JP5086266B2

JP5086266B2 - 重複構成要素を具備したホットメルト接着剤ホース組立体

Info

Publication number: JP5086266B2
Application number: JP2008536590A
Authority: JP
Inventors: ディー．バーゲット，ダニエル; ジェイ．ドンリー，ポール; マクリーン，マリー
Original assignee: イリノイトゥールワークスインコーポレイティド
Priority date: 2005-10-17
Filing date: 2006-09-26
Publication date: 2012-11-28
Anticipated expiration: 2026-09-26
Also published as: JP2009513897A; CN101310230A; EP1938161A2; AU2006302995A1; CA2625461A1; US20060289561A1; WO2007047042A3; BRPI0617427A2; CN101310230B; AU2006302995B2; EP1938161B1; US20070241090A1; KR20080046739A; WO2007047042A2; US7732735B2

Description

本発明は、一般に、ホットメルト接着剤供給システムに関するものであり、より詳細には、例えば、重複ホットメルト接着剤ヒーター回路、重複ホットメルト接着剤温度センサ、および、適切な切換機構などの本質的にその内部に内蔵された重複構成要素を効果的に具備した新規で改良されたホットメルト接着剤ホース組立体に関するものであり、この結果、このヒーター回路、温度センサ、および、切換機構を含むホットメルト接着剤ホース組立体は、任意の接着剤供給装置(Adhesive Supply Unit:ASU)およびその温度コントローラとの関連において利用可能である独立型の、自己完結型の、または内蔵型の作動構成要素を効果的に構成している。この結果、複数のホットメルト接着剤ヒーター回路の１つ、或いは、複数のホットメルト接着剤温度センサの１つで障害が発生した場合に、その障害が発生したホットメルト接着剤ヒーター回路またはホットメルト接着剤温度センサを電気回路内におけるその動作可能なまたは機能可能な配設状態から効果的に切断すると共に、これと実質的に同時に、バックアップまたは重複ホットメルト接着剤ヒーター回路またはバックアップまたは重複ホットメルト接着剤温度センサを制御回路に投入するために、切換機構を適切に作動させることが可能であり、この結果、ホットメルト接着剤ホース組立体は、即座に交換する必要がなく、例えば、通常の定期の保守手順に従って後から交換可能であり、修理のためにホットメルト接着剤供給生産ラインをシャットダウンする必要がなく、この結果、障害が発生したホットメルト接着剤ホース組立体を交換するための多大なダウンタイムを効果的に回避可能であり、かつ、ホットメルト接着剤供給生産ラインは、生産ダウンタイムを伴うことなく動作を継続可能である。

（関連特許出願に対する相互参照）
本特許出願は、ダニエルディー．ボーゲット(Daniel D. Bourget)等により２００５年５月６日に出願された米国特許出願第11/123,053号「HOT MELT ADHESIVE HOSE ASSEMBLY HAVING REDUNDANT COMPONENTS」の一部継続出願である。また、本特許出願は、ダニエルディー．ボーゲット(Daniel D. Bourget)等により２００５年５月６日に出願された米国特許出願第11/123,028号「REDUNDANT CONTROL CIRCUIT FOR HOT MELT ADHESIVE HOSE ASSEMBLY HEATER CIRCUITS AND TEMPERATURE SENSORS」に関係し、ダニエルディー．ボーゲット(Daniel D. Bourget)等により２００５年１０月１７日に出願された米国特許出願第11/250,463号「REDUNDANT CONTROL CIRCUIT FOR HOT MELT ADHESIVE HOSE ASSEMBLY HEATER CIRCUITS AND TEMPERATURE SENSORS」に関係している。以上において列挙した出願のすべては、本引用により、そのすべてが本明細書に包含される。

ホットメルト接着剤供給システムと関連し、一般に、２つの異なるカテゴリにおいて障害が発生可能であり、即ち、損耗に起因した機械的障害と、電気的誤動作に起因した電気的障害である。より詳細には、発生可能な様々なタイプの電気的障害との関連においては、電気的障害は、例えば、ホットメルト接着剤ホース組立体を通じて流れるホットメルト接着剤を所定の温度レベルに維持するために使用されるヒーター回路内において、或いは、ホットメルト接着剤ホース組立体を通じて流れるホットメルト接着剤の温度レベルを効果的に検出するためにホットメルト接着剤ホース組立体と動作可能にまたは熱的に関連付けられており、かつ、ホットメルト接着剤ホース組立体を通じて流れるホットメルト接着剤の望ましい温度レベルが実際に維持されることを保証するために接着剤供給装置(ASU)およびその温度コントローラを通じてヒーター回路を効果的に制御している温度センサ内において発生可能である。従って、ホットメルト接着剤ホース組立体を通じて流れるホットメルト接着剤の適切なまたは望ましい温度レベルを維持することは、当然のことながら、適切に供給し、かつ、これにより、ホットメルト接着剤が実際に特定の基板上に堆積された後に所望の接着剤特性を提供するためにホットメルト接着剤が適切な粘度特性を具備することを保証するために、非常に重要である。いずれの場合にも、即ち、障害がヒーター回路との関連において、或いは、温度センサとの関連において発生するかどうかとは無関係に、このような障害は、通常、障害が発生した構成要素の修理または交換を実施するためのホットメルト接着剤供給生産ラインの長期間にわたるシャットダウンを引き起こし、この結果、価値ある生産時間が失われることになる。

重複温度検知装置を利用したホットメルト接着剤供給装置については、ラーテルマン(Raterman)等により出願され２００５年５月５日公開された米国特許出願公開第2005/0092736号に開示されている。より詳細には、前述の特許公開の図１に実質的に対応している図１から理解できるように、ラーテルマン(Raterman)等の接着剤供給装置は、全体的に参照符号１０によって示されており、かつ、基板上に接着剤２２を堆積させるための接着剤供給ガン２０を有するものとして示されている。接着剤供給ガン２０は、マニホルド１８上に取り付けられており、接着剤２２の在庫を収容する供給タンクまたは接着剤供給装置(ASU)１６が、ホース組立体１２およびポンプ１４によってマニホルド１８に連通されており、ホース組立体１２の注入口端部４２が、ポンプ１４に固定状態において接続されており、ホース組立体１２の放出口端部４４がマニホルド１８に固定状態において接続されている。また、ホース組立体１２には、供給タンクまたは接着剤供給装置(ASU)１６上に取り付けられた電気コネクタ８０を通じてコントローラ３２に接続されたワイヤハーネス２８が提供されており、供給タンクまたは接着剤供給装置(ASU)１６は、供給タンクまたは接着剤供給装置(ASU)１６内に配設されている接着剤２２を所定の温度範囲内に維持するために選択的に制御されているヒーター２６をも含んでいる。

ホース組立体１２は、図１には示されていないがラーテルマン(Raterman)等に対する前述の特許公開には十分に開示されている加熱要素および一対の温度検知装置を更に有しており、この場合に、一対の温度検知装置は、ホース組立体１２を通じて流れる接着剤の温度を検知しており、更には、この場合に、一対の温度検知装置は、ホース組立体１２を通じて流れる接着剤２２の温度を実際に監視するために、コントローラ３２に対して択一的に電気的に接続されている。コントローラ３２は、２つの温度検知装置の一方または双方からの温度を監視すると共に、ホットメルト接着剤を所望の温度レベルに維持するために、２つの温度検知装置の中の特定の一方または双方のものからの判読値に基づいて、加熱要素の動作を制御している。２つの温度検知装置の中の１つのものが誤動作している、或いは、これに障害が発生していると判明した場合には、２つの温度検知装置の中のその特定のものを無効化すると共に、ヒーター制御システム内において機能するために２つの温度検知装置の他方を起動する、或いは、これがアクティブな状態に留まることになる。２つの温度検知装置間における切り換えは、例えば、手作業で温度検知装置をコントローラ入力に配線するなどによって手動的に、或いは、適切なリレーまたはその他の制御動作またはコントローラ３２内に内蔵された回路を通じて自動的に実現可能である。

ラーテルマン(Raterman)等に対する前述の特許出願公開に開示されている重複温度検知装置を利用したホットメルト接着剤供給装置は、機能面においては満足できるものではあるが、その開示内容から、この装置のいくつかの動作上の欠点も明らかである。例えば、重複温度検知装置は開示されているが、重複加熱要素が開示されていないことにまずは留意されたい。これは、前述のように、ホットメルト接着剤ホース組立体を通じて流れるホットメルト接着剤を所定の温度レベルに維持するために使用されるヒーター回路内、および、ホットメルト接着剤ホース組立体を通じて流れるホットメルト接着剤の温度レベルを検出する温度センサ内において、電気的障害が発生可能であるという点に鑑み、非常に重要である。更には、これよりも重要ではないにしても、前述のように、ラーテルマン(Raterman)等の装置またはシステムの重複温度検知装置は、接着剤供給装置(ASU)１６の一部を形成している温度コントローラ３２に緊密に接続されている点も重要である。この結果、ホース組立体１２は、特定の温度コントローラ３２および特定の接着剤供給装置(ASU)１６に緊密に依存しており、かつ、これとの関連においてのみ使用可能である。わずかに異なる観点または視点から見た場合には、ラーテルマン(Raterman)等のホース組立体１２は、任意の接着剤供給装置(ASU)との関連において容易に使用可能である独立型の、自己完結型の、或いは、内蔵型の作動構成要素を構成してはおらず、換言すれば、ラーテルマン(Raterman)等のホース組立体１２は、特定の接着剤供給装置(ASU)から切離し、別の接着剤供給装置(ASU)に動作可能に容易に接続することができない。

米国特許出願第１１／１２３０５３号明細書米国特許出願第１１／１２３０２８号明細書米国特許出願第１１／２５０４６３号明細書米国特許出願公開第２００５／００９２７３６号明細書

従って、この技術分野では、このような重複電気構成要素の中の特定のものに障害が発生した場合に、その障害が発生した電気構成要素を電気回路内におけるその動作可能なまたは機能可能な配設状態から効果的に切断可能であると共に、その他の電気構成要素を電気回路内に効果的に動作可能または機能可能な状態において内蔵できるように、重複ヒーター回路および温度検知装置の両方を効果的に内蔵可能である新規で改良されたホットメルト接着剤ホース組立体に対するニーズが存在している。この結果、障害が発生したホットメルト接着剤ホース組立体の交換を実施するためにホットメルト接着剤供給生産ラインを長期間にわたってシャットダウンする必要がなく、従って、価値ある生産時間を失うことにならない。更には、この技術分野においては、ヒーター回路、温度センサ、および、切換機構を含むホットメルト接着剤ホース組立体が、任意の接着剤供給装置(ASU)およびその温度コントローラとの関連において利用可能である独立型、自己完結型の或いは内蔵型の作動構成要素を効果的に構成している新規で改良されたホットメルト接着剤ホース組立体に対するニーズが存在している。

既述した目的および他の目的は、本発明の開示内容および原理に従い、ホットメルト接着剤ホースコア、ホースコアの外周表面の周りに巻付けられた一対のヒーター回路、ホースコアの外周表面に接触するように配設された一対の温度センサ、並びに、ホットメルト接着剤ホース組立体の一体的な構成要素部分である一対の切換機構を有する新規で改良されたホットメルト接着剤ホース組立体の提供を通じて実現されている。従って、ヒーター回路、温度センサ、および、切換機構を含む新規で改良されたホットメルト接着剤ホース組立体は、任意の接着剤供給装置(ASU)およびその温度コントローラとの関連において利用可能である自己完結型の、独立型の、または内蔵型の作動構成要素を効果的に構成している。まず、第１のヒーター回路をホットメルト接着剤ホース組立体の電気回路に電気的に接続すると共に、同様の方式により、第１の温度センサを、同様に、ホットメルト接着剤ホース組立体の電気回路に電気的に接続している。

この後に、第１のヒーター回路で障害が発生した場合に、この障害が発生した第１のヒーター回路をホットメルト接着剤ホース組立体の電気回路から効果的に切断すると共に、これと実質的に同時に、第２のヒーター回路をホットメルト接着剤ホース組立体の電気回路に電気的に接続するために、電気切換機構の中の１つのものを作動させている。また、ホットメルト接着剤ホース組立体の電気回路内に当初内蔵されていた第１の温度センサに障害が発生した場合にも、同様の切換手順を一対の温度センサとの関連において実装可能である。この結果、ホットメルト接着剤ホース組立体は、即座に交換する必要がなく、例えば、通常の定期の保守手順に従って後から交換可能であり、修理のためにホットメルト接着剤供給生産ラインをシャットダウンする必要がなく、この結果、障害が発生したホットメルト接着剤ホース組立体を交換するための多大なダウンタイムを効果的に回避可能であり、かつ、ホットメルト接着剤供給生産ラインは、生産ダウンタイムを伴うことなく、稼動を継続可能である。

本発明の様々なその他の特徴および付随する利点については、いくつかの図面において類似の参照符号によって類似のまたは対応した部分を表記している添付の図面との関連において、以下の詳細な説明を参照することにより、更に十分に理解することができよう。

まず、添付図面、より詳細には、その図１を参照すれば、本発明の原理および開示内容に従って構築されたホットメルト接着剤を供給するための新規で改良されたホットメルト接着剤ホース組立体が開示されており、その全体が参照符号１０によって示されている。より詳細には、新規で改良されたホットメルト接着剤ホース組立体１０は、ホットメルト接着剤供給アプリケータ、ノズル、または、これらに類似したものに動作可能に接続するための第１の端部取付具１２がその上部に配設されたアプリケータ端部と、接着剤供給装置(ASU)と称されるホットメルト接着剤の供給源に動作可能に接続するための第２の端部取付具１４がその上部に配設された接着剤供給装置端部を有するものとして示されている。これらの端部取付具１２、１４は、テフロン（登録商標）から製造された管状部材１６の両端に配設されており、管状部材の周りには、適切なステンレス鋼製ワイヤの織布層(stainless steel wire braid-type woven layer)２２が配設されており、この端部取付具１２、１４、テフロン（登録商標）チューブ、および、ステンレス鋼製ワイヤの織布層２２は、ホースコアを構成している。ホットメルト接着剤ホース組立体１０のホットメルト接着剤供給元端部をホットメルト接着剤ホース組立体１０のホットメルト接着剤アプリケータまたは供給先端部に連通させ、これにより、不図示のホットメルト接着剤供給装置(ASU)から、不図示のホットメルト接着剤アプリケータまたは供給ノズルに至る、ホットメルト接着剤ホース組立体１０に供給されるホットメルト接着剤用のフロー経路を提供するために、ホットメルト接着剤ホース組立体１０の全体を通じてホースコアが同軸状に延設されていることを観察されたい。

この技術分野において周知のように、ホットメルト接着剤は、通常、不図示のホットメルト接着剤供給装置(ASU)からホットメルト接着剤ホース組立体に、加熱された状態で供給されており、かつ、ホットメルト接着剤がホットメルト接着剤ホース組立体のアプリケータ端部から供給される際に、ホットメルト接着剤が適切な粘度特性を備え或いは有するように、ホットメルト接着剤がホットメルト接着剤ホース組立体を通じて導かれる際にホットメルト接着剤を所定の温度レベルに維持するために、ヒーター回路がホットメルト接着剤ホース組立体と動作可能に関連付けられている。本発明の特徴を表す第１の固有の新規な特徴によれば、ホットメルト接着剤ホース組立体との関連において提供される単一のヒーター回路の代わりに、第１と第２のヒーター抵抗ワイヤから構成された第１と第２のヒーター回路１８、２０が、ホットメルト接着剤ホース組立体１０との関連において提供されている。詳細に後述する目的のために、デュアルヒーターまたは重複ヒーター回路を効果的に構成している第１と第２のヒーター回路１８、２０は、ホースコア１６の外周表面の周りに螺旋状に巻付けられるようになっているが、現実には、第１と第２のヒーター抵抗ワイヤから構成される第１と第２のヒーター回路１８、２０は、ホースコア１６の外周表面との直接的な接触状態において配設されておらず、多層の円筒形または管状ラミネートの外周表面の周りに巻回または巻付けられるようになっている。

より詳細には、ホースコア１６は、その周りに配設された適切なステンレス鋼製ワイヤの織布層２２を具備しており、かつ、ステンレススチールの織布層２２は、好ましくは５０％オーバーラップ法に従って巻付けられたＫＡＰＴＯＮ（登録商標）テープの第１レイヤ２４によって覆われていることを更に観察されたい。このＫＡＰＴＯＮ（登録商標）テープ２４の周りまたは上部には、その内側表面上にのみ配設された適切な接着剤を具備した第２グラスファイバテープ２６が、好ましくは、類似の５０％オーバーラップ法に従って巻きつけられており、第２グラスファイバテープ２６の周りまたはこの上部には、その内側および外側表面の両方に配設された適切な接着剤を具備した第３グラスファイバテープ２８が巻付けられている。第３グラスファイバテープ２８の内側および外側表面の両方が適切な接着剤によってコーティングされている結果として、第１と第２のヒーター回路１８、２０は、これに対して容易に接着可能である。第１のヒーター回路１８は、まず、第１のヒーター回路１８の連続したコイルまたは巻線の間に定義された所定の選択されたピッチまたは間隔に従って、基礎をなしている第３グラスファイバテープ２８の外周表面の周りに巻付けまたは巻回されており、この結果、基礎をなしている第３グラスファイバテープ２８の外周表面の周りに第２のヒーター回路２０が巻付けまたは巻回されたときに、第２のヒーター回路２０のそれぞれのコイルまたは巻線は、第２のヒーター回路２０の連続したコイルまたは巻線の間に定義されたピッチまたは間隔が第１のヒーター回路１８の連続したコイルまたは巻線の間に定義された前述のピッチまたは間隔と実質的に同一になるように、第１のヒーター回路１８の隣接するコイルまたは巻線の間に介在可能であることに留意されたい。この後に、第１と第２のヒーター回路１８、２０は、グラスファバイテープの第４の層３０により、基礎をなしている第３グラスファイバテープ２８に更に固定可能であり、グラスファイバの第４の層は、第２グラスファイバテープ２６に類似したものであってよい。

更に継続すれば、こちらもこの技術分野において周知のように、ホットメルト接着剤がホットメルト接着剤ホース組立体のアプリケータ端部から供給される際にホットメルト接着剤が適切な粘度特性を具備または示すように、ホットメルト接着剤ホース組立体を通じて流れるホットメルト接着剤の温度レベルを効果的に検出または検知し、これにより、この場合にも、ホットメルト接着剤がホットメルト接着剤ホース組立体を通じて導かれる際にホットメルト接着剤が実際に所定の温度レベルにあることを保証するために、温度センサがホットメルト接着剤ホース組立体と動作可能に関連付けられている。従って、デュアルヒーターまたは重複ヒーター回路１８、２０の前述の提供と同様に、本発明の特徴を表す第２の固有の新規な特徴に従って、ホットメルト接着剤ホース組立体との関連において、並びに。第１と第２のヒーター回路１８、２０との関連において提供される単一の温度センサの代わりに、一対の温度センサ３２、３４がホットメルト接着剤ホース組立体１０との関連において提供されている。後程詳述する目的のためにデュアル温度センサまたは重複温度センサを効果的に構成している第１と第２の温度センサ３２、３４は、前述の多層円筒形または管状ラミネートの外部に配設されるようになっており、かつ、デュアル温度センサまたは重複温度センサ３２、３４は、ラミネートされたホットメルト接着剤ホース組立体１０の外側部分の一箇所に互いに直線状に配設されるものとして示されているが、デュアル温度センサまたは重複する一対の温度センサ３２、３４は、同様に、ラミネートされたホットメルト接着剤ホース組立体１０の外側部分の正反対の側に配置することも可能である。温度センサ３２、３４のそれぞれのものは、抵抗温度検出器(Resistance Temperature Detector:RTD)、サーミスタまたは熱電対の何れかを有することができる。

デュアル温度センサまたは重複温度センサ３２、３４のそれぞれのものは、例えば、グラスファイバスリーブ３６、３８などの適切な絶縁体内にそれぞれ収納されるようになっており、温度センサ３２、３４のそれぞれのもの用に提供されたリードワイヤ４０、４２および４４、４６の第１の端部部分は、それぞれに適用された端子４８、５０および５２、５４を具備しており、これらの端子は、例えば、シリコーンゴムによって覆われたグラスファイバスリーブ５６、５８および６０、６２などの適切な絶縁体内にそれぞれ収納されている。同様の方式により、第１と第２のヒーター回路１８、２０を構成しているヒーター抵抗ワイヤの両方も、例えば、第１のヒーター回路１８と動作可能に関連付けられた端子などのその１つのみが参照符号６４によって示されているその第１の端部部分に適用された端子を具備しており、かつ、これらの端子のそれぞれのものは、例えば、その１つのみが参照符号６６によって示されているシリコーンゴムによって覆われたグラスファイバスリーブなどの適切な絶縁体内にそれぞれ収納されている。第１のヒーター回路１８用の端子６４およびシリコーンゴムによって覆われたグラスファイバスリープ構成要素６６、並びに、第２のヒーター回路２０用の不図示の端子およびシリコーンゴムによって覆われたグラスファイバスリーブ構成要素は、ラミネートされたホットメルト接着剤ホース組立体１０の正反対の側の外側表面部分上に配設可能であることに留意されたい。温度センサ３２、３４と、ヒーター回路１８、２０および温度センサ３２、３４用の端子４８、５０、５２、５４、６４のすべては、適切なグラスファイバテープにより、ラミネートされたホットメルト接着剤ホース組立体１０の外側表面部分に固定されるようになっており、かつ、この後に、温度センサ３２、３４およびヒーター抵抗ワイヤ１８、２０用のリードワイヤ４０、４２、４４、４６、６８は、ラミネートされたホットメルト接着剤ホース組立体１０の外側表面部分の周りに巻付けまたは巻回され、ホットメルト接着剤ホース組立体１０の接着剤供給装置側の端部に向かって引き戻されており、かつ、第１の同軸電気ケーブル７２を通じてスイッチ組立体ボックス７０に電気的に接続されるようになっている。

ワイヤ７４によって例示されている追加ワイヤも、同軸電気ケーブル７２に電気的に接続されており、かつ、第２の同軸電気ケーブル７６がスイッチ組立体ボックス７０を第１電気コネクタ組立体７８に相互接続しており、さまざまな追加ワイヤ７４は、ホットメルト接着剤ホース組立体１０の接着剤供給装置側の端部において、例えば、ホットメルト接着剤供給弁、ホットメルト接着剤供給ポンプ、および、これらに類似したものなどの様々な電気構成要素に電気接続を提供するために機能していることに留意されたい。同様の方式により、ワイヤ８０によって例示されている追加ワイヤも、第２電気コネクタ組立体８４に電気的に接続された別の同軸電気ケーブル８２に電気的に接続されており、様々な追加ワイヤ８０は、ホットメルト接着剤ホース組立体１０のアプリケータ側の端部において、例えば、ソレノイドによって制御された供給または放出制御弁、供給または放出ノズル構造、またはこれらに類似したものなどの様々な電気構成要素に電気接続を提供するために機能していることに留意されたい。また、ホットメルト接着剤ホース組立体１０の全体を完成させるべく、前述の追加ワイヤ７４、８０は、グラスファイバテープによって固定されており、この結果、ラミネートされた組立体は、５０％オーバーラップ法に従って巻付けられた絶縁フェルト８６によってラッピングされるようになっている。次いで、その上部に会社名およびロゴ情報を具備したオレンジ色のビニルテープ８８が、絶縁フェルト８６上に巻付けられ、次いで、例えば、ポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）から製造された透明な編み組み型のスリーブ部材９０が、オレンジ色のビニルテープ８８上に装着されている。但し、当然のことながら、その他のタイプのテープまたはスリーブ部材を利用することも可能であることに留意されたい。最後に、嵌め合わせ型の半体またはハウジングから構成されたカフ部材９２、９４および９６、０８をホットメルト接着剤ホース組立体１０の両端のアプリケータおよび接着剤供給装置側端部の周りに固定し、かつ、製品またはデータラベル１００を、ホットメルト接着剤ホース組立体１０の接着剤供給装置側端部において、カフ部材９６、９８から構成されたカフハウジングの周りに固定可能である。但し、この場合にも、２つの部分からなる嵌め合わせ型半体のカフ部材の代わりに、例えば、シュリンクラッピングまたはこれに類似したものなどのその他の被覆または絶縁法或いは構造を利用することも可能である。

本発明の特性を表す更なる固有の新規な特徴によれば、前述のデュアルヒーターまたは重複ヒーター回路１８、２０との関連において、並びに、前述のデュアル温度センサまたは重複温度センサ３２、３４との関連において、二位置式スライド一対の切換機構１０２、１０４が、スイッチボックス組立体７０内に内蔵されており、これらは、デュアルヒーターまたは重複ヒーター回路１８、２０、並びに、デュアル温度センサまたは重複温度センサ３２、３４にそれぞれ電気的に接続されるようになっている。より詳細には、図２を更に参照した結果として更に理解できるように、第１と第２のヒーター回路またはヒーター抵抗ワイヤは参照符号１８、２０によって概略的に示されており、第１と第２の温度センサは参照符号３２、３４によって概略的に示されており、第１と第２の二位置式スライド切換機構は参照符号１０２、１０４によって示されている。二位置式スライド切換機構１０２は、電気端子１０６、１０８、１１０、１１２、１１４、１１６を有するものとして示されており、この場合に、中央端子１１０、１１２は、二位置式スライド切換機構１０２がその第１の上部のまたは第２の下部の位置の何れか１つに配設された際の共通端子を定義しており、二位置式スライド切換機構１０４は、電気端子１１８、１２０、１２２、１２４、１２６、１２８を有するものとして示されており、この場合に、中央端子１２２、１２４は、同様に、二位置式スライド切換機構１０４がその第１の上部のまたは第２の下部の位置の何れか１つに配設された際の共通端子を定義している。

電線１３０、１３２は、二位置式スライド切換機構１０２の共通端子１１０、１１２を、不図示の外部電源に接続しており、電線１３４、１３６は、それぞれ、第１のヒーター抵抗ワイヤ１８の両端に配設された端子を二位置式スライド切換機構１０２の端子１０６、１０８に接続しており、電線１３８、１４０は、それぞれ、第２のヒーター抵抗ワイヤ２０の両端に配設された端子を二位置式スライド切換機構１０２の端子１１４、１１６に接続している。同様に、電線１４２、１４４は、二位置式スライド切換機構１０４の共通端子１２２、１２４を、不図示の外部電源に接続しており、電線１４６、１４８は、それぞれ、第１の温度センサ３２の両端に配設された端子を二位置式スライド切換機構０４の端子１１８、１２０に接続しており、電線１５０、１５２は、それぞれ、第２の温度センサ３４の両端に配設された端子を二位置式スライド切換機構１０４の端子１２６、１２８に接続している。従って、本発明の原理および開示内容に従って構築された新規で改良されたホットメルト接着剤ホース組立体の特性を表す固有の新規な構造的特徴によれば、ヒーター回路またはヒーター抵抗ワイヤ１８、２０、温度センサ３２、３４、および、切換機構１０２、１０４を含む新規で改良されたホットメルト接着剤ホース組立体１０は、不図示の任意の接着剤供給装置(ASU)およびその温度コントローラとの関連において利用可能である自己完結型の、独立型の、または内蔵型の作動構成要素を効果的に構成していることを認識および理解されたい。

図示のように、第１のヒーター抵抗ワイヤ１８および第１の温度センサ３２がホットメルト接着剤ホース組立体の電気システム内に動作可能にまたは電気的に接続されているが、本発明の原理および開示内容によれば、例えば、第１のヒーター抵抗ワイヤ１８内に障害が発生した場合には、オペレータは、第１の二位置式切換機構１０２を、第１の二位置式スライド切換機構１０２が電気端子１０６、１０８、１１０、１１２を効果的に橋絡しているその上部の図示されている位置から、結果的に第１の二位置式スライド切換機構１０２が電気端子１１０、１１２、１１４、１１６を効果的に橋絡することになるその下部の位置に、効果的にスライドさせるべく、第１の二位置式スライド切換機構１０２を作動させるだけでよいことを容易に理解可能である。この結果、障害が発生したまたは不良である第１のヒーター抵抗ワイヤ１８は、ホットメルト接着剤ホース組立体の電気システムから効果的に切断され、次いで、新規な予備のまたは第２の重複ヒーター抵抗ワイヤ２０が、ホットメルト接着剤ホース組立体の電気システム内に電気的に内蔵されることになる。

同様の方式により、例えば、第１の温度センサ３２内に障害が発生した場合には、オペレータは、第２の二位置式切換機構１０４を、第２の二位置式スライド切換機構１０４が電気端子１１８、１２０、１２２、１２４を効果的に橋絡しているその上部の図示されている位置から、結果的に第２の二位置式スライド切換機構１０４が電気端子１２２、１２４、１２６、１２８を効果的に橋絡することになるその下部の位置に、効果的にスライドさせるべく、第２の二位置式スライド切換機構１０４を作動させるだけでよいことを同様に容易に理解可能である。この結果、障害が発生したまたは不良である第１の温度センサ３２は、ホットメルト接着剤ホース組立体の電気システムから効果的に切断され、次いで、新規な予備のまたは第２の重複温度センサ３４がホットメルト接着剤ホース組立体の電気システム内に電気的に内蔵されることになる。従って、障害が発生したヒーター抵抗ワイヤまたは障害が発生した温度センサを有するホットメルト接着剤ホース組立体を交換するためにホットメルト接着剤供給生産ラインをシャットダウンする必要がなくなっており、この理由は、このような交換手順を、例えば、通常の保守手順を実行する時点まで延期可能であるためである。

第１と第２のヒーター抵抗ワイヤ１８、２０の中の何れか１つのものの障害との関連において、または第１と第２の温度センサ３２、３４の中の何れか１つのものの障害との関連において、様々な手段を利用可能である。例えば、第１と第２のヒーター抵抗ワイヤ１８、２０との関連において、並びに、第１と第２の温度センサ３２、３４との関連において、適切な電流検出手段を利用可能であり、この結果、検出電流レベルにおける異常な変化を検出した際に、オペレータ要員に対して警告するために、アラームを発することが可能であり、この結果、当然のことながら、オペレータ要員は、適切な二位置式スライド切換機構１０２、１０４を手動で作動させることができる。或いは、この代わりに、バックアップまたは重複ヒーター抵抗ワイヤ１８、２０の間におけるまたはバックアップまたは重複温度センサ３２、３４の間における切り換えを、オペレータ要員による介入を要することなく、自動的に実現できるように、新規で改良されたホットメルト接着剤ホース組立体１０内に、またはこれとの関連において、自動手段を内蔵することも可能である。更には、アラームを提供することにより、障害が発生したと共に相応して誤りが修正されたという事実をオペレータ要員に通知することも可能であり、この結果、オペレータ要員は、その障害が発生した構成要素は、実際には、次の定期の保守手順において交換すればよいということを知ることになる。

従って、本発明の原理および開示内容によれば、ホットメルト接着剤ホースコア、ホースコアの外周表面の周りに巻付けられた一対のヒーター回路、および、こちらもホースコアの外周表面との接触状態において配設された一対の温度センサを有する新規で改良されたホットメルト接着剤ホース組立体が提供されていることを観察可能である。一対のヒーター回路は、第１の二位置式スライド切換機構を通じてホットメルト接着剤ホース組立体の電気回路に電気的に接続されており、同様の方式により、一対の温度センサも、第２の二位置式スライド切換機構を通じてホットメルト接着剤ホース組立体の電気回路に電気的に接続されている。従って、本発明の原理および開示内容に従って構築された新規で改良されたホットメルト接着剤ホース組立体の特性を表す固有の新規な構造的特徴によれば、ヒーター回路またはヒーター抵抗ワイヤ、温度センサ、および、切換機構を含む新規で改良されたホットメルト接着剤ホース組立体は、任意の接着剤供給装置(ASU)およびその温度コントローラとの関連において利用可能である自己完結型の、独立型の、または内蔵型の作動構成要素を効果的に構成していることを認識および理解されたい。ヒーター回路の中の第１のものの内部に障害が発生した場合には、この障害が発生した第１のヒーター回路をホットメルト接着剤ホース組立体の電気回路から切断すると共に、これと実質的に同時に、ヒーター回路の中の第２のものをホットメルト接着剤ホース組立体の電気回路に電気的に接続するために、第１の二位置式スライド切換機構を作動させる。また、ホットメルト接着剤ホース組立体の電気回路内に当初内蔵されていた温度センサの中の第１のものの内部に障害が発生した場合にも、同様のスイッチング手順を一対の温度センサとの関連において実装可能である。このような重複性により、障害が発生したホットメルト接着剤ホース組立体の交換のために生産を中断する必要性が切断され、この結果、生産時間の消失が防止される。

以上の開示内容に鑑み、本発明の多数の変形および変更が可能であることが明らかである。例えば、重複ヒーター抵抗ワイヤおよび温度センサの提供との関連において本発明について具体的に開示および例示したが、当然のことながら、本発明の原理および開示内容は、例えば、ホットメルト接着剤アプリケータ、接着剤供給装置、カートリッジヒーター、および、これらに類似したものなどのホットメルト接着剤供給システムのその他の電気構成要素に対しても適用可能であろう。更には、それぞれのヒーター抵抗ワイヤまたはそれぞれの温度センサにおける単一の重複性について開示しているが、当然のことながら、このような構成要素における高次の重複性も可能である。従って、添付の請求項の範囲内において、本明細書に具体的に記述されているもの以外の方法により、本発明を実施可能であることを理解されたい。

重複温度検知装置がホットメルト接着剤ホース組立体と動作可能に関連付けられているこれまでの従来技術によるホットメルト接着剤供給システムの斜視図である。本発明の原理および開示内容に従って構築された新規で改良されたホットメルト接着剤ホース組立体の概略図であり、その協働部品を示している。ホットメルト接着剤組立体の電気回路内へのデュアル重複ヒーター回路、デュアル重複温度センサ、および、これら用の二位置式切換機構の内蔵状態を示す概略配線図である。

符号の説明

１０ホットメルト接着剤ホース組立体
１２第１の端部取付具
１４第２の端部取付具
１６ホースコア
１８第１のヒーター回路
２０第２のヒーター回路
２２ステンレス鋼製ワイヤの織布層
３２温度センサ
３４温度センサ
１０２二位置式スライド一対の切換機構
１０４二位置式スライド一対の切換機構

Claims

ホットメルト接着剤ホース組立体において、
ホースコアコンジットであって、ホットメルト接着剤供給装置(ASU)に連通された前記ホースコアコンジットのホットメルト接着剤供給端部部分から、ホットメルト接着剤を供給するためにホットメルト接着剤アプリケータに連通され、前記ホースコアコンジットのホットメルト接着剤アプリケータ端部部分に、ホットメルト接着剤を導くためのホースコアコンジットと、
電源回路と、
第１のヒーター回路であって、前記ホースコアコンジットを通じて導かれる前記ホットメルト接着剤の温度を所定の温度レベルに維持するために、前記第１のヒーター回路が前記電源回路に電気的に接続されたときに前記ホースコアコンジットを加熱するために前記ホースコアコンジットに接続された第１のヒーター回路と、
第２の重複ヒーター回路であって、前記ホースコアコンジットを通じて導かれる前記ホットメルト接着剤の前記温度を前記所定の温度レベルに維持するために、前記第２の重複ヒーター回路が前記電源回路に電気的に接続されたときに前記ホースコアコンジットを加熱するために前記ホースコアコンジットに接続された第２の重複ヒーター回路と、
前記ホースコアコンジットを通じて導かれる前記ホットメルト接着剤の前記温度を前記所定の温度レベルに維持するために、前記ヒーター回路が前記ホースコアコンジットを適切に加熱していることを保証するために前記ホースコアコンジットの温度を検出するために前記ホースコアコンジットに接続された第１の温度センサと、
前記ホースコアコンジットを通じて導かれる前記ホットメルト接着剤の前記温度を前記所定の温度レベルに維持するために、前記ヒーター回路が前記ホースコアコンジットを適切に加熱していることを保証するために前記ホースコアコンジットの温度を検出するために前記ホースコアコンジットに接続された第２の重複温度センサと、
前記第１のヒータ回路、前記第２の重複ヒータ回路、前記第１の温度センサおよび前記第２の重複温度センサに巻付けたグラスファイバテープより成る層と、
前記第１のヒーター回路に障害が発生した場合に、前記ホットメルト接着剤の供給を中断することなく前記ホースコアコンジットを通じて導かれる前記ホットメルト接着剤の前記温度を前記所定の温度レベルに維持するために、前記第２の重複ヒーター回路を前記電源回路に電気的に接続できるように、前記第１のヒーター回路と前記第２の重複ヒーター回路とを択一的に電気的に相互接続する第１の二位置式切換機構と、
前記第１の温度センサに障害が発生した場合に、前記ホースコアコンジットの前記温度を検出し、これにより、前記ホットメルト接着剤の供給を中断することなく前記ホースコアコンジットを通じて導かれる前記ホットメルト接着剤を前記所定の温度レベルに維持することを保証するために前記第２の重複温度センサを前記電源回路に接続できるように、前記第１の温度センサと前記第２の重複温度センサとを択一的に電気的に相互接続する第２の重複二位置式切換機構と、
前記第１のヒータ回路、前記第２の重複ヒータ回路、前記第１の温度センサおよび前記第２の重複温度センサに巻付けた前記グラスファイバテープの層の上に巻付けられたリードワイヤであって、前記第１のヒータ回路、前記第２の重複ヒータ回路、前記第１の温度センサおよび前記第２の重複温度センサを前記第１の二位置式切換機構と前記第２の重複二位置式切換機構とにそれぞれ接続するリードワイヤとを具備し、
前記第１の二位置式切換機構および前記第２の重複二位置式切換機構は、前記第１のヒータ回路、前記第２の重複ヒータ回路、前記第１の温度センサ、前記第２の重複温度センサ、前記第１の二位置式切換機構および前記第２の重複二位置式切換機構を含む前記ホットメルト接着剤ホース組立体が、任意の接着剤供給装置(ASU)との関連において利用可能である自己完結型の、独立型の、内蔵型の作動構成要素を効果的に有するように、前記ホットメルト接着剤ホース組立体に固定状態において接続されている組立体。
前記第１の二位置式切換機構および前記第２の重複二位置式切換機構は、二位置式スライド切換機構を有する請求項１記載の組立体。
前記第１の二位置式切換機構および前記第２の重複二位置式切換機構は単一のスイッチボックス組立体内に配設されている請求項１に記載の組立体。
前記第２の重複二位置式スライド切換機構は、
前記ヒーター回路に電気的に接続された一対の第１の端子と、
前記第２の重複ヒーター回路に電気的に接続された一対の第２の端子と、
前記電源回路に電気的に接続された一対の第３の端子とを含み、
該第２の重複二位置式スライド切換機構は、２つの位置の第１の位置に配置されると、前記一対の第１の端子および一対の第３の端子を通じて前記ヒーター回路を前記電源回路に電気的に接続し、前記２つの位置の第２の位置に配置されると、前記一対の第２の端子および一対の第３の端子を通じて前記第２の重複ヒーター回路を前記電源回路に電気的に接続する請求項２記載の組立体。
前記第１の二位置式スライド切換機構は、
前記第１のヒーター回路に電気的に接続された一対の第１の端子と、
前記第２の重複ヒーター回路に電気的に接続された一対の第２の端子と、
前記電源回路に電気的に接続された一対の第３の端子とを含み、
該第１の二位置式スライド切換機構は、２つの位置の第１の位置に配置されると、前記一対の第１の端子および一対の第３の端子を通じて前記第１のヒーター回路を前記電源回路に電気的に接続し、前記２つの位置の第２の位置に配置されると、前記一対の第２の端子および一対の第３の端子を通じて前記第２の重複ヒーター回路を前記電源回路に電気的に接続する請求項２記載の組立体。