JP5092838B2 - 搬送路構造、及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、搬送路構造、及び画像形成装置に関する。
複写機やレーザプリンタに代表される一般的な電子写真方式の画像形成装置においては、画像形成工程で用紙に未定着のトナー像を保持させ、定着工程で用紙に保持されたトナー像を加熱定着している。そして、トナー像が定着された用紙は、排出ローラで外部に排出される。また、用紙に両面印刷を行う場合には、片面にトナー像が定着された用紙の先端部分が排出ローラで外部へ排出された後、排出ローラが逆転して、用紙が後端部から画像形成装置本体内へ送り戻され、両面印刷用の搬送経路を通って再度画像形成工程に送られる(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2006−96541号公報 特開2006−62862号公報
ところで、特許文献1、2には、具体的には開示されていないが、定着工程で用紙が詰まったとき、これを取り除くため、定着部から用紙を排出口へ案内する搬送路部材は開閉可能とされている。搬送路部材には取手が設けられており、ユーザーは取手を把持して搬送路部材を開くことができるようになっている。しかし取手は、搬送路部材の端部から外側へ張り出すように取付けられており視認性が悪い。
本発明は、開閉搬送路部材を開放するときに把持する取手の視認性を向上する用紙搬送路構造、及び画像形成装置を提供することを目的としている。
本発明の請求項1に記載の搬送路構造は、装置本体に回動可能に取付けられ、一方の面が第1の用紙搬送路となる開閉搬送路部材と、装置本体に回動可能に取付けられ、前記開閉搬送路部材を覆った状態で該開閉搬送路部材の他方の面との間に第2の用紙搬送路を形成する搬送路部材と、前記第2の用紙搬送路上に張り出すように前記開閉搬送路部材に取付けられ該開閉搬送路部材を開くための取手と、を有する。
本発明の請求項2に記載の搬送路構造は、前記取手の前記開閉搬送路部材と対向する面に前記第2の用紙搬送路を通過する用紙をガイドする突壁を形成した。
本発明の請求項3に記載の搬送路構造は、前記突壁は、前記搬送路部材の搬送路面より前記第2の用紙搬送路側へ突出している。
本発明の請求項4に記載の搬送路構造は、前記搬送路部材に前記取手の把持部が納まる切欠部を形成した。
本発明の請求項5に記載の搬送路構造は、前記取手の把持部の上面を凹凸加工した。
本発明の請求項6に記載の画像形成装置は、請求項1〜5の何れか1項の搬送路構造を備え、用紙に未定着のトナー像を保持させる画像形成部と、用紙に保持されたトナー像を定着する定着部と、前記定着部から前記第1の用紙搬送路へ送られた用紙を外部へ排出する排出ローラと、前記排出ローラを所定のタイミングで逆転させ、先端部分が外部へ排出された用紙を後端部から前記第2の用紙搬送路へ送り戻す駆動部と、を有する。
請求項1の発明は、本構成を有していない場合と比較して、開閉搬送路部材を開放するときに把持する取手の視認性が向上する。
請求項2の発明は、本構成を有していない場合と比較して、第2の用紙搬送路を通る用紙に作用する摩擦抵抗が少ない。
請求項3の発明は、本構成を有していない場合と比較して、第2の用紙搬送路へ搬送される用紙が折れ曲がり難い。
請求項4の発明は、本構成を有していない場合と比較して、装置を小型化できる。
請求項5の発明は、本構成を有していない場合と比較して、取手の把持部が滑り難い。
請求項6の発明は、本構成を有していない場合と比較して、開閉搬送路部材を開放するときに把持する取手の視認性が向上する。
(第1実施形態)
以下、図面を参照して本発明に係る搬送路構造を適用した画像形成装置の第1実施形態を詳細に説明する。
図1に示すように、画像形成装置10は、下部に用紙Pが束状に積層されて収納される給紙トレイ14、15を備え、上部に装置外に排出された印刷(画像形成)済みの用紙Pが載置される排紙部20を備え、給紙トレイ14、15と、排紙部20との間に用紙Pに画像を形成する画像形成部11と、画像形成動作を制御する制御部12と、電源ユニット13とを備えている。また、画像形成装置10は、前述の各装置構成部へ用紙Pを案内するための搬送路と、用紙Pを挟持搬送する複数の搬送ローラとを備えている。なお、図中の矢印Uは画像形成装置10の上方向を示し、矢印Fは前方向を示し、矢印Lは左方向(装置正面から見て)を示している。
図1に示されるように、画像形成装置10には、給紙トレイ14の先端側(図1では左端側)から左斜め上に向かって緩やかに湾曲する第1給紙搬送路80が設けられ、給紙トレイ15の先端側(図1では左端側)から左斜め上に向かって緩やかに湾曲する第2給紙搬送路82が設けられている。さらに、画像形成装置10には、図示しないが装置前面側に手差しトレイが設けられており、この手差しトレイの投入口21から右斜め上に向かって緩やかに湾曲する第3給紙搬送路84が設けられている。これらの給紙搬送路は、給紙トレイ14よりも上方に設けられた一対のレジストローラ24の手前(下方)で合流している。
給紙トレイ14の先端側の直上には用紙Pの上面の先端側を圧接するように給紙ローラ16が設けられ、この給紙ローラ16よりも左側には給紙ローラ16に圧接する分離ローラ18が設けられている。給紙ローラ16は給紙トレイ14の最上位にある用紙Pをピックアップし、用紙Pを分離ローラ18との間を通して、第1給紙搬送路80へと送り出すようになっている。また、分離ローラ18は、給紙ローラ16によってピックアップされた用紙Pを捌く(複数枚ピックアップした場合に捌く(分離する))ようになっている。
同様に、給紙トレイ15の先端側の直上には用紙Pの上面の先端側を圧接するように給紙ローラ17が設けられ、この給紙ローラ17よりも左側には給紙ローラ17に圧接する分離ローラ19が設けられている。給紙ローラ17は給紙トレイ15の最上位にある用紙Pをピックアップし、用紙Pを分離ローラ19との間を通して、第2給紙搬送路82へと送り出すようになっている。また、分離ローラ19は、給紙ローラ17によってピックアップされた用紙Pを捌く(複数枚ピックアップした場合に捌く(分離する))ようになっている。
なお、第2給紙搬送路82上には、一対のレジストローラ25が設けられており、レジストローラ25は、第2給紙搬送路82に送られた用紙Pを挟持搬送してレジストローラ24へ送り出すようになっている。
また、画像形成装置10には、レジストローラ24から画像形成部11の後述する定着装置60に向かって上方に延びる画像形成搬送路86が設けられており、この画像形成搬送路86には、用紙Pを静電吸着して定着装置60へ搬送する無端状の搬送ベルト26が配置されている。
搬送ベルト26は、上方に配置された張架ローラ27と、下方に配置された張架ローラ29に張架されており、張架ローラ27及び張架ローラ29の何れかが、所定方向(図1において、反時計回り方向)へ回転駆動することにより、搬送ベルト26が所定方向(図1において、反時計回り方向)へ回転(循環駆動)するようになっている。
搬送ベルト26の画像形成搬送路86の上流側(単に「上流側」という場合もある)には、搬送ベルト26の表面上を帯電させると共に、搬送ベルト26へ静電吸着される用紙Pを搬送ベルト26へ押し当てる帯電ローラ31が搬送ベルト26に隣接して設けられている。
また、画像形成搬送路86を間に挟んで、搬送ベルト26に対向する位置には、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色に対応した複数のプロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kが、画像形成搬送路86に沿って、略垂直方向へ縦列配置されている。なお、画像形成部11は、プロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kを含んで構成されている。
各プロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kには、それぞれ、所定方向(図1において時計回り方向)へ回転する感光体ドラム30が設けられている。この感光体ドラム30の周囲には、感光体ドラム30の回転方向上流側から順に、それぞれ、感光体ドラム30上を一様に帯電する帯電装置としての帯電ローラ32と、帯電した感光体ドラム30を露光して感光体ドラム30上に静電潜像を形成する露光装置34と、感光体ドラム30上に形成された静電潜像へ各色のトナーを付着させて現像する現像装置としての現像ローラ36と、転写後の感光体ドラム30を除電する除電装置としての除電ブラシ37と、除電された感光体ドラム30の表面に残留するトナーを除去する清掃装置としてのクリーニングブレード38と、が設けられている。なお、クリーニングブレード38で感光体ドラム30の表面から除去されたトナーは、オーガ35により一方に搬送され、図示しないトナー回収ボックスに排出されるようになっている。
また、帯電ローラ32及び現像ローラ36は、各プロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kに、それぞれ設けられている。各プロセスカートリッジ28Y、28M、28C、28Kは、図示しないが、左方向(装置前方)へ着脱可能となっている。
露光装置34は、具体的には、筐体50内に半導体レーザ(図示省略)、ポリゴンミラー52、結像レンズ54、及びミラー56が配設されており、半導体レーザからの光は、ポリゴンミラー52で偏向走査され、結像レンズ54とミラー56を介して感光体ドラム30に照射されるようになっている。これにより、感光体ドラム30に、画像情報に応じた静電潜像が形成される。
感光体ドラム30の前方向の搬送ベルト26の内周側には、それぞれ感光体ドラム30上に形成されたトナー像を用紙Pへ所定の転写位置で転写する転写装置39が設けられている。
画像形成搬送路86の下流側(単に「下流側」という場合もある)には、転写されたトナー像を用紙Pへ定着させる定着部としての定着装置60が設けられている。この定着装置60は、加熱ローラ62と、この加熱ローラ62に圧接された加圧ローラ64とを備えており、加熱ローラ62と加圧ローラ64との間に形成されるニップ部66に用紙Pを通すことで、用紙P上のトナーが溶融して転写されたトナー像(未定着のトナー像)が定着されるようになっている。
また、画像形成装置10には、定着装置60で定着処理された用紙Pを排紙口40へ案内するための第1用紙搬送路88が設けられている。排紙口40には、正転又は逆転可能な駆動モータ41を駆動源にして回転する排出ローラ42と、排出ローラ42の下部側に圧接される押さえローラ44が設けられている。この押さえローラ44は、押さえローラ44よりも下方に設けられたバネ46(図5参照)の付勢力によって排出ローラ42に圧接されており、排出ローラ42と連れ回りするようになっている。これにより、印刷(画像形成)終了時、用紙Pは第1用紙搬送路88を通り、排出ローラ42と押さえローラ44とで挟持搬送されて排紙口40から排紙部20へと排出される。
また、排紙口40の手前には、図示しない用紙センサーが設けられており、排紙口40における用紙Pの有無を検知するようになっている。
両面印刷の場合、片面に画像が形成された用紙Pを排出ローラ42と押さえローラ44とで挟持搬送し、用紙Pの先端部分が排紙口40から外部へ排出された辺りで排出ローラ42を逆転させ(具体的には駆動モータを逆転させる)、用紙Pを後端部から後述する第2用紙搬送路90へ送り戻すようになっている。なお、排出ローラ42の逆転のタイミングは、用紙センサーによる用紙Pの検知が有から無になると同時に逆転するようになっている。なお、排出ローラの逆転のタイミングは、この構成に限定されず、搬送中の用紙Pのサイズと搬送速度とに基づいて逆転させてもよいものとする。
また、第2用紙搬送路90は、第1用紙搬送路88よりも上方を通り、画像形成搬送路86よりも左側(装置前方側)を通るように設けられている。
第2用紙搬送路90には、用紙Pを下方へ挟持搬送する複数(例えば、2つ)の一対の搬送ローラ48が配置されており、両面印刷の場合、片面に画像が形成された用紙Pは、第2用紙搬送路90に導かれ、複数の搬送ローラ48によって下方へ搬送され、レジストローラ24へ送り戻される。
次に、定着装置60について具体的に説明する。定着装置60は、図示しないハウジングを有しており、このハウジングに前述した加熱ローラ62、加圧ローラ64、排出ローラ42、押さえローラ44、及びバネ46が取付けられている。また、ハウジングには、加熱定着をした後の用紙Pを加熱ローラ62から剥離する剥離ガイド70、及び、第1用紙搬送路88と第2用紙搬送路90とを構成する開閉搬送路部材としてのペーパーシュート200が取付けられている(図2参照)。
図2に示されるように、剥離ガイド70は、加熱ローラ62の上方に配置され、側面視で略三角形となっている。剥離ガイド70の先端70Aは、加熱ローラ62に近接しており、加熱定着した後の用紙Pを加熱ローラ62から剥離するようになっている。さらに、剥離ガイド70の一方の面(装置前方側の面)は、第1用紙搬送路88の搬送路面70Bをなしている。この搬送路面70Bには、第1用紙搬送路88に沿って延びるリブ72が加熱ローラ62の軸方向に並列して複数設けられている(図5参照)。
図2に示されるように、ペーパーシュート200は、湾曲した芯材202を備えており、芯材202の軸方向の両端部には、側壁204が設けられている。この側壁204の一端部(図では左端部)には、側壁204をハウジングに回動可能に支持する回動軸205が設けられている。また、芯材202には、側面視にて略三角形状のリブ206が軸方向(回動軸205の軸方向)に並列して複数設けられ、加熱ローラ62及び加圧ローラ64を覆っている。
また、芯材202の上面に位置するリブ206は第2用紙搬送路90の搬送路面207とされている。これにより、第2用紙搬送路90を通過する用紙Pと、ペーパーシュート200の搬送路面207との接触面積が小さくなるため、摩擦抵抗が減少し、用紙Pが第2用紙搬送路90をスムーズに流れるようになる。
また、ペーパーシュート200は、第1用紙搬送路88上に用紙Pがない場合は、図3に示されるように、自重でリブ206の先端部が剥離ガイド70のリブ72間に入り込んでいる。また、加熱ローラ62と加圧ローラ64とのニップ部66から用紙Pが送り出されると、送り出された用紙Pによって、ペーパーシュート200のリブ206の先端部が押し上げられ、用紙Pは第1用紙搬送路88を通り、排紙口40へ送られる。なお、用紙Pを反転するときは、排出ローラ42を逆転させ、ペーパーシュート200の搬送路面207上へ用紙Pを送り戻す。
また、図5に示されるように、ペーパーシュート200の一方の側壁204には搬送路面207に張り出すように取手208が設けられている。この取手208は、平面視にて平坦な平板部208Aと、平板部208Aから上方へ傾斜している把持部208Bとで構成されている。また、取手208は、ペーパーシュート200と一体的に形成されており、取手208の下面(平板部208A及び把持部208Bの下面)には、第2用紙搬送路90に沿って延びるリブ209が軸方向に並列して複数設けられている。このリブ209は、後述するデュプレックスユニット214のリブ216よりも第2用紙搬送路90側に突出している。
また、取手208の側部には、側板210が立ち上げられ、側板210の端部に形成された傾斜面211には、後述するニップ解除レバー220の突起222が当たっている。
さらに、把持部208Bの上面には、把持部208Bの滑り止め用として、凹凸部208Cが形成(本実施形態ではローレット加工の凹凸)されている。また、取手208の平板部208Aには、取手208の視認性を向上させるために操作ラベル212が貼り付けられている。
図3及び図4に示されるように、ペーパーシュート200の上方には、ペーパーシュート200に対向して搬送路部材としてのデュプレックスユニット214が配置されている。このデュプレックスユニット214は、画像形成装置10に回動可能に支持され、軸方向から見た形状が略L字状であり、画像形成装置10の使用時には、ペーパーシュート200を覆って、ペーパーシュート200との間に第2用紙搬送路90を形成するようになっている。
デュプレックスユニット214の裏面214A(第2用紙搬送路90を形成する搬送路面)には、第2用紙搬送路90に沿って延びるリブ216が軸方向に並列して複数設けられている。
また、デュプレックスユニット214には、取手208の把持部208Bが納まる矩形状の切欠部218が設けられている。この切欠部218は、デュプレックスユニット214の先端の角部に設けられている。また、デュプレックスユニット214に把持部208Bを納めた状態で、リブ209は、デュプレックスユニット214のリブ216よりも第2用紙搬送路90側へ突出するようになっている。これにより、両面印刷時に、排紙口40から第2用紙搬送路90へ送り戻される用紙Pの後端がリブ209とリブ216との段差に引っ掛かり難くなる。
図6(A)に示されるように、加圧ローラ64の両端部には、加圧ローラを回転可能に支持する一対の支持部材230が設けられている。この支持部材230は、加圧ローラ64の回転軸よりも左斜め下に回転軸230Aを有しており、この回転軸230Aを介してハウジングに回動可能に支持されている。また、支持部材230の右斜め上には、貫通孔231が設けられ、この貫通孔231には、バネ232の一端部が取付けられている。このバネ232は、他端部がハウジングに取付けられており、加圧ローラ64を加熱ローラ62に圧接する方向に付勢している。
図5及び図6(A)に示されるように、ハウジングには、取手208に隣接してニップ解除レバー220が設けられている。このニップ解除レバー220はハウジングに回転軸225で回動可能に取付けられており、側面には軸方向へ突出する円柱状の突起222を備えている。この突起222は、側板210の傾斜面211に周面が接触している。
また、図6(A)に示されるように、ニップ解除レバー220は、回転軸225よりも右側にユーザー把持用のレバー部224を備え、回転軸225よりも左側に支持部材230の後端部230B(図では右側端部)に接触する張出部226を備えている。この張出部226は、回転軸225からの距離が左端から上端にかけて長くなるカム形状となっている。このため、ニップ解除レバー220を矢印A方向へ回転させると、張出部226の出っ張った部分が支持部材230の後端部230Bを左側に押す。後端部230Bを押された支持部材230は、回転軸230Aを軸にして反時計回りに回転する。これにより、バネ232が伸ばされて、加圧ローラ64と加熱ローラ62との間のニップが解除される。図6(B)は、ニップ解除レバー220を略90度回転した状態を示しており、この場合、ニップ解除レバー220の突起222がペーパーシュート200の傾斜面211に沿って、ペーパーシュート200のリブ206の先端部を押し上げるため、ペーパーシュート200が開き、加圧ローラ64と加熱ローラ62との間のニップ部66となる部分を目視することができる。
次に、図7を用いて本実施形態の作用を説明する。図7に示されるように、加熱ローラ62と加圧ローラ64とのニップ部66で用紙Pが詰まった場合、画像形成装置10のカバー10Aを開放してカバー10Aと共に、デュプレックスユニット214を開放する。
次に、露出した取手208の把持部208Bを掴んで、ペーパーシュート200を矢印B方向に回動させる。これにより、第1用紙搬送路88が開放される。
そして、ニップ解除レバー220のレバー部224を把持し、反時計回りに回動させる。これにより、支持部材230が回転軸230Aを軸にして回転し、これに伴って加圧ローラ64が加熱ローラ62から離間する方向に移動して、加熱ローラ62への加圧ローラ64の圧接が解除される。そして、ニップ部66で詰まった用紙Pを取り出すことができるようになる。
上述の実施形態では、ペーパーシュート200に取手208を形成したが、本発明はこの構成に限定される必要はなく、搬送路を形成する部材(搬送路部材)の何れにも本発明の搬送路構造を適用して取手を設けてもよく、例えば、画像形成装置10のカバー10Aを開放して第2用紙搬送路90を開放した後で、搬送ベルト26が取り付けられた搬送路部材240を開放できる構造にしてもよい。この搬送路部材240は、カバー10A(デュプレックスユニット214)との間に第2用紙搬送路90を構成するもので、搬送路部材240に第2用紙搬送路90に張り出す取手を設けてもよい。
以上、実施形態を挙げて本発明の実施の形態を説明したが、これらの実施形態は一例であり、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲がこれらの実施形態に限定されないことは言うまでもない。
第1実施形態の画像形成装置の全体構成を示す図である。 第1実施形態の画像形成装置の第1用紙搬送路を通過可能にした状態を示す断面図である。 第1実施形態の画像形成装置の第2用紙搬送路を通過可能にした状態を示す断面図である。 第1実施形態の画像形成装置の搬送路部材を斜め上から見た部分断面斜視図である。 第1実施形態の画像形成装置の搬送路部材を開いた状態での開閉搬送路部材を斜め上から見た拡大斜視図である。 (A)第1実施形態のニップ解除レバーを閉じ、加熱ローラと加圧ローラとを圧接させた状態を示す部分断面図である。(B)第1実施形態のニップ解除レバーを開いて、加熱ローラと加圧ローラとの圧接を解除した状態を示す部分断面図である。 第1実施形態の画像形成装置の開閉搬送路部材を開放した状態を示す断面図である。
符号の説明
10 画像形成装置
11 画像形成部
12 制御部(駆動部)
41 駆動モータ(駆動部)
42 排出ローラ
60 定着装置(定着部)
88 第1用紙搬送路(第1の用紙搬送路)
90 第2用紙搬送路(第2の用紙搬送路)
200 ペーパーシュート(開閉搬送路部材)
207 搬送路面(開閉搬送路部材の他方の面)
208 取手
208B 把持部
209 リブ(突壁)
214 デュプレックスユニット(搬送路部材)
218 切欠部

Claims (6)

  1. 装置本体に回動可能に取付けられ、一方の面が第1の用紙搬送路となる開閉搬送路部材と、
    装置本体に回動可能に取付けられ、前記開閉搬送路部材を覆った状態で該開閉搬送路部材の他方の面との間に第2の用紙搬送路を形成する搬送路部材と、
    前記第2の用紙搬送路上に張り出すように前記開閉搬送路部材に取付けられ該開閉搬送路部材を開くための取手と、
    を有する搬送路構造。
  2. 前記取手の前記開閉搬送路部材と対向する面に前記第2の用紙搬送路を通過する用紙をガイドする突壁を形成した請求項1に記載の搬送路構造。
  3. 前記突壁は、前記搬送路部材の搬送路面より前記第2の用紙搬送路側へ突出している請求項1又は請求項2に記載の搬送路構造。
  4. 前記搬送路部材に前記取手の把持部が納まる切欠部を形成した請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の搬送路構造。
  5. 前記取手の把持部の上面を凹凸加工した請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の搬送路構造。
  6. 請求項1〜5の何れか1項の搬送路構造を備え、
    用紙に未定着のトナー像を保持させる画像形成部と、
    用紙に保持されたトナー像を定着する定着部と、
    前記定着部から前記第1の用紙搬送路へ送られた用紙を外部へ排出する排出ローラと、
    前記排出ローラを所定のタイミングで逆転させ、先端部分が外部へ排出された用紙を後端部から前記第2の用紙搬送路へ送り戻す駆動部と、
    を有する画像形成装置。
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