JP5103277B2 - 無線端末 - Google Patents

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Description

本発明は、無線端末に係り、特に、複数の無線方式(通信規格)に対応したマルチモードの無線端末に関する。
近年、PDC(Personal Digital Cellular)とPHS(Personal Handyphone System)との二つの無線システム方式(以下、単に「無線方式」という)を組み合わせたデュアルモード端末や、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)とGSM(Global System for Mobile Communications)とIEEE802.11gとの複数の無線方式を組み合わせたマルチモード端末が市場に投入されている。また、今後市場に出てくる無線方式としては、第3世代標準化機構(3rd Generation Partnership Project;以下「3GPP」(登録商標)という)で議論されているE−UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)や、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)で議論されているIEEE802.16e(Worldwide Interoperability for Microwave Access;以下、「WiMAX」という)などがある。将来、これらの無線方式に対応したマルチモード端末が開発され市場に投入されると目されている。
現在のマルチモード端末では、ユーザが周囲の環境を把握して、無線方式を指定する方法が一般的である。例えば、ユーザは、レストランやコーヒーショップ内では無線LANであるIEEE802.11gを選択し、日本国内において屋外を移動しているときにW−CDMAを選択し、さらに海外ではGSMを選択している。また、別の方法として、ユーザが無線方式を意識的に決めることなく、各無線方式間を自動的にシームレスに切り替えようとする方法もある。
ところで、マルチモード端末及び単一無線方式のみのシングルモード端末のいずれの無線端末においても、一般的な課題の一つに、接続基地間のハンドオーバを如何に適切に行うかということがある。無線端末は、使用位置が移動された場合、通信状態を良好に保つために接続先の基地局、より具体的には基地局が形成するサービスエリアのセルチャンネルを変更する。一般には、無線端末が所定のタイミングで近傍の基地局の受信電界強度を測定して、基地局側のシステムにその測定結果を通知している。基地局側のシステムは、その通知を受けて無線端末との接続をハンドオーバさせるか否かを決定する。そして、セル間のハンドオーバを効率的に実行し無線端末の消費電力を低減する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示の技術では、シングルモード端末において、ハンドオーバ先の対象となる可能性がある隣接セルのチャンネルのみを測定するようにすることで、受信電界強度の測定頻度を抑えて、無線端末の消費電力低減を実現している。また、3GPPにおいては、E−UTRANとWiMAX等の他の方式との間のハンドオーバについて規格化作業がなされている(例えば、非特許文献1参照)。
特開平6−77888号公報 3GPP TR 36.938、v1.0.0(2007−10)
ところで、特許文献1に開示の技術にあっては、上述の通りシングルモード端末を前提とした技術であり、マルチモード端末にそのまま適用することは難しいという課題がある。また、非特許文献1に開示の技術では、異なる無線方式間のスムーズな切り替えを目的としているが、あくまでも、無線端末が満たすべき基本的な仕様に関するものであり、ユーザが満足すると思われるレベルの製品を投入するには克服すべき課題が幾つかある。例えば、無線端末において、同じような周波数帯域が利用されている方式の無線システムを起動状態にした場合に、無線端末内で干渉が生じる虞があった。またさらに、近年、ピコセルやフェムトセルなどの通信エリアが狭いセルが導入されている。ユーザの移動速度が比較的高速の場合、これら通信エリアが狭いセルに接続した場合、ハンドオーバが頻発してしまう虞があった。このようなハンドオーバが頻発すると、良好な通信品質を維持できない可能性もあった。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、その目的は、マルチモードの無線端末において干渉を防止する技術を提供することにある。また、別の目的は、マルチモードの無線端末において、狭い通信エリアへのハンドオーバの頻発を防止する技術を提供することにある。
本発明に係る装置は、無線端末に関する。この無線端末は、接続中の基地局と同一または異なる無線方式の隣接基地局について、接続中の基地局から隣接基地局情報を受信し、当該隣接基地局情報に含まれる隣接基地局のセルサイズまたは放射電力値と、予め保持しているセルサイズまたは放射電力値閾値とを比較して、当該閾値よりも前記受信した隣接基地局情報に含まれる隣接基地局のセルサイズまたは前記放射電力値が小さい場合には、その隣接基地局をハンドオーバ先の基地局としての電波品質の測定対象としない。
以上、本発明によると、マルチモードの無線端末において干渉を防止する技術を提供することができる。また、別の観点では、マルチモードの無線端末において、狭い通信エリアへのハンドオーバの頻発を防止する技術を提供することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態(以下、単に「実施形態」という)を、図面を参照して具体的に説明する。以下の実施形態では、マルチモード端末において、起動時に干渉可能性のある無線方式に関していずれか一つをオン、あるいはいずれもオフするかを選択させて端末内の干渉を防止する。さらに、ユーザが高速移動中のマルチモード端末において、WiMAXのピコセルやフェムトセルを電波品質測定の対象から外し、Cell reselection処理のスピードを向上させ、さらにピコセルやフェムトセルのような通信エリアの狭いセルにハンドオーバしてしまうことを防止する。
図1は、本実施の形態に係るマルチモード端末10と、各無線システムのサービスエリア(通信エリア)を示している。図示のように、このサービスエリア内には、図中約中央の家屋91と、左側のビル92と、上側の店舗93とが含まれている。そして、マルチモード端末10のユーザは車両90に乗車して移動している。このマルチモード端末10は、WiFiと、WiMAXと、E−UTRANの3種類の無線方式に対応して通信可能な構成となっている。E−UTRANのサービスエリアについては、第1〜第3のE−UTRANマクロセルEM1〜EM3と、E−UTRANピコセルEPが形成されている。
第1のE−UTRANマクロセルEM1は右側の領域に形成され、第2のE−UTRANマクロセルEM2は左側の領域に形成され、第3のE−UTRANマクロセルEM3は中央上側の領域に形成されている。そして、第1〜第3のE−UTRANマクロセルEM1〜EM3は各二つのセルの領域が一部重複して、かつ、3つのセルの領域の外縁が図中央の家屋91付近でほぼ一致するように重なっている。また、第2のE−UTRANマクロセルEM2の左側部分の領域にビル92が位置しており、第3のE−UTRANマクロセルEM3の左側部分の領域に店舗93が位置している。そして、第1のE−UTRANマクロセルEM1の中央部分において車両90が左方向(第2のE−UTRANマクロセルEM2の方向)へ移動している。
また、WiMAXのサービスエリアについては、第1及び第2のWiMAXマイクロセルWM1、WM2と、WiMAXピコセルWMPと、WiMAXフェムトセルWMFが形成されている。第1のWiMAXマイクロセルWM1は第1のE−UTRANマクロセルEM1の内部に形成され、第2のWiMAXマイクロセルWM2は第2のE−UTRANマクロセルEM2の内部に形成され、さらに、第1及び第2のWiMAXマイクロセルWM1、WM2は、第1及び第2のE−UTRANマクロセルEM1、EM2の重複部分で重なっている。さらに、WiMAXピコセルWMPが店舗93の右側に形成されている。また、WiMAXフェムトセルWMFは、家屋91の右側に形成されている。そして、WiFiのサービスエリアについては、家屋91の左上側の領域にWiFiエリアWAが形成されている。
図示のように、ピコセルは、高層ビル(ビル92)やショッピングセンター(店舗93)などで使用されることが多く、また、フェムトセルは一般の家庭(家屋91)で使用されることが多く、それぞれ想定される使用状況に応じて比較的狭いサービスエリアが形成されている。したがって、マルチモード端末10が高速で移動している場合、それら狭いサービスエリアのセルへのハンドオーバが許可された場合、マルチモード端末10の移動によりすぐに別のセルへのハンドオーバが必要となる可能性が高いため、そのようなハンドオーバの頻発を防止するために、このマルチモード端末10は、ピコセルやフェムトセルをハンドオーバの対象、つまりCell Reselectionの対象から外す。なお、フェムトセルだけが外される構成であっても良く、どの種類のセルをハンドオーバの対象から外すかがユーザにより選択可能な構成であってもよい。なお、高速で移動しているか否かの判断は、例えば、所定時間内にハンドオーバした回数が所定回数以上となったときになされてもよいし、ユーザの操作により、高速移動のモードが指定されてもよい。さらに、後述のGPS受信機43の位置計測結果が利用されてもよい。
図2は、マルチモード端末10の概略構成を示す機能ブロック図である。マルチモード端末10は、アプリケーション層20と、制御部30と、無線部40と、GPS受信機43と、アンテナ部50から構成されている。このマルチモード端末10は、周囲の電波状況をチェックし、その状況に応じて、周波数や方式を変えて通信するコグニティブ無線技術が実現されている。
アプリケーション層20は、マルチモード端末10における各機能(アプリケーション)を実行する。具体的には、アプリケーション層20は、ネットワーク経由での送受信を行なうプログラムとユーザとの入出力を行なうプログラムの間の通信を実行する。例えば、アプリケーション層20は、ファイルマネージャ、データベースマネージャ、電子メールなどの各種ユーザープログラムを実行する。また、無線部40は、E−UTRANの無線機能を実行するE−UTRAN部41と、WiMAXの無線機能を実行するWiMAX部42と、WiFiの無線機能を実行するWiFi部44とを備え、それぞれアンテナ部50のアンテナ51、52、54と接続されている。
制御部30は、コグニティブ無線において仮想MAC(Medium Access Control)副層と呼ばれ、タイミング調整機能部31と、NBS情報蓄積部32と、電波品質管理部33と、ハンドオーバー制御部34と、無線システムリスト部35とを備え、各無線方式の切り替え制御している。
タイミング調整機能部31は、無線部40に備わる各無線システム装置(41、42、44)のオンオフ期間の調整を行う。また、NBS情報蓄積部32は、Neigbor BS情報(以下、「NBS情報」という)を保持する。移動局であるマルチモード端末10は、一般に、通信接続している基地局から、隣接するセルのリストとしてNBS情報が通知され、そのリストに含まれるリストの電波品質が測定されてNBS情報に反映されるように構成されている。そして、電波品質管理部33は、各無線方式の電波品質測定結果を保存する。さらに、ハンドオーバー制御部34は、ハンドオーバ先を決定する。そして、無線システムリスト部35は、マルチモード端末10がサポートする無線方式と使用周波数帯域と干渉可能性がある無線方式とが記載された一覧リストを備える。図3は、その一覧リストの一例を示している。図示のように、サポートする無線方式は、WiFiと、WiMAXと、E−UTRANの3種類である。使用周波数帯域については、WiFiが2.4〜2.5GHz、WiMAXが2.496〜2.69GHz、E−UTRANが800MHzと1.7GHzである。さらに、WiFiとWiMAXが互いに干渉の可能性を有していることが記録されている。
つづいて、制御部30の各構成の具体的な機能について説明する。タイミング調整機能部31は、現在通信中の無線方式において、周辺の基地局の測定を指示された場合、所定の期間だけ現在通信中の無線方式のRF(Radio Frequency)をオフし、それと異なる無線方式のRFをオンし、電波品質を測定する。また、測定対象は、NBS情報蓄積部32が保持しているNBS情報に記録されている。このように、RFがオン状態の無線方式を一つとすることで、マルチモード端末10の消費電力の低減が可能となる。
例えば、無線方式としてE−UTRANを使用しており、E−UTRAN上で実際の通信を行っていないIdle(LTE_IDLE)Modeの状態のときに、WiMAXのセルの電波品質を測定する場合には、間欠受信制御(DRX:Discontinuous Reception)区間でE−UTRANのRFをオフしてWiMAXの電波品質が測定される。一般に、無線通信システムでは、間欠送信制御(DTX:Discontinuous Transmission)及び間欠受信制御の技術が適用されている。この間欠送信制御/間欠受信制御では、移動局である無線端末は、データが一定時間到来しなかった場合にDTX/DRXを起動し、送受信の頻度を減らす制御を行っている。これにより、無線リソースの利用効率の向上と、無線端末の消費電力低減が図られている。また、E−UTRAN上で実際の通信がなされているActive Modeの状態のときに、E−UTRANの無線基地局(eNB)が指定するギャップパターンのタイミングで、WiMAXの電波品質の測定がなされる。一般に、異なる無線方式または異なる周波数へのハンドオーバを実現するために、それら異なる無線方式または異なる周波数の通信状態を観測する所定のモードが実行される。そのモードでは、送信データの内容に関係なく予め定められたパターンに従って、一定の規則の下、基地局から移動局(マルチモード端末10)へのデータ送信が停止される。このデータが停止されているタイミングの配置がギャップパターンと呼ばれ、このギャップパターンを把握して利用することで、ハンドオーバが可能な電波品質であるかを確認することができる。本実施形態では、タイミング調整機能部31が、DRXやギャップパターンを認識し、WiMAX部42のオン/オフを実行する。
NBS情報蓄積部32は、無線基地局が報知しているNBS情報を保持する。このNBS情報に基づき、当該セルの電波品質が測定される。この測定結果は、電波品質管理部33に蓄積される。NBS情報だけを電波品質の測定対象としているので、測定対象の無線方式(システム)、周波数、無線基地局が限定されることから、各無線方式で使用可能な全ての周波数帯域を測定する処理と比較して、高速に電波品質の測定が可能となる。
さらに、NBS情報にピコセルやフェムトセルの情報が無い場合、それらセルに関する電波品質の測定がなされず、ハンドオーバ先(TargetBS)にはならない。したがって、セルサイズの小さな無線基地局にハンドオーバしてしまうといった課題を回避することができる。
次に、NBS情報にピコセルやフェムトセルの情報が含まれ場合のマルチモード端末10における動作について、図4〜図6のフローチャートをもとに説明する。図4は、マルチモード端末10がオンされたときにWiMAXとWiFiのいずれかの無線方式を選択するときの動作を示すフローチャートである。上述の通り、無線方式によっては、使用周波数帯域が重複または隣接することによりマルチモード端末10内部で干渉が発生し、通信品質が低下する虞がある。そこで、そのような状況を回避するために、干渉の可能性がある無線方式については、一つのみの起動に限定することが好ましい。そこで、マルチモード端末10がオンされると、アプリケーション層20は、図示しない表示部に選択可能な無線方式として、WiMAXとWiFiを表示してユーザの指定を受け付ける(S110)。ユーザがWiMAXを選択した場合(S112のY)、アプリケーション層20はWiMAX部42をオンする(S114)。ユーザがWiMAXを選択しない場合(S112のN)、ユーザがWiFiを選択したか否かを判定し(S116)、WiFiが選択された場合(S116のY)、WiFi部44をオンする(S118)。WiFiが選択されない場合(S116のN)、WiMAX部42及びWiFi部44のいずれもオンしないでこのフローによる処理は終了する。
図5は、WiMAX部42が起動した状態でWiMAXセルの電波品質測定する場合のフローチャートである。WiMAXセルを形成する無線基地局は、WiMAX規格に規定されているMOB_NBR_ADV(neighbor advertisement)メッセージを使用して、周囲に存在するWiMAXセルをマルチモード端末10に報知する。MOB_NBR_ADVメッセージは、マルチモード端末10の位置測定の必要性により、また、基地局自身がマルチモード端末10の位置測定に必要な測定値を把握する必要性により、位置測定の要請時に用いられるフォーマットである。このMOB_NBR_ADVメッセージには、セルを形成する無線基地局の放射電力値としてBS EIRP(Effective Isotropic Radated Power)が備わる。この放射電力値は−128〜+128dBmの範囲の8bitの整数値からなる。
マルチモード端末10のタイミング調整機能部31は、NBR情報に含まれるセルについて、MOB_NBR_ADVメッセージに含まれるBS EIRPがマルチモード端末10が保持しているEIRP閾値より大きいか否かを判定する(S210)。BS EIRPがEIRP閾値以下の場合(S210のN)、電波品質測定はなされずこのフローによる処理は終了する。BS EIRPがEIRP閾値より大きい場合(S210のY)、タイミング調整機能部31は、電波品質測定対象のセルのRSSI(Received Signal Strength. Indicator)とCINR(Carrier to Interference plus Noise. Ratio)とを測定する(S212)。RSSIは、無線通信機器(マルチモード端末10)が受信している信号の強度を数値化したものである。また、CINRは、基地局から受信された信号対ノイズ比と干渉率をあらわしたものである。一般にRSSIやCINRの各値が大きいほど電波品質が良好であるといえる。そして、測定結果は、電波品質管理部33に記録される(S214)。このような処理を行うことで、WiMAXのピコセルやフェムトセルを測定対象から外している。この場合、WiMAX部42が動作中のWiMAXセルの電波品質測定であるので、WiMAXのみをサポートした端末であっても、上述のような処理を実行できる。
図6は、E−UTRAN部41が起動した状態でWiMAXセルの電波品質測定する場合のフローチャートである。E−UTRANからWiMAXのneighboring BSを測定する際には、マルチモード端末10は、E−UTRANネットワークを通じてWiMAXネットワークへアクセスして測定対象のWiMAXセルのサイズ(Cell type)を取得する(S310)。このS310の処理は、上述した非特許文献1に仕様として規定されているので、ここでは説明を省略する。つぎに、マルチモード端末10のタイミング調整機能部31は、NBS情報蓄積部32を参照してNBS情報にWiMAXのセルが存在するか否かを確認する(S312)。NBS情報にWiMAXのセルが存在しない場合(S312のN)、電波品質測定はなされずこのフローによる処理は終了する。NBS情報にWiMAXのセルが存在する場合(S312のY)、E−UTRANネットワーク上から取得したCell typeとマルチモード端末10が保持しているセルサイズ閾値(Cell size threshold)とを比較する(S314)。Cell typeがセルサイズ閾値以下の場合(S314のN)、ハンドオーバの対象でないので電波品質を測定せずにこのフローによる処理は終了する。Cell typeがセルサイズ閾値より大きい場合(S314のY)、タイミング調整機能部31は、そのセルのRSSIとCINRとを測定する(S316)。測定結果は、電波品質管理部33に記録され蓄積される(S318)。このように、セルサイズ閾値より大きいWiMAXセルだけを測定対象として決定する。このようにすることで、WiMAXのピコセルやフェムトセルを測定対象から外すことができる。
最後に、ハンドオーバー制御部34は、電波品質管理部33に蓄積されている測定結果の中で最も電波品質が良好であるセル(無線基地局)をハンドオーバ先としてハンドオーバを実行する。なお、WiMAXからE−UTRANへのハンドオーバも同様の処理により決定される。
以上、本実施形態による主要な動作及び効果をまとめると、次のようになる。
1)マルチモード端末10は、図3に示した一覧リストを使用して、電源の立ち上がり後に、どの無線方式のシステムをオンするかを選択するようにしているので、マルチモード端末10内での干渉発生を防止できる。特に、使用する周波数帯域が重複したり隣接するWiMAXとWiFiをサポートするマルチモード端末10では、効果的である。
2)マルチモード端末10のハンドオーバ先の検索方法として、現在通信中の無線基地局が報知するNBS情報に存在する無線基地局だけを測定対象とすることで、電波品質の測定時間を短縮できる。また、マルチモード端末10は、NBS情報にフェムトセルやマイクロセルの情報が無い場合には、フェムトセルやピコセルの電波品質の測定を実行しないので、フェムトセルやピコセルがハンドオーバ先となることが防止される。
3)WiMAXからWiMAXセルの電波品質を測定する際に、測定対象のセルサイズをEIRP閾値以上とすることで、MOB_NBR_ADVメッセージにピコセルやフェムトセルが存在していても、それらのセル電波品質の測定を行わないので、測定時間を短縮することができる。また、セルサイズが小さい無線基地局へのハンドオーバを回避できる。
4)E−UTRANからWiMAX Neighbor BSの電波品質を測定するときに測定対象のセルサイズをCell size threshold以上にすることによって、NBS情報にWiMAXのピコセルやフェムトセルが存在していても、それらのセルの電波品質の測定を行わないので測定時間を短縮できる。また、セルサイズが小さい無線基地局へのハンドオーバを回避できる。
以上、本発明を実施形態をもとに説明した。この実施形態は例示であり、それらの各構成要素の組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。例えば、上述のマルチモード端末10は、GPS受信機43を備えているので、GPS受信機43の測定結果を基に、進行方向や移動速度を特定し、進行方向に位置するセル(基地局)のみをハンドオーバの対象として電波品質の測定がなされてもよい。さらに、進行方向のセルの測定回数を、進行逆方向のセルと比べて多くしてもよい。このようにすることで、適切なハンドオーバ対象が限定できるので、特に移動速度が非常に高速の場合に効果的である。さらに、移動速度によって、ハンドオーバの対象となるセルのサイズや放射電力値(BS EIRP等)を変化させてもよい。
実施形態に係る、マルチモード端末と各無線システムのサービスエリアを示し機能ブロック図である。 実施形態に係る、マルチモード端末の概略構成を示す機能ブロック図である。 実施形態に係る、マルチモード端末がサポートする無線方式と使用周波数帯域と干渉可能性がある無線方式とが記載された一覧リストを示した図である。 実施形態に係る、マルチモード端末がオンされたときにWiMAXとWiFiのいずれかの無線方式を選択するときの動作を示すフローチャートである。 実施形態に係る、マルチモード端末のWiMAX部が起動した状態でWiMAXセルの電波品質測定する場合のフローチャートである。 実施形態に係る、マルチモード端末のE−UTRAN部が起動した状態でWiMAXセルの電波品質測定する場合のフローチャートである。
符号の説明
10 マルチモード端末
20 アプリケーション層
30 制御部
31 タイミング調整機能部
32 NBS情報蓄積部
33 電波品質管理部
34 ハンドオーバー制御部
35 無線システムリスト部
40 無線部
41 E−UTRAN部
42 WiMAX部
43 GPS受信機
44 WiFi部
WM1 第1のWiMAXマイクロセル
WM2 第2のWiMAXマイクロセル
WMF WiMAXフェムトセル
WMP WiMAXピコセル
EM1 第1のE−UTRANマクロセル
EM2 第2のE−UTRANマクロセル
EM3 第3のE−UTRANマクロセル
EP E−UTRANピコセル
WA WiFiエリア

Claims (1)

  1. 接続中の基地局と同一または異なる無線方式の隣接基地局について、接続中の基地局から隣接基地局情報を受信し、当該隣接基地局情報に含まれる隣接基地局のセルサイズまたは放射電力値と、予め保持しているセルサイズまたは放射電力値閾値とを比較して、当該閾値よりも前記受信した隣接基地局情報に含まれる隣接基地局のセルサイズまたは前記放射電力値が小さい場合には、その隣接基地局をハンドオーバ先の基地局としての電波品質の測定対象としないことを特徴とする無線端末。
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