JP5083051B2 - 監視システム、監視装置、被監視装置、監視方法 - Google Patents
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Description
この仮想サーバのゲストOSは、ハードウェアの情報を読み出せない。そのため、ホストOS内またはゲストOS内で収集できる情報だけを、監視センタに送付している。
以下に関連する特許文献1を示す。
図1に実施例による監視システムの構成図を示す。
本実施例による監視システム1は、監視センタ100と、被監視装置の2台のサーバA2、サーバB3を有する構成例である。サーバA2、サーバB3はそれぞれ共有のディスク装置4に接続されている。
監視処理部101は、サーバA2、サーバB3から通報された故障情報から、各サーバA2、サーバB3の物理的な実MACアドレスを取得する。そして、取得した物理的な実MACアドレスを基に故障情報をグループ化する。MACアドレスとは、Media Access Controlアドレスのことである。次に、監視処理部101は、グループ化した故障情報にサーバの装置識別情報(以降装置ID)を対応付けてサポート員に通報する。
これにより、同一のハードウェアによる故障情報を同一故障情報グループとして取りまとめ、関連づけることで、サポート員がまとめて対応することができる。このため、ハードウェア故障に起因したソフトウェアとハードウェアとの切り分けが容易かつ可能となる。
この結果、サポート員は、修理が必要な場合には、必要な交換部品を持ってサーバA2またはサーバB3の修理に出向き、適切な保守サービスを提供する。
被監視装置のサーバA2、サーバB3は、顧客が業務シスムに使用している二重化システムの装置である。
プロセッサ71は、メモリ73にロードされているソフトウェアからの命令に従って各種処理を実行する。
LANアダプタ72は、監視センタ100とサーバA2または監視センタ100とサーバB3との間を接続する。
メモリ73は、ソフトウェア、テーブル等を格納する。
仮想サーバ#1〜#6は、ゲストOS31〜ゲストOS33のもとで、顧客の業務処理のためのアプリケーションソフトウェア21〜23を実行する。アプリケーションソフトウェア21〜23には、仮想サーバ#1〜#6の異常状態を監視する監視エージェント51〜53が搭載されている。仮想サーバ#1〜#6は、仮想計算機の例である。また、ゲストOS31〜ゲストOS33は、仮想MACアドレスを決定するための決定部(図示なし)等を有する。決定部は、後述のホストOS12の仮想MACアドレス決定部82と同一の機能を有する。
監視エージェント51〜53は、初期情報と故障情報を監視センタ100に通報する。監視エージェント51〜53が実行する処理は、後述の監視エージェント62と同様である。
ホストOS12は、故障の監視のために故障処理部61と監視エージェント62を有する。
故障処理部61は、プロセス管理部81と仮想MACアドレス決定部82とを有する。
プロセス管理部81は、故障の監視処理のためのプロセスを管理する。例えば、プロセス管理部81の処理としては、ホストOS12の起動処理、仮想サーバ生成処理、ホストOS12の仮想LANアダプタの設定処理、仮想サーバの起動処理等がある。
仮想MACアドレス決定部82は、ホストOS12が管理する仮想LANアダプタの仮想MACアドレスを決定する。実MACアドレスから仮想MACアドレスへの換算式は、仮想MACアドレス=実MACアドレス+(IPアドレス−ネットワークアドレス)である。
初期情報通報部64は、サーバ起動時に、サーバの装置ID、IPアドレス、MACアドレス、種別、区分を有する初期情報を監視センタ100に通報する。「種別」は、監視センタ100への情報の通報が、初期情報の通報か故障情報の通報かを区別する。初期情報の場合には「0」を種別に設定する。「区分」は、MACアドレスが実MACアドレスの情報であるか仮想MACアドレスの情報であるかを区別する。区分「1」は、実MACアドレス、区分「0」は、仮想MACアドレスを示す。
IPアドレスとは、Internet Protocolアドレスのことである。
故障情報通報部65は、故障発生時に、故障を生じたサーバの装置ID、IPアドレス、MACアドレス、種別を有する故障情報を監視センタ100に通報する。故障情報の場合には、「1」を種別に設定する。故障情報の通報時、MACアドレスとしては、仮想MACアドレスを通報する。
監視処理部101は、初期情報格納部110、故障情報格納部111、実MACアドレス取得部112、グループ化処理部113、出力部14を有する。
初期情報格納部110は、サーバA2およびサーバB3からの初期情報を格納するメモリである。
故障情報格納部111は、サーバA2およびサーバB3からの故障情報およびグループ化情報を格納するメモリである。
実MACアドレス取得部112は、受信した故障情報に含まれるIPアドレスおよび仮想MACアドレスから故障を生じたサーバの実MACアドレスを換算して取得する。換算式は、実MACアドレス=仮想MACアドレス−(IPアドレス−ネットワークアドレス)である。
グループ化処理部113は、故障情報を実MACアドレスによりグループ化する。そして、グループ化処理部113は、初期情報の中の装置IDと実MACアドレスとの関連付けを行い、その結果を故障情報格納部111に格納するとともに、出力部114に出力する。
出力部114は、各種情報を表示する。
装置IDテーブル121は、サーバ毎に、装置ID、OS名、IPアドレスおよびネットマスクを格納する。また、装置IDテーブル121は、装置の設置時に設定されメモリ73に格納される。
図4(a)は、サーバA2の装置IDテーブル121aを示す。サーバA2に含まれる装置の情報を格納するものである。
図4(a)の装置ID1001〜1003は、ゲストOS31〜ゲストOS33に対応している。装置ID1005は、ホストOS12に対応している。
図4(b)は、サーバB3の装置IDテーブル121bを示す。サーバB3に含まれる装置の情報を格納するものである。
図4(b)の装置ID2001〜2003は、ゲストOS31〜ゲストOS33に対応している。装置ID2005は、ホストOS12に対応している。
サーバA2が、ゲストOS32、ゲストOS33を使用し、サーバB3が、ゲストOS31を使用する例である。
サーバA2の起動によりホストOS12の起動処理が行われる(S1ステップ)。
次に、図5のS1ステップの詳細について図6、図7を用いて説明を行う。
まず、ホストOS12に関するデバイスを定義する(S11ステップ)。
具体的には、ホストOS12は、サーバA2に接続されている共有のディスク装置4やLANアダプタ72などを認識して、ホストOS12からアクセス可能な物理デバイス名と、接続装置との対応付けをデバイス名テーブルA131として生成する。
図7(a)は、ホストOS12に対応するデバイス情報を格納するデバイス名テーブルA131である。物理デバイス名sdaは、論理ディスク15、物理デバイス名sdbは、論理ディスク16、物理デバイス名sdcは、論理ディスク17を示す。また、物理デバイス名lanaは、LANアダプタ72を示す。
次に、ホストOS12は、LANアダプタ72内に設定済みのMACアドレスを読み出し、物理デバイス名lanaとMACアドレスとの対応を示すデバイステーブルA132を生成する(図6のS12ステップ)。
図7(b)にデバイステーブルA132を示す。物理デバイス名lanaに対応するMACアドレスは、「00−00−0e−12−10−00」とする例を示す。区分「1」は、デバイステーブルA132に記録されているMACアドレスが実MACアドレスであることを示す。また、活性化を示す状態は「0」である。「0」は、非活性を示す。
図7(c)は、監視センタ100に送るためのサーバA2のホストOS12の初期情報A133を示す。初期情報A133は、ホストOS12の装置ID1005、IPアドレス192.168.10.5、ネットマスク255.255.255.0、MACアドレス00−00−0e−12−10−00、種別「0」、区分「1」で構成される。種別「0」は、初期情報であることを示し、区分「1」は、実MACアドレスを示す。
そして、監視エージェント62は、デバイステーブルA132の活性化の状態「1」を検出し、かつ図7(c)に示す初期情報A133に対応する送付済みのマークA134が「0」であることを検出すると、監視センタ100に初期情報A133を通報する。
初期情報A133が監視センタ100に送付されると、メモリ73に格納されている初期情報A133に対応する送付済みのマークA134を「1」に変更する(図7(c)参照)。
ホストOS12の起動処理が終了する。
次に、ホストOS12は、仮想サーバ#1〜#3の生成処理を行う(図5のS2ステップ)。
次に、図5のS2ステップの詳細の図8、図9において説明する。
具体的には、ホストOS12は、仮想サーバ#1〜#3の生成時に、仮想サーバ#1〜#3がアクセスする共有のディスク装置4や仮想LANアダプタなどのデバイス定義を行う(S21ステップ)。この定義により、仮想サーバ#1〜#3がアクセスする論理デバイス名と物理デバイス名の対応付けが行われるデバイス変換テーブル141が作成される。
図9(a)は、デバイス変換テーブル141の説明図である。
仮想サーバ#1に対して、物理デバイスsdaに対する論理デバイスsd1、物理デバイスlanaに対する論理デバイスlan1を定義している。
仮想サーバ#2に対して、物理デバイスsdbに対する論理デバイスsd2、物理デバイスlanaに対する論理デバイスlan1を定義している。
仮想サーバ#3に対して、物理デバイスsdcに対する論理デバイスsd3、物理デバイスlanaに対する論理デバイスlan1を定義している。
次に、ホストOS32は、仮想LANアダプタに一時的な仮想MACアドレスを設定する(S22ステップ)。
各仮想サーバ#1〜#3の仮想LANアダプタの仮想MACアドレスは、物理デバイスlana上のMACアドレスを読み出すことにより取得される。この仮想MACアドレスは、一時的な仮想MACアドレスである。そして、ホストOS32は、取得した仮想MACアドレスをゲストOS31〜ゲストOS33の論理デバイス名lan1に対応づけてデバイステーブルB142を生成する。
ゲストOS31の論理デバイス名lan1に対応する仮想MACアドレスは、「00−00−0e−12−10−00」である。
ゲストOS32のデバイス名lan1に対応する仮想MACアドレスは、「00−00−0e−12−10−00」である。
ゲストOS33のデバイス名lan1に対応する仮想MACアドレスは、「00−00−0e−12−10−00」である。
また、ゲストOS31〜OS33に対応する仮想LANアダプタの活性化の状態は「0」で非活性状態である。
仮想サーバの生成処理を終了する。
次に、ホストOS12自身からの通信のために、ホストOS12の仮想LANアダプタの設定処理を行う(図5のS3ステップ)。まず、ホストOS12は、物理デバイスlanaに対応する論理デバイスlan1を定義しておく。次に、仮想LANアダプタに仮想MACアドレスを設定するため、ホストOS12の仮想MACアドレス決定部82が、仮想MACアドレスを計算して取得する。
図4に示すホストOS12のIPアドレスからネットワークアドレスを指し引いた値を実MACアドレスに加算し、ホストOS12の仮想MACアドレスを決定する。
ネットマスクが「255.255.255.0」のため、IPアドレスの1ビット目から24ビット目までが、ネットワークアドレスとなる。
(ホストOS12のIPアドレス:192.168.10.5−ネットワークアドレス:192.168.10.0)+(実MACアドレス:「00−00−0e−12−10−00」)=仮想MACアドレス:「00−00−0e−12−10−05」
決定された仮想MACアドレスは、論理デバイスlan1に対応するデバイスデータとしてデバイステーブルC151に格納される。
そして、ホストOS12は、仮想MACアドレスを仮想LANアダプタに設定する。
図10(a)に、デバイステーブルC151を示す。論理デバイスlan1と仮想MACアドレスの対応を示す。区分「0」は、仮想MACアドレスを示す。
仮想LANアダプタの活性化の状態は「0」で非活性状態である。
そして、次に、ホストOS12の仮想LANアダプタを活性化する。このとき、デバイステーブルC151の活性化を示す状態を活性「1」とする(図10(a)を参照)。
初期情報B152が監視センタ100に送付されると、メモリ73に格納されている初期情報B152に対応する送付済みのマークB153を「1」に変更する(図10(b)参照)。
次にホストOS12は、仮想サーバ#2、仮想サーバ#3を起動するため、それぞれゲストOS32,ゲストOS33を起動する(図5のS4ステップ)。
ゲストOS32、ゲストOS33は、各々起動後の処理を行う。
ゲストOS32、ゲストOS33が起動されると、仮想サーバ#2、仮想サーバ#3に設定されるディスク装置4やLANアダプタなどが認識され、ゲストOS32、ゲストOS33上のアプリケーション22、23からアクセス可能な論理デバイス名と、接続装置との対応付けが行われる。
そして、論理デバイス名とアクセス先を示すデバイス名テーブルB161が作成される。すなわちデバイス定義が行われる(S31ステップ)。
テーブルは、ゲストOS32、ゲストOS33について各々生成されるが、まとめて説明を行う。
図12(a)に、ゲストOS32、ゲストOS33のためのデバイス名テーブルB161を示す。論理デバイス名sd2、sd3は、論理ディスク16、論理ディスク17に対応する。また、デバイス名lan1は、仮想LANアダプタを示す。
次に、ゲストOS32、ゲストOS33は、仮想LANアダプタ内に設定済みの一時的な仮想MACアドレス(実MACアドレス)を読み出し、読み出された一時的な仮想MACアドレスに、ゲストOS32、ゲストOS33ごとのIPアドレスからネットワークアドレスを指し引いた値を加算し、仮想MACアドレスを決定する(図11のS32ステップ)。
(ゲストOS32のIPアドレス:192.168.10.2−ネットワークアドレス:192.168.10.0)+一時的な仮想MACアドレス(実MACアドレス):「00−00−0e−12−10−00」=仮想MACアドレス:「00−00−0e−12−10−02」
(ゲストOS33のIPアドレス:192.168.10.3−ネットワークアドレス:192.168.10.0)+ 一時的な仮想MACアドレス(実MACアドレス):「00−00−0e−12−10−00」=仮想MACアドレス:「00−00−0e−12−10−03」である。
次に、デバイステーブルB142のMACアドレスの内容を決定された仮想MACアドレスに変更した新たなデバイステーブルD162が生成される(図11のS33ステップ)。
次に、ゲストOS32、ゲストOS33は、各々初期情報C163を生成し、メモリ73に格納する。このとき、初期情報C163の各装置IDに対応する送付済みのマークC164も「0」に生成され、メモリ73に格納される(図12(c)参照)。
監視エージェント52、53は、各々デバイステーブルD162の活性化を示す状態が「1」であることを検出し、かつ送付済みのマークC164が「0」であることを検出すると、監視センタ100に初期情報C163を通報する。
監視エージェント52、53は、通報完了すると初期情報C163に対応する送付済のマークC164を「1」に変更する(図12(c)参照)。
監視エージェント52、53、62は、各々S41〜S46ステップの処理を行う。
監視エージェント52、53、62は、各々一定時間スリープしている(S41ステップ)。
監視エージェント52、53、62は、各々のスリープが終了すると、対応する活性デバイスの検索を開始する(S42ステップ)。
監視エージェント52、53、62は、活性デバイスの検索のため、対応するデバイステーブルA132、デバイステーブルC151、デバイステーブルD162を読み出す(S43ステップ)。
監視エージェント52、53、62は、活性状態のデバイスに対応する初期情報A133、初期情報B152、初期情報C163および故障情報が未送付か否かをチェックする(S44ステップ)。
対応する初期情報A133、初期情報B152、初期情報C163および故障情報が送付済みの場合は、S41ステップへ戻る。
対応する初期情報A133、初期情報B152、初期情報C163よび故障情報の中で未送付のものがある場合は、該当のデバイス情報を監視センタ100に送付する(S45ステップ)。
次に、メモリ73に格納されている該当の情報に送付済みのマークを書き込む(S46ステップ)。次にS41ステップへ戻る。
図14は、故障情報の説明図を示す。故障情報171は、装置ID1005、装置ID1002、装置ID2001の故障情報を示す。
サーバA2にゲストOS32、ゲストOS33が搭載され、サーバB3にゲストOS31が搭載されており、仮想サーバ#2,仮想サーバ#3,仮想サーバ#4が動作中である。
故障情報は、装置ID、IPアドレス、MACアドレス、故障内容、種別を有する。
種別「1」は、故障情報を示す。
監視エージェント62は、故障情報として、装置ID1005、IPアドレス192.168.10.5、MACアドレス「00−00−0e−12−10−05」、故障内容としてハード異常のエラー番号、故障情報を示す種別「1」が通報される。
監視エージェント52は、故障情報として、装置ID1002、IPアドレス192.168.10.2、MACアドレス「00−00−0e−12−10−02」、故障内容としてソフト異常のエラー番号、種別「1」を通報する。
サーバB3の仮想サーバ#4の監視エージェント51は、故障情報として、装置ID2001、IPアドレス192.168.10.1、MACアドレス「00−00−0e−12−20−01」、ソフト異常のエラー番号、種別「1」を監視センタ100に通報する。
監視テーブル181の中の装置ID1002〜1005に対応する情報がサーバA2の初期情報である。また装置ID2001、装置ID2005に対応する情報がサーバB3の初期情報である。
まず、サーバA2のハードウェア異常の故障情報から実MACアドレスを求める。換算式は、(仮想MACアドレス:「00−00−0e−12−10−05」)−(IPアドレス:192.168.10.5−ネットワークアドレス:192.168.10.0)= 実MACアドレス: 「00−00−0e−12−10−00」である。
すなわち、実MACアドレス:「00−00−0e−12−10−00」をもとに装置ID1005に故障情報をグループ化する。また、実MACアドレス:「00−00−0e−12−20−00」をもとに装置ID2005に故障情報をグループ化する(S64ステップ)グループ化された情報は、故障情報格納部111に格納される。
次に、出力部114がその内容を表示する(S65ステップ)。
サーバA2を示す装置ID1005に故障情報がグループ化される。サーバA2の故障情報の1つ目は、発生日が2007/1/1、時間が10:01:00、装置ID−1005、ハードウェア異常、グループ:00−00−0e−12−10−00である。また、サーバA2の故障情報の2つ目は、発生日2007/1/1、時間10:01:03、装置ID−1002、ソフトウェア異常、グループ00−00−0e−12−10−00である。これらの障害は、時刻が近接して発生しており、関連して発生したものとして表示される。
(付記1)実計算機上で仮想計算機を動作させる被監視装置と前記被監視装置の故障状態を監視する監視装置とを備える監視システムであって、被監視装置は、実計算機の装置識別情報および実MACアドレスを有する初期情報を監視装置に通報する初期情報通報部と、前記実MACアドレスおよび各計算機のIPアドレスを基に、各計算機の仮想MACアドレスを決定する仮想MACアドレス決定部と、前記各計算機のいずれかで故障が発生した場合に、故障が発生した計算機の仮想MACアドレスおよびIPアドレスを含む故障情報を監視装置に通報する故障情報通報部と、を備え、監視装置は、前記被監視装置から受信した初期情報を格納する格納部と、前記被監視装置から受信した故障情報の中のIPアドレスおよび仮想MACアドレスに基いて対応する実計算機の実MACアドレスを取得する実MACアドレス取得部と、取得された実MACアドレスに基づいて前記故障情報をグループ化し、グループ化した故障情報を前記装置識別情報に関連付けをするグループ化処理部と、前記装置識別情報に関連付けをした故障情報を出力する出力部と、を備える監視システム。
(付記2)仮想MACアドレス決定部は、IPアドレスからネットワークアドレスを差し引いた値を実MACアドレス情報に加算して決定することを特徴とする付記1記載の監視システム。
(付記3)実MACアドレス取得部は、IPアドレスからネットワークアドレスを差し引いた値を仮想MACアドレス情報から減算して取得することを特徴とする付記1記載の監視システム。
(付記4)実計算機上に複数の仮想計算機を搭載する被監視装置の故障状態を監視する監視装置であって、前記被監視装置から受信した実計算機の装置識別情報および実MACアドレスを有する初期情報を格納する格納部と、前記被監視装置から受信した各計算機のIPアドレスおよび仮想MACアドレスを有する故障情報に基いて対応する実計算機の実MACアドレスを換算する実MACアドレス取得部と、取得された実MACアドレスに基づいて前記故障情報をグループ化し、グループ化した故障情報を前記装置識別情報に関連付けをするグループ化処理部と、前記装置識別情報に関連付けされた故障情報を出力する出力部と、を有することを特徴とする監視装置。
(付記5)監視装置により故障状態を監視される、実計算機上で仮想計算機を動作させる被監視装置であって、実計算機の装置識別情報および実MACアドレスを有する初期情報を監視装置に通報する初期情報通報部と、前記実MACアドレスおよび各計算機のIPアドレスを基に各計算機の仮想MACアドレスを決定する仮想MACアドレス決定部と、前記各計算機のいずれかで故障が発生した場合に、故障が発生した計算機の仮想MACアドレスおよびIPアドレスを含む故障情報を監視装置に通報する故障情報通報部と、を備えることを特徴とする被監視装置。
(付記6)実計算機上に複数の仮想計算機を搭載する被監視装置の状態を監視する監視装置の監視方法であって、前記被監視装置から前記実計算機の装置識別情報および実MACアドレスを有する初期情報を受信するステップと、受信した初期情報の中の前記装置識別情報および前記実MACアドレス情報を関連付けて記憶装置に格納するステップと、記被監視装置から各計算機のIPアドレスおよび仮想MACアドレスを有する故障情報を受信するステップと、受信した故障情報の中のIPアドレスおよび仮想MACアドレスに基づいて対応する実計算機の実MACアドレスを取得するステップと、取得された実MACアドレスにもとづいて前記故障情報をグループ化し、グループ化した情報を前記装置識別情報に関連付けをするステップと、装置識別情報に関連付けされた故障情報を出力する出力ステップと、を有することを特徴とする監視装置の監視方法。
(付記7)仮想MACアドレス決定部は、IPアドレスからネットワークアドレスを差し引いた値を実MACアドレス情報に加算して決定することを特徴とする付記5記載の被監視装置。
(付記8)実MACアドレス取得部は、IPアドレスからネットワークアドレスを差し引いた値を仮想MACアドレス情報から減算して取得することを特徴とする付記4記載の監視装置。
(付記9)複数の仮想計算機を格納する共有ディスク装置を有し、仮想計算機は、共有ディスク装置から複数の被監視装置に分散して搭載されていることを特徴とする付記1記載の監視システム。
2 サーバA
3 サーバB
4 ディスク装置
11 ハードウェア
12 ホストOS
15〜17 論理ディスク
21〜23 アプリケーションソフトウェア
31〜33 ゲストOS
41〜43 仮想ハードウェア
51〜53、62 監視エージェント
61 故障処理部
64 初期情報通知部
65 故障情報通知部
71 プロセッサ
72 LANアダプタ
73 メモリ
81 プロセス管理部
82 仮想MACアドレス決定部
100 監視センタ
101 監視処理部
110 初期情報格納部
111 故障情報格納部
112 実MACアドレス取得部
113 グループ化処理部
114 出力部
121 装置IDテーブル
131 デバイス名テーブルA
132 デバイステーブルA
133 初期情報A
134 マークA
141 デバイス変換テーブル
142 デバイステーブルB
151 デバイステーブルC
152 初期情報B
153 マークB
161 デバイス名テーブルB
162 デバイステーブルD
163 初期情報C
164 マークC
171 故障情報
181 監視テーブル
Claims (6)
- 実計算機上で仮想計算機を動作させる被監視装置と前記被監視装置の故障状態を監視する監視装置とを備える監視システムであって、
被監視装置は、
実計算機の装置識別情報および実MACアドレスを有する初期情報を監視装置に通報する初期情報通報部と、
前記実MACアドレスおよび、実計算機および仮想計算機の各々のIPアドレスを基に、実計算機および仮想計算機の各々の仮想MACアドレスを決定する仮想MACアドレス決定部と、
前記実計算機および仮想計算機のいずれかで故障が発生した場合に、故障が発生した実計算機または仮想計算機の仮想MACアドレスおよびIPアドレスを含む故障情報を監視装置に通報する故障情報通報部と、を備え、
監視装置は、
前記被監視装置から受信した初期情報を格納する格納部と、
前記被監視装置から受信した故障情報の中のIPアドレスおよび仮想MACアドレスに基いて対応する実計算機の実MACアドレスを取得する実MACアドレス取得部と、
取得された実MACアドレスに基づいて前記故障情報をグループ化し、グループ化した故障情報を前記装置識別情報に関連付けをするグループ化処理部と、
前記装置識別情報に関連付けをした故障情報を出力する出力部と、を備える監視システム。 - 仮想MACアドレス決定部は、IPアドレスからネットワークアドレスを差し引いた値を実MACアドレス情報に加算して決定することを特徴とする請求項1記載の監視システム。
- 実MACアドレス取得部は、IPアドレスからネットワークアドレスを差し引いた値を仮想MACアドレス情報から減算して取得することを特徴とする請求項1記載の監視システム。
- 実計算機上に複数の仮想計算機を搭載する被監視装置の故障状態を監視する監視装置であって、
前記被監視装置から受信した実計算機の装置識別情報および実MACアドレスを有する初期情報を格納する格納部と、
前記被監視装置から受信した実計算機または仮想計算機のIPアドレスおよび仮想MACアドレスを有する故障情報に基いて対応する実計算機の実MACアドレスを換算する実MACアドレス取得部と、
取得された実MACアドレスに基づいて前記故障情報をグループ化し、グループ化した故障情報を前記装置識別情報に関連付けをするグループ化処理部と、
前記装置識別情報に関連付けされた故障情報を出力する出力部と、を有することを特徴とする監視装置。 - 監視装置により故障状態を監視される、実計算機上で仮想計算機を動作させる被監視装
置であって、
実計算機の装置識別情報および実MACアドレスを有する初期情報を監視装置に通報する初期情報通報部と、
前記実MACアドレスおよび、実計算機および仮想計算機の各々のIPアドレスを基に実計算機および仮想計算機の各々の仮想MACアドレスを決定する仮想MACアドレス決定部と、
前記実計算機および仮想計算機のいずれかで故障が発生した場合に、故障が発生した実計算機または仮想計算機の仮想MACアドレスおよびIPアドレスを含む故障情報を監視装置に通報する故障情報通報部と、を備えることを特徴とする被監視装置。 - 実計算機上に複数の仮想計算機を搭載する被監視装置の状態を監視する監視装置の監視方法であって、
前記被監視装置から前記実計算機の装置識別情報および実MACアドレスを有する初期情報を受信するステップと、
受信した初期情報の中の前記装置識別情報および前記実MACアドレス情報を関連付けて記憶装置に格納するステップと、
前記被監視装置から実計算機または仮想計算機のIPアドレスおよび仮想MACアドレスを有する故障情報を受信するステップと、
受信した故障情報の中のIPアドレスおよび仮想MACアドレスに基づいて対応する実計算機の実MACアドレスを取得するステップと、
取得された実MACアドレスにもとづいて前記故障情報をグループ化し、グループ化した情報を前記装置識別情報に関連付けをするステップと、
装置識別情報に関連付けされた故障情報を出力する出力ステップと、を有することを特徴とする監視装置の監視方法。
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