JP5109486B2 - 測定情報送出タイミング設定方法及び無線基地局装置 - Google Patents

測定情報送出タイミング設定方法及び無線基地局装置 Download PDF

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Description

本発明は、測定情報送出タイミング設定方法及び無線基地局装置に関し、特に、複数の機能部で所定の周期で種々の測定項目について測定を行い、該測定の結果を通知又は報告するタイミングを、各機能部で合わせ込むための測定情報送出タイミング設定方法、及びその方法を適用した無線基地局装置に関する。
無線基地局装置等に具備されている測定機能の測定項目として、総送信電力、データ送受信状況、信号送受信数、チャネル使用状況など多くの測定項目が有り、装置の状態を常に監視・測定し、障害調査時において、各機能部の測定データ(TTI:Transmission Time Interval、例えば2msec間隔にて計測)を基に、送信電力、エラーレート、再送回数などの動作状況の相関関係を見極め、無線基地局装置の状態や端末との通信(電波)状態等を的確に捉えることが必要となる。
また、測定データはTTI間隔で刻々と推移し、該測定データの時系列的な推移を的確に捉えるためには、無線フレームに同期した並び順に測定データを並べ替えることが必須となる。また、各測定データは、無線基地局装置と接続されたデータ収集ツールにより、一連のデータとして比較解析が行われることから、測定データの整合性及び連続性が求められる。
図13に無線基地局装置の構成の概要を示す。同図に示すように無線基地局装置は、装置監視部13−1、呼処理制御部13−2及びベースバンド信号処理部13−3(#1,#2,・・・#n)等の各機能部から成る。装置監視部13−1は、無線基地局装置の監視制御、運転管理、遠隔データ転送等の保守監視機能の役割を担う。
呼処理制御部13−2は、呼処理全般の制御を行う機能を有し、図示省略の上位装置の無線ネットワーク制御装置(RNC)と連携して呼処理制御の役割を担う。ベースバンド信号処理部13−3(#1,#2,・・・#n)は、送信データの誤り訂正符号化、フレーム化、データ変調及び拡散変調等の処理を施し、また受信データに対して逆の処理を施す。
図14に無線基地局装置における測定動作のシーケンス例を示す。同図に示すように、呼処理制御部13−2は、測定リソース毎に測定開始要求(14−1)を各ベースバンド信号処理部13−3へ通知し、該測定開始要求の通知を受信した各ベースバンド信号処理部13−3(#1,#2,・・・#n)は、測定開始要求により指定された測定周期の測定をそれぞれ行い、測定結果(14−2)を該測定周期で呼処理制御部13−2へ報告する動作を開始する。
無線基地局装置では、各測定項目の測定結果を通知するタイミング(時刻)が規定されている。例えば、12時59分25秒(以下、「12:59:25」という形式で記載する。)に、測定周期1分の測定要求が通知された場合、該測定要求の通知を受けた直後の分単位の正時である13:00:00から測定を開始して、1分経過後に測定結果を通知し、その後、1分経過毎に13:01:00,13:02:00,・・・の時刻に測定データを通知することが求められている。なお、それぞれの測定リソース毎の測定周期は同一とは限らず、また、各ベースバンド信号処理部(カード)に複数の測定リソースが存在する場合もある。
次に、無線基地局装置内の各機能部(カード)間のタイミング補正機能について説明する。無線基地局装置内の各機能部(カード)に、リアルタイムクロック(RTC)デバイスを設け、該リアルタイムクロック(RTC)デバイスの絶対時刻を基に測定結果を通知する構成とした場合、リアルタイムクロック(RTC)デバイスの精度許容範囲で通知タイミングに誤差が生じてしまう。
そのため、リアルタイムクロック(RTC)デバイスを用いた絶対時刻を基に通知タイミングを管理するのではなく、無線基地局装置内の基準クロックに同期した10msecのタイミング信号でカウントアップするカウンタを用い、該カウンタの値を基に通知タイミングを管理する手法が用いられている。
即ち、装置監視部13−1、呼処理制御部13−2及びベースバンド信号処理部13−3(#1,#2,・・・#n)等の各機能部(カード)に、それぞれ、同一のカウント値を出力するカウンタを備え、該カウンタは、無線基地局装置内の基準クロックに同期して10msecのタイミングでカウントアップし続ける。従って、カウンタの或る値に対応した時刻情報の通知を受けて、該時刻情報を基に現在のカウンタの値に対応した時刻を特定する。こうすることにより10msec以下の誤差で送出タイミングを補正することが可能となる。
上記カウンタを用いた測定情報送出タイミングの管理におけるタイミング補正のシーケンス例を図15に示す。同図に示すように、呼処理制御部13−2及びベースバンド信号処理部13−3(#1,#2,・・・#n)等の各機能部(カード)は、立ち上げシーケンスにおいて、装置監視部13−1に対して時刻取得要求(15−1)を送出し、装置監視部13−1は、該時刻取得要求(15−1)に対して時刻設定通知(15−2)情報を送出する。各機能部(カード)は、上記時刻設定通知(15−2)情報を受信し、カウンタのカウント値に対応する時刻を認識する。
各機能部(カード)の初期時刻設定は、装置全体の立ち上げシーケンスに組み込まれており、装置立ち上げ時に必ず実施される。運用開始後、タイミング補正(時刻補正)が必要になった場合は、装置監視部13−1から他の全ての機能部(カード)に対して同時に時刻設定通知(15−3)情報を同報通知することにより、タイミング補正(時刻補正)を行うことができる。
本発明に関連する先行技術文献として、携帯電話システムの無線基地局における無線特性データを測定する測定装置と測定された無線特性データのグラフを表示する外部測定端末とで構成され、時間とともに変化する無線特性データの解析を支援するデータ測定装置に関して、下記の特許文献1に記載されている。
該文献に記載されているように、携帯電話システムの無線基地局では、複数の電力や干渉レベルといった無線特性データを取得する測定装置を備え、測定した無線特性データを解析する際に、同一時刻における複数の無線特性グラフデータを比較することや、同一無線特性グラフデータにおける異なる時刻間のデータを比較することが行われている。
特開2002−158622号公報
上述のベースバンド信号処理部13−3(#1,#2,・・・#n)は、測定開始要求を受けたタイミングで測定を開始するが、測定開始要求を受けたとき、測定周期の情報しか通知されず、測定結果の報告タイミングの情報は通知されない。そのため、通知された測定周期の情報を基に測定開始の時点から該測定周期に同期したタイミングで測定結果の報告を行うので、各ベースバンド信号処理部13−3(#1,#2,・・・#n)の測定結果の報告タイミングはバラバラで不揃いなものになる。
その結果、各ベースバンド信号処理部13−3(#1,#2,・・・#n)からの測定結果の報告を呼処理制御部13−2にて取りまとめて報告することが必要になる。図16は、呼処理制御部13−2にて測定結果を取りまとめて報告するシーケンス例を示している。
同図に示すように、例えば、12:00:25に呼処理制御部13−2からベースバンド信号処理部13−3(#1)に、10秒の測定周期の測定開始要求が送信(16−1)されたとすると、ベースバンド信号処理部13−3(#1)は、12:00:25から10秒の測定周期で測定を行い、その測定結果を10秒周期の12:00:35,12:00:45,・・・,12:05:45,12:05:55のタイミングで、呼処理制御部13−2に報告する(16−2)。
また、例えば、12:05:38に呼処理制御部13−2からベースバンド信号処理部13−3(#2)に、10秒の測定周期の測定開始要求が送信(16−3)されたとすると、ベースバンド信号処理部13−3(#2)は、12:05:38から10秒の測定周期で測定を行い、その測定結果を10秒周期の12:05:48,12:05:58,・・・のタイミングで、呼処理制御部13−2に報告する(16−4)。
呼処理制御部13−2は、ベースバンド信号処理部13−3(#1)及びベースバンド信号処理部13−3(#2)からのそれぞれの測定結果を取りまとめ、例えば10秒未満の端数を切り捨てた10秒単位の正時、即ち12:00:40,・・・,12:05:40,12:05:50,12:06:00に、装置監視部13−1に測定データを通知する(16−5)。
このような状況下では、無線基地局装置の状態を把握するために、膨大な測定データを、測定リソース毎及び測定項目的毎等に時系列的に的確に並べ替える必要がある。また、タイミング補正等により測定周期がずれたりして測定データの抜け落ちが発生すると、測定データの再取得などの処理が必要となる。
本発明は、各測定情報の測定区間を一致させ、測定情報を測定タイミング順に並べ替えることなく、タイミング的に整合性が保たれた測定情報を取得することができるようにすることを目的とする。また、測定実施中に時刻変更が行われても、測定情報の送出に抜け落ちが発生することなく、連続性が保たれた測定情報を取得することができるようにすることを目的とする。
また、測定実施中に冗長構成の系切り替え(追い出し)処理が行われた場合でも、測定情報の送出に抜け落ちが発生することなく、連続性が保たれた測定情報を取得することができるようにすることを目的とする。また、測定実施中に時刻変更が行われた場合、実際の測定時間に応じた精度の高い測定情報を取得することができるようにすることを目的とする。
本発明の測定情報送出タイミング設定方法は、基準クロックをカウントするカウンタを備えると共に、装置内の各部に対する監視機能を含む第2の機能部と、前記基準クロックをカウントするカウンタ及び信号処理機能を含む複数の第1の機能部と、測定要求送出及び測定結果収集を行う機能を含む第3の機能部とを含み、所定の周期で所定の項目を測定した測定情報を送出する前記第1の機能部に対して、前記第2の機能部から時刻設定情報と、該時刻設定情報により定まる時刻に対応した前記カウンタのカウント値とを通知する時刻設定通知ステップと、前記第2の機能部から通知された時刻設定情報及び前記カウンタのカウント値を基に、所定の基準タイミングに対応したカウント値を算定する基準タイミングカウント値算定ステップと、前記第3の機能部から送出された測定周期の情報を含む測定開始要求を受け、前記基準タイミングに対応した前記カウンタのカウント値から起算した記測定周期の整数倍に相当するカウント値を算出する送出タイミングカウント値算定ステップと、送出タイミングカウント値算定ステップにより算出したカウント値に前記カウンタのカウント値が達するタイミングを、測定情報送出タイミングとして設定する送出タイミング設定ステップとを含むものである。
また、本発明の無線基地局装置は、装置内の各機能部に共通の基準クロックに同期するカウンタを備え、所定の周期で所定の項目を測定した測定情報を他の機能部へ送出する第1の機能部と、前記第1の機能部に対して、時刻設定情報と、該時刻設定情報から定まる時刻に対応した前記カウンタの値とを通知する第2の機能部とを有し、前記第1の機能部はさらに、前記第2の機能部から通知された時刻設定情報及び前記カウンタの値を基に、所定の基準タイミングに対応したカウンタの値を算定する基準タイミングカウント値算定手段と、他の機能部から送出された測定周期の情報を含む測定開始要求を受けたとき、前記基準タイミングに対応したカウンタの値から起算した、前記測定周期の整数倍に該当するカウント値を算出する送出タイミングカウント値算定手段と、前記送出タイミングカウント値算定手段で算出したカウント値に前記カウンタが達するタイミングを、測定情報送出タイミングとして設定する送出タイミング設定手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、トラヒック等の測定を実施している各ベースバンド信号処理部の測定区間が一致し、測定情報の送出タイミングが一致するため、測定情報の時系列的な並びに整合性が保たれた測定情報を得ることができる。また、トラヒック等の測定の実施中に、時刻変更が行われても、測定処理を再開することなく実施中の測定を継続し、測定情報の送出タイミングを補正することにより、測定情報の送出に抜け落ちが生じることがなく、連続性が保たれた測定情報を得ることができる。
また、トラヒック等の測定の実施中に、冗長構成の系切り替え(追い出し)処理を行う場合でも、追い出し先で測定情報の送出タイミングを管理し、追い出し先測定情報を引き継ぎ、測定処理を再開することなく実施中の測定を継続することにより、測定情報の送出に抜け落ちが生じることがなく、連続性が保たれた測定情報を得ることができる。
また、測定実施中に時刻変更が行われた場合、測定処理を再開することなく、実施中の測定を継続し、実際に測定した測定情報を、実際の測定時間に応じて、1周期分の測定情報に補正することにより、精度の高い測定情報を取得することができる
図1に本発明による時刻設定通知時の動作シーケンスを示す。同図に示すように、呼処理制御部13−2及びベースバンド信号処理部13−3等の各機能部(カード)は、装置監視部13−1に対して時刻取得要求(1−1)を送出し、装置監視部13−1は、該時刻取得要求(1−1)に対して、現在の設定時刻情報と、その設定時刻の直前の正時の時刻に対応するカウンタのカウント値(BFN)とを含む時刻設定通知情報(1−2)を送信する。
なお、装置監視部13−1、呼処理制御部13−2及びベースバンド信号処理部13−3等の各機能部(カード)には、それぞれ、同一のカウント値を保持するカウンタを備え、該カウンタは、無線基地局装置内の基準クロックに同期した10msecのタイミング信号でカウントアップし続ける。
装置監視部13−1は、例えば設定時刻情報が12:00:00である場合、その直前の10秒未満の端数を切り捨てた10秒単位の正時である11:59:50に対応したカウンタのカウント値、例えば5000000を時刻設定通知情報(1−2)として送信する。
各機能部(カード)は、該時刻設定通知情報(1−2)を受信し、例えば11:59:50に対応したカウンタのカウント値が5000000であることを認識し、その値を基に、現在のカウンタのカウント値が例えば5001000であれば、現時刻が12:00:00であることを認識する。
何故なら、カウント値5001000は、カウント値5000000から1000(=5001000ー5000000)カウントアップした値なので、1000×10msec=10秒が経過したことになり、5000000に対応した時刻11:59:50から10秒経過した12:00:00であると認識する。
次に図2を参照して本発明による測定結果報告タイミングの合わせ込みについて説明する。図1で説明したように、呼処理制御部13−2及びベースバンド信号処理部13−3等の各機能部(カード)は、装置監視部13−1に対して時刻取得要求(2−1)を送出し、装置監視部13−1は、該時刻取得要求(2−1)に対して、現在の設定時刻情報と、その設定時刻の直前の正時の時刻に対応するカウンタのカウント値(BFN)とを含む時刻設定通知情報(2−2)を送信する。
時刻設定通知情報(2−2)を受信したベースバンド信号処理部13−3等の各機能部(カード)は、設定時刻情報とカウント値とから、基準タイミング例えば00:00:00のカウント値を算出し、測定開始要求により指定された測定周期で測定結果を報告するタイミングを、基準タイミング(例えば00:00:00)のカウント値から起算した、整数倍の測定周期に該当するカウント値として算出し、カウンタが該カウント値となったときに、測定結果を報告する。
即ち、基準タイミング(例えば00:00:00)に同期した周期のタイミングのカウント値求め、カウンタが該カウント値となったときに、呼処理制御部13−2へ測定結果を報告する。こうすることにより、装置内の全ての機能部からの測定結果の報告が、基準タイミング(例えば00:00:00)に同期したタイミングとなり、測定結果報告のタイミングを合わせ込むことができる。
図2に示したシーケンス例について説明すると、ベースバンド処理部13−3は、装置監視部13−1から設定時刻情報12:00:00とカウント値5000000の通知を受けると、該通知情報を基に基準タイミング00:00:00のカウンタのカウント値681000を算定する。
ここで、呼処理制御部13−2から12:00:25のタイミングで測定周期10秒の測定開始要求(2−3)がベースバンド処理部13−3(#1)に送出されると、ベースバンド処理部13−3(#1)は、基準タイミングのカウント値681000から、測定周期10秒に相当する1000の整数倍に当たる5003000,5004000,・・・のカウント値のときに測定結果報告(2−4)を送信する。カウント値5003000,5004000・・・は、それぞれ、12:00:30,12:00:40・・・の時刻に相当する。
また、同様に呼処理制御部13−2から12:05:38のタイミングで測定周期10秒の測定開始要求(2−5)がベースバンド処理部13−3(#2)に送出されると、ベースバンド処理部13−3(#2)は、基準タイミングのカウント値681000から、測定周期10秒に相当する1000の整数倍に当たる5034000,5035000,5036000・・・のカウント値のときに測定結果(2−6)を報告する。カウント値5034000,5035000,5036000・・・は、それぞれ、12:05:40,12:05:50,12:06:00・・・の時刻に相当する。
呼処理制御部13−2は、各機能部(カード)に対して任意のタイミングで測定開始要求を送信し、その際に、報告タイミングの情報を送信することなく、各機能部(カード)から基準タイミングに同期した正時に各測定結果が報告され、全機能部(カード)の報告タイミングを合わせ込むことができる。
図3は基準タイミング(00:00:00)のカウント値(BFN)の算出フローを示す。同図に示すように、まず、時刻設定通知により通知される時刻情報を、「時情報」、「分情報」及び「秒情報」に分割し(ステップ3−1)、設定時刻が00:00:00であるか判定し(ステップ3−2)、00:00:00であれば、指定されたカウント値(BFN)は、23:59:50のカウント値(BFN)であるとして、00:00:00のカウント値(BFN)を算出する(ステップ3−3)。
設定時刻が00:00:00でなければ、設定時刻が正時であるかを判定し(ステップ3−4)、正時であれば、指定されたカウント値(BFN)は、設定時刻から10秒前の時刻のカウント値(BFN)であるとして、00:00:00のカウント値(BFN)を算出する(ステップ3−5)。
設定時刻が正時でなければ、指定されたカウント値(BFN)は、設定時刻から10秒未満の端数を切り捨てた時刻のカウント値(BFN)であるとして、00:00:00のカウント値(BFN)を算出する(ステップ3−6)。
「時情報」、「分情報」及び「秒情報」が全て“0”の場合、設定時刻が00:00:00であると判断し、前述のステップ3−3において、カウント値(BFN)減算値=(23*(60*60)+59*60+50)*100=8639000を、通知されたカウント値9320000から減算することにより、00:00:00のカウント値(BFN)681000を算定する。
「秒情報」の第1桁が“0”の場合、設定時刻が正時であると判断し、前述のステップ3−5において、カウント値(BFN)減算値=(時情報*(60*60)+分情報*60+秒情報)*100−1000を算出し、その値を通知されたカウント値から減算することにより、00:00:00のカウント値(BFN)を算定する。
例えば、12:00:00の場合、カウント値(BFN)減算値=(12*(60*60)+0*60+0)*100−1000=4319000を算出し、その値を通知されたカウント値5000000から減算することにより、00:00:00のカウント値(BFN)681000を算定する。
「秒情報」の第1桁が“0”でない場合、前述のステップ3−6において、カウント値(BFN)減算値=(((時情報*(60*60)+分情報*60+秒情報)/10)*10)*100を算出し、その値を通知されたカウント値から減算することにより、00:00:00のカウント値(BFN)を算定する。
例えば、12:05:05の場合、カウント値(BFN)減算値=(((12*(60*60)+5*60+5)/10)*10)*100=4350000を算出し、その値を通知されたカウント値5031000から減算することにより、00:00:00のカウント値(BFN)681000を算定する。
このように基準タイミングを基に報告タイミングを決定することにより、各機能部(カード)からの測定結果の報告タイミングを装置内で一致させることができ、呼処理制御部13−2が通知する一連の測定データの整合性が保たれる。なお、各ベースバンド信号処理部13−3(#1,#2,・・・#n)が、測定開始要求を受けた時点から測定を開始して、バラバラのタイミングで結果報告を行った場合、測定データの整合性を保つためには、測定区間を合わせた形で測定データを並べ替える必要がある。
ここで、測定データの整合性について詳述する。図4に示すように、各ベースバンド信号処理部(#1,#2,#3)が、同一周期でトラヒック測定やエラーレート測定を実施し、従来技術のように測定結果報告のタイミングが一致していない場合、ベースバンド信号処理部(#1)からは、通知(1)〜通知(2)に間に、図5の表1に示すように、××.×a,××.×b,××.×c,××.×d,××.×e,××.×f,××.×g,××.×h,××.×iの測定データが報告され、ベースバンド信号処理部(#2)からは、通知(1)〜通知(2)に間に、同図の表1に示すように、△△.△d,△△.△e,△△.△f,△△.△g,△△.△h,△△.△i,△△.△j,△△.△k,△△.△lの測定データが報告され、ベースバンド信号処理部(#3)からは、通知(1)〜通知(2)に間に、同図表1に示すように、○○.○g,○○.○h,○○.○i,○○.○j,○○.○k,○○.○l,○○.○m,○○.○n,○○.○oの測定データが報告される。なお各測定データの末尾の記号は、測定タイミングを表し、同一の記号は同一のタイミングを表している。
通知(2)〜通知(3)の間も同様に、図5の表1に示すように、各ベースバンド信号処理部(#1,#2,#3)から呼処理制御部に測定データが報告される。図4に示すように、各ベースバンド信号処理部(#1,#2,#3)で測定結果報告のタイミングが一致していない。即ち、各ベースバンド信号処理部(#1,#2,#3)の測定区間が一致していない。呼処理制御部13−2は、各ベースバンド信号処理部(#1,#2,#3)間で測定タイミングに関して整合性の取れた測定データを通知するためには、図5の表2に示すように、測定データを並べ替える必要がある。
測定データの整合性が求められる理由について障害調査事例を基に以下に説明する。無線基地局装置と端末間でのデータ通信に障害が発生すると、無線基地局装置にて通信状態の測定を行い、障害事象発生時の測定データ(送信電力、エラーレート等)を解析することになるが、上述の図5の表1のように測定データが並んでいたのでは、エラーレート等のピーク時の時刻が各機能部間で一致していないため、解析処理が困難なものとなってしまう。
例えば、ベースバンド信号処理機能部(#1)のエラーレートのピーク時刻が、ベースバンド信号処理部(#2)の送信電力のピーク時刻と合致するといった、ベースバンド信号処理機能部(#1,#2,#3)間の相互の関連などを観測することができないこととなる。
測定データの整合性を考慮して、図5の表2のように測定データを並べ替えるよりも、図6に示すように、各機能部間で測定区間を合わせて同一タイミングで測定結果を報告し、測定結果報告タイミングを一致させる構成とすることにより、各測定周期で測定するタイミング区間が各機能部間で一致するため、測定データを並べ替えることなく、測定タイミングに整合性が保たれた測定データを得ることができる。
図6のように、各機能部間で測定区間を合わせて同一タイミングで測定結果を報告したときの測定データと並びの一例を図7の表3に示す。同図に示すように、通知(1)〜通知(2)の区間及び通知(2)〜通知(3)の区間で、各ベースバンド信号処理機能部(#1,#2,#3)の測定区間が一致し、各区間でタイミング的に整合性の取れた測定データを取得することができる。なお、図7の表3においても、各測定データの末尾の記号は、測定タイミングを表し、同一の記号は同一のタイミングを表している。
次に、測定データの連続性確保について説明する。測定実施中に時刻設定(時刻合わせ)が行われた場合、従来の技術では、各ベースバンド信号処理部13−3は、時刻設定の通知を受けた時点から、新たに測定処理を再開するため、呼処理制御部13−2への測定結果の報告に抜けが生じてしまう。
これらの動作について図8を参照して説明する。同図に示すように、呼処理制御部13−2から11:59:52にベースバンド信号処理部13−3に測定開始要求(8−1)があったとする。すると、ベースバンド信号処理部13−3は指定された周期、例えば60秒毎に測定結果を報告し、12:00:52に1回目の測定結果を報告する(8−2)。
呼処理制御部13−2は、12:00:00,12:01:00の正時に測定データを装置監視部13−1に通知している(8−3)。ここで、12:01:15に13:09:55へ時刻を変更する設定の通知が装置監視部13−1から送信(8−4)されたとする。従来のベースバンド信号処理部13−3では、該時刻変更設定の通知を受けて時刻変更した時点、即ち13:09:55から60秒間隔で測定を再開し、次の報告は13:10:55に行う(8−5)。
一方、呼処理制御部13−2は、時刻変更前の12:01:00に測定データを通知した後、その15秒後の12:01:15が13:09:55に変更され、その5秒後の正時の13:09:5513:10:00に測定データを通知しようとしても、ベースバンド信号処理部13−3から測定結果の報告が無いため、測定データに抜けが生じることになる。次の13:11:00の正時には、13:10:55に報告された測定結果(8−5)を通知する(8−6)。
これに対して、本発明による基準タイミングをベースにしたタイミングでの測定結果報告により、これらの測定データの抜け落ちを防ぐことができ、測定データの連続性を保つことができる。以下に、その動作例について図9を参照して説明する。前述の通り、時刻設定により基準タイミング00:00:00のカウント値(BFN)を算出し、測定結果報告タイミング(正時)のカウント値(BFN)を求める。
図8に示した場合と同様に、呼処理制御部13−2から11:59:52にベースバンド信号処理部13−3に測定開始要求(9−1)があったとすると、ベースバンド信号処理部13−3は、基準タイミングに基づいた測定周期で正時の12:00:00から60秒後の12:01:00に測定結果を報告する(9−2)。
このとき、装置監視部13−1から12:01:15に13:09:55への時刻変更設定の通知(9−3)が行われた場合、ベースバンド信号処理部13−3は、報告する正時タイミングを変更して、13:10:00,13:11:00,13:12:00,・・・に測定結果を報告する(9−4)。
より具体的に説明すると、図9のシーケンス中の時刻設定時(9−3)に、装置監視部13−1から設定時刻情報13:09:55とその直前の10秒単位の正時のカウント値(BFN)60000000が通知される。この動作例では、測定周期は60秒のため、指定された正時のカウント値(BFN)60000000は、時刻変更前の報告タイミングのカウント値(BFN)と一致しない。
ベースバンド信号処理部13−3は、通知された13:09:55とその直前の正時のカウント値(BFN)60000000とを基に、基準タイミング00:00:00のカウント値(BFN)1261500を算出し、該基準タイミング00:00:00のカウント値(BFN)を基に、測定周期の報告タイミング13:10:00(正時)のカウント値(BFN)6001000、13:11:00のカウント値(BFN)6007000、・・・を算出し、該カウント値のタイミングで測定結果を報告する(9−4)。
このように、測定実施中に時刻変更があった場合、ベースバンド信号処理部13−3は、測定処理を再開することなく、実施中の測定を継続し、測定結果を報告するタイミングを補正する処理を行うことにより、ベースバンド信号処理部13−3からの測定結果の報告に抜け落ちが発生せず、測定データの連続性を確保することが可能となる。
次に、冗長構成の系切り替え時の測定データの連続性について説明する。ベースバンド信号処理部13−3が冗長構成の場合、運用系のベースバンド信号処理部13−3(#1;追い出し元)から待機系のベースバンド信号処理部13−3(#2;追い出し先)に切り替える場合について、従来技術の動作について図10を参照して説明する。
ベースバンド信号処理部13−3(#1;追い出し元)は、呼処理制御部13−2からの測定開始要求(10−1)により測定結果を例えば10秒周期で報告するが(10−2)、従来のように報告タイミングは正時に同期していない状態では、呼処理制御部13−2から追い出し通知(系切り替え通知)がベースバンド信号処理部13−3(#1,#2)に送出されると(10−3)、追い出し先のベースバンド信号処理部13−3(#2)は、該追い出しの通知を契機に測定処理を開始し、その10秒後に結果を報告(10−4)するため、呼処理制御部13−2への測定結果報告に抜け落ちが生じてしまう。
即ち、呼処理制御部13−2が測定周期10秒にて11:59:50,12:00:00・・・の正時に測定データを通知(10−5)しているときに、12:00:00の後に、ベースバンド信号処理部13−3が追い出し制御を実施(10−3)した場合、追い出し元は測定を停止しているため、その後の測定結果を報告することができず、測定結果を報告する次の正時タイミング(12:00:10)での測定結果報告が抜けてしまう。
これに対して、本発明では時刻設定によって、基準タイミング00:00:00からの経過時間に基づいた正時に測定結果の報告を行うよう、追い出し先を含む全ての機能部に亘って測定結果報告タイミングを合わせ込んでいるため、追い出し制御を行う場合は、測定情報(測定周期、測定リソース等)を引き継ぐだけでよく、測定結果報告タイミングは、追い出し元と追い出し先とで一致しているため、図11に示すように、追い出し先のベースバンド信号処理部13−3(#2)は、追い出し通知(11−1)による系切り替え直後から測定を開始し、測定結果を系切り替え後の正時タイミング(12:00:10)で報告(11−2)することにより、測定結果報告に抜け落ちが生じることはなく、測定データの連続性が保たれることとなる。
更に、時刻変更により測定区間がずれた場合の測定結果の報告として、以下のように対処する構成とすることができる。ここで第1の例として、図12の(a)ケース1に示すように、測定周期が10秒の場合、時刻0:00:08に時刻0:00:14への時刻変更設定が行われたとする。この時刻変更設定により、報告タイミングは、変更後の時刻0:00:20,0:00:30・・・となる。
この場合の第1の対処法として、時刻変更前の0:00:00から0:00:08までの測定値と、時刻変更後の0:00:14から0:00:20までの測定値とを合計した値を報告する。即ち、時刻変更設定の有無に関わらず、測定を継続して実施し、その測定値を報告する。
第2の対処法として、時刻変更後の0:00:14から0:00:20まで測定した測定値を報告する。即ち、時刻変更設定のタイミングで測定値をリセットし、該タイミングから次の報告タイミングまでの測定値を報告する。
第3の対処法として、時刻変更前の0:00:00から0:00:08までの8秒間の測定値と、時刻変更後の0:00:14から0:00:20までの6秒間の測定値とを合計した値を、14(=8+6)で割った値に10(測定周期)を掛けた値(補正値)を報告する。即ち、上記第1の対処法による報告値を、実際に測定した区間の時間に応じて補正し、測定周期の時間分の測定値に換算した値を報告する。
第4の対処方として、時刻変更後の0:00:14から0:00:20までの6秒間の測定値を、6で割った値に10(測定周期)を掛けた値(補正値)を報告する。即ち、上記第2の報告値を、実際に測定した区間の時間に応じて補正し、測定周期の時間分の測定値に換算した値を報告する。
次に第2の例として、図12の(b)ケース2に示すように、ベースバンド信号処理部13−3から10秒毎の測定結果報告を呼処理制御部13−2で積算し、該積算した値を30秒の周期で装置監視部13−1に通知する場合で、時刻0:00:28に時刻0:00:32への時刻変更設定が行われたとする。この時刻変更設定により、通知タイミングは、変更後の時刻0:01:00,0:01:30・・・となる。
また、同図に示すように、変更前の時刻0:00:10及び0:00:20、変更後の時刻0:00:40,0:00:50,0:01:00に、それぞれ、ベースバンド信号処理部13−3から測定値a,b,a’,b’,c’が報告されたものとする。
前述の第1の対処法を用いた場合、呼処理制御部13−2は、時刻変更設定の有無に関わらず、測定を継続して報告する処理を行い、上記各測定値a,b,a’,b’,c’の積算値(a+b+a’+b’+c’)を測定データとして、時刻0:01:00に通知する。
前述の第2の対処法を用いた場合、時刻変更設定のタイミングで測定値をリセットし、該タイミングから次の報告タイミングまでの測定値を積算して報告し、上記測定値a’,b’,c’の積算値(a’+b’+c’)を測定データとして、時刻0:01:00に通知する。
前述の第3の対処法を用いた場合、上記第1の対処法の報告値を、実際に測定した区間の時間に応じて補正し、測定周期の時間分の測定値に換算して報告し、実際の測定時間56(={28+(01:00−00:32)})秒の測定値を測定周期30秒分に補正し、(a+b+a’+b’+c’)÷56×30の値を測定データとして、時刻0:01:00に通知する。
前述の第4の対処法を用いた場合、上記第2の対処法の報告値を、実際に測定した区間の時間に応じて補正し、測定周期の時間分の測定値に換算して報告し、実際の測定時間8秒(=00:40−00:32)の測定値a’を測定周期10秒分に換算し、(a’÷8×10)+b’+c’の値を、測定データとして時刻0:01:00に通知する。
このように、基準タイミング00:00:00からの経過時間に相当するカウント値(BFN)を求めて報告(通知)タイミングを合わせ込むことにより、あらゆる測定周期に対して、また、複数の測定リソースに対して報告(通知)タイミングを一致させることができ、また、時刻変更時に測定値を実際の測定時間に応じて適宜補正することにより、適正な測定データを得ることが可能となる。
なお、本発明の実施形態の説明として、ベースバンド信号処理部13−3(#1,#2,・・・#n)から呼処理制御部13−2への測定値の報告、及び呼処理制御部13−2で測定値を取りまとめた測定データの通知のタイミングについて説明したが、本発明はこれに限定されることなく、これら測定値又は測定データ等の測定情報を、周期的に他の機能部へ報告又は通知するために送出する送出タイミングの合わせこみに適用可能である。
(付記1)装置内の各機能部に共通の基準クロックに同期するカウンタを備え、所定の周期で所定の項目を測定した測定情報を他の機能部へ送出する第1の機能部に対して、第2の機能部から時刻設定情報と、該時刻設定情報から定まる時刻に対応した前記カウンタの値とを通知する時刻設定通知ステップと、
前記第1の機能部が、
前記第2の機能部から通知された時刻設定情報及び前記カウンタの値を基に、所定の基準タイミングに対応したカウンタの値を算定する基準タイミングカウント値算定ステップと、
他の機能部から送出された測定周期の情報を含む測定開始要求を受けたとき、前記基準タイミングに対応したカウンタの値から起算した、前記測定周期の整数倍に該当するカウント値を算出する送出タイミングカウント値算定ステップと、
前記送出タイミングカウント値算定ステップで算出したカウント値に前記カウンタが達するタイミングを、測定情報送出タイミングとして設定する送出タイミング設定ステップと、
を含むことを特徴とする測定情報送出タイミング設定方法。
(付記2)前記第1の機能部は、
前記他の機能部から測定開始要求を受け、前記測定周期で測定を実施しているときに、前記第2の機能部から時刻設定情報及び前記カウンタの値の通知を受けた場合、該通知を受けたタイミングから開始する周期で測定を再開することなく測定を継続し、該通知された時刻設定情報及び前記カウンタの値の通知を基に、所定の基準タイミングに対応したカウンタの値を算定するステップと、
前記基準タイミングに対応したカウンタの値から起算した、前記測定周期の整数倍に該当するカウント値に前記カウンタが達するタイミングを、測定情報送出タイミングとして設定するステップと、
を含むことを特徴とする付記1に記載の測定情報送出タイミング設定方法。
(付記3)前記第1の機能部は、運用系と待機系の機能部を有し、両系の機能部は、前記装置内の各機能部に共通の基準クロックに同期するカウンタを備え、該両系の機能部において、前記第2の機能部から通知された時刻設定情報及び前記カウンタの値を基に、所定の基準タイミングに対応したカウンタの値を算定する基準タイミングカウント値算定ステップと、
前記運用系と待機系との切り替えの通知を受けたとき、前記運用系の機能部から待機系の機能部へ、測定周期を含む測定情報を引き継ぐステップと、
前記待機系の機能部は、前記切り替えの通知を受けた後、運用系として測定を開始し、前記切り替え前の運用系の機能部から引き継いだ測定情報と、切り替え後に測定した測定情報とを送出するタイミングとして、前記基準タイミングに対応したカウンタの値から起算した、前記測定周期の整数倍に該当するカウント値に前記カウンタが達するタイミングを設定するステップと、
を含むことを特徴とする付記1に記載の測定情報送出タイミング設定方法。
(付記4)前記他の機能部から測定開始要求を受け、前記測定周期で測定を実施しているときに、前記第2の機能部から時刻設定情報及び前記カウンタの値の通知を受けた場合、前記測定情報送出タイミングで送出する測定情報として、実際に測定した測定情報を実際に測定した区間の時間に応じ、測定周期の時間分の測定情報に換算するステップを含むことを特徴とする付記2に記載の測定情報送出タイミング設定方法。
(付記5) 装置内の各機能部に共通の基準クロックに同期するカウンタを備え、所定の周期で所定の項目を測定した測定情報を他の機能部へ送出する第1の機能部と、
前記第1の機能部に対して、時刻設定情報と、該時刻設定情報から定まる時刻に対応した前記カウンタの値とを通知する第2の機能部を有し、
前記第1の機能部はさらに、
前記第2の機能部から通知された時刻設定情報及び前記カウンタの値を基に、所定の基準タイミングに対応したカウンタの値を算定する基準タイミングカウント値算定手段と、
他の機能部から送出された測定周期の情報を含む測定開始要求を受けたとき、前記基準タイミングに対応したカウンタの値から起算した、前記測定周期の整数倍に該当するカウント値を算出する送出タイミングカウント値算定手段と、
前記送出タイミングカウント値算定手段で算出したカウント値に前記カウンタが達するタイミングを、測定情報送出タイミングとして設定する送出タイミング設定手段と、
を備えたことを特徴とする無線基地局装置。
本発明による時刻設定通知時の動作シーケンスを示す図である。 本発明による測定結果送出タイミングを示す図である。 基準タイミング(00:00:00)のカウント値(BFN)の算出フローを示す図である。 従来の測定結果報告のタイミングが一致しない動作例を示す図である。 従来の実際の測定データの並び及び整合性を考慮した測定データの並びを示す図である。 各機能部間で測定区間を合わせて同一タイミングで測定結果を報告する動作例を示す図である。 各機能部間で測定区間と送出タイミングを合わせた測定データの並びの一例を示す図である。 従来の時刻変更設定による測定データの抜け落ちの説明図である。 本発明による時刻変更設定時の測定データの連続性の説明図である。 従来の系切り替え(追い出し)制御における測定データの抜け落ちの説明図である。 本発明による系切り替え(追い出し)制御における測定データの連続性の説明図である。 時刻変更により測定区間がずれた場合の測定値の補正の具体例の説明図である。 無線基地局装置の構成の概要を示す図である。 無線基地局装置における従来の測定動作のシーケンス例を示す図である。 カウンタを用いた測定情報送出タイミング補正のシーケンス例を示す図である。 呼処理制御部にて測定結果を取りまとめて報告する従来のシーケンス例を示す図である。
符号の説明
13−1 装置監視部
13−2 呼処理制御部
13−3 ベースバンド信号処理部

Claims (4)

  1. 基準クロックをカウントするカウンタを備えると共に、装置内の各部に対する監視機能を含む第2の機能部と、前記基準クロックをカウントするカウンタ及び信号処理機能を含む複数の第1の機能部と、測定要求送出及び測定結果収集を行う機能を含む第3の機能部とを含み、所定の周期で所定の項目を測定した測定情報を送出する前記第1の機能部に対して、前記第2の機能部から時刻設定情報と、該時刻設定情報により定まる時刻に対応した前記カウンタのカウント値とを通知する時刻設定通知ステップと、
    前記第2の機能部から通知された時刻設定情報及び前記カウンタのカウント値を基に、所定の基準タイミングに対応したカウント値を算定する基準タイミングカウント値算定ステップと、
    前記第3の機能部から送出された測定周期の情報を含む測定開始要求を受け、前記基準タイミングに対応した前記カウンタのカウント値から起算した記測定周期の整数倍に相当するカウント値を算出する送出タイミングカウント値算定ステップと、
    送出タイミングカウント値算定ステップにより算出したカウント値に前記カウンタのカウント値が達するタイミングを、測定情報送出タイミングとして設定する送出タイミング設定ステップ
    を含むことを特徴とする測定情報送出タイミング設定方法。
  2. 前記第1の機能部は、前記第2の機能部から測定開始要求により、前記測定周期で測定を実施に、前記第2の機能部から時刻設定情報及び前記カウンタのカウント値の通知を受けた、該通知を受けたタイミングから開始する周期で測定を再開することなく測定を継続し、前記通知された前記時刻設定情報及び前記カウンタのカウント基に、所定の基準タイミングに対応した前記カウンタのカウント値を算定するステップと、
    前記基準タイミングに対応した前記カウンタのカウント値から起算した記測定周期の整数倍に該当するカウント値に前記カウンタのカウント値が達するタイミングを、測定情報送出タイミングとして設定するステップ
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の測定情報送出タイミング設定方法。
  3. 前記第1の機能部は、運用系と待機系の機能部を有し、両系の機能部は、前記装置内の各機能部に共通の基準クロックをカウントするカウンタを備え、該両系の機能部、前記第2の機能部から通知された時刻設定情報及び前記カウンタのカウント値を基に、所定の基準タイミングに対応したカウント値を算定する基準タイミングカウント値算定ステップと、
    前記運用系と待機系との切替通知により、前記運用系の機能部から前記待機系の機能部へ、測定周期を含む測定情報を引き継ぐステップと、
    前記待機系の機能部は、前記切替通知により、運用系として測定を開始し、前記切替前の運用系の機能部から引き継いだ測定情報と、切替後の測定情報とを送出するタイミング、前記基準タイミングに対応した前記カウンタのカウント値から起算した記測定周期の整数倍に該当するカウント値に前記カウンタのカウント値が達するタイミングに設定するステップ
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の測定情報送出タイミング設定方法。
  4. 装置内の各機能部に共通の基準クロックに同期してカウントアップするカウンタを備え、且つ所定の周期で所定の項目を測定した測定情報を送出する複数の第1の機能部と、
    第1の機能部に対して、時刻設定情報と、該時刻設定情報により定まる時刻に対応した前記カウンタのカウント値とを通知する第2の機能部とを含む構成を備え
    且つ前記第1の機能部は前記第2の機能部から通知された時刻設定情報及び前記カウンタの値を基に、所定の基準タイミングに対応したカウンタの値を算定する基準タイミングカウント値算定手段と、
    前記第1及び前記第2の機能部以外の他の機能部から送出された測定周期の情報を含む測定開始要求を受け、前記基準タイミングに対応したカウンタのカウント値から起算し、前記測定周期の整数倍に該当するカウント値を算出する送出タイミングカウント値算定手段と、
    前記送出タイミングカウント値算定手段により算出したカウント値に前記カウンタのカウント値が達するタイミングを、測定情報送出タイミングとして設定する送出タイミング設定手段と、
    を備えたことを特徴とする無線基地局装置。
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