JP5090322B2 - コモンレール - Google Patents
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複数のインジェクタパイプに燃料を供給するコモンレールであって、
前記複数のインジェクタパイプの各々を貫通させるための貫通孔であるアダプタ貫通孔が形成されるとともに、周状のカシメ用係合部が外周に形成されたインジェクタアダプタと、
前記アダプタ貫通孔を貫通して締結される前記インジェクタパイプに燃料を供給するための分岐流路と、前記分岐流路に連通して燃料を分配する燃料分配路と、が形成されたコモンレール本体と、
を備え、
前記コモンレール本体には、さらに、前記コモンレール本体の外周面において前記分岐流路の周囲に形成され、前記インジェクタアダプタを嵌合可能な環状の凹部である環状凹部が形成されるとともに、
前記環状凹部に前記インジェクタアダプタを嵌合させた状態で、前記コモンレール本体の一部を前記カシメ用係合部へ向かってかしめることで周状のカシメ部が形成され、
前記インジェクタアダプタは、前記カシメ部によって、前記カシメ用係合部を押さえつけることで、前記コモンレール本体に締結されており、
前記コモンレールは、さらに、前記インジェクタアダプタの外周に取り付けられ、前記カシメ部のかしめ方向と反対側かつ前記カシメ部と対向して配置されることで、前記カシメ部の前記反対側への変形を予め設定された位置で規制する変形規制部を備えているコモンレール。
適用例1に記載のコモンレールであって、
前記インジェクタアダプタの外周には、アダプタ側ねじ部が形成されており、
前記コモンレールは、さらに、前記アダプタ側ねじ部に螺合される相手側ねじ部が形成されたアタッチメントを備え、
前記アダプタ側ねじ部と前記相手側ねじ部との螺合によって、前記アタッチメントを介して前記インジェクタパイプが前記コモンレールに結合され、
前記変形規制部は、前記アタッチメントの前記螺合方向先端に設けられるとともに、前記アダプタ側ねじ部に前記相手側ねじ部が螺合された状態で前記カシメ部と非接触で配置されているコモンレール。
そして、変形規制部をアタッチメントの螺合方向先端に設けるとともに、螺合された状態では、変形規制部は、カシメ部と非接触で配置される構成とした。このようにすれば、相手側ねじ部をアダプタ側ねじ部に螺進させるにつれて、変形規制部は、カシメ部に近づいていくものの、螺合された状態では、前記カシメ部と非接触となる。このため、相手側ねじ部をアダプタ側ねじ部に螺合させる途中で変形規制部がカシメ部に当たることがなく螺合の妨げとならない。
適用例1に記載のコモンレールであって、
前記インジェクタアダプタの外周には、アダプタ側ねじ部が形成されており、
前記コモンレールは、さらに、前記アダプタ側ねじ部に螺合される相手側ねじ部が形成されたアタッチメントを備え、
前記アダプタ側ねじ部と前記相手側ねじ部との螺合によって、前記アタッチメントを介して前記インジェクタパイプが前記コモンレールに結合され、
前記変形規制部は、前記アタッチメントの前記螺合方向先端に設けられるとともに、前記アダプタ側ねじ部に前記相手側ねじ部が螺合された状態で前記カシメ部に当接するコモンレール。
これと同時に、カシメ部に変形規制部が当接する。カシメ部に変形規制部が当接しているため、コモンレール内部に内圧が発生した際のカシメ部の外側への変形量をほぼゼロにすることができる。
適用例3に記載のコモンレールであって、
前記変形規制部の弾性係数は前記アタッチメントの弾性係数より小さく設定されているコモンレール。
適用例1に記載のコモンレールであって、
前記インジェクタアダプタの外周には、アダプタ側ねじ部が形成されており、
前記コモンレールは、さらに、前記アダプタ側ねじ部に螺合される相手側ねじ部が形成されたアタッチメントを備え、
前記アダプタ側ねじ部と前記相手側ねじ部との螺合によって、前記アタッチメントを介して前記インジェクタパイプが前記コモンレールに結合され、
前記変形規制部は、前記アタッチメントと別体であって、アダプタ側ねじ部に螺合され、前記カシメ部に当接するコモンレール。
A.コモンレールの装備状態:
B.コモンレールの構成:
B−1.第1実施例のコモンレールの構成:
B−2.第2実施例のコモンレールの構成:
B−3.第3実施例のコモンレールの構成:
B−4.第4実施例のコモンレールの構成:
B−5.第5実施例のコモンレールの構成:
C.変形例:
図1は、ディーゼルエンジン(図示せず)のコモンレール式燃料噴射装置10の概略を示す説明図である。コモンレール式燃料噴射装置10は、コモンレール100と、電子制御装置200と、燃料ポンプ300と、インジェクタ400と、圧力センサ500と、リリーフバルブ600と、燃料タンク700と、を備える。コモンレール式燃料噴射装置10は、さらに、燃料供給パイプ310と、複数(本実施例では4本)のインジェクタパイプ410と、を備える。
コモンレール100は、複数のアタッチメント150を備えており、各アタッチメント150を介して、燃料供給パイプ310及び各インジェクタパイプ410はコモンレール100とそれぞれ接続される。
このような運用環境で使用されるコモンレールの構成や機能を以下の各実施例で説明する。
図2は、本発明の第1実施例におけるコモンレール100を示す断面図である(図1のA−A線で切断した断面図)。コモンレール100は、コモンレール本体110と、コモンレール本体110にカシメ結合で締結されるインジェクタアダプタ120と、前述したアタッチメント150(図3で図示)と、を備えている。
アタッチメント150はナット151と、スリーブ152を備えている。インジェクタアダプタ120とインジェクタパイプ410とが締結された状態では、コモンレール本体110に形成された分岐流路115pと、インジェクタパイプ410内に形成されたインジェクタ流路415pとが接続されている。
なお、本実施例では、変形規制部130に当接した時のカシメ部119kの位置は特許請求の範囲に記載の「予め設定された位置」の一例である。また、変形規制部130とカシメ部119kとを接近させ、両間の隙間sをできるだけ小さく設定することが望ましい。両間の隙間sが小さいほど、カシメ部119kの外側への変形量を小さくできるためである。
図5は、第2実施例におけるコモンレール100bの変形規制部130付近の拡大図である。
本実施例においては、カシメ部119kとナット151との間にスペーサ部材131が配置されている。スペーサ部材131としては、例えば、円環状の平板(ワッシャなど)をインジェクタアダプタ120に外嵌させることで適用可能である。このような構成とすれば、最適な厚さのスペーサ部材131を選択することで、隙間sをできるだけ小さく設定することができるから、隙間sの寸法設定が容易である。このため、カシメ部119kの変形量をより小さくできる。
図6は、第3実施例におけるコモンレール100cを示す断面図である。
本実施例では、インジェクタアダプタ120とナット151cが螺合された状態において、変形規制部130cがカシメ部119kと当接する構成とした。そして、変形規制部130cの弾性係数はナット151cの弾性係数(本実施形態では特許請求の範囲に記載の「アタッチメントの弾性係数」の一例)より小さく設定されている。
図7は、第4実施例におけるコモンレール100dを示す断面図である。
本実施例では、変形規制部130dがナット151dと別体の部品として構成されており、変形規制部130dはカシメ部119kと当接している。
図8は、第5実施例におけるコモンレール100eを示す断面図である。
本実施例では、ナット151先端とカシメ部119kの間に楔型ワッシャ153が配置されている。
ナット151がインジェクタアダプタ120に締結された状態において、楔型ワッシャ153は、コモンレール本体110をインジェクタアダプタ120にかしめた際に形成されたノッチ119nに挿入される構成となっている。
以上、本発明のいくつかの実施形態について説明したが、本発明はこのような実施の形態になんら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々なる態様での実施が可能である。特に、上記各実施例における構成要素中の独立請求項に記載された要素以外の要素は、付加的な要素なので適宜省略可能である。
110…コモンレール本体
111…燃料分配路
115p…分岐流路
117…環状凹部
119k…カシメ部
120…インジェクタアダプタ
120sg…カシメ用係合部
124…アダプタ側ねじ部
125p…アダプタ貫通孔
130、130c、130d…変形規制部
150…アタッチメント
151A…ナット側ねじ部(本実施例では、特許請求の範囲に記載の「相手側ねじ部」の一例)
410…インジェクタパイプ
Claims (5)
- 複数のインジェクタパイプに燃料を供給するコモンレールであって、
前記複数のインジェクタパイプの各々を貫通させるための貫通孔であるアダプタ貫通孔が形成されるとともに、周状のカシメ用係合部が外周に形成されたインジェクタアダプタと、
前記アダプタ貫通孔を貫通して締結される前記インジェクタパイプに燃料を供給するための分岐流路と、前記分岐流路に連通して燃料を分配する燃料分配路と、が形成されたコモンレール本体と、
を備え、
前記コモンレール本体には、さらに、前記コモンレール本体の外周面において前記分岐流路の周囲に形成され、前記インジェクタアダプタを嵌合可能な環状の凹部である環状凹部が形成されるとともに、前記環状凹部に前記インジェクタアダプタを嵌合させた状態で、前記コモンレール本体の一部を前記カシメ用係合部へ向かってかしめることで周状のカシメ部が形成され、
前記インジェクタアダプタは、前記カシメ部によって、前記カシメ用係合部を押さえつけることで、前記コモンレール本体に締結されており、
前記コモンレールは、さらに、前記インジェクタアダプタの外周に取り付けられ、前記カシメ部のかしめ方向と反対側かつ前記カシメ部と対向して配置されることで、前記カシメ部の前記反対側への変形を予め設定された位置で規制する変形規制部を備えているコモンレール。 - 請求項1に記載のコモンレールであって、
前記インジェクタアダプタの外周には、アダプタ側ねじ部が形成されており、
前記コモンレールは、さらに、前記アダプタ側ねじ部に螺合される相手側ねじ部が形成されたアタッチメントを備え、
前記アダプタ側ねじ部と前記相手側ねじ部との螺合によって、前記アタッチメントを介して前記インジェクタパイプが前記コモンレールに結合され、
前記変形規制部は、前記アタッチメントの前記螺合方向先端に設けられるとともに、前記アダプタ側ねじ部に前記相手側ねじ部が螺合された状態で前記カシメ部と非接触で配置されているコモンレール。 - 請求項1に記載のコモンレールであって、
前記インジェクタアダプタの外周には、アダプタ側ねじ部が形成されており、
前記コモンレールは、さらに、前記アダプタ側ねじ部に螺合される相手側ねじ部が形成されたアタッチメントを備え、
前記アダプタ側ねじ部と前記相手側ねじ部との螺合によって、前記アタッチメントを介して前記インジェクタパイプが前記コモンレールに結合され、
前記変形規制部は、前記アタッチメントの前記螺合方向先端に設けられるとともに、前記アダプタ側ねじ部に前記相手側ねじ部が螺合された状態で前記カシメ部に当接するコモンレール。 - 請求項3に記載のコモンレールであって、
前記変形規制部の弾性係数は前記アタッチメントの弾性係数より小さく設定されているコモンレール。 - 請求項1に記載のコモンレールであって、
前記インジェクタアダプタの外周には、アダプタ側ねじ部が形成されており、
前記コモンレールは、さらに、前記アダプタ側ねじ部に螺合される相手側ねじ部が形成されたアタッチメントを備え、
前記アダプタ側ねじ部と前記相手側ねじ部との螺合によって、前記アタッチメントを介して前記インジェクタパイプが前記コモンレールに結合され、
前記変形規制部は、前記アタッチメントと別体であって、アダプタ側ねじ部に螺合され、前記カシメ部に当接するコモンレール。
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