JP5108989B1 - ファイル管理サーバ、ファイル管理プログラム、ファイル管理システム及びファイル管理方法 - Google Patents

ファイル管理サーバ、ファイル管理プログラム、ファイル管理システム及びファイル管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 ネットワークに接続された複数のクライアントで共有するファイルを管理するのに、サーバ側にファイルを保持することによって生じるリスクに対処するのに好適な、ファイル管理サーバ等を提供する。
【解決手段】 共有対象となる新規ファイルや共有中のファイルの更新ファイル等を管理サーバにアップロードすると、共有者に指定された全ての共有者がファイルをダウンロードするまでファイルを管理サーバに一時記憶しておき、全ての共有者によるダウンロードが確認されると一時記憶されたファイルを削除することによって、共有対象となるファイルが管理サーバに保持される時間が制限され、ファイルの改ざんリスクや流出リスクを抑制できる。共有中のファイルのステータスは管理サーバで管理され、クライアントから適切な間隔で管理サーバに問合せを行うことで、新規ファイルの共有や、共有中のファイルの更新や削除が必要であることを確認する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ネットワークに接続された複数のクライアントで共有するファイルを管理するファイル管理サーバ、ファイル管理プログラム、ファイル管理システム及びファイル管理方法に関するものである。
企業等においては、複数のメンバーが文書ファイルや表計算ファイルなどのファイルを共有することが多くなっているが、こうしたケースでは、各々のメンバーが利用するPC等のクライアントからネットワーク経由でアクセス可能なファイルサーバを設置し、ファイルサーバに共有対象となるファイルを保存して管理する形態が一般的である。
こうしたファイルサーバでは、ファイルの更新状況等を管理する目的で、例えば、ファイルサーバで共有しているファイルが一の共有者によって更新されると、必要な共有者を適切に選択して更新通知を行う発明や(特許文献1参照)、一の共有者が共有対象となっているファイルを自らのPCにコピーして作業する際に、PCからメールで作業中のファイルを送信して、ファイルサーバにバックアップする発明(特許文献2参照)などが開示されている。
特開2011−221871号公報 特開2005−292869号公報
上記の特許文献1及び2に記載された発明では、ファイルの共有者が操作するPC等のクライアントには、作業のためにファイルがコピーされたり、ファイルを管理するための情報が保存されたりすることはあるものの、いずれの発明でも、共有対象となるファイルはファイルサーバに保存して管理されることが前提となっている。すなわち、現在提供されているファイルサーバは、ネットワーク上にあるファイルサーバ側でファイルを保持し、共有者がファイルを利用する際にはファイルサーバかららファイルを呼び出すという構成が前提となっていることが一般的である。
ところが、ネットワーク上、特にインターネットのようなオープンなネットワーク上にファイルサーバを配置する構成をとる場合、ネットワーク上のサーバにあるファイルは悪意の第三者の標的となりやすく、ファイルサーバに保持しているファイルの不正な書換えや流出などのリスクへの対応が課題になる。
その他に、PtoPなど分散型のファイル共有システムも存在しているが、こうしたシステムではファイルを利用する各々のクライアントがサーバとしても動作することになるため、ファイルサーバの場合と同様に、ファイルを共有する各々のクライアントが悪意の第三者からの不正な攻撃に対処できるように、十分なセキュリティ対策が求められることになる。
本発明は、このような課題に対応するためになされたものであり、ネットワークに接続された複数のクライアントで共有するファイルを管理するのに、サーバ側にファイルを保持することによって生じるリスクに対処するのに好適な、ファイル管理サーバ、ファイル管理プログラム、ファイル管理システム及びファイル管理方法を提供することを目的とするものである。
このような課題を解決する本発明は、ネットワークに接続された複数のクライアントで共有するファイルを管理するファイル管理サーバであって、共有対象となる共有ファイルに対して共有者によって実行された操作履歴を含む共有ファイルに関する情報を記憶する共有ファイル情報記憶手段と、共有ファイルの作成者が操作するクライアントから、共有対象となる新規ファイルのアップロードを受け付ける新規ファイル受付手段と、前記新規ファイル受付手段がアップロードを受け付けた新規ファイルを一時記憶する第1のファイル記憶手段と、前記新規ファイル受付手段がアップロードを受け付けた新規ファイルについて、共有者に指定された全ての共有者に関する情報を含む前記新規ファイルに関する情報を、新たな共有ファイルに関する情報として前記共有ファイル情報記憶手段に登録する新規ファイル情報登録手段と、前記新規ファイルが一の共有者によってダウンロードされると、前記一の共有者によるダウンロード履歴を前記共有ファイル情報記憶手段に記録する第1のダウンロード履歴記録手段と、前記共有ファイル情報記憶手段に前記新規ファイルについて指定された全ての共有者による前記新規ファイルのダウンロード履歴が記録されると、前記ファイル記憶手段に一時記憶された前記新規ファイルを削除する第1のファイル削除手段と、ファイルの更新者が操作するクライアントから、前記共有ファイル情報記憶手段に共有ファイルに関する情報が記憶された共有ファイルが更新された更新ファイル又は前記共有ファイルの更新データのアップロードを受け付ける更新ファイル受付手段と、前記更新ファイル受付手段がアップロードを受け付けた更新ファイル又は更新データを一時記憶する第2のファイル記憶手段と、前記更新ファイル又は前記更新データが一の共有者によってダウンロードされると、前記一の共有者によるダウンロード履歴を前記共有ファイル情報記憶手段に記録する第2のダウンロード履歴記録手段と、前記共有ファイル情報記憶手段に前記共有ファイルについて指定された全ての共有者による前記更新ファイル又は前記更新データのダウンロード履歴が記録されると、前記第2のファイル記憶手段に一時記憶された前記更新ファイル又は前記更新データを削除する第2のファイル削除手段と、を備えることを特徴とするファイル管理サーバである。
本発明では、共有対象となるファイルをサーバにアップロードすると、共有者に指定された全ての共有者がファイルをダウンロードするまでの間はファイルをサーバに一時記憶しておき、全ての共有者によるダウンロードが確認されると、一時記憶されたファイルを削除するので、共有対象となるファイルがサーバで保持される時間が制限される。すなわち、共有するファイルは各々のクライアントで保持されるので、ネットワーク上にあるファイル管理サーバへの悪意の第三者の攻撃によるファイルの改ざんリスクや流出リスクを抑制するのに好適な構成となっている。
このように構成すると、一の共有者が行った共有ファイルの更新を他の共有者のクライアントに保存された共有ファイルにも反映させる構成としながら、共有ファイルを更新するための更新ファイル又は更新データがサーバ側に常時保持されることはないため、ファイルの更新に必要なデータが改ざんされたり流出したりするリスクを低減することが可能になる。
また、本発明は、前記共有ファイル情報記憶手段に記憶される共有ファイルに関する情報には、共有ファイルが一の共有者によって更新中である場合に更新不可のステータスが記録され、共有ファイルの共有者が操作するクライアントから、前記クライアントに保存された共有ファイルの更新要求を受け付ける更新要求受付手段と、前記更新要求を受け付けると、前記共有ファイル情報記憶手段に記憶された前記更新要求を受け付けた共有ファイルに関する情報のステータスを確認し、更新不可のステータスにある場合は、前記更新要求に対して更新を拒否する回答を返信し、更新不可のステータスにない場合は、前記更新要求に対して更新を許可する回答を返信するとともに、前記共有ファイル情報記憶手段に記憶された前記共有ファイルに関する情報のステータスを更新不可に変更する更新要求判定手段と、を備えることを特徴とすることもできる。本発明は、前記共有ファイル情報記憶手段に記憶される共有ファイルに関する情報には、共有ファイルの更新権限を有する共有者が指定され、前記更新要求を受け付けると、前記共有ファイル情報記憶手段に記憶された前記更新要求を受け付けた共有ファイルに関する情報の更新権限を確認し、前記共有者が更新権限を有しない場合は、前記更新要求に対して更新を拒否する回答を返信する更新権限確認手段を備えることを特徴としてもよい。
このように構成すると、一の共有者が共有ファイルを更新したい場合はサーバに問合せを行い、更新作業を行っている共有者がいる場合はサーバに他の共有者は更新不可であることがステータスとして記録されるため、同じ共有ファイルに対する更新作業が競合してしまうことを回避することが可能となっている。また、ファイルの更新要求時には更新権限を確認するよう構成することによって、ファイルの更新を一部の共有者に制限して管理することもできる。
また、本発明は、前記共有ファイル情報記憶手段に記憶される共有ファイルに関する情報には、共有ファイルの削除が認められない場合の削除不可のステータス、共有ファイルの削除権限を有する共有者の指定、の少なくとも一方が含まれ、共有ファイルの共有者が操作するクライアントから、前記共有者によって共有されている共有ファイルの削除要求を受け付ける削除要求受付手段と、前記共有ファイル情報記憶手段に記憶された前記削除要求を受け付けた共有ファイルに関する情報の削除権限を確認し、前記共有者が削除権限を有しない場合、又は、前記共有ファイル情報記憶手段に記憶された前記削除要求を受け付けた共有ファイルに関する情報のステータスを確認し、前記ステータスが削除不可である場合は、前記削除要求に対して削除を拒否する回答を返信し、削除を拒否する条件に該当しない場合は、前記削除要求に対して削除を許可する回答を返信するとともに、前記共有ファイル情報記憶手段の前記共有ファイルに関する情報のステータスに削除要求を記録する削除要求判定手段と、を備えることを特徴とすることもできる。
このように構成すると、権限のある共有者によって、競合の有無も確認しながら、共有ファイルの削除要求がサーバにステータスとして記録されるので、共有者のクライアントからは、このステータスから共有ファイルを削除すべきことが確認できる。これによって、共有ファイルについて権限のある共有者により、他の共有者のクライアントに保存された共有ファイルも削除することが可能になる。
本発明は、本発明にかかるファイル管理サーバに所定のタイミングでアクセスすることによって、ファイルの共有や更新、削除を可能にする、クライアント側に備えられるファイル管理プログラムとして特定することもできる。
本発明にかかるファイル管理プログラムは、ネットワークに接続された一のクライアントにおいて、他のクライアントと共有するファイルを管理するファイル管理プログラムであって、前記一のクライアントに、共有対象となる共有ファイルに対して共有者によって実行された操作履歴を含む共有ファイルに関する情報を記憶する共有ファイル情報記憶手段と、共有ファイルの作成者が操作するクライアントから、共有対象となる新規ファイルのアップロードを受け付ける新規ファイル受付手段と、前記新規ファイル受付手段がアップロードを受け付けた新規ファイルを一時記憶する第1のファイル記憶手段と、前記新規ファイル受付手段がアップロードを受け付けた新規ファイルについて、共有者に指定された全ての共有者に関する情報を含む前記新規ファイルに関する情報を、新たな共有ファイルに関する情報として前記共有ファイル情報記憶手段に登録する新規ファイル情報登録手段と、前記新規ファイルが一の共有者によってダウンロードされると、前記一の共有者によるダウンロード履歴を前記共有ファイル情報記憶手段に記録する第1のダウンロード履歴記録手段と、前記共有ファイル情報記憶手段に前記新規ファイルについて指定された全ての共有者による前記新規ファイルのダウンロード履歴が記録されると、前記ファイル記憶手段に一時記憶された前記新規ファイルを削除する第1のファイル削除手段と、ファイルの更新者が操作するクライアントから、前記共有ファイル情報記憶手段に共有ファイルに関する情報が記憶された共有ファイルが更新された更新ファイル又は前記共有ファイルの更新データのアップロードを受け付ける更新ファイル受付手段と、前記更新ファイル受付手段がアップロードを受け付けた更新ファイル又は更新データを一時記憶する第2のファイル記憶手段と、前記更新ファイル受付手段が更新ファイル又は更新データのアップロードを受け付けると、前記共有ファイル情報記憶手段に記憶された前記共有ファイルに関する情報のステータスに更新有と記録する更新情報記録手段と、前記更新ファイル又は前記更新データが一の共有者によってダウンロードされると、前記一の共有者によるダウンロード履歴を前記共有ファイル情報記憶手段に記録する第2のダウンロード履歴記録手段と、前記共有ファイル情報記憶手段に前記共有ファイルについて指定された全ての共有者による前記更新ファイル又は前記更新データのダウンロード履歴が記録されると、前記第2のファイル記憶手段に一時記憶された前記更新ファイル又は前記更新データを削除する第2のファイル削除手段と、を備えるファイル管理サーバに、所定のタイミングでアクセスして、前記共有ファイル情報記憶手段に前記一のクライアントの操作者が共有者として指定された新規ファイルのリストを要求するステップと、前記要求に対して前記ファイル管理サーバから新規ファイルのリストを受信し、受信したリストから前記操作者が選択した新規ファイルのダウンロードを、前記ファイル管理サーバに要求するステップと、前記ファイル管理サーバに、所定のタイミングでアクセスして、前記共有ファイル情報記憶手段に前記一のクライアントの操作者が共有者として指定され、ステータスに更新有と記録された共有ファイルのリストを要求するステップと、前記要求に対して前記ファイル管理サーバから共有ファイルのリストを受信し、受信したリストから前記操作者が選択した共有ファイルの更新ファイル又は更新データのダウンロードを、前記ファイル管理サーバに要求するステップと、を実行させることを特徴とするファイル管理プログラムである。
また、本発明にかかるファイル管理プログラムは、前記ファイル管理サーバには、前記共有ファイル情報記憶手段に記憶される共有ファイルに関する情報に、共有ファイルが一の共有者によって更新中である場合に更新不可のステータスが記録され、共有ファイルの共有者が操作するクライアントから、前記クライアントに保存された共有ファイルの更新要求を受け付ける更新要求受付手段と、前記更新要求を受け付けると、前記共有ファイル情報記憶手段に記憶された前記更新要求を受け付けた共有ファイルに関する情報のステータスを確認し、更新不可のステータスにある場合は、前記更新要求に対して更新を拒否する回答を返信し、更新不可のステータスにない場合は、前記更新要求に対して更新を許可する回答を返信するとともに、前記共有ファイル情報記憶手段に記憶された前記共有ファイルに関する情報のステータスを更新不可に変更する更新要求判定手段と、を備えていて、前記一のクライアントに、一の共有ファイルに対する更新操作が行われると、前記ファイル管理サーバに前記共有ファイルの更新要求を送信するステップと、前記更新要求に対して、前記ファイル管理サーバから更新を拒否する回答を受信すると、前記共有ファイルに対する更新操作による更新処理を中止するステップと、を実行させることを特徴とすることもできる。
また、本発明にかかるファイル管理プログラムは、前記ファイル管理サーバには、前記共有ファイル情報記憶手段に記憶される共有ファイルに関する情報には、共有ファイルの削除が認められない場合の削除不可のステータス、共有ファイルの削除権限を有する共有者の指定、の少なくとも一方が含まれ、共有ファイルの共有者が操作するクライアントから、前記共有者によって共有されている共有ファイルの削除要求を受け付ける削除要求受付手段と、前記共有ファイル情報記憶手段に記憶された前記削除要求を受け付けた共有ファイルに関する情報の削除権限を確認し、前記共有者が削除権限を有しない場合、又は、前記共有ファイル情報記憶手段に記憶された前記削除要求を受け付けた共有ファイルに関する情報のステータスを確認し、前記ステータスが削除不可である場合は、前記削除要求に対して削除を拒否する回答を返信し、削除を拒否する条件に該当しない場合は、前記削除要求に対して削除を許可する回答を返信するとともに、前記共有ファイル情報記憶手段の前記共有ファイルに関する情報のステータスに削除要求を記録する削除要求判定手段と、を備えていて、前記一のクライアントに、一の共有ファイルに対する削除操作が行われると、前記ファイル管理サーバに前記共有ファイルの削除要求を送信するステップと、前記ファイル管理サーバに所定のタイミングでアクセスして、前記共有ファイル情報記憶手段に前記一のクライアントの操作者が共有者として指定されていて、ステータスに削除要求と記録されている共有ファイルのリストを要求するステップと、前記要求に対して前記ファイル管理サーバからステータスに削除要求と記録されている共有ファイルのリストを受信すると、受信したリストに含まれる共有ファイルを削除するステップと、を実行させることを特徴とすることもできる。
本発明は、本発明にかかるファイル管理サーバとファイル管理プログラムによって構成される、ファイル管理システムとして特定することもできる。
本発明にかかるファイル管理システムは、ネットワークに接続された複数のクライアントで共有するファイルを管理するファイル管理サーバと、前記クライアントにそれぞれ備えられるファイル管理プログラムからなる複数のクライアントでファイルを共有するためのファイル管理システムであって、前記ファイル管理サーバは、共有対象となる共有ファイルに対して共有者によって実行された操作履歴を含む共有ファイルに関する情報を記憶する共有ファイル情報記憶手段と、共有ファイルの作成者が操作するクライアントから、共有対象となる新規ファイルのアップロードを受け付ける新規ファイル受付手段と、前記新規ファイル受付手段がアップロードを受け付けた新規ファイルを一時記憶する第1のファイル記憶手段と、前記新規ファイル受付手段がアップロードを受け付けた新規ファイルについて、共有者に指定された全ての共有者に関する情報を含む前記新規ファイルに関する情報を、新たな共有ファイルに関する情報として前記共有ファイル情報記憶手段に登録する新規ファイル情報登録手段と、前記新規ファイルが一の共有者によってダウンロードされると、前記一の共有者によるダウンロード履歴を前記共有ファイル情報記憶手段に記録する第1のダウンロード履歴記録手段と、前記共有ファイル情報記憶手段に前記新規ファイルについて指定された全ての共有者による前記新規ファイルのダウンロード履歴が記録されると、前記ファイル記憶手段に一時記憶された前記新規ファイルを削除する第1のファイル削除手段と、ファイルの更新者が操作するクライアントから、前記共有ファイル情報記憶手段に共有ファイルに関する情報が記憶された共有ファイルが更新された更新ファイル又は前記共有ファイルの更新データのアップロードを受け付ける更新ファイル受付手段と、前記更新ファイル受付手段がアップロードを受け付けた更新ファイル又は更新データを一時記憶する第2のファイル記憶手段と、前記更新ファイル受付手段が更新ファイル又は更新データのアップロードを受け付けると、前記共有ファイル情報記憶手段に記憶された前記共有ファイルに関する情報のステータスに更新有と記録する更新情報記録手段と、前記更新ファイル又は前記更新データが一の共有者によってダウンロードされると、前記一の共有者によるダウンロード履歴を前記共有ファイル情報記憶手段に記録する第2のダウンロード履歴記録手段と、前記共有ファイル情報記憶手段に前記共有ファイルについて指定された全ての共有者による前記更新ファイル又は前記更新データのダウンロード履歴が記録されると、前記第2のファイル記憶手段に一時記憶された前記更新ファイル又は前記更新データを削除する第2のファイル削除手段と、を備えていて、前記ファイル管理プログラムは、前記ファイル管理プログラムが備えられたクライアントに、前記ファイル管理サーバに、所定のタイミングでアクセスして、前記共有ファイル情報記憶手段に前記クライアントの操作者が共有者として指定された新規ファイルのリストを要求するステップと、前記要求に対して前記ファイル管理サーバから新規ファイルのリストを受信し、受信したリストから前記操作者が選択した新規ファイルのダウンロードを、前記ファイル管理サーバに要求するステップと、前記ファイル管理サーバに、所定のタイミングでアクセスして、前記共有ファイル情報記憶手段に前記一のクライアントの操作者が共有者として指定され、ステータスに更新有と記録された共有ファイルのリストを要求するステップと、前記要求に対して前記ファイル管理サーバから共有ファイルのリストを受信し、受信したリストから前記操作者が選択した共有ファイルの更新ファイル又は更新データのダウンロードを、前記ファイル管理サーバに要求するステップと、を実行させることを特徴とするファイル管理システム。
また、本発明にかかるファイル管理システムは、前記ファイル管理サーバには、前記共有ファイル情報記憶手段に記憶される共有ファイルに関する情報に、共有ファイルが一の共有者によって更新中である場合に更新不可のステータスが記録され、共有ファイルの共有者が操作するクライアントから、前記クライアントに保存された共有ファイルの更新要求を受け付ける更新要求受付手段と、前記共有ファイル情報記憶手段に記憶された前記更新要求を受け付けた共有ファイルに関する情報のステータスを確認し、更新不可のステータスにある場合は、前記更新要求に対して更新を拒否する回答を返信し、更新不可のステータスにない場合は、前記更新要求に対して更新を許可する回答を返信するとともに、前記共有ファイル情報記憶手段に記憶された前記共有ファイルに関する情報のステータスを更新不可に変更する更新要求判定手段と、を備えていて、前記ファイル管理プログラムは、前記ファイル管理プログラムが備えられたクライアントに、一の共有ファイルに対する更新操作が行われると、前記ファイル管理サーバに前記共有ファイルの更新要求を送信するステップと、前記更新要求に対して、前記ファイル管理サーバから更新を拒否する回答を受信すると、前記共有ファイルに対する更新操作による更新処理を中止するステップと、を実行させることを特徴とすることもできる。前記ファイル管理サーバには、前記共有ファイル情報記憶手段に記憶される共有ファイルに関する情報に、共有ファイルの更新権限を有する共有者が指定され、前記更新要求を受け付けると、前記共有ファイル情報記憶手段に記憶された前記更新要求を受け付けた共有ファイルに関する情報の更新権限を確認し、前記共有者が更新権限を有しない場合は、前記更新要求に対して更新を拒否する回答を返信する更新権限確認手段を備えることを特徴としてもよい。
また、本発明にかかるファイル管理システムは、前記ファイル管理サーバには、前記共有ファイル情報記憶手段に記憶される共有ファイルに関する情報には、共有ファイルの削除が認められない場合の削除不可のステータス、共有ファイルの削除権限を有する共有者の指定、の少なくとも一方が含まれ、共有ファイルの共有者が操作するクライアントから、前記共有者によって共有されている共有ファイルの削除要求を受け付ける削除要求受付手段と、前記共有ファイル情報記憶手段に記憶された前記削除要求を受け付けた共有ファイルに関する情報の削除権限を確認し、前記共有者が削除権限を有しない場合、又は、前記共有ファイル情報記憶手段に記憶された前記削除要求を受け付けた共有ファイルに関する情報のステータスを確認し、前記ステータスが削除不可である場合は、前記削除要求に対して削除を拒否する回答を返信し、削除を拒否する条件に該当しない場合は、前記削除要求に対して削除を許可する回答を返信するとともに、前記共有ファイル情報記憶手段の前記共有ファイルに関する情報のステータスに削除要求を記録する削除要求判定手段と、を備えていて、前記ファイル管理プログラムは、前記ファイル管理プログラムが備えられたクライアントに、前記ファイル管理サーバに所定のタイミングでアクセスして、前記共有ファイル情報記憶手段に前記一のクライアントの操作者が共有者として指定されていて、ステータスに削除要求と記録されている共有ファイルのリストを要求するステップと、前記要求に対して前記ファイル管理サーバからステータスに削除要求と記録されている共有ファイルのリストを受信すると、受信したリストに含まれる共有ファイルを削除するステップと、を実行させることを特徴とすることもできる。
また、本発明は、本発明にかかるファイル管理システムによって実行される、ファイル管理方法として特定することもできる。
本発明にかかるファイル管理方法は、ネットワークに接続された複数のクライアントで共有するファイルを管理するファイル管理サーバと、前記複数のクライアントによって実行される複数のクライアントでファイルを共有するためのファイル管理方法であって、前記ファイル管理サーバが、共有ファイルの作成者が操作するクライアントから、共有対象となる新規ファイルのアップロードを受け付ける新規ファイル受付ステップと、前記ファイル管理サーバが、前記新規ファイル受付ステップでアップロードを受け付けた新規ファイルを所定の記憶領域に一時記憶させる第1のファイル記憶ステップと、前記ファイル管理サーバが、前記新規ファイル受付ステップでアップロードを受け付けた新規ファイルについて、共有者に指定された全ての共有者に関する情報を含む前記新規ファイルに関する情報を、新たな共有ファイルに関する情報として、共有対象となる共有ファイルに対して共有者によって実行された操作履歴を含む共有ファイルに関する情報を記憶する共有ファイル情報記憶手段に登録する新規ファイル情報登録ステップと、前記複数のクライアントに含まれる一の共有者が操作するクライアントが、前記ファイル管理サーバに、所定のタイミングでアクセスして、前記共有ファイル情報記憶手段に前記クライアントの操作者が共有者として指定された新規ファイルのリストを要求する新規ファイルリスト要求ステップと、前記クライアントが、前記要求に対して前記ファイル管理サーバから新規ファイルのリストを受信し、受信したリストから前記操作者が選択した新規ファイルのダウンロードを、前記ファイル管理サーバに要求する新規ファイルダウンロード要求ステップと、前記ファイル管理サーバが、前記新規ファイルが一の共有者によってダウンロードされると、前記一の共有者によるダウンロード履歴を前記共有ファイル情報記憶手段に記録する第1のダウンロード履歴記録ステップと、前記ファイル管理サーバが、前記共有ファイル情報記憶手段に前記新規ファイルについて指定された全ての共有者による前記新規ファイルのダウンロード履歴が記録されると、前記所定の記憶領域に一時記憶された前記新規ファイルを削除する第1のファイル削除ステップと、前記ファイル管理サーバが、ファイルの更新者が操作するクライアントから、前記共有ファイル情報記憶手段に共有ファイルに関する情報が記憶された共有ファイルが更新された更新ファイル又は前記共有ファイルの更新データのアップロードを受け付ける更新ファイル受付ステップと、前記ファイル管理サーバが、前記更新ファイル受付ステップでアップロードを受け付けた更新ファイル又は更新データを所定の記憶領域に一時記憶させる第2のファイル記憶ステップと、前記ファイル管理サーバが、前記更新ファイル受付ステップで更新ファイル又は更新データのアップロードを受け付けると、前記共有ファイル情報記憶手段の前記共有ファイルに関する情報のステータスに更新有と記録する更新情報記録ステップと、前記クライアントが、前記ファイル管理サーバに、所定のタイミングでアクセスして、前記共有ファイル情報記憶手段に前記一のクライアントの操作者が共有者として指定され、ステータスに更新有と記録された共有ファイルのリストを要求する更新ファイルリスト要求ステップと、前記クライアントが、前記要求に対して前記ファイル管理サーバから共有ファイルのリストを受信し、受信したリストから前記操作者が選択した共有ファイルの更新ファイル又は更新データのダウンロードを、前記ファイル管理サーバに要求する更新ファイルダウンロード要求ステップと、前記ファイル管理サーバが、前記更新ファイル又は前記更新データが一の共有者によってダウンロードされると、前記一の共有者によるダウンロード履歴を前記共有ファイル情報記憶手段に記録する第2のダウンロード履歴記録ステップと、前記ファイル管理サーバが、前記共有ファイル情報記憶手段に前記共有ファイルについて指定された全ての共有者による前記更新ファイル又は前記更新データのダウンロード履歴が記録されると、前記所定の記憶領域に一時記憶された前記更新ファイル又は前記更新データを削除する第2のファイル削除ステップと、を有することを特徴とするファイル管理方法である。
また、本発明にかかるファイル管理方法は、前記ファイル管理サーバの前記共有ファイル情報記憶手段に記憶される共有ファイルに関する情報には、共有ファイルが一の共有者によって更新中である場合に更新不可のステータスが記録され、前記複数のクライアントに含まれる一の共有者が操作するクライアントが、一の共有ファイルに対する更新操作が行われると、前記ファイル管理サーバに前記共有ファイルの更新要求を送信する更新要求送信ステップと、前記ファイル管理サーバが、前記クライアントから前記更新要求を受け付ける更新要求受付ステップと、前記ファイル管理サーバが、前記共有ファイル情報記憶手段に記憶された前記更新要求を受け付けた共有ファイルに関する情報のステータスを確認し、更新不可のステータスにある場合は、前記更新要求に対して更新を拒否する回答を返信し、更新不可のステータスにない場合は、前記更新要求に対して更新を許可する回答を返信するとともに、前記共有ファイル情報記憶手段に記憶された前記共有ファイルに関する情報のステータスを更新不可に変更する更新要求判定ステップと、前記クライアントが、前記更新要求に対して、前記ファイル管理サーバから更新を拒否する回答を受信すると、前記共有ファイルに対する更新操作による更新処理を中止する更新処理中止ステップと、を有することを特徴とすることもできる。前記ファイル管理サーバの前記共有ファイル情報記憶手段に記憶される共有ファイルに関する情報には、共有ファイルの更新権限を有する共有者が指定され、前記ファイル管理サーバが、前記共有ファイル情報記憶手段に記憶された前記更新要求を受け付けた共有ファイルに関する情報の更新権限を確認し、前記共有者が更新権限を有しない場合は、前記更新要求に対して更新を拒否する回答を返信する更新権限確認ステップを有することを特徴としてもよい。
また、本発明にかかるファイル管理方法は、前記ファイル管理サーバの前記共有ファイル情報記憶手段に記憶される共有ファイルに関する情報には、共有ファイルの削除が認められない場合の削除不可のステータス、共有ファイルの削除権限を有する共有者の指定、の少なくとも一方が含まれ、前記複数のクライアントに含まれる一の共有者が操作するクライアントが、一の共有ファイルに対する削除操作が行われると、前記ファイル管理サーバに前記共有ファイルの削除要求を送信する削除要求送信ステップと、前記ファイル管理サーバが、前記クライアントから前記削除要求を受け付ける削除要求受付ステップと、前記ファイル管理サーバが、前記共有ファイル情報記憶手段に記憶された前記削除要求を受け付けた共有ファイルに関する情報の削除権限を確認し、前記共有者が削除権限を有しない場合、又は、前記共有ファイル情報記憶手段に記憶された前記削除要求を受け付けた共有ファイルに関する情報のステータスを確認し、前記ステータスが削除不可である場合は、前記削除要求に対して削除を拒否する回答を返信し、削除を拒否する条件に該当しない場合は、前記削除要求に対して削除を許可する回答を返信するとともに、前記共有ファイル情報記憶手段の前記共有ファイルに関する情報のステータスに削除要求を記録する削除要求判定ステップと、前記複数のクライアントに含まれる一の共有者が操作するクライアントが、前記ファイル管理サーバに所定のタイミングでアクセスして、前記共有ファイル情報記憶手段に前記クライアントの操作者が共有者として指定されていて、ステータスに削除要求と記録されている共有ファイルのリストを要求する共有ファイルリスト要求ステップと、前記クライアントが、前記要求に対して前記ファイル管理サーバからステータスに削除要求と記録されている共有ファイルのリストを受信すると、受信したリストに含まれる共有ファイルを削除するファイル削除ステップと、を有することを特徴とすることもできる。
本発明によると、ネットワークに接続された複数のクライアントでファイルを共有する際に、共有対象となるファイルはクライアント側で保持され、ネットワーク上にあるサーバ側にファイルが保持される時間を、新規ファイルの共有時や共有ファイルの更新時のみに制限することができるため、サーバにあるファイルが改ざんされたり、流出したりするリスクを抑制することが可能となる。
また、ファイルが保持されていないときにも、サーバ側では共有ファイルのステータスが管理されているため、クライアントからこのステータスを確認することによって、共有ファイルの更新や削除の作業が競合してしまうことを防止したり、権限者の要求によって全てのクライアントにある共有ファイルを削除したりすることが可能となっている。
本発明の実施形態の概要を示す図である。 本発明にかかるファイル管理システムの構成を示すブロック図である。 本発明によって新たに作成したファイルを共有する際の、クライアント−サーバ間の処理フローを示す第1の図である。 本発明によって新たに作成したファイルを共有する際の、クライアント−サーバ間の処理フローを示す第2の図である。 本発明によって新たに作成したファイルを共有する際の、クライアント−サーバ間の処理フローを示す第3の図である。 本発明によって共有中のファイルを更新する際の、クライアント−サーバ間の処理フローを示す第1の図である。 本発明によって共有中のファイルを更新する際の、クライアント−サーバ間の処理フローを示す第2の図である。 本発明によって共有中のファイルを更新する際の、クライアント−サーバ間の処理フローを示す第3の図である。 本発明によって共有中のファイルを更新する際の、クライアント−サーバ間の処理フローを示す第4の図である。 本発明によって共有中のファイルを更新する際の、クライアント−サーバ間の処理フローを示す第5の図である。 本発明によって共有中のファイルを削除する際の、クライアント−サーバ間の処理フローを示す第1の図である。 本発明によって共有中のファイルを削除する際の、クライアント−サーバ間の処理フローを示す第2の図である。 本発明によって共有中のファイルを削除する際の、クライアント−サーバ間の処理フローを示す第3の図である。 本発明にかかるファイル管理サーバのファイル管理テーブルの一例を示す図である。 本発明において、新規ファイルを作成してアップロードするフローを示すフローチャートである。 本発明において、新規ファイルをダウンロードして共有するフローを示すフローチャートである。 本発明において、共有中のファイルを更新してアップロードするフローを示すフローチャートである。 本発明において、共有中のファイルの削除要求を管理サーバに書き込むフローを示すフローチャートである。 本発明において、ファイルを共有中のクライアントからサーバに問合せを行うフローを示すフローチャートである。
本発明を実施するための形態について、図面を用いて以下に詳細に説明する。尚、以下の説明は本発明の実施形態の一例を示したものであって、本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。
図1は、本発明の実施形態の概要を示している。本発明は、インターネット等のネットワーク上にある管理サーバ(ファイル管理サーバ)と、文書ファイルや表計算ファイル等のファイルを共有するPC等の複数のクライアントによって実施される。
インターネット等のネットワーク上にある管理サーバには、共有対象となるファイルを管理するプログラム、共有対象となるファイルに関する情報を管理するためのデータベース、共有対象となるファイル等を一時記憶させるための一時ストレージが備えられる。
インターネット等のネットワークを介して管理サーバにアクセス可能な複数のクライアント(クライアントA、B、C・・・)には、共有対象となるファイルを管理するプログラム、共有対象となるファイルに関する情報を管理するためのデータベース、共有対象となるファイルを格納するためのストレージが備えられる。
管理サーバのデータベースには、共有対象となるファイルのファイル名、ファイル属性、ファイルに対する取り扱いを規定するポリシー(更新や削除の権限等)、ファイルステータス等の項目を含んだ、共有対象となるファイルに関する情報を管理するファイル管理テーブルが設けられる。共有対象となるファイルに対する操作履歴や、ファイルのステータス(更新の可否等)はこのファイル管理テーブルで管理されるが、共有対象となるファイルそのものの実態は管理サーバにはない状態で、ファイルが共有される。また、クライアントがネットワークに接続できないケース等に備えて、このファイル管理テーブルと同様のテーブルを各々のクライアントのデータベースにも設け、管理サーバのファイル管理テーブルと同期させるように構成することが好ましい。
各々のクライアントは、ファイルを管理するプログラムによって、適切な間隔を置いて管理サーバにアクセスして、各々のクライアントに格納されている共有対象であるファイルのステータス等についての問合せを行う。その際に、自らが共有者に指定された新規ファイル、自らが共有しているファイルの更新ファイル等があれば、それらのファイルをダウンロードしてクライアントのストレージに格納、又はクライアントのストレージに格納されたファイルの更新等を行う。ステータスに削除要求がある場合は、クライアントのストレージに格納されたファイルを削除する。
逆に、クライアントから共有対象となる新規ファイルをアップロードすることや、共有しているファイルの更新ファイル等を管理サーバにアップロードすることも可能で、その場合、新規ファイルや更新ファイル等は管理サーバの一時ストレージに一時記憶され、全ての共有者が新規ファイルや更新ファイル等をダウンロードすると、それらを一時ストレージから削除することによって、ファイルの実態が管理サーバにある時間を制限し、アップロードされたファイルの改ざんや流出のリスクを抑制する。
また、管理サーバのファイル管理テーブルでは、一のクライアントで共有対象であるファイルの更新作業を行っている間は、ステータスと更新不可にして管理し、他のクライアントから更新要求があった場合は更新処理を中止させることによって、更新が競合することを回避し、各々のクライアントに格納されたファイルの同一性を維持している。
図2は、本発明にかかるファイル管理システムの構成を示している。インターネット等のネットワーク上にある管理サーバ10は、本発明にかかるファイル管理サーバに対応する。クライアント20、30は、それぞれ本発明によってファイルを共有するクライアントであって、ファイル共有プログラム23、33が、クライアントに備えられる本発明にかかるファイル管理プログラムに対応する。
管理サーバ10は、インターネット等のネットワークに接続可能なサーバコンピュータであって、その物理的な構成は特に限定されるものではないが、CPU、メインメモリ、HDD等の補助記憶装置を備えた、一般的なコンピュータを用いることができる。管理サーバ10における所定の機能は、補助記憶装置に格納されたアプリケーションプログラムがメインメモリに呼び出され、CPUで演算処理を行うことによって実現される。
クライアント20、30には、インターネット等のネットワークに接続可能なPC等のコンピュータを用いることができるが、その物理的な構成は特に限定されるものではない。クライアント20、30にPCを用いる場合、PCにはCPU、メインメモリ、HDD等の補助記憶装置が備えられ、クライアント20、30における所定の機能は、補助記憶装置に格納されたアプリケーションプログラムがメインメモリに呼び出され、CPUで演算処理を行うことによって実現される。
管理サーバ10には、演算処理部11、通信制御部12、ファイル管理プログラム13、ファイル管理テーブル14、ファイル一時記憶部15が備えられている。ファイル管理プログラム13は、メインメモリ、CPU等からなる演算処理部11に読み出され、演算処理が実行されることによって所定の機能が実現される。通信制御部12は、インターネット等のネットワークに接続してデータ通信にかかる処理を実行する。ファイル管理テーブル14、ファイル一時記憶部15には、HDD等の所定の記憶領域が割り当てられる。
クライアント20には、演算処理部21、通信制御部22、ファイル管理プログラム23、ファイル管理テーブル24、ファイル格納部25が備えられている。ファイル管理プログラム23は、メインメモリ、CPU等からなる演算処理部21に読み出され、演算処理が実行されることによって所定の機能が実現される。通信制御部22は、インターネット等のネットワークに接続してデータ通信にかかる処理を実行する。ファイル管理テーブル24、ファイル格納部25には、HDD等の所定の記憶領域が割り当てられる。クライアント20とファイルを共有するクライアント30についても、同様の構成となる。
以上の構成を前提にして、本発明によってファイルを共有するための管理サーバとクライアントの処理フローを、図3〜図13と、図15〜図19のフローチャートに沿って、以下に説明する。
図3〜図5は、本発明によって新たに作成したファイルを共有する際の、クライアント−サーバ間の処理フローについて、クライアントAの操作者が作成したファイルXを、クライアントAとクライアントBで共有する例を示している。図15の新規ファイルを作成してアップロードするフローを示すフローチャート、図16の新規ファイルをダウンロードして共有するフローを示すフローチャートとあわせて、本発明によって新規ファイルを共有する流れについて説明する。
まず、図3に示したように、クライアントA(クライアント20)においてユーザがファイルXを作成して、このファイルをファイル格納部25に保存するとともに、クライアントA、Bで共有することをリクエストする操作を行うと(S11)、ファイル管理プログラム23が起動されて、管理サーバ10に新規ファイルのアップロード要求が送信される(S12)。このリクエストには新規ファイルの共有者として、クライアントA、Bの指定が含まれている。
新規ファイルのアップロード要求を受け付けた管理サーバ10では、ファイル管理プログラム13が起動されて、ファイル管理テーブル14にアップロードを受け付ける新規ファイルのエントリを追加し、ファイルのステータスには「新規」であることを記録する(S13)。
図14は、ファイル管理テーブル14に記憶される、共有対象となるファイルに関するエントリの一例を示したものであり、ここに含まれる項目は限定されるものではないが、ファイル名、ファイル属性、共有者と各々の共有者が共有ファイルに対して実行できる操作の権限、ファイルに対して実行された操作の履歴、ファイルのステータス(ここでは新規の共有ファイルなので「新規」)などを含むことができる。これらの情報は、クライアントAからのアップロード要求に指定することとしてもよいし、管理サーバ10側で、所定のルールや管理者の操作に基づいて設定されることとしてもよい。
ファイル管理テーブル14に新規ファイルのエントリが追加されると、クライアントAにファイルのアップロードが可能になったことが通知され、ユーザはクライアントAからファイルXをアップロードする(S14)。アップロードを受け付けた管理サーバ10では、ファイルXをファイル一時記憶部15に書き込んで、一時記憶させる(S15)。尚、このタイミングでファイル管理テーブル14に書き込まれたファイルXに関する情報の全部又は一部を、クライアントAのファイル管理テーブル24にも保存することとしてもよい。
管理サーバ10を用いてファイルを共有するクライアント、ここではクライアントA(クライアント20)とクライアントB(クライアント30)は、ファイル管理プログラム23、33によって、例えば、10分に1回、1時間に1回といった適切な間隔を置いて管理サーバ10に問合せを行って、自らが共有対象となっている新規ファイルや、自らが共有している共有ファイルの更新や削除などの要求がないかを確認する。その動作については後に詳述するが、かかる問合せによって、ファイルXの共有者に指定されたクライアントB(クライアント30)で新規ファイルをダウンロードする際の処理を示したのが、図4と、図16のフローチャートである。
ファイルXが管理サーバ10にアップロードされた後に、クライアントBから管理サーバ10に問合せが行われると、図4に示したように、クライアントBが共有者に指定された新規ファイルが存在することが、ファイル管理テーブル14を検索することによって確認される。これに対して、クライアントBから新規ファイルであるファイルXのダウンロード要求を行うと(S21)、管理サーバ10ではファイル管理プログラム13が起動され、ファイル管理テーブル14に記憶されたファイルXに関する情報のファイルポリシーを照合し、クライアントBのダウンロード権限(図14の例では「共有」の権限)を確認する(S22)。権限がなければダウンロード処理は中止される。
ダウンロード権限があることが確認されると、ファイルXのダウンロード処理が実行され(S23、S24)、クライアントBのファイル格納部35に保存される。ここで、クライアントBのファイル管理テーブル34にも、ファイル管理テーブル14に書き込まれたファイルXに関する情報の全部又は一部を保存することとしてもよい。
ファイルXのクライアントBへのダウンロードが完了すると、ファイル管理テーブル14に記憶されたファイルXに関する情報には、共有者であるクライアントBが新規ファイルをダウンロードした履歴が書き込まれる。ファイルXに指定された全ての共有者のクライアントについてのダウンロード履歴が記録されたことが確認されると(S25)、図5に示したように、ファイル一時記憶部15に一時記憶されたファイルXは削除され(S26)、ファイルXに関する情報のステータスは「共有中」等に変更される。
尚、ここで管理サーバ10にアップロードするファイルXは、クライアントAにおいて暗号化してアップロードされ、ダウンロードした際にはクライアントBで復号化されるよう構成することが、セキュリティの観点からは好ましい。この点は、後に説明する更新ファイル又は更新データのアップロード、ダウンロードについても同様である。
また、ファイルXが破損することなくアップロード、ダウンロードされたことを検証できるようにするために、ハッシュ関数などによるファイルの完全性検証の手段を併用することとしてもよい。この点は、後に説明する更新ファイル又は更新データのアップロード、ダウンロードについても同様である。
図6〜図10は、本発明によって共有中のファイルを更新する際の、クライアント−サーバ間の処理フローについて、クライアントAとクライアントBで共有されているファイルXを、クライアントAで更新する例を示している。図17の共有中のファイルを更新してアップロードするフローを示すフローチャートとあわせて、本発明によって共有ファイルを更新する流れについて説明する。
クライアントA(クライアント20)において、クライアントBと共有中のファイルXを更新したい場合、共有中のファイルXの更新をリクエストする操作を行うと(S31)、ファイル管理プログラム23が起動されて、管理サーバ10に共有中のファイルXの更新要求が送信される(S32)。
更新要求を受け付けた管理サーバ10では、ファイル管理プログラム13が起動され、ファイル管理テーブル14に記憶されたファイルXに関する情報のステータスとファイルポリシーを照合し、ファイルXのステータスと、クライアントAによるファイルXの更新権限(図14の例では「更新」の権限)を確認する(S33)。
ファイルXのステータスが更新不可の状態になく、更新要求を行った共有者にファイルXの更新権限がある場合は、クライアントAには更新を許可する回答が送信され、ファイル管理テーブル14に記憶されたファイルXに関する情報のステータスが「更新中」等の他のクライアントからは更新不可となるステータスに変更される(S34)。一方、ファイルXのステータスが更新不可の状態にある場合や、更新要求を行った共有者にファイルXの更新権限がない場合には、更新要求を拒否する回答が送信され、クライアント側での更新処理は中止される。
例えば、クライアントAがファイルXの更新要求を行った際に、ステータスが「共有中」等の更新不可でない状態にあり、クライアントAによる更新権限が確認されれば、クライアントAには更新を許可する回答が送信されるとともに、図6に示したように、更新処理が競合しないようにファイルXのステータスが「更新中」等に変更される。この状態で、図7に示したように、他のクライアントであるクライアントBから更新要求があったとしても、更新不可のステータスである「更新中」のステータスが記録されているため、クライアントBからの更新要求は拒否されることになる。
ファイルXの更新が許可されたクライアントAでは、ユーザがファイル格納部25からファイルXを読み出して更新作業を実行し(S35)、更新作業が完了したらファイル管理プログラム23を起動して、更新されたファイル全体である更新ファイル、又は更新前と更新後のファイルの差分(更新ファイルの一部)や更新内容が特定できる修正情報である更新データを、管理サーバ10にアップロードする(S36、S37)。
更新ファイル又は更新データのアップロードを受け付けた管理サーバ10では、図8に示したように、ファイルXの更新ファイル又は更新データをファイル一時記憶部15に書き込んで、一時記憶させる。さらに、ファイル管理テーブル14に記憶されたファイルXに関する情報のステータスを「更新中」等の他のクライアントからは更新不可となるステータスから、「更新有」等のファイルXが更新されたことを示すステータスに変更する(S38)。
ファイルXを共有しているクライアントBからは、先に説明したように、ファイル管理プログラム33によって適切な間隔を置いて管理サーバ10に問合せが行われるので、ファイルXの更新後にクライアントBからの問合せが行われると、図9に示したように、自らが共有対象となっているファイルXのステータスが「更新有」となっていることから、ファイルXが更新されたことが検知される。
そこで、クライアントBは管理サーバ10にファイルXの更新ファイル又は更新データのダウンロード要求を行って、図10に示したように、ファイルXの更新ファイル又は更新データのダウンロード処理が実行される。クライアントBへのダウンロードが完了すると、ファイル管理テーブル14に記憶されたファイルXに関する情報には、共有者であるクライアントBが更新ファイル又は更新データをダウンロードした履歴が書き込まれる。
ファイルXに指定された全ての共有者のクライアントについて更新ファイル又は更新データのダウンロード履歴が記録されたことが確認されると、ファイル一時記憶部15に一時記憶されたファイルXの更新ファイル又は更新データは削除され、ファイルXに関する情報のステータスは「共有中」等の更新が可能な状態に変更される。
図11〜図13は、本発明によって共有中のファイルを削除する際の、クライアント−サーバ間の処理フローについて、クライアントAとクライアントBで共有されているファイルXを、クライアントAからの要求で削除する例を示している。図18の共有中のファイルの削除要求を管理サーバに書き込むフローを示すフローチャートとあわせて、本発明によって共有ファイルを削除する流れについて説明する。
クライアントA(クライアント20)において、クライアントBと共有中のファイルXを削除したい場合、共有中のファイルXの削除をリクエストする操作を行うと(S41)、ファイル管理プログラム23が起動されて、管理サーバ10に共有中のファイルXの削除要求が送信される(S42)。
削除要求を受け付けた管理サーバ10では、ファイル管理プログラム13が起動され、ファイル管理テーブル14に記憶されたファイルXに関する情報のステータスとファイルポリシーを照合し、ファイルXのステータスと、クライアントAによるファイルXの削除権限(図14の例では「削除」の権限)を確認する(S43)。
ファイルXのステータスが削除不可の状態になく、削除要求を行った共有者にファイルXの削除権限がある場合は、クライアントAには削除を許可する回答が送信され、ファイル管理テーブル14に記憶されたファイルXに関する情報のステータスが「削除要求」等の他のクライアントにファイルXの削除を要求するステータスに変更される(S44)。一方、ファイルXのステータスが削除不可の状態にある場合や、削除要求を行った共有者にファイルXの削除権限がない場合には、削除要求を拒否する回答が送信され、クライアント側での削除処理は中止される。
ファイルXの削除が許可されたクライアントAでは、ファイル格納部25に格納されたファイルXを削除する処理が実行され(S45)、図11に示したように、クライアントAではファイルXが削除され、管理サーバ10にはファイルXのステータスに「削除要求」と記録された状態になる。
ファイルXを共有しているクライアントBからは、先に説明したように、ファイル管理プログラム33によって適切な間隔を置いて管理サーバ10に問合せが行われるので、ファイルXの削除要求が記録された後にクライアントBからの問合せが行われると、図12に示したように、自らが共有対象となっているファイルXのステータスが「削除要求」となっていることから、ファイルXを削除すべきことが検知される。
そこで、図13に示したように、クライアントBはファイル格納部35に格納されたファイルXを削除する処理を実行する。クライアントBでの削除処理が完了すると、ファイル管理テーブル14に記憶されたファイルXに関する情報には、共有者であるクライアントBがファイルXを削除した履歴が書き込まれる。
ファイルXに指定された全ての共有者のクライアントについて、クライアントに保存されていたファイルXを削除した履歴が記録されたことが確認されると、ファイルXに関する情報のステータスは、図13に示したように、「削除完了」等のステータスに変更されるが、この後よりファイルXは管理サーバ10の管理する共有ファイルではなくなるので、以後のファイルXに関する情報の扱いは特に限定されるものではない。
図19のフローチャートは、本発明において、ファイルを共有中のクライアントからサーバに問合せを行うフローを示している。クライアント側の動作は、ファイルを共有する各々のクライアントに備えられるプログラム(図2のファイル管理プログラム23、33)によって実行される。
ファイルを共有する各々のクライアントでは、例えば、10分に1回、1時間に1回といった適切な間隔を置いて間欠タイマが起動され(S51)、ファイル管理テーブル14に記憶された自らが共有するファイルXに関する更新情報を、管理サーバ10に要求する(S52)。この要求を受信した管理サーバ10では、ファイル管理テーブル14を検索して、要求を送信したクライアントが共有者に含まれるファイルについて、新規、更新有、削除要求など、ステータスが更新されたファイルに関する情報を取得し(S53)、これをリストとしてクライアントに返信する。
更新情報のリストを受信したクライアントでは、更新情報の中に新規ファイルのエントリがあるかを確認し(S54)、自らが共有者に指定された新規ファイルが存在する場合は、新規ファイルのダウンロード処理を起動して(S55)、図16のフローチャートに示した処理を実行する。更新情報の中に、クライアントに保存している共有ファイルの更新ファイル又は更新データが存在する場合も同様に、更新ファイル又は更新データのダウンロード処理を起動して、先に説明した処理を実行する。
続いて、更新情報の中にクライアントに保存されている共有ファイルの削除要求があるかを確認し(S56)、削除要求が存在する場合は、クライアントに保存された共有ファイルを削除する処理を実行する(S57)。さらに、クライアント側でも管理サーバ10と同期したファイル管理テーブル(ファイル管理テーブル24、34)を保持している場合には、その他にもファイルステータスの相違がないかを確認して(S58)、クライアント側のファイル管理テーブルを更新して管理サーバ10のファイル管理テーブル14に同期させる。
10 管理サーバ
11 演算処理部
12 通信制御部
13 ファイル管理プログラム
14 ファイル管理テーブル
15 ファイル一時記憶部
20 クライアント
21 演算処理部
22 通信制御部
23 ファイル管理プログラム
24 ファイル管理テーブル
25 ファイル格納部
30 クライアント
31 演算処理部
32 通信制御部
33 ファイル管理プログラム
34 ファイル管理テーブル
35 ファイル格納部

Claims (15)

  1. ネットワークに接続された複数のクライアントで共有するファイルを管理するファイル管理サーバであって、
    共有対象となる共有ファイルに対して共有者によって実行された操作履歴を含む共有ファイルに関する情報を記憶する共有ファイル情報記憶手段と、
    共有ファイルの作成者が操作するクライアントから、共有対象となる新規ファイルのアップロードを受け付ける新規ファイル受付手段と、
    前記新規ファイル受付手段がアップロードを受け付けた新規ファイルを一時記憶する第1のファイル記憶手段と、
    前記新規ファイル受付手段がアップロードを受け付けた新規ファイルについて、共有者に指定された全ての共有者に関する情報を含む前記新規ファイルに関する情報を、新たな共有ファイルに関する情報として前記共有ファイル情報記憶手段に登録する新規ファイル情報登録手段と、
    前記新規ファイルが一の共有者によってダウンロードされると、前記一の共有者によるダウンロード履歴を前記共有ファイル情報記憶手段に記録する第1のダウンロード履歴記録手段と、
    前記共有ファイル情報記憶手段に前記新規ファイルについて指定された全ての共有者による前記新規ファイルのダウンロード履歴が記録されると、前記ファイル記憶手段に一時記憶された前記新規ファイルを削除する第1のファイル削除手段と、
    ファイルの更新者が操作するクライアントから、前記共有ファイル情報記憶手段に共有ファイルに関する情報が記憶された共有ファイルが更新された更新ファイル又は前記共有ファイルの更新データのアップロードを受け付ける更新ファイル受付手段と、
    前記更新ファイル受付手段がアップロードを受け付けた更新ファイル又は更新データを一時記憶する第2のファイル記憶手段と、
    前記更新ファイル又は前記更新データが一の共有者によってダウンロードされると、前記一の共有者によるダウンロード履歴を前記共有ファイル情報記憶手段に記録する第2のダウンロード履歴記録手段と、
    前記共有ファイル情報記憶手段に前記共有ファイルについて指定された全ての共有者による前記更新ファイル又は前記更新データのダウンロード履歴が記録されると、前記第2のファイル記憶手段に一時記憶された前記更新ファイル又は前記更新データを削除する第2のファイル削除手段と、
    を備えることを特徴とするファイル管理サーバ。
  2. 前記共有ファイル情報記憶手段に記憶される共有ファイルに関する情報には、共有ファイルが一の共有者によって更新中である場合に更新不可のステータスが記録され、
    共有ファイルの共有者が操作するクライアントから、前記クライアントに保存された共有ファイルの更新要求を受け付ける更新要求受付手段と、
    前記更新要求を受け付けると、前記共有ファイル情報記憶手段に記憶された前記更新要求を受け付けた共有ファイルに関する情報のステータスを確認し、更新不可のステータスにある場合は、前記更新要求に対して更新を拒否する回答を返信し、更新不可のステータスにない場合は、前記更新要求に対して更新を許可する回答を返信するとともに、前記共有ファイル情報記憶手段に記憶された前記共有ファイルに関する情報のステータスを更新不可に変更する更新要求判定手段と、
    を備えることを特徴とする請求項記載のファイル管理サーバ。
  3. 前記共有ファイル情報記憶手段に記憶される共有ファイルに関する情報には、共有ファイルの更新権限を有する共有者が指定され、
    前記更新要求を受け付けると、前記共有ファイル情報記憶手段に記憶された前記更新要求を受け付けた共有ファイルに関する情報の更新権限を確認し、前記共有者が更新権限を有しない場合は、前記更新要求に対して更新を拒否する回答を返信する更新権限確認手段を備えること
    を特徴とする請求項記載のファイル管理サーバ。
  4. 前記共有ファイル情報記憶手段に記憶される共有ファイルに関する情報には、共有ファイルの削除が認められない場合の削除不可のステータス、共有ファイルの削除権限を有する共有者の指定、の少なくとも一方が含まれ、
    共有ファイルの共有者が操作するクライアントから、前記共有者によって共有されている共有ファイルの削除要求を受け付ける削除要求受付手段と、
    前記共有ファイル情報記憶手段に記憶された前記削除要求を受け付けた共有ファイルに関する情報の削除権限を確認し、前記共有者が削除権限を有しない場合、又は、前記共有ファイル情報記憶手段に記憶された前記削除要求を受け付けた共有ファイルに関する情報のステータスを確認し、前記ステータスが削除不可である場合は、前記削除要求に対して削除を拒否する回答を返信し、削除を拒否する条件に該当しない場合は、前記削除要求に対して削除を許可する回答を返信するとともに、前記共有ファイル情報記憶手段の前記共有ファイルに関する情報のステータスに削除要求を記録する削除要求判定手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載のファイル管理サーバ。
  5. ネットワークに接続された一のクライアントにおいて、他のクライアントと共有するファイルを管理するファイル管理プログラムであって、前記一のクライアントに、
    共有対象となる共有ファイルに対して共有者によって実行された操作履歴を含む共有ファイルに関する情報を記憶する共有ファイル情報記憶手段と、
    共有ファイルの作成者が操作するクライアントから、共有対象となる新規ファイルのアップロードを受け付ける新規ファイル受付手段と、
    前記新規ファイル受付手段がアップロードを受け付けた新規ファイルを一時記憶する第1のファイル記憶手段と、
    前記新規ファイル受付手段がアップロードを受け付けた新規ファイルについて、共有者に指定された全ての共有者に関する情報を含む前記新規ファイルに関する情報を、新たな共有ファイルに関する情報として前記共有ファイル情報記憶手段に登録する新規ファイル情報登録手段と、
    前記新規ファイルが一の共有者によってダウンロードされると、前記一の共有者によるダウンロード履歴を前記共有ファイル情報記憶手段に記録する第1のダウンロード履歴記録手段と、
    前記共有ファイル情報記憶手段に前記新規ファイルについて指定された全ての共有者による前記新規ファイルのダウンロード履歴が記録されると、前記ファイル記憶手段に一時記憶された前記新規ファイルを削除する第1のファイル削除手段と、
    ファイルの更新者が操作するクライアントから、前記共有ファイル情報記憶手段に共有ファイルに関する情報が記憶された共有ファイルが更新された更新ファイル又は前記共有ファイルの更新データのアップロードを受け付ける更新ファイル受付手段と、
    前記更新ファイル受付手段がアップロードを受け付けた更新ファイル又は更新データを一時記憶する第2のファイル記憶手段と、
    前記更新ファイル受付手段が更新ファイル又は更新データのアップロードを受け付けると、前記共有ファイル情報記憶手段に記憶された前記共有ファイルに関する情報のステータスに更新有と記録する更新情報記録手段と、
    前記更新ファイル又は前記更新データが一の共有者によってダウンロードされると、前記一の共有者によるダウンロード履歴を前記共有ファイル情報記憶手段に記録する第2のダウンロード履歴記録手段と、
    前記共有ファイル情報記憶手段に前記共有ファイルについて指定された全ての共有者による前記更新ファイル又は前記更新データのダウンロード履歴が記録されると、前記第2のファイル記憶手段に一時記憶された前記更新ファイル又は前記更新データを削除する第2のファイル削除手段と、
    を備えるファイル管理サーバに、所定のタイミングでアクセスして、前記共有ファイル情報記憶手段に前記一のクライアントの操作者が共有者として指定された新規ファイルのリストを要求するステップと、
    前記要求に対して前記ファイル管理サーバから新規ファイルのリストを受信し、受信したリストから前記操作者が選択した新規ファイルのダウンロードを、前記ファイル管理サーバに要求するステップと、
    前記ファイル管理サーバに、所定のタイミングでアクセスして、前記共有ファイル情報記憶手段に前記一のクライアントの操作者が共有者として指定され、ステータスに更新有と記録された共有ファイルのリストを要求するステップと、
    前記要求に対して前記ファイル管理サーバから共有ファイルのリストを受信し、受信したリストから前記操作者が選択した共有ファイルの更新ファイル又は更新データのダウンロードを、前記ファイル管理サーバに要求するステップと、
    を実行させることを特徴とするファイル管理プログラム。
  6. 前記ファイル管理サーバには、
    前記共有ファイル情報記憶手段に記憶される共有ファイルに関する情報に、共有ファイルが一の共有者によって更新中である場合に更新不可のステータスが記録され、
    共有ファイルの共有者が操作するクライアントから、前記クライアントに保存された共有ファイルの更新要求を受け付ける更新要求受付手段と、
    前記更新要求を受け付けると、前記共有ファイル情報記憶手段に記憶された前記更新要求を受け付けた共有ファイルに関する情報のステータスを確認し、更新不可のステータスにある場合は、前記更新要求に対して更新を拒否する回答を返信し、更新不可のステータスにない場合は、前記更新要求に対して更新を許可する回答を返信するとともに、前記共有ファイル情報記憶手段に記憶された前記共有ファイルに関する情報のステータスを更新不可に変更する更新要求判定手段と、
    を備えていて、前記一のクライアントに、
    一の共有ファイルに対する更新操作が行われると、前記ファイル管理サーバに前記共有ファイルの更新要求を送信するステップと、
    前記更新要求に対して、前記ファイル管理サーバから更新を拒否する回答を受信すると、前記共有ファイルに対する更新操作による更新処理を中止するステップと、
    を実行させることを特徴とする請求項記載のファイル管理プログラム。
  7. 前記ファイル管理サーバには、
    前記共有ファイル情報記憶手段に記憶される共有ファイルに関する情報には、共有ファイルの削除が認められない場合の削除不可のステータス、共有ファイルの削除権限を有する共有者の指定、の少なくとも一方が含まれ、
    共有ファイルの共有者が操作するクライアントから、前記共有者によって共有されている共有ファイルの削除要求を受け付ける削除要求受付手段と、
    前記共有ファイル情報記憶手段に記憶された前記削除要求を受け付けた共有ファイルに関する情報の削除権限を確認し、前記共有者が削除権限を有しない場合、又は、前記共有ファイル情報記憶手段に記憶された前記削除要求を受け付けた共有ファイルに関する情報のステータスを確認し、前記ステータスが削除不可である場合は、前記削除要求に対して削除を拒否する回答を返信し、削除を拒否する条件に該当しない場合は、前記削除要求に対して削除を許可する回答を返信するとともに、前記共有ファイル情報記憶手段の前記共有ファイルに関する情報のステータスに削除要求を記録する削除要求判定手段と、を備えていて、前記一のクライアントに、
    一の共有ファイルに対する削除操作が行われると、前記ファイル管理サーバに前記共有ファイルの削除要求を送信するステップと、
    前記ファイル管理サーバに所定のタイミングでアクセスして、前記共有ファイル情報記憶手段に前記一のクライアントの操作者が共有者として指定されていて、ステータスに削除要求と記録されている共有ファイルのリストを要求するステップと、
    前記要求に対して前記ファイル管理サーバからステータスに削除要求と記録されている共有ファイルのリストを受信すると、受信したリストに含まれる共有ファイルを削除するステップと、
    を実行させることを特徴とする請求項5又は6記載のファイル管理プログラム。
  8. ネットワークに接続された複数のクライアントで共有するファイルを管理するファイル管理サーバと、前記クライアントにそれぞれ備えられるファイル管理プログラムからなる複数のクライアントでファイルを共有するためのファイル管理システムであって、前記ファイル管理サーバは、
    共有対象となる共有ファイルに対して共有者によって実行された操作履歴を含む共有ファイルに関する情報を記憶する共有ファイル情報記憶手段と、
    共有ファイルの作成者が操作するクライアントから、共有対象となる新規ファイルのアップロードを受け付ける新規ファイル受付手段と、
    前記新規ファイル受付手段がアップロードを受け付けた新規ファイルを一時記憶する第1のファイル記憶手段と、
    前記新規ファイル受付手段がアップロードを受け付けた新規ファイルについて、共有者に指定された全ての共有者に関する情報を含む前記新規ファイルに関する情報を、新たな共有ファイルに関する情報として前記共有ファイル情報記憶手段に登録する新規ファイル情報登録手段と、
    前記新規ファイルが一の共有者によってダウンロードされると、前記一の共有者によるダウンロード履歴を前記共有ファイル情報記憶手段に記録する第1のダウンロード履歴記録手段と、
    前記共有ファイル情報記憶手段に前記新規ファイルについて指定された全ての共有者による前記新規ファイルのダウンロード履歴が記録されると、前記ファイル記憶手段に一時記憶された前記新規ファイルを削除する第1のファイル削除手段と、
    ファイルの更新者が操作するクライアントから、前記共有ファイル情報記憶手段に共有ファイルに関する情報が記憶された共有ファイルが更新された更新ファイル又は前記共有ファイルの更新データのアップロードを受け付ける更新ファイル受付手段と、
    前記更新ファイル受付手段がアップロードを受け付けた更新ファイル又は更新データを一時記憶する第2のファイル記憶手段と、
    前記更新ファイル受付手段が更新ファイル又は更新データのアップロードを受け付けると、前記共有ファイル情報記憶手段に記憶された前記共有ファイルに関する情報のステータスに更新有と記録する更新情報記録手段と、
    前記更新ファイル又は前記更新データが一の共有者によってダウンロードされると、前記一の共有者によるダウンロード履歴を前記共有ファイル情報記憶手段に記録する第2のダウンロード履歴記録手段と、
    前記共有ファイル情報記憶手段に前記共有ファイルについて指定された全ての共有者による前記更新ファイル又は前記更新データのダウンロード履歴が記録されると、前記第2のファイル記憶手段に一時記憶された前記更新ファイル又は前記更新データを削除する第2のファイル削除手段と、を備えていて、
    前記ファイル管理プログラムは、前記ファイル管理プログラムが備えられたクライアントに、
    前記ファイル管理サーバに、所定のタイミングでアクセスして、前記共有ファイル情報記憶手段に前記クライアントの操作者が共有者として指定された新規ファイルのリストを要求するステップと、
    前記要求に対して前記ファイル管理サーバから新規ファイルのリストを受信し、受信したリストから前記操作者が選択した新規ファイルのダウンロードを、前記ファイル管理サーバに要求するステップと、
    前記ファイル管理サーバに、所定のタイミングでアクセスして、前記共有ファイル情報記憶手段に前記一のクライアントの操作者が共有者として指定され、ステータスに更新有と記録された共有ファイルのリストを要求するステップと、
    前記要求に対して前記ファイル管理サーバから共有ファイルのリストを受信し、受信したリストから前記操作者が選択した共有ファイルの更新ファイル又は更新データのダウンロードを、前記ファイル管理サーバに要求するステップと、を実行させること
    を特徴とするファイル管理システム。
  9. 前記ファイル管理サーバには、
    前記共有ファイル情報記憶手段に記憶される共有ファイルに関する情報に、共有ファイルが一の共有者によって更新中である場合に更新不可のステータスが記録され、
    共有ファイルの共有者が操作するクライアントから、前記クライアントに保存された共有ファイルの更新要求を受け付ける更新要求受付手段と、
    前記共有ファイル情報記憶手段に記憶された前記更新要求を受け付けた共有ファイルに関する情報のステータスを確認し、更新不可のステータスにある場合は、前記更新要求に対して更新を拒否する回答を返信し、更新不可のステータスにない場合は、前記更新要求に対して更新を許可する回答を返信するとともに、前記共有ファイル情報記憶手段に記憶された前記共有ファイルに関する情報のステータスを更新不可に変更する更新要求判定手段と、を備えていて、
    前記ファイル管理プログラムは、前記ファイル管理プログラムが備えられたクライアントに、
    一の共有ファイルに対する更新操作が行われると、前記ファイル管理サーバに前記共有ファイルの更新要求を送信するステップと、
    前記更新要求に対して、前記ファイル管理サーバから更新を拒否する回答を受信すると、前記共有ファイルに対する更新操作による更新処理を中止するステップと、を実行させること
    を特徴とする請求項記載のファイル管理システム。
  10. 前記ファイル管理サーバには、
    前記共有ファイル情報記憶手段に記憶される共有ファイルに関する情報に、共有ファイルの更新権限を有する共有者が指定され、
    前記更新要求を受け付けると、前記共有ファイル情報記憶手段に記憶された前記更新要求を受け付けた共有ファイルに関する情報の更新権限を確認し、前記共有者が更新権限を有しない場合は、前記更新要求に対して更新を拒否する回答を返信する更新権限確認手段を備えること
    を特徴とする請求項記載のファイル管理システム。
  11. 前記ファイル管理サーバには、
    前記共有ファイル情報記憶手段に記憶される共有ファイルに関する情報には、共有ファイルの削除が認められない場合の削除不可のステータス、共有ファイルの削除権限を有する共有者の指定、の少なくとも一方が含まれ、
    共有ファイルの共有者が操作するクライアントから、前記共有者によって共有されている共有ファイルの削除要求を受け付ける削除要求受付手段と、
    前記共有ファイル情報記憶手段に記憶された前記削除要求を受け付けた共有ファイルに関する情報の削除権限を確認し、前記共有者が削除権限を有しない場合、又は、前記共有ファイル情報記憶手段に記憶された前記削除要求を受け付けた共有ファイルに関する情報のステータスを確認し、前記ステータスが削除不可である場合は、前記削除要求に対して削除を拒否する回答を返信し、削除を拒否する条件に該当しない場合は、前記削除要求に対して削除を許可する回答を返信するとともに、前記共有ファイル情報記憶手段の前記共有ファイルに関する情報のステータスに削除要求を記録する削除要求判定手段と、を備えていて、
    前記ファイル管理プログラムは、前記ファイル管理プログラムが備えられたクライアントに、
    前記ファイル管理サーバに所定のタイミングでアクセスして、前記共有ファイル情報記憶手段に前記一のクライアントの操作者が共有者として指定されていて、ステータスに削除要求と記録されている共有ファイルのリストを要求するステップと、
    前記要求に対して前記ファイル管理サーバからステータスに削除要求と記録されている共有ファイルのリストを受信すると、受信したリストに含まれる共有ファイルを削除するステップと、を実行させること
    を特徴とする請求項8乃至10いずれかに記載のファイル管理システム。
  12. ネットワークに接続された複数のクライアントで共有するファイルを管理するファイル管理サーバと、前記複数のクライアントによって実行される複数のクライアントでファイルを共有するためのファイル管理方法であって、
    前記ファイル管理サーバが、共有ファイルの作成者が操作するクライアントから、共有対象となる新規ファイルのアップロードを受け付ける新規ファイル受付ステップと、
    前記ファイル管理サーバが、前記新規ファイル受付ステップでアップロードを受け付けた新規ファイルを所定の記憶領域に一時記憶させる第1のファイル記憶ステップと、
    前記ファイル管理サーバが、前記新規ファイル受付ステップでアップロードを受け付けた新規ファイルについて、共有者に指定された全ての共有者に関する情報を含む前記新規ファイルに関する情報を、新たな共有ファイルに関する情報として、共有対象となる共有ファイルに対して共有者によって実行された操作履歴を含む共有ファイルに関する情報を記憶する共有ファイル情報記憶手段に登録する新規ファイル情報登録ステップと、
    前記複数のクライアントに含まれる一の共有者が操作するクライアントが、前記ファイル管理サーバに、所定のタイミングでアクセスして、前記共有ファイル情報記憶手段に前記クライアントの操作者が共有者として指定された新規ファイルのリストを要求する新規ファイルリスト要求ステップと、
    前記クライアントが、前記要求に対して前記ファイル管理サーバから新規ファイルのリストを受信し、受信したリストから前記操作者が選択した新規ファイルのダウンロードを、前記ファイル管理サーバに要求する新規ファイルダウンロード要求ステップと、
    前記ファイル管理サーバが、前記新規ファイルが一の共有者によってダウンロードされると、前記一の共有者によるダウンロード履歴を前記共有ファイル情報記憶手段に記録する第1のダウンロード履歴記録ステップと、
    前記ファイル管理サーバが、前記共有ファイル情報記憶手段に前記新規ファイルについて指定された全ての共有者による前記新規ファイルのダウンロード履歴が記録されると、前記所定の記憶領域に一時記憶された前記新規ファイルを削除する第1のファイル削除ステップと、
    前記ファイル管理サーバが、ファイルの更新者が操作するクライアントから、前記共有ファイル情報記憶手段に共有ファイルに関する情報が記憶された共有ファイルが更新された更新ファイル又は前記共有ファイルの更新データのアップロードを受け付ける更新ファイル受付ステップと、
    前記ファイル管理サーバが、前記更新ファイル受付ステップでアップロードを受け付けた更新ファイル又は更新データを所定の記憶領域に一時記憶させる第2のファイル記憶ステップと、
    前記ファイル管理サーバが、前記更新ファイル受付ステップで更新ファイル又は更新データのアップロードを受け付けると、前記共有ファイル情報記憶手段の前記共有ファイルに関する情報のステータスに更新有と記録する更新情報記録ステップと、
    前記クライアントが、前記ファイル管理サーバに、所定のタイミングでアクセスして、前記共有ファイル情報記憶手段に前記一のクライアントの操作者が共有者として指定され、ステータスに更新有と記録された共有ファイルのリストを要求する更新ファイルリスト要求ステップと、
    前記クライアントが、前記要求に対して前記ファイル管理サーバから共有ファイルのリストを受信し、受信したリストから前記操作者が選択した共有ファイルの更新ファイル又は更新データのダウンロードを、前記ファイル管理サーバに要求する更新ファイルダウンロード要求ステップと、
    前記ファイル管理サーバが、前記更新ファイル又は前記更新データが一の共有者によってダウンロードされると、前記一の共有者によるダウンロード履歴を前記共有ファイル情報記憶手段に記録する第2のダウンロード履歴記録ステップと、
    前記ファイル管理サーバが、前記共有ファイル情報記憶手段に前記共有ファイルについて指定された全ての共有者による前記更新ファイル又は前記更新データのダウンロード履歴が記録されると、前記所定の記憶領域に一時記憶された前記更新ファイル又は前記更新データを削除する第2のファイル削除ステップと、
    を有することを特徴とするファイル管理方法。
  13. 前記ファイル管理サーバの前記共有ファイル情報記憶手段に記憶される共有ファイルに関する情報には、共有ファイルが一の共有者によって更新中である場合に更新不可のステータスが記録され、
    前記複数のクライアントに含まれる一の共有者が操作するクライアントが、一の共有ファイルに対する更新操作が行われると、前記ファイル管理サーバに前記共有ファイルの更新要求を送信する更新要求送信ステップと、
    前記ファイル管理サーバが、前記クライアントから前記更新要求を受け付ける更新要求受付ステップと、
    前記ファイル管理サーバが、前記共有ファイル情報記憶手段に記憶された前記更新要求を受け付けた共有ファイルに関する情報のステータスを確認し、更新不可のステータスにある場合は、前記更新要求に対して更新を拒否する回答を返信し、更新不可のステータスにない場合は、前記更新要求に対して更新を許可する回答を返信するとともに、前記共有ファイル情報記憶手段に記憶された前記共有ファイルに関する情報のステータスを更新不可に変更する更新要求判定ステップと、
    前記クライアントが、前記更新要求に対して、前記ファイル管理サーバから更新を拒否する回答を受信すると、前記共有ファイルに対する更新操作による更新処理を中止する更新処理中止ステップと、
    を有することを特徴とする請求項12記載のファイル管理方法。
  14. 前記ファイル管理サーバの前記共有ファイル情報記憶手段に記憶される共有ファイルに関する情報には、共有ファイルの更新権限を有する共有者が指定され、
    前記ファイル管理サーバが、前記共有ファイル情報記憶手段に記憶された前記更新要求を受け付けた共有ファイルに関する情報の更新権限を確認し、前記共有者が更新権限を有しない場合は、前記更新要求に対して更新を拒否する回答を返信する更新権限確認ステップを有すること
    を特徴とする請求項13記載のファイル管理方法。
  15. 前記ファイル管理サーバの前記共有ファイル情報記憶手段に記憶される共有ファイルに関する情報には、共有ファイルの削除が認められない場合の削除不可のステータス、共有ファイルの削除権限を有する共有者の指定、の少なくとも一方が含まれ、
    前記複数のクライアントに含まれる一の共有者が操作するクライアントが、一の共有ファイルに対する削除操作が行われると、前記ファイル管理サーバに前記共有ファイルの削除要求を送信する削除要求送信ステップと、
    前記ファイル管理サーバが、前記クライアントから前記削除要求を受け付ける削除要求受付ステップと、
    前記ファイル管理サーバが、前記共有ファイル情報記憶手段に記憶された前記削除要求を受け付けた共有ファイルに関する情報の削除権限を確認し、前記共有者が削除権限を有しない場合、又は、前記共有ファイル情報記憶手段に記憶された前記削除要求を受け付けた共有ファイルに関する情報のステータスを確認し、前記ステータスが削除不可である場合は、前記削除要求に対して削除を拒否する回答を返信し、削除を拒否する条件に該当しない場合は、前記削除要求に対して削除を許可する回答を返信するとともに、前記共有ファイル情報記憶手段の前記共有ファイルに関する情報のステータスに削除要求を記録する削除要求判定ステップと、
    前記複数のクライアントに含まれる一の共有者が操作するクライアントが、前記ファイル管理サーバに所定のタイミングでアクセスして、前記共有ファイル情報記憶手段に前記クライアントの操作者が共有者として指定されていて、ステータスに削除要求と記録されている共有ファイルのリストを要求する共有ファイルリスト要求ステップと、
    前記クライアントが、前記要求に対して前記ファイル管理サーバからステータスに削除要求と記録されている共有ファイルのリストを受信すると、受信したリストに含まれる共有ファイルを削除するファイル削除ステップと、
    を有することを特徴とする請求項12乃至14いずれかに記載のファイル管理方法。
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