JP5095254B2 - 積層型放射線測定器 - Google Patents

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Description

本発明は、積層型放射線測定器に係り、特に、指先用線量計に用いるのに好適な、小さな面積でX線、γ線(以下、X/γ線という)及びβ線の各放射線の線量当量を、同時に高精度に分離測定可能な積層型放射線測定器に関する。
作業情況に応じて適切な被曝管理を行うことは、放射線防護上非常に重要であり、例えば、指先などの局所の被曝量が体幹部の被曝量に比べて無視できないほど高くなる恐れのある放射線作業者(指先を使う細かい作業に従事するなど)は、体幹部の被曝量だけでなく指先などの局所被曝管理にも留意が必要である。
特に、X/γ線とβ線を放出する放射性物質を取り扱う施設(X/γ線とβ線が同時に存在している場所)などでは、X/γ線とβ線の両方の測定が必要である。このための線量計として現在は、主に熱ルミネッセンス(TLD)線量計が局所被曝管理に使われている。
しかし、熱ルミネッセンス線量計は、線量読み取り過程でアニールされてしまうので情報が失われ、中間測定などを行なうことができないこと、同一の放射線量であっても素子毎の指示値がばらつくこと、などの欠点を有する。
これに対して、同様の局所被曝管理が可能な蛍光ガラス素子を用いた線量計が存在する。利点としては、線量読み取り後でも情報を失わないため、中間測定が可能であること、ガラスの均一性に優れ、素子間のばらつきが少ないこと、フェーディングが無視できるほど少ないこと、を有する。
このような優れた特性を有する蛍光ガラス素子を用いた線量計は、銀イオンを含むリン酸塩ガラスを原料としたものである。この蛍光ガラス素子に、放射線の照射がなされると、その固体内に蛍光中心と呼ばれるものが形成される。この蛍光中心の数は、放射線量とほぼ比例して応答するので、この蛍光中心に300〜400nmの紫外線を照射すると、蛍光中心が蛍光を放射する。この蛍光量を検出することにより蛍光ガラス素子の被曝放射線の線量を測定することができる。
しかし、従来の指先用蛍光ガラス線量計は、X/γ線用とβ線用の2種類を同時に測定することができず、作業者が取り扱う放射線の種類に応じてこれらを使い分けるか、両方つけて作業を行なう必要がある。
そこで、異なる放射線が混合して入射した際の線量を測定するために、特許文献1、2では、各放射線に対して異なる減弱効果を示す数種類のエネルギー補償用フィルタ(金属フィルタやプラスチックフィルタ)を平面的に並べて配置し、それに対面させて蛍光ガラス素子1枚あるいは複数枚を配置することで、当該γ線及びX線が前記エネルギー補償用フィルタを通して蛍光ガラス素子に照射された場合には、X/γ線やβ線などの放射線の被曝線量を求めることが記載されている。
特開平5−2078号公報 特開平7−98382号公報
しかしながら、特許文献1、2に記載の発明は、大きな面積を必要とするので、指先に装着することは困難であり、作業性も悪い等の問題点を有していた。
本発明は、前記従来の問題点を解決するべくなされたもので、異なる放射線が混合して入射した際の被曝線量を測定するのに、大きな面積を必要とせず、小さな面積で放射線の線種の同定と、エネルギーの特定と、線量当量の算出を高精度に行なうことができる積層型放射線検出器を提供することを課題とする。
本願の請求項1に係る発明は、複数種類の放射線が入射したとき、そのうちの1つの放射線を特定するための蛍光ガラス(第1の放射線検出手段)と、該蛍光ガラス(第1の放射線検出手段)の背面に配置され、該蛍光ガラス(第1の放射線検出手段)により特定される放射線を遮断し、且つ、それ以外の放射線を透過させ減衰させる機能を有するフィルタと、該フィルタの背面に配置され、該フィルタを透過する放射線を特定するための放射線検出手段(第2の放射線検出手段)と、を有し、前記蛍光ガラス(第1の放射線検出手段)における前記複数種類の放射線が入射する入射面と中間と裏面のそれぞれに紫外線を照射して得られる蛍光量に基づき、前記1つの放射線のエネルギーが特定され、且つ、該蛍光ガラス(第1の放射線検出手段)の裏面に紫外線を照射して得られる蛍光量及び前記放射線検出手段(第2の放射線検出手段)により、該1つの放射線以外の放射線のエネルギーが特定されることにより、前記課題を解決したものである。
本願の請求項2に係る発明は、前記蛍光ガラス(第1の放射線検出手段)が、前記複数種類の放射線が入射する入射面に第1の蛍光ガラス素子と該第1の蛍光ガラス素子の背面に配置される第2の蛍光ガラス素子とで構成され、該蛍光ガラス(第1の放射線検出手段)における前記複数種類の放射線が入射する入射面、中間、裏面をそれぞれ、該第1の蛍光ガラス素子の表面、該第1の蛍光ガラス素子の裏面、該第2の蛍光ガラス素子の表面とするようにしたものである。
又、本願の請求項3に係る発明は、前記放射線検出手段(第2の放射線検出手段)が、前記蛍光ガラス体の背面に配置される第3の蛍光ガラス素子を有するようにしたものである。
又、本願の請求項4に係る発明は、前記フィルタ、少なくとも1以上の金属板と、該金属板から発生する2次電子の吸収機能を有する材料と、を有するようにしたものである
又、本願の請求項5に係る発明は、前記蛍光ガラス(第1の放射線検出手段)と、前記フィルタと、前記放射線検出手段(第2の放射線検出手段)とを、指輪の1面に積層するようにしたものである。
本発明によれば、第1の放射腺検出手段と、フィルタと、第2の放射線検出手段の積層構成を用いることで、異なる放射線が混合して入射した際の線量を測定するのに、放射線の種類の同定とエネルギーの特定、線量当量の算出を、小さな面積で高精度に行なうことが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
まず、本発明の第1実施形態について図1から図7を用いて説明する。図1は本実施形態に係る指先用ガラス線量計(指輪型)を模式的に示した分解斜視図、図2は図1に示した素材や質量厚についての表、図3は線量当量の算出手順を示すフローチャート、図4は照射エネルギー条件を表した表、図5は図4のエネルギー条件で照射したときに得られた基本特性を示すグラフ、図6は混合放射線測定精度を示すグラフを、それぞれ示している。
本実施形態の構成は、図1に示す如く、第1の放射線検出手段の1つである第1の蛍光ガラス素子4(以下、G1と呼ぶ)と、スペーサ6と、第1の放射線検出手段の残りの1つである第2の蛍光ガラス素子8(以下、G2と呼ぶ)と、第1のフィルタ10、第2のフィルタ12、第3のフィルタ14と、第2の放射線検出手段である第3の蛍光ガラス素子16(以下、G3と呼ぶ)とを、指先用ガラス線量計の筐体18内に収納し、ラベル2で脱落防止したものである。
図2に示す如く、前記ラベル2は、耐水性のものであり、例えば、70μm厚のポリエチレン・テレフタレート(PET)と10μm厚のポリエチレン(PE)を組み合わせたものとすることができる。
前記G1、G2、G3は、全て同じ材質、形状のものであり、放射線に対しては特性を同一にし、X/γ線及びβ線の各放射線に高い感度を有するものであり、例えば、7mm角で1mm厚の形状を有することができる。
なお、X/γ線に対しては、G1の感度と、G1透過後の放射線に対するG2の感度とがほぼ同じものを使用できる。これは、G1とG2で検出される線量がほぼ同じであることを条件にβ線による被曝がないと判断可能なためである。また、およそ200KeV以下のX/γ線に対して、下記第1のフィルタ10と第2のフィルタ12との組合せにより、G2の感度とG3の感度とに差があるものを使用できる。これは、G2とG3で検出される線量に差があることで200KeV以下のX/γ線による被曝エネルギーの特定を行えるからである。
前記スペーサ6は、G1とG2とが張り付くのを防止する目的で用いおり、例えば、40μm厚の薬包紙を用いることができる。
前記第1のフィルタ10、第2のフィルタ12は、主に、放射線のうち、第1の放射線検出手段によって検出され、エネルギーの特定と線量当量が算出された放射線であるβ線を遮断し、且つ、前記放射線以外の放射線であるX/γ線を透過あるいは減衰させる作用を有する金属板であり、例えば、それぞれ、0.2mm厚のチタン(Ti)薄板と0.3mm厚のスズ(Sn)薄板とすることができる。
前記第3のフィルタ14は、放射線の照射により第1のフィルタ10、第2のフィルタ12から発生する2次電子を吸収して、蛍光ガラス素子16に過分な2次電子が入射するのを防止するものであり、例えば、0.2mm厚のポリエチレンフィルム(PE)とすることができる。
前記筐体18は指先に付けられるような、例えば、プラスチックを材料とするリング形状あるいは指輪形状となっており、前述の素材を収納可能にリング中央に凹部を有するものとすることができる。
このように、本発明は、蛍光ガラス素子を重ねて用いるので、従来の指先用ガラス線量計と同様に、小さな面積で、且つ、軽量であり、作業性を損なうことがない。
次に、本実施形態における混合放射線の線量当量の算出手順について、図3のフローチャートに従って、詳細に説明する。
混合放射線により本実施形態の積層型放射線検出が被曝した場合、まず、G1表面、G1裏面、G2表面、G3表面の4つの蛍光量を測定する(ステップS10)。
次に、その測定結果から、放射線のエネルギーの特定や線量当量の算出が可能であるかの判定を行なう(ステップS12)。蛍光量から線量が後述する検出限界未満である場合には、有意線量が無いとして計算を終了する(ステップS12でYesの場合)。
蛍光量から有意線量が認められる場合には(ステップS12でNoの場合)、G1表面とG2表面の蛍光量を用いて入射線の種類としてβ線の有無を判定する(ステップS14)。前記蛍光量からβ線が検出限界未満であると判断できる場合には、X/γ線について線量当量を算出すべく、ステップS20に進む(ステップS14で、Yesの場合)。
β線のエネルギーの特定と線量当量の算出が可能である場合には(ステップS14で、Noの場合)、予め求めておいたβ線のエネルギーと、G1表面とG2表面の蛍光量の差とG1裏面とG2表面の蛍光量の差の比との相関関係を用いて、実際測定で得られたG1表面とG2表面の蛍光量の差とG1裏面とG2表面の蛍光量の差の比から、β線のエネルギーEβを求める(ステップS16)。そして、G1表面とG2表面の蛍光量の差に対して、前記特定されたエネルギーに応じた感度補正をすることで、β線の線量当量Hβを算出する(ステップS18)。
次に、G2表面とG3表面の蛍光量を用いて、入射線の種類としてX/γ線の有無を判定する(ステップS20)。前記蛍光量からX/γ線が検出限界未満であると判断できる場合には、β線の線量当量を合計線量当量とすべく、ステップS26に進む(ステップS20で、Yesの場合)。
X/γ線のエネルギーの特定と線量当量の算出が可能である場合には(ステップS20で、Noの場合)、予め求めておいたX/γ線のエネルギーと、G2表面とG3表面の蛍光量の比との相関関係を用いて、実際測定で得られたG2表面とG3表面の蛍光量の比から、X/γ線のエネルギーEXγを求める(ステップS22)。そして、G3表面の蛍光量に対して、前記特定されたエネルギーに応じた感度補正をすることで、X/γ線の線量当量HXγを算出する(ステップS24)。
最後に、HβとHXγを足し合わせることで、合計線量が算出される(ステップS26)。なお、上記放射線の検出限界の判断については、例えば、予め蛍光ガラス素子G1〜G3に所定の放射線を当てて、蛍光量の測定可否を定めておくことができる。
本実施形態では、例えば、指先などの局部的な外部被曝を対象としているため、皮膚についての組織線量当量である70μm線量当量を評価することとする。
上述してきた放射線の測定方法を用いて、実際に、70μm線量当量を評価するために、図4のエネルギー条件で照射したときに得られた基本特性を示す結果を図5(A)、(B)に示す。いずれのグラフも被曝に対する相対値を算出しているので、1に近いほど算出値は正確であることを示している。
このグラフから、本実施形態においては、残留最大エネルギーで500KeV〜2MeV程度のエネルギー範囲のβ線において良い精度で線量当量の評価が可能である。また、40KeV〜1MeV程度のエネルギー範囲のX/γ線において良い精度で線量当量評価が可能である。このように各エネルギーに対して、被曝線量当量を高精度に算出することが可能である。
次に、単体放射線のデータから、β線と、X/γ線を混合した放射線に対する被曝を模擬した結果を図6(A)、(B)、(C)に示す。図6(A)ではβ線とX/γ線とを1mSvずつ混合した放射線を想定し、図6(B)ではβ線1mSvとX/γ線0.15mSvとを混合した放射線を想定し、図6(C)ではβ線0.15mSvとX/γ線1mSvとを混合した放射線を想定している。得られた結果は、被曝に対する相対値を算出しているため、1に近いほど、正確に算出されたことを意味するものである。
この結果から、いずれの場合においても、合計線量当量に大きな変動は見られず、精度の高い放射線の種類の同定、エネルギーの特定、各放射線線量当量の算出が同時にでき、安定した合計放射線線量当量の算出が可能である。
次に、本発明の第2実施形態について図7を用いて説明する。図7は本実施形態に係る別の指先用ガラス線量計を模式的に示した分解斜視図を示している。
本実施形態の構成は、第1の放射線検出手段である蛍光ガラス素子41(以下、G11と呼ぶ)と、第1のフィルタ10、第2のフィルタ12、第3のフィルタ14と、第2の放射線検出手段である蛍光ガラス素子16(=G3)とを、指先用ガラス線量計の筐体18内に収納し、ラベル2で脱落防止したものである。すなわち、本実施形態では、第1の放射線検出手段は1枚の蛍光ガラス素子41のみから構成され、スペーサがないことが、第1実施形態とは異なる部分である。
前記G11は、G3と同じ材質、形状のものであり、放射線に対しては特性を同一にし、X/γ線及びβ線の各放射線に高い感度を有するものであるが、例えば、7mm角で2mm厚と、G3の2倍の厚みを有することができる。他の構成要素については第1実施形態と同一なので省略する。
本実施形態における混合放射線の線量当量の算出手順も、図3のフローチャートに沿って行なうこととなる。本実施形態では第1実施形態のG1表面、G1裏面、G2表面の蛍光量を、G11の入射面、中間、裏面の、それぞれの蛍光量と考えることにより第1実施形態と同一となるので、説明は省略する。
本実施形態により、本発明の小型放射線検出器は、第1実施形態の効果に加え、蛍光ガラス素子の使用枚数を少なくすることで、より簡素に構成できる利点を有する。
以上、2つの実施形態について述べてきたが、第2の放射線検出手段は、蛍光ガラス素子に限定されるものではなく、フィルムバッジ、熱ルミネッセンス線量計(TLD)、直読式ポケット線量計ポケットチェンバ、半導体式ポケット線量計、アラームメータなどでもよい
また、蛍光ガラス素子も、平らのものに限られるのではなく、曲面を有するものやブロック状のもの、多角形や円柱状のものなどであっても本発明に含まれる。また、上述してきた厚みに限定されるものではない。
また、上記フィルタは、SnやTi、PEに限定されるものではなく、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、鉛(Pb)、カドミウム(Cd)、ポリイミド(PI)、ポリエチレン・テレフタレート(PET)など金属板や樹脂板を適切な厚みで使用する場合も本発明に含まれる。なお、金属板が2枚と樹脂フィルタ1枚に限定されものではなく、上述してきたそれぞれの厚みに限定されるものではない。
また、放射線は、β線とX/γ線との組合せだけでなく、中性子線や重粒子線などの組合せであっても本発明に含まれる。
また、外部被曝は皮膚だけに限られるものではなく、本発明が眼の水晶体の被曝や皮膚以外の人体の組織の被曝を計測することにも適用されうるものである。すなわち、70μm線量当量を前提とした線量当量を算出するだけでなく、1cm線量当量や3mm線量当量を前提とした線量当量を算出することも、本発明に含まれる。
また、指先用に限られるものではなく、腕や足先、胸や腰などに装着する場合も本発明に含まれる。
本発明の第1実施形態を模式的に示した分解斜視図 同じく図1に示した素材や質量厚についての表 同じく線量当量の算出手順を示すフローチャート 同じく照射エネルギー条件を表した表 同じく図4のエネルギー条件で照射したときに得られた基本特性を示すグラフ 同じく混合放射線測定精度を表したグラフ 本発明の第2実施形態を模式的に示した分解斜視図
符号の説明
2…ラベル
4、8、16、41…蛍光ガラス素子
6…スペーサ
10、12、14…フィルタ
18…筐体

Claims (5)

  1. 複数種類の放射線が入射したとき、そのうちの1つの放射線を特定するための蛍光ガラスと、
    該蛍光ガラスの背面に配置され、該蛍光ガラスにより特定される放射線を遮断し、且つ、それ以外の放射線を透過させ減衰させる機能を有するフィルタと、
    該フィルタの背面に配置され、該フィルタを透過する放射線を特定するための放射線検出手段と、を有し、
    前記蛍光ガラスにおける前記複数種類の放射線が入射する入射面と中間と裏面のそれぞれに紫外線を照射して得られる蛍光量に基づき、前記1つの放射線のエネルギーが特定され、且つ、
    該蛍光ガラスの裏面に紫外線を照射して得られる蛍光量及び前記放射線検出手段により、該1つの放射線以外の放射線のエネルギーが特定されることを特徴とする積層型放射線検出器。
  2. 前記蛍光ガラスは、前記複数種類の放射線が入射する入射面に第1の蛍光ガラス素子と該第1の蛍光ガラス素子の背面に配置される第2の蛍光ガラス素子とで構成され、該蛍光ガラスにおける前記複数種類の放射線が入射する入射面、中間、裏面はそれぞれ、該第1の蛍光ガラス素子の表面、該第1の蛍光ガラス素子の裏面、該第2の蛍光ガラス素子の表面とされていることを特徴とする請求項1に記載の積層型放射線検出器。
  3. 前記放射線検出手段は、前記蛍光ガラス体の背面に配置される第3の蛍光ガラス素子を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の積層型放射線検出器。
  4. 前記フィルタは、少なくとも1以上の金属板と、該金属板から発生する2次電子の吸収機能を有する材料と、を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の積層型放射線検出器。
  5. 前記蛍光ガラスと、前記フィルタと、前記放射線検出手段とが、指輪の1面に積層されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の積層型放射線検出器。
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