けて、空間34及び空間42に配置されている。また、軽鉄スタッド46の両側面には、ボルト孔36と対応するボルト孔50が形成されている。
空間34では、仕上材26の面外方向からボルト30が、ザグリ部38、ボルト孔36、及びボルト孔50を貫通して軽鉄スタッド46の内壁の溶接されたナット52にねじ込まれている。また、仕上材28の面外方向からボルト30が、ザグリ部38、ボルト孔36、ボルト孔40、及びボルト孔50を貫通して軽鉄スタッド46の内壁の溶接されたナット52にねじ込まれている。そして、ボルト30を締め付けることで、軽鉄スタッド46の側面が仕上材26及び山部22Bに当接して波形鋼板22と仕上材26、28とが面外方向に一体化されている。
空間34と同様に、空間42においても、ボルト30を締め付けることで、軽鉄スタッド46の側面が仕上材28及び山部22Aに当接して波形鋼板22と仕上材26、28とが面外方向に一体化されている。なお、波形鋼板22の山部22A、22Bには、仕上材26、28が接触している。
このように、波形鋼板22に仕上材26、28を接触させて、軽鉄スタッド46で面外方向に一体化することで、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。なお、軽鉄スタッド46の形状は上記したものに限らず、波形鋼板22と仕上材26、28とを面外方向に一体化できれば良く、断面H型の長手材等を介して波形鋼板22と仕上材26、28とを面外方向に一体化しても良い。
次に、波形鋼板22の一方の面にのみ仕上材26を対向して配置し、波形鋼板22に仕上材26を接触させて面外方向に一体化した第1の実施形態の変形例について説明する。
図8に示すように、波形鋼板22には、波形鋼板22の山部22Aに仕上材26が接触した状態でボルト30及びナット52によって接合されている。一方、仕上材26と山部22Bとの間に形成された空間34には、長ナット32が配置されている。そして、長ナット32の両端部からねじ込まれたボルト30を締め付けることで、長ナット32の両端部が仕上材26及び山部22Bに当接して山部22Bと仕上材26とが接合されている。
このように、波形鋼板22の設計強度、剛性に合わせて、波形鋼板22の一方の面側にのみ仕上材26を対向して配置しても良い。
次に、本発明の第2の実施形態に係る波形鋼板耐震壁について説明する。図9は、波形鋼板耐震壁10の拡大断面図である。なお、第1の実施形態と同じ構成のものは、同符号を付すると共に、適宜省略して説明する。
第2の実施形態は、図9に示すように、重ね合せられた2枚の波形鋼板54、56を架構20(図1参照)に取り付ける。波形鋼板54は、面外方向に突出する山部54A、54Bが交互に連続する波形とされ、波形鋼板56は、面外方向に突出する山部56A、56Bが交互に連続する波形とされている。そして、仕上材26は、山部54Aに接触した状態で波形鋼板54に対向して配置され、仕上材28は、山部56Bに接触した状態で波形鋼板56に対向して配置されている。また、仕上材26と山部54Bとの間、仕上材28と山部56Aとの間には、空間34、42が形成されている。更に、各山部54A、56A、54B、56Bには、ボルト孔36と対応するボルト孔40がそれぞれ形成され、仕上材26、28の面外方向からボルト30が、空間34、42に配置された長ナット32にねじ込まれている。そして、ボルト30を締め付けることで、仕上材26及び山部54B、若しくは仕上材28及び山部56Aに、長ナット32の両端部が当接して波形鋼板54、56と仕上材26、28とが面外方向に一体化されている。
次に、本発明の第2の実施形態に係る波形鋼板耐震壁の作用及び効果について説明する。
架構20に取り付けられた2枚の波形鋼板54、56を重ね合わせてボルト30及び長ナット32で接合することで、せん断力に抵抗する断面積が増加すると共に、断面2次モーメントが増加して、各波形鋼板54、56の面外方向の剛性が大きくなる。従って、各波形鋼板54、56のせん断座屈が防止される。また、2枚の波形鋼板54、56を重ね合わせることで、一枚一枚の波形鋼板54、56の板厚を薄く抑えることができ、波形の加工が容易となるため波形鋼板54、56の生産性が向上する。更に、波形に加工されたデッキプレート等のような規格化された汎用品を流用できるため、経済性が向上する。
次に、山部54Bと山部56Aとを突き合わせ、2枚の波形鋼板54、56を対向配置して構成した第2の実施形態の変形例について説明する。
図10に示すように、仕上材26と山部54Bとの間、山部56Aと仕上材28との間、及び山部54Aと山部56Bとの間には、それぞれ空間58、60、62が形成されている。各空間58、60には中空管64が配置されており、仕上材26の面外方向から長ボルト66が、2つの中空管64を貫通してナット68にねじ込まれている。そして、長ボルト66を締め付けることで、仕上材26及び山部54B、若しくは仕上材28及び山部56Aに、中空管64の両端部が当接して波形鋼板54、56と仕上材26、28とが面外方向に一体化されている。一方、空間62には、長ナット32が配置され、長ナット32の両端部からねじ込まれたボルト30を締め付けることで、山部54A及び山部56Bに長ナット32の両端部が当接して、波形鋼板54、56と仕上材26、28とが面外方向に一体化されている。
ここで、波形鋼板耐震壁10の断面2次モーメントは、仕上材26と仕上材28との間の距離を等分する中立軸から仕上材26又は仕上材28までの距離の2乗に応じて増加するところ、山部54Bと山部56Aとを突き合わせて波形鋼板54、56を接合することで、仕上材26と仕上材28との間の距離が大きくなり、波形鋼板耐震壁10の断面2次モーメントが飛躍的に大きくなる。従って、波形鋼板耐震壁10の面外方向の剛性が向上し、せん断座屈が防止される。
なお、本実施形態では、波形鋼板54、56を、両側から仕上材26、28で挟んで接合したがこれに限らない。例えば、図11又は図12に示すように、波形鋼板54、56の一方にのみ仕上材26を接触させて、仕上材26と波形鋼板54、56とを面外方向に一体化しても良い。この場合は、仕上材26と波形鋼板54、56と一体化せずに波形鋼板54、56のみを面外方向に一体化した場合に比べて、中立軸が仕上材26側に移動し、仕上材26と波形鋼板54、56とから構成される波形鋼板耐震壁10全体の断面2次モーメントが向上する。図11に示す構成では、仕上材26と山部54Bとの間に形成された空間58に長ナット32を配置し、長ナット32の両端部からボルト30をねじ込んで仕上材26と波形鋼板54、56とを面外方向に一体化する。一方、波形鋼板54の山部54Aには、仕上材26が接触された状態でボルト30及びナット52により接合されている。
図12に示す構成では、山部54B、山部56Aにボルト孔41が形成され、山部54Bと山部56Aとがボルト31及びナット53により接合されている。また、波形鋼板54の山部54Aには、仕上材26を接触させた状態でボルト30及びナット52によりで接合されている。即ち、波形鋼板56は、ボルト31及びナット53によって波形鋼板54にのみ接合され、波形鋼板54を介して仕上材26と面外方向に一体化されている。このように、複数の波形鋼板を対向させて架構20に取り付ける場合、少なくも1枚の波形鋼板に仕上材が接触して接合されていれば良く、他の波形鋼板は、仕上材が接合された波形鋼板と接合されていれば良い。
更に、図13に示すように、長さが異なる山部54Aと山部54Bとが交互に連続する波形鋼板54と、長さが異なる山部56Aと山部56Bとが交互に連続する波形鋼板56と、を重ね合わせて面外方向に一体化しても良い。この波形鋼板54、56は、山部54Aの鉛直方向の長さが山部56Aよりも長くされ、また、山部56Bの鉛直方向の長さが山部54Bよりも長くされている。そのため、波形鋼板54又は波形鋼板56の波形加工の誤差を吸収することができ、容易に波形鋼板54と波形鋼板56と重ね合せることができる。従って、波形鋼板54、56の生産性が向上すると共に施工性が向上する。
また、上記の第1、第2の実施形態では、図1に示すように波形鋼板22の全域に渡って均等にボルト孔40を形成し、波形鋼板22と仕上材26、28とをボルト30等で接合したがこれに限らない。波形鋼板22、54、56は、外周に溶接された接合用フレーム枠24を介して架構20に接合され、即ち、外周部が架構20に拘束されているため、中央部と比較して外周部付近ではせん断座屈が起こりにくい。従って、図14に示すように、波形鋼板22又は波形鋼板54、56の中央部にボルト孔40を集約して形成し、波形鋼板22又は波形鋼板54、56と仕上材26、28とをボルト30及び長ナット32で接合しても良い。この場合、波形鋼板22、54、56に形成するボルト孔40の数が減るため、波形鋼板22、54、56の生産性が向上し、更に、波形鋼板22又は波形鋼板54、56と仕上材26、28との接合箇所が減るため、施工性、コスト削減を図ることができる。
また、図15に示すように、波形鋼板22、54、56の中央部にボルト孔40を千鳥状に形成して、波形鋼板22又は波形鋼板54、56と仕上材26、28とボルト30及び長ナット32で接合して良い。この場合、隣接するボルト30の間隔を小さく抑えつつ、ボルト30やボルト孔40等の数を減らすことができる。
更に、図16に示すように、波形鋼板54、56を左右に並列させて架構20に取り付け、架構20の略中央部で、対向する接合用フレーム枠24同士をボルト又は溶接等で接合して一体化しても良い。この場合、架構20の略中央部に位置する接合用フレーム枠24が、せん断座屈を防止する補剛リブとして機能する。また、各波形鋼板54、56は、外周に設けられた接合用フレーム枠24を介して架構20に接合されている。従って、各波形鋼板54、56の外周部が架構20によって拘束されるため、外周部付近ではせん断座屈が起こりにくい。従って、各波形鋼板54、56の中央部にボルト孔40を集約して形成し、ボルト30及び長ナット32で波形鋼板54、56と仕上材26、28とを接合することで、施工性の向上、コスト削減を図ることができる。なお、左右に並列して配置された波形鋼板54、56同士は、必ずしも接合する必要はない。また、波形鋼板54と波形鋼板56とを間を空けて配置して良い。この場合、波形鋼板54、56が負担するせん断力による鉛直分力が接合用フレーム枠24を介して上下の梁16、18に集中して作用するため、上下の梁16、18にせん断補強を施すことが望ましい。
また、各波形鋼板22、54、56に長円状のボルト孔40を形成したが、ボルト孔40の形状、大きさはこれに限らない。波形鋼板22、54、56は、鉛直方向の剛性が低く、鉛直方向にアコーディオンのように伸縮するため、ボルト孔40の鉛直方向の径を大きくして、ボルト30を鉛直方向に変位可能としても良い。また、ボルト孔40を長円状としてボルト30の水平方向に変位可能とするのではなく、仕上材26又は仕上材28に形成したボルト孔36及びザグリ部38を水平方向に延びる長円状に形成しても良いし、ボルト孔40及びボルト孔36、ザグリ部38を水平方向に延びる長円状に形成して、ボルト30の水平方向に変位可能としても良い。
更に、波形鋼板22又は波形鋼板54、56と仕上材26、28とが接触する部分には、潤滑材を設けることが好ましい。例えば、図17に示すように、仕上材26と山部22Aとの間、及び仕上材28と山部22Bとの間に、テフロン(登録商標)で表面を皮膜したリング状のワッシャー72を介在させ、このワッシャーの貫通孔72Aにボルト30を貫通させて、波形鋼板22と仕上材26、28とを面外方向に一体化しても良い。このように、波形鋼板22と仕上材26、28との接触部に、潤滑材としてのワッシャー72を設けることで、接触部の摩擦係数が小さくなり、波形鋼板22が仕上材26、28から独立してせん断変形し易くなる。従って、仕上材26、28の破損、損傷が防止される。
なお、潤滑材はワッシャー72に限らず、波形鋼板22又は波形鋼板54、56と仕上材26、28とが接触する接触部にビニルシート等を介在させても良いし、波形鋼板22、54、56の表面又は波形鋼板22、54、56に接触する仕上材26、28の表面にロウやペンキを塗布して良い。更に、各波形鋼板22、54、56の山部の表面をテフロン(登録商標)等で被膜しても良い。
次に、本発明の第3の実施形態に係る波形鋼板耐震壁について説明する。図18は、波形鋼板耐震壁10の拡大断面図である。なお、第1、第2の実施形態と同じ構成のものは、同符号を付すると共に、適宜省略して説明する。
第3の実施形態は、図18に示すように、波形鋼板22と仕上材26、28とを粘弾性体74で接合する。波形鋼板22と仕上材26との間には、薄板状の粘弾性体74が設けられ、この粘弾性体74が仕上材26及び山部22Bの表面にそれぞれ接着されている。また、波形鋼板22と仕上材28との間には、薄板状の粘弾性体74が設けられ、この粘弾性体74が仕上材28及び山部22Bの表面にそれぞれ接着されている。粘弾性体74の材料としては、ジエン系ゴム、ブチル系ゴム、アクリル系、ウレタンアスファルト系ゴム等が用いられる。
次に、本発明の第3の実施形態に係る波形鋼板耐震壁の作用及び効果について説明する。
粘弾性体74を介して波形鋼板22と仕上材26、28とを面外方向に一体化し、いわゆるサンドイッチ構造とすることで、波形鋼板22の面外方向の変形に対して波形鋼板22と仕上材26、28とが協同して抵抗する。そのため、面外方向の剛性が大きくなり、波形鋼板22のせん断座屈(全体せん断座屈)が防止される。また、薄板状の粘弾性体74は、面外方向の剛性が大きいため、面外方向に変形しにくい。従って、波形鋼板22の山部22A又は山部22Bが局部的に内側(仕上材28側又は仕上材26側)に湾曲するせん断座屈(局部せん断座屈)が防止される。
一方、粘弾性体74は、面内方向の剛性が小さく面内方向に変形し易い。そのため、波形鋼板22のせん断変形に仕上材26、28が追従しない。従って、仕上材26、28の破損、損傷が防止される。更に、波形鋼板22のせん断変形に伴い、粘弾性体74が面内方向にせん断変形して振動エネルギーを吸収するため、波形鋼板耐震壁10が設置された建物等の振動を低減できる。
なお、仕上材26と山部22Bとの間又は仕上材28と山部22Aとの間に形成された空間に長ナットを配置して、第1、第2の実施形態と同様に、波形鋼板22と仕上材26、28とを面外方向に一体化することも可能である。このように、波形鋼板耐震壁の設計強度、剛性に応じて、第1〜3の実施形態を適宜組み合わせても良い。
なお、上記全ての実施形態において、波形鋼板22、54、56と仕上材26、28との接合部の位置や数は上記したものに限らず、波形鋼板耐震壁10の設計強度、剛性に応じて適宜変更すれば良い。また、波形鋼板の数は2枚に限らず、3枚以上の波形鋼板を対向させて架構20に取り付けても良い。
また、仕上材26、28に替えて、耐火材、吸音材又は断熱材を使用しても良い。この場合、耐火材、吸音材又は断熱材は、波形鋼板耐震壁10のせん断座屈を防止する観点から剛性が大きいものが好ましい。
更に、柱12、14及び梁16、18から構成された架構20の構面に波形鋼板22又は波形鋼板54、56を配置した場合の例について説明したがこれに限らず、例えば、梁16、18に替えてコンクリートスラブ又は小梁等であっても良い。更に、柱12、14及び梁16、18は、鉄筋コンクリート造に限られず、鉄骨鉄筋コンクリート造、プレストレスコンクリート造、鉄骨造、更には現場打ち工法であっても、プレキャスト工法によるものであっても良い。
また、波形鋼板22、54、56は、図19(A)〜(D)に示すような断面形状をした波形鋼板を用いても良い。更に、波形鋼板22、54、56は、波形の折り筋の向きを水平方向として架構20に配置したがこれに限らず、折り筋の向きを鉛直方向として架構20に配置しても良い。このように配置しても波形鋼板耐震壁に特有の変形性能に影響はなく、優れた耐震性能は確保される。
以上、本発明の第1〜第3の実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に限定されるものでなく、第1〜第3の実施形態を組み合わせて用いてもよいし、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
本発明の第1の実施形態に係る波形鋼板耐震壁を示す、正面図である。 本発明の第1の実施形態に係る波形鋼板耐震壁を示す、図1の1−1線断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る波形鋼板耐震壁を示す、図2の拡大図である。 本発明の第1の実施形態に係る波形鋼板の断片を示す、拡大図である。 本発明の第1の実施形態に係る波形鋼板の断片を示す、拡大図である。 本発明の第1の実施形態に係る波形鋼板耐震壁の断片を示す、斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る波形鋼板耐震壁の変形例を示す、拡大断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る波形鋼板耐震壁の変形例を示す、拡大断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る波形鋼板耐震壁を示す、拡大断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る波形鋼板耐震壁の変形例を示す、拡大断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る波形鋼板耐震壁の変形例を示す、拡大断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る波形鋼板耐震壁の変形例を示す、拡大断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る波形鋼板耐震壁の変形例を示す、拡大断面図である。 本発明の第1、第2の実施形態に係る波形鋼板耐震壁の変形例を示す、正面図である。 本発明の第1、第2の実施形態に係る波形鋼板耐震壁の変形例を示す、正面図である。 本発明の第1、第2の実施形態に係る波形鋼板耐震壁の変形例を示す、正面図である。 本発明の第1、第2の実施形態に係る波形鋼板耐震壁の変形例を示す、拡大断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る波形鋼板耐震壁の変形例を示す、拡大断面図である。 本発明の全ての実施形態に係る波形鋼板の断面形状を示す断面図である。
符号の説明
10 波形鋼板耐震壁
12 柱(周辺部材)
14 柱(周辺部材)
16 梁(周辺部材)
18 梁(周辺部材)
20 架構
22 波形鋼板
26 仕上材(板材)
28 仕上材(板材)
30 ボルト(接合手段)
32 長ナット(接合手段、ナット)
36 ボルト孔(接合手段、第2ボルト孔)
40 ボルト孔(接合手段、第1ボルト孔)
46 軽鉄スタッド(接合手段)
52 ナット(接合手段)
54 波形鋼板
56 波形鋼板
64 中空管(接合手段)
66 長ボルト(接合手段、ボルト)
68 ナット(接合手段)
72 ワッシャー(潤滑材)
74 粘弾性体(接合手段)

Claims (4)

  1. 架構を構成する周辺部材に取り付けられた波形鋼板と、
    前記波形鋼板の一面に対向して配置され、又は両面に対向して配置された板材と、
    前記波形鋼板の表面に前記板材を接触させて接合し、前記波形鋼板の面内方向の相対変位を許容する接合手段と、
    を備えることを特徴とする波形鋼板耐震壁。
  2. 架構を構成する周辺部材に取り付けられた波形鋼板と、
    前記波形鋼板の一面に対向して配置され、又は両面に対向して配置された板材と、
    前記波形鋼板と前記板材とに挟まれた潤滑材と、
    前記波形鋼板に前記板材を接合し、前記波形鋼板の面内方向の相対変位を許容する接合手段と、
    を備えることを特徴とする波形鋼板耐震壁。
  3. 前記周辺部材に、複数の前記波形鋼板を取り付け、対向する前記波形鋼板同士を接合したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の波形鋼板耐震壁。
  4. 前記接合手段が、前記波形鋼板に形成された第1ボルト孔と、前記板材に形成された第2ボルト孔と、前記第1ボルト孔及び前記第2ボルト孔を貫通するボルトと、前記ボルトがねじ込まれるナットと、
    を有し、
    前記第1ボルト孔及び前記第2ボルト孔の少なくとも一方が前記ボルトの水平方向の変位を許容する長孔とされていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の波形鋼板耐震壁。
JP2008099249A 2008-04-07 2008-04-07 波形鋼板耐震壁 Expired - Fee Related JP5113597B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008099249A JP5113597B2 (ja) 2008-04-07 2008-04-07 波形鋼板耐震壁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008099249A JP5113597B2 (ja) 2008-04-07 2008-04-07 波形鋼板耐震壁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009249917A JP2009249917A (ja) 2009-10-29
JP5113597B2 true JP5113597B2 (ja) 2013-01-09

Family

ID=41310874

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008099249A Expired - Fee Related JP5113597B2 (ja) 2008-04-07 2008-04-07 波形鋼板耐震壁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5113597B2 (ja)

Families Citing this family (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5609028B2 (ja) * 2009-07-08 2014-10-22 新日鐵住金株式会社 鋼製枠材と一枚以上の薄鋼板製折板とを備えた鋼製パネルの接合構造および鋼製パネル並びに建築物
JP2011252302A (ja) * 2010-06-01 2011-12-15 Nippon Steel Corp 耐力壁用パネル
JP5423633B2 (ja) * 2010-09-29 2014-02-19 新日鐵住金株式会社 補強用パネルおよび補強構造
CN101982625B (zh) * 2010-10-15 2012-02-08 清华大学 一种多层钢板组合剪力墙
CN102296725A (zh) * 2011-06-01 2011-12-28 西安建筑科技大学 蜂窝形截面钢板剪力墙
CN102926479B (zh) * 2012-10-25 2016-01-06 沈阳建筑大学 波形软钢耗能支撑
KR101318729B1 (ko) * 2013-04-12 2013-10-16 전남대학교산학협력단 목구조물의 단열성능 유지를 위한 단열재 시공방법 및 구조물
CN103526862A (zh) * 2013-11-04 2014-01-22 上海同育建筑科技有限公司 一种耗能金属板墙
US9828770B2 (en) * 2014-03-25 2017-11-28 Steven B. Tipping Wall sheathing with passive energy dissipation
CN105332448B (zh) * 2015-11-25 2017-07-25 沈阳建筑大学 一种易滑动压型钢板混凝土约束钢板剪力墙
CN107740510B (zh) * 2017-11-15 2020-02-28 林莉 用于高层建筑的装配式填充墙及装配方法
CN108678487B (zh) * 2018-06-07 2021-12-28 合肥工业大学 连接扭曲异形钢屋盖与高层建筑的波纹状金属板减震器
CN110130516A (zh) * 2019-04-29 2019-08-16 同济大学 波纹钢板墙装配式高度可调连接节点及其安装方法
CN110145056A (zh) * 2019-06-05 2019-08-20 华东建筑设计研究院有限公司 装配式叠合波纹钢板耗能剪力墙
CN111021587B (zh) * 2019-12-29 2020-11-27 北京工业大学 一种带横放式开洞波形腹板的双层钢板组合剪力墙
CN111042393B (zh) * 2019-12-29 2020-11-27 北京工业大学 一种对称布置开洞波形腹板拉结的双层钢板组合剪力墙
CN111042394B (zh) * 2019-12-29 2020-11-27 北京工业大学 一种开洞波形腹板加劲的双层钢板组合剪力墙
CN111042397B (zh) * 2019-12-29 2020-11-27 北京工业大学 一种交错布置波形腹板工字形钢构件拉结的双层钢板组合剪力墙
CN111101624B (zh) * 2019-12-29 2021-02-05 北京工业大学 一种对称布置波形腹板拉结的双层钢板剪力墙
CN111042396B (zh) * 2019-12-29 2020-11-03 北京工业大学 一种横向交错布置波形腹板工字型钢构件的双层钢板组合剪力墙
CN111021589A (zh) * 2019-12-29 2020-04-17 北京工业大学 一种波折钢板抗侧拉结的双层钢板组合剪力墙
CN111188431B (zh) * 2019-12-29 2021-01-08 北京工业大学 一种波形腹板工字形钢构件桁架式拉结的双层钢板组合剪力墙
CN112064823B (zh) * 2020-07-31 2021-09-24 福州大学 一种钢板剪力墙
CN113431412B (zh) * 2021-07-01 2022-08-26 重庆大学 一种装配式双层波纹钢板复合剪力墙及其拼接方法
CN115450357B (zh) * 2022-08-17 2023-11-03 中国电建集团贵阳勘测设计研究院有限公司 一种用于装配式建筑的组合结构板

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5910645A (ja) * 1982-07-09 1984-01-20 株式会社長谷川工務店 耐震壁の構築方法
JPS63284374A (ja) * 1987-05-15 1988-11-21 日本鋼管株式会社 制振壁構造
JP2005126955A (ja) * 2003-10-22 2005-05-19 Nippon Steel Corp 耐震補強構造および補強方法
JP4279739B2 (ja) * 2004-07-29 2009-06-17 株式会社竹中工務店 既存建物の耐震補強方法と耐震壁
JP4902239B2 (ja) * 2006-03-24 2012-03-21 株式会社カネカ 建築物の壁面構造およびこの壁面構造に使用される制震パネル

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009249917A (ja) 2009-10-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5113597B2 (ja) 波形鋼板耐震壁
JP5336145B2 (ja) 制震構造、及び制震構造を有する建物
TWI433981B (zh) Composite steel sheet pile and steel plate pile wall using the combined steel sheet pile
JP2007303269A (ja) 壁パネル
JP4842755B2 (ja) 超高強度鋼で製作された波形鋼板を用いた耐震壁
JP4743062B2 (ja) 鋼板パネル、その集積体、これを用いたトンネルの補強構造及び補強工法
JP2008063803A (ja) 内リブ付形鋼を用いた合成床版、合成床版橋又は合成桁橋
JP4279739B2 (ja) 既存建物の耐震補強方法と耐震壁
JP5601882B2 (ja) 鋼製耐震壁、及びこれを備えた建物
JP6393516B2 (ja) 異種鉄骨梁接合構造
JP6536323B2 (ja) 鋼矢板の縦継構造及び鋼矢板壁
JP6589922B2 (ja) 梁の補強構造および梁の補強工法
JP5291330B2 (ja) 波形鋼板耐震壁
JP4414832B2 (ja) 開口部を有する波形鋼板を用いた耐震壁
JP2009161984A (ja) 波形鋼板耐震壁
JP5095492B2 (ja) 波形鋼板耐震壁
JP2011127279A (ja) 波形鋼板耐震壁、及び該波形鋼板耐震壁を有する建物
JP5254767B2 (ja) 耐震構造、耐震構造を有する建物、及び改修方法。
JP2010121383A (ja) 耐震改修方法、及び建物
JP2009161983A (ja) 波形鋼板耐震壁
JP5341335B2 (ja) 波形鋼板耐震壁
JP2006037471A (ja) Frpパネルによるトンネル構造物の補強構造
JP2018172859A (ja) 箱形断面柱および柱梁接合構造
JP6569232B2 (ja) 合成床スラブ構造
JP5234800B2 (ja) 建物用パネルダンパ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110407

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120927

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121002

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121012

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151019

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees