JP5098366B2 - 板金製歯車形状部品、そのプレス成形型及び成形方法 - Google Patents

板金製歯車形状部品、そのプレス成形型及び成形方法 Download PDF

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Description

本発明は、板金製歯車形状部品、そのプレス成形型及び成形方法に関し、板金製歯車形状部品の技術分野に属する。
例えば車両用の自動変速機においては、図13に示すように、周壁部101と底壁部102とを有するカップ状体の周壁部101に歯部103及び歯底部104が形成されてなるクラッチハブ等の板金製歯車形状部品100が用いられることがある。
このような板金製歯車形状部品の成形方法として、例えば特許文献1には、第1工程で円板状の板金製素材からカップ状の素材を形成し、第2工程で、このカップ状の素材の周壁部に、成形外周面に山筋及び谷筋が形成されたパンチと、成形内周面に山筋及び谷筋が形成されたダイスとで、歯部及び歯底部をプレス成形することが開示されている。
特公平6−88087号公報
ところで、生産性の向上のため、円板状の板金製素材からカップ状の素材への成形と、歯部及び歯底部の成形とを一工程で行うことが考えられるが、以下のような問題がある。
すなわち、プレス時には、素材がパンチとダイスとで挟まれるので、素材とこれらとの間の摺動抵抗により、素材における底壁部となる部分と周壁部となる部分との間の屈曲部に大きな引張力が生じ、この引張力により、該屈曲部部分の材料が軸線方向に流動して該部分の板厚が薄くなる。つまり、前述の図13に示すように、歯車形状部品100の屈曲部105における歯部103の底壁部102側に丸味を有するいわゆるダレY(歯部103の高さが規定高さ未満の部分)が生じるが、前述の第1工程及び第2工程を同時に行うと、この引張力が一層大きくなってダレYの軸方向長Laが大きくなり、板金製歯車形状部品100の軸方向寸法が一定とした場合、歯部103の有効歯長Lu(開口部側端部からダレYが始まる部分までの軸方向長)が短かくなるという問題がある。したがって、有効歯長Luを所定長得ようとする場合、2工程で行う場合よりも板金製歯車形状部品100の軸方向寸法が大きくなり、その結果、該歯車形状部品100が用いられる変速機等の寸法が大きくなるという問題がある。
そこで、本発明は、板状の板金製素材からダレを抑制しつつ一工程でカップ状の板金製歯車形状部品をプレス成形する方法及び装置、ならびにこれらの方法及び装置により得られる板金製歯車形状部品を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明は、次のように構成したことを特徴とする。
まず、本願の請求項1に記載の発明は、板金製素材から、カップ状体の周壁部に歯部及び歯底部が形成されてなる歯車形状部品を、パンチとダイスとでプレス成形する板金製歯車形状部品のプレス成形型であって、前記ダイスの成形内周面に、前記歯部及び歯底部を形成する谷筋及び山筋が軸線方向に沿って奥側ほど段階的に高くなり、かつテーパ部を介して連続する複数領域に分けて形成されていると共に、この複数領域に分けて形成された山筋及び谷筋は、隣接領域への移行時における素材の断面減少率が各段階において略一定となるように形成されており、かつ、前記パンチの成形外周面に、前記歯部及び歯底部を形成する山筋及び谷筋が形成されていると共に、該パンチの山筋に、該山筋の先端側が後端側よりも低くなるように段部が設けられていることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、板金製素材から、カップ状体の周壁部に歯部及び歯底部が形成されてなる歯車形状部品を、パンチとダイスとでプレス成形する板金製歯車形状部品のプレス成形方法であって、前記ダイスとして、成形内周面に、前記歯部及び歯底部を形成する谷筋及び山筋が軸線方向に沿って奥側ほど段階的に高くなり、かつテーパ部を介して連続する複数領域に分けて形成されていると共に、この複数領域に分けて形成された山筋及び谷筋が、隣接領域への移行時における素材の断面減少率が各段階において略一定となるように形成されたものを用い、前記パンチとして、成形外周面に、前記歯部及び歯底部を形成する山筋及び谷筋が形成され、かつ、該パンチの山筋に、該山筋の先端側が後端側よりも低くなるように段部が設けられているものを用いることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、板金製素材から、パンチとダイスとでプレス成形されることにより、カップ状体の周壁部に歯部及び歯底部が形成されてなる板金製歯車形状部品であって、前記ダイスとして、成形内周面に、前記歯部及び歯底部を形成する谷筋及び山筋が軸線方向に沿って奥側ほど段階的に高くなり、かつテーパ部を介して連続する複数領域に分けて形成され、かつ、この複数領域に分けて形成された山筋及び谷筋が、隣接領域への移行時における素材の断面減少率が各段階において略一定となるように形成されたものを用い、前記パンチとして、成形外周面に、前記歯部及び歯底部を形成する山筋及び谷筋が形成され、かつ、該パンチの山筋に、該山筋の先端側が後端側よりも低くなるように段部が設けられているものを用いて成形されていることを特徴とする。
次に、本発明の効果について説明する。
まず、請求項1に記載の発明によれば、山筋及び谷筋をそれぞれ有するダイス及びパンチにより、板金製歯車形状部品が一工程で得られることとなる。
その場合に、パンチの山筋には、該山筋の先端側が後端側よりも低くなるように段部が設けられているから、素材における屈曲部部分の材料がプレス成形時に軸線方向に流動しようとするのが段部により遮られることとなり、その結果、歯車形状部品の屈曲部の板厚の減少が抑制されてダレの長さが短くなる。したがって、段部が設けられていない場合と比較すると、歯車形状部品の軸方向寸法が一定とした場合、歯部の有効歯長が長くなり、他方、歯部の有効歯長を一定量確保すればよい場合は、歯車形状部品の軸方向寸法を短くすることができ、該歯車形状部品を利用する自動変速機を小型化することができる。
また、ダイスの成形内周面には、山筋及び谷筋が軸線方向に沿って奥側ほど段階的に高くなり、かつテーパ部を介して連続する複数領域に分けて形成されているので、歯部及び歯底部が段階的に形成されることとなる。したがって、プレス成形時に素材の屈曲部に働く引張力が過度に大きくなるのが抑制され、これによっても素材における屈曲部部分の材料の軸線方向への流動が抑制されて、前述の効果が確実なものとなる。
さらに、この発明によれば、前記ダイスの成形内周面に複数領域に分けて形成された山筋及び谷筋は、素材の断面減少率が各領域段階において略一定となるように形成されているから、プレス成形時に素材の屈曲部に働く引張力が大きくなるのが一層抑制される。したがって、前記の効果が一層良好に発揮されることとなる。
また、請求項2に記載の方法発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果が得られることとなる。
また、請求項3に記載の発明によれば、カップ状歯車形状部品の底部に近い部位から有効な歯部が形成されるので、従来と比べ、歯車形状部品の軸方向寸法を短くすることができる。
以下、本発明の実施の形態に係る板金製歯車形状部品、及びそのプレス成形型並びに成形方法について説明する。
まず、板金製歯車形状部品について説明する。本発明に係る板金製歯車形状部品は、車両用自動変速機のクラッチハブ1に適用されている。このクラッチハブ1は、図1、図2に示すように、周壁部2と底壁部3とを有する底浅の有底円筒体(いわゆるカップ状体)で、周壁部2の外周には軸方向に延びる歯部4と歯底部5とが周方向に交互に所定角度間隔で一体形成されていると共に、底壁部3の中央には円形開口6が形成されている。
このクラッチハブ1は、図3に示すプレス成形装置10により、中央に円形の開口を有する円板状の板金製素材Xをブレス加工することにより成形される。
このプレス成形装置10は、ダイス20と、該ダイス20に対向するように配置されたパンチ30とを有している。
ダイス20は、図示しない機台に固定されたダイ支持ブロック42にダイホルダ43を介して固定されている。ダイス20のパンチ30が嵌入する孔部20aには、エア圧によるクッション機構44により上方に付勢された円柱状のダイクッション45が上下に移動可能に配設されている。ダイクッション45の上面には、素材Xの円形開口とほぼ同径で、素材Xの位置決めを行うための突部45aが設けらている。クッション機構44による上方への付勢力は、パンチ30の先端面とダイス20の先端面との間に挟みこまれた板金製素材Xが摺動不可能な程度の大きさに設定されている。
パンチ30は、機台に上下に移動可能に支持された可動ブロック51に固定されている。この可動ブロック51の上部の凹部51aにはスライドブロック52が上下に移動可能に配設されていると共に、該スライドブロック52と上方の機台との間にはエア圧によるクッション機構53が配設されており、該クッション機構53によりスライドブロック52が下方に付勢されている。また、スライドブロック52の下面には可動ブロック51を貫通して下方に延びるロッド54の上端部が固着されていると共に、該ロッド54の下端部にはグリッパ部材55が固着されており、パンチ30が下方に移動したときに、前記クッション機構53の付勢力によりグリッパ部材55が素材Xをダイス20の上面との間に挟みこむようになっている。なお、その力は、パンチ30が下方に移動するときに、素材Xが摺動可能な程度の大きさに設定されている。
このダイス20の孔部20aの成形内周面20bには、図4、図5に示すように、その軸線方向に沿って山筋21および谷筋22が周方向に交互に所定角度間隔で形成されており、これら山筋21および谷筋22によってクラッチハブ1の歯部4および歯底部5の外面側が形成されるようになっている。
山筋21は、孔部20aの挿入側開口端からやや奥へ入ったところから立上り、テーパ部21a,21b,21cを介して段階的に高くなる一定高さの直線部21d,21e,21fを有している。
谷筋22は、山筋21相互間に形成されていると共に、軸方向で山筋21のテーパ部21cよりも奥において、テーパ部22aを介して高くなっており、その前後に一定高さの直線部22b,22cを有している。
そして、この山筋21と谷筋22との組み合わせにより、図4に示す4つの成形領域D1,D2,D3,D4が形成されており、これにより、クラッチハブ1の歯部4及び歯底部5が段階的に形成されるようになっている。
ここで、領域D1、D2は、いわば予備成形のための領域である。なお、立上り部分のテーパ部21aは望ましくは円錐形状でない方が良好な絞り込み効果が得られる。領域D1の断面形状は、図5(a)に示すように、比較的緩やかな波形をなしている。領域D2の断面形状は、図5(b)に示すように、山筋21の高さがやや高くなっている。
領域D3のテーパ部21cは、クラッチハブ1の歯底部5を形成するためのものであって、素材Xの外周側をクラッチハブ1の周壁部2の歯底部5の最終深さまで押え込む。
領域D3の直線部21fは、クラッチハブ1の歯部4側面を形成するためのものであって、断面形状は、図5(c)に示すように、その高さがほぼ一定であるが幅が次第に広がっている。
領域D4の谷筋22のテーパ部22aは、クラッチハブ1の歯部4の先端面を形成するためのものであって、素材Xの外周側をクラッチハブ1の周壁部2の歯部4の高さを最終高さまで押え込む。この領域D4の断面形状は、図5(d)に示すようになっており、谷筋22の深さが最終的な歯部4の高さとなっている。
パンチ30について説明すると、このパンチ30は円柱状をなし、その成形外周面30aには、図6、図7に示すように、その軸線方向に沿って山筋31および谷筋32が周方向に交互に所定角度間隔で形成されており、これら山筋31および谷筋32によってクラッチハブ1の歯部4および歯底部5の内面側が形成されるようになっている。
ここで、図5(a)〜(d)からわかるように、ダイス20の山筋21及び谷筋22の高さ及び幅は、ダイス20における隣接する成形領域への移行時における、パンチ30と組み合わせることにより生じる成形空間の断面積、すなわちその空間に充填される素材Xの断面積の減少率が、各段階においてほぼ一定となるように形成されている。
また、ダイス20の開口周縁部には、R面20cが形成されており、プレス成形時に素材Xが該面20cに沿って下方に引きずられることにより、滑らかに円筒出し可能なように構成されている。
また、本実施の形態に係るパンチ30の山筋31には、その先端近傍において先端側が低くなるように段部31aが形成されている。この段部31aの高さTは素材Xの板厚よりもやや小さくされている。
次に、この成形装置10を用いたクラッチハブ1の成形方法について説明する。
まず、図3に示すように、素材Xをダイクッション45に載置する。このとき、ダイクッション45の突部45aに素材Xの開口が嵌り、素材Xが位置決めされる。
そして、成形装置10を作動させてパンチ30を降下させる。その場合に、パンチ30が図8に示す位置まで降下すると、グリッパ部材55の下面とダイス20の上面との間に、素材Xが挟み込まれる。なお、この挟む力は、前述のように、素材Xがダイス20及び押圧部材55に対して摺動可能な大きさとされている。
そして、パンチ30をさらに降下させると、パンチ30の先端面と、ダイス20の先端面との間に素材Xの中心部側が挟み込まれる。
そして、パンチ30をさらに降下させてダイス20の孔部20a内に圧入させると、図9に示すように、素材Xの外周側が、グリッパ部材55の下面及びダイス20の上面に摺接しながら中心側に引きずり出されると共に、この引きずり出された外周側が、ダイス20の開口周縁部のR面20cにより絞られて円筒出しされる。
その場合に、この図9に示すように、素材Xの屈曲部x1が、ダイス20の山筋21の始端部21sに当接すると、パンチ30がさらにダイス20内に圧入されるときに、素材Xとダイス20の山筋21との摺動抵抗により、底壁部となる部分x2と周壁部となる部分x3の間に大きな引張力が作用することなる。
ここで、本実施の形態においては、前述のようにパンチ30の山筋31の先端側には該山筋31の先端側が後端側よりも低くなるように段部31aが設けられているが、図9からわかるように、屈曲部x1がダイス20の山筋21の始端部21sに当接したときに、素材Xにおける周壁部x3となる部分の内面がこの段部31aに当接するようになっている。そして、さらにパンチ30をダイス20内に圧入すると、図10に示すように、周壁部x3となる部分の内面が段部31aに食い込むこととなる。したがって、パンチ30をさらにダイス20内に圧入するときに、この屈曲部x1部分の材料の一部が軸線方向に流動しようとするのが段部31aにより遮られることとなり、その結果、クラッチハブ1の屈曲部7の板厚の減少が抑制されてダレYの長さが短くなる。したがって、段部31aが設けられていない場合と比較すると、クラッチハブ1の軸方向寸法が一定とした場合、歯部4の有効歯長が長くなり、他方、歯部4の有効歯長を一定量確保すればよい場合は、クラッチハブ1の軸方向寸法を短くすることができ、該クラッチハブ1を利用する自動変速機を小型化することができる。
そして、さらにパンチ30をダイス20内に圧入していくと、素材Xにおける周壁部となる部分x3に、ダイス20の山筋21及び谷筋22とパンチ30の山筋31及び谷筋32とにより、歯部及び歯底部が形成されていく。そして、図11に示す最下方位置までパンチ30が圧入されると、周壁部2に所定の高さ及び幅の歯部4及び歯底部5を備えたクラッチハブ1が成形されることとなる。
その場合に、ダイス20の山筋21及び谷筋22、パンチ30の山筋31及び谷筋32は、軸線方向に沿って複数領域に分けて形成されているから、歯部及び歯底部が段階的に形成されることとなる。つまり、プレス成形時に素材Xの屈曲部x1に働く引張力が過度に大きくなるのが抑制され、これによっても素材Xにおける屈曲部x1部分の材料の軸線方向への流動が抑制されて、前述の効果が確実なものとなる。
また、ダイス20の山筋21及び谷筋22、パンチ30の山筋31及び谷筋32は、隣接領域への移行時における素材Xの断面減少率が各段階において略一定となるように形成されているから、プレス成形時に素材Xの屈曲部x1に働く引張力が大きくなるのが一層抑制される。したがって、これによっても、前述の効果が一層良好に発揮されることとなる。
ここで、図12に示すように、このような成形装置10により成形されたクラッチハブ1の周壁部2の歯部4の内周面には、パンチ30の山筋31の段差部31aに対応する段部4aが形成されている。また、パンチ30の山筋31に段差部31aが設けられていないもので形成した場合よりも、周壁部2と底壁部3とを接続する屈曲部7の素材の流動が抑制されることにより、該屈曲部7の板厚が十分に確保され、その結果、クラッチハブの軸ダレYの軸方向長Laが小さくなって、有効歯長Luが長くなっている。
本発明は、板金から形成される歯車形状部品、そのプレス成形型及び成形方法に広く適用することができる。
本発明の実施の形態に係るクラッチハブ(板金製歯車形状部品)の正面図である。 図1のA−A断面図である。 板金製歯車形状部品の成形装置の縦断面図である。 図3のダイス部分の拡大図である(その他の部材は省略してある)。 図4のC−C端面図(a図)、D−D端面図(b図)、E−E端面図(c図)、F−F端面図(d図)ある。 図3のパンチ部分の拡大図である(その他の部材は省略してある)。 図6のG−G断面図である。 パンチが途中位置まで降下した状態を示す図3相当の図である。 成形途上の状態におけるバンチ及びダイス部分の拡大図である。 本成形装置及び成形方法による成形時の作用の説明図である。 パンチを最下方位置まで圧入した状態における図9相当の図である。 図2の矢印H部分の要部拡大図である。 背景技術に係るクラッチハブの説明図である。
符号の説明
1 クラッチハブ(板金製歯車形状部品)
2 周壁部
3 底壁部
4 歯部
5 歯底部
10 成形装置(成形型)
20 ダイス
30 パンチ
21 ダイスの山筋
22 ダイスの谷筋
31 パンチの山筋
32 パンチの谷筋
31a パンチの山筋の段部

Claims (3)

  1. 板金製素材から、カップ状体の周壁部に歯部及び歯底部が形成されてなる歯車形状部品を、パンチとダイスとでプレス成形する板金製歯車形状部品のプレス成形型であって、
    前記ダイスの成形内周面に、前記歯部及び歯底部を形成する谷筋及び山筋が軸線方向に沿って奥側ほど段階的に高くなり、かつテーパ部を介して連続する複数領域に分けて形成されていると共に、
    この複数領域に分けて形成された山筋及び谷筋は、隣接領域への移行時における素材の断面減少率が各段階において略一定となるように形成されており、
    かつ、前記パンチの成形外周面に、前記歯部及び歯底部を形成する山筋及び谷筋が形成されていると共に、
    該パンチの山筋に、該山筋の先端側が後端側よりも低くなるように段部が設けられていることを特徴とする板金製歯車形状部品のプレス成形型。
  2. 板金製素材から、カップ状体の周壁部に歯部及び歯底部が形成されてなる歯車形状部品を、パンチとダイスとでプレス成形する板金製歯車形状部品のプレス成形方法であって、
    前記ダイスとして、成形内周面に、前記歯部及び歯底部を形成する谷筋及び山筋が軸線方向に沿って奥側ほど段階的に高くなり、かつテーパ部を介して連続する複数領域に分けて形成されていると共に、この複数領域に分けて形成された山筋及び谷筋が、隣接領域への移行時における素材の断面減少率が各段階において略一定となるように形成されたものを用い、
    前記パンチとして、成形外周面に、前記歯部及び歯底部を形成する山筋及び谷筋が形成され、かつ、該パンチの山筋に、該山筋の先端側が後端側よりも低くなるように段部が設けられているものを用いることを特徴とする板金製歯車形状部品のプレス成形方法
  3. 板金製素材から、パンチとダイスとでプレス成形されることにより、カップ状体の周壁部に歯部及び歯底部が形成されてなる板金製歯車形状部品であって
    前記ダイスとして、成形内周面に、前記歯部及び歯底部を形成する谷筋及び山筋が軸線方向に沿って奥側ほど段階的に高くなり、かつテーパ部を介して連続する複数領域に分けて形成され、かつ、この複数領域に分けて形成された山筋及び谷筋が、隣接領域への移行時における素材の断面減少率が各段階において略一定となるように形成されたものを用い、
    前記パンチとして、成形外周面に、前記歯部及び歯底部を形成する山筋及び谷筋が形成され、かつ、該パンチの山筋に、該山筋の先端側が後端側よりも低くなるように段部が設けられているものを用いて成形されていることを特徴とする板金製歯車形状部品
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