JP5106877B2 - 教材作成システム及び登録管理システム - Google Patents

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本発明は、お客様(顧客)自身が教材を容易に作成・変更できる教材作成システムおよび登録管理システムに関し、特に教材のシナリオや教材内のノウハウの改ざんを防止することができる教材作成システムに関する。
教材提供業者がお客様に対して教材を提供する際に、レディメイドの教材では、全てのお客様の多様なニーズに対応することが出来なかったり、お客様の状況変化による教育内容の変更に追従できなかったりすることがある。
これらの問題を解決するためには、お客様のニーズや状況変化に応じて、お客様自身が教材を作成あるいは変更してカスタマイズすることができるのが望ましい(例えば、特許文献1〜3を参照)。
特開2000−338848号公報 特開2002−278943号公報 特開2003−263097号公報
しかし、お客様自身が教材をカスタマイズする場合に、教材提供業者が教育効果を挙げるために作成した教材のシナリオや教材内のノウハウが、必要以上に改ざんされてしまうという課題がある。
さらに、教育の実施状況について監査を行う際には、教育管理者が教材の更新履歴および教育実績に誤りがないことを示すために、改ざんが行われていないことを証明する必要がある。
本発明は、従来の問題点を解決するものであり、お客様自身による教材のカスタマイズを容易にすると共に、教材のシナリオや教材内のノウハウの必要以上の改ざんを防ぐことができる教材作成システムおよび登録管理システムを提供することを目的とする。
本発明は、お客様環境側に設置され、教材を編集する教材編集ツールを有する顧客の教育管理システムと、お客様環境側の顧客に提供する教材提供業者側に設置され、教材ソースからなる前記教材を前記教育管理システム側に提供する教材提供業者の登録管理システムと、前記両システムを接続する通信網とからなる教材作成システムであって、前記登録管理システムは、前記教材ソースにシナリオの順序を指定するタグと、顧客毎に異なる内容が入る部分について教材編集ツールで表示される質問文を含み、前記教材ソースに反映されるタグと、前記教材ソースのノウハウを含む部分に書き換え禁止のタグを付与し、前記書き換え禁止のタグ内のコンテンツを暗号化し、かつ前記暗号化された前記コンテンツを復号化する復号キーを有し、前記教育管理システムは、お客様環境側の教材編集者が前記教材を編集する際に使用する前記教材編集ツールを有し、該教材編集ツールにより前記質問文を表示して、当該質問文に対する回答を取得し、前記質問文を含み、前記教材ソースに反映されるタグに入力された回答内容の結果を前記教材ソースに反映し、前記シナリオの順序を指定するタグをチェックし、前記教材のシナリオの順序確認を行い、教材提供者の想定シナリオの順序が崩れていた場合には、不正なシナリオであると認定し、かつ前記暗号化された前記コンテンツを復号化する復号キーを有しており、前記登録管理システムは、前記教材ソースのノウハウを含む部分に書き換え禁止のタグを付与して、前記教材ソースの改ざんを防ぎ、前記書き換え禁止のタグ内のコンテンツを暗号化して、前記教育管理システムの顧客の前記教材編集ツールによる前記教材ソースのシナリオの編集を防ぐ教材作成システムである。
また、本発明は、前記登録管理システムに前記教材の更新履歴を登録する登録管理DBを設け、前記教材の更新履歴を、前記顧客の教育管理システムと前記教材提供業者の登録管理システムとの双方で管理し、前記教材の更新履歴に改ざんが無いことの証明を可能とする教材作成システムである。
そして、本発明は、前記教材提供業者の登録管理システムは、前記顧客の教育管理システムの固有の値と前記教材毎の登録コードとから作成した暗号キーを利用し、前記教材のバージョン毎に教育実績を暗号化することで、教育に使用した前記教材とその教育実績を紐づけすることにより、前記教育実績の改ざんを防ぐ教材作成システムである。
更に、本発明は、お客様環境側の顧客に提供する教材提供業者側に設置され、教材ソースからなる教を教育管理システム側に提供する教材提供業者の登録管理システムであって、前記登録管理システムは、前記教材を教育管理システム側に提供するサーバ及び前記教材を登録する登録管理データベースを備え、前記教材ソースにシナリオの順序を指定するタグを付与し、かつ顧客毎に異なる内容が入る部分について教材編集ツールで表示される質問文を含み、前記教材ソースに反映されるタグを付与し、前記教材ソースのノウハウを含む部分に書き換え禁止のタグを付与し、前記書き換え禁止のタグ内のコンテンツを暗号化し、前記教育管理システムは、前記教材ソースからなる教材を、お客様環境側の教材編集者が前記教材を編集する際に使用する前記教材編集ツールを有し、該教材編集ツールにより前記質問文を表示して、当該質問文に対する回答を取得し、前記質問文を含み、前記教材ソースに反映されるタグに入力された回答内容の結果を前記教材ソースに反映し、前記シナリオの順序を指定するタグをチェックし、前記教材のシナリオの順序確認を行い、教材提供者の想定シナリオの順序が崩れていた場合には、不正なシナリオであると認定し、前記登録管理システムは、前記暗号化された前記コンテンツを復号化する復号キーを有し、前記教材ソースのノウハウを含む部分に書き換え禁止のタグを付与して、前記教材ソースの改ざんを防ぎ、前記書き換え禁止のタグ内のコンテンツを暗号化して、前記教育管理システムの顧客の前記教材編集ツールによる前記教材ソースのシナリオの編集を防ぐ登録管理システムである。
本発明の教材作成システム及び登録管理システムによれば、お客様自身による教材のカスタマイズを容易にすると共に、教材のシナリオや教材内のノウハウの必要以上の改ざんを防ぐことができる。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
本発明の教材作成システム及び登録管理システムの実施例について、図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の実施例の教材作成システムのシステム構成図である。
図1に示すように、実施例の教材作成システムは、お客様環境(教材編集者)側に設置される教育管理システム2と、教材提供業者側に設置される登録管理システム7とからなる。教育管理システム2は、教材を編集する際に使用する教材編集ツールを有する。教材編集ツールは、教材編集者1により教材の変更を行うために用いられる。教育管理システム2は、サーバ4、教材管理DB(データベース)5及び関数・復号表DB6を有する。サーバ4は、教材編集者1が使用する表示装置3を接続している。
実施例における教育管理システム2は、教材を編集する教材編集ツールを有しており、教材ソースの質問文が教材編集ツールで表示され、タグに入力された内容の結果が教材ソースに反映され、顧客毎に異なる内容が入った部分を有する教材を作成することができる。
教材提供業者側の登録管理システム7は、サーバ8を備えており、サーバ8は変換表DB9と登録管理DB10を接続している。登録管理システム7は、教材編集者1が編集する教材ソースを作成する。教材編集者側のサーバ4と教材提供業者側のサーバ8は、インターネットのような通信網11により接続される。これにより、教育管理システム2は、登録管理システム7側へ通信網11を介して、後で説明する例えば教材の登録コードの要求(教材のハッシュ値送信)を行ったり、登録管理システム7が教育管理システム2側へ通信網11を介して、登録コードの送信を行ったり、あるいは教育管理システム2は、登録管理システム7側へ通信網11を介して、登録通知を行う。
実施例における登録管理システム7は、教材を編集する顧客に提供する教材ソースにシナリオの順を示すタグを付与し、あらかじめ顧客毎に異なる内容が入る部分について質問文を含むタグを付与し、教材内のノウハウを含む部分に書き換え禁止のタグを付与し、前記書き換え禁止のタグ内のコンテンツを暗号化し、前記暗号化された前記コンテンツを復号化する復号キーを有しており、これにより、質問文は教育管理システム2の教材編集ツールで表示され、タグに入力された内容の結果は前記教材ソースに反映され、教材に付与されたシナリオの順をチェックすることによりシナリオのずれを防ぎ、書き換え禁止のタグ内のコンテンツを暗号化して、顧客の教材編集ツールによる教材ソースの直接編集を防ぐことができる。
図2は、実施例の教材作成システムにおける表示装置3に表示できるプリセット画面20と、表示装置3に表示できる表示/編集画面30と、そして教材ソース40の一例を説明する図である。図3は、実施例の教材作成システムにおける暗号化された教材ソース40の内容の一例を説明する図である。
実施例の教材作成システムにおける教材編集の際の処理の手順の一例を説明する。まず、(1)教材編集者1は、教材の編集を行う。(2)教育管理システム2は、教材のハッシュ値を算出する。(3)教育管理システム2は、教材の登録コードを要求し、教材ハッシュ値を登録管理システムに送信する。(4)登録管理システムは、受信したハッシュ値と変換表から登録コードを算出する。(5)登録コード発行に対して課金処理を行う。(6)登録管理システムは、教育管理システム2に対し、発行した登録コードを送信する。(7)教育管理システム2は、教材の登録を行う。(8)教育管理システム2は、登録管理システムに対し、登録を通知する。(9)登録管理システムは、登録管理DB10に教材の更新状況を登録する。このようにして、教材編集の際の処理を行うことができる。
以下、実施例の教材作成システムについて、具体的に説明する。図2に示すように、教材編集者1は、教材編集ツールのプリセット画面20と表示/編集画面30を起動し、プリセット画面20と表示/編集画面30を表示装置3に表示する。
教材編集者1がこの教材編集ツールのプリセット画面20を起動すると、<custom>タグ52を解釈した教材編集ツールは、質問を作成してプリセット画面20に表示する。教材編集者1は、プリセット画面20に表示された質問に対する回答を、プリセット画面20の所定のテキストエリア21に入力することで、お客様環境の固有の情報を容易に教材ソース40に対して反映することができる。テキストエリア21に入力された回答は、対応する<custom>タグ52に反映されて、教材ソース40が変更される。
次に、教材編集者1が表示/編集画面30を起動すると、教材編集ツールは、教材ソース40を解釈し、教育画面と同様の画面が表示されて画面のイメージを確認しながら教材の編集が可能になる。この時、図2に示すように<readonly>タグ50で指定された部分32は、画面に表示されるが編集はできない。
図2の表示/編集画面30では、太い実線で示す編集できない部分32と、太い破線で示す編集可能な部分33を有している。編集できない部分32は、読み出し専用の<readonly>タグ50の部分に対応し、編集可能な部分33は、<readonly>タグ50以外のタグ52の部分に対応する。教材ソース40では、<readonly>タグ50は暗号化された部分である。
教材の編集後、教材編集者1が教材編集ツールの表示/編集画面30にある確認ボタン31を押すと、スライド番号と<scenario>タグ51で指定されたシナリオの順を比較し、教材提供業者が想定していたシナリオの順が崩れていた場合には、不正なシナリオであると認定して、警告を画面に表示する。
また、教材編集者1が教材ソースをテキストエディタ等で直接編集する場合に備えて、教材のシナリオや教材内のノウハウを含む読み出し専用の<readonly>タグ50で指定された領域は、上述したように予め暗号化してある。このように教材のシナリオや教材内のノウハウを含む<readonly>タグ50で指定された領域の復号は、教育管理システム2でのみ可能とする。
また、図3に示す暗号化された教材ソース40の内容は、スライド番号や章などを意味するタグの他に、教材編集ツールによる編集を禁止するタグ(<readonly>タグ)50と、シナリオの順序を指定するタグ(<scenario>タグ)51と、お客様固有の情報の入力を促すタグ(<custom>タグ)52(図2を参照)と、そして教材名を指定するタグ53とを有する。
教育管理システム2は、各<scenario>タグ51をチェックして、タグ内の値が昇順に並んでいない場合には教材のシナリオが崩れたと判定するようになっている。
図4は、実施例の教材作成システムにおける教育管理画面60の説明図である。図4において、教育管理画面60は教材のバージョン61と教育期間の教育実績62を含んでいる。教材のバージョン61は、クリックすることで該当するバージョンの教材を表示できる。教育期間の教育実績62は、クリックすると該当期間の教育実績を表示できる。
図5は、実施例の教材作成システムにおけるお客様環境の固有の情報の教材へのプリセット手順の説明図である。ここで、図5を参照しながら、お客様環境の固有の情報を教材へプリセットする手順について説明する。図5において、ステップS1〜S6を有しており、ステップS1では、図1の教材編集ツールの図2に示すプリセット画面20を起動する。ステップS2では、図2の教材ソース40から<custom>タグ52を検索する。ステップS3では、属性名「no」の属性値を質問番号として、プリセット画面20に表示する。
ステップS4では、属性名「q」の属性値を質問文として、プリセット画面20に表示する。ステップS5では、教材編集者1が質問文の下にあるテキストエリア21に回答を入力する。ステップS6では、質問番号に対応した<custom>タグ52で囲まれた図2に示す編集可能な部分33に回答内容を反映する。これにより、お客様環境の固有の情報が、教材へプリセットすることができる。
次に、図6を参照して、教材のシナリオ順序の確認の手順を説明する。図6は、実施例の教材作成システムにおける教材のシナリオ順序の確認手順の説明図である。図6において、ステップS11〜S19を有しており、ステップS11では、教材編集ツールの図2に示す確認ボタン31を押し下げる。ステップS12では、メモリに初期値0をセットする。ステップS13では、教材ソース40内のスライド番号を示す<slide>タグ54で囲まれた領域をスライド番号順にチェックする。
ステップS14では、<slide>タグ54内に<readonly>タグ50があるかどうかをみて、無ければ確認の手順を終了する。<readonly>タグ50があれば、ステップS15では、<readonly>タグ50内に<scenario>タグ51があるかどうかをみて、無ければ確認の手順を終了する。図3に示すように、<readonly>タグ50内に<scenario>タグ51があれば、ステップS16では、<scenario>タグ51の属性名「no」の属性値とメモリに記録された値とを比較する。
ステップS17では、メモリに記録された値が属性名「no」の属性値よりも小さければ、ステップS18では、<scenario>タグ51の属性名「no」の属性値をメモリに記録する。メモリに記録された値が属性名「no」の属性値よりも大きければ、ステップS19において、シナリオが崩れていると判定して、警告を表示装置の画面に表示する。これにより、教材のシナリオ順序の確認を行うことができる。
実施例における教材の登録と課金について、図7と図1を参照して説明する。図7は、実施例の教材作成システムにおける教材登録と課金処理手順の説明図である。図7では、ステップS21〜S38を有している。ステップS21では、図1に示すように、教材編集者(お客様C)が教材編集ツールを用いて教材を編集して保存をする。この時、教材のバージョン番号(例えば1,2,3・・・)を振り、更新前の教材も別途保存する。ステップS22では、教材のバージョン管理を実施し、ステップS23では、図1の教育管理システム2が持つハッシュ関数を利用して、教材のハッシュ値を算出する。ステップS24では、図1の教材管理DB5のバージョン管理表(図8(a)参照)には、教材のバージョン71と、作成日72と、ハッシュ値73を記録する。
ステップS25では、図1に示すように教材編集ツールから登録管理システム7にハッシュ値を、通信網11を介して送信して、教材の登録コードを要求する。ステップS26では、図1の登録管理システム7は、変換表DB9の変換表を用いてハッシュ値から登録コードを算出する。ステップS27では、図9(a)のハッシュ値/登録コード管理表90には登録コード申請日91と、ハッシュ値73と、登録コード83を記録する。
ステップS28では、登録管理システム7は、登録コード83の発行に対して課金処理を行い、ステップS29では、図1に示すように教育管理システム2に対して登録コード83を送信する。さらに、ステップS30では、教材編集者は、登録コード83を用いて、教材を図1の教育管理システム2に登録する。ステップS31では、教育管理システム2は、関数・復号表DB6の復号表を用いて登録コード83から教材のハッシュ値(a)を算出する。ステップS32では、教育管理システム2は、登録を行う教材のハッシュ値(b)を算出する。
ステップS33では、ハッシュ値(a)とハッシュ値(b)が等しいかどうかを判断して、教材が正しい教材であるか不正な教材であるかを判断する。等しくない場合にはステップS34では、不正な教材と判断して、教材の登録を中断する。ステップS35では、ハッシュ値(a)とハッシュ値(b)が等しい場合には、正しい教材として、図1の教材管理DB5の登録管理表80(図8(b)を参照)に登録日81と、ハッシュ値73と、登録コード83を記録する。ステップS36では、教育管理システム2は登録コード83を含む登録通知を登録管理システム7に送信する。ステップS37では、お客様環境2だけでなく教材提供業者側でも、教材の更新状況を管理するために、図9(b)の登録通知管理表100には登録日81と登録コード83を記録して、ステップS38では、教材の登録を完了する。これにより、教材登録と課金処理を確実に行うことができる。
実施例における教育実績の管理例を説明する。図8は、実施例の教材作成システムにおける図1に示す教材管理DB5の説明図であり、図8(a)にはバージョン管理表70を示し、図8(b)には登録管理表80を示す。
図9は、実施例の教材作成システムにおける図1に示す登録管理DB10の説明図であり、図9(a)にはハッシュ値/登録コード管理表90を示し、図9(b)には登録通知管理表100を示す。図8(a)のバージョン管理表70には、教材のバージョン71、作成日72、そしてハッシュ値73が登録されている。図8(b)の登録管理表80には、登録順序を示すNo.に対応した登録日81、ハッシュ値73、登録コード83が登録されている。図9(a)のハッシュ値/登録管理コード管理表90には、登録順序を示すNo.に対応した申請日91、ハッシュ値73、登録コード83が登録されている。図9(b)の登録通知管理表100には、登録順序を示すNo.に対応した登録日81、登録コード83が登録されている。
図7を参照して説明したようにステップS38において教材の登録が完了すると、図1に示す教材管理DB5の登録管理表80の登録日81が一番新しい登録コードと、教育管理システム2で固有の値(教育管理システム2毎にシステム内部に組み込んだ識別コード等)から、教育実績を暗号化するための暗号キーを作成する。
お客様側の教育受講者が教育管理システム2に接続して教育を実施すると、教育実績が作成され、教育実績が上記の暗号キーで暗号化した上で教材管理DB5に保存される。同様に、教材編集者1の教育管理者が行った教育の実施期間や受講者の設定などの管理業務の履歴についても、暗号化した上で保存する。教育実績は、暗号キー毎(教材のバージョン毎)に教材管理DB5内で別々に保存する。
教育管理者が教育履歴を参照する場合には、教育管理システム2の管理画面に、教材毎に教材管理DB5の図8(a)に示すバージョン管理表70に記録された全てのバージョン71を表示する。また、表示されたバージョン71の横に、バージョン管理表70に記録されたハッシュ値73をキーに教材管理DB5の図8(b)の登録管理表80を調査し、登録日81からそのバージョンの教材を使って教育した期間を算出して、画面に表示する。
図4に示す教育管理画面60の教育期間62をクリックすると、図8(b)の登録管理表80の対応する登録期間の登録コード83から暗号キーを作成する。教材管理DB5から作成された暗号キーに対応する教育実績を復号して図4の教育管理画面60に表示する。
また、図4のバージョン61をクリックすると、教材管理DB5に保存された該当するバージョンの教材を表示する。この時、表示する教材からハッシュ値73を算出し、図8のバージョン管理表70に記録されたハッシュ値73と比較することで、教材が改ざんされていないことを示す。しかし、万が一、教材管理DB5が改ざんされた可能性がある場合は、教材提供業者側にある登録管理DB10の図9(a)に示すハッシュ値/登録コード管理表90を参照する。
これらにより、図1の教材提供業者3は、教育に使用した教材とその教育実績を紐づけた状態で管理でき、教育実績の改ざんを防ぐと共に、教材ごとの教育実績の監査が可能になる。このように、本実施例では、教材のシナリオの順序、文章の変更可否をタグで指定したり、重要な部分の教材ソースを暗号化したりすることで、教材のシナリオを維持することができる。
また、教材を教育管理システム2に登録するために、カスタマイズした教材に対応した登録コードを必要として、登録コード発行の際に課金を行うことができる。さらに、登録コードを教材編集者1/教材提供業者の双方で保持すると共に、登録コードと教材管理システム2の固有の値から生成した暗号化キーで教育実績を暗号化することで、教育の更新履歴および教育実績について改ざんが行われていないことを証明することができる。
本発明の教材作成システムの実施形態によれば、教材のシナリオや教材内のノウハウの改ざんを防止すると共に、お客様のニーズや状況に基づいた教材のカスタマイズが可能であり、教材のカスタマイズ回数に応じた課金が可能で、他システムでの教材の流用を防ぐことができ、教材の更新履歴および教育実績が改ざんされていないことを証明可能である。更に、お客様環境で保管する教材をお客様自身がカスタマイズすることで、機密情報を教材に組み込む場合でも、教材提供業者にその内容を知られずに済む。また、本発明は上述した実施形態に限定されず、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
実施例の教材作成システムのシステム構成図。 実施例の教材作成システムにおける教材編集ツール等の説明図。 実施例の教材作成システムにおける教材ソースの内容の説明図。 実施例の教材作成システムにおける教育管理画面の説明図。 実施例の教材作成システムにおけるお客様固有の情報の教材へのプリセットの説明図。 実施例の教材作成システムにおける教材のシナリオ順序の確認の説明図。 実施例の教材作成システムにおける教材登録と課金処理の説明図。 実施例の教材作成システムにおける教材管理DBの説明図。 実施例の教材作成システムにおける登録管理DBの説明図。
符号の説明
1 教材編集者
2 教育管理システム
3 表示装置
4 サーバ
5 教材管理DB
6 関数復号表DB
7 登録管理システム
8 サーバ
9 変換表DB
10 登録管理DB
11 ネットワーク

Claims (4)

  1. お客様環境側に設置され、教材を編集する教材編集ツールを有する顧客の教育管理システムと、お客様環境側の顧客に提供する教材提供業者側に設置され、教材ソースからなる前記教材を前記教育管理システム側に提供する教材提供業者の登録管理システムと、前記両システムを接続する通信網とからなる教材作成システムであって、
    前記登録管理システムは、
    前記教材ソースにシナリオの順序を指定するタグと、顧客毎に異なる内容が入る部分について教材編集ツールで表示される質問文を含み、前記教材ソースに反映されるタグと、前記教材ソースのノウハウを含む部分に書き換え禁止のタグを付与し、前記書き換え禁止のタグ内のコンテンツを暗号化し、かつ前記暗号化された前記コンテンツを復号化する復号キーを有し、
    前記教育管理システムは、
    お客様環境側の教材編集者が前記教材を編集する際に使用する前記教材編集ツールを有し、該教材編集ツールにより前記質問文を表示して、当該質問文に対する回答を取得し、前記質問文を含み、前記教材ソースに反映されるタグに入力された回答内容の結果を前記教材ソースに反映し、前記シナリオの順序を指定するタグをチェックし、前記教材のシナリオの順序確認を行い、教材提供者の想定シナリオの順序が崩れていた場合には、不正なシナリオであると認定し、かつ前記暗号化された前記コンテンツを復号化する復号キーを有しており、
    前記登録管理システムは、
    前記教材ソースのノウハウを含む部分に書き換え禁止のタグを付与して、前記教材ソースの改ざんを防ぎ、前記書き換え禁止のタグ内のコンテンツを暗号化して、前記教育管理システムの顧客の前記教材編集ツールによる前記教材ソースのシナリオの編集を防ぐことを特徴とする教材作成システム。
  2. 前記登録管理システムに前記教材の更新履歴を登録する登録管理DBを設け、前記教材の更新履歴を、前記顧客の教育管理システムと前記教材提供業者の登録管理システムとの双方で管理し、前記教材の更新履歴に改ざんが無いことの証明を可能とすることを特徴とする請求項1記載の教材作成システム。
  3. 前記教材提供業者の登録管理システムは、前記顧客の教育管理システムの固有の値と前記教材毎の登録コードとから作成した暗号キーを利用し、前記教材のバージョン毎に教育実績を暗号化することで、教育に使用した前記教材とその教育実績を紐づけすることにより、前記教育実績の改ざんを防ぐことを特徴とする請求項1または2に記載の教材作成システム。
  4. お客様環境側の顧客に提供する教材提供業者側に設置され、教材ソースからなる教を教育管理システム側に提供する教材提供業者の登録管理システムであって、
    前記登録管理システムは、
    前記教材を教育管理システム側に提供するサーバ及び前記教材を登録する登録管理データベースを備え、前記教材ソースにシナリオの順序を指定するタグを付与し、かつ顧客毎に異なる内容が入る部分について教材編集ツールで表示される質問文を含み、前記教材ソースに反映されるタグを付与し、前記教材ソースのノウハウを含む部分に書き換え禁止のタグを付与し、前記書き換え禁止のタグ内のコンテンツを暗号化し、
    前記教育管理システムは、
    前記教材ソースからなる教材を、お客様環境側の教材編集者が前記教材を編集する際に使用する前記教材編集ツールを有し、該教材編集ツールにより前記質問文を表示して、当該質問文に対する回答を取得し、前記質問文を含み、前記教材ソースに反映されるタグに入力された回答内容の結果を前記教材ソースに反映し、前記シナリオの順序を指定するタグをチェックし、前記教材のシナリオの順序確認を行い、教材提供者の想定シナリオの順序が崩れていた場合には、不正なシナリオであると認定し、
    前記登録管理システムは、
    前記暗号化された前記コンテンツを復号化する復号キーを有し、前記教材ソースのノウハウを含む部分に書き換え禁止のタグを付与して、前記教材ソースの改ざんを防ぎ、前記書き換え禁止のタグ内のコンテンツを暗号化して、前記教育管理システムの顧客の前記教材編集ツールによる前記教材ソースのシナリオの編集を防ぐことを特徴とする登録管理システム。
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