JP5088340B2 - 無線リソースのスケジューリング方法および無線通信装置 - Google Patents

無線リソースのスケジューリング方法および無線通信装置 Download PDF

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Description

本発明は、無線リソースのスケジューリング方法およびこの無線リソースのスケジューリング方法を適用した無線通信装置に関する。
近年では、移動端末装置から無線基地局への上り方向のデータ伝送を高速化するHSUPA(High Speed Uplink Packet Access)方式の採用が注目されるようになっている(非特許文献1参照)。
HSUPA方式の移動通信システムでは、上り方向の無線チャネルは、E−DPDCH(E-DCH Dedicated Physical Data Channel)、E−DPCCH(E-DCH Dedicated Physical Control Channel)とDPCCH(Dedicated Physical Control Channel)を含んでいる。そして、移動端末装置が上り方向の無線チャネルを利用して伝送可能なデータ量は、下り方向の無線チャネルであるE-AGCCH(E-DCH Absolute Grant Channel)、E-RGCH(E-DCH Relative Grant Channel)を介して通知されるServing Grantに依存する。
Serving Grantは、無線環境の良否を示す指標であり、例えば、基地局装置において各利用者の移動端末装置の送信電力比を測定した結果などに基づいて、基地局装置内で確定され、各利用者への無線リソースの割当制御にも利用される。
E-DCHデータの送信モードにはScheduled transmissionモード、Non-Scheduled transmissionモードの2つがある。
Scheduled transmissionモードは、処理遅延に起因する待ち合わせ時間の許容可能なデータの伝送に適用される。このモードでは、無線通信装置から通知されるServing Grantに沿ったデータ量のみを送信することが可能である。また、データ送信可能なタイミング(プロセス)も割り当てられ、基地局装置側の無線通信装置から通知される。
一方、Non-Scheduled transmissionモードは、処理遅延に起因する待ち合わせ時間を許容し難いデータの伝送に適用される。このモードは、SRB(Signaling Radio Bearer carrying control plane data)やVoIPサービスに代表されるGBR(Guaranteed Bit Rate)等のサービスのためのデータ伝送に適用される。このモードでは、基地局装置側の無線通信装置から通知されるServing Grantによらず、あらかじめ決められたデータサイズ、送信タイミングでの送信を移動端末装置側に許可することが規定されている。
このため、基地局装置側の無線通信装置で各移動端末装置に対応するServing Grantを確定するのに先立って、まず、Non-Scheduled transmissionデータ向けの信号処理リソースが固定的に確保される。その上で、Scheduled transmissionデータ向けに割当可能分として残された信号処理リソースに応じてServing Grantを決定し、これを各利用者に通知している。
図9に、従来の無線リソースのスケジューリング例を示す。
図9(a)に示した例では、移動端末装置MS1〜4からNon-Scheduled transmissionデータを受信する可能性のあるサブフレームについて、Non-Scheduled transmissionデータのための無線リソースがそれぞれ確保されている。なお、図9においては、各移動端末装置MS1〜4について、Non-Scheduled transmissionデータ用に確保されている無線リソースは、それぞれ網掛けの種類を変えて示した。
このように、従来の無線リソースのスケジューリング処理では、予めNon-Scheduled transmissionモード用の無線リソースを優先的に確保することにより、このモードが割り当てられたデータの処理遅延の発生を回避している。
3G TS 25.309(3rd Generation Partnership Project: Technical Specification Group Radio Access Network ; FDD Enhanced Uplink: Overall description: Stage2)
ところで、Non-Scheduled transmissionモードが割り当てられるサービスのデータは、遅滞なく処理することが要求されるものの、利用者の移動端末装置側から高い頻度で送られてくるものではない。したがって、Non-Scheduled transmissionモードのデータの処理用に確保された無線リソースが、実際には受信データがなかったために利用されない場合も多い。
例えば、全ての移動端末装置からScheduled transmissionモードのデータのみが到来した場合は、図9(b)に示すように、各サブフレームで網掛けを付して示した分の無線リソースが利用されないことになる。このような場合には、Scheduled transmissionデータ向けに割り当てられる無線リソースは無用に抑制されていたことになり、セルスループットを低下させてしまう可能性がある。
つまり、Non-Scheduled transmissionモードのデータの処理用に無線リソースを予め確保しておく従来のスケジューリング方法は、リソースの有効利用の観点からは必ずしも効率的ではない。
本件は、無線リソースの有効利用が可能な無線リソースのスケジューリング方法を提供することを目的とする。また、本件は、無線リソースの有効利用が可能な無線通信装置を提供することを目的とする。
上述した目的は、以下に開示する無線リソースのスケジューリング方法によって達成することができる。
一つの観点による無線リソースのスケジューリング方法は、複数の携帯端末装置からの受信データを処理するための無線リソースを、待ち合わせ処理を許容する受信データの処理用に全ての無線リソースを仮割当てし、待ち合わせ処理を許容しない受信データを受け取ったときに、仮割当てされた無線リソースの少なくとも一部を、待ち合わせ処理を許容しない受信データの処理への割当に振り替える。
また、上述した目的は、以下に開示する無線通信装置によって達成することができる。
一つの観点による無線通信装置は、複数の携帯端末装置からの受信データを処理するための無線リソースを、待ち合わせ処理を許容する受信データの処理用に全ての無線リソースを仮割当てする仮割当手段と、待ち合わせ処理を許容しない受信データを受け取ったときに、仮割当てされた無線リソースの少なくとも一部を、待ち合わせ処理を許容しない受信データの処理への割当に振り替える振替手段とを備える。
上記の無線リソースのスケジューリング方法および無線通信装置によれば、無線リソースの有効利用が可能である。
基地局装置の一実施形態を示す図である。 リソース配分管理部の一実施形態を示す図である。 個別管理情報テーブルの例を示す図である。 振替元候補テーブル、振替管理テーブルの例を示す図である。 無線リソースの振替処理を説明する図である。 振替元候補抽出動作を表す流れ図である。 無線リソース振替動作を表す流れ図である。 振替元ユーザを決定する動作を表す流れ図である。 従来の無線リソースのスケジューリングを説明する図である。
以下、図面に基づいて、本発明の無線リソースのスケジューリング方法を用いて無線通信装置の一例である基地局装置の実施形態について詳細に説明する。
図1に、基地局装置の一実施形態を示す。
図1に示した基地局装置において、移動端末装置(MS)からの上り信号は、無線受信部211によって受信された後、逆拡散部212を介してデコード部213に渡される。そして、このデコード部213によって復号された受信データは、データバッファ216を介して基地局制御装置(RNC)などの上位装置に送られる。また、データバッファ216に保持されたデータに基づいて、再送制御部219による再送制御が行われる。
また、図1に示した電力算出部214は、逆拡散部212で得られる情報とデコード部213で得られる情報に基づいて、E−DPDCHとE−DPCCHの電力値を算出する。そして、この電力値等に基づいて、Serving Grant(SG)管理部215により、Serving Grantが求められる。
図1に示したSG管理部215は、上述した仮割当手段に対応する。SG管理部215は、セル内に在圏している各ユーザの移動端末装置からnon-scheduled transmissionモードのデータを受信する可能性の有無にかかわらず、電力算出部214で求められた電力値等に応じてServing Grantを決定する。つまり、SG管理部215は、全ての無線リソースをscheduled transmissionモードのデータの受信に利用できるものとして、各ユーザへの無線リソースの配分を仮に決定し、この配分に対応するServing Grantを決定する。なお、non-scheduled transmissionモードのデータは、待ち合わせ処理のための遅延時間を許容しない種類の受信データの一例である。また、scheduled transmissionモードのデータは、待ち合わせ処理を許容する種類の受信データの一例である。
上述したSG管理部215によって決定されたServing Grantは、コード化部223によるコード化処理に供される。そして、コード化されたServing Grantは、拡散部222を介して無線送信部221に渡され、下り制御チャネルを介して移動端末装置に送信される。
以下、上述したようにしてServing Grantを決定することで、各ユーザに仮に割り当てられた無線リソースを、移動端末装置からの受信データに応じて再配分する方法について説明する。
図1に示したリソース配分管理部217と管理情報保持部218とは、上述した振替手段に対応する。
リソース配分管理部217は、SG管理部215から無線リソースのスケジューリングに必要な予定配分情報の通知を受け、管理情報保持部218に保持する。また、リソース配分管理部217は、デコード部213からE−DPCCHを介して各移動端末装置から通知された制御情報を受け取り、この制御情報に基づいて、後述するようにして、無線リソースの振替を行う。
図2に、リソース配分管理部の一実施形態を示す。
図2に示したリソース配分管理部217は、配分情報登録部234、候補抽出部235、振替処理部236および割当制御部237を備えている。
配分情報登録部234は、SG管理部215から予定配分情報の通知を受け、これに基づいて、各ユーザに対応して、non-scheduled transmissionモードのデータの受信予定や仮割当されたリソース量を個別管理情報テーブル231に登録する。
図3に、個別管理情報テーブルの例を示す。図3に示した例では、各ユーザのユーザIDに対応して、各サブフレームに予定されるnon-scheduled transmissionモードのデータに対応する無線リソース量や、scheduled transmissionモードのデータ用に仮割当された無線リソース量が登録されている。
この個別管理情報テーブル231に保持された情報に基づいて、候補抽出部235は、無線リソースの振替を行う際に、無線リソースの少なくとも一部を提供して振替元となることができる振替元候補を抽出し、振替元候補テーブル232に登録する。図4(a)に、振替元候補テーブルの例を示す。
そして、振替処理部236は、デコード部213から通知される制御情報と個別管理情報テーブル231に保持された情報とに基づいて、無線リソースの振替の必要性を判定する。また、振替処理部236は、振替による無線リソースの追加が必要とされたユーザについて、振替元候補テーブル232に基づいて振替元となるユーザを決定し、この振替に関する情報を振替管理テーブル233に登録する。図4(b)に、振替管理テーブルの例を示す。
また、割当制御部237は、振替処理部236による判定結果と振替管理テーブル233とに基づいて、デコード部213および逆拡散部212において各ユーザからの受信データの処理に用いる無線リソースの割当を制御する。
次に、移動端末装置MS#1,MS#2,MS#3,MS#4のscheduled データ用に無線リソースを仮に割り当てた場合を例として、無線リソースの振替動作を説明する。
図5(a)に、上述した各移動端末装置への無線リソースの仮割当例を示す。また、図6に、振替元候補抽出動作を表す流れ図を示す。
図5(a)に示した例では、移動端末装置MS#1、MS#2に対して、全てのサブフレームについて無線リソースの30%に相当するscheduled データの送信を許容する旨のServing Grantが通知されている。これにより、Serving Grantの通知の段階において、移動端末装置MS#1、MS#2のscheduled データ用に、全てのサブフレームについて無線リソースの30%が暫定的に割り当てられる。同様に、移動端末装置MS#3のscheduled データ用には、第0サブフレームを除く、第1サブフレームから第7サブフレームの範囲で無線リソースの30%が暫定的に割り当てられる。一方、移動端末装置MS#4のscheduled データ用には、第0サブフレームと、第2サブフレームから第7サブフレームの範囲で無線リソースの10%が暫定的に割り当てられる。
図2に示した配分情報登録部234は、このような暫定的な割当を示す情報を含む予定配分情報をSG管理部215から受け取り、受け取った予定配分情報を各ユーザのユーザIDに対応して個別管理情報テーブル231に登録する(図6のステップ301参照)。
配分情報登録部234が受け取る予定配分情報には、各ユーザからのnon-scheduled transmissionモードのデータを受信する可能性があるサブフレームおよびそのデータ量を示す情報が含まれている。そして、この情報に基づいて、個別管理情報テーブル231へのnon-scheduled transmissionモードのデータの予定量が登録される。
例えば、図3に示した例では、移動端末装置MS#1に対応して、全無線リソースの10%に相当する量のnon-scheduled transmissionモードのデータについて、サブフレーム#0から#7までの範囲に亘って受信の受付が要求されることが示されている。また、移動端末装置MS#2に対応するnon-scheduled transmissionモードのデータについての予定量を示す情報では、サブフレーム#0、#4において全無線リソースの40%に相当する量の受信データの受付が要求されることが示される。同様に、移動端末装置MS#3に対応するnon-scheduled transmissionモードのデータについての予定量を示す情報では、サブフレーム#0、#3、#5、#7において全無線リソースの20%に相当する量の受信データの受付が要求されることが示される。また、移動端末装置MS#4に対応するnon-scheduled transmissionモードのデータについての予定量を示す情報では、サブフレーム#1において全無線リソースの30%に相当する量の受信データの受付が要求されることが示される。
このようにして、予定配分情報に基づく個別管理情報テーブル231への情報の登録が完了した後に、候補抽出部235が処理を引き継ぐ。
候補抽出部235は、個別管理情報テーブル231に登録された順に注目し、注目しているユーザに対応して登録されたnon-scheduled transmissionモードの予定されるデータ量とscheduled transmissionモードのデータ量とを比較する(ステップ302)。そして、候補抽出部235は、この比較結果に基づいて、そのサブフレームにおいて、注目しているユーザが他のユーザにリソースを提供する振替元候補になることができるか否かを判定する(ステップ303)。
例えば、図3に示した例では、移動端末装置MS#1に対応する登録情報により、サブフレーム#0においてnon-scheduled transmissionモードに予定されるデータ量よりもscheduled transmissionモードに予定されるデータ量の方が大きいことが示されている。
この場合に、候補抽出部235は、注目しているユーザ(MS#1)は、サブフレーム#0において振替元になれると判断する(ステップ303の肯定判定)。そして、候補抽出部235は、図4(a)に示すように、サブフレーム#0に対応する振替元候補テーブル232にこのユーザのIDであるMS#1を登録する(ステップ305)。
このとき、候補抽出部235は、図4(a)に示したように、振替元候補テーブル232への登録の際に、例えばユーザに割り当てられたプライオリティクラスごとに分類して登録することができる。これにより、後述するように、ユーザに割り当てられたプライオリティクラスを考慮して振替処理を行うことができる。
一方、non-scheduled transmissionモードのデータ量がscheduled transmissionモードのデータ量よりも大きい場合や両者が等しい場合に、候補抽出部235は、注目中のユーザはそのサブフレームに振替元になれないと判断する(ステップ303の否定判定)。この場合に、候補抽出部235は、non-scheduled transmissionモードの受信データが到来したときに必要となる追加分を求めて、個別管理情報テーブル231に登録する(ステップ304)。このとき、候補抽出部235は、そのサブフレームにおいて予定されているnon-scheduled transmissionモード用のリソース量とscheduled transmissionモード用のリソース量との差分を求め、これを追加分として登録することができる。
例えば、図3に示した例では、移動端末装置MS#2に対応する登録情報により、サブフレーム#0において、non-scheduled transmissionモードに予定されるデータ量の方がscheduled transmissionモードに予定されるデータ量よりも大きいことが示されている。この場合に、候補抽出部235により、両者に対応するリソース量の差分が、移動端末装置MS#2のサブフレーム#0に対応する登録情報として登録される。
候補抽出部235は、上述したステップ302からステップ305の処理を各サブフレームについて繰り返す。そして、全てのサブフレームについての処理が完了したときに(ステップ306の肯定判定)、ステップ307に進んで、全てのユーザについての処理が完了したか否かを判定する。
未処理のユーザがある場合に(ステップ307の否定判定)、候補抽出部235は、ステップ302に戻って、次のユーザについての登録情報に基づいてステップ302からステップ305の処理を繰り返す。このようにして、全てのユーザについての処理が完了したときに(ステップ307の肯定判定)、候補抽出部235は処理を終了する。
図6に示した振替元候補を抽出する処理は、制御情報チャネルE−DPCCHを介して実際の受信データ量に関する情報が通知されるのに先立って、Serving Grant管理部215の処理によってServing Grantが確定されたときに実行することができる。
次に、実際の受信データ量に関する情報の通知に応じて無線リソースの振替を行う方法について説明する。
図7に、無線リソース振替動作を表す流れ図を示す。
振替処理部236は、デコード部213から通知される各サブフレームにおける受信データ量を示す情報に基づいて、個別管理情報テーブル231に各ユーザの受信データの処理に必要なリソースの所要量を登録する(ステップ311)。
例えば、図3に示した例では、サブフレーム#0について、移動端末装置MS#1,MS#2,MS#4からそれぞれの割当リソースに相当する量のscheduled transmissionモードの受信データが到来する旨の通知情報に基づいて、各所要量が登録されている。また、移動端末装置MS#3からnon-scheduled transmissionモードの受信データが到来する旨の通知情報に応じて、移動端末装置MS#3に対応して、上述したnon-scheduled transmissionモードの受信データの処理に必要なリソースの所要量が登録される。
次いで、振替処理部236は、各ユーザに対応して登録されたリソース所要量の総和をサブフレームごとに算出し(ステップ312)、このリソース所要量の総和が用意されたリソースの全体量を超過するか否かに基づいて、リソースの再配分の必要性を判断する(ステップ313)。
図5(b)に、各サブフレームについて、各ユーザからの受信データの処理に要する無線リソースの所要量を積み上げた結果を示す。なお、図5において、各ユーザのscheduled transmissionモードの受信データ用の無線リソースをそれぞれ網掛けの種類を変えて示す。また、サブフレーム#0、#1に移動端末装置MS#3,MS#4から到来するnon-scheduled transmissionモードの受信データに対応する無線リソースについても、網掛けの種類を変えて示している。
例えば、図5(b)から分かるように、サブフレーム#0について算出される各ユーザのリソース所要量の総和は、移動端末装置MS#3からのnon-scheduled transmissionモードの受信データ用のリソースを含めて、無線リソースの全体量の90%となる。このように、リソース所要量の総和が無線リソースの全体量よりも少ない場合に(ステップ313の否定判定)、振替処理部236は、無線リソースの再配分は不要と判断する。この場合に、割当制御部237により、デコード部213および逆拡散部212において、各ユーザについて到来が予定される受信データに対応する所要量の無線リソースが割り当てられ(ステップ314)、そのサブフレームについての処理を終了する。
一方、図5(b)に示した例のサブフレーム#1のように、リソース所要量の総和が無線リソースの全体量を超過してしまっている場合に(ステップ313の肯定判定)、振替処理部236は、無線リソースの再配分が必要と判断する。
この場合に、振替処理部236は、まず、個別管理情報テーブル231を参照し、そのサブフレームにおいて各ユーザに割り当てられたscheduled リソース量を得る。そして、このscheduled リソース量から上述した通知で受信することが示されたnon-scheduled データに対応するリソース量を差し引いて、各ユーザの振替許容量を算出する(ステップ315)。このとき、振替処理部236は、算出した振替許容量を個別管理情報テーブル231に登録しておく。
例えば、サブフレーム#1において、移動端末装置MS#4からのみnon-scheduled データを受信する旨が通知された場合を考える。この場合には、図3に示すように、他の移動端末装置MS#1,MS#2,MS#3に対応してそれぞれのscheduled リソース量が振替許容量として登録される。
また、振替処理部236は、上述したステップ315で振替許容量を算出する際に、暫定的に割り当てられた無線リソース量よりも所要リソース量の方が多いとされたユーザについて、他のユーザからの振替が必要と判断する(ステップ316の肯定判定)。この場合に、振替処理部236は、該当するユーザを振替対象として検出するとともに、振替によって追加すべき無線リソース量を求める。そして、このユーザを示すユーザIDと振替必要量とを振替管理テーブル233に登録する(ステップ317)。上述した例では、サブフレーム#1において、移動端末装置MS#4が振替対象として振替管理テーブル233に登録され、振替必要量としてnon-scheduled の受信データに対応するリソース量が登録される(図3、図5(b)参照)。一方、ステップ316の否定判定の場合は、このステップ317はスキップされる。
上述したステップ315からステップ317の処理を各ユーザについて繰り返し、全てのユーザについての処理が完了したときに(ステップ318の肯定判定)、振替処理部236は、振替管理テーブルに登録された振替対象ごとに振替元を決定する(ステップ319)。
図8に、振替元ユーザを決定する動作を表す流れ図を示す。
まず、振替処理部236は、例えば振替元候補テーブル232の注目しているサブフレームに対応する登録情報を参照して、優先順位の低いプライオリティクラスから順に振替元候補として登録されたユーザIDを読み込む(ステップ331)。そして、振替管理テーブル233の振替対象に対応する振替元候補リストに、読み込んだユーザIDを登録する(ステップ332)。例えば、サブフレーム#1の移動端末装置MS#4についての処理では、まず、振替元候補テーブル232にプライオリティクラス0に対応して登録されたユーザID(MS#3)が読み込まれ、振替元リストの対応する欄(符号PC0で示した)に登録される。
次いで、振替処理部236は、ステップ332で振替元候補リストに登録したユーザIDを振替元候補テーブル232から削除する(ステップ333)。また、このとき、振替処理部236は、個別管理情報テーブル231を参照し、ステップ332で振替管理テーブル233に登録されたユーザに対応する振替許容リソース量を加えて振替対象リソース量を算出する(ステップ334)。
上述した例では、振替元リストに登録されたユーザMS#3に暫定的に割り当てられた無線リソース量がそのまま振替対象リソース量となる。このように、ステップ334で算出された振替対象リソース量が振替必要量に到達した場合に(ステップ335の肯定判定)、振替処理部236は、リソースの振替元と振替先との関係を確定して処理を終了する。
一方、ステップ335の否定判定の場合は、ステップ331に戻って、次に優先順位の低いプライオリティクラスに登録された振替元候補を読み込み、ステップ332以下の処理を繰り返す。
振替処理部236は、注目しているサブフレームについて振替管理テーブル233に登録された振替対象について、上述したステップ331からステップ335の処理を繰り返して、振替元を決定する。そして、全ての振替対象について振替元を決定する処理が完了したときに(ステップ320の肯定判定)、割当制御部237により、振替管理テーブル233に登録されたリソースの振替を反映した無線リソースの割当が行われる(ステップ321)。例えば、図4(b)に示したように、サブフレーム#1における振替管理情報に基づいて、割当制御部237は、ユーザMS#3に割り当てられていた無線リソースを振り替えて、ユーザMS#4に割り当てることができる。
上述したステップ313からステップ321の処理を実行することにより、non-scheduled の受信データが到来したサブフレームについて選択的に無線リソースを再配分することができ、無線リソースの割当処理が終了される。
図5(c)に、上述した無線リソースの振替によって、各ユーザに再配分された状態を示す。図5(c)から分かるように、上述した再配分によって、図5(b)に示したような無線リソースの所要量の総和が無線リソースの全体量を超過している状態は解消されている。
このように、全ての無線リソースを暫定的にscheduled データの処理用に割り当てておき、non-scheduled データの到来に応じて振替処理を行うことにより、scheduled データ用の無線リソースを無用に抑制する必要性をなくすことができる。これにより、図5(c)に示したように、全てのサブフレームにおいて無線リソースの割当をほぼ100%に近づけることが可能となる。このように、図1に示した無線基地局では、上述したようにして、無線リソースのスケジューリングを行うことにより、無線リソースの利用効率を大幅に向上することができる。また、これにより、non-scheduled データについての規定の遵守を図りながら、セルスループットを維持することが可能となる。
なお、図5に示した例では、移動端末装置に滞留している送信データ量に応じて、同一移動端末装置について各サブフレームで受信しているScheduled transmissionデータが異なっている場合を想定している。
210 基地局装置
211 無線受信部
212 逆拡散部
213 デコード部
214 電力算出部
215 Serving Grant(SG)管理部
216 データバッファ
217 リソース配分管理部
218 管理情報保持部
219 再送制御部
221 無線送信部
222 拡散部
223 コード化部
231 個別管理情報テーブル
232 振替元候補テーブル
233 振替管理テーブル
234 配分情報登録部
235 候補抽出部
236 振替処理部
237 割当制御部

Claims (5)

  1. 複数の携帯端末装置からの受信データを処理するための無線リソースを、待ち合わせ処理を許容する受信データの処理用に全ての無線リソースを仮割当てし、
    待ち合わせ処理を許容しない受信データを受け取ったときに、前記仮割当てされた無線リソースの少なくとも一部を、前記待ち合わせ処理を許容しない受信データの処理への割当に振り替える
    ことを特徴とする無線リソースのスケジューリング方法。
  2. 請求項1に記載の無線リソースのスケジューリング方法において、
    前記無線リソースを仮割当てする際に、
    前記各携帯端末装置について、前記待ち合わせ処理を許容しない受信データの予想される量と前記仮割当てされた無線リソースの量とに基づいて、前記待ち合わせ処理を許容しない受信データが到来した場合に無線リソースを振り替えることが可能な振替元の候補を抽出する
    ことを特徴とする無線リソースのスケジューリング方法。
  3. 複数の携帯端末装置からの受信データを処理するための無線リソースを、待ち合わせ処理を許容する受信データの処理用に全ての無線リソースを仮割当てする仮割当手段と、
    待ち合わせ処理を許容しない受信データを受け取ったときに、前記仮割当てされた無線リソースの少なくとも一部を、前記待ち合わせ処理を許容しない受信データの処理への割当に振り替える振替手段と
    を備えたことを特徴とする無線通信装置。
  4. 請求項3に記載の無線通信装置において、
    前記各携帯端末装置について、前記待ち合わせ処理を許容しない受信データの予想される量と前記各携帯端末装置に仮割当てされた無線リソースの量とに基づいて、前記待ち合わせ処理を許容しない受信データが到来した場合に無線リソースを振り替えることが可能な振替元の候補を抽出する候補抽出部と、
    前記抽出された振替元の候補を振替先となる前記携帯端末装置に対応して登録した振替管理テーブルとを備える
    ことを特徴とする無線通信装置。
  5. 請求項3に記載の無線通信装置において、
    前記仮割当手段は、前記仮割当てされた無線リソースに対応する送信許容データ量を示す指標を前記各携帯端末装置に通知する
    ことを特徴とする無線通信装置。
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