JP5088379B2 - 信号伝送装置および信号伝送方法 - Google Patents

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Description

この発明は、信号伝送装置および信号伝送方法に関する。詳しくは、複数の高速シリアルバスと、高速シリアルバスよりも伝送速度の遅い低速シリアルバスを用いて構成された伝送路を介して信号の伝送を行う場合に、低速シリアルバスを介した通信結果に基づいて複数の高速シリアルバスを介した信号伝送動作を制御するものである。
従来、コンピュータ装置等ではディジタル画像信号をアナログ画像信号に変換して、アナログ伝送によってディスプレイ装置に供給することが行われていた。しかし、ディジタル信号を用いて表示部を駆動するディスプレイ装置例えば液晶ディスプレイ等の普及に伴い、画質の劣化防止やコスト削減等を目的として画像信号をアナログ信号からディジタル信号で伝送する方法が規格化されている。例えばDDWG(Digital Display Working Group)によってDVI(Digital VisualInterface,Version1.0)規格が策定されている。このDVI規格では、米国Silicon Image社が開発したTMDS(Transition Minimized Differential Signals)リンクを用いてディジタル画像信号を伝送するものであり、赤,緑,青のチャネル毎のデータ伝送路と1チャネルのクロック伝送路を設けて、赤,緑,青の各チャネルの画像信号がベースバンドで伝送される。また、TMDSの高速シリアルバスよりも伝送速度の遅い双方向シリアル伝送路であるI2Cバスを有しており、このI2CバスがVESAで策定したプラグアンドプレイ用のDDC規格用伝送路として用いられている。
ところで、DVI規格の接続方式は、コンピュータ装置等の送信機器とディスプレイ装置等の受信機器間をポイント・ツー・ポイントで接続して、送信機器から受信機器にTMDSを用いて片方向に赤,緑,青の各チャネルの画像信号をベースバンドで高速にディジタル伝送するものであり、オーディオ信号やデータ信号等を高速に伝送することができない。また、プラグアンドプレイによってTMDSの6チャネルのデータ伝送路を使用して画像信号の伝送を行うか3チャネルのデータ伝送路で伝送を行うか設定されるが、画像信号の伝送が3チャネルのデータ伝送路を用いるように設定されたときには、残りの3チャネルのデータ伝送路が未使用の状態となって、データ伝送路が有効に活用されていない。さらに、赤,緑,青の各画像信号の伝送では、VESA(Video Electronics Standards Association)で策定されたGTF(Generalized Timing Formula)に準拠して行われるが、このGTF規格ではブランキング期間が確保されていることからディジタル信号の伝送であっても伝送効率が十分高いものになっていない。
そこで、この発明では、複数の高速シリアルバスと、この高速シリアルバスよりも伝送速度の遅い低速バスを同一のコネクタに組み合わせた接続方式において、信号伝送を効率良く行うことができるデータ伝送装置およびデータ伝送方法を提供するものである。
この発明に係る信号伝送装置は、複数の高速シリアルバスと、高速シリアルバスよりも伝送速度の遅い低速シリアルバスを用いて構成された伝送路を介して信号の伝送を行う信号伝送装置であって、複数の高速シリアルバスで信号の伝送を行う第1の通信手段と、低速シリアルバスで信号の伝送を行う第2の通信手段とを有し、第2の通信手段では、低速シリアルバスを介した通信結果に基づき第1の通信手段での信号伝送動作を制御するものである。
また信号伝送方法は、複数の高速シリアルバスで信号の伝送を行う第1の通信手段と、高速シリアルバスよりも伝送速度の遅い低速シリアルバスで信号の伝送を行う第2の通信手段とを有する信号伝送装置を用い、複数の高速シリアルバスと低速シリアルバスを用いて構成された伝送路のそれぞれの端末側に信号伝送装置を設けるものとし、低速シリアルバスを介した通信の通信結果に基づき高速シリアルバスを介した信号伝送動作を制御するものである。
この発明においては、複数の高速シリアルバスと、高速シリアルバスよりも伝送速度の遅い低速シリアルバスを用いて構成された伝送路を介して信号の伝送を行う場合に、低速シリアルバスでの通信結果に基づき、高速シリアルバスの信号伝送方向が独立に設定されて、画像信号や音声信号が異なる高速シリアルバスを介して伝送される。あるいは、画像信号のブランキング期間に音声信号が多重化されて伝送される。また、信号伝送装置では伝送路を複数接続することが可能とされる。さらに、低速シリアルバスでの通信結果に基づき相手先の信号伝送装置が信号記録機能を有すると共に、高速シリアルバスを介して伝送するコンテンツが著作権保護されてコピー禁止とされているときは、高速シリアルバスでの通信動作が禁止される。
この発明によれば、複数の高速シリアルバスと、高速シリアルバスよりも伝送速度の遅い低速シリアルバスを用いて構成された伝送路を介して信号の伝送を行う場合に、低速シリアルバスを介した通信結果に基づいて複数の高速シリアルバスを介した信号伝送動作が制御される。このため、広帯域のディジタル信号を双方向で高速に伝送することができる。
また、低速シリアルバスでの通信結果に基づき、複数の高速シリアルバスの信号伝送方向が独立に設定されるので、例えば画像信号の伝送の際に空いている高速シリアルバスを介して音声信号等も伝送できる。さらに、高速シリアルバスでは、複数種類の信号が時分割で伝送されることから、空いている高速シリアルバスがなくとも、画像信号のブランキング期間を利用して音声信号等を伝送することが可能となり、効率の良い信号伝送を行うことができる。
さらに信号伝送装置では、複数の伝送路を用いて信号の伝送を可能とすることでネットワーク接続が可能となると共に、ネットワーク接続をしないでポイント・ツー・ポイント接続するような場合には複数の伝送路を用いて高速に信号伝送を行うことができる。
さらに、相手先の信号伝送装置が信号記録機能を有すると共に伝送するコンテンツが著作権保護によってコピー禁止とされているとき、高速シリアルバスを介した伝送が禁止されるので、著作権保護を行うことができると共に、ネットワーク接続されていても、ポイント・ツー・ポイント接続のような動作を行うことができる。
信号伝送装置の構成を示す図である。 送受信部の構成の一部を示す図である。 TMDSリンクのバンド幅を示す図である。 他の信号伝送装置の構成を示す図である。 他の信号伝送装置の構成を示す図である。 多重信号DMaを示す図である。 ネットワーク接続を示す図である。 ポイント・ツー・ポイント接続で複数の伝送路を使用した場合を示す図である。
以下、図面を参照しながら、この発明の実施の形態について説明する。図1は、この発明に係る信号伝送装置の構成を示している。第1の信号伝送装置10と第2の信号伝送装置20は、伝送路30を介して接続される。この伝送路30は複数の高速シリアルバス301〜307と、高速シリアルバスよりも伝送速度の遅い低速シリアルバス310を用いて構成される。
信号伝送装置10は、コンテンツの画像信号を生成する画像送信処理部11を有しており、後述する制御部19から供給された画像制御信号TGaに基づき、解像度や色数を調整して三原色のシリアル画像信号DGaを生成し、送受信部13に供給する。また、画像送信処理部11から、三原色のシリアル画像信号DGaのクロック信号CKaや水平および垂直同期信号SYa、有効表示期間とブランキング期間を判別可能とするイネーブル信号ENaも送受信部13に供給する。
次に、送受信部13の構成について説明する。ここで、伝送路30の高速シリアルバス301〜307は、例えばTMDSリンクのように6チャネルのデータ伝送用として高速シリアルバス301〜306が用いられると共に、この6チャネルの高速シリアルバスで伝送される信号のクロック信号を伝送するためのクロック伝送用として高速シリアルバス307が用いられる。このため、送受信部13の構成を示す図2では、1チャネルのデータ伝送用高速シリアルバスとクロック伝送用高速シリアルバスを示すものとし、他のデータ伝送用高速シリアルバスについての説明は省略する。
三原色の1つの送信用シリアル画像信号、例えば青色シリアル画像信号DGa-Bとイネーブル信号ENaは、マルチプレクサ131に供給されると共に、クロック信号CKaはPLL回路132に供給される。また、同期信号SYaは青色シリアル画像信号DGa-Bが供給されるマルチプレクサ131に供給される。
ここで、シリアル画像信号の伝送では、VESAで策定されたGTFやMonitor Timing Specificationsに準拠して行われるが、これらの規格ではブランキング期間が確保されている。このため、マルチプレクサ131では、イネーブル信号ENaに基づき例えば有効表示期間は青色シリアル画像信号DGa-Bでブランキング期間は同期信号SYaを時分割で選択して多重信号DMaを生成する。このマルチプレクサ131で生成された多重信号DMaはエンコーダ133に供給される。また、マルチプレクサ131で多重信号を生成するか否かは、制御部19から供給された動作制御信号TMaによって制御する。
PLL回路132では、クロック信号CKaに同期した基準信号CKamを生成してエンコーダ133に供給する。また、供給されたクロック信号CKaをトランスミッタ134やトランスミッタ135に供給する。
エンコーダ133では、マルチプレクサ131から供給された多重信号DMaの直流レベルの平衡化や論理レベルの反転回数の最小化を行い、伝送信号DTを生成してトランスミッタ135に供給する。なお、伝送信号DTの生成は基準信号CKamに基づくタイミングで行う。
トランスミッタ134,135の出力側は伝送路30と接続されていると共に、トランスミッタ134,135には制御部19から送受信制御信号TDが供給される。このトランスミッタ134,135では、供給された送受信制御信号TDに基づいて、エンコーダ133から供給された伝送信号DTおよびPLL回路132から供給されたクロック信号CKaを伝送路30側に出力するか否かの制御を行う。また、伝送信号DTの送出処理はクロック信号CKaに基づくタイミングで行う。
トランスミッタ134の出力側にはレシーバ141の入力側が接続されると共に、トランスミッタ135の出力側にはレシーバ142の入力側が接続される。このレシーバ141,142にも送受信制御信号TDが供給されて、トランスミッタ134,135で伝送信号DTやクロック信号CKaが出力されているときには、レシーバ141,142での受信動作が停止されと共に、トランスミッタ134,135での送信動作が停止されているときには、レシーバ141,142での受信動作が可能となる。また、送受信制御信号TDによって、トランスミッタ134,135とレシーバ141,142の出力をハイインピーダンス状態として送信動作および受信動作を共に停止される。
レシーバ141では伝送路30を介して供給されたクロック信号CKdを受信してPLL回路143に供給する。また、レシーバ142では、伝送路30を介して供給された伝送信号DRを受信してデコーダ144に供給する。
PLL回路143では、レシーバ141から供給されたクロック信号CKdに同期する基準信号CKdmを生成してデコーダ144に供給する。また、供給されたクロック信号CKdを送受信部13から出力する。
デコーダ144では、レシーバ142で受信された伝送信号DRのデコード処理を行う。デコード処理では、直流レベルの平衡化や論理レベルの反転回数の最小化が行われている伝送信号を元の信号に戻す処理を行う。このデコード処理によって得られた多重信号DMdはデマルチプレクサ145に供給される。さらに、デコーダ144では、多重信号DMdの有効表示期間とブランキング期間を判別可能とするイネーブル信号ENdを生成してデマルチプレクサ145に供給すると共に送受信部13から出力する。なお、デコーダ144でのデコード処理やイネーブル信号ENdの生成は、PLL回路143から供給された基準信号CKdmに基づくタイミングで行う。
デマルチプレクサ145では、多重信号DMdをイネーブル信号ENdに基づいて、有効表示期間の信号とブランキング期間の信号を分離して送受信部13から出力する。なお、有効表示期間の信号は、シリアル画像信号DGdとして出力されると共に、このシリアル画像信号DGdが青色シリアル画像信号であるときには、ブランキング期間の信号が同期信号SYdとして出力される。このように送受信部13では、伝送路30を介してシリアル画像信号DGやクロック信号CKを双方向に伝送することができる。
送受信部13から出力されるシリアル画像信号DGd,同期信号SYdおよびクロック信号CKdは、図1に示すように画像受信処理部15に供給される。画像受信処理部15では、供給された三原色のシリアル画像信号DGdやクロック信号CKd、同期信号SYd等に基づいてコンテンツの画像表示等を行う。
制御部19では、伝送路30の低速シリアルバス310を介して信号伝送装置20の制御部29との通信を行い、信号伝送装置20がどのような装置であるかを判別して、判別結果に基づき画像制御信号TGaを生成する。この画像制御信号TGaを画像送信処理部11に供給することにより、画像送信処理部11で生成されるディジタルのシリアル画像信号DGの解像度や色数を信号伝送装置20に合わせて調整する。また、制御部19では動作制御信号TMa,TMbを生成してマルチプレクサ131やデマルチプレクサ145の動作を制御する。さらに、送受信制御信号TDを生成して送受信部13に供給し、高速シリアルバス301〜307の信号伝送方向を設定する。
伝送路30を介して信号伝送装置10と接続される信号伝送装置20では、送受信部13と同様に構成された送受信部23を有しており、この送受信部23を介して伝送路30と接続される。
送受信部23のデコーダから出力された三原色のシリアル画像信号DGbや同期信号SYb等およびPLL回路から出力されたクロック信号CKbは画像受信処理部25に供給される。画像受信処理部25では画像受信処理部15と同様にしてコンテンツの画像表示等を行う。
また、画像送信処理部27では、画像送信処理部11と同様にして三原色のシリアル画像信号DGcや、同期信号SYc、イネーブル信号ENcを生成して送受信部23のエンコーダに供給して伝送信号を生成する。またクロック信号CKcを生成して送受信部23のPLL回路に供給し、伝送路30を介して伝送信号やクロック信号を信号伝送装置10に送信する。
このように、TMDSリンクの信号伝送方向を双方向化したような構成とされた信号伝送装置10と信号伝送装置20を接続すると、プラグアンドプレイ機能によって、低速シリアルバス310を介して信号伝送装置10の制御部19と信号伝送装置20の制御部29との通信が行われる。この通信によって相手側の信号伝送装置の種類や形式等を判別して、画像送信処理部11および画像送信処理部27で生成されるシリアル画像信号DGの解像度や色数を相手側の信号伝送装置に合わせて調整する。また、シリアル画像信号DGに応じたクロック信号CKや同期信号SY等の生成も行われる。
ここで、信号伝送装置10の送受信部13と信号伝送装置20の送受信部23は、上述したように高速シリアルバス301〜307で双方向の通信が可能とされていることから、各高速シリアルバスでの信号伝送方向を制御部19あるいは制御部29からの送受信制御信号TDによって制御することにより、信号伝送装置10から信号伝送装置20にコンテンツの画像信号を供給できると共に、信号伝送装置20から信号伝送装置10にもコンテンツの画像信号を供給することができる。このため、従来のDVI規格のインタフェースのようなコンピュータ装置とモニタ装置間での一方向の伝送だけでなく、記録再生装置のように画像信号の入出力を行うことのできる機器の接続用として伝送路30を適用することができる。
また、上述の実施の形態では、画像信号を伝送する場合について説明したが、TMDSリンクのような6チャネルのデータ伝送用として高速シリアルバス301〜306が用いているときには、伝送する画像信号のデータ量が少ない場合、1リンク(3チャネル)の高速シリアルバスだけを用いて画像信号の伝送を行うことができる。すなわち、図3に示すように、伝送する画像信号のデータ量が165Mピクセル/秒程度までのとき、例えばSXGA(1280ピクセル*1024ピクセル)サイズで垂直周波数が85Hz,GTFブランキングの画像表示を行う場合やUXGA(1600ピクセル*1200ピクセル)サイズで垂直周波数が60Hz,GTFブランキングの画像表示を行う場合には、1リンク(3チャネル)の高速シリアルバスを使用して画像信号の伝送を行うことができる。しかし、UXGA(1600ピクセル*1200ピクセル)サイズで垂直周波数が75Hz,GTFブランキングの画像表示を行う場合には、2リンク(6チャネル)の高速シリアルバスが用いられる。このように、3チャネルの高速シリアルバスを用いて画像信号の伝送が行われている場合には、画像信号に用いられていない残りの高速シリアルバスを用いて画像信号とは異なる信号、例えば音声信号を伝送するものとしても良い。
図4は画像信号と音声信号を信号伝送装置30から信号伝送装置40に供給する場合の構成を示している。なお、図4において、図1と対応する部分については同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
信号伝送装置30は、画像送信処理部11を有すると共に、音声信号を生成する音声送信処理部31を有している。画像送信処理部11ではシリアル画像信号DGaと同期信号SYaおよびイネーブル信号ENaを生成して送受信部13に供給する。また音声送信処理部31では、後述する制御部39から供給された音声出力制御信号TAaに基づき、音声信号DAaを生成して所定のタイミングで出力して送受信部13に供給する。なお、音声送信処理部31での音声信号DAの生成は、シリアル画像信号DGaと同期するように、画像送信処理部11からクロック信号CKaを音声送信処理部31に供給して、このクロック信号CKaに基づくタイミングで行う。
制御部39では、信号伝送装置40の制御部49との通信によって、信号伝送装置30から信号伝送装置40に伝送するコンテンツの画像信号を信号伝送装置40に合わせて調整すると共に、送受信制御信号TDを送受信部13に供給して、4つのデータ伝送用の高速シリアルバスとクロック伝送用の高速シリアルバスでの信号伝送方向を信号伝送装置30から信号伝送装置40の方向に設定する。
送受信部13では、信号伝送装置30から信号伝送装置40の方向に信号伝送方向が設定された3つの高速シリアルバスを用いて上述したように三原色のシリアル画像信号DGaの伝送を行う。また、音声信号DAaのエンコード処理を行って音声のシリアル伝送信号を生成し、このシリアル伝送信号を1つのデータ伝送用の高速シリアルバスを用いて伝送する。
信号伝送装置40では、送受信部13と同様に構成された送受信部23を有しており、この送受信部23を介して伝送路30と接続される。
送受信部23のデコーダから出力されたシリアル画像信号DGbや同期信号SYb等およびPLL回路から出力されたクロック信号CKbが画像受信処理部25に供給されて、画像受信処理部25によってコンテンツの画像が表示される。なお、クロック信号CKbは、音声受信処理部46にも供給される。
送受信部23のデコーダから出力された音声信号DAbは、音声受信処理部46に供給される。音声受信処理部46では、供給された音声信号DAbやクロック信号CKbからアナログ音声信号を生成して、このアナログ音声信号に基づいた音声出力等を行う。
このように、3つのデータ伝送用高速シリアルバスを介してシリアル画像信号を伝送することができると共に、シリアル画像信号の伝送に用いられることなく空いているデータ伝送用の高速シリアルバスを利用して音声信号を伝送することにより伝送路30を有効に活用することができる。
また、上述したようにVESAで策定されたGTF等の規格ではブランキング期間が確保されていることから、このブランキング期間を利用して、音声信号を伝送するものとしても良い。
図5は、ブランキング期間中に音声信号を信号伝送装置50から信号伝送装置60に供給する場合の構成を示している。なお、図5において、図1および図4と対応する部分については同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
信号伝送装置50は、画像送信処理部11と音声送信処理部31を有している。画像送信処理部11ではシリアル画像信号DGaと同期信号SYaおよびイネーブル信号ENaを生成して送受信部13に供給する。また、クロック信号CKaとイネーブル信号ENaは音声送信処理部31にも供給する。この音声送信処理部31では、クロック信号CKaに基づくタイミングで音声信号DAaを生成すると共に、イネーブル信号ENaで示されたブランキング期間中に音声信号DAaを送受信部13に供給する。
ここで、青色のシリアル画像信号DGa-Bを伝送する高速シリアルバスでは、ブランキング期間中に同期信号SYaを伝送することから、音声信号DAaは、送受信部13の赤色のシリアル画像信号DGa-Rあるいは緑色のシリアル画像信号DGa-Gが供給されるマルチプレクサ131に供給する。
マルチプレクサ131では、イネーブル信号ENaに基づきシリアル画像信号DGa-R(-G)あるいは音声信号DAaのいずれかを選択して、図6に示すように有効表示期間ではシリアル画像信号DGa-R(-G)であると共にブランキング期間中は音声信号DAaである多重信号DMaを生成する。このシリアル画像信号DGa-R(-G)と音声信号DAaの多重信号DMaがエンコード処理されてシリアルの伝送信号DTとして伝送される。
信号伝送装置60では、送受信部13と同様に構成された送受信部23を有しており、送受信部23では、デコーダから出力された多重信号DMbをデマルチプレクサに供給してシリアル画像信号DGb-R(-G)と音声信号DAbを分離して出力する。送受信部23から出力されたシリアル画像信号DGbや同期信号SYb等は画像受信処理部25に供給されてコンテンツの画像表示が行われる。また送受信部23から出力された音声信号DAbは、音声受信処理部66に供給されて音声出力が行われる。
このようにブランキング期間を利用して音声信号DAaの伝送を行うものとすれば、3つのデータ伝送用の高速シリアルバスを用いて、シリアル画像信号DGaだけでなく音声信号DAaも伝送することができる。
ところで、上述の実施の形態では、伝送路30を介して2つの信号伝送装置を接続するものとし、この信号伝送装置間で通信を行うものとしたが、伝送路30ではDVI規格のインタフェースと異なり、高速シリアルバスでも双方向に信号の伝送を行うことができることから、この伝送路30を用いて複数の信号伝送装置を接続してネットワークを構成することができる。
図7では、複数の信号伝送装置を用いたネットワーク構成として、セットトップボックス70とモニタ装置80と信号記録再生装置90およびコンピュータ装置100をネットワーク接続する場合を示している。また、各装置では、ネットワーク接続するため、伝送路30を2系統接続できるよう2つのコネクタを有している。
セットトップボックス70の1つのコネクタには、伝送路30-1を介してモニタ装置80のコネクタが接続される。また、モニタ装置80の他方のコネクタには伝送路30-2を介して信号記録再生装置90のコネクタが接続される。さらに、信号記録再生装置90の他方のコネクタには伝送路30-3を介してコンピュータ装置100のコネクタが接続される。このように、伝送路30を介して各装置をデイジーチェーン接続することでネットワークが構成される。
このようにネットワークを構成した場合、例えばセットトップボックス70から出力されたベースバンドの三原色シリアル画像信号に基づいて、モニタ装置80の画面上にコンテンツの画像を表示することができると同時に、このベースバンドのシリアル画像信号を信号記録再生装置90に供給して、コンテンツの画像を記録媒体に記録することができる。さらに、ベースバンドの三原色のシリアル画像信号を信号記録再生装置90からコンピュータ装置100に供給して、コンテンツの画像をコンピュータ装置100で画像処理することも容易に行うことができる。伝送路30は双方向伝送が可能であることから、コンピュータ装置100からベースバンドのシリアル画像信号を信号記録再生装置90に供給してコンピュータ画像を記録媒体に記録したり、信号記録再生装置90を介してモニタ装置80に供給してコンピュータ画像を表示させることもできる。
また、各装置の制御部間での通信によって、1対の装置間で高速シリアルバスを使用して伝送を行うと共に、他の装置と接続される高速シリアルバスを電気的に切り離せば、ネットワーク接続されていてもポイント・ツー・ポイントでの接続と同様に動作させることができる。
例えば、セットトップボックス70で著作権保護がなされたコンテンツの画像信号を受信した場合、セットトップボックス70の制御部とモニタ装置80の制御部との通信によって、セットトップボックス70に接続された装置が画像信号の記録機能を有していないと判別されたときには、高速シリアルバスを介してモニタ装置80に画像信号を伝送する。また、モニタ装置80の制御部と、このモニタ装置80に接続されている信号記録再生装置90の制御部とで通信を行ったときには、モニタ装置80に接続された装置が信号記録機能を有していることを判別できることから、高速シリアルバスを電気的に切り離す、すなわち伝送路30-2に接続されているトランスミッタやレシーバをハイインピーダンス状態とする。この場合には、著作権保護がなされたコンテンツの画像信号が信号記録再生装置90に伝送されることがなく、セットトップボックス70とモニタ装置80でのポイント・ツー・ポイント接続と同様に動作させることができる。
さらに、ネットワーク接続を可能とするためには2つのコネクタを装置に設けることとなるため、図8に示すように、2つのコネクタを有する装置をポイント・ツー・ポイント接続するときには、2つのコネクタを使用して2系統の伝送路を接続するものとしても良い。この場合には、2系統の伝送路を使用してシリアル画像信号の伝送を行うができるので、航空管制システム等のようにモニタ装置に表示する画像のデータ量が多量であってもベースバンドでシリアル画像信号を伝送することができる。
なお、上述の実施の形態では画像信号と共に音声信号を伝送するものとしたが、伝送する信号は画像信号や音声信号に限られるものではなく、各種データ信号等であっても良い。また、高速シリアルバスは、TMDSリンクの信号伝送方向を双方向化したような構成に限られるものではなく、例えばLVDS(Low Voltage Differential Signaling)規格等の伝送路を双方向化した構成であっても良いことは勿論である。
10,20,30,40,50,60・・・信号伝送装置、11,27・・・画像送信処理部、13,23・・・送受信部、15,25・・・画像受信処理部、19,29,39,49・・・制御部、30・・・伝送路、31・・・音声送信処理部、46,66・・・音声受信処理部、70・・・セットトップボックス、80・・・モニタ装置、90・・・信号記録再生装置、100・・・コンピュータ装置、131・・・マルチプレクサ、132,143・・・PLL回路、133・・・エンコーダ、134,135・・・トランスミッタ、141,142・・・レシーバ、144・・・デコーダ、145・・・デマルチプレクサ、301〜307・・・高速シリアルバス、310・・・低速シリアルバス

Claims (6)

  1. 複数の高速シリアルバスと、前記高速シリアルバスよりも伝送速度の遅い低速シリアルバスとを用いて構成された伝送路を介して他の装置との間で映像信号及び音声信号の伝送を行う信号伝送装置において、
    前記複数の高速シリアルバスで前記映像信号及び前記音声信号の伝送を行う第1の通信手段と、
    前記低速シリアルバスで信号の伝送を行う第2の通信手段と、
    前記映像信号、前記映像信号のクロック信号、及び前記映像信号のブランキング期間を識別可能とする識別信号を生成する画像送信処理部と、
    を有し、
    前記第1の通信手段は、前記画像送信処理部により生成される前記映像信号の前記クロック信号に基づくタイミングで生成される前記音声信号を、前記識別信号に基づいて識別される前記映像信号の前記ブランキング期間に多重し、
    前記第2の通信手段は、前記低速シリアルバスを介した通信結果に基づき前記第1の通信手段での信号伝送動作を制御する、
    信号伝送装置。
  2. 前記第1の通信手段と前記第2の通信手段を複数設けるものとし、
    複数の前記伝送路を用いて信号の伝送を可能としたことを特徴とする請求項1記載の信号伝送装置。
  3. 前記第2の通信手段では、通信結果に基づき相手先の信号伝送装置が信号記録機能を有すると判別すると共に伝送するコンテンツが著作権保護によってコピー禁止とされているとき、前記第1の通信手段での通信動作を禁止することを特徴とする請求項1記載の信号伝送装置。
  4. 複数の高速シリアルバスで映像信号及び音声信号の伝送を行う第1の通信手段と、
    前記高速シリアルバスよりも伝送速度の遅い低速シリアルバスで信号の伝送を行う第2の通信手段と、
    前記映像信号、前記映像信号のクロック信号、及び前記映像信号のブランキング期間を識別可能とする識別信号を生成する画像送信処理部と、
    を有する信号伝送装置において、前記複数の高速シリアルバスと前記低速シリアルバスとを用いて構成された伝送路を介して他の装置との間で前記映像信号及び前記音声信号の伝送を行うための信号伝送方法であって、
    前記第2の通信手段により、前記低速シリアルバスを介して前記他の装置から信号を受信するステップと、
    前記第2の通信手段により、前記低速シリアルバスを介した通信結果に基づき前記第1の通信手段での信号伝送動作を制御するステップと、
    前記画像送信処理部により生成された前記映像信号の前記クロック信号に基づくタイミングで生成される音声信号を、前記第1の通信手段において、前記識別信号に基づいて識別される前記映像信号の前記ブランキング期間に多重するステップと、
    を含む、信号伝送方法。
  5. 前記信号伝送装置に前記第1の通信手段と前記第2の通信手段を複数設けるものとして、複数の前記伝送路を用いて信号の伝送を行うことを特徴とする請求項記載の信号伝送方法。
  6. 前記高速シリアルバスを介して伝送する信号が、著作権保護されたコンテンツの信号である場合、前記低速シリアルバスを介した通信結果に基づき相手先の信号伝送装置が信号記録機能を有するときには前記コンテンツの信号の伝送を禁止することを特徴とする請求項記載の信号伝送方法。

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