JP5108546B2 - ボリュームデータ処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ボリュームデータ処理装置に関し、特に、超音波の送受波により得られたボリュームデータに基づいて、生体内組織の体積を演算する装置に関する。
生体内の三次元空間に対する超音波の送受波によりボリュームデータが取得される。例えば、心臓の超音波診断においては、左室が計測対象とされ、ボリュームデータに基づいて、左室の体積が演算される。その手法としては、Disk Summation法、Average Rotation法、等が知られている。いずれの手法においても、一般に、まず、対象組織である左室に対して、できるだけ左室の長軸に合致するように、ユーザーにより基準軸が設定される。次に、その基準軸を基準として自動的な処理が進行する。具体的には、複数の計測断面が設定され、複数の計測断面に対する輪郭トレース処理が実行され、最終的に、左室の体積が求められる。より詳しくは、例えば、Disk Summation法では、基準軸に直交する複数の計測断面が形成され、各計測断面上における左室断面の面積と各参照断面間隔から、個々のディスク体積が求められ、その総和として、左室全体の体積が求められる。この場合、複数の計測断面が設定される区間は、基準軸の両端間である。もっとも、複数の計測断面が設定される区間を別途設定することもできる。特許文献1には上記に関連する技術が記載されている。
特開2003−265475号公報
対象組織の計測に当たっては、計測の基準となる基準軸を適切に設定する必要がある。つまり、基準軸の向き又は長さが適正でないと、最終的な計測結果の信頼性が低下してしまう。典型的には、基準軸は対象組織の最大断面を通過する軸として(あるいは対象組織の長軸又は中心軸として)、定められるのが望ましい。それに反して、基準軸が対象組織の最大断面から離れたところに設定されると、対象組織の一部が体積演算の対象から外れてしまう等の問題が生じる。
本発明の目的は、対象組織の計測に当たって基準となる重要な基準軸を適切に設定できるようにすることにある。
本発明は、生体内の三次元空間に対する超音波の送受波により取得されたボリュームデータを処理するボリュームデータ処理装置において、前記ボリュームデータに含まれるオブジェクトに対して当該オブジェクトを通る仮軸を設定する仮軸設定手段と、前記仮軸を修正することにより基準軸を設定する修正手段と、前記基準軸に基づいて前記オブジェクトの体積を演算する体積演算手段と、を含み、前記修正手段は、前記仮軸と交差関係にあり且つ互いに離れた第1参照面及び第2参照面を設定する参照面設定部と、前記第1参照面上に設定される第1目標点と、前記第2参照面上に設定される第2目標点と、に基づいて、前記仮軸を修正して前記基準軸を設定する仮軸修正部と、を含むことを特徴とするボリュームデータ処理装置に関する。
上記構成によれば、生体に対する超音波の送受波によってボリュームデータが取得される。ボリュームデータは、三次元空間内に存在するボクセルデータ群に相当するものである。ボリュームデータには、対象組織に相当するオブジェクト(オブジェクトデータ、部分データ)が含まれる。まず、三次元のデータ空間において、オブジェクトを通過するように、計測のための仮想的な計測軸として仮軸が暫定的に定められる。これはユーザーによって行われるのが通常であるが、その設定が自動化されてもよい。仮軸が適正なものであれば、それはそのまま基準軸として利用される。一般には、軸修正が必要であり、そのために修正手段が設けられている。修正手段により、仮軸上にそれに交差する2つの参照面が設定される。仮軸の各端を通過する直交面として参照面が設定されてもよいし、各参照面の位置を調整できるように構成してもよい。各参照面は、オブジェクト探索面として機能するので、各参照面上にオブジェクト断面が現れるように各参照面の位置が定められるのが望ましい。参照面の設定は自動的に行われる。但し、それを手動で設定するようにしてもよいし、自動的に設定された参照面の位置を手動で変更できるようにしてもよい。各参照面上には、それらがオブジェクトを横切る場合に、オブジェクト断面が現れる。そこで、オブジェクト断面の中央、重心、その他適切な位置に目標点が設定される。この処理は各参照面ごとに実行され、つまり、第1目標点及び第2目標点が定められる。各目標点は、基準軸の方向(及び/又は長さ)を定める通過点又は端点として機能するものである。仮軸に交差するオブジェクト断面の形態を考慮しつつ各目標点を定められるので、結果として、最大断面あるいは主要断面上に基準軸を設定することが容易となる。各目標点の設定はユーザーにより行われるのが望ましい。そのために各参照面を断層画像として表示するのが望ましい。但し、各目標点の設定を自動化することも可能である。その場合にはオブジェクト断面に対する重心演算等の手法を用いればよい。このように、2つの目標点が定められると、それらに基づいて(特に望ましくはそれらを結ぶ方向の軸として)修正後の仮軸つまり基準軸が定められる。よって、このように設定された基準軸を基準として計測面列を設定しあるいは計測座標系を定められれば対象組織の体積演算精度を高められる。対象組織としては、左室等の血流部あるいは体腔部、肝臓、胎盤等の実組織があげられる。なお、仮軸の修正(結果として基準軸の修正)には、方向修正と長さ修正が含まれる。それらの一方だけが実行されてもよいが、両者が実行されるのが望ましい。また、方向修正と長さ修正とが必要回数、交互に行われてもよい。
望ましくは、前記第1目標点は、前記第1参照面上にオブジェクト断面が現れた場合に当該オブジェクト断面内に設定され、前記第2目標点は、前記第2参照面上にオブジェクト断面が現れた場合に当該オブジェクト断面内に設定される。すなわち、各参照面がオブジェクトの端部を横切る場合には各参照面上にオブジェクト断面が現れるので、その現れ方、特に形態(及び大きさ)を考慮して、各目標点を定めるのが望ましい。上記のように、仮軸に対して交差関係にある(望ましくは直交関係にある)面を利用することにより、最大断面あるいは主要断面の探索が容易となる。
望ましくは、前記仮軸修正部は、前記第1目標点及び前記第2目標点を通過する方向に前記仮軸の方向を定める方向修正部を含む。望ましくは、前記参照面設定部は、前記方向修正後の仮軸の方向に沿って前記第1参照面及び前記第2参照面を個別的に平行運動させる探索機能を有し、前記仮軸修正部は、更に、前記平行運動後の第1参照面と前記平行運動後の第2参照面との間の距離に基づいて、前記仮軸の長さを定める長さ修正部を含む。仮軸の長さ(つまり基準軸の長さ)が組織輪郭トレースのための計測面列の設定区間に相当する場合には、基準軸の長さの設定が計測面列の設定区間の設定に相当することになる。一方、かかる設定区間を独立して設定できるように構成してもよい。
望ましくは、前記体積演算手段は、前記方向修正後且つ長さ修正後の仮軸としての基準軸に基づき、当該基準軸に沿って整列した互いに平行な複数の計測面を設定する手段と、前記各計測面上においてオブジェクト断面の面積を演算する手段と、前記各計測面上において演算されたオブジェクト断面の面積に基づいて前記オブジェクトの体積を演算する手段と、を含む。計測面の個数や間隔については適宜定めることができる。計測面列をマニュアルトレース用の計測面と自動トレース用の計測面とで構成してもよい。
望ましくは、前記第1参照面を表す第1断層画像を形成して表示する手段と、前記第2参照面を表す第2断層画像を形成して表示する手段と、前記第1断層画像上において前記第1目標点をユーザー指定するための手段と、前記第2断層画像上において前記第2目標点をユーザー指定するための手段と、を含む。この構成によれば、断層画像を観察しながら、そこに現れるオブジェクト断面の形態を考慮して適切な位置に目標点をユーザー指定できる。
望ましくは、前記仮軸の方向を定める過程では、前記第1断層画像上に前記仮軸を表す第1仮軸マーカーと前記第1目標点を表す第1目標点マーカーとが含まれ、且つ、前記第2断層画像に前記仮軸を表す第2仮軸マーカーと前記第2目標点を表す第2目標点マーカーとが含まれる。この構成によれば、現在の仮軸の位置と、それを修正すべき位置とを視覚的に容易に特定できる。
望ましくは、前記仮軸の長さを定める過程でも、前記第1断層画像及び前記第2断層画像が表示され、当該段階においても、前記第1断層画像には前記第1目標点マーカーが含まれ、前記第2断層画像には前記第2目標点マーカーが含まれ、更に、前記第1参照面の平行運動過程において、前記第1断層画像を見ながら前記第1参照面の位置をユーザー指定するための手段と、前記第2参照面の平行運動過程において、前記第2断層画像を見ながら前記第2参照面の位置をユーザー指定するための手段と、が設けられる。仮軸の方向の設定後に、各参照面を平行運動させつつ各断層画像を観察することにより、オブジェクトの末端位置を容易に特定できる。そこが計測面列の設定区間の端となる。
本発明は、情報処理装置において実行されるプログラムであって、生体内の三次元空間に対する超音波の送受波により取得されたボリュームデータを処理するボリュームデータ処理プログラムにおいて、当該プログラムは、前記ボリュームデータに含まれるオブジェクトに対して当該オブジェクトを通る仮軸を設定する仮軸設定機能と、前記仮軸を修正することにより基準軸を設定する修正機能と、前記基準軸に基づいて前記オブジェクトの体積を演算する体積演算機能と、を含み、前記修正機能には、前記仮軸と交差関係にあり且つ互いに離れた第1参照面及び第2参照面を設定する機能と、前記第1参照面上に設定される第1目標点と、前記第2参照面上に設定される第2目標点と、に基づいて、前記仮軸を修正して前記基準軸を設定する機能と、が含まれる、ことを特徴とするボリュームデータ処理プログラムに関する。このプログラムは超音波診断装置上において実行されてもよいし、一般的なコンピュータ上において実行されてもよい。
以上説明したように、本発明によれば、対象組織の計測に当たって基準となる基準軸を適切に設定できる。よって、計測の精度や再現性を向上できるから、計測や診断の信頼性を高められる。
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。
まず、図1及び図2を用いて、基準軸が適切に設定されていない場合に生じる問題について説明する。図1には、ボリュームデータが存在する三次元空間(データ空間)に属するオブジェクト10が示されている。このオブジェクトはボクセル群あるいはデータ要素集合に相当し、実際の対象組織に相当するものである。対象組織は例えば左室である。オブジェクトの抽出は、例えば、ボリュームデータに対する二値化処理、閾値処理等の公知技術の適用により容易に実現できる。このオブジェクトに対してユーザーにより仮想的な基準軸(計測軸)12が設定される。この場合、任意断面画像上においてあるいは三次元画像上において座標を指定することにより基準軸12を設定することができる。図1において、基準軸12を含む断面18は、最大断面24からずれしまっている面である。最大断面24は、オブジェクト10の中心軸又は長軸を含み、面積が凡そ最大となる面である。そのような面上に基準軸12が設定されるのが望ましいが、図1の例ではそのようになっていない。オブジェクト10(つまり対象組織)の体積を演算するため、基準軸12上に沿って、その両端間に複数の計測面が設定される。各計測面は基準軸12に直交する面である。図1においては、基準軸12の両端14,16を通過する直交面として、第1計測面20及び第2計測面22が現れている。それらの計測面20,22は、計測面列の一部であり、その両端面に相当するものである。
図2において、(A)には第1計測面20に対応した第1断層画像20Aが示され、(B)には第2計測面22に対応した第2断層画像22Aが示されている。第1断層画像20A上には、オブジェクト端部の断面としてのオブジェクト断面10Aが現れており、基準軸12の端点14が表示されている。同様に、第2断層画像22A上には、オブジェクト端部の断面としてのオブジェクト断面が現れており、基準軸12の端点16が現れている。各断層画像20A,22Aに示されるように、ユーザーとしては、オブジェクトの長軸に基準軸を一致させたつもりであっても、実際には基準軸が長軸からずれており、2つの端点14,16間を計測区間としてそこに計測面列を設定すると、オブジェクトの両端部が体積演算の対象から外れてしまうという問題が生じる。つまり、体積演算精度の低下という問題が生じる。図2に示される2つの画像が実際に表示されていれば、基準軸の設定が適切でなかったことを把握できるかも知れないが、従来においては、そのような画像は表示されていないために、基準軸の設定が不適切であること自体をユーザーが認識しないまま、体積演算が行われてしまう可能性もある。この問題を解決するのが以下に説明する実施形態である。
図3を用いて、実施形態の原理の概略を説明する。オブジェクトの長軸(主軸)に対して基準軸を合致させるためには、基準軸を含む面を断層画像として観察するだけでは不十分であり、基準軸に直交する断面の断層画像を観察することが望まれる。つまり、いったん仮軸を設定して、その両端を通過する2つの仮の計測面(参照面)20,22が設定されるようにする。これにより2つの断層画像を形成し(図2参照)、各断層画像上において仮軸が通過する位置を求め、その位置を修正すれば、結果として、基準軸を長軸に合致させることが可能となる。図3においては、そのような過程を経て設定された基準軸26が示されており、その基準軸26は大凡の最大断面積をもった断面(最大断面)24上に存在している。その両端28,30間に複数の計測面が設定される。図3には、その内で、両端にある第1計測面32及び第2計測面34が示されている。以上の過程を整理すると、図3に示すように、仮軸を修正して最終的に基準軸を設定するものであり、その際、仮の計測面(参照面)20,22が移動して、最終的に計測面32,34が定められる。なお、計測面32,34の各位置を基準軸26に沿って平行移動させることにより、オブジェクト10の各末端を探索することが可能であり、そのような探索の結果として、計測面32,34の最終的な位置つまり基準軸26の長さが定められる。仮軸を修正するために設定される2つの参照面は、その再設定後において最終的に計測面として機能するものであってもよいし、参照面が計測面とは独立して設定されてもよい。
次に、図4乃至図8を用いて本実施形態に係る基準軸設定方法の具体的内容を説明する。
図4には、初期表示画像が示されている。この画像は、この例では、ワイヤフレーム像38及び3つの断層画像32,34,36で構成される。ワイヤフレーム像38は、送受波空間(あるいはデータ空間)を立体的に表す模式図であり、全体形状を表す部分40と、任意切断面を表す部分42と、を含む。任意切断面42は、オブジェクト(つまり対象組織)の長軸を含む断面としてユーザーによって設定されるが、それを最大断面に合致させるのは必ずしも容易ではない。これに対し、本実施形態では、後に修正工程が備えられているので、ある程度大きなオブジェクト断面が得られる程度に任意切断面を定めれば十分である。厳密な設定を不要にできるのでユーザーの負担を軽減できる。任意切断面の設定は、図示されていないトリプレーン(直交三断面)画像を基礎としてあるいは三次元画像を基礎として定めることができる。任意切断面の設定によらず、直接的に、以下に説明する仮軸44の位置を指定することも可能である。
上記のようにオブジェクトに対して任意切断面が設定されると、その任意切断面を表す断層画像32が表示される。断層画像32内にはオブジェクト断面46が現れる。そのオブジェクト断面46を見ながら、ユーザーにより、仮軸(修正前の基準軸)44が設定される。実際には、2つの端点52,54の位置を指定することにより、仮軸44が設定される。この段階では、S10及びS11で示されるように、2つの端点52,54がオブジェクト断面46の末端位置に一致するように、各端点52,54の位置決めが行われる。最初に、2つの端点52,54の設定により仮軸44の方向を定め、当該方向に2つの端点52,54を移動させることにより、オブジェクト断面46の末端位置に2つの端点52,54を定めるようにしてもよい。
一方、画像32上には、必要に応じて、体積演算用の計測面列を表すライン群#1−#7が表示される。ライン群は、事前に定められた個数、位置にしたがって自動的に設定されてもよく、あるいは人為的に設定されるようにしてもよい。若しくはオブジェクト断面46の輪郭の変位度合いに応じ適切な個数、位置を判断し、自動的に設定してもよい。それらのラインの内で、ライン#1及び#7が基準軸設定において重要なラインとなる(この段階では他のラインの表示を省略してもよい)。すなわち、ライン#1は、仮軸44の一方の端点52を通過するライン48であり、本実施形態では長軸探索用の第1参照面を表すものである。ライン#7は、仮軸44の他方の端点54を通過するライン50であり、本実施形態では長軸探索用の第2参照面を表すものである。第1参照面及び第2参照面は互いに離間しており、仮軸44に直交する面である。上記のように各端点52,54を移動させると、各参照面も平行運動する。
ライン48で示される第1参照面を表すのが第1断層画像34である。同様に、ライン50で示される第2参照面を表すのが第2断層画像36である。図4においては、2つの端点52,54がオブジェクト断面46の末端位置に位置決められた状態が示されており、その状態において表示されるものが第1断層画像34及び第2断層画像36である。これらの画像34,36は、図2に示した2つの断層画像20A,22Aと同じものである。任意断層画像32上においては、オブジェクト断面46の各端部位置に各端点52,54が合致しているが、実際のオブジェクトは三次元の形状を有しているため、第1断層画像34及び第2断層画像36上には、オブジェクト端部の断面46A,46Bが現れている。つまり、任意断層画像32には現れていないオブジェクト形態(膨らみ部分)が顕在化している。そこで、S12及びS13で示すように、ユーザーにより、そのように現れたオブジェクト端部の断面46A,46Bの中央部あるいは重心位置に、第1目標点56及び第2目標点58が指定される。この指定は、S14及びS15に示されるように、仮軸44の端点52,54の位置を、第1目標点56及び第2目標点58へ移動させる修正入力に相当するものである。
なお、以上の過程において、仮軸44の位置や長さ(ひいては任意切断面)が刻々と変化することになるが、それはワイヤフレーム像38において確認可能である。
以上のように、2つの端点の位置を修正すると、図5に示すような表示画像が表示される。なお、ワイヤフレーム像については図示省略されている。これは後に説明する図6においても同様である。上記の2つの目標点の設定により、それらに合致する2つの端点60,62が自動的に設定される。その状態が2つの断層画像34,36に示されている。すなわち、第1参照面に対応する第1断層画像34上においてはオブジェクト断面46Cの中心に端点60が設定されており、同様に、 第2参照面に対応する第2断層画像36上においてはオブジェクト断面46Dの中心に端点62が設定されている。仮軸44の位置が変動したために、各オブジェクト断面の形態も変化している。このことは任意断層画像32においても同様である。この段階では、通常、任意断層画像32としては、最大断面に相当するものが表示される。次に、ユーザーにより、S16,S17に示すように、2つの端点60,62を(方向修正後の)仮軸72に沿って当該方向にシフトさせ、それらをオブジェクト断面(最大断面)の末端位置に位置決めする操作がなされる。そのような操作に伴い、第1参照面(符号48参照)及び第2参照面(符号50参照)が平行移動するため、第1断層画像34及び第2断層画像36の内容もリアルタイムで変動する。
図6に示すように、第1端点74の位置がオブジェクト断面70の末端位置に一致すると、第1断層画像34上において、そこに今まで存在していたオブジェクト断面(符号46C参照)が丁度消失する。第1端点74の移動に伴い、第1断層画像34上ではオブジェクト断面46Cが次第に小さくなり、やがて消失することになるので、消失時点で移動を停止させてもよいし、あえて行き過ぎてから少し戻って断面の再登場を確認した上で再び前進させて、末端位置に第1端点74を合わせるようにしてもよい。第2端点76についても、第2断層画像36等を利用して上記同様の位置決めを行える。基準軸72Aの設定が完了した時点で所定の入力を行うことにより、自動的な体積演算が実行される。上記においては、第1断層画像34及び第2断層画像36の観察により、各端点が最大断面の末端位置に到達したことを容易に確認できる。任意断層画像32上でも確認できるが、それに直交する断層画像上でも、位置決め状態を確認できるので、多方面からの確認により誤った設定を回避できるという利点がある。
以上のようにして、仮軸についての位置及び方向が修正され、またその長さが修正されて、それらの修正後の軸として基準軸72Aが定められる。但し、方向の修正と長さの修正は繰り返し行われてもよい。基準軸を三次元空間全体を貫通する軸とし、その軸上の区間を別途設定するようにしてもよい。これも長さ設定と実質的に同じことである。
図7には、三次元空間78が示されている。三次元空間78はボリュームデータに対応するものであり、オブジェクト80が存在している。オブジェクト80に対するトリプレーン表示のために3つの切断面82,84,86が設定される。その一方において、三次元空間78の外部又は内部にボリュームレンダリングのための視点94が設定される。その視点94を原点として複数の視線(レイ)96が設定され、各レイ96に沿ってレイ96上に存在する各ボクセルに対するレンダリング処理により各レイ96ごとに画素値が求められる。求められた複数の画素値によってボリュームレンダリング画像としての三次元画像が構成される。
図8において、表示画像92はトリプレーン画像及び三次元画像90を含むものである。トリプレーン画像は具体的には上述の3つの切断面に対応した3つの断層画像82A,84A,86Aからなる。それぞれの断層画像は互いに直交した関係にある。本実施形態においては、三次元画像90とともに、上述した原理に基づいて設定された基準軸を利用してオブジェクトすなわち対象組織の体積が求められており、その体積を表す数値が符号95で示されるように表示される。
図9には、本実施形態に係る超音波診断装置の主要部の構成がブロック図として示されている。3Dプローブ100は、生体の表面上に当接して用いられあるいは体腔内に挿入される超音波探触子である。3Dプローブ100は本実施形態において2Dアレイ振動子を備えている。2Dアレイ振動子は二次元配列された複数の振動素子からなるものであり、その2Dアレイ振動子によって超音波ビームが形成され、その超音波ビームは二次元走査される。これによって三次元エコーデータ取り込み空間としての三次元空間が形成される。その三次元空間内から上述したボリュームデータが取得される。
送受信部102は、送信ビームフォーマー及び受信ビームフォーマーとして機能するモジュールである。送信時において、送受信部102から上記2Dアレイ振動子に対して複数の送信信号が供給され、これによって送信ビームが形成される。一方、受信時においては、上記2Dアレイ振動子から複数の受信信号が出力され、それらの受信信号に対して送受信部102において整相加算処理が実行される。これによって電子的に受信ビームが形成され、その受信ビームに相当する受信信号すなわちビームデータが送受信部102から出力される。
3Dメモリ104は三次元の記憶空間を有し、その3Dメモリ104中には上述したボリュームデータが格納される。3Dメモリ104への書き込みにあたって送受波座標空間から三次元の直交座標区間への座標変換が適用され、各データが記憶空間上における対応アドレスに格納される。もちろん、メモリからの読み出し時において座標変換処理が行われてもよい。
データ処理部106は、本実施形態においてソフトウエアの機能として実現されており、そのデータ処理部106は上述した基準軸の設定機能、基準軸に基づく体積演算機能を有している。図9においては、体積演算機能が体積演算部108として示されている。データ処理部106の処理結果は表示部110に表示される。具体的には、表示部110には図8に示したトリプレーン画像や三次元画像が表示され、それに合わせて体積値が表示される。また、表示部110には上述した基準軸の設定にあたって必要な画像が表示され、ユーザーはそのような画像を参照しながら必要な座標指定を行うことができる。
制御部112はCPU及び動作プログラムによって統制され、図9に示される各構成の制御を行っている。制御部112には入力部114が接続されている。この入力部114は操作パネルによって構成され、それが例えばキーボードやトラックボールを含むものである。ユーザーは、この入力部114を用いて仮軸の設定や修正を行える。
次に、図10を用いて図9に示される構成の動作について説明する。S101では3Dプローブを用いてボリュームデータが収集される。S102では図4を用いて説明したように、任意切断面が指定される。そして、S103では、任意切断面上において仮軸が指定される。S104では仮軸の方向及び長さが修正される。具体的には、上述したように第1断層画像及び第2断層画像上において2つの目標点を指定することにより仮軸の方向を修正することができ、また仮軸の端点の平行移動により仮軸の長さを修正することができる。この過程を繰り返すことにより、最終的に基準軸を設定することができる。その段階において処理がS105からS106へ移行する。S106では、設定された基準軸に基づいてその方向に並んだ複数の計測断面からなる計測断面列が自動的に設定される。
S108では、計測断面列中のいくつかに対してマニュアルトレースが実行され、これによって組織輪郭が抽出される。また残りの計測断面に対してはS107に示されるように自動的なトレース処理が適用される。いずれにしても、個々の計測断面ごとにトレース処理が行われ、その結果として各計測断面上において対象組織の断面の面積が演算される。これはS109の工程において実行される。そして、当該S109においては、各面積に基づいて対象組織を複数のディスクの積層体として仮定した場合における各ディスクの体積(要素体積)が求められ、それらの総和として対象組織の体積値が求められる。S110においてはその体積値が表示される。
以上のように、本実施形態においては、体積演算の基準となる基準軸を対象組織に対して適切に設定することができるので、体積演算の精度を高めることができ、ひいては計測の信頼性を向上できるという利点がある。上述した実施形態においては、2つの参照面上においてマニュアル指定によって2つの目標点が指定されていたが、例えば各参照面上に現れるオブジェクト断面の重心を自動的に演算し、その重心の位置を目標点として定めることによって仮軸の修正をすべて自動化することも可能である。
オブジェクトに対する基準軸の設定の従来方法を説明するための図である。 図1に示した基準軸の両端点を通過する2つの面に対応する2つの断層画像を示す図である。 実施形態における基準軸の設定方法を説明するための図である。 初期表示画像を説明するための図である。 2つの目標点の設定による仮軸の修正を説明するための図である。 仮軸の修正後における基準軸の設定状態を説明するための図である。 三次元空間を説明するための概念図である。 トリプレーン表示及び三次元表示を表す図である。 本実施形態に係る超音波診断装置を表すブロック図である。 図9に示される構成の動作を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
10 オブジェクト、24 最大断面、26 基準軸(修正された仮軸)、28,30 基準軸の端点、32 第1参照面(計測面)、34 第2参照面(計測面)。

Claims (9)

  1. 生体内の三次元空間に対する超音波の送受波により取得されたボリュームデータを処理するボリュームデータ処理装置において、
    前記ボリュームデータに含まれるオブジェクトに対して当該オブジェクトを通る仮軸を設定する仮軸設定手段と、
    前記仮軸を修正することにより基準軸を設定する修正手段と、
    前記基準軸に基づいて前記オブジェクトの体積を演算する体積演算手段と、
    を含み、
    前記修正手段は、
    前記仮軸と交差関係にあり且つ互いに離れた第1参照面及び第2参照面を設定する参照面設定部と、
    前記第1参照面上に設定される第1目標点と、前記第2参照面上に設定される第2目標点と、に基づいて、前記仮軸を修正して前記基準軸を設定する仮軸修正部と、
    を含むことを特徴とするボリュームデータ処理装置。
  2. 請求項1記載の装置において、
    前記第1目標点は、前記第1参照面上にオブジェクト断面が現れた場合に当該オブジェクト断面内に設定され、
    前記第2目標点は、前記第2参照面上にオブジェクト断面が現れた場合に当該オブジェクト断面内に設定される、
    ことを特徴とするボリュームデータ処理装置。
  3. 請求項2記載の装置において、
    前記仮軸修正部は、前記第1目標点及び前記第2目標点を通過する方向に前記仮軸の方向を定める方向修正部を含む、ことを特徴とするボリュームデータ処理装置。
  4. 請求項3記載の装置において、
    前記参照面設定部は、前記方向修正後の仮軸の方向に沿って前記第1参照面及び前記第2参照面を個別的に平行運動させる探索機能を有し、
    前記仮軸修正部は、更に、前記平行運動後の第1参照面と前記平行運動後の第2参照面との間の距離に基づいて、前記仮軸の長さを定める長さ修正部を含む、
    ことを特徴とするボリュームデータ処理装置。
  5. 請求項4記載の装置において、
    前記体積演算手段は、
    前記方向修正後且つ長さ修正後の仮軸としての基準軸に基づき、当該基準軸に沿って整列した互いに平行な複数の計測面を設定する手段と、
    前記各計測面上においてオブジェクト断面の面積を演算する手段と、
    前記各計測面上において演算されたオブジェクト断面の面積に基づいて前記オブジェクトの体積を演算する手段と、
    を含むことを特徴とするボリュームデータ処理装置。
  6. 請求項4記載の装置において、
    前記第1参照面を表す第1断層画像を形成して表示する手段と、
    前記第2参照面を表す第2断層画像を形成して表示する手段と、
    前記第1断層画像上において前記第1目標点をユーザー指定するための手段と、
    前記第2断層画像上において前記第2目標点をユーザー指定するための手段と、
    を含むことを特徴とするボリュームデータ処理装置。
  7. 請求項6記載の装置において、
    前記仮軸の方向を定める過程では、前記第1断層画像に前記仮軸を表す第1仮軸マーカーと前記第1目標点を表す第1目標点マーカーとが含まれ、且つ、前記第2断層画像に前記仮軸を表す第2仮軸マーカーと前記第2目標点を表す第2目標点マーカーとが含まれる、ことを特徴とするボリュームデータ処理装置。
  8. 請求項7記載の装置において、
    前記仮軸の長さを定める過程でも、前記第1断層画像及び前記第2断層画像が表示され、当該段階においても、前記第1断層画像には前記第1目標点マーカーが含まれ、前記第2断層画像には前記第2目標点マーカーが含まれ、
    更に、
    前記第1参照面の平行運動過程において、前記第1断層画像を見ながら前記第1参照面の位置をユーザー指定するための手段と、
    前記第2参照面の平行運動過程において、前記第2断層画像を見ながら前記第2参照面の位置をユーザー指定するための手段と、
    が設けられた、ことを特徴とするボリュームデータ処理装置。
  9. 情報処理装置において実行されるプログラムであって、生体内の三次元空間に対する超音波の送受波により取得されたボリュームデータを処理するボリュームデータ処理プログラムにおいて、
    当該プログラムは、
    前記ボリュームデータに含まれるオブジェクトに対して当該オブジェクトを通る仮軸を設定する仮軸設定機能と、
    前記仮軸を修正することにより基準軸を設定する修正機能と、
    前記基準軸に基づいて前記オブジェクトの体積を演算する体積演算機能と、
    を含み、
    前記修正機能には、
    前記仮軸と交差関係にあり且つ互いに離れた第1参照面及び第2参照面を設定する機能と、
    前記第1参照面上に設定される第1目標点と、前記第2参照面上に設定される第2目標点と、に基づいて、前記仮軸を修正して前記基準軸を設定する機能と、
    が含まれる、
    ことを特徴とするボリュームデータ処理プログラム。
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