JP5087168B1 - メトロノーム - Google Patents

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Abstract

【課題】振り子棒の揺動を自然な状態で認識しやすいメトロノームを提供する。
【解決手段】メトロノームは、振り子棒1を備える。振り子棒1は、重力の作用方向とは逆方向に位置する上端11に揺動支点2を有しており、揺動支点2より下方の領域において、前記揺動支点2を中心として左右に往復運動する構造を有する。振り子棒1は、重力の作用方向と平行な正面を有する支持基台4に、揺動支点2によって支持されている。振り子棒1を所望の周期で往復運動をさせる駆動源として、遊錘13が取り付けられており、遊錘13は、振り子棒1を上下に移動可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、振り子棒の揺動支点が振り子棒の上端に位置するメトロノームに関する。
メトロノームは、周知のように、振り子棒を所望の振動数で左右に往復(揺動)させることにより音楽のテンポを作り出すものである。
メトロノームには、機械式のものと電子式のものが知られている。機械式のメトロノームは振り子棒全体が剛体である実体振り子であり、振り子棒の揺動に合わせて、特定のテンポ音を発生する。振り子棒には、固定錘、揺動軸、上下に移動可能な重り(以下、「遊錘」という)が設けてあり、この遊錘を所望の位置に移動させることにより、振り子棒の慣性モーメントを変化させ、振り子棒を所望の振動数で揺動させることができる。そして、振り子棒は左右に振れながら、カチカチといったテンポ音を生じさせ、視覚と聴覚を通じて、人に音楽のテンポを認識させる。このような従来のメトロノームの振り子棒は、特許文献1で示されるように、揺動軸から上方に向かって伸びているため、振り子棒の先端が揺動範囲の一端から円弧を描くように上昇し、円弧の頂点を通過した後、他端に向かって下降する。他端に達したら、これまで通過してきた軌道を辿って一端に戻るという往復運動を繰り返す。
一方、電子式のメトロノームには、駆動部にモーターを利用したもの(特許文献2)、振り子棒に代わって発光素子又は液晶ディスプレイを利用したもの(特許文献3)、制御信号により振り子棒の運動を制御するもの(特許文献4)等が見られる。
ところで、メトロノームは、音楽のテンポを人間が認識するためのきっかけを作り出すものであるから、その動きは人間が自然の運動経験により認識できるように設計されるのが望ましい。
しかし、上述した従来のメトロノームの振り子棒の動きは、音楽指導の立場からみると、テンポを合わせにくいということが、経験的に感得される。これは、人間がこのような振り子棒の動きを地球の重力に反して、エネルギーが増加し、振り子棒が独自に円弧運動をしているかのように捉えるため、振り子棒の動きと人間の認識にズレが生じ、振り子棒の動きに合わせて、正確な音楽のテンポをとることが難しくなるからではないか、と推測される。
また、従来のメトロノームでは、振り子棒が往復運動の頂点を通過する際にテンポ音を発生させるが、人間は、自然の運動経験に基づき、振り子棒が下降している時にテンポを合わせやすいため、テンポ音の発生ポイントと、人間がテンポを合わせやすいポイントとにずれが生じていることも、テンポを合わせにくい一因と推測される。
特開2002−296370 特開平05−297156 特開2005−257618 特開2007−232513
本発明の課題は、振り子棒の揺動を自然な状態で認識しやすいメトロノームを提供することである。
上述した解題を解決するため、本発明に係るメトロノームは、振り子棒を含んでいる。前記振り子棒は、重力の作用方向とは逆方向に位置する上端に揺動支点を有しており、前記揺動支点より下方の領域において、前記揺動支点を中心として左右に往復運動する。
このような振り子棒の動きは、その下端が揺動範囲の一端から円弧を描くように下降し、円弧の底点を通過した後、一端と同じ高さの他端まで円弧を描くように上昇し、他端に到達した後、これまでに描いてきた軌道を逆に辿って一端に戻るという往復運動を繰り返す動きとなる。
これは、自然界におけるエネルギー保存則に従った動きであり、人間は、このような振り子棒の動きを地球の重力に従って運動しているものと認識することができるので、振り子棒の動きを予想しやすい。すなわち、振り子棒の揺動を自然な状態で視認することができる。
このため、人間は、従来の振り子棒の揺動に対する認識とは異なり、人間の自然の運動経験に基づき、振り子棒の揺動を認識し、振り子棒の動きに合わせた正確な音楽のテンポをとることが可能となる。
具体的態様では、メトロノームは、音響機構を含み、前記音響機構は、前記振り子棒が重力の作用方向と平行になる位置を通過する度、テンポ音を発生する。振り子棒と重力の作用方向が平行になる位置とは、先に述べた往復運動における円弧の底点を振り子棒の下端が通過することを意味する。
振り子棒と重力の作用方向が平行な位置になる位置は、振り子棒が揺動範囲の左側又は右側に向かって上昇を開始する位置であると同時に、既に上昇し終えて下降してくる位置でもあり、人間は、振り子棒が必ずこの位置を通過することを自然の経験に基づいて容易に予想できるので、この位置を音楽のテンポを掴む基準位置として採用することができる。
そして、この位置でテンポ音を発生することにより、視覚に加えて、聴覚でも音楽のテンポを認識することができるので、振り子棒の動きに基づき、音楽のテンポをとる者とテンポ音のみによって音楽のテンポをとらえる者との音楽のテンポに対する認識が共通し、共同して音楽のテンポをとることができる。
更に、この位置でテンポ音を発生することは、視覚と聴覚の両方で音楽のテンポを認識する者にとって、テンポ音の発生ポイントとテンポを合わせやすいポイントが一致するので、正確に音楽のテンポをとることが可能となる。
以上述べたように、本発明によれば、振り子棒の揺動を自然な状態で認識しやすいメトロノームを提供することができる。
本発明の構成及び利点については、添付図面を参照し、更に詳しく説明する。添付図面は、単に、例示に過ぎない。
本発明のメトロノームの構造を示す図である。
図1を参照すると、本発明のメトロノームは、振り子棒1を備えている。振り子棒1は、重力の作用方向とは逆方向に位置する上端11に揺動支点2を有しており、揺動支点2より下方の領域において、前記揺動支点2を中心として、左右に往復運動する。図示された形態に係るメトロノームでは、振り子棒1は、重力の作用方向と平行な正面を有する支持基台4に、揺動支点2によって支持されている。振り子棒1を所望の周期で往復運動をさせる駆動源として、遊錘13が取り付けられており、遊錘13は、振り子棒2を上下に移動可能である。また、図示されていないが、支持基台4の内部には、周知の駆動源が備えられている。駆動源は固定錘を有し、固定錘は振り子棒2に取り付けられている。
上述したとおり、振り子棒1は、重力の作用方向と逆方向に位置する上端11に揺動支点2を有しており、揺動支点2より下方の領域において、揺動支点2を中心として左右に往復運動する。その往復運動は、振り子棒1が支持基台4の正面41において、揺動支点2より下方の揺動範囲51−52で行われる。
揺動支点2は、振り子棒1の上端11に位置するため、揺動範囲51−52は、揺動支点2よりも下方において、位置PОで左右対称となるように、揺動支点2を中心として、振り子棒1の長さを半径とした中心角θの扇型となる。ここで、位置PОは、振り子棒が重力方向と平行となる位置を表す。振り子棒1は、揺動範囲の左側51から、その下端12が揺動範囲51−52の円弧に沿って下降し、位置PОを通過した後、揺動範囲の右側52に向かって上昇するように揺動する。
振り子棒1は、揺動範囲の右側52に達するところで上昇が止まり、その後、位置PОに向かって上昇してきた軌道を下降し、位置PОを通過すると、下端12が円弧に沿って、揺動範囲の左側51に到達するという往復運動を繰り返す。
人間はこのような振り子棒1の動きを地球の重力に従って運動しているものと認識することができるので、振り子棒の動きを予想しやすくなる。
図1のメトロノームはさらに、音響機構3を含み、前記振り子棒1が重力の作用方向と平行になる位置を通過する度、テンポ音を発生する。すなわち、振り子棒1が、位置PОを通過する都度、テンポ音が発生する。
音響機構3は、振り子棒1の振動数に応じたテンポ音を発生させるものであれば、従来の機械式メトロノームのようにゼンマイを利用するものでもよいし、電子式のものを採用してもよい。
位置PОは、振り子棒1が揺動範囲51−52で上昇を開始する点であると同時に、既に上昇し終えた振り子棒1が下降してくる位置でもあるので、人間は、振り子棒1が必ずこの位置を通過することを自然の経験に基づいて容易に予想できる。そのため、この位置でテンポ音を発生すると、視覚に加えて聴覚でも振り子棒1の動きを認識することが可能となる。
図1のメトロノームは、駆動源としての遊錘13、振り子棒1及び図示はされていないが、固定錘が剛体からなる機械式メトロノームである。振り子棒1には、遊錘13が取り付けられており、遊錘13を上下に移動させることにより、振り子棒1の慣性モーメントが変化し、振り子棒1を所望の振動数で揺動させることができる。
このような機械式メトロノーム以外にも、駆動源が電子式である電子式メトロノームを採用してもよい。例えば、駆動源として、所望の振動数へ調整可能な電子式モーターを採用し、振り子棒1を、揺動支点2を中心として揺動させてもよい。この場合、遊錘及13及び固定錘を不要とすることもできる。
また、振り子棒1及び揺動支点2は、発光素子や液晶ディスプレイを利用したデジタル式で表示してもよい。この場合、振り子棒1の動きを認識できるものであれば、必ずしも棒状にその揺動を表示する必要はなく、例えば、表示部分として、揺動範囲51−52に相当する部分に複数の発光素子を設けて、その発光素子が振り子棒1の動きに対応する形式で、順に点滅する機構を採用できる。
以上、好ましい実施例を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば、種々の変形態様を採り得ることは自明である。
1 振り子棒
11 上端
12 下端
2 揺動支点
3 音響機構
51−52 揺動範囲

Claims (2)

  1. 振り子棒を含むメトロノームであって、
    前記振り子棒は、重力の作用方向とは逆方向に位置する上端に揺動支点を有しており、前記揺動支点より下方の領域において、前記揺動支点を中心として左右に往復運動し、
    さらに、前記メトロノームは音響機構を含んでおり、
    前記音響機構は、前記振り子棒が重力の作用方向と平行になる位置を通過する度、前記位置で、テンポ音を発生し、
    前記振り子棒の前記往復運動は、重力に従った動きである、
    メトロノーム。
  2. 請求項1に記載されたメトロノームであって、
    前記振り子棒は、前記位置から前記往復運動の左右両端に向かって上昇するときに減速運動をし、前記左右両端から前記位置に向かって下降するときに加速運動をする、
    メトロノーム。
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