JP5098260B2 - 発熱体収納函冷却装置 - Google Patents

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Description

本発明は、屋外に設置される函体構造物で内部に発熱体を有し、その発熱量が多く冬季においても冷却を有し、また、温度により性能、寿命に大きく影響を受けるような精密な機器を有する函に関し、特にその発熱体収納函冷却装置に関する。
従来、この種の発熱体収納函冷却装置は、特に太陽電池による太陽光発電を利用した電気回路の提案はないが、屋外に設置される空調機に太陽電池を設置し、その発電を空調機の動作に利用するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、その回路提案に基づいた発熱体収納函冷却装置について図21、図22、図23、図24および図25を参照しながら説明する。
図に示すように、発熱体収納函101を冷却する冷却装置102は内気温を外気に廃熱する熱交換手段としての熱交換器103と冷却装置制御手段としてのマイコンを搭載した電子制御装置104により制御駆動される循環送風手段としての直流ファンモーター105を備えており、発熱体収納函101より供給される外部電源としての直流電源106が電源切換手段としてのB接点型電源切換リレー107の接点を通じて直流ファンモーター105および前記電子制御装置104に接続されている。
また、冷却装置102の近傍、例えば発熱体収納函101の屋上に太陽電池108が設けられ、この太陽電池108は、日射量をパラメーターとした場合、最大出力電圧(開放電圧VOC)となる前に最大の出力を与える動作点である最大出力点(図25で言えば例えばA1、A2、A3点など)が存在する電力−電圧特性、電流−電圧特性を有しており、選定すべき太陽電池108の特性として、最大日射量における開放電圧VOC1が前記冷却装置102の動作保証電圧(最小値VL、最大値VH)の最大動作保証電圧VHとしてある。この太陽電池108の出力が前記冷却装置102に接続され太陽電池108に電流が流入するのを防止する手段としての逆流防止ダイオード109を通じて前記直流ファンモーター105および前記電子制御装置104に接続されている。前記冷却装置102に接続された太陽電池108の出力は、B接点型電源切換リレー107を駆動する手段としてのB接点型電源切換リレー駆動回路110にも接続され、電源レギュレーター111と第1の抵抗器112と第2の抵抗器113と第3の抵抗器114と第4の抵抗器115および比較器116が前記B接点型電源切換リレー駆動回路110に備えてあり、この比較器116の出力がB接点型電源切換リレーのコイル107aに接続されている。
上記構成により、太陽電池108の出力電圧VOが冷却装置102に印加されると比較器116に、第1の抵抗器112と第2の抵抗器113で出力電圧VOを分圧した比較電圧V1と、出力電圧VOが電源レギュレーター111を通じて生成された回路電圧+5Vを第3の抵抗器114と第4の抵抗器115で分圧した基準電圧V2が印加される。比較電圧V1が基準電圧V2より高くなるとB接点型電源切換リレーのコイル107aに通電されて、B接点型電源切換リレー107の接点が開となる。ここで、第1の抵抗器112と第2の抵抗器113と第3の抵抗器114と第4の抵抗器115の抵抗値は冷却装置102の最小動作保証電圧VLに前記逆流防止ダイオード109の順方向電圧分を加えた電圧値で比較器116の出力がオンとなるように設定されている。これにより、B接点型電源切換リレー107の接点が開になることで、冷却装置102は太陽電池108の出力で動作していることとなり、一方、出力電圧VOが冷却装置102の最小動作保証電圧VLに前記逆流防止ダイオード109の順方向電圧分を加えた電圧値に満たなければ、前記B接点型電源切換リレー107は動作オフすなわち接点が閉であるので、直流電源106により冷却装置102は動作している。
特開昭61−143667号公報
このような従来の太陽電池による太陽光発電を利用する空調機の回路提案により構成された発熱体収納函冷却装置では、冷却装置の設置時など配線が終了したが外部電源の直流電源が印加されていない場合や冷却装置のメンテ時に外部電源を遮断しただけの場合などでは作業者の意図に関わらず太陽光発電により自然と冷却装置が動作し、ファンモーターの回転するファンなどに接触し得る課題があり、太陽光発電のみでの意図しない動作を防止することが要求されている。
また、太陽電池による冷却装置の駆動となる場合にはB接点型のリレーを動作オンさせる必要があるためリレーコイルの消費(一般的には約2W程度)を必要とし太陽光発電によるエネルギーの一部が消費されてしまうという課題があり、限られた太陽電池の設置スペースにより太陽電池による太陽光発電量は自ずと限界があり太陽光発電の有効利用が要求されている。
また、電源切換リレーの動作に用いる比較器の基準電圧を単純に太陽電池の出力電圧と冷却装置の最小動作保証電圧を比較すると、循環送風手段に印加される電圧が太陽電池の出力電圧より太陽電池への逆流防止ダイオードの順方向電圧分下がるので、冷却装置の最小動作保証電圧より低くなる。このため、逆流防止ダイオードの順方向電圧の低下分を考慮することとなるが、公知の通り順方向電圧は電流により変化するため順方向電圧の最大値を見込んで設計、設定することとなるため、実際の動作における順方向電圧と設計値に考慮した順方向電圧の最大値の差分だけ太陽電池の出力を使用していないという課題があり、太陽光発電の有効利用が要求されている。
また、設定する太陽電池の特性として太陽電池の開放電圧を冷却装置の最大動作保証電圧以上に設定する必要があり、直流ファンモーターに印加される電圧が逆流防止ダイオードの順方向電圧による低下分で動作せざるを得ないという課題があり、太陽電池の出力により直流ファンモーターに印加する電圧を冷却装置の最大動作保証電圧する太陽光発電の有効利用が要求されている。
また、冷却装置への外部電源が遮断され太陽光発電のみでも、使用者や作業者等が意図して冷却装置を動作させたい場合、太陽電池の出力がファンモーターの過大な入力に負けて最小動作保証電圧を下回り、循環送風手段が停止してしまう課題があり、少しでも長く循環送風手段を動作させ続け、冷却装置としての冷却機能を維持することが要求されている。
また、発熱体収納函の屋上には太陽電池とは別の設備が設置されて太陽電池を設置するスペースに余裕がないというケースが見られる課題があり、発熱体収納函として外部電源の省エネルギーを図るため少しでも太陽光発電を利用したいということが要求されている。
また、太陽光発電により収納函冷却装置が運転していても判らないという課題があり、目視により太陽光発電による運転であることを確認できることが要求されている。
また、太陽光発電により運転している際の電力、つまり太陽電池の使用電力、言い換えれば実際に節約している電力が判らないという課題があり、目視により数値を確認できることが要求されている。
また、太陽光発電により運転している際の積算電力量、言い換えれば実際に節約している電力量が判らないという課題があり、目視によりあるいは遠隔地にて数値を確認できることが要求されている。
また、太陽光発電により運転している際の積算電力量、言い換えれば実際に節約している電力量が判らないという課題があり、目視によりあるいは遠隔地にて数値を確認できることが要求されている。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、外部電源の省エネルギーを図り、太陽光発電を効率良く有効利用でき、太陽光発電を利用して駆動するかどうかの選択ができ、太陽光発電を利用して駆動していることが判別でき、その際の電力、積算電力量を知らせることができる太陽光発電による電力を利用した発熱体収納函冷却装置を提供することを目的としている。
本発明の発熱体収納函冷却装置は、上記目的を達成するために、発熱体収納函を冷却する発熱体収納函冷却装置において、発熱体収納函の内気と外気を循環させる循環送風手段の動力として太陽光発電手段の出力と発熱体収納函より供給される外部電源を利用し、この外部電源の供給がなされるまで前記太陽光発電手段の出力による前記循環送風手段の動作をさせないことを特徴とするものである。
この手段により外部電源が印加されない限り太陽光発電による動作に切換えることができなくなり、配線作業や設置工事あるいはメンテ時などに、作業者等が意図していない機器の不用意な動作等を起こさないことができる発熱体収納函冷却装置が得られる。
また、他の手段は、循環送風手段の動力として発熱体収納函冷却装置以外の近傍に設置した太陽電池の出力をこの太陽電池に電流が流入するのを防止する逆流防止素子を通じて接続するとともに、発熱体収納函より供給される外部電源を動作オンにより回路が閉となる電源切換手段を通じて前記循環送風手段の動力として接続し、前記循環送風手段を動作させる冷却装置制御手段の電源として発熱体収納函より供給される前記外部電源に接続したことを特徴とするものである。
この手段により外部電源が印加されない限り太陽光発電による動作に切換えることができなくなり、配線作業や設置工事あるいはメンテ時などに、作業者等が意図していない機器の不用意な動作等を起こさないことができる発熱体収納函冷却装置が得られる。
また、他の手段は、発熱体収納函冷却装置以外の近傍に設置した太陽光発電手段として太陽電池の出力の一部をこの太陽電池に電流が流入するのを防止する第2の逆流防止素子と太陽光発電による動作を行うか否かを選択する選択手段としてのスイッチを通じて冷却装置制御手段の電源として接続するとともに、発熱体収納函より供給される外部電源をこの外部電源への回生電流が流入するのを防止する回生電流防止素子を通じて冷却装置制御手段の電源として接続したことを特徴とするものである。
この手段により太陽光発電による動作を選択できるので、配線作業や設置工事あるいはメンテ時などに、作業者等が意図していない機器の不用意な動作等を起こさないことができると共に、電源切換手段に無駄な電力を消費させることがないので太陽光発電の有効利用ができる発熱体収納函冷却装置が得られる。
また、他の手段は、循環送風手段の動力として発熱体収納函冷却装置以外の近傍に設置した第1の太陽電池の出力を利用し、冷却装置制御手段の動力として発熱体収納函冷却装置あるいはその近傍に設置した第2の太陽電池の出力を利用したことを特徴とするものである。
この手段により限られた太陽電池の設置スペースを有効利用できるとともに太陽電池の出力を2系統とでき、そのうち一方を循環送風手段の負荷変動に影響されずに一方を冷却装置制御手段の電源としたことで循環送風手段の負荷変動に影響されずに動作可能出力が維持しやすくなり省エネルギー運転が可能となる発熱体収納函冷却装置が得られる。
また、他の手段は、太陽電池の出力電圧を検知することなしに循環送風手段であるファンモーターの回転数を検知する手段を設けたことでこの回転数を検知する手段の回転数情報により前記電源切換手段を動作させることを特徴とするものである。
この手段により太陽電池の出力が冷却装置の動作保証電圧範囲で広く利用することが可能となり、太陽光発電の有効利用が可能な発熱体収納函冷却装置が得られる。
また、他の手段は、内気と外気を循環させる循環送風手段を複数台備え、それぞれの循環送風手段の動力として太陽電池の出力をそれぞれの逆流防止素子に通じて接続するとともに、外部電源に電源切換手段をそれぞれに接続したことを特徴とするものである。
この手段により太陽電池の接続負荷の具合を細分することができ、太陽電池の出力にて持続的に運転利用が可能な発熱体収納函冷却装置が得られる。
また、他の手段は、太陽電池の開放電圧の設定値を発熱体収納函冷却装置の最大動作保証電圧から前記逆流防止素子を流れる電流による電圧降下分を減じた電圧値から前記最大動作保証電圧の間にしたこと特徴とするものである。
この手段により循環送風手段の電源として最大動作保証電圧を印加することができるので、冷却装置の動作保証電圧範囲に近づけて太陽電池の出力にて動作ができるので太陽光発電の有効利用が可能となる発熱体収納函冷却装置が得られる。
また、他の手段は、発熱体収納函より供給される外部電源が停電もしくは所定の出力を下回ったことを検出する手段と循環送風手段への電源入力電圧を検出する手段を設け、前記ファンモーターの回転数を抑制することを特徴とするものである。
請求項1乃至7記載の発熱体収納函冷却装置。
この手段により外部電源の停電あるいは電圧不足時に意図して太陽電池の出力に応じた負荷で循環送風手段を動作することができるので、外部電源の停電や電圧不足時でも発熱体収納函の冷却動作が可能となる発熱体収納函冷却装置が得られる。
また、他の手段は、太陽電池の出力を蓄積する手段を備えたことを特徴とするものである。
この手段により太陽電池の余剰な電力を蓄えることができるので、太陽光発電の有効利用が可能となる発熱体収納函冷却装置が得られる。
また、他の手段は、太陽電池の出力により発熱体冷却装置が運転していることを視認させるための表示手段を備えたことを特徴とするものである。
この手段により設置業者やサービスマンが表示装置を視認することができるので、太陽電池により冷却装置が動作しているのか判別できる発熱体収納函冷却装置が得られる。
また、他の手段は、太陽電池の出力により発熱体冷却装置が運転している場合に、この太陽電池の出力に電流検出手段を設け、この検出した電流値よりその電力値を計測表示する電力表示手段を備えたことを特徴とするものである。
この手段により設置業者やサービスマンが電力値の表示を視認することができるので、太陽電池による使用電力を視認することができる発熱体収納函冷却装置が得られる。
また、他の手段は、太陽電池の出力により発熱体冷却装置が運転している場合に、その積算電力量を計測表示する積算電力量表示手段を備えたことを特徴とするものである。
この手段により設置業者やサービスマンが積算電力量の表示を視認するすることができるので、太陽電池による太陽光発電でどの程度節電しているのか視認することができる発熱体収納函冷却装置が得られる。
本発明によれば、配線作業や設置工事あるいはメンテ時などに、作業者等が意図していない機器の不用意な動作等を起こさせず、太陽電池による太陽光発電を有効利用できる発熱体収納函冷却装置を提供できる。
本発明の請求項1記載の発明は、発熱体収納函を冷却する発熱体収納函冷却装置において、発熱体収納函の内気と外気を循環させる循環送風手段の動力として太陽光発電手段の出力と発熱体収納函より供給される外部電源を利用し、この外部電源の供給がなされるまで前記太陽光発電手段の出力による前記循環送風手段の動作をさせないことを特徴とするものであり、外部電源が印加されない限り太陽光発電による動作に切換えることができなくなり、配線作業や設置工事あるいはメンテ時などに、作業者等が意図していない機器の不用意な動作等を起こさないという作用を有する。
本発明の請求項2記載の発明は、循環送風手段の動力として発熱体収納函冷却装置以外の近傍に設置した太陽電池の出力をこの太陽電池に電流が流入するのを防止する逆流防止素子を通じて接続するとともに、発熱体収納函より供給される外部電源を動作オンにより回路が閉となる電源切換手段を通じて前記循環送風手段の動力として接続し、前記循環送風手段を動作させる冷却装置制御手段の電源として発熱体収納函より供給される前記外部電源に接続したことを特徴とするものであり、外部電源が印加されない限り太陽光発電による動作に切換えることができなくなり、配線作業や設置工事あるいはメンテ時などに、作業者等が意図していない機器の不用意な動作等を起こさないという作用を有する。
本発明の請求項3記載の発明は、発熱体収納函冷却装置以外の近傍に設置した太陽光発電手段として太陽電池の出力の一部をこの太陽電池に電流が流入するのを防止する第2の逆流防止素子と太陽光発電による動作を行うか否かを選択する選択手段としてのスイッチを通じて冷却装置制御手段の電源として接続するとともに、発熱体収納函より供給される外部電源をこの外部電源への回生電流が流入するのを防止する回生電流防止素子を通じて冷却装置制御手段の電源として接続したことを特徴とするものであり、太陽光発電による動作を選択できるので、配線作業や設置工事あるいはメンテ時などに、作業者等が意図していない機器の不用意な動作等を起こさないことができると共に、電源切換手段に無駄な電力を消費させることがないので太陽光発電の有効利用ができる。
本発明の請求項4記載の発明は、循環送風手段の動力として発熱体収納函冷却装置以外の近傍に設置した第1の太陽電池の出力を利用し、冷却装置制御手段の動力として発熱体収納函冷却装置あるいはその近傍に設置した第2の太陽電池の出力を利用したことを特徴とするものであり、太陽電池の負荷を分配できる作用を有する。
本発明の請求項5記載の発明は、太陽電池の出力電圧を検知することなしに循環送風手段であるファンモーターの回転数を検知する手段を設けたことでこの回転数を検知する手段の回転数情報により前記電源切換手段を動作させることを特徴とするものであり、冷却装置の最小動作保証電圧まで太陽電池の出力で動作をという作用を有する。
本発明の請求項6記載の発明は、内気と外気を循環させる循環送風手段を複数台備え、それぞれの循環送風手段の動力として太陽電池の出力をそれぞれの逆流防止素子に通じて接続するとともに、外部電源に電源切換手段をそれぞれに接続したことを特徴とするものであり、太陽電池の出力に応じた負荷の分配ができるという作用を有する。
本発明の請求項7記載の発明は、太陽電池の開放電圧の設定値を発熱体収納函冷却装置の最大動作保証電圧から前記逆流防止素子を流れる電流による電圧降下分を減じた電圧値から前記最大動作保証電圧の間にしたこと特徴とするものであり、太陽電池の出力を循環送風手段に最大動作保証電圧まで印加にすることができる作用を有する。
本発明の請求項記載の発明は、太陽電池の出力を蓄積する手段を備えたことを特徴とするものであり、太陽光発電の余剰電力を蓄えることができる作用を有する。
本発明の請求項記載の発明は、太陽電池の出力により発熱体冷却装置が運転していることを視認させるための表示手段を備えたことを特徴とするものであり、太陽電池による動作の際に表示することのできる作用を有する。
本発明の請求項10記載の発明は、太陽電池の出力により発熱体冷却装置が運転している場合に、この太陽電池の出力に電流検出手段を設け、この検出した電流値よりその電力値を計測表示する電力表示手段を備えたことを特徴とするものであり、太陽電池の使用電力を表示することができるという作用を有する。
本発明の請求項11記載の発明は、太陽電池の出力により発熱体冷却装置が運転している場合に、その積算電力量を計測表示する積算電力量表示手段を備えたことを特徴とするものであり、太陽電池による積算電力量を表示させることができるという作用を有する。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
従来例と同一部分に付いては同一番号を付し詳細な説明を省略する。
図1、図2および図3に示すように、発熱体収納函101を冷却する冷却装置102に発熱体収納函101より供給される外部電源の直流電源106が接続されている。供給された直流電源106は冷却装置102に備えた冷却装置制御手段としてのマイコン1を搭載した電子制御装置104と、太陽電池108の出力あるいは直流電源106を動作オンにより回路が閉となる電源切換手段としてのA接点型電源切換リレー2の接点を通じて循環送風手段としての直流ファンモーター105に接続される。一方、冷却装置102の近傍、例えば発熱体収納函101の屋上に太陽電池108が設けられ、この太陽電池108の出力が冷却装置102に接続されている。供給された太陽電池108の出力電圧VOは太陽電池108に電流が流入するの防止する手段としての逆流防止ダイオード109を通じて、前記直流ファンモーター105に接続されている。この太陽電池108は、日射量をパラメーターとした場合、最大出力電圧(開放電圧VOC)となる前に最大の出力を与える動作点である最大出力点が存在する電力−電圧特性、電流−電圧特性を有しており、選定すべき太陽電池108の特性として、最大日射量における開放電圧VOC1が前記冷却装置102の動作保証電圧(最小値VL、最大値VH)の最大動作保証電圧VHとしてある。この太陽電池108の出力電圧VOを監視するために逆流防止ダイオード109のアノード側から前記電子制御装置104に接続し、太陽電池108の太陽電池出力電圧検出手段としての第5の抵抗器3と第6の抵抗器4と前記マイコン1からなる太陽電池出力検出回路5とこのマイコン1の判断により前記A接点型電源切換リレー2を駆動させる手段としてのA接点型電源切換リレー駆動回路6が前記電子制御装置104に備えてある。
上記構成において、動作説明を図3に示すフローチャートに基づいて説明する。
ステップ1で直流電源106が印加されると電子制御装置104が動作し、ステップ2で太陽電池108の出力電圧VOが第5の抵抗器3と第6の抵抗器4により分圧されてマイコン1のアナログ入力端子AINに印加され、AINの電圧が第1の閾値(冷却装置102の最小動作保証電圧VLに逆流防止ダイオード109の順方向電圧VFの電圧降下分を加えた電圧値より低くなければ、ステップ3でA接点型電源切換リレー駆動回路6によりA接点型電源切換リレー2を動作オフすなわち接点を開とし、太陽電池108の出力で直流ファンモーター105を駆動させる。この後、ステップ2に戻り、直流ファンモーター105の負荷の変動、特に負荷が重たくなった場合や日射量の変化により出力電圧VOが第1の閾値より低下すると、ステップ4でA接点型電源切換リレー駆動回路6によりA接点型電源切換リレー2を動作オンすなわち接点を閉とし、直流電源106により直流ファンモーター105を駆動させ、以降、ステップ2に戻り上記の出力電圧VOの監視とA接点型電源切換リレー2の接点の動作を繰り返す。また、直流電源106の印加時に出力電圧VOが第1の閾値より低い場合、ステップ4でA接点型電源切換リレー駆動回路6によりA接点型電源切換リレー2を動作オフすなわち接点を開とし、以降、ステップ2に戻り、前記記載同様に出力電圧VOの監視とA接点型電源切換リレー2の接点の動作を繰り返す。なお、直流電源106が印加されないと前記電子制御装置104は駆動することができないので太陽電池108の出力電圧VOが冷却装置102の動作保証電圧の範囲内に入っていても直流ファンモーターは駆動しない。
このように、電子制御装置104の電源をA接点型電源切換リレー2の入力側すなわち直流電源106に接続したことにより、直流電源106が印加されている間のみ太陽電池の108の出力で直流ファンモーター105が駆動することとなるので、冷却装置102の設置時など配線が終了したが直流電源106が印加されていない場合や冷却装置102のメンテ時に直流電源106を遮断した場合などでは、作業者の意図に関わらず太陽光発電により自然と冷却装置102、循環送風手段としての直流ファンモーター105が動作する等の作業者等が意図していない循環送風手段としての直流ファンモーター105等の機器の不用意な動作等を起こさないことができる。
なお、ここでは冷却装置102の動作保証電圧を直流ファンモーター105の動作保証電圧と同義として扱ったが、直流ファンモーター105の動作保証電圧範囲が冷却装置102の動作保証電圧範囲より広くてもその作用効果に差はない。また、電源切換手段としてA接点型リレーを用いたがサイリスタやトランジスタのような半導体スイッチ素子を用いても作用効果に差はない。
(実施の形態2)
従来例、実施の形態1と同一部分に付いては同一番号を付し詳細な説明を省略する。
図4に示すように、図1の構成に加えて太陽電池108の出力電圧VOと電子制御装置104の電源入力部の間に直列に太陽光発電による動作を行うか否かを選択する選択手段としての押しボタンスイッチ7と太陽電池108に電流が流入するの防止する手段としての第2の逆流防止ダイオード109aを接続し、直流電源106と電子制御装置104の前記電源入力部の間に直流電源106への回生電流が流入するのを防止する手段としての回生電流防止ダイオード8を接続している。
上記構成において、実施の形態1の動作に加えて太陽電池108の出力電圧VOから大第2の逆流防止ダイオード109aの順方向電圧分を減じた電圧値が、直流電源106の入力電圧から回生電流防止ダイオード8の順方向電圧を減じた電圧値より高い場合は、前記太陽電池108の出力で電子制御装置104が動作することとなり、そしてこのことは、A接点型電源切換リレー2の動作オフ状態なのでA接点型電源切換リレー2のコイル通電状態の約2Wを節約することになるので太陽光発電エネルギーを有効利用できる。
このように、太陽電池108による出力を太陽光発電による動作を行うか否かを選択する選択手段としての押しボタンスイッチ7を介して電子制御装置104へ通電することにより直流電源106が印加されない状態でも意図して太陽電池108の出力による運転を行うことができる。
なお、ここで太陽光発電による動作を行うか否かを選択する選択手段として押しボタンスイッチを用いたが接点の状態を保持できるスライドスイッチなどを用いても作用効果に差はない。
(実施の形態3)
従来例、実施の形態1あるいは実施の形態2と同一部分に付いては同一番号を付し詳細な説明を省略する。
図5および図6に示すように、図1の構成に加えて冷却装置102の頂部に第2の太陽電池108aを設置し、この第2の太陽電池108aの出力電圧VOaと電子制御装置104の電源入力部の間に直列に太陽光発電による動作を行うか否かを選択する選択手段としての押しボタンスイッチ7と第2の太陽電池108aに電流が流入するの防止する手段としての第2の逆流防止ダイオード109aを接続し、直流電源106と電子制御装置104の前記電源入力部の間に直流電源106への回生電流が流入するのを防止する手段としての回生電流防止ダイオード8を接続している。ここで、太陽電池108と第2の太陽電池108aの出力の大きさの関係は発熱体収納函101の屋上と冷却装置102の頂部とでは明らかに実装スペースに差があり、太陽電池108の出力の方が第2の太陽電池108aの出力より充分大きいことは言うまでのない。この第2の太陽電池108aは、予想される最大日射量の開放電圧VOC1a(図示せず)が前記冷却装置102の最大動作保証電圧VHとしてある。
上記構成において、実施の形態1の動作に加えて第2の太陽電池108aの出力電圧VOaから大第2の逆流防止ダイオード109aの順方向電圧分を減じた電圧値が、直流電源106の入力電圧から回生電流防止ダイオード8の順方向電圧を減じた電圧値より高い場合は、前記第2の太陽電池108aの出力で電子制御装置104が動作することとなり、そしてこのことは、A接点型電源切換リレー2の動作オフ状態なのでA接点型電源切換リレー2のコイル通電状態の約2Wを節約することになるので太陽光発電エネルギーを有効利用できる。さらには複数の太陽電池を設置できるので冷却装置102で利用できる総太陽光発電量を増やせるので太陽光発電エネルギーを有効利用できる。
なお、ここでは冷却装置102の動作保証電圧を電子制御装置104の動作保証電圧と同義として扱ったが、電子制御装置104の動作保証電圧範囲が冷却装置102の動作保証電圧範囲より広くてもその作用効果に差はない。
(実施の形態4)
従来例、実施の形態1、実施の形態2あるいは実施の形態3と同一部分に付いては同一番号を付し詳細な説明を省略する。
図7、図8および図9に示すように、発熱体収納函101を冷却する冷却装置102に発熱体収納函101より供給される外部電源の直流電源106が接続されている。供給された直流電源106は冷却装置102に備えた冷却装置制御手段としてのマイコン1を搭載した電子制御装置104と、新太陽電池10の出力あるいは直流電源106を動作オンにより回路が閉となる電源切換手段としてのA接点型電源切換リレー2の接点を通じて循環送風手段としての直流ファンモーター105に接続される。一方、冷却装置102の近傍、例えば発熱体収納函101の屋上に新太陽電池10が設けられ、この太陽電池10の出力が冷却装置102に接続されている。供給された新太陽電池10の出力電圧VONは逆流防止ダイオード109を通じて、前記直流ファンモーター105に接続されている。この新太陽電池10は、日射量をパラメーターとした場合、最大出力電圧(開放電圧)となる前に最大の出力を与える動作点である最大出力点(図9で言えば例えばA1、A2、A3点など)が存在する電力−電圧特性、電流−電圧特性を有しており、予想される最大日射量の開放電圧VOCN1が冷却装置102の動作保証電圧範囲(最小値VL、最大値VH)の最大動作保証電圧VHに逆流防止ダイオード109の順方向電圧VFを加えた電圧値としてある。前記電子制御装置104には前記直流ファンモーター105の回転数を検知する手段としての回転数検知回路9を備えている。
上記構成において、動作説明を図8に示すフローチャートに基づいて説明する。
ステップ5で直流電源106が印加されると電子制御装置104が動作し、ステップ6で直流ファンモーター105を所定の回転数Nで駆動させる。ステップ7で充分所定の回転数で回るに足りる時間T1を経過した後、ステップ8で直流ファンモーター105の回転数Nrを検知し、所定の回転数Nであるかどうかを判定する。ここで厳密には検知する回転数Nrと所定の回転数Nにはある程度のばらつきを見込んで判断していることは言うまでも無い。検知した回転数Nrが所定の回転数Nより下回った場合、ステップ9でA接点型電源切換リレー駆動回路6によりA接点型電源切換リレー2の接点を閉とし、直流電源106により直流ファンモーター105を駆動させる。この状態の間々では新太陽電池10の出力で直流ファンモーター105を駆動させることができないので、ステップ9に移行し、所定の時間T2が経過後、ステップ10で再度、A接点型電源切換リレー駆動回路6によりA接点型電源切換リレー2の接点を開とさせ、新太陽電池10の出力で直流ファンモーター105を駆動させ、ステップ7を経由して、ステップ8にて前記直流ファンもター105の回転数Nrの検知を行い、以降、ステップ7に戻り上記の回転数検知とA接点型電源切換リレー2の接点の動作を繰り返す。また、ステップ8にて直流ファンモーター105の回転数Nrが所定の回転数Nを下回らなかった場合、ステップ7に戻り上記の回転数検知とA接点型電源切換リレー2の接点の動作を繰り返す。
このように、新太陽電池10の開放電圧VOCN1を冷却装置102の最大動作保証電圧VHに逆流防止ダイオード109の順方向電圧VFを加えた電圧値としてあるので、新太陽電池10の出力が直流ファンモーター105に印加されている場合、新太陽電池10の開放電圧VOCN1より逆流防止ダイオード109の順方向電圧VFを減じた値、つまり冷却装置102の最大動作保証電圧VHであり、また直流ファンモーター105の回転数Nrが所定の回転数Nを下回った時は最小動作保証電圧VLを下回った時であり、新太陽電池10による出力を余すことなく冷却装置102に動作保証電圧範囲一杯で使用したことになり太陽光発電の有効利用ができる。
(実施の形態5)
従来例、実施の形態1、実施の形態2あるいは実施の形態3および実施の形態4と同一部分に付いては同一番号を付し詳細な説明を省略する。
図10、図11および図12に示すように、図7の構成に対し循環送風手段を発熱体収納函101の内気を循環させる内気用循環送風手段である内気用直流ファンモーター105aと発熱体収納函101の外気を循環させる外気用循環送風手段である外気用直流ファンモーター105bとに分けて電子制御装置104で動作させている。また、内気用直流ファンモーター105aと外気用直流ファンモーター105bとには新太陽電池10の出力からそれぞれ第1の逆流防止ダイオード109と第2の逆流防止ダイオード109bを通じて接続され、直流電源106からもそれぞれ第1のA接点型電源切換リレー2と第2のA接点型電源切換リレー2aを通じて接続されている。
上記構成において、動作説明を図12に示すフローチャートに基づいて説明する。
ステップ12で直流電源106が印加されると電子制御装置104が動作し、ステップ13で内気用直流ファンモーター105aを所定の回転数N1駆動させ、次にステップ14で外気用直流ファンモーター105bを所定の回転数N2駆動させる。ステップ15で充分所定の回転数で回るに足りる時間T1を経過した後、ステップ16で内気用直流ファンモーター105aの回転数N1rを検知し、所定の回転数N1であるかどうかを判定する。ここで厳密には検知する回転数N1rと所定の回転数N1にはある程度のばらつきを見込んで判断していることは言うまでも無い。検知した回転数N1rが所定の回転数N1より下回った場合、ステップ17でA接点型電源切換リレー駆動回路6により第1のA接点型電源切換リレー2の接点を閉とし、直流電源106により内気用直流ファンモーター105aを駆動させる。ステップ16で検知した回転数N1rが所定の回転数N1より下回らなかった場合はステップ18に移行する。ステップ18で外気用直流ファンモーター105bの回転数N2rを検知し、所定の回転数N2であるかどうかを判定する。ここで厳密には検知する回転数N2rと所定の回転数N2にはある程度のばらつきを見込んで判断していることは言うまでも無い。検知した回転数N2rが所定の回転数N2より下回った場合、ステップ19でA接点型電源切換リレー駆動回路6により第2のA接点型電源切換リレー2aの接点を閉とし、直流電源106により外気用直流ファンモーター105bを駆動させる。ステップ18で検知した回転数N2rが所定の回転数N2より下回らなかった場合はステップ20に移行する。この状態のままでは新太陽電池10の出力で内気用直流ファンモーター105aあるいは外気用直流ファンモーター105bを駆動させることができないので、ステップ20に移行し、所定の時間T2が経過後、ステップ21で再度、A接点型電源切換リレー駆動回路6により第1のA接点型電源切換リレー2の接点を開とさせ、さらにステップ22で再度、A接点型電源切換リレー駆動回路6により第2のA接点型電源切換リレー2aの接点を開とさせる。これにより新太陽電池10の出力で内気用直流ファンモーター105aと外気用をファンモーター105bを駆動させ、ステップ15を経由して、ステップ8にて前記直流ファンもター105の回転数Nrの検知を行い、以降、ステップ7に戻り上記の回転数検知とA接点型電源切換リレー2の接点の動作を繰り返す。
これにより、新太陽電池10の出力の大きな負荷としての直流ファンモーターが2つに分かれたので新太陽電池10の出力が一度に直流ファンモーターの負荷に負けることがなくなり、一方のみの直流ファンモーターを新太陽電池10の出力で駆動させることが可能となり、更に太陽光発電の有効利用できる。
なお、ここで発熱体収納函101の循環送風手段としての直流ファンモーターを2台に分けて動作させる提案をしたが、3台、4台とさらに複数台に分けても作用効果に差はなく、より太陽光発電が有効利用できることは言うまでもない。
(実施の形態
従来例、実施の形態1あるいは2と同一部分に付いては同一番号を付して詳細な説明を省略する。
15に示すように、発熱体収納函101を冷却する冷却装置102に発熱体収納函101より供給される外部電源の交流電源17が接続されている。供給された交流電源17は循環送風手段としての交流ファンモーター18にオン・オフスイッチ手段としての運転リレー19の接点を介して接続される。また、冷却装置102に備えた冷却装置制御手段としてのマイコン1を搭載した電子制御装置104の電源としてAC/DCコンバーター20を介し、さらに、AC/DCコンバーター20の出力側への回生電流の流入を防止する手段としての回生電流防止ダイオード8を通じて前記電子制御装置104に接続されている。一方、図16に示すように、冷却装置102の頂部に太陽電池108が設けられ、この太陽電池108の出力が冷却装置102に接続されている。供給された太陽電池108の出力電圧VOは太陽電池108に電流が流入するの防止する手段としての逆流防止ダイオード109を通じて、前記電子制御装置104に接続されている。この太陽電池108は、日射量をパラメーターとした場合、最大出力電圧(開放電圧VOC)となる前に最大の出力を与える動作点である最大出力点が存在する電力−電圧特性、電流−電圧特性を有しており、選定すべき太陽電池108の特性として、最大日射量における開放電圧VOC1が前記電子制御装置104の動作保証電圧(最小値VEL、最大値VEH)の最大動作保証電圧VEHとしてある。
上記構成において、太陽電池108の出力電圧VOから逆流防止ダイオード109の順方向電圧分を減じた電圧値が、AC/DCコンバーター20から回生電流防止ダイオード8の順方向電圧を減じた電圧値より高い場合は、太陽電池108の出力で電子制御装置104が動作することとなり、発熱体収納函101の屋上のような広大なスペースでなくても冷却装置102の頂部に太陽電池108が設置されていても電子制御装置104のような低消費電力の装置に太陽光発電を利用することができ、太陽光発電が有効利用できる。
特にインバーター駆動を持たない交流ファンモーター駆動装置であっても太陽光発電を利用することができる。
(実施の形態
従来例、実施の形態1と同一部分に付いては同一番号を付して詳細な説明を省略する。
図17に示すように、図1の構成に加えて太陽電池108への電流の流入を防止する逆流防止ダイオード109のカソード側に太陽電池108の出力を蓄電する手段としてのバッテリー21を接続したものである。
上記構成において、太陽電池108の出力にて直流ファンモーター105を駆動している間の余剰電力がある場合、バッテリー21に電力が蓄電される。また、直流電源106にて直流ファンモーター105が駆動している場合でも、このバッテリー21には余剰電力が蓄電され、太陽電池108の出力が昼間の曇りなど日射量が弱い場合や直流ファンモーター105の負荷に負けるような場合でもこのバッテリー21に蓄電された電力により直流ファンモーター105の動作を行う。
このように太陽電池108の出力が昼間の曇りなど日射量が弱い場合や直流ファンモーター105の負荷に負けるような場合でもこのバッテリー21に蓄電された電力により補い、直流電源106での直流ファンモーター105の動作時間を減らせることとなり、太陽光発電の有効利用ができる。
ここで蓄電する手段としてバッテリーとしたが、電気二重層キャパシターであっても作用効果に差はない。
(実施の形態
従来例、実施の形態1あるいは実施の形態4と同一部分に付いては同一番号を付し詳細な説明を省略する。
図18に示すように、図1の構成に加えてLED22を電子制御装置104に備えたものである。
上記構成において、A接点型電源切換リレー2の動作オフに同期してLED22を点灯あるいは点滅させる。
このようにA接点型電源切換リレー2の動作オフに同期してLED22を点灯あるいは点滅させ、それを視認することにより、冷却装置102が新太陽電池10の出力にて運転していることが判別できる。
(実施の形態
従来例、実施の形態1あるいは実施の形態4と同一部分に付いては同一番号を付し詳細な説明を省略する。
図19に示すように、図1の構成に加えて、太陽電池108の出力と直流ファンモーター105の間に電流検出手段としてシャント抵抗器23を挿入し、電子制御装置104にこのシャント抵抗器23の出力を入力させ、太陽電池108の出力電流を測定する電流検出回路24および7セグLED25を備えたものである。積算電力量表示手段としては、積算電力量が表示できればよく、例えば、7セグLEDなどがあり、また、電力表示手段としては、電力表示ができればよく、例えば、7セグLEDなどがある。
上記構成において、A接点型電源切換リレー2の動作オフ時、つまり太陽電池108の出力にて直流ファンモーター105が動作している際に、シャント抵抗器23に流れる太陽電池の電流値Iを測定し、太陽電池出力検出回路5により検出した太陽電池108の出力電圧VOによりI×VOにて電力Pが計算され、この結果を7セグLED25に数値表示される。また、この電力値PとA接点型電源切換リレー2の動作オフ時すなわち太陽電池108による冷却装置102の動作時間の積算により電力量も計算され、この結果を前記7セグLED25に数値表示される。ここで電力と電力量を数値表示するには交互に数値表示させたり、SW(図示しない)などで表示の選択を行い数値表示させる。
このようにシャント抵抗器23による電流検出回路24と太陽電池出力検出回路5により太陽電池108での使用電力や積算電力量を表示させることができ、太陽光発電の有効利用具合を知ることができる。
ここで、表示手段として7セグLED25を用いたが液晶表示装置を用いても作用効果に差はない。
(実施の形態10
従来例、実施の形態1あるいは実施の形態4と同一部分に付いては同一番号を付し詳細な説明を省略する。
図20に示すように、図19の構成に加えて、電子制御装置104に通信回路26を設けて発熱体収納函101との通信を行う通信線27を接続するものである。
上記構成により、実施の形態10で導かれた太陽電池108の使用電力や積算電力を通信回路26によってシリアル通信のbit情報に変換し、通信線27を介して発熱体収納函101に送信している。
このようにして、通信回路を設けたので、太陽電池108による使用電力や積算電力量を通信により遠隔地に知らせることができる。
ここで、シリアル信号として2線方式としたがパラレル通信方式による情報のbit量に応じたパラレル通信や光ファイバーを利用した通信あるいは無線を利用した無線方式でも作用効果に差はない。
冷却装置本体やコントローラーに取り付けた電源ラインに電力線搬送通信用の信号を搬送させる信号搬送部を用いて容易に省配線、省スペース化を実現し、航空機の気密室や貨物コンテナなどの気密性を有する収納函などの空調設備などにも適用できる。
本発明の実施の形態1の発熱体収納函冷却装置の太陽電池を接続した電気回路の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1の太陽電池出力電圧検出手段の構成を示す回路図 本発明の実施の形態1の動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態2の発熱体収納函冷却装置の太陽電池を接続した電気回路の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態3の発熱体収納函冷却装置の太陽電池を接続した電気回路の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態3の発熱体収納函冷却装置の構成図 本発明の実施の形態4の発熱体収納函冷却装置の太陽電池を接続した電気回路の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態4の動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態4の発熱体収納函冷却装置に接続する太陽電池特性図 本発明の実施の形態5の発熱体収納函冷却装置の太陽電池を接続した電気回路の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態5の発熱体収納函冷却装置の構成図 本発明の実施の形態5の動作を示すフローチャート 本発明参考の発熱体収納函冷却装置の太陽電池を接続した電気回路の構成を示すブロック図 本発明参考の電源電圧検出手段およびモーター入力電圧検出手段の構成を示す回路図 本発明の実施の形態の発熱体収納函冷却装置の太陽電池を接続した電気回路の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態の発熱体収納函冷却装置の構成図 本発明の実施の形態の発熱体収納函冷却装置の太陽電池を接続した電気回路の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態の発熱体収納函冷却装置の太陽電池を接続した電気回路の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態の発熱体収納函冷却装置の太陽電池を接続した電気回路の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態10の発熱体収納函冷却装置の太陽電池を接続した電気回路の構成を示すブロック図 従来の発熱体収納函冷却装置の構成図 従来の発熱体収納函冷却装置の構成を示す構成図 従来の発熱体収納函冷却装置の電気回路を示すブロック図 従来の発熱体収納函冷却装置のB接点型電源切換リレー駆動回路の構成を示す回路図 従来の発熱体収納函冷却装置に接続する太陽電池特性図
符号の説明
1 マイコン
2 A接点型電源切換リレー
2a 第2のA接点型電源切換リレー
3 第5の抵抗器
4 第6の抵抗器
5 太陽電池出力検出回路
6 A接点型電源切換リレー駆動回路
7 押しボタンスイッチ
8 回生電流防止ダイオード
9 回転数検知回路
10 新太陽電池
11 電源電圧検知回路
12 モーター入力電圧検知回路
13 第7の抵抗器
14 第8の抵抗器
15 第9の抵抗器
16 第10の抵抗器
17 交流電源
18 交流ファンモーター
19 運転リレー
20 AC/DCコンバーター
21 バッテリー
22 LED
23 シャント抵抗器
24 電流検出回路
25 7セグLED
26 通信回路
27 通信線
101 発熱体収納函
102 冷却装置
103 熱交換器
104 電子制御装置
105 直流ファンモーター
105a 内気用直流ファンモーター
105b 外気用直流ファンモーター
106 直流電源
107 B接点型電源切換リレー
107a B接点型電源切換リレーのコイル
108 太陽電池
108a 第2の太陽電池
109 逆流防止ダイオード
109a 第2の逆流防止ダイオード
110 B接点型電源切換リレー駆動回路
111 電源レギュレーター
112 第1の抵抗器
113 第2の抵抗器
114 第3の抵抗器
115 第4の抵抗器
116 比較器

Claims (11)

  1. 発熱体収納函を冷却する発熱体収納函冷却装置において、発熱体収納函の内気と外気を循環させる循環送風手段の動力として太陽光発電手段の出力と発熱体収納函より供給される外部電源を利用し、この外部電源の供給が前記循環送風手段を制御駆動する電子制御装置にされるまで前記太陽光発電手段の出力による前記循環送風手段の動作をさせないことを特徴とする発熱体収納函冷却装置。
  2. 循環送風手段の動力として発熱体収納函冷却装置以外の近傍に設置した太陽電池の出力をこの太陽電池に電流が流入するのを防止する逆流防止素子を通じて接続するとともに、発熱体収納函より供給される外部電源を動作オンにより回路が閉となる電源切換手段を通じて前記循環送風手段の動力として接続し、前記循環送風手段を動作させる冷却装置制御手段の電源として発熱体収納函より供給される前記外部電源に接続したことを特徴とする請求項1記載の発熱体収納函冷却装置。
  3. 発熱体収納函冷却装置以外の近傍に設置した太陽光発電手段として太陽電池の出力の一部をこの太陽電池に電流が流入するのを防止する第2の逆流防止素子と太陽光発電による動作を行うか否かを選択する選択手段としてのスイッチを通じて冷却装置制御手段の電源として接続するとともに、発熱体収納函より供給される外部電源をこの外部電源への回生電流が流入するのを防止する回生電流防止素子を通じて冷却装置制御手段の電源として接続したことを特徴とする請求項1記載の発熱体収納函冷却装置。
  4. 循環送風手段の動力として発熱体収納函冷却装置以外の近傍に設置した第1の太陽電池の出力を利用し、冷却装置制御手段の動力として発熱体収納函冷却装置あるいはその近傍に設置した第2の太陽電池の出力を利用したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の発熱体収納函冷却装置。
  5. 太陽電池の出力電圧を検知することなしに循環送風手段であるファンモーターの回転数を検知する手段を設けたことでこの回転数を検知する手段の回転数情報により前記電源切換手段を動作させることを特徴とする請求項1または2記載の発熱体収納函冷却装置。
  6. 内気と外気を循環させる循環送風手段を複数台備え、それぞれの循環送風手段の動力として太陽電池の出力をそれぞれの逆流防止素子に通じて接続するとともに、外部電源に電源切換手段をそれぞれに接続したことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の発熱体収納函冷却装置。
  7. 太陽電池の開放電圧の設定値を発熱体収納函冷却装置の最大動作保証電圧から前記逆流防止素子を流れる電流による電圧降下分を減じた電圧値から前記最大動作保証電圧の間にしたこと特徴とする請求項5または6に記載の発熱体収納函冷却装置。
  8. 太陽電池の出力を蓄積する手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の発熱体収納函冷却装置。
  9. 太陽電池の出力により発熱体冷却装置が運転していることを視認させるための表示手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の発熱体収納函冷却装置。
  10. 太陽電池の出力により発熱体冷却装置が運転している場合に、この太陽電池の出力に電流検出手段を設け、この検出した電流値よりその電力値を計測表示する電力表示手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の発熱体収納函冷却装置。
  11. 太陽電池の出力により発熱体冷却装置が運転している場合に、その積算電力量を計測表示する積算電力量表示手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の発熱体収納函冷却装置。
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