JP5099120B2 - テンプレートマッチング装置、テンプレートマッチング装置を備えたカメラ、テンプレートマッチングをコンピュータで行うためのプログラム - Google Patents

テンプレートマッチング装置、テンプレートマッチング装置を備えたカメラ、テンプレートマッチングをコンピュータで行うためのプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5099120B2
JP5099120B2 JP2009503897A JP2009503897A JP5099120B2 JP 5099120 B2 JP5099120 B2 JP 5099120B2 JP 2009503897 A JP2009503897 A JP 2009503897A JP 2009503897 A JP2009503897 A JP 2009503897A JP 5099120 B2 JP5099120 B2 JP 5099120B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
similarity
template
color
image information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009503897A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2008111290A1 (ja
Inventor
啓之 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP2009503897A priority Critical patent/JP5099120B2/ja
Publication of JPWO2008111290A1 publication Critical patent/JPWO2008111290A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5099120B2 publication Critical patent/JP5099120B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/0002Inspection of images, e.g. flaw detection
    • G06T7/0004Industrial image inspection
    • G06T7/001Industrial image inspection using an image reference approach
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/10Image acquisition modality
    • G06T2207/10056Microscopic image
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/30Subject of image; Context of image processing
    • G06T2207/30108Industrial image inspection
    • G06T2207/30148Semiconductor; IC; Wafer

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Image Analysis (AREA)
  • Color Television Image Signal Generators (AREA)

Description

本発明は、画像に対してテンプレートマッチングを行うテンプレートマッチング装置、テンプレートマッチング装置を備えたカメラ、テンプレートマッチングをコンピュータで行うためのプログラムに関する。
テンプレートマッチングは、入力信号の中から既知のテンプレート信号に合致する部分信号(ターゲット)を探索して、ターゲットの位置(合致位置)を特定する処理である。この処理では、入力信号の中から抽出した演算用の部分信号と既知のテンプレート信号とのマッチング演算が、演算用の部分信号の抽出位置を少しずつ移動させながら、繰り返し行われる。そして、入力信号の中の各位置でのマッチング演算の結果を大小比較することで、合致位置が特定される。
また、マッチング演算には、周知の相互相関法や残差逐次検定法などが用いられる(例えば特許文献1を参照)。これらの方法は、演算用の部分信号とテンプレート信号との対応位置どうしで信号強度の演算を行い、その結果を信号全体で集計するものである。
特開平5−81433号公報
しかしながら、演算用の部分信号とテンプレート信号との対応位置どうしで信号強度の演算を行う上記の方法には、次の問題があった。例えば、画像情報を含む二次元の入力信号の場合、入力信号に幾何学的変化(回転や縮尺の変化など)があると、合致位置の特定を正確に行えるとは限らず、疑似マッチングやマッチング不可能になることがある。また、音声情報を含む一次元の入力信号の場合は、入力信号に幾何学的変化(縮尺の変化など)があると、同様に疑似マッチングやマッチング不可能になることがある。
本発明の目的は、入力画像に幾何学的変化があっても正確に合致位置を特定できるテンプレートマッチング装置を提供することにある。
本発明のテンプレートマッチング装置は、複数の色成分を含むテンプレート画像の画像情報について、前記複数の色成分のうち、少なくとも1色の前記画像情報を前記テンプレート画像内の全ての画素について加算するか、または、前記複数の色成分のうち、少なくとも1色の前記画像情報を前記テンプレート画像内の一部の画素について加算して第1の特徴量を算出する第1の算出手段と、前記複数の色成分を含む入力画像の中の異なる複数の位置から演算用の部分画像を抽出する抽出手段と、前記抽出手段により抽出された前記部分画像の前記画像情報について、前記複数の色成分のうち、少なくとも1色の前記画像情報を前記部分画像内の全ての画素について加算するか、または、前記複数の色成分のうち、少なくとも1色の前記画像情報を前記部分画像内の一部の画素について加算して第2の特徴量を算出する第2の算出手段と、前記テンプレート画像の前記画像情報と前記部分画像の前記画像情報とから残差量を算出する第3の算出手段と、前記第1の特徴量と前記第2の特徴量とを比較することにより、前記テンプレート画像と前記部分画像との第1の類似度を求める第1の演算手段と、前記残差量に基づいて、第2の類似度を求める第2の演算手段と、前記第1の類似度と前記第2の類似度とに基づいて、第3の類似度を求める第3の演算手段と、前記入力画像の各位置で求められた前記第3の類似度を比較することにより、前記入力画像の中の前記テンプレート画像との合致位置を特定する特定手段とを備える。
なお、好ましくは、前記第1の算出手段は、前記テンプレート画像の前記画像情報を前記テンプレート画像内の全ての画素について各色成分ごとに加算するか、または、前記画像情報を前記テンプレート画像内の一部の画素について各色成分ごとに加算して第1の特徴量を算出し、前記第2の算出手段は、前記部分画像の前記画像情報を前記部分画像内の全ての画素について各色成分ごとに加算するか、または、前記画像情報を前記部分画像内の一部の画素について各色成分ごとに加算して第2の特徴量を算出し、前記第3の算出手段は、前記テンプレート画像の前記画像情報と前記部分画像の前記画像情報とについて、各色成分ごとに演算を施して前記残差量を算出し、前記第1の演算手段は、前記第1の特徴量と前記第2の特徴量とに基づいて、同じ色成分どうしを比較することにより、前記第1の類似度を求め、前記第2の演算手段は、前記残差量の同じ色成分どうしを演算することにより前記第2の類似度を求め、前記第3の演算手段は、前記第1の類似度と前記第2の類似度とについて、各色成分ごとに演算を施して前記第3の類似度を求めても良い。
また、好ましくは、前記演算手段は、前記第1の特徴量と前記第2の特徴量との差分が所定の閾値以下である場合のみ、前記第1の類似度と前記第2の類似度と前記第3の類似度とを算出しても良い。
また、前記抽出手段は、前記第3の類似度に応じて、現在の抽出位置から次の抽出位置への移動量を決定しても良い。
また、上述したテンプレートマッチング装置を備えたカメラも本発明の具体的態様として有効である。
また、上記発明に関する構成を、処理対象の画像データに対する処理をコンピュータで実現するためのテンプレートマッチングプログラムに変換して表現したものも本発明の具体的態様として有効である。
本発明によれば、入力画像に幾何学的変化があっても正確に合致位置を特定することができる。
第1実施形態の電子カメラ10の概略図である。 入力画像21,テンプレート画像22,ターゲット23,演算用の部分画像24を説明する図である。 第1実施形態の電子カメラ10の動作を示すフローチャートである。 第1実施形態の電子カメラ10の動作を示すフローチャート(続き)である。 テンプレート画像22の位置(m,n)における濃度値Amnと演算用の部分画像の位置(m,n)における濃度値Bmnとを説明する図である。 第2実施形態のコンピュータ100の概略図である。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を詳細に説明する。
(第1実施形態)
ここでは、第1実施形態のテンプレートマッチング装置および方法について、図1に示す電子カメラ10を例に説明する。電子カメラ10には、光学系11と光学系制御部12と撮像素子13と画像処理部14と記録部15と記録媒体16と画像表示部17と操作部18とCPU19とが設けられる。光学系11は、レンズや絞りなどを含む。光学系制御部12は、絞りやレンズの焦点位置の制御を行う。撮像素子13は、光学系11を介して結像された被写体像を画像データに変換して、画像処理部14に出力する。画像処理部14は、色信号生成、マトリクス変換処理、γ変換処理、補正処理など各種のディジタル信号処理を行い、入力画像として不図示のメモリに記憶させる。なお、各画像処理の具体的な方法は説明を省略する。また、画像処理部14は、後述するテンプレートマッチングを行う。記録部15は、画像データを記録媒体16に記録する。記録媒体16は、メモリカードなどのリムーバブルメモリである。画像表示部17は、撮像により生成された画像や記録媒体16に記録された画像を表示する。操作部18は、不図示の電源ボタン、レリーズボタンなどを含む。CPU19は、各部を統合的に制御する。なお、CPU19は、後述するテンプレートマッチングの結果を用いて、AF調整、AE調整、ホワイトバランス調整、主要被写体検出(顔認識など)、自動撮影などの制御を行う。また、CPU19は、操作部18に対するユーザ操作の有無を検知するとともに、各処理を実行するためのプログラムを予め記録している。
次に、電子カメラ10におけるテンプレートマッチングについて説明する。テンプレートマッチングは、例えば図2に示す入力画像21の中から既知のテンプレート画像22に合致する部分画像(ターゲット23)を探索して、ターゲット23の位置(以下「合致位置(X1,Y1)」という)を特定する処理である。第1実施形態のテンプレートマッチングは、図3および図4に示すフローチャートの手順(ステップS1〜S14)にしたがって行われる。また、入力画像21は、スルー画像を含む撮像により生成された画像や、記録媒体16に記録された画像である。
図3および図4の処理では、入力画像21の中から抽出した演算用の部分画像24とテンプレート画像22とのマッチング演算(S5〜S10)が、部分画像24の抽出位置(X2,Y2)を少しずつ移動させながら、繰り返し行われる。マッチング演算(S5〜S10)は、部分画像24とテンプレート画像22との類似度を求める演算である。類似度は、部分画像24とテンプレート画像22との「類似性に関する指標」の1つであり、「類似性に関する正確な指標」である。
また、図3および図4の処理では、入力画像21と演算用の部分画像24とテンプレート画像22が、各々、3つの色成分(つまり加色の三原色または光の三原色と呼ばれるRGB成分)を含むものとする。RGB成分を含む画像(21,24,22)はカラー画像である。
図3および図4の処理(S1〜S14)について順に説明する。
ステップS1において、CPU19は、テンプレート画像22の全体からRGB成分の濃度加算値N22(以下、「第1濃度加算値N22」と称する)を各色成分ごとに算出する。
例えば、R成分の第1濃度加算値N22は、テンプレート画像22のR成分の位置(x,y)における濃度値Aiを用い、次の式(1)により算出される。濃度値Aiの“i”は、テンプレート画像22の中での画素番号である。
22 = ΣAi …式(1)
R成分の他、G成分,B成分の第1濃度加算値N22は、各々、テンプレート画像22のG成分,B成分の全体から、上記の式(1)と同様の式により算出される。
ステップS2において、CPU19は、入力画像21の中から演算用の部分画像24を抽出する。演算用の部分画像24は、テンプレート画像22と縦横各々同じ大きさ(画素数)の矩形状である。演算用の部分画像24とテンプレート画像22は、共に、入力画像21より小さい(画素数が少ない)。
ステップS3において、CPU19は、ステップS2で抽出した演算用の部分画像24の全体からRGB成分の濃度加算値N24(以下、「第2濃度加算値N24」と称する)を各色成分ごとに算出する。
例えば、R成分の第2濃度加算値N24は、部分画像24のR成分の位置(x,y)における濃度値Biを用い、次の式(2)により算出される。濃度値Biの“i”は、部分画像24の中での画素番号である。
24 = ΣBi …式(2)
R成分の他、G成分,B成分の第2濃度加算値N24は、各々、部分画像24のG成分,B成分の全体から、上記の式(2)と同様の式により算出される。
ステップS4において、CPU19は、部分画像24およびテンプレート画像22のRGB成分の画素ごとの残差を算出する。残差は、図5に示す部分画像24の位置(m,n)における濃度値Bmnと、テンプレート画像22の同じ位置(m,n)における濃度値Amnとを用い、次の式(3)により算出される。
残差 = Amn−Bmn …式(3)
CPU19は、R成分の残差(出力値SR),G成分の残差(出力値SG),B成分の残差(出力値SB)を画素ごとにそれぞれ算出する。
ステップS5において、CPU19は、部分画像24のR成分の第2濃度加算値N24と、テンプレート画像22のR成分の第1濃度加算値N22とを比較し、2つのR成分の濃度加算値の差分の絶対値を出力する。この場合の出力値TRは、R成分の第2濃度加算値N24と第1濃度加算値N22の類似性に関する指標である。
ステップS6において、CPU19は、部分画像24のG成分の第2濃度加算値N24と、テンプレート画像22のG成分の第1濃度加算値N22とを比較し、2つのG成分の濃度加算値の差分の絶対値を出力する(出力値TG)。
ステップS7において、CPU19は、部分画像24のB成分の第2濃度加算値N24と、テンプレート画像22のB成分の第1濃度加算値N22とを比較し、2つのB成分の濃度加算値の差分の絶対値を出力する(出力値TB)。
ステップS8において、CPU19は、上記したステップS5のR成分の出力値TRと、ステップS6のG成分の出力値TGと、ステップS7のB成分の出力値TBとを、それぞれ第1濃度加算値N22の各色成分JR,JG,JBで除すことにより正規化を行う。そして、正規化によって算出された各色成分ごとの類似度UR,UG,UBの平均を求め、その値を「部分画像24とテンプレート画像22との第1の類似度」とする。
第1の類似度rTは、以下の式(4)により表される。
=(U+U+U)/3…式(4)
ステップS9において、CPU19は、部分画像24とテンプレート画像22との第2の類似度を求める。
第2の類似度とは、上記したステップS4で算出した部分画像24およびテンプレート画像22のRGB成分の画素ごとの残差(SR,SG,SB)に基づく、最小残差である。CPU19は、まず、次の式(5)または式(6)により各色成分の最小残差を算出する。
Figure 0005099120
式(5)および式(6)は、R成分の残差(出力値SR)に基づき、R成分の最小残差KR(またはKR’)を求める式である。式(5)のKRは濃度差の絶対値和の最小値である。式(6)のKR’は濃度差の二乗和の最小値である。最小残差KRまたはKR’は、部分画像24とテンプレート画像22との類似度に相当し、その値(つまり残差)が小さいほど、部分画像24とテンプレート画像22との類似性が高く、抽出位置(X2,Y2)が合致位置(X1,Y1)に近いことを表す。
R成分の他、G成分,B成分の最小残差(KG,KBまたはKG’,KB’)は、各々、部分画像24のG成分,B成分の全体から、上記の式(5)または式(6)と同様の式により算出される。以下では、上述した式(5)により算出した最小残差(KR,KG,KB)を用いて説明する。なお、上述した式(6)により算出した最小残差(KR’,KG’,KB’)を用いる場合も同様に考えることができる。
次に、CPU19は、それぞれ最小残差の各色成分KR,KG,KBの正規化を行う。正規化は、各色成分KR,KG,KBを、部分画像の面積t×200で除すことにより行う。200は、経験により算出した係数であり、後述する第2の類似度rSが0〜1の値を取るように、階調数などに応じて調整すれば良い。そして、正規化によって算出された各色成分ごとの最小残差HR,HG,HBの平均を求め、その値を「部分画像24とテンプレート画像22との第2の類似度」とする。
第2の類似度rSは、以下の式(7)により表される。
S = (HR+HG+HB)/3 …式(7)
ステップS10において、CPU19は、ステップS8で求めた第1の類似度rTと、ステップS9で求めた第2の類似度rSとに基づいて、部分画像24とテンプレート画像22との第3の類似度を求める。
第3の類似度Rは、以下の式(8)により求められる。
= w×rS +(1−w)×rT …式(8)
式(8)において、wは0から1の値を持つ重みである。式(8)により、重みをwとした第1の類似度rTと第2の類似度rSとの重みつき平均が求められる。
上記のマッチング演算(S5〜S10)が終了すると、ステップS11において、CPU19は、マッチング演算の結果である第3の類似度Rを、部分画像24の抽出位置(X2,Y2)と対応づけてメモリに保存する。これらのステップS2〜S11の処理を経て、入力画像21の中の1つの抽出位置(X2,Y2)に対する処理が終わる。
ステップS12において、CPU19は、演算用の部分画像24の抽出位置(X2,Y2)を次の位置へ移動させるか否かを判定する。CPU19は、次の位置へ移動させると判定するとステップS13に進み、次の位置へ移動させないと判定するとステップS14に進む。
ステップS13において、CPU19は、演算用の部分画像24の抽出位置(X2,Y2)の移動処理を行う。CPU19は、部分画像24の抽出位置(X2,Y2)を現在の位置から次の位置へ移動させる。その後、ステップS2の処理に戻り、新たな抽出位置(X2,Y2)において、演算用の部分画像24の抽出(S2)→RGB成分の第2濃度加算値N24の算出(S3)→RGB成分の残差の算出(S4)→マッチング演算(S5〜S10)→結果保存(S11)を繰り返す。
このようにして、ステップS2→…→S14→S2…の処理を繰り返すことにより、演算用の部分画像24の抽出位置(X2,Y2)を少しずつ移動させながら、各々の位置で部分画像24を順に抽出し、部分画像24を抽出するごとにマッチング演算(S5〜S10)を行うことができる。
そして、演算用の部分画像24の抽出位置(X2,Y2)が終点に到達し、そこでのステップS2〜S11の処理が終了すると、ステップS14において、CPU19は、入力画像21の中の異なる複数の位置で求められた第3の類似度Rを大小比較することにより、その値が最も小さく、テンプレート画像22との類似性が最も高い部分画像24の抽出位置(X2,Y2)を合致位置(X1,Y1)と特定する。以上で入力画像21に対するテンプレートマッチングの処理は終了となる。
上記のように、第1実施形態のテンプレートマッチングでは、RGB成分の第1濃度加算値N22および第2濃度加算値N24に基づいて、第1の類似度(rT)を求めるとともに、RGB成分の残差に基づいて、第2の類似度(rS )を求める。そして、第1の類似度と第2の類似度とに基づいて第3の類似度(R)を求め、この第3の類似度を大小比較する。RGB成分の第1濃度加算値N22は、テンプレート画像22のRGB成分それぞれの特徴量であり、RGB成分の第2濃度加算値N24は、演算用の部分画像24のRGB成分それぞれの特徴量である。このように、特徴量が画素の位置に依存しない量として求められるので、入力画像21に幾何学的変化(回転や縮尺の変化など)があっても、正確に合致位置(X1,Y1)を特定することができる。また、第3の類似度は、テンプレート画像22および部分画像24の絵柄を反映した特徴量である。このような特徴量を用いることにより、絵柄に応じて正確に合致位置(X1,Y1)を特定することができる。さらに、第1実施形態によれば、画素の位置に依存しない特徴量である第1の類似度と、テンプレート画像22および部分画像24の絵柄を反映した特徴量である第2の類似度との両方の利点を併せ持つ第3の類似度を用いてテンプレートマッチングを行うことにより、入力画像に幾何学的変化があっても正確に合致位置を特定できる。
また、第1実施形態のテンプレートマッチングでは、各々の画像(21,24,22)に含まれる全ての色成分(つまりRGB成分)を用いてマッチング演算(S5〜S10)を行う。このため、多くの情報量を確保でき、より正確に合致位置(X1,Y1)を特定できる。
なお、第1実施形態の処理に、以下の処理を追加しても良い。
(1)マッチングカットの処理
図3のステップS7の後に、CPU19は、R成分の出力値TRと、ステップS6のG成分の出力値TGと、ステップS7のB成分の出力値TBとを、それぞれ所定の閾値と比較する。そして、R成分の出力値TRと、ステップS6のG成分の出力値TGと、ステップS7のB成分の出力値TBとが、所定の閾値以下である場合には、CPU19は、ステップS2で抽出した部分画像24の抽出位置(X2,Y2)が合致位置(X1,Y1)から遠いと判定する。そして、ステップS8からステップS10の処理を行わずにステップS11に進み、ステップS11において、マッチング演算の結果である類似度を「圏外」として、部分画像24の抽出位置(X2,Y2)と対応づけてメモリに保存する。
このように、ステップS5からステップS7で算出した濃度加算値の差分が所定の閾値以下である場合のみ、類似度を算出する処理(ステップS8からステップS10の処理)を行うことにより、無駄な処理を省くことができる。したがって、テンプレートマッチング処理の高速化が期待できる。
(2)ステップ制御の処理
図4のステップS12において、演算用の部分画像24の抽出位置(X2,Y2)を次の位置へ移動させると判定すると、CPU19は、ステップS10で求めた第3の類似度Rに応じて、現在の抽出位置から次の抽出位置への移動量を決定する。
演算用の部分画像24の抽出位置(X2,Y2)を横方向に移動させる場合、CPU19は、現在の位置での第3の類似度Rを考慮して、現在の位置から次の位置への移動量Mxを計算する。移動量Mxの具体的な算出方法は、本出願人が先に出願したWO2005/101313号公報に記載の発明に準ずる。このような移動量Mxの計算は非常に簡単なものである。また、第3の類似度Rに応じて求められる移動量Mxは、現在の位置での第3類似度Rが小さく(つまり「0」に近く)、部分画像24とテンプレート画像22との類似性が高く、部分画像24の抽出位置(X2,Y2)が合致位置(X1,Y1)に近いほど、小さくなることが多い。一方、移動量Mxは、現在の位置での第3類似度Rが大きく(つまり「1」に近く)、部分画像24とテンプレート画像22との類似性が低く、部分画像24の抽出位置(X2,Y2)が合致位置(X1,Y1)から離れているほど、大きくなることが多い。
移動量Mxの最大値は、第3の類似度Rが「1」の場合であり、移動量Mxの最小値は、第3の類似度Rが「0」の場合である。なお、第3の類似度Rに応じて求めた移動量Mxが“0画素”と求められた場合には、実際の移動量を“1画素”とする。
一方、演算用の部分画像24の抽出位置(X2,Y2)を縦方向に移動させる場合、CPU19は、現在の走査線上の各位置での第3の類似度Rを考慮して、現在の走査線から次の走査線への移動量Myを計算する。移動量Myの具体的な算出方法は、本出願人が先に出願したWO2005/101313号公報に記載の発明に準ずる。このような移動量Myの計算は非常に簡単なものである。また、第3の類似度Rに応じて求められる移動量Myは、現在の走査線における平均的な第3の類似度Rが小さく(つまり「0」に近く)、各位置で抽出された部分画像24とテンプレート画像22との類似性が平均的に高く、現在の走査線が合致位置(X1,Y1)に近いほど、小さくなることが多い。一方、移動量Myは、現在の位置での第3類似度Rが大きく(つまり「1」に近く)、部分画像24とテンプレート画像22との類似性が低く、部分画像24の抽出位置(X2,Y2)が合致位置(X1,Y1)から離れているほど、大きくなることが多い。移動量Myの最大値は、第3の類似度Rの平均値が「1」の場合であり、移動量Myの最小値は、第3の類似度Rの平均値が「0」の場合である。なお、第3の類似度Rに応じて求めた移動量Myが“0画素”と求められた場合には、実際の移動量を“1画素”とする。
このように、ステップS10で求めた第3の類似度Rに応じて、現在の抽出位置から次の抽出位置への移動量を決定することにより、テンプレートマッチングの最中に合致位置(X1,Y1)との位置関係に応じて簡単に適切な移動間隔を設定できる。各位置で逐次行われる移動量の計算は非常に簡単なものであり、この計算を追加したことによってテンプレートマッチングの処理が複雑化することはない。
(3)検索範囲制御の処理
図4のステップS12において、演算用の部分画像24の抽出位置(X2,Y2)を次の位置へ移動させると判定すると、CPU19は、ステップS10で求めて、ステップS11で保存した第3の類似度Rに応じて、次に部分画像24を抽出する範囲を決定する。
CPU19は、入力画像22のX方向の長さをLx,Y方向の長さをLyとすると、次の式(9)および式(10)により、次に部分画像24を抽出する範囲のX方向の長さをEx,Y方向の長さをEyを算出する。
Ex = (Lx/2)×R …式(9)
Ey = (Ly/2)×R …式(10)
このような範囲の計算は非常に簡単なものである。また、第3の類似度Rに応じて求められる範囲(X方向の長さEx,Y方向の長さEy)は、現在の位置での第3類似度Rが小さく(つまり「0」に近く)、部分画像24とテンプレート画像22との類似性が高く、部分画像24の抽出位置(X2,Y2)が合致位置(X1,Y1)に近いほど、狭くなることが多い。一方、この範囲(X方向の長さEx,Y方向の長さEy)は、現在の位置での第3類似度Rが大きく(つまり「1」に近く)、部分画像24とテンプレート画像22との類似性が低く、部分画像24の抽出位置(X2,Y2)が合致位置(X1,Y1)から離れているほど、広くなることが多い。
このように、ステップS10で求めた第3の類似度Rに応じて、次に部分画像24を抽出する範囲(X方向の長さEx,Y方向の長さEy)を決定することにより、テンプレートマッチングの最中に合致位置(X1,Y1)との位置関係に応じて簡単に適切な範囲を設定できる。各位置で逐次行われる範囲の計算は非常に簡単なものであり、この計算を追加したことによってテンプレートマッチングの処理が複雑化することはない。
以上説明した(1)〜(3)の処理は独立に実行しても良いし、組み合わせて実行しても良い。
なお、上記した第1実施形態では、図3のステップS8において、ステップS5〜S7の出力値を正規化した後に、その平均値を求め、その値を「第1の類似度rT」としたが、本発明はこれに限定されない。ステップS5〜S7の出力値を正規化した後に、その和(=(UR+UG+UB))を求め、その値を「第1の類似度rT」としても良い。和(=(UR+UG+UB))の場合でも、その値が小さいほど、部分画像24とテンプレート画像22との類似性が高く、部分画像24の抽出位置(X2,Y2)が合致位置(X1,Y1)に近いことを表す。
また、上記した第1実施形態では、図3のステップS9において、ステップS4で算出した各色成分の最小残差を正規化した後に、その平均値を求め、その値を「第2の類似度rS」としたが、本発明はこれに限定されない。ステップS4で算出した各色成分の最小残差を正規化した後に、その和(=(HR+HG+HB))を求め、その値を「第2の類似度rS」としても良い。和(=(HR+HG+HB))の場合でも、その値が小さいほど、部分画像24とテンプレート画像22との類似性が高く、部分画像24の抽出位置(X2,Y2)が合致位置(X1,Y1)に近いことを表す。
また、上記した第1実施形態では、テンプレート画像22および部分画像24内の全ての画素の濃度値Aiを加算した加算値を用いる例を示したが、平均値を用いても良い。すなわち、テンプレート画像22および部分画像24内の全ての画素の濃度値Aiを加算し、それぞれ面積で除した値を用いても良い。
また、上記した第1実施形態では、テンプレート画像22および部分画像24内の全ての画素の濃度値Aiを加算する例を示したが、一部の画素の濃度値Aiを加算しても良い。この場合、テンプレート画像22および部分画像24において、対応する部分の画素の濃度値Aiを加算すれば良い。
また、上記した第1実施形態では、3つの色成分(つまりRGB成分)を色成分ごとに演算を行って各種類似度を求める例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、3つの色成分のうち、少なくとも1つの色成分(例えばG成分)だけを演算に用いて各種類似度を求めても良い。また、R成分、G成分,B成分の第1濃度加算値N22に代えて、テンプレート画像22に含まれる全ての色成分の画素の濃度値を加算したものを使用しても良い。同様に、R成分、G成分,B成分の第2濃度加算値N24に代えて、部分画像24に含まれる全ての色成分の画素の濃度値を加算したものを使用しても良い。
また、上記した第1実施形態では、3つの色成分(つまりRGB成分)を含む画像(21,24,22)の例で説明したが、本発明はこれに限定されない。色成分の数が2つであっても4つ以上であっても本発明を適用できる。つまり複数の色成分を含む場合に本発明を適用できる。
(第2実施形態)
第2実施形態では、コンピュータを例に挙げて説明を行う。
図6は、第2実施形態のコンピュータ100の構成を示す図である。コンピュータ100は、図6に示すように、取得部101と画像処理部114と記録部115と画像表示部117と操作部118とCPU119とを備える。取得部101は、有線、無線、記録媒体用のドライブなどを介して、電子カメラなどの外部機器や記録媒体から画像データを取得する。画像処理部114は、第1実施形態の画像処理部14と同様である。記録部115は、画像データなどを記録する。画像表示部117は、液晶表示素子などの画像表示素子を備える。操作部118は、電源ボタン、マウス、キーボードなどを含む。CPU119は、各部を統合的に制御する。また、CPU119は、各処理を実行するためのプログラムを予め記録している。
CPU119は、取得部101により取得した画像や、記録部115に記録された画像に対して、第1実施形態の図3および図4のフローチャートで説明した処理を行うためのプログラムを記録している。
そして、操作部118を介したユーザ指示に基づいて、第1実施形態の図3および図4のフローチャートで説明した処理と同様の処理を行う。
上記のように、第2実施形態のコンピュータ100によれば、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、上記した各実施形態では、演算用の部分画像24とテンプレート画像22の形状が矩形状である例を説明したが、本発明はこれに限定されない。部分画像24とテンプレート画像22は、矩形状である必要はない。他の形状でも本質的な処理は同じである。
さらに、上記した各実施形態では、図1の電子カメラ10や図6のコンピュータ100を例にテンプレートマッチングの説明を行ったが、本発明はこれに限定されない。その他、試料(半導体ウエハや液晶基板、プリント基板、生物標本(例えば細胞)など)の観察や検査や位置合わせなどを行う観察装置、試料の局所領域を電子線で走査して画像を取り込む電子顕微鏡装置、監視カメラなどにも、本発明を適用できる。また、試料の局所領域の画像に限らず、試料の全面の画像を一括で取り込む装置にも、本発明を適用できる。また、第1実施形態の電子カメラに外部のコンピュータを接続し、第1実施形態で説明した処理の一部をコンピュータにより実現する場合でも、同様の効果を得ることができる。
また、上記した実施形態では、入力画像(画像情報を含む二次元の入力信号)に対してテンプレートマッチングを行う例について説明したが、本発明はこれに限定されない。その他、音声情報を含む一次元の入力信号(入力音声)に対してテンプレートマッチングを行う場合(信号処理)にも、本発明を同様に適用できる。一次元の入力信号を対象とする場合、上述の「画像の濃度」を「信号の強度」に置き換えて考えれば良い。一次元の入力信号の場合には、入力信号に幾何学的変化(縮尺の変化など)があっても正確に合致位置を特定することができる。

Claims (7)

  1. 複数の色成分を含むテンプレート画像の画像情報について、前記複数の色成分のうち、少なくとも1色の前記画像情報を前記テンプレート画像内の全ての画素について加算するか、または、前記複数の色成分のうち、少なくとも1色の前記画像情報を前記テンプレート画像内の一部の画素について加算して第1の特徴量を算出する第1の算出手段と、
    前記複数の色成分を含む入力画像の中の異なる複数の位置から演算用の部分画像を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段により抽出された前記部分画像の前記画像情報について、前記複数の色成分のうち、少なくとも1色の前記画像情報を前記部分画像内の全ての画素について加算するか、または、前記複数の色成分のうち、少なくとも1色の前記画像情報を前記部分画像内の一部の画素について加算して第2の特徴量を算出する第2の算出手段と、
    前記テンプレート画像の前記画像情報と前記部分画像の前記画像情報とから残差量を算出する第3の算出手段と、
    前記第1の特徴量と前記第2の特徴量とを比較することにより、前記テンプレート画像と前記部分画像との第1の類似度を求める第1の演算手段と、
    前記残差量に基づいて、第2の類似度を求める第2の演算手段と、
    前記第1の類似度と前記第2の類似度とに基づいて、第3の類似度を求める第3の演算手段と、
    前記入力画像の各位置で求められた前記第3の類似度を比較することにより、前記入力画像の中の前記テンプレート画像との合致位置を特定する特定手段とを備えた
    ことを特徴とするテンプレートマッチング装置。
  2. 請求項1に記載のテンプレートマッチング装置において、
    前記第1の算出手段は、前記テンプレート画像の前記画像情報を前記テンプレート画像内の全ての画素について各色成分ごとに加算するか、または、前記画像情報を前記テンプレート画像内の一部の画素について各色成分ごとに加算して第1の特徴量を算出し、
    前記第2の算出手段は、前記部分画像の前記画像情報を前記部分画像内の全ての画素について各色成分ごとに加算するか、または、前記画像情報を前記部分画像内の一部の画素について各色成分ごとに加算して第2の特徴量を算出し、
    前記第3の算出手段は、前記テンプレート画像の前記画像情報と前記部分画像の前記画像情報とについて、各色成分ごとに演算を施して前記残差量を算出し、
    前記第1の演算手段は、前記第1の特徴量と前記第2の特徴量とに基づいて、同じ色成分どうしを比較することにより、前記第1の類似度を求め、
    前記第2の演算手段は、前記残差量の同じ色成分どうしを演算することにより前記第2の類似度を求め、
    前記第3の演算手段は、前記第1の類似度と前記第2の類似度とについて、各色成分ごとに演算を施して前記第3の類似度を求める
    ことを特徴とするテンプレートマッチング装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のテンプレートマッチング装置において、
    前記演算手段は、前記第1の特徴量と前記第2の特徴量との差分が所定の閾値以下である場合のみ、前記第1の類似度と前記第2の類似度と前記第3の類似度とを算出する
    ことを特徴とするテンプレートマッチング装置。
  4. 請求項1または請求項2に記載のテンプレートマッチング装置において、
    前記抽出手段は、前記第3の類似度に応じて、現在の抽出位置から次の抽出位置への移動量を決定する
    ことを特徴とするテンプレートマッチング装置。
  5. 請求項1から請求項4の何れか1項に記載のテンプレートマッチング装置を備えることを特徴とするカメラ。
  6. 複数の色成分を含むテンプレート画像の画像情報について、前記複数の色成分のうち、少なくとも1色の前記画像情報を前記テンプレート画像内の全ての画素について加算するか、または、前記複数の色成分のうち、少なくとも1色の前記画像情報を前記テンプレート画像内の一部の画素について加算して第1の特徴量を算出する第1の算出手順と、
    前記複数の色成分を含む入力画像の中の異なる複数の位置から演算用の部分画像を抽出する抽出手順と、
    前記抽出手順において抽出された前記部分画像の画像情報について、前記複数の色成分のうち、少なくとも1色の前記画像情報を前記部分画像内の全ての画素について加算するか、または、前記複数の色成分のうち、少なくとも1色の前記画像情報を前記部分画像内の一部の画素について加算して第2の特徴量を算出する第2の算出手順と、
    前記テンプレート画像の前記画像情報と前記部分画像の前記画像情報とから残差量を算出する第3の算出手順と、
    前記第1の特徴量と前記第2の特徴量とを比較することにより、前記テンプレート画像と前記部分画像との第1の類似度を求める第1の演算手順と、
    前記残差量に基づいて、第2の類似度を求める第2の演算手順と、
    前記第1の類似度と前記第2の類似度とに基づいて、第3の類似度を求める第3の演算手順と、
    前記入力画像の各位置で求められた前記第3の類似度を比較することにより、前記入力画像の中の前記テンプレート画像との合致位置を特定する特定手順と
    をコンピュータで実現することを特徴とするテンプレートマッチングプログラム。
  7. 請求項6に記載のテンプレートマッチングプログラムにおいて、
    前記第1の算出手順では、前記テンプレート画像の前記画像情報を前記テンプレート画像内の全ての画素について各色成分ごとに加算するか、または、前記画像情報を前記テンプレート画像内の一部の画素について各色成分ごとに加算して第1の特徴量を算出し、
    前記第2の算出手順では、前記部分画像の前記画像情報を前記部分画像内の全ての画素について各色成分ごとに加算するか、または、前記画像情報を前記部分画像内の一部の画素について各色成分ごとに加算して第2の特徴量を算出し、
    前記第3の算出手順では、前記テンプレート画像の前記画像情報と前記部分画像の前記画像情報とについて、各色成分ごとに演算を施して前記残差量を算出し、
    前記第1の演算手順では、前記第1の特徴量と前記第2の特徴量とに基づいて、同じ色成分どうしを比較することにより、前記第1の類似度を求め、
    前記第2の演算手順では、前記残差量の同じ色成分どうしを演算することにより前記第2の類似度を求め、
    前記第3の演算手順では、前記第1の類似度と前記第2の類似度とについて、各色成分ごとに演算を施して前記第3の類似度を求める
    ことを特徴とするテンプレートマッチングプログラム。
JP2009503897A 2007-03-13 2008-03-05 テンプレートマッチング装置、テンプレートマッチング装置を備えたカメラ、テンプレートマッチングをコンピュータで行うためのプログラム Active JP5099120B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009503897A JP5099120B2 (ja) 2007-03-13 2008-03-05 テンプレートマッチング装置、テンプレートマッチング装置を備えたカメラ、テンプレートマッチングをコンピュータで行うためのプログラム

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007062947 2007-03-13
JP2007062947 2007-03-13
JP2009503897A JP5099120B2 (ja) 2007-03-13 2008-03-05 テンプレートマッチング装置、テンプレートマッチング装置を備えたカメラ、テンプレートマッチングをコンピュータで行うためのプログラム
PCT/JP2008/000449 WO2008111290A1 (ja) 2007-03-13 2008-03-05 テンプレートマッチング装置、テンプレートマッチング装置を備えたカメラ、テンプレートマッチングをコンピュータで行うためのプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2008111290A1 JPWO2008111290A1 (ja) 2010-06-24
JP5099120B2 true JP5099120B2 (ja) 2012-12-12

Family

ID=39759234

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009503897A Active JP5099120B2 (ja) 2007-03-13 2008-03-05 テンプレートマッチング装置、テンプレートマッチング装置を備えたカメラ、テンプレートマッチングをコンピュータで行うためのプログラム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8260058B2 (ja)
JP (1) JP5099120B2 (ja)
WO (1) WO2008111290A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103530655B (zh) * 2013-05-24 2017-09-15 Tcl集团股份有限公司 一种台标识别方法及系统
CN103440472B (zh) * 2013-08-01 2016-08-10 西安交通大学 一种文字图像特征差异的快速计算方法
US9158996B2 (en) * 2013-09-12 2015-10-13 Kabushiki Kaisha Toshiba Learning image collection apparatus, learning apparatus, and target object detection apparatus
CN104112270B (zh) * 2014-05-14 2017-06-20 苏州科技学院 一种基于自适应权重多尺度窗口的任意点匹配算法
CN110147838B (zh) * 2019-05-20 2021-07-02 苏州微创关节医疗科技有限公司 一种产品规格录入、检测方法及系统

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005293334A (ja) * 2004-04-01 2005-10-20 Nikon Corp テンプレートマッチング装置
WO2005101313A1 (ja) * 2004-04-13 2005-10-27 Nikon Corporation テンプレートマッチング装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3146232B2 (ja) 1991-09-20 2001-03-12 ヤマハ発動機株式会社 パターン・マッチング法
JPH08237469A (ja) 1994-12-28 1996-09-13 Nikon Corp 画像合成方法
JP2005352543A (ja) 2004-06-08 2005-12-22 Nikon Corp テンプレートマッチング装置
US7528954B2 (en) 2004-05-28 2009-05-05 Nikon Corporation Method of adjusting optical imaging system, positional deviation detecting mark, method of detecting positional deviation, method of detecting position, position detecting device and mark identifying device

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005293334A (ja) * 2004-04-01 2005-10-20 Nikon Corp テンプレートマッチング装置
WO2005101313A1 (ja) * 2004-04-13 2005-10-27 Nikon Corporation テンプレートマッチング装置

Also Published As

Publication number Publication date
US8260058B2 (en) 2012-09-04
JPWO2008111290A1 (ja) 2010-06-24
US20100091125A1 (en) 2010-04-15
WO2008111290A1 (ja) 2008-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11769223B2 (en) Local tile-based registration and global placement for stitching
JP4772839B2 (ja) 画像識別方法および撮像装置
JP4735742B2 (ja) 撮像装置、ストロボ画像生成方法、および、プログラム
JP7292979B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
KR20070118036A (ko) 촬상 장치와 촬상 장치 제어 방법, 및 컴퓨터 프로그램
JP7438220B2 (ja) 鉄筋判定装置および鉄筋判定方法
JP5099120B2 (ja) テンプレートマッチング装置、テンプレートマッチング装置を備えたカメラ、テンプレートマッチングをコンピュータで行うためのプログラム
CN106469455B (zh) 图像处理方法、图像处理设备以及记录介质
WO2017149869A1 (ja) 情報処理装置、方法、プログラム及びマルチカメラシステム
JP6521626B2 (ja) 被写体追跡装置、方法およびプログラム
JP2010187348A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム
JP2011135553A (ja) 撮像装置、画像処理方法、及び、コンピュータプログラム
US20210093227A1 (en) Image processing system and control method thereof
WO2012133371A1 (ja) 撮像位置および撮像方向推定装置、撮像装置、撮像位置および撮像方向推定方法ならびにプログラム
JP2005293334A (ja) テンプレートマッチング装置
JP5076567B2 (ja) テンプレートマッチング装置、テンプレートマッチング装置を備えたカメラ、テンプレートマッチングをコンピュータで行うためのプログラム
JP2005352543A (ja) テンプレートマッチング装置
JP5791361B2 (ja) パターン識別装置、パターン識別方法およびプログラム
JP2007241418A (ja) テンプレートマッチング装置
JP2001119622A (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP5206300B2 (ja) プログラム、カメラ、画像処理装置および画像の合焦度算出方法
JP4208011B2 (ja) テンプレートマッチング装置
WO2002067198A1 (fr) Procede d'appariement d'images, appareil d'appariement d'images et dispositif de traitement de tranches
JP6950376B2 (ja) 画像処理装置、訓練画像処理装置、画像識別装置、訓練画像処理方法、画像識別方法、及びプログラム
JP2016062447A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110224

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110824

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120424

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120625

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120828

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120910

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151005

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5099120

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151005

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250