JP5099432B2 - Led点灯装置およびled標識灯 - Google Patents

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Description

本発明は、複数個の発光ダイオードが所定の調光率で点灯されるLED点灯装置およびこのLED点灯装置を配設するLED標識灯に関する。
発光ダイオード(LED)を光源として用いる場合、発光ダイオードに流れる電流を所定値に制御することが行われている。例えば、複数個の発光ダイオードを直列に接続し、かつ、各発光ダイオードに分流回路を並列に接続し、各発光ダイオードの発光出力により各分流回路をそれぞれ制御するようにしたLED駆動回路が提案されている(特許文献1参照。)。この従来技術のLED駆動回路は、分流回路がフォトカプラで構成され、フォトトランジスタが発光ダイオードに並列接続されている。そして、発光ダイオードの発光出力に応じてフォトカプラのフォトダイオードが駆動され、分流回路の分流電流が制御されて、発光ダイオードの発光出力が一定値に制御されるものである。
また、直列接続された複数個の発光ダイオードを低電流駆動するにあたり、個々の発光ダイオードのばらつきを個別に調整することができるようにした定電流駆動装置が提案されている(特許文献2参照。)。この従来技術の定電流駆動装置は、直列接続された個々の発光ダイオードに並列に負荷抵抗を接続するスイッチを構成するトランジスタを備え、このトランジスタを制御回路によりスイッチング制御することにより、直列接続された複数個の発光ダイオードに流れる電流を負荷抵抗に分流するものであり、複数個の発光ダイオードの個々の輝度特性に応じて個別に駆動電流を調整することができるものである。
ところで、空港の誘導路中心線灯(TLCC)の灯火において、2方向に向けてそれぞれ異なる色光を出射するものがあり、例えば一方向に緑色光、他方向に黄色光を出射するものがある。この灯火は、通常の運用時には、光源が全光に対して10%の光度比率(調光率)で点灯されている。そして、定期点検時には、光源は、全光(100%の光度比率)で点灯されるものである。
前記灯火に、光源として、例えば緑色発光および黄色発光の発光ダイオードを用いることができる。そして、緑色発光および黄色発光の各発光ダイオードは、直列接続され、例えば350mAの電流が供給されて全光点灯する。そして、全光に対して10%の光度比率で点灯させるには、緑色発光の発光ダイオードでは約21mAの電流を、黄色発光の発光ダイオードでは約28mAの電流を流すことにより行える。ここで、点灯回路から直列接続された前記発光ダイオードに28mAの電流を供給すると、黄色発光の発光ダイオードは、10%の光度比率で点灯し、緑色発光の発光ダイオードは、約13%の光度比率で点灯することになる。すなわち、灯火から緑色の色光が黄色の色光の約1.3倍の明るさで出射されることになり、不都合な状況となる。
この不都合な状況を解消する手段として、特許文献1または特許文献2に記載された分流回路を用いることが容易に考えられる。すなわち、緑色発光の発光ダイオードと並列的に分流回路を接続し、緑色発光の発光ダイオードに約21mAの電流が流れるように分流回路に約7mAの電流を流すようにすることにより、緑色発光の発光ダイオードは、黄色発光の発光ダイオードとともに10%の光度比率で点灯することができる。
特開平5−29658号公報(第2−3頁、第1図) 特開2005−310996号公報(第8−9頁、第11図)
しかしながら、分流回路にフォトカプラやトランジスタを用いると、これらを制御する制御回路も必要となり、LED点灯装置が複雑になって高価になるという欠点を有する。また、灯火は、通常の運用時に継続的に使用され、フォトカプラやトランジスタおよび制御回路は、灯火の使用期間に亘って動作することになるので、LED点灯装置の省電力化が図れにくいという欠点を有する。
本発明は、発光色が異なる発光ダイオードを同一の調光率で点灯させることができて、省電力化および低コスト化を図ったLED点灯装置およびこのLED点灯装置を具備するLED標識灯を提供することを目的とする。
請求項1に記載のLED点灯装置の発明は、相対的に大きい電流を出力して発光ダイオードを全光点灯させ、または相対的に小さい電流を出力して発光ダイオードを所定の調光率で点灯させる出力可変に構成された直流電源回路と;この直流電源回路の出力間に互いに直列的に接続され、一対ごとに発光ダイオードが接続される複数個の接続部と;一対の接続部ごとに発光ダイオードと並列的に接続された限流用素子およびスイッチの直列回路を有してなり、前記スイッチがオフのときに発光ダイオードが前記所定の調光率を超える調光率で点灯するものであるときには前記スイッチがオンにされ、前記直流電源回路から出力された相対的に小さい電流が前記直列回路に分流し発光ダイオードが前記所定の調光率で点灯するように前記限流用素子のインピーダンス値が設定された分流回路と; 一対の接続部ごとに1個または同一発光色の直列接続された複数個が接続された発光ダイオードと;直流電源回路の出力を切り換える切換手段と;各分流回路に限流用素子およびスイッチと直列的に接続され、切換手段の切り換え動作に応じて開閉し、直流電源回路が相対的に小さい電流を出力するときには閉路、相対的に大きい電流を出力するときには開路する自動接続手段と;を具備していることを特徴とする。
本発明および以下の各発明において、特に言及しない限り、各構成は以下による。
「直流電源回路から出力される電流が相対的に大きい」とは、発光ダイオードを高光度例えば全光点灯させる電流が出力され、「直流電源回路から出力される電流が相対的に小さい」とは、発光ダイオードを所定の調光率例えば全光の10%の調光率で点灯させる電流が出力されることを意味する。そして、発光色の異なる発光ダイオードの場合には、個々の発光ダイオードが所定の調光率で点灯するときの最も大きい電流を相対的に小さい電流とするものである。
接続部は、接続端子、コネクタの接続ピン、基板の配線パターン、直流電源回路の出力線などとすることができる。言うなれば、直流電源回路の出力と発光ダイオードのリード(端子)とを電気接続している接続部材や接続部位を意味している。一対の接続部は、直流電源回路の出力間の中間に位置する接続部が隣接する接続部と共用されていてもよい。
スイッチがオンにされると、限流用素子が発光ダイオードに並列接続されるものであり、スイッチをオフしない限り、当該並列接続が継続されるものである。そして、直流電源回路から出力された相対的に小さい電流が発光ダイオードに流れるときに、当該発光ダイオードが所定の調光率を超える調光率で点灯するものであるときには、スイッチがオンにされて限流用素子が当該発光ダイオードに並列接続される。
自動接続手段は、直流電源回路が相対的に小さい電流を出力するときに閉路し、限流用素子およびスイッチの直列回路と発光ダイオードとを並列接続させるものであるが、限流用素子が発光ダイオードに並列的に接続されるか否かは、スイッチのオンオフによるものである。すなわち、自動接続手段が閉路しても、スイッチがオフされていると、分流回路は、発光ダイオードに並列接続されないものである。
本発明によれば、発光ダイオードが直流電源回路から出力された相対的に小さい電流が流れることにより所定の調光率を超える調光率で点灯するものであるときには、当該発光ダイオードに対応するスイッチがオンにされて、直流電源回路から出力された相対的に小さい電流が分流回路に分流するので、当該発光ダイオードは、所定の調光率で点灯するようになる。これにより、直流電源回路の出力間に直列的に接続された全ての発光ダイオードが所定の調光率で点灯される。また、直流電源回路が相対的に大きい電流を出力するときには、自動接続手段が開路して分流回路と発光ダイオードとの並列接続を遮断するので、スイッチがオンにされていても、発光ダイオードに相対的に大きい電流が流れて、発光ダイオードが全光点灯される。
請求項に記載のLED点灯装置の発明は、請求項記載のLED点灯装置において、直流電源回路は、交流定電流電源から供給される電流を相対的に大きい電流に変流する第1のカレントトランスと、交流定電流電源から供給される電流を相対的に小さい電流に変流する第2のカレントトランスと、第1および第2のカレントトランスにより変流された前記電流を直流に変換する整流装置とを有して構成され、切換手段は、第1および第2のカレントトランスのそれぞれの出力巻線と整流装置の入力端子とを選択的に接続する切換スイッチと、交流定電流電源から第1および第2のカレントトランスに供給される電流を検出する電流検出開路と、この電流検出回路が検出した電流値と所定値とを比較する比較回路とを有して構成され、比較回路において、電流検出回路が検出した電流値が所定値以上となったときに、切換スイッチが第1のカレントトランスと整流装置とを接続し、電流検出回路が検出した電流値が所定値を下回ったときに、切換スイッチが第2のカレントトランスと整流装置とを接続することを特徴とする。
本発明によれば、電流検出回路により交流定電流電源から第1および第2のカレントトランスに供給される電流が検出され、当該電流が所定値以上であるか所定値を下回っているかにより、切換手段の切換スイッチにより整流装置が第1のカレントトランスまたは第2のカレントトランスに接続されるので、交流定電流電源から供給される電流に応じて直流電源回路から出力される電流が自動的に可変される。
請求項に記載のLED点灯装置の発明は、請求項1または2記載のLED点灯装置において、発光ダイオードは、発光色が異なっていることを特徴とする。
本発明によれば、発光色が異なっている発光ダイオードであっても、それぞれの発光ダイオードを所定の調光率で点灯可能である。
請求項に記載のLED標識灯の発明は、請求項1ないし3いずれか一記載のLED点灯装置と;このLED点灯装置を配設している灯体と;を具備していることを特徴とする。
本発明によれば、請求項1ないしいずれか一記載のLED点灯装置を具備するLED標識灯が提供される。
請求項1の発明によれば、スイッチをオンに又はオフにすることにより、直列接続された複数個の発光ダイオードがそれぞれ所定の調光率で点灯するので、一対の接続部に発光ダイオードを選択的に接続することができ、全ての発光ダイオードを全光点灯または所定の調光率で点灯させることができるとともに、分流回路が限流用素子およびスイッチを有する簡素な直列回路からなり、通常の運用時に限流用素子に流れる電流が相対的に小さい電流の分流された電流であって限流用素子での消費電力が小さいので、LED点灯装置の低コスト化および省電力化を図ることができる。
また、自動接続手段は、発光ダイオードが調光点灯されるときには閉路して分流回路と発光ダイオードとの並列接続の状態を維持し、発光ダイオードが全光点灯されるときには開路して分流回路と発光ダイオードとの並列接続を遮断するので、定期点検時などの発光ダイオードの点灯状態を切り換えるときに、分流回路のスイッチをオンに又はオフに切り換える手間を省略することができて省力化を図ることができ、かつスイッチの切り換えの間違いや忘れを防止することができる。
請求項の発明によれば、交流定電流電源から供給される電流に応じて第1および第2のカレントトランスと整流装置との接続が自動的に切り換わるので、通常の運用時および定期点検時における第1および第2のカレントトランスと整流装置との接続ミスを防止することができる。
請求項の発明によれば、複数個の発光ダイオードの発光色がそれぞれ異なっていても、分流回路のスイッチをオンに又はオフに設定することにより、全ての発光ダイオードを同一の所定の調光率で点灯させることができる。
請求項の発明によれば、請求項1ないしいずれか一記載のLED点灯装置を具備するので、発光色が異なる発光ダイオードを同一の所定の調光率で点灯させることができるとともに、省電力化および低コスト化されたLED標識灯を提供することができる。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して説明する。まず、本発明の前提となる参考例について説明する。
図1は、本発明の参考例を示すLED点灯装置の概略回路図である。LED点灯装置1は、直流電源回路2、複数個の接続部としての接続端子3a、3b、4a、4b、分流回路5、6、発光ダイオード7、8、切換手段を構成する切換スイッチ9、電流検出回路10および比較回路11を有して構成されている。
接続端子3a,3b、4a,4bは、直流電源回路2の出力端子であり、接続端子3b,4aを接続して直流電源回路2の出力間に発光ダイオード7,8を介して直列的に接続されている。そして、一対の接続端子3a,3bに発光ダイオード7が接続され、一対の接続端子4a,4bに発光ダイオード8が接続されている。ここで、発光ダイオード7,8は、図中それぞれ1個が記載されているが、1個であってもよく、同一の発光色を放射する直列接続された複数個であってもよい。
発光ダイオード7は、緑色の色光を放射し、発光ダイオード8は、黄色の色光を放射するものである。発光ダイオード7,8は、面実装形または砲弾形のいずれに形成されたものであってもよい。なお、以下の発光ダイオード7,8を全光点灯させる350mAの電流、発光ダイオード7を10%の調光率(所定の調光率)で調光点灯させる21mAの電流および発光ダイオード8を10%の調光率で調光点灯させる28mAの電流は、本願発明者により適宜選定された一の発光ダイオード7,8の実験結果によるものである。
直流電源回路2は、相対的に大きい電流例えば350mA、または相対的に小さい電流例えば28mAを出力する二段の出力可変に構成されているものである。そして、相対的に大きい電流を出力して直列的に接続された発光ダイオード7,8を全光点灯させ、相対的に小さい電流を出力して発光ダイオード7,8を所定の調光率例えば10%の調光率で点灯させるものである。
分流回路5は、限流用素子としての抵抗R1およびスイッチとしての手動スイッチSW1の直列回路からなり、一対の接続端子3a,3bに並列的に接続されている。また、分流回路6は、限流用素子としての抵抗R2およびスイッチとしての手動スイッチSW2の直列回路からなり、一対の接続端子4a,4bに並列的に接続されている。
手動スイッチSW1および手動スイッチSW2は、直流電源回路2から相対的に大きい電流(350mA)が出力されるときにはそれぞれオフされる。これにより、発光ダイオード7および発光ダイオード8には相対的に大きい電流(350mA)が流れて、発光ダイオード7および発光ダイオード8は、それぞれ全光点灯する。
そして、手動スイッチSW1および手動スイッチSW2がそれぞれオフされている状態で、直流電源回路2から相対的に小さい電流(28mA)が出力されると、発光ダイオード7および発光ダイオード8には相対的に小さい電流(28mA)が流れて、発光ダイオード7は、13%の調光率で点灯し、発光ダイオード8は、所定の調光率(10%)で点灯する。この調光率の相違は、流れる電流(波高値)の大小による発光色の変化および温度上昇による発光効率の変化などが絡む特性と考えられ、その特性の変化量が発光色の異なる発光ダイオード7,8間では異なるからであると考えられている。ここで、発光ダイオード7を所定の調光率(10%)で点灯させるために、分流回路5の手動スイッチSW1をオンにする。
手動スイッチSW1をオンにすると、直流電源回路2から出力された相対的に小さい電流が分流回路5に分流される。そして、分流回路5の抵抗R1の抵抗値は、分流回路5に7mAの電流が流れるように、その抵抗値(インピーダンス値)が設定されている。これにより、相対的に小さい電流(28mA)のうち、21mAの電流が発光ダイオード7に流れて、発光ダイオード7は、所定の調光率(10%)で点灯する。
そして、分流回路6の手動スイッチSW2は、一対の接続端子4a,4bに黄色発光の発光ダイオード8が接続されているので、オフにされるが、抵抗R2の抵抗値は、分流回路5の抵抗R1の抵抗値と同一に設定されているものである。すなわち、分流回路5および分流回路6は、同一に形成されている。これにより、一対の接続端子4a,4bに緑色発光のダイオード7を接続することもできる。この場合、分流回路6の手動スイッチSW2は、オンにされる。
また、一対の接続端子3a,3bおよび一対の接続端子4a,4bの両方に、黄色発光の発光ダイオード8を接続することもできる。この場合、手動スイッチSW1および手動スイッチSW2は、両方ともオフされる。また、一対の接続端子3a,3bに黄色発光の発光ダイオード8を接続し、一対の接続端子4a,4bに緑色発光の発光ダイオード7を接続することもできる。この場合、手動スイッチSW1は、オフにされ、手動スイッチSW2は、オンにされる。
このように、一対の接続端子3a,3bおよび一対の接続端子4a,4bに、発光ダイオード7および発光ダイオード8を選択的に接続することができ、LED点灯装置1の汎用性が向上しているものである。例えば、空港の路面に埋設される2方向に光を出射する誘導路中心線灯(TCLL)の灯火において、LED点灯装置1を用いれば、2方向に緑色光または黄色光を出射させることができ、または、一方向に緑色光を、他方向に黄色光を出射することができ、あるいは、一方向に黄色光を、他方向に緑色光を出射することができるものである。
そして、直流電源回路2は、第1のカレントトランス12、第2のカレントトランス13および整流装置14を有して構成されている。第1のカレントトランス12は、互いに絶縁された一次巻線12aおよび出力巻線としての二次巻線12bを有し、第2のカレントトランス13は、互いに絶縁された一次巻線13aおよび出力巻線としての二次巻線13bを有している。そして、第1および第2のカレントトランス12,13のそれぞれの一次巻線12a,13aは、第3および第4のカレントトランス15,16のそれぞれの一次巻線15a,16aとともに直列接続されている。そして、第1のカレントトランス12の一次巻線12aの一端12a1および第4のカレントトランス16の一次巻線16aの他端16a2が入力端子17a,17bに接続されている。入力端子17a,17bは、交流定電流電源18に接続されている。また、入力端子17a,17bには、サージ吸収用のバリスタVA1が接続されている。
第1のカレントトランス12の二次巻線12bの他端12b2および第2のカレントトランス13の二次巻線13bの他端13b2は、共通に接続されて、整流装置14の一方の入力端子14aに接続されている。そして、第1のカレントトランス12の二次巻線12bの一端12b1は、リレー接点19の常開接点19aおよびリレー接点20の常閉接点20bに接続され、第2のカレントトランス13の二次巻線13bの一端13b1は、リレー接点19の常閉接点19bおよびリレー接点20の常開接点20aに接続されている。そして、リレー接点19の共通接点19cが整流装置14の他方の入力端子14bに接続され、リレー接点20の共通接点20cが整流装置14の一方の入力端子14aに接続されている。
第1〜第4のカレントトランス12,13,15,16のそれぞれの一次巻線12a,13a,15a,16aには、交流定電流電源18から供給される電流が流れる。交流定電流電源18は、通常の運用時には相対的に小さい所定の電流(例えば4.8A)を供給し、定期点検時などにおいては相対的に大きい定格電流(例えば6.6A)を供給する。
第1のカレントトランス12は、一次巻線12aに相対的に大きい定格電流(6.6A)が流れているときに二次巻線12bに相対的に大きい電流(350mA)が流れるように変流し、第2のカレントトランス13は、一次巻線13aに相対的に小さい所定の電流(4.8A)が流れているときに二次巻線13bに相対的に小さい電流(28mA)が流れるように変流するものである。そして、第1のカレントトランス12により変流された相対的に大きい電流または第2のカレントトランス13により変流された相対的に小さい電流は、整流装置14により直流に変換されるものである。
整流装置14は、例えばダイオードブリッジで形成された整流器であり、直流に変換した前記相対的に大きい電流(350mA)または相対的に小さい電流(28mA)を出力するように形成されている。そして、整流装置14の出力間には、抵抗R18、ツェナーダイオードZD1および抵抗R19の直列回路と、この直列回路と並列接続されゲートがツェナーダイオードZD1のアノード側に接続されたサイリスタSCR1からなる過電圧防止回路21が接続されている。この過電圧防止回路21は、整流装置14から過電圧が出力されると導通し、発光ダイオード7,8に過電圧が印加することを防止するものである。
そして、整流装置14から出力される相対的に大きい電流(350mA)または相対的に小さい電流(28mA)の二段の出力可変は、切換スイッチ9の切換え動作により行われるものである。切換スイッチ9は、リレー22のリレー接点19およびリレー接点20により構成されている。リレー接点19およびリレー接点20は、第1および第2のカレントトランス12,13を整流装置14に上記で説明したように接続している。
通常の運用時、すなわち交流定電流電源18から相対的に小さい所定の電流(4.8A)が入力端子17a,17bに供給されているときには、リレー22は、消勢するようにしている。これにより、リレー接点19の共通接点19cが常閉接点19bに接続され、リレー接点20の共通接点20cが常閉接点20bに接続されて、整流装置14が第2のカレントトランス13に接続される。このとき、第1のカレントトランス12の二次巻線12bの両端12b1,12b2間は、リレー接点19およびリレー接点20により短絡される。整流装置14は、第2のカレントトランス13からの電流を直流に変換して、相対的に小さい電流(28mA)を出力する。
また、定期点検時、すなわち交流定電流電源18から相対的に大きい定格電流(6.6A)が入力端子17a,17bに供給されているときには、リレー22は、付勢するようにしている。これにより、リレー接点19の共通接点19cが常開接点19aに接続され、リレー接点20の共通接点20cが常開接点20aに接続されて、整流装置14が第1のカレントトランス12に接続される。このとき、第2のカレントトランス13の二次巻線13bの両端13b1,13b2間は、リレー接点19およびリレー接点20により短絡される。整流装置14は、第1のカレントトランス12からの電流を直流に変換して、相対的に大きい電流(350mA)を出力する。このように、リレー接点19,20からなる開閉スイッチ9は、第1および第2のカレントトランス12,13のそれぞれの二次巻線12b,13bと整流装置14とをリレー22の付勢、消勢に応じて選択的に接続する。
そして、リレー22を付勢させる電圧は、第3のカレントトランス15に流れる電流により生成している。すなわち、第3のカレントトランス15の二次巻線15bの両端間は、整流器23の入力側に接続され、二次巻線15bに流れる電流が整流器23に入力されている。整流器15の出力側には、逆流防止用のダイオードD1を介してコンデンサC1が接続されている。整流器23により整流された電流により、コンデンサC1が充電され、コンデンサC1の両端間に直流電圧が発生している。リレー22のリレーコイルは、トランジスタQ1を介してコンデンサC1の両端間に接続されている。トランジスタQ1がオンすると、コンデンサC1の両端間電圧がリレー22のリレーコイルに印加されてリレー22が付勢し、トランジスタQ1がオフすると、コンデンサC1の両端間電圧がリレー22のリレーコイルに印加されなくなってリレー22が消勢し、切換スイッチ9の上記に説明した切換え動作が行われるものである。そして、リレー22のリレーコイルの両端間には、サージ吸収用のダイオードD2が接続されている。
また、コンデンサC1の両端間には、コンデンサC2が接続され、さらに定電圧集積回路24が接続されている。定電圧集積回路24の出力間には、コンデンサC3およびコンデンサC4が接続されている。コンデンサC4の両端間には、抵抗R3および抵抗R4の直列回路が接続され、コンデンサC4の両端間電圧を分圧している。抵抗R4には、コンデンサC5が接続されている。また、コンデンサC1の両端間には、抵抗R5および抵抗R6の直列回路が接続され、コンデンサC1の両端間電圧を分圧している。
そして、抵抗R4の両端間電圧が比較器25の反転入力端子に入力され、抵抗R6の両端間電圧が比較器25の非反転入力端子に入力されている。比較器25は、コンデンサC1の両端間電圧により動作し、抵抗R4の両端間電圧が抵抗R6の両端間電圧以上になると、ハイ信号(例えばDC5V)を出力する。すなわち、比較器25は、コンデンサC1の両端間電圧とコンデンサC4の両端間電圧(定電圧集積回路24の出力電圧)を比較しているものであり、コンデンサC1の両端間電圧がコンデンサC4の両端間電圧以上になると、ハイ信号を出力する。
比較器25の出力端子は、ダイオードD1の前段側において整流器23の出力間に接続された電界効果トランジスタQ2のゲート(制御端子)にゲート抵抗R7を介して接続されている。電界効果トランジスタQ2のゲートおよびソース間には、ゲート・ソース抵抗R8が接続されている。電界効果トランジスタQ2は、比較器25からハイ信号が出力されると、オンし、整流器23の出力間を短絡する。すなわち、電界効果トランジスタQ2がオンオフすることにより、定電圧集積回路24の出力電圧(コンデンサC4の両端間電圧)が予め設定された一定電圧に制御されるものである。したがって、コンデンサC1の両端間電圧も一定の電圧となるものである。コンデンサC1(整流器23)の負極側は、第4のカレントトランス16の二次巻線16bの他端16b2に接続されている。
そして、定電圧集積回路24の出力電圧は、抵抗R9、抵抗R10および可変抵抗VR1により分圧されている。そして、抵抗R10および可変抵抗VR1の両端間には、コンデンサC6が接続されており、抵抗R10および可変抵抗VR1の両端間電圧がコンデンサC6により安定化されて、比較回路としての比較器11の反転入力端子に入力されている。抵抗R10および可変抵抗VR1の両端間電圧は、所定値を形成し、可変抵抗VR1は、当該所定値を可変するものである。そして、比較器11の非反転入力端子には、電流検出回路10から出力された電圧値が入力されている。
電流検出回路10は、第4のカレントトランス16の二次巻線16bの両端16b1,16b2に接続された電圧発生用の抵抗R11と、抵抗R12、整流用のダイオードD3、時定数回路を形成する抵抗R13、抵抗R14およびコンデンサC7からなる平均値化回路とを有して構成されている。第4のカレントトランス16の一次巻線16aは、第1および第2のカレントトランス12,13のそれぞれの一次巻線12a,13aと直列的に接続されているので、電流検出回路10は、交流定電流電源18から第1および第2のカレントトランス12,13に供給される電流を検出するものである。すなわち、交流定電流電源18から供給される相対的に大きい定格電流(6.6A)または相対的に小さい所定の電流(4.8A)を検出し、それぞれ電圧に変換して比較器11の非反転入力端子に入力している。そして、比較器11の所定値は、交流定電流電源18から供給される相対的に大きい定格電流(6.6A)と相対的に小さい所定の電流(4.8A)の中間値例えば5.5Aの電流に相当するように、可変抵抗VR1により設定されている。
比較器11は、非反転入力端子および出力端子間に正帰還(フィードバック)用の抵抗R15が接続され、出力端子がベース抵抗R16を介してトランジスタQ1のベースに接続されている。トランジスタQ1のベース、エミッタ間には、エミッタ抵抗R17が接続されている。
比較器11は、電流検出回路10が検出した電流が所定値以上となったときに、すなわち交流定電流電源18から相対的に大きい定格電流(6.6A)が供給されるときに、ハイ信号(DC5V)を出力する。これにより、トランジスタQ1がオンし、リレー22のリレーコイル間にコンデンサC1の両端間電圧が印加してリレー22が付勢し、開閉スイッチ9のリレー接点19,20が第1のカレントトランス12と整流装置14とを接続するように切り換わる。
また、比較器11は、電流検出回路10が検出した電流が所定値を下回ったときに、すなわち交流定電流電源18から相対的に小さい所定の電流(4.8A)が供給されるときに、ロウ信号を出力する。これにより、トランジスタQ1がオフし、リレー22のリレーコイル間にコンデンサC1の両端間電圧が印加されなくなりリレー22が消勢する。開閉スイッチ9のリレー接点19,20は、第2のカレントトランス13と整流装置14とを接続するように切り換わる。
このように、交流定電流電源18から相対的に大きい定格電流(6.6A)または相対的に小さい所定の電流(4.8A)が供給されることにより、整流装置14は、第1のカレントトランス12または第2のカレントトランス13に接続され、相対的に大きい電流(350mA)または相対的に小さい電流(28mA)を発光ダイオード7,8に供給する。電流検出回路10、比較回路としての比較器11、リレー22およびリレー接点19,20からなる開閉スイッチ9は、直流電源回路2の出力を切り換える切換手段を形成している。
次に、本発明の参考例の作用について述べる。
通常の運用時、発光ダイオード7,8は、所定の調光率(全光の10%)で点灯される。したがって、緑色発光の発光ダイオード7が接続されている一対の接続端子3a,3bに並列接続されている分流回路5の手動スイッチSW1をオンにする。一方、黄色発光の発光ダイオード8が接続されている一対の接続端子4a,4bに並列接続されている分流回路6の手動スイッチSW2をオフにする。
そして、交流定電流電源18から相対的に小さい所定の電流(4.8A)が第1〜第4のカレントトランス12,13,15,16に供給されると、比較器11において、当該電流は、所定値を下回っているので、比較器11からロウ信号が出力され、トランジスタQ1は、オフし、リレー22のリレーコイル間にコンデンサC1の両端間電圧が印加されなく、リレー22は消勢する。これにより、開閉スイッチ9のリレー接点19,20が切り換わらず、整流装置14は、第2のカレントトランス13に接続される。
整流装置14は、第2のカレントトランス13により変流された相対的に小さい交流電流を整流し、相対的に小さい電流(28mA)を出力する。この電流は、分流回路5で分流され、分流回路5に7mAの電流が流れ、発光ダイオード7に21mAの電流が流れる。発光ダイオード7は、全光に対して10%の調光率で点灯し、緑色の色光を放射する。
分流回路5および発光ダイオード7を流れた電流は、合流した後、分流回路6に分流されず、発光ダイオード8に流れる。発光ダイオード8には、28mAの電流が流れる。発光ダイオード8は、全光に対して10%の調光率で点灯し、黄色の色光を放射する。
このように、発光色が異なる発光ダイオード7,8を光源に用いても、各発光ダイオード7,8を全光に対して所定の調光率(10%)で点灯させることができる。そして、分流回路5に流れる電流は、7mAと非常に小さいので、限流用の抵抗R1での消費電力は、非常に小さいものとなっている。また、リレー22は、消勢しているので、リレー22での電力消費が生じないものである。
そして、定期点検時などでは、発光ダイオード7,8を全光点灯させて、発光ダイオード7,8のそれぞれの光出力などが検査される。このとき、分流回路5の手動スイッチSW1をオフにする。また、分流回路6の手動スイッチSW2もオフにする。
そして、交流定電流電源18から相対的に大きい定格電流(6.6A)が第1〜第4のカレントトランス12,13,15,16に供給されると、比較器11において、当該電流は、所定値以上となっているので、比較器11からハイ信号が出力される。これにより、トランジスタQ1は、オンし、リレー22のリレーコイル間にコンデンサC1の両端間電圧が印加されて、リレー22が付勢する。リレー22の付勢により、開閉スイッチ9のリレー接点19,20が切り換わり、整流装置14は、第2のカレントトランス13から第1のカレントトランス12に接続される。
整流装置14は、第1のカレントトランス12により変流された相対的に大きい交流電流を整流し、相対的に大きい電流(350mA)を出力する。この電流は、分流回路5,6に流れず、直列接続された発光ダイオード7および発光ダイオード8に流れる。発光ダイオード7および発光ダイオード8は、全光点灯し、それぞれ緑色光および黄色光を放射する。そして、全光点灯時における緑色光および黄色光のそれぞれの光出力が検査される。
上述したように、交流定電流電源18から第1〜第4のカレントトランス12,13,15,16に供給される相対的に大きい定格電流(6.6A)または相対的に小さい所定の電流(4.8A)に応じて、第1および第2のカレントトランス12,13と整流装置14との開閉スイッチ9による接続が自動的に切り換わるので、通常の運用時および定期点検時における第1および第2のカレントトランス12,13と整流装置14との接続ミスを防止することができ、直流電源回路2から出力される相対的に大きい電流(350mA)および相対的に小さい電流(28mA)を自動的に可変することができる。
そして、発光色がそれぞれ異なる発光ダイオード7,8であっても、分流回路5,6の手動スイッチSW1,SW2をオンにまたはオフにすることにより、発光ダイオード7,8を全光点灯または同一の所定の調光率(10%)で点灯させることができる。
そして、分流回路5,6のそれぞれの抵抗R1,R2の抵抗値(インピーダンス値)を同一にすることにより、一対の接続端子3a,3bおよび一対の接続端子4a,4bに緑色光の発光ダイオード7または黄色発光のダイオード8を選択的に接続することができる。例えば、2方向に出射光を出射するLED標識灯において、2方向とも緑色光または黄色光を出射させることができ、一方向に緑色光、他方向に黄色光を、または、一方向に黄色光、他方向に緑色光をそれぞれ出射することができる。したがって、LED点灯装置1の汎用性が向上しているものである。
そして、通常の運用時、分流回路5,6での抵抗R1,R2での消費電力が小さく、リレー22が消勢されてリレー22での電力消費が生じないので、LED点灯装置1を省電力化することができる。また、分流回路5,6は、抵抗R1,R2および手動スイッチSW1,SW2の直列回路の簡素な構成であるので、LED点灯装置1の低コスト化を図ることができる。
なお、手動スイッチSW1,SW2は、LED点灯装置1の回路部品が実装される回路基板に設けてもよいが、LED点灯装置1を配設しているLED標識灯の操作しやすく、かつ不所望に操作されない部位に設けると好適である。
また、上記参考例において、緑色発光および黄色発光の2種の発光色のダイオード7、8を用いたが、発光色3種以上の発光ダイオードを用いることもできる。この場合、一対の接続端子(接続部)ごとに接続された分流回路において、限流用素子としての抵抗の抵抗値(インピーダンス値)をそれぞれの発光ダイオードが所定の調光率で点灯するように設定すればよい。
次に、本発明の第の実施形態について説明する。
図2は、本発明の第の実施形態を示すLED点灯装置の概略回路図である。なお、図1と同一部分には、同一符号を付して説明は省略する。
図2に示すLED点灯装置26は、図1に示すLED点灯装置1において、限流用素子としての抵抗R1およびスイッチとしての手動スイッチSW1の直列回路と直列的に自動接続手段としての常閉のリレー接点27が接続されて分流回路28が形成され、限流用素子としての抵抗R2およびスイッチとしての手動スイッチSW2の直列回路と直列的に自動接続手段としての常閉のリレー接点29が接続されて分流回路30が形成されたものである。
リレー接点27およびリレー接点29は、リレー22の制御に応じて開閉動作するものであり、リレー22が消勢していると閉路し、リレー22が付勢すると開路する。すなわち、直流電源回路2が相対的に小さい電流(28mA)を出力するときには、比較器11がロウ信号を出力し、リレー22が消勢されるので、リレー接点27が閉路して分流回路28と発光ダイオード7との並列接続の状態を維持し、リレー接点29が閉路して分流回路30と発光ダイオード8との並列接続の状態を維持するものである。また、直流電源回路2が相対的に大きい電流(350mA)を出力するときには、比較器11がハイ信号を出力し、リレー22が付勢されるので、リレー接点27が開路して分流回路28と発光ダイオード7との並列接続を遮断し、リレー接点29が開路して分流回路30と発光ダイオード8との並列接続を遮断するものである。したがって、定期点検時などで発光ダイオード7,8を全光点灯させるときに、分流回路28の手動スイッチSW1をオンからオフに切り換えることを要しないものである。
このように、発光ダイオード7,8の点灯状態を、所定の調光率(10%)から全光に、または全光から所定の調光率(10%)に切り換えるときに、分流回路28,30の手動スイッチSW1,SW2をオンにまたはオフに切り換える手間を省略することができて省力化を図ることができるとともに、手動スイッチSW1,SW2の切り換えの間違いや忘れを防止することができる。
次に、本発明の第の実施形態について説明する。
図3は、本発明の第の実施形態を示すLED標識灯の概略側断面図である。なお、図1と同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
図3に示すLED標識灯31は、例えば空港の滑走路や誘導路などの路面に埋め込まれる埋込型の航空標識灯であって、例えば相反する2方向に出射光を照射して滑走路や誘導路などの中心線を示すものであり、図1に示すLED点灯装置1およびこのLED点灯装置1を配設している灯体32を有して構成されている。
灯体32は、アルミ鋳物などからなり、それぞれ略円盤状に形成された上部灯体33と下部灯体34とを固着して形成されている。下部灯体34は、地中に埋設されるベース35の上面凹部に嵌合され、ボルトなどによってベース35に固定されている。そして、上部灯体33と下部灯体34との間には、空間部36が形成され、この空間部36と上部灯体33の外面とを連通する一対の透光部37,37が互いに反対方向に向かって開口形成されている。各透光部37には、レンズ38が液密に配設されている。
各透光部37側の下部灯体34の内部には、支持部39が設けられており、この支持部39にユニット体40がそれぞれ支持されている。ユニット体40の透光部37側には、発光ダイオード7,8がそれぞれ透光部37側を向くようにして、発光ダイオード7,8を実装している基板41がそれぞれ取り付けられている。発光ダイオード7,8は、それぞれ面実装形であり、それぞれ直列接続された複数個がそれぞれの基板41に実装されている。
また、空間部36には、LED点灯装置1の回路部品を収納している点灯ユニット42が収納され、この点灯ユニット42は、下部灯体34に図示しないネジにより固定されている。
ベース35には、交流定電流電源18から電流を供給する図示しない電源線が引き込まれており、ベース35に灯体32を固定する際に、電源線がLED点灯装置1の入力端子17a,17bに接続されている。
LED標識灯31は、LED点灯装置1を具備するので、省電力化および低コスト化されて、通常の運用時には発光色が異なる発光ダイオード7,8を同一の調光率(10%)で点灯させることができる。
本発明の参考例を示すLED点灯装置の概略回路図。 本発明の第の実施形態を示すLED点灯装置の概略回路図。 本発明の第の実施形態を示すLED標識灯の概略側断面図。
符号の説明
1,26…LED点灯装置
2…直流電源回路
3a,3b、4a,4b…接続部としての接続端子
5,6,28,30…分流回路
7,8…発光ダイオード
9…切換手段を構成する切換スイッチ
10…切換手段を構成する電流検出回路
11…切換手段を構成する比較回路としての比較器
27,29…自動開閉手段としてのリレー接点
31…LED標識灯
32…灯体
R1,R2…限流用素子としての抵抗
SW1,SW2…スイッチとしての手動スイッチ

Claims (4)

  1. 相対的に大きい電流を出力して発光ダイオードを全光点灯させ、または相対的に小さい電流を出力して発光ダイオードを所定の調光率で点灯させる出力可変に構成された直流電源回路と; この直流電源回路の出力間に互いに直列的に接続され、一対ごとに発光ダイオードが接続される複数個の接続部と; 一対の接続部ごとに発光ダイオードと並列的に接続された限流用素子およびスイッチの直列回路を有してなり、前記スイッチがオフのときに発光ダイオードが前記所定の調光率を超える調光率で点灯するものであるときには前記スイッチがオンにされ、前記直流電源回路から出力された相対的に小さい電流が前記直列回路に分流し発光ダイオードが前記所定の調光率で点灯するように前記限流用素子のインピーダンス値が設定された分流回路と; 一対の接続部ごとに1個または同一発光色の直列接続された複数個が接続された発光ダイオードと; 直流電源回路の出力を切り換える切換手段と; 各分流回路に限流用素子およびスイッチと直列的に接続され、切換手段の切り換え動作に応じて開閉し、直流電源回路が相対的に小さい電流を出力するときには閉路、相対的に大きい電流を出力するときには開路する自動接続手段と;を具備していることを特徴とするLED点灯装置。
  2. 直流電源回路は、交流定電流電源から供給される電流を相対的に大きい電流に変流する第1のカレントトランスと、交流定電流電源から供給される電流を相対的に小さい電流に変流する第2のカレントトランスと、第1および第2のカレントトランスにより変流された前記電流を直流に変換する整流装置とを有して構成され、切換手段は、第1および第2のカレントトランスのそれぞれの出力巻線と整流装置の入力端子とを選択的に接続する切換スイッチと、交流定電流電源から第1および第2のカレントトランスに供給される電流を検出する電流検出開路と、この電流検出回路が検出した電流値と所定値とを比較する比較回路とを有して構成され、比較回路において、電流検出回路が検出した電流値が所定値以上となったときに、切換スイッチが第1のカレントトランスと整流装置とを接続し、電流検出回路が検出した電流値が所定値を下回ったときに、切換スイッチが第2のカレントトランスと整流装置とを接続することを特徴とする請求項1記載のLED点灯装置。
  3. 発光ダイオードは、発光色が異なっていることを特徴とする請求項1または2記載のLED点灯装置。
  4. 請求項1ないし3いずれか一記載のLED点灯装置と; このLED点灯装置を配設している灯体と;を具備していることを特徴とするLED標識灯。
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